JP2005071207A - ファシリティ設計支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
使用対象者又は建物用途に応じた適切なファシリティ設計を容易にする設計支援システムを提供する。
【解決手段】
バリアフリートイレの場合、システム30は、種々のトイレプランを示したデータ58、車椅子使用者や人口肛門使用者などの使用対象者と器具との相関関係を示したデータ51、オフィスや学校などの建物用途と器具との相関関係を示したデータ52、各プランの車椅子対象者に対する適合レベルを示したデータ60を有する。ユーザが所望の使用対象者と建物用途を入力すると、システム30は、入力された使用対象者と建物用途に適した器具をもつプランを選定し、車椅子使用者への適合レベルも判断する。選定プラン中からユーザが所望プランを選ぶ。入替、削除可能な器具の種類が建物用途及び使用対象者に応じて制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、トイレやその他のファシリティ(例えば、ある種の目的に利用される設備や施設など)の設計支援システムに関する。
トイレなどのファシリティの設計は、使用目的、躯体条件、建物用途などに応じて行なわれる必要があり、これらの条件下で最適な器具の選定やレイアウトの設計を行なうには、担当する者の当該ファシリティ設計に関する豊富な経験及び知識が要求される。そのため、経験や専門知識の少ない設計担当者でも、容易に条件に応じたファシリティの設計が行えるような設計支援システムが求められている。
特許文献1では、躯体条件や性能(例えば、一般地や寒冷地など)によって、奨励される器具を含むプランが表示され、ユーザは表示されたプランの中からプランを選択することにより容易に希望に合うトイレを知ることができるトイレ室選定プログラムが開示されている。
特開2002−230075
しかし、トイレなどのファシリティの設計は、躯体条件や性能といった条件による器具の選定だけでなく、そのファシリティを使用する対象者も考慮に入れたレイアウト設計が求められている。特に、バリアフリーのファシリティ(例えば、バリアフリートイレなど)の設計では、使用対象者がどのような条件の人(例えば、車椅子使用者、乳幼児を連れた人、及び人工肛門・膀胱使用者(オストメイト)など)であるか、及び、その使用対象者にとりどのようなスペース設計が使い易いかという使用対象者に対するスペース設計の適合度合いなどを十分に考慮して設計することが肝要である。また、そのファシリティが設置される建物用途(例えば、オフィス、学校及び商業施設など)によっても使用対象者の条件が異なってくるから、建物用途も考慮に入れた設計が求められている。
本発明の目的は、使用対象者又は建物用途に応じたファシリティの設計を支援するファシリティ設計支援システムを提供することである。
本発明の第1の観点に従うコンピュータシステムによるファシリティ設計支援システムは、所定のファシリティのための多数の設計プランの構成に関わるデータであってそれぞれの設計プランに含まれる複数の器具に関わる器具情報を含む前記プランデータを記憶したプランデータ記憶手段と、前記設計プランに基づくファシリティ設計図を作成するときに使用される図データを記憶した図データ記憶手段と、複数条件の使用対象者と必要又は不必要な器具との関係に関わる対象者・器具相関データを記憶した対象者・器具相関データ記憶手段と、ユーザに所望の1以上の使用対象者を入力させるための使用対象者入力手段と、入力された使用対象者に適した又は適さない器具のセットを前記対象者・器具相関データに基づいて判断する対象者適合器具判断手段と、前記対象者適合器具判断手段によって判断された前記適した器具のセットを備えた又は前記適さない器具のセットを備えない1以上の設計プランを、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて決定する対象者適合プラン判断決定手段と、前記対象者適合プラン判断手段によって決定された1以上の設計プランの中の少なくとも一つの特定の設計プランに基づいて、前記図データを使用して、ファシリティ設計図を作成し出力する設計図作成手段とを備える。
一つの実施形態として、このファシリティ設計支援システムは、前記多数の設計プランと特定条件の使用対象者にとっての利便性又は使用容易性の程度との関係に関わる適合レベルデータを記憶した対象者適合レベルデータ記憶手段と、前記対象者適合プラン判断手段によって決定された1以上の設計プランについて、前記所定条件の使用対象者にとっての適合レベルを、前記適合レベルデータに基づいて判断し、判断結果を出力する適合レベル判断手段と
を更に備えることができる。
一つの実施形態として、このファシリティ設計支援システムは、複数種類の建物用途と必要又は不必要な器具との関係に関わる建物用途・器具相関データを記憶した建物用途・器具相関データ記憶手段と、ユーザに所望の1以上の建物用途を入力させるための建物用途入力手段と、入力された建物用途に適した又は適さない器具のセットを前記建物用途・器具相関データに基づいて判断する建物用途適合器具判断手段と、前記建物用途適合器具判断手段によって判断された前記適した器具のセットを備えた又は前記適さない器具のセットを備えない1以上の設計プランを、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて決定する建物用途適合プラン判断決定手段とを更に備えることができる。そして、前記設計図作成手段は、前記対象者適合プラン判断手段によって決定されると共に前記建物用途適合プラン判断決定手段によっても決定された1以上の設計プランの中の少なくとも1つの特定の設計プランに基づいて、ファシリティ設計図を作成することができる。
一つの実施形態として、このファシリティ設計支援システムは、前記少なくとも一つの設計プランの器具構成を示すプラン器具構成情報を、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて、作成し出力するプラン器具構成情報出力手段と、前記プラン器具構成情報により示される器具構成中から削除希望器具をユーザに入力させる削除希望器具入力手段と、入力された削除希望器具を前記特定の設計プランの器具構成中から削除して、削除の結果に基づいたファシリティ設計図を前記設計図作成手段に作成させる器具削除手段と、前記対象者適合器具判断手段による判断結果に応じて、前記削除対象器具入力手段により入力可能な削除希望器具又は前記器具削除手段によって削除可能な器具を制限する器具削除制限手段とを更に備えることができる。
一つの実施形態として、このファシリティ設計支援システムは、前記複数種類の建物用途と削除可能な器具との関係に関わる削除可能器具データを記憶した削除可能器具データ記憶手段と、前記入力された建物用途において削除可能な器具が何であるかを、前記削除可能器具データに基づいて判断する削除可能器具判断手段と、前記少なくとも1つの設計プランの器具構成を示すプラン器具構成情報を、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて、作成し出力するプラン器具構成情報出力手段と、前記プラン器具構成情報により示される器具構成中から削除希望器具をユーザに入力させる削除希望器具入力手段と、入力された削除希望器具を前記少なくとも1つの設計プランの器具構成中から削除して、削除の結果に基づいたファシリティ設計図を前記設計図作成手段に作成させる器具削除手段と、前記削除可能器具判断手段による判断結果に応じて、前記削除希望器具入力手段により入力可能な削除希望器具又は前記器具削除手段によって削除可能な器具を制限する器具削除制限手段とを更に備えることができる。
