JP2005065763A - Wound external fixing utensil, and clamping utensil - Google Patents

Wound external fixing utensil, and clamping utensil Download PDF

Info

Publication number
JP2005065763A
JP2005065763A JP2003209370A JP2003209370A JP2005065763A JP 2005065763 A JP2005065763 A JP 2005065763A JP 2003209370 A JP2003209370 A JP 2003209370A JP 2003209370 A JP2003209370 A JP 2003209370A JP 2005065763 A JP2005065763 A JP 2005065763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
pin
external fixator
support
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003209370A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP4208663B2 (en
Inventor
Kozo Nakamura
耕三 中村
Isao Onishi
五三男 大西
Masahiko Bessho
雅彦 別所
Akira Ohashi
暁 大橋
Tsuneo Aoki
恒夫 青木
Mitsuo Sato
三男 佐藤
Ryojiro Asano
良二郎 浅野
Kazuo Watanabe
一夫 渡辺
Hiroshi Matsuzawa
浩 松沢
Toshiro Uehara
登志郎 植原
Yoshiharu Saito
嘉治 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JT METAL KK
SHINSOKEN KK
Sunmedix Co Ltd
Original Assignee
JT METAL KK
SHINSOKEN KK
Sunmedix Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JT METAL KK, SHINSOKEN KK, Sunmedix Co Ltd filed Critical JT METAL KK
Priority to JP2003209370A priority Critical patent/JP4208663B2/en
Publication of JP2005065763A publication Critical patent/JP2005065763A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4208663B2 publication Critical patent/JP4208663B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a wound external fixing utensil of which the structure is simple, and a clamping tool. <P>SOLUTION: This wound external fixing utensil 1 is constituted by including a main body 2 equipped with a pair of side sections 21 and 22 which are arranged to be confronted with each other, and a connecting section 23 which connects one-end parts of them, and a fixing utensil 11 equipped with a support 3 which connects the other ends of the side sections 21 and 22. To the connecting section 23, a first stem-like member 61 which is inserted in a bone end is attached, and to the support 3, a clamping utensil 5 for holding a second stem-like member 62 which is inserted in a diaphysis is attached in a manner to be slidable and freely turnable to the support 3. Also, the clamping utensil 5 is equipped with a pair of approximately L-shaped pinching members having approximately the same shape, and a pair of the pinching members are arranged to be confronted with each other in such a manner that one extended section of each pinching member may pinch the support 3, and also, the other extended sections on which a pinching piece for pinching the stem-like member 62 is formed may be superposed each other, and are fixed by a fixing section on one extended section distal end. Thus, the structure can be simplified. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、骨に軸状部材を挿入して該骨を固定する創外固定器、および、軸状部材を支柱に取り付けるとともに、前記軸状部材の軸方向が前記支柱の軸方向と略直交するように前記軸状部材を保持するクランプ具に関する。
【０００２】
【背景技術】
従来から、骨折や矯正等の場合に、骨を固定する固定装置として創外固定器が知られている。創外固定器は、体外から固定対象となる骨に挿入する複数の軸状部材であるピンと、これらを保持固定する固定部材を備えて構成される。このような創外固定器として、大腿骨の頚部における骨折に用いられる創外固定器が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
図１２には、従来の創外固定器の概要斜視図が示されている。
図１２に示すように、創外固定器９は、大腿骨の頚部に挿入されるそれぞれ角度の異なる２本のピン１０を有する保持部材（転子クランプ９１）と、大腿骨の円柱状骨幹に挿入される３本のピン１０を有する保持部材（骨幹クランプ９２）と、これら保持部材を連結する中間部材９３とを備えており、それぞれのピン１０を骨の頚部および骨幹に挿入して該骨を固定する。
【０００４】
大腿骨頚部に挿入されるピン１０を傾斜して保持する転子クランプ９１は、ベース９１１およびカバー９１２を備え、ベース９１１およびカバー９１２の対向する面にピン１０を挟持する。また、大腿骨骨幹に挿入されるピン１０を保持する骨幹クランプ９２は、上部ベース９２１と、この上部ベース９２１に対向配置される上部カバー９２２と、上部ベース９２１下部に取り付けられる下部ベース９２３と、この下部ベース９２３に対向配置される下部カバー９２４とを備えている。この上部ベース９２１においては、上部ベース９２１および上部カバー９２２のそれぞれ対向する面にピン１０を保持し、下部ベース９２３においては、下部ベース９２３および下部カバー９２４のそれぞれ対向する面にピン１０を挟持する。この骨幹クランプ９２は、中間部材９３を介して、転子クランプ９１の長手方向と略平行な軸を中心として回動自在に転子クランプ９１のベース９１１に取り付けられ、ピン１０を大腿骨骨幹の骨軸に挿入することが可能とされている。そのため、創外固定器９においては、骨幹に挿入されるピン１０のうち、少なくとも１本のピン１０を他のピン１０に対して角度を持たせて骨幹に挿入すれば、骨幹への固定度が向上する構成となっている。
