JP2005165594A - Vending machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動販売機に関し、より詳細には、自動販売機本体の前面開口を開閉するための第1の扉体および第2の扉体を備えた自動販売機に関するものである。 The present invention relates to a vending machine, and more particularly, to a vending machine including a first door body and a second door body for opening and closing a front opening of a vending machine body.
図9および図10は、それぞれ一般的な自動販売機の構成を簡略的に示したものである。図9は一般的な自動販売機の斜視図、図10は一般的な自動販売機の平面断面図である。図9および図10に示すように自動販売機は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの商品を販売するためのもので、本体キャビネット(自動販売機本体)1を備えている。 FIG. 9 and FIG. 10 each schematically show the configuration of a general vending machine. FIG. 9 is a perspective view of a general vending machine, and FIG. 10 is a plan sectional view of the general vending machine. As shown in FIGS. 9 and 10, the vending machine is for selling products such as canned beverages and beverages containing plastic bottles, and includes a main body cabinet (vending machine main body) 1.
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成してある。図には明示しないが、本体キャビネット1の内部には、複数の独立した収容庫が左右に並設してある。各収容庫は、飲料缶やペットボトルを所望の温度に維持した状態で収容する。各収容庫には、それぞれの上方部にコラム状のラックが配設してある一方、下方部に熱交換器が配設してあり、当該熱交換器の駆動により、ラックに収容した飲料缶やペットボトルを所望の冷却温度、あるいは加熱温度に維持する。
The
上記自動販売機には、本体キャビネット1の前面開口1aの位置に扉体100を設けてある。扉体100は、本体キャビネット1の前面開口1aを開閉するためのもので、外扉200と、内扉300とを備えて構成してある。
The vending machine is provided with a
外扉200は、本体キャビネット1の前面開口1aを覆うに十分な大きさを有している。この外扉200は、本体キャビネット1に対してヒンジ部材H1によって揺動自在に配設してある。外扉200には、その前面側にディスプレイウィンドウ2、商品選択ボタン3、硬貨投入口4、紙幣挿入口5、一体表示器6、硬貨返却口7、商品取出口8が設けてある。また、図には明示しないが、外扉200の内部には、商品展示室、硬貨処理機、硬貨回収箱および紙幣処理機が設けてある。
The
ディスプレイウィンドウ2は、商品展示室にある商品サンプル(図示せず)を利用者に視認させるための窓である。商品選択ボタン3は、利用者が購入商品を選択するための押ボタンスイッチであり、ディスプレイウィンドウ2を通じて視認される商品サンプル毎に用意してある。硬貨投入口4は、利用者が硬貨を投入するための開口である。この硬貨投入口4を通じて投入された硬貨は、硬貨処理機においてその金種が識別され、その後、硬貨回収箱に収容されることになる。紙幣挿入口5は、利用者が紙幣を挿入するための開口である。この紙幣挿入口5を通じて挿入された紙幣は、紙幣処理機においてその金種が識別されることになる。また上記紙幣挿入口5は、紙幣処理機において識別できなかった紙幣を返却するための機能を有している。一体表示器6は、貨幣の投入金額、販売中であるか否か、釣銭があるか否かなど、各種情報を利用者に表示するためのものである。硬貨返却口7は、硬貨処理機において識別できなかった硬貨、あるいは釣銭となる硬貨を利用者に返却するための開口である。商品取出口8は、ラックから払い出された商品を利用者が受け取るための開口である。
The
内扉300は、本体キャビネット1に設けた収容庫の前面の一部(例えばラックの商品収容口)を覆う大きさを有している。この内扉300は、外扉200の後面側に配設してあり、当該外扉200に対してヒンジ部材H2によって揺動自在に配設してある。つまり、内扉300は、外扉200の後面側を開閉自在に構成してある。
The
