JP2005161344A - Automatic molten metal supplying apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、金属溶解用の保持炉からアルミニウム合金等の非鉄金属の溶湯を給湯装置により給湯管を経て成形装置に一定量だけ自動的に供給する自動溶湯供給装置に関する。 The present invention relates to an automatic molten metal supply apparatus that automatically supplies a molten metal of non-ferrous metal such as an aluminum alloy from a holding furnace for melting metal to a forming apparatus by a hot water supply apparatus through a hot water supply pipe.
従来、溶湯を保持炉から成形装置に自動供給する自動溶湯供給装置として、電磁式のものやフロート式のもの等が知られている。これら自動溶湯供給装置では、保持炉から成形装置に溶湯を供給するために、金属やセラミック等からなる給湯管で保持炉内の給湯装置と成形装置とを連結している。ところで、特許文献1のように、給湯装置を給湯シリンダと給湯ピストンとで構成している場合には、給湯量が保持炉内の湯面高さによって変動するため、特許文献1では、保持炉内の湯面高さを湯面検知装置で検知して湯面高さに応じて給湯ピストンのストローク量を補正することで給湯量を一定に保つようにしている。
しかし、上述の如くして給湯量の定量化を図ろうとしても、給湯ピストンは給湯シリンダを摺動しなから進退移動することから、給湯シリンダの摺動面から溶湯が僅かではあるが漏れることは否めず、このことの対策を講じていない特許文献1では、依然として給湯量が変動することになる。
However, even if it is attempted to quantify the amount of hot water supply as described above, the hot water supply piston moves forward and backward without sliding the hot water supply cylinder, so that a slight amount of molten metal leaks from the sliding surface of the hot water supply cylinder. However, in
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、保持炉内の湯面高さの変動に起因して給湯シリンダの摺動面から漏れる溶湯の漏れ量が変動しても、常に一定量の溶湯を成形装置に供給することである。 The present invention has been made in view of such a point, and an object of the present invention is to change the leakage amount of the molten metal leaking from the sliding surface of the hot water supply cylinder due to the fluctuation of the molten metal surface height in the holding furnace. However, it is always to supply a certain amount of molten metal to the molding apparatus.
上記の目的を達成するため、この発明は、給湯シリンダ摺動面からの溶湯漏れ量に応じて給湯ピストンのストローク量を補正制御するようにしたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention is characterized in that the stroke amount of the hot water supply piston is corrected and controlled in accordance with the amount of molten metal leakage from the hot water supply cylinder sliding surface.
具体的には、この発明は、保持炉内の溶湯を給湯装置により給湯管を経て成形装置に一定量だけ自動的に供給する自動溶湯供給装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。 Specifically, the present invention is directed to an automatic molten metal supply device that automatically supplies a molten metal in a holding furnace through a hot water supply pipe to a forming device through a hot water supply pipe, and has taken the following solution. .
すなわち、この発明は、上記保持炉内の溶湯に浸漬された給湯シリンダと、この給湯シリンダに進退可能に挿入された給湯ピストンとを有する給湯装置と、上記保持炉に設けられ、炉内の湯面高さを検知する湯面検知装置と、上記湯面検知装置により検知した湯面高さと上記給湯ピストンのストローク量に基づく給湯量との関係によって給湯シリンダから漏れる溶湯の漏れ量を算出する漏れ量算出部と、この漏れ量算出部の値に基づいて上記成形装置に一定量の給湯が行われるように上記給湯ピストンのストローク量の補正値を算出する補正部と、この補正部からの信号に基づき上記給湯ピストンのストローク量を制御する制御部とを有する制御装置とを備えたことを特徴とする。 That is, the present invention provides a hot water supply device having a hot water supply cylinder immersed in the molten metal in the holding furnace and a hot water supply piston inserted into the hot water supply cylinder so as to be able to advance and retreat, and the hot water in the furnace provided in the holding furnace. A leak level calculating device that detects the surface height, and a leak amount that calculates the amount of molten metal leaking from the hot water supply cylinder based on the relationship between the hot water level detected by the hot water level detection device and the hot water supply amount based on the stroke amount of the hot water supply piston. A correction unit for calculating a correction value for the stroke amount of the hot water supply piston so that a fixed amount of hot water is supplied to the molding apparatus based on the value of the leakage amount calculation unit, and a signal from the correction unit And a controller having a controller for controlling the stroke amount of the hot water supply piston.
