JP2005174215A - セキュアデバイスと情報処理装置と端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カードサービスの実行のためにユーザが行うPINの入力操作を簡略化できるICカードを提供する。
【解決手段】第1通信手段と第2通信手段と複数のカードアプリ21とを備えるICカード20に、全てのカードアプリがアクセス可能な情報仲介手段22を設ける。カードアプリ21は、第1通信手段を通じてR/W30からPIN要求を受信したとき、情報仲介手段22で保持されたPINを読み出してR/W30に送信し、情報仲介手段22は、カードアプリ21がR/W30と通信する前に、第2通信手段を通じて携帯電話機10から書き込まれたPINを保持する。ユーザは利用を希望するサービスのPINを入力するだけで所望のサービスが受けられ、カードアプリ選択の手間が不要となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICカード等のセキュアデバイスと、それを搭載する携帯電話等の情報処理装置と、セキュアデバイスと通信してサービスを実行するPOS端末等の端末装置に関し、カード機能の実行時に要求される暗証情報の入力を容易にするものである。
近年、ICカードは、電子決済用カードや定期券、入金機能付きプリペイド乗車券等に広く利用されている。最近では、微細化技術の向上とも相俟って、比較的大容量の記憶空間を持つICカードが作られており、このようなICカードは、カードサービスを実行する複数のカードアプリケーション(以下、アプリケーションを「アプリ」と略称する)を格納して、複数の用途に対応するマルチアプリカードとして使用することができる。
ICカードの通信方式には、ICカードの電気的接点にリーダ・ライタを接触して記録情報の読み書きを行う接触通信と、無線通信で情報をやり取りし、リーダ・ライタとの物理的な接触を必要としない非接触通信との二通りがある。
ICカードの国際標準規格には、接触通信に関するISO7816と、非接触通信に関するISO14443とが存在している。この国際標準規格では、ICカードのカードアプリとリーダ・ライタ側の端末アプリとのデータのやり取りは、端末アプリからカードアプリに送られる「コマンド」と、カードアプリから端末アプリに送られる「レスポンス」とが基本になると規定しており、コマンド及びレスポンスの形式を指定するAPDU(Application Protocol Data Unit)が決められている。そのため、ICカードは受動的な動作しかできない。
また、最近は、接触通信及び非接触通信の両方が可能なチップ状のICカードを携帯電話機に装着し、この携帯電話機を電子財布や定期券の代わりに使用することも行われている。例えばICカードにプリペイド乗車券の情報が記録されている場合では、ユーザが携帯電話機の対応する端末アプリを起動して、キー操作で残金表示を指示すると、携帯電話機から接触通信でICカードにその指示が入力し、ICカードの残金情報が読み出されて携帯電話機の画面に表示される。また、この携帯電話機を駅の自動改札機に翳すと、改札機のリーダ・ライタから、非接触通信で、ICカードに情報データの読み出しや書き換えの指示が入力し、この指示に従ってICカードに記録された残金データが更新される。
また、下記特許文献1には、この携帯電話機のICカードによる非接触通信処理が正常に行われたとき、携帯電話機の表示手段を使って、カード機能が正常に動作したことを表示する装置が記載されている。このICカードは、複数のカードアプリの中から外部リーダ・ライタが指定したカードアプリを起動して、外部リーダ・ライタとの間で、利用するサービスに応じたカード利用通信(非接触通信)を行い、そのカード利用通信が正常に終了すると、その旨を示す通知信号とアプリIDとを携帯電話機の制御部に送信する。これを受信した制御部は、アプリIDに応じてあらかじめ定められた報知情報を携帯電話機の表示手段から出力する。
特開2003−60748号公報
ICカードが搭載される携帯電話機は、キーパッドや、ディスプレー、通信機能、端末アプリ実行機能等を有しているから、ICカードの非接触通信でのカード処理に連動して、これらの携帯電話機能を使用することにより、より利便性、操作性及び機能性の高いサービスが実現できる。前記特許文献1に記載されている装置も、携帯電話の表示手段を使ってICカードの非接触通信処理に連動する表示を行うことを目指している。
しかし、国際標準規格に合致するICカードは、外部リーダ・ライタから非接触通信で送信されたコマンドに対して、レスポンスを返すだけの受動的な動作のみが可能であって、前記特許文献1に記載されたICカードのように、携帯電話機の制御部に自ら通知信号やアプリIDを送信することはできない。そのため、国際標準規格を満たすICカードを携帯電話機に搭載して、ICカードの非接触通信でのカード処理に連動した動作を携帯電話機で行わせるには、新たな発想が必要であり、その実現には解決すべき課題が多々存在する。