【０００５】
【特許文献１】
特表平９−５０４４６２号公報（図１２、第１２頁〜第１６頁）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような創外固定器では、中間部材を介して、転子クランプが骨幹クランプを支持する構造であり、さらに、骨幹クランプにおいても、上部ベースに下部ベースを取り付ける構造であるので、創外固定器を構成する構造が複雑であるという課題がある。また、それぞれの部材を構成する部品は、形状が複雑である上、類似性に乏しいため、それぞれの部品を個別に形成する必要があるという課題がある。
従って、転子クランプおよび骨幹クランプにおいて、異なる形状の部品を組み合わせなければ、目的とする作用および効果を享受することができず、より簡素な構造で前記目的を達成できるものが要望されている。
【０００７】
本発明の目的は、構造が簡易な創外固定器およびクランプ具を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の創外固定器は、骨折部位の近位に打ち込まれ、基端が人体外に露出する第１軸状部材と、前記骨折部位を挟んで前記骨折部位の遠位に打ち込まれ、基端が人体外に露出する第２軸状部材と、これら第１軸状部材および第２軸状部材を連結固定する固定具とを備えた創外固定器であって、前記固定具は、互いに対向配置される一対の側部及びこれら側部の一端間を連結する連結部を備えた側面略コ字状に構成される本体と、前記一対の側部の他端間に取り付けられる支柱とを備え、前記第１軸状部材は、その基端が前記本体の連結部に固定され、前記第２軸状部材は、前記支柱に回動かつ摺動自在に取り付けられるクランプ具を介して前記支柱に固定されることを特徴とする。
【０００９】
ここで、近位および遠位とは、骨折部位に対する相対的な位置関係を示すものである。また、本発明の創外固定器を大腿骨頚部の骨折に対して用いる場合には、第１軸状部材が打ち込まれる骨折部位の近位は、大腿骨頚部を中心とする大腿骨頭から転子窩および転子部の範囲とし、第２軸状部材が打ち込まれる骨折部位の遠位は、転子部から大腿骨骨幹部の範囲とする。
【００１０】
本発明によれば、創外固定器は、側面略コ字状の本体と、この本体に形成された一対の側部間を連結する支柱とから構成される固定具を備え、第１軸状部材は、本体の連結部に固定され、第２軸状部材は、クランプ具を介して支柱に取り付けられる構造である。このため、従来の創外固定器のように、保持部材が他の保持部材を支持する構造となっておらず、本体および支柱に対して保持部材および他の保持部材が独立して取り付けられるので、構造を簡素化することができる。また、第２軸状部材を保持するクランプ具は、支柱に沿って回動かつ摺動自在に支柱に取り付けられているので、クランプ具を支柱を軸として回動させ、また支柱に沿って摺動させることにより、固定する骨が弯曲・変形している場合にも、確実に骨軸に軸状部材を挿入することができる。
【００１１】
本発明では、前記骨折部位の近位には、複数本の第１軸状部材が打ち込まれ、これら複数の第１軸状部材の少なくとも１つは、前記連結部に対して摺動自在に設けられるクランプ部に固定されていることが好ましい。
本発明によれば、骨折部位の近位に複数本の第１軸状部材が打ち込まれるので、骨折部分を確実に固定できる。また、第１軸状部材の少なくとも１本が摺動自在に設けられているので、骨の形状や骨折部位の位置等に合わせて第１軸状部材の挿入位置を変更することができる。
【００１２】
本発明では、前記摺動自在なクランプ部は、前記第１軸状部材を骨軸に対して所定の角度に維持することが好ましい。
本発明によれば、クランプ部を摺動させることで、このクランプ部に固定される第１軸状部材の骨軸への挿入角を維持しつつ、他の第１軸状部材との間隔を広狭することができる。従って、骨折や変形の状況や、第１軸状部材を挿入する骨の部位に応じて、第１軸状部材を維持することができる。
【００１３】
本発明では、前記側部の他端には、前記支柱が貫通する貫通孔と、この貫通孔を縮径させ、該支柱を径方向に挟持する挟持部とが形成されていることが好ましい。
本発明によれば、支柱は、本体の側部に形成された貫通孔を貫通し、この貫通孔を縮径させる挟持部により挟持されるので、挟持部による支柱の挟持を解除することにより、支柱を取り外すことができる。従って、固定する骨の寸法や形状に合わせた支柱を選択して採用することができ、創外固定器の汎用性を向上することができる。
【００１４】
本発明では、前記支柱は、カーボンにより形成されていることが好ましい。
本発明によれば、カーボンは、ＭＲＩ（磁気共鳴画像診断）検査やＭＲＡ（磁気共鳴血管画像診断）検査におけるアーチファクトを生じにくいので、支柱が、これらの検査結果に与える影響を抑えることができる。また、カーボンはＸ線を透過するので、本発明の創外固定器を装着した状態でのＸ線撮影が可能となる。さらに、カーボンにより形成された支柱は強固であるので、第２軸状部材を支持する支柱としての強度を確保することができる。
【００１５】
本発明では、前記連結部は、前記連結部の連結方向の中心線が、前記支柱の軸線に対して傾斜するように形成されていることが好ましい。
この場合、前記中心線は、前記支柱の軸線に対しては略１０°傾斜していることが好ましい。
本発明によれば、創外固定器を装着する骨が弯曲している場合において、弯曲部位を中心とした両端の骨のうち、一方の骨の骨軸に対して第１軸状部材を挿入すると、他方の骨の骨軸と支柱の軸線が略平行となるので、他方の骨の骨軸に第２軸状部材を挿入することができる。ここで、長さ寸法の長い長管骨を固定する場合において、交換する等して長さ寸法の長い支柱を採用する際に、支柱の軸線は、他方の骨の骨軸と略平行となる。これにより、第２軸状部材を保持するクランプ具を支柱の端部に取り付けても、第２軸状部材を確実に他方の骨の骨軸に挿入することができる。従って、第１および第２軸状部材を、確実に挿入することができる。
特に、大腿骨の固定に創外固定器を採用する場合においては、連結部の中心線と支柱の軸線との傾斜角度を略１０°とすると、大腿骨頚部の骨軸と大腿骨骨幹の骨軸との略１０°の傾斜と略一致する。すなわち、大腿骨頚部の骨軸に第１軸状部材を挿入すると、大腿骨骨幹の骨軸に対して支柱が略平行に配置される。この際、大腿骨の長さに合わせて支柱の長さ寸法を長くした場合でも、支柱は大腿骨骨幹の骨軸に略平行となるので、支柱に取り付けられるクランプ具に保持される第２軸状部材を、大腿骨骨幹の骨軸に挿入することができる。従って、大腿骨の弯曲に対応して、大腿骨頚部の骨軸に第１軸状部材を、また、大腿骨骨幹の骨軸に第２軸状部材を、確実に挿入することができる。
【００１６】
また、本発明のクランプ具は、創外で骨軸に沿って延びる支柱に対して、骨幹に打ち込まれ、基端が創外に露出する軸状部材を固定するクランプ具であって、平面視で略Ｌ字状に構成され、Ｌ字の内側部分で前記支柱と当接し、互いに前記支柱の延出方向に、それぞれの一方のＬ字の延出部が、前記支柱を挟み、他方の延出部が互いに重なるようにして対向配置される一対の略同形状の挟持部材を備え、前記一方のＬ字の延出部先端には、各狭持部材の延出部同士を接近させて前記支柱を締め付け固定する固定部が形成され、各狭持部材の互いに対向する面の他方の延出部には、前記軸状部材の外周面を挟持する狭持片が突設されていることを特徴とする。
【００１７】
本発明によれば、クランプ具は、略同形状で略Ｌ字状の一対の挟持部材によって構成され、一方の延出部より支柱を挟み、他方の延出部同士が重なり合うようにそれぞれの挟持部材を配置される構造であるので、クランプ具としての構造を簡素化することができる。すなわち、軸状部材を挟持する挟持片が突設された他の延出部の面に軸状部材を配置して、支柱を挟むようにそれぞれの挟持部材を配置し、固定部において固定するという構造であるので、クランプ具としての機能を確保しつつ、構造を簡素化することができる。
また、支柱を挟むようにしてそれぞれの挟持部材を配置して固定するので、支柱の両端に他の部材が形成されているなどして、支柱の両端から支柱の軸方向に沿って挿入できない場合であっても、クランプ具を取り付けることができる。従って、保持部材の汎用性を向上することができる。
【００１８】
本発明では、前記狭持片は、挿入される軸状部材を挟んで複数突設され、各狭持片が該軸状部材の延出方向にずれた位置に配置されることが好ましい。
