JP2005167640A - 動画再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明に係る動画再生装置は、LCD7と、メモリカード8に記録されている動画を再生してLCD7に表示する信号処理回路5とを具えている。該信号処理回路5は、1つの動画を構成する複数枚の静止画像を複数の画像群に分けて、画像群毎に1枚の静止画像のサムネイルを作成し、作成した複数枚のサムネイルをLCD7に表示する。そして、ユーザによりサムネイル選択操作が行なわれたとき、1つの動画を構成する複数の画像群の中から、選択された1或いは複数枚のサムネイルに応じた1或いは複数の画像群を特定し、特定した1或いは複数の画像群に属する複数枚の静止画像を消去する。
【選択図】 図1
Description
この種のデジタルカメラにおいては、ユーザにより動画撮影開始操作が行なわれると、撮影によって得られた動画の画像データが、デジタルデータに変換された後、周知の圧縮方式により圧縮されて記録媒体に記録されると共に、動画を構成する複数枚の静止画像の内、先頭の1枚の静止画像から1枚のサムネイル(縮小画像)が作成されて記録媒体に記録される。尚、サムネイル作成方法としては、1つの動画について複数枚のサムネイルを作成する方法も知られている(特許文献1)。
その後、ユーザは記録媒体に記録されている複数の動画の中から所望の1つの動画をLCD(液晶ディスプレイ)等の画像表示装置に表示させんとする際には、先ず、各動画について作成されたサムネイルを含む選択画面を表示させ、次に、この中から目的の動画についてのサムネイルを選択することによって、目的の動画を画像表示装置に表示させる。
又、パーソナルコンピュータを用いて、キーボードやマウスの操作により、既に記録媒体に記録されている動画の不要な部分を消去することが行なわれているが、パーソナルコンピュータでの作業が面倒である問題や、動画を部分的に消去するための操作が初心者にとって困難である問題があった。
そこで、簡易な操作によって動画を部分的に消去することが可能なデジタルカメラが提案されている(特許文献3及び4)。該デジタルカメラにおいては、ユーザは方向指示ボタンを繰り返し押下することによって動画ファイルを構成する複数枚の静止画像を順次LCDに表示させ、編集点となる静止画像がLCDに表示された時点で画像消去のための操作を行なうことによって、前記動画ファイルの内、該静止画像から前の前半部分或いは該静止画像から後ろの後半部分を消去することが出来る。
そこで本発明の目的は、1つの動画の中間部分を簡単に消去することが出来る動画再生装置を提供することである。
1つの動画を構成する複数枚の静止画像を複数の画像群に分けて、画像群毎に1枚の静止画像のサムネイルを作成し、作成した複数枚のサムネイルを画像表示装置に表示するサムネイル表示手段と、
前記複数枚のサムネイルが画像表示装置に表示されている状態でサムネイル選択操作が行なわれたとき、前記複数の画像群の中から、選択された1或いは複数枚のサムネイルに応じた1或いは複数の画像群を特定する画像群特定手段と、
前記1つの動画を構成する複数枚の静止画像から、特定された1或いは複数の画像群に属する複数枚の静止画像を消去する消去手段
とを具えている。
この状態でユーザが画像表示装置に表示されている複数枚のサムネイルの中から1或いは複数枚のサムネイルを選択する操作を行なうと、1つの動画を構成する複数の画像群から、選択された1或いは複数枚のサムネイルに応じた1或いは複数の画像群に属する複数枚の静止画像が消去される。ここで、静止画像の消去方法としては、消去せんとする静止画像を消失させ或は上書き可能状態とすることによって元の動画ファイルを更新する方法や、後述の如く消去せんとする静止画像以外の静止画像から新たな動画ファイルを作成して記録する方法を採用することが出来る。
上記動画再生装置においては、1つの動画を構成する複数の画像群の内、中間位置の1或いは複数の画像群についてのサムネイルを選択すれば、該動画の中間部分を消去することが出来る。
ここで、新たに作成された1つの動画ファイルは、元の動画ファイルの記録領域に上書き記録される。或いは、新たに作成された1つの動画ファイルは、元の動画ファイルの記録領域とは異なる別の記録領域に記録される。
一方、ユーザにより複数の動画ファイルを作成するための操作が行なわれたときには、1つの動画を構成する複数の画像群の内、ユーザにより選択された1或いは複数枚のサムネイルに応じた画像群を除く他の複数の画像群が、選択された画像群の数及び1つの動画における位置に応じて複数のブロックに分けられ、ブロック毎に1つの動画ファイルが作成されて記録媒体に記録される。
