JP2005130151A - 移動体通信における無線機及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体通信に使用される無線通信方法に関し、特に時分割多重方式であるTDMA(Time Division Multiple Access)方式を利用した移動体端末と無線基地局装置のサービスエリア拡大の為にFIR(Finite Impulse Response)フィルタの制御方法を提供する。
【解決手段】ロール・オフ・フィルタとして使用するFIRフィルタによる遅延時間を短縮し、隣り合ったスロットに影響を与えること無しに通信可能にすることで、FIRフィルタを使用することによって短縮した遅延時間を延長された伝搬路によって増加する遅延時間に割当てることができ、少ないガードビット数でも通話可能なサービスエリアを拡大することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は移動体通信システムに使用される無線通信方法に関し、特に時分割多重方式であるTDMA(Time Division Multiple Access)方式と位相変調方式を利用した移動体端末と無線基地局装置のサービスエリア拡大の為のFIR(Finite Impulse Response)フィルタの制御方法に関する。
TDMA(Time Division Multiple Access)方式とTDD(Time Division Duplex)方式及び位相変調方式を採用した無線通信システムでは、隣り合ったスロットで異なる無線局との間で通信が発生する為、スロット内で通信を終了することが要求される。
現在のPHS(Personal Handyphone System)の日本国内におけるサービスエリアは、無線基地局である親局を中心とした半径数百mであるが、今後海外等における適用例が増加し、特に郊外地等では、1〜2km以上のサービスエリアが求められ、移動体端末である子局の接続性を改善し、親局数の削減を図るために、サービスエリアを拡大する必要がある。
一般に、親局と複数の子局の距離は一定ではない場合が殆どであり、基準となる親局である無線局からアンテナに入力されたタイミングでもう一方の子局である無線局が送信するようなシステムでは、無線局間の距離によって生ずる電波伝搬による遅延によって、隣り合うスロットに影響が及ばないようにするため、ガードビットが用意されている。このようなシステムでは、伝搬距離が長いほどガードビットを多くする必要があり、伝搬遅延の他に無線機内部で生ずる遅延も、ガードビット内に納める必要がある。
しかし、PHSでは、半径数百m程度の通信範囲を想定して開発された為、電波の伝搬遅延に対応するガードビットが少なく、既存規格を変更してガードビットを増やすこともできないので、サービスエリア拡大による遅延時間の短縮を無線機内部の遅延時間短縮で対応しなければならない。
アンテナから入力された無線信号から復号信号を出力するまでに無線機内部で生ずる遅延は、RF信号からベースバンド信号変換後、雑音除去の為のフィルタによる遅延が支配的である。その他の遅延はサンプリング回路の前段のローパス・フィルタによる遅延及び復調処理の差動符号化による遅延などがある。
一般的に、ベースバンド信号のフィルタをFIRフィルタで実現すると、フィルタによる遅延量はその他の遅延量に比べ大きくなる。無線機内部の遅延量を少なくすれば、伝搬路による許容遅延量を増やすことができ、通信可能エリアを広くすることができる。逆に、無線機内部の遅延が増えると、伝搬路による許容遅延量が少なくなり、通信可能エリアが現在の範囲より狭くなる。
電波法が改正され、PHS端末の実効送信出力の増大、基地局アンテナの特性改善が行われ、1つの親局におけるサービスエリアが拡大されたが、フレームフォーマットは変更されていないので、伝搬経路によって生ずる遅延と無線機内部で発生する遅延の合計がガードビットを越えてしまい、他のPHS端末の隣り合ったスロットと混信する問題は解決されていない。
従来より、デジタル化された信号に対して畳込み演算により信号処理を行うFIRフィルタに関して、FIRフィルタの前方から後方にかけて連続的に処理するデータを設定し、FIRフィルタ処理を行うデータの読出位置を順次移動させることにより、信号処理速度を向上させる技術が特許文献1に示されている。
特開2001−24480号公報
しかしながら、従来のFIRフィルタによれば、最大でも数十パーセント程度の速度向上しか望めず、サービスエリアを2倍以上拡大することができないという課題があった。
図3は、従来例における親局と複数の子局との通信可能エリアを示す模式図である。図3に示すように、親局を中心とした通信可能エリアである半径数百mの点線で示した円の中に複数の子局が存在している。次に、親局が子局Aと子局Bが通信する場合について説明する。
