JP2005067548A - Select lever device for automatic transmission - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の室内の中央に配置した自動変速機のセレクトレバー装置に関するものである。 The present invention relates to a select lever device for an automatic transmission disposed in the center of a vehicle interior.
一般に、自動変速機仕様の車両の変速操作は、セレクトレバーをシフト操作し、予め決められた走行条件から所望の走行条件を選択することで実施する。選択する場合には、セレクトレバーのグリップを左手で握り、走行条件を表示したポジションへ移動させる。
走行条件を例えば、それぞれ「P」、「R」、「N」、「D」、「2」の略語で表示するとともに、これらをこの順に並べた5ポジションとするとともに、オーバードライブ(OD)を設定したものがある。オーバードライブ(OD)は、通常、セレクトレバーに取り付けたスイッチによって選択される。
Generally, a shift operation of a vehicle with an automatic transmission specification is performed by shifting a select lever and selecting a desired travel condition from predetermined travel conditions. To make a selection, hold the grip of the select lever with your left hand and move it to the position where the driving conditions are displayed.
For example, the driving conditions are indicated by abbreviations “P”, “R”, “N”, “D”, “2”, respectively, and these are arranged in this order in five positions, and overdrive (OD) is set. There is something set. The overdrive (OD) is usually selected by a switch attached to the select lever.
従来のセレクトレバーにスイッチを取り付けた構成として、グリップの横(車幅方向)に変速用のスイッチを取り付け、スイッチを親指で操作するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図9(a),(b)は特許文献1の図1、図3の再掲図である。
特許文献1の走行車両の操作レバー装置は、手で前後方向に回動可能な操作レバー4と、この操作レバー4の上部に配置した押しボタン38と、この押しボタン38の下側に配置したシフトアップボタン44並びにシフトダウンボタン45と、操作レバー4内部に挿通させた連動杆36と、を備える。シフトアップボタン44並びにシフトダウンボタン45は、走行速度変速用で、8段の速度を選択する際に用いるもので、操作レバー4内に電線201(新たに符号を記載した。)を通してコントロール機構に接続したスイッチである。
このように、電線201をシフトアップボタン44並びにシフトダウンボタン45の真下、具体的には、連動杆36の横(車幅方向)に沿わせることで、配線構造は簡単になる。
FIGS. 9A and 9B are reprints of FIGS. 1 and 3 of Patent Document 1. FIG.
The operating lever device for a traveling vehicle of Patent Document 1 is provided with an
Thus, the wiring structure is simplified by placing the
しかし、特許文献1の操作レバー装置では、図9(a)に示すように、操作レバー4は、前後方向の寸法Lfに対して、車幅方向の寸法Wcが大きく、自動車に適用した場合、室内幅に対する操作レバー装置(セレクトレバー装置)の配置の自由度は低い。例えば、ステアリングハンドルの近傍に配置すると、インストルメントパネルのデザインの自由度は低くなる。
最近は、インストルメントパネルにナビゲーション装置のモニタを取り付ける車両が多くなりつつあり、特に、小型自動車の車両の場合には、普通自動車に比べ、インストルメントパネルのデザイン、例えば、モニタの配置位置、モニタのサイズ、物入れなどのデザインの自由度は低くなりがちだった。このため、セレクトレバー装置の車幅方向寸法の薄型化が望まれていた。
However, in the operation lever device of Patent Document 1, as shown in FIG. 9A, the
Recently, there are an increasing number of vehicles in which a monitor of a navigation device is attached to an instrument panel. In particular, in the case of a small vehicle, the design of the instrument panel, for example, the position of the monitor, the monitor, is smaller than that of a normal vehicle. The degree of freedom of design such as the size and the container tends to be low. For this reason, it has been desired to reduce the dimension of the select lever device in the vehicle width direction.
本発明は、セレクトレバー装置の車幅方向寸法が大きくなる点を解決し、薄型化を図った自動変速機のセレクトレバー装置を提供することを課題とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a select lever device for an automatic transmission that solves the problem that the dimension of the select lever device in the vehicle width direction is increased and is reduced in thickness.
