JP2005149820A - Terminal device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、配線用遮断器、開閉器等に用いられる端子装置に関するものである。 The present invention relates to a terminal device used for a circuit breaker for wiring, a switch or the like.
従来、この種の端子装置として、図18及び図19に示すものがある。この第1の従来例のものは、成型品からなる器体1の一端部に設けられた端子板4と、端子板4が有するねじ孔に螺合するねじ11と、ねじ11の頭部と端子板4の間に配置されてねじ11の軸部が挿通する押圧板12と、を有する。そして、絶縁被覆電線の被覆を取り除いて露出する導体13を、端子板4と押圧板12の間に挿入し、ねじ11を締め付けることにより、導体13は、端子板4と押圧板12に圧接されて機械的に接続されるとともに、端子板4と電気的に接続される。このものは、一の端子板4に複数の導体13を接続することも可能である。また、導体が、圧着端子からなるものであっても接続は可能である。ただし、このものには、次のような問題点がある。すなわち、導体を接続するために、ねじ11を締め付けるという手間のかかる作業が必要となってしまう。
Conventionally, this type of terminal device is shown in FIGS. The first conventional example includes a
これに対して、第2の従来例として、ねじ締結のような手間のかかる作業を必要とせずに導体13を端子板4に接続できる、いわゆる速結端子型の端子装置もある。このものにおいては、図20及び図21に示すように、器体1に設けられた挿入孔14から導体13を挿入すると、導体13は圧接ばね15によって端子板4に圧接され、導体13と端子板4とが電気的に接続される。その際、導体13は、圧接ばね15の抜け止め片15aによって係止した状態となる。すなわち、導体13を挿入するという簡略な作業により端子板4に接続することができる。しかしながら、このものは、例えば一の端子板4につき複数の導体13を接続する場合、電線の径の差や歪み等により、いずれかの電線の接続が不完全なものとなる可能性がある。また、導体が圧着端子からなる場合についても考慮されておらず、やはり不完全接続の可能性が残る。
On the other hand, as a second conventional example, there is also a so-called quick-connection terminal type terminal device in which the
さらに、第3の従来例として、図22に示すような端子装置がある。このものは、丸型圧着端子からなる導体16の接続に適したものであり、複数の導体16の接続も可能なように思われるが、接続作業としてねじ11を締結しなければならず、結局、接続作業が手間のかかるものとなってしまうという問題点が残る。
本願発明は、上記事由に鑑みてなしたものであり、その目的は、圧着端子からなる導体の接続に適しており、しかも接続作業を簡略に行うことができ、さらには複数の導体を確実に接続することが可能な端子装置を提供することである。 The present invention has been made in view of the above-mentioned reasons, and its purpose is suitable for connection of conductors composed of crimp terminals, and it is possible to simplify connection work, and moreover to reliably connect a plurality of conductors. It is providing the terminal device which can be connected.
上記課題を解決するために、本願発明の端子装置は、配線用遮断器、開閉器等の器体に設けられ、圧着端子からなる導体の接続が可能なものであって、導体が挿入される挿入部と、挿入部に配設されて導体に当接する端子板と、端子板に対向するよう設けられて端子板との間に導体を圧接し得る当接部と、端子板を当接部に向けて付勢する付勢手段と、端子板と当接部の対向方向に亘って大略軸状に設けられ、係止位置と係止解除位置とに変位して導体を係止させる係止部材と、を備え、前記導体は、挿入部への挿脱方向から係止部材が導体内方に挿通し得るよう形成してなり、前記係止部材は、導体の挿入に伴って係止位置から係止解除位置に変位しつつ導体内方に進入し、導体の挿入が完了した状態では導体内方にて係止解除位置から係止位置に変位し得るよう設けた構成としている。 In order to solve the above-described problems, the terminal device of the present invention is provided in a container body such as a circuit breaker for wiring and a switch, and can be connected to a conductor composed of a crimp terminal, and the conductor is inserted therein. An insertion portion, a terminal plate disposed in the insertion portion and contacting the conductor, a contact portion provided to face the terminal plate and capable of pressing the conductor between the terminal plate, and the terminal plate contacting portion And an urging means for urging the terminal plate, and a latch that is provided in a substantially shaft shape across the opposing direction of the terminal plate and the abutting portion, and is displaced to the locking position and the locking release position to lock the conductor. And the conductor is formed so that the locking member can be inserted into the conductor from the insertion / removal direction to the insertion portion, and the locking member is locked at the position where the conductor is inserted. When the conductor is inserted into the conductor while being displaced from the lock release position to the lock release position, And the like provided the configuration that may be displaced in position.