図3の子局Aは、親局との距離が離れているため、距離に応じた伝搬遅延が生じるが、逆に子局Bは、親局との距離が殆どないため、伝搬遅延は殆ど無い。この時、子局が送信した信号が、親局のアンテナ端に到達するタイミングについて説明する。
図4は、従来例におけるPHSフレーム伝搬における伝搬遅延タイミングを示す模式図である。音声等のデータは、デジタル化されて5msを周期とするフレームと呼ばれる単位で親局との間で相互伝送される。1フレームはさらに8分割され、親局とPHS端末(子局)でそれぞれ4スロットずつ使用する。4スロットの中で1スロットは制御用として使用され、残りの3スロットはチャンネル1〜3に割当てられている。
つまり、2.5msは親局からPHS端末へ(下り信号)、残りの2.5msでPHS端末(子局)から親局へ(上り信号)データがそれぞれ伝送され、最大3台のPHS端末が親局と通信可能であり、以後この動作が繰り返される。
図4に示した1つのスロットの中には、過渡応答用ランプアップタイム(RU)、スタートシンボル(SS)、プリアンブル(PR)、同期ワード(UW)、データ領域(DATA)、及びガードビット(G)があり、ガードビットの中で過渡応答用ランプダウンが行われる。また、データ領域(DATA)には音声データが乗っている。
図4の上り信号のチャンネル1は、子局が基準タイミングで送信した信号が、親局に到達した例示である。スロットの先頭部分の遅延が伝送路による遅延であり、スロット終了部分のガードビット(G)が他の隣り合ったスロットに干渉をしない緩衝時間であり、ガードビット分の時間から伝送路による遅延を引いた時間が、無線部内部における許容遅延時間となる。さらに、上り信号のチャンネル2は親局に近接する子局Bから親局に到達した例示である。子局Bは近接しているため、殆ど伝送路による遅延は発生しない。
図5は、従来例における各スロットの動作タイミングを示す模式図である。上から親局の基準タイミング、次が子局Aの信号が親局のアンテナに入力されるタイミングであり、次が、子局Aの信号が親局の無線機のサンプリング回路に入力されるタイミングである。その下は子局Aの信号が親局の無線機の復調器から出力されるタイミングを示している。なお、子局Aは親局から約4.1km離れた地点から通信している。
図6は、従来例における無線機の回路構成の一部を示すブロック図である。図示した回路より前段の回路においては、無線信号の受信、受信信号の増幅、受信信号の無線周波数(RF)から中間周波数(IF)へダウンコンバート等の処理が実行され、この図に示す回路部分にはIFの受信信号が入力される。デジタル信号を伝送するシステムの劣化要因として、雑音によって生ずる劣化と帯域制限されることによって生ずる符号間干渉による劣化がある。デジタル伝送システムでは、符号間干渉を生じさせないようにするために、ロール・オフ・フィルタ6(ROF)を使用することで、符号間干渉による劣化を防いでいる。
ROFの実現方法として、L、C、R等のアナログ素子で実現することも可能であるが、一般的には経年変化に弱く基板専有面積が大きいという問題があり、DSP(Digital Signal Processor)等、デジタル信号処理向けのデバイスで構築するFIRフィルタを使用することにより、比較的容易に実現できる。
図7は、従来例におけるロール・オフ・フィルタ(ROF)をFIRフィルタで実現する例示図である。ROFをFIRフィルタで実現する場合には、あらかじめ所望ROF特性のインパルス応答を求め、図7に示すようなインパルス応答からフィルタの係数を求める。
入力信号は、フィルタ係数とサンプリングされた入力信号との積和によってフィルタリングされる。この時、できるだけ理想フィルタに近づけるためにはフィルタ係数の総数(レジスタ長)を増やす必要があるが、フィルタ係数の総数を増やすと、その分だけフィルタ部での遅延が多く発生する。FIRフィルタでの遅延量は、有限長さのタップ係数の1/2である。
図5の動作タイミングと図6を用いて動作を説明する。図5の基準タイミングは、親局の動作タイミングであり、親局から発信された無線信号が約4.1km離れた子局Aに空中(Air)を伝搬すると往復27.3μs遅延し、1bit当たり2.6μsで換算すると最大10.5bit遅延する。伝搬遅延10.5bit遅延することで、16bitのガードビット(G)の残りビット数は5.5bitとなる。
アンテナに入力された受信信号は、図6に図示した回路より前段の回路において処理がなされ、IF入力信号として直交復調器1に入力される。入力されたIF入力信号は、ローパス・フィルタ2(LPF)を介してサンプリング回路3に入力されるまでに約5.2μs遅延し、2bit遅延することで、16bitのガードビット(G)の残りビット数は3.5bitとなる。
