JP2005173926A - Image processing apparatus, method, program, and storage medium - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、画像読み取りデバイス(CCD(Charged Coupled Device)及びCIS(Contact Image Sensor))の双方に対応可能であり、各デバイスにより読み取った画像データのメモリへの格納、その格納したデータの読み出しを矩形領域単位に制御する画像処置技術に関するものである。 The present invention is compatible with both image reading devices (CCD (Charged Coupled Device) and CIS (Contact Image Sensor)), and stores image data read by each device in a memory and reads out the stored data. The present invention relates to an image processing technique for controlling a rectangular area unit.
従来の画像処理装置における、スキャナ画像処理回路の構成を示すブロック図を図20に示す。画像読み取りデバイスとしては、CCD2010またはCIS2110といった光学素子が用いられ、主走査方向のライン単位に所定の出力形式に従ったデータが、それぞれCCDインタフェース(I/F)回路2000、CISインタフェース(I/F)回路2100によりA/D変換され、メインメモリ2200に格納される。この場合、CCD2010はR、G、Bに対応したデータがそれぞれパラレルに出力されるのに対し、CIS2110から出力される信号はLEDの点灯順位に従い、R、G、Bのデータがシリアルに出力されるという、出力データの特性の相違により、それぞれ専用のインタフェース回路が設けられ、所定のA/D変換処理を経て、読み取られた画像データがメインメモリ2200に格納される構成となっていた(例えば、特許文献1を参照。)。
FIG. 20 is a block diagram showing the configuration of the scanner image processing circuit in the conventional image processing apparatus. As an image reading device, an optical element such as a
そのため、読み取った画像データをメインメモリ2200上に展開するために、何れのデバイス(例えば、CCDまたはCIS)を使用するかに依存することとなり、画像データの入力処理の専用化が不可欠となっていた。つまり、画像処理回路としては、何れの画像読み取りデバイスを採用するかによりカスタマイズされることになり、画像処理回路の汎用化、低コスト化を阻む要因となっていた。
Therefore, in order to develop the read image data on the
また、図20において、各画像処理ブロック(シェーディング補正処理部2300、文字判定処理部2320、フィルタ処理部2340、変倍処理部2350、無彩色判定処理部2360、ブロック属性判定処理部2370等)には、専用のラインバッファ2400a〜2400fが設けられている。このような回路構成において、メインメモリ2200に格納されたデータを、主走査方向に複数ライン分読み出し、専用のラインバッファ(2400a〜2400f)に格納して、個別の画像処理を施すという構成が採られていた。
Also, in FIG. 20, each image processing block (shading
しかしながら、各処理部ごとに専用のラインバッファ2400a〜fを設ける回路構成では、処理をすることができる主走査方向の最大画素数は各処理部に設けられた専用のラインバッファのメモリ容量に依存することとなり、処理のスループットを制限する要因となっていた。
However, in a circuit configuration in which
また、処理能力を向上させるために、画像処理回路のハードウエア構成において、ラインバッファの容量の増加はコスト負担を大きくし、画像処理装置全体の低コスト化を阻む要因となっていた。
このように、従来の画像処理装置は、装置内部に構成される各画像処理部における処理のスループットがラインバッファの容量に依存し、画像処理装置全体の低コスト化を阻むとともに、汎用性を欠くものとなっていた。 As described above, in the conventional image processing apparatus, the throughput of processing in each image processing unit configured in the apparatus depends on the capacity of the line buffer, which prevents cost reduction of the entire image processing apparatus and lacks versatility. It was a thing.
そこで、本発明は、装置内部に構成される各画像処理部の構成メモリ量を減らして画像処理回路の汎用性を高めることを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to increase the versatility of an image processing circuit by reducing the configuration memory amount of each image processing unit configured in the apparatus.
上記課題を解決するための本発明は、画像データの入力手段と、前記入力された画像データを格納する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に格納された画像データを、第1の矩形領域毎に第2の記憶手段に格納する第1の制御手段と、前記第1の矩形領域における画像データが、文字データ及び無彩色データの少なくともいずれであるかを判定する領域判定手段とを備える画像処理装置であって、前記入力された画像データを所定の変倍率に応じて変倍する変倍手段と、前記領域判定手段における判定結果を前記変倍後の画像データの画素数分だけ展開する展開手段と、前記変倍された画像データを無彩色化処理する無彩色化処理手段と、前記格変倍された画像データと、前記無彩色化処理された画像データとの入力を受け付け、前記展開された判定結果に基づき、前記受け付けた画像データのいずれかを選択して出力する画像データ選択手段と、前記展開された判定結果に基づいて画像形成テーブルを選択するテーブル選択手段と、前記選択された画像形成テーブルと、前記選択された画像データとを利用して、出力画像データを生成する出力画像データ生成手段とを備えること特徴とする。 In order to solve the above problems, the present invention provides image data input means, first storage means for storing the input image data, and image data stored in the first storage means. First control means for storing in the second storage means for each rectangular area, and area determination means for determining whether the image data in the first rectangular area is at least character data or achromatic data An image processing apparatus comprising: a scaling unit that scales the input image data according to a predetermined scaling factor; and a determination result in the region determination unit that is equal to the number of pixels of the image data after scaling. Only the unfolding means for unfolding, the achromatic processing means for achromatic processing of the scaled image data, the scaled image data, and the achromatic processing image data are input. Acceptance, the exhibition An image data selection unit that selects and outputs one of the received image data based on the determined determination result, a table selection unit that selects an image formation table based on the developed determination result, and the selected Output image data generating means for generating output image data using the image forming table and the selected image data.
以上の本発明によれば、装置内部に構成される各画像処理部の構成メモリ量を減らして画像処理回路の汎用性を高めることができる。 According to the above-described present invention, the versatility of the image processing circuit can be increased by reducing the configuration memory amount of each image processing unit configured in the apparatus.
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施例にかかる画像処理装置200の概略的な構成を示すブロック図である。スキャナインタフェース(以下、「スキャナI/F」と称する)部10には、アナログフロントエンド(AFE)15を介して、CCD17、CIS18が接続し、個別の専用回路を介在することなく、その読み取りデータを画像処理装置200に取り込むことができる。20はスキャナ画像処理部であり、スキャナI/F部10の処理によりメインメモリ100に展開された画像データに対して、画像処理動作モード(カラーコピー、モノクロコピー、カラースキャン、モノクロスキャン等)に応じた画像処理を実行する処理部である。
FIG. 1 is a block diagram illustrating a schematic configuration of an
プリンタ画像処理部30は、スキャナ画像処理部20による画像処理の結果、得られたデータをプリンタに出力するための画像形成処理を行う処理ユニットであり、例えばN値化処理を施す。スキャナ画像処理部20及びプリンタ画像処理部30の処理内容に関しては後に詳細に説明する。40は本発明装置の記録部としてレーザービームプリンタ(以下、LBPと称する)が接続された場合のLBPインターフェース部(以下、LBPI/F部と称する)、45はLBPI/F部40に接続されたLBPである。
The printer
50、60はJPEG、JBIGモジュールであり、所定の規格に準拠した画像データの圧縮、伸張処理を実行する処理部である。65はスキャナI/F部10、スキャナ画像処理部20、プリンタ画像処理部30、LBPI/F部40、JPEG50、JBIG60に接続されたDMA制御部(以下、LDMACと称する)であり、前述した各処理部にはLDMACが有する各チャンネルが接続されている。
例えばスキャナ画像処理部20にはLDMAC65のチャンネル1(以下、DMAC/1ch)が接続されている。LDMACの各チャンネルは、メモリ制御部70と協働して、各画像処理部(10、20、30)とメインメモリ100との間のデータ授受に関し、DMA制御するための所定のアドレス情報を生成、設定する。例えば、画像読み取りデバイスの種類、CCD17、CIS18の別に応じて、スキャナI/F部10で読み取り処理された画像データをメインメモリ100にDMA転送するためのアドレス情報をDMAのチャンネルごとに生成し、または、メインメモリ100上に展開された画像データを読み出すためのアドレス情報をDMAのチャンネルに応じて生成し、スキャナ画像処理部20にDMA転送する等、メインメモリ100と、種々のインタフェース部(10、40)、画像処理部(20、30)間におけるDMA制御をメモリ制御手段70と共に司るユニットとして機能する。
For example, the scanner
70はメモリ制御部であり、画像処理系の第1BUS80及びコンピュータ系の第2BUS85とをそれぞれ接続し、メインメモリ100に対するデータの書き込み、読み出しのための制御を行う。80は、画像処理系の各処理部(10〜60)間でデータを授受することが可能な第1BUSであり、85は、CPU180、通信及びユーザインタフェース制御部170、メカトロ系制御部125等が接続されるコンピュータ系の第2BUSである。
90は第2BUS85と第2BUS85に接続された各制御部間のDMA制御を行う制御部であり、ROMISA97を介してROM95と接続し、画像読み取りデバイス(CCD17やCIS18)に応じて、適した制御パラメータ、制御プログラムが設定される。制御パラメータ等を画像読み取りデバイスに応じて種々設定することができるので、CCD17、CIS18の個別のデータ出力形式に応じた画像データの入力処理が可能となるため、専用のインタフェース回路を設ける必要がなくなる。
A
メカトロ系制御部125にはモータ制御部110と、モータの駆動タイミングや、画像処理系の処理の同調を制御するためのタイミング制御を司る割り込みタイマー制御部120が含まれる。
The mechatronics
LCD制御部130は、画像処理装置の種々の設定、処理状況等をLCD135に表示するための表示制御を司るユニットである。
