JP2005083206A - ダリウス式風力発電装置及びサボニウス風車 - Google Patents

ダリウス式風力発電装置及びサボニウス風車 Download PDF

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Abstract

【課題】 回転翼を支持する入力軸の垂直性を容易に調整できる構造簡単なダリウス式風力発電装置を提供する。
【解決手段】 回転翼と、前記回転翼を相対回転不能に支持する入力軸であって、略垂直方向に延びる入力軸と、前記入力軸に相対回転不能に連結されるバランス板であって、該入力軸の軸線を基準にして径方向に延びるバランス板とを備える。該バランス板は、前記入力軸の軸線を基準にして周方向に配設された複数のウエイト取付部を有している。
【選択図】 図6

Description

本発明は、風のエネルギを電気エネルギに変換する風力発電装置に関し、詳しくは、ダリウス式風力発電装置及び該ダリウス式風力発電装置に使用されるサボニウス風車に関する。
風のエネルギを電気エネルギに変換する風力発電装置の一種として、ダリウス式風力発電装置が知られている。
該ダリウス式風力発電装置は、回転翼と、略垂直方向に延びた状態で前記回転翼を相対回転不能に支持する入力軸と、該入力軸に作動連結された増速伝動ユニットと、該増速伝動ユニットに作動連結された発電機と、前記増速伝動ユニット及び前記発電機を収容するハウジングとを備えている。
ところで、ダリウス式風力発電装置は、回転翼によって垂直入力軸を軸線回りに回転させるものであるから、垂直入力軸を可及的に垂直方向に沿わせる必要がある。
この点に関し、従来のダリウス式風力発電装置は、垂直入力軸を前記ハウジングの上壁で軸受支持すると共に、該垂直入力軸の上端部をワイヤ等の連結部材によって地面に固定し、該連結部材の張力を調整することで該垂直入力軸を略垂直方向に沿わせていた(特許文献1参照)。
斯かる従来の支持構造は、垂直入力軸の垂直性を得る点では有効であるが、前記連結部材の取付作業を要する為、風力発電装置の設置作業に時間が掛かるという問題があった。
又、前記連結部材を回転翼に干渉しないように設置する必要がある為、大きな設置スペースを要するという問題もあった。
米国特許第4449053号明細書
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、回転翼を支持する入力軸の垂直性を容易に調整することのできる構造簡単なダリウス式風力発電装置の提供を一の目的とする。
又、本発明は、前記入力軸の垂直性を調整可能なサボニウス風車の提供を他の目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、回転翼と、前記回転翼を相対回転不能に支持する入力軸であって、略垂直方向に延びる入力軸とを有するダリウス式風力発電装置であって、前記入力軸に相対回転不能に連結されるバランス板であって、該入力軸の軸線を基準にして径方向に延びるバランス板を備え、前記バランス板は、前記入力軸の軸線を基準にして周方向に配設された複数のウエイト取付部を有しているダリウス式風力発電装置を提供する。
好ましくは、前記回転翼は、ダリウス翼及びサボニウス風車を含み、前記サボニウス風車は、風力を受けて前記入力軸を軸線回りに回転させる受風板と、該受風板の上端部及び下端部にそれぞれ固着された頂板及び底板の少なくとも一方とを備え、前記頂板及び底板の一方が前記バランス板を構成するものとし得る。
より好ましくは、前記サボニウス風車は、前記頂板及び底板の双方を備え、前記頂板及び底板の双方が前記バランス板を構成し得る。
又、本発明は、ダリウス式風力発電装置の入力軸に装着されるサボニウス風車であって、風力を受けて前記入力軸を軸線回りに回転させる複数の受風板と、前記複数の受風板の上端部に固着された頂板であって、前記入力軸に軸線回り相対回転不能に固着される頂板と、前記複数の受風板の下端部に固着された底板であって、前記入力軸に軸線回り相対回転不能に固着される底板とを備え、前記頂板及び底板の少なくとも一方は、前記入力軸の軸線を基準にして周方向に配設された複数のウエイト取付部を有するサボニウス風車を提供する。
本発明によれば、回転翼を相対回転不能に支持する入力軸の軸線を基準にして周方向に配設された複数のウエイト取付部の何れか一又は複数にウエイトを取り付けるだけで、極めて容易に入力軸の垂直性を得ることができる。
従って、入力軸の芯振れを有効に防止でき、該入力軸から後続する部材への動力伝達を確実且つ効率的に行うことができる。