この発明によれば、湯面高さによる漏れ量の変動に起因して変わる給湯量を考慮してピストンストローク量を補正制御することで、常に一定量の溶湯を成形装置に安定して供給することができる。 According to the present invention, a fixed amount of molten metal is always stably supplied to the molding device by correcting and controlling the piston stroke amount in consideration of the hot water supply amount that changes due to the fluctuation of the leakage amount due to the molten metal surface height. be able to.
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1〜3はこの発明の実施の形態に係る自動溶湯供給装置Aを示す。図1〜3において、1はアルミニウム合金等の非鉄金属の溶湯Mを保持する保持炉、2は給湯装置である。上記保持炉1には開口部3aを有する上蓋3が設けられ、この上蓋3に立設された第1支持フレーム4に上記給湯装置2がシャフト5、自在継手6及びバネ部材7を介して3次元方向に移動可能に吊下げ支持され、給湯装置2の本体である下側の給湯部8を保持炉1内の溶湯Mに常時浸漬している。
1 to 3 show an automatic melt feeder A according to an embodiment of the present invention. 1-3, 1 is a holding furnace for holding a molten metal M of a non-ferrous metal such as an aluminum alloy, and 2 is a hot water supply apparatus. The
したがって、成形装置Bの振動が後述する給湯管22を経て給湯装置2に伝わっても、その振動を給湯装置2の3次元方向への移動により効率良く吸収して給湯管22及び給湯装置2を破損しないようにでき、溶湯Mを外部に確実に漏れないようにすることができる。また、給湯装置2を吊り下げるだけなので、大掛かりな水平移動装置の設置をなくして比較的コンパクトな設備で済み、設備費を低減することができる。
Therefore, even if the vibration of the forming apparatus B is transmitted to the hot
上記給湯装置2は、上記給湯部8と上側の駆動部9とで構成され、駆動部9は、上記上蓋3の開口部3aに対応して配置されたプレート10と、このプレート10の上面に連結された第2支持フレーム11とを備え、この第2支持フレーム11に上記シャフト5が嵌挿されて第2支持フレーム11が上記第1支持フレーム4に吊下げ支持されている。また、上記第2支持フレーム11には、給湯ピストン駆動装置12とタップ弁駆動装置13とが設置されている。上記給湯ピストン駆動装置12は、下方に延びるロッド14aを有する電動シリンダ14を備え、そのロッド14a下端にはシャフト15上端が連結され、このシャフト15は上記プレート10の第1貫通孔10aを貫通して保持炉1内の溶湯Mに浸漬され、下端にセラミック製給湯ピストン16が一体に取り付けられている。これにより、給湯ピストン16が給湯ピストン駆動装置12の電動シリンダ14にシャフト15を介して連結されている。一方、上記タップ弁駆動装置13も、下方に延びるロッド17aを有する流体圧シリンダ17を備え、そのロッド17a下端にはシャフト18,19が連結され、下側のシャフト19は上記プレート10の第2貫通孔10bを貫通して保持炉1内の溶湯Mに浸漬され、下端にセラミック製タップ弁20が一体に取り付けられている。
The hot
一方、上記給湯部8は、図3に示すように、平面視略五角形状でグラファイトからなり、3箇所の隅部にはパイプ材からなるセラミック製支柱21がそれぞれ立設され、これら3本の支柱21上端はプレート10の第3貫通孔10cを貫通してプレート10上面に固定され、給湯部8が3本の支柱21で支持部としてのプレート10に支持されている。また、上記給湯部8には給湯管22の一端が接続されている。その接続箇所は上記3本の支柱21とで矩形の頂点をなす位置であり、この給湯管22はプレート10の第4貫通孔10dを貫通してプレート10上面に固定されて支柱の機能を兼ねており、これら3本の支柱21と給湯管22とで給湯部8を支持している。
On the other hand, as shown in FIG. 3, the hot
これにより、支柱を1本省略できるので、コンパクトなレイアウトにすることができる。また、給湯部8がグラファイト製であるので、後述する溶湯通路24、溶湯導入路26及び残湯排出部30等を簡単に形成することができる。さらに、給湯部8を支持する支柱21がセラミック製であるので、溶湯Mに対する耐久性を向上させることができる。