例えば、ICカードが搭載された携帯電話機を決済端末の外部リーダ・ライタに翳してICカードによる決済処理を行う場合に、その決済に必要な本人認証用暗証番号(PIN)を携帯電話機から入力しようとすると、ICカードの非接触通信処理を妨げずにPIN入力をどの時期に行うか、PIN入力の要求をICカードから携帯電話機にどのように知らせるか、携帯電話機から入力したPINを、ICカードを通じて決済端末にどのように伝えるか、等の課題がある。
また、携帯電話機に搭載したICカードが複数のカードサービスに対応したマルチアプリカードである場合は、入力するPINが、実行される決済サービス(即ち、起動されるカードアプリ)と対応している必要があり、カードアプリに対応するPINを如何にしてユーザに入力させるか、という点が課題になる。
マルチアプリカードを搭載した携帯電話機を外部リーダ・ライタに翳すと、一つのサービスしか実行しない機器の外部リーダ・ライタは、ICカードに対して、起動すべきカードアプリを指定し、そのカードアプリと外部リーダ・ライタとの間でカード通信処理が行われる。
しかし、ユーザがカードアプリに対応したPINを入力する場合は、ICカードに保持された多数のカードアプリの中から該当するカードアプリを選択してPINを入力しなければならず、ユーザは、その選択に多くの手間を費やすことになる。
この場合、ICカードに保持されたカードアプリの一覧(カードアプリIDのリスト)を表示することができれば、カードアプリ選択の手間は軽減されるが、一般にICカードは、セキュリティ保持の観点から、内部に持つカードアプリを一覧形式で外部に提供することは行っていない。
また、マルチアプリカードがA社及びB社のクレジットカード機能を持ち、外部リーダ・ライタが両方のサービスに対応できる場合では、A社のカード機能の使用を希望するユーザは、該当するカードアプリを選択してPINを入力することになるが、このときもユーザは、カード機能の選択に多くの手間を必要とする。
本発明は、こうした問題点を解決するものであり、カードサービスの実行のためにユーザが行わなければならない、PIN等の入力操作を簡略化し、カード機能の利便性を高めることができるセキュアデバイス、情報処理装置及び端末装置を提供することを目的としている。
そこで、本発明では、第1の通信手段と、第2の通信手段と、1または複数のカード機能手段(カードアプリ)とを備えるセキュアデバイスに、全てのカード機能手段からアクセスが可能な受け渡し情報仲介手段を設け、カード機能手段は、第1の通信手段を通じて外部リーダ・ライタからサービスの実施に必要な暗証情報の要求を受信したとき、受け渡し情報仲介手段で保持されている暗証情報を読み出して外部リーダ・ライタに送信し、受け渡し情報仲介手段は、カード機能手段が第1の通信手段を通じて外部リーダ・ライタと通信する前に、第2の通信手段を通じて情報処理装置から書き込まれた暗証情報を保持するようにしている。
このセキュアデバイスの受け渡し情報仲介手段には、ユーザが情報処理装置から入力した暗証情報が最初に書き込まれる(暗証情報先行入力方式)。外部リーダ・ライタにより起動されたカード機能手段は、受け渡し情報仲介手段から、この暗証情報を読み出して外部リーダ・ライタに送信する。外部リーダ・ライタは、暗証情報の照合が成功するまで、起動するカード機能手段(即ち、カードサービス)を順次更新する。そのため、ユーザは、利用を希望するサービスの暗証情報を入力するだけで所望のサービスを受けることができ、カードアプリを選択する手間は一切掛からない。
また、本発明では、第1の通信手段と、第2の通信手段と、1または複数のカード機能手段とを備えるセキュアデバイスに、全てのカード機能手段からアクセスが可能な受け渡し情報仲介手段を設け、カード機能手段は、第1の通信手段を通じて外部リーダ・ライタからサービスの特定情報とそのサービスの実施に必要な暗証情報の要求とを受信したとき、受け渡し情報仲介手段に暗証情報が保持されている場合は、その暗証情報を読み出して外部リーダ・ライタに送信し、受け渡し情報仲介手段に暗証情報が保持されていない場合は、受け渡し情報仲介手段にサービスの特定情報を書き込み、また、受け渡し情報仲介手段は、第2の通信手段を通じて情報処理装置にサービスの特定情報を提供し、情報処理装置から書き込まれた暗証情報を保持するようにしている。
このセキュアデバイスの受け渡し情報仲介手段には、外部リーダ・ライタから受信した各サービスの特定情報が書き込まれ、この情報が情報処理装置に読み出されて、情報処理装置にサービス一覧情報が表示される。ユーザは、この一覧情報を参照し、利用を希望するサービスの暗証情報を入力する(一覧情報表示方式)。
また、本発明のセキュアデバイスでは、第1の通信手段が非接触通信を行い、第2の通信手段が接触通信を行う。