以下、本発明に係るダリウス式風力発電装置の好ましい一実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施の形態に係るダリウス式風力発電装置1の概略正面図を示す。又、図2に、該ダリウス式風力発電装置1の部分縦断正面図を示す。
図1及び図2に示すように、前記ダリウス式風力発電装置1は、回転翼10と、前記回転翼を相対回転不能に支持する入力軸40と、前記入力軸40を介して入力される回転動力を増速する増速伝動ユニット50と、前記増速伝動ユニット50に作動的に連結された発電機90と、前記増速伝動ユニット50及び前記発電機90を収容すると共に、前記入力軸40を軸線回り回転自在に支持するハウジング100とを備えている。
図1に示すように、本実施の形態に係る風力発電装置1は、前記回転翼10として、ダリウス翼20と、サボニウス風車30とを有している。
前記ダリウス翼20は、発電時に、前記入力軸40を軸線回りに回転させる駆動力の全部又は大部分を発生するように構成されている。
他方、前記サボニウス風車30は、始動(発電開始)時に、前記入力軸40を軸線回りに回転させ始める際の補助駆動力を発生するように構成されている。
図3及び図4に、それぞれ、図2におけるIII-III線断面図及びIV部拡大縦断面図を示す。又、図5(a)及び(b)に、それぞれ、図4におけるVa-Va線断面図及び図5(a)におけるVb-Vb線断面図を示す。
図3に示すように、本実施の形態に係る風力発電装置1は、前記ダリウス翼20を前記入力軸40回り等間隔に3枚有している。
図1に示すように、前記入力軸40は、前記ハウジング100内に位置する内方部分41と、該ハウジング100から外方へ突出された外方部分42とを有している。
なお、本実施の形態においては、前記入力軸40は複数の軸体を有しており、該複数の軸体が互いに端面を突き合わさせた状態で連結されているが、当然ながら、これに代えて、単一の部材によって形成することもできる。
前記ダリウス翼20は、前記入力軸40における前記外方部分42の上端部及び下端部に連結されている。
本実施の形態においては、前記各ダリウス翼20は、前記入力軸40における外方部分42の上端部及び下端部にそれぞれ連結される第1部分20a及び第2部分20bと、該第1部分20a及び第2部分20bの自由端部同士を連結する第3部分20cとを有する3分割構造とされている。
ここで、前記ダリウス翼20の前記入力軸40への連結構造について、該ダリウス翼20の下端部を例に説明する。
なお、該ダリウス翼20の上端部の前記入力軸40への連結構造は、上下が反転することを除き、下端部の連結構造と同様である。
図3及び図4に示すように、入力軸40の前記外方部分42における下端部には、芯金部材45が相対回転不能に取り付けられている。
なお、図示の形態においては、入力軸40の前記外方部分42に設けられた取付フランジ47に取付ベース46がボルト等の締結部材によって連結されており、前記芯金部材45は該取付ベース46に固定されている。
前記ダリウス翼20は、図4及び図5に示すように、断面視流線形状の中空羽根本体21を有している。
該中空羽根本体21は、下端部が前記芯金部材45に外挿された状態で該芯金部材45に連結されている。
好ましくは、図4に示すように、前記芯金部材45は、上面及び下面が平坦面とされた所定厚みを有する板状とされている。
そして、前記中空羽根本体21の下端部は、内周面が前記芯金部材45の上面及び下面と当接するようにプレス成形される。
斯かる構成を備えることにより、前記中空羽根本体21の下端部を前記芯金部材45に外挿するだけで、該中空羽根本体21の仮止めを行うことができる。
本実施の形態においては、前記中空羽根本体21は、前記芯金部材45の上面及び下面にリベットによって固定されている。
より好ましくは、前記中空羽根本体21には、該中空羽根本体21の厚み方向T及び幅方向Wに関しては実質的に移動不能、且つ、長手方向Lに関しては移動可能にワイヤロッド22が挿通されている(図5参照)。
該ワイヤロッド22は、両端部が、それぞれ、下方の芯金部材45(図5参照)及び上方の芯金部材(図示せず)にネジ等の締結部材を介して固定されている。
なお、本実施の形態においては、各中空羽根本体21内に前記ワイヤロッド22を2本挿通させている。
斯かる構成を備えることにより、前記ワイヤロッド22のテンションを変更させることで、中空羽根本体21の湾曲形状を微調整することができると共に、万一、該中空羽根本体21が破壊した際の破壊片の飛散を有効に防止できる。
