JP2005067868A - 手荷物管理システムおよび荷物確認装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手荷物がそれを預けた乗客の搭乗する又は搭乗した飛行機に実際に積み込まれているか否かを当該飛行機の離陸前に確認できるシステムを提供する。
【解決手段】タグ発行機102は手荷物Bを預けた乗客Cに対してタグ400を発行しタグ400のID番号と乗客Cとを対応させた乗客−ID番号情報を管理サーバ300に送信する。管理サーバ300は乗客ID番号を乗客−ID記憶領域310aに記憶する。本券読み取り装置104は飛行機に積み込まれた手荷物Bに付いている本券401から本券ID番号を読み取り手荷物管理サーバ300に送信する。手荷物管理サーバ300は本券ID番号を本券ID記憶領域310bに記憶する。荷物確認装置200は飛行機に搭乗した乗客Cの半券402から半券ID番号を読み取り手荷物管理サーバ300に送信する。手荷物管理サーバ300は半券ID番号を半券ID記憶領域310cに記憶し、その半券ID番号と本券ID記憶領域310bに記憶した本券ID番号とを照合する。荷物確認装置200は照合結果を受信し乗客Cに報知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、航空機の乗客が出発空港にて預け到着空港にて受け取る手荷物の管理システムに関し、より詳細には、手荷物がそれを預けた乗客の搭乗する飛行機に実際に積み込まれているか否かを当該飛行機の離陸前に確認することができるようにした新規な手荷物管理システムおよび荷物確認装置に関する。
航空機の乗客の大型手荷物は出発空港の航空会社窓口(チェックインカウンタ)にて所要の事項が記載されたタグの本券を取り付けて引き取られる。そして、そのタグの半券がその乗客に渡される。この半券は、到着空港で乗客が手荷物を受け取る際に、その手荷物がその乗客の荷物であることの証となる。通常この種のタグの本件と半券には、アルファベットや数字からなるフライト番号や手荷物番号とバーコードとがそれぞれ印刷されており、本来は到着空港の空港係員がタグの本件と半券とを照合することとなっている。
しかし、非常に混雑する荷物受け渡し場所においてタグの本件と半券とを照合する作業は非常に繁雑であるため、到着空港の空港係員によるチェックは実際には行われないことが多い。このため、荷物の受け取り間違いや他人の荷物の持ち去りといった問題が頻繁に発生している。
この種の問題の解決を図った従来の技術として、タグの本券および半券を非接触読み取り可能に形成するとともに手荷物情報を本件と半券にそれぞれ記録した空港手荷物案内システムが知られている(特許文献1参照)。この空港手荷物案内システムでは、到着空港の手荷物受け渡し場所にコンベアに載せて搬送されてくる各手荷物に付されたタグの本券の情報をタグ読み取り装置で読み取り、その情報を表示板に表示することで、手荷物を引き取ろうとする乗客が自分の手荷物が搬送されてきたことを容易に認識できるようにしている。また、乗客が所持しているタグの半券に記録されている情報と本券に記録されている情報とを自動照合し、両者が合致しなければ手荷物受け渡し場所の退出ゲートを通過できないようにすることで、荷物の受け取り間違いや他人の荷物の持ち去りを防止している。
特開平8−127420号公報
上述したように、上述した従来のシステムによれば、乗客が所持しているタグの半券に記録されている情報と本券に記録されている情報とを自動照合し、両者が合致しなければ手荷物受け渡し場所の退出ゲートを通過できないようにしているので、荷物の受け取り間違いや他人の荷物の持ち去りを防止できる。
しかしながら、従来のシステムでは、手荷物がそれを預けた乗客の搭乗する飛行機に実際に積み込まれているか否かを離陸前に確認することができない。このため、航空会社は、手荷物の荷積みミスを未然に防止することができないし、乗客は、到着空港の手荷物引き渡し場所で自分の荷物が出てくるのを待たなければ、自分の荷物が届いているかどうか分からないという問題がある。
