JP2005076774A - オイルエア潤滑装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異なる分配口数にも容易に対応でき、かつ、安価に生産できるオイルエア潤滑装置を提供する。
【解決手段】 送油路11から供給されたエアとオイルの混合流体であるオイルエアを所定の分配口数に分配する際に、分配口数に対応した個数の同じエレメント30を、軸方向に連続して配置するので、エレメント30の数を増減することにより所望の分配口数を容易に設定できる。また、エレメント30は全て同じものであり、かつ、エレメント30にあけられる穴31、32が短いので加工が容易であり、生産コストを低減して、分配器10のコストの低減を図ることができる。また、エレメント30は全て同じものなので、在庫費用を押えることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 送油路11から供給されたエアとオイルの混合流体であるオイルエアを所定の分配口数に分配する際に、分配口数に対応した個数の同じエレメント30を、軸方向に連続して配置するので、エレメント30の数を増減することにより所望の分配口数を容易に設定できる。また、エレメント30は全て同じものであり、かつ、エレメント30にあけられる穴31、32が短いので加工が容易であり、生産コストを低減して、分配器10のコストの低減を図ることができる。また、エレメント30は全て同じものなので、在庫費用を押えることができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、エアの流れによりオイルを機械各部位に供給して潤滑するオイルエア潤滑装置に関するものである。
従来より用いられているオイルエア潤滑装置としては、図8に示すようなものがある(例えば、特許文献1参照)。
図8(A)は分配器の軸方向断面図であり、図8(B)は(A)中B−B位置の断面図である。この分配器100は、オイルエア潤滑法を適用する鉄鋼設備等に使用されるものであり、複数の潤滑点を有する軸箱に用いられている。
図8に示すように、この分配器100は、オイルとエアの混合流体であるオイルエアを4箇所に分配して供給する4分配のタイプのものであり、本体ケース101、入側部材102、出側部材103a、103b、103c、103d、エレメント110、Oリング104を備えている。
図8に示すように、この分配器100は、オイルとエアの混合流体であるオイルエアを4箇所に分配して供給する4分配のタイプのものであり、本体ケース101、入側部材102、出側部材103a、103b、103c、103d、エレメント110、Oリング104を備えている。
図8(A)に示すように、本体ケース101には、分配したオイルエアの吐出口としてAポート105a、Bポート105b、Cポート105c、Dポート105dが設けられており、これらの各ポート105a、105b、105c、105dには各々出側部材103a、103b、103c、103dが接続されており、機械各部にオイルエアを供給するようになっている。
なお、各ポート105は、Oリング104により分離されている。
なお、各ポート105は、Oリング104により分離されている。
また、図8(B)に示すように、エレメント110の中央部には、入側部材102にテーパ状に形成された内壁102aに接続されて複数の供給路111が軸方向に形成されている。供給路111は軸方向にオイルエアを導く軸方向供給路111aと、この軸方向供給路111aの端部から径方向へ方向変換して各ポート105にオイルエアを導く径方向供給路111bから構成されている。
また、供給路111は、ポート数に合わせて4グループに分けられる。すなわち、図8(B)に示すように、径方向供給路111bがAポート105aに接続されている第1供給路111A、径方向供給路111bがBポート105bに接続されている第2供給路111B、径方向供給路111bがCポート105cに接続されている第3供給路111C、径方向供給路111bがDポート105dに接続されている第4供給路111Dを有している。
従って、第1供給路111Aが最も短く、第4供給路111Dが最も長くなる。
従って、第1供給路111Aが最も短く、第4供給路111Dが最も長くなる。
第1供給路111A〜第4供給路111Dは、円周に沿って順に設けられており、各々6個ずつ設けられている。同じ供給路111の径方向供給路111bはエレメント110の外周に沿って設けられている周方向供給路111cにより接続されており、この周方向供給路111cを介して各ポート105に接続されている。
従って、図8(A)中X方向から供給されたオイルはエアの流れにより搬送されて、入側部材102の内壁102aを通り、エレメント110の第1供給路111A〜第4供給路111Dに達する。第1供給路111Aに供給されたオイルエアは、本体ケース101のAポート105aから出側部材103aに供給されてA方向へ搬送される。
