JP2005132559A - Curled paper piece stacking mechanism - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、巻癖が付けられた巻癖付紙片を連続的に排出する排出口の下流に設けられて、排出された巻癖付紙片を排出順に上から積み重ねる巻癖付紙片積み重ね機構に関する。 The present invention relates to a roll-fed paper piece stacking mechanism that is provided downstream of a discharge port that continuously discharges the roll-fed paper pieces to which the rolls are attached, and stacks the discharged paper-fed paper pieces from above in the order of discharge.
従来から、ロール状に巻回された連続紙に印字して、印字された連続紙を予め設定された寸法に切断し、切断して得られるラベル紙片を連続的に排出するカッター機構付ラベルプリンタにおいて、ラベル紙片を排出口の下流側に設けられたストッカーに積み重ねて回収するようにしたものが採用されている(特許文献1参照)。ロール状に巻回された連続紙を切断して得られるラベル紙片には、湾曲状の巻癖が付けられているが、1枚目のラベル紙片をストッカーに載せる際に、凹面が上方に向くようにすることで、凹面状の受け皿を形成し、その上に、後続する2枚目以降のラベル紙片を順次載せることにより、排出順にきれいに積み重ねることが可能である。
ところで、巻癖が付けられたラベル紙片(以下、「巻癖付ラベル紙片」という。)の凹面側に印字して凸面側を貼付する場合、巻癖の影響で端から浮いて剥れるという不都合を生じる場合がある。かかる不都合を防止するには、凸面側の周縁部全体に糊を塗布して、貼付時に周縁部を洩れなく押さえ付けるという面倒な作業が必要となる。そこで、巻癖付ラベル紙片については、凸面側に印字して凹面側を貼付することが合理的と考えられるが、凸面側に印字した巻癖付ラベル紙片を排出順に積み重ねる場合、上述のように凹面を上方に向けて受皿を形成する方法では、印字作業中に印字面の状態を目視確認することができない。 By the way, when printing on the concave side of a label paper piece with a curl (hereinafter referred to as “label paper piece with a curl”) and sticking the convex side, it is lifted from the edge due to the curl and peels off. May occur. In order to prevent such an inconvenience, it is necessary to apply troublesome work of applying glue to the entire peripheral edge on the convex surface side and pressing the peripheral edge without omission during application. Therefore, for the label paper pieces with curl, it is considered reasonable to print on the convex side and stick the concave side, but when stacking the label paper pieces with curl on the convex side in order of discharge, as described above In the method of forming the tray with the concave surface facing upward, the state of the printing surface cannot be visually confirmed during the printing operation.
しかしながら、凸面上向きでは、巻癖付ラベル紙片の姿勢が不安定であるために、巻癖付ラベル紙片を凸面(印字面)上向きで積み重ねようとする場合には、図9(a)に示されるように、先行して排出された巻癖付ラベル紙片Aが、後続の巻癖付ラベル紙片Bで丸められるように押し込まれてしまったり、図9(b)に示されるように、後続の巻癖付ラベル紙片Bが、先行する巻癖付ラベル紙片Aに突っ掛かって矢印Cで示される方向に裏返ってしまったりして、きれいに積み重ねることが難しいという問題があった。 However, since the posture of the label paper pieces with the curl is unstable when the convex surface is upward, when the label paper pieces with the curl are to be stacked with the convex surface (printing surface) facing upward, it is shown in FIG. As shown in FIG. 9B, the label paper piece A with the winding paper ejected in advance is pushed so as to be rounded by the label paper piece B with the following paper winding, or as shown in FIG. There is a problem that the label paper piece B with the hook sticks to the preceding paper label A with the roll hook and turns over in the direction indicated by the arrow C, so that it is difficult to stack it neatly.
本発明は、斯かる実情に鑑み、巻癖付紙片を連続的に排出する排出口の下流に設けられて、排出された巻癖付紙片を凸面上向きで排出順に上から積み重ねることができる巻癖付紙片積み重ね機構を提供しようとするものである。 In view of such circumstances, the present invention is provided downstream of the discharge port for continuously discharging the curled paper pieces, and allows the discharged curled paper pieces to be stacked from the top in the order of discharge in a convex upward direction. The present invention intends to provide a stacking mechanism for paper pieces.
