JP2005151878A - Bucket for fishing - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、撒き餌入れや釣り具入れ等に使用される釣り用バケツに関する。 The present invention relates to a fishing bucket used for a bait feeder or a fishing gear holder.
従来、撒き餌入れや釣り具入れ等に使用される釣り用バケツ(以下、「バケツ」という)は、柔軟性,防水性を有する合成樹脂シートで形成されて上方が開口する箱状のバケツ本体と、同じく柔軟性,防水性を有する合成樹脂シートで形成されてバケツ本体の上部開口部を覆う蓋体と、バケツを運搬するためのハンドルやベルトとからなるものが広く知られており、通常、蓋体はその周縁部がバケツ本体の開口部に沿ってファスナ等で止着できるようになっている。 2. Description of the Related Art Conventionally, fishing buckets (hereinafter referred to as “buckets”) used for kite baits, fishing gear holders, and the like are formed of a synthetic resin sheet having flexibility and waterproofness, and a box-shaped bucket body that opens upward. It is widely known that it is made of a synthetic resin sheet that is also flexible and waterproof, and includes a lid that covers the upper opening of the bucket body, and a handle and belt for carrying the bucket. The lid has a peripheral edge that can be fastened with a fastener or the like along the opening of the bucket body.
そして、この種のバケツは、撒き餌入れとして使用する場合、いつでも柄杓で撒き餌が掬えるように釣りをしている最中は足元に置いて使用することが多く、蓋体を半折りしてバケツを半開状態で使用したり、蓋体を全開してバケツを全開状態で使用できる構成が一般的である。
ところで、撒き餌の投入は釣りをし乍ら行うため、直ぐに柄杓の柄を握って撒き餌を撒くことができるようにしておくことが好ましく、従来、特許文献1に開示されるように蓋体を開いてバケツ本体の縁に柄杓を立て掛けたり、特許文献2に開示されるように別体の柄杓保持具をバケツ本体の縁に取り付けてこれに柄杓を立て掛けておく等の方法が採られている。
And when using this type of bucket as a bait feeder, it is often used by placing it on your feet while fishing so that you can always feed the bait with a handle. Is generally used in a half-opened state, or the bucket can be used in a fully-opened state by fully opening the lid.
By the way, since throwing bait is performed while fishing, it is preferable to immediately hold the handle of the handle so that it can be sprinkled and open the lid as disclosed in
また、特許文献3には、図12乃至図14に示すようにバケツ本体1と、その上部の開口部を開閉可能に覆う蓋体3との間に、バケツ本体1の一側に固定される固定蓋5と、当該固定蓋5に屈折部7を介してバケツ本体1に対し自由に開閉する可動蓋9とからなる補助蓋11を介装して、可動蓋9の横幅の略中央部に柄杓13を嵌挿可能とする切欠き部15を設けると共に、可動蓋9を剛性蓋体で形成し、柄杓13の持ち上げ操作で屈折部7を境に可動蓋9を開動可能としたバケツ17が開示されている。
しかし、特許文献1に開示されたバケツは、蓋体を開いてバケツ本体の縁に柄杓を立て掛けておくと、風で柄杓が移動したりバケツ本体内に柄杓が倒れてしまい、柄杓を取るために身体を大きく傾けたり屈まなくてはならず使い勝手が悪いのが実情であった。
また、特許文献2に開示された柄杓保持具をバケツ本体の縁に取り付けて使用すると、柄杓がしっかり保持されず柄の周方向に回ってしまうため、柄杓を抜き取る時に握持する柄杓の方向を確認しなければならず、更にまた、柄杓の抜き取りと同時に柄杓保持具がバケツ本体から外れて、海中に落としてしまう等の不具合があった。
However, in the bucket disclosed in
In addition, when the handle handle holder disclosed in Patent Document 2 is attached to the edge of the bucket body and used, the handle handle is not firmly held and rotates in the circumferential direction of the handle. Furthermore, there was a problem that the handle holder was removed from the bucket body and dropped into the sea at the same time that the handle was removed.