請求項1に係る発明では、車両に揺動可能に取り付けたセレクトレバーのグリップを手で握り、複数のポジションへ移動させることで走行条件を選択する自動変速機において、セレクトレバーは、車幅方向の寸法より、車前後方向の寸法を大きく設定したことを特徴とする。 In the invention according to claim 1, in the automatic transmission that selects the traveling condition by gripping the grip of the select lever attached to the vehicle in a swingable manner and moving it to a plurality of positions, the select lever is arranged in the vehicle width direction. It is characterized in that the dimension in the longitudinal direction of the vehicle is set larger than the dimension.
請求項2に係る発明は、セレクトレバーに、ロックピンロッドと電気スイッチ用ハーネスを前後に配置して収納したことを特徴とする。
The invention according to
請求項1に係る発明では、セレクトレバーは、車幅方向の寸法より、車前後方向の寸法を大きく設定したので、前後方向のセレクトレバー操作に対応したレバー剛性を保ちつつ、セレクトレバー装置の車幅方向寸法の薄型化を図れるという利点がある。 In the invention according to claim 1, since the select lever has a dimension in the vehicle front-rear direction larger than that in the vehicle width direction, the lever of the select lever device is maintained while maintaining the lever rigidity corresponding to the select lever operation in the front-rear direction. There is an advantage that the width dimension can be reduced.
請求項2に係る発明では、セレクトレバーに、ロックピンロッドと電気スイッチ用ハーネスを前後に配置して収納したので、セレクトレバーの幅をロックピンロッドの外径にセレクトレバーの厚さを加算した値にするだけでよく、よりセレクトレバー装置の車幅方向寸法の薄型化を図れるという利点がある。
In the invention according to
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。「左」「右」は運転者から見た方向、「前」は前進側、「後」はその逆側をいう。
図1は、本発明のセレクトレバーを用いた車両室内を示す図であり、車両11は、オートマチック・トランスミッション車(AT車)、つまり、図に示していない自動変速機を搭載した車両で、右に設けた運転席12と、この運転席12の前方に設けたインストルメントパネル13と、ステアリングホイール14と、インストルメントパネル13の中央に配置したセレクトレバー装置15と、を備える。16はナビゲーション装置兼車載カメラのモニタを示し、17は車幅方向を示す矢印である。
The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals. “Left” and “right” refer to the direction seen from the driver, “front” refers to the forward side, and “rear” refers to the opposite side.
FIG. 1 is a view showing a vehicle interior using a select lever of the present invention. A vehicle 11 is an automatic transmission vehicle (AT vehicle), that is, a vehicle equipped with an automatic transmission not shown in the drawing, A driver's
セレクトレバー装置15は、予め決められた走行条件から所望の走行条件を選択し、設定するもので、走行条件をそれぞれ「P」、「R」、「N」、「D」、「2」の略語で表示するとともに、これらをこの順に並べた5ポジションとし、ゲート21を一直線に形成し、セレクトレバー22のグリップ23を左手で握り、走行条件を表示したポジションへセレクトレバー22をゲート21に沿って一直線に移動させる。その際、条件によってはノブ24を押しながら、移動させる。図1は「N」レンジを選択したセレクトレバー22の状態を示す。
車両11の自動変速機は、オーバードライブを有し、グリップ23にオーバードライブOFFを選択するためのオーバードライブ(OD)ボタン25を設けた。26はロック解除キー穴を示す。
ここで、複数のポジションとは、「P」、「R」、「N」、「D」、「2」の略語で表示した、5ポジションである。
The
The automatic transmission of the vehicle 11 has an overdrive, and the
Here, the plurality of positions are five positions indicated by abbreviations “P”, “R”, “N”, “D”, “2”.
Pは、パーキングレンジで、駐車専用のブレーキのレンジである。
Rは、リバース(後退)レンジで、バックギアで走行するレンジである。
Nは、ニュートラル(中立)レンジで、エンジンと駆動系との間で動力を切るレンジである。
Dは、ドライブレンジで、通常走行時、全ギアの自動変速を行うレンジである。
2は、セカンドレンジで、セカンドギアで走行するレンジである。
P is a parking range, which is a parking-only brake range.
R is a reverse (reverse) range and a range in which the vehicle travels in the back gear.
