JP2005128225A - 眼鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】弱視者が視力支援眼鏡を着用した場合、視力支援のため通常3倍から6倍程度の拡大機能が必要となるため、着用者の視野は狭くなっている。そのため、視力支援眼鏡を着用した状態では、着用者は視野外に存在する障害物等の物体を知覚することができず、顔や頭が衝突するおそれがあった。
【解決手段】弱視者用視力支援眼鏡1のフレーム3に障害物の存否を検知する障害物検知手段4と、障害物検知装置の検出信号に基づいて光発生及び/又は音響発生警報を発する警報手段8L,8Rを設けることで、着用者は視野外に存在する障害物等の物体を知覚することが可能となり、安全性を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は眼鏡に関し、さらに詳しくは衝突防止機能を備えた弱視者用視力支援眼鏡に関する。
従来、拡大眼鏡が弱視者の視力支援用具として使用されていることが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。自動合焦機構を備えた拡大眼鏡では焦点調節を手動で行うタイプに比べ両手が自由となるため、着用による煩わしさが大幅に低減され、簡便性を増すものとなっている。
特公平01−47768号公報 特開2002−311340号公報
しかしながら、弱視者が視力支援眼鏡を着用した場合、視力支援のため通常3倍から6倍程度の拡大機能が必要となるため、着用者の視野は狭くなっている。そのため、視力支援眼鏡を着用した状態では、着用者は視野外に存在する障害物等の物体を知覚することができず、顔や頭等が衝突するおそれがあった。
本発明は上記の不都合に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、着用者の安全性向上と利便性向上を図ることにあるとする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
フレームに、当該フレームの周囲における障害物の存否を検知する障害物検知手段と、
この障害物検知手段による検出信号に基づいて警報を発する警報手段と、を設けたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の眼鏡において、
前記眼鏡は、前記フレームに視力支援機能が設けられた視力支援機能付き眼鏡であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の眼鏡において、
前記障害物検知手段は、非接触型の検出手段であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の眼鏡において、
前記障害物警報装置は、前記フレームの周囲に超音波を送波する超音波発信機と、前記送波された超音波の前記障害物からの反射波を受波する超音波受信機と、からなることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の眼鏡において、
前記障害物検知手段は、前記フレームに対する前記障害物の存在方向を検知することが可能であり、前記警報手段は前記存在方向を識別可能に警報を発することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の眼鏡において、
前記障害物検知手段は、前記フレーム又は前記障害物検知手段と前記障害物との間の距離を検知することが可能であり、前記警報手段は、前記距離情報を識別可能に警報を発することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の眼鏡において、
前記障害物検知手段は、検知可能な距離が可変設定可能であることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の眼鏡において、
前記警報手段は、光発生手段及び/又は音響発生手段であることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の何れか一項に記載の眼鏡において、
前記警報手段は、警報の出力レベルが調整可能であることを特徴としている。
拡大機能が必須の眼鏡において、フレームに、超音波を利用して障害物の存否の検知を行う非接触型の障害物検知手段と、障害物検知手段の検出信号に基づいて警報を発する警報手段と、を付加したため、視野が狭いにもかかわらず、着用者は視野外の障害物を知覚することが可能であり、顔や頭の衝突を回避することができるため着用時の安全性を向上させることが可能である。また、複数の障害物検知装置を各々異なる方向に向けて設置することにより、障害物の存在する概略方向を検知することが可能である。