Thereby, since one support | pillar can be abbreviate | omitted, it can be set as a compact layout. In addition, since the hot
上記給湯部8の3本の支柱21と給湯管22とで囲まれるほぼ中央には、上記保持炉1内の溶湯Mに常時浸漬される給湯シリンダ23が設けられ、この給湯シリンダ23には、上記給湯ピストン16が給湯ピストン駆動装置12(電動シリンダ14)の作動により上下方向に進退可能に挿入されている。
A hot
このように、給湯部8のほぼ中央に給湯シリンダ23及び給湯ピストン16を配設することで、給湯ピストン16の進出動作による加圧に対して給湯部8を安定して支持することができる。
As described above, by arranging the hot
また、給湯ピストン16は、メンテナンス時等には給湯ピストン駆動装置12(電動シリンダ14)の作動量を大きくすることで給湯シリンダ23から抜脱可能になっている。
The hot
したがって、メンテナンス等で給湯部8を保持炉1から取り出す際に、給湯ピストン16を先に給湯部8から簡単かつスムーズに取り外すことができるので、給湯ピストン16と給湯部8とが材質等の相違によって熱収縮率が異なっていても、収縮差によって給湯ピストン16や給湯部8が破損することを防止することができる。
Therefore, when removing the hot
また、上記給湯部8には、一端が上記給湯管22に接続されるとともに他端が上記給湯シリンダ23に接続された溶湯通路24が形成されている。この溶湯通路24の途中には、弁シリンダ25が給湯部8の五角形の頂点に対応する位置で上下方向に延びて挿着され、この弁シリンダ25の中程には連通孔25aが溶湯通路24を全体に亘って連通させるように開口されているとともに、下端には上記タップ弁20が着座する弁座25bが形成されている。これにより、上記弁シリンダ25内部の上半部分を保持炉1内の溶湯Mを溶湯通路24に導く溶湯導入路26とし、この溶湯導入路26が溶湯通路24の途中に接続されている。上記溶湯通路24は、上記給湯管22の接続端部から斜め下方に延びる第1通路27、この第1通路27の下端から上方に延びて上記溶湯導入路26下端に接続された第2通路28と、この第2通路28の上端から斜め上方に延びて上記給湯シリンダ23に接続された第3通路29とからなる。したがって、上記第2通路28は上記筒部材25の下半部分で構成されている。また、第2通路28の下方に対応する第1通路27の下端部には、保持炉1内に通じる残湯排出部30が開口され、この残湯排出部30は常時はプラグ31で閉じられている。この残湯排出部30は最初から開口していなくてもよく、メンテナンス時等に穴開け加工し、溶湯を排出させた後、プラグで閉口してもよい。
The hot
このように、溶湯通路24及び給湯シリンダ23を常に溶湯Mに浸漬させているので、溶湯Mを安定して供給することができる。特に、給湯シリンダ23の上端部分が湯面から突出して大気に触れていると、溶湯Mと大気との境界部分に酸化物が堆積してメンテナンス等で給湯ピストン16を抜き取る際の障害となるおそれがあるが、給湯シリンダ23を常に溶湯Mに浸漬させているので、上記したような酸化物の堆積をなくして給湯ピストン16を滑らかに抜き取ることができる。また、溶湯導入路26も常に溶湯Mに浸漬させているので、溶湯上層部の酸化物や溶湯下層部の堆積物等の異物を吸引する事態を防止することができる。さらに、給湯装置2のメンテナンス等で保持炉1から給湯部8を取り出す際に、給湯部8(第1〜3通路27〜29)内の溶湯Mを第1通路27下端部の残湯排出部30から保持炉1内に排出することができるので、給湯部8内に溶湯Mが残留して凝固する事態を防止することができる。また、1つの通路で第2通路28と溶湯導入路26とを兼用して構造を簡素化できる。
Thus, since the molten metal channel |
上記タップ弁駆動装置13(流体圧シリンダ17)とタップ弁20とを連結するシャフト19は上記溶湯導入路26を貫通し、タップ弁20が第2通路28内にタップ弁駆動装置13(流体圧シリンダ17)の作動により上下動可能に配置されている。そして、上記タップ弁20の下降動作により溶湯導入路26と第3通路29を連通するとともに第1通路27と上記第3通路29とを遮断する一方、タップ弁駆動装置13の上昇動作により上記第1通路27と第3通路29を連通するとともに上記溶湯導入路26と第3通路29とを遮断するようになっている。このタップ弁20も、メンテナンス時等にはタップ弁駆動装置13(流体圧シリンダ17)の作動量を大きくすることで第2通路28から抜脱可能になっている。
A
したがって、タップ弁20の上下動という簡単な操作で第1〜3通路27〜29の連通状態を切り換えることができる。さらに、タップ弁20を上方に大きく動かすことで第2通路28から抜き取ることができるので、タップ弁20を給湯部8から簡単かつスムーズに取り外すことができる。したがって、メンテナンス等で給湯部8を保持炉1から取り出す際に、タップ弁20を先に給湯部8から簡単に取り出すことができるので、タップ弁20と給湯部8とが材質等の相違によって熱収縮率が異なっていても、収縮差によってタップ弁20や給湯部8が破損することを防止することができる。
