JP2005165719A - 診断計画方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 患者および病院の双方にとって最適な診断計画を作成する方法および装置を実現する。
【解決手段】 患者の氏名、性別、年令、病名および部位を含む情報を入力する入力手段(14)と、診断事例および外的制約事項を含む情報を蓄積したデータベース(12)と、入力情報に基づいて前記データベースを参照して診断計画を作成する作成手段(10)とを具備する。データベースを患者の氏名、性別、年令、病名および部位を含む入力情報に基づいて参照し、それによって得られた情報に基づいて診断計画を作成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、診断計画方法および装置に関し、特に、診断計画を患者ごとに作成する方法および装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置等の画像診断装置では診断に先立って診断計画が作成される。診断計画の作成を容易にするために、診断計画作成を支援するツール(tool)がX線CT装置に設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−190138号公報(第8−12頁、図4−9)
患者の病状によっては、X線CT装置に加えてMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置やX線撮影装置等複数のモダリティ(modality)による総合的な診断を必要とする場合があり、その場合は複数のモダリティが関わる診断計画を作成しなければならないが、上記の技術では実現不可能である。また、診断計画は、病院経営上の法的あるいは経済的な制約事項すなわちいわゆるクリティカルパス(critical path)をクリア(clear)ことが望まれるが、上記の技術ではそのような配慮はなされない。このため、患者および病院の双方にとって最適な診断計画は得られない。
そこで、本発明の課題は、患者および病院の双方にとって最適な診断計画を作成する方法および装置を実現することである。
(1)上記の課題を解決するためのひとつの観点での発明は、診断事例および外的制約事項を含む情報を蓄積したデータベースを患者の氏名、性別、年令、病名および部位を含む入力情報に基づいて参照する手順と、前記参照によって得られた情報に基づいて診断計画を作成する手順と、を具備することを特徴とする診断計画方法である。
(2)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、患者の氏名、性別、年令、病名および部位を含む情報を入力する入力手段と、診断事例および外的制約事項を含む情報を蓄積したデータベースと、前記入力情報に基づいて前記データベースを参照して診断計画を作成する作成手段と、を具備することを特徴とする診断計画装置である。
前記診断事例は複数のモダリティの診断事例を含むことが、複数のモダリティに関わる診断計画を得る点で好ましい。前記外的制約事項は法的事項であることが、法的規制をクリアする点で好ましい。前記外的制約事項は経済的事項であることが、経済的制約をクリアする点で好ましい。
前記診断計画はモダリティに関する情報を含むことが、モダリティを特定する点で好ましい。前記診断計画は診断用のプロトコルに関する情報を含むことが、プロトコルを特定する点で好ましい。前記診断計画は日程に関する情報を含むことが、日程を特定する点で好ましい。前記診断計画は外的操作により変更可能であることが、融通性を良くする点で好ましい。
上記(1)または(2)に記載の各観点での発明では、診断事例および外的制約事項を含む情報を蓄積したデータベースを患者の氏名、性別、年令、病名および部位を含む入力情報に基づいて参照し、それによって得られた情報に基づいて診断計画を作成するので、患者および病院の双方にとって最適な診断計画を作成する方法および装置を実現することができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、発明を実施するための最良の形態に限定されるものではない。図1に、診断計画装置のブロック(block)図を示す。本装置は発明を実施するための最良の形態の一例である。本装置の構成によって、診断計画装置に関する本発明を実施するための最良の形態の一例が示される。本装置の動作によって、診断計画方法に関する本発明を実施するための最良の形態の一例が示される。
同図に示すように、本装置は計画作成部10を有する。計画作成部10はデータベース(data base)12を使用する。計画作成部10には入力部14を通じて情報が入力される。計画作成部10の出力情報は出力部16を通じて出力される。入力部14は本発明における入力手段の一例である。データベース12本発明におけるデータベースの一例である。計画作成部10は本発明における作成手段の一例である。
計画作成部10はコンピュータ(computer)によって実現される。コンピュータは、内蔵したプログラム(program)により、診断計画作成用のエキスパートシステム(expert system)として動作する。エキスパートシステムは推論機能を有するAI(Artificial Intelligence)である。
データベース12には、過去の様々な診断事例が蓄積されている。診断事例には、病名、部位、患者の年令と性別、診断装置のモダリティ、診断プロトコル(protocol)等が含まれる。モダリティとしては、例えば、X線CT装置、MRI装置、X線撮影装置、超音波診断装置、PET(Positron Emission Tomography)、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)等がある。
データベース12には外的な制約事項も記憶されている。外的な制約事項としては、例えば法的事項がある。法的事項としては例えば医療費の上限に関する法規制等がある。また、外的な制約事項として病院独自のガイドライン(guide line)がある。病院独自のガイドラインは、例えば経営上のガイドライン等経済的なものである。データベース12はさらにカレンダー(calendar)を記憶している。カレンダーには診断装置の予約状況がモダリティごとに登録されている。
本装置の動作を説明する。図2に本装置の動作のフロー(flow)図を示す。同図に示すように、ステージ(stage)201で、患者の氏名、性別および年令を入力する。この入力は入力部14を通じて本装置の使用者により行われる。なお、上記の情報に加えて患者の体重を入力するようにしてもよい。
次に、ステージ203で、病名と部位を入力する。病名と部位の入力は、例えば一覧表の中から選択することにより行うようにしてもよい。
次に、ステー205で、データベースを参照する。データベース参照は計画作成部10によって行われる。計画作成部10は、入力された情報に基づいてデータベース12を参照し関連する情報を読み出す。読み出される情報は該当する事例および関連する制約事項等である。
次に、ステージ207で、診断計画を作成する。診断計画作成は計画作成部10によって行われる。計画作成部10は、データベース12から読み出した事例および制約事項等を使用し、適宜の推論等に基づいて診断計画を作成する。
診断計画には使用するモダリティ、そのプロトコル、実施日時等に関する情報が含まれる。作成された診断計画は、出力部16を通じて使用者が認識可能な形で出力される。診断計画は使用者に対する提案ないし推奨として行われる。
次に、ステージ209で、修正の要否を判断する。この判断は使用者により行われる。使用者は、出力された診断計画について修正の要否を判断し、必要に応じてステージ211で適宜に診断計画を修正する。この結果、ステージ213で診断計画が確定する。
上記のようにして作成される診断計画の一例を示せば次の通りである。ステージ201で中年の男性患者に関する情報が入力され、ステージ203で病名が脳梗塞、部位が頭部と入力される。ただし、当初に入力される病名および部位は、確定したものではなくそれが疑われる病名ないし部位である。
このような入力に基づいて、ステージ205で、データベース12が参照される。データベース12には脳卒中の診断事例として、X線CT装置、MRI装置および脳血管撮影検査装置を用いた総合的な検査事例があるので、この事例が読み出される。なお、脳血管撮影検査装置は脳血管撮影専用のX線撮影装置である。このような検査に関わる外的な制約事項および各診断装置の予約状況も読み出される。
このような読み出し情報を勘案して、ステージ207で、診断計画が作成される。これによって、例えば次のような診断計画案が提示される。
・2時間後にMRI装置による頭部スキャン(scan)、プロトコルはディフュージョ ン/パーフュージョン(Diffusion/Perfusion)用プロトコル。
・翌日にX線CT装置による頭部スキャン。
・翌々日に脳血管撮影装置により、血管の走向状態等、手術に必要な情報を得るための撮 影。
使用者はこの計画案を検討し、必要時応じて修正して診断計画を確定する。
以上のように、患者情報、病名および部位を入力するだけで、事例および制約事項を勘案して最適な診断計画が自動的に提示されるので、診断計画作成の時間が短縮されかつ作業が省力化される。しかも、診断計画の内容は、患者はもとより病院にとっても最適なものとなる。
診断計画装置のブロック図である。 診断計画装置の動作のフロー図である。
符号の説明
10 計画作成部
12 データベース
14 入力部
16 出力部