一つの実施形態として、前記図データ記憶手段は、前記所定の設計プランにそれぞれ含まれる所定の様々な器具グループのそれぞれ全体図面を表した器具グループ図面データを記憶しており、前記設計図作成手段は、前記少なくとも1つの設計プランに基づいてファシリティ設計図を作成するとき、前記少なくとも1つの設計プランに含まれる特定の器具グループの器具グループ図面データを用いるようにすることができる。
本発明の別の観点に従うファシリティ設計を支援するためのコンピュータシステムは、所定のファシリティのための多数の設計プランの構成に関わるデータであってそれぞれの設計プランに含まれる複数の器具に関わる器具情報を含む前記プランデータを記憶したプランデータ記憶手段と、前記設計プランに基づくファシリティ設計図を作成するときに使用される図データを記憶した図データ記憶手段と、複数種類の建物用途と必要又は不必要な器具との関係に関わる建物用途・器具相関データを記憶した建物用途・器具相関データ記憶手段と、ユーザに所望の1以上の建物用途を入力させるための建物用途入力手段と、入力された建物用途に適した又は適さない器具のセットを前記建物用途・器具相関データに基づいて判断する建物用途適合器具判断手段と、前記建物用途適合器具判断手段によって判断された前記適した器具のセットを備えた又は前記適さない器具のセットを備えない1以上の設計プランを、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて決定する建物用途適合プラン判断決定手段と、前記建物用途適合プラン判断手段によって決定された1以上の設計プランの中の少なくとも一つの特定の設計プランに基づいて、前記図データを使用して、ファシリティ設計図を作成し出力する設計図作成手段とを備える。
一つの実施形態として、このファシリティ設計支援システムは、前記少なくとも1つの設計プランの器具構成を示すプラン器具構成情報を、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて、作成し出力するプラン器具構成情報出力手段と、前記プラン器具構成情報により示される器具構成中から削除希望器具をユーザに入力させる削除希望器具入力手段と、入力された削除希望器具を前記少なくとも1つの設計プランの器具構成中から削除して、削除の結果に基づいたファシリティ設計図を前記設計図作成手段に作成させる器具削除手段と、前記建物用途適合器具判断手段による判断結果に応じて、前記削除希望器具入力手段により入力可能な削除希望器具又は前記器具削除手段によって削除可能な器具を制限する器具削除制限手段とを更に備えることができる。
一つの実施形態として、このファシリティ設計支援システムは、前記複数種類の建物用途と削除可能な器具との関係に関わる削除可能器具データを記憶した削除可能器具データ記憶手段と、前記入力された建物用途において削除可能な器具が何であるかを、前記削除可能器具データに基づいて判断する削除可能器具判断手段と、前記少なくとも1つの設計プランの器具構成を示すプラン器具構成情報を、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて、作成し出力するプラン器具構成情報出力手段と、前記プラン器具構成情報により示される器具構成中から削除希望器具をユーザに入力させる削除希望器具入力手段と、入力された削除希望器具を前記少なくとも1つの設計プランの器具構成中から削除して、削除の結果に基づいたファシリティ設計図を前記設計図作成手段に作成させる器具削除手段と、前記削除可能器具判断手段による判断結果に応じて、前記削除希望器具入力手段により入力可能な削除希望器具又は前記器具削除手段によって削除可能な器具を制限する器具削除制限手段とを更に備えることができる。
これにより、トイレなどの躯体条件や性能といった条件による器具の選定だけでなく、そのファシリティを使用する対象者も考慮に入れたレイアウト設計を容易に行なうことできる。
また、ファシリティが設置される建物用途(例えば、オフィス、学校及び商業施設など)によって使用対象者の条件が異なるなど、建物用途を考慮に入れた設計を容易に行なうことができる。
また、バリアフリーのファシリティの設計では、使用対象者がどのような条件の人(例えば、車椅子使用者、乳幼児を連れた人、及び人工肛門・膀胱使用者など)であるか、また、その使用対象者にとりどのようなスペース設計が使い易いかという使用対象者に対するスペース設計の適合度合いなどを十分に考慮した設計を容易に行なうことができる。
使用対象者又は建物用途に応じたファシリティの設計が支援される。
以下、図面を参照して、バリアフリートイレの設計に適用された本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るバリアフリートイレ設計支援システムの全体構成図である。
図1に示すように、バリアフリートイレ設計支援システムは、トイレ室設計サーバ30と、データベースサーバ(以下、DBサーバという)50とから構成される。トイレ室設計サーバ30は、通信ネットワークを介しクライアントであるユーザ端末10からアクセスされる。なお、このようなサーバ、クライアント形式のシステム構成は、インターネット上からトイレ室設計サーバ30にアクセスする(すなわち、Webシステムを介する)形式で実現しても、スタンドアロンのコンピュータ内でトイレ室設計サーバ30とユーザ端末10を実現しても、内部ネットワークなどのネットワークを介してトイレ室設計サーバ30にアクセスする形式で実現しても良い。
トイレ室設計サーバ30は、画像編集部31と、情報制御部32と、データベースクライアント(以下、DBクライアントという)33とから構成される。情報制御部32は、ユーザ端末10からのトイレ室設計に関する条件である躯体や使用対象者や建物用途などの情報を受信する。そしてその情報に基づいて、条件にあうトイレレイアウト図面や構成品などトイレ室設計図に必要なデータを、DBクライアント33を介してDBサーバ50に要求する(すなわち、データ検索を要求する)。
DBクライアント33は、情報制御部32からのデータ検索の要求をうけ、DBサーバ50にデータ検索要求を行ない、検索した結果を情報制御部32に返却する。
画像編集部31は、情報制御部32から便器周り図面、洗面器周り図面、便器周り図面位置などトイレ室設計図作成に必要なデータを受信し、トイレ室設計図を作図・編集する機能を有している。つまり、画像編集部31は、DBサーバに便器周り、洗面周り、オストメイト配慮器具周りなど、トイレの機能部分別に記憶されている図面を編集して1つのトイレ室設計図を作図・編集する処理を行なう。
DBサーバ50には、バリアフリートイレ設計支援システムに使用される種々のデータテーブル、例えば、対象者・器具相関テーブル51、建物用途・器具相関テーブル52、便器周り図面テーブル53、洗面周り図面テーブル54、オストメイト配慮図面テーブル55、ベビーシート周り図面テーブル56、折りたたみシート図面テーブル57、プラン構成テーブル58、プラン別対象者適合レベルテーブル59、便器情報テーブル60、プラン別コメントテーブル61、図面・構成器具別コメントテーブル62を有する。以下にDBサーバ50に記憶されている各テーブルのデータについて説明する。
