JP2005155845A - Connecting structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、回転体等の取付部材及びこの取付部材が取り付けられる本体等の被取付部材の2つの部材を互いに結合するための結合構造に関する。 The present invention relates to a coupling structure for coupling two members of a mounting member such as a rotating body and a mounted member such as a main body to which the mounting member is mounted.
従来、各種の電気・機械装置類、例えば複写機等の画像形成装置は、図8(a)に示すように、ギアやプーリといった回転体等の部材801と、この部材801が取り付けられる本体等の部材802とを有し、部材801を部材802に脱着自在に結合させる結合構造を備えている(部材801が上記本体等の取り付けられる側であり、部材802が上記回転体等の取り付ける側であってもよい)。この部材802の突起部803には、溝(スリット)部804を挟んで対向する、少なくとも符号Aに示す矢印方向に撓むことが可能な2つの柱状突起部805を有した所謂スナップフィット部806が設けられている。部材801を部材802に取り付ける場合、このスナップフィット部806を上記矢印方向に撓ませつつ部材801の挿通孔807に挿通させることにより、当該スナップフィット部806(突起部803)に部材801を嵌入する。なお、スナップフィット部806の先端部には、図8(b)に示すように当該嵌入された状態の部材801の抜け止めを防止するための爪状の抜止部808が設けられている。
Conventionally, as shown in FIG. 8A, various electric / mechanical devices such as copiers and other image forming apparatuses include a
一方、上記嵌入された状態において、部材802から部材801を取り外す場合、抜止部808を指あるいはペンチやプライヤといった工具によって抜止部808を摘み、上記矢印方向に力を加えて2つの柱状突起部805(スナップフィット部806)を互いに対向する向き(内側)に撓ませつつ、突起部803から部材801を抜き取る。
On the other hand, when the
ところで、昨今、資源の分別リサイクルを行うべく装置分解時において各材料(材質)毎に分別することが要求されており、例えば部品が折れて破損したり、あるいは分解に時間がかかってしまうといったことなく分解が容易に行えること、すなわち、分解性の向上が求められている。 By the way, in recent years, it is required to separate each material (material) at the time of disassembling the device in order to separate and recycle resources. For example, parts are broken or broken, or it takes time to disassemble. Therefore, there is a demand for easy disassembly, that is, improvement in decomposability.
この観点から、図8(c)に示すように、部材802のスナップフィット部806(抜止部808)の先端部に、指等によって摘み易くするための摘み部809を当該スナップフィット部806に対して一体的に設けるようにし、これにより、部材801と部材802との分解性の向上を図る構成が開示されている(例えば、特許文献1の図3参照)。
しかしながら、上述のように摘み易くするべく摘み部809等を設けることによりスナップフィット部806が延長されると、図9に示すように、スナップフィット部806が内側に撓み、摘み部809同士が接点901で当接した場合におけるストローク902(撓み量、可動範囲)が短く(小さく)なってしまう。これにより、部材801を部材802から抜き取る際に、抜止部808の部材802(の挿通孔807の周縁部)に対する引っ掛かりが外れ難くなるなどして、当該分解性が低下してしまう。
However, when the
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、スナップフィット部806を撓める際に当該スナップフィット部806が摘み易くなるとともに、上記抜止部808の引っ掛かりが外れ易くなり部材802から部材801が抜き取り易くされるなどして、当該結合構造を有する各種機器の分解性をより向上することができ、ひいては各種機器の分別リサイクルを容易に行うことができる結合構造を提供することを目的とする。
Therefore, the present invention has been made in view of the above circumstances, and when the
請求項1記載の発明は、所定の突起部を有する第1の部材と、前記突起部が嵌入される開口部を有する第2の部材とを備えて互いに脱着自在に結合する結合構造であって、
前記第1の部材の突起部は、当該突起部の突起方向に形成されたスリットを挟んで対向し、突起部が第2の部材の開口部に嵌入された場合の抜け止め用の抜止部を外周面側に備えた可撓性を有する2つの柱状体と、各柱状体の先端に一体的に形成され、当該各柱状体を前記スリット側に向けて撓ませるべく掴み持つための掴持部とからなり、前記掴持部には、所定の切欠部が形成され、前記切欠部は、各柱状体をスリット側に向けて撓ませた場合に、掴持部同士の干渉を回避させ、掴持部が互いに交差した状態となることを許容させる切欠部であることを特徴とする結合構造である。
The invention according to
The protrusions of the first member are opposed to each other with a slit formed in the protrusion direction of the protrusion, and a retaining part for retaining the protrusion when the protrusion is fitted into the opening of the second member. Two columnar bodies having flexibility provided on the outer peripheral surface side, and a gripping part formed integrally at the tip of each columnar body to grip each columnar body to bend toward the slit side The gripping part is formed with a predetermined notch part, and the notch part avoids interference between the gripping parts when each columnar body is bent toward the slit side. The coupling structure is characterized in that the holding portion is a cutout portion that allows the holding portions to cross each other.