そして、上述の如く作成された1或いは複数の動画ファイルは、元の動画ファイルの記録領域に上書き記録される。或いは、新たに作成された1或は複数の動画ファイルは、元の動画ファイルの記録領域とは異なる別の記録領域に記録される。
記録媒体に記録されている複数の動画について夫々、作成された複数枚のサムネイルを記録媒体に記録する画像処理手段と、
ユーザによるサムネイル表示操作に応じて、記録媒体に記録されている複数の動画について夫々、前記作成された複数枚のサムネイルの中の1枚のサムネイルを記録媒体から読み出して画像表示装置に表示する第1表示処理手段と、
記録媒体に記録されている複数の動画のそれぞれについてのサムネイルが画像表示装置に表示されている状態でサムネイル選択操作が行なわれたとき、記録媒体に記録されている複数の動画の中から、選択された1枚のサムネイルに応じた1つの動画を特定する動画特定手段と、
特定された動画について作成された複数枚のサムネイルを記録媒体から読み出して画像表示装置に表示する第2表示処理手段
とを具え、前記消去手段は、前記特定された動画を対象として前記消去動作を実行する。
本発明に係るデジタルカメラは、図1に示す如く、フォーカスレンズ(1)と、該レンズ(1)を通過した光を光電変換するCCD(2)と、相関二重サンプリング及び自動ゲイン制御を行なうCDS/AGC回路(3)と、A/D変換処理を行なうA/D変換器(4)と、圧縮処理や伸長処理等の種々の信号処理を行なう信号処理回路(5)と、D/A変換処理を行なうD/A変換器(6)と、撮影された画像を表示するためのLCD(7)とを具えており、前記信号処理回路(5)には、画像データを記録するためのメモリカード(8)が接続されている。
又、前記信号処理回路(5)には、マイクロコンピュータからなる制御回路(9)が接続されており、該制御回路(9)によって信号処理回路(5)の動作が制御されている。制御回路(9)には、複数の操作キーからなる入力装置(10)が接続されている。
記録モードでは、フォーカスレンズ(1)を通過した光がCCD(2)にて光電変換され、CCD(2)の出力信号はCDS/AGC回路(3)を経てA/D変換器(4)に供給され、デジタル画像データが作成される。該デジタル画像データは、信号処理回路(5)にてLCD表示のための画像処理を受けた後、D/A変換器(6)にてアナログの画像信号に変換されてLCD(7)に供給される。この結果、CCD(2)によって撮影された画像(動画)がLCD(7)にリアルタイムで表示されることになる。
又、信号処理回路(5)は、A/D変換器(4)から得られる複数フレーム分の画像データを複数の画像群に均等に分けて、各画像群の先頭フレームの画像データからサムネイルを作成する。そして、作成した複数枚のサムネイルをそれぞれ圧縮した後、メモリカード(8)に書き込む。この様にして、1つの動画を構成する複数枚の静止画像が複数の画像群に均等に分けられ、各画像群の先頭画像のサムネイルが動画と共にメモリカード(8)に記録されることになる。
図4は、90枚の静止画像から構成される動画の一例を表わしている。尚、図4においては、各画像群の先頭画像以外の画像は省略して白抜きの四角形で表わしている。この例では、90枚の静止画像が10枚ずつ9つの画像群1〜9に分けられ、各画像群の先頭画像、即ち画像番号1、11、21、31、41、51、61、71及び81の静止画像のそれぞれのサムネイルが作成されてメモリカード(8)に記録される。
例えば、図4に示す動画がメモリカード(8)に記録されている場合には、図2の如く画像番号1の静止画像のサムネイルを含む動画選択画面がLCD(7)に表示される。
例えば、図2に示す動画選択画面がLCD(7)に表示されている状態でユーザが第2行目の第2列目のサムネイルを選択すると、図4に示す動画がLCD(7)に映し出される。
又、信号処理回路(5)は、前記読出し指令を受けて、選択されたサムネイルに応じた動画についての複数枚のサムネイルをメモリカード(8)から読み出して伸長し、これによって得られる画像データから複数枚のサムネイルを一覧表示するための画面データを作成する。該画面データは、D/A変換器(6)にてアナログの画面信号に変換されてLCD(7)に供給される。この結果、図3に示す如く、ユーザにより選択されたサムネイルに応じた動画についての複数枚のサムネイルからなる消去部分選択画面がLCD(7)に表示されることになる。