本願発明の端子装置によれば、圧着端子からなる導体の接続を、単数・複数に関わらず確実かつ簡略に行うことができる。 According to the terminal device of the present invention, it is possible to reliably and simply connect conductors composed of crimp terminals regardless of the number or the number of conductors.
以下、本発明に係る端子装置の第1の実施形態を、図1乃至図7に基づいて説明する。 Hereinafter, a first embodiment of a terminal device according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 7.
この端子装置は、配線用遮断器、開閉器等の器体1に設けられ、圧着端子からなる金属製の導体2の接続が可能なものであり、挿入部3、端子板4、当接部5、付勢手段としての圧接ばね6、係止部材7と、を備える。
This terminal device is provided in a
挿入部3は、導体2を挿入して端子板4に電気的に接続することができるよう器体1の一端部に設けられる。端子板4は、挿入部3に配設されて導体2と当接し得るもので、導体2の挿脱方向に対して平行に設けられる。また、端子板4には、係止部材7が貫通する貫通孔4aが設けられる。当接部5は、端子板4に対向するよう設けられて端子板4との間に導体2を圧接するもので、本形態においては、器体1の一部であって、挿入部3内にて端子板4に対向する位置の内壁が、当接部5として機能する。圧接ばね6は、端子板4を当接部5に向けて付勢するものであって、例えばコイルばねからなる。この圧接ばね6は、端子板4を挟んで当接部5の反対側に配置してある。
The
係止部材7は、端子板4と当接部5の対向方向に亘って大略軸状に設けられるもので、係止位置と係止解除位置とに変位して導体2を係止させる。この係止部材7は、樹脂成型品からなり、導体2の挿入に伴って係止位置から係止解除位置に変位しつつ導体2の内方に進入し、導体2の挿入が完了した状態では導体2の内方にて係止解除位置から係止位置に変位し得る。
The
より具体的には、係止部材7は、圧接ばね6内方及び端子板4の貫通孔4aを貫通した状態で、導体2の挿脱方向に対して左右側方に変位可能なよう器体1内に支持され、その上端部のみ、外部から操作可能なよう器体1から突出して操作部7aをなしている。また、係止部材7は、その周面の一部を、残存部分の外郭形状が大略平行四辺形、あるいは導体2の挿脱方向に対して傾斜した薄板状をなすよう切り欠くことにより、導体2に挿通する係止部7bが設けられる。すなわち、係止部7bは、導体2の挿脱方向に対して傾斜する一対の対向面7cと、挿脱方向の前後に位置するもので、導入端としての前端7dと、係止端としての後端7eと、を有しており、対向面7c間の厚みは、後述の挿通部2cの幅より小さく、変位しつつ導体2の内方に挿通可能なよう設定される。
More specifically, the
また、係止部材7は、その周面の一部を突出させることにより表示部7fが設けられる。この表示部7fが、器体1に設けられた表示孔1aからどう見えるかによって、導体2と端子板4の接続状態を視認することができる。さらに、係止部材7は、器体1に設けられた位置決め部1bと凹凸嵌合する嵌合部7gが設けられ、これにより、変位させる力がかかっていない状態における係止位置あるいは係止解除位置の維持安定性が向上する。
The
この端子装置において、係止位置とは、係止部材7の係止部後端7eが、接続された導体2の折曲部2bと係合する位置であって、係止部材7の係止部前端7dが、挿入される導体2の折曲部2bと係合しない位置である。すなわち、前端7dが挿通部2cに挿通し得る位置であって、後端7eが挿通部2cに挿通できない位置である。また、係止解除位置とは、係止部材7の係止部後端7eが、接続された導体2の折曲部2bと係合しない位置であって、係止部材7の係止部前端7dが、挿入される導体2の折曲部2bと当接する位置である。すなわち、前端7dが挿通部2cに挿通できない位置であって、後端7eが挿通部2cに挿通し得る位置である。また、係止位置と係止解除位置の間の変位とは、導体2の挿脱方向の左右一方側から他方側へ水平移動することである。
In this terminal device, the locking position is a position where the locking portion