Therefore, the communication state of the first to
また、上記溶湯導入路26には、上端が上記保持炉1内の湯面から上方に突出するようにセラミック製の筒状フィルタ32の下端が接続され、このフィルタ32内に上記シャフト19が周囲に隙間をあけて挿入配置されている。このフィルタ32の上端は支持部側であるプレート10に支持されている。
The lower end of a ceramic
したがって、タップ弁20の上方移動及び給湯ピストン16の進出動作に伴い発生する溶湯逆流により、フィルタ32に付着している不純物等の異物を取り除くことができるので、目詰まりによるフィルタ32の交換回数を減少してランニングコストを低減することができる。さらに、フィルタ32の下端を給湯部8で保持するとともに、上端をプレート10で保持しているので、フィルタ32の取付姿勢を安定させることができる。また、フィルタ32の上端をプレート10から外すことでフィルタ32を給湯部8から取り外すことができるので、給湯部8を保持炉1に残したままでフィルタ32を容易に交換することができる。さらに、フィルタ32が保持炉1内の湯面から上方に飛び出ているので、保持炉1内の溶湯Mは必ずフィルタ32を通過して給湯シリンダ23に吸引され、溶湯M中の酸化物や不純物等の異物が給湯シリンダ23に吸引される事態を確実に防止することができる。
Therefore, foreign matters such as impurities adhering to the
また、上記給湯管22の他端はプレート10から上方に突出して成形装置Bの射出スリーブb1に接続されている。これにより、給湯装置2の給湯部8は給湯管22を介して成形装置Bに接続され、保持炉1内の溶湯Mを給湯装置2により給湯管22を経て成形装置Bの射出スリーブb1に一定量だけ自動的に供給し、図外の作動装置により射出プランジャb2を進出させて固定型b3と可動型b4とからなる金型b5のキャビティb6に射出するようになっている。
The other end of the hot
上記保持炉1内の溶湯Mはショット数が増すに従って減少して湯面が低下するが、これを監視するために、保持炉1の上蓋3上面には、炉内の湯面高さを検知する湯面検知装置としての湯面高さ計測装置33が上蓋3の貫通孔3bに挿着されて立設され、この湯面高さ計測装置33は下端の検知棒33aを上記貫通孔3bに挿入してその先端を炉内に臨ませている。この湯面高さ計測装置33は、上記給湯ピストン駆動装置12及びタップ弁駆動装置13と共に制御装置34に接続されている。この制御装置34は、上記給湯ピストン駆動装置12(電動シリンダ14)及びタップ弁駆動装置13(流体圧シリンダ17)の作動を制御するとともに、給湯量を一定にするためのものである。つまり、給湯シリンダ23内のピストン摺動面から僅かではあるが溶湯Mが漏れることは否めず、この漏れ量を補う必要から漏れ量に応じて給湯ピストン16のストローク量を制御する必要がある。この漏れ量は湯面高さと相関関係がある。制御装置34は、図7に示すように、この漏れ量を算出するために必要な基準データを格納する基準データ格納部35を備えている。上記基準データとは、保持炉1内の湯面高さXと給湯量Qの関係を表すデータであり、これを図5に示す。この基準データにより、
Q=aX+b(a、bは定数)…式(1)
の関係式が成り立つ。なお、この式(1)は、物理論理上、正確には、
The molten metal M in the holding
Q = aX + b (a and b are constants)... (1)
The following relational expression holds. It should be noted that this equation (1) is, from a physical logic point of view,
となるが、式(1)は式(1′)を線形式に近似させたものであり、式(1)を代用しても問題はない。 However, Expression (1) is obtained by approximating Expression (1 ′) to a linear form, and there is no problem even if Expression (1) is substituted.
また、制御装置34は、給湯部8から漏れる溶湯Mの漏れ量を算出する漏れ量算出部36を備えている。この漏れ量算出部36により、上記湯面高さ計測装置33により検知した湯面高さXと給湯ピストン16のストローク量に基づく給湯量Qとの関係(式(1))によって、任意の湯面高さXにおける基準給湯量Q0に対する漏れ量rを次式(2)
r=a(X0−X)…式(2)
より算出するようになっている。
In addition, the
r = a (X 0 −X) (2)
More calculated.