さらに、前記風力発電装置1には、前記入力軸40に相対回転不能に連結されるバランス板を備えることができる。
該バランス板は、前記入力軸40を基準にして径方向へ延びる平板状とされ、該入力軸40を基準にして周方向に配設された複数のウエイト取付部を有する。
斯かるバランス板を備えることにより、前記複数のバランス取付部のうちの何れか一又は複数箇所にウエイト36(図1参照)を取り付けることができ、これにより、前記入力軸40の垂直性を簡便に調整することができ、該入力軸40の芯振れを有効に防止できる。
本実施の形態においては、前記バランス板として、前記サボニウス風車30の一部を利用している。なお、本実施の形態に係る風力発電装置は、上方サボニウス風車30a及び下方サボニウス風車30bの2個のサボニウス風車を有しており、各サボニウス風車30a,30bに前記バランス板が備えられている。
ここで、前記サボニウス風車30a,30bについて説明する。
図6に、図1におけるVI-VI線断面図を示す。
図1及び図6に示すように、前記上方サボニウス風車30a及び下方サボニウス風車30bは、風力を受けて前記入力軸40を軸線回りに回転させ始める為の回転駆動力を発生させる受風板31と、該受風板31の上端部及び下端部にそれぞれ固着された頂板32及び底板33を備えている。
前記下方サボニウス風車30bにおいては、図1及び図6に示すように、前記底板33に前記複数のウエイト取付部35が設けられている。
他方、前記上方サボニウス風車30aにおいては、前記頂板32に前記複数のウエイト取付部が設けられている。
即ち、本実施の形態においては、前記上方サボニウス風車30aの頂板32及び前記下方サボニウス風車30bの底板33が、それぞれ、前記バランス板として兼用されている。
なお、本実施の形態においては、前記各サボニウス風車30a、30bが、それぞれ、頂板32及び底板33を有するように構成したが、これに代えて、各サボニウス風車30a,30bが頂板32及び底板33の何れか一方のみを備えるものとし、該頂板32及び底板33の一方を前記バランス板として用いることもできる。
次に、前記入力軸40の支持構造について説明する。
本実施の形態に係る風力発電装置1において、前記入力軸40は、前記ハウジング100のみによって支持されている。
具体的には、図2に示すように、前記ハウジング100は、底壁101と、該底壁101の周縁部から上方に延びる周壁102と、該周壁102の上方開口を閉塞する上壁103とを有している。
前記底壁101には、前記入力軸40の下方領域を下スラスト方向及びラジアル方向に軸受支持する下方軸受部110が設けられている。
さらに、前記上壁103には、前記入力軸40の中央領域を上スラスト方向及びラジアル方向へ軸受支持する上方軸受部115が設けられている。
即ち、本実施の形態において、前記入力軸40は、前記ハウジング100の前記上壁103及び底壁101にそれぞれ設けられた上方軸受部115及び下方軸受部110の少なくとも2点によって、軸線回り回転自在に支持されている。
なお、上壁103に設置される前記上方軸受部115のアダプタ115aには、後述する潤滑油を導入して該上方軸受部115を潤滑するための油ポート115bが設けられている。
斯かる構成の風力発電装置1においては、従来必要であったワイヤ等の連結部材を不要とすることができ、これにより、入力軸40の組み付け作業を容易に行うことができると共に、設置スペースの小型化を図ることができる。
なお、図1及び図2中の符号110は、前記上壁103に連結されるカバーであり、後述する油圧ブレーキユニット120を覆うようになっている。
又、図2中の符号102a及び102bは、それぞれ、前記周壁102に設けられた外気流通口及びメンテ窓である。
前記増速伝動ユニット50は、ギヤボックス60と、該ギヤボックス60内に収容された増速ギヤ列70と、該増速ギヤ列70の伝動方向下流側に作動連結された出力軸80とを有している。
好ましくは、前記ギヤボックス60は、前記ハウジング100の底壁101に固定される。
具体的には、該ギヤボックス60は、前記ハウジング100の底壁101に立設される周壁61と、該周壁61の上端開口を閉塞する上壁62とを有し得る。
より好ましくは、前記上壁62には前記入力軸40の下端部が挿通される挿通孔が設けられ、前記下方軸受部110は前記ギヤボックス60内に配設される。
斯かる態様において、該ギヤボックス60油貯留可能とすることにより、該ギヤボックス60を後述する油圧機器の油溜まりとして兼用すると共に、特別な構成を備えることなく、前記下方軸受部110の潤滑を行うことができる。