同様にして、第2供給路111Bに供給されたオイルエアは、本体ケース101のBポート105bから出側部材103bに供給されてB方向へ搬送される。第3供給路111Cに供給されたオイルエアは、本体ケース101のCポート105cから出側部材103cに供給されてC方向へ搬送される。第4供給路111Dに供給されたオイルエアは、本体ケース101のDポート105dから出側部材103dに供給されてD方向へ搬送される。
特表2000−501824号公報
同様にして、第2供給路111Bに供給されたオイルエアは、本体ケース101のBポート105bから出側部材103bに供給されてB方向へ搬送される。第3供給路111Cに供給されたオイルエアは、本体ケース101のCポート105cから出側部材103cに供給されてC方向へ搬送される。第4供給路111Dに供給されたオイルエアは、本体ケース101のDポート105dから出側部材103dに供給されてD方向へ搬送される。
ところで、前述したように、オイルエアを分配するポートの数はエレメント110によって固定されており、分配口数が異なる場合には分配口数ごとに別個のエレメント110を用意しなければならない。
また、分配口数が多くなると軸方向供給路111aの長さが長くなるため長い穴加工が必要となり、さらに隣り合う軸方向供給路111aとの干渉を防止するため、高い穴加工精度が要求され、作業が煩雑であると共にコスト高を招くという問題がある。
また、分配口数が多くなると軸方向供給路111aの長さが長くなるため長い穴加工が必要となり、さらに隣り合う軸方向供給路111aとの干渉を防止するため、高い穴加工精度が要求され、作業が煩雑であると共にコスト高を招くという問題がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、異なる分配口数にも容易に対応でき、かつ、安価に生産できるオイルエア潤滑装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明にかかるオイルエア潤滑装置は、同軸配置された断面円形状の送油路および第2送油路との間に配置され、前記送油路から供給されたエアとオイルの混合流体であるオイルエアを所定の分配口数に分配して機械各部位を潤滑するオイルエア潤滑装置であって、前記分配器は、前記軸方向に連続して配置された複数個の同じエレメントを有し、前記各エレメントが、前記供給されたオイルエアを下流側のエレメントに供給すべく前記軸方向に設けられた1個または2個以上の軸方向通路と、前記供給されたオイルエアを同一断面内において径方向に分配すべく設けられた1個または2個以上の分配通路とを備えていることを特徴としている。
このように構成されたオイルエア潤滑装置においては、送油路から供給されたエアとオイルの混合流体であるオイルエアを所定の分配口数に分配する際に、分配口数に対応した個数の同じエレメントを、軸方向に連続して配置するので、エレメントの数を増減することにより所望の分配口数を容易に設定できる。また、エレメントは全て同じものであり、かつ、エレメントにあけられる通路が短いので加工が容易であり、生産コストを低減して、分配器のコストの低減を図ることができる。また、エレメントは全て同じものなので、在庫費用を押えることができる。
また、本発明にかかるオイルエア潤滑装置は、前述したオイルエア潤滑装置において、前記軸方向通路および前記分配通路は、前記軸を中心とした同一円上に等ピッチで設けられていることを特徴としている。
このように構成されたオイルエア潤滑装置においては、エレメントの軸を中心とした同一円上に等ピッチで軸方向通路と分配通路とが交互に配置されているので、エレメント同士を接続することにより容易に軸方向通路を接続できる。
また、本発明にかかるオイルエア潤滑装置は、前述したオイルエア潤滑装置において、前記分配通路は全ての前記軸方向通路から同一断面内において径方向に分岐して設けられており、前記軸方向通路または前記分配通路の一方を塞ぐ栓が設けられていることを特徴としている。
このように構成されたオイルエア潤滑装置においては、エレメントに軸方向に設けた軸方向通路から径方向に分配通路が設けられているので、軸方向通路の出口を栓で塞げばオイルエアは分配通路を通って分配される。
一方、分配通路を栓により塞げば、オイルエアは軸方向通路を通って、隣接する下流側のエレメントに供給される。
一方、分配通路を栓により塞げば、オイルエアは軸方向通路を通って、隣接する下流側のエレメントに供給される。
また、本発明にかかるオイルエア潤滑装置は、前述したオイルエア潤滑装置において、前記栓の配置により前記エレメント1個当たりの分配率を調整することを特徴としている。
このように構成されたオイルエア潤滑装置においては、軸を中心としたエレメントの同一円上に複数個設けられている軸方向通路の出口を栓で塞いで、活かす分配通路の数を調整することにより、そのエレメントから分配されるオイルエアの分配率を調整できる。