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の結合構造において、前記掴持部は、一方の掴持部における切欠部と他方の掴持部における非切欠部とがスリットを挟んで対向する位置となるべく、それぞれ前記突起方向に対する片側が欠切されてなる切欠部が形成されていることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the coupling structure according to the first aspect, in the gripping portion, a notch portion in one gripping portion and a non-notch portion in the other gripping portion face each other with a slit interposed therebetween. In order to be positioned, a cutout portion formed by cutting out one side with respect to the projection direction is formed.
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の結合構造において、前記第1及び第
2の部材は、リサイクル対象となる電気・機械装置類の構成部材に組み付けられるものであって、かつ、第1及び第2の部材は、異種材料の成形品からなることを特徴とする。
The invention according to
請求項1記載の発明によれば、第1の部材の突起部は、当該突起部の突起方向に形成されたスリットを挟んで対向し、突起部が第2の部材の開口部に嵌入された場合の抜け止め用の抜止部を外周面側に備えた可撓性を有する2つの柱状体と、各柱状体の先端に一体的に形成され、当該各柱状体をスリット側に向けて撓ませるべく掴み持つための掴持部とからなり、これら掴持部には、所定の切欠部が形成され、当該切欠部は、各柱状体をスリット側に向けて撓ませた場合に、掴持部同士の干渉を回避させ、掴持部が互いに交差した状態となることを許容させる切欠部となっている。 According to the first aspect of the present invention, the protruding portion of the first member is opposed to the slit formed in the protruding direction of the protruding portion, and the protruding portion is fitted into the opening of the second member. The two columnar bodies having flexibility provided with a retaining portion for retaining in the case on the outer peripheral surface side, and integrally formed at the tip of each columnar body, and flexing each columnar body toward the slit side. The gripping portions are formed with predetermined notches, and the notches are gripped when each columnar body is bent toward the slit side. It is a notch part which avoids mutual interference and allows the gripping parts to cross each other.
このように、掴持部を備えることで各柱状体を撓ませる際に抜止部を掴み(摘み)易くなるとともに、掴持部同士が干渉しない態様、すなわち、当該掴持部が互いに交差した状態となるまで各柱状体を撓ませることができるため、第1の部材の突起部が第2の部材の開口部に嵌入されている場合に、抜止部を当該開口部の縁(周縁部)から外して第2の部材(第1の部材)を第1の部材(第2の部材)から取り外し易くなり、従って、第1及び第2の部材からなるような結合構造を有する機器(例えば複写機等の画像形成装置)の分解性を向上することができ、ひいては、当該機器の分別リサイクルを容易に行えるようになる。 Thus, it is easy to grasp (pick) the retaining portions when bending each columnar body by providing the gripping portions, and the gripping portions do not interfere with each other, that is, the gripping portions intersect each other. Since each columnar body can be bent until it becomes, when the projection part of the 1st member is inserted in the opening part of the 2nd member, a retaining part is from the edge (periphery part) of the said opening part. The second member (first member) can be easily detached and removed from the first member (second member). Therefore, the apparatus (for example, a copying machine) having a coupling structure composed of the first and second members. The resolvability of the image forming apparatus) can be improved, and as a result, the apparatus can be easily separated and recycled.