内扉300は、揺動の自由端部320の前面320Aに係止片410を配設してある。この係止片410は、外扉200の開閉の自由端部220の端面220Aに配設した係合部420と係合する。これにより、内扉300は、外扉200と係合状態になる。また、内扉300は、断熱扉である。したがって、内扉300は、外扉200と係合状態にあるとき、扉体100(外扉200および内扉300)が本体キャビネット1に対して閉扉状態になった場合に、当該本体キャビネット1の内部を外気から遮断するとともに、当該本体キャビネット1の内部の冷気、あるいは暖気の流出を阻止する。また、内扉300は、扉体100(外扉200および内扉300)を本体キャビネット1に対して開扉状態にすると、ラックの商品収容口を開放して商品の収容を可能にする。さらに、内扉300は、扉体100(外扉200および内扉300)が本体キャビネット1に対して開扉状態にあるとき、外扉200との係合状態が離間した場合に、外扉200の後面側(例えば商品展示室の後面側)を開放してメンテナンスなどを可能にする。
The
ところで、上記自動販売機では、内扉300の係止片410を外扉200の係合部420に係合せずに内扉300と外扉200とを係合状態にしないままで、外扉200を閉動作させると以下の問題がある。すなわち、図11に示すように外扉200の閉動作によって内扉300の自由端部320が本体キャビネット1における前面開口1aの内縁部1aaに入り込んで、内扉300のみが本体キャビネット1に対して閉扉状態になる。この状態で外扉200を開動作させると、ヒンジ部材H1とヒンジ部材H2との位置の異なりによる各ヒンジ部材H1,H2の位置の変位に関係して内扉300の自由端部320が本体キャビネット1における前面開口1aの内縁部1aaに当接して引っ掛かることになる。この結果、外扉200を開動作させることが困難になり、また、外扉200を無理に開動作させると内扉300が破損するおそれがあった。
By the way, in the vending machine, the
そこで、上記問題に対して、特許文献1に掲載された自動販売機が提案されている。この特許文献1における自動販売機は、図には明示しないが、内扉あるいは外扉の一方に係止片を設け、他方に係止片と係合する第1のロック部および第2のロック部を設けてある。第1のロック部は、内扉を外扉に対して閉止した状態にて係止片と係合する。第2のロック部は、第1のロック部と係止片とが係合状態でなくても、外扉を閉動作させて扉体を閉扉状態にした場合に係止片と係合する。このように構成した自動販売機では、内扉と外扉とを係合状態でなくても、外扉を閉動作させて扉体が本体キャビネットに対して閉扉状態にすれば係止片と第2のロック部が係合するため、その後外扉を開動作させても内扉が外扉と共に開放するので、内扉の自由端部が本体キャビネットにおける前面開口の内縁部に引っ掛かることがない。
In view of the above problem, a vending machine published in
しかしながら、特許文献1に掲載された自動販売機であっても、内扉と外扉とを係合状態にしないままで外扉を閉動作させ、内扉の自由端部が本体キャビネットにおける前面開口の内縁部に入り込んだとき、扉体が本体キャビネットに対して閉扉状態になる前に、外扉を開動作させた場合には以下の問題がある。すなわち、内扉の自由端部が本体キャビネットにおける前面開口の内縁部に入り込んだときに、第1のロック部と係止片とが係合状態でなく、かつ、第2のロック部と係止片とが係合状態になる前に外扉を開動作させると、図11に示した状態と同様に、内扉は、その自由端部が本体キャビネットにおける前面開口の内縁部に入り込んで引っ掛かった状態になってしまう。つまり、この状態では、外扉を開動作させることが困難になり、また、外扉を無理に開動作させると内扉300が破損するという問題が解消できないことになる。
However, even in the vending machine disclosed in
そこで、内扉と外扉とを係合状態にしないままで外扉を閉動作させ、外扉が内扉と当接するときに外扉と内扉とを磁力によって係着させて内扉の閉動作を止めることで上記問題を解消することが考えられる。しかし、外扉と内扉とが係着していないときでは、内扉の自由端部が本体キャビネットにおける前面開口の内縁部に入り込む事態を回避できないので、同様に外扉の開動作によって内扉の自由端部が前面開口の内縁部に引っ掛かる問題が解消できない。 Therefore, the outer door is closed without engaging the inner door and the outer door, and when the outer door comes into contact with the inner door, the outer door and the inner door are engaged by a magnetic force to close the inner door. It may be possible to solve the above problem by stopping the operation. However, when the outer door and the inner door are not engaged, it is impossible to avoid the situation where the free end of the inner door enters the inner edge of the front opening in the main cabinet. The problem that the free end of the front end is caught on the inner edge of the front opening cannot be solved.
