JP2005091532A - 液晶表示装置 - Google Patents

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浩 塚田
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Abstract

【課題】 薄型にして加工工程が少なくコストを低く抑えることができて、画面全体の照明の明るさが均一な液晶表示装置を得る。
【解決手段】 上電極を有する液晶上基板と下電極を有する液晶下基板とを前記上電極と下電極とを間隙を設けて対向させて液晶セル部を構成し前記上電極と下電極とにより画素を構成すると共に前記液晶セル部に液晶を封止して表示面を構成する液晶パネルと、該液晶パネルを照明するためのバックライトユニットとを有する液晶表示装置において、前記液晶と前記バックライトユニットとの間に該バックライトユニットから照射される光を調整して前記表示面の照度を均一にするための開口面積が異なる複数の開口部を有する半透明の反射膜を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示装置の構成に関し、特に、液晶パネルと該液晶パネルを照明するバックライトユニットとを有する液晶表示装置の構造に関する。
従来における液晶パネルと該液晶パネルを照明するバックライトユニットとなる面照明装置を有する液晶表示装置において、面照明装置は、液晶パネルの表示面の全面を均一な照度で照明することができる面光源を持つことが望ましいが、装置が厚くなり高価になることから、装置を薄型にするためあるいはコストを低廉にするため、点光源あるいは線光源を採用することが多い。このような点状光源、例えばLED(Light Emitting Diode)、あるいは線状光源、例えば蛍光管等を用いた面照明装置では、液晶パネルの表示面の全面を均一な照度で照明することが困難であり、照度が高い部分と低い部分が生じる。このような表示面の照度むらをなくするために、バックライトユニットの導光部材の放射面の対向面に島状の反射膜を備え、照度が大きい位置では島の面積を小さくし、照度が小さい位置では島の面積を大きくして表示面の照度を均一にしようとしているものがある。また、明るい環境においては省電力のために面照明装置の照明を用いずに外光照明を用いるように反射膜を有する面照明装置を採用しているものがある。
図15、および図16を用いて従来例1について説明する。図15は、従来例1の面照明装置を示す主要断面図、図16は、図15における光拡散層507を示す平面図であり、(a)は第1の応用例、(b)は第2の応用例である。従来例1は、液晶表示装置の液晶パネルの背面に配設する面照明装置であり、導光板の裏面に当接する反射板が光源から離れるに従って単位当たりの反射塗料塗布面積が大きくなる反射面を有するものである。
側面から入射された光を伝播するための透明な導光板501と、導光板501の上面の光出射面511に当接する拡散板502と、導光板501の下面の光拡散面512に当接する光拡散層507と、更に、光拡散層507の下面に当接する反射板506と、導光板501の対向する両側面に近接して配設された一対の、例えば蛍光ランプ等の直管状光源503a、503bとで構成されている。光拡散面512は、白色塗料を塗布している部分と塗布していない部分とにより構成されている。
第1の応用例の光拡散層507は、図16(a)に示すように一定のピッチPで線状の白色塗料を縞模様571状に塗布され、第2の応用例の光拡散層507は、図16(b)に示すように四角のドット572を一定のピッチで塗布されている。縞模様571の線幅、および四角のドット572の大きさは、両側の光源503a、503bから離れて中央部512aへ近付くほど大きくして、単位面積当たりの塗布面積(塗布面積率)の分布が導光板の中央部でなだらかな極大値をもち、中心に対して対称になるように形成されている。
このようにして、直管状光源503a、503bから近く、光路が短い部分の光拡散層507は反射面積が小さく形成され、直管状光源503a、503bから遠く、光路が長い部分の光拡散層507は反射面積が大きく形成されているので、拡散板502のすべての箇所において同じ照度の光を発射することができる面照明装置を得ることができる。
図17、および図18を用いて従来例2について説明する。図17は、従来例2の内部光源を用いた際の光の進行状態を示す説明図、図18は、外部光源を用いた際の光の進行状態を示す説明図である。従来例2は、半透過性フィルムと反射膜とを有することにより