請求項2記載の発明によれば、各掴持部には、一方の掴持部における切欠部と他方の掴持部における非切欠部とがスリットを挟んで対向する位置となるべく、それぞれ突起部の突起方向に対する片側が欠切されてなる切欠部が形成されている。これにより、柱状体を撓ませた場合に掴持部を交差させるための構造を簡易なものとすることができる。 According to the second aspect of the present invention, each gripping portion is provided with a protruding portion so that the notch portion in one gripping portion and the non-notch portion in the other gripping portion are opposed to each other across the slit. A notch is formed by notching one side of the projection direction. Thereby, when bending a columnar body, the structure for making a holding part cross | intersect can be made simple.
請求項3記載の発明によれば、第1及び第2の部材は、リサイクル対象となる電気・機械装置類の構成部材に組み付けられるものであって、かつ、第1及び第2の部材は、異種材料の成形品からなる。
According to the invention described in
このように、電気・機械装置類の各種機器に組み付けられた第1及び第2の部材が異種材料で構成されている場合、リサイクル時にこれら両者を分別する要請が高くなるが、本結合構造を用いることにより、これら各種機器の分解性を向上することができ、分別リサイクルを容易に行えるようになる。 As described above, when the first and second members assembled in various devices such as electrical / mechanical devices are made of different materials, there is a high demand for separating them during recycling. By using it, the decomposability of these various devices can be improved, and separation and recycling can be easily performed.
以下、本発明に係る結合構造、及び画像形成装置の一例としての複写機について図面を参照しながら説明する。まず、本発明の結合構造が適用される画像形成装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る結合構造が適用される画像形成装置の一例である複写機の構成を概略的に示す断面図である。複写機1は、装置本体部2と、装置本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、装置本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを備えている。また、複写機1のフロント部には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示すると共に、各種操作指令を入力するための種々の操作ボタン等が表示される液晶表示器(LCD)等からなる表示器473(ディスプレイ)とを備えて構成される操作部47が設けられている。
Hereinafter, a coupling structure according to the present invention and a copying machine as an example of an image forming apparatus will be described with reference to the drawings. First, an image forming apparatus to which the coupling structure of the present invention is applied will be described. FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing a configuration of a copying machine as an example of an image forming apparatus to which a coupling structure according to an embodiment of the present invention is applied. The
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52(プラテンガラス)及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取る場合には原稿台52に対向する位置に移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部10へ出力する。また、スキャナ51は、原稿給送部6により搬送された原稿を読み取る場合には原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、当該画像に対する画像データを制御部10へ出力する。
The