本発明は、上記実情に鑑みて、外扉(第1の扉体)と内扉(第2の扉体)とが係着していないときに、内扉の自由端部が自動販売機本体における前面開口の内縁部に入り込む事態を防止することができる自動販売機を提供することを目的とする。 In the present invention, in view of the above situation, when the outer door (first door body) and the inner door (second door body) are not engaged, the free end of the inner door is the vending machine main body. An object of the present invention is to provide a vending machine capable of preventing a situation in which it enters into the inner edge portion of the front opening.
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、自動販売機本体の前面開口を開閉する態様で前記自動販売機本体に基端部が支承された第1の扉体と、前記第1の扉体の基端部側に自身の基端部が支承されて前記第1の扉体の後面側を開閉可能に設けてあり前記第1の扉体の後面側を閉鎖した係合状態で当該第1の扉体とともに前記前面開口を開閉する第2の扉体と、前記第1の扉体と前記第2の扉体とを磁力により係着する磁着手段とを備えた自動販売機において、前記第1の扉体および前記第2の扉体が前記自動販売機本体の前面開口を開放し、かつ前記第2の扉体が前記第1の扉体の後面側を開放しているとき、前記第2の扉体の自由端部と前記前面開口の縁部側との間に介在する規制手段を備えたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a vending machine according to
本発明の請求項2に係る自動販売機は、上記請求項1において、前記規制手段は、前記第2の扉体の自由端部に設けられて前記前面開口の縁部側に当接する弾性シート材からなることを特徴とする。 The vending machine according to a second aspect of the present invention is the elastic sheet according to the first aspect, wherein the regulating means is provided at a free end portion of the second door body and abuts against an edge side of the front opening. It consists of materials.
本発明の請求項3に係る自動販売機は、上記請求項1において、前記規制手段は、前記第2の扉体の自由端部に設けられて前記前面開口の縁部側に当接する弾性シート材と、前記弾性シート材の姿勢を前記前面開口の縁部側に当接する姿勢に保持する保持部材とからなることを特徴とする。 The vending machine according to a third aspect of the present invention is the elastic sheet according to the first aspect, wherein the restricting means is provided at a free end of the second door body and abuts against an edge side of the front opening. And a holding member for holding the posture of the elastic sheet material in a posture to contact the edge side of the front opening.
本発明に係る自動販売機は、第1の扉体および第2の扉体が前記自動販売機本体の前面開口を開放し、かつ第2の扉体が前記第1の扉体の後面側を開放しているとき、規制手段が前記第2の扉体の自由端部と前記前面開口の縁部側との間に介在する。すなわち、第1の扉体と第2の扉体とが磁着手段によって係着していないときに、第2の扉体の自由端部が自動販売機本体における前面開口の内縁部に入り込む事態を防止することができる。また、保持部材によって弾性シート材の姿勢を保持するので、弾性シート材による規制作用を助勢することができる。 In the vending machine according to the present invention, the first door body and the second door body open the front opening of the vending machine main body, and the second door body covers the rear surface side of the first door body. When open, the restricting means is interposed between the free end of the second door body and the edge side of the front opening. That is, the situation where the free end of the second door enters the inner edge of the front opening of the vending machine main body when the first door and the second door are not engaged by the magnetizing means. Can be prevented. Moreover, since the attitude | position of an elastic sheet material is hold | maintained by a holding member, the control effect by an elastic sheet material can be assisted.
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。 Exemplary embodiments of a vending machine according to the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings. Note that the present invention is not limited to the embodiments.