対象者・器具相関テーブル51は、使用対象者(すなわち、車椅子使用者や杖使用者やオストメイト(人工肛門又は人工膀胱の使用者)や親子連れなど)に必要な器具(又は必ずしも必要ではない器具)が何であるか、つまり、使用対象者と器具との相関情報を記憶している。図2は、対象者・器具相関テーブル51の具体例である。図2の例から、例えば、オストメイトは、パウチ・しびん洗浄(以下、オストメイト配慮器具と総称する)を必要とすることがわかり、手すりは必ずしも必要ではないことがわかる。
建物用途・器具相関テーブル52は、建物用途(すなわち、オフィスや学校や商業施設など)に不必要な器具(又は、不必要とはいえない器具)が何であるか、つまり、建物用途と器具との相関情報を記憶している。図3は、建物用途・器具相関テーブル52の具体例である。図3の例から、例えば、学校はベビーチェアやベビーシートを必要でないことがわかる。なお、この建物用途と器具との相関は、例えば、建物用途によって限定される使用対象者の範囲を考慮して予め決めることができる(例えば、オフィスや学校では、親子連れを使用対象者に含まないであろうから、ベビーチェアやベビーシートは必要ない)。
便器周り図面テーブル53は、便器周りの図面及び便器周りの構成器具・部品に関するデータを記憶している。ここで、便器周りとは、便器と、便器に付属して又は便器周辺に設置される所定の器具などの便器を中心とした複数器具・部品のセットのことをいう。例えば、便器、便座、フラッシュバルブ、タッチパネル、タンクなどの器具又は部品のセットなどである。図4は、便器周り図面テーブル53の具体例である。図4に示すように、便器周り図面テーブル53は、便器周りID毎に、便器周りの器具セット全体(つまり、個々の構成器具毎ではなく、便器周りの全ての構成器具を所定の位置関係で配置した全体)の平面図、側面図、正面図と、便器品番、便座品番など、便器周りの構成品の品番を記憶している。
洗面周り図面テーブル54及びベビーシート周り図面テーブル56は、それぞれ、洗面周り(洗面器と、それに付属する又はその周辺に設置される所定の器具などの洗面器を中心とした複数器具・部品のセット)及びベビーシート周り(ベビーシートと、それに付属する又はその周辺に設置される所定の器具などのベビーシートを中心とした複数器具・部品のセット)の構成器具・部品に関するデータを記憶したもので、上述した便器周り図面テーブル53と同様のデータ構造をしている。このように、バリアフリートイレ設計支援システムは、トイレに設置される多種多様な器具のうち、中心となる器具別(又は機能別、又は領域別)にグループ化できるものは、「何々周り」としてグループ化して、そのグループ毎に図面テーブルを有し、そして、その器具グループ全体の平面図、側面図及び正面図などの図面データを有している。このように器具グループ全体の図面データを予め用意しておくことで、後に説明するトイレ設計の過程でトイレの図面を作成する際、個々の器具の図面をいちいち配置する代わりに、器具グループ全体の図面を配置すれば済むため、トイレ図面作成の処理が簡単になり、処理時間が短縮できる。
また、折りたたみシート図面テーブル57やオストメイト配慮図面テーブル55は、上述した器具グループ化の対象外になった折りたたみシートやオストメイト配慮器具などの個別の器具毎の図面テーブルである。これら個別の図面テーブル57、55のデータ構成も、そこに登録されたデータが複数の器具でなく一つの器具のものであるという点を除いて、基本的には上述した便器周り図面テーブル53と同様である。なお、図示した器具グループ及び器具は単なる例示に過ぎず、実際には、このシステムによるトイレ設計に使用される全ての器具グループ、及び器具グループ対象外の個別器具について、同様の図面テーブルが設けられている。
プラン構成テーブル58は、予め用意された多数のバリアフリートイレ設計プラン(以下、単にプランという)のそれぞれの設計図及びレイアウト一覧を作成するためのデータ及びデータを検索するための識別子(ID)を記憶している。図5はプラン構成テーブル58の具体例を示す。プラン構成テーブル58は、図5に示すように、各プランについて、プラン番号と、そのプランに含まれる便器周りIDや洗面周りIDや折りたたみシートIDなどの器具グループ及び個別器具の図面を識別するための各IDと、便器周り図面位置や洗面周り図面位置などの器具グループ及び個別器具の図面位置と、後述するレイアウト選択ウィンドウ(図15)に表示するための当該プランの簡易レイアウトを表した簡易図面とを記憶している。ここで、各器具グループ及び各個別器具のIDは、その器具グループ又は各個別器具の図面を該当テーブル(例えば、便器周りIDであれば、便器周り図面テーブル53)から検索するための識別子(ID)である。また、各器具グループ及び各個別器具の図面位置は、その器具グループ又は個別器具の図面がトイレ室のどこに配置されるのかを示す図面の位置情報である。
図5に示すプラン構成テーブル58では、各プラン番号において、同じ種類の器具グループ又は個別器具の図面IDとして複数のIDが登録されている。例えば、プラン番号「A001R」において、便器周りIDとして、「BB100」、「BB101」、「BB102」及び「BB103」の4種類のIDが登録されている。これは、そのプランでは、その器具グループ又は個別器具の種類として、その複数のIDで識別される複数の器具グループ又は個別器具が選択的に適用できることを意味する。そして、図中、各プラン番号の一番上のセルに記載されている器具グループ又は個別器具のIDが、そのプランの標準的仕様とされるデフォルトの器具グループ又は個別器具を指しており、そして、後述するように、プラン設計の過程で器具の入替えを行なう場合には、同一プラン番号中の同一種類の器具グループ又は個別器具の複数IDの中から、別のIDを選んで設計図面を入替えることができる。例えば、プラン番号「A001R」の場合、便器周りID「BB100」「BB101」「BB102」「BB103」の中から便器周りを入替え可能であり、洗面周りID「C50」「C51」「C52」「C53」の中から洗面周りを入替えることが可能である。なお、各プラン番号の簡易図面は、上述したデフォルトの器具グループ及び器具を使用した標準仕様のレイアウトを表したものである。
プラン構成テーブル58に登録された多数のプランは、それらのプランがもつ特徴点などに応じて複数種類、例えば5種類、のプラングループA〜Eに分類されている。各プランのプラン番号の最初のアルファベットが、そのプラングループが属するプラングループを指している。例えば、プラン番号「A001R」はプラングループAに属する。後述に図8を参照して説明するように、各プラングループA〜Eには、様々な躯体条件(トイレのサイズ及び出入口位置など)にそれぞれ対応した多数のプランが含まれている。
便器情報テーブル59は、便器品番毎に便器品名やその他便器に関する情報などが記憶されている。図6は便器情報テーブル59の具体例である。図1に図示してないが、便器以外にも、トイレに設置されるあらゆる器具種類(例えば、便座、洗面器など)について、それぞれ便器情報テーブル59と同様の情報テーブル(例えば、便座情報テーブル、洗面器情報テーブルなど)が用意されている。