本発明では、挟持片は、固定する軸状部材の延出方向にずれた位置に配置されるので、それぞれの挟持部材が軸状部材を挟持する部分が多くなるので、一部分で軸状部材を挟持する場合に比べ、確実に軸状部材を保持できる。また、それぞれの挟持部材を対向配置させる際に、一方の挟持部材に形成された挟持片が、他方の挟持部材に形成された挟持片と重なり合わないので、クランプ具の厚みを小さくすることができる。従って、クランプ具の寸法を小さくすることができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
〔１．第１実施形態〕
以下、本発明の第１実施形態を図面に基づいて説明する。
図１には、第１実施形態に係る創外固定器と、この創外固定器に固定される骨との配置を示す側面図が示されている。
図１に示すように、創外固定器１は、骨折等の際に長管骨を固定するものとして用いられるものであり、特に大腿骨８の頚部８１や、その周辺、すなわち、大腿骨頭から転子部までの範囲における骨折に対して有効である。この創外固定器１は、複数の軸状部材であるピン６１、６２を備えて構成され、長管骨の骨端と骨幹に、すなわち、大腿骨８に装着した場合における大腿骨頚部８１と大腿骨骨幹８２に挿入されたピン６１、６２を、創外固定器１により、保持・固定することによって、長管骨、特に大腿骨８を固定する。
なお、本実施形態では、大腿骨頚部８１に骨折部位があり、創外固定器１を大腿骨８の固定に用いる場合として説明するが、例えば、上腕骨や脛骨等の長管骨の骨折等に対して創外固定器１を使用してもよく、この場合、該長管骨の骨端と骨幹にピン６１、６２を挿入して、創外固定器１によりこれらピン６１、６２を固定すればよい。また、骨折以外においても、例えば、骨切り術における変形矯正や骨延長に使用してもよい。
【００２０】
（１）全体構成
図２には、創外固定器１の概要斜視図が示されている。
図２に示すように、創外固定器１は、本体２および支柱３を備えた固定具１１を含んで構成されている。本体２には、大腿骨頚部８１に挿入される第１軸状部材としてのピン６１を保持するクランプ部としての保持部材４１、４２が、また、支柱３には、大腿骨骨幹８２に挿入される第２軸状部材としてのピン６２を保持するクランプ具５が取り付けられている。なお、支柱３は、断面略円形状のカーボン製の軸状部材であり、本体２の長手方向における長さ寸法と略同じ長さ寸法とされている。また、ピン６１、６２は、図示を略したが、大腿骨８への挿入を容易にし、かつ、挿入したピン６１、６２が大腿骨８から抜けることを防ぐため、ピン６１、６２の先端には、螺旋溝が形成されている。
【００２１】
（２）本体２
本体２は、略コ字状のジュラルミン製部材であり、この本体２には、互いに略平行に配置され、本体２の上面および底面を形成する側部としての上面部２１および底面部２２と、これら上面部２１および底面部２２の一端を連結する連結部２３とが一体的に形成されている。
【００２２】
上面部２１の先端側には、支柱３を保持・固定する支柱保持部２１１が形成されている。この支柱保持部２１１は、支柱３が貫通される貫通孔２１１Ａと、支柱３を固定するためのボルト２１２およびナット２１３が取り付けられ、貫通孔２１１Ａを縮径させて支柱３を径方向に挟持する挟持部２１１Ｂを含んで構成されている。
貫通孔２１１Ａは、上面部２１における基端側が、支柱３の外周形状に沿って形成され、先端にかけて開口する平面視略Ω字形状に形成されている。この貫通孔２１１Ａにおいて、基端側の部分には、支柱３が上面部２１の上面２１Ａに対して略直交方向に貫通する。この貫通孔２１１Ａの先端両側には、貫通孔２１１Ａを挟むように挟持部２１１Ｂが形成されている。
挟持部２１１Ｂには、図示を略したが、それぞれの挟持部２１１Ｂを貫通する方向に孔が形成されている。これらの孔には、それぞれの挟持部２１１Ｂの間隔を狭め、支柱３を固定するボルト２１２が挿通される。このボルト２１２の先端にはナット２１３が取り付けられる。このような構成から、ボルト２１２およびナット２１３の締め付けにより、挟持部２１１Ｂ間の間隔が狭まり、貫通孔２１１Ａを縮径させることにより支柱３が締め付けられるので、支柱３が上面部２１に固定される。
なお、底面部２２においても、上面部２１と同様に支柱保持部２２１が形成されており、その構成も略同様とされている。
【００２３】
連結部２３は、前述のように上面部２１および底面部２２の端部を連結する部分である。この連結部２３の正面２３Ａは、創外固定器１の正面に相当し、ここに、大腿骨頚部８１に挿入されるピン６１を保持する保持部材４１、４２が取り付けられる。
【００２４】
図３には、本体２の断面図が示されている。
図３に示すように、連結部２３の正面２３Ａには、保持部材４１が取り付けられる長孔２３１と、保持部材４２が取り付けられる２つのねじ孔２３２、２３３が形成されている。
長孔２３１は、２段階で幅寸法および上下寸法が変わるように形成されており、連結部２３の正面２３Ａに開口している小幅部２３１Ａは、連結部２３の背面２３Ｂに開口している大幅部２３１Ｂに比べ、上下寸法および幅寸法が小さく形成されている。また、大幅部２３１Ｂの上端は、上面部２１に略矩形状の開口２１４と接続されている。
この長孔２３１の正面２３Ａ側には保持部材４１が取り付けられ、背面２３Ｂ側には取付部材４３が取り付けられる。すなわち、ボルト７により、長孔２３１を挟んで保持部材４１と取付部材４３とが連結される。なお、保持部材４１および取付部材４３の構造は、後に詳述する。
【００２５】
ねじ孔２３２、２３３は、連結部２３の正面２３Ａ下部において、上下に２つ形成されている。これらねじ孔２３３のうち、連結部２３中央側に形成されたねじ孔２３２は、連結部２３を貫通して形成されている。また、連結部２３下端に形成されたねじ孔２３３は、底面部２２の内部に潜り込むように形成されている。これらのねじ孔２３３には、保持部材４２を連結部２３の正面２３Ａに取り付けるためのボルト７が取り付けられ、これにより、保持部材４２が連結部２３に取り付けられる。なお、保持部材４２の構造は、後に詳述する。
【００２６】
（３）保持部材４１
図４には、保持部材４１の平面図が示されている。
図４に示すように、保持部材４１は、正面視略長円形状の円柱状体であり、前述のように、本体２の連結部２３の正面２３Ａに取り付けられ、大腿骨頚部８１に挿入されるピン６１を保持する部材である。この保持部材４１には、２つの孔４１１と、ピン６１が配置される溝４１２とが形成されている。
【００２７】
２つの孔４１１は、保持部材４１を本体２の連結部２３の正面２３Ａに取り付ける際に、ボルト７が挿通する孔である。これら孔４１１は、２段階で内径が変化するように形成されており、保持部材４１の正面から背面に向かって、すなわち、ボルト７の挿通方向に応じて孔４１１の内径が小さくなっている。この内径が大きい大径部４１１Ａには、ボルト７の頭部７１下面（図３）が当接し、内径が小さい小径部４１１Ｂには、ボルト７のねじ山部７２（図３）が挿通する。
【００２８】
溝４１２は、保持部材４１の背面側に開口した略Ｘ字状に形成されており、この溝４１２に沿ってピン６１が配置される。また、この溝４１２は、保持部材４１のそれぞれの側面に形成された開口部４１３、４１４（図３）と接続されている。従って、ピン６１は、これらの開口部４１３、４１４のいずれかから保持部材に挿通され、ピン６１の側面が溝４１２の底部に当接される。ここで、溝４１２の幅はピン６１の外径と略同じとされているが、溝４１２の深さは、ピン６１の外径より少し小さいとされ、ピン６１を溝４１２に配置させたとき、保持部材４１の背面からピン６１の側面が露出される。
【００２９】
ここで、略Ｘ字状の溝４１２の交差角は、保持部材４１の略中央部分において略８０°とされている。すなわち、これらの開口部４１３、４１４のうち、いずれか一方から溝４１２に沿って大腿骨頚部８１にピン６１を挿入した場合、図１に示すように、創外固定器１を大腿骨８と略平行に配置したとき、ピン６１は、略４０°の角度で大腿骨頚部８１に挿入されることとなる。
【００３０】
（４）取付部材４３
図５には、取付部材４３の概要斜視図が示されている。
取付部材４３は、本体２の連結部２３に形成された長孔２３１に保持部材４１を取り付けるための部材である。この取付部材４３は、図５に示すように、平面視略長円形の円筒状体である底部４３１と、この底部４３１と中心を同じにして配置され、底部４３１と略同形状にして底部４３１より小さい上部４３２とから構成されている。
【００３１】
上部４３２における上面４３２Ａの長手方向両端部には、上面４３２Ａから底部４３１底面にかけてねじ孔４３２１が形成されており、ここに、保持部材４１を取り付けるためのボルト７が螺合する。ここで、上部４３２の長手方向の長さ寸法は、本体２の連結部２３に形成された長孔２３１の小幅部２３１Ａの上下方向の長さ寸法より小さいとされ、また、上部４３２の長手方向に直交する長さ寸法および上部４３２の高さ寸法は、小幅部２３１Ａの幅寸法および深さ寸法と略同じとされている。さらに、底部４３１の長手方向に直交する長さ寸法は、長孔２３１の大幅部２３１Ｂの幅寸法と略同じとされている。