例えば、図2に示す動画選択画面がLCD(7)に表示されている状態で、第2列目の第2行目のサムネイルを選択すると、図3及び図4に示す如く画像番号1、11、21、31、41、51、61、71及び81の静止画像のサムネイルからなる消去部分選択画面がLCD(7)に表示される。
例えば、図3に示す消去部分選択画面が表示されている状態でユーザが第2行目の第1列目及び第2列目のサムネイルを選択する操作を行なった場合には、図4に示す90枚の静止画像の内、選択された2枚のサムネイルに応じた画像群、即ち画像群4、5を除く他の画像群1〜3、6〜9に属する70枚の静止画像から図5に示す1つのファイルが作成される。
これに対し、ユーザが入力装置(10)に対して元の動画ファイルを残存させるための操作を行なうと、制御回路(9)はこれを検知して、信号処理回路(5)に対しメモリカード(8)の別領域への記録を指令し、信号処理回路(5)は、該指令を受けて、メモリカード(8)の記録領域の内、元の動画ファイルの記録領域とは別の領域に上述の如く新たに作成した1つの動画ファイルを記録する。この様にして、図2に示す如き動画選択画面にて選択された動画を構成する複数の画像群の内、図3に示す如き消去部分選択画面にて選択された画像群を除く他の画像群から新たな1つの動画ファイルが作成され、該動画ファイルが元の動画ファイルとは別の記録領域に記録されることになる。
例えば、図3に示す消去部分選択画面が表示されている状態でユーザが第2列目の第1行目及び第2行目のサムネイルを選択する操作を行なった場合には、図4及び図6(a)(b)の如く、ユーザにより選択された画像群4よりも前の画像群1〜3に属する複数枚の静止画像を1つのブロックとして1つの動画ファイルが作成されると共に、ユーザにより選択された画像群5よりも後の画像群6〜9に属する複数枚の静止画像を1つのブロックとして1つの動画ファイルが作成される。
これに対し、ユーザが入力装置(10)に対して元の動画ファイルを残存させるための操作を行なうと、制御回路(9)はこれを検知して、信号処理回路(5)に対しメモリカード(8)の別領域への記録を指令し、信号処理回路(5)は、該指令を受けて、メモリカード(8)の記録領域の内、元の動画ファイルの記録領域とは別の領域に上述の如く新たに作成した複数の動画ファイルを記録する。この様にして、図2に示す如き動画選択画面にて選択された動画を構成する複数の画像群の内、図3に示す如き消去部分選択画面にて選択された画像群を除く他の画像群から新たな複数の動画ファイルが作成され、これらの動画ファイルが元の動画ファイルとは別の記録領域に記録されることになる。
動画選択画面がLCD(7)に表示されている状態でユーザにより1枚のサムネイルを選択する操作が行なわれると、ステップS3にてイエスと判断されてステップS4に移行し、図3に示す如き消去部分選択画面をLCD(7)に表示した後、ステップS5では、ユーザにより1或いは複数枚のサムネイルが選択されたか否かを判断する。
一方、ユーザにより元の動画ファイルを残存させるための操作が行なわれた場合には、ステップS10にてノーと判断されてステップS12に移行し、メモリカード(8)の記録領域の内、元の動画ファイルとは別の記録領域に上述の如く作成された1或いは複数の動画ファイルを記録して、手続きを終了する。
例えば、新たに作成された1或いは複数の動画ファイルを元の動画ファイルの記録領域とは異なる別の記録領域に記録して、元の動画ファイルを消去する構成を採用することも可能である。
又、上記実施の形態においては、1つの動画を構成する複数枚の静止画像を均等に複数の画像群に分けて、1つの動画について複数枚のサムネイルを作成しているが、シーン別に分けて複数枚のサムネイルを作成する方法等、その他の周知のサムネイル作成方法を採用することが出来る。
更に、上記実施の形態においては、本発明をデジタルカメラに実施しているが、DVDプレーヤやHDプレーヤ等、種々の動画再生装置に実施することが可能である。
(2) CCD
(3) CDS/AGC回路
(4) A/D変換器
(5) 信号処理回路
(6) D/A変換器
(7) LCD
(8) メモリカード
(9) 制御回路
(10) 入力装置
Claims (6)
- 記録媒体に記録されている動画を再生して画像表示装置に表示する画像処理回路を具えた動画再生装置において、該画像処理回路は、
1つの動画を構成する複数枚の静止画像を複数の画像群に分けて、画像群毎に1枚の静止画像のサムネイルを作成し、作成した複数枚のサムネイルを画像表示装置に表示するサムネイル表示手段と、
前記複数枚のサムネイルが画像表示装置に表示されている状態でサムネイル選択操作が行なわれたとき、前記複数の画像群の中から、選択された1或いは複数枚のサムネイルに応じた1或いは複数の画像群を特定する画像群特定手段と、