さらに、警報手段は光発生手段及び/又は音響発生手段による警報で着用者に障害物存在の報知を行うため、着用者は障害物の存在を視覚と聴覚を用いて知覚すること可能であり、障害物までの距離に応じて警報手段の駆動を制御することで、着用者は障害物までのおおよその距離を知覚できる。また、概略方向に対応する警報手段を駆動させることで、着用者は障害物の存在する概略方向を知覚することが可能となる。着用者は、上記した二つの警報の出力レベルを調整することが可能であるため、警報光や警報音の強弱を変更することができる。また、警報が煩わしい等、着用者の使用環境に対応して警報光のみとしたり、警報音のみとしたりすることも可能であり、両警報の出力レベルをゼロとすることも可能であるため使用環境に適した使い方が可能となる。
以下、図を参照して本発明の一例として、弱視者用視力支援眼鏡1に適用した場合の実施するための最良の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、本実施例に限定されない。
図1に、弱視者用視力支援眼鏡1の概略構成を示す。
図1に示すように、本発明の弱視者用視力支援眼鏡1は、レンズ2R、2L、フレーム3、自動合焦機構4、電源部5、超音波送受信素子6R、6U、6L、警報LED7R、7U、7L、警報ブザー8R、8Lと、を備えている。
フレーム3は、二つのレンズ2R、2Lを支持するリム(レンズ枠)31R、31Lと、リム31R、31L及びレンズ2R、2Lを繋ぐブリッジ32と、リム31R、31Lに設けられた鼻パッド部33R、33Lと、各レンズ2R、2Lの端から延びている2本のテンプル34R、34Lとテンプル34R、34Lの先端で両耳に係止されるモダン部35R、35Lから構成されている。
ケースCは、片側のレンズ2Lを支持するリム31Lの上部に突出して、レンズ2R、2Lと平行となるように固定されている。ケースCの前面中央部には、光が入射するように円形の入射窓MIが形成されている。また、図2に示すように、入射窓MIから入射された光を反対方向に出射するように形成された円形の出射窓MOがレンズ2Lに形成されており、ケースCの鏡筒内に入射窓MIと出射窓MOを結ぶ光路が形成されている。出射窓MOは着用者のアイポイントA近傍に位置するようにレンズ2Lの一部を貫通して固定されている。なお、本実施例ではレンズ2Lの一部を貫通して固定することとしたが、これに限定されず、レンズ2Lを備えない構成としてもよいし、レンズ2R、2Lを備えない構成としてもよい。また、本実施例では着用者の左眼部に出射窓MOが位置するよう設置したが、これに限定されず、出射窓MOは着用者の利き目側に設置することが好ましい。
自動合焦機構4は、図2に示すように、光学系41と、レンズ駆動部42、駆動制御部43から構成されており、箱状のケースC内に納められている。
光学系41は、対物レンズ411と接眼レンズ412とから主に構成されており、ケースCの光路内に設置されている。
対物レンズ411は、レンズ支持部(不図示)によってレンズ駆動部42に支持され、レンズ駆動部42が光軸方向Bに可動自在とされている。
接眼レンズ412はアイポイントAにおいて物体の像を観察した場合に、着用者に対して視度が合うようになっている。
入射窓MIを介して対物レンズ411に入射した物体像は、出射窓MOを通過し接眼レンズ412の前で結像し、着用者は接眼レンズ412を介して平行光となった物体像を観察することが可能である。なお、対物レンズ411や接眼レンズ412の数や形状は、適宜変更可能である。
焦点は、物体までの距離に応じ、対物レンズ411と接眼レンズ412との間で結像するように対物レンズ411を光軸方向Bに駆動することで調節される。また、対物レンズ411を光軸方向Bに駆動すると、結像面9が光軸方向Bに前後に動き、アイポイントAから接眼レンズ412を介して観察される像の視度が変化する。
レンズ駆動部42は、対物レンズ駆動モータ421と、図示しないギヤからなるギヤ列と、レンズ支持部に挿通されるスクリューネジとから構成されている。
対物レンズ駆動モータ421は、駆動制御部43の制御によって回転し、その回転はギヤ列を介してスクリューネジに伝達される。そして、スクリューネジは、対物レンズ駆動モータ421の回転に応じて、レンズ支持部が光軸方向Bに移動するように回転する。
駆動制御部43は、測距センサ431と、制御回路432とを備えている。
測距センサ431は、観察する物体までの距離を測定し、制御回路432に対して距離情報を出力する。
