JP2005133487A - Door lock device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ドア用錠装置に関するものである。 The present invention relates to a door locking device.
ドアに開設した穴から工具等を挿入し、屋内側のサムターンを操作して行われるドアへの不正解錠操作を防止するためのサムターン装置としては、特許文献1記載のものが知られている。
As a thumb turn device for preventing unauthorized unlocking operation to the door which is performed by inserting a tool or the like through a hole opened in the door and operating the thumb turn on the indoor side, the one described in
この従来例において、サムターン装置には、回転操作時の摘みとなるサムターン部材が外嵌されるシリンダと、クラッチを介してサムターン部材に連結されるテールピースとを有する。テールピースは錠部に連結されており、室内側からキーにより操作可能なシリンダを操作すると、クラッチは断状態となり、以後、サムターン部材に回転操作力を与えてもテールピースを回転させることができず、解錠操作が不可能になる。
しかし、上述した従来例は、サムターン部材による室内側からの操作を不可能になるために、まず、室内側からサムターン部材を操作することが必要であり、サムターン部材ロックの施錠信頼性に欠けるという欠点がある。 However, since the conventional example described above cannot be operated from the indoor side by the thumb turn member, it is necessary to operate the thumb turn member from the indoor side first, and the locking reliability of the thumb turn member lock is lacking. There are drawbacks.
すなわち、サムターン部材は、室内側から施解錠する部材であり、外部から室内に入った時には施錠部材としての認識が強くなるが、反面、室外に出る場合には、ドアを開放して室外に移動することに注意が向けられるために、サムターン部材は、専ら解錠用部材として意識される。この結果、サムターン部材に対する施錠操作は忘れられやすくなる。 In other words, the thumb-turn member is a member that locks and unlocks from the indoor side, and when it enters the room from the outside, it is strongly recognized as a locking member, but on the other hand, when it goes out of the room, the door is opened and moved to the outside In order to pay attention to this, the thumb-turn member is exclusively recognized as an unlocking member. As a result, the locking operation on the thumb turn member is easily forgotten.
同様の理由により、外出時には、室外側に装着されているシリンダ錠は施錠部材として意識されることが多いために、シリンダ錠の操作時にサムターン部材の施錠を行うことができたならば、サムターン部材に対する施錠操作の信頼性も向上させることが期待できる。 For the same reason, when going out, the cylinder lock mounted on the outdoor side is often recognized as a locking member. Therefore, if the thumb turn member can be locked during the operation of the cylinder lock, the thumb turn member It can be expected to improve the reliability of the locking operation.
本発明は、以上の認識の下、サムターン装置の施錠をシリンダ錠側から可能にすることにより、サムターン装置の施錠のし忘れ等を防止できるようにしたドア用錠装置の提供を目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a door locking device that can prevent the thumb turn device from being forgotten to be locked by enabling the thumb turn device to be locked from the cylinder lock side.
また、本発明の他の目的は、かかる錠装置に利用可能なドア用シリンダ錠の提供にある。 Another object of the present invention is to provide a door cylinder lock that can be used in such a locking device.