Claims (16)

  1. 診断事例および外的制約事項を含む情報を蓄積したデータベースを患者の氏名、性別、年令、病名および部位を含む入力情報に基づいて参照する手順と、
    前記参照によって得られた情報に基づいて診断計画を作成する手順と、
    を具備することを特徴とする診断計画方法。
  2. 前記診断事例は複数のモダリティの診断事例を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の診断計画方法。
  3. 前記外的制約事項は法的事項である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の診断計画方法。
  4. 前記外的制約事項は経済的事項である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の診断計画方法。
  5. 前記診断計画はモダリティに関する情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の診断計画方法。
  6. 前記診断計画は診断用のプロトコルに関する情報を含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の診断計画方法。
  7. 前記診断計画は日程に関する情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の診断計画方法。
  8. 前記診断計画は外的操作により変更可能である、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の診断計画方法。
  9. 患者の氏名、性別、年令、病名および部位を含む情報を入力する入力手段と、
    診断事例および外的制約事項を含む情報を蓄積したデータベースと、
    前記入力情報に基づいて前記データベースを参照して診断計画を作成する作成手段と、
    を具備することを特徴とする診断計画装置。
  10. 前記診断事例は複数のモダリティの診断事例を含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の診断計画装置。
  11. 前記外的制約事項は法的事項である、
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の診断計画装置。
  12. 前記外的制約事項は経済的事項である、
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の診断計画装置。
  13. 前記診断計画はモダリティに関する情報を含む、
    ことを特徴とする請求項9ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載の診断計画装置。
  14. 前記診断計画は診断用のプロトコルに関する情報を含む、
    ことを特徴とする請求項13に記載の診断計画装置。
  15. 前記診断計画は日程に関する情報を含む、
    ことを特徴とする請求項9ないし請求項14のうちのいずれか1つに記載の診断計画装置。
  16. 前記診断計画は外的操作により変更可能である、
    ことを特徴とする請求項9ないし請求項15のうちのいずれか1つに記載の診断計画装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009011829A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 General Electric Co <Ge> 電子医療記録影響データ取得、処理および表示システムおよび方法
JP2014515849A (ja) * 2011-03-29 2014-07-03 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 画像捕捉及び/又は画像関連パラメータの推薦装置

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