【００３２】
ここで、保持部材４１および取付部材４３の長孔２３１への取り付けと、保持部材４１によるピン６１の保持について説明する。
ピン６１を保持部材４１に形成された開口部４１３、４１４のいずれかから挿通させ、ピン６１を溝４１２に配置させる。この後、保持部材４１の背面から露出したピン６１の側面を、本体２の連結部２３の正面２３Ａに接触させる。また、取付部材４３を、連結部２３の背面側から、取付部材４３の上部４３２の側面が長孔２３１の小幅部２３１Ａの内側面に当接するように取り付ける。このとき、取付部材４３の底部４３１の上面は、長孔２３１の大幅部２３１Ｂの底部に当接され、取付部材４３は、長孔２３１に沿って摺動自在とされる。この状態において、保持部材４１に形成された２つの孔４１１に対して、ボルト７を挿入し、このボルト７のねじ山部７２を取付部材４３に形成されたねじ孔４３２１に螺合させる。これにより、保持部材４１は、連結部２３の長孔２３１に設けられた取付部材４３に取り付けられ、長孔２３１に沿って摺動自在となる。また、ボルト７を締め上げれば、保持部材４１の背面から一部が露出したピン６１が、保持部材４１および連結部２３の正面２３Ａに挟まれ保持・固定されるとともに、保持部材４１が固定される。
【００３３】
（５）保持部材４２
図６には、保持部材４２の平面図が示されている。
図３および図６に示すように、保持部材４２は、保持部材４１と略同一形状を有しており、正面４２Ａには、２つの孔４２１が、また、背面側には略Ｘ字状の溝４２２が形成されている。
【００３４】
正面４２Ａに形成された２つの孔４２１は、本体２の連結部２３の正面２３Ａに保持部材４２を取り付けるためのボルト７が挿通する孔である。これらの孔４２１は、保持部材４１に形成された孔４１１と略同一形状に形成されており、図示を略したが、大径部および小径部が形成されている。
溝４２２は、保持部材４２の側面に形成された開口部４２３、４２４と接続されている。この溝４２２の幅寸法および深さ寸法は、保持部材４１の溝４１２と略同様とされ、溝４２２にピン６１を配置させた場合、ピン６１の側面の一部が保持部材４２の背面から露出する。
【００３５】
溝４２２は、保持部材４１に形成された溝４１２と同様に、保持部材４２の略中央で交差する略Ｘ字状に形成されているが、保持部材４１の場合と異なり、略９０°の角度をもって交差している。すなわち、開口部４２３、４２４のいずれか一方から挿通されたピン６１は、大腿骨８と略平行に創外固定器１を配置した場合、大腿骨頚部８１に対して略４５°の角度をもって挿入されることとなる。
【００３６】
保持部材４２の固定および保持部材４２によるピン６１の保持は、以下のように行われる。
保持部材４２に形成された開口部４２３、４２４のいずれかからピン６１を挿入して、ピン６１の側面を溝４２２に沿わせ、保持部材４２の背面から露出したピン６１の側面を、本体２の連結部２３の正面２３Ａに当接させる。この状態で、ボルト７を保持部材４２の孔４２１それぞれに挿通させたのち、連結部２３に形成されたねじ孔２３２、２３３に螺合させて締め付ける。これにより、保持部材４２は、連結部２３の正面２３Ａに取り付けられ、保持部材４２に保持されるピン６１は、保持部材４２の溝４２２および連結部２３の正面２３Ａに挟まれ保持・固定される。
【００３７】
（６）クランプ具５
図７には、クランプ具５の平面図が示されている。
図２および図７に示すように、クランプ具５は、支柱３に取り付けられ、支柱３の軸方向に対する略直交方向に大腿骨骨幹に挿入される１本のピン６２を保持・固定する略Ｕ字状の金属製部材である。このクランプ具５は、上下を逆にしても支柱３に取り付けることができ、このため、クランプ具５に保持されるピン６２の方向が一方向に限られる場合であっても、クランプ具５を上下逆にして支柱３に取り付けることにより、支柱３を挟んで２方向から大腿骨骨幹８２の骨軸にピン６２を挿入することができる構造とされている。クランプ具５は、図７に示すように、略同形状で、それぞれ対向配置される第１挟持部材５１および第２挟持部材５２と、これらを固定する固定部材であるボルト５３とから構成されている。
【００３８】
図８には、クランプ具５の分解斜視図が示されている。
図８に示すように、第１挟持部材５１および第２挟持部材５２は、略Ｌ字形状を有し、そのＬ字状の内側部分で支柱３と当接される支柱固定部５１Ｂ、５２Ｂと、この支柱固定部５１Ｂ、５２Ｂと略直交し、ピン６２が配置される他方の延出部としてのピン固定部５１Ａ、５２Ａとを備えている。また、これら第１挟持部材５１と第２挟持部材５２とは、ピン固定部５１Ａ、５２Ａを重ね合わせ、それぞれが内側を向くように対向配置される。
【００３９】
第１挟持部材５１には、支柱３が当接される支柱当接面５１１と、固定部としての取付部５１２と、ピン６２の挟持片としてのピン当接部５１３、５１４とが形成されている。
支柱当接面５１１は、ピン固定部５１Ａから支柱固定部５１Ｂにかけて、第１挟持部材５１の略中央に形成されている。この支柱当接面５１１は、支柱３の外周形状に合わせて形成されている。詳述すれば、支柱当接面５１１は、支柱３の外周形状の略半分に合わせて形成され、支柱３の側面部分の略半分が支柱当接面５１１に当接される。なお、この支柱当接面５１１の基端側から第１挟持部材５１の先端、すなわち、支柱固定部５１Ｂの先端に形成された取付部５１２に向かって、第１挟持部材５１の厚さ寸法が大きくなるように形成されている。
【００４０】
取付部５１２は、第１挟持部材５１と第２挟持部材５２とを連結するためボルト５３（図７）が取り付けられる部分であり、このボルト５３の取り付けによって、クランプ具５が支柱３に保持される固定部である。この取付部５１２の先端は、側面視略半円形状となっている。また、この取付部５１２の側面には、支柱３の軸方向に対する略直交方向に孔５１２Ａが形成されており、この孔５１２Ａにボルト５３が挿通される。
【００４１】
ピン当接部５１３、５１４は、ピン固定部５１Ａの延出方向に沿ってずれた位置、すなわち、交互に、かつ、互いに対向してピン固定部５１Ａに形成されている。詳述すると、ピン当接部５１３は、支柱固定部５１Ｂと接続されるピン固定部５１Ａの基端部において、支柱固定部５１Ｂに対して反対側に形成されている。また、ピン当接部５１４は、ピン固定部５１Ａの先端部において、支柱固定部５１Ｂ側に形成されている。これらピン当接部５１３、５１４の間隔は、ピン６２の外径よりも大きいとされている。
【００４２】
ピン当接部５１３、５１４の側面のうち、互いに対向し、ピン固定部５１Ａの延出方向に沿って形成された軸状部材当接面であるピン当接面５１３Ａ、５１４Ａは、ピン６２の側面形状に沿って、略半円形状に切り欠かれて形成されており、このピン当接面５１３Ａ、５１４Ａにピン６２の側面が当接される。
【００４３】
第２挟持部材５２は、第１挟持部材５１と同様に、ピン固定部５２Ａと、このピン固定部５２Ａに略直交する支柱固定部５２Ｂとから略Ｌ字状に形成され、支柱当接面５２１、取付部５２２、およびピン当接部５２３、５２４が形成されている。なお、支柱当接面５２１およびピン当接部５２３、５２４の構造は、前述の第１挟持部材に形成された支柱当接面５１１およびピン当接部５１３、５１４と略同じ構造であるので、説明を省略する。
【００４４】
取付部５２２は、第１挟持部材５１の取付部５１２と略同じ形状として形成されているが、第１挟持部材５１の取付部５１２に形成された孔５１２Ａに相当する取付部５２２の側面に、ねじ孔５２２Ａが形成されている点で、第１挟持部材５１とは異なる。このねじ孔５２２Ａは、取付部５２２の一方の側面から他方の側面にかけて形成されており、このねじ孔５２２Ａにボルト５３が螺合する。
【００４５】
ここで、クランプ具５による支柱３およびピン６２の固定について説明する。
図９には、仮固定状態のクランプ具５を示す平面図が示されている。
