JP2005146362A - 成膜装置及び成膜装置における光学窓の保護方法 - Google Patents

成膜装置及び成膜装置における光学窓の保護方法 Download PDF

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Tsutomu Okubo
努 大久保
Michio Kondo
道雄 近藤
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Abstract

【課題】 光学窓からチャンバー内に光を導入して成膜を行う成膜装置において、光学窓への膜物質の付着を低減することができるようにし、アパチャーの開口部を広くでき、光軸を合わせ易くする。
【解決手段】 成膜を行うチャンバー1に取り付けたガラス製の光学窓4の内側に合成磁場17が形成されるように、磁場形成手段として磁石16を配置する。そして、その合成磁場17によって、プラズマ10やプルーム11などに含まれる膜形成に関与する粒子、つまり膜物質が光学窓4の表面へ飛来することを抑え、光学窓4に着く膜物質を低減させる。上記の磁場形成手段は、永久磁石でも電磁コイルでも良く、その配置もチャンバー1の内側、外側を問わない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学窓からチャンバー内に光を導入して成膜を行う成膜装置及びその光学窓の保護方法に関するものである。
図3は光学窓からチャンバー内に光を導入して成膜を行う成膜装置の一例を示す図である。
同図において、1は成膜室となるチャンバーで、ガスの導入口2と排気口3が設けられている。4はチャンバー1内にレーザ光5を導入するための光学窓で、首長形状の取付部6の端部に設けられている。7はアパチャー、8は支持部材9により支持されたターゲット、10はプラズマ、11はプルーム、12は基板、13、14はホルダ(電極)、15は高周波電源である。
上記のような成膜装置においては、成膜を行うチャンバー1内にレーザなどの光を光学窓4から導入する際、光学窓4に不純物である膜物質が付着するのを防いで光の透過性を維持することが重要である。この光学窓4への膜物質の付着を妨げるために、光学窓4の取付部6を首長形状にしてチャンバー1から遠ざけたり、光学窓4の内側にアパチャー7等を設けて開口部を狭くし、プラズマ10などから発生した成膜に関与する粒子(イオンやラジカル等)を飛来しづらくする手法が用いられている。また、飛来粒子を少なくするためには、アパチャー7を複数にしたり、開口部を小さくするとより効果的である。
また、ワイパーにより光学素子の表面を掃くようにした光学窓遮蔽機構付きのチャンバーを有する成膜装置も提案され(例えば、特許文献1参照。)、更に、光学窓の内側に透明な防着部材を配置した成膜装置も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第2844787号公報 特開2002−283090号公報
しかしながら、上記のような従来の成膜装置にあっても、完全に光学窓への膜物質の付着を妨げられるわけではなく、依然として膜物質の付着が多く、光学窓の保護が難しいという問題点があった。
また、開口部が小さいアパチャーは、光軸に合わせて作製もしくは設置するのが難しかった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、光学窓への膜物質の付着を低減することができ、また、アパチャーの開口部を広くでき、光軸を合わせ易い成膜装置及びその光学窓の保護方法を提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、本発明は次のように構成した。
(1)光学窓から成膜チャンバー内に光を導入して成膜を行う成膜装置において、前記光学窓の内側に磁場を形成する磁場形成手段を設けた。
(2)前記磁場形成手段に永久磁石もしくは電磁コイルを用いた。
(3)前記光学窓の内側に複数の開口部を有した回転板を備えた。
(4)前記光学窓の内側に該光学窓に膜物質が付着するのを妨げる透明板を備えた。
(5)光学窓から成膜チャンバー内に光を導入して成膜を行う成膜装置における光学窓の保護方法であって、前記光学窓の内側に磁場を形成して該光学窓への膜物質の付着を低減させるようにした。
本発明によれば、光学窓への膜物質の付着を低減することができ、またアパチャーの開口部を広くできるので、光軸を合わせ易い。
本発明は、電子やイオンといった荷電粒子が磁力線に巻き込まれて運動する現象を利用して、成膜時における光学窓への膜物質の付着を防止したものである。以下、本発明の実施例を図面について説明する。
図1は本発明の実施例の構成を示す断面図であり、前述の従来例と同様、光学窓からチャンバー内に光を導入して成膜を行うプラズマ成膜装置の概略構成を示し、図3と同一符号は同一構成要素を示している。
同図において、1は成膜室であるチャンバー、2はガスの導入口、3は排気口、4はチャンバー1内にレーザ光5を導入するための光学窓で、首長形状の取付部6の端部に設けられている。7は取付部6の内側に設けられたアパチャー、8は支持部材9により支持されたターゲット、10はチャンバー1内に発生したプラズマ、11はプルーム、12は成膜が行われる基板、13、14はホルダ(電極)で、高周波電源15に接続されている。16はチャンバー1内の光学窓4とアパチャー7の間に設置された磁石、17は磁石16によって光学窓4の内側に形成された合成磁場である。
上記のように構成された成膜装置においては、光学窓4を通してレーザ光5をチャンバー1内に導入し、アパチャー7を経てターゲット8に照射させる。これにより、ターゲット8から膜物質が分離し、この膜物質が基板12上に堆積し、薄膜が形成される。その際、チャンバー1内に反応ガスが導入され、またプラズマ10、プルーム11が利用されるが、この成膜の工程については周知であるので、ここでは省略する。
本実施例では、チャンバー1に取り付けたガラス製の光学窓4の内側に、図中に示すような合成磁場17が形成されるように磁場形成手段として磁石16が配置されている。このため、プラズマ10やプルーム11などに含まれる膜形成に関与する粒子、つまり膜物質がその磁場17によって光学窓4の表面へ飛来することが抑えられ、光学窓4に着く膜物質を低減させることができる。また、このことによりアパチャー7の開口部を広くすることができ、レーザ光5の光軸を合わせ易くなる。
ここで、上記の磁場形成手段は、永久磁石でも電磁コイルでも良く、その配置もチャンバー1の内側、外側を問わない。
図2は上記磁場形成手段の設置例を示したものである。同図の(a)は図1と同じくチャンバー1の取付部6の内側に磁石(永久磁石)16を設置した例を示している。図中の18は磁石16による磁力線を示している。(b)はチャンバー1の取付部6の外側に磁石(永久磁石)16を設置した例を示している。また、(c)は磁石16に代えて電磁コイル19を取付部6の周囲に巻回した例を示しており、この電磁コイル19に電流Iを流すことにより合成磁場17が発生する。
また、上述の実施例の成膜装置において、光学窓4の内側に複数の開口部を有した回転板を備え、この回転板を回転させて必要なとき以外は光学窓4を遮蔽して汚染を防止するようにしても良い。この場合、回転板にワイパーを取り付けて光学窓4を掃くようにすることもできる。
更に、上記の光学窓4の内側に該光学窓4に膜物質が付着するのを妨げる透明板を備えるようにしても良い。このような構成とすることで、光学窓4を確実に保護することができる。
本発明は、成膜装置において光学窓のガラスを保護するものであり、レーザアブレーション装置や、プラズマ発光分光分析装置、放射温度計測装置など、チャンバーに光学窓を必要とする成膜装置や分析装置などへ広く応用することができる。
本発明の実施例の構成を示す断面図 実施例の磁場形成手段の設置例を示す説明図 従来例の構成を示す断面図
符号の説明
1 チャンバー
4 光学窓
5 レーザ光
7 アパチャー
8 ターゲット
10 プラズマ
11 プルーム
12 基板
15 高周波電源
16 磁石
17 合成磁場
18 磁力線
19 電磁コイル