なお、全てのエレメントは同じ部品であり、栓の位置のみ異なるものなので、分配通路を容易に設定できる。
なお、全てのエレメントは同じ部品であり、栓の位置のみ異なるものなので、分配通路を容易に設定できる。
また、本発明にかかるオイルエア潤滑装置は、前述したオイルエア潤滑装置において、前記分配通路は上流側から供給されたオイルを全て径方向に方向変換する専用の通路であることを特徴としている。
このように構成されたオイルエア潤滑装置においては、エレメントに軸を中心とした同一円上に軸方向通路と分配通路とを等ピッチで交互に設けてあるので、エレメントの数に応じて分配口数を設定できる。
また、本発明にかかるオイルエア潤滑装置は、前述したオイルエア潤滑装置において、前記各エレメントから分配される前記オイルエアの流量を調整する流量調整器を有することを特徴としている。
このように構成されたオイルエア潤滑装置においては、各エレメントごとに分配されるオイルエアの流量を調整することにより、全てのエレメントから分配されるオイルエアの量を均等にできる。
また、各エレメントごとに分配されるオイルエアの流量を変えることもできる。
また、各エレメントごとに分配されるオイルエアの流量を変えることもできる。
本発明にかかるオイルエア潤滑装置によれば、送油路から供給されたエアとオイルの混合流体であるオイルエアを所定の分配口数に分配する際に、分配口数に対応した個数の同じエレメントを、軸方向に連続して配置するので、エレメントの数を増減することにより所望の分配口数を容易に設定できる。
また、エレメントは全て同じものであり、かつ、エレメントにあけられる通路が短いので加工が容易であり、生産コストを低減して、分配器のコストの低減を図ることができる。また、エレメントは全て同じものなので、分配口数の増減が容易であり、装置構成の利便性が向上した。
また、エレメントは全て同じものであり、かつ、エレメントにあけられる通路が短いので加工が容易であり、生産コストを低減して、分配器のコストの低減を図ることができる。また、エレメントは全て同じものなので、分配口数の増減が容易であり、装置構成の利便性が向上した。
以下、本発明に係るオイルエア潤滑装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るオイルエア潤滑装置の軸に沿った断面図、図2は図1中II-II位置の断面図、図3は図1中III-III位置の断面図である。
図1に示すように、この分配器10は、エアとオイルの混合流体であるオイルエアとしてオイルを供給するものであり、例として3箇所にオイルエアを分配(3分配)するものである。オイルエアを供給する送油路11の下流端には入口部材12が取り付けられており、送油路11の通路11aに入口部材12の通路12aが接続されている。入口部材12の下流側端部には、断面円形の突出部12bが設けられている。
入口部材12の下流側はハウジング20に接続されている。ハウジング20の中央には、軸方向に断面円形の凹部20aが設けられておりこの凹部20aに入口部材12の突出部12bが嵌合されて密着している。凹部20aの内面には、全周にわたって環状凹部21a、21bが所定間隔で設けられており、この環状凹部21a、21bにはハウジング20を径方向に貫通する通路22a、22bが設けられている。この通路22a、22bは、ハウジング20の径方向に嵌合している出口配管23a、23bの内部空間24a、24bに接続されている。
ハウジング20の凹部20aの下流側端部(図1において右端部)には、空間25が設けられており、この空間25は、通路26により出口配管23cの内部空間24cに接続されている。なお、出口配管23a、23b、23cは、オイルエアを供給して潤滑する機械各部に接続されている。
ハウジング20の凹部20aには、2個の同じエレメント30A、30Bが接続状態で嵌合されており、上流側のエレメント30Aは、ガスケット26を介して入口部材12の突出部12bと接続されている。各エレメント30A、30Bには、軸方向に貫通して設けられている軸方向通路31と、この軸方向通路31の途中から径方向外向きに分配通路32が設けられている。
軸方向通路31の径と分配通路32の径は同じ大きさである。この分配通路32を備えた軸方向通路31は、図2および図3に示すように、軸CLを中心とした同一円上に多数設けられている。
ここでは、例えば中心角30度ピッチで12個の軸方向通路31a、31b、…31lが設けられている。
軸方向通路31の径と分配通路32の径は同じ大きさである。この分配通路32を備えた軸方向通路31は、図2および図3に示すように、軸CLを中心とした同一円上に多数設けられている。
ここでは、例えば中心角30度ピッチで12個の軸方向通路31a、31b、…31lが設けられている。