そして、柄杓保持具をバケツ本体から取り外しておくと、釣場に柄杓保持具を持参するのを忘れてしまったり、紛失してしまうといった不具合も指摘されている。
一方、特許文献3に開示されたバケツは、可動蓋の開動を柄杓で迅速に行うことができる反面、可動蓋を開いた状態での柄杓の保持手段がないため、可動蓋を開け、バケツを足元に置いて必要に応じ柄杓で撒き餌を掬って投入する際に、特許文献1のバケツと同様、柄杓をバケツ本体の縁に立て掛けておかなければならず、この結果、風で柄杓が移動したりバケツ本体内に柄杓が倒れてしまう欠点がある。
Also, it has been pointed out that if the handle holder is removed from the bucket body, it will forget to bring the handle holder to the fishing spot or it will be lost.
On the other hand, the bucket disclosed in Patent Document 3 can quickly open the movable lid with the handle, but since there is no handle holding means with the movable lid open, the movable lid is opened and the bucket is opened. When placing and sprinkling bait with a handle as needed, the handle must be stood against the edge of the bucket body, as in the case of
また、柄杓を切欠き部で保持させるには、逐一可動蓋を閉じなければならない煩わしさがあり、このバケツも使い勝手がよくないのが実情であった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、撒き餌入れとしての使用時に直ぐに柄杓が使えるようにこれを確実に支持して、スムーズな作業を可能としたバケツを提供することを第1の目的とする。
In addition, in order to hold the handle with the notch portion, there is an inconvenience that the movable lid must be closed one by one, and this bucket is also unusable.
The present invention has been devised in view of such circumstances, and it is a first object to provide a bucket that can smoothly support the handle so that the handle can be used immediately when used as a soot bait, and enables smooth work. The purpose.
そして、本発明の第2の目的は、状況に応じ柄杓の柄を高低何れの位置に保持しておくことのできるバケツを提供することにある。 A second object of the present invention is to provide a bucket that can hold the handle of the handle depending on the situation at either high or low position.
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、バケツ本体に、その内方へ突出し、柄杓の柄を挟持可能な挟持体を設けたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のバケツに於て、挟持体は、スリットを設けた板状部材を、当該スリットを横切って湾曲させてその両端部をバケツ本体に止着して構成され、上記スリットで柄杓の柄が挟持可能であることを特徴とする
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載のバケツに於て、板状部材の一端側に止着部材を取り付けると共に、バケツ本体の内側と外側に当該止着部材が止着可能な止着部材を取り付け、板状部材をバケツ本体の内側と外側へ反転し、その一端側の止着部材をバケツ本体側の止着部材に止着して挟持体が形成されることを特徴としている。
In order to achieve such an object, the invention according to
According to a second aspect of the present invention, in the bucket according to the first aspect, the sandwiching body is configured such that the plate-like member provided with the slit is curved across the slit, and both ends thereof are fixed to the bucket body. The invention according to claim 3 is characterized in that, in the bucket according to claim 2, the one end side of the plate-like member is provided. Attach the fastening member, attach the fastening member that can be fastened to the inside and outside of the bucket body, reverse the plate-like member to the inside and outside of the bucket body, and attach the fastening member on one end side Is fixed to a fastening member on the bucket body side to form a sandwiching body.
請求項1に係る発明によれば、撒き餌入れとして使用する場合、直ぐに柄杓が使えるように柄を挟持体で挟持しておくことができ、風で柄杓が回ってしまったり、移動してバケツ本体内に柄杓が倒れてしまうことがない。
そして、請求項2に係る発明によれば、湾曲した挟持体のスリットの上下複数カ所で柄杓の柄を確実に挟持することができ、請求項3に係る発明によれば、板状部材をバケツ本体の内側または外側へ反転して、その一端側の止着部材をバケツ本体側の止着部材に止着することで形態の異なる挟持体が形成できるので、状況に応じ何れかの形態を選択することで、立って釣りをする場合でも座って姿勢を低くして釣りをする場合でも柄杓が掴み易い利点を有する。
According to the first aspect of the present invention, when used as a bait feeder, the handle can be held by the holding body so that the handle can be used immediately, and the handle turns around or moves by the wind. The ladle will not fall inside.