The
140、150は周辺機器との接続を可能にするUSBインタフェース部であり、図1では、インクジェットプリンタ175が接続した状態を示している。
160はメディアアクセス制御(MAC)部であり、接続する機器に対してデータをどのようなタイミングで送り出せばよいか(アクセス)等を制御するユニットである。180はCPUであり、画像処理装置200の全体的な動作を制御する。
次に、読み取りデバイスであるCCD17あるいはCIS18により読み取られたデータのフローに関して説明する。スキャナI/F部10は、画像読み取りデバイスとして、CCD17及びCIS18に対応可能であり、両画像読み取りデバイスの信号を入力処理する。ここで入力された画像データは、LDMAC65/0ch及びメモリ制御部70によりDMA転送されてメインメモリ100上に展開される。
Next, the flow of data read by the
図3にLDMAC65の概略的な構成と画像読み取りデバイス(CCD17、CIS18)により読み取った画像データを格納するメインメモリ100との関係を示す。画像データをメインメモリ100にDMA転送して格納する処理は、LDMAC65のI/O制御ユニット651と、メインメモリ100とスキャナ画像処理部20との間でデータの授受を制御するI/P制御ユニット652と、更に、メインメモリ100をリングバッファとして使用する場合、データの書き込みと、読み出しを調停するためのバッファコントローラ655が含まれる。
FIG. 3 shows the relationship between the schematic configuration of the
<I/O制御ユニット651の構成>
ここで、I/O制御ユニット651は、データ調停ユニット651aと、第1書き込みデータインタフェース(I/F)部651bと、I/Oインタフェース部651cとを有している。I/Oインタフェース部651cは、メインメモリ100にデータを格納するために生成した所定のアドレス情報を第1書き込みデータI/F部651bに設定する。また、スキャナI/F部10より出力される画像データを受信して、I/O制御ユニット651内の各バッファチャンネル(以下、「チャンネル」と称する)(ch0〜ch2)にデータを格納する。
<Configuration of I /
Here, the I /
第1書き込みデータI/F部651bはメモリ制御部70に対してデータの転送を行うための第1BUS80と接続し、生成された所定のアドレス情報に従って各チャンネル(ch0〜ch2)に格納されているデータをメモリ制御部70にDMA転送する。
The first write data I /
データ調停ユニット651aは、各チャンネルに格納されているデータの読み出しを行い、第1書き込みデータI/F部651bの書き込み処理に合わせて各チャンネルのデータの受け渡しを行う。第1書き込みデータI/F部651bはバッファコントローラ655と接続し、後に説明するI/P制御ユニット652によるデータの読み出し、もしくは書き込みとアクセスが競合しないよう制御される。
The
このアクセスの制御により、メモリ制御部70が接続されているメインメモリ100をリングバッファとして使用した場合であっても、メインメモリ100に格納されているデータの読み出し前に、同一のメモリアドレスにデータをオーバライトする等のトラブルを防止することができ、メモリリソースを有効に活用することが可能になる。また、以上説明したように、読み取りデバイスによって読み取られた画像データの転送は、専用のDMAチャンネルによりメインメモリ100に展開するので、DMA転送時のアドレス制御を画像読み取りデバイスに合わせて切替えることにより、専用のインターフェース回路を有することなく画像データの取り込みを行える。
Even when the
なお、図1においては上記I/O制御ユニット651及びI/P制御ユニット652をそれぞれDMAC/ch0及びDMAC/ch1と記載している。また、図1において、LDMAC65内部構成であるDMAC/2ch〜5chにおいても図3に記載した構成となっており、メインメモリ100に対して書き込みと読み取りを行うチャンネルに関してはI/O制御ユニット651及びI/P制御ユニット652の構成からなる。
In FIG. 1, the I /
メインメモリ100に展開された画像データは、所定の矩形領域ごとに、対応する画像データ、即ちR、G、Bデータ、もしくはモノクロ画像データとして、スキャナ画像処理部20に入力され、矩形領域毎に画像処理が実行される。矩形領域ごとに画像処理を行うために、CPU180は画像読み取りデバイス(CCD17/CIS18)の受光素子の感度のばらつきやLED19の光量のばらつき等を補正するシェーディング(SHD)補正データをメインメモリ100内に準備し、矩形領域のシェーディングデータ及び矩形領域の画像データは、後に説明するI/P制御ユニット72によりスキャナ画像処理部20にDMA転送される。
The image data developed in the
図4は、矩形領域の画像データをメインメモリ100からスキャナ画像処理部20のブロックバッファRAM210(図2)に転送する際のデータの読み出しを説明するための図である。
FIG. 4 is a diagram for explaining reading of data when image data in a rectangular area is transferred from the
スキャナ画像処理部20で処理される画像データの特定の方法について、図4(a)中の領域(0,0)を例として説明する。まず、領域(0,0)の有効画素領域abcdを処理する場合、有効領域以上の画像データ領域(AB1CD1)を設定しなければならない。ここで、有効画素領域とは、スキャナ画像処理部20において処理が実行される場合に注目画素となりえる画素が存在する領域を意味し、当該画素が存在する領域の形状が矩形の場合には特に有効矩形領域と呼ぶ。また、上記のように有効画像領域以上の画像データを設定するのは、有効領域の境界付近に存在する注目画素に対してフィルタリング処理等の処理を行うためには、その周囲画素を参照しなければならないからである。以下の説明において、特に、有効画素領域や有効矩形領域と断らずに領域を指定する場合には、有効画素領域に処理に必要な周辺画素まで含めた領域、即ち、領域(0,0)であれば、画像データ領域AB1CD1を言うものとする。
A specific method of image data processed by the scanner
図4(c)は有効画素領域abcdの処理に際して利用される周囲画素を説明するための図である。ここにおいて、NmはLDMAC65がスキャナ画像処理部20に対して入力する矩形画像領域の主走査方向画素数を表し、Nsは副走査方向画素数を表している。Naは有効画素領域abcdに対して必要となる左端側の必要画素数を、同様にNbは右端側必要画素数を、Ncは上端側画素数を、Ndは下端側画素数をそれぞれ表す。
FIG. 4C is a diagram for explaining surrounding pixels used in the processing of the effective pixel region abcd. Here, Nm represents the number of pixels in the main scanning direction of the rectangular image area input by the
例えば、有効画素領域における任意の注目画素に対して5×5のフィルタリング処理を施す場合、注目画素を中心として主走査方向に5画素、副走査方向に5画素が必要となるので、領域の境界に位置する注目画素を考慮すればNa、Nb、Nc、Ndは全て2画素となる。 For example, when a 5 × 5 filtering process is performed on an arbitrary target pixel in the effective pixel region, five pixels in the main scanning direction and five pixels in the sub-scanning direction are required around the target pixel, so that the boundary of the region Na, Nb, Nc, and Nd are all two pixels when the target pixel located at is considered.
つまり、この場合の有効画素数は(Nm−2−2)*(Ns−2−2)画素となる。更に、カラーコピーを行う場合は、文字の判定をするため、画像処理モードの内で最も大きい参照領域が必要となる。これは黒文字の検出のために網点と文字とを確実に判定する必要があり、そのため網点の周期を判定することが求められる。この場合のNa、Nb、Nc、Ndはその判定アルゴリズムに応じて設定されるが、一般的には10画素を超えることが多い。このように、有効画素領域の周囲に必要となる画素データは、スキャナ画像処理部20が行う画像処理アルゴリズムによって決定されるものであり、本発明は特定の画素数に対応する実施例について記載するものではなく、本実施例においては画素数を特に限定しない。
That is, the number of effective pixels in this case is (Nm-2-2) * (Ns-2-2) pixels. Furthermore, when performing color copying, the largest reference area in the image processing mode is required to determine the character. In order to detect black characters, it is necessary to reliably determine halftone dots and characters. For this reason, it is required to determine the period of halftone dots. In this case, Na, Nb, Nc, and Nd are set according to the determination algorithm, but generally exceed 10 pixels in many cases. Thus, the pixel data required around the effective pixel region is determined by the image processing algorithm performed by the scanner
次に、LDMAC65がメインメモリ100からスキャナ画像処理部20に対して画像データを転送する場合の動作に関して説明する。LDMAC65の画像データの転送はメインメモリ100中の画像データを矩形領域に区切った単位で行われる。有効画像領域がabcdである矩形画像の処理を行う場合の動作は、図4(a)、図4(b)に示す通りである。
Next, an operation when the
LDMAC65はメインメモリ中のAをスタートアドレスとして、対応するデータが主走査方向B1アドレスまで読み出す。主走査方向のデータの読み出しが終了すると、次に読み出すデータのアドレスを、副走査方向に1ライン分をシフトした図中のA2アドレスに移し、主走査方向にB3アドレスの画素までデータが読み出される。以下同様にデータが読み出され、有効画素領域を含んだ周囲画素領域の最終ラインに相当するCアドレスからD1アドレスまでの主走査方向のデータの読み出しが行われて、領域(0,0)のデータの読み出しが完了する。
The
領域(0、1)に関しては、その有効画素領域bedfに対して、有効領域の周囲矩形領域としてB2ED2Fが設定されており(図4(b))、画像データの読み出しはB2をスタートアドレスとして、対応するデータが主走査方向Eアドレスまで読み出される。主走査方向のデータの読み出しが終了すると、次に読み出すデータのアドレスを、副走査方向に1ライン分シフトした図中のB4アドレスに移し、主走査方向にB5アドレスの画素までデータが読み出される。 Regarding the area (0, 1), B2ED2F is set as a rectangular area surrounding the effective area for the effective pixel area bedf (FIG. 4B), and reading of image data uses B2 as a start address. Corresponding data is read up to the E address in the main scanning direction. When the reading of the data in the main scanning direction is completed, the address of the next data to be read is moved to the B4 address in the figure shifted by one line in the sub-scanning direction, and the data is read up to the pixel at the B5 address in the main scanning direction.
そして、周囲矩形領域の最終ラインに相当するD2アドレスからFアドレスまでの主走査方向の画像データの読み出しが行われて、第2領域のデータの読み出しが完了する。以上の処理により、周囲矩形領域を含む有効矩形領域のデータが読み出される。以下、同様の処理が各矩形領域に対して行われる。 Then, the image data in the main scanning direction from the D2 address to the F address corresponding to the last line of the surrounding rectangular area is read, and the reading of the data in the second area is completed. Through the above processing, the data of the effective rectangular area including the surrounding rectangular area is read out. Thereafter, the same processing is performed for each rectangular area.