サンプリング回路3にてデジタル信号に変換された受信信号は、DCオフセットレベル補正回路4を通り、ロールオフフィルタ6(ROF)に入力され、キャリア周波数補正回路7、位相補正回路8を通り、図示しない後段の復号回路に送られる。ROF6はFIRフィルタであり、例えば、7シンボル分のデータ使用してフィルタリングすると、7bit分の遅延が発生する。また、復調器内部では、遅延検波による2bit分の遅延、後段の復号回路に出力するまでの2bit分の遅延が発生し合計11bit分(28.6μs)遅延が発生する。
復調器内部で11bit分の遅延が発生することで、16bitのガードビット(G)の残りビット数は無くなり、データのCRC部に7.5bitずれ込み、隣り合ったスロットに影響を及ぼし、混信が発生する。約4.1kmのサービスエリアを確保するためには、復調器内部での遅延を7.5bit減らすことが必要である。ROF6での遅延量を減らし、例えばROF6を無くし遅延量を0としても、実現するにはさらに0.5bit分の遅延を減らす必要がある。
ROF6は、不要な周波数成分を除去し、符号間干渉を取り除く意味でも重要な復調器の一回路である。よって、遅延量を減らすためにROF6を削除することはできない。サービスエリアを拡大するために、フィルタのタップ数を減らし、遅延量を減らすことは可能であるが、フィルタ特性が劣化し、復調特性が劣化することになる。
本発明では、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ロール・オフ・フィルタ(ROF)として使用するFIRフィルタによる遅延時間を短縮し、16bitのガードビット(G)の残りビット数3.5bit以内で終了させることにより次のスロットに影響を与えること無しに通信可能なサービスエリアを拡大することを目的とする。
本発明によると、時分割多重方式によるタイムスロットで複数の移動体端末と通信する基地局装置の無線機において、無線機は、前記タイムスロットを含む受信信号から検波されたベースバンド信号をサンプリングしてデジタル化するA/D変換器と、A/D変換されたベースバンド信号からデジタル・フィルタにより雑音を除去するFIRフィルタと、雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワードと一致するデータを検知するトリガ検知器と、検知された情報に基づきA/D変換されたベースバンド信号から、予め決められた定数データを挿入して前記FIRフィルタに入力する定数データ挿入手段と、を備えている。
さらに、前記定数データ挿入手段は、前記トリガ検知器からの情報に基づき、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データまでを前記FIRフィルタに入力した後に、前記定数データを挿入してA/D変換されたベースバンド信号を待つこと無しに処理をすることで、前記FIRフィルタの遅延を減少させる。
さらに、本発明において、前記トリガ検出器は、雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワード又は干渉防止データを検知し、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データを識別する。
さらに、本発明において、定数データ挿入手段は、切換器と定数データ発生器とを有し、前記トリガ手段からの情報により、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データを前記FIRフィルタに入力した後に前記切換器を作動させ、前記定数データ発生器による定数データを前記FIRフィルタに入力した後に、前記切換器を復帰させる。
さらに、本発明において、定数データ発生器で発生させる定数データは、前記FIRフィルタの出力に影響しないベースバンド信号の最大値と最小値の中心を示す中点データである。
本発明によると、時分割多重方式によるタイムスロットで複数の移動体端末と通信する基地局装置の無線通信方法において、無線通信方法は、前記タイムスロットを含む受信信号から検波されたベースバンド信号をサンプリングしてデジタル化するA/D変換工程と、A/D変換されたベースバンド信号からデジタル・フィルタにより雑音を除去するFIRフィルタ工程と、雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワードと一致するデータを検知するトリガ検知工程と、検知された情報に基づきA/D変換されたベースバンド信号から、予め決められた定数データを挿入して前記FIRフィルタに入力する定数データ挿入工程と、を備えている。
