JP2005149620A - 記憶装置およびファイルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 書き込み回数の制限を受けることなく、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短縮できる記憶装置を提供する。
【解決手段】 記憶装置10は、ファイルのオーバーライト処理を行う機能を備え、磁気ディスク上にデータの読み書きが可能なハードディスク装置16と、電気的にデータの消去および書き込みが可能なRAM13と、記憶するデータの内容に応じて、ハードディスク装置16の記憶領域に記憶するデータを選択的にRAM13の記憶領域に記憶するCPU11とを有する。このとき、CPU11は、ハードディスク装置16のデータ領域の先頭部分に記憶するデータをRAM13に記憶する。また、CPU11は、ファイルの管理情報をRAM13に記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記憶装置およびファイルシステムに関する。
従来、コンピュータシステムにおいて、二次記憶としてハードディスク装置が用いられている。このハードディスク装置は、安価で容量が大きいため、コンピュータの二次記憶装置として広く用いられている。しかし、ハードディスク装置は、機械的に外部から指定された番地に磁気ヘッドを移動させるので、データの書き込みおよび読み出し速度が遅いという問題がる。
また、電気的に記憶する不揮発性記憶装置の一つとして、フラッシュメモリが知られている。このフラッシュメモリを使用した場合、電気信号によって制御されるので、読み込みは、高速に動作させることができ、外的な振動にも強く、消費電力も少ないという利点がある。しかし、フラッシュメモリは、単位記憶容量あたりの価格が高く、1つのメモリセルあたりの書き換え可能回数は100万回程度であるため、書き換え回数に制限があるという問題がある。このような従来の問題点を解決する従来技術として特許文献1記載の不揮発性記憶装置が提案されている。
特許文献1記載の記憶装置は、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体装置と磁気ディスク装置を統合し、単一のドライブ番号を割当て、頻繁にアクセスするデータは、半導体記憶装置におき、あまりアクセスしないデータは、磁気ディスク装置におくというものである。
特開平9−297659号公報
しかしながら、特許文献1記載の記憶装置は、フラッシュメモリを使用しており、書き換え回数に制約があるため、書き込み回数の多いものには使用できないという問題がある。
また、フラッシュメモリは、セキュリティ上のデータの完全消去が必要な場合、磁気ディスク同様にデータのオーバーライトを行わなければならず、このオーバーライトに時間が掛かるという問題がある。また、フラッシュメモリはコストが高く、書き込み時のアクセス速度も遅いため、システム性能が落ちるという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、書き込み回数の制限を受けることなく、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短縮できる記憶装置およびファイルシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の記憶装置は、請求項1に記載のように、ファイルのオーバーライト処理を行う機能を備えた記憶装置において、磁気ディスク上にデータの読み書きが可能な磁気ディスク装置と、電気的にデータの消去および書き込みが可能な揮発性記憶装置と、記憶するデータの内容に応じて、前記磁気ディスク装置の記憶領域に記憶するデータを選択的に前記揮発性記憶装置の記憶領域に記憶する制御手段とを有することを特徴とする。請求項1記載の発明によれば、例えば、不用意な電源オフで失われてはいけないデータ等を磁気ディスク装置の記憶領域に記憶させ、セキュリティ上積極的に消去したいデータを揮発性記憶装置に記憶するというようにデータの内容に応じて磁気ディスクの記憶領域と揮発性記憶装置の記憶領域とを使い分けるようにしたので、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短縮できる。また、揮発性記憶装置を用いているため、書き込み回数の制限を受けることもない。磁気ディスク装置と揮発性記憶装置を併用するようにしたので、磁気ディスク装置だけを用いた場合よりも、ファイルのライト/リードを高速化することで、システム全体の高速化を図ることができる。
また、本発明は、請求項2に記載のように、請求項1記載の記憶装置において、前記制御手段は、前記磁気ディスク装置のデータ領域の先頭部分に記憶するデータを前記揮発性記憶装置に記憶することを特徴とする。請求項2記載の発明によれば、ファイルの生成、削除、生成、削除という処理を繰り返し行った場合、データが書き込まれる場所は、毎回、パーティションのデータ領域の先頭部分のほぼ同じ領域を使用する。つまり、例えサイズが2[GB]のパーティションであっても、10[MB]程度のサイズのファイルを生成、削除、生成、削除という処理を繰り返し行った場合、パーティション全体の内、わずか先頭の10[MB]程度領域しか使わない場合がある。したがって、データ領域の先頭部分を揮発性記憶装置の記憶領域に記憶することにより、使用頻度が高い部分へ高速でアクセスすることができるため、システム性能を改善することができる。