制御回路432は、測距センサ431から距離情報が入力されると、焦点を合わせるために適切な対物レンズ411の位置を計算し、その位置まで対物レンズ411が移動するようにレンズ駆動部42にモータ駆動信号を出力する。そして、このモータ駆動信号に基づいて対物レンズ駆動モータ421が回転し、レンズ支持部を介して対物レンズ411が所定の方向と距離だけ移動するようになっている。
電源部5は、充電式の電池ボックス(不図示)と、電気ケーブル(不図示)と、を備えている。電気ケーブルは、一方の端部が電池ボックスに接続され、他方の端部がフレーム3の片方のテンプル34Rに接続されており、これによって電池ボックスと自動合焦機構4、超音波送受信素子6R、6U、6L、警報LED(Light Emitting Diode)7R、7U、7L、警報ブザー8R、8Lとが電気的に接続されている。
障害物検知装置は、超音波を送波する超音波発信機と、超音波を受波する超音波受信機と、から構成され、超音波の送波と受波を同一の素子が担っている。超音波送受信素子6R、6U、6Lは、各々、テンプル34Rのリム31Rに近い位置に超音波送受信素子6R、テンプル34Lのリム31Lに近い位置に超音波送受信素子6L、ケースCの上面中央部に6Uが固定されている。
超音波送受信素子6R、6Lは着用者顔面のそれぞれ右方向、左方向に存在する近接障害物の検知を行い、超音波送受信素子6Uは着用者顔面上前方向の近接障害物の検知を行う。つまり、着用者顔面周囲三方向の近接障害物の存在を検知することが可能である。なお、超音波送受信素子を配置する数と方向は、適宜変更可能である。
また、超音波送受信素子6R、6U、6Lが障害物を検知できる距離は、着用者が任意にまたは段階的に設定することが可能である。検知可能な距離を設定できることで、使用する環境に好適な条件を選択することが可能となる。例えば、外を歩く場合等は着用者の行動可能な範囲が広くなるため安全の為に検知可能な距離を3m以内とし、一方、室内で着座等している場合では50cm以内と設定することで着用者は不必要な警報を知覚しないで済む。
警報LED7R、7U、7Lは、チップタイプのLEDで構成されており、LEDの発光を着用者に視認させることで障害物存在の旨の報知を行う。
警報LED7R、7U、7Lは、超音波送受信素子6R、6U、6Lの障害物検知に伴う検出信号に基づいて発光する。ここで、警報LED7R、7U、7Lの各警報LEDは、超音波送受信素子6R、6U、6Lの各超音波送受信素子が発する検出信号に対応して発光を行う。例えば、着用者の顔面右方向に障害物が存在する場合、超音波送受信素子6Rの障害物検知信号に基づいて、警報LED7Rを発光させることで着用者は視覚で発光を知覚し、顔面右方向に障害物が存在することを認識させることが可能となる。
警報LED7R、7U、7Lは、発光された光が着用者に視認可能な位置、つまりケースCの鏡筒内に存在する結像面9の位置に各々設置を行うことで、着用者は、接眼レンズ412を介して物体像とともに、警報LED7R、7U、7Lの発光を観察することが可能となる。
図2では、警報LED7Rおよび警報LED7Lは、結像面9内のそれぞれ左側と右側の縁に設置され、また警報LED7Uは同じ結像面9内の着用者の顔側に設置されている。警報LED7R、7U、7Lは着用者が接眼レンズを介して発光を観察したとき、警報LED7Rは着用者の視野の右方に、警報LED7Lは着用者の視野の左方に、警報LED7Uは着用者の視野の上方に位置するよう設置されている。このように配置することで、着用者は警報LED7R、7U、7Lの発光する位置によって、障害物の存在する概略方向を知覚することが可能となる。例えば、障害物検知装置が着用者顔面上前方に障害物を検出して、警報LED7Uが発光したとすると、警報LED7Uの光LUは鏡筒内で反射、屈折されて、着用者の視野上方で視認されることを示している。なお、本実施例では鏡筒内の結像面9内に警報LED7R、7U、7Lを設けたが、配置個所はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、警報LED7R、7U、7Lの点滅発光等の発光パターン、発光色等は、適宜変更可能である。
さらに、障害物までの距離に応じて警報LED7R、7U、7Lの光量を変化させることで、着用者に障害物までのおおよその距離を知覚させる。なお、本実施例では障害物までの距離を警報LED7R、7U、7Lの光量で示すこととしたが、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、点滅発光等の発光パターン、発光色等で示してもよい。
警報ブザー8R、8Lは、各々、テンプル34R、34Lのモダン部35R、35Lに近い位置に内蔵されており、ブザー音を着用者の聴覚に知覚させることで障害物存在の旨の報知を行う。