さらに、前記定数データ挿入工程は、前記トリガ検知工程からの情報に基づき、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データまでを前記FIRフィルタに入力した後に、前記定数データを挿入してA/D変換されたベースバンド信号を待つこと無しに処理をすることで、前記FIRフィルタの遅延を減少させる。
さらに、本発明において、前記トリガ検出工程は、雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワード又は干渉防止データを検知し、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データを識別する。
さらに、本発明において、定数データ挿入工程は、切換工程と定数データ発生工程とを有し、前記トリガ工程からの情報により、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データを前記FIRフィルタに入力した後に前記切換器を作動させ、前記定数データ発生器による定数データを前記FIRフィルタに入力した後に、前記切換器を復帰させる。
さらに、本発明において、前記定数データ発生器で発生させる定数データは、前記FIRフィルタの出力に影響しないベースバンド信号の最大値と最小値の中心を示す中点データである。
本発明によると、時分割多重方式によるタイムスロットで複数の移動体端末の無線機と、移動体端末と通信する基地局装置の無線機とを有する移動体通信システムであって移動体端末と基地局装置の無線機は、前記タイムスロットを含む受信信号から検波されたベースバンド信号をサンプリングしてデジタル化するA/D変換器と、A/D変換されたベースバンド信号からデジタル・フィルタにより雑音を除去するFIRフィルタと、雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワードと一致するデータを検知するトリガ検知器と、検知された情報に基づきA/D変換されたベースバンド信号から、予め決められた定数データを挿入して前記FIRフィルタに入力する定数データ挿入手段と、を備えている。
さらに、前記定数データ挿入手段は、前記トリガ検知器からの情報に基づき、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データまでを前記FIRフィルタに入力した後に、前記定数データを挿入してA/D変換されたベースバンド信号を待つこと無しに処理をすることで、前記FIRフィルタの遅延を減少させることを特徴とする無線機を有する。
本発明によると、ロール・オフ・フィルタ(ROF)として使用するFIRフィルタによる遅延時間を短縮し、次のスロットに影響を与えること無しに通信可能にすることで、FIRフィルタを使用することによって短縮した遅延時間を延長された伝搬路によって発生する遅延時間に割当てることができ、少ないガードビット数でも通話可能なサービスエリアを広げることができる効果がある。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施形態における無線機の回路構成の一部を示すブロック図である。一実施形態では、PHS端末を子局の無線機として使用した。
PHSではRCR STD−28 3.2.7伝送速度において変調方式がπ/4シフトQPSKの場合ではデータ速度は384kbpsであり、それをTDDとTDMA4スロットで分割するので1スロット当たりの平均伝送速度は384kbps÷8=48kbpsになる。さらに、スロット全体で240bitあり、スロット間干渉防止のためCRCの後ろにガードビット(G)16bit等が存在し、データ領域は108bitとなり、データの平均伝送速度は48kbps÷240×108=21.6kbpsとなる。
ここで、1bit当たりの伝送時間について説明する。PHSの伝送速度は384kbps(bit per second:1秒間に伝送できるbit数)であるので、1/384000=2.6μsとなり、1bit送信する時間は2.6μsである。
また、空気中の伝搬速度について説明する。電波の伝送速度は3×10(m/s)であり、親局から送信された電波が1km先の子局に届くまでに必要な時間は、1000/3×10=3.3μsとなる。親局から半径4.1kmをカバーエリアとすると4100/3×10=13.67μsとなり、往復では、13.67μs×2=27.34μsとなる(有効数字を小数点以下1桁とすると27.3μs)。
以下、図1を用いて説明する。従来のPSK受信機との異なる点は、セレクタ23、セレクト信号発生回路22及び同期検出回路21を追加し、同期信号をセレクト信号発生回路22に入力する構成としたことである。同期検出回路21は、同期ワード(UW)を検知し、読み出した後の残りビット数を算出し、この情報によってROF6への入力信号をセレクタ23が切換える。