端子装置に接続される導体2は、挿入部3への挿脱方向前方から、大略軸状の係止部材7の係止部7bが導体2の内方に進入して挿通し得るよう形成してある。この導体2は、端子板4と当接する板状部2aを有する圧着端子からなるもので、板状部2aは平面視で大略U字状をなし、その先端部が互いに向き合う方向に折曲して一対の折曲部2bをなす。そして、折曲部2bの先端間を、係止部材7の係止部7bが挿通可能な挿通部2cとし、U字状の内方を、係止部材7が収容される収容部2dとしている。
The
この端子装置への導体2の接続は、次のようにして行われる。
Connection of the
まず、端子装置は、導体2を挿入していない状態で、端子板4が圧接ばね6により当接部5と圧接し、係止部材7は係止位置にあって器体1に嵌合固定され、その表示部7fは表示孔1aから見えている。この状態から、導体2を、その板状部2aが端子板4及び当接部5と略平行になるようにして、挿入部3から端子板4と当接部5との間に挿入する。これにより、端子板4は、圧接ばね6の方向に押圧されて変位し、圧接ばね6の反発力で導体2が端子板4と当接部5とに挟持されて両者と圧接するようになり、以後、導体2が引き抜かれるまでその圧接状態は維持されるので、安定的な接続がなされることとなる。
First, in the terminal device, with the
次いで、導体2の挿入をすすめていくと、導体2は、端子板4と当接部5とに亘って軸状に位置する係止部材7に当接する。ここで、係止部材7は、その係止部7bの一方の対向面7cを導体2の一方の折曲部2bに押され、器体1との嵌合状態が外れるとともに、係止位置から係止解除位置に向かって導体2の挿脱方向の左右一方側に変位しつつ、係止部7bの前端7dから導体2の挿通部2cを通過するため、導体2をそのまま接続完了位置まで挿入していくことができる。この際、他方の対向面7cは、導体2の他方の折曲部2bの進行を阻害せず、誘導するよう作用し得る。
Next, when the insertion of the
そして、導体2が接続完了位置までくると、係止部材7は、導体2の収容部2dに収容された状態となり、かつ係止解除位置に位置して器体1と嵌合固定され、表示部7fは表示孔1aから見えないようになる。さらに、係止部材7の操作部7aを操作して、係止解除位置から係止位置に変位させることにより、係止部材7は当初の係止位置に戻って器体1と嵌合固定され、その係止部7bの後端7eが、導体2に引き抜く力が加わった場合に導体2の折曲部2bと係合することとなるため、導体2の抜け止めがなされて確実な接続状態を得ることができる。また、この時、表示部7fが再び表示孔1aから見えるようになり、接続の完了を視認することができる。
When the
一方、端子装置からの導体2の取り外しは、次のようにして行われる。まず、端子装置に導体2が接続された状態から、係止部材7の操作部7aを操作して、係止位置から係止解除位置に変位させる。これにより、係止部材7の係止部7bの後端7eが、導体2に引き抜く力が加わった場合に導体2の折曲部2bと係合しない位置にくる。次いで、導体2を挿入時とは逆に引き抜くと、係止部材7は、その係止部7bの他方の対向面7cを導体2の他方の折曲部2bに押圧され、係止解除位置から係止位置に向かって導体2の挿脱方向の左右他方側に変位しつつ導体2の挿通部2cを通過し、導体2の収容部2dから外れる。この際、係止部7bの一方の対向面7cは、導体2の一方の折曲部2bを回避しつつガイドし得る。そして、導体2を挿入部3から完全に引き抜くことができ、係止部材7、端子板4等は、導体2の接続前の状態に戻る。
On the other hand, removal of the
ところで、この端子装置においては、複数の導体2の接続も、簡略かつ確実に行うことができる。すなわち、一の導体2を接続した状態で、他の導体2を一の導体2と同様にして接続すればよいのであって、この場合、一の導体2と他の導体2とは、係止部材7の軸方向にて重なった状態をなして接続されることとなる。また、複数の導体2を重ねて同時に挿入接続することも可能である。逆に、複数の導体2を接続した状態から、1本のみ又は複数同時に導体2を引き抜くことも、前述の取り外し作業と同様にして、容易に行うことができる。
By the way, in this terminal device, the connection of the
