JP2005165697A - プッシュ配信システム、そのプッシュ配信制御方法、及びそのプッシュ配信制御プログラム - Google Patents

プッシュ配信システム、そのプッシュ配信制御方法、及びそのプッシュ配信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プッシュ配信システムにおいて、ユーザーの携帯端末がプッシュ配信を問題なく受信可能なときにのみタイムリーにプッシュ配信を行なえ、その時点でユーザーにとって最適な配信データを選択して配信できるようにする。
【解決手段】 プッシュ配信コントローラ13は、プッシュ配信サーバー6からユーザーの携帯端末1への配信要求15があったときに、スケジュールサーバー2からユーザーのスケジュールデータ10を取得し、そのデータとそれから判断される端末1の電池残量に基づいて、端末がプッシュ配信を受信可能か否か判断し、可能と判断したら配信サーバー6から配信データ16を取得し、スケジュールデータ10に基づいて送信する配信データ16を選択する。そして端末1にトリガー信号19を送信し、端末1から応答信号18を受信したら、選択した配信データ16を端末1に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターネットを介して、プッシュ配信サーバーからユーザーの携帯端末に対して配信データをプッシュ配信するプッシュ配信システム、そのプッシュ配信制御方法、及びそのプッシュ配信制御プログラムに関するものである。
従来、下記の特許文献1などにより知られているプッシュ配信サービスは、プッシュ配信サーバーからユーザーの持つ携帯電話などの通信端末に対して、ユーザーの趣味や興味のある事、仕事に関する情報等の有益な情報の配信データをリアルタイムで配信するものである。このため、サービスを受ける端末側は常に情報を受け取る準備が出来ていなければならない。これに対して、携帯電話等は通常は常時通信待ち受け状態になっているので、プッシュ配信サービスを受けるのに都合がよく問題ないが、PDA(個人情報携帯端末)や業務用携帯端末等は、通常、使用しないときは電源をオフしており、当然、携帯電話のように常時通信待ち受け状態にはなっていない。すなわち、これらの携帯端末は、通常は、ネットワークを使う時のみPHSカードなどの通信カードを使用してネットワークに接続しており、使用してない時、つまり電源オフの状態では当然通信カードの電源もオフ状態で通信待ち受け状態ではなく、プッシュ配信サービスを受けることができない。
このため、このような携帯端末でも常時通信待ち受けを可能とした構成が従来のプッシュ配信システムで知られており、その一例を図15により説明する。
図15において、1はプッシュ配信サービスを受ける携帯端末であり、そのサービスを受ける為の通信手段であるPHSカードなどの通信カード20を装着して使用する。6はプッシュ配信サーバーであり、プッシュ配信用のコンテンツの情報が格納されているコンテンツデータベース7と、プッシュ配信サービスを受けるユーザーの個人情報が格納されている個人情報データベース8と、これらを管理する配信コンテンツ情報管理部9を備えている。プッシュ配信サーバー6からプッシュ配信データ16がインターネット80とこれに接続された不図示の無線電話網を含む通信回線を介して携帯端末1に送信される。また、携帯端末1からサーバー6に対してデータを送信することもできる。
このような構成において、携帯端末1がプッシュ配信サーバー6からリアルタイムに情報を受けるためには、プッシュ配信サーバー6からの通信を受信するために常に通信カード20を通信待ち受け状態にしておかなければならない。このために、携帯端末1において、通信カード20は常に電源を入れておき、携帯端末1自体の主電源はオフ状態、あるいは低消費電力状態にしておく待ち受けモード(省電力モード)を実行できるようにする。この待ち受けモード状態にある携帯端末1に対して、プッシュ配信サーバー6が配信を始める時には、まず受信準備をさせるプッシュ配信要求であるトリガー信号19を送信する。トリガー信号19を受信した通信カード20は、携帯端末1の本体の電源をオンして通信可能状態にする起動をかけ、携帯端末1が通信可能状態(受信準備完了状態)になったら、その事をプッシュ配信サーバーに通知する応答信号であるアクセス許可信号18を送信する。これを受け取ったプッシュ配信サーバー6は携帯端末1に向けてプッシュ配信データ16の送信を開始する。こうして携帯端末1はリアルタイムで配信サービスを受けることができる。
特開2002−189675号公報
しかしながら上記従来例では、以下のような問題があった。
1)プッシュ配信サーバー6から個々のユーザーの携帯端末1に配信される配信データ16は、予め種類が決められており、プッシュ配信を受けるユーザーのその時の居場所や行動内容などに応じて最適なデータを選択して配信するようなことはできなかった。
2)携帯端末1で待ち受けモードを実行する場合には、通常の全体の電源オフ状態ではなく、通信カード20に電源を入れた状態とするため、消費電流が通常の電源オフ状態に比べ大きくなってしまうので、常時待ち受けモードとすると、携帯端末1の電源の電池による駆動時間が大幅に短くなってしまう。
3)携帯端末1の電池残量が少ない状態にあるときにプッシュ配信を受けると、通信により消費電流が増え、通信途中に電池切れで通信が中断してしまい、配信が失敗してしまう等の問題が生じる可能性がある。
4)プッシュ配信を受けるために消費電力が増えてしまい、ユーザーが携帯端末1を使用してその日に行わなければならない仕事が終了する前に電池切れとなってしまい、予定の仕事を消化しきれない場合が生じる。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、その課題は、プッシュ配信システムにおいて、プッシュ配信を行なうときに、その時点でユーザーにとって最適な配信データを選択して配信できるようにすることにある。また、ユーザーの携帯端末がプッシュ配信を問題なく受信可能なときにのみタイムリーにプッシュ配信を行なうことができ、携帯端末の消費電力を節約することもできるようにすることにある。