<I/P制御ユニット652の構成>
メインメモリ100に格納されたデータの読み出しは、図3におけるLDMAC65内のI/P制御ユニット652により制御される。読み出しデータI/F部652aは、第2BUS80及びメモリ制御部70を介してメインメモリ100と接続し、読み出しデータI/F部652aは、LDMAC65により生成されたアドレス情報を参照して、メインメモリ100から所定の画像データを読み出すことができる。
<Configuration of I /
Reading of data stored in the
読み出されたデータはデータ設定ユニット652bにより、複数個設けられた所定のチャンネル(ch3〜ch6)に設定される。例えば、シェーディング補正用の画像データをチャンネル3(ch3)、面順次のRデータをチャンネル4(ch4)、面順次のGデータをチャンネル5(ch5)、面順次のBデータをチャンネル6(ch6)と、各データが設定される。 The read data is set to a plurality of predetermined channels (ch3 to ch6) by the data setting unit 652b. For example, image data for shading correction is channel 3 (ch3), frame sequential R data is channel 4 (ch4), frame sequential G data is channel 5 (ch5), and frame sequential B data is channel 6 (ch6). Each data is set.
各チャンネル(ch3〜ch6)に設定されたデータは、I/Pインタフェース652cを介して、I/P制御ユニット652の制御の下、順次にDMA転送され、スキャナ画像処理部20のブロックバッファRAM210(図2)にローディングされる。
Data set in each channel (ch3 to ch6) is sequentially DMA-transferred through the I /
また、チャンネル7(ch7)は、所定の画像処理が施されたデータをメインメモリ100に格納するために、スキャナ画像処理部20から出力される点順次の画像データを格納するチャンネルである。スキャナ画像処理部20は、点順次の画像データの出力に合わせて、アドレス情報及び各制御信号(矩形領域終了を示すブロック・エンド信号、矩形領域中のラインの終了を示すライン・エンド信号)を出力し、これらの情報に基づいて、第2書き込みデータI/F652dは、チャンネル7に格納されている画像データを、メモリ制御部70を介してメインメモリ100に格納する。
Channel 7 (ch7) is a channel for storing dot-sequential image data output from the scanner
図2は、スキャナ画像処理部20の概略的な構成を説明するブロック図であり、ブロックバッファRAM210にローディングされたデータに対して、各画像処理モードに応じた処理が実行される。スキャナ画像処理部20は、設定された画像処理モードに応じて、矩形領域に対して参照するべき矩形画素領域を切替えて処理を実行する。以下、図2を参照してスキャナ画像処理部20の内容を説明する。
FIG. 2 is a block diagram illustrating a schematic configuration of the scanner
図2において、シェーディング補正ブロック(SHD)22は、主走査方向の光源(LED19)の光量分布のばらつきや、画像読み取りデバイスの受光素子のばらつき、暗出力のオフセットを補正する処理ブロックである。シェーディングデータはメインメモリ100上で明R、明G、明B、暗R、暗G、暗Bの順に1画素分の補正データが面順次に格納されており、矩形領域に対応した画素数分(主走査方向画素数Nm)がスキャナ画像処理部20へ入力される。入力された線順次の補正データは、入力データ処理部21により点順次のデータに変換され、スキャナ画像処理部20のブロックバッファRMA210に格納される。そして、矩形領域のシェーディングデータの取り込みが終了すると、画像データの転送に移行する。
In FIG. 2, a shading correction block (SHD) 22 is a processing block for correcting variations in the light amount distribution of the light source (LED 19) in the main scanning direction, variations in light receiving elements of the image reading device, and dark output offset. The shading data stores correction data for one pixel in the order of bright R, bright G, bright B, dark R, dark G, and dark B in the
入力データ処理部21は、R、G、Bに分離した面順次のデータを点順次のデータに再構成する処理を実行する処理部である。1画素のデータはメインメモリ100上に面順次のデータとしてR、G、B各色毎に格納されており、これらのデータがブロックバッファRAM210にローディングされると、入力データ処理部21は、各色データごとに1画素データを取り出し、1画素のR、G、Bデータとして再構成する。再構成の処理を画素毎に行い、面順次の画像データを点順次のデータに変換する。
The input
シェーディング補正処理22により補正された画素データは、処理ブロック23において、更に画像処理が施される。処理ブロック23において、平均化処理部は、主走査方向の読み取り解像度を落とすためのサブサンプリング(単純間引き)、あるいは平均化処理を行う処理ブロックであり、入力マスキング処理部は、入力されたR、G、Bデータの色補正を演算する処理ブロックである。γ補正処理部は入力されたデータに対して、所定の階調特性を与える処理ブロックである。
The pixel data corrected by the
文字判定処理24は、入力画像データに対して、文字属性を判定、即ち文字判別、線画輪郭の画素判別を行い、入力画像データを構成する画素毎に文字、線画を形成するか否かを判定するための処理ブロックである。文字判別処理は、上述のように網点周期よりも広いエリアを参照する必要があるため、主走査方向、副走査方向ともに有効画素領域よりも10画素程度広い領域を参照するのが一般的である。
The
なお、文字判定処理24により生成される文字判定信号245は有効矩形領域の画素数分出力されるものであり、後に説明するフィルタ補正処理ブロック及びブロック属性判定処理ブロックで使用される。また、以降の説明において、文字判定信号245の論理は、値が"0"で非文字判定、値が"1"で文字判定であるものとする。
The
処理ブロック25は、MTF補正処理部、色変換処理部及び下地濃度調整処理部で構成され、処理ブロック23によって処理された画素データに対して以下のような画像処理が行われる。まず、MTF補正処理部は、画像読み取りデバイスを変更した際の、MTF差補正、縮小変倍時のモアレ低減のために主走査方向にフィルタ処理を行う処理部であり、注目領域に対して、主走査方向の所定画素について、各係数を乗加算処理するブロックである。色変換処理部は、後続のフィルタ処理ブロック26で行うフィルタリング(明度強調、彩度強調、色判定)に際し、R,G、B各色の多値画像データの変換処理を行う。下地濃度調整処理部は、原稿の下地濃度を自動認識し、下地濃度値を白側に補正することによりファクシミリ通信等に適した二値化データを得るための処理を実行する。
The
フィルタ処理ブロック26は、先の色変換処理において、得られたデータに対して色判定とフィルタリングを行うための処理として、画像の明度成分(L)のエッジ強度処理及び彩度(Ca、Cb)の強調処理を行う。このとき、文字判定処理ブロック24で生成された文字、線画輪郭部の判定信号等に基づき、強調量のパラメータを変化させることができる。フィルタ処理後のデータは、内部信号である輝度信号(L)と色差信号(Ca、Cb)からR、G、Bデータに変換されて出力される。この処理ブロックはモノクロ画像データを処理する場合は5画素×5画素のエッジ強調フィルタとして機能する。
The
ブロック27は、主走査、副走査方向の線形補間変倍処理を施す処理ブロックであり、設定された倍率に応じて入力画素データを主走査方向及び副走査方向に拡大処理あるいは縮小処理を行う。
A
ブロック28は無彩色判定処理ブロックであり、処理ブロック25による出力データを参照して、入力される画素が無彩色属性を有するか、即ち、無彩色画像を構成する画素であるか否かを判定する無彩色判定を行う。判定結果は後段のブロック属性判定処理部29で使用されるため、無彩色判定信号285として出力される。なお、前記無彩色判定信号285も文字判定信号245同様、有効矩形領域に対応する画素数分出力される。また、以降の説明における無彩色判定信号285の論理は、値が"0"で有彩色判定、値が"1"で無彩色判定であるものとする。
A
ブロック29はブロック属性判定処理ブロックであり、文字判定処理ブロック24の出力である文字判定信号245と無彩色判定処理ブロック28の出力である無彩色判定信号285とを参照し、入力される有効矩形画像領域のブロック属性の判定を行う。文字判定信号245及び無彩色判定信号285はそれぞれ有効矩形領域の画素数に限定されて出力されるので、LDMAC65がスキャナ画像処理20に入力する矩形領域中の有効領域単位で判定処理される。
A
本実施例では以上の画像処理が、設定された画像処理モード(コピーモード、スキャナモード等)に応じて、矩形領域単位の画像データに施される。また、画像処理モードに応じた矩形領域をメインメモリ100上に設定し、この矩形領域の単位を切り替えることにより、各画像処理モードに応じた解像度、高精彩処理を実現することが可能になる。
In the present embodiment, the above image processing is performed on image data in units of rectangular areas in accordance with the set image processing mode (copy mode, scanner mode, etc.). In addition, by setting a rectangular area corresponding to the image processing mode on the
次に本発明装置の特徴部分であるブロック属性判定処理に関して詳細に説明する。
図21は、ブロック属性判定処理の流れを示すフローチャートである。まず、上記のように、メインメモリ100から、ブロックバッファRAM210に矩形領域の画像データが転送される(ステップS2101)。
Next, block attribute determination processing that is a characteristic part of the apparatus of the present invention will be described in detail.
