JP2005110825A - 温度表示カップ - Google Patents

Abstract

【課題】嗜好品のお茶やコーヒーや酒などの最適の液温で最も美味しいと感ずる。また幼児や食事の介護を必要とする病人や老人などにも最適な温度で美味しく食してもらうために、温度表示をわかりやすくした温度表示カップを提供する。従来のサーモラベルはほとんどのものが不可逆性であり、繰り返し使用ができないため、その都度交換しなければならず無駄が多かった。また水やお湯に浸漬すると着脱したりして使えなくなるなどの問題があった。
【解決手段】カップの側面に温度表示のできるサーモラベルを貼着し、温度表示のできるサーモラベルは可逆性を要し、サーモラベルに防水性のカバーを貼設することで実現する。
【選択図】図１

Description

本発明は、温度変化を表示する可逆で繰り返し使用が可能なサーモラベルを温度表示カップに貼着することで、カップ内の液体や固体の温度を表示する温度表示カップに関する発明である。

ある物体の温度環境を記録、表示するサーモラベルがある。これはＣｏＣｌ2・（ＣＨ2）6Ｎ4・１０Ｈ2Ｏなどのような無機化合物の加熱時の結晶水の放出、スピロピランやビアントロンなどの有機化合物の加熱時の構造変化、ロイコ染料と固体酸とアルコール性水酸基を有する化合物の三成分からなるものの加熱時の化学反応等によって、発色もしくは消色し温度変化の有無を表示する。
特開平９−２２５００９号公報

嗜好品のお茶やコーヒーや酒などは人それぞれに最適の液温を持っている、その温度で飲んだときに最も美味しいと感ずる。しかしその最適の温度はカップに口をつけるまで分からず、場合によっては舌を火傷することも少なくない。
また幼児や食事の介護を必要とする病人や老人などにも最適な温度で美味しく飲食するために、温度表示をわかりやすくした温度表示カップを提供することを目的とする。
しかしながら、従来のサーモラベルはほとんどのものが不可逆性であり、繰り返し使用ができないため、その都度交換しなければならず無駄が多かった。また水やお湯に浸漬すると着脱したりして使えなくなるなどの問題があった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的とする所は、表示が可逆性で繰り返し使用が可能なサーモラベルを提供することにある。

上記目的を達成するため、請求項１記載の発明は、カップの側面に温度表示のできるサーモラベルを貼着したことを特徴とする。また、請求項２の発明は、請求項１記載の発明において、温度表示のできるサーモラベルは可逆性を特徴とする。また、請求項３の発明は、請求項１記載の発明において、温度表示のできるサーモラベルに防水性のカバーを貼設することを特徴とする。

本発明に係る温度表示カップによれば、この発明の温度が表示できる温度表示カップにより、お茶やコーヒーや酒などの嗜好品を最適な液温で美味しく飲める、また幼児や病人や老人などは食事を美味しく食することができる。また本発明のサーモラベルは温度によって可逆的に変化する感熱体を有しているので、繰り返し使用が可能であり、ランニングコストの低減、更には資源の節約に貢献することができる。更にサーモラベルに防水性のカバーを貼設することでカップを水やお湯で洗浄しても着脱や浸漬することがない。

カップの側面に温度表示のできるサーモラベルを貼着し、サーモラベルは可逆性を要し、サーモラベルに防水性のカバーを貼設することで実現した。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図１は、この発明に係わる温度を表示できる温度表示カップの実施例を示す斜視図である。
温度表示カップ１は、サーモラベル２を温度表示カップ１の側面以外の例えば底面や上蓋や柄や取っ手などに貼着させてもよい、またカップの材質、形状、大きさに関係なく貼着できる、上記サーモラベル２はカップの材質、形状、大きさに応じて長くしたり広くしたり複数個に分けて貼着してもよい。

上記サーモラベル２は、温度の変化により変色するので使用者の希望する温度までカップ内の液体の温度を調整することができる、サーモラベル２は可逆性の感熱体で繰り返し使用が可能である、例えば感熱体は、これを構成する樹脂母材中に分散されている有機低分子物質が、加熱度合に相対して多結晶と単結晶との間を相変化することにより、その透明度が変化する。このような感熱体を有するサーモラベルを任意の被着体に添付した場合、サーモラベルの感熱体の透明度の変化により、被着体の温度履歴が確認でき、更に再加熱により容易にサーモラベルを初期状態に復帰させることができる。

上記温度表示カップ１に貼着されたサーモラベル２は洗浄に耐えるために、サーモラベル２を防水性のカバー３を貼設している。上記カバー３は耐湿性、耐水性、耐熱性、耐候性、耐久性、耐酸性、耐アルカリ性、透過性、耐強度を備えている材質で覆われている。例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミドなどの樹脂フィルムなどが使用できる。

温度表示カップ１は、色で温度を表示するサーモラベル２を使用することで、幼児や病人や老人などの数字や目盛では認識しにくい人でも理解しやすい。また温度表示カップ１は取っ手を右手で持っても左手で持ってもサーモラベルの温度表示が正面で読めるように長くしても良いし見やすいように２個貼着してもよい。例えば色で温度を表示するサーモラベル２は、−２０度から５８度まで２度ずつ、５０度から１００度まで５度ずつの温度ピッチで表現され、−２０度から１００度までの温度を測り、温度に応じて色や濃度を変化させることができる。

本発明は家庭や病院、託児所、学校などの様々な場所でたくさんの人々に手軽に使用できる温度表示カップに関する。

この発明に係わる温度が表示できるコップに実施形態を示す斜視図である。

符号の説明

１ 温度表示カップ
２ サーモラベル
３ カバー

Claims (3)

1. カップの側面に温度表示のできるサーモラベルを貼着したことを特徴とする温度表示カップ。
2. 請求項１記載の温度表示のできるサーモラベルは可逆性を特徴とする温度表示カップ。
3. 請求項１記載の温度表示のできるサーモラベルに防水性のカバーを貼設することを特徴とする温度表示カップ。

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