この分配器10は3分配のものであるため、各エレメント30においてオイルエアの3分の1が分配されるように、軸方向通路31または分配通路32に栓33を取り付ける。すなわち、上流側に設けられている第1エレメント30Aによって3分の1だけ分配し、次の第2エレメント30Bによって3分の1分配するようにする。
このため、第1エレメント30Aにおいては、全本数の3分の1だけ分配通路32を開け、他の3分の2は軸方向通路31を開けるようにする。従って、図2に示すように、時計回りに30度、120度、210度、300度にある軸方向通路31については出口付近に栓33を設けて塞ぎ、その他については軸方向通路31は開けて分配通路32に栓33をする。
これにより、オイルエアの全流量の3分の1が、栓33が設けられていない分配通路32から分配され、環状凹部21aを通って通路22aに集められ、さらに出口配管23aから機械各部位に供給されて潤滑する。
これにより、オイルエアの全流量の3分の1が、栓33が設けられていない分配通路32から分配され、環状凹部21aを通って通路22aに集められ、さらに出口配管23aから機械各部位に供給されて潤滑する。
一方、第2エレメント30Bにおいては、第1エレメント30Aから供給された流量(全流量の3分の2)の半分が分配通路32から分配されるようにする。すなわち、第1エレメント30Aと栓33の取り付け位置まで全く同じ第2エレメント30Bを用い、第1エレメント30Aを軸CL回り時計方向に30度回転させて第2エレメント30Bとし、ハウジング20の凹部20aにセットする。
なお、軸方向通路31は軸CLを中心とした同一円上に等ピッチで設けられているので、30度単位で回転させても、第1エレメント30Aの軸方向通路31と第2エレメント30Bの軸方向通路31とを接続できる。
これにより、栓33の配置は図3に示すように、時計回りに60度、150度、240度、330度にある軸方向通路31の出口付近に栓33を取り付けて塞ぎ、分配通路32が活きる。
なお、軸方向通路31は軸CLを中心とした同一円上に等ピッチで設けられているので、30度単位で回転させても、第1エレメント30Aの軸方向通路31と第2エレメント30Bの軸方向通路31とを接続できる。
これにより、栓33の配置は図3に示すように、時計回りに60度、150度、240度、330度にある軸方向通路31の出口付近に栓33を取り付けて塞ぎ、分配通路32が活きる。
なお、第1エレメント30Aにおいて分配通路32が活きているものについては軸方向通路31は栓33によって塞がれているので、この軸方向通路31と接続される第2エレメント30Bの軸方向通路31にはオイルエアが供給されていない。
従って、全流量の3分の2が第1エレメント30Aから第2エレメント30Bに伝達され、伝達された流量の半分、すなわち3分の1が第2エレメント30Bにおいて分配される。そして、残りの3分の1は、凹部20aの下流側端に設けられている空間25から通路26を経て、出口配管23cから分配される。
従って、全流量の3分の2が第1エレメント30Aから第2エレメント30Bに伝達され、伝達された流量の半分、すなわち3分の1が第2エレメント30Bにおいて分配される。そして、残りの3分の1は、凹部20aの下流側端に設けられている空間25から通路26を経て、出口配管23cから分配される。
以上、前述したオイルエア潤滑装置10によれば、送油路11から供給されたエアとオイルの混合流体であるオイルエアを所定の分配口数に分配する際に、分配口数に対応した個数の同じエレメント30を、軸方向に連続して配置するので、エレメント30の数を増減することにより所望の分配口数に容易に対応できる。また、エレメント30は全て同じものであり、かつ、エレメント30にあけられる通路が短いので加工が容易であり、生産コストを低減して、分配器のコストの低減を図ることができる。
また、エレメント30は全て同じものなので、在庫費用を押えることができる。
また、エレメント30は全て同じものなので、在庫費用を押えることができる。
なお、図1に示した分配器10では、3分配の場合について説明したが、前述したエレメントを用いて、2分配、4分配、6分配も容易に行うことができる。すなわち、2分配の場合には、図4に示すように、栓33の取付位置を軸方向通路31と分配通路32とに交互に6箇所設けるようにして、1個のエレメント30を用いる。この場合には、活きている軸方向通路31の本数と、活きている分配通路32の本数が同じであるため、分配率は2分の1となる。
また、4分配の場合には、図5に示すように、栓33を軸−分−分−分−軸−分−分−分−軸−分−分−分に配置し、このエレメント30を3個用いる。そして、上流側から下流に向かって30度ずつ回転させてエレメント30をセットする。
また、6分配の場合には、図示は省略するが、同様に、栓33を軸−分−分−分−分−分−軸−分−分−分−分−分に配置し、このエレメント30を5個用いる。そして、上流側から下流に向かって30度ずつ回転させてエレメント30をセットする。