According to the second aspect of the present invention, the handle of the handle can be securely clamped at a plurality of positions above and below the slit of the curved clamping body. According to the third aspect of the invention, the plate-like member is attached to the bucket. By flipping to the inside or outside of the main body and fastening the fastening member on one end to the fastening member on the bucket body side, you can form a clamping body with a different form, so choose one of the forms according to the situation By doing so, even when standing and fishing, even when sitting and lowering the posture and fishing, there is an advantage that the handle can be easily grasped.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図8は請求項1乃至請求項3に係るバケツの一実施形態を示し、図1に於て、21はエチレン酢酸ビニル,塩化ビニル等の柔軟な合成樹脂シートの端部を溶着や接着等で接合して形成した防水性を有するバケツ本体で、図2に示すようにバケツ本体21は底面及び側面を有する箱状に形成されて内部を収納部とし、上部に開口部23が開口し、当該開口部23の一側に、バケツ本体21と同一材料で形成された1枚のシート状の蓋体25が、同じく合成樹脂シートからなるヒンジ部材27を介して連結されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 to 8 show an embodiment of a bucket according to
そして、一対の運搬用のハンドル29がバケツ本体21の前側面31と後側面33の外周に取り付けられているが、バケツ本体21の側面の上部、即ち、前後側面31,33と左右側面35,37を構成する合成樹脂シートの上部は、図4に示すように外側に折り返されて開口部23の周縁部39を形成しており、夫々の折返し片41は、端部を除き各側面31,33,35,37の外側に、金属や合成樹脂で形成された平面視矩形状のフレーム43を挟んでウエルダ加工により接合されている。
A pair of
従って、開口部23の周縁部39は材料自体の特性により可撓性,柔軟性を有し、また、フレーム43によってバケツ本体21の自立性,強度アップと開口部23の形状保持が図られている。
尚、バケツ本体21の側面はフレーム43にて折り返し、開口部23の周縁部39を強度アップさせてもよい。
Accordingly, the
Note that the side surface of the
そして、各折返し片41の端部と、蓋体25の周縁部との間にファスナ45のテープ47が縫着されており、図2の如くファスナ45の操作部49をヒンジ部材27まで移動させると蓋体25が全開し、また、図示しないが操作部49をハンドル29まで移動させて蓋体25を半折りすると、半開状態でバケツ51が使用できるようになっている。そして、図1に示すようにヒンジ部材27は右側面37の折返し片41と蓋体25との間に取り付けられており、斯かる構造によって、ハンドル29が邪魔にならずに蓋体25の開閉ができるようになっている。
And the
而して、本実施形態に係るバケツ51は、上述の如き構成に加え、図4及び図7に示すようにバケツ本体21の左側面35の内側に、バケツ本体21の内方へ突出し、柄杓53の柄55を挟持可能な二態様の挟持体57,57-1を選択的に設けることができるようにしたもので、このように開口部23に近い左側面35の内側に挟持体57,57-1を設けると、柄杓53の着脱操作がし易くなる。
Thus, in addition to the above-described configuration, the
挟持体57,57-1は共にバケツ本体21の内方へ突出して設けることで、柄杓の先端側(掬部側)をバケツ本体21の内側(収納部内)に差し込んで挟持できるようにしたもので、バケツ本体21の内方は、バケツ本体21を上方から見たときに開口部23や収納部の内側に向いていることであって、挟持体57,57-1は開口部23より上方に位置していてもよい。
Both