また、本発明では、暗証情報先行入力方式のセキュアデバイスを保持する情報処理装置に、セキュアデバイスの第1の通信手段による通信の終了を監視する状態監視手段と、暗証情報の入力画面を表示し、入力された暗証情報を、セキュアデバイスの第2の通信手段を通じてセキュアデバイスの受け渡し情報仲介手段に書き込むミドルウェアとを設けている。
このミドルウェアによって、ユーザが情報処理装置から入力した暗証情報が、セキュアデバイスの受け渡し情報仲介手段に最初に書き込まれる。
また、本発明では、一覧情報表示方式のセキュアデバイスを保持する情報処理装置に、セキュアデバイスの第1の通信手段による通信の終了を監視する状態監視手段と、状態監視手段が前記通信の終了を検知したとき、セキュアデバイスの第2の通信手段を通じてセキュアデバイスの受け渡し情報仲介手段にアクセスし、受け渡し情報仲介手段で保持されているサービスの特定情報を取得するミドルウェアとを設け、ミドルウェアは、取得した情報に基づいてサービスの一覧情報を表示するとともに、サービスの実施に必要な暗証情報の入力画面を表示し、入力された暗証情報を受け渡し情報仲介手段に書き込むようにしている。
そのため、ユーザは、外部リーダ・ライタで扱うサービスを知らなくても、サービスの一覧情報を見て、その中で利用を希望するサービスの暗証情報を入力すれば、所望のサービスを受けることができる。カードアプリを選択する手間は一切掛からない。
また、本発明の情報処理装置は、取得した情報に基づいてサービスの一覧情報を表示して、サービスの指定情報と当該サービスの実施に必要な暗証情報との入力を促し、入力されたサービス指定情報及び暗証情報を受け渡し情報仲介手段に書き込むようにしている。
この装置では、入力画面からサービスとそのサービスの実施に必要な暗証情報とを入力するため、サービスを指定するユーザの手間が増えることになるが、複数のサービスに対して同一のPINが設定されている場合に、利用可能なサービスの中から一つのサービスを選択して実行させることが可能になる。
本発明のセキュアデバイスは、情報処理装置に着脱可能な状態で装着され、あるいは、情報処理装置に一体的に埋め込まれる。
また、本発明では、複数のカード機能手段を備えるセキュアデバイス(マルチアプリカード)と通信して、実行可能な複数のサービスの中から選択したサービスを実行する端末装置が、選択したサービスに対応するカード機能手段を起動して、サービスの実施に必要な暗証情報を要求し、このカード機能手段から送られた暗証情報が異常である場合に、他のサービスを選択し、当該サービスに対応するカード機能手段を起動して、当該サービスの実施に必要な暗証情報を要求するように構成している。
この端末装置は、暗証情報先行入力方式に対応して、実行可能な複数のサービスの中から一つのサービスを自動的に選択して実行する。
本発明のセキュアデバイス、情報処理装置及び端末装置は、カードサービスの実行のためにユーザが行う暗証情報の入力操作を簡略化することができる。それにより、カードサービスの実行が迅速化できる。
また、本発明のセキュアデバイスは、コマンドを受信してレスポンスを返す受動的な動作だけを行っており、国際標準規格に適合している。そのため、このセキュアデバイスは汎用性を有している。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態では、セキュアデバイスが接触通信及び非接触通信の両機能を持つICカードであり、情報処理装置が携帯電話機であり、このICカードがクレジット決済端末等との間で決済処理を進めるために必要なPINを、携帯電話機から入力する場合について説明する。
携帯電話機に装着されたICカードは、接触通信により携帯電話機と情報をやり取りする。また、このICカードが外部リーダ・ライタの通信圏内に入るように携帯電話機を外部リーダ・ライタに翳した場合には、ICカードは、非接触通信により外部リーダ・ライタと情報をやり取りする。
また、ICカードは、携帯電話機と情報の受け渡しを行う専用のカードアプリ(受け渡し情報仲介アプリ)を備えている。ICカードに格納されたどのカードアプリも、この受け渡し情報仲介アプリにアクセスして情報を書き込んだり、読み出したりすることができる。また、携帯電話機においては、受け渡し情報仲介アプリとの情報受け渡しをミドルウェアが受け持つ。
図1は、この携帯電話機10、ICカード20、及び、外部リーダ・ライタ30の構成を模式的に示している。ICカード20は、サービスプロバイダーが作成した各種サービスを実行する複数のカードアプリ21と、携帯電話機10との情報の受け渡しを一元的に行う受け渡し情報仲介アプリ22と、受け渡す情報を一時的に格納する情報格納部23と、通信処理やファイル管理を実行するカードOS24とを備えている。また、携帯電話機10は、カードアプリ21の処理に連動した携帯電話機内での動作を実行する端末アプリ11と、端末アプリ11に対して情報受け渡しのサービスを行うミドルウェア12と、携帯電話機10の動作を制御するデバイスドライバ13とを備えている。