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1記載の記憶装置において、前記制御手段は、ファイルの管理情報を前記揮発性記憶装置に記録することを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、ファイルの生成、追加、削除時、ファイルの管理領域に頻繁にアクセスする必要がある。ファイルの管理情報を揮発性記憶装置に記録することにより、磁気ディスクへのファイルのライト/リードの全体性能を落す原因を無くすことができので、システム性能を改善できる。
また、本発明の記憶装置は、請求項4に記載のように、ファイルを記憶するための複数のパーティションを有する記憶装置であって、不揮発性の記憶媒体と揮発性の記憶媒体の組み合わせからなる第1のパーティションと、不揮発性の記憶媒体で構成される第2のパーティションと、記憶するファイルの内容に応じて、前記第1のパーティションに記憶すべきファイルであるか、前記第2のパーティションに記憶すべきファイルであるかを判別する判別手段とを有することを特徴とする。請求項4記載の発明によれば、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短縮できる。
また、本発明のファイルシステムは、請求項5に記載のように、オペレーティングシステム上で動作し、ファイルのオーバーライト処理を行うファイルシステムにおいて、記憶するデータの内容に応じて磁気ディスク装置の記憶領域に記憶するデータを選択的に揮発性記憶装置の記憶領域に記憶する制御手段を有することを特徴とする。請求項5記載の発明によれば、データの内容に応じて磁気ディスクの記憶領域と揮発性記憶装置の記憶領域とを使い分けるようにしたので、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短縮できる。
本発明によれば、書き込み回数の制限を受けることなく、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短縮できる記憶装置およびファイルシステムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明する。
図1は、本実施例に係る記憶装置のブロック図である。図1に示すように、記憶装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ホストインターフェース回路14、ハードディスクインターフェース回路15、ハードディスク装置16を有する。これらはバス17を介して接続されており、CPU11はこのバス17を介して各部とデータのやり取りを行う。この記憶装置10はセキュリティ上必要なファイルのオーバーライト処理を行う機能を備えるものである。この記憶装置10の全記憶領域は、ハードディスク装置16の記憶領域と、RAMの記憶領域により構成されている。
CPU11は、所定のプログラムを実行することで記憶装置10全体の制御を行う。ROM12は、CPU2が実行するプログラム等を記憶する。RAM13は、電気的にデータの消去および書き込みが可能な揮発性体記憶装置であり、電源が切れることにより保持するデータが消えるように構成されている。このRAM13は、RAM代替領域13a、アプリケーションプログラム13b、ファイルシステム13c、デバイスドライバ13dを有する。これらアプリケーションプログラム13b、ファイルシステム13c、デバイスドライバdは、起動時にハードディスク装置16からRAM13上に読み出されるものである。
RAM代替領域13aは、ハードディスク装置16の記憶領域に記憶するデータを記憶する領域である。このRAM代替領域13aには、ハードディスク装置16のオーバーライトに要する時間を短縮するために、電源断によって消去されても構わないデータが書き込まれる。RAM代替領域13aが特許請求の範囲における揮発性記憶装置の記憶領域に相当する。アプリケーションプログラム13bは、ユーザの要求に応じてデータの記録・読出しを行う機能を有するプログラムである。
ファイルシステム13cは、アプリケーションプログラム13bからの要求に応じ、ファイル作成やファイルの読み出し/書き込み等のファイル操作等を行うソフトウェアであり、一般的には、オペレーティングシステム上で動作する。このファイルシステム13cは、ハードディスク装置16の記憶領域およびRAM代替領域13aの管理を行い、記憶するデータの内容に応じて、ハードディスク装置16の記憶領域に記憶するデータを選択的にRAM代替領域13aに記憶する制御手段として機能する。
例えば、ファイルシステム13cは、不用意な電源オフで失われてはいけないデータ等をハードディスク装置16の記憶領域に記憶させ、セキュリティ上積極的に消去したデータをRAM代替領域13aに記憶させるというようにデータの内容に応じてハードディスク装置16の記憶領域とRAM13の記憶領域を使い分けることにより、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短縮することができる。