また、4分配の場合には、図5に示すように、栓33を軸−分−分−分−軸−分−分−分−軸−分−分−分に配置し、このエレメント30を3個用いる。そして、上流側から下流に向かって30度ずつ回転させてエレメント30をセットする。
また、6分配の場合には、図示は省略するが、同様に、栓33を軸−分−分−分−分−分−軸−分−分−分−分−分に配置し、このエレメント30を5個用いる。そして、上流側から下流に向かって30度ずつ回転させてエレメント30をセットする。
次に、本発明に係るオイルエア潤滑装置の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態に係る分配器10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図6は、本発明の第2実施形態に係るオイルエア潤滑装置の軸に沿った断面図、図7は図6中VII-VII位置の断面図である。
図6は、本発明の第2実施形態に係るオイルエア潤滑装置の軸に沿った断面図、図7は図6中VII-VII位置の断面図である。
図6に示すように、この分配器40は、エアとオイルの混合流体であるオイルエアとしてオイルを供給するものであり、例として3箇所にオイルエアを分配(3分配)するものである。オイルエアを供給する送油路11の下流端には入口部材12の通路12aが接続されている。
この分配器40では、ハウジング20の凹部20aに2個の同じエレメント50A、50Bが設けられている。各エレメント50A、50Bには、エレメント50を軸方向に貫通する直線の軸方向通路51と、軸方向に供給されたオイルエアを直角に方向変換して径方向に分配する分配通路52とが、各々別個に設けられている。すなわち、分配通路52は分配専用の通路である。
なお、各エレメント30A、30Bの上流側にはガスケット26が設けられており、ガスケット26内側の空間に軸方向通路51および分配通路52の入口側開口が露出している。このため、上流側から供給されたオイルエアは、軸方向通路51と分配通路52とに、均等に供給されることになる。
また、ハウジング20の凹部20a内面に設けられている環状凹部21a、21bから径方向に延びる通路22a、22bには、各々流量調整器53a、53bが取り付けられており、分配通路52から分配されるオイルエアの流量を調整できるようになっている。
また、ハウジング20の凹部20a内面に設けられている環状凹部21a、21bから径方向に延びる通路22a、22bには、各々流量調整器53a、53bが取り付けられており、分配通路52から分配されるオイルエアの流量を調整できるようになっている。
図7に示すように、軸方向通路51および分配通路52は、各々軸CLを中心とした同一円上に等ピッチで複数個設けられている。
ここでは、例えば中心角30度ピッチで軸方向通路51が6個、分配通路52が6個の合計12個が設けられている。軸方向通路51の径と分配通路52の径は同じ大きさであるので、各エレメント50において分配通路52により分配されるオイルエアの流量は、2分の1である。
ここでは、例えば中心角30度ピッチで軸方向通路51が6個、分配通路52が6個の合計12個が設けられている。軸方向通路51の径と分配通路52の径は同じ大きさであるので、各エレメント50において分配通路52により分配されるオイルエアの流量は、2分の1である。
この分配器40は3分配のものであるため、各エレメント50A、50Bにおいてオイルエアの3分の1が分配されるように、流量調整器53a、53bを調整する。すなわち、上流側に設けられている第1エレメント50Aの分配通路52は、全流量の2分の1を分配するものであるため、流量調整器53aにより分配流量が3分の1になるようにする。
このためには、流量調整器53aを3分の2に絞る。これにより、分配流量は、(1/2)×(2/3)=1/3となり、3分の1が分配されることになる。
このためには、流量調整器53aを3分の2に絞る。これにより、分配流量は、(1/2)×(2/3)=1/3となり、3分の1が分配されることになる。
また、第2エレメント50Bには、第1エレメント50Aにおいて分配されなかった流量、すなわち全流量の3分の2が供給されるので、流量調整器53bを100%の開度(すなわち分配率50%)とする。
これにより、(2/3)×(1/2)=1/3となり、全流量の3分の1が分配されることになる。そして、残りの3分の1は、凹部20a先端の通路26を通じて分配されることになる。
これにより、(2/3)×(1/2)=1/3となり、全流量の3分の1が分配されることになる。そして、残りの3分の1は、凹部20a先端の通路26を通じて分配されることになる。
なお、第1エレメント50Aと第2エレメント50Bとは、全く同じものを使用できる。また、両エレメント50A、50Bをセットする角度は不問である。