クランプ具５は、第１挟持部材５１および第２挟持部材５２において、それぞれに形成された支柱当接面５１１、５２１が対向するように配置されている。このクランプ具５において、第１挟持部材５１の取付部５１２に形成された孔５１２Ａを挿通し、第２挟持部材５２の取付部５２２に形成されたねじ孔５２２Ａに螺合するボルト５３が取り付けられている。また、支柱３は、第１挟持部材５１に形成された支柱当接面５１１および第２挟持部材５２に形成された支柱当接面５２１において、クランプ具５と当接されている。さらに、ピン６２は、第１挟持部材５１のピン当接部５１３、５１４に形成されたピン当接面５１３Ａ、５１４Ａと、第２挟持部材５２のピン当接部５２３、５２４に形成された図示しない当接面と当接されている。この状態で、ボルト５３を締め付ける方向に回転させると、ボルト５３頭部の下面により第１挟持部材５１が押し込まれ、第１挟持部材５１の取付部５１２と第２挟持部材５２の取付部５２２とが近接する。これにより、第１挟持部材５１は、第２挟持部材５２に対して、支柱３の軸を回転中心として矢印Ａ方向に相対的に回動し、支柱３に当接していた支柱当接面５１１は、支柱当接面５２１とともに支柱３を締め付け、クランプ具５が支柱３を、支柱３の軸方向に対する略直交方向から保持固定する。また、この第１挟持部材５１の回動により、ピン６２に当接していた第１挟持部材５１のピン当接部５１３は、第２挟持部材５２のピン当接部５２４に近接する方向（矢印Ｂ方向）に動き、第１挟持部材５１のピン当接部５１４は、第２挟持部材５２のピン当接部５２３に近接する方向（矢印Ｃ方向）に動くので、それぞれのピン当接部５１３、５１４、５２３、５２４はピン６２を押し当てることとなり、ピン６２を挟持する。これにより、ピン６２は、ピン６２の軸方向と略直交する方向から保持・固定される。従って、ボルト５３の締め付けにより、クランプ具５は、支柱３に保持されるとともに、ピン６２を保持・固定する。
【００４６】
これに対し、クランプ具５が支柱３に固定され、ピン６２を保持・固定した状態で、取付部５１２、５２２が離間する方向に、ボルト５３を回転させると、前述のクランプ具５の固定とは逆の動作により、クランプ具５の固定が解除される。すなわち、ボルト５３の回転により、第１挟持部材５１が矢印Ａとは反対方向に回動し、取付部５１２、５２２が離間する。これにより、支柱当接面５１１、５２１による支柱３の締め付けが緩くなり、支柱３の保持が解除される。また、同様に、それぞれのピン当接部５１３、５１４、５２３、５２４によるピン６２の締め付けも緩まるので、ピン６２の保持・固定も解除される。
【００４７】
また、ここで、クランプ具５によるピン６２の保持および支柱３への取り付けについて説明する。
第１挟持部材５１のピン固定部５１Ａに形成された第１ピン当接部５１３および第２ピン当接部５１４の間からピン６２を挿入するか、または、第１ピン当接部５１３および第２ピン当接部５１４の側方からピン６２を挿入して、第１ピン当接面５１３Ａおよび第２ピン当接面５１４Ａにピン６２の側面を当接させる。また、第１挟持部材５１の支柱当接面５１１と、第２挟持部材５２の支柱当接面５２１に支柱３の側面を当接させる。この後、第１挟持部材５１および第２挟持部材５２を対向配置させる。この状態で、ボルト５３を第１挟持部材５１の取付部５１２に形成された孔５１２Ａに挿通させ、かつ、第２挟持部材５２の取付部５２２に形成されたねじ孔５２２Ａに螺合させ、ボルト５３を締めて仮固定する。このとき、第２挟持部材５２の第１ピン当接部５２３および第２ピン当接部５２４の図示しないピン当接面が、ピン６２の側面に当接されるように、第２挟持部材５２を配置する。この後、必要に応じてクランプ具５を支柱３に沿って摺動、および、支柱３の軸を中心として回動させ、ピン６２を、挿入位置に挿入する。ピン６２の挿入の後、ボルト５３を締め上げれば、仮固定状態にあったクランプ具５が支柱３に固定され、また、ピン６２を保持・固定することとなる。
【００４８】
（７）第１実施形態の効果
本発明の第１実施形態によれば、以下のような効果がある。
（７−１） 創外固定器１は、本体２と、この本体２に形成された上面部２１および底面部２２間を連結する支柱３とを備える固定具１１を含んで構成され、本体２に、大腿骨頚部８１に挿入されるピン６１を保持する保持部材４１、４２を取り付け、支柱３に、大腿骨骨幹８２に挿入されるピン６２を保持するクランプ具５を取り付ける構成とされている。これによれば、本体２および支柱３に対して保持部材４１、４２およびクランプ具５が独立して取り付けられるので、従来の創外固定器に比べ、構造を簡素化することができる。
また、クランプ具５は、それぞれ支柱３に取り付けられるので、従来の創外固定器のように、保持部材が他の保持部材を支持するような構造ではない。従って、創外固定器１の構造が安定化され、高い強度を得る事ができる。
【００４９】
（７−２） 大腿骨骨幹８２に挿入されるピン６２を保持するクランプ具５は、支柱３に沿って摺動自在である。これによれば、クランプ具５を支柱に沿って摺動させることにより、大腿骨８の固定位置に合わせたピンの挿入位置を細かく設定することができる。また、クランプ具５は、支柱３を軸として回動自在とされているので、固定対象である大腿骨８が弯曲・変形している場合にも、クランプ具５を回動させ、また必要があれば、支柱３に沿って摺動させて、確実に骨軸にピン６２を挿入することができる。
【００５０】
（７−３） 保持部材４１は、本体２の連結部２３に沿って摺動自在とされている。これによれば、大腿骨頚部８１に挿入されるピン６１の位置決めを容易に行うことができる。また、大腿骨８以外の骨を固定する場合や、大腿骨頚部８１の大きさや骨折箇所等に合わせて、ピン６１の挿入位置を変更することができる。従って、安定してピン６１を大腿骨頚部８１に挿入することができる。
【００５１】
（７−４） 大腿骨頚部８１に挿入されるピン６１は、それぞれ略４０°および４５°の角度をもって保持部材４１、４２に保持される。ここで、略４５°でピン６１を挿入する場合、大腿骨頚部８１と大腿骨骨幹８２は、およそ１３５°の傾斜度で連結しているので、保持部材４２に保持されるピン６１が、大腿骨頚部８１に略４５°で挿入されることにより、大腿骨頚部８１の傾斜度に合わせて軸状部材を挿入することができる。また、保持部材４１に保持されるピン６１は、大腿骨頚部８１に略４０°で挿入されることにより、略４５°と略４０°という２つの挿入方向からピン６１が挿入されるので、大腿骨頚部８１から創外固定器１を抜けにくくすることができる。従って、創外固定器１の取付安定性を向上することができる。さらに、創外固定器１の装着位置によって、略４５°以下の範囲でピン６１を大腿骨頚部８１に挿入できるので、固定される骨の形状に合わせてピン６１を挿入することができる。
【００５２】
（７−５） 支柱３は、本体２の上面部２１および底面部２２に形成された貫通孔２１１Ａおよび挟持部２１１Ｂから構成される支柱保持部２１１により挟持されている。これによれば、挟持部２１１Ｂによる支柱３の挟持を解除することにより、貫通孔２１１Ａから支柱３を取り外すことができる。従って、支柱３を交換することができ、固定する骨の寸法や形状に合わせた支柱３を選択して採用することができる。従って、創外固定器１の汎用性を向上することができる。例えば、転子下骨折のように骨折部位がより遠位にあっても対応することができる。
【００５３】
（７−６） ピン６２を保持するクランプ具５が取り付けられる支柱３は、カーボンにより形成されている。これによれば、カーボンは、ＭＲＩ検査やＭＲＡ検査におけるアーチファクトを生じにくくすることができる。また、カーボンは、Ｘ線を透過するので、創外固定器１を装着することによる影響を抑え、装着者の骨のＸ線撮影を行うことができる。従って、これらの検査結果に与える創外固定器１の影響を抑えることができる。また、カーボンにより形成された支柱３は強固であるので、支柱３に必要な強度を確保することができる。
【００５４】
（７−７） クランプ具５は、略同一形状を有する第１挟持部材５１および第２挟持部材５２により構成され、このクランプ具５は、支柱３に独立して取り付けられる。これによれば、クランプ具５を支柱３に複数設ける場合、クランプ具５を支柱に対してそれぞれ取り付けるので、クランプ具５の構造を簡易にすることができる。また、第１挟持部材５１および第２挟持部材５２は、略同一形状であることから、部品製造時において、それぞれの挟持部材を加工して形成する部品を共通化することができるので、クランプ具５の製造工程の簡素化および製造コストの削減を図ることができる。
さらに、クランプ具５を構成する第１挟持部材５１および第２挟持部材５２は、支柱３を挟むようにして取り付けられる。これによれば、支柱３の両端からクランプ具５を挿入できない場合であっても、第１挟持部材５１および第２挟持部材５２とで挟み込むようにして、支柱３にクランプ具５を取り付けることができる。従って、クランプ具５の汎用性を向上することができる。
【００５５】