IF入力信号は、直交復調器1で同相成分のべースバンド信号(Ich)と直交成分のベースバンド信号(Qch)に分けられ、ローパス・フィルタ2(LPF)を通り、サンプリング回路3に入力される。サンプリングされたデータは、DCオフセットレベル補正回路4により補正を施し、セレクタ23を介してROF6(FIRフィルタ)に入力される。ROF6で、帯域外の余分な信号成分を除去され、キャリア周波数補正回路7で送受のローカル周波数等に起因する一定周期による位相回転等の残留周波数誤差及び、位相補正回路8で一定角度ずれによる位相誤差を取り除く。
得られたベースバンド信号は、同相成分(Ich)には奇数番目のデータと直交成分(Qch)には偶数番目のデータとして復号器に渡されると共に、位相誤差検出回路9により位相を検出して位相誤差に補正値を位相補正回路8に伝える。周波数誤差検出回路10は残留周波数誤差の補正値をキャリア周波数補正回路7に伝える。クロック再生回路11は、クロックの微調整を行い、サンプリング回路3へ補正されたクロック補正値を伝える。
サンプリング回路3では、定期的に入力信号をサンプリングしている。サンプリング周波数は、シンボル周波数の2倍以上の周波数が必要であり、通常、4倍、8倍などがよく使用される。一実施形態ではシンボル周波数の4倍で入力データをサンプリングした。
サンプリング回路3にてサンプリングされたデータが、ROF6に入力されると、FIRフィルタのタップ総数の1/2分遅れて出力される。例えば、サンプリング回路3でシンボル周波数の4倍で入力データをサンプリングし、FIRのタップ数を29(前後3シンボルのデータを使用してフィルタリングを行う)とすると、14サンプル分(3.5シンボル分:5.2μs÷4×14)18.2μs遅延してROF6から出力されることになる。さらに、復調器内部の処理による遅延等により合計で28.6μsとなる。
従来の受信機では、この遅延分を考慮して3.5シンボル後までサンプリング回路を動作させ、最後のデータをROFから出力させる必要があり、受信機内部で常時3.5シンボル分の遅延がこのFIRフィルタで発生していた。
図2は、本発明の一実施形態における受信機の内部にあるROF駆動モジュール20を示すブロック図である。ROF駆動モジュール20は、同期信号を入力して、同期ワードを検知した後は、同期クロックをセレクタ23に送り、セレクト信号発生回路22は同期クロックをカウントし、同期クロックによってDCオフセットレベル補正の施された入力データをIchとQch共にROFへ入力するようにセレクタ23に指示し、ROF6から出力させる。
さらに、図4に示すデータ領域(DATA)のCRCを入力し終えた後は、セレクタ23により固定データ(I,Q)をROF6へ4倍〜5倍速で送出する機能を持っている。一実施形態ではROFに対し5倍速で送出したが、さらに高速でも良い。また、ガードビット(G)を越えない範囲であれば送出速度を遅くしても好適に制御可能である。
本発明の受信機では、復調に必要な最後のデータをROF6に入力してから出力するまでに発生する3.5シンボル分の遅延を徐々に無くすようにしたものである。この動作をすることにより、図示しないアンテナ端から入力された信号をべースバンド信号に周波数変換する部分と、サンプリング回路3以降の復調器をセレクタ23により切り離すことができる。
そのため、復調に必要な最後のデータがサンプリング回路3に入力された時点で、アンテナからサンプリング回路3までの回路は、残りのガードビット(G)の信号を待つこと無しに、次のフレームを受信するように待機させると共に、アンテナ端に入力された信号がサンプリング回路3に入力されるまでの遅延時間があるので、この時間内に、セレクタ23に用意された固定データを使用し、ROF出力信号を得る。
通常、セレクタ23では、DCオフセットレベル補正の施された入力データを選択し、ROF6に対して出力する。同期検出回路21にて同期ワードとなるユニークワード(UW)から同期を取った場合に、同期信号がセレクト信号発生回路22に入力される。セレクト信号発生回路22では、同期信号以降必要なサンプル数をあらかじめ計算し内部に固定データの配列を用意しておき、同期信号が入力された以降に入力されてくるサンプリング同期信号をカウントし、必要なデータ(ガードビット16bit分)が入力された時点で、セレクタによりROF6への直交信号を切換える。一実施形態では、同期ワードをユニークワード(UW)により検出したが、もちろんプリアンブル(PR)及び音声信号が乗っているデータ領域(DATA)により同期を取っても良いし、データ領域の最後尾を検出しても好適に制御可能である。