本発明によれば上記目的は、
デッドボルト操作部1への回転操作により進退操作されるデッドボルトを備え、ドア体2に固定される錠本体部3と、
前記デッドボルト操作部1を室内側から操作するサムターン装置4と、
シリンダケース5内に挿入したプラグ6への回転操作により前記デッドボルト操作部1を室外側から操作するシリンダ錠7と、
室外からの操作による前記デッドボルト操作部1の拘束が可能で、シリンダ錠7の施錠状態において拘束状態が維持され、かつ、真正な解錠キー8によるシリンダ錠7への操作によりデッドボルト操作部1への拘束が解除される錠拘束体9とを有するドア用錠装置を提供することにより達成される。
According to the present invention, the object is
A
A
A
The
デッドボルトを操作するために、錠本体部3にはデッドボルト操作部1が設けられており、該デッドボルト操作部1に室外側からはシリンダ錠7により、室内側からはサムターン装置4により回転操作が加えられて施解錠操作が行われる。
In order to operate the deadbolt, the
錠拘束体9は、室外側から操作してデッドボルト操作部1を拘束することが可能であり、拘束状態においては、サムターン装置4を使用した操作も不能となるために、サムターン装置4への不正アクセスによる解錠操作を確実に防止できる。
The
錠拘束体9は、シリンダ錠7と錠本体部3のいずれにも設けることができる。シリンダ錠7に設ける場合には、後に詳述するが、プラグ6への回転操作をデッドボルト操作部1に伝達する部材をロックすることによって、デッドボルト操作部1を間接的に拘束するように構成される。また、錠本体部3側に錠拘束体9を配置する場合には、錠本体部3内にデッドボルト操作部1に対する適宜の回転ストッパ、あるいはデッドボルトの進退動作に対するストッパを設ければよく、この場合、錠拘束体9への操作用レバー等が外部に配置される。
The
錠拘束体9への室外からの操作は、例えば、ドア体2に予め配置されたボタン等を使用したり、あるいはシリンダ錠7を利用することができる。シリンダ錠7による上記操作用レバー等の作動は、シリンダ錠7内のプラグ6への回転操作に加え、プラグ6の押し込み操作等適宜の動作が利用できる。
For the operation from the outside to the
悪戯等によるサムターン装置4の無効化を防止するために、錠拘束体9による拘束状態の維持は、シリンダ錠7に対する施錠状態に対応している必要があり、これは、例えば、プラグ6に、施錠回転位置において上記操作用レバー等の解除動作を規制するストッパ部も設けることにより簡単に達成できる。
In order to prevent invalidation of the
したがってこの発明において、室外から操作するシリンダ錠7への操作によって錠本体部3自体をロックし、室内のサムターン装置4を使用しても解錠操作をすることができなくなるために、室外からのサムターン装置4への不正アクセスを完全に防止することができる。
Therefore, in the present invention, the lock
シリンダ錠7のプラグ6に対する回転操作により錠拘束体9を作動させる場合には、
上記プラグ6を施錠回転位置(PL)を超えて錠固定用回転位置(PF)まで回転操作可能とし、
錠拘束体9は、プラグ6の錠固定用回転位置への移動に伴って拘束動作し、プラグ6の解錠回転位置側への移動に伴って拘束解除されるように構成することができる。
When the
The
The
このように構成すると、錠拘束体9の作動は、施錠回転位置(PL)からさらにオーバーランさせた錠固定用回転位置(PF)までのプラグ6の回転を条件とするために、外出時には、サムターン装置4による操作が可能な施錠状態と、サムターン装置4による操作が不可能な施錠状態とを選択することが可能になる。この結果、例えば、室内に人を残して外出する際には、通常の施錠状態としておくと、室内に残った人のドア開閉操作が通常の状態でできるために、使い勝手が低下することがない。この場合、過って室内に人がいるのに錠拘束体9の作動状態でシリンダ錠7を施錠した場合に備え、サムターン装置4に非常用の拘束解除機構を設けることが可能であり、拘束解除機構には、室内側からの操作のみが可能で、外部から工具等を使用した操作が完全に不可能なものが使用される。
If comprised in this way, since the action | operation of the
また、ドア用錠装置は、
デッドボルト操作部1への回転操作により進退操作されるデッドボルトを備え、ドア体2に固定される錠本体部3と、
前記デッドボルト操作部1を室内側から操作するサムターン装置4と、
前記デッドボルト操作部1を室外側から操作するシリンダ錠7とを有するドア用錠装置であって、