警報ブザー8R、8Lは、超音波送受信素子6R、6U、6Lの障害物検知に伴う検出信号に基づいて音響を発する。ここで、警報ブザー8R、8Lの各ブザーは、超音波送受信素子6R、6U、6Lの各超音波送受信素子が発する検出信号に対応して音響を発する。例えば、着用者の顔面左方向に障害物が存在する場合、超音波送受信素子6Lが障害物を検出した検出信号に基づいて、警報ブザー8Lを鳴らすことで着用者は左の耳でブザー音を知覚し、顔面左方向に近接障害物が存在することを認識させることが可能となる。また、着用者の顔面前上方向で超音波送受信素子6Uが障害物を検出した場合には、左右の警報ブザー8R、8Lを同時に鳴らすことで着用者は両耳でブザー音を知覚し、顔面前上方向に近接障害物が存在することを認識させることが可能となる。なお、本実施例では三方向の障害物警報を二つの警報ブザーの組み合わせで示したが、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、警報ブザー8R、8Lの音程、音色等は適宜変更可能である。
さらに、障害物までの距離に応じて警報ブザー8R、8Lの音程を変化させることで、着用者に障害物までのおおよその距離を知覚させる。なお、本実施例では障害物までの距離を警報ブザーの音程で示すこととしたが、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、音程、音色、音の強弱等で示してもよい。
着用者は衝突防止警報として上記した、光発生及び/又は音響発生による警報を用いることで障害物の接近と、障害物の存在方向を着用者に知覚させることが可能となる。従って、弱視者用視力支援眼鏡1を着用した状態でも、着用者は顔面部周辺の視野外に存在する障害物を知覚することができるため、衝突を回避することが可能となる。
着用者は、上記した二つの警報の出力レベルを任意に設定することが可能であり、警報光や警報音の強弱を変更することができる。また、警報が煩わしい等、着用者の使用環境に対応して警報光のみとしたり、警報音のみとしたりすることも可能であり、両警報の出力レベルをゼロとすることも可能である。その場合は、通常の弱視者用視力支援眼鏡1と同様な使い方となる。
次に、本発明の動作シーケンスを図3のブロック図で示す。
障害物検知回路110では、超音波を利用して障害物存否の検知を行う。一方、障害物警報回路120では、障害物検知回路110の検出信号に基づいて警報を発し着用者に障害物の存在を知覚させる。
本実施例で使用する障害物検知回路110では、周波数1MHz程度の超音波を用いる。タイミングパルス回路111から超音波発振回路112を駆動するトリガー信号としてのタイミングパルス信号が出力され、また超音波発振回路112から所定の周波数とパルス幅の超音波振動に対応したパルス電気振動信号が次段の超音波発振素子駆動回路113へ出力される。本実施例ではタイミングパルス信号を6Hz、超音波パルス信号として周波数1MHzでパルス幅を0.1ミリ秒に設定することとする。本設定によれば、本実施例の眼鏡からは右方、左方、上前方の三方向へ超音波が順次放射され、その周期は0.5秒である。また、パルス幅の設定から、超音波の反射波の位置分解能は約5cmであり、本用途への応用には十分な特性といえる。
次に、超音波発振素子切替回路114では、三個の超音波送受信素子6(R、U、L)を順次に繰り返し駆動指定を行う。そのため、複数の超音波発振子から同時に超音波が出力されることはない。なお、本実施例では超音波送受信素子6は送受信一体型を用いたが、送波、受波それぞれ独立して二個の振動子を使用することとしてもよい。また、本実施例では超音波の周波数として1MHz程度の帯域を用いたが、他の帯域の超音波を使用してもよい。
超音波送受信素子6から送波された超音波パルスは、物体に反射して、送波した超音波送受信素子6に戻ってくる。超音波送受信素子6は、この反射波を検出信号である電気信号に変換する。電気信号に変換された反射波信号は、超音波信号検出回路115に入力する。ここで超音波信号検出回路115は、超音波送受信素子6が超音波パルスを送波してから3ミリ秒間のみ反射波信号を受波することが可能であり、3ミリ秒経過後は次の超音波パルス送波のサイクルまで受波されないような間欠的な設定を行っている。従って、本間欠設定では音が大気中を1.5ミリ秒間に進む距離(約50cm)内に存在する障害物を検知することが可能であり、それより遠い障害物には反応しないことを意味している。また、本間欠設定値は着用者が任意にまたは段階的に適宜変更可能であり、値を変更することで障害物を検知可能な距離を変更することが可能である。例えば、外を歩く場合等は着用者の行動可能な範囲が広くなるため安全の為に検知可能な距離を3m以内とし、一方、室内で着座等している場合では50cm以内と設定することで着用者は不必要な警報を知覚しないで済む。