また、ファイルシステム13cは、使用頻度の高いデータに高速にアクセスするため、ハードディスク装置16のデータ領域の先頭部分に記憶するデータをRAM代替領域13aに記憶したり、ファイルの生成、追加、削除時に頻繁にアクセスする必要があるファイルの管理情報をRAM代替領域13aに記録するようにしてもよい。
ディスクドライバ13dは、ファイルシステム13bの制御に基づいてハードディスク装置16に対するデータの記録読出の制御を行うプログラムである。なお、ファイルシステム13cに代わって、ディスクドライバ13dがハードディスク装置16の記憶領域に記憶するデータを選択的にRAM代替領域13aに記憶させるようにしてもよい。
ホストインターフェース回路14は、ホストコンピュータ20との間のデータの送受信を行う。ハードディスクインターフェース回路15は、ハードディスク装置16に対してデータの書き込み/読み出しを行う。ハードディスク装置16は、ハードディスク(磁気ディスク)にデータを読み書きする磁気ディスク装置であり、安価で容量が多いため、主記憶装置として用いられる。本実施例では、ハードディスク装置16の記憶領域に記憶するデータをRAM代替領域13aに記憶するようにして、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短くするようにしている。なお、CPU11がRAM13上のプログラムを実行するため、CPU11が特許請求の範囲における制御手段にも相当する。
図2は、記憶装置10の全記憶領域を示す図である。記憶装置10の全記憶領域は、ハードディスク装置16の記憶領域およびRAM代替領域13aにより構成されている。ファイルをハードディスク装置16の記憶領域またはRAM代替領域13aに書き込むかは、ファイルシステム13cにより管理されている。図2に示すように、記憶装置10の全記憶領域は、パーティションa、パーティションb、パーティションcの計3つのパーティションに区切られている。
パーティションaは、プログラム等のシステムデータが保持されるパーティションであり、全領域がハードディスク装置16の記憶領域で構成されている。パーティションbは、フォントデータなどのように電源オフしても消えてはならないユーザデータ、セキュリティ上オーバーライトによりデータを消す必要のないユーザが保持されるパーティションであり、このパーディションも全領域がハードディスク装置16の記憶領域で構成されている。
パーティションcは、電源オフにより削除されても問題がないような一時データを保持するパーティションである。このパーティションcは、セキュリティ上データ削除を行う際、オーバーライトを行う必要があるユーザデータを保持するパーティションで、ハードディスク装置16の記憶領域とRAM代替領域13aとにより構成されている。
同図(c)に示す例では、ファイルシステム13cは、ハードディスク装置16のデータ領域の先頭部分に記憶するデータをRAM代替領域13aに記憶するようにしている。これは以下の理由による。ファイルシステム13cは、ハードディスク上でファイルを管理する場合、ファイルの生成、削除、生成、削除という処理を繰り返し行う際、データを書き込む場所は、毎回、パーティションのデータ領域の先頭部分のほぼ同じ領域を使用する。つまり、例えサイズが2[GB]のパーティションであっても、10[MB]程度のサイズのファイルを生成、削除、生成、削除という処理を繰り返し行った場合、パーティション全体の内、わずか先頭の10[MB]程度領域しか使わない場合がある。
そこで、本実施例では、ハードディスク装置16のデータ領域の先頭部分に記憶するデータをRAM代替領域13aに記憶するようにしている。これにより、セキュリティの観点から、ハードディスク内に残ったデータを完全に消去するためにハードディスク内のデータを複数回オーバーライトが必要な場合でも、RAM代替領域13aに記憶した部分のオーバーライトが不要となり、ハードディスク装置16に書き込んだ部分のみのオーバーライトで足りるため、システム性能を改善することができる。
ファイルシステム13cは、ファイルの管理領域をRAM代替領域13aに記憶するようにしてもよい。これは以下の理由による。ファイルシステム13cによっては、ファイルの生成、追加、削除時にファイルの管理領域に頻繁にアクセスを行うものがある。管理領域へのアクセスは、小さな単位、例えば512[Byte]程度で行われる場合が多く、ハードディスクへのファイルのライト/リードの全体性能を落とす原因となっている。ファイルの管理情報をRAMの代替領域13aに記憶するようにすることにより、システム性能を改善することができる。
このように、ファイルを記憶するための複数のパーティションを有する記憶装置1は、ハードディスク(不揮発性の記憶媒体)とRAM(揮発性の記憶媒体)13の組み合わせからなるパーティション(第1のパーティション)cと、ハードディスク(不揮発性の記憶媒体)で構成されるパーディション(第2のパーティション)a、bを有し、CPU(判別手段)11は、記憶するファイルの内容に応じて、パーティションcに記憶すべきファイルであるか、パーティションa、bに記憶すべきファイルであるかを判別することにより、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短縮できる。