、外部の光を用いると共に内蔵光源の光を用いることができる面照明装置である。
透明材料により形成されている導光板604の上面には半透過性フィルム601が固着されており、導光板604の下面は粗面化処理を施された反射面604aが形成されている。更に、導光板604の下面には反射シート605が固着されている。半透過性フィルム601は、ポリエステル等のベースからなる照射層602とアルミニウム等の金属蒸着処理の後にエッチング等の処理を施して光の透過する微小孔あるいは細溝の蒸着層603とにより構成されている。導光板604の一方の側端には、光源606が近接して配設されている。
図17を用いて光源606によって照明する場合における光の進行状態について説明する。光源606から発せられた光は導光板604の内部を進むが、進行角度によっては半透過性フィルム601の蒸着層603により反射されて導光板604の内部を更に遠方へと進行し、導光板604の反射面604aに設けられた凸部の斜面により更に反射して、その角度に応じて半透過性フィルム601の蒸着層の微小孔あるいは細溝を透過して照射層602から外部へ放射される。
図18を用いて外部光によって照明する場合における光の進行状態について説明する。外部から光を受けた場合、図18の矢印線で示した外部光の一部は半透過性フィルム601の表面あるいは蒸着層603によって反射される。その他の光は蒸着層603の微小孔あるいは細溝を透過して導光板604の内部へ入射した後、反射面604a、反射シート605により反射されて半透過性フィルム601を通して外部へ放射される。
このようにして、光源606から発せられた光は導光板604の内部を進行し、導光板604の反射面604aに反射して、半透過性フィルム601の蒸着層の微小孔あるいは細溝を透過して照射層602から外部へ放射されると共に、外部から光を受けた場合、外部光の一部は半透過性フィルム601の表面あるいは蒸着層603によって反射されるが、その他の光は導光板604の内部へ入射して反射面604a、反射シート605により反射されて半透過性フィルム601を通して外部へ放射されるので、内蔵光源の光と外部光を用いて照明する面照明装置を得ることができる。
特開平2−157791(従来例1) 実開昭62−158427(従来例2)
従来例1においては、光拡散面512の白色塗料を塗布している部分と塗布していない部分との比率を変えて、直管状光源503a、503bから近く、光路が短い部分の光拡散層507の反射面積を小さくし、直管状光源503a、503bから遠く、光路が長い部分の光拡散層507の反射面積を大きくすることにより、拡散板502のすべての箇所において同じ照度の光を発射することができる面照明装置を得るように工夫されている。然るに、白色塗料を塗布するので、塗装工程、および乾燥工程が必要となりコストが高くなる要因となっている。
一方、従来例2においては、光源606から発せられた光は導光板604の内部を進行し、導光板604の反射面604aに反射して、半透過性フィルム601の蒸着層の微小孔あるいは細溝を透過して照射層602から外部へ放射されると共に、外部から光を受けた場合、外部光の一部は半透過性フィルム601の表面あるいは蒸着層603によって反射されるが、その他の光は導光板604の内部へ入射して反射面604a、反射シート605により反射されて半透過性フィルム601を通して外部へ放射されるようにして、内蔵光源の光と外部光を用いて照明する面照明装置を得るように工夫されている。然るに、
光放射面となる半透過性フィルム601の、光源606に近い部分は照度が高くなり、光源606から遠い部分は照度が低くなるという難点を有している。
また、従来例2において、更に、従来例1のように内蔵光源を点光源あるいは線光源によって、表示面全面を均一な照度で照明することができるようにするためには、導光部材の放射面に光が透過する微小孔あるいは細溝を持った蒸着層を形成し、且つ、導光部材の放射面の対向面に、照度が大きい位置では面積を小さくし、照度が小さい位置では面積を大きくした島状の反射膜を備えることによって達成することができる。然るに、このように、導光部材の放射面に光が透過する微小孔あるいは細溝を持った蒸着層を形成し、導光部材の放射面の対向面には島状の反射膜を形成することは加工工程を多くしコストが高くなってしまうという問題点があった。