N is a neutral (neutral) range in which the power is turned off between the engine and the drive train.
D is a drive range which performs automatic gear shifting of all gears during normal driving.
図2は、図1の2−2線断面図であり、セレクトレバー装置15の右側面を示す。27は車前後方向を示す矢印である。
セレクトレバー装置15はまた、車両11に取り付けた第1ブラケット31と、同様に車両11に取り付けた第2ブラケット32と、第1・第2ブラケット31,32に第1ボルト33を介して揺動可能(矢印aの方向)に取り付けたセレクトレバー22と、これらの第1・第2ブラケット31,32およびセレクトレバー22を重ねて組立てるために第1ボルト33とともに用いた第2ボルト34、第3ボルト35と、レバー誤操作防止機構36と、レバー位置決め機構37と、シフトロック機構38と、このシフトロック機構38を予め設定した条件に基づいて制御する図に示していない制御装置と、を備える。
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 of FIG. 1 and shows the right side surface of the
The
レバー誤操作防止機構36は、第1ブラケット31に形成した第1切り欠き部41と、第2ブラケット32に形成した第2切り欠き部42(図4参照)と、これらの第1・第2切り欠き部41,42(図4参照)間に掛けるとともに、セレクトレバー22に通したロックピン43と、を備え、誤操作などによるセレクトレバー22の移動を防止する。
ロックピン43は、セレクトレバー22内に取り付けた圧縮ばね44およびロックピンロッド124(図6参照)によって常時上方(矢印bの方向)に押される。
The lever erroneous
The
第1ブラケット31は、車両11に固定する金属製ブラケット45を樹脂部46にインサートするとともに、機能装置47を取り付ける第1〜第5取り付け部51〜55を一体的に成形した樹脂製ブラケットである。
第1〜第5取り付け部51〜55は、機能装置47を構成する各部品に対応した形状に樹脂成形した部位である。
樹脂部46の材料は、任意であるが、例えば、ポリアミド(PA)を用いた。
The
The first to
Although the material of the
シフトロック機構38は、第1ブラケット31の第1取り付け部51(図5参照)に取り付けたパーキングスイッチ57と、第1ブラケット31に配置したロック手段58とを有する。
パーキングスイッチ57は、検出器であり、仕様は任意である。一例としては、マイクロスイッチを挙げることができる。
The
The
ロック手段58は、第1ブラケット31の第2取り付け部52にシフトロックレバー59を揺動可能に嵌合し、第3取り付け部53に駆動手段61を取り付けるとともに駆動手段61の先端をシフトロックレバー59の連結軸部62に掛け、第4取り付け部54に解除レバー63を揺動可能に嵌合したもので、ブレーキペダルを踏んでいないと、「P」ポジションからセレクトレバー22を動かすことができないようにするものである。
The locking means 58 fits the
図3は、本発明のセレクトレバーを用いたセレクトレバー装置のロック手段の正面図で、シフトロック機構38のパーキングスイッチ57およびロック手段58を示す。
ロック手段58は、既に述べたように、第1ブラケット31の第2取り付け部52にシフトロックレバー59を揺動可能に嵌合し、このシフトロックレバー59の端部64と第1切り欠き部41とでロックピン43の移動(矢印cの方向)を制限する。
駆動手段61は、予め設定した条件に基づいてシフトロックレバー59を所定角度θsだけ揺動させるもので、例えば、ソレノイドを用いた。
FIG. 3 is a front view of the lock means of the select lever device using the select lever of the present invention, and shows the
As described above, the locking means 58 fits the
The drive means 61 is for swinging the
第1切り欠き部41は、金属製ブラケット45に図1の「P」、「R」、「N」、「D」、「2」のそれぞれに対応するパーキング部65、リバース部66、ニュートラル部67、ドライブ部68およびセカンド部69を形成したもので、パーキング部65にロックピン43をロックする。
The
図4は、図1の4−4線断面図であり、セレクトレバー装置15の左側面を示す。
セレクトレバー装置15の第2ブラケット32は、第2切り欠き部42を有する。
第2切り欠き部42は、第1切り欠き部41と同様であり、パーキング部65、リバース部66、ニュートラル部67、ドライブ部68およびセカンド部69を形成し、パーキング部65にロックピン43をロックする。
4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG. 1 and shows the left side surface of the
The
The