図2では、携帯電話機10の端末アプリ11と、ICカード20のカードアプリ21と、決済端末の決済端末アプリとの関係を例示している。ICカード20には、カードアプリとして、決済アプリA、決済アプリB、決済アプリC、決済アプリD、電子チケットアプリA、電子チケットアプリB及び住居鍵アプリが搭載されており、決済端末は、この内の決済アプリB及び決済アプリCを用いて決済サービスを行う決済端末アプリを有している。一方、携帯電話機10には、決済アプリA、決済アプリC、決済アプリD、電子チケットアプリB及びゲームアプリの端末アプリ11が搭載されている。携帯電話機10内の端末アプリ11の一覧(メニュー)は、携帯電話機10の表示画面上で見ることができ、ユーザは、このメニューから、例えば決済アプリAの端末アプリ11を起動して、ICカード20の決済アプリAから、その決済サービスでの残額等を読み出すことができる。しかし、前述するように、携帯電話機10は、ICカード20からカードアプリ21の一覧情報を求めることはできない。
また、カードアプリには必ずしも対応する端末アプリがあるわけではないので(例えば、決済アプリB用の端末アプリは存在しないが、ICカード内には決済アプリB用のカードアプリが存在している)、携帯電話機10の表示画面上で見る端末アプリの一覧からカードアプリの一覧情報を求めることもできない。
また、ICカード20の全てのカードアプリ21は、受け渡し情報仲介アプリ22にアクセスすることができ、外部リーダ・ライタ30からカードアプリ21に送られた情報を受け渡し情報仲介アプリ22の情報格納部23に書き込んだり、携帯電話機10のミドルウェア12が受け渡し情報仲介アプリ22に書き込んだPINを読み出したりすることができる。
この受け渡し情報仲介アプリ22は、例えばJava(登録商標)言語でカードアプリが作成されるJava(登録商標)カードでは、Shareable Interfaceを利用して実現できる。ICカードでは、複数のカードアプリが安全に共存できるようにファイアーウォールでカードアプリ間を隔離しているが、Shareable Interfaceは、ファイアーウォールに妨げられずにカードアプリにアクセスできるインタフェースである。
また、携帯電話機10のミドルウェア12も、受け渡し情報仲介アプリ22との相互認証を行えば、それ以降は受け渡し情報仲介アプリ22に自由にアクセスすることができる。
また、携帯電話機10のデバイスドライバ13は、ICカード20の非接触通信の状態を監視するため、ICカード20にポーリング信号を送り続ける。ICカード20は、この処理状態監視のポーリング信号に対して、非接触通信をしていれば「実施中」と応答し、非接触通信をしていなければ「未実施」と応答するため、デバイスドライバ13は、ICカード20における非接触通信の終了を検出することができる。
図3は、決済処理における、携帯電話機10、ICカード20及び決済端末の外部リーダ・ライタ30間の処理フローを示している。
この装置では、ICカード20で決済処理を行おうとするユーザが、携帯電話機10からPINを入力する。このとき、携帯電話機10のミドルウェア12は、携帯電話機10のディスプレーにPIN入力ウィンドウを表示し(1)、ユーザは、携帯電話機10のキーを操作して、利用しようとする決済サービスのPINを入力する。いま、ユーザは、決済アプリCのサービスを受けようとして、この決済サービス用のPINを入力したとする。このPIN入力は、ユーザのサービス選択の意思を確認するものであり、ユーザは、それ以外のサービス選択の操作を必要としない。
ミドルウェア12は、ICカード20の受け渡し情報仲介アプリ22と相互認証を行った後、受け渡し情報仲介アプリ22を通じて情報格納部23に、ユーザが入力したPINを書き込み(2)、それと同時に、携帯電話機10のミドルウェア12は、ICカード20の状態監視を開始する(3)。
ユーザは、ICカード20を装着した携帯電話機10を決済端末の外部リーダ・ライタ30の前に翳し、外部リーダ・ライタ30の通信圏内に進入したICカード20が非接触通信を始める。
外部リーダ・ライタ30は、ICカード20に対し、決済端末の決済サービスに対応するカードアプリの一つ(ここでは決済アプリB)を指定して、その起動を指示する(4)。カードアプリ(決済アプリB)21から起動OKの応答があると、外部リーダ・ライタ30は、そのカードアプリ(決済アプリB)21と相互認証を行った後(5)、携帯電話機に提示する決済額の情報とPIN要求とをカードアプリ(決済アプリB)21に送る(6)。
PIN要求を受けたカードアプリ(決済アプリB)21は、受け渡し情報仲介アプリ22にアクセスして、情報格納部23に格納されている情報を要求し(7)、受け渡し情報仲介アプリ22から、ミドルウェア12によって書き込まれたPINを取得すると(8)、このPINを外部リーダ・ライタ30に送信する(9)。