本発明の目的は、薄型にして加工工程が少なくコストを低く抑えることができて、画面全体の照明が明るく明るさが均一な液晶表示装置を得ようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の手段は、電極を有する2枚の基板を電極を対向させて間隙を設け配設し前記間隙に液晶を封止した液晶パネル有しさらに線状または点状の光源を有するバックライトユニットを前記液晶パネルの下方に配設した液晶表示装置において、前記液晶とバックライトユニットの間に複数の透光孔を有する反射膜が設けられており、前記透過光は表示面の輝度ムラを解消するように前記透光孔の大きさを変化させたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第2の手段は、本発明の第1の手段において前記透光孔の大きさの変化が、前記光源に近い前記透光孔の大きさが前記光源から遠い前記透光孔より小さくなることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第3の手段は、本発明の第2の手段において前記透光孔の大きさの変化が、前記光源に近い側から遠い側に向けて徐々に前記透光孔を大きくすることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第4の手段は、本発明の第1または第2または第3の手段において少なくとも対向する前記電極とその間の前記液晶で画素を形成し、前記透光孔が前記画素の一部に設けられる事を特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第5の手段は、本発明の第4の手段において前記透光孔は、前記画素の面積の25%から50%の面積を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明は、上電極を有する液晶上基板と下電極を有する液晶下基板とを前記上電極と下電極とを間隙を設けて対向させて液晶セル部を構成し前記上電極と下電極とにより画素を構成すると共に前記液晶セル部に液晶を封止して表示面を構成する液晶パネルと、該液晶パネルを照明するためのバックライトユニットとを有する液晶表示装置において、前記液晶と前記バックライトユニットとの間に該バックライトユニットから照射される光を調整して前記表示面の照度を均一にするための開口面積が異なる複数の開口部を有する半透明の反射膜を設けたことを特徴とするものである。
さらに、前記開口部は、前記バックライトユニットから照射される光の照度が大きい部分は小さな面積を有し、照度が小さい部分は大きな面積を有するように配設されていることを特徴とするものである。
さらに、前記開口部は、小さな面積から大きな面積までを徐々に変化させていることを特徴とするものである。
さらに、前記開口部は、小さな面積から大きな面積までを数個のグループに分けてグループ毎に段階的に変化させていることを特徴とするものである。
さらに、前記開口部は、前記画素の領域内に設けられていることを特徴とするものである。
さらに、前記開口部は、前記画素の面積の25%から50%の面積を有することを特徴とするものである。
上述のように、本発明によれば、液晶とバックライトユニットとの間に、開口面積が異なる複数の開口部を形成した半透明の反射膜を設けたことにより、液晶パネルを外光照明を用いて照明することができると共に、液晶パネルの面照明装置として、内蔵光源として点光源あるいは線状光源を有するバックライトユニットを採用した場合においても、表示面全面を均一な照度で明るい照明をすることができる。従って、薄型にして加工工程が少なくコストを低く抑えることができると共に、画面全体の照明の明るさが均一な液晶表示装置を得ることができる。
上電極を有する液晶上基板と下電極を有する液晶下基板とを前記上電極と下電極とを間隙を設けて対向させて液晶セル部を構成し前記上電極と下電極とにより画素を構成すると共に前記液晶セル部に液晶を封止(シール)して表示面を構成する液晶パネルと、該液晶パネルを照明するための点状あるいは線状の光源を備えたバックライトユニットとを有する液晶表示装置において、前記液晶と前記バックライトユニットとの間に該バックライトユニットから照射される光を調整して前記表示面の照度を均一にするために開口面積が異なる複数の開口部を有する半透明の反射膜を設ける。