本発明の請求項1の発明は、巻癖付紙片を凸面上向きで連続的に排出する排出口の下流に設けられて、排出された巻癖付紙片を凸面上向きで排出順に上から積み重ねる巻癖付紙片積み重ね機構であって、前記排出口より低い位置に設けられ、上下貫通するように形成されて排出される巻癖付紙片が挿通される細長状の案内孔を有する案内部材と、該案内部材の下方に設けられ、巻癖付紙片の排出方向に延びるように形成されて、巻癖付紙片が積み重ねられるトレイ状のストッカーと、を備えてなり、排出された巻癖付紙片は自らの巻癖で、前端側が前記ストッカーの上面に押し付けられ、後端側が前記案内孔に引っ掛かった状態で保持され、その上面に重なるように排出される後続の巻癖付紙片で下方に押し付けられることにより、前記案内孔による引っ掛かりが解除されることを特徴とする巻癖付紙片積み重ね機構を提供する。
The invention of
本発明の請求項2の発明は、前記案内部材の上方には、保持される巻癖付紙片の後端側を、前記案内孔の後縁部上側に押し付ける可撓性の押え部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の巻癖付紙片積み重ね機構を提供する。
According to a second aspect of the present invention, a flexible presser member is provided above the guide member to press the rear end side of the curled paper piece to be held against the rear edge of the guide hole. The paper-sheet stacking mechanism according to
本発明の請求項3の発明は、前記押え部材は、排出される巻癖付紙片に生じた静電気を除去する静電除去ブラシであることを特徴とする請求項2に記載の巻癖付紙片積み重ね機構を提供する。
The invention according to
本発明の請求項4の発明は、前記案内部材及び/又は前記ストッカーは、高さが調整可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の巻癖付紙片積み重ね機構を提供する。
The invention according to
本発明の請求項5の発明は、前記ストッカーは、前記排出方向の長さが調整可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の巻癖付紙片積み重ね機構を提供する。
The invention according to claim 5 of the present invention provides the stacking mechanism with paper rolls according to any one of
請求項1の発明によれば、以下の優れた効果を奏する。先に排出された先行の巻癖付紙片に続いて排出される後続の巻癖付紙片は、案内孔と、案内孔に保持される先行の巻癖付紙片の上面とで案内されて、前端側が丸まってしまうことが防止される。一方、先行の巻癖付紙片は、後続の巻癖付紙片で下方に押し付けられ、巻癖と反対方向に湾曲させられた状態で、後端の引っ掛かりが解除されるため、後端側が丸まってしまうことが防止される。したがって、排出された巻癖付紙片は、丸まって裏返ったりすることなく、常に凸面上向きで積み重ねられることとなるものである。特に、本巻癖付紙片積み重ね機構は、駆動装置を必要としないため、安全で破損の恐れがないものである。
According to invention of
請求項2の発明によれば、請求項1の発明が奏する効果に加えて以下の優れた効果を奏する。保持される巻癖付紙片の後端側は、押え部材により、上方に浮くことが防止される。したがって、先行する巻癖付紙片の下方に、後続の巻癖付紙片が潜り込む不具合の発生が防止されるものである。
According to invention of
請求項3の発明によれば、請求項2の発明が奏する効果に加えて以下の優れた効果を奏する。静電除去ブラシを押え部材として使用するため、別途に押え部材を設ける場合に比べて、低コストに本機構を構成することができるものである。
According to invention of
請求項4の発明によれば、請求項1から3のいずれかの発明が奏する効果に加えて以下の優れた効果を奏する。紙片の排出方向の長さや腰の強さの違いに応じて、案内部材とストッカーの適正間隔が異なるところ、案内部材やストッカーの高さを調整可能とすることにより、様々な大きさや厚みの紙片に対応することができるものである。
According to invention of
請求項5の発明によれば、請求項1から4のいずれかの発明が奏する効果に加えて以下の優れた効果を奏する。紙片の排出方向における長さの違いに応じて、ストッカーの適正長さが異なるところ、これを調整可能とすることにより、様々な大きさの紙片に対応することができるものである。
According to invention of Claim 5, in addition to the effect which invention of any one of
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しつつ説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
〔ラベルプリンタPの構成〕
図1は、本実施形態に係るラベル積み重ね機構1が設けられるラベルプリンタPの側方断面図である。ラベルプリンタPは、その後方側(図中の右側)にラベル用紙供給部2、前方側(図中の左側)にストッカー13を備えてなり、ラベル用紙供給部2から繰り出されるラベル用紙Sに印字し、ラベル用紙Sに印字がなされたラベルLを排出する。排出されたラベルLは、予め設定された長さ寸法に裁断され、ストッカー13に排出順で上から積み重ねた状態でストックされる。