前記シリンダ錠7は、錠本体部3のデッドボルト操作部1に空転不能に連結され、シリンダケース5との回転境界に侵入可能なロック体10を保持した錠拘束体9と、
シリンダケース5内において解錠キー8の抜去可能な中立回転位置(PN)を中心とする施解錠回転ストローク内での回転操作により前記錠拘束体9を追随動させてデッドボルト操作部1への施解錠操作がなされるとともに、中立回転位置(PN)においてサムターン装置4による錠本体部3の施解錠操作が許容されるプラグ6と、
前記プラグ6が施解錠回転ストロークの施錠側ストローク終端を超えて回転操作された際に該プラグ6に追随し、ロック体10を回転境界に押し出して保持する駆動カム11とを有して構成することができる。
The door lock device
A
A
A door locking device having a
The
In the
The
この場合、プラグ6は施解錠回転ストローク内で回転操作することによりデッドボルト操作部1を動作させることが可能であり、錠本体部3への施解錠操作が終了すると、所定の空転域を利用してデッドボルト操作部1を動作させることなく、一旦中立回転位置(PN)まで戻されて解錠キー8が抜去される。中立回転位置(PN)において解錠キー8を抜去した状態においては、プラグ6はシリンダケース5に対して回転不能であるが、プラグ6と錠拘束体9との間には、デッドボルト操作部1側での施解錠のための回転ストロークに対応する空転域が設定され、サムターン装置4側からの錠本体部3への施解錠操作が許容される。
In this case, the
一方、錠本体部3のデッドボルトが飛び出した施錠状態において、デッドボルト操作部1は施錠方向の回転ストローク終端位置にあって、同一方向へのさらなる回転操作が不可能となる。この状態でプラグ6に施錠回転位置(PL)を超えて回転操作力を与えた場合には、プラグ6は、デッドボルト操作部1により回転が拘束される錠拘束体9に対して空転して錠固定用回転位置(PF)まで移動する。当該回転範囲において、駆動カム11はプラグ6に追随しており、駆動カム11の回転により、錠拘束体9に保持されていたロック体10は錠拘束体9とシリンダケース5との回転境界に侵入して保持される。
On the other hand, in the locked state in which the dead bolt of the lock
ロック体10の移動により錠拘束体9はシリンダケース5に対して固定された状態となるために、以後、サムターン装置4を利用したデッドボルトの操作が不可能になる。この後、プラグ6に解錠回転位置方向の回転操作力を与えると、プラグ6は拘束されている錠拘束体9に対して駆動カム11を引き連れて空転し、ロック体10は錠拘束体9内に退避する。この状態で錠拘束体9とシリンダケース5との回転境界は開放されているために、以後、施解錠用ストロークとデッドボルト操作部1側の回転ストロークとの差分範囲でのプラグ6によるデッドボルトの操作が可能になる。
Since the
上記ドア用錠装置には、
錠本体部3のデッドボルト操作部1を回転操作し、錠本体部3のデッドボルトの進退操作を行うドア用シリンダ錠7であって、
錠本体部3のデッドボルト操作部1に空転不能に連結され、シリンダケース5との回転境界に侵入可能なロック体10を保持した錠拘束体9と、
シリンダケース5内において所定の空転角度を有して前記錠拘束体9を追随動可能に回転操作されるプラグ6と、
前記錠拘束体9を拘束した状態でプラグ6を強制回転させた際に該プラグ6に追随動し、ロック体10を回転境界に押し出して保持する駆動カム11とを有するドア用シリンダ錠7が使用できる。
The door locking device includes:
A
A
A
When the
また、プラグ6を回転操作するための解錠キー8がオーバーストローク終端においても抜去、挿入可能に構成される場合には、駆動カム11とロータとは一体に形成することも可能であるが、当該回転位置を解錠キー8の抜去可能位置にしない場合には、プラグ6と駆動カム11との間に、プラグ6の錠固定用回転位置(PF)側から解錠キー8抜き差し位置までの空転を許容する空転域が設定される。
Further, when the unlocking
本発明によれば、サムターン装置の拘束動作を室外側から可能にすることにより、室外からのサムターン装置への操作による不正解錠を確実に防止することができる。 According to the present invention, by allowing the restraining operation of the thumb turn device from the outdoor side, it is possible to reliably prevent unauthorized unlocking due to the operation of the thumb turn device from the outside.