以下発明の実施の形態を実施例1について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る実施例1における液晶表示装置を示す斜視図である。図2は、図1に示す液晶表示装置の液晶パネル1とバックライトユニット9とを離間させた状態を示す斜視図である。図3は、図2に示す液晶下基板2から液晶上基板4を取り外した状態を示す斜視図である。図4は、図1に示す断面AAの状態を示す断面図である。図5は、図1に示す断面BBの状態を示す断面図である。図6は、図4に示す矢視aの状態を拡大して示す詳細断面図である。図7は、図5に示す矢視bの状態を拡大して示す詳細断面図である。図8は、図7に示す矢視cの状態を拡大して示す詳細断面図である。図9は、図3に示す矢視CCの状態を示す平面図である。図10は、図9に示す各矢視部を拡大してしめす部分詳細図で、(a)は矢視dと矢視f、(b)は矢視e、(c)は矢視gと矢視i、(d)は矢視hの状態を示す。図11は、図10(a)に示す矢視jの状態を拡大して示す部分詳細図である。図12は、HIM(Hole in Mirror:ホール・イン・ミラー)開口率と相対透過率(例:開口率50%とした時の透光率を100%とした透光率)との関係を示すグラフである。
図1、および図2を用いて、本発明に係る実施例1の液晶表示装置の概略の構成について説明する。図1、および図2に示すように、液晶表示装置は、液晶パネル1とその背面に配設されているバックライトユニット9とにより構成されている。液晶パネル1は、上面に表示面1aをもっており、上面に下電極2eが形成されている液晶下基板2と、下面
に上電極4cが形成されている液晶上基板4とを前記上電極4cと前記下電極2eを対向させて双方の間にシール部材3によって、後述する液晶セル部5を形成するように接合している。バックライトユニット9は、ハウジング9aの上面に照射窓部9bが設けられている。
図3を用いて、図1に示す液晶パネル1の概略の構成について説明する。上電極4dを有する液晶上基板4と、下電極2eを有する液晶下基板2とを前記上電極4dと前記下電極2eを対向させてシール部材3により接合して後述する液晶セル部5を構成している。ここで、上電極4dと下電極2eとが交わる領域が画素1bとなっている。液晶上基板4は、上基板ベース4aの下面に表示面1aを囲むブラックフレーム4cと、ブラックフレーム4cの内側にカラーフィルター4bが形成され、上電極4dと、上電極4dを外部に設けられている制御回路に接続するための上リード4fと、島状ダミー上電極4gとが透明なITO(酸化インジウム錫)によって形成されている。液晶下基板2は、下基板ベース2aの上面に液晶駆動IC8が固着されている。また、下基板ベース2aの上面には、下電極2eと、下電極2eを液晶駆動IC8と接続するための下電極リード2gと、島状ダミー下電極2hとが透明なITO(酸化インジウム錫)によって形成されている。
図4、図5、および図6を用いて、図1に示す液晶表示装置の構成について更に説明する。液晶パネル1は、液晶上基板4、液晶下基板2、およびシール部材3によって構成され、液晶上基板4、液晶下基板2、およびシール部材3によって囲まれた間隙の液晶セル部5には液晶7が充填されている。シール部材3は異方性導電性接着材によって形成され、液晶上基板4と液晶下基板2との間の対向位置のみに導電機能を有するが、該方向に直交する方向には導電機能を有しない。
バックライトユニット9は、第1面に照射窓部9bが形成されたハウジング9aに、透明な材質により形成された導光部材9dと、導光部材9dの側面に電球、LED等の点状あるいは蛍光管等の線状の光源9cが配設されている。導光部材9dの前記第1面の裏面になる第2面の側の面には、凹凸状に形成された光拡散層9eが形成されている。即ち、光源9cから発射された光は、導光部材9dの内部を通り、導光部材9dの表面および光拡散層9eで反射されて、L1、L2、L3のように液晶パネル1を照明するように構成されている。
なお、本実施例では、導光部材9dの側面に点状あるいは線状の光源9cを配設してバックライトユニット9を構成しているが、点状あるいは線状の光源9cを、導光部材9dの背面に配設してバックライトユニットを構成しても同様の効果を得ることができる。
図7、図8、および図9を用いて、図1に示す液晶パネル1の構成について説明する。下基板ベース2aの上面にはCrを蒸着して形成された半透明の反射膜2bが形成され、反射膜2bには、バックライトユニット9から照明される光を通しやすくするための複数の透光孔2cが形成されている。反射膜2bの上には絶縁膜2dを介して下電極2eが形成されている。下電極2eは、図9に示すように複数条の縞状に形成されている。なお、反射膜2bも下電極2eと同様に複数条の縞状に形成されている。更に、下基板ベース2aの上面および下電極2eの上面のすべてを覆うように下配向膜2fが形成されている。