上記の課題を解決するため、本発明では、インターネットを介して、プッシュ配信サーバーからユーザーの携帯端末に対して配信データをプッシュ配信するプッシュ配信システムにおいて、
前記携帯端末からインターネットを介して入力されるユーザーのスケジュールデータを管理するスケジュールサーバーと、
前記プッシュ配信サーバーから前記ユーザーの携帯端末へのプッシュ配信を制御するプッシュ配信コントローラを有し、
プッシュ配信コントローラは、前記スケジュールサーバーと通信してユーザーのスケジュールデータを取得するスケジュールデータ取得手段と、取得したスケジュールデータに基づいて当該ユーザーの携帯端末に送信する配信データを選択する配信データ選択手段を有する構成を採用した。
さらに、前記プッシュ配信コントローラは、前記スケジュールデータ取得手段により取得したユーザーのスケジュールデータに基づいて当該ユーザーの携帯端末がプッシュ配信を受信可能か否か判断する受信可否判断手段を有し、
該受信可否判断手段が受信可能と判断した場合にのみ当該ユーザーの携帯端末に対してプッシュ配信を実行する構成を採用した。
また、プッシュ配信システムのプッシュ配信制御方法及びプッシュ制御プログラムにおいて、上記プッシュ配信システムの構成に対応する構成を採用した。
本発明の構成によれば、ユーザーのスケジュールデータに基づいてそのユーザーの携帯端末に送信する配信データを選択することにより、プッシュ配信を行なう時点でユーザーのスケジュールによる行動内容や居場所などによりユーザーにとって最適な配信データを選択して配信することができる。また、ユーザーのスケジュールデータに基づいてそのユーザーの携帯端末がプッシュ配信を受信可能か否か判断し、受信可能と判断した場合にのみそのユーザーの携帯端末に対してプッシュ配信を実行することにより、ユーザーの携帯端末がプッシュ配信を受信可能なときにのみタイムリーにプッシュ配信を行なうことができ、携帯端末の消費電力を節約することもできるという優れた効果が得られる。
以下、添付した図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施例1におけるプッシュ配信システムの構成の概要を示している。1は配信サービスを受ける携帯端末であり、液晶表示器などからなる表示部1aと、不図示のキーボードなどの入力手段及びプリンタを備えている。そして、不図示のACアダプタと、これを介して充電可能な電池を電源としており、勿論、携帯時には電池のみを電源として駆動される。また、プッシュ配信サービスを受けるためのPHSカードなどの通信カード20を装着可能であり、通信カード20の電源はオンしておき、携帯端末1自体の主電源は低消費電力状態にしてプッシュ配信を待ち受ける待ち受けモードを実行できるものとする。そして、通信カード20により不図示の無線電話網を含む通信回線とインターネット80を介して通信を行ない、スケジュールデータ10の送信やプッシュ配信データ(以下、配信データと略す)16の受信などを行なう。
スケジュールデータ10は、ユーザーが携帯端末1からインターネット80を介してスケジュールサーバー2に入力するもので、ユーザーが1日において携帯端末1を用いて行なう予定の仕事のスケジュールデータと、携帯端末1の電源の電池を充電する予定時間(少なくとも充電開始予定時刻)のデータを含むものとし、スケジュールサーバー2に送信される。
スケジュールサーバー2は、インターネット80を介して携帯端末1からスケジュールデータ10を入力して管理するもので、入力されたスケジュールデータの内でユーザー個人のスケジュールデータを保存する個人スケジュール情報データベース3と、携帯端末1の上記充電予定時間を含む動作に関わる情報を保存する携帯端末情報データベース4、及びこれらを管理するユーザー情報管理部5を備えている。入力されたスケジュールデータ10をユーザー情報管理部5がユーザー個人のスケジュールデータと携帯端末1の動作に関わるスケジュールデータに分けてデータベース3,4のそれぞれに保存する。なお、スケジュールサーバー2は、受信したスケジュールデータ10に基づいてユーザーにスケジュールを通知するスケジュール通知データ11を携帯端末1へ送信する。
6はプッシュ配信サーバーであり、プッシュ配信サービスのコンテンツの情報のデータベースであるコンテンツデータベース7と、配信サービスに登録してあるユーザーのメールアドレスなどの個人情報のデータベースである個人情報データベース8、及びこれらを管理する配信コンテンツ情報管理部9を備えている。
13はプッシュ配信サーバー6から携帯端末1へのプッシュ配信を制御するプッシュ配信コントローラであり、ゲートウェイ12を介してスケジュールサーバー2及びプッシュ配信サーバー6とデータ通信を行なうと共に、インターネット18を介して携帯端末1とデータ通信を行ない、スケジュールサーバー2から受信するユーザーのスケジュールデータ10に基づいてそのユーザーの携帯端末1へのプッシュ配信をユーザーに最適なタイミングで行なうように制御する。
このような構成において、プッシュ配信時には上記の各部の間でデータないし信号のやり取りが以下のように行なわれる。なお、プッシュ配信の前に、携帯端末1からスケジュールサーバー2へユーザーのスケジュールデータ10が送信され、データベース3,4に格納されているものとする。
プッシュ配信時には、まずプッシュ配信サーバー6からプッシュ配信コントローラ13に対して、コンテンツデータベース7の情報を個人情報データベース8に登録されている或るユーザーに送信(配信)することを要求するプッシュ配信要求15が送信される。