プランA対象者適合レベルテーブル60は、プラングループAに属する全てのプランについて、躯体条件毎(特に、トイレのサイズ毎)に、その躯体条件に対応するプランを適用した場合の車椅子使用者の適合レベル(車椅子使用者にとっての使用し易さの度合いであり、特に、そのプランがもつ車椅子走行可能な自由スペースの広さや形状などに基づいて評価されている)を記憶している。図7はプランA対象者適合レベルテーブル60の具体例である。図7に示すように、プランA対象者適合レベルテーブル60は、トイレのX方向サイズ(単位mm)とY方向サイズ(単位mm)と、対応するプランの車椅子使用者への適合レベルを記憶している。これにより、プラングループAに属する或るトイレサイズに対応するプランが、車椅子使用者にとってどの程度使いやすいか否かを示す適合レベルを取得することが可能となる。適合レベルは、複数段階、例えば4段階に分けられている。例えば、図中のバツ印は、「車椅子での使用不可能」を示し、三角印は、「なんとか使用出来るが難あり」(例えば、スペースが狭いため、車椅子での切返しなどが容易ではない)、丸印は、「多くの人が使用可能だが使い難い人もいる」(例えば、サイズの大きい電動車椅子の使用者や介護者付きの車椅子使用者にとっては十分に広いスペースとはいえない)を示し、二重丸印は、「おすすめの広さ。不特定多数の人が使える」(例えば、電動車椅子や介護者付きを含めて全ての車椅子使用者にとっても十分に広いスペースがあって問題なく使用できる)を示している。
バリアフリートイレ設計支援プログラムは、プランA対象者適合レベルテーブル60の他にも、図1に図示してないが、他の全てのプラングループB〜Eに対しても、同様の対象者適合レベルテーブル(例えば、プランB対象者適合レベルテーブル、プランC対象者適合レベルテーブル、…など)を記憶している。
プランA番号情報テーブル61は、プラングループAに属する、各種の躯体条件(トイレのサイズと出入口位置など)に対応するプラン(プラン番号)を記憶しているテーブルである。図8は、プランA躯体条件テーブル61の具体例である。図8に示すように、プランA躯体条件テーブル61は、トイレのX方向サイズ(単位mm)とY方向サイズ(単位mm)と、これに対応するプラン番号を記憶している。これにより、プラングループAに属する或るX方向サイズとY方向サイズのトイレに適用されるプラン番号を得ることが可能となる。ここで、図8では、例えば、X方向サイズが1000mm、Y方向サイズ1000mmのトイレには、「A001R」と「A001L」の2種類のプラン番号が適用可能であることがわかる。ここで、プラン番号の末尾の「R」と「L」は、トイレ室の出入口ドアがトイレ室の壁の右側にあるか左側にあるかを意味している。よって、「A001R」と「A001L」のような同一トイレサイズに適用可能な2種類のプラン番号では、器具のレイアウトが基本的に互いに左右逆となっている。
バリアフリートイレ設計支援プログラムは、プランA躯体条件テーブル61の他にも、図1に図示していないが、他の全てのプラングループB〜Eに対して上記同様の躯体条件テーブル(例えば、プラン番号B躯体条件テーブル、プラン番号C躯体条件テーブル、…など)を記憶している。
入替え・削除テーブル62は、建物用途毎に、その建物用途に適用されるプランにおける種々の器具の入替え及び削除の可否を記憶している。図9は、入替え・削除テーブル62の具体例である。図9に示すように、入替え・削除テーブル62は、建物用途毎に器具種類毎の入替え可否情報(丸印が入替可、バツ印が入替不可)と削除可否情報(丸印が削除可、バツ印が削除不可)を記憶している。これにより、或るプランに関して器具の入替えや削除を行なう場合に、当該器具の入替えや削除が可能かどうかを、そのプランが適用される建物用途に応じて制御することができる。
プラングループ別コメントテーブル63は、プラングループA〜E毎に、そのグループに属するプランがもつ特徴点や利点などを説明したコメントを記憶しているテーブルである。図10は、プラングループ別コメントテーブルの具体例である。後述するように、或るプラングループのプランが採用された場合、そのプランの設計図には、プラングループ別コメントテーブル63に記憶されている当該プラングループのコメントが記載されることになる。
バリアフリートイレ設計支援プログラムは、プラングループ別コメントテーブル63の他にも、図1に図示していないが、各器具グループ(例えば、便器周り及び洗面周りなど)や各個別器具(例えば、折りたたみシート、オストメイト配慮器具、及びその他の器具)の特徴点や利点を説明するコメントも、例えば、便器周りコメントテーブル、洗面周りコメントテーブル、折りたたみシートコメントテーブル、オストメイト配慮器具コメントテーブルなどとして記憶している。そして、或るプランが採用された場合、そのプランの設計図には、そのプランが属するプラングループのコメントだけでなく、そのプランに含まれる様々な器具グループや器具のコメントも記載されることになる。
以下に、このバリアフリートイレ設計支援プログラムを用いてトイレを設計するときの処理の流れをユーザインターフェース画面図とフローチャートを用いて詳細に説明する。
図11及び図12は、トイレ室設計サーバ30が行なうトイレ室設計処理の流れを示す。図13〜図25は、主要なグラフィカルユーザインターフェースウィンドウ画面の例を示す。
まず、図13に示すように、ユーザ端末10にファイルの新規・修正選択ウィンドウが表示される(図11:S1)。新規作成を選択し、「次の画面」ボタンを押下すると、図14のように、物件情報入力ウィンドウが表示される。画面指示に従い作成者のID、パスワード、物件名、顧客名、図面作成部署、図面作成者、営業担当部署、営業担当者などの諸データを入力する(図11:S2)。「次の画面」ボタンを押下すると、図15に示すように、躯体条件入力ウィンドウが表示される。躯体条件入力ウィンドウは、トイレ室の躯体条件を入力するためのものであり、例えば中心線、壁、出入口、柱、梁のシートから構成されており、図15は躯体条件入力ウィンドウの「中心線」タグを選択し、中心線に関する情報を入力しているウィンドウの例である。中心線に関する情報入力では、例えば、芯か、内寸かの選択をし、X方向、Y方向についてのサイズ(寸法)を入力する。続いて、図16のように、「壁」タグを選択し、壁に関する情報を入力する。壁に関する情報入力では、例えば、壁の厚みなどを入力する。図17に示すように、「出入口」タグを選択し、出入口に関する情報を入力する。出入口に関する情報入力では、例えば、出入口の位置や有効開口を入力する。図18に示すように、「柱」タグを選択し、柱に関する情報を入力する。柱に関する情報入力では、例えば、柱の位置や設置場所などを入力する。「梁」タグを選択し、図19に示すように、梁情報を入力する。梁情報では、梁の位置や設置場所などを入力する。以上図15〜図19が躯体条件入力ウィンドウである。これにより、躯体条件を入力することが可能となる(図11:S3)。
躯体条件入力ウィンドウ(図15〜図19)の「次の画面」ボタンを押下すると、情報制御部32は、上記入力した躯体条件を画像編集部31に送信し、画像編集部31は、トイレ室の躯体を作図する。画像編集部31は、作図したデータを情報制御部32に返却し、情報制御部32は、台紙ウィンドウ(図20の大きいウィンドウ)にトイレ室の躯体図面を表示する(図11:S4)。さらに、対象入力ウィンドウ(図20の小さいウィンドウ)が表示される。