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り後の原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ順に繰り出して上記原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ及び搬送ローラ等からなる原稿搬送機構63とを備える。また、原稿給送部6は可倒式に構成されており、原稿台52の上面を開放するように上方に持ち上げることにより、原稿台52の上面に、読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を載置することが可能に構成されている。
The document feeding unit 6 includes a
装置本体部2は、それぞれサイズが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット461と、装置本体部2の側面部側から手差し給紙用の記録紙を載置する手差し給紙トレイ462と、給紙カセット461及び手差し給紙トレイ462から記録紙を1枚ずつ繰り出して後述する記録部40へ搬送する給紙ローラ463、464と、給紙カセット461又は手差し給紙トレイ462から搬送されてきた記録紙に画像形成を行う記録部40とを備えている。なお、手差し給紙トレイ462の装置本体部2側の基端部には、給紙ローラ464とともに、後述するストッパ31が備えられており、このストッパ31によって、記録紙が給紙ローラ464によって装置本体部2内に取り込まれる前に、手差し給紙トレイ462上に載置された記録紙が上記基端部側の奥の方(給紙ローラ464の下部)に差し込まれてしまうことが防止される。
The apparatus
記録部40は、スキャナ51で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43を露光し、感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する光学ユニット42と、上記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上にトナー像を形成する画像形成部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられた搬送ローラ等によって記録紙を搬送してスタックトレイ3又は排出トレイ48へ排出する用紙搬送装置46とを備えている。
The
図2は、図1に示す複写機1の概略構成を示すブロック図である。複写機1は、装置全体の動作制御を司る制御部10を備えており、この制御部10は、スキャナ51等からなる原稿読取部5、原稿搬送機構63等からなる原稿給送部6、画像形成部44等からなる記録部40、テンキー472や表示器473等を含む操作部47、画像メモリ7、HDD8、ネットワークI/F部9及び画像処理部11が接続されている。
FIG. 2 is a block diagram showing a schematic configuration of the copying
画像メモリ7は、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データ、あるいは、後述するネットワークI/F部9を介して図略の外部装置から送信されてきた画像データを一時的に記憶するメモリである。
The image memory 7 is a memory that temporarily stores image data of a document read by the
HDD(Hard Disk Drive)8は、原稿読取部5によって読み取られた画像データ並びに上記から送信されてきた画像データ、及び当該画像データに設定されている出力形式等が記憶される記憶装置である。
An HDD (Hard Disk Drive) 8 is a storage device that stores image data read by the
ネットワークI/F部9は、ネットワークインタフェース(例えば10/100Base-TX)等を用い、LAN3などのネットワークを介して接続された外部装置との間における種々のデータの送受信を制御するものである。
The network I / F unit 9 uses a network interface (for example, 10 / 100Base-TX) or the like to control transmission / reception of various data to / from an external device connected via a network such as the
制御部10は、複写機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び制御プログラム等を上記ROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等からなり、操作部47等において入力された指示情報や、本装置の各所に設けられた各種センサからの検出信号に応じて装置全体の制御を行う処理を実行するものである。
The
画像処理部11は、原稿読取部5による原稿の読み取りによって得られた原稿画像に対する各種画像処理を行うものである。画像処理部11では、例えば原稿読取部5によって読み取られた原稿画像に対する画像データのA/D変換が行われ、当該A/D変換された画像データを用いて上記各種画像処理が行われる。
The image processing unit 11 performs various types of image processing on a document image obtained by reading a document by the