この端子装置は、上述のように、導体2を挿入し、それに伴って変位した係止部材7をワンタッチで当初の位置に押して戻すという簡略な作業で、導体2を安定的かつ確実に接続することができる。また、取り外し作業も、接続作業と同様、係止部材7をワンタッチで係止解除位置に押し、その後導体2を引き抜くという作業で簡略に行うことができる。そして、導体2は、端子板4と良好に電気的接続されるとともに、係止部材7と良好に機械的接続され、圧着端子からなる導体2の接続を、単数・複数に関わらず確実かつ簡略に行うことができる。
As described above, this terminal device inserts the
なお、図7に示すように、係止部材7の復帰手段を設けることにより、係止部材7の位置戻し作業が不要となり、接続作業を、導体2を挿入するだけのより簡略なものとすることもできる。具体的には、係止部材7を係止解除位置から係止位置に自動的に復帰させる復帰手段として、コイルばねからなる復帰ばね8を、係止部材7の側方のうち、係止解除位置側に設ける。この構成によれば、復帰ばね8が係止部材7を係止位置に向けて付勢することにより、導体2の接続時、最終的に係止部材7の操作部7aを手動で操作せずとも係止部材7を係止位置に戻すことができ、接続時の作業手間を一部省略して、より簡略に導体2を接続することができるようになる。また、この場合、嵌合部7gと位置決め部1bを省略して構成を簡略にすることもできるようになる。
As shown in FIG. 7, by providing a return means for the locking
次に、本発明に係る端子装置の第2の実施形態を、図8乃至図11に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同様の点は適宜省略し、異なる点を中心に説明することとする。 Next, a second embodiment of the terminal device according to the present invention will be described with reference to FIGS. Note that the same points as in the first embodiment are omitted as appropriate, and different points will be mainly described.
この端子装置は、係止部材77を、軸回方向に変位するよう設けたものである。係止部材77は、その周面の一部を、残存部分の外郭形状が大略くの字状をなすよう切り欠くことにより係止部77bが設けられる。すなわち、係止部77bは、導体2の挿脱方向にて前後に位置し得る前方係止片77hと後方係止片77iとを、互いの間で所定角度をなすよう一体的に連設してなり、その厚みは、導体2の挿通部2cの幅より小さく、変位しつつ導体2の内方に挿通可能なよう設定される。また、係止部材77は、器体1から突出する操作部77aを、例えば薄板状に形成する等、軸回方向に変位したときに見え方が変わるよう形成することで、導体2と端子板4の接続状態を視認するための表示部を兼ねさせることができる。
In this terminal device, the locking
この端子装置においては、係止位置とは、後方係止片77iが、接続された導体2の折曲部2bと係合する位置であって、前方係止片77hが、挿入される導体2の折曲部2bと係合しない位置である。すなわち、前方係止片77hが挿通部2cに挿通し得る位置であって、後方係止片77iが挿通部2cに挿通できない位置である。換言すれば、前方係止片77hは導体2の挿脱方向と大略平行で、後方係止片77iは導体2の挿脱方向に対して傾斜したように見える位置である。また、係止解除位置とは、後方係止片77iが、接続された導体2の折曲部2bと係合しない位置であって、前方係止片77hが、挿入される導体2の折曲部2bと当接し得る位置である。すなわち、前方係止片77hが挿通部2cに挿通できない位置であって、後方係止片77iが挿通部2cに挿通し得る位置である。換言すれば、後方係止片77iは導体2の挿脱方向と大略平行で、前方係止片77hは導体2の挿脱方向に対して傾斜したように見える位置である。また、係止位置と係止解除位置の間の変位とは、一の係止片が導体2の挿脱方向に対して大略平行な状態から傾斜した状態となり、同時に、他の係止片が導体2の挿脱方向に対して傾斜した状態から大略平行な状態となるよう係止部材77が軸回転することである。
In this terminal device, the locking position is a position where the rear locking piece 77i engages with the