図20に示すように、対象入力ウィンドウ(図20の小さいウィンドウ)では、建物用途、使用対象者に関する情報を入力する。建物用途は例えば、オフィス、商業施設、学校、劇場などを選択することができる。対象者選択では例えば、車椅子使用者、杖使用者、高齢者、妊婦、オストメイト、乳幼児連れ、子供連れなどが選択でき、車椅子の中でも手動型車椅子での自立者、電動車椅子での自立者、電動車椅子での要介護者などに分けて設定可能となっている。複数使用者(電動車椅子使用者とオストメイトなど)を条件として設定可能となっている(図11:S5)。
ユーザが「次の画面」ボタンを押下すると、情報制御部32は、DBクライアントを介してDBサーバから必要なデータを取得し、図21に示すレイアウト選択ウィンドウを表示する(図11:S6)。以下にレイアウト選択ウィンドウを表示するまでの処理について説明する。
情報制御部32は、入力された躯体条件のうち特にトイレのサイズに基づいてプランA番号情報テーブル61からプラングループAに属する入力トイレサイズに対応するプラン番号を検索する。例えば、入力トイレサイズがX方向1200mm、Y方向1150mmである場合、プラン番号A044RとA044Lを取得する。このA044RとA044Lは、前述した通り、レイアウトが互いに左右逆となっており、出入口も左右逆の位置に配置されている。情報制御部32は、プラングループAだけでなく、他の全てのプラングループB〜Eについても、同様にして、入力トイレサイズに対応するプラン番号を検索する。例えば、プラングループ毎に2個のプラン番号が検索され、5つのプラングループA〜Eを合せて10個のプランが検索されることになる。
情報制御部32は、検索された全ての(例えば10個の)プラン番号について、入力された躯体条件の中の残りのデータ(出入口位置など)に適合するか否かを判断し、適合しないプランについては選択候補から除外する。例えば、プラン番号A044RとA044Lのうち、入力された出入口位置に適合するのがA044Rだけであれば、適合しないA044Lは選択候補から除外されれる。
情報制御部32は、検索された全てのプラン番号について、プラン構成テーブル58から、それぞれのプランに含まれる全ての器具グループ及び個別器具の図面IDと図面位置と簡易図面を取得する。さらに、情報制御部32は、取得した全ての器具グループの図面IDに関して、それぞれの種類の器具グループの図面テーブル、例えば便器周り図面テーブル53、洗面周り図面テーブル54、ベビーシート周り図面テーブル56などから、それぞれの器具グループを構成する器具の品番などの情報を取得する。
情報制御部32は、検索された全てのプラン番号について、上記のようにプラン構成テーブル58や器具グループ図面テーブル53、54、56などから取得したそれぞれのプランを構成する器具の情報に基づいて、それぞれのプランが、入力された建物用途に必要でない器具を含んでいるかどうかをチェックする。ここで、入力された建物用途に必要でない器具が何であるかは、図3に例示した建物用途・器具相関テーブル52を参照することで把握される。すなわち、図3の建物用途・器具相関テーブル52で、或る建物用途に対してOFFになっているものが、その建物用途に必要でない器具である。そして、入力された建物用途では不必要とされている器具が含まれているプランが検出された場合、情報制御部32は、そのプランを選択候補から除外する。例えば、入力建物用途がオフィスであった場合、オフィスでは不必要とされるベビーチェアやベビーシートが含まれたプランは、選択候補から除外される。
さらに、情報制御部32は、検索された全てのプラン番号について、上記のようにプラン構成テーブル58や器具グループ図面テーブル53、54、56などから取得したそれぞれのプランを構成する器具の情報に基づいて、それぞれのプランが、入力された使用対象者に必要な器具の全てを含んでいるかどうかをチェックする。ここで、入力された使用対象者に必要な器具が何であるかは、図2に例示した対象者・器具相関テーブル51を参照することで把握される。すなわち、図2の対象者・器具相関テーブル51で、或る使用対象者に対してONになっているものが、その使用対象者に必要な器具である。そして、入力された使用対象者では必要とされている器具が1種類でも含まれていないプランが検出された場合、情報制御部32は、そのプランを選択候補から除外する。例えば、入力された使用対象者がオストメイトであった場合、オストメイト配慮器具が含まれていないプランは、選択候補から除外される。なお、複数の使用対象者が入力されている場合、全ての使用対象者に関して同様のチェックが行なわれ、全ての入力使用対象者が必要とする器具の全てを含んでいるプランだけが選択候補となる。
さらに、情報制御部32は、上記のチェックで選択候補として決定されたプランについて、車椅子使用者への適合レベルを判断する。この判断は、例えばプラングループAに属するプランについては、プラン番号A対象者適合レベルテーブル60を参照して、そのプランに対応するトイレサイズの適合レベルを取得することで行われ、他のプラングループB〜Eのプランについても、図示しないそれぞれのプラングループの対象者適合レベルテーブルを参照して同様の方法で行われる。なお、この判断は、使用対象者として車椅子使用者が入力されている場合にのみ行なわれてもよいし、或いは、車椅子使用者が入力されていない場合にも行なわれてもよい。使用対象者として車椅子使用者が入力された場合には、車椅子使用者への適合レベルが不可(図7でバツ印)と判断されたプランは、選択候補から除外される(車椅子使用者が入力されていない場合には適合レベルが不可でも選択候補から除外されない)。
以上のチェック及び判断により、結局、検索されたプランのうち、入力された建物用途で不必要な器具を含んでおらず、且つ、入力された全ての使用対象者が必要とする器具の全てを含んでおり、且つ、使用対象者に車椅子使用者が含まれている場合には、車椅子使用者への適合レベルが不可でないプランだけが、選択候補として決定されることになる。
以上のチェックや判断を行った後、情報制御部32は、検索された全てのプラン(つまり、選択候補のプランだけでなく、選択候補から除外されたプランも含んだ、入力されたトイレサイズに適合する全てのプラン)の簡易図面を、図21内の小さいウィンドウに例示するようにしてレイアウト選択ウィンドウに一覧表示する。それとともに、情報制御部32は、レイアウト選択ウィンドウに一覧表示されたプランの簡易図面に付属して、プラン選択用のラジオボタンを表示するが、その際、選択候補のプランのラジオボタンは有効とし、選択候補から除外されたプランのラジオボタンは無効とすることで、選択候補のプランのみをユーザが選択できるようにする。さらに、情報制御部32は、選択候補のプランの簡易図面に付属させて、上述した判断で得た車椅子使用者への適合レベルを、図示の例ではラジオボタンの下に示された色分けしたラベルを用いて、表示する。例えば、青色ラベル適合レベルが優(図7で二重丸印)、黄色ラベルは良(図7で丸印)、赤色ラベルは可(図7で三角印)を意味する。このようなレイアウト選択ウィンドウ(図21)の表示から、ユーザは一目で、入力されたトイレサイズに合う全プランの器具レイアウトと、それらプラン中のどのプランが入力された建物用途及び使用対象者に適合して、どのプランが適合しないかということと、各適合プランが特に車椅子使用者に対してどの程度に使い易いかということを把握することができ、その結果、どのプランを選択すべきかが容易に判断できる。さらに、入力された建物用途及び使用対象者に適合するプランだけでなく、適合しないプランも表示されるので、ユーザはこれを参考にして、必要に応じて、建物用途及び使用対象者の入力ステップに戻って、建物用途及び使用対象者を変更したりすることもできる。