さらに、制御装置34は、補正部37と制御部38とを備えている。上記補正部37は、成形装置Bに一定量の給湯が行われるように上記漏れ量算出部36の値(漏れ量r)に基づいて給湯ピストン16のストローク量の補正値を次式(3)
Sx=r/q0=a(X0―X)/q0…式(3)
a :漏れ量定数
X0:規準湯面高さ
X :湯面高さ
q0:単位ストローク給湯量
Sx:ストローク補正量
より算出するようになっている。
Further, the
S x = r / q 0 = a (X 0 −X) / q 0 Formula (3)
a: Leakage rate constant
X 0 : Standard hot water surface height
X: Hot water surface height
q 0 : Unit stroke hot water supply
S x : It is calculated from the stroke correction amount.
上記制御部38は、給湯ピストン16の進退動作やそのタイミング、及びタップ弁20の上下動作やそのタイミング等、自動溶湯供給装置A全般の動作を制御するとともに、上記補正部37からの信号に基づき給湯ピストン16のストローク量を補正制御するようになっている。つまり、上記式(3)で算出したストローク補正量Sxを基準ストローク量S0に加えて給湯ピストン16のストローク量を溶湯Mの漏れ量rに応じて変更し、これに基づいて給湯ピストン駆動装置12(電動シリンダ14)を作動させるようになっている。
The
このように、溶湯Mの漏れ量に応じて給湯シリンダ23への給湯量を補正制御しているので、給湯量を常に一定に保持して溶湯Mを安定して成形装置Bに供給することができる。
As described above, since the amount of hot water supplied to the hot
次に、上述の如く構成された自動溶湯供給装置Aの作動を図4の作動工程図と図6の制御フローチャートを参照しつつ説明する。 Next, the operation of the automatic molten metal supply apparatus A configured as described above will be described with reference to the operation process diagram of FIG. 4 and the control flowchart of FIG.
(1) 図4(a)に示すように、タップ弁20は下端位置にあり、溶湯導入路26と第3通路29が連通し、第1通路27と第3通路29とが遮断されている。この状態で、給湯ピストン駆動装置12の電動シリンダ14を収縮作動させ、給湯ピストン16を上昇させる。この作動により、保持炉1内の溶湯Mがフィルタ32、溶湯導入路26、第2通路28及び第3通路29を通って給湯シリンダ23内に吸引される。この際に、給湯ピストン16のストローク量は、成形装置Bに供給する溶湯Mの設定量よりも多く給湯シリンダ23内に吸引するような上方位置まで後退するように設定している。
(1) As shown in FIG. 4A, the
(2) 図4(b)に示すように、電動シリンダ14を伸長作動させ、給湯ピストン16を成形装置Bに設定量の湯湯5を供給するように所定位置まで下降させ、余分な溶湯Mを逆流させて保持炉1内に戻す。この動作により、キャビティb6の容量に見合った溶湯Mをバラツキなく安定して確保するようにしている。これにより、給湯ピストン16の給湯態勢が整う。
(2) As shown in FIG. 4B, the
この段階で、制御装置34により給湯量の補正制御が行われる。その要領は、図6の制御フローチャートにおいて、まず、ステップS1で給湯ピストン16の給湯態勢が整っているか否かが判定される。給湯態勢が整っている場合には、ステップS2で前回補正後の給湯回数を確認し、補正周期の給湯回数にあるか否か(n=n0)が判定される。補正周期にある場合にはステップS3に進み、湯面高さXが湯面高さ計測装置33で計測され、この計測値が漏れ量算出部36に入力されて基準データ格納部35と照らし合わされて、給湯部8から漏れる溶湯Mの漏れ量が算出される。この算出された値は補正部37に送信され、ステップS4で給湯ピストン16のストローク補正量Sxが上記の式(3)、つまり、
Sx=r/q0=a(X0―X)/q0
で求められる。この補正信号が制御部38に送信され、ステップS5で給湯ピストン16のストローク量がS←S0+Sxとして補正され、電動シリンダ14(給湯ピストン16)のストローク量が溶湯Mの漏れ量に応じて変更される。この変更されたストローク量は次の補正周期まで維持される。その後、ステップS6で給湯回数のカウントをゼロに戻し、ステップS7で給湯回数をカウントする。
At this stage, the
S x = r / q 0 = a (X 0 −X) / q 0
Is required. This correction signal is transmitted to the
(3) 図4(c)に示すように、第2流体圧シリンダ17を収縮作動させてタップ弁20を上方に移動させる。これにより、溶湯導入路26と第3通路29とが遮断され、第1〜3通路27〜29が連通し、溶湯通路の給湯態勢が整う。
(3) As shown in FIG. 4C, the second fluid pressure cylinder 17 is contracted to move the
(4) 図4(d)に示すように、電動シリンダ14を伸長作動させて給湯ピストン16を下降させる。これにより、溶湯Mが給湯管22を経て成形装置Bの射出スリーブb1に供給される。
(4) As shown in FIG. 4 (d), the
(5) 図4(e),(f)に示すように、射出プランジャb2を前進させて射出スリーブb1内の溶湯Mを金型b5のキャビティb6に射出する。また、射出プランジャb2が射出スリーブb1の給湯管接続部(溶湯供給口)を通過する際に、電動シリンダ14を収縮作動させて給湯ピストン16を僅かに上昇させ、湯管22内の溶湯Mの一部を給湯部8内に戻す。この動作は、次の行程で、タップ弁20が下方移動して第2通路28内の溶湯Mが給湯管22に押し出された際の体積分を確保するためである。