上基板ベース4aの下面にはカラーフィルタ4bが形成され、カラーフィルタ4bの下には、図9に示すように複数条の縞状の上電極4dが、下電極2eに直交するように形成されている。上基板ベース4aの下面および上電極4dの下面のすべてを覆うように上配向膜4eが形成されている。ここで、上電極4dと下電極2eとが交わることにより画素1bを構成している。
図9、図10、図11、図12、および図13を用いて、図1に示す液晶パネル1の構成について更に説明する。画素1bの内の半透明の反射膜2bに形成された透光孔2cは、光源9cに最も近く照度が大きい場所にある個体の面積が最も小さく、光源9cに最も遠く照度が小さい場所にある個体の面積が最も大きく形成され、各個の面積は、光源9cに最も近く照度が大きい場所から光源9cに最も遠く照度が小さい場所まで徐々に大きくして、いわゆるグラデーション状に変化させている。
この画素1bの内の一部に形成された透光孔2cは、図11に示した位置である画素1bのほぼ中央に配設するのが画面全体に対する透光量の量が把握しやすいので好ましい。
一方透光孔2cを画素1bの中央でなくとも良く、画素1bの端に位置していても良く、さらには、画素1bからはみ出しても良い。
また図10,11では、透光孔2cを画素1bに対応して1つ設けているが、画素1b無いに複数個を設けていても良い。
また図10,11では、透光孔2cの形状を正方形としているが、長方形、円、楕円などの形状に適宜用いるのがよい。
一般的に、透光孔2cの面積は、光源9cに最も近い場所にある個体を最も小さく、光源9cに最も遠い場所にある個体を最も大きく形成する。然るに、光源9cから照射される光の照度は、光源9cからの距離だけで決まるものではなく、光の照射方向に直交する方向の位置によっても変動する。例えば、光源9cが線状である場合には、その両端部では光量が中央部と比較して小さくなっており、線状の光源9cの両端部では、光源9cからの距離が中央部と同じであっても照度は小さくなる。従って、透光孔2cの面積は、光の照射方向に直交する方向にも変化させて、照度が最も大きい場所にある個体の面積を最も小さくし、照度が最も小さい場所にある個体の面積を最も大きく形成することにより均一な明るさの表示面1aを得ることができる。
図10(a)は、図9に示す矢視eの状態を示し、図10(b)は、図9に示す矢視dと矢視fの状態を示している。また、図10(c)は、図9に示す矢視hの状態を示し、図10(d)は、図9に示す矢視gと矢視iの状態を示している。このように、図10(a)に示す光源9cに最も近く照度が大きい場所の矢視eにある透光孔2cはその面積が最も小さく、図10(d)に示す光源9cに最も遠く照度が小さい場所の矢視g、および矢視iにある透光孔2cはその面積が最も大きく形成されている。
図10(a)に示す矢視jを拡大した状態を図11に示す。矢印jは、上電極4dと下電極2eとが交わって構成された画素1bを示し、画素1bの領域内の反射膜2bには透光孔2cが形成されている。上電極4dと下電極2eとの他の交点も同様に画素1bを構成している。このように、光源9cに最も近く照度が大きい場所にある透光孔2cの面積を最も小さく、光源9cに最も遠く照度が小さい場所にある透光孔2cの面積を最も大きく、グラデーション状に変化させて形成することにより、表示面1aの全面を均一な照度で照明することができるように構成されている。
なお、本実施例では、半透明の反射膜2bに形成された透光孔2cの面積を、光源9cに最も近く照度が大きい場所から光源9cに最も遠く照度が小さい場所までグラデーション状に変化させているが、透光孔2cの面積をいくつかのグループに分けて順次変化させてもほぼ同様の効果が得られる。
図11に示すように、上電極4dに対して直交するように下電極2eが形成され、下電極2eと上電極4dとが交差して、図11において濃く塗りつぶして画いたように画素1bが構成され、画素1bの中央部に位置する反射膜2bには透光孔2cが形成されている。透光孔2cの面積は、前述したように、光源9cに最も近く照度が大きい場所から最も遠く照度が小さい場所までをグラデーション状に大きくなるように形成することにより、
液晶パネル1を外光照明を用いて照明することができると共に、液晶パネル1の面照明装置として、内蔵光源として点光源あるいは線光源を有するバックライトユニット9を採用した場合において、表示面1aの全面を均一な照度で照明することができるように構成されている。