セレクタ23への信号が切り換わると、セレクタ23では、固定データをROF6に対して出力する。固定データとしては、サンプリング回路3で取り込むことができるデータの真ん中の値(中点)が最適である。例えば、サンプリング回路3が12bitのA/D変換器で、ユニポーラ形式で出力されるとすると、最小値が000h、最大値FFFhであり、固定値は800hである。また、出力がバイポーラ形式であれば、最小値が800h、最大値が7FFh、固定値は000hとなる。中点を入力することにより、今までにサンプリングされたデータに影響を及ぼすことなく、ROF6の出力データを得ることができる。
固定データとして中点データ以外(最小値が000h又は最大値FFFh)を入力することも可能であるが、その場合には、入力したデータによりROF出力に影響を及ぼし復調結果に誤りを生じる場合がある。しかし、適切な制御をすることで、使用することも可能である。
その後、固定データをセレクタ23によって1bitの遅延(約2μs)でROF6に送り込み1スロット分の240bitのデータを処理終えると、セレクタ23を固定データからDCオフセットレベル補正回路4の出力に切換える。この処理により、次のスロットのデータ収集を再開する。
従来、サンプリングタイミングは、定期的にデータをサンプリングする必要があった。本発明の一実施形態によれば、復調に必要なデータが入力された後は、ROFに入力するデータは、同じ値のデータを入力するため定期的に入れる必要はない。よって、ROFからデータが出力された後であれば、いつ入力しても良いことになる。できるだけ、遅延時間を少なくするのであれば、ROFからデータが出力された直後に、次のデータを入力すればよい。これにより、FIRフィルタによって生ずる、復調に必要な最終サンプリングデータをROFに入力してから出力するまでの遅延時間を少なくすることができる。
なお、一実施形態において親局と子局の無線機の受信機能について説明をしたが、送信機能も同様にTDMA方式と位相変調方式を利用した送信機能を有していることは言うまでもない。
本発明の一実施形態における無線機の回路構成の一部を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における無線機の内部にあるROF駆動モジュールを示すブロック図である。 従来例における親局と複数の子局との通信可能エリアを示す模式図である。 従来例におけるPHSフレーム伝送における伝送遅延タイミングを示す模式図である。 従来例における各スロットの動作タイミングを示す模式図である。 従来例における無線機の回路構成の一部を示すブロック図である。 従来例におけるロール・オフ・フィルタ(ROF)をFIRフィルタで実現する例示図である。
符号の説明
1 直交復調器、2 ローパス・フィルタ、3 サンプリング回路、4 DCオフセットレベル補正回路、5 DCオフセットレベル検出回路、6 ロール・オフ・フィルタ、7 キャリア周波数補正回路、8 位相補正回路、9 位相誤差検出回路、10 周波数誤差検出回路、11 クロック再生回路、20 ROF駆動モジュール、21 同期検出回路、22 セレクト信号発生回路、23 セレクタ

Claims (9)

  1. 時分割多重方式によるタイムスロットで複数の移動体端末と通信する基地局装置の無線機において、
    無線機は、
    前記タイムスロットを含む受信信号から検波されたベースバンド信号をサンプリングしてデジタル化するA/D変換器と、
    A/D変換されたベースバンド信号からデジタル・フィルタにより雑音を除去するFIRフィルタと、
    雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワードと一致するデータを検知するトリガ検知器と、
    検知された情報に基づきA/D変換されたベースバンド信号から、予め決められた定数データを挿入して前記FIRフィルタに入力する定数データ挿入手段と、
    を備え、
    前記定数データ挿入手段は、
    前記トリガ検知器からの情報に基づき、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データまでを前記FIRフィルタに入力した後に、前記定数データを挿入してA/D変換されたベースバンド信号を待つこと無しに処理をすることで、前記FIRフィルタの遅延を減少させることを特徴とする無線機。
  2. 請求項1に記載の無線機において、
    前記トリガ検出器は、
    雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワード又は干渉防止データを検知し、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データを識別することを特徴とする無線機。