これを受信したプッシュ配信コントローラ13は、スケジュールサーバー2に対して、該当するユーザーのスケジュールデータを送信するように要求する個人スケジュール要求14を送信する。
これに応じて、スケジュールサーバー2は該当するユーザーのスケジュールデータ10をデータベース3,4から検索してプッシュ配信コントローラ13に送信する。
プッシュ配信コントローラ13は、後述のように、受信したスケジュールデータ10とこれから計算して判断(推定)する携帯端末1の電池容量の残量(以下、電池残量という)に基づいて該当するユーザーの携帯端末1でプッシュ配信の待ち受けモードが可能か否か、すなわちプッシュ配信の受信が可能か否か判断し、可能と判断した場合は応答データ17をプッシュ配信サーバー6に送信する。
これに応じてプッシュ配信サーバー6は配信データ16をプッシュ配信コントローラ13に送信する。
これを受信したプッシュ配信コントローラ13は、携帯端末1にプッシュ配信要求となるトリガー信号19を送信する。
待ち受けモードにある携帯端末1の通信カード20がトリガー信号19を受信すると、携帯端末1の本体が電源をオンされて通信可能状態となり、通信カード20によりインターネット80に接続し、プッシュ配信を受ける準備ができたらプッシュ配信コントローラ13に応答信号であるアクセス許可信号18を送信する。
これを受信したプッシュ配信コントローラ13は、先にプッシュ配信サーバー6から受信した配信データ16を携帯端末1に送信(配信)する。
図2は、スケジュールサーバー2に入力された携帯端末1のユーザーの1日のスケジュールデータによるスケジュール時刻21とスケジュール内容22からなるスケジュールの一例と、これに基づいてプッシュ配信コントローラ13で行なわれる携帯端末1でプッシュ配信の待ち受けモードが可能か否か(プッシュ配信を受信可能か否か)の判断23、及びスケジュール内容22と後述する携帯端末1の消費電流テーブルに基づいて計算されて判断(推定)される携帯端末1の電源の電池の電池残量レベル24を示している。なお、このスケジュール例では、ユーザーが携帯端末1を用いて、各需要家宅の水道、ガス、或いは電力などの使用量を示す積算メータの値を検針して使用量データを収集する検針業務を行なうものとする。
このスケジュール例では、午前9時に携帯端末1の電池の充電を開始し(25)、11時30分に充電を終了し(26)、その後13時まで作業場所に車で移動し(27)、13時から17時まで検針業務を行ない(28)、また車で移動して19時までに会社に戻り(29)、19時から充電を開始する(30)予定になっている。
以上のスケジュールにおいて、朝の充電中(25〜26)はACアダプタで駆動(34)されるが、充電に集中するため、待ち受けモードは不可(31)と判断する。その後の車での移動中(27)は、電池残量のレベルが「大」(35)と判断され、待ち受けモードを不可とする仕事もないので、待ち受けモードは可能(32)と判断する。検針業務中(28)は携帯端末1を検針業務専用に使用するため、待ち受けモードは不可(33)と判断する。検針業務の終了後の車での移動中(29)の前半の時間帯は、電池残量のレベルが「中」(36)と判断され、待ち受けモードを不可とする仕事もないので待ち受けモードは可能(32)と判断するが、後半の時間帯は電池残量のレベルが「小」(37)と判断され通信不可能と予想されるため待ち受けモードは不可(33)と判断する。会社に戻ってからの充電開始後(30)では、ACアダプタで駆動(34)され、仕事が終わった状態であるので待ち受けモードは可能(32)と判断する。
なお、ここで待ち受けモードの可否を判断するために、待ち受けできないスケジュール内容についてはスケジュールサーバー2に予め登録しておき、プッシュ配信コントローラ13に通知する。例えば、この場合、「朝の充電」、「検針業務」を待ち受け不可として登録しておき、通知することにより判断される。
次に、上記の電池残量の判断(推定)に関わる構成について図3及び図4により以下に説明する。
図3は、プッシュ配信コントローラ13の機能的構成を示すブロック図であり、符号38〜43及び72で示す以下の構成が設けられている。
スケジュールデータ取得部39は、スケジュールサーバー2と通信してユーザーのスケジュールデータ10を取得し、それを受信可否判断手段38、電池残量判断手段42、及び配信データ選択部72に送る。
電池残量判断手段42は、取得したスケジュールデータ10、携帯端末1の各動作モードにおける消費電流のデータテーブルである消費電流テーブル40、及び充電時間から充電率(パーセント)を判断する充電経過判断手段41からの充電率データから電池残量を判断(推定)し、その電池残量情報を受信可否判断手段38に送る。
受信可否判断手段38は、スケジュールデータ10と電池残量情報に基づいて、携帯端末1でプッシュ配信を待ち受ける待ち受けモードが可能か否か、すなわちプッシュ配信の受信が可能か否かを判断し、可能と判断したら先述した応答データ17をプッシュ配信サーバー6に送信する。
これに応じてプッシュ配信サーバー6から送信される配信データ16は配信データ選択部72に入力される。配信データ選択部72は、スケジュールデータ取得部39から送られたスケジュールデータ10に基づいて、配信データ16からスケジュール内容に適した配信データを選択し、プッシュ配信通信部43に渡す。プッシュ配信通信部43は、渡された配信データ16を携帯端末1へ送信する。
なお、図3において、38,41,42,72の構成は、実際には、プッシュ配信コントローラ13の制御を行なうCPUがそれぞれの機能に対応した制御プログラムを実行することにより実現される。また、携帯端末1の消費電流テーブル40のデータは、例えばスケジュールサーバー2の携帯端末情報データベース4に予め登録しておき、スケジュールデータ10とともにプッシュ配信コントローラ13に送信されるものとすればよい。