ファイルシステムによるデータ管理方法について説明する。図3はファイルシステムによるデータ管理方法について説明するための図であり、同図(a)は記憶装置10の全記憶領域、同図(b)はFAT(File Allocation table)領域、(c)は記憶装置10の全データ領域をそれぞれ示す図である。上述したように、図3(a)に示す記憶装置10の全記憶領域はハードディスク装置16の記憶領域およびRAM代替領域13aにより構成されている。
また、記憶装置10の全記憶領域は、ブートセクタ領域、FAT領域、ディレクトリ領域、データ領域によって構成されている。ブートセクタ領域は、FATの数、ディレクトリのエントリ数等の記録媒体からデータを読み書きする場合に必要なパラメータを記録する。FAT領域は、データの記録に複数個のクラスタを使用する場合にその連鎖情報を記録する。また、RAM代替領域13aにデータを記憶する場合には、FAT領域には、RAM代替領域13aに記憶したことを示す情報が書き込まれる。ディレクトリ領域は、記録したデータのファイル名、記録を開始したクラスタ番号、データサイズ、その他の情報を記憶する。RAM代替領域13aにデータを書き込んだときには、記録を開始したクラスタに代えてRAM13のアドレスが書き込まれる。
ハードディスクのデータ領域は、クラスタという単位で論理的に分割されている。図3(c)では、クラスタとして0から9が表示されている。各クラスタは、管理領域にあるFAT領域のエントリに1対1で対応している。FATは、あるファイルのデータがどのクラスタに格納されているかを示している。同図(b)では、クラスタ0、1、2、4が使われていることを示している。FAT内の各エントリは、次のエントリを指し示している。図中「0」は次のエントリがない事を示している。
このような構成において、ファイルシステム13cは、ハードディスク装置16のディスク上に新規にファイルを書き込む場合、FATを調べ、空いているFATエントリを使いファイルを対応するディスクのデータ領域に書き込み、ディレクトリ領域に記録したデータのファイル名、記録を開始したクラスタ番号、データサイズ等を書き込む。
また、ファイルシステム13cは、RAM代替領域13aにファイルを書き込む場合、RAM代替領域13aの空き容量を確認し、すべてのファイルをRAM代替領域13aに書き込むことができる場合、ファイルをRAM代替領域13aに書き込み、FAT領域にRAM代替領域13aに記憶したことを示す情報を書き込み、ディレクトリ領域にデータのファイル名、アドレス、データサイズを書き込む。ファイルの一部だけをRAM代替領域13aに書き込むことができる場合、一部のファイルをRAM代替領域13aに書き込み、残りのファイルを記憶する際、FATを調べ、空いているFATエントリを使い、ファイルを対応するディスクのデータ領域に書き込み、ディレクトリ領域に記録したデータのファイル名、記録を開始したクラスタ番号、データサイズ等を書き込む。
次に、データの記憶処理について説明する。図4は、データの格納処理の流れを示す図である。ステップS11で、ファイルシステム13cやディスクドライバ13d(以下、ファイルシステム13c等)は、アプリケーションプログラム13bからパーティションcへファイルの書き込み要求があった場合、FATおよびディレクトリを調べ、パーティションcの空き領域を調べる。ステップS12で、ファイルシステム13c等は、RAM代替領域13aが空いているかどうかチェックする。
ステップS12で、ファイルシステム13c等は、RAM代替領域13aの容量が空いていると判断した場合、ステップS13で、RAM代替領域13aだけで容量が足りるかどうかを判断する。ステップS13で、ファイルシステム13c等は、RAM代替領域だけで容量が足りると判断した場合、RAM代替領域13aにファイルデータを書き込む。このとき、ファイルシステム13c等は、FAT領域にRAM代替領域13aに書き込んだことを示す情報を書き込み、ファイルのファイル名、アドレス、データサイズをディレクトリ領域に書き込む。
ステップS13で、ファイルシステム13c等は、RAM代替領域13aだけでは容量が足りないと判断した場合、ファイルデータの一部をRAM代替領域13aに書き込み、残りのファイルデータをハードディスク装置16のデータ領域に書き込む。このとき、RAM代替領域13aに書き込んだことを示す情報をFAT領域に書き込み、RAM代替領域13aに書き込んだファイルのファイル名、アドレス、データサイズをディレクトリ領域に書き込み、ハードディスク装置16のデータ領域に書き込んだファイルについては、記録したデータのファイル名、記録を開始したクラスタ番号、データサイズをディレクトリ領域に書き込む。
ステップS12で、ファイルシステム13c等は、RAM代替領域13aの容量が全く空いていない場合、FATを調べ、空いているFATエントリを使い全てのファイルデータをハードディスク装置16の記憶領域に書き込む。このとき、ファイルシステム13cはディレクトリ領域に記録したデータのファイル名、記録を開始したクラスタ番号、データサイズ等を書き込む。
次に、パーティションcのオーバーライト処理について説明する。図5は、パーティションのオーバーライト処理の流れを示す図である。ステップS21で、ファイルシステム13c等は、アプリケーションプログラム13bからオーバーライト削除要求があったかどうかを判断し、オーバーライト削除要求があった場合、ステップS22で、指定されたファイルがRAM代替領域13aにあるかどうかを判断し、指定されたファイルがRAM代替領域13aにある場合、ステップS23で、指定されたファイルデータの一部がハードディスク装置16の記憶領域にもあるかどうかを判断し、指定されたファイルデータがRAM代替領域13だけにあると判断した場合、オーバーライト処理を一切実行しないで処理を終了する。