（７−８） 第１挟持部材５１および第２挟持部材５２に形成されたピン当接部５１３、５１４、５２３、５２４は、それぞれピン６２の延出方向にずれて形成されているので、第１挟持部材５１および第２挟持部材５２を対向配置させた場合、第１挟持部材５１のピン当接部５１３、５１４は、ピン６２を挟んで、第２挟持部材５２のピン当接部５２３、５２４と対向することとなる。従って、ピン６２を確実に挟持することができる、また、第１挟持部材５１および第２挟持部材５２を対向配置させたときに、ピン当接部５１３、５１４、５２３、５２４が重ならないので、クランプ具５を薄く形成することができる。
【００５６】
（７−９） 大腿骨骨幹８２に挿入されるピン６２を保持するクランプ具５は、支柱３に２つ設けられている。このクランプ具５は、上下を逆にして支柱３に取り付けることができ、この場合、大腿骨骨幹８２の骨軸には、２つの挿入方向からピン６２が挿入される。これによれば、それぞれのピン６２に開角を持たせて骨軸に挿入することができるので、創外固定器１を骨幹から外れにくくすることができる。従って、創外固定器１の大腿骨８への取付安定性を向上することができる。
【００５７】
（７−１０） クランプ具５により支柱３およびピン６２を保持固定する際には、第１挟持部材５１および第２挟持部材５２に形成された取付部５１２、５２２が、互いに近接するように、ボルト５３を取り付ける。これによれば、ボルト５３の取り付けに伴い、第１挟持部材５１が支柱３を軸として回動する。この回動により、第１挟持部材５１に形成されたピン当接部５１３、５１４は、ピン６２を挟んで、第２挟持部材５２に形成されたピン当接部５２３、５２４に近接するように移動して、ピン６２を保持する。このため、第１挟持部材５１および第２挟持部材５２に形成されたピン当接部５１３、５１４、５２３、５２４それぞれが、ピン６２を押しつけることとなり、ピン６２を挟持することができる。ここで、ピン６２を挟持する面は、ピン当接部５１３、５２４のそれぞれが対向する部分と、ピン当接部５１４、５２３のそれぞれが対向する部分との２つの部分でピン６２を挟持する。従って、ピン６２を確実に挟持することができる。
【００５８】
（７−１１） 本体２は、上面部２１および底面部２２と、これらの端部間を連結する連結部２３とから構成され、これらにより、略コ字状とされている。これによれば、大腿骨８に創外固定器１を取り付け、大腿骨８を側面から見た場合、すなわち、大腿骨頚部８１を奥側として大腿骨８を見た場合、創外固定器１は、上面部２１、底面部２２、連結部２３から形成される略コ字形状を正面として配置されることとなる。従って、大腿骨８側面からのＸ線撮影に際して、創外固定器１が大腿骨８へのＸ線の照射を妨げることを防ぐことができるので、創外固定器１を装着したまま、Ｘ線撮影を行うことができる。
【００５９】
（７−１２） 創外固定器１の本体２および支柱３は、ジュラルミンにより形成されている。ここで、ジュラルミンの特性として、強度が高く、加工が容易であるなど機械的性質に優れ、また、軽量であることが挙げられる。従って、創外固定器１の加工および製造を容易にすることができるほか、創外固定器１としての強度を確保することができる。また、創外固定器１が軽量となるので、装着者の負担を軽減することができる。
【００６０】
〔２．第２実施形態〕
次に、本発明の第２実施形態について説明する。第２実施形態の創外固定器１Ａは、第１実施形態で示した創外固定器１と比較して、本体の形状において相異点を有する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。また、第２実施形態の創外固定器１Ａは、大腿骨８に装着するとして説明するが、大腿骨８に限らず、脛骨等の他の長管骨に採用してもよい。
【００６１】
図１０には、第２実施形態に係る創外固定器１Ａが示されている。
図１０に示すように、創外固定器１Ａは、本体２Ａと支柱３を備えた固定具１Ａ１を含んで構成され、この本体２Ａには、大腿骨頚部８１に挿入される第１軸状部材としてのピン６１を保持するクランプ部としての保持部材４１、４２とが取り付けられている。また、支柱３には、大腿骨骨幹８２に挿入される第２軸状部材としてのピン６２を保持するクランプ具５が取り付けられている。
【００６２】
図１１には、本体２Ａの側面図が示されている。
図１１に示すように、本体２Ａには、略平行に配置された側部としての上面部２Ａ１および底面部２Ａ２と、これら上面部２Ａ１および底面部２Ａ２の一端間を連結する連結部２Ａ３とが一体的に形成されている。
ここで、連結部２Ａ３は、前述の創外固定器１の本体２の場合とは異なり、上面部２Ａ１および底面部２Ａ２に対して傾斜して形成されている。すなわち、本体２Ａは、上面部２Ａ１の延出方向を示す一点鎖線Ｍ１と、連結部２Ａ３における上面部２Ａ１および底面部２Ａ２を結ぶ中心線Ｌ１に対する直交方向を示す一点鎖線Ｌ２との交差角度が略１０°となるように形成されている。底面部２Ａ２および連結部２Ａ３についても同様なことが言え、底面部２Ａ２の延出方向を示す一点鎖線Ｍ２と、連結部２Ａ３の中心線Ｌ１に対する直交方向を示す一点鎖線Ｌ３との交差角度は、略１０°となるように形成されている。ここで、上面部２Ａ１および底面部２Ａ２の端部に取り付けられる支柱３は、上面部２Ａ１および底面部２Ａ２の延出方向に対して略直交するように取り付けられ、これにより、連結部２Ａ３および連結部２Ａ３に取り付けられる保持部材４１、４２によって保持されるピン６１は、支柱３の軸線Ｎに対して、略１０°の傾斜角を有することとなる。
なお、本体２Ａに形成された上面部２Ａ１、底面部２Ａ２および連結部２Ａ３の他の構成は、前述の本体２に形成された上面部２１、底面部２２および連結部２３の構成と略同じであるので、説明を省略する。
【００６３】
以下に、大腿骨８への創外固定器１Ａの取り付けについて説明する。
図１０に示すように、大腿骨頚部８１と大腿骨骨幹８２とは、大腿骨頚部８１の骨軸Ｓ１と、大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２との角度が略１０°となるように、傾斜して形成されている。
ここで、創外固定器１Ａを、連結部２Ａ３に取り付けられる保持部材４１、４２に保持されるピン６１の軸線（図１０においては、大腿骨頚部８１の骨軸Ｓ１と重なるため図示省略）を、大腿骨頚部８１の骨軸Ｓ１に合わせて、ピン６１を大腿骨頚部８１に挿入した場合、創外固定器１Ａの支柱３の軸線Ｎは、大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２に対して略平行に配置される。これは、大腿骨頚部８１と大腿骨骨幹８２との傾斜角度と、本体２Ａの連結部２Ａ３と支柱３との傾斜角度が略同じであるためである。
従って、本体２Ａの連結部２Ａ３に取り付けられた保持部材４１、４２によって保持されるピン６１は、大腿骨頚部８１の骨軸Ｓ１に挿入され、支柱３に取り付けられたクランプ具５によって保持されるピン６２は、大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２に挿入される。
【００６４】
ここで、創外固定器１Ａは、支柱３の長さ寸法を変えることにより、略全ての長管骨を固定することができる。例えば、前述の大腿骨８は、人体で最長の長管骨であり、成人で平均４０ｃｍほどの長さに達する。このため、大腿骨８の強度および骨折部位の位置等によっては、創外固定器１Ａの支柱３の長さ寸法を、本体２Ａの上面部２Ａ１および底面部２Ａ２の端部間の長さより長くし、クランプ具５を支柱３の大腿骨頚部８１から離れた端部等に取り付けて、ピン６２を大腿骨骨幹８２に挿入する必要がある。この場合においても、支柱３の軸線Ｎが、大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２に略平行となり、ピン６２は大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２に挿入される。
【００６５】
従って、本発明の第２実施形態によれば、前述の（７−１） 〜（７−１２）と略同じ効果を奏することができるほか、以下の効果を奏することができる。
創外固定器１Ａの本体２Ａに形成された連結部２Ａ３は、連結部２Ａ３における上面部２Ａ１および底面部２Ａ２を結ぶ中心線Ｌ１が、支柱３の軸線Ｎに対して略１０°傾斜するように形成されている。これによれば、骨折等において大腿骨頚部８１を固定する場合、大腿骨頚部８１の骨軸Ｓ１に沿って連結部２Ａ３を配置すれば、ピン６１を大腿骨頚部８１の骨軸Ｓ１に挿入できるとともに、支柱３の軸線Ｎが大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２に略平行となるので、ピン６２を大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２に挿入することができる。従って、固定する骨の弯曲に合わせて、大腿骨８の骨軸にピン６１、６２を挿入して、確実に大腿骨８を固定することができる。