第2切り欠き部42と第1切り欠き部41(図3参照)を備えたレバー誤操作防止機構36では、セレクトレバー22およびロックピン43を「N」と「D」間を矢印dのように自由に動かすことができ、また、「2」から「N」へ、「R」から「D」へ自由に動かすことができる。しかし、セレクトレバー22およびロックピン43を「N」から「R」へ、「R」から「P」へ、「D」から「2」へ移動させるときは、セレクトレバー22のノブ24(図2参照)を押してロックピンロッド124を圧縮ばね44に抗して下げる(矢印eの方向)ことで、ロックピン43を下げ(矢印eの方向)て各部位の高低差による制限を解除しないと、セレクトレバー22を動かすことはできない。
In the lever erroneous
次に図3でシフトロック機構38の機構を簡単に説明する。
まず、図3の如くロックされる場合。セレクトレバー22のノブ24(図2参照)を押し続けてロックピンロッド124を下げた(矢印eの方向)状態とし、セレクトレバー22を「P」ポジションにし、ノブ24を離すと、ロックピンロッド124の上昇とともにロックピン43がパーキングスイッチ57を「ON」にし、パーキングスイッチ57の情報に基づいて、駆動手段61(「OFF」となる)はシフトロックレバー59を角度θsだけ揺動させるので、シフトロックレバー59はパーキング部65にロックピン43をロックする。
Next, the mechanism of the
First, when locked as shown in FIG. When the knob 24 (see FIG. 2) of the
次にロックが解除される場合は、エンジン始動後、図に示していないブレーキペダルを踏む。ブレーキペダルの動作を検出する図に示していないブレーキペダル検出器の情報に基づいて、駆動手段61(「ON」となる)はシフトロックレバー59を角度θsだけ二点鎖線で示すように揺動させるので、ロックピン43のロックは解除状態となる。なお、この後の機構および全体の詳細な制御条件については説明を省略する。
このようにシフトロック機構38は、セレクトレバー22をロックすることができる。
Next, when the lock is released, after the engine is started, a brake pedal (not shown) is depressed. Based on the information of the brake pedal detector not shown in the figure for detecting the operation of the brake pedal, the driving means 61 (which is “ON”) swings the
Thus, the
解除レバー63は、駆動手段61が作動しないときに、手動でロックを解除するもので、図2のロック解除キー穴26にイグニッションキーを矢印fのように差し込むと、第4取り付け部54を支点に回動し、先端71でシフトロックレバー59の凸部72を矢印gの如く押してロックを解除する。なお、通常はねじりコイルばね73で図2に示す待機状態を保つ。
The
図5は、本発明のセレクトレバーを用いたセレクトレバー装置の斜視図であり、セレクトレバー22の樹脂製のベース部81と、レバー部82と、レバー位置決め機構37を示す。
レバー位置決め機構37は、セレクトレバー22を所定のポジションに位置決めするもので、第1ブラケット31に設けたクリック手段74と、セレクトレバー22に形成したディテントプレート77と、からなる。
クリック手段74は、第1ブラケット31の樹脂製の第5取り付け部55内に圧縮スプリング75を入れ、圧縮スプリング75の端にボール76を配置したもので、ディテントプレート77を押圧する。
FIG. 5 is a perspective view of a select lever device using the select lever of the present invention, and shows a
The
The click means 74 is configured by inserting a
セレクトレバー22は、下方の第1ボルト33で揺動可能に支持した樹脂製のベース部81と、このベース部81に一体に成形したレバー部82と、このレバー部82の下部に内蔵した圧縮ばね44(図6参照)と、レバー部82の上部に取り付けたグリップ23(図2参照)と、を備える。後でより詳しく説明する。
The
ベース部81は、下方に第1ブラケット31から一体的に伸ばした第1ボルト33に嵌合する孔87を有する支点部88を成形し、この支点部88に連ねてワイヤ掛止部91を成形し、上方にロックピン43を嵌めるロック孔92および円弧条の位置決め部93を成形したもので、位置決め部93にディテントプレート77を一体的にインサートしたものである。ベース部81の材質には例えば、ポリアミド(PA)を用いた。
孔87は、第1ボルト33に回動可能に嵌合し且つ、第1ボルト33の外径よりわずかに大きい内径に設定した部位である。
The
The
第1ブラケット31には、上述した樹脂製の第1〜第5取り付け部51〜55を成形し、機能装置47を配置した。
機能装置47は、ロック手段58と、クリック手段74と、パーキングスイッチ57と、を備えたものである。
The
The
第2ブラケット32は、前述の第2切り欠き部42と、第1〜第3ボルト33〜35用の孔102・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)とを有する。103・・・は第1〜第3ボルト33〜35にねじ込むナットである。