ステップS23で、ファイルシステム13c等は、指定されたファイルの一部がRAM代替領域13aに格納されており、残りのファイルデータがハードディスク装置16に書き込まれている場合、ハードディスク装置16の記憶領域に書き込まれたデータ部分のみのオーバーライトを実施する。ステップS22で、ファイルシステム13c等は、全てのデータがハードディスク装置16の記憶領域に書き込まれていると判断した場合、全データに対してオーバーライト処理を行う。本実施例によれば、データの内容に応じてハードディスク装置16の記憶領域とRAM13の記憶領域を使い分けるようにしたので、セキュリティ上必要なファイルのオーバーライトに要する時間を短くすることができる。また、揮発性記憶装置を用いているので、ファイルのライト/リードを高速化することによりシステム全体の高速化を図ることができる。特許文献1の装置で必要であったハイブリッドコントローラーが不要になり部品点数を削減できる。
また、データ領域の先頭部分に記憶するデータをRAM代替領域13aに記憶するようにしたので、使用頻度が高い部分へ高速でアクセスすることができる。また、ファイルの管理情報をRAM代替領域13aに記憶するようにしたので、ハードディスク装置16へのファイルのライト/リードの全体性能を落す原因を無くすことができので、システム性能を改善できる。
上記動作例では、ファイルシステム13cで、RAM代替領域13aを管理し、ファイルシステム13cがRAMの代替領域13aにデータをライトするか、ハードディスク装置16にライトするかを判断する例を示したが、デバイスドライバ13dで実現するようにしてもよい。この場合、デバイスドライバ13dで予め代替に必要なRAM領域を確保し、ファイルシステム13cから指示された領域がRAM代替領域13aかどうか判断して、ファイルシステム13cで指示された領域がRAM代替領域13である場合、データをRAM代替領域13に記憶させる。この方法であれば、ファイルシステム部分の変更が不要となり、どのようなファイルシステムにも対応させることができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本実施例に係る記憶装置のブロック図である。 記憶装置の全記憶領域を示す図である。 ファイルシステムによるデータ管理方法について説明するための図である。 データの格納処理の流れを示す図である。 パーティションのオーバーライト処理の流れを示す図である。
符号の説明
10 記憶装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
13a 代替領域
13b アプリケーションプログラム
13c デバイスドライバ
14 ホストI/F回路
15 ディスクI/F回路
16 ハードディスク
20 ホストコンピュータ

Claims (5)

  1. ファイルのオーバーライト処理を行う機能を備えた記憶装置において、
    磁気ディスク上にデータの読み書きが可能な磁気ディスク装置と、
    電気的にデータの消去および書き込みが可能な揮発性記憶装置と、
    記憶するデータの内容に応じて、前記磁気ディスク装置の記憶領域に記憶するデータを選択的に前記揮発性記憶装置の記憶領域に記憶する制御手段とを有することを特徴とする記憶装置。
  2. 前記制御手段は、前記磁気ディスク装置のデータ領域の先頭部分に記憶するデータを前記揮発性記憶装置に記憶することを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  3. 前記制御手段は、ファイルの管理情報を前記揮発性記憶装置に記録することを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  4. ファイルを記憶するための複数のパーティションを有する記憶装置であって、
    不揮発性の記憶媒体と揮発性の記憶媒体の組み合わせからなる第1のパーティションと、
    不揮発性の記憶媒体で構成される第2のパーティションと、
    記憶するファイルの内容に応じて、前記第1のパーティションに記憶すべきファイルであるか、前記第2のパーティションに記憶すべきファイルであるかを判別する判別手段とを有することを特徴とする記憶装置。
  5. オペレーティングシステム上で動作し、ファイルのオーバーライト処理を行うファイルシステムにおいて、
    記憶するデータの内容に応じて磁気ディスク装置の記憶領域に記憶するデータを選択的に揮発性記憶装置の記憶領域に記憶する制御手段を有することを特徴とするファイルシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023084645A1 (ja) * 2021-11-10 2023-05-19 Tdk株式会社 メモリコントローラおよびフラッシュメモリシステム

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