次に、上述の画像形成装置に用いる結合構造について説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る結合構造の一例を示す斜視図である。結合構造30は、回転体としてのストッパ31(第2の部材)と、ストッパ31が取り付けられる被取付部材32(第1の部材)とを備えている。これらストッパ31と被取付部材32とは異種の材料(樹脂成形材料)で形成されており、特に、被取付部材32は可撓性を有する樹脂成形材料からなる。
Next, a coupling structure used in the above-described image forming apparatus will be described. FIG. 3 is a perspective view showing an example of a coupling structure according to an embodiment of the present invention. The
被取付部材32には、ストッパ31を取り付ける際に、当該ストッパ31の開口部311(孔部)に挿通(嵌入)するための外形視略円柱状に突起した突起部33が、被取付部材32の本体部34(ここでは、上記給紙ローラ464が取り付けられている所定の箱体(図1参照)を示している)と一体的に形成されており、この突起部33には、スナップフィット部301が設けられている。スナップフィット部301は、突起部33の突起方向に形成されたスリット331を挟んで対向し、かつ、突起部33がストッパ31の開口部311に嵌入されている場合の、当該ストッパ31の抜けを防止するための抜止部3011を外周面側に備えた、可撓性を有する(弾性を有して曲げることが可能な)2つの柱状体302と、各柱状体302の先端に一体的に形成され、当該各柱状体302を互いにスリット331側に向けて撓ませるべく、指あるいはペンチやプライヤといった工具等によって掴持する(摘み持つ)ための2つの掴持部303とを備えている。
When the
上記2つの掴持部303は、それぞれ突起方向に対する片側が欠切されてなる切欠部304が形成されている。ただし、この切欠部304は、掴持部303の基端(根元;各柱状体302の先端位置)から先端まで上記突起方向に対する片側が全て欠切されてなる場合を含んでいる。なお、以降、各掴持部303における、当該切欠部304となっていない部位のことを非切欠部305という。
The two
ここで、図5は、突起部33を正面方向、すなわち、図3の符号Bに示す矢印方向から見た場合の概略図を示している。図5に示すように、掴持部303における切欠部304は、それぞれ、一方の掴持部303の切欠部304と他方の掴持部303の非切欠部305とがスリット331を挟んで対向する位置に形成されている(各切欠部304(非切欠部305)が、掴持部303において、スリット331を挟んで点対称となる位置に形成されている)。掴持部303を両側から、すなわち、符号Cに示す矢印方向から力を加えると、各掴持部303が一体に形成されている柱状体302がスリット331側に向けて撓み(掴持部303も可撓性(弾性)を有し、撓んでもよい)、一方の掴持部303における切欠部304が他方の掴持部303における非切欠部305の位置に挿し込まれて2つの掴持部303が互いに交差した状態となり、よって掴持部303同士の干渉が回避される。
Here, FIG. 5 shows a schematic view when the
図6は、スナップフィット部301を上記図5における符号Dに示す矢印方向から見た場合の、当該掴持部303が互いに交差した状態を示す概略図である。ただし、柱状部302における抜止部3011の図示は省略し、また、同図中の符号601は、撓む前の状態のスナップフィット部301を示しており、符号602は、撓んだ状態のスナップフィット部301を示している。
FIG. 6 is a schematic view showing a state in which the
同図に示すように、各掴持部303における切欠部304と非切欠部305とが互いに交差した状態で撓むことにより、当該撓んだ場合のスナップフィット部301の変位量、すなわち、図6に示すストローク603が(従来の図9に示す、撓んだ状態におけるストローク902より)大きくなる。スナップフィット部301が撓んだ場合のストローク603が大きくなることにより、被取付部材32に取り付けられているストッパ31を取り外す場合、すなわち、突起部33からストッパ31を抜き取る場合に、ストッパ31の開口部311の周縁部に掛止されている抜止部301を当該周縁部から外し易くすることができる。
As shown in the figure, the amount of displacement of the snap
なお、各柱状体302は、当該柱状体302におけるスリット331と反対側の側面部(図3及び図5に示す符号306の部位)が、突起部33を上記符号Bに示す矢印方向に見た場合の円形状を切り欠いた所謂「弦」となるような平面部が形成されている。これにより、柱状体302が略板状(角柱状)となり、スナップフィット部301が撓み易くなる。また、図3における符号307は、突起部33及び本体部34と一体的に形成されてなる、当該突起部33に嵌入されたストッパ31に対する座部(座部307)を示している。また、突起部33における符号309に示す範囲の部位は、スリット331の底部3
08と座部307との間の部位は、スナップフィット部301とともにストッパ31を軸
支するための支持部(支持部309)である。
Each
A portion between 08 and the
ところで、ストッパ31は、上記開口部311を有する円筒体312(開口部311が円筒体312の円筒内部に相当)と、外形視略L字状(逆L字状)のアーム部313とが一体的に形成されている。ストッパ31は、図4に示すように、開口部311にスナップフィット部301(突起部33)が挿通された状態で被取付部材32に取り付けられる。