  3. 請求項1に記載の無線機において、
    前記定数データ挿入手段は、
    切換器と定数データ発生器とを有し、
    前記トリガ手段からの情報により、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データを前記FIRフィルタに入力した後に前記切換器を作動させ、
    前記定数データ発生器による定数データを前記FIRフィルタに入力した後に、前記切換器を復帰させることを特徴とする無線機。
  4. 請求項1に記載の無線機において、
    前記定数データ発生器で発生させる定数データは、
    前記FIRフィルタの出力に影響しないベースバンド信号の最大値と最小値の中心を示す中点データであることを特徴とする無線機。
  5. 時分割多重方式によるタイムスロットで複数の移動体端末と通信する基地局装置の無線通信方法において、
    無線通信方法は、
    前記タイムスロットを含む受信信号から検波されたベースバンド信号をサンプリングしてデジタル化するA/D変換工程と、
    A/D変換されたベースバンド信号からデジタル・フィルタにより雑音を除去するFIRフィルタ工程と、
    雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワードと一致するデータを検知するトリガ検知工程と、
    検知された情報に基づきA/D変換されたベースバンド信号から、予め決められた定数データを挿入して前記FIRフィルタに入力する定数データ挿入工程と、
    を備え、
    前記定数データ挿入工程は、
    前記トリガ検知工程からの情報に基づき、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データまでを前記FIRフィルタに入力した後に、前記定数データを挿入してA/D変換されたベースバンド信号を待つこと無しに処理をすることで、前記FIRフィルタの遅延を減少させることを特徴とする無線通信方法。
  6. 請求項5に記載の無線通信方法において、
    前記トリガ検出工程は、
    雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワード又は干渉防止データを検知し、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データを識別することを特徴とする無線通信方法。
  7. 請求項5に記載の無線通信方法において、
    前記定数データ挿入工程は、
    切換工程と定数データ発生工程とを有し、
    前記トリガ工程からの情報により、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データを前記FIRフィルタに入力した後に前記切換器を作動させ、
    前記定数データ発生器による定数データを前記FIRフィルタに入力した後に、前記切換器を復帰させることを特徴とする無線通信方法。
  8. 請求項5に記載の無線通信方法において、
    前記定数データ発生工程で発生させる定数データは、
    前記FIRフィルタの出力に影響しないベースバンド信号の最大値と最小値の中心を示す中点データであることを特徴とする無線通信方法。
  9. 時分割多重方式によるタイムスロットで複数の移動体端末の無線機と、移動体端末と通信する基地局装置の無線機とを有する移動体通信システムであって
    移動体端末と基地局装置の無線機は、
    前記タイムスロットを含む受信信号から検波されたベースバンド信号をサンプリングしてデジタル化するA/D変換器と、
    A/D変換されたベースバンド信号からデジタル・フィルタにより雑音を除去するFIRフィルタと、
    雑音が除去されたベースバンド信号から、前記タイムスロットの少なくとも同期ワードと一致するデータを検知するトリガ検知器と、
    検知された情報に基づきA/D変換されたベースバンド信号から、予め決められた定数データを挿入して前記FIRフィルタに入力する定数データ挿入手段と、
    を備え、
    前記定数データ挿入手段は、
    前記トリガ検知器からの情報に基づき、前記タイムスロットの干渉防止データを除く有効データまでを前記FIRフィルタに入力した後に、前記定数データを挿入してA/D変換されたベースバンド信号を待つこと無しに処理をすることで、前記FIRフィルタの遅延を減少させることを特徴とする無線機を有する移動体通信システム。
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