図4は消費電流テーブル40の一例を示したもので、ユーザーが携帯端末1を用いて行なう仕事のスケジュール項目44ごとの携帯端末1の消費電流45が示されており、ここではデータ入力時200mA、プリンタ印字時2000mA、検針業務時500mA、サスペンド時5mA、プッシュ配信待ち受け時50mAとなっている。
この消費電流テーブル40に基づいて、図2中で16時の推定電池残量レベルとして「中」を出した場合の電池残量の計算方法を以下に示す。
16時までのスケジュール内容と時間は、充電が2.5時間、車移動(待ち受けモード)が1時間、検針業務が3時間であり、充電は2.5時間で満充電と判断するので、12時の時点で電池は満充電状態である。
また、12時から16時までのトータルの消費電流量は、
50mA(待ち受け)×1h+500mA(検針業務)×3h=1550mAh
となり、満充電状態の電池容量は3100mAhであるので、16時における電池残量の比率(%)は
(3100−1550)mAh/3100mAh×100=50%
となる。
ここで電池残量の「大」,「中」,「小」のレベルと電池残量比率の関係は、50%より大きければ「大」、50〜30%は「中」、30%未満は「小」であるとすれば、16時における電池残量のレベルは「中」となる。そして携帯端末1において電池残量が「大」もしくは「中」ならばプッシュ配信の待ち受けは可能だが、「小」ならば待ち受け不可と判断する。
図5は、携帯端末1の表示部1aの表示画面上におけるスケジュール入力例を示している。携帯端末1をインターネットに接続し、携帯端末1のWebブラウザのURL入力部にスケジュールサーバー2のURLを入力し、サービスページに行くことで図のようなスケジュール入力用の新規予定入力画面が表示される。携帯端末1の不図示のキーボードなどの操作により、この画面上のスケジュール内容入力部46に例えば「検針業務」などのスケジュール内容(項目)、日付入力部47にスケジュールの日付、開始時刻入力部48に予定の開始時刻、終了時刻入力部49に予定の終了時刻をそれぞれ入力してスケジュールデータをスケジュールサーバー2に入力することができる。
図6は、プッシュ配信コントローラ13が行なうプッシュ配信制御の制御手順を示すフローチャート図である。この制御手順に対応したプッシュ配信制御プログラムがプッシュ配信コントローラ13の制御部を構成するROMなどに格納され、同制御部を構成するCPUにより実行される。
この制御手順では、まず処理を開始(ステップS1)した後、プッシュ配信サーバー6からプッシュ配信要求があるか(受信したか)否かを判別し(ステップS2)、なければプッシュ配信要求を待つ。
プッシュ配信要求があったら、スケジュールサーバー2にプッシュ配信する送信先ユーザーのスケジュールデータを要求するスケジュール要求を送信し、そのスケジュールデータをスケジュールサーバー2から取り込み(ステップS3)、さらにそのスケジュールデータに基づいて前述のような手順でその時点での送信先ユーザーの携帯端末1の電池残量を計算する(ステップS4)。
次に、上記のスケジュールデータと計算した電池残量に基づいて、送信先ユーザーの携帯端末1がプッシュ配信を待ち受け可能(受信可能)か否か判断する(ステップS5)。ここでは、計算した電池残量のレベルがプッシュ配信を受けるのに問題ない「大」または「中」であり、しかも上記スケジュールデータによる現時点でのスケジュール内容が待ち受けできる「車での移動」などの内容であれば待ち受け可能であると判断し、次のステップS6に進む。また、電池残量のレベルが「小」、或いは現時点でのスケジュール内容が「検針業務」などの待ち受け不可の場合はステップS2に戻り、ステップS2〜S5の処理を繰り返す。
ステップS6では、プッシュ配信サーバー6に応答データを送信してプッシュ配信サーバー6から配信データを受信した後、先述した図3中の配信データ選択部72の機能として、送信先ユーザーのスケジュールデータによるその時の場所、行動内容等に応じて、受信した配信データの内で送信すべき最適な配信データを選択する。
送信すべき配信データが決まったら、送信先ユーザーの携帯端末1が実際に配信データの受信が可能で受信準備を完了したかどうかを調べるために、携帯端末1へプッシュ配信要求であるトリガー信号を送信する(ステップS7)。
トリガー信号を受信した携帯端末1は、現在他の作業等による問題はなくプッシュ配信を受信可能な状態であれば、インターネット80に接続して受信可能状態にセットし、受信準備が完了したことをプッシュ配信コントローラ13に伝えるアクセス許可信号を送信する。また、受信できない状態であれば応答しない。
プッシュ配信コントローラ13は、一定時間だけアクセス許可信号の応答を待ち、その間の応答の有無により携帯端末1が受信準備完了したか否かを判断する(ステップS8)。そして、完了していないと判断したらステップS2に戻り、完了したと判断したら、先のステップS6で選択した配信データを携帯端末1に送信し(ステップS9)、それが終了したら処理を終了する(ステップS10)。
以上のようにして、プッシュ配信コントローラ13は、プッシュ配信サーバー6から或るユーザーの携帯端末1へのプッシュ配信要求を受信したときに、スケジュールサーバー2から当該ユーザーのスケジュールデータを取り込み、そのスケジュールデータとそれから計算する携帯端末1の電池残量に基づいて、その携帯端末1がプッシュ配信の待ち受けが可能か否か判断し、可能と判断した場合にのみプッシュ配信の受信準備を行なわせるためのトリガー信号を携帯端末1に送信し、携帯端末1が実際にプッシュ配信を受信可能で受信準備が完了したら、配信データを送信する。