FIG. 21 is a flowchart showing the flow of block attribute determination processing. First, as described above, image data in a rectangular area is transferred from the
文字判定処理24は、ブロックバッファRAM210へ転送された画像データに対して、文字属性判定を行い、文字判定信号245をブロック属性判定処理部29へ出力する(ステップS2102)。また、無彩色判定処理部28は、同様に画像データに対して無彩色属性判定を行い、無彩色判定信号285をブロック属性判定処理部29へ出力する(ステップS2103)。
The
図5はブロック属性判定処理部29の構成の一例を表す図である。なお、図5は、各ブロックにおいて実行される処理の順に記載されているので、ブロック属性判定処理の各工程を、各ブロックにおいて実行される処理により表してもいる。図5(a)において、291は入力される文字判定信号245及び無彩色判定信号285により、ブロック属性を判定するための判定信号を生成する判定信号生成部、292は判定信号生成部291により生成されるブロック属性判定信号、293は主走査方向の判定を行う主走査方向判定部、294は副走査方向の判定を行う副走査方向判定部、295、及び296は主走査方向判定部293、副走査方向判定部294が出力する判定信号であり、それぞれ内部で計数されたカウント値が出力される。
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of the configuration of the block attribute
297は主走査方向判定信号295及び副走査方向判定信号296の値を参照してブロック属性を判定するブロック属性判定部、298は入力矩形画像データ中の所定矩形領域単位のブロック属性を示す判定信号、299はブロック属性判定結果信号298を入力される主走査方向の複数の矩形領域分記憶する判定結果保持部である。
A block
以下、ブロック属性判定処理部29を構成する各処理部に関して説明する。図8は判定信号生成部291の構成を示す図である。なお、図8は、各ブロックにおいて実行される処理の順に記載されているので、判定信号生成処理の各工程を、各ブロックにおいて実行される処理により表してもいる。ブロック属性判定信号292は、ブロック属性判定処理ブロック29の外部から入力される文字判定信号245及び無彩色判定信号285を参照して生成される(ステップS2104)。文字判定信号245は反転回路2911により論理を反転した信号が生成され、それぞれセレクタ2912に入力される。また無彩色判定信号285も同様に反転回路2913により論理を反転した信号が生成され、それぞれセレクタ2914に入力される。セレクタ2912及びセレクタ2914は例えばブロック属性判定処理部29内部に構成したレジスタ値により選択信号が切り替えられる構成となる(切り替え信号2917、切り替え信号2918)。
Hereinafter, each processing unit constituting the block attribute
判定信号生成部291では、文字判定信号245をセレクタ2912及びセレクタ2916を介してスルーさせる構成としている。従って、文字判定信号をスルーさせる場合には、切替信号2917及び切替信号2919として"0"が入力され、入力された文字判定信号245がセレクタ2912を介してセレクタ2916からそのまま出力される。よって、この場合、ブロックの属性を判定するための基本信号としてセレクタ2916からの出力される信号(これが、ブロック属性判定信号292)は、"0"で非文字を表し、"1"で文字を表す。
The determination
一方、この文字判定信号245に無彩色判定信号285の結果を反映させる場合は、セレクタ2914において無彩色判定信号285を選択し、AND回路2915へ出力する。これにより、AND回路2915へは、文字判定の場合も非文字判定の場合も、セレクタ2912側から"1"が入力されるので、AND回路2915からの出力は、無彩色判定信号285の結果が反映されることとなり、無彩色判定信号285が無彩色判定の場合に"1"が出力され、有彩色判定の場合に"0"が出力されることとなる。。
On the other hand, when reflecting the result of the achromatic
セレクタ2916の切り替え信号は、前述のセレクタ2912あるいはセレクタ2914の切り替え信号と同様、ブロック属性判定処理部29の内部に構成されたレジスタ値により切替える。このレジスタ値は、文字判定信号245をスルーさせる場合には、"0"に設定され、文字判定信号245に無彩色判定信号285を反映させて出力させる場合には"1"が設定される。
The switching signal of the
このように、文字判定処理ブロック24、無彩色判定処理ブロック28が出力する判定信号を各々反転できる機能をもたせ、更にAND回路2916により演算させた信号をブロック属性判定信号292として選択できるようにしたことにより、種々のブロック判定信号292(文字、非文字、無彩色文字、有彩色文字、無彩色非文字、有彩色非文字)を生成することができる。
As described above, a function capable of inverting the determination signals output from the character
また、図8では、文字判定信号245をスルーさせるか、無彩色判定信号285を反映させるかを選択可能とした構成を有する判定信号生成部291の例を示したが、当該判定信号生成部291を無彩色判定信号285をスルーさせるか、文字判定信号245を反映させるかを選択可能とする構成としてもよい。具体的には、セレクタ2912へ入力される信号を無彩色判定信号285とし、セレクタ2914へ入力される信号を文字判定信号245とする。この場合、無彩色判定信号285がスルーされる場合には、ブロック属性判定信号292は、"1"において無彩色を表し、"0"において有彩色を表す。
FIG. 8 shows an example of the determination
また、文字判定信号245の内容を反映させる場合には、セレクタ2912からの出力は無彩色判定信号285がスルーされるように切替信号2917が入力され、セレクタ2914からは、出力が"1"となるように切替信号2918が入力される。これにより、AND回路2915へは、セレクタ2912からは、無彩色判定信号285が入力され、セレクタ2914からは常に"1"が入力される。よって、AND回路2915からの出力は、"1"において無彩色文字又は無彩色非文字を表し、"0"において、有彩色文字または有彩色非文字を表すこととなる。このようにして、文字判定信号245をスルーさせるか、無彩色判定信号285を反映させるかを選択可能とした構成を有する判定信号生成部291では、ブロック属性判定信号292は、無彩色、有彩色、無彩色文字、無彩色非文字、有彩色文字、有彩色非文字を表すことができる。
When the contents of the
次に、主走査方向判定部293においてブロック判定信号292を参照して主走査方向判定を行い判定信号295を出力するための処理内容に関して説明する。図5(b)は主走査方向判定部293の内部構成を示す図である。図5(b)に記載した通り、主走査方向判定部293は主走査連続性認識部2931、無彩色文字群認識部2932、主走査カウント部2933から構成される。
Next, processing contents for performing main scanning direction determination with reference to the
別図を用いて、各処理部の動作を更に詳細に説明する。図6(a)は主走査連続性認識部2931の処理内容を説明する図である。なお、同図において、"0"、"1"と記載したブロックは画素を示し、内部に記載した数字はブロック属性判定信号292の論理を示すものである。また、以降の主走査連続性認識部2931の説明においては、その説明の簡略化のため、ブロック属性判定処理部29に入力される有効矩形領域のライン数が4ラインとして説明する。
The operation of each processing unit will be described in more detail with reference to another drawing. FIG. 6A is a diagram for explaining the processing contents of the main scanning
主走査連続性認識部2931は、ブロック属性判定信号292の主走査方向の連続性を検出する処理部である。以降、図示しないブロック属性判定処理部29内部に構成されたレジスタにより、連続度"5"が設定された場合に関して説明する。図6(a)の0ライン目のブロック属性判定信号292の並びを見ると、2画素目から6画素目まで"1"が5回連続している。
The main scanning
このような場合、主走査連続性認識部2931は、ブロック属性判定信号292が設定された連続度を満たすものであると検出する(図6中太枠線中のブロック属性信号292が検出箇所)。なお、カウント中、連続度が設定値に満たない状態で、ブロック属性判定信号292が"0"となった場合は、カウント値を初期化して再度カウントを開始する。
In such a case, the main scanning
更に主走査連続性認識部2931は前記検出信号がラインの終端画素までに何回発生したかを検出する。つまり、図6(a)の場合においては、0ライン目:3回、1ライン目:2回、2ライン目:1回、3ライン目:3回が検出回数となる。
Further, the main scanning
無彩色文字群認識部2932は、主走査連続性認識部2931が検出したライン毎の検出回数が所定の値以上であったラインを検出する。例えば、連続度が"5"であり、前記連続度がライン単位で3回以上発生したラインを検出する設定の場合、0ライン目と3ライン目が検出対象ラインとなる(図6(b))。
The achromatic color character
主走査カウント部2933は無彩色文字群認識部2932が検出したライン数をカウントする処理を行う。前記説明で用いた設定値の場合、主走査カウント部2933が出力する値は"2"(判定信号295)となる(図6(c))。
The main
以上のようにして主走査方向判定部293はブロック判定信号292を参照して主走査方向判定を行い判定信号295を出力する(ステップS2105)。
As described above, the main scanning
このように、各ラインにおいてブロック属性信号の連続性に注目しているのは、ブロック属性判定結果の精度を向上させるためである。例えば、文字を認識する場合、文字を構成する画素は連続して配置される可能性が高く、単にラインにおけるブロック属性信号の量(ヒストグラム)に着目しただけでは、信号値"1"を有する画素が連続的に配置されてはいないが多数配置されている場合であっても文字と判定されてしまう場合があり、判定結果の精度が下がってしまうこととなる。 Thus, the reason for paying attention to the continuity of the block attribute signal in each line is to improve the accuracy of the block attribute determination result. For example, in the case of recognizing a character, it is highly likely that pixels constituting the character are continuously arranged, and a pixel having a signal value “1” simply by paying attention to the amount (histogram) of the block attribute signal in the line. Are not arranged continuously, but even when many are arranged, it may be determined as a character, and the accuracy of the determination result will be reduced.