[Configuration of Label Printer P]
FIG. 1 is a side sectional view of a label printer P provided with a
〔ラベル用紙供給部2〕
ラベル用紙供給部2は、ラベルロール支持部21とガイドローラー22とからなる。ラベルロール支持部21には、連続したラベル用紙Sを巻回したラベルロールRが回転可能に軸受支持されている。ラベルロールRの上面側から引き出されるラベル用紙Sは、ガイドローラー22によって弛まないように張力が与えられており、印字部3によって印字されながら前方に繰り出される。
[Label paper supply unit 2]
The label
〔印字部3〕
印字部3は、印字ヘッド31及びプラテンローラー32が上下対向するように設けられている。上方の印字ヘッド31は、ラベル用紙Sの上面側に印字し、プラテンローラー32は、印字済みのラベル用紙Sを前方に連続的に搬送する。ラベル用紙Sは、ロール状に巻かれていたことにより、凸面上向きとなる巻癖が付けられており、すなわち、凸面側が印字面となっている。
[Printer 3]
The
〔カッターユニット4〕
印字部3の前方側には、ラベル用紙Sに印字がなされたラベルLを予め設定された長さ寸法に裁断するカッターユニット4が配設固定されている。なお、当然ながら、ラベルLは、ラベル用紙Sと同様の巻癖が付けられている巻癖付紙片である。カッターユニット4は、ケース41内に上下対向配置される上下カッター42,43を収納してなる。上下カッター42,43を間に挟んで、ケース41の後面側には、テーパー状のガイドを備えた導入口41aが貫通形成されており、前面側には、ラベルLを凸面上向きで連続的に排出する排出口41bが貫通形成されている。
[Cutter unit 4]
A
上カッター42は、ケース41上部に下向きで固設されている。下カッター43は、ケース41下部に上向きで取り付けられており、電源コード44からの供給電力で往復動させられ上カッター42と協働して、ラベルLを連続したラベル用紙Sから裁断する。なお、ケース41上部には、異常検出センサ45が配設されており、導入口41a付近で紙詰まり等の異常が検出されたときに警告信号が発せられ、ラベルプリンタPの運転が停止される。
The
〔ラベル積み重ね機構1〕
ラベル積み重ね機構1を、模式的に表された拡大図(図2)に基づいて説明する。ラベル積み重ね機構1は、排出口41bの前方側(下流側)に設けられ、主として、案内部材11、静電除去ブラシ12、及びストッカー13とを備えてなり、排出口41bから排出される巻癖付のラベルLを凸面上向きで排出順に上から積み重ねるものである。
[Label stacking mechanism 1]
The
〔案内部材11〕
案内部材11は、排出口41bから排出されるラベルLをストッカー13に向けて案内するL字型の樹脂片である。案内部材11は、略垂直方向に延びる縦辺部11vと、その下端から前方側に延びる横辺部11wとからなる。縦辺部11vは、貫通形成される連通孔11aを有してなり、連通孔11aが排出口41bと連通するようにケース41の前面側に固定されている。横辺部11wには、連通孔11aすなわち排出口41bから排出されるラベルLを挿通させる細長状の案内孔11bが、排出口41bより低い位置で上下貫通するように形成されている。案内孔11bの前縁部上側には、後斜め上方へ延設されてラベルLを案内孔11bへ導く導入片11cが形成されている。なお、案内部材11は、金属で形成してもよい。
[Guide member 11]
The
〔静電除去ブラシ12〕
静電除去ブラシ12は、縦辺部11vの前方側に重ねられるようにして連通孔11a上方に取り付けられる支持固定部12aと、支持固定部12aから下方に延びて排出口41bの前方側を覆う暖簾状を構成する可撓性のブラシ毛部12bと、で構成される。ブラシ毛部12bは、ラベルLに帯電した静電気を除去するほか、ラベルLを下方に向けて、横辺部11wにおける案内孔11b後方へ押し付ける押え部材として機能する。
[Static removal brush 12]
The
〔ストッカー13〕
ストッカー13は、案内部材11の下方で、ラベルLの排出方向に延びるように形成され、ラベルLを排出順に積み重ねることができるようにトレイ状に形成されている。なお、ストッカー13の上面13aには、前後方向に延びる複数本のリブ(不図示)が形成されており、ラベルLが突っかからないように滑らせる。
[Stocker 13]
The
〔案内部材11とストッカー13の高さ方向の間隔〕
ラベル積み重ね機構1の構成する各部材は上記のとおりであるが、案内孔11bに挿通されるように排出されたラベルLが、自らの巻癖で突っ張って、図2に示されるように、前端側e1がストッカーの上面13aに押し付けられ、後端側e2が案内孔11bの前端部下側11dと後縁部上側11eに引っ掛かった状態で保持されるように、案内部材11の横辺部11wとストッカー13の高さ方向の間隔が設定されている。ラベルLは、巻癖で突っ張ることができる程度の腰が確保されるような素材、厚みで形成されている。なお、後端側e2の引っ掛かり解除がされにくくなることを防止するため、この高さ方向の間隔は小さくしすぎないように注意する必要がある。また、「案内孔」は、上記のように、排出されたラベルを案内し保持できるものであれば、櫛形状のように切欠き部分を有するものであっても含むものとする。
[Distance between
Each member constituting the
〔上記実施形態の作動について〕
上記した実施の形態の作動を図1及び図3〜図8で説明する。