なお、図2における符号40aは、前記ギヤボックス60の上面開口部を覆うように設置されたオイルカバーである。該オイルカバー40aは、前記入力軸40を囲繞する中空形状とされており、上端が前記上方軸受部115のアダプタ115aの下面開口を覆うように構成されている。斯かる構成を備えることにより、上方軸受部115を潤滑した後の油を、該オイルカバー40a内を通してギアボックス60に還流することができる。
図7に、図2におけるVII-VII線断面図を示す。又、図8に、図7におけるVIII-VIII線断面図を示す。
前記出力軸80は、前記ギヤボックス60の外方からアクセス可能とされ、該ギヤボックス60の外方に配設される前記発電機90に駆動連結可能とされる。
本実施の形態においては、前記ギヤボックス60の上壁62にアクセス開口が設けられており、前記出力軸80は該アクセス開口を介して上方から連結可能とされている。
なお、本実施の形態においては、前記増速伝動ユニット50は前記出力軸80を3本有しており、3つの発電機90に対して同時に回転駆動力を伝達し得るようになっている(図7及び図8参照)。
前記発電機90は、本体91と、該本体91を駆動する駆動軸92とを有している。
前記駆動軸92は、前記出力軸80に軸線回り相対回転不能に連結される。
本実施の形態においては、前記駆動軸92は前記本体91から下方へ延びており、該本体91が前記ギヤボックス60の上壁62に載置された状態で、前記出力軸80に軸線回り相対回転不能に連結されている。
図7及び図8に示すように、本実施の形態においては、前記上壁62に取付フランジ65が取り付けられており、前記発電機90は、前記本体91が該取付フランジ90に支持された状態で、前記駆動軸92が前記出力軸80に軸線回り相対回転不能に連結されるようになっている。
詳しくは、前記取付フランジ65は、上下方向に延びる貫通孔を有する中空形状とされており、上端部及び下端部にそれぞれ上端フランジ部65a及び下端フランジ部65bを有している。
前記下端フランジ部65bは前記ギヤボックス60の上壁62に載置され、且つ、前記上端フランジ部65aには前記本体91が載置される。
そして、前記取付フランジ65の前記貫通孔には、上方から前記駆動軸92が挿入され、且つ、下方から前記出力軸80が挿入され、該貫通孔内で駆動軸92及び出力軸80が軸線回り相対回転不能に連結されるようになっている。
なお、該取付フランジは、下端部において、前記ギヤボックス60の上壁62から突き出た前記出力軸80の上部を軸受部80aを介して支持するように構成されている。
さらに、該取付フランジ65の外面には、前記軸受部80aを潤滑する潤滑油を導入する為の油ポート65cが設けられている。
具体的には、図8に示すように、前記駆動軸92には、該駆動軸92から径方向へ離間配置された係合突起95aを有する第1連結部材95が相対回転不能に支持されている。
他方、前記出力軸80には、前記係合突起95aが係入される係合凹部85aを有する第2連結部材85が相対回転不能に支持されている。
前記第1連結部材95及び第2連結部材85は、前記モータ本体91を前記上端フランジ65aに載置すると、前記係合突起95aが前記係合凹部85aに係入されるように構成されている。
斯かる第1連結部材95及び第2連結部材85を備えることにより、前記出力軸80及び前記駆動軸92の連結を容易且つ確実に行うことができる。
好ましくは、前記係合突起95a及び係合凹部85aは、前記駆動軸92及び前記出力軸80の軸線回りに複数設けることができ、これにより、出力軸80から駆動軸92への動力伝達をより確実に行うことができる。
なお、本実施の形態においては、前記駆動軸92に第1連結部材95を支持させ、且つ、前記出力軸80に第2連結部材85を支持させるように構成したが、当然ながら、前記駆動軸92に第2連結部材85を支持させ、且つ、前記出力軸80に第1連結部材95を支持させることも可能である。
前記増速ギヤ列70は、前記入力軸40の回転を前記出力軸80に増速伝達し得るように構成されている。
具体的には、該増速ギヤ列70は、前記入力軸40に相対回転不能とされた入力ギヤ71と、前記出力軸80に相対回転不能とされ且つ前記入力ギヤ71に作動的に連結されたファイナルギヤ72とを有している。
なお、本実施の形態においては、前記ファイナルギヤ72は前記入力ギヤ71に直接噛合されている(図7及び図8参照)。
図9に、本実施の形態に係る風力発電装置1の油圧回路図を示す。