図1に示すように、ドア用錠装置は、ドア体2内に収容される錠本体部3と、ドア体2の室内側壁面に配置されるサムターン装置4と、ドア体2の室外側壁面に配置されるシリンダ錠7とを有する。
As shown in FIG. 1, the door locking device includes a lock
錠本体部3は、錠ケース3a内に図外のデッドボルトを収容して形成される。図1(b)に示すように、錠本体部3にはデッドボルト操作部1が設けられ、このデッドボルト操作部1を所定の回転ストローク(図示の例では90°)で回転させることによりデッドボルトをドア枠側に固定された図外のストライクに進退させ、ドア体2の施解錠を行う。
The
サムターン装置4は、上記デッドボルト操作部1に空転不能に嵌合するサムターン軸4aを有する。サムターン軸4aには、操作摘み4bが連結され、該操作摘み4bを回転させることにより上記デッドボルトを操作することができる。
The thumb-
シリンダ錠7は、シリンダケース5内に挿入され、キー挿入溝6aに真正な解錠キー8を挿入した場合にのみシリンダケース5に対して相対回転操作可能なプラグ6を有する。
図2(a)に示すように、上記プラグ6の終端には駆動カム11が連結される。駆動カム11は、自由端側、すなわち、サムターン装置4側が細径とされた段付き円筒形状をなしており、太径部11aの端面には、プラグ6の終端面から突出するジョイント6bが回転自在に嵌合するジョイント収容凹部11bが設けられる。ジョイント収容凹部11bには、駆動カム11をプラグ6の回転に追随動させるために、ジョイント6bの回転領域に突出する駆動用突部12が設けられる。プラグ6が空転域を超えて回転操作された場合にのみ駆動カム11が回転するように、プラグ6と駆動カム11との間には、所定の空転域が設定される。
The
As shown in FIG. 2A, a
また、図2(c)に示すように、駆動カム11の太径部11aの外周壁には、点対称位置に一対のロックボール収容凹部13が形成されるとともに、これらロックボール収容凹部13に対して90°回転した位置に、連続した3個の凹部14a、14b、14cからなるストッパ部14の一対が形成される。さらに、駆動カム11の細径部11cの外周壁には、クリックボール収容孔15が穿孔され、圧縮スプリング16aにより飛び出し方向に付勢されるクリックボール16が挿入される。
Further, as shown in FIG. 2C, a pair of lock
以上のように構成される駆動カム11には、錠拘束体9が連結される。錠拘束体9は、上記駆動カム11の太径部11aに回転自在に外嵌する太径リング部9aから先端方に上記デッドボルト操作部1に空転不能に嵌合する嵌合突起部9bを突出させて形成される。この錠拘束体9は、太径リング部9aをシリンダケース5に形成された拘束体収容凹部5a内に回転自在に嵌合させて装着され、シリンダケース5に固定されるストッパプレート17によりシリンダケース5からの脱落が防止される。シリンダケース5の拘束体収容凹部5aの内周壁には、90°間隔で4個のロックボール嵌合凹部18が凹設される。
A
また、錠拘束体9の太径リング部9aには点対称位置に一対のロックボール保持溝19が形成され、球状のロック体10が収容される。さらに、太径リング部9aの駆動カム11との摺接壁面には、駆動カム11側に形成される凹部14a、14b、14cに係合可能な円弧状突起20が突設される。これらロックボール保持溝19と円弧状突起20とは、互いに90°回転した位置に設けられており、図2(c)に示すように、ロックボール保持溝19、すなわち、ロック体10がシリンダケース5のロックボール嵌合凹部18に正対した状態で、円弧状突起20がストッパ部14の中央の凹部14bに係合する。
In addition, a pair of lock
これに対し、錠拘束体9の嵌合突起部9bの内周壁、すなわち、駆動カム11の細径部11cとの摺接壁には、点対称位置に一対のクリックボール係合凹部21が形成される。このクリックボール係合凹部21は、図2(d)に示すように、円弧状突起20が中央の凹部14bに係合した状態でクリックボール収容孔15に正対する位置に形成される。
On the other hand, a pair of click
