JP2005163514A - 防災用水嚢 - Google Patents

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JP2005163514A
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増男 加藤
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Abstract

【課題】運搬や保管に容易でスペースを要せず、液体を注入しやすくて液漏れせず、液体を入れて積み重ねても荷崩れせず、凹凸のある地形にも対応でき、災害時の水の供給に役立ち、しかも迅速に土嚢の代わりを努めることのできる災害時に対応できる容器が求められている。
【解決手段】防水シートで注入口と空気弁を具備した長方形の袋を作成し、上部表面は平滑であり、底面に複数の吸盤を具備し、積み重ねた袋がずれないようになっている。袋を作業現場に運んでホースで袋に注水して土嚢代わりの水嚢を作成する。下段の袋より順次上段の袋へホースで注水すれば最上段まで水を充填した袋を作成できる。地面に折り返した遮水シートを敷き、水嚢底面の吸盤を遮水シートに吸着させて水嚢を積み上げ、遮水シートを防災用水嚢の前部より後部へ折り返して固定すると防災用水嚢のブロックを迅速に作成することができ、洪水時の水圧等に対応できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として洪水時に土嚢の代わりに使用される防災用水嚢であって、緊急給水や洗浄用にも使用することのできる防災用品に関している。
災害時に備えて必要物資を用意しておくことは誰でも認識している。しかし、予想以上の災害が起きたり、予期せぬ時期に災害が起きる。地震、火事、台風、洪水等各種の大きな災害が待ち構えている。いずれの場合も水は最大必需品である。各企業や家庭で用意する水を入れる容器はポリエチレン製タンクが主体である。このため、容器の用途は水の保管用に限られている。
洪水の際にビルディングや家屋の地下に汚水が流入して出口を塞ぎ、人命を失った事件がある。また、床下や床上浸水の洪水は度々起こり、その都度、土嚢を汚水流入箇所に積み上げる労力を必要としている。緊急災害用土嚢は予め特定の場所に準備している所もある。地下鉄の入り口に緊急災害用防水板を設置するように地下鉄の通路に防水板を用意している。河川の堤防決壊防止のため、洪水時に土を袋詰めにして土嚢を作成し、堤防に積み上げている。洪水後に水が引いた後は、汚水によって汚された室内や道路を、奇麗な水で洗い流さなければならない。
用水槽のように水の表面を空気に晒しているとボウフラが湧いたり、水苔が付いたり、凍結したりするし、飲料水の役割を果たすことができない。
水や他の液体を運搬したり保管する際に、使用中と使用後の容器の占めるスペースは重要な問題である。また、容器への液体の充填が迅速に行われ、容器からの漏れが生じないことが必要である。さらに、液体を充填した容器が多用途に使用できれば理想的である。従来のポリ容器は灯油や水を運搬したり保管したりするのに適しているが、空の容器を保管するのにスペースを必要とし、大量に容器を運搬するのに適していない。また、用途も限定されていて、洪水時に土嚢の代わりに使用することは不可能である。
洪水時には土嚢を河川の堤防に積んだり、ビルディングや家屋の入り口に積み浸水を防ぐ。土嚢に土を詰め、必要箇所まで運搬して積み上げる作業を短時間に行うのは大変な作業である。しかも、土嚢の土は水に溶けて流出しやすい欠点がある。そこで、合成樹脂の長大な袋に水を詰めて土嚢代わりとする方法も取られているが、一袋しか積めず、他の袋との相性も悪く、運搬に不便な欠点がある。
そこで、運搬や保管に容易でスペースを要せず、液体を注入しやすくて液漏れせず、液体を入れて積み重ねても荷崩れせず、凹凸のある地形にも対応でき、災害時の水の供給に役立ち、しかも迅速に土嚢の代わりを努めることのできる災害時に対応できる容器が求められている。
上記課題を解決するため、本発明においては、合成樹脂シートで長方形の袋を作成し、止水弁を有する注入口と袋の中の空気を除去するための空気弁が設けられている。注入口へホースの先端を差し込んで水道水、汲み上げた水、各種液体等を注入する。袋の材質は合成樹脂に限らず、ゴム、防水布地、皮等各種の素材が考えられる。形状は角形の縦1メートル、横2メートル、厚さ50センチ程度が使用しやすいが、用途に合わせて適宜寸法や形状を設定できる。袋の上部表面は平滑で、底面に複数の吸盤を装着し、設置位置に固定したり、積み重ね時の袋のずれを防止している。また、積み重ねたとき、隣り合った袋同士が固定されるように袋の側面にはめ込み式の固定部分を設けることもできる。