(5) As shown in FIGS. 4E and 4F, the injection plunger b2 is advanced to inject the molten metal M in the injection sleeve b1 into the cavity b6 of the mold b5. Further, when the injection plunger b2 passes through the hot water supply pipe connection portion (melt supply port) of the injection sleeve b1, the
(6) 図4(f)に示すように、第2流体圧シリンダ17を伸長作動させてタップ弁20を下方移動させる。これにより、第1通路27と第3通路29とが遮断され、溶湯導入路26と第3通路29とが連通し、次の成形に備えた溶湯吸引態勢に復帰する。金型b5のキャビティb6では、充填された溶湯Mが凝固して鋳物Cとなり、1ショットを終了する。
(6) As shown in FIG. 4 (f), the second fluid pressure cylinder 17 is extended to move the
この発明は、例えばアルミニウム合金、マグネシウム合金、亜鉛合金及び銅合金等の非鉄金属を用いて鋳物を鋳造する場合に有用である。 The present invention is useful when casting a casting using a non-ferrous metal such as an aluminum alloy, a magnesium alloy, a zinc alloy, and a copper alloy.
1 保持炉
2 給湯装置
16 給湯ピストン
22 給湯管
23 給湯シリンダ
33 湯面高さ計測装置(湯面検知装置)
34 制御装置
36 漏れ量算出部
37 補正部
38 制御部
A 自動溶湯供給装置
B 成形装置
M 溶湯
DESCRIPTION OF
34
Claims (1)
上記保持炉内の溶湯に浸漬された給湯シリンダと、この給湯シリンダに進退可能に挿入された給湯ピストンとを有する給湯装置と、
上記保持炉に設けられ、炉内の湯面高さを検知する湯面検知装置と、
上記湯面検知装置により検知した湯面高さと上記給湯ピストンのストローク量に基づく給湯量との関係によって給湯シリンダから漏れる溶湯の漏れ量を算出する漏れ量算出部と、この漏れ量算出部の値に基づいて上記成形装置に一定量の給湯が行われるように上記給湯ピストンのストローク量の補正値を算出する補正部と、この補正部からの信号に基づき上記給湯ピストンのストローク量を制御する制御部とを有する制御装置とを備えたことを特徴とする自動溶湯供給装置。 An automatic molten metal supply device that automatically supplies a fixed amount of molten metal in a holding furnace to a molding device through a hot water supply pipe by a hot water supply device,
A hot water supply apparatus having a hot water supply cylinder immersed in the molten metal in the holding furnace, and a hot water supply piston inserted into the hot water supply cylinder so as to be able to advance and retreat;
A hot water level detection device that is provided in the holding furnace and detects the hot water level in the furnace;
A leakage amount calculation unit that calculates the leakage amount of the molten metal that leaks from the hot water supply cylinder based on the relationship between the hot water surface level detected by the hot water level detection device and the hot water supply amount based on the stroke amount of the hot water supply piston, and the value of the leakage amount calculation unit A correction unit that calculates a correction value of the stroke amount of the hot water supply piston so that a fixed amount of hot water is supplied to the molding apparatus based on the control, and a control that controls the stroke amount of the hot water supply piston based on a signal from the correction unit An automatic molten metal supply apparatus comprising a control device having a section.
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