図2及び図9に示すように、該風力発電装置1は、前記入力軸40に対して作動的に制動力を付加し得る油圧ブレーキユニット120と、電動モータ駆動型の第1油圧ユニット130と、油溜め及び前記第1油圧ポンプユニット130の吸引ポートの間を流体接続する第1吸引油路140と、基端部が前記第1油圧ポンプユニット130の吐出ポートに流体接続された第1吐出油路150と、前記油圧ブレーキユニット120に流体接続されたブレーキ油路160と、前記第1吐出油路150及び前記ブレーキ油路160の間に介挿された切換弁170とを備えている。
図2に示すように、前記油圧ブレーキユニット120は、前記入力軸40に相対回転不能に支持されたブレーキディスク121と、油圧の作用によって該ブレーキディスク121に制動力を付加し得る油圧キャリパ122とを有している。
本実施の形態においては、図2に示すように、前記ブレーキディスク121及び前記油圧キャリパ122は、前記カバー110内に収容されているが、これに代えて、前記ハウジング100内に収容させることも可能である。
前記第1油圧ポンプユニット130は任意位置に配置され得るが、好ましくは、前記ハウジング100内に収容される。
又、本実施の形態においては、前記ギヤボックス60を前記油溜めとして兼用しており、該ギヤボックス60の周壁61及び上壁62には、それぞれ、吸引孔61a及びブリーザ孔が設けられている。なお、該ブリーザ孔にはブリーザキャップ62aが配設されている(図2及び図7参照)。
前記切換弁170は、前記第1吐出油路150及び前記ブレーキ油路170を連通するブレーキ作動位置Iと、前記第1吐出油路150の先端部を閉塞し且つ前記ブレーキ油路170をドレイン油路200に連通するブレーキ解除位置IIとをとり得るようになっている。
好ましくは、前記切換弁170は、外部操作力が付加されない状態ではブレーキ作動位置Iに位置するように構成され、且つ、前記第1吐出油路150又は前記ブレーキ油路160の少なくとも一方にはアキュームレータ190が介挿される。
なお、本実施の形態においては、該アキュームレータ190は、前記第1吐出油路150に介挿されている。
ここで、外部操作力が付加されない状態とは、前記切換弁170に対して外部からの操作が行われない状態を意味している。例えば、図示の形態のように、前記切換弁170が電磁弁とされている場合には、該電磁弁に電流を印加しない状態や、停電等によって該電磁弁に電流を印加できない状態が該当し、このような場合には、弁内部に組み込まれたバネ等の付勢部材による付勢力によって自動的にブレーキ作動位置Iをとるようになっている。
斯かる構成を備えることにより、停電時に、モータ駆動型の前記第1油圧ポンプユニット130が停止した場合であっても、前記アキュムレータ190の蓄圧作用によって前記油圧ブレーキユニット120をブレーキ作動状態に保持することができる。
なお、図9中の符号210は、前記アキュムレータ190よりもポンプ上流側に配置されて油の逆流を防止するチェック弁であり、符号220は前記第1吐出油路150の油圧を設定するリリーフ弁である。
さらに、本実施の形態に係る風力発電装置1は、前記ハウジング100内に収容された第2油圧ポンプユニット300であって、前記入力軸40によって作動的に駆動される第2油圧ポンプユニット300を備えている。
図9に示すように、該第2油圧ポンプユニット300は、前記上方軸受部115や前記軸受部80a並びに該第2油圧ポンプユニット300の軸受部302を含む被潤滑部位へ潤滑油を供給し得るように構成されている。
即ち、前記第1油圧ポンプユニット130によって前記被潤滑部位への潤滑油の供給を全て行うように構成することも可能であるが、これによれば、電動モータ駆動形の前記第1油圧ポンプユニット130を発電中も常に駆動しなければならず、電力消費量が大きくなり、発電効率が悪化する。
この点を考慮して、前記回転翼10によって駆動される第2油圧ポンプユニット300を備え、該第2油圧ポンプユニット300によって潤滑油の少なくとも一部を供給するように構成している。
本実施の形態においては、前記第2油圧ポンプユニット300は、図2及び図7に示すように、前記ギヤボックス60の上壁62に設置されており、前記入力ギヤ71と噛合するポンプ駆動ギヤ301によって増速駆動されるようになっている。
詳しくは、前記ギヤボックス60の上壁62には、該第2油圧ポンプユニット300のポンプ軸を支持する軸受部302と、該軸受部302と上壁62に設けられた設置孔の内周面との間に介挿されたアダプタ303とが設けられている。