ユーザが、レイアウト選択ウィンドウに表示された選択候補のプランの中から所望の1つのプランを例えばそのプランのラジオボタンを押下にすることで選択し(図11:S7)、「次の画面」ボタンを押下すると(図11:S8)、情報制御部32は、選択されたプランの設計図を作図するためのデータをDBクライアントに要求する。例えば、プラン番号「A001R」が選択された場合、情報制御部32は、プラン構成テーブル58からプラン番号「A001R」に含まれるデフォルトの全ての器具グループ及び個別器具の図面ID、例えば、便器周りID「BB100」及び洗面周り図面ID「C50」などを取得する。また、これらの図面IDに対応する図面位置もプラン構成テーブル58から取得される。さらに、情報制御部32は、選択されたプランのデフォルトの全ての器具グループ及び個別器具の図面IDに基づいて、それぞれに対応する種類の器具グループ及び器具の図面テーブルから、それぞれの器具グループ及び個別器具の図面データ、及びそれぞれの器具グループを構成する器具の品番などを取得する。例えば、便器周り図面テーブル53から、デフォルトの便器周りID「BB100」に対応する図面データ(例えば、平面図、正面図、側面図など)や、それを構成する便器や便座などの品番を取得し、また、洗面周り図面テーブル54から、デフォルトの洗面周り図面ID「C50」に対応する図面データや、それを構成する洗面器や水洗金具などの品番を取得するといった具合にである。
さらに、情報制御部32は、選択プランが属するプラングループの特徴のコメントや、構成器具の特徴のコメントなども、プラングループ別コメントテーブル63やそれぞれの器具の情報テーブル(便器情報テーブル59など)から取得する。
情報制御部32は、上記のようにして選択プランを構成するデフォルトの全ての器具グループ及び個別器具の図面(平面図、正面図、側面図など)と図面位置とその他のデータ(上述したコメントや品番など)を取得すると、それらのデータをプラン構成テーブル58の図面位置を画像編集部31に送信する。画像編集部31は、受け取ったデータを用いて、例えば器具グループや器具の図面をそれぞれの図面位置に従って基づいて躯体スペース内に配置し組み合わせ、また、プラングループや各器具のコメントを編集してテキストイメージに変換し、また、構成品番のリストを編集して表イメージに変換するなどして、選択プランの設計図(図25に例示するような、トイレ室の平面図、便器周りや洗面周りなどの主要部の展開図、特徴点などのコメント、及び構成器具の品番リストなどが含まれたイメージデータ)を作成する。
設計図の作成処理が終了すると、画像編集部31は、情報制御部32に作図した設計図のイメージデータを返却する。情報制御部32は、図22に例示するように台紙ウィンドウ(図22の大きいウィンドウ)に、作成された選択プランの設計図を表示する(図11:S9、図12:S9)。上述したように、この設計図には、トイレ室の図面だけでなく、このプランの特徴点などを表すコメントや構成器具の品番リストなども表示される。
更に、情報制御部32は、上述した処理で取得された選択プランを構成するデフォルトの全器具の品番を元に、対応する器具種類の情報テーブル(例えば、便器情報テーブル59)からそれぞれの器具の品名などのデータを取得し、それらの品番と品名のリストを構成品一覧ウィンドウ(図22の小さいウィンドウ)に表示する。構成品一覧ウィンドウには、図22に示すように、「コーナー」「品名」「品番」「入替」「削除」の項目についての一覧が表示される。「コーナー」欄は、その器具が属する器具グループ又はその器具が使用されるトイレ内場所の名称(例えば、便器周り、洗面周りなど)が記載されており、「品名」「品番」欄には、それぞれの器具の品名及び品番が記載されている。また、構成品一覧ウィンドウには、「入替」「削除」欄があり、そこには、器具毎に、その器具が他の器具と入替可能であるか、及びその器具が削除可能であるかどうかが、“可”又は未記載(不可)で表示される。器具の入替の可否は、プラン番号を検索条件にプラン構成テーブル58を検索して、該当プラン番号に対して該当器具グループ又は該当器具のID(例えば、便器の場合、便器周りID)が複数登録されているかということをチェックするとともに、建物用途と器具を検索条件に入替・削除テーブル62を検索して、入力された建物用途に対して該当器具の入替えデータが「可」(図9で丸印)であるかどうかをチェックすることで判断される。すなわち、プラン構成テーブル58で複数のIDが登録されていて、且つ、入替・削除テーブル62で入力された建物用途について入替可と設定されていれば、入替可能と判断しその器具の入替欄に“可”を表示する。また、削除の可否は、建物用途と器具を検索条件に入替・削除テーブル62を検索して、入力された建物用途について該当器具の削除データが「可」(図9で○印かどうかをチェックするとともに、使用対象者と器具を検索条件に対象者・器具相関テーブル51を検索して、入力された使用対象者についての該当器具のデータが「OFF(必要でない)」であるかどうかをチェックすることで判断できる。すなわち、入替・削除テーブル62で入力された建物用途において削除可で、且つ、対象者・器具相関テーブル51で入力された使用対象者について必要でないと設定されていれば、その器具は削除可能と判断し、削除欄に“可”と表示する。これにより、建物用途と使用対象者の双方の観点からみて、必要な器具が削除される虞なしに、ユーザはプラン中の器具の変更や削除などのアレンジを行うことができる。
ユーザが構成品一覧ウィンドウで、入替可能品を選択し(図12:S16)、「入替」ボタンを押下すると、図23に示すように、入替え可能部位グループの部位情報を表示する構成品入替ウィンドウが表示される(図12:S17)。構成品入替ウィンドウの一覧の中の入れ替えたい商品にカーソルを合わせ、「入替」ボタンを押下すると、当該品番の情報を構成品一覧に表示し、入替が完了する。
ユーザが構成品一覧ウィンドウで、削除可能品を選択し、「削除」ボタンを押下すると(図12:S16)、図24に示すように、当該構成品の削除に関する確認画面が表示される。そして、ユーザが削除確認を行う(「はい」ボタンを押下する)と、構成品一覧から当該品が削除される(図12:S17)。また、グレー表示になるなど、削除されていることを示すのみでも良い。
構成品一覧ウィンドウの「終了」ボタンを押下すると、現在表示されているレイアウト、構成品での設計図が完成し(なお、器具の入替や削除が行われた場合には、それに合わせて既に説明した作図と同様の処理で、器具の入替や削除が反映された設計図が作成し直されることになる)、図25に例示する設計図が台紙ウィンドウに表示され、当該設計図が保存される。