図7は、携帯端末1のプッシュ配信の受信に関わる構成を示すブロック図である。50は携帯端末1の全体の制御を司るCPU、20は先述のようにインターネットに接続したスケジュールサーバー2やプッシュ配信コントローラ13と通信を行なう通信手段であるPHSカードなどの通信カード、52は携帯端末1の電池53により電源供給を行なう電源回路、54は通信カード20とCPU50のインターフェース部であるカードコントローラ、55は通信カード20の電源を入れるためのカード電源スイッチである。
上記構成においてプッシュ配信待ち受け時は、カードコントローラ54をアクティブにし、カード電源スイッチ55をオンにして通信カード20を電源オン状態にし、またCPU50自体はスリープ状態の低消費電力モードに入っている。この状態でプッシュ配信コントローラ13からトリガー信号が送られると、通信カード20がそれを受信して、カードコントローラ54にトリガー信号を受信したことをカード状態変化検出用の信号68により伝達する。するとカードコントローラ54はCPU50に対してプッシュ配信を受けるためにスリープ状態からフルモード状態にするための割り込み信号69を発生する。するとCPU50はフルモード状態に移行し、カードコントローラ54を介して通信カード20をアクセスし、インターネットに接続させ、プッシュ配信コントローラ13にネットワーク接続し、プッシュ配信を受ける準備が出来た事を伝えるためのアクセス許可信号を送信する。この信号をプッシュ配信コントローラ13が受信することでプッシュ配信サービスが開始される。
以上のような本実施例によれば、プッシュ配信コントローラ13は、或るユーザーの携帯端末1へのプッシュ配信要求があったときに、その時点でのユーザーのスケジュール内容がプッシュ配信を待ち受け可能であり、しかも携帯端末1の電池残量のレベルがプッシュ配信の受信に問題ない「中」以上であって、携帯端末1がプッシュ配信を受信可能と判断した場合にのみ、プッシュ配信サービスを開始するための通信手順を行ない、プッシュ配信を実行する。従って、従来のように、携帯端末が電池残量の不足でネットワーク接続できないような状態でもプッシュ配信サービスを開始するための通信手順を行ってしまって無駄に終わったり、通信途中で電池切れでプッシュ配信が失敗してしまったりすることがない。すなわち、ユーザーの携帯端末が問題なくプッシュ配信を受信可能なときにのみタイムリーにプッシュ配信を行なうことができ、プッシュ配信を支障なく確実に行なうことができる。
また、スケジュール内容で例えば検針業務中などプッシュ配信の待ち受けを不可とする時間帯では、通信カード20の電源をオフしておくことにより、携帯端末1の消費電力を節約し、電池駆動時間を延ばすことができる。
また、プッシュ配信コントローラ13は、ユーザーのスケジュール内容に応じてその時点でユーザーにとって最適な配信データを選択して送信することができ、ユーザーはその最適な配信データを受け取ることができる。
なお、ユーザーのスケジュールデータによりユーザーの現在位置(携帯端末1の現在位置)が判断(推定)できる場合には、その現在位置も考慮に入れることにより、携帯端末1がプッシュ配信を受信可能か否かの判断、及び配信データの選択をより適切に行なうことができる。
次に、本発明の実施例2を説明する。なお、実施例2では、実施例1と異なる部分のみ説明し、それ以外の部分は実施例1と共通として説明を省略する。後述の実施例3〜5についても同様とする。
実施例2では、上述した実施例1の構成において、プッシュ配信コントローラ13が或るユーザーの携帯端末1に配信データを送信するときに、先述のように計算した携帯端末1の電池残量に応じて、送信する配信データ量を制御する。
そのために、例えば図8に示すような配信データ量テーブル58を用いる。これは、携帯端末1の100〜25の5%おきの電池残量(%)56のそれぞれに対して、その残量で携帯端末1が受信可能と判断される配信データ量、すなわちプッシュ配信コントローラ13が送信可能と判断される送受信可能データ量(kByte)57を対応付けたものであり、電池残量56が小さくなるほど送受信可能データ量57が小さくなり、30%未満で受信不可としている。このような配信データ量テーブル58を用いてプッシュ配信コントローラ13が携帯端末1の電池残量に応じて送信する配信データ量を制御する。
図9のフローチャートは、実施例2においてプッシュ配信コントローラ13が行なうプッシュ配信制御の制御手順を示しており、これは実施例1の図6のフローチャートによる制御手順のステップS5の次にステップS5aを挿入し、ステップS9を若干変更したものである。すなわち、図9の制御手順では、ステップS5で送信先ユーザーの携帯端末1がプッシュ配信を待ち受け可能と判断した場合、ステップS5aにおいて、上記の配信データ量テーブル58を参照し、ステップS4で計算した送信先ユーザーの携帯端末1の電池残量に応じて送信する配信データ量を同テーブル58から求めて決定する。そして、ステップS9で送信先ユーザーの携帯端末1へプッシュ配信を行なうときに、ステップS5aで決定した配信データ量だけ配信データを送信する。これ以外の制御手順は実施例1の図6の制御手順と共通とし、その説明は省略する。
このような本実施例によれば、プッシュ配信コントローラ13が或るユーザーの携帯端末1に配信データを送信するときに、その携帯端末1の電池残量に応じたデータ量だけ配信データを送信するので、プッシュ配信中に携帯端末1が電池切れしたり残量不足になったりすることによる通信の中断や不良などのトラブルをより確実に未然に防ぐことができる。
図10は実施例3における携帯端末1の構成を示すブロック図である。本実施例の携帯端末1では、実施例1の図7のブロック図と共通の構成に加えて、電源の電池53の容量の残量を検出する電池残量検出手段60を設けている。そして、プッシュ配信コントローラ13からプッシュ配信の受信を要求するトリガー信号を通信カード20が受信した時に、携帯端末1の本体が通信可能な場合、配信データを受信可能な状態に移行し、受信可能状態であることを示す応答信号であるアクセス許可信号と共に、電池残量検出手段60により検出した電池53の電池残量データをプッシュ配信コントローラ13に送信する。これを受信したプッシュ配信コントローラ13は電池残量データに応じて送信する配信データ量を決定する。