このPINの照合は、外部リーダ・ライタ30と接続するセンター等で行われる。ユーザが入力したPINは、元々決済アプリCの決済サービスに使用されているものであるため、この照合には失敗し、外部リーダ・ライタ30からカードアプリ(決済アプリB)21にPIN異常が通知され(10)、カードアプリ(決済アプリB)21との決済処理は失敗して終える。
次に、外部リーダ・ライタ30は、ICカード20に対し、決済端末の決済サービスに対応する次のカードアプリ(決済アプリC)を指定して、その起動を指示する(11)。カードアプリ(決済アプリC)21から起動OKの応答があると、外部リーダ・ライタ30は、そのカードアプリ(決済アプリC)21と相互認証を行った後(12)、決済額情報とPIN要求とをカードアプリ(決済アプリC)21に送る(13)。
PIN要求を受けたカードアプリ(決済アプリC)21は、受け渡し情報仲介アプリ22にアクセスして、情報格納部23に格納されている情報を要求し(14)、ミドルウェア12によって書き込まれたPINを取得すると(15)、そのPINを外部リーダ・ライタ30に送信する(17)。
このPINの照合に成功すると決済処理が実行され、処理終了通知が外部リーダ・ライタ30からカードアプリ(決済アプリC)21に送られる(17)。こうして、ICカード20と外部リーダ・ライタ30との非接触通信は終了する。
ICカード20の非接触通信が終了すると、ICカード20の状態監視を続けている携帯電話機10のミドルウェア12は、それを検知する。
なお、ここでは、外部リーダ・ライタ30が、起動するカードアプリ21として、決済アプリBを先に指定する場合について説明したが、決済アプリCを先に指定した場合には、その段階で決済処理は成功し、ICカード20と外部リーダ・ライタ30との非接触通信は終了する。この場合、図3の処理フローは、「処理状態監視(3)」の後、「カードアプリC起動(11)」に移行する。
また、決済端末が一つの決済アプリ(例えば、決済アプリC)に対応する決済端末アプリしか有していない場合は、ユーザが最初に決済アプリCのPINを一回だけ入力すれば、外部リーダ・ライタ30が決済アプリCを指定して決済処理を実行し、その決裁処理に成功することになる。この場合、図3の処理フローは、「処理状態監視(3)」の後、「カードアプリC起動(11)」以下の処理のみが行われることになる。
このように、この装置では、ユーザによって携帯電話機10から入力されたPINがICカード20の受け渡し情報仲介アプリ22に書き込まれ、外部リーダ・ライタ30により起動された各カードアプリ21が、順次、受け渡し情報仲介アプリ22から、このPINを読み出して外部リーダ・ライタ30に送信する。外部リーダ・ライタ30は、カードアプリから送られたPINにより決済処理が成功するまで、起動するカードアプリを順次更新する。
そのため、ユーザは、利用を希望する決済サービスが、決済端末の扱う決済サービスの中に含まれていることを知っている場合に、利用を希望する決済サービスのPINを一回だけ入力するだけで、所望の決済サービスを受けることができ、カードアプリを選択する手間は一切掛からず、ユーザの利便性が格段に向上する。
また、このICカード20は、コマンドを受信してレスポンスを返す受動的な動作だけを行っており、国際標準規格に適合している。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態では、ユーザが、決済端末の扱う決済サービスを知らない場合でも、PIN入力を簡単に実施できる装置について説明する。
この装置における携帯電話機及びICカードの構成は、第1の実施形態(図1)と同じである。
ユーザは、PIN入力を行う前に、この携帯電話機10を外部リーダ・ライタ30に翳して、ICカード20と外部リーダ・ライタ30とのカード通信処理を行わせる。外部リーダ・ライタ30は、決済端末の決済サービスに対応するカードアプリ21を順次起動して決済処理を試みる。このとき、外部リーダ・ライタ30は、決済サービスを特定する情報(決済端末アプリ名等)をカードアプリ21に渡し、この情報が受け渡し情報仲介アプリ22に書き込まれる。カードアプリ21を起動して行われた決済処理は、PINが入力されていないため、ことごとく失敗するが、受け渡し情報仲介アプリ22には、決済端末で扱われる決済サービスの情報が全て集まる。
携帯電話機10のミドルウェア12は、受け渡し情報仲介アプリ22からこの情報を読み出して、決済端末で扱う決済サービスの一覧情報を携帯電話機10に表示し、ユーザは、これを見て、利用しようとする決済サービスのPINを入力する。
次いで、ユーザは、再び携帯電話機10を外部リーダ・ライタ30に翳し、ICカード20と外部リーダ・ライタ30とのカード通信処理を行わせる。外部リーダ・ライタ30は、前回と同様、決済端末の決済サービスに対応するカードアプリ21を順次起動して決済処理を試み、ユーザが利用しようとする決済サービスのカードアプリ21を起動した時にPIN照合が成功して決済処理が完了する。