本発明は、このような従来の技術の問題点に鑑み創案されたものであり、その目的は、手荷物がそれを預けた乗客の搭乗する又は搭乗した飛行機に実際に積み込まれているか否かを当該飛行機の離陸前に確認することができる手荷物管理システムおよび荷物確認装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の手荷物管理システムは、飛行機の乗客から預かった手荷物にタグの本券を取り付けるとともに当該タグの半券を当該乗客に所持させて手荷物管理を行うシステムであって、前記タグの本券と半券とに互いに同一の又は対となるID情報を記録し且つ当該情報を非接触読み取り可能に構成するとともに、前記手荷物に取り付けられている前記本券から前記ID情報を読み取る本券読み取り手段と、前記本券読み取り手段により読み取った前記ID情報を機内に積み込み済みの手荷物のID情報として保管する手荷物情報管理手段と、前記半券から前記ID情報を読み取るべく飛行機への搭乗ゲート通過後の空港内又は機内に設置された半券読み取り手段と、前記半券読み取り手段により読み取った前記ID情報と前記本券読み取り手段により読み取った前記ID情報とを照合するID情報照合手段と、前記ID情報照合手段による前記照合の結果を報知する照合結果報知手段と、を備えたものである。
上記のように構成された手荷物管理システムでは、乗客から預かった手荷物を機内に積み込む際又は積み込んだ後、各手荷物に取り付けられているタグの本券に記録されているID情報が本券読み取り手段により読み取られ、機内に積み込み済みの手荷物のID情報として手荷物情報管理手段に保管される。一方、乗客の所持している半券に記録されているID情報は、飛行機への搭乗ゲート通過後の空港内又は機内に設置された半券読み取り手段により読み取られる。そして、半券読み取り手段により読み取られた半券のID情報と本券読み取り手段により読み取られた本券のID情報とがID情報照合手段により照合され、その結果が照合結果報知手段により報知される。
したがって、この手荷物管理システムによれば、飛行機への搭乗ゲート通過後の空港内又は機内に設置されている半券読み取り手段に乗客自身または係員が半券を近づけるなどして、その半券に記録されている情報を読み取らせることにより、半券のID情報と本券のID情報とが照合され、その結果が報知されるので、手荷物がそれを預けた乗客の搭乗する又は搭乗した飛行機に実際に積み込まれているか否かを当該飛行機の離陸前に確認することができる。
本発明の手荷物管理システムは、前記ID情報照合手段による照合の結果を管制室に送信する照合結果送信手段を更に備えていることが望ましい。
上記のように構成すれば、ID情報照合手段による照合の結果に基づいて、各飛行機の手荷物の積載状態を管制官も把握することが可能となる。
また、本発明の手荷物管理システムは、前記手荷物情報管理手段に保管した前記手荷物のID情報を当該手荷物を預けた乗客の搭乗機、経由地および目的地に関する情報と共に当該経由地や当該目的地の空港に送信する手荷物情報送信手段を更に備えていることが望ましい。
上記のように構成すれば、経由地の空港では、出発地の空港から受け取った手荷物情報(手荷物のID情報、乗客の搭乗機、経由地および目的地)を活用することにより、乗り継ぎ便への手荷物の積み替えなどが確実になされたか否かを当該乗り継ぎ便の離陸前に確認することができる。また、目的地の空港では、乗客が所持しているタグの半券に記録されている情報と手荷物に付いている本券に記録されている情報とを自動照合し、両者が合致しなければ手荷物受け渡し場所から空港ロビーに出られないようにするなどして、荷物の受け取り間違いや他人の荷物の持ち去りを防止できる。
また、上記目的を達成するために本発明の荷物確認装置は、飛行機の乗客から預かった手荷物にタグの本券を取り付けるとともに当該タグの半券を当該乗客に所持させ、且つ前記タグの本券と半券とに互いに同一の又は対となるID情報を記録するとともに当該情報を非接触読み取り可能に構成した手荷物管理システムにおいて飛行機への搭乗ゲート通過後の空港内又は機内に設置される荷物確認装置であって、前記半券から前記ID情報を読み取る半券読み取り手段と、前記半券読み取り手段により読み取った前記ID情報を当該ID情報と機内に積み込み済みの手荷物のID情報とを照合する外部装置に送信する半券情報送信手段と、前記外部装置から前記照合の結果を受信する照合結果受信手段と、前記照合結果受信手段により受信した前記照合の結果を報知する照合結果報知手段と、を備えたものである。
上記のように構成された荷物確認装置によれば、乗客自身または係員が半券をこの装置に近づけるなどして、その半券に記録されている情報を読み取らせることにより、半券のID情報と本券のID情報とが照合され、その結果が報知されるので、手荷物がそれを預けた乗客の搭乗する又は搭乗した飛行機に実際に積み込まれているか否かを当該飛行機の離陸前に確認することができる。
以上説明したように、本発明の手荷物管理システムおよび荷物確認装置によれば、手荷物がそれを預けた乗客の搭乗する又は搭乗した飛行機に実際に積み込まれているか否かを当該飛行機の離陸前に確認することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の手荷物管理システムの構成例を示すブロック図である。