図11は、本実施例におけるプッシュ配信コントローラ13の制御手順を示すフローチャート図である。ステップS101〜S103は、実施例1,2の図6,図9のステップS1〜S3と共通であり、処理を開始して(ステップS101)、プッシュ配信サーバー6からプッシュ配信要求があれば(ステップS102)、スケジュールサーバー2と通信してプッシュ配信の送信先ユーザーのスケジュールデータを取り込む(ステップS103)。
次に、送信先ユーザーの携帯端末1に対して、プッシュ配信の待ち受け状態から配信データを受信可能な状態に移行させるために、トリガー信号を送信する(ステップS104)。
次に、一定時間内に、送信先ユーザーの携帯端末1からトリガー信号に対する受信準備完了の応答であるアクセス許可信号とともに携帯端末1の電池残量データを受信したか否か判断し(ステップS105)、受信がなければステップS102に戻り、受信が有れば携帯端末1の電池残量データを取得する(ステップS106)。また、ここでプッシュ配信サーバー6と通信し、送信先ユーザーへの配信データを取得しておく。
次に、取得した電池残量データに基づいて、実施例2の図8で説明した配信データ量テーブル58から送信する配信データ量を求めて決定する(ステップS107)。
次に、ステップS103で取得した送信先ユーザーのスケジュールデータによるその時の場所、行動内容等に応じて、ステップS106で取得した配信データの内で送信すべき最適な配信データを選択する(ステップS108)。
次に、送信先ユーザーの携帯端末1に対して、ステップS107で決定した配信データ量だけ、ステップS108で選択した配信データを送信し(ステップS109)、送信が終了したら処理を終了する(ステップS110)。
以上のような本実施例によれば、プッシュ配信コントローラ13は、送信先ユーザーの携帯端末1へプッシュ配信を行なう際に、携帯端末1の電池残量データとして、実施例1,2のようにスケジュールデータに基づいて計算した推定値のデータではなく、検出されたその時点の正確な実際値のデータをリアルタイムで取得することができ、電池残量に応じた配信データ量の制御を実施例2より更に的確に行なうことができ、プッシュ配信時の通信中断や通信不良のトラブルをより確実に未然に防ぐことができる。
本実施例では、携帯端末1において、通信手段である通信カード20として、通信速度ないし通信時の消費電流が異なる複数種類の通信カードを択一的に装着して使用できるものとする。そして、ユーザーが携帯端末1からインターネットを介してスケジュールサーバー2にユーザーのスケジュールデータを入力するときに、携帯端末1に使用する予定の通信カードのデータを入力できるものとする。図12は、そのためのスケジュール入力用の新規予定入力画面の一例を示しており、実施例1で説明した図5の新規予定入力画面にプッシュ配信の通信に用いる予定の通信手段61の入力項目を追加したものであり、ここでは、PHSカード62,PDCカード63,無線LANカード64,有線LANカード65,アナログモデムカード66から選択して入力できるものとしている。
また、プッシュ配信コントローラ13には、以下に示すような各通信手段ごとの通信速度と通信時消費電流のデータテーブルをメモリなどの記憶手段に格納しておく。
通信手段 通信速度 通信時消費電流
PHSカード 32kbps 300mA
PDCカード 9600bps 270mA
無線LANカード 11Mbps 350mA
有線LANカード 12Mbps 330mA
アナログモデムカード 56kbps 400mA
そして、プッシュ配信コントローラ13は、実施例1の図6のフローチャートとほぼ同様の制御手順でプッシュ配信制御を行なうが、ステップS3でスケジュールサーバー2から取り込む送信先ユーザーのスケジュールデータには、携帯端末1で選択して使用される予定の通信手段のカードのデータも含まれるものとする。
さらに、ステップS5において、送信先ユーザーのスケジュールデータと、ステップS4で計算した携帯端末1の電池残量に基づいて携帯端末1がプッシュ配信を受信可能か否か(プッシュ配信して良いかどうか)判断するときに、上記通信手段のデータテーブルから使用する予定の通信カードの通信時消費電流と通信速度のデータを求め、そのデータ及びプッシュ配信する配信データ量を考慮に入れて判断するものとする。これにより上記の判断をより適切に行なうことができる。
その一例を示す。ユーザーAの携帯端末1に午後3時に320KBのデータのプッシュ配信を行いたい場合で、このときの携帯端末1の通信カード20はPHSカードとする。また、この時点での携帯端末1の電池残量は50%で3000mAhとする。また、この日の残りの時間で携帯端末1を使用する予定の仕事は、データ入力が2時間、プリンタ印字0.3時間、サスペンド2時間、プッシュ配信待ち受け1時間とし、それぞれの作業の消費電流は、データ入力で200mA、プリンタ印字で2000mA、サスペンドで5mA、プッシュ配信待ち受けで50mAとする。
上記の予定の仕事の作業全体の消費電流量は、
200mA×2h+2000mA×0.3h+5mA×2+50mA×1h
=1060mAh
よって、上記作業外に使える電池容量は
3000mAh−1060mAh=1940mAh
また、PHSカードのデータ通信時の消費電流は300mAであるので、上記1940mAでデータ通信できる時間は
1940mAh/300mA=6h