すなわち、相対的に任意の角度差があっても差し支えない。但し、両エレメント50A、50Bの軸方向通路51が、ガスケット26内部の空間を介してではあるが真っ直ぐに通るようにするのが望ましい。
すなわち、相対的に任意の角度差があっても差し支えない。但し、両エレメント50A、50Bの軸方向通路51が、ガスケット26内部の空間を介してではあるが真っ直ぐに通るようにするのが望ましい。
以上、前述したオイルエア潤滑装置40によれば、送油路11から供給されたエアとオイルの混合流体であるオイルエアを所定の分配口数に分配する際に、分配口数に対応した個数の全く同じエレメント50を、軸方向に連続して配置するので、エレメント50の数を増減することにより所望の分配口数を容易に設定できる。また、エレメント50は全て同じものであり、かつ、エレメント50に穴あけ加工される通路51、52が短いので加工が容易であり、生産コストを低減して、分配器40のコストの低減を図ることができる。また、エレメント50は全て同じものなので、在庫費用を押えることができる。
なお、図6に示した分配器40では、3分配の場合について説明したが、前述したエレメント50を用いて、任意の分配口数についても容易に行うことができる。
すなわち、2分配の場合には、1個のエレメント50を用い、流量調整器53の開度を100%とする。これによりエレメント50から全流量の半分が分配されることになる。
すなわち、2分配の場合には、1個のエレメント50を用い、流量調整器53の開度を100%とする。これによりエレメント50から全流量の半分が分配されることになる。
また、4分配の場合には、3個のエレメント50を用い、流量調整器53の開度を上流側から2分の1、3分の2、100%にセットすればよい。
すなわち、最も上流側では、分配通路52により2分の1が分配されるが、流量調整器53によりさらに2分の1に絞られるので、結果として全流量の4分の1が分配されることになる。
すなわち、最も上流側では、分配通路52により2分の1が分配されるが、流量調整器53によりさらに2分の1に絞られるので、結果として全流量の4分の1が分配されることになる。
また、5分配の場合には、4個のエレメント50を用い、流量調整器53の開度を上流側から5分の2、2分の1、3分の2、100%にセットすればよい。これにより各エレメント50から全流量の5分の1が分配されることになる。
なお、同様にして、任意の分配口数に対応できる。
なお、同様にして、任意の分配口数に対応できる。
なお、本発明のオイルエア潤滑装置10は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
10、40 分配器
11 送油路
30、50 エレメント
31、51 軸方向通路
32、52 分配通路
33 栓
53 流量調整器
CL 軸
11 送油路
30、50 エレメント
31、51 軸方向通路
32、52 分配通路
33 栓
53 流量調整器
CL 軸
Claims (6)
- エアとオイルの混合流体であるオイルエアが供給される送油路に同軸かつ、連続して配され、前記オイルエアを所定の分配口数に分配して機械各部位を潤滑するオイルエア潤滑装置であって、
前記分配器は、前記軸方向に連続して配置された複数個の同じエレメントを有し、
前記各エレメントが、前記供給されたオイルエアを下流側のエレメントに供給すべく前記軸方向に設けられた1個または2個以上の軸方向通路と、前記供給されたオイルエアを同一断面内において径方向に分配すべく設けられた1個または2個以上の分配通路とを備えていることを特徴とするオイルエア潤滑装置。 - 前記軸方向通路および前記分配通路は、前記軸を中心とした同一円上に等ピッチで設けられていることを特徴とする請求項1に記載したオイルエア潤滑装置。
- 前記分配通路は全ての前記軸方向通路から同一断面内において径方向に分岐して設けられており、前記軸方向通路または前記分配通路の一方を塞ぐ栓が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載したオイルエア潤滑装置。
- 前記栓の配置により前記エレメント1個当たりの分配率を調整することを特徴とする請求項3に記載したオイルエア潤滑装置。
- 前記分配通路は上流側から供給されたオイルを全て径方向に方向変換する専用の通路であることを特徴とする請求項1または2に記載したオイルエア潤滑装置。
- 前記各エレメントから分配される前記オイルエアの流量を調整する流量調整器を有することを特徴とする請求項5に記載したオイルエア潤滑装置。
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2003
- 2003-09-01 JP JP2003308665A patent/JP2005076774A/ja active Pending
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