図1は本発明に係る自動販売機の平面断面図、図2は図1における自動販売機の一部を拡大して示した拡大平面断面図、図3は図2における自動販売機の要部を側方から示した拡大側面図、図4は本発明に係る自動販売機の動作状態を示す平面断面図、図5は本発明に係る自動販売機の動作状態を示す平面断面図、図6は本発明に係る自動販売機の動作状態を示す平面断面図、図7は図6における自動販売機の一部を拡大して示した拡大平面断面図、図8は規制手段の他の実施例を示した拡大平面断面図である。なお、以下に説明する実施例において、図9〜図11における自動販売機と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。 1 is a plan sectional view of a vending machine according to the present invention, FIG. 2 is an enlarged plan sectional view showing a part of the vending machine in FIG. 1, and FIG. 3 is a main part of the vending machine in FIG. FIG. 4 is a plan sectional view showing the operating state of the vending machine according to the present invention, FIG. 5 is a plan sectional view showing the operating state of the vending machine according to the present invention, and FIG. Is a plan sectional view showing the operating state of the vending machine according to the present invention, FIG. 7 is an enlarged plan sectional view showing a part of the vending machine in FIG. 6, and FIG. 8 is another embodiment of the regulating means. It is the expanded plane sectional view which showed. In the embodiments described below, components having the same configuration as the vending machines in FIGS. 9 to 11 are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
図1に示すように自動販売機は、本体キャビネット(自動販売機本体)1と、扉体10とを備えている。本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成してある。扉体10は、本体キャビネット1の前面開口1aの側縁部に取り付けてある。この扉体10は、本体キャビネット1の前面開口1aを開閉するためのもので、外扉20(第1の扉体)と、内扉30(第2の扉体)と、係合手段40と、施錠手段45と、磁着手段50と、規制手段70を備えて構成してある。
As shown in FIG. 1, the vending machine includes a main body cabinet (vending machine main body) 1 and a
外扉20は、本体キャビネット1の前面開口1aを覆うに十分な大きさを有している。この外扉20は、その基端部21がヒンジ部材H1により支承してあり、その自由端部22が前面開口1aを開閉する態様で揺動自在に配設してある。外扉20には、図9に示したように、その前面側にディスプレイウィンドウ2、商品選択ボタン3、硬貨投入口4、紙幣挿入口5、一体表示器6、硬貨返却口7、商品取出口8が設けてある。また、図には明示しないが、外扉20の内部には、商品展示室、硬貨処理機、硬貨回収箱および紙幣処理機が設けてある。
The
内扉30は、本体キャビネット1に設けた収容庫の前面の一部(例えばラックの商品収容口)を覆う大きさを有している。この内扉30は、外扉20の後面側に配設したものである。より詳細に説明すると、内扉30は、外扉20の基端部21側において自身の基端部31がヒンジ部材H2により支承してあり、その自由端部32が外扉20の後面側を開閉する態様で揺動自在に配設してある。また、内扉30は、断熱扉である。したがって、内扉30は、外扉20を閉動作させることにより扉体10(外扉20および内扉30)が本体キャビネット1に対して閉扉状態になった場合(図1に示した状態になった場合)に、当該本体キャビネット1の内部(収容庫など)を外気から遮断するとともに、当該本体キャビネット1の内部の冷気、あるいは暖気の流出を阻止する。また、内扉30は、扉体10(外扉20および内扉30)を本体キャビネット1に対して開扉状態にすると、ラックの商品収容口を開放して商品の収容を可能にする。さらに、内扉30は、扉体10(外扉20および内扉30)が本体キャビネット1に対して開扉状態にあるとき、外扉20の後面側(例えば商品展示室の後面側)を開放してメンテナンスなどを可能にする。
The