当該挿通する際には、スナップフィット部301を撓めつつ抜止部3011を開口部311内に通して、ストッパ31(の円筒体312)を柱状体302の位置まで押し込む。
The
When inserting, the stopper 31 (the cylindrical body 312) is pushed to the position of the
ストッパ31は、突起部33に遊嵌されており、符号Tに示す矢印方向から差し込まれてきた記録紙をアーム部313の側面部3131において当接させることによって、当該記録紙の給送を一旦停止させる、所謂ペーパーストッパーとして機能する。記録紙が給送される際には、符号Eに示す矢印方向にストッパ31が回転し、上記符号Tに示す矢印方向の搬送路が開かれる。この場合、ストッパ31の上部に突設された当接部3132が、本体部34に突設された例えば回転停止板341に当接して当該ストッパ31の回転が停止される。ただし、アーム部313の角部342の位置における本体部34に図略の支持体が設けられており、この支持体により、アーム部313が符号Eに示す矢印方向と反対方向に回転しないようになっている。
The
抜止部3011は、図3に示すように、掴持部303側に向けて山状(又は傘状)となるように先端側が所謂面取りされた形状となっており、この面取り部にストッパ31の円筒体312(開口部311の周縁部)を当接しつつ押し込むことにより、掴持部303を両側から掴持することなく、スナップフィット部301を撓ませることができる。
As shown in FIG. 3, the retaining
なお、上述した結合構造は、手差し給紙部のストッパ31を備えている箇所だけでなく、複写機1における、例えばギアやプーリといった回転体、あるいは回転体でなく、単に或る一方の部材を他方の部材に取り付けるといった部位の結合構造にも適用される。
Note that the above-described coupling structure is not limited to a portion provided with the
以上のとおり、本発明の結合構造30によれば、被取付部材32の突起部33は、当該突起部33の突起方向に形成されたスリット331を挟んで対向し、突起部33がストッパ31の開口部311に嵌入された場合の抜け止め用の抜止部3011を外周面側に備えた可撓性を有する2つの柱状体302と、各柱状体302の先端に一体的に形成され、当該各柱状体302をスリット331側に向けて撓ませるべく掴み持つための掴持部303とからなり、これら掴持部303には、切欠部304が形成され、当該切欠部304は、各柱状体302をスリット331側に向けて撓ませた場合に、掴持部303同士の干渉を回避させ、掴持部303が互いに交差した状態となることを許容させる切欠部となっている。
As described above, according to the
このように、掴持部303を備えることで各柱状体302を撓ませる際に抜止部301
1を掴み(摘み)易くなり、特殊な工具を用いたりすることなく指等によってより小さい力で柱状体302(スナップフィット部301)を撓ませることができる。また、掴持部303同士が干渉しない態様、すなわち、一方の掴持部303における切欠部304が他方の掴持部303における非切欠部305の位置に挿し込まれて掴持部303が互いに交差した状態となるまで各柱状体302を撓ませることができるため、被取付部材32の突起部33がストッパ31の開口部311に嵌入されている場合に、抜止部3011を当該開口部311の縁(周縁部)から外してストッパ31(被取付部材32)を被取付部材32(ストッパ31)から取り外し易くなり、よって、ストッパ31及び被取付部材32からなるような結合構造を有する機器(例えば複写機等の画像形成装置)の分解性を向上することができる。
As described above, when the
1 can be easily grasped (pick), and the columnar body 302 (snap fit portion 301) can be bent with a smaller force by a finger or the like without using a special tool. In addition, the
とりわけ、ストッパ31の材料は例えばPOM(Polyoxymethylene)樹脂であり、被取付部材32の材料は例えばABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂であるが、このように、本複写機1(画像形成装置)を含む電気・機械装置類の各種機器に設けられた(組み付けられた)結合構造の取り付ける側と取り付けられる側(ここではストッパ31及び被取付部材32)の各部材が異種材料で構成されている場合(この場合リサイクル時にこれら両者を分別する要請が高くなるが)、本発明の結合構造を用いることにより、当該各種機器の分解性が向上し、分解時に各部材の折れ等による破損が生じて種類の異なる部材が混ざってしまうといったことが防止され、材料毎に分別してリサイクルすること(分別リサイクル)が容易に行えるようになり、ひいてはリサイクル材の価値(付加価値)を高めることができる。
In particular, the material of the
また、各掴持部303には、一方の掴持部303における切欠部304と他方の掴持部303における非切欠部305とがスリット331を挟んで対向する位置となるべく、それぞれ突起部33の突起方向に対する片側が欠切されてなる切欠部304が形成されている。これにより、柱状体302を撓ませた場合に掴持部303を交差させるための構造を簡易なものとすることができる。
In addition, each gripping
なお、本発明は以下の態様をとることができる。 In addition, this invention can take the following aspects.