図3に示すように一態様の挟持体57は、中央にスリット59を長手方向に設けた一枚の湾曲可能な柔軟性を有する合成樹脂製の板状部材61からなり、スリット59はその前後方向の中央部分が幅狭に形成され、後述するように板状部材61を図4及び図7の如く湾曲させて挟持体57,57-1を形成した際に、この幅狭なスリット59部分が挟持体57,57-1の先端側に開口するようになっている。
As shown in FIG. 3, the
而して、図2乃至図4に示すように板状部材61は、断面L字状に形成されたその一端側が、左側面35の周縁部39近傍の内側上部中央に溶着や接着等により柄杓の着脱で脱落しないように一体的に接合されて、バケツ本体21の内方(図3中、矢印A方向)と外方(図3中、矢印B方向)へ反転自在な構造となっている。
そして、スリット59を挟んで板状部材61の他端側表面に雄型ホック(止着部材)63が装着されると共に、左側面35の内側に雌型ホック(止着部材)65が板状部材61の接合部位の下方に装着されており、図3乃至図6に示すようにスリット59を横切るように板状部材61をバケツ本体21の内方(図3中、矢印A方向)へ湾曲させ乍ら、更にその他端側を内方へ折り曲げて雄型ホック63を雌型ホック65に止着させると、板状部材61が側面視略C字状に湾曲してバケツ本体21の内方へ突出する挟持体57が左側面35の内側に形成されるようになっている。そして、このとき、スリット59の幅狭な部分が挟持体57の先端側にバケツ本体21の内方に向いて開口し、板状部材61のスリット59の両側部分が一対の挟持部となる。
Thus, as shown in FIGS. 2 to 4, the plate-
A male hook (fastening member) 63 is attached to the other end surface of the plate-
また、図6に示すように板状部材61は、その外周縁部とスリット59の周縁部が厚肉とされてこれらの間が薄肉な断面形状となっており、斯かる形状によって板状部材61が湾曲し易く、また、上述したように板状部材61を側面視略C字状に湾曲させて挟持体57とした場合に、厚肉に形成された部位が挟持体57の自立性と強度アップを図ると共に、スリット59に柄杓53の柄55を挟持させた際に、スリット59の周縁部の厚肉部分が変形し難いため強固に柄55を挟持できるようになっている。
Also, as shown in FIG. 6, the plate-
一方、図2及び図3に示すように左側面35の折返し片41の上部中央にも雄型ホック63が止着可能な雌型ホック(止着部材)67が装着されており、図3,図7及び図8に示すようにスリット59を横切るように板状部材61をバケツ本体21の外方(図3中、矢印B方向)へ湾曲させて、先端の雄型ホック63を上記雌型ホック67に止着させると、板状部材61が側面視略C字状に湾曲してバケツ本体21の内方と上方へ突出する挟持体57-1が、左側面35の周縁部39を跨いで形成されるようになっている。
On the other hand, as shown in FIGS. 2 and 3, a female hook (fastening member) 67 to which the
そして、このとき、スリット59の幅狭な部分が、挟持体57-1の先端側にバケツ本体21の内方及び上方を向いて開口するようになっている。
本実施形態はこのように構成されているから、釣場への移動時にバケツ51を釣り具入れとして使用する場合、図3の如く雄型ホック63を雌型ホック65,67に止着せずに板状部材61をフリーにしておいても、板状部材61は柔軟性を有しているため、釣り具等の収納に当たり板状部材61が邪魔になることがない。
At this time, the narrow portion of the
Since the present embodiment is configured as described above, when the
また、このとき、板状部材61を湾曲させて図4の挟持体57或いは図7の挟持体57-1を形成し、スリット59に柄55を通して図4の如く柄杓53をバケツ本体21の上下方向または図7の如く底面方向へ斜めにして蓋体25を閉じ、ファスナ45を柄55の近傍まで閉めておけば、柄杓53を差し込んだままバケツ51が持ち運べる。
そして、釣場で撒き餌入れとして使用する際に、図2の如くファスナ45の操作部49をヒンジ部材27まで移動させると蓋体25が全開し、また、操作部49をハンドル29まで移動させて蓋体25を半折りすると、半開状態でバケツ51が使用できることとなる。
Further, at this time, the plate-
Then, when using as a bait feeder at the fishing ground, if the
而して、この際に、図3乃至図6の如くスリット59を横切るように板状部材61を内方へ湾曲させ乍ら、更にその他端側を内方へ折り曲げて雄型ホック63を雌型ホック65に止着させれば、板状部材61が側面視略C字状に湾曲してバケツ本体21の内方へ突出する挟持体57が左側面35の内側に形成され、スリット59の幅狭な部分が挟持体57の先端側に開口する。
Thus, at this time, the plate-