係合手段40は、図2に示すように係止片41と係合部42とを備えて構成してある。係止片41は、内扉30の自由端部32の前面32Aに対して取付部材61によって取り付けてある。係合部42は、外扉20の端部22の後部側面22Aに配設してある。この係合手段40は、係止片41と係合部42とが係合することにより、内扉30と外扉20とを係合状態、より詳細には、内扉30を外扉20と係合状態にするものである。このように、係合手段40により内扉30と外扉20とが係合状態にある場合には、内扉30は、外扉20の後面側を閉鎖した状態、すなわち全閉状態になる(図1および図2参照)。また、係止片41と係合部42との係合が外れることにより、内扉30は、外扉20の後面側を開放した状態になる(図4参照)。
As shown in FIG. 2, the engaging
施錠手段45は、図1に示すように受け部材46と掛け部材47とを備えて構成してある。受け部材46は、本体キャビネット1における前面開口1aの内縁部1aaに固定してある。この受け部材46は、本体キャビネット1における前面開口1aの縁部側で前方に延在する板体であり、図には明示しないが、その上縁に上方に開口する係止溝が形成してある。また、受け部材46は、前面開口1aの内縁部1aaにおける上下方向に沿って複数設けてある。掛け部材47は、外扉20の自由端部22の後面22Bに配設してある。掛け部材47は、略コ字状の断面形状を有して自由端部22の上下方向に沿って長手状に形成してあり、略コ字状の開口側を後面22Bに向けて設けるとともに、上下方向に移動可能に設けてある。また、図には明示しないが、掛け部材47の後面には、受け部材46の前端を挿通するとともに、受け部材46の係止溝に係合する係合穴が設けある。この掛け部材47は、図には明示しないが、外扉20の前面(外面)に設けた施錠レバーの解錠操作によって上方向に移動し、当該施錠レバーの施錠操作によって下方に移動する。この施錠手段45は、扉体10(外扉20および内扉30)が本体キャビネット1に対して閉扉状態になった場合に、受け部材46の前端が掛け部材47の係合穴に挿通する。このときに施錠レバーを施錠操作すると係合穴の上縁が受け部材46の係止溝に係合する。これにより、扉体10が本体キャビネット1に施錠される。また、施錠した状態から、施錠レバーを解錠操作すると係合穴の上縁が受け部材46の係止溝から離脱する。これにより、扉体10を本体キャビネット1に対して開扉することが可能になる。
The locking means 45 includes a receiving
磁着手段50は、マグネット(磁石)51と、金属部材52とを備えて構成してある。マグネット51は、上記係止片41と同様に、内扉30の自由端部32の前面32Aに配設してある。具体的にマグネット51は、図3に示すように取付部材62a,62bにより取り付けられた固定金53a,53bを介して内扉30の自由端部32の前面32Aに配設してある。
The magnetizing means 50 includes a magnet (magnet) 51 and a
金属部材52は、図2に示すように略L字状に屈曲した形状を呈しており、前後方向に沿って伸びる態様の支持部52aと、前後方向とは直交する方向に伸びる態様の接着部52bとを有してなる。金属部材52の材料としては、例えば鉄、ニッケル、コバルトなどの強磁性体、あるいはこれらの合金からなるものがある。この金属部材52は、外扉20において、内扉30に配設されたマグネット51と対峙する位置に配設してある。そして、金属部材52は、支持部52aが固定金54および段付ネジ55によって支持してある。この支持について詳しく述べると次のようになる。図3に示すように支持部52aには、前後方向に拡径した長孔56が形成してある。また、固定金54は、図2に示すように略L字状の屈曲した形状をなしており、屈曲した一方の片が取付部材63により外扉20の所定の個所に取り付けてある。固定金54の屈曲した他方の片には、段付ネジ55の胴部と同じ径を有する貫通孔(図示せず)が形成してある。この段付ネジ55を、長孔56および貫通孔に貫通させて締付部材57によって締め付けることにより、支持部52aが段付ネジ55を介して固定金54に支持されることになる。そして、支持部52aは、長孔56の形状により、前後方向にスライド移動可能に支持される。このように、金属部材52は、前後方向にスライド移動可能に配設してあり、マグネット51(内扉30)に向かって進退移動自在に配設されている。
As shown in FIG. 2, the
ここで、金属部材52の進退移動と、係合手段40との関係について詳しく述べる。図2および図3に示す状態では、係止片41と係合部42とが係合しており、内扉30が外扉20と係合状態にある。この状態において、金属部材52は、前方に退避移動した位置(以下、退避移動位置ともいう)に位置しており、その接着部52bの接着面52cがマグネット51の磁力により当該マグネット51に接着している。また、図には明示しないが、金属部材52が後方に進出移動した位置(以下、進出移動位置ともいう)にある場合には、接着部52bの接着面52cがマグネット51の磁力により当該マグネット51と接着するが、係止片41と係合部42とは係合しない。つまり、磁着手段50は、係合手段40により内扉30と外扉20とが係合状態にあるか否かに関わらず、マグネット51と金属部材52の接着面52cとが磁力により接着することにより、内扉30を外扉20に係着するものである。
Here, the relationship between the forward / backward movement of the