【００６６】
特に、支柱３が、大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２に略平行に配置されるので、大腿骨８のように、長さ寸法が比較的長い長管骨に対しても、確実に大腿骨８の骨幹８２にピン６２を挿入することができる。すなわち、長さ寸法の長い支柱３に交換する等しても、支柱３の軸線Ｎは、大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２と略平行となる。従って、本体２Ａの上面部２Ａ１と底面部２Ａ２とにより挟まれる部位でない支柱３の部位にクランプ具５を取り付けても、クランプ具５によって保持されるピン６２を、確実に大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２に挿入することができる。
【００６７】
〔３．実施形態の変形〕
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
前記各実施形態では、大腿骨頚部８１に挿入されるピン６１は、創外固定器１の本体に取り付けられた保持部材４１、４２としたが、これら保持部材の数は、２つに限られるものではない。すなわち、大腿骨頚部８１に挿入されるピン６１は、１本であっても、それ以上であってもよく、これらのピン６１を保持する保持部材の数は、ピン６１に対応する数であればよい。また、同様に、大腿骨骨幹８２に挿入されるピン６２の数について、本実施形態では、２本としたが、１本でもよく、また、それ以上であってもよい。なお、大腿骨頚部８１および大腿骨骨幹８２に挿入されるピン６１、６２の数は、１本の場合、創外固定器１が大腿骨８から外れやすくなり、また、多くのピン６１、６２を挿入すると、創外固定器１の装着者にとって負担となる。このため、本実施形態で示したように、大腿骨頚部８１へ挿入されるピン６１においては、２本程度が適当である。
【００６８】
前記各実施形態では、保持部材４２は、本体２、２Ａの連結部２３、２Ａ３に固定されるとしたが、本発明はこれに限らず、保持部材４１と同様に、摺動自在とされるように構成してもよい。この場合、連結部２３の正面２３Ａの上端から下端にかけて長孔を形成し、この長孔に、保持部材４１と、新たに取付部材を設けて保持部材４２を、この長孔に沿って摺動自在に保持部材４２を取り付ければよい。なお、取り付ける骨の位置として骨端を考慮すれば、長孔に沿って摺動自在とするのは保持部材４１だけでもよく、この場合、構造を簡素化することができる。
【００６９】
前記各実施形態では、クランプ具５は、本体２に形成された上面部２１および底面部２２の間に配置したが、支柱３に取り付けられるのであれば、クランプ具５の取付位置は問わない。すなわち、本体２の略コ字状の外部に取り付けてもよく、クランプ具５の支柱３に対する取付位置は、適宜決めてよい。
【００７０】
前記各実施形態では、クランプ具５を形成する第１および第２挟持部材５１、５２に形成されたピン当接部は、それぞれ２つずつとしたが、これ以上の数のピン当接部を形成したものとしてもよい。この場合、第１および第２挟持部材５１、５２にそれぞれ交互に対向してピン当接部を形成し、第１および第２挟持部材５１、５２が互いに対向配置される際に、ピン６２の側面に当接されて、ボルト５３の締め付けによって、ピン６２を保持・固定する構成であればよい。なお、ピン当接部を２つとすれば、確実にピン６２を保持でき、そのための最少数のピン当接部を備えることとなり、クランプ具５の構造を簡素化することができる。
【００７１】
前記各実施形態では、クランプ具５において、第１および第２挟持部材５１、５２は、ボルト５３によって固定されるとしたが、他の構造により、これらを固定するものであってもよい。例えば、鉤状の保持部材が第１および第２挟持部材の取付部に相当する部分に設けられ、この保持部材が、他方の取付部に相当する部分に係合することで、第１および第２挟持部材を固定する構造が挙げられる。また、この場合、ばね等の弾性部材を用いて、固定を容易にしてもよい。また、略コ字状の部材を取付部５１２、５２２に取り付けて、これらを固定するものでもよい。なお、取付部５１２、５２２の少なくとも一方にねじ孔を形成し、このねじ孔に螺合するボルト５３を用いて、第１および第２挟持部材５１、５２を固定する構成とすれば、確実に第１および第２挟持部材５１、５２を固定でき、また、容易に支柱３への取り付けおよびピン６２の保持・固定が行うことができる。
【００７２】
前記各実施形態では、支柱３は、本体２の長手方向における長さ寸法と略同じ長さ寸法であるとしたが、本発明はこれに限らず、本体２の長さ寸法より長い寸法を有する支柱を用いてもよい。すなわち、骨折の部位に応じて、支柱３の長さ寸法、形状および太さを適宜決めてよい。
【００７３】
前記各実施形態では、大腿骨８に対して、創外固定器１、１Ａを装着したが、本発明はこれに限らず、他の長管骨に対して採用してもよい。例えば、上腕骨や脛骨に本発明の創外固定器１、１Ａを装着してもよい。この場合、創外固定器１Ａでの場合のように、支柱の軸線に対する、本体の連結部の中心線の傾斜角度を、骨の形状に合わせて適宜設定してよい。ここで、大腿骨８の固定において、前述のように、支柱の軸線に対する連結部の中心線の傾斜角度を略１０°とすれば、大腿骨頚部８１の骨軸Ｓ１と大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２との傾斜角度と略一致するので、ピン６１、６２を大腿骨頚部８１の骨軸Ｓ１および大腿骨骨幹８２の骨軸Ｓ２に、確実に挿入することができる。
【００７４】
前記各実施形態では、大腿骨頚部８１に挿入されるピン６１は、骨折部分に挿入されているが、本発明は、ピン６１、６２の挿入位置を限定するものではない。すなわち、骨折部位の近位および遠位にピン６１、６２が挿入され、固定対象となる骨を固定できる位置であれば、ピン６１、６２の挿入位置は問わない。
【００７５】
前記各実施形態では、創外固定器１、１Ａは、骨折時の固定を目的として、骨８に装着したが、本発明はこれに限らず、変形矯正や骨延長等を目的として創外固定器１、１Ａを採用してもよい。変形矯正の場合では、一定の期間ごとにピン６２の支柱３に対する角度を変更すればよく、また、骨延長の場合では、ピン６１、６２を本体２および支柱３に沿って摺動させ、ピン６１、６２の挿入位置の間隔を一定の期間ごとに広げればよい。
【００７６】
前記各実施形態では、創外固定器１、１Ａは、単独で骨８を固定する部材としたが、本発明はこれに限らず、他の部材と組み合わせた構成としてもよい。例えば、関節を跨いで骨を固定する場合等において、支柱３が他の部材と連結して構成され、関節を跨ぐ一方の骨の固定に、本発明の創外固定器１、１Ａが使用されるような構成であってもよい。
【００７７】
前記各実施形態では、本体２、２Ａに形成された上面部２１、２Ａ１、底面部２２、２Ａ２および連結部２３、連結部２Ａ３は、一体的に形成されるとしたが、本発明はこれに限らず、それぞれを別部材として形成し、これらを連結して本体２、２Ａを構成してもよい。ここで、上面部、底面部、連結部を別部材として構成する際に、連結部に対して上面部および底面部が当接される部分を軸として、それぞれ回動自在に構成してもよい。この場合、上面部および底面部の端部に取り付けられる支柱の軸線と、連結部の中心線との傾斜角度を自由に設定することができ、これにより、固定対象である骨の骨軸に確実にピン６１、６２を挿入することができる。
【００７８】
【発明の効果】
本発明によれば、構造が簡易な創外固定器およびクランプ具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態に係る創外固定器を示す側面図
【図２】前記実施形態における創外固定器を示す斜視図
【図３】前記実施形態における創外固定器の本体、保持部材および取付部材を示す断面図
【図４】前記実施形態における保持部材を示す平面図
【図５】前記実施形態における取付部材を示す斜視図
【図６】前記実施形態における保持部材を示す平面図
【図７】前記実施形態におけるクランプ具を示す平面図
【図８】前記実施形態におけるクランプ具を示す分解斜視図
【図９】前記実施形態における仮固定状態のクランプ具を示す平面図
【図１０】本発明の第２実施形態に係る創外固定器を示す側面図
【図１１】前記実施形態の創外固定器の本体を示す側面図
【図１２】従来の創外固定器および保持部材を示す分解斜視図
【符号の説明】
１、１Ａ・・・創外固定器
２、２Ａ・・・本体
３・・・支柱
５・・・クランプ具
８・・・大腿骨（骨）