[Operation of the above embodiment]
The operation of the above-described embodiment will be described with reference to FIGS. 1 and 3 to 8.
ラベル用紙Sが印字ヘッド31とプラテンローラー32に挟まれた状態で待機している状態から、ラベルプリンタPの運転を開始すると、ラベル用紙Sは、その上面側に印字ヘッド31で印字されつつプラテンローラー32で前方側に繰り出される。印字部3から繰り出された印字済みのラベルLは、図1に示されるように、カッターユニット4に対して導入口11aから導入されるとともに排出口41bから排出され、さらにブラシ毛部12bを押し退けながら、案内孔11bに挿通されて、ストッカー13の上方に出る。
When the operation of the label printer P is started from a state in which the label sheet S is held between the
案内孔11bに挿通されたラベルLは、図3に示されるように、さらに前進して、前端側e1がストッカー13の上面13aに押し付けられ、案内孔11bに挿通された状態で一旦停止して、ラベル上面への印字が終了する。このときに、ラベルLは静電除去ブラシ12により、静電気が除去された状態となっている。
As shown in FIG. 3, the label L inserted through the
次に、カッターユニット4が起動し、図4に示されるように、下カッター43が上方移動して、ラベル用紙SからラベルLを裁断する。裁断されたラベルLの後端側e3は、自らの巻癖及び静電除去ブラシ12の押さえ付けにより下方に落とされて、上述したように案内孔11bに引っ掛かった状態で保持される。なお、下カッター43はラベルLを裁断した後、下方移動して元の位置に戻る
Next, the
印字済みのラベルL(以下「先行ラベルLp」という。)が巻癖により、前端側e1及び後端側e2を保持されたままの状態において、図5に示されるように、さらにラベル用紙Sが印字部3で印字されつつ前方側に繰り出されて、新たなラベルL(以下「後続ラベルLf」という。)が排出口41bから排出される。後続ラベルLfの前端側e3は、下方に落とされた先行ラベルLpの上方を前進し、ブラシ毛部12bにより、先行ラベルLpの上面に被さるように押し付けられる。
In a state where the printed label L (hereinafter referred to as “preceding label Lp”) is held on the front end side e1 and the rear end side e2 by winding, as shown in FIG. A new label L (hereinafter referred to as “subsequent label Lf”) is discharged from the
後続ラベルLfは、さらに前進して案内孔11bに挿通されると、図6に示されるように、その巻癖と腰で、先行ラベルLp、特に後端側e2を巻癖と反対方向に湾曲させるように押し下げつつ、先行ラベルLpに沿うような状態で排出される。したがって、先行ラベルLpが、後続ラベルLfによって丸められるように押し込まれるようなことはない。
When the succeeding label Lf further advances and is inserted into the
後続ラベルLfの排出された長さがある程度大きくなると、先行ラベルLpとの接触面積が大きくなる。そして、図7に示されるように、先行ラベルLpは、後続ラベルLfとの増大した摩擦力でさらに強く押し付けられて、ストッカー13上に落とされ、後続ラベルLfは、その巻癖で落とされた先行ラベルLpを上方から押さえるような状態となる。後続ラベルLfは、前端側e3が先行ラベルLpに沿うような状態となっているため、先行ラベルLpに突っ掛かって裏返されてしまうようなことはない。
When the discharged length of the subsequent label Lf increases to some extent, the contact area with the preceding label Lp increases. Then, as shown in FIG. 7, the preceding label Lp was further strongly pressed by the increased frictional force with the subsequent label Lf and dropped onto the
後続ラベルLfは、先行ラベルLpを上方から押さえるような状態を維持しつつ、さらに前進して、図8に示されるように、先行ラベルLpの上方に重ねられる。この後、後続ラベルLfは、カッターユニット4でラベル用紙Sから切り離されて、図4に示されるラベルLと同様に、前端側e3がストッカー13の上面13aに押し付けられる一方、後端側e4が案内部材11の案内孔11bに引っ掛かった状態で保持される。そして、図5〜図8に示されるような作動が繰り返され、さらにラベルが積み重ねられることとなる。
The subsequent label Lf is further advanced while maintaining the state of pressing the preceding label Lp from above, and is superimposed on the preceding label Lp as shown in FIG. Thereafter, the subsequent label Lf is cut off from the label paper S by the