なお、上述の磁着手段50では、内扉30にマグネット51を配設し、外扉20に金属部材52を配設したがこの限りではない。例えば磁着手段50として、内扉30に金属部材52を設け、外扉20にマグネット51を設けてもよい。また、磁着手段50の構成要素としてマグネット51を用いたが、本発明では、電磁石などを用いてもよい。
In the magnetic attachment means 50 described above, the
規制手段70は、図2に示すように弾性シート材71と、保持部材72とを備えて構成してある。弾性シート材71は、例えば樹脂材をシート状に形成したもので、所定の弾性を有している。この弾性シート材71は、その基端が内扉30の自由端部32の後面に固定してあり、その先端が当該自由端部32から斜め後方に延在しつつ屈曲して側方に延在した姿勢で設けてある。また、弾性シート材71は、内扉30の自由端部32に沿う方向(上下方向)に1つ乃至複数設けてあり、内扉30が本体キャビネット1側に揺動した場合に、上記施錠手段45の受け部材46に当接する態様で当該受け部材46に対応した位置に設けてある(図6および図7参照)。なお、弾性シート材71は、内扉30の自由端部32に沿う方向(上下方向)に長手状に連続して設けてあってもよい。
As shown in FIG. 2, the restricting
保持部材72は、板片状をなして、その基端が上下方向に延在する支軸72aによって内扉30の自由端部32に支承してあり、その先端が当該自由端部32から側方に延在して設けてある。この保持部材72は、図2に実線で示すように先端が斜め後方に向いて傾斜した傾斜位置と、図2に一点鎖線で示すように先端が側方に向いて自身の板面が内扉30の後面32Bと略面一になる面一位置との間で揺動する。そして、保持部材72は、バネ72bによって傾斜位置になる態様で付勢されている。また、保持部材72は、内扉30の自由端部32に沿う方向(上下方向)に長手状に連続して設けてある。この保持部材72は、弾性シート材71よりも前面側に設けてあって、内扉30が本体キャビネット1の前面開口1aを開放しているときに、バネ72bの付勢力によって傾倒位置になり、上記弾性シート材71に当接する。すなわち、保持部材72は、弾性シート材71の姿勢を上述したように先端を斜め後方に延在しつつ屈曲して側方に延在する姿勢、つまり上記施錠手段45の受け部材46に当接する姿勢に保持することになる。
The holding
なお、保持部材72は、内扉30が本体キャビネット1側に揺動した場合に、施錠手段45の受け部材46には当接しない。また、保持部材72は、図1に示すように扉体10(外扉20と内扉30とが係合状態にある)が本体キャビネット1側に揺動して、内扉30が本体キャビネット1の前面開口1aを閉鎖した状態で当該前面開口1aの周りに設けたガスケット1bに当接して面一位置になる。ガスケット1bに当接した保持部材72は、バネ72bによって傾倒位置への付勢力が付与されているのでガスケット1bを押圧する。これにより、本体キャビネット1の内部の冷気あるいは暖気の流出が確実に阻止される。このように、保持部材72は、本体キャビネット1の内部の冷気あるいは暖気の流出を阻止する作用も有している。
The holding
以上のような構成を有する自動販売機では、図4に示すように扉体10(外扉20および内扉30)を本体キャビネット1に対して開扉状態とし、かつ内扉30と外扉20との係合を外して外扉20の後面側を開放する。このとき、外扉20の後面側からメンテナンスが行われる。そして、メンテナンス作業を行った後に、内扉30を閉動作させて係止片41を係合部42と係合させることにより、内扉30が外扉20に対して全閉状態(係合状態)になる。このとき、金属部材52は、退避移動位置にあり、その接着部52bの接着面52cがマグネット51の磁力により当該マグネット51と接着する(図2参照)。そして、作業者が外扉20を閉動作させることにより、図1に示すように、扉体10が本体キャビネット1に対して閉扉状態になる。
In the vending machine having the above configuration, the door body 10 (the
ところで、上記メンテナンスの終了後に、図4に示すように、作業者が内扉30を閉動作させずに外扉20を閉動作させた場合、つまり、内扉30を外扉20に係合させずにフリーな状態のままにして外扉20を閉動作させた場合には、自動販売機は次のようになる。
By the way, after completion of the maintenance, as shown in FIG. 4, when the operator closes the
外扉20および内扉30が本体キャビネット1の前面開口1aを開放し、かつ内扉30が外扉20の後面側を開放しているとき、外扉20が内扉30に接近して当該内扉30と当接すると、係止片41と係合部42とが係合していなくても、金属部材52(接着部52b)の接着面52cがマグネット51と磁力により接着する。これにより、図5に示すように、内扉30は外扉20と係着することになる。このため、作業者が外扉20を閉動作させて、扉体10が本体キャビネット1に対して閉扉状態になる前に、外扉20が内扉30と当接することによって磁力により内扉30を外扉20に係着することができるので、かかる当接により内扉30が外扉20とは無関係に本体キャビネット1に向かって揺動することはない。したがって、内扉30の自由端部32が本体キャビネット1における前面開口1aの内縁部1aaに入り込む状態になることはない。