図4及び図5は、この間の携帯電話機10、ICカード20及び決済端末の外部リーダ・ライタ30間の処理フローを示している。
ユーザは、ICカード20を装着した携帯電話機10を決済端末の外部リーダ・ライタ30の前に翳し、携帯電話機10のミドルウェア12は、ICカード20の状態監視を開始する(1)。外部リーダ・ライタ30は、ICカード20に対し、決済端末の決済サービスに対応するカードアプリの一つ(ここでは決済アプリB)を指定して、その起動を指示する(2)。カードアプリ(決済アプリB)21から起動OKの応答があると、外部リーダ・ライタ30は、そのカードアプリ(決済アプリB)21と相互認証を行った後(3)、携帯電話機に提示する決済額の情報とPIN要求とをカードアプリ(決済アプリB)21に送る(4)。このとき、外部リーダ・ライタ30は、決済端末アプリIDとユーザ向け表示用アプリ名とをカードアプリ(決済アプリB)21に伝える。
PIN要求を受けたカードアプリ(決済アプリB)21は、受け渡し情報仲介アプリ22にアクセスして、情報格納部23に格納されているPIN情報を要求する(5)。しかし、受け渡し情報仲介アプリ22から取得した情報にはPINが含まれていないため(6)、カードアプリ(決済アプリB)21は、受け渡し情報仲介アプリ22を通じて情報格納部23に、外部リーダ・ライタ30から受信した決済額情報、決済端末アプリID及びユーザ向け表示用アプリ名を書き込み(7)、外部リーダ・ライタ30にはNGを応答する。
NGを受信した外部リーダ・ライタ30は、決済端末の他の決済サービスに対応するカードアプリ(決済アプリC)を指定して、その起動を指示する(8)。カードアプリ(決済アプリC)21から起動OKの応答があると、外部リーダ・ライタ30は、そのカードアプリ(決済アプリC)21と相互認証を行った後(9)、決済額の情報と決済端末アプリIDとユーザ向け表示用アプリ名とPIN要求とをカードアプリ(決済アプリC)21に送る(10)。
カードアプリ(決済アプリC)21は、受け渡し情報仲介アプリ22にアクセスして情報格納部23に格納されているPIN情報を要求する(11)。しかし、受け渡し情報仲介アプリ22から取得した情報にはPINが含まれていないため(12)、カードアプリ(決済アプリC)21は、受け渡し情報仲介アプリ22を通じて情報格納部23に、外部リーダ・ライタ30から受信した決済額情報、決済端末アプリID及びユーザ向け表示用アプリ名を書き込み(13)、外部リーダ・ライタ30にはNGを応答する。
外部リーダ・ライタ30は、こうして、ICカード20から、決済端末の決済サービスに対応するカードアプリ21を順次指定して決済処理を行い、その全てに失敗するとICカード20との非接触通信を終了する。
デバイスドライバ13を通じてICカード20の状態監視を続けていた携帯電話機10のミドルウェア12は、ICカード20の非接触通信の終了を検知すると(14)、ICカード20の受け渡し情報仲介アプリ22の起動を指示する(15)。受け渡し情報仲介アプリ22から起動OKの応答があると、ミドルウェア12は、受け渡し情報仲介アプリ22と相互認証を行った後(16)、情報取得のコマンドを受け渡し情報仲介アプリ22に送る(17)。これを受けた受け渡し情報仲介アプリ22は、情報格納部23で保持している情報(決済端末が扱う決済サービスの決済端末アプリIDとユーザ向け表示用アプリ名、及び、決済額情報)をレスポンスデータとする応答をミドルウェア12に返す(18)。ミドルウェア12は、取得した情報を解釈し(19)、決済額とともに、決済端末が扱う決済サービスのユーザ向け表示用アプリ名を一覧表示したサービス選択ウィンドウを表示し(20)、さらに、PIN入力用のPIN入力ウィンドウを表示する(21)。ユーザは、サービス選択ウィンドウを参照し、利用しようと決めた決済サービス(ここでは決済アプリBに対応する決済サービスとする)で用いているPINをPIN入力ウィンドウから入力する。ミドルウェア12は、受け渡し情報仲介アプリ22にアクセスして、このPINを情報格納部23に書き込む(22)。
ユーザは、ICカード20を装着した携帯電話機10を再び決済端末の外部リーダ・ライタ30の前に翳す。外部リーダ・ライタ30は、ICカード20に対し、決済端末の決済サービスに対応するカードアプリの一つ(ここでは決済アプリB)を指定して、その起動を指示する(23)。カードアプリ(決済アプリB)21から起動OKの応答があると、外部リーダ・ライタ30は、そのカードアプリ(決済アプリB)21と相互認証を行った後(24)、決済額情報と決済端末アプリIDとユーザ向け表示用アプリ名とPIN要求とをカードアプリ(決済アプリB)21に送る(25)。