そして、挟持体57の先端側に開口するスリット59の幅狭な部分から、図4及び図5の如く柄杓53の柄55をスリット59の開口からスリット59を挟持体57の弾性に抗して広げながら挿入させれば、柄杓53がバケツ本体21の左側面35の内側に沿って起立した状態で、スリット59の上下2カ所で柄杓53の柄55の長手方向に距離をおいて柄55が挟持体57によって強固に挟持され、このときに柄55が回ったり、長手方向に移動することが防止され、挟持体57から柄杓53を取り外すとき、柄杓53のグリップの位置や掬部の方向が変わらずに保持されているため、直ぐに柄杓53が使用できる。
Then, from the narrow portion of the
従って、立った状態で釣りをする場合に柄杓53が取り易い。
そして、既述したように板状部材61は、その外周縁部とスリット59の周縁部が厚肉とされてこれらの間が薄肉な断面形状となっているため、板状部材61を湾曲させることが容易であり、また、厚肉に形成した部位が挟持体57の自立性と強度アップを図ると共に、スリット59に柄杓53の柄55を挟持させた際に、スリット59周縁部の厚肉部分が強固に柄55を挟持する。
Therefore, it is easy to remove the
As described above, the plate-
而も、スリット59の幅狭な部分が挟持体57の先端側に開口した構造上、柄55を挟持するスリット59の口元が狭まって柄杓53の抜止め防止を図ることとなる。
そして、図6の如く柄杓53の取付け時或いは柄杓53の取外し時に柄杓53は例えば左側面35に沿って矢印C,D方向にぶれるが、雄型ホック63と雌型ホック65との係合によって挟持体57の端部側(雄型ホック63側)は雌型ホック65を中心に回転でき、而も、挟持体57は柔軟性を有していることも相俟って、挟持体57は矢印C,D方向への柄杓53のぶれに追従して矢印方向に変形したり移動するため、不用意に柄杓53が脱落したり、ホック63,65が外れてしまうことが防止される。
In addition, due to the structure in which the narrow portion of the
Then, as shown in FIG. 6, when the
一方、図7及び図8に示すようにスリット59を横切るように板状部材61をバケツ本体21の外方へ湾曲させて、先端の雄型ホック63をバケツ本体21側の雌型ホック67に止着させれば、板状部材61が側面視略C字状に湾曲してバケツ本体21の内方と上方へ突出する挟持体57-1が、左側面35の周縁部39を跨いで形成されることとなる。
そして、挟持体57-1の先端側に開口するスリット59の幅狭な部分から柄杓53の柄55を挿入すれば、柄杓53がバケツ本体21の底面方向へ斜めになった状態で、スリット59の上下2カ所で柄55が強固に挟持され、椅子に座って姿勢を低くして釣りをする場合に柄杓53が取り易い。
On the other hand, as shown in FIGS. 7 and 8, the plate-
Then, if the
そして、この挟持体57-1にあっても、既述したように板状部材61は、その外周縁部とスリット59の周縁部が厚肉とされてこれらの間が薄肉な断面形状となっているため、板状部材61を湾曲させることが容易であり、厚肉に形成した部位が挟持体57-1の自立性と強度アップを図ると共に、スリット59に柄杓53の柄55を挟持させた際に、スリット59周縁部の厚肉部分が強固に柄55を挟持する。
And even if it exists in this clamping body 57-1, as already stated, as for plate-
而も、スリット59の幅狭な部分が挟持体57-1の先端側に開口した構造上、柄55を挟持するスリット59の口元が狭まって柄杓53の抜止め防止を図ることとなる。
このように本実施形態によれば、バケツ51を釣り具入れとして使用する場合、板状部材61が邪魔になることがなく、また、撒き餌入れとして使用する場合、挟持体57,57-1のスリット59の上下2カ所で柄55を確実に挟持して直ぐに柄杓53が使えるようにこれを保持しておくことができ、風で柄杓53が移動したりバケツ本体21内に柄杓53が倒れてしまうことがない。
In addition, due to the structure in which the narrow portion of the
As described above, according to the present embodiment, when the
而も、状況に応じ板状部材61を矢印A,B方向に湾曲させて2つの挟持体57,57-1の形態を選択することで、立って釣りをする場合でも椅子に座って姿勢を低くして釣りをする場合でも、柄杓53が掴み易い利点を有する。
そして、挟持体57,57-1のスリット59に柄55を通し、ファスナ45を閉めて蓋体25を閉じれば、柄杓53を差し込んだままバケツ51を持ち運ぶことができる利点を有する。
However, depending on the situation, the plate-
If the
尚、既述した雄型ホック63と雌型ホック65,67に代え、止着部材としてベルベット式ファスナを用いてもよい。