Claims (8)

  1. 光学窓から成膜チャンバー内に光を導入して成膜を行う成膜装置において、前記光学窓の内側に磁場を形成する磁場形成手段を設けたことを特徴とする成膜装置。
  2. 前記磁場形成手段に永久磁石を用いたことを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記磁場形成手段に電磁コイルを用いたことを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  4. 前記光学窓の内側に複数の開口部を有した回転板を備えたことを特徴とする請求項1ないし3何れかに記載の成膜装置。
  5. 前記光学窓の内側に該光学窓に膜物質が付着するのを妨げる透明板を備えたことを特徴とする請求項1ないし4何れかに記載の成膜装置。
  6. 光学窓から成膜チャンバー内に光を導入して成膜を行う成膜装置における光学窓の保護方法であって、前記光学窓の内側に磁場を形成して該光学窓への膜物質の付着を低減させるようにしたことを特徴とする成膜装置における光学窓の保護方法。
  7. 前記光学窓の内側に永久磁石を用いて磁場を形成するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の成膜装置における光学窓の保護方法。
  8. 前記光学窓の内側に電磁コイルを用いて磁場を形成するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の成膜装置における光学窓の保護方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010525172A (ja) * 2007-04-23 2010-07-22 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァー フェーデルング デア アンゲバンテン フォルシュング エー ファー 真空内で基板上にコーティングを形成するためのアセンブリ

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