JP2005087168A - Method for disinfecting soil by heating with hot water - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、土壌を熱水により加熱して園芸作物の病原菌を死滅させる土壌の熱水加熱消毒方法に関するものである。 The present invention relates to a method for heating and disinfecting soil with hot water by heating the soil with hot water to kill pathogens of horticultural crops.
従来の技術として、図4、図5に示すものがあった。図4、図5において、1は土壌であり、消毒を対象とする土壌1の面積は、長さLが約50m、幅Wが約6mとなっている。該土壌1の表面1aに、10本の散湯ホース2を上記土壌1の長手方向全長に亘って延長させるとともに、幅方向に25cm〜30cmの間隔Pで並列に載置する。各散湯ホース2は上半部側に多数の噴出孔2aが形成され、図4において右端部を閉塞し、左端部を横方向に延びる分岐ヘッダー3に並列接続する。この分岐ヘッダー3は供給ホース4を介してボイラー5に接続される。
Conventional techniques include those shown in FIGS. 4 and 5. 4 and 5,
次いで、ポリエチレン製又はビニール製のシート6を土壌1の表面1aに沿って張り、上記各散湯ホース2、分岐ヘッダー3を含む土壌1の表面1aを覆う。この状態で上記ボイラー5を起動させ、該ボイラー5から約80℃〜90℃の熱水を供給ホース4、分岐ヘッダー3を介して各散湯ホース2に供給し、各散湯ホース2の噴出孔2aから熱水を噴出させ、該熱水を土壌表面から土壌1中に順次浸透させる。そして、土壌1の表面1aから下方20〜30cm深さ位置の土壌温度が55℃以上になった時点で上記ボイラー5を停止し、各散湯ホース2による熱水の噴出を停止する。
上記従来のものは、土壌1の表面1aに沿って張ったシート6内に散湯ホース2を小間隔で並列に載置するようにしていたので、多数の散湯ホース2を必要とし、これの設置作業、及び土壌消毒終了後の除去作業に多大の手数を要するものであった。本発明は、土壌面積に対する散湯ホースの本数を極力少なくすることにより、上記不具合を解消した新規な土壌の熱水加熱消毒方法を得ることを目的とする。
In the above conventional one, since the
本発明は上記目的を達成するために、以下の如く構成したものである。即ち、請求項1に係る発明は、多数の噴出孔を有する散湯ホースを延長させて消毒すべき土壌の表面に載置し、各散湯ホースを含む土壌表面をシートにより被覆するとともに、該シートの内周部を前記散湯ホースから噴出する熱水の大部分が接触しない位置まで上昇させ、この状態で前記散湯ホースから熱水を噴出させて前記土壌内に熱水を浸透させ、該土壌の所定上層部を作物病原菌の死滅温度以上に上昇させる構成にしたものである。
請求項2に係る発明は、多数の噴出孔を有する散湯ホースを延長させて消毒すべき土壌の表面に載置し、各散湯ホースを含む土壌表面を非通気性のシートにより被覆するとともに、該シートの外周部を錘により土壌の表面に密着させ、次いで送風機により前記シート内に空気を圧送して該シートの内周部を前記散湯ホースから噴出する熱水の大部分が接触しない位置まで上方に膨らませ、この状態で前記散湯ホースから熱水を噴出させて前記土壌内に熱水を浸透させ、該土壌の所定上層部を作物病原菌の死滅温度以上に上昇させる構成にしたものである。
請求項3に係る発明は、前記非通気性のシート内に空気を圧送する送風機は、散湯ホースから熱水が噴出される初期時点で停止させるようにしたものである。
In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows. That is, the invention according to
In the invention according to
According to a third aspect of the present invention, the blower that pumps air into the non-breathable sheet is stopped at an initial time point when hot water is ejected from the hot water hose.
本発明の請求項1に係る発明は、土壌の表面を覆うシートの内周部を散湯ホースから噴出する熱水の大部分が接触しない位置まで上昇させるようにしたので、散湯ホースから噴出する熱水は放物線状となって噴出し、広範囲の土壌表面に略均一に散布されることになる。これにより、土壌面積に対する散湯ホースの本数を低減させることができる。
請求項2に係る発明は、送風機によりシート内に空気を圧送して、該シートの内周部を散湯ホースから噴出する熱水の大部分が接触しない位置まで上方に膨らませるようにしたので、シートの内周部を、労力を要することなく迅速に上昇させることができる。
請求項3に係る発明は、前記シート内に空気を圧送する送風機を、散湯ホースから熱水が噴出される初期時点で停止させるようにしたので、シート内が外気によって冷却されなくなるとともに、送風機の消費電力が低減することになる。この場合、送風機が停止した後のシート内の空気は熱水により加熱されて膨張し、内圧によってシートの内周部を安定して持ち上げることになる。
In the invention according to
Since the invention which concerns on
In the invention according to
以下本発明を図に基づいて説明する。図において、図1は本発明の第1実施例を示す平面図、図2は図1のII-II線による拡大断面図、図3は本発明の第2実施例を示す図2相当の要部拡大断面図である。 Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a plan view showing a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is an enlarged sectional view taken along line II-II of FIG. 1, and FIG. 3 is a diagram corresponding to FIG. 2 showing a second embodiment of the present invention. FIG.