なお、画素1bの面積に対する透光孔2cの面積の実用的な比率即ちHIM(Hole
in Miror)開口率は25%から50%である。開口率50%のときの透過率を100としたときの、開口率が25%から50%までの相対透過率を図12に示す。図12に示すように、HIM開口率(x)に対する相対透過率(y)は、少なくともHIM開口率が25%から50%までの範囲においてはy=2xのリニアな関係にある。なお、外光によって照明するときには、反射膜2bによって外光を反射して液晶パネル1を照明する。
以下発明の実施の形態を実施例2について図面を参照して説明する。図13は、図7と同じ状態を示す実施例2における断面詳細図である。図14は、図13に示す矢視kの状態を拡大して示す断面詳細図である。
図13、および図14を用いて、実施例2における液晶パネル101の構成について説明する。下基板ベース102aの上面には複数の透光孔102cを持った反射膜102bが形成され、反射膜102bの上には絶縁膜102dを介して下電極102eが形成されている。なお、本実施例では、導電性のAlを蒸着して反射膜102bを形成しているので絶縁膜102dを介して下電極102eを形成しているが、反射膜102bを導電性でない材料で形成した場合には絶縁膜102dは不要であり、反射膜102bの表面にじかに下電極102eを形成してもよい。
反射膜102bに形成された透光孔102cは、図示せぬ光源に最も近い場所にある個体の面積が最も小さく、該光源に最も遠い場所にある個体の面積が最も大きく形成され、各個の面積は、前記光源に最も近い場所から該光源に最も遠い場所までグラデーション状に変化している。なお、画素1bの面積に対する透光孔102cの面積の実用的な比率即ちHIM(Hole in Miror)開口率は前述した実施例1と同様である。下電極102eは、前述した実施例1と同様に複数条の縞状に形成されている。然るに、反射膜102bは前述した実施例1とは異なり、前述した複数の透光孔102cを除く下基板ベース102aの全面を覆うように形成されている。更に、下基板ベース102aの上面および透光孔102cの上面のすべてを覆うように下配向膜102fが形成されている。
なお、本実施例では、半透明の反射膜102bに形成された透光孔102cの面積を、光源109cに最も近く照度が大きい場所から光源109cに最も遠く照度が小さい場所までグラデーション状に変化させているが、透光孔102cの面積をいくつかのグループに分けて順次変化させてもほぼ同様の効果が得られる。
上基板ベース104aの下面にはカラーフィルタ104bが形成され、カラーフィルタ104bの下には、図14に示すように複数条の縞状の上電極104dが、下電極102eに直交するように形成されている。上基板ベース104aの下面および上電極104dの下面のすべてを覆うように上配向膜104eが形成されている。このような構成により、前述した実施例1と同様にして、液晶パネル101を外光を用いて照明することができると共に、液晶パネル101の面照明装置として、内蔵光源として点光源あるいは線光源を有するバックライトユニット109を採用した場合において、表示面1aの全面を均一な照度で照明することができる。実施例2は、反射膜102bを複数の透光孔102cを除く下基板ベース102aの上面を覆うように形成するので、実施例1のように縞状に形
成する場合と比較して加工が容易となっている。
以上説明したように本実施例では、縞状の電極の交差させて画素を構成するパッシブ方式の液晶パネルについて説明したが、本発明は、TFT、MIM、TDF等の非線形素子を用いたアクティブ方式の液晶パネルに適用した場合においても同様の効果を得ることができる。
本発明に係る実施例1における液晶表示装置を示す斜視図である。 図1に示す液晶表示装置の液晶パネル1とバックライトユニット9とを離間させた状態を示す斜視図である。 図2に示す液晶下基板2から液晶上基板4を取り外した状態を示す斜視図である。 図1に示す断面AAの状態を示す断面図である。 図1に示す断面BBの状態を示す断面図である。 図4に示す矢視aの状態を拡大して示す詳細断面図である。 図5に示す矢視bの状態を拡大して示す詳細断面図である。 図7に示す矢視cの状態を拡大して示す詳細断面図である。 図3に示す矢視CCの状態を示す平面図である。 図9に示す各矢視部を拡大してしめす部分詳細図で、(a)は矢視dと矢視f、(b)は矢視e、(c)は矢視gと矢視i、(d)は矢視hの状態を示す。 図10(a)に示す矢視jの状態を拡大して示す部分詳細図である。 HIM開口率と相対透過率との関係を示すグラフである。 実施例2における図7と同じ状態を示す断面詳細図である。 図11に示す矢視jの状態を拡大して示す断面詳細図である。 従来例1の面照明装置を示す主要断面図、 図15における光拡散層を示す平面図である。 従来例2の内部光源を用いた際の光の進行状態を示す説明図、 従来例2の外部光源を用いた際の光の進行状態を示す説明図である。