〔ラベル積み重ね機構1の特徴点〕
ラベル積み重ね機構1は、下記のような特徴点を有する。
[Features of label stacking mechanism 1]
The
第1に、排出口41bより低い位置に設けられ、上下貫通するように形成されて排出される巻癖付のラベルLが挿通される細長状の案内孔11bを有する案内部材11と、案内部材11の下方に設けられ、ラベルLの排出方向に延びるように形成されて、ラベルLが積み重ねられるトレイ状のストッカー13とを備えてなり、ラベルL(Lp)は自らの巻癖で、前端側e1がストッカー13の上面13aに押し付けられ、後端側e2が案内孔11bの前端部下側11dと後縁部上側11eに引っ掛かった状態で保持され、その上面に重なるように排出される後続ラベルLfで下方に押し付けられることにより、案内孔11bへの引っ掛かりが解除されるという特徴点を有している。
First, a
第1の特徴点によれば、先行ラベルLpは、後続ラベルLfで下方に押し付けられ、巻癖と反対方向に湾曲させられた状態で引っ掛かりを解除されるため、後端側e2が丸まってしまうことが防止される。後続ラベルLfは、案内孔11bと、案内孔11bに保持される先行ラベルLpの上面とで案内されるため、前端側e3が丸まってしまうことが防止される。したがって、排出されたラベルが、丸まって裏返ったりすることなく、常に凸面上向きで印字面を確認することができる状態を維持しつつ、積み重ねられることとなるものである。特に、このラベル積み重ね機構1は、駆動装置を必要としないため、安全で破損の恐れがないものである。
According to the first feature point, the preceding label Lp is pressed downward by the succeeding label Lf and is released in a state of being bent in the direction opposite to the curl, so that the rear end side e2 is rounded. It is prevented. Since the succeeding label Lf is guided by the
第2に、案内部材11の上方には、保持されるラベルの後端側e2を、案内孔11bの後縁部上側11eに押し付ける静電除去ブラシ12が配設されているという特徴点を有している。
Secondly, an
第2の特徴点によれば、保持される先行ラベルLpの後端側e2は、静電除去ブラシ12のブラシ毛部12bにより、上方に浮くことが確実に防止される。先行ラベルLpの下方に、後続ラベルLfが潜り込んで、ラベルLが排出順に積み重ねられなかったりする不具合が防止されるものである。特に、静電除去ブラシ12を、ラベルの押さえ部材と兼用するため、別途に押え部材を設ける場合に比べて、低コストにラベル積み重ね機構を構成することができるものである。
According to the second feature point, the rear end side e2 of the held preceding label Lp is reliably prevented from floating upward by the brush bristle
〔上記実施形態の変形例〕
上記実施形態では、案内部材11及びストッカー13は固定されていたが、これらの双方又は何れかを上下方向に移動可能として高さ調整できるようにしても良い。ラベルLの長さや腰の強さの違いによって、案内部材とストッカーの適正間隔が異なるところ、これらの高さを調整可能とすることにより、様々な大きさのラベルに対応することができるものである。
[Modification of the above embodiment]
In the above embodiment, the
上記実施形態では、ストッカー13は一定長さのものとされていたが、ラベル排出方向(前後方向)の長さを調整可能としても良い。ラベルの排出方向の長さの違いによって、ストッカーの適正長さが異なるところ、これを調整可能とすることにより、様々な大きさのラベルに対応することができるものである。
In the above embodiment, the
上記実施形態は、巻癖付紙片であるラベルを積み重ねるラベル積み重ね機構を実施したものであるが、本発明は、ラベルに限らず、レシートその他の巻癖付紙片を積み重ねる場合にも適用することができるものである。また、「巻癖」は、実際にロール状に巻かれることにより発生するものに限らず、ローラー機構等の内部を通過することにより、実際に巻かれた場合と同様の湾曲が付けられた場合も含むものとする。 In the above embodiment, a label stacking mechanism for stacking labels, which are paper sheets with curling paper, is implemented. However, the present invention is not limited to labels, and may be applied to the case of stacking receipts and other paper sheets with paper winding paper. It can be done. In addition, the “roller” is not limited to the one that is actually wound in a roll shape, but when the same curving as when actually wound is made by passing through the inside of the roller mechanism, etc. Shall also be included.