以上のようにして作成して保存した設計図を、後に修正したい場合、ユーザは、図13に示した新規・修正ウィンドウで「作成した図面を修正、参照する」を選択し(図11:S1)、「次の画面」ボタンを押下する。すると、情報制御処理部32は、物件リスト(既に保存してあるプランの設計図のリスト)を表示する(図11:S10)。ユーザが物件リストの中から修正したい物件(プラン設計図)を選択し、「次の画面」ボタンを押下すると、躯体条件の変更確認ウィンドウが表示される。変更を選択すると、躯体条件入力画面(図15)が表示される(図11:S12)。変更後の処理は、データがすでに入力済みであり、データの変更を行なうということを除き、新規作成時の処理と同様である。「躯体条件を変更しない」を選択すると、レイアウト変更確認画面が表示される(図11:S13)。レイアウト変更を選択すると、レイアウト選択ウィンドウ(図21)が表示され、レイアウトを変更後は、上述した新規作成時の処理と同様の処理を行なう。「レイアウトを変更しない」を選択すると、図22に示す構成品一覧ウィンドウが表示され、器具の変更から編集作業を行なうことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、この実施形態のみに本発明の範囲を限定する趣旨ではない。従って、本発明は、その要旨を逸脱することなく、上述した実施形態とは異なる様々な態様で実施することが可能である。
例えば、上述の実施形態では、ユーザより入力された使用対象者にとり必要な器具と入力された建物用途に不要な器具とを判断して、使用対象者と建物用途に適したプランを選ぶようにしているが、この方法の他に、入力された使用対象者と建物用途の双方に必要な器具(又は、双方に不要な器具)を判断してプランを選んでも良いし、或いは、入力された使用対象者に不要な器具と入力された建物用途に必要な器具を判断してプランを選んでも良い。
例えば、図5に例示した車椅子使用者に対する適合レベルは車椅子使用者全体に対するものであったが、手動車椅子、電動車椅子、介護付き等の車椅子使用者のサブカテゴリ毎に適合レベルを設定して、これを活用してもよい。また、車椅子使用者だけでなく、他の種類の使用対象者についても、適合レベルを設定して、これを活用してもよい。
例えば、図9に例示した入替・削除テーブルは建物用途に応じて入替・削除可能な器具を制御するものであるが、建物用途だけでなく、使用対象者に応じて入替・削除可能な器具を同様の方法で制御してもよい。また、建物用途又は使用対象者に応じて特に削除可能な器具を制御する場合、図9に例示した入替・削除テーブルのようなこの目的専用のテーブルを用いる代わりに、図2、3に例示した対象者・器具相関テーブルや建物用途・器具相関テーブルの相関情報を用いることもできる。
例えば、レイアウト選択ウィンドウには、選択候補のプランのみを表示するようにしてもよい。
本発明は、バリアフリートイレだけでなく、その他の種類、目的又は用途の様々な屋内外のファシリティ、例えば、浴室、キッチン、居間、玄関、寝室、店舗、公園、運動施設などの設計にも適用できる。
また、ファシリティ設計支援システムのプログラムを、記憶媒体(例えば、CD−ROMなど)又は通信媒体(例えば、インターネットなど)にて配布して、コンピュータにインストールすることにより、ファシリティ設計支援システムのプログラムを構築することも可能である。
本発明の一実施形態にかかるバリアフリートイレ設計支援システムの全体構成図。 対象者・器具相関テーブルの具体例を示す図。 建物用途・器具相関テーブルの具体例を示す図。 便器周り図面テーブルの具体例を示す図。 プラン構成テーブルの具体例を示す図。 便器情報テーブルの具体例を示す図。 プランA対象者適合レベルテーブルの具体例を示す図。 プランA番号情報テーブルの具体例を示す図。 入替・削除テーブルの具体例を示す図。 プラングループコメントテーブルの具体例を示す図。 トイレ室設計処理の流れを示すフローチャート(レイアウト図描画まで)。 トイレ室設計処理の流れを示すフローチャート(構成品入替え処理)。 新規・修正選択ウィンドウの画面例を示す図。 物件情報入力ウィンドウの画面例を示す図。 躯体条件入力ウィンドウの中心線シート選択画面例を示す図。 躯体条件入力ウィンドウの壁シート選択画面例を示す図。 躯体条件入力ウィンドウの出入口シート選択画面例を示す図。 躯体条件入力ウィンドウの柱シート選択画面例を示す図。 躯体条件入力ウィンドウの梁シート選択画面例を示す図。 対象入力ウィンドウの画面例を示す図。 レイアウト選択ウィンドウの画面例を示す図。 トイレ室設計作成画面例を示す図。 構成品入替ウィンドウの画面例を示す図。 削除確認画面例を示す図。 設計図完成画面例を示す図。
符号の説明
10:ユーザ端末
30:トイレ室設計サーバ
31:画像編集部
32:情報制御部
33:DBクライアント
50:DBサーバ
51:対象者・器具相関テーブル
52:建物用途・器具相関テーブル
53:便器周り図面テーブル
54:洗面周り図面テーブル
55:オストメイト配慮図面テーブル
56:ベビーシート周り図面テーブル
57:折りたたみシート図面テーブル
58:プラン構成テーブル
59:便器情報テーブル
60:プランA対象者適合レベルテーブル
61:プランA番号情報テーブル
62:入替・削除テーブル
63:プラングループ別コメントテーブル

Claims (9)

  1. コンピュータシステムによるファシリティ設計支援システムにおいて、
    所定のファシリティのための多数の設計プランの構成に関わるデータであってそれぞれの設計プランに含まれる複数の器具に関わる器具情報を含む前記プランデータを記憶したプランデータ記憶手段と、
    前記設計プランに基づくファシリティ設計図を作成するときに使用される図データを記憶した図データ記憶手段と、
    複数条件の使用対象者と必要又は不必要な器具との関係に関わる対象者・器具相関データを記憶した対象者・器具相関データ記憶手段と、
    ユーザに所望の1以上の使用対象者を入力させるための使用対象者入力手段と、
    入力された使用対象者に適した又は適さない器具のセットを前記対象者・器具相関データに基づいて判断する対象者適合器具判断手段と、
    前記対象者適合器具判断手段によって判断された前記適した器具のセットを備えた又は前記適さない器具のセットを備えない1以上の設計プランを、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて決定する対象者適合プラン判断決定手段と、
    前記対象者適合プラン判断手段によって決定された1以上の設計プランの中の少なくとも一つの設計プランに基づいて、前記図データを使用して、ファシリティ設計図を作成し出力する設計図作成手段と
    を備えたファシリティ設計支援システム。
  2. 前記多数の設計プランと所定条件の使用対象者にとっての利便性又は使用容易性の程度との関係に関わる適合レベルデータを記憶した対象者適合レベルデータ記憶手段と、
    前記対象者適合プラン判断手段によって決定された1以上の設計プランについて、前記所定条件の使用対象者にとっての適合レベルを、前記適合レベルデータに基づいて判断し、判断結果を出力する適合レベル判断手段と
    を更に備えた請求項1記載のファシリティ設計支援システム。
  3. 複数種類の建物用途と必要又は不必要な器具との関係に関わる建物用途・器具相関データを記憶した建物用途・器具相関データ記憶手段と、