次に副走査方向判定部294の処理内容に関して説明する。副走査方向判定部294の構成を図5(c)に示す。図5(c)に示したとおり、副走査方向判定部294は主走査連続性認識部2941、無彩色文字群認識部2942、副走査連続性認識部2943、副走査カウント部2944により構成される。また、副走査方向判定部294が参照するブロック属性判定信号は主走査方向判定部293が参照するブロック属性判定信号と同一である。
Next, processing contents of the sub-scanning
以降、副走査方向判定部294を構成する各処理部に関して説明するが、主走査連続性認識部2941、無彩色文字群認識部2942の動作は主走査方向判定部293で説明した主走査連続性認識部2931、無彩色文字群認識部2932の動作と同じであるため、ここでの説明は省略する。ただし、動作が同一であるだけで、連続度やライン中の連続度発生回数の検出数といった比較値は別の値が設定できるものとする。
Hereinafter, each processing unit constituting the sub-scanning
副走査連続性認識部2943は無彩色文字群認識部2942により検出されたラインが副走査方向に連続していることを検出する処理部である。例えばブロック属性判定信号292が図7(a)に示した配列であり、主走査方向判定部293の説明で用いた比較値が設定(連続度:5、検出回数3回以上)されたとすると、"1"が5画素分連続し、且つライン中に3回以上であるラインは0ライン目、1ライン目、4ライン目、5ライン目、6ライン目となる。
The sub-scanning
副走査連続性認識部2943にて検出する副走査連続度が"2"と設定された場合、図7(a)では0ライン目と1ライン目、4ライン目と5ライン目が検出ライン群となる。5ライン目と6ライン目も検出ラインとしては連続しているが、5ライン目は4ライン目とで連続性が検出されているため、副走査連続性認識部2943では検出されない。副走査カウント部2944は、副走査連続性認識部2943にて検出されたライン群の数をカウントする。つまり、前記例では、カウント値は"2"(判定信号296)となる。
When the sub-scanning continuity detected by the sub-scanning
以上のようにして副走査方向判定部294はブロック判定信号292を参照して副走査方向判定を行い判定信号296を出力する(ステップS2106)。
As described above, the sub-scanning
次にブロック属性判定部297の処理内容を説明する。図13はブロック属性判定部297の構成を示す図である。なお、図13は、各ブロックにおいて実行される処理の順に記載されているので、ブロック属性判定部297における処理の各工程を、各ブロックにおいて実行される処理により表してもいる。同図において、2971及び2973は入力される判定信号295及び判定信号296との比較値が設定されるレジスタ、2972及び2974はレジスタ2971と判定信号295、レジスタ2973と判定信号296とを比較する比較器、2975はAND回路である。
Next, processing contents of the block
比較器2972は、主走査方向判定部293による判定信号295とレジスタ2971に設定された値と比較を行い、判定信号295がレジスタ2971設定値よりも大きい場合、条件を満たす信号("1")をAND回路2975に対して出力する。同様に比較器2974は、副走査方向判定部294による判定信号296とレジスタ2972に設定された値と比較を行い、判定信号296がレジスタ2972設定値よりも大きい場合、条件を満たす信号("1")をAND回路2975に対して出力する。
The
AND回路2975は、比較器2972及び比較器2974の出力が双方"1"である場合、ブロック属性判定結果信号298をアクティブ状態("1")として出力する。例えばブロック属性判定信号292が無彩色文字判定として設定され、且つ、図6、図7の例において、レジスタ2971及びレジスタ2973にそれぞれ"2"が設定されていた場合、比較器2972及び比較器2974は条件を満たす信号をAND回路2975に対して出力するので、このとき入力された有効矩形領域の属性は無彩色であることを示す信号を出力する("1"を出力)。一方、比較器2972又は2974のいずれかから"1"が入力されない場合には、有効矩形領域の属性は有彩色であることを示す信号を出力する("0"を出力)。
When both the outputs of the
以上のようにして、ブロック属性判定部297において、判定信号295及び296を利用して、有効矩形領域毎にブロック属性判定結果信号298が生成・出力される(ステップS2107)。
As described above, the block
ブロック属性判定部297により判定されたブロック属性判定結果信号298は後段の判定結果保持部299により保持される(ステップS2108)。判定結果保持部299の構成を図14に示す。なお、図14は、各ブロックにおいて実行される処理の順に記載されているので、判定結果保持部における処理の各工程を、各ブロックにおいて実行される処理により表してもいる。図14において、2991は入力される有効矩形領域の最終画素処理毎にアクティブとなるタイミング信号である。即ち、図4(c)の場合を例にとると、dの画素が処理されると、タイミング信号2991が"1"となる。2992はブロック属性判定部297にて判定する領域単位でアクティブとなるタイミング信号である。図4(c)の場合では、有効矩形領域abcdの範囲に属する画素が処理されている間は、タイミング信号が"1"となる。
The block attribute determination result signal 298 determined by the block
2993は有効矩形領域が主走査方向に何ブロック構成されるかを検出するための比較値を保持するレジスタ、2994はタイミング信号2992のアクティブ状態(信号値が"1")と非アクティブ状態(信号値が"0")との切り替わり回数を計測するカウンタ、2995はレジスタ2993の設定値とカウンタ2994の計数値とを比較してタイミング信号2997を生成する比較回路である。タイミング信号2997は、主走査方向の最終有効矩形領域の判定処理が終了したときにのみアクティブとなる信号であり、主走査方向単位の処理の同期信号として使用される。即ち、レジスタ2993には、主走査方向に存在するブロック数に相当する値が設定されることとなる。2996はブロック属性判定結果信号298を保持するシフトレジスタであり、2999はシフトレジスタ2996の出力信号をタイミング信号2997に同期して保持する判定結果保持レジスタである。
2993 is a register that holds a comparison value for detecting how many blocks the effective rectangular area is configured in the main scanning direction, and 2994 is an active state (signal value is “1”) and an inactive state (signals) of the timing signal 2992
入力されるブロック属性判定結果信号298はタイミング信号2991に同期して順次シフトレジスタ2996に入力され、有効矩形領域毎にブロック属性判定結果が保持される。このとき、シフトレジスタ2996は入力される有効矩形領域毎に以前に保持したブロック属性判定結果信号をシフトしながら保持する。主走査方向の最終有効矩形領域の処理が終了すると、カウンタ2994においてカウントされた値とレジスタ2993の設定値とが例えば一致することとなり、タイミング信号2997が出力されて、このタイミング信号2997に同期してシフトレジスタ2996の値は判定結果保持レジスタ2999に転送される。これにより主走査方向に互いに隣接する複数の有効矩形領域のブロック属性判定結果が、判定結果保持レジスタ2999に保持されることとなる。このとき、シフトレジスタ2996は、次の有効矩形領域のブロック属性判定結果を保持するためにクリアされる。
The input block attribute
続いて、上記で処理された有効矩形領域と副走査方向で隣接する有効矩形領域が主走査方向に順に処理され、ブロック属性判定結果信号298がシフトレジスタ2996に入力されると、シフトレジスタ2996は有効矩形領域のブロック属性判定結果信号として値を保持していく。このとき、主走査方向に全ての有効矩形領域のブロック属性判定結果が保持されるまでは、シフトレジスタ2996に保持されたブロック属性判定結果は判定結果保持レジスタ2999に転送されないので、次の主走査方向最終有効矩形領域の処理が完了するまで判定結果保持レジスタ2999の値は保持される。よって、この間にCPU180により、判定結果保持レジスタ2999の値の読み取りを行って、これまでに処理した有効矩形領域のブロック属性判定結果を利用することができる。
Subsequently, when the effective rectangular area adjacent to the effective rectangular area processed in the sub scanning direction is sequentially processed in the main scanning direction and the block attribute
なお、これまでの説明においては、LDMAC65がスキャナ画像処理部20に入力する有効矩形領域を単位としてブロック属性判定を行う場合について説明したが、本発明は前記矩形領域単位に限定されるものではない。つまり、入力される有効矩形領域を更に内部で細分化し、細分化した領域を単位としてブロック属性判定を行っても良い。図9にこの場合のブロック構成を示す。
In the above description, the case where the block attribute determination is performed in units of the effective rectangular area input to the scanner
図9において、スキャナ画像処理部20全体が処理する有効矩形領域はabcdであり、前記有効矩形領域の処理結果を得るためにLDMAC65がスキャナ画像処理部20に入力する矩形画像領域は領域ABCDである。図9では、有効矩形領域abcdを更に主走査方向画素数Neからなる矩形領域ab0cd0、a0b1c0d1、a1b2c1d2、a2bc2dの4つに分割してブロック属性を判定する旨を示している。この例の場合、図14におけるタイミング信号2991は画素d0、d1、d2、dが入力、処理されたタイミングでアクティブとなり、タイミング信号2992は画素dが入力、処理されたタイミングでアクティブとなる。
In FIG. 9, the effective rectangular area processed by the entire scanner
また、図9においては有効矩形領域の細分化には主走査方向画素Ne分均等に分割したが、各領域の主走査方向画素数をそれぞれ別の画素数としても良いし、有効矩形領域と細分化した領域に対して各々別の判定処理部を持たせてブロック属性の判定をしても良い。 In FIG. 9, the effective rectangular area is subdivided equally by the main scanning direction pixels Ne. However, the number of main scanning direction pixels in each area may be different, or the effective rectangular area may be subdivided from the effective rectangular area. The block attribute may be determined by providing a separate determination processing unit for each of the converted areas.