第2ブラケット32の材質は、鉄鋼材である。
The
The material of the
図6は、図1の6−6線断面図で、セレクトレバー22の断面を示す。
セレクトレバー22は、既に述べた第1ボルト33で揺動可能に支持した樹脂製のベース部81と、このベース部81に成形したレバー部82と、このレバー部82の下部に配置した圧縮ばね44と、レバー部82の上部に取り付けたグリップ23と、を備え、さらに、グリップ23に配置した電気スイッチとしてのオーバードライブ(OD)用の押しボタンスイッチ121と、レバー部82を構成する内パイプ122並びに内パイプ122をインサートした外パイプ123と、内パイプ122内に配置したロックピンロッド124と、ロックピンロッド124の下端に取り付けたガイド部材125と、内パイプ122の下端を封じるキャップ126と、外パイプ123に成形したハーネス路127と、を備える。
FIG. 6 is a cross-sectional view taken along line 6-6 of FIG.
The
レバー部82は、断面楕円形の管で、長径をDe、短径をde(図8参照)に設定した。
グリップ23には、押しボタンスイッチ121を取り付けるための凹部128を成形した。なお、グリップ23の形状や部品構成は任意であり、押しボタンスイッチ121を取り付けるための部品構成も任意である。
The
The
押しボタンスイッチ121は、凹部128に嵌めたケース131と、ケース131外に設けたボタン部132と、電気スイッチ用ハーネスとしての電線133とを有し、ここでは、力が加わると導通となるa接点を用いた。電線133の端134をコネクタ135に接続した。押しボタンスイッチ121の定格は任意である。
The
内パイプ122の材質は、例えば、自動車構造用電気抵抗溶接炭素鋼管(JIS材料記号 STAM)を用いた。t1は内パイプ122の厚さを示す。
外パイプ123の材質は当然、ベース部81と同じである。
As the material of the
Of course, the material of the
ガイド部材125は、内パイプ122内をスライド可能なスライド本体部136を成形すると同時に、スライド本体部136の一方に嵌合穴137、他方に第1掛合凸部138を圧縮ばね44が掛かるように成形した部材である。ガイド部材125の材質は樹脂を用いた。
キャップ126には、圧縮ばね44が掛かる第2掛合凸部139を形成した。
The
The
ロックピンロッド124は、ノブ24に接触した樹脂製の第1ロッド141を成形し、この第1ロッド141に金属製の第2ロッド142を接続したもので、第1ロッド141の上端にノブ24の押し付け力に対して下方(矢印eの方向)の分力を得る図に示していない傾斜面を成形し、下端に接続穴143を開け、第2ロッド142の上端に接続穴143に嵌る接続軸部144を形成し、中央にロックピン43を一体的に嵌める孔145を開け、下端に嵌合穴137に嵌る凸部146を形成した。
第1ロッド141の下部の外径をDrに設定した。
The
The outer diameter of the lower part of the
つまり、セレクトレバー22は、内パイプ122内に、ロックピンロッド124と押しボタンスイッチ121の電線133を前後に配置して収納したものである。なお、前とは矢印hの方向、後とは矢印jの方向である。
図6の一例では、前にロックピンロッド124を配置し、後に電線133を配置したが、逆に、前に電線133、後にロックピンロッド124を配置することも可能である。また、ロックピンロッド124の他に、電線133を配置したが、セレクトレバー22内に前後に配置するものの種類やそれらの数は任意である。
In other words, the
In the example of FIG. 6, the
図7は、図6の7−7線断面図で、セレクトレバー22の第2ロッド142、外パイプ123の断面を示す。なお、セレクトレバー22の車幅方向の理解を容易にするために、図を90度回転させた。
第2ロッド142は、孔145を開け、孔145にロックピン43を一体的に嵌めることで、ロックピン43を保持する。
7 is a cross-sectional view taken along the line 7-7 in FIG. 6 and shows a cross section of the
The
図8は、図6の8−8線断面図で、セレクトレバー22の断面を示す。なお、セレクトレバー22の車幅方向の理解を容易にするために、図を90度回転させた。
セレクトレバー22はまた、車幅方向(矢印17の方向)の寸法であるところの短径deより、車前後方向(矢印27の方向)の寸法であるところの長径De(De>de)を大きく設定したものである。Wはセレクトレバー22の幅で、短径deに等しい(de=W)。
8 is a cross-sectional view taken along line 8-8 in FIG. In order to facilitate understanding of the
The
以上に述べた自動変速機のセレクトレバー装置の作用を次に説明する。
図8のセレクトレバー22は、車幅方向の短径deより、車前後方向の長径De(De>de)を大きく設定したので、前後方向(矢印27の方向)のセレクトレバー操作に対応したレバー剛性を保ちつつ、セレクトレバー22の幅Wの薄型化を図れ、結果的にセレクトレバー装置15の車幅方向寸法の薄型化を図れるという利点がある。