前記1つの動画を構成する複数枚の静止画像から、特定された1或いは複数の画像群に属する複数枚の静止画像を消去する消去手段
とを具えていることを特徴とする動画再生装置。 - 前記消去手段は、消去動作として、1つの動画を構成する複数の画像群の内、前記特定された1或いは複数の画像群を除く他の1或いは複数の画像群から1つの動画ファイルを作成して記録媒体に記録する請求項1に記載の動画再生装置。
- 前記消去手段は、消去動作として、1つの動画を構成する複数の画像群の内、前記特定された1或いは複数の画像群を除く他の複数の画像群を、前記特定された画像群の数及び1つの動画における位置に応じて複数のブロックに分け、ブロック毎に1つの動画ファイルを作成して記録媒体に記録する請求項1に記載の動画再生装置。
- 前記消去手段は、ユーザにより1つの動画ファイルを作成するための操作が行なわれたとき、消去動作として、1つの動画を構成する複数の画像群の内、前記特定された1或いは複数の画像群を除く他の1或いは複数の画像群から1つの動画ファイルを作成して記録媒体に記録する一方、ユーザにより複数の動画ファイルを作成するための操作が行なわれたときには、前記特定された1或いは複数の画像群を除く他の複数の画像群を、前記特定された画像群の数及び1つの動画における位置に応じて複数のブロックに分け、ブロック毎に1つの動画ファイルを作成して記録媒体に記録する請求項1に記載の動画再生装置。
- 前記サムネイル表示手段は、各画像群の先頭の静止画像のサムネイルを作成する請求項1乃至請求項4の何れかに記載の動画再生装置。
- 前記サムネイル表示手段は、
記録媒体に記録されている複数の動画について夫々、作成された複数枚のサムネイルを記録媒体に記録する画像処理手段と、
ユーザによるサムネイル表示操作に応じて、記録媒体に記録されている複数の動画について夫々、前記作成された複数枚のサムネイルの中の1枚のサムネイルを記録媒体から読み出して画像表示装置に表示する第1表示処理手段と、
記録媒体に記録されている複数の動画のそれぞれについてのサムネイルが画像表示装置に表示されている状態でサムネイル選択操作が行なわれたとき、記録媒体に記録されている複数の動画の中から、選択された1枚のサムネイルに応じた1つの動画を特定する動画特定手段と、
特定された動画について作成された複数枚のサムネイルを記録媒体から読み出して画像表示装置に表示する第2表示処理手段
とを具え、前記消去手段は、前記特定された動画を対象として前記消去動作を実行する請求項1乃至請求項5の何れかに記載の動画再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003403878A JP2005167640A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | 動画再生装置 |
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JP2003403878A JP2005167640A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | 動画再生装置 |
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JP2005167640A true JP2005167640A (ja) | 2005-06-23 |
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ID=34727017
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JP2003403878A Pending JP2005167640A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | 動画再生装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110566A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Sharp Corp | 動画編集装置、および動画編集方法 |
-
2003
- 2003-12-03 JP JP2003403878A patent/JP2005167640A/ja active Pending
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