有効矩形領域を更に細分化するNeの値は、ハード規模を考慮すると2のべき乗であることが望ましいが本発明装置におけるブロック属性判定処理は前記単位で限定されるものではない。また、図9においては主走査方向のみの細分化を示したが副走査方向に更に細分化しても良い。この場合の構成図を図11に示す。図11では、有効矩形領域abcdを副走査方向にNfライン、Ngラインに2分割し、内部領域ab0e0f0、a0b1e1f1、a1b2e2f2、a2be3f3、g0h0cd0、g1h1c0d1、g2h2c1d2、g3h3c2dの8つの領域に分割している。この例の場合、図14におけるタイミング信号2991は画素f0、f1、f2、f3、d0、d1、d2、dが入力、処理されたタイミングでアクティブとなり、タイミング信号2992は画素dが入力、処理されたタイミングでアクティブとなる。
The value of Ne for further subdividing the effective rectangular area is preferably a power of 2 in consideration of the hardware scale, but the block attribute determination process in the device of the present invention is not limited to the above unit. Further, although subdivision in only the main scanning direction is shown in FIG. 9, it may be further subdivided in the sub scanning direction. FIG. 11 shows a configuration diagram in this case. In FIG. 11, the effective rectangular area abcd is divided into Nf lines and Ng lines in the sub-scanning direction, and divided into eight areas of inner areas ab0e0f0, a0b1e1f1, a1b2e2f2, a2be3f3, g0h0cd0, g1h1c0d1, g2h2c1d2, and g3h3c2d. In this example, the
変倍処理を行うような場合であって、有効矩形領域の処理結果を2のべき乗としたい場合は、周囲のラインデータを参照することが求められる。即ち、単に参照画素として有効矩形領域の周辺の画素を利用するだけでなく、当該周辺の画素を注目画素として処理を実行しなければならない場合がある。この場合、最終的に処理され、出力される有効矩形領域は、主走査方向画素数あるいは副走査ライン数を2のべき乗として細分化可能な領域となるが、ラインメモリ100からスキャナ画像処理部へ入力される画像データでは、上記周囲のラインデータも有効矩形領域として入力される。よって、ブロック属性判定処理においては、主走査方向画素数あるいは副走査ライン数を2のべき乗として細分化することが困難となる場合がある
本実施例では、上記の様な場合に対応して、画像処理装置200のブロック属性判定部29が、入力される文字判定信号245及び無彩色判定信号285を主走査方向及び副走査方向にマスクさせる機能を備える。図10及び図12はこの場合の領域を示す図である。図10において、例えば主走査変倍処理によって、有効矩形領域abcdの処理結果を得るための中間有効矩形領域としてab3cd3が必要な場合、変倍処理に必要となる参照画素Nf分の文字判定信号及び無彩色判定信号が有効画素として余分にスキャナ処理部20に入力される。
When scaling processing is to be performed and the processing result of the effective rectangular area is to be raised to a power of 2, it is required to refer to surrounding line data. That is, there are cases where it is necessary not only to use pixels around the effective rectangular area as reference pixels, but also to perform processing using the pixels around that pixel as the target pixel. In this case, the effective rectangular area that is finally processed and output is an area that can be subdivided by setting the number of pixels in the main scanning direction or the number of sub-scanning lines to a power of 2, but from the
Nf画素分余分に入力されても最終的に変倍処理によって出力される矩形領域結果はabcdであるため、ブロック属性判定処理部はNf分として入力される文字判定信号245及び無彩色判定信号285の入力を判定信号生成部291によりマスク処理してブロック属性判定処理時のカウントを行わず、矩形領域abcd分の信号のみがカウントされる。
Even if extra Nf pixels are input, the rectangular region result finally output by the scaling process is abcd, so the block attribute determination processing unit receives the
更に図12においては、主走査変倍処理及び副走査変倍処理によって、有効矩形領域abcdの処理結果を得るための中間有効矩形領域として領域ab3klが必要な場合、変倍処理に必要となる主走査方向参照画素Nh及び副走査方向参照ラインNi分の文字判定信号及び無彩色判定信号が有効画素として余分に入力される。 Further, in FIG. 12, when the area ab3kl is required as the intermediate effective rectangular area for obtaining the processing result of the effective rectangular area abcd by the main scanning scaling process and the sub-scanning scaling process, the main necessary for the scaling process is required. The character determination signal and the achromatic color determination signal for the scanning direction reference pixel Nh and the sub-scanning direction reference line Ni are additionally input as effective pixels.
Nh画素及びNiライン分入力されても最終的に変倍処理によって出力される矩形領域結果はabcdであるため、ブロック属性判定処理部はNh及びNi分として入力される文字判定信号245及び無彩色判定信号285の入力を判定信号生成部291によりマスク処理してブロック属性判定処理時のカウントを行わない。
Even if Nh pixels and Ni lines are input, the result of the rectangular area finally output by the scaling process is abcd, so the block attribute determination processing unit outputs the
以上のように、本実施例に対応する本発明では、読み取りデバイスにより読み取られた画像データを共通のメインメモリに一旦格納した後、矩形領域単位で画像データを切り出して画像処理を行うため、画像処理部内に構成するメモリの大幅な削減、削除により装置全体の低コスト化及び画像処理回路の汎用性を高めることができる。特に、入力される画像データが矩形領域であるため、ブロック属性判別処理部にはメモリを構成しなくても判別が可能となる効果がある。 As described above, in the present invention corresponding to the present embodiment, image data read by a reading device is temporarily stored in a common main memory, and then image data is cut out in units of rectangular areas to perform image processing. The cost of the entire apparatus can be reduced and the versatility of the image processing circuit can be increased by significantly reducing and deleting the memory configured in the processing unit. In particular, since the input image data is a rectangular area, there is an effect that the block attribute discrimination processing unit can discriminate without configuring a memory.
更に、入力される矩形領域単位の画像データ及び入力の矩形領域単位の画像データを更に細分化することにより得られる矩形領域毎に、その領域の属性を判定し、判定結果に対応したパラメータを用いて記録系処理を行わせることにより、出力画像の高画質化をはかることができる。 Further, for each rectangular area obtained by further subdividing the input rectangular area unit image data and the input rectangular area unit image data, the attribute of the area is determined, and a parameter corresponding to the determination result is used. By performing the recording process, the image quality of the output image can be improved.
また、ブロック属性判定処理部と同時に動作する各処理部の参照矩形領域がブロック属性判定処理部の必要とする領域よりも大きい場合は、不要部分をマスク処理することでブロック属性の判定精度をより向上させ、且つ連動している他処理部に対する影響をなくすことが可能となる。 In addition, if the reference rectangular area of each processing unit operating simultaneously with the block attribute determination processing unit is larger than the area required by the block attribute determination processing unit, the unnecessary attribute is masked to improve the block attribute determination accuracy. It is possible to improve and eliminate the influence on the linked other processing units.
本実施例においは、実施例1において求められたブロック属性判定結果信号を利用した画像処理について説明する。 In the present embodiment, image processing using the block attribute determination result signal obtained in the first embodiment will be described.
まず、スキャナ画像処理部20の処理結果はLDMAC65のDMAC/1ch及びメモリ制御部70を介してメインメモリ100に矩形領域単位で展開される。本発明装置をスキャナモードで動作させた場合、メインメモリ100に展開された画像データは例えばDMAC90によりUSB2.0Device140にDMA転送される。
First, the processing result of the scanner
本発明装置をコピーモードで動作させる場合は、メインメモリ100に展開された画像データに対して、プリンタ画像処理30により記録系の画像処理が施される。記録系の画像処理としては出力マスキング処理、N値化処理、スムージング処理等があるが、以降の説明においてはブロック属性判定結果信号を使用するN値化処理に関して説明する。
When the apparatus of the present invention is operated in the copy mode, the image data developed in the
図15はプリンタ画像処理部30におけるN値化処理を行う処理ブロック構成を示す図である。なお、図15は、各ブロックにおいて実行される処理の順に記載されているので、プリンタ画像処理部30におけるN値化処理の各工程を、各ブロックにおいて実行される処理により表してもいる。スキャナ画像処理部20の図2に示す各処理部において処理された画像データは、メインメモリ100に矩形領域単位で展開され、所定の有効矩形領域の処理が完了した時点でライン単位のデータ出力が可能となる。CPU180により、LDMAC65のDMAC/2chの制御パラメータとして、ライン単位の画像データ転送に必要となるアドレス等が設定されると、LDMAC65はメモリ制御部70を介して、メインメモリ100からプリンタ画像処理部30に画像データを転送する。プリンタ画像処理部30に入力される画像データは図15における入力信号301として入力される。
FIG. 15 is a diagram showing a processing block configuration for performing N-value conversion processing in the printer
以降の説明においては、入力形式R,G,Bの点順次、各成分のビット数は8bit(0〜255)であるとする。図15において、302は入力信号301に対して、非線形な階調補正及び輝度濃度変換を行うγテーブル、303は加算器、304は加算器303の出力を所定のレンジに収めるクランプ処理部、305はクランプ処理部304の出力信号を無彩色化する無彩色化処理部、308はスキャナ画像処理部20内部に構成されたブロック属性判定処理部29により判定されたブロック属性判定結果信号であり、CPU180により所定タイミングで読み取られ、プリンタ画像処理部30に通知されるものである。
In the following description, it is assumed that the number of bits of each component in the input format R, G, B is 8 bits (0 to 255). In FIG. 15, 302 is a γ table that performs nonlinear tone correction and luminance density conversion on the