以上のように構成されるドア用錠装置の動作について説明する。まず、図2に錠本体部3が解錠状態すなわち、デッドボルトが錠ケース3a内に収容され、さらに、プラグ6が中立回転位置(PN)にある状態を示す。プラグ6の中立回転位置(PN)においては、図2(b)に示すように、プラグ6のキー挿入溝6aは縦姿勢で、図2(c)に示すように、プラグ6のジョイント6bは横姿勢となる。また、ロック体10等は、上述した相対位置関係を保持し、錠拘束体9と駆動カム11は、クリックボールのクリックボール係合凹部21への係合と、円弧状突起20の凹部14bへの係合により回転方向に連結される。
The operation of the door locking device configured as described above will be described. First, FIG. 2 shows a state in which the
この状態でサムターン装置4を施錠方向に回転操作した場合、デッドボルト操作部1を介して錠拘束体9は、図2(d)において時計回り方向の回転操作力が与えられる。一方、ロック体10は錠拘束体9のロックボール保持溝19内に保持されておりシリンダケース5に対して相対回転可能であり、ロック体10が正対するロックボール嵌合凹部18に落ち込んだ場合であっても、錠拘束体9に回転操作力を与えると、ロック体10はロックホール保持溝内に移動可能であるために、錠拘束体9の回転可能性は保持される。
In this state, when the
これに対し、プラグ6は解錠キー8を抜去した状態で回転不能であるが、プラグ6のジョイント6bと駆動カム11の駆動用突部12との間には、図2(c)に示すように、錠拘束体9の時計回り方向への空転域が設定されているために、錠拘束体9は当該方向に回転可能であり、サムターン装置4による施錠操作は保証される。
In contrast, the
この状態からプラグ6を解錠キー8により施錠方向に回転操作すると、プラグ6のジョイント6bが駆動カム11の駆動用突部12に当接して駆動カム11を施錠回転位置(PL)側に回転させる。上述したように、駆動カム11と錠拘束体9とは、回転方向に連結状態にあるために、駆動カム11の回転に伴って錠拘束体9も施錠回転位置(PL)側に回転し、図3(a)、(b)に示す施錠回転位置(PL)において錠本体部3のデッドボルト操作部1は、図1(b)に示す解錠状態から施錠状態側に作動角(θ)だけ回転駆動され、デッドボルトが錠ケース3aから突出した施錠状態となる。
When the
この状態で、再び、プラグ6を中立回転位置(PN)まで回転させて解錠キー8を抜去すると、図3(c)、(d)に示す状態となる。施錠状態でのプラグ6の中立位置においては、プラグ6と駆動カム11及びこれに連結される錠拘束体9との間には、錠拘束体9が解錠方向(反時計回り方向)に回転するための空転域が配置されるために、サムターン装置4を使用した錠本体部3への解錠操作が保証される。
In this state, when the
以上のようにして、プラグ6を中立回転位置(PN)を中心とする施解錠ストローク内で回転操作させることにより、通常の錠装置と全く同様に、錠本体部3の状態にかかわらず、サムターン装置4を使用した室内側からの錠本体部3への施解錠操作ができる。
As described above, by rotating the
次に、プラグ6を施解錠ストロークの施錠側ストローク終端からさらに錠固定用回転位置(PF)までオーバーストロークさせた場合の動作を図4に示す。プラグ6に与えられた錠固定用回転位置(PF)方向への回転操作力は、ジョイント6bと駆動用突部12との当接部を経由して駆動カム11に伝達される。一方、錠本体部3が施錠状態にある場合には、デッドボルト操作部1は施錠方向に回転不能であり、錠拘束体9を回転させることはできないために、駆動カム11と錠拘束体9との連結界面に相対移動の力が付加される。この結果、図4(b)に示すように、錠拘束体9の円弧状突起20と凹部14bとの係合がいずれか一方、あるいは双方の弾性変形を伴って解除され、さらに、図4(c)に示すように、駆動カム11のクリックボール係合凹部21に係合していたクリックボール16は、該クリックボール係合凹部21の壁面から分力を受けて錠拘束体9のクリックボール収容孔15内に退避する。
Next, FIG. 4 shows the operation when the
この状態で駆動カム11と錠拘束体9との連結は解除され、図4(b)に示すように、プラグ6によりドライブされた駆動カム11は、ストッパ部14の端部に位置する凹部14aに円弧状突起20が再び弾発係合するまで錠拘束体9に対して相対回転する。駆動カム11が錠拘束体9に対して相対回転すると、駆動カム11のロックボール収容凹部13内に嵌合していたロック体10は、該ロックボール収容凹部13から外方への押し出し方向の分力を受け、施錠回転位置(PL)で正対していたシリンダケース5のロックボール嵌合凹部18に移動する。