よって、この日の残りの仕事の作業分を引いた電池容量でもデータ通信を6時間行なうことができ、この時間は作業分を引いたこの日の携帯端末の使用時間よりもはるかに大きく、15時から問題なくプッシュ配信を行う事が可能である。また320KBのデータを配信するものとして、PHSカードの通信速度が32kbpsであるので、通信時間は、
320K×8bit/32kbit/sec=80秒
となり、全く問題ないことが確認できる。
以上のように、本実施例では、プッシュ配信コントローラ13がプッシュ配信しようとする携帯端末の使用予定の通信手段を知り、その通信時消費電流と通信速度が分かることで、その時点でデータ通信可能な時間と通信時間を計算でき、これらを考慮に入れて、携帯端末がプッシュ配信を問題なく受信可能か否かをより適切に判断でき、プッシュ配信をより安全に行なうことができる。
図13は本実施例の携帯端末1の構成を示すブロック図であり、この構成では、実施例3のブロック図10と共通の構成に加えて、携帯端末1の現在位置を検出する位置情報検出手段であるGPSモジュール67を設けている。そして、図14に示すように、携帯端末1がプッシュ配信コントローラ13からプッシュ配信を要求するトリガー信号19を受信して受信準備を完了し応答するアクセス許可信号18をプッシュ配信コントローラ13へ送信するときに、電池残量検出手段60により検出される電池53の電池残量と共に、GPSモジュール67により検出される携帯端末1の現在位置のデータを送信する。
また、図14に示すように、本実施例のプッシュ配信システムの構成では、実施例1の図1と共通の構成に加えて、プッシュ配信サーバー6に位置情報データベース70が付設されている。位置情報データベース70は、緯度経度の位置情報と、その地点での各通信カードの電波状況に関わる通信サービスサポート情報、例えばPHSカードではPHSサービスエリアのサポート情報、無線LANカードの場合はホットスポットとの位置関係などのデータがデータベース化されたもので、各地点の電波状況の「良い」、「普通」、「悪い」というような評価データが入っている。また、位置に絞ったリアルタイムな情報も随時アップデートされるものとする。
このような構成において、プッシュ配信コントローラ13が実施例3の図11のフローチャートと略同様の制御手順でプッシュ配信制御を行ない、ステップS104で携帯端末1にプッシュ配信を要求するトリガー信号19を送信し、ステップS105で携帯端末1から応答するアクセス許可信号18と共に、携帯端末1の電池残量と現在位置のデータを受信した場合、ステップS106で携帯端末1の電池残量と共に現在位置のデータを取得する。そしてプッシュ配信サーバー6と通信し、位置情報データベース70から携帯端末1の現在位置の電波状況に関わる情報のデータを取得し、そのデータに基づいて携帯端末1の現在位置の電波状況の良否を判断する。そして電波状況を「悪い」と判断したら携帯端末1がプッシュ配信を受信不可と判断してプッシュ配信を見合わせる。また、「悪くない」(「良い」ないし「普通」)と判断したらプッシュ配信を実行するように決定し、その後、ステップS107〜S110と同様の制御を行なうが、ステップS108で送信する配信データを選択するときに、ユーザーのスケジュールデータと共に携帯端末1の現在位置すなわちユーザーの現在位置も考慮に入れて最適な配信データを選択する。
以上のような本実施例によれば、プッシュ配信コントローラ13がプッシュ配信しようとするユーザーの携帯端末1の現在位置をリアルタイムに知り、その現在位置の電波状況を判断し、それに基づいて携帯端末1がプッシュ配信を受信可能か否かの判断、及び送信する配信データの選択を適切に行なうことができる。すなわち、ユーザーが電波状況の悪い場所にいるときはプッシュ配信を行なわず、悪くない場所にいるときにのみプッシュ配信を行なうことができ、さらにユーザーがいる場所に適した配信データを選択して配信することができる。
本発明の実施例1のプッシュ配信システムの概略構成を示す説明図である。 実施例1のスケジュールサーバーに入力されるユーザーのスケジュール例と、それに応じた携帯端末のプッシュ配信待ち受けモードの可、不可、および電池残量レベルを示した説明図である。 実施例1のプッシュ配信コントローラの機能的構成を示すブロック図である。 実施例1の携帯端末の消費電流テーブルの内容を示す表図である。 実施例1の携帯端末の画面上におけるスケジュール入力例を示す説明図である。 実施例1のプッシュ配信コントローラのプッシュ配信制御の手順を示すフローチャート図である。 実施例1の携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施例2で用いる携帯端末の電池残量と送受信可能データ量を対応付けた配信データ量テーブルの内容を示す表図である。 実施例2のプッシュ配信コントローラのプッシュ配信制御の手順を示すフローチャート図である。 実施例3の携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施例3のプッシュ配信コントローラのプッシュ配信制御の手順を示すフローチャート図である。 実施例4の携帯端末の画面上におけるスケジュール入力例を示す説明図である。 実施例5の携帯端末の構成を示すブロック図である。 実施例5のプッシュ配信システムの概略構成を示す説明図である。 従来のプッシュ配信システムの概略構成を示す説明図である。
符号の説明
1 携帯端末
2 スケジュールサーバー
3 個人スケジュール情報データベース
4 携帯端末情報データベース
5 ユーザー情報管理部
6 プッシュ配信サーバー
7 コンテンツデータベース
8 個人情報データベース
9 配信コンテンツ情報管理部
10 スケジュールデータ
13 プッシュ配信コントローラ
16 プッシュ配信データ
20 通信カード
38 受信可否判断手段
39 スケジュールデータ取得部
40 消費電流テーブル
41 充電経過判断手段
42 電池残量判断手段