図1、図2において、10は土壌であり、消毒を対象とする土壌10の面積は、前述した従来と同様に、長さLが約50m、幅Wが約6mとなっている。なお、この消毒を対象とする土壌10の面積は温室ハウスの大きさ、作物の種類等によって適宜設定される。上記土壌10の表面10a中心部に、1本の散湯ホース11を上記土壌10の長手方向全長に亘って延長させ、図1において右端部を閉塞し、左端部は供給ホース12を介してボイラー13に接続する。上記散湯ホース11は、その上半部側に多数の噴出孔11aが放射状にかつ長手方向に所定ピッチで形成されている。
1 and 2,
上記散湯ホース11を含む土壌10の表面10aをポリエチレンシート又はビニールシートからなる非通気性のシート14により覆い、該シート14の周縁部に水枕用のダクト15(錘)を延長載置し、該ダクト15内に錘用の水を充填する。また、上記シート14の上面全面を軽量の保温シート16により覆う。次いで、上記シート14の一端部、本例では左端部に送風機17を配置し、該送風機17の吐出側に接続した送風ダクト17aを上記シート14の左端部に挿通する。
Covering the
次いで、上記送風機17を起動させ、送風ダクト17aを介して上記シート14内に空気(外気)を圧送し、該シート14の内周部を円弧状に膨らませる。この内周部の膨らみ量は、図2に示すように、上記散湯ホース11から噴出する熱水18が接触しない膨らみ量とする。この場合、上記散湯ホース11に形成する各噴出孔11aの位置及び孔径は、図2に示すように、熱水18が散湯ホース11を中心として左右にそれぞれ約3mの範囲で円弧状に噴出するように設定されている。
Next, the
この状態で上記ボイラー13を起動させ、該ボイラー13から約80℃〜90℃の熱水18を供給ホース12を介して散湯ホース11に供給し、該散湯ホース11の噴出孔11aから熱水18を噴出させる。また、この熱水18が噴出する初期時点で上記送風機17を停止させる。上記散湯ホース11の噴出孔11aから熱水18を噴出させる時間は、土壌10の表面10aから下方20〜30cm深さ位置の土壌上層部の温度が作物病原菌の死滅温度、本例では55℃以上になるまでとする。なお、上記シート14の内周部は、土壌10に桟部材を弓形に湾曲させて長手方向に所定ピッチで植設し、この桟部材により上方に持ち上げるようにしてもよい。
In this state, the
図3は本発明の第2実施例を示す。図3において、10は消毒を対象とする土壌であり、その面積は、前述と同様となっている。上記土壌10の表面10a中心部に、2本の散湯ホース11,11を、幅方向の間隔P1が約3mとなるように離間させて上記土壌10の長手方向全長に亘って延長配置し、その一端部を閉塞し、他端部を前述したボイラー13に接続する。上記各散湯ホース11の上半部側に形成する各噴出孔11aの位置及び孔径は、図3に示すように、熱水18が各散湯ホース11を中心として左右にそれぞれ約1.5mの範囲で円弧状に噴出するように設定されている。その他は前述した第1実施例と略同様の構成となっている。
FIG. 3 shows a second embodiment of the present invention. In FIG. 3,
上記実施例によれば、土壌10の表面10aを覆うシート14の内周部を散湯ホース11から噴出する熱水18の大部分が接触しない位置まで上昇させるようにしたので、散湯ホース11の噴出孔11aから噴出する熱水18は、障害物に衝突することなく放物線状に噴出し、広範囲の土壌表面10aに略均一に散布されることになる。これにより、土壌面積に対する散湯ホース11の本数が低減し、これの設置作業、及び土壌消毒終了後の除去作業が迅速にかつ小労力で行えることになる。
According to the above embodiment, the inner peripheral portion of the
また、上記シート14の内周部を、送風機17による空気圧で上方に膨らませるようにしたので、シート14の内周部を労力を要することなく迅速に所定位置まで上昇させることができる。さらに、シート14内に空気を圧送する送風機17は、散湯ホース11から熱水18が噴出される初期時点で停止させるようにしたので、シート14内が外気によって冷却されなくなるとともに、送風機17の消費電力が低減することになる。
Further, since the inner peripheral portion of the
10 土壌
10a 表面
11 散湯ホース
11a 噴出孔
12 供給ホース
13 ボイラー
14 シート
15 水枕用ダクト(錘)
16 保温シート
17 送風機
17a 送風ダクト
18 熱水
DESCRIPTION OF
16
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003328707A JP2005087168A (en) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | Method for disinfecting soil by heating with hot water |
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JP (1) | JP2005087168A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7469500B2 (en) * | 2005-01-05 | 2008-12-30 | Lovelace Reginald B | Nematode extermination in place using heat blankets |
JP2010022273A (en) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Marubun Seisakusho:Kk | Steam sterilizer for soil |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003328707A patent/JP2005087168A/en active Pending
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