このシステム100は、空港のチェックインカウンタ101に設けられたタグ発行機102と、飛行機の荷物積み込み口103に設けられた本券読み取り装置104と、飛行機内の客室出入口付近105に設けられた荷物確認装置200と、手荷物管理サーバ300とを備えて構成される。
タグ発行機102は、手荷物Bを預けた乗客Cに対してタグ400を発行する。タグ400は、図2(a)に示すように、本券401部と半券402部とからなる。本券401部と半券402部との境にはミシン目403が形成されており、このミシン目403に沿って本券401と半券402とを容易に切り離せるようになっている。切り離した後、本券401は手荷物Bに取り付けられ、半券402は乗客Cに渡される。半券402は、到着空港で乗客Cが手荷物Bを受け取る際に、その手荷物Bがその乗客Cの荷物であることの証となる。
本券401と半券402には、図2(b)に示すように、手荷物Bを預けた乗客Cが搭乗する飛行機のフライト番号と手荷物BのID情報であるID番号とがそれぞれ印刷されている。本券401の半券402の印刷内容は互いにペア(対)になっており、この例では、ID番号の最下位桁が本券401では1、半券402では2になっている。
また本券401と半券402は、それぞれ無線タグ401a、402aを備えている。本券401の無線タグ401aには、本券401に印刷されているID番号(図示の例では、”186A9P455231”)が記録され、半券402の無線タグ402aには、半券402に印刷されているID番号(図示の例では、”186A9P455232”)が記録されている。
タグ発行機102は、タグ400を発行するとともに、そのタグ400に記録されたID番号と発行先である乗客Cとを対応させた乗客−ID番号情報を手荷物管理サーバ300に送信する。
無線タグ401a、402aは、図3(a)に示すように、不揮発性メモリ411と、送受信回路(RF回路)412と、制御回路413とを樹脂モールドにより封止してなるチップ状またはシート状の小型無線端末である。
不揮発性メモリ411には、ID番号が記憶されている。
送受信回路412は、アンテナ412aを有するLC共振回路で構成され、図3(b)に示すタグ読取装置500からの電波を受信して電磁的相互作用により電力を発生するとともに、制御回路413から出力された情報をタグ読取装置500に送信する。
制御回路413は、送受信回路412からの電力で作動し、不揮発性メモリ411に記録されているID番号を読み出して送受信回路412に出力する。
タグ読取装置500は、図3(b)に示すように、タグリーダ回路511と、メモリ512と、制御回路513と、インタフェース(I/F)回路514とを備え、図示しない電源部から供給される電力により駆動する。
タグリーダ回路511は、アンテナ511aと、このアンテナ511aを使用して無線タグ401a、402aと近距離無線通信する送受信回路511bとを備え、無線タグ401a、402aを作動させるための電波を送信するとともに、無線タグ401a、402aからID番号を受信して制御回路513に出力する。
制御回路513は、受信したID番号をメモリ512に記録する。そして、メモリ512から読み出したID番号をI/F回路514に出力する。I/F回路514は、制御回路513から入力されたID番号を外部に出力する。
本券読み取り装置104は、図3(b)に示したタグ読取装置500と、タグ読取装置500から出力されたID番号を手荷物管理サーバ300に送信する通信装置(図示省略)とからなる。すなわち、本券読み取り装置104は、本券401の無線タグ401aを作動させるための電波を送信するとともに、無線タグ401aからID番号を受信する。そして、受信したID番号を手荷物管理サーバ300に送信する。
荷物確認装置200は、図4に示すように、半券読み取り部201と、通信部202と、照合結果報知部203とを備えている。
半券読み取り部201は、図3(b)に示したタグ読取装置500そのものである。すなわち、半券読み取り部201は、半券402の無線タグ402aを作動させるための電波を送信するとともに、無線タグ402aからID番号を受信する。そして、受信したID番号を通信部202に出力する。
通信部202は、半券読み取り部201から入力されたID番号を手荷物管理サーバ300に送信したり、手荷物管理サーバ300からID番号の照合結果を受信したりする。
照合結果報知部203は、通信部202により受信した照合結果をランプの点灯状態によって報知する。