１１、１Ａ１・・・固定具
２１、２Ａ１・・・上面部（側部）
２２、２Ａ２・・・底面部（側部）
２３、２Ａ３・・・連結部
４１、４２・・・保持部材（クランプ部）
５１・・・第１挟持部材（挟持部材）
５２・・・第２挟持部材（挟持部材）
５３・・・ボルト（固定部材）
６１・・・ピン（第１軸状部材）
６２・・・ピン（第２軸状部材）
８１・・・頚部（骨端）
８２・・・骨幹
２１１Ａ・・・貫通孔
２１１Ｂ・・・挟持部
５１Ａ、５２Ａ・・・ピン固定部（他の延出部）
５１Ｂ、５２Ｂ・・・支柱固定部（延出部）
５１２、５２２・・・取付部（固定部）
５１３、５１４、５２３、５２４・・・ピン当接部（挟持片）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides an external fixator that inserts a shaft-like member into a bone and fixes the bone, and attaches the shaft-like member to a support column, and the axial direction of the shaft-shaped member is substantially orthogonal to the axial direction of the support column It is related with the clamp tool which hold | maintains the said shaft-shaped member.
[0002]
[Background]
Conventionally, an external fixator is known as a fixing device for fixing a bone in the case of fracture or correction. The external fixator includes a plurality of pins that are shaft-like members that are inserted into a bone to be fixed from outside the body, and a fixing member that holds and fixes these pins. As such an external fixator, an external fixator used for fractures in the neck of a femur is known (for example, see Patent Document 1).
[0003]
FIG. 12 shows a schematic perspective view of a conventional external fixator.
As shown in FIG. 12, the external fixator 9 includes a holding member (trochanter clamp 91) having two pins 10 having different angles inserted into the neck of the femur and a columnar shaft of the femur. A holding member (diaphyseal clamp 92) having three pins 10 to be inserted and an intermediate member 93 for connecting these holding members are provided, and the respective pins 10 are inserted into the neck and the diaphysis of the bone and the bones are inserted. To fix.
[0004]
A trochanter clamp 91 that tilts and holds the pin 10 inserted into the femoral neck includes a base 911 and a cover 912, and the pin 10 is sandwiched between opposing surfaces of the base 911 and the cover 912. Further, the diaphyseal clamp 92 that holds the pin 10 inserted into the femoral diaphysis includes an upper base 921, an upper cover 922 disposed to face the upper base 921, a lower base 923 attached to the lower portion of the upper base 921, A lower cover 924 disposed to face the lower base 923 is provided. In the upper base 921, the pins 10 are held on the opposed surfaces of the upper base 921 and the upper cover 922, and in the lower base 923, the pins 10 are held on the opposed surfaces of the lower base 923 and the lower cover 924. . This diaphyseal clamp 92 is attached to the base 911 of the trochanter clamp 91 through an intermediate member 93 so as to be rotatable about an axis substantially parallel to the longitudinal direction of the trochanter clamp 91, and the pin 10 is attached to the femoral diaphysis. It can be inserted into the bone axis. Therefore, in the external fixator 9, if at least one of the pins 10 inserted into the diaphysis is inserted into the diaphysis at an angle with respect to the other pins 10, the degree of fixation to the diaphysis will be increased. Is improved.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-T-9-504462 (FIG. 12, pages 12 to 16)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such an external fixator, the trochanter clamp supports the diaphyseal clamp via the intermediate member, and also in the diaphyseal clamp, the lower base is attached to the upper base. There exists a subject that the structure which comprises an external fixing device is complicated. Moreover, since the parts which comprise each member are complicated in shape and lack in similarity, there is a problem that it is necessary to form each part individually.
Therefore, in the trochanter clamp and the diaphyseal clamp, if the parts having different shapes are