その結果、普通自動車に比べて車幅方向の余裕がない小型自動車のセレクトレバー装置15の配置の自由度を高めることができるとともに、インストルメントパネル13(図1参照)のデザインの自由度を高めることができる。
The operation of the automatic transmission select lever device described above will now be described.
The
As a result, it is possible to increase the degree of freedom of arrangement of the
また、セレクトレバー22の内パイプ122内に、ロックピンロッド124と押しボタンスイッチの電線133を前後に配置して収納したので、セレクトレバー22の幅Wをロックピンロッド124の外径Drに内パイプ122の厚さt1(図6参照)と外パイプ123の厚さを加算した値にするだけでよく、よりセレクトレバー22の幅Wの薄型化を図れ、結果的にセレクトレバー装置15の車幅方向寸法の薄型化を図れるという利点がある。
Further, since the
尚、本発明の自動変速機のセレクトレバー装置は、実施の形態では四輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。 The select lever device for an automatic transmission according to the present invention is applied to a four-wheeled vehicle in the embodiment, but can also be applied to a three-wheeled vehicle and can be applied to a general vehicle.
本発明の自動変速機のセレクトレバー装置は、四輪車に好適である。 The select lever device of the automatic transmission of the present invention is suitable for a four-wheeled vehicle.
11…車両、17…車幅方向を示す矢印、22…セレクトレバー、23…グリップ、27…車前後方向を示す矢印、121…電気スイッチ(押しボタンスイッチ)、124…ロックピンロッド、133…ハーネス(電線)、De…車前後方向の寸法(長径)、de…車幅方向の寸法(短径)、W…セレクトレバーの幅。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Vehicle, 17 ... Arrow which shows a vehicle width direction, 22 ... Select lever, 23 ... Grip, 27 ... Arrow which shows a vehicle front-back direction, 121 ... Electric switch (push button switch), 124 ... Lock pin rod, 133 ... Harness (Electric wire), De: dimension in the vehicle longitudinal direction (major axis), de: dimension in the vehicle width direction (minor axis), W: width of the select lever.
Claims (2)
前記セレクトレバーは、車幅方向の寸法より、車前後方向の寸法を大きく設定したことを特徴とする自動変速機のセレクトレバー装置。 In an automatic transmission that selects the driving conditions by gripping the grip of the select lever attached to the vehicle so that it can swing and moving it to multiple positions,
The select lever device for an automatic transmission, wherein the select lever has a dimension in the vehicle front-rear direction larger than a dimension in the vehicle width direction.
2. The select lever device for an automatic transmission according to claim 1, wherein a lock pin rod and an electrical switch harness are disposed in the front and rear of the select lever.
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070126 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070131 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070605 |