また、上記実施形態では、図3及び図4の如く板状部材61を矢印A方向へ湾曲させて、雄型ホック63を雌型ホック65に止着することで挟持体57を形成できるようにしたが、板状部材の両端を予め左側面35の内側に接合させておいてもよく、この場合、上記実施形態の如く二形態の挟持体を選択することはできないが、この実施形態にあっても、撒き餌入れとして使用する場合、直ぐに柄杓が掴めるように柄を挟持体で挟持しておくことができ、風で柄杓が移動したりバケツ本体内に柄杓が倒れてしまうことがない。
Instead of the
Further, in the above-described embodiment, as shown in FIGS. 3 and 4, the plate-
而も、既述した挟持体57と同様、柄杓53の柄55を高い位置に保持しておくことができるため、立って釣りをする場合に屈んで柄杓53を掴む煩わしさがない利点を有する。
図9乃至図11は請求項1の一実施形態に係るバケツを示し、本実施形態に係るバケツ69は、既述した二形態の挟持体57,57-1に代わる挟持体71を、左側面35の周縁部39近傍の内側中央に取り付けたもので、図10及び図11に示すように挟持体71は、ゴムや合成樹脂等の柔軟性を有する材料で形成された直方体形状のブロック部材73からなり、その一側面が左側面35の内側に熱溶着や接着で脱落しないように接合されている。
Since the
9 to 11 show a bucket according to an embodiment of the present invention. A
そして、バケツ本体21の内方(右側面37側)に突出するブロック部材73の他端側中央に、スリット75がブロック部材73の上部から底部に亘って設けられている。そして、スリット75の相対向する内壁77,79が一対の挟持部となり、この内壁77,79には、夫々、バケツ本体21の底部と平行な複数本の突条81,83が上下方向に亘って位相をずらして等間隔に形成されており、図11に示すようにスリット75に柄杓53を差し込むと、突条81と突条83はその材料の弾性で柄杓53を押圧し、柄杓53の柄55を交互に柄55の長手方向に間隔を空けて挟持して、柄杓53をバケツ本体21の左側面35に沿って起立した状態に保持するようになっている。
A
また、上記スリット75は比較奥行きがあり、図示しないがスリット75で柄55を挟持させ乍ら、柄杓53をバケツ本体21の底面方向へ斜めになった状態に保持しておくこともできるようになっている。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
The
Since other configurations are the same as those of the embodiment of FIG. 1, the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
本実施形態はこのように構成されているから、撒き餌入れとして使用する場合、例えば右側面37側から挟持体71のスリット75に柄杓53の柄55を挿入すれば、図11に示すように突条81と突条83が柄55を交互に挟持して、柄杓53をバケツ本体21の左側面35の内側に沿って起立した状態に保持することとなる。
また、既述したようにスリット75で柄55を挟持させることで、柄杓53をバケツ本体21の底面方向へ斜めになった状態に保持しておくことも可能である。
Since the present embodiment is configured as described above, when the
Further, as described above, the
従って、本実施形態によっても、直ぐに柄杓53が使えるように柄55を挟持体71で挟持しておくことができ、風で柄杓53が回ってしまったり、移動してバケツ本体21内に柄杓53が倒れて、保持していたグリップの位置が変わってしまうことがない利点を有する。
而も、柄杓53を高い位置と低い位置とに確実に保持しておくことができるため、立って釣りをする場合でも椅子に座って姿勢を低くして釣りをする場合でも、柄杓53が掴み易い利点を有する。
Therefore, according to the present embodiment, the
In addition, since the
尚、スリット75の内壁77,79に複数本の突条81,83を設けたが、これらを設けずにスリット75内で柄杓53の柄55をその長手方向に連続して挟持するようにしてもよい。
Although the plurality of
21 バケツ本体
23 開口部
25 蓋体
29 ハンドル
41 折返し片
43 フレーム
45 ファスナ
51 バケツ
53 柄杓
55 柄
57,57-1 挟持体
59 スリット
61 板状部材
63 雄型ホック
65,67 雌型ホック
71 板材
21
Claims (3)
Priority Applications (1)
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