符号の説明
1 液晶パネル
1a 表示面
1b 画素
2 液晶下基板
2a 下基板ベース
2b 反射膜
2c 透光孔
2d 絶縁膜
2e 下電極
2f 下配向膜
2g 下電極リード
2h 島状ダミー下電極
3 シール部材
4 液晶上基板
4a 上基板ベース
4b カラーフィルター
4c ブラックフレーム
4d 上電極
4e 上配向膜
4f 上リード
4g 島状ダミー上電極
5 液晶セル部
7 液晶
8 液晶駆動IC
9 バックライトユニット
9a ハウジング
9b 照射窓部
9c 光源
9d 導光部材
9e 光拡散層

Claims (11)

  1. 電極を有する2枚の基板を電極を対向させて間隙を設け配設し前記間隙に液晶を封止した液晶パネル有しさらに線状または点状の光源を有するバックライトユニットを前記液晶パネルの下方に配設した液晶表示装置において、
    前記液晶とバックライトユニットの間に複数の透光孔を有する反射膜が設けられており、前記透光孔の大きさを変化させ表示面の輝度ムラを解消することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記透光孔の大きさの変化が、前記光源に近い前記透光孔の大きさが前記光源から遠い前記透光孔より小さくなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記透光孔の大きさの変化が、前記光源に近い側から遠い側に向けて徐々に前記透光孔を大きくすることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 少なくとも対向する前記電極とその間の前記液晶で画素を形成し、前記透光孔が前記画素の一部に設けられる事を特徴とする請求項1または2または3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記透光孔は、前記画素の面積の25%から50%の面積を有することを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 上電極を有する液晶上基板と下電極を有する液晶下基板とを前記上電極と下電極とを間隙を設けて対向させて液晶セル部を構成し前記上電極と下電極とにより画素を構成すると共に前記液晶セル部に液晶を封止して表示面を構成する液晶パネルと、該液晶パネルを照明するためのバックライトユニットとを有する液晶表示装置において、前記液晶と前記バックライトユニットとの間に該バックライトユニットから照射される光を調整して前記表示面の照度を均一にするための開口面積が異なる複数の開口部を有する半透明の反射膜を設けたことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 前記開口部は、前記バックライトユニットから照射される光の照度が大きい部分は小さな面積を有し、照度が小さい部分は大きな面積を有するように配設されていることを特徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
  8. 前記開口部は、小さな面積から大きな面積までを徐々に変化させていることを特徴とする請求項7記載の液晶表示装置。
  9. 前記開口部は、小さな面積から大きな面積までを数個のグループに分けてグループ毎に段階的に変化させていることを特徴とする請求項7記載の液晶表示装置。
  10. 前記開口部は、前記画素の領域内に設けられていることを特徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
  11. 前記開口部は、前記画素の面積の25%から50%の面積を有することを特徴とする請求項9記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113253450A (zh) * 2021-05-18 2021-08-13 浙江大学 一种低损耗集成弯曲光波导及其设计方法

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