In this state, the connection between the
図4(b)に示すように、ロックボール嵌合凹部18に嵌合したロック体10は、錠拘束体9とシリンダケース5との摺動境界面を閉塞し、さらに、駆動カム11が固定用回転位置に対応する位置まで回転すると、ロック体10の上記境界面からの退避も駆動カム11の外周壁面により妨げられ、境界面閉塞位置にとどまる。この後、図4(d)、(e)に示すように、空転域を利用してプラグ6を中立回転位置(PN)に戻して解錠キー8を抜去すると、以後、錠拘束体9を回転させることができなくなり、サムターン装置4を使用した錠本体部3への解錠操作も不可能になる。
As shown in FIG. 4B, the
この錠拘束体9が拘束され、かつ、プラグ6が中立回転位置(PN)にある状態から、プラグ6を解錠方向に回転操作すると、回転が拘束された錠拘束体9と、プラグ6により回転操作力が与えられる駆動カム11との回転境界に、上述したのと反対方向の力が付加される。これにより、図5(a)に示すように、ロック体10は再び駆動カム11のロックボール収容凹部13内に落ち込み、ロック体10による錠拘束体9とシリンダケース5との回転境界面の閉塞が解除され、以後、図5(b)に示すように、錠本体部3への解錠操作を行うことができる。
When the
なお、以上の説明に使用した錠装置に対する勝手違いの場合には、図6(a)、(b)の状態が図4(e)、(c)の状態に対応し、凹部、ロックボール嵌合凹部18、クリックボール嵌合凹部が2対形成されるのは、これら勝手違いに対応するためのものである。
If the locking device used in the above description is wrong, the states of FIGS. 6 (a) and 6 (b) correspond to the states of FIGS. The reason why two pairs of the
1 デッドボルト操作部
2 ドア体
3 錠本体部
4 サムターン装置
5 シリンダケース
6 プラグ
7 シリンダ錠
8 解錠キー
9 錠拘束体
10 ロック体
11 駆動カム
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記デッドボルト操作部を室内側から操作するサムターン装置と、
シリンダケース内に挿入したプラグへの回転操作により前記デッドボルト操作部を室外側から操作するシリンダ錠と、
室外からの操作による前記デッドボルト操作部の拘束が可能で、シリンダ錠の施錠状態において拘束状態が維持され、かつ、真正な解錠キーによるシリンダ錠への操作によりデッドボルト操作部への拘束が解除される錠拘束体とを有するドア用錠装置。 A dead bolt that is advanced and retracted by a rotation operation to the dead bolt operation part, and a lock body part fixed to the door body,
A thumb turn device for operating the deadbolt operation section from the indoor side;
A cylinder lock for operating the dead bolt operating portion from the outdoor side by rotating the plug inserted into the cylinder case;
The deadbolt operation unit can be restrained by an operation from outside, the restraint state is maintained in the locked state of the cylinder lock, and the deadbolt operation unit is restrained by the operation of the cylinder lock with a genuine unlocking key. A door locking device having a lock restraint body to be released.