図5に示すように、荷物確認装置200の前面部には、読み取り窓210と、照合結果報知部203を構成するランプ203aと203bとが設けられている。読み取り窓210の背後には、半券読み取り部201のアンテナ(図3(b)に示すタグリーダ回路511のアンテナ511a)が配置されており、この部分に半券402を近づけると、その半券402の無線タグ402aに記録されているID番号が読み取られるようになっている。そして、ID番号の照合結果(半券−本券照合結果)がOK(預けた手荷物が飛行機に積まれている。)であればOKランプ203aが点灯し、NG(預けた手荷物が飛行機に積まれていない。)であればNGランプ203bが点灯するようになっている。OKランプ203aの点灯色は緑、NGランプ203bの点灯色は赤である。
手荷物管理サーバ300は、管理情報記憶部310と、ID番号照合部320と、手荷物情報送受信部330とを備えている。
管理情報記憶部310には、タグ発行機102から受信した乗客−ID番号情報(以下、乗客ID番号と記す。)の一覧を記憶する乗客−ID記憶領域310aと、本券読み取り装置104から受信したID番号(以下、本券ID番号と記す。)の一覧を記憶する本券ID記憶領域310bと、荷物確認装置200から受信したID番号(以下、半券ID番号と記す。)の一覧を記憶する半券ID記憶領域310cとが存在する。
ID番号照合部320は、30秒、1分といった所定の設定時間毎に、乗客−ID記憶領域310aに記憶されている乗客ID番号の一覧と本券ID記憶領域310bに記憶されている本券ID番号との照合を実施する。すなわち乗客ID番号の一覧中に照合対象の本券ID番号と一致するID番号が存在するか否かを調べる。そして、その結果(以下、乗客−本券照合結果と記す。)を管制室600に送信する。
また、ID番号照合部320は、荷物確認装置200から受信した半券ID番号を半券ID記憶領域310cに記憶するたびに、半券ID記憶領域310cに記憶されている半券ID番号の一覧と本券ID記憶領域310bに記憶されている本券ID番号との照合を実施する。すなわち、半券ID番号の一覧中に照合対象の本券ID番号とペアのID番号が存在するか否かを調べる。そして、その結果(以下、半券−本券照合結果と記す。)を直ちに荷物確認装置200と管制室600に送信する。管制室600には、手荷物管理サーバ300から乗客−本券照合結果および半券−本券照合結果を受信し、それらの内容を表示する照合結果表示装置(図示省略)が設けられている。
手荷物情報送受信部330は、本券ID記憶領域310bに記憶されている本券ID番号を、そのID番号と対応する手荷物Bを預けた乗客Cの搭乗機、経由地および目的地に関する情報と共に経由地、目的地等の他空港の手荷物管理サーバ700に送信する。この経由地宛の情報の送信は、その手荷物を載せた飛行機が離陸した後、経由地に到着する前に実施するように設定されている。また、手荷物情報送受信部330は、他空港の手荷物管理サーバ700から情報を受信する機能も有している。
つぎに、上記のように構成された手荷物管理システム100の動作について、図6に示すフローに従って説明する。
タグ発行機102は、手荷物Bを預けた乗客Cに対してタグ400を発行し(S1)、そのタグ400に記録されたID番号と発行先の乗客Cとを対応させた乗客ID番号を手荷物管理サーバ300に送信する(S2)。タグ400の本券401は手荷物Bに取り付けられ、半券402は乗客Cに渡される。
手荷物管理サーバ300は、タグ発行機102から乗客ID番号を受信し(S3)、それを乗客−ID記憶領域310aに記憶する(S4)。
本券読み取り装置104は、飛行機に積み込まれた手荷物Bに取り付けられている本券401から本券ID番号を読み取り(S5)、それを手荷物管理サーバ300に送信する(S6)。
手荷物管理サーバ300は、本券読み取り装置104から本券ID番号を受信し(S7)、それを本券ID記憶領域310bに記憶する(S8)。
荷物確認装置200は、飛行機に搭乗した乗客Cまたは客室乗務員が読み取り窓210(図5参照)に近づけた半券402から半券ID番号を読み取り(S9)、それを手荷物管理サーバ300に送信する(S10)。
手荷物管理サーバ300は、荷物確認装置200から半券ID番号を受信し(S11)、それを半券ID記憶領域310cに記憶する(S12)。そして、その都度、半券ID記憶領域310cに記憶されている半券ID番号と本券ID記憶領域310bに記憶されている本券ID番号とを照合し(S13)、その半券−本券照合結果を荷物確認装置200と管制室600とに送信する(S14)。