この端子装置における導体2の接続は、次のようにして行われる。まず、端子装置は、係止部材77が係止位置にある。この状態から導体2を挿入すると、導体2は端子板4と当接部5とに挟持され圧接しつつ、係止部材77に当接する。ここで、係止部材77は、その係止部77bの後方係止片77iを導体2の一方の折曲部2bに押され、係止位置から係止解除位置に向かって軸回転しつつ、前方係止片77hから導体2の挿通部2cを通過するため、導体2をそのまま接続完了位置まで挿入していくことができる。次いで、導体2が接続完了位置までくると、係止部材77は、導体2の収容部2dに収容された状態で係止解除位置をとる。そして、係止部材77の操作部77aを操作して、係止解除位置から係止位置に変位させることにより、係止部材77は当初の係止位置に戻り、後方係止片77iが、導体2に引き抜く力が加わった場合に導体2の折曲部2bと係合することとなるため、導体2の抜け止めがなされて確実な接続状態を得ることができる。
The connection of the
一方、端子装置からの導体2の取り外しは、次のようにして行われる。まず、端子装置に導体2が接続された状態から、係止部材77の操作部77aを操作して、係止位置から係止解除位置に変位させる。これにより、係止部材77の係止部77bの後方係止片77iが、導体2に引き抜く力が加わった場合に導体2の折曲部2bと係合しない位置にくる。次いで、導体2を挿入時とは逆に引き抜くと、係止部材77は、その係止部77bの前方係止片77hを導体2の折曲部2bに押圧され、係止解除位置から係止位置に向かって軸回転しつつ後方係止片77iから導体2の挿通部2cを通過し、導体2の収容部2dから外れる。そして、導体2を挿入部3から完全に引き抜くことができ、係止部材77は導体2の接続前の状態に戻る。
On the other hand, removal of the
この端子装置は、上述のように、導体2を挿入し、それに伴って変位した係止部材77をワンタッチで当初の位置に若干回して戻すという簡略な作業で、導体2を安定的かつ確実に接続することができる。また、取り外し作業も、接続作業と同様、係止部材77をワンタッチで係止解除位置に若干回し、その後導体2を引き抜くという作業で簡略に行うことができる。
In this terminal device, as described above, the
なお、この実施形態においても、図10及び図11に示すように、係止部材77を係止解除位置から係止位置に自動的に復帰させる復帰手段を設けてもよい。例えば、圧接ばね6の一端を大略直線状に延長させて器体1への引掛け部6aを設け、他端を、圧接ばね6の中心を通るよう屈曲させ、後述の係合溝77jと係合する屈曲部6bを設ける。一方、係止部材77は、圧接ばね6の屈曲部6bと係合するよう、圧接ばね6の線径に対応した大きさを有し圧接ばね6の中心軸に重なる係合溝77jを設ける。そして、圧接ばね6は、引掛け部6aが器体1に保持されるよう配設し、係止部材77は、その係合溝77jが圧接ばね6の屈曲部6bと挿通係合するよう係止位置に配設する。このような構成により、係止部材77が係止位置から係止解除位置に軸回転すると、圧接ばね6は軸回方向に捻られることとなり、係止部材77にかかる力がなくなると、ばね力によって元の係止位置に戻るようになる。この構成の場合、圧接ばね6が復帰ばねを兼用することになるので、別途復帰ばねを付加する必要がなくなり、部品点数を削減して端子装置の構成を簡略にすることができる。
Also in this embodiment, as shown in FIGS. 10 and 11, return means for automatically returning the locking
次に、本発明に係る端子装置の第3の実施形態を、図12乃至図17に基づいて説明する。なお、第1又は第2の実施形態と同様の点は適宜省略し、異なる点を中心に説明することとする。 Next, a third embodiment of the terminal device according to the present invention will be described with reference to FIGS. Note that the same points as in the first or second embodiment are omitted as appropriate, and different points will be mainly described.