When the
また、内扉30をフリーな状態のままにして外扉20を閉動作させたり、扉体10が本体キャビネット1に対して閉扉状態になった場合でも、外扉20が内扉30に当接した時点で磁力により内扉30を外扉20に係着することができるので、内扉30の自由端部32が本体キャビネット1における前面開口1aの内縁部1aaに入り込む状態になることはない。
Further, even when the
一方、外扉20が内扉30と当接せず当該内扉30を外扉20に磁力により係着することができなかった場合には、自動販売機は次のようになる。
On the other hand, when the
この場合、図7に示すように内扉30の自由端部32が、本体キャビネット1における前面開口1aにある施錠手段45の受け部材46の内側、つまり前面開口1aの内縁部1aaへ入り込もうとしたときに、規制手段70の弾性シート材71が受け部材46の先端に当接して内扉30の自由端部32と受け部材46との間に介在する。これにより、内扉30がそれ以上閉扉方向に揺動することを規制する。この結果、前面開口1aの内縁部1aaへの内扉30の自由端部32の入り込みを防止することになる。また、このとき、保持部材72が弾性シート材71の姿勢を上述したように先端を斜め後方に延在しつつ屈曲して側方に延在する姿勢、つまり受け部材46に当接する姿勢に保持しているので弾性シート材71による規制作用を助勢することになる。
In this case, as shown in FIG. 7, the
なお、内扉30が外扉20に対して全閉状態(係合状態)にあるとき、あるいは内扉30が外扉20に対して磁着手段50によって係着しているとき、扉体10が本体キャビネット1に対して閉扉状態にした場合には、自動販売機は次のようになる。
When the
この場合、規制手段70の弾性シート材71は、図1に示すように自身の弾性力に抗して撓んで変形して、本体キャビネット1における前面開口1aの内縁部1aa側に収容される。すなわち、弾性シート材71は、扉体10(外扉20および内扉30)を閉扉するときには、当該扉体10の閉鎖を阻害することはない。
In this case, the
したがって、上述した実施例における自動販売機では、外扉20および内扉30が本体キャビネット1の前面開口1aを開放し、かつ内扉30が外扉20の後面側を開放しているとき、外扉20が内扉30と当接せず当該内扉30を外扉20に磁力により係着することができなかった場合に、規制手段70の弾性シート材71が施錠手段45の受け部材46の先端に当接して内扉30の自由端部32と受け部材46との間に介在する。これにより、内扉30がそれ以上閉扉方向に揺動することを規制する。この結果、前面開口1aの内縁部1aaへの内扉30の自由端部32の入り込む事態を防止することが可能になる。この結果、内扉30が外扉20の後面側を開放しているとき、外扉20を閉動作させて扉体10が本体キャビネット1に対して閉扉状態になる前に外扉20を開動作させた場合でも、内扉30の自由端部32が本体キャビネット1における前面開口1aの内縁部1aaに引っ掛かることがない。
Therefore, in the vending machine in the above-described embodiment, when the
また、保持部材72が弾性シート材71の姿勢を保持するので、弾性シート材71による規制作用を助勢することが可能になる。
Further, since the holding
なお、上述した実施例において規制手段70は、上記保持部材72以外に図8に示す保持部材72′を用いてもよい。この保持部材72′は、弾性シート材71よりも弾性力の高い硬質シート材からなり、内扉30の後面32Bに取り付けてあり、その先端が内扉30の自由端部32から側方に延在した片持ち状に設けてある。そして、保持部材72′は、弾性シート材71を先端に一体に設けてある。また、保持部材72′は、弾性シート材71を設ける部分にのみ設けてあればよい。この用に構成した保持部材72′であっても、弾性シート材71の姿勢を上述したように先端を斜め後方に延在しつつ屈曲して側方に延在する姿勢、つまり上記施錠手段45の受け部材46に当接する姿勢に保持することになる。また、弾性シート材71自身が、その姿勢を上述したように先端を斜め後方に延在しつつ屈曲して側方に延在する姿勢、つまり施錠手段45の受け部材46に当接する姿勢を保持できれば、保持手段72,72′を用いなくてもよい。
In the embodiment described above, the restricting
また、規制手段70は、弾性シート材71を施錠手段45の受け部材46に当接する以外に、本体キャビネット1における前面開口1aの縁部に当接する態様で設けてもよい。つまり、受け部材46を含む前面開口1aの縁部側に弾性シート材71を当接する構成とすればよい。
Further, the restricting
さらに、規制手段70は、内扉30の自由端部32に設ける以外に、本体キャビネット1側であって、受け部材46よりも前方に延在して内扉30の自由端部32に当接する態様で上記の規制手段70を設ける構成であってもよい。
Further, in addition to being provided at the