使用方法としては、袋を作業現場に運んでおいて、ホースで袋に注水して土嚢代わりの水嚢を作成する。この袋は耐圧範囲内でいくらでも高く積むことができる。水を詰めた袋を持ち上げる必要はなく、下段の袋から上段の袋へ順番にホースで注水すれば、水を充填した袋を積み上げる必要がなく、迅速に水を充填した袋を多段に作成できる。
地面に遮水シートを敷き、水嚢の底面の吸盤を遮水シートに吸着させて、水嚢を順次積み上げ、上部遮水シートを水嚢の前部より後部に折り返して固定すると、連結した水嚢の隙間をカバーし、完全な遮水状態のブロックを即座に作成することができ、洪水時の水圧等に対応できる。
本発明の、その効果は下記の通りである。
(イ)空の袋の運搬、保管に占めるスペースが少なくてすむ。
(ロ)各種液体の運搬、保管に使用できる。
(ハ)運搬や使用しやすい寸法、形状にすることができる。
(ニ)飲料水の運搬、保管に利用することができる。
(ホ)積み上げても荷崩れしない。
(ヘ)土嚢の代わりに使用できる。
(ト)空の袋を積み上げた後から注水することができるので、労力を要しない。
(チ)袋の中は液体であるため、袋の形状は地形に順応するので、使用しやすい。
(リ)使用後、袋を簡単に空にできる。
(ヌ)低コストで大量生産、大量保管できる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
防災用水嚢の形状は長方形の箱型が好ましいが、他の形状とすることもできる。寸法は運搬、保管等を考慮して使用しやすい寸法を設定できる。注入口や空気弁の位置は特定されていない。吸盤の寸法、装着位置は特定したものでなく、側面へも設置できる。隣接した防災用水嚢同士を固定するための方法は特定したものではない。防災用水嚢の素材は合成樹脂が多く使用されるが、他の素材でもよい。
図1は本発明になる防災用水嚢の断面図である。箱型形状に作成した防災用水嚢(1)の上部表面(2)は平滑である。側面に注入口(4)と空気弁(5)が設けら、防災用水嚢(1)に水(7)を充填した状態を示している。防災用水嚢(1)の底面(3)に吸盤(6)を装着している。吸盤(6)は地面に敷いたボード、シート等や下に置いた防災用水嚢(1)上部表面に吸着して固定される役目を果たす。図には示していないが、隣り合わせた防災用水嚢(1)を固定するようにはめ込み部分を設けることができる。上部表面(2)と底面(3)の相違は図2の平面図と図3の底面図から理解される。
図4は防災用水嚢の使用方法を示す説明図である。迅速に防災用水嚢(1)をブロック化するために本発明では防災用水嚢(1)の底面(3)に吸盤(6)を具備している。上段の防災用水嚢(1)の吸盤(6)は下段の防災用水嚢(1)の上部表面(2)に吸着する。上段の防災用水嚢(1)に液体が充填されると重量が加わり、吸着力が増加する。
ホース(8)から上段の防災用水嚢(1)へ水(7)を注入するので、水(7)を充填した重い防災用水嚢(1)を積み上げる必要がなく、非力な人でも防災用水嚢(1)を積み上げる作業をすることができる。
側面より見た断面図 平面図 底面図 防災用水嚢の使用方法を示す説明図
符号の説明
1 防災用水嚢
2 上部表面
3 底面
4 注入口
5 空気弁
6 吸盤
7 水
8 ホース

Claims (1)

  1. 防水シートで作成した袋であって、注入口と空気弁を具備し、上部表面は平滑で底面に複数の吸盤を具備し、多段に積み重ねて使用できることを特徴とする防災用水嚢。
JP2003436232A 2003-12-03 2003-12-03 防災用水嚢 Pending JP2005163514A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100392188C (zh) * 2006-04-30 2008-06-04 游丽鹏 抗洪专用囊
KR101760270B1 (ko) * 2015-09-09 2017-07-24 주식회사 대덕지에스 경량재료 및 이를 이용한 입체구조물공법

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