この端子装置は、中間端子板を付加することにより、端子板4を平行に複数設けたものである。一の端子板4は、圧接ばね6に直接付勢されて一の導体2と圧接する。他の端子板4は、間接的に付勢されて、当接部5との間に他の導体2を挟持、圧接するとともに、一の端子板4との間に、一の導体2を挟持、圧接する。つまり、他の端子板4は、一の端子板4と対向する裏面が、一の端子板4にとっての当接部として機能する。複数の導体2の板状部2aを直接重ねた場合、板状部2aの平坦性によっては両者が干渉し合う可能性もあるが、本構成により、各々の導体2を安定的に端子板4に圧接することができる。
In this terminal device, a plurality of
ところで、端子板4と当接部5との間に、導体2の厚みに比して小さい間隙部9を設けてもよい。具体的には、図13に示すように、一の端子板4と他の端子板4間、他の端子板4と当接部5間に、スペーサ10を介在させることにより、スペーサ10の板厚分の間隙部9を設けることができる。このスペーサ10は、樹脂成型品で、図14に示すように、導体2の厚みt1よりも小さい板厚t2を有する。また、この例では、1個で2箇所の間隙部9を形成できるよう、大略U字状に形成するとともに他の端子板4を挟むように配置している。さらに、導体2の挿入を阻害しない形状あるいは位置取りを有するよう設けられる。この構成によれば、器体1や端子板4に導体2の挿入の為のガイド部を設けずとも、導体2を容易に挿入することができるようになる。
By the way, a
さらに、間隙部9を設けた場合、導体2の挿入による圧接ばね6の撓み量、換言すれば圧接荷重の増加量も、間隙部9を設けない場合に比して小さくなる。つまり、間隙部9を設けない場合は、圧接ばね6の撓み量は、導体2の厚み分となるが、間隙部9を設けた場合は、導体2の厚み分とスペーサ10の厚み分との差となる。従って、圧接荷重に影響される接触抵抗変動を小さくでき、また、圧接ばね6の設計を容易にすることができる。
Further, when the
間隙部9形成の他例を、図15及び図16に示す。この場合は、一の端子板4と他の端子板4の各々に、当接部5側に起立する起立部4bを設ける。この起立部4bが、一の端子板4と他の端子板4間、他の端子板4と当接部5間に介在することにより、起立高さ分の間隙部9が得られる。この起立部4bは、導体2の挿入を阻害しないよう、端子板4の、導体2の挿脱方向左右側方にあたる両端部に形成してある。また、起立部4bは、端子板4が複数の場合、導体2が挿入されていなくても、一の端子板4と他の端子板4とを電気的に接続させる。なお、一の端子板4と他の端子板4とがある場合は、一の端子板4には起立部4bを設けず、他の端子板4の表裏両側に起立部4bを設けるようにしてもよい。
Other examples of the formation of the
ところで、間隙部9を設ける場合、スペーサ10や起立部4b等は、導体2の挿入を阻害しないよう、例えば導体2の挿脱方向の左右端部に設けることになるが、そうなると、圧接ばね6に常に付勢されている端子板4の中央部が撓むおそれがある。そこで、図16及び図17に示すように、間隙部9にて、端子板4の中央近傍であって導体2の挿入を阻害しない位置に、圧接ばね6の押圧力による端子板4の撓みを防止する突部4cを、当接部5側に向けて突設してもよい。この構成により、撓みによる端子板4の圧接安定性低下を防止し、また、端子板4の厚みを薄くして材料コストの低減を図ることもできるようになる。
By the way, when providing the gap |
なお、上述の間隙部9、スペーサ10、起立部4b、突部4c等の構成は、本実施形態のように端子板4が複数の場合に限らず、単数の場合であっても有効であることはいうまでもない。
In addition, the structure of the above-mentioned gap |
1 器体
2 導体
3 挿入部
4 端子板
5 当接部
6 圧接ばね
7 係止部材
8 復帰ばね
9 間隙部
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JP2003383244A Pending JP2005149820A (en) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | Terminal device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005149820A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018069362A (en) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社マキタ | Electric working machine |
-
2003
- 2003-11-13 JP JP2003383244A patent/JP2005149820A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018069362A (en) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社マキタ | Electric working machine |
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