以上のように、本発明に係る自動販売機は、自動販売機本体の前面開口を開閉するための第1の扉体および第2の扉体を備えた構成に有用であり、特に、第1の扉体と第2の扉体とが係着していないときに、第2の扉体の自由端部が自動販売機本体における前面開口の内縁部に入り込む事態を防止することに適している。 As described above, the vending machine according to the present invention is useful for the configuration including the first door body and the second door body for opening and closing the front opening of the vending machine body. It is suitable for preventing a situation where the free end portion of the second door body enters the inner edge portion of the front opening in the vending machine body when the door body and the second door body are not engaged. .
1 本体キャビネット(自動販売機本体)
1a 前面開口
1aa 内縁部
1b ガスケット
10 扉体
20 外扉(第1の扉体)
30 内扉(第2の扉体)
32 自由端部
45 施錠手段
46 受け部材
47 掛け部材
50 磁着手段
51 マグネット
52 金属部材
70 規制手段
71 弾性シート材
72,72′ 保持手段
72a 支軸
72b バネ
1 Main body cabinet (Vending machine main body)
1a Front opening
30 Inner door (second door)
32
Claims (3)
前記第1の扉体および前記第2の扉体が前記自動販売機本体の前面開口を開放し、かつ前記第2の扉体が前記第1の扉体の後面側を開放しているとき、前記第2の扉体の自由端部と前記前面開口の縁部側との間に介在する規制手段を備えたことを特徴とする自動販売機。 A first door body having a base end portion supported by the vending machine main body in a manner to open and close a front opening of the vending machine main body, and a base end portion of the first door body on the base end side of the first door body. A second door that is supported so as to be able to open and close the rear surface side of the first door body, and that opens and closes the front opening together with the first door body in an engaged state in which the rear surface side of the first door body is closed. A vending machine comprising: a door body; and a magnetic attachment means for engaging the first door body and the second door body with a magnetic force;
When the first door body and the second door body open the front opening of the vending machine main body, and the second door body opens the rear surface side of the first door body, A vending machine comprising a regulating means interposed between a free end portion of the second door body and an edge side of the front opening.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003402727A JP2005165594A (en) | 2003-12-02 | 2003-12-02 | Vending machine |
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ID=34726222
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007328681A (en) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Sanden Corp | Vending machine |
-
2003
- 2003-12-02 JP JP2003402727A patent/JP2005165594A/en active Pending
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