カードアプリ(決済アプリB)21は、受け渡し情報仲介アプリ22にアクセスして情報格納部23に格納されているPIN情報を要求し(26)、受け渡し情報仲介アプリ22からPIN情報を取得すると(27)、そのPINを外部リーダ・ライタ30に送信する(28)。
PINの照合に成功すると、決済端末で決済処理が実行され、処理終了通知が外部リーダ・ライタ30からカードアプリ(決済アプリB)21に送られて(29)、決済処理が終了する。
このように、この装置では、ICカード20の受け渡し情報仲介アプリ22に、決済端末で扱う全ての決済サービスの情報が記録され、この情報が携帯電話機10に読み出されて、携帯電話機10のディスプレーに一覧表示される。そのため、ユーザは、その表示から利用可能な決済サービスを知ることができ、その中の利用を希望する決済サービスのPINを入力すれば、所望の決済サービスを受けることができる。カードアプリを選択する手間は一切掛からない。
また、ユーザは、この携帯電話機10のディスプレーに一覧表示された利用可能な決済サービスから一つを選択し、PIN入力ウィンドウから、選択したサービスのPINを入力してもよい。
この場合、ユーザの手間として、「決済サービスの選択入力」という1ステップが増えることになるが、1つのPINを複数の決済サービスで設定しているときに有効な方法となる。なお、携帯電話機10のディスプレーにサービスの一覧を表示し、指定されたサービスや入力されたPINの情報を受け渡し情報仲介アプリ22の情報格納部23に書き込む動作は、ミドルウェア12だけでなく、携帯電話機10の端末アプリ11が実行することもできる。また、サービスの一覧情報の表示と、入力画面とは、必ずしも同時に表示する必要はない。
また、このICカード20は、コマンドを受信してレスポンスを返す受動的な動作だけを行っており、国際標準規格に適合している。
なお、ここでは、外部リーダ・ライタ30が、起動したカードアプリ21に決済端末アプリIDとユーザ向け表示用アプリ名とを伝え、カードアプリ21が、これらの情報を受け渡し情報仲介アプリ22に書き込む場合について説明したが、カードアプリ21が、決済端末アプリID及びユーザ向け表示用アプリ名の情報をあらかじめ保持し、外部リーダ・ライタ30の指示で、それらの情報を受け渡し情報仲介アプリ22に書き込むようにしても良い。
また、各実施形態ではICカードを携帯電話機に装着する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。携帯電話機に代えて、PDA(Personal Digital Assistant)、メール端末、小型パーソナルコンピュータ、ゲーム機など、各種の情報処理装置を用いることができる。また、ICカードは、APDU形式のコマンドに応じてカードアプリを動作させることができるセキュアデバイスであれば、どのようなものでも使用可能である。セキュアデバイスの形状は、カード状でもチップ状でも良く、情報処理装置に埋め込む形態であっても良い。
また、各実施形態では、決済処理を承認するPINの入力について説明したが、この発明は、アプリを起動する際の認証用のPINやパスワード等の暗証情報の入力などにも適用することができる。
本発明のセキュアデバイス、情報処理装置及び端末装置は、決済カード、交通機関の定期券や乗車券、劇場等の入場券、医療カード、行政機関発行カード等の各種のカード機能を使用する分野で利用することができ、カード機能の実行に必要なPINやパスワード等の暗証情報の入力が要求される場合の煩雑さを解消することができる。
本発明の第1の実施形態における携帯電話機及びICカードの構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態における端末アプリ、カードアプリ、決済端末アプリの関係を例示する図 本発明の第1の実施形態における携帯電話機、ICカード及び外部リーダ・ライタの動作を示すシーケンス図 本発明の第2の実施形態における携帯電話機、ICカード及び外部リーダ・ライタの動作を示すシーケンス図 本発明の第2の実施形態における携帯電話機、ICカード及び外部リーダ・ライタの動作を示すシーケンス図(図4のつづき)
符号の説明
10 携帯電話機
11 端末アプリ
12 ミドルウェア
13 デバイスドライバ
20 ICカード
21 カードアプリ
22 受け渡し情報仲介アプリ
23 情報格納部
24 カードOS
30 外部リーダ・ライタ

Claims (9)

  1. 第1の通信手段と、第2の通信手段と、1または複数のカード機能手段とを備えるセキュアデバイスであって、
    全てのカード機能手段からアクセスが可能な受け渡し情報仲介手段を具備し、
    前記カード機能手段は、前記第1の通信手段を通じて外部リーダ・ライタからサービスの実施に必要な暗証情報の要求を受信したとき、前記受け渡し情報仲介手段で保持されている暗証情報を読み出して外部リーダ・ライタに送信し、