    ユーザに所望の1以上の建物用途を入力させるための建物用途入力手段と、
    入力された建物用途に適した又は適さない器具のセットを前記建物用途・器具相関データに基づいて判断する建物用途適合器具判断手段と、
    前記建物用途適合器具判断手段によって判断された前記適した器具のセットを備えた又は前記適さない器具のセットを備えない1以上の設計プランを、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて決定する建物用途適合プラン判断決定手段と、
    を更に備え、
    前記設計図作成手段は、前記対象者適合プラン判断手段によって決定されると共に前記建物用途適合プラン判断決定手段によっても決定された1以上の設計プランの中の少なくとも1つの設計プランに基づいて、ファシリティ設計図を作成するようになっている請求項1記載のファシリティ設計支援システム。
  4. 前記少なくとも1つの設計プランの器具構成を示すプラン器具構成情報を、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて、作成し出力するプラン器具構成情報出力手段と、
    前記プラン器具構成情報により示される器具構成中から削除希望器具をユーザに入力させる削除希望器具入力手段と、
    入力された削除希望器具を前記特定の設計プランの器具構成中から削除して、削除の結果に基づいたファシリティ設計図を前記設計図作成手段に作成させる器具削除手段と、
    前記対象者適合器具判断手段による判断結果に応じて、前記削除希望器具入力手段により入力可能な削除希望器具又は前記器具削除手段によって削除可能な器具を制限する器具削除制限手段と
    を更に備えた請求項1記載のファシリティ設計支援システム。
  5. 前記複数種類の建物用途と削除可能な器具との関係に関わる削除可能器具データを記憶した削除可能器具データ記憶手段と、
    前記入力された建物用途において削除可能な器具が何であるかを、前記削除可能器具データに基づいて判断する削除可能器具判断手段と、
    前記少なくとも1つの設計プランの器具構成を示すプラン器具構成情報を、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて、作成し出力するプラン器具構成情報出力手段と、
    前記プラン器具構成情報により示される器具構成中から削除希望器具をユーザに入力させる削除希望器具入力手段と、
    入力された削除希望器具を前記少なくとも1つの設計プランの器具構成中から削除して、削除の結果に基づいたファシリティ設計図を前記設計図作成手段に作成させる器具削除手段と、
    前記削除可能器具判断手段による判断結果に応じて、前記削除希望器具入力手段により入力可能な削除希望器具又は前記器具削除手段によって削除可能な器具を制限する器具削除制限手段と
    を更に備えた請求項3記載のファシリティ設計支援システム。
  6. 前記図データ記憶手段は、前記所定の設計プランにそれぞれ含まれる所定の様々な器具グループのそれぞれ全体図面を表した器具グループ図面データを記憶しており、
    前記設計図作成手段は、前記少なくとも1つの設計プランに基づいてファシリティ設計図を作成するとき、前記少なくとも1つの設計プランに含まれる特定の器具グループの器具グループ図面データを用いるようになっている請求項1記載のファシリティ設計支援システム。
  7. コンピュータシステムによるファシリティ設計支援システムにおいて、
    所定のファシリティのための多数の設計プランの構成に関わるデータであってそれぞれの設計プランに含まれる複数の器具に関わる器具情報を含む前記プランデータを記憶したプランデータ記憶手段と、
    前記設計プランに基づくファシリティ設計図を作成するときに使用される図データを記憶した図データ記憶手段と、
    複数種類の建物用途と必要又は不必要な器具との関係に関わる建物用途・器具相関データを記憶した建物用途・器具相関データ記憶手段と、
    ユーザに所望の1以上の建物用途を入力させるための建物用途入力手段と、
    入力された建物用途に適した又は適さない器具のセットを前記建物用途・器具相関データに基づいて判断する建物用途適合器具判断手段と、
    前記建物用途適合器具判断手段によって判断された前記適した器具のセットを備えた又は前記適さない器具のセットを備えない1以上の設計プランを、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて決定する建物用途適合プラン判断決定手段と、
    前記建物用途適合プラン判断手段によって決定された1以上の設計プランの中の少なくとも一つの設計プランに基づいて、前記図データを使用して、ファシリティ設計図を作成し出力する設計図作成手段と
    を備えたファシリティ設計支援システム。
  8. 前記少なくとも1つの設計プランの器具構成を示すプラン器具構成情報を、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて、作成し出力するプラン器具構成情報出力手段と、
    前記プラン器具構成情報により示される器具構成中から削除希望器具をユーザに入力させる削除希望器具入力手段と、
    入力された削除希望器具を前記少なくとも1つの設計プランの器具構成中から削除して、削除の結果に基づいたファシリティ設計図を前記設計図作成手段に作成させる器具削除手段と、
    前記建物用途適合器具判断手段による判断結果に応じて、前記削除希望器具入力手段により入力可能な削除希望器具又は前記器具削除手段によって削除可能な器具を制限する器具削除制限手段と
    を更に備えた請求項7記載のファシリティ設計支援システム。
  9. 前記複数種類の建物用途と削除可能な器具との関係に関わる削除可能器具データを記憶した削除可能器具データ記憶手段と、
    前記入力された建物用途において削除可能な器具が何であるかを、前記削除可能器具データに基づいて判断する削除可能器具判断手段と、
    前記少なくとも1つの設計プランの器具構成を示すプラン器具構成情報を、前記プランデータに含まれる器具情報に基づいて、作成し出力するプラン器具構成情報出力手段と、
    前記プラン器具構成情報により示される器具構成中から削除希望器具をユーザに入力させる削除希望器具入力手段と、
    入力された削除希望器具を前記少なくとも1つの設計プランの器具構成中から削除して、削除の結果に基づいたファシリティ設計図を前記設計図作成手段に作成させる器具削除手段と、
    前記削除可能器具判断手段による判断結果に応じて、前記削除希望器具入力手段により入力可能な削除希望器具又は前記器具削除手段によって削除可能な器具を制限する器具削除制限手段と
    を更に備えた請求項7記載のファシリティ設計支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022054394A1 (ja) * 2020-09-08 2022-03-17 株式会社Lixil 設計支援装置、設計支援プログラム、及び設計支援方法

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