その他、本発明の巻癖付紙片積み重ね機構は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは勿論である。 In addition, the paper-sheet-stacking mechanism with folds according to the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is needless to say that various modifications can be made without departing from the gist of the present invention.
1 ラベル積み重ね機構(巻癖付紙片積み重ね機構)
2 ラベル用紙供給部
3 印字部
11 案内部材
11b 案内孔
12 静電除去ブラシ(押え部材)
13 ストッカー
41b 排出口
e1 前端側(ラベル)
e2 後端側(ラベル)
L ラベル
Lf 後続ラベル
Lp 先行ラベル
P ラベルプリンタ
1 Label stacking mechanism (paper piece stacking mechanism with curl)
2 Label
13
e2 Rear end side (label)
L Label Lf Subsequent label Lp Preceding label P Label printer
Claims (5)
前記排出口より低い位置に設けられ、上下貫通するように形成されて排出される巻癖付紙片が挿通される細長状の案内孔を有する案内部材と、
該案内部材の下方に設けられ、巻癖付紙片の排出方向に延びるように形成されて、巻癖付紙片が積み重ねられるトレイ状のストッカーと、を備えてなり、
排出された巻癖付紙片は自らの巻癖で、前端側が前記ストッカーの上面に押し付けられ、後端側が前記案内孔に引っ掛かった状態で保持され、その上面に重なるように排出される後続の巻癖付紙片で下方に押し付けられることにより、前記案内孔による引っ掛かりが解除されることを特徴とする巻癖付紙片積み重ね機構。 A paper sheet stacking mechanism provided on the downstream side of the discharge port for continuously discharging the paper sheets with curled paper upwards, and stacking the discharged paper sheets with paper curled papers upward from the top in the order of discharge,
A guide member which is provided at a position lower than the discharge port and has an elongated guide hole into which a paper piece with a winding sheet formed and discharged so as to penetrate vertically is inserted;
A tray-like stocker provided below the guide member, formed to extend in the discharge direction of the curled paper pieces, and stacked with the curled paper pieces,
The ejected paper piece with the curl is its own curl, and the subsequent end is held so that the front end side is pressed against the upper surface of the stocker and the rear end side is caught in the guide hole, and is discharged so as to overlap the upper surface. A paper sheet stacking mechanism for winding paper sheets, wherein the paper sheet stacking mechanism is released by being pressed downward by the paper sheets with paper hooks.
The paper stacking mechanism according to any one of claims 1 to 4, wherein the stocker is adjustable in length in the discharge direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003370086A JP2005132559A (en) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | Curled paper piece stacking mechanism |
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-
2003
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