    前記受け渡し情報仲介手段は、前記カード機能手段が前記第1の通信手段を通じて外部リーダ・ライタと通信する前に、前記第2の通信手段を通じて情報処理装置から書き込まれた前記暗証情報を保持することを特徴とするセキュアデバイス。
  2. 第1の通信手段と、第2の通信手段と、1または複数のカード機能手段とを備えるセキュアデバイスであって、
    全てのカード機能手段からアクセスが可能な受け渡し情報仲介手段を具備し、
    前記カード機能手段は、前記第1の通信手段を通じて外部リーダ・ライタからサービスの特定情報と前記サービスの実施に必要な暗証情報の要求とを受信したとき、前記受け渡し情報仲介手段に暗証情報が保持されている場合は、前記暗証情報を読み出して外部リーダ・ライタに送信し、前記受け渡し情報仲介手段に暗証情報が保持されていない場合は、前記受け渡し情報仲介手段に前記サービスの特定情報を書き込み、
    前記受け渡し情報仲介手段は、前記第2の通信手段を通じて情報処理装置に前記サービスの特定情報を提供し、前記情報処理装置から書き込まれた暗証情報を保持することを特徴とするセキュアデバイス。
  3. 前記第1の通信手段が非接触通信を行い、前記第2の通信手段が接触通信を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセキュアデバイス。
  4. 請求項1に記載のセキュアデバイスを保持する情報処理装置であって、
    前記セキュアデバイスの第1の通信手段による通信の終了を監視する状態監視手段と、
    暗証情報の入力画面を表示し、入力された暗証情報を、セキュアデバイスの第2の通信手段を通じて前記セキュアデバイスの受け渡し情報仲介手段に書き込むミドルウェアと
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項2に記載のセキュアデバイスを保持する情報処理装置であって、
    前記セキュアデバイスの第1の通信手段による通信の終了を監視する状態監視手段と、
    前記状態監視手段が前記通信の終了を検知したとき、セキュアデバイスの第2の通信手段を通じて前記セキュアデバイスの受け渡し情報仲介手段にアクセスし、前記受け渡し情報仲介手段で保持されているサービスの特定情報を取得するミドルウェアと
    を備え、前記ミドルウェアは、取得した情報に基づいてサービスの一覧情報を表示するとともに、前記サービスの実施に必要な暗証情報の入力画面を表示し、入力された暗証情報を前記受け渡し情報仲介手段に書き込むことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5の情報処理装置は、取得した情報に基づいてサービスの一覧情報を表示して、サービスの指定情報と当該サービスの実施に必要な暗証情報の入力を促し、入力されたサービス指定情報及び暗証情報を前記受け渡し情報仲介手段に書き込むことを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記セキュアデバイスが、着脱可能な状態で装着されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の情報処理装置。
  8. 前記セキュアデバイスが、一体的に埋め込まれていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 複数のカード機能手段を備えるセキュアデバイスと通信して、実行可能な複数のサービスの中から選択したサービスを実行する端末装置であって、
    選択したサービスに対応するカード機能手段を起動して、サービスの実施に必要な暗証情報を要求し、前記カード機能手段から送られた暗証情報が異常であるとき、他のサービスを選択し、当該サービスに対応するカード機能手段を起動して、当該サービスの実施に必要な暗証情報を要求することを特徴とする端末装置。
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JP2007272728A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Japan Research Institute Ltd Icカード及びicカードシステム
JP2009512086A (ja) * 2005-10-17 2009-03-19 フランス テレコム 移動体端末におけるアプリケーションを管理するための方法及びシステム
US8950661B2 (en) 2012-10-01 2015-02-10 International Business Machines Corporation Realizing desktop metaphors on a computer

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