超音波信号検出回路115に入力された障害物の存在を検知した反射波信号は、整流・増幅回路116にて反射波信号の整流と増幅が行われ、障害物警報回路120の警報素子駆動回路121に入力される。警報素子駆動回路121では、障害物検知に伴う警報の出力レベルを任意に設定することが可能であり、警報光や警報音の強弱を変更することができる。また、警報が煩わしい等、着用者の使用環境に対応して警報光のみとしたり、警報音のみとしたりすることも可能であり、両警報の出力レベルをゼロとすることも可能である。その場合は、通常の弱視者用視力支援眼鏡1と同様な使い方となる。
次に、警報素子切替回路122は、超音波発振素子切替回路114の切り替え信号と同期して駆動警報素子の指定を行う。例えば、超音波発振素子切替回路114が超音波送受信素子6(L)の駆動指定を行ったならば、警報素子切替回路122により対応する警報素子、警報LED7(L)及び/又は警報ブザー8(L)の駆動指定が行われる。
以上説明したように、拡大機能が必須の弱視者用視力支援眼鏡1において、障害物の存否を検知する超音波送受信素子と、この超音波送受信素子による検出信号に基づいて警報を発する警報装置を付加したので、視野が狭いにもかかわらず、着用者の視野外に存在する障害物を知覚できるため衝突することを回避することが可能であり着用時の安全性を向上することができる。また、本発明では三方向の障害物検知にそれぞれ超音波送受信素子6R、6U、6Lを設置しているが、これら三つの超音波送受信素子は同じ周波数で動作する同規格のものであるため、製品のコストダウンに有効である。また、本実施例では三つの超音波送受信素子6R、6U、6Lを同規格としたが、それぞれを別の規格としてもよい。さらに、三つの超音波送受信素子6R、6U、6Lを時分割動作させるため超音波送受信素子間の相互干渉による混信の可能性は低く、また超音波を送波している実時間が短時間であるため電力消費を低くすることが可能である。
弱視者用視力支援眼鏡1の概略構成を示す図である。 鏡筒内に配置した警報LEDを示す図である。 衝突防止警報機構回路を示すブロックダイアグラム
符号の説明
1 弱視者用視力支援眼鏡
2R、2L レンズ
3 フレーム
4 自動合焦機構
5 電源部
6R、6U、6L 超音波送受信素子
7R、7U、7L 警報LED
8R、8L 警報ブザー
9 結像面
33R、33L 鼻パッド部
35R,35L モダン部
41 光学系
42 レンズ駆動部
431 測距部

Claims (9)

  1. フレームに、当該フレームの周囲における障害物の存否を検知する障害物検知手段と、
    この障害物検知手段による検出信号に基づいて警報を発する警報手段と、を設けたことを特徴とする眼鏡。
  2. 前記眼鏡は、前記フレームに視力支援機能が設けられた視力支援機能付き眼鏡であることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡。
  3. 前記障害物検知手段は、非接触型の検出手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡。
  4. 前記障害物警報装置は、前記フレームの周囲に超音波を送波する超音波発信機と、前記送波された超音波の前記障害物からの反射波を受波する超音波受信機と、からなることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の眼鏡。
  5. 前記障害物検知手段は、前記フレームに対する前記障害物の存在方向を検知することが可能であり、前記警報手段は前記存在方向を識別可能に警報を発することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の眼鏡。
  6. 前記障害物検知手段は、前記フレーム又は前記障害物検知手段と前記障害物との間の距離を検知することが可能であり、前記警報手段は、前記距離情報を識別可能に警報を発することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の眼鏡。
  7. 前記障害物検知手段は、検知可能な距離が可変設定可能であることを特徴とする請求項6に記載の眼鏡。
  8. 前記警報手段は、光発生手段及び/又は音響発生手段であることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の眼鏡。
  9. 前記警報手段は、警報の出力レベルが調整可能であることを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の眼鏡。
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