43 プッシュ配信通信部
50 CPU
53 電池
54 カードコントローラ
60 電池残量検出手段
67 GPSモジュール(位置情報検出手段)
72 配信データ選択部

Claims (12)

  1. インターネットを介して、プッシュ配信サーバーからユーザーの携帯端末に対して配信データをプッシュ配信するプッシュ配信システムにおいて、
    前記携帯端末からインターネットを介して入力されるユーザーのスケジュールデータを管理するスケジュールサーバーと、
    前記プッシュ配信サーバーから前記ユーザーの携帯端末へのプッシュ配信を制御するプッシュ配信コントローラを有し、
    プッシュ配信コントローラは、前記スケジュールサーバーと通信してユーザーのスケジュールデータを取得するスケジュールデータ取得手段と、取得したスケジュールデータに基づいて当該ユーザーの携帯端末に送信する配信データを選択する配信データ選択手段を有することを特徴とするプッシュ配信システム。
  2. 前記プッシュ配信コントローラは、前記スケジュールデータ取得手段により取得したユーザーのスケジュールデータに基づいて当該ユーザーの携帯端末がプッシュ配信を受信可能か否か判断する受信可否判断手段を有し、
    該受信可否判断手段が受信可能と判断した場合にのみ当該ユーザーの携帯端末に対してプッシュ配信を実行することを特徴とする請求項1に記載のプッシュ配信システム。
  3. 前記ユーザーのスケジュールデータは、当該ユーザーの携帯端末の電源である充電可能な電池の充電予定時間のデータと、携帯端末の使用に関わるスケジュールデータを含み、
    前記プッシュ配信コントローラは、前記ユーザーのスケジュールデータに基づいて当該ユーザーの携帯端末の電池容量の残量を判断する電池残量判断手段を有し、
    前記受信可否判断手段は、前記ユーザーのスケジュールデータと、前記電池残量判断手段により判断されたユーザーの携帯端末の電池容量の残量に基づいて携帯端末がプッシュ配信を受信可能か否か判断することを特徴とする請求項2に記載のプッシュ配信システム。
  4. 前記プッシュ配信コントローラは、前記電池残量判断手段により判断されたユーザーの携帯端末の電池容量の残量に応じて当該携帯端末に送信する配信データ量を決定する手段を有することを特徴とする請求項3に記載のプッシュ配信システム。
  5. 前記ユーザーの携帯端末は、電源である充電可能な電池の容量の残量を検出する検出手段と、検出された電池容量の残量のデータを前記プッシュ配信コントローラに送信する手段を有し、
    プッシュ配信コントローラは前記携帯端末から受信した電池容量の残量データに応じて当該携帯端末に送信する配信データ量を決定する手段を有することを特徴とする請求項1に記載のプッシュ配信システム。
  6. 前記ユーザーのスケジュールデータは、当該ユーザーの携帯端末の使用する予定の通信手段のデータを含み、
    前記プッシュ配信コントローラは、複数種類の通信手段の通信時消費電流と通信速度のデータテーブルを記憶した記憶手段を有し、
    プッシュ配信コントローラの受信可否判断手段は、携帯端末のプッシュ配信の受信可否を判断する際に、前記ユーザーのスケジュールデータによる携帯端末の使用する予定の通信手段の通信時消費電流と通信速度のデータを前記データテーブルから求め、該データを考慮に入れて判断することを特徴とする請求項2に記載のプッシュ配信システム。
  7. 前記ユーザーの携帯端末は、該端末の現在位置を検出する検出手段と、検出した現在位置のデータを前記プッシュ配信コントローラに送信する送信手段を有し、
    前記プッシュ配信コントローラは、前記ユーザーの携帯端末から受信したデータによる携帯端末の現在位置の電波状況の良否を判断する電波状況判断手段を有し、悪くないと判断した場合にのみ当該ユーザーの携帯端末に対してプッシュ配信を実行することを特徴とする請求項1に記載のプッシュ配信システム。
  8. 前記プッシュ配信コントローラの配信データ選択手段は、前記ユーザーのスケジュールデータと共に当該ユーザーの携帯端末の現在位置に基づいて当該携帯端末に送信する配信データを選択することを特徴とする請求項7に記載のプッシュ配信システム。
  9. インターネットを介して、プッシュ配信サーバーからユーザーの携帯端末に対して配信データをプッシュ配信するプッシュ配信システムのプッシュ配信制御方法であって、
    前記ユーザーのスケジュールデータに基づいて当該ユーザーの携帯端末に送信する配信データを選択するように制御することを特徴とするプッシュ配信システムのプッシュ配信制御方法。
  10. 前記ユーザーのスケジュールデータに基づいて当該ユーザーの携帯端末がプッシュ配信を受信可能か否か判断し、受信可能と判断した場合にのみ当該ユーザーの携帯端末に対してプッシュ配信を実行するように制御することを特徴とする請求項9に記載のプッシュ配信システムのプッシュ配信制御方法。
  11. インターネットを介して、プッシュ配信サーバーからユーザーの携帯端末に対して配信データをプッシュ配信するプッシュ配信システムのプッシュ配信制御プログラムであって、
    前記ユーザーのスケジュールデータに基づいて当該ユーザーの携帯端末に送信する配信データを選択するように制御するための制御手順を含むことを特徴とするプッシュ配信システムのプッシュ配信制御プログラム。
  12. 前記ユーザーのスケジュールデータに基づいて当該ユーザーの携帯端末がプッシュ配信を受信可能か否か判断し、受信可能と判断した場合にのみ当該ユーザーの携帯端末に対してプッシュ配信を実行するように制御するための制御手順を含むことを特徴とする請求項11に記載のプッシュ配信システムのプッシュ配信制御プログラム。
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