309はブロック属性結果判定信号308を画素展開する判定信号画素展開部、307は無彩色化処理305が出力する信号とクランプ処理部304が出力する信号を判定信号画素展開部309が出力する信号に応じて選択出力するセレクタ、310は判定信号画素展開部309が出力する信号及びセレクタ307が出力する信号に対応した出力コード(印字データ)を出力し、更に前記セレクタ307に対して入力される信号に対応した多値データを出力する出力テーブル、312はセレクタ307が出力する信号と出力テーブル310が出力する多値データとの差分を演算する減算器、313は減算器312により演算された差分を隣接する画素に拡散処理する誤差拡散処理部、314は次ラインのデータ処理位置に加算する値を保持する誤差バッファ、315は誤差バッファ314が出力する該当ラインの誤差データと誤差拡散処理部313が出力する値とを加算する加算器である。
309 is a determination signal pixel expansion unit that expands the pixel of the block attribute
以降、更に詳細にプリンタ画像処理部30の動作を説明する。プリンタ画像処理部30の入力データは、スキャナ画像処理部20により処理された画像データであり、メモリ制御部70及びLDMAC65を介してライン単位でメインメモリ100から入力される。入力データはR,G,B各8bitの輝度データである。プリンタ画像処理部30内部に構成したγテーブル302は、この入力画像データ301に対し、非線形な階調補間処理と、記録系の処理データである濃度信号、即ちシアン(以下、C)、マゼンタ(以下、M)、イエロー(以下、Y)への変換処理を施す。
Hereinafter, the operation of the printer
γテーブル302によって変換された画像データは、後述する誤差拡散処理部313によって生じる前画素の誤差データと誤差バッファ314に記憶された前ラインの対象誤差データとで加算器315及び加算器303によって加算され、クランプ処理部304に入力される。クランプ処理部304は、加算器303によって所定のレンジを越えた部分の補正、即ち、マイナス値となった場合は"0"に、"255"を超えた場合は"255"にクランプ処理する。
The image data converted by the γ table 302 is added by the
クランプ処理されたC,M,Yの8bit画像データはセレクタ307に出力されるとともに、無彩色化処理部305に対しても出力される。無彩色化処理部305は、入力された各々値の異なるC,M,Yの画像データに対して全ての画像成分が同一レベルとなる処理を行う。具体的には、入力されるC、M、Yの最小値あるいは最大値を新たなC、M、Y画像データとする処理や、C、M、Yの平均値を算出して新たなC、M、Y画像データとする処理、更には前記平均値に対してオフセットを加算できる機能を備え、演算後の値を新たなC、M、Y画像データとする処理のいずれかを行う。前述した処理により無彩色化されたC、M、Y画像データはセレクタ307に入力される。
The clamped C, M, Y 8-bit image data is output to the
セレクタ307の切替信号には、スキャナ画像処理部20内部のブロック属性判定部29において生成されたブロック属性判定結果信号298が利用される。具体的には、CPU180によってブロック属性判定部29の判定結果保持部299から読み出されたブロック属性判定結果信号298は、同じくCPU180によってプリンタ画像処理部30に判定信号308として、判定信号画素展開部309に書き込まれる。
A block attribute determination result signal 298 generated by the block
また、CPU180はブロック属性判定処理部29が判定したブロック領域単位(主走査画素数)をプリンタ画像処理部30に通知する。ブロック属性判定処理部29による判定は画素単位ではなく、CPU180により指定された矩形領域単位になされるため、判定信号画素展開部309によって画素展開される。
Further, the
判定信号画素展開部309における画素展開の概念を図18を参照して説明する。但し、説明を簡略化するため、図18は、ブロック属性判定処理部29による判定矩形領域を主走査方向2画素、副走査方向2ラインを単位とした場合を記載している。図18において、左側に位置する矩形領域のブロック属性判定結果は0である。判定信号画素展開部309は、判定矩形領域が主走査方向に2画素であることを参照して、主走査方向に画素展開する。
The concept of pixel expansion in the determination signal
即ち、ブロック属性判定結果"0"を"00"と画素展開する。以降、同図中央に位置する矩形領域のブロック属性判定結果、同図右側に位置する矩形領域のブロック属性判定結果をそれぞれ画素展開し、この3矩形領域の画素展開結果として"001111"を生成する。なお、有効矩形領域がブロック属性判定処理部29内部で細分化されている場合においても以上に説明した概念を用いて、主走査方向に矩形領域毎に画素展開を施せばよい。
That is, the block attribute determination result “0” is expanded to “00” as a pixel. Thereafter, the block attribute determination result of the rectangular area located in the center of the figure and the block attribute determination result of the rectangular area located on the right side of the figure are developed as pixels, and “001111” is generated as the pixel development result of the three rectangular areas. . Even when the effective rectangular area is subdivided inside the block attribute
セレクタ307は、判定信号画素展開部309によって展開された判定結果をもとに、入力されるC、M、Y画像データの切り替えを行う。つまり、判定信号画素展開部309が出力する画素展開された判定信号が"0"である場合はクランプ処理部304が出力するC、M、Y画像データを後段処理部に対して出力し、判定信号画素展開部309が出力する画素展開された判定信号が"1"である場合は無彩色化処理305が出力するC、M、Yのレベルが同一である無彩色化処理後の画像データを後段処理部に対して出力する。
The
出力テーブル310は、判定信号画素展開部309が出力する画素展開された判定信号レベルに応じたテーブルが設定されており、判定信号画素展開部309からの判定信号は、セレクタ307だけでなく出力テーブル310へも入力される。つまり、判定信号レベル"0"用の出力テーブルと判定信号レベル"1"用の出力テーブルが構成されている。ただし、無彩色判定(無彩色文字判定)時に必要となるテーブルは有彩色判定(有彩色文字判定)時に必要となるテーブルよりも少ない構成にして良いことが知られているため、2通りのテーブルを用意したとしてもテーブルの容量が全体として2倍となるわけではない。
In the output table 310, a table corresponding to the pixel-developed determination signal level output from the determination signal
出力テーブル310は、セレクタ307のC、M、Y出力信号の各上位3bitのデータを基に、判定信号画素展開部309の判定信号に従ったテーブルを参照して、出力画像データコード311aと入力データに基づいたC、M、Yの画像データ311bを出力する。この動作を説明する図として図16を示す。図16は判定信号画素展開部309の出力信号により選択されている出力テーブルを表すものとする。
The output table 310 refers to the table according to the determination signal of the determination signal
例えばセレクタ307によるC、M、Yの各上位3bitの組み合わせが太枠1601で囲って示す"101110101"である場合、出力テーブル310が出力する出力画像データコード311aは、Cが"1"、Mが"0"、Yが"1"、Kが"0"となる。また、この場合の入力データに基づいたC、M、Yの画像データ311bはCが"230"、Mが"240"、Yが"230"となる。
For example, when the combination of the upper 3 bits of C, M, and Y by the
なお、前記出力テーブル310の説明においては、出力画像データコード311aは各色とも1bitのデータとしたが、本発明における出力テーブルのビット数構成は1ビットに限定されるものではない。つまり、最終的な画像データ出力部(LBPプリンタ、インクジェットプリンタ等)の出力可能なレベルのテーブルが設定されていても良い。
In the description of the output table 310, the output
出力テーブル310の出力信号である画像データ311bはセレクタ307の出力画像データと共に減算器312に入力される。減算器312は出力テーブル310がセレクタ307の出力画像データの各色上位3bitに基づいた画像データ312と実際のその処理位置の画像データとの差分を演算する。この演算結果を後段の誤差拡散処理に入力、処理することで入力データと出力データとの濃度の保存が行われる。
誤差拡散処理部313が行う処理は、既に公知の画像処理手法であり、所定のマトリクスにより構成される重み付け演算によって、入力の差分データを隣接する画素に振り分ける。振り分けた誤差データは、対象が次のラインの画素となるものは誤差バッファ314に書き込む。また、対象が次に処理される画素となるものは加算器315に対して出力する。加算器315は誤差拡散処理部313が出力する誤差データと、前ラインの誤差拡散処理によって生じた対象の誤差データとを加算演算を行い、加算器303に出力する。
The processing performed by the error
このように、スキャナ画像処理部20内部に構成したブロック属性判定部29のブロック属性判定結果信号を基に、プリンタ画像処理部30で処理する画像データに無彩色処理を施し、更に専用の出力テーブルを用いることで画素属性に応じたプリンタ画像処理を行うことができる。
As described above, based on the block attribute determination result signal of the block
なお、上記に説明した本実施例では、プリンタ画像処理部30を、無彩色化処理部305がクランプ処理部304の後に配置される構成としたが、これはブロック属性判定結果が互いに隣接する矩形領域で異なる場合に、画像劣化を防止するために有効な構成である。図17を参照して、画像劣化防止に関する概念を説明する。同図において、境界A、境界B、境界C、境界Dを境に隣接するブロックの属性判定結果が、一方は有彩色判定、他方は無彩色判定というように互いに異なっている。
In the above-described embodiment, the printer
このような場合に、無彩色化処理部305を、γテーブル302の直後や加算器303の直後に配置し、無彩色化されたデータがクランプ処理を行わずにセレクタ307に入力された場合、上記の4つの境界位置において、有彩色判定結果に基づいて行われた誤差拡散処理による誤差データや、無彩色判定結果に基づいて行われた誤差拡散処理による誤差データが、その境界で一気に出力され、レンジを越えて境界部分の出力データに大きな影響を与えることになる。つまり、境界部分における画像データが滑らかなものでなくなり、人間の目に対して悪影響を及ぼすこととなる。
In such a case, when the
以上のように、本実施例に対応する本発明では、記録系処理部において、判定結果を矩形領域に対応させた形で画素展開し、展開後の判定信号を基に、最適な画像処理パラメータを使用して画像処理を行うことが可能となる。 As described above, in the present invention corresponding to the present embodiment, the recording system processing unit develops the pixel in a form corresponding to the rectangular area, and the optimum image processing parameter based on the developed determination signal. Can be used to perform image processing.
本実施例では、本発明の画像処理装置200をコピーモードで動作させ、かつ、スキャナ画像処理部20にて変倍処理を行った場合のブロック属性判定結果の画素展開に関して説明する。
In this embodiment, pixel development of a block attribute determination result when the
本実施例に対応する画像処理装置200では、図2に示すブロック属性判定処理部29におけるブロック属性判定処理は、変倍処理部27における変倍処理の前段処理として行われる。ブロック属性判定処理部29における処理を前処理としている理由は、ブロック属性判定の精度を上げるためである。
In the
仮に、ブロック属性判定処理を変倍処理の後段で実行した場合、文字判定処理部24及び無彩色判定処理部28における処理も自動的に変倍処理の後に実行されることになる。これにより、変倍処理部27による変倍処理が先に実行されることで、文字判定処理及び無彩色判定処理が変倍処理の結果に影響を受けることになる。
If the block attribute determination process is executed after the scaling process, the processes in the character
より具体的な場合を考えると、例えば変倍処理によって画像データが拡大された場合、当然に文字判定及び無彩色判定はその拡大処理後の画像データを基に行われることになる。文字判定は線画のエッジ量の検出、網点検出をすることを処理の基礎とすることが多いため、拡大処理により線形補間処理が行われればエッジ成分が減退するなどの原因で、判定精度が落ちてしまうおそれがある。つまり、等倍の画像データを基に判定すれば文字判定となるものが、拡大処理後の画像データを基に判定することで文字判定とならなくなる場合が発生する。 Considering a more specific case, for example, when image data is enlarged by scaling, character determination and achromatic color determination are naturally performed based on the image data after the enlargement processing. Character detection is often based on the detection of line drawing edge amount and halftone dot detection, so if linear interpolation processing is performed by enlargement processing, the determination accuracy is high due to factors such as the reduction of edge components. There is a risk of falling. That is, there is a case where what is determined based on the same-size image data becomes character determination, but determination based on the image data after enlargement processing is not character determination.