前記錠拘束体は、プラグの錠固定用回転位置への移動に伴って拘束動作し、プラグの解錠回転位置側への移動に伴って拘束解除される請求項1記載のドア用錠装置。 The plug can be rotated to a lock fixing rotation position beyond the lock rotation position,
The door locking device according to claim 1, wherein the lock restraining body performs a restraining operation as the plug moves to the lock fixing rotation position, and is released as the plug moves toward the unlocking rotation position.
前記デッドボルト操作部を室内側から操作するサムターン装置と、
前記デッドボルト操作部を室外側から操作するシリンダ錠とを有するドア用錠装置であって、
前記シリンダ錠は、錠本体部のデッドボルト操作部に空転不能に連結され、シリンダケースとの回転境界に侵入可能なロック体を保持した錠拘束体と、
シリンダケース内において解錠キーの抜去可能な中立回転位置を中心とする施解錠回転ストローク内での回転操作により前記錠拘束体を追随動させてデッドボルト操作部への施解錠操作がなされるとともに、中立回転位置においてサムターン装置による錠本体部の施解錠操作が許容されるプラグと、
前記プラグが施解錠回転ストロークの施錠側ストローク終端を超えて回転操作された際に該プラグに追随し、ロック体を回転境界に押し出して保持する駆動カムとを有して構成されるドア用錠装置。 A dead bolt that is advanced and retracted by a rotation operation to the dead bolt operation part, and a lock body part fixed to the door body,
A thumb turn device for operating the deadbolt operation section from the indoor side;
A door locking device having a cylinder lock for operating the deadbolt operation part from the outdoor side,
The cylinder lock is connected to the dead bolt operation part of the lock body part so as not to idle, and a lock restraint body holding a lock body capable of entering the rotation boundary with the cylinder case,
In the cylinder case, the lock restraint body is caused to follow by a rotation operation within a locking / unlocking rotation stroke centered on a neutral rotation position where the unlocking key can be removed, and the unlocking operation to the dead bolt operation unit is performed. A plug that allows the locking and unlocking operation of the lock body by the thumb turn device in the neutral rotation position;
A door lock configured to have a drive cam that follows the plug when the plug is rotated beyond the locking side stroke end of the locking / unlocking rotation stroke, and pushes the lock body to the rotation boundary and holds it. apparatus.
錠本体部のデッドボルト操作部に空転不能に連結され、シリンダケースとの回転境界に侵入可能なロック体を保持した錠拘束体と、
シリンダケース内において所定の空転角度を有して前記錠拘束体を追随動可能に回転操作されるプラグと、
前記錠拘束体を拘束した状態でプラグを強制回転させた際に該プラグに追随動し、ロック体を回転境界に押し出して保持する駆動カムとを有するドア用シリンダ錠。 Rotating the dead bolt operation part of the lock body part, and a cylinder lock for the door that performs the advance / retreat operation of the dead bolt of the lock body part,
A lock restraint body that is connected to the dead bolt operation part of the lock body part so as not to idle and holds a lock body that can enter the rotation boundary with the cylinder case,
A plug that is rotated within the cylinder case so as to be able to follow the lock restraint body with a predetermined idling angle;
A cylinder lock for a door having a drive cam that follows the plug when the plug is forcibly rotated in a state in which the lock restraining body is restrained, and pushes and holds the lock body to the rotation boundary.
かつ、プラグと駆動カムとの間には、プラグの錠固定用回転位置側から解錠キー抜き差し位置までの空転を許容する空転域が設定される請求項4記載のドア用シリンダ錠。
The plug can be inserted and removed from the unlocking key at a rotational position other than the rotational position for locking the lock,
5. The door cylinder lock according to claim 4, wherein an idling region is set between the plug and the drive cam to allow idling from the rotation position side for locking the plug to the unlocking key insertion / removal position.
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