そして、前記アダプタ303の外面には、後述する潤滑油を導入してこの軸受部302を潤滑するための油ポート303aが設けられている。
なお、該第2油圧ポンプユニット300から吐出される油は、可変絞りにて適正な流量に定められた後、適宜の配管を介して、前記各油ポート115b、65c、303aに分配される。
より好ましくは、前記第1吐出油路150を流れる油を前記被潤滑部位へ分岐供給する分岐油路155を備えることができる(図9参照)。
そして、発電開始時には、前記切換弁170をブレーキ解除位置IIに位置させた状態で前記第1油圧ポンプユニット130を連続的に作動させ、且つ、前記回転翼10が所定の最低回転数を超えて回転し始めると、前記切換弁170をブレーキ解除位置IIに位置させた状態で前記第1油圧ポンプユニット130を間欠作動又は停止させるように構成し得る。
斯かる構成を備えることにより、発電開始時において前記入力軸40が停止又は低速回転している際に、被潤滑部位への潤滑油供給不足が生じるのを有効に防止できる。
さらに、入力軸40が十分な回転速度で回転している際には、前記電動モータ駆動型第1油圧ポンプユニット130による潤滑油供給を間欠又は停止することで、無駄な電力の消費を有効に防止できる。
さらに好ましくは、風速が所定の最大値を越える強風時には、前記切換弁170をブレーキ作動位置に位置させた状態で前記第1油圧ポンプユニット130を連続的に作動させるように構成し得る。
斯かる構成を備えることにより、前記発電機90の駆動軸92に許容範囲を超える回転数が入力されることを防止し、該発電機90の損傷,破壊等を有効に防止し得る。
なお、始動時及び発電時、発電時及び強風時の切換時期の検出は、風速計や入力軸40の回転数を検出する回転センサを用いて行うことができる。
図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る風力発電装置の概略正面図である。 図2は、図1に示す風力発電装置の部分縦断正面図である。 図3は、図2におけるIII-III線断面図である。 図4は、図2におけるIV部拡大縦断面図である。 図5(a)は、図4におけるVa-Va線断面図である。 図5(b)は、図5(a)におけるVb-Vb線断面図である。 図6は、図1におけるVI-VI線断面図である。 図7は、図2におけるVII-VII線断面図である。 図8は、図7におけるVIII-VIII線断面図である。 図9は、図1に示す風力発電装置の油圧回路図である。
符号の説明
1 風力発電装置
10 回転翼
20 ダリウス翼
30 サボニウス風車
31 受風板
32 頂板
33 底板
35 ウエイト取付部
36 ウエイト
40 入力軸

Claims (4)

  1. 回転翼と、前記回転翼を相対回転不能に支持する入力軸であって、略垂直方向に延びる入力軸とを有するダリウス式風力発電装置であって、
    前記入力軸に相対回転不能に連結されるバランス板であって、該入力軸の軸線を基準にして径方向に延びるバランス板を備え、
    前記バランス板は、前記入力軸の軸線を基準にして周方向に配設された複数のウエイト取付部を有していることを特徴とするダリウス式風力発電装置。
  2. 前記回転翼は、ダリウス翼及びサボニウス風車を含み、
    前記サボニウス風車は、風力を受けて前記入力軸を軸線回りに回転させる受風板と、該受風板の上端部及び下端部にそれぞれ固着された頂板及び底板の少なくとも一方とを備え、
    前記頂板及び底板の一方が前記バランス板を構成していることを特徴とする請求項1に記載のダリウス式風力発電装置。
  3. 前記サボニウス風車は、前記頂板及び底板の双方を備え、
    前記頂板及び底板の双方が前記バランス板を構成していることを特徴とする請求項2に記載のダリウス式風力発電装置。
  4. ダリウス式風力発電装置の入力軸に装着されるサボニウス風車であって、
    風力を受けて前記入力軸を軸線回りに回転させる複数の受風板と、
    前記複数の受風板の上端部に固着された頂板であって、前記入力軸に軸線回り相対回転不能に固着される頂板と、
    前記複数の受風板の下端部に固着された底板であって、前記入力軸に軸線回り相対回転不能に固着される底板とを備え、
    前記頂板及び底板の少なくとも一方は、前記入力軸の軸線を基準にして周方向に配設された複数のウエイト取付部を有していることを特徴とするサボニウス風車。
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