無彩色判定処理も同様であり、拡大処理によって判定画素の輝度成分と色成分が間延びしてしまい誤判定の可能性が高くなる。文字判定結果、無彩色判定結果の誤判定は、ブロック属性判定の誤判定に直結し、画像劣化のもととなる。よって、本実施例に対応する画像処理装置200では、ブロック属性判定処理部29が変倍処理部27の前段に位置することとなる。
The same applies to the achromatic color determination process, and the enlargement process extends the luminance component and the color component of the determination pixel, increasing the possibility of erroneous determination. The erroneous determination of the character determination result and the achromatic color determination result directly leads to the erroneous determination of the block attribute determination and causes image degradation. Therefore, in the
しかしながら、ブロック属性判定処理部29を変倍処理部27の前段とすると、変倍を行ったコピー動作時のブロック属性判定結果信号の画素展開が複雑となる。なぜなら、スキャナ画像処理部20が出力する画像データは変倍処理部27による変倍処理が行われたものになっているが、ブロック属性判定処理は等倍の矩形領域に対して行われるからである。
However, if the block attribute
そこで、本実施例では、変倍処理時のブロック属性判定信号の画素展開をCPU180とプリンタ画像処理部30での処理とに分担して行わせる構成をとる。
Therefore, in this embodiment, a configuration is adopted in which pixel expansion of the block attribute determination signal at the time of scaling processing is performed in a shared manner between the
図19に150%変倍(拡大)処理時の画素展開図を示す。但し、説明を簡略化するため、図19は図18と同様に、ブロック属性判定処理部29による判定矩形領域を主走査方向2画素、副走査方向2ラインを単位とした場合を記載している。図19において、左側、中央、右側にそれぞれ位置する矩形領域のブロック属性判定結果は0、1、1である。また、本実施例に対応する画像処理装置200の構成においては、変倍処理部27に対して倍率を設定するのはCPU180であるため、ブロック属性判定処理部29による等倍のブロック属性判定結果信号を副走査側に画素(ライン)展開する処理はCPU180により行う。
FIG. 19 shows a pixel development view during 150% scaling (enlargement) processing. However, in order to simplify the description, FIG. 19 shows a case where the determination rectangular area by the block attribute
なお、ブロック属性判定結果信号を主走査側に画素展開するのはプリンタ画像処理部30内部に構成された判定信号画素展開部309にて行う構成をとる。図19の例を用いて説明すると、CPU180はまずブロック属性判定処理部29の判定結果保持部299からブロック属性判定結果信号として"011"を読み取る。次に読み取ったブロック属性判定結果信号を変倍処理部27に対して指定した倍率に基づきライン展開する(この場合、副走査方向に画素数が1.5倍、即ち2画素が3画素に拡大されるので、"011","011","011"となる)。
Note that the pixel development of the block attribute determination result signal on the main scanning side is performed by a determination signal
CPU180はプリンタ画像処理部30に入力するスキャナ画像処理部20による画像処理後の画像データの入力に同期させて、前記ライン展開したブロック属性判定結果信号の対象判定結果と変倍率とをプリンタ画像処理部30に入力する。プリンタ画像処理部30内部の判定信号画素展開部309は、前記変倍率に基づき、入力されるブロック属性判定結果信号を主走査方向に画素展開する。この場合、主走査方向に画素数が1.5倍、即ち2画素が3画素に拡大されるので、"011"の各要素がそれぞれ3つずつ連続するように拡大され、"000111111”となる。このように拡大されたブロック属性判定結果信号を利用して上記に説明した記録系の画像処理が施される。
The
なお、図19においては説明の容易化のため変倍率を150%としたが、実際の設定倍率は1%刻みであることが通常であり、全てをプリンタ画像処理部30で行う構成とするとハード規模が大きくなる。しかし、本実施例に対応する画像処理装置200の構成では、処理の同期関係も含めて変倍率を知るCPU180が介在するため、制御が簡略化される。また、図19における説明では拡大処理に関して説明したが、縮小処理を行わせる場合においても、CPU180とプリンタ画像処理部30との協働により処理を行う。
In FIG. 19, the scaling factor is set to 150% for ease of explanation, but the actual setting magnification is usually in increments of 1%. Scale increases. However, in the configuration of the
また、倍率によって生じるブロック属性判定結果の画素展開誤差は、プリンタ画像処理部30内部でより影響のないブロック属性判定結果の論理に修正して記録系の画像処理を行う構成をとる。例えば、有彩色判定結果を用いるか、無彩色判定結果を用いるかが微妙な画素の記録系処理は、出力画像に対する影響を避けるため、有彩色判定結果を使用して後段の記録系画像処理を行ってもよい。
Further, the pixel development error of the block attribute determination result caused by the magnification is corrected to the logic of the block attribute determination result that has less influence in the printer
このように、本実施例に対応する本発明では、読み取り系処理にて変倍処理が行われた場合でも、装置全体を制御するCPUと記録系画像処理部とがブロック属性判定結果をそれぞれ適する方向に展開させるので、変倍処理時の領域属性結果の展開を、主走査方向及び副走査方向といった方向単位で処理を分担化させることで全体の制御の簡略化とハード規模の削減をはかることができる。 As described above, in the present invention corresponding to the present embodiment, even when the scaling process is performed in the reading system process, the CPU that controls the entire apparatus and the recording system image processing unit respectively suit the block attribute determination results. Since it is expanded in the direction, the overall control is simplified and the hardware scale is reduced by sharing the processing of the region attribute result during scaling processing in units of directions such as the main scanning direction and the sub-scanning direction. Can do.
[その他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
[Other Embodiments]
Note that the present invention can be applied to a system including a plurality of devices (for example, a host computer, an interface device, a reader, and a printer), and a device (for example, a copying machine and a facsimile device) including a single device. You may apply to.
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。 Another object of the present invention is to supply a storage medium (or recording medium) in which a program code of software that realizes the functions of the above-described embodiments is recorded to a system or apparatus, and the computer (or CPU or CPU) of the system or apparatus. Needless to say, this can also be achieved by the MPU) reading and executing the program code stored in the storage medium. In this case, the program code itself read from the storage medium realizes the functions of the above-described embodiments, and the storage medium storing the program code constitutes the present invention. Further, by executing the program code read by the computer, not only the functions of the above-described embodiments are realized, but also an operating system (OS) running on the computer based on the instruction of the program code. It goes without saying that a case where the function of the above-described embodiment is realized by performing part or all of the actual processing and the processing is included.
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。 Furthermore, after the program code read from the storage medium is written into a memory provided in a function expansion card inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the function is determined based on the instruction of the program code. It goes without saying that the CPU or the like provided in the expansion card or the function expansion unit performs part or all of the actual processing and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing.
Claims (6)
前記入力された画像データを所定の変倍率に応じて変倍する変倍手段と、
前記領域判定手段における判定結果を前記変倍後の画像データの画素数分だけ展開する展開手段と、
前記変倍された画像データを無彩色化処理する無彩色化処理手段と、
前記変倍された画像データと、前記無彩色化処理された画像データとの入力を受け付け、前記展開された判定結果に基づき、前記受け付けた画像データのいずれかを選択して出力する画像データ選択手段と、
前記展開された判定結果に基づいて画像形成テーブルを選択するテーブル選択手段と、
前記選択された画像形成テーブルと、前記選択された画像データとを利用して、出力画像データを生成する出力画像データ生成手段と
を備えること特徴とする画像処理装置。 Image data input means, first storage means for storing the input image data, and image data stored in the first storage means are stored in the second storage means for each first rectangular area. An image processing apparatus comprising: first control means for storing; and area determination means for determining whether image data in the first rectangular area is at least one of character data and achromatic data,
Scaling means for scaling the input image data in accordance with a predetermined scaling ratio;
Expanding means for expanding the determination result in the area determining means by the number of pixels of the image data after the scaling;
Achromatic processing means for performing achromatic processing on the scaled image data;
Image data selection that accepts input of the scaled image data and the achromatic image data, and selects and outputs one of the accepted image data based on the developed determination result Means,
Table selection means for selecting an image forming table based on the developed determination result;
An image processing apparatus, comprising: output image data generation means for generating output image data using the selected image formation table and the selected image data.
前記変倍された画像データの主走査方向の画素数分だけ展開する第1の展開手段と、
前記変倍された画像データの副走査方向の画素数分だけ展開する第2の展開手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 The expansion means is
First expansion means for expanding the scaled image data by the number of pixels in the main scanning direction;
The image processing apparatus according to claim 1, further comprising: a second expansion unit that expands the scaled image data by the number of pixels in the sub-scanning direction.
前記入力された画像データを所定の変倍率に応じて変倍する変倍工程と、
前記領域判定部における判定結果を前記変倍後の画像データの画素数分だけ展開する展開工程と、
前記変倍された画像データを無彩色化処理する無彩色化処理工程と、
前記変倍された画像データと、前記無彩色化処理された画像データとの入力を受け付け、前記展開された判定結果に基づき、前記受け付けた画像データのいずれかを選択して出力する画像データ選択工程と、
前記展開された判定結果に基づいて画像形成テーブルを選択するテーブル選択工程と、
前記選択された画像形成テーブルと、前記選択された画像データとを利用して、出力画像データを生成する出力画像データ生成工程と
を備えること特徴とする画像処理装置の制御方法。 An image data input unit, a first storage unit for storing the input image data, and image data stored in the first storage unit are stored in a second storage unit for each first rectangular area. A control method of an image processing apparatus comprising: a control unit for storing; and an area determination unit that determines whether image data in the first rectangular area is at least one of character data and achromatic data,
A scaling process for scaling the input image data according to a predetermined scaling ratio;
An unfolding step of unfolding the determination result in the region determining unit by the number of pixels of the image data after the scaling,
An achromatic process for achromatic processing the scaled image data;
Image data selection that accepts input of the scaled image data and the achromatic image data, and selects and outputs one of the accepted image data based on the developed determination result Process,
A table selection step of selecting an image forming table based on the developed determination result;
An image processing apparatus control method comprising: an output image data generation step of generating output image data using the selected image formation table and the selected image data.
前記変倍された画像データの主走査方向の画素数分だけ展開する第1の展開工程と、
前記変倍された画像データの副走査方向の画素数分だけ展開する第2の展開工程とを備えることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置の制御方法。 The unfolding step is
A first developing step of developing the scaled image data by the number of pixels in the main scanning direction;
The image processing apparatus control method according to claim 3, further comprising a second expansion step of expanding the scaled image data by the number of pixels in the sub-scanning direction.
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