(A)本実施形態においては、掴持部303に、図5に示すように各掴持部303に1
つの切欠部304(非切欠部305)が形成されているが、例えば図7に示すように、一方の掴持部710における符号705に示すスリット方向の両端部に切欠部701(中央部に非切欠部703)が形成され、他方の掴持部720における同スリット方向の中央部に切欠部702(両端部に非切欠部704)が形成されていてもよい。また、これに限らず、一方(他方)の掴持部に3つ以上の切欠部(又は非切欠部)が形成され、当該切欠部及び非切欠部がスリットを挟んで互いに対向するような配置(例えば千鳥配置)となっていてもよい。いずれにしても、スナップフィット部301が撓んだときに、掴持部303同士の干渉が回避され、掴持部303が互いに交差した状態となるような切欠部が形成されている構成であればよい。
(A) In the present embodiment, each gripping
One notch 304 (non-notch 305) is formed. For example, as shown in FIG. 7, the notch 701 (not centered in the center) is formed at both ends in the slit direction indicated by
(B)本実施形態においては、図5に示すように各掴持部303における切欠部304(非切欠部305)は、同サイズ(各辺の長さが同じ)に形成されているが、同サイズでなくともよく、例えばスリット331を挟んで左右対称でない(点対称でない)形状に形成されていてもよい。また、この場合、各掴持部303の突起方向の長さが異なっていてもよい。
(B) In the present embodiment, as shown in FIG. 5, the notch 304 (non-notch 305) in each
(C)突起部33(柱状体302)は、図5に示すように正面から見て外形が略円形状(真円形状)でなくてもよく、例えば、楕円形状、あるいは正方形や長方体といった角形状であってもよい。ただし、この突起部33に対して取り付ける部材の開口部の形状は、当該楕円形状や角形状に合わせた形状となっている。
(C) As shown in FIG. 5, the protrusion 33 (the columnar body 302) does not have to have a substantially circular shape (perfect circle shape) when viewed from the front, for example, an elliptical shape, a square shape, or a rectangular shape. Such a square shape may be used. However, the shape of the opening of the member attached to the
1 複写機(画像処理装置)
2 装置本体部
5 原稿読取部
6 原稿給送部
10 制御部
462 手差し給紙トレイ
464 給紙ローラ
30 結合構造
31 ストッパ(第2の部材)
311 開口部
312 円筒体
313 アーム部
3132 当接部
32 被取付部材(第1の部材)
33 突起部
34 本体部
301 スナップフィット部
3011 抜止部
302 柱状体
303 掴持部
304 切欠部
305 非切欠部
307 座部
308 底部
309 支持部
331 スリット
603 ストローク
40 記録部
1 Copying machine (image processing device)
2
311
33
Claims (3)
前記第1の部材の突起部は、当該突起部の突起方向に形成されたスリットを挟んで対向し、突起部が第2の部材の開口部に嵌入された場合の抜け止め用の抜止部を外周面側に備えた可撓性を有する2つの柱状体と、各柱状体の先端に一体的に形成され、当該各柱状体を前記スリット側に向けて撓ませるべく掴み持つための掴持部とからなり、
前記掴持部には、所定の切欠部が形成され、
前記切欠部は、各柱状体をスリット側に向けて撓ませた場合に、掴持部同士の干渉を回避させ、掴持部が互いに交差した状態となることを許容させる切欠部であることを特徴とする結合構造。 A coupling structure including a first member having a predetermined protrusion and a second member having an opening into which the protrusion is inserted, and detachably coupled to each other,
The protrusions of the first member are opposed to each other with a slit formed in the protrusion direction of the protrusion, and a retaining part for retaining the protrusion when the protrusion is fitted into the opening of the second member. Two columnar bodies having flexibility provided on the outer peripheral surface side, and a gripping part formed integrally at the tip of each columnar body to grip each columnar body to bend toward the slit side And consist of
The grip portion is formed with a predetermined notch,
The notch portion is a notch portion that avoids interference between the gripping portions and allows the gripping portions to cross each other when each columnar body is bent toward the slit side. Characteristic coupling structure.
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- 2003-11-27 JP JP2003397750A patent/JP2005155845A/en active Pending
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