荷物確認装置200は、手荷物管理サーバ300から半券ー本券照合結果を受信し(S15)、OK(預けた手荷物が飛行機に積まれている。)であれば(S16でYes)、OKランプ203aを点灯させてその旨を報知し(S17)、NG(預けた手荷物が飛行機に積まれていない。)であれば(S16でNo)、NGランプ203bを点灯させてその旨を報知する(S18)。
また、手荷物管理サーバ300は、所定の設定時間毎に、乗客−ID記憶領域310aに記憶されている乗客ID番号と本券ID記憶領域310bに記憶されている本券ID番号との照合を実施し(S19、S20)、その乗客−本券照合結果を管制室600に送信する(S21)。また、手荷物Bを載せた飛行機が離陸した後(S22)、本券ID番号を、そのID番号と対応する手荷物Bを預けた乗客Cの搭乗機、経由地および目的地に関する情報と共に経由地、目的地等の他空港の手荷物管理サーバ700に送信する(S23)。
上記のように、この実施の形態では、飛行機に搭乗した乗客Cまたは客室乗務員が荷物確認装置200の読み取り窓210に半券402を近づけて、その半券402に記録されているID番号を読み取らせると、その半券402のID番号と積み込み済み荷物の本券401から読み取ったID番号との照合が実施される。その結果、ID番号の一致が確認された場合は、該当する手荷物が飛行機に積み込み済みであると判断され、OKランプ203aの点灯によりその旨が報知される。一方、両ID番号の一致が確認できない場合は、該当する手荷物が飛行機に積み込まれていないと判断され、NGランプ203bの点灯によりその旨が報知される。
したがって、乗客Cは、自分の預けた手荷物Bが機内に積み込まれているか否かを離陸前に自ら確認できるので、安心して旅をすることができる。また、航空会社側も乗客Cから預かった手荷物Bが機内に積み込まれているか否かを離陸前に確認できるので、乗客Cと一緒にその手荷物Bが目的地に届かないといった事態を未然に防止できる。
また、乗客Cまたは客室乗務員の荷物確認動作に起因する半券−本券照合結果が管制室600にも送られるので、各飛行機における荷物の積載状態を空港管制官も把握することができる。また、管制室600へは乗客−本券照合結果も送信されるので、乗客Cまたは客室乗務員による荷物確認動作の有無に拘わらず、管制官は各飛行機における荷物の積載状態を把握することができる。したがって、荷物のみ預けて飛行機に搭乗しない不審な客をチェックすることも可能となり、そのチェック結果を犯罪防止のために有効に利用できる。
また、本券ID番号を、そのID番号と対応する手荷物Bを預けた乗客Cの搭乗機、経由地および目的地に関する情報と共に経由地、目的地等の他空港の手荷物管理サーバ700に送信するようにしたので、たとえば経由地の空港においては、出発地の空港の手荷物管理サーバ300から受信した情報を各飛行機の荷物情報(乗客ID番号の一覧、本券ID番号の一覧)に加えることにより、出発地の空港と同様の手荷物管理を実施することができる。
また、目的地の空港(到着空港)においては、従来のシステム同様、乗客Cが所持しているタグの半券402に記録されている情報と本券401に記録されている情報とを自動照合し、両者が合致しなければ手荷物受け渡し場所から空港ロビーに出られないようにして、荷物Bの受け取り間違いや他人の荷物Bの持ち去りを防止できる。
なお、上記実施の形態の荷物確認装置200は、預けた手荷物が飛行機に積まれているか否かをOKランプ203aとNGランプ203bのいずれかを点灯させることによって報知するように構成されているが、ランプの代わりに音声で報知するようにしても、ランプと音声の両方を用いるようにしてもよい。
また、上記の例では、荷物確認装置200を機内に設けたが、これを飛行機への搭乗ゲート通過後の空港内に設置した場合でも、上記と同様の効果が得られる。
また、上記の例では、荷物確認装置200の読み取り窓210に半券402を意識的に近づけることによって、その半券402に記録されている情報が読み取られるようになっているが、半券402を意識的に近づけなくとも、半券402を持っている人が荷物確認装置200の近くを通過するだけで半券402に記録されている情報が自動的に読み取られるようにしてもよい。
また、上記の例では、無線タグ401a、402aにID番号(ペアリング番号を含む)のみ記録することとしたが、フライト番号、出発日時、乗客番号なども一緒に記録するようにしてもよい。このようにすれば、たとえば大量の荷物に受けられたタグの情報を一括して読み込み、その中からフライト番号、出発日時、乗客番号などが異なる荷物を発見することができる。
また、上記の例では、タグ400の情報を非接触で読み取り可能とするためのデータキャリアとして無線タグを使用したが、無線タグの代わりに、磁気的に非接触読み取り可能なもの(たとえば磁気コード)や光学的に非接触読み取り可能なもの(たとえばバーコード)を用いることも可能である。
本発明のかかる手荷物管理システムの構成例を示すブロック図である。 図1の手荷物管理システムで使用するタグの説明図であり、(a)はタグを本券と半券とに切り離す前の状態、(b)はタグを本券と半券とに切り離した状態をそれぞれ示している。 (a)は無線タグの構成例を示すブロック図、(b)はタグ読取装置の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかる荷物確認装置の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかる荷物確認装置の構成例を示す平面図である。 本発明にかかる手荷物管理システムの動作例を示す流れ図である。
符号の説明
100:手荷物管理システム
102:タグ発行機
103:荷物積み込み口
104:本券読み取り装置(本券読み取り手段)
105:客室出入口付近
200:荷物確認装置
201:半券読み取り部(半券読み取り手段)
202:通信部(半券情報送信手段、照合結果受信手段)
203:照合結果報知部(照合結果報知手段)
203a:OKランプ
203b:NGランプ
210:読み取り窓
300:手荷物管理サーバ(外部装置)
310:管理情報記憶部
310a:乗客−ID記憶領域
310b:本券ID記憶領域(手荷物情報管理手段)
310c:半券ID記憶領域
320:ID番号照合部(ID情報照合手段、照合結果送信手段)
330:手荷物情報送受信部(手荷物情報送信手段)
400:タグ
401:本券
402:半券
401a、402a:無線タグ
500:タグ読取装置
600:管制室
700:手荷物管理サーバ
B:手荷物
C:乗客

Claims (4)

  1. 飛行機の乗客から預かった手荷物にタグの本券を取り付けるとともに当該タグの半券を当該乗客に所持させて手荷物管理を行うシステムであって、
    前記タグの本券と半券とに互いに同一の又は対となるID情報を記録し且つ当該情報を非接触読み取り可能に構成するとともに、
    前記手荷物に取り付けられている前記本券から前記ID情報を読み取る本券読み取り手段と、
    前記本券読み取り手段により読み取った前記ID情報を機内に積み込み済みの手荷物のID情報として保管する手荷物情報管理手段と、
    前記半券から前記ID情報を読み取るべく飛行機への搭乗ゲート通過後の空港内又は機内に設置された半券読み取り手段と、
    前記半券読み取り手段により読み取った前記ID情報と前記本券読み取り手段により読み取った前記ID情報とを照合するID情報照合手段と、
    前記ID情報照合手段による前記照合の結果を報知する照合結果報知手段と、
    を備えた手荷物管理システム。
  2. 前記ID情報照合手段による照合の結果を管制室に送信する照合結果送信手段を更に備えた請求項1記載の手荷物管理システム。
  3. 前記手荷物情報管理手段に保管した前記手荷物のID情報を当該手荷物を預けた乗客の搭乗機、経由地および目的地に関する情報と共に当該経由地や当該目的地の空港に送信する手荷物情報送信手段を更に備えた請求項1または2記載の手荷物管理システム。
  4. 飛行機の乗客から預かった手荷物にタグの本券を取り付けるとともに当該タグの半券を当該乗客に所持させ、且つ前記タグの本券と半券とに互いに同一の又は対となるID情報を記録するとともに当該情報を非接触読み取り可能に構成した手荷物管理システムにおいて飛行機への搭乗ゲート通過後の空港内又は機内に設置される荷物確認装置であって、
    前記半券から前記ID情報を読み取る半券読み取り手段と、
    前記半券読み取り手段により読み取った前記ID情報を当該ID情報と機内に積み込み済みの手荷物のID情報とを照合する外部装置に送信する半券情報送信手段と、
    前記外部装置から前記照合の結果を受信する照合結果受信手段と、
    前記照合結果受信手段により受信した前記照合の結果を報知する照合結果報知手段と、
    を備えた荷物確認装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007254129A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Nec Corp 旅行者荷物管理システム、旅行者荷物管理用リーダ/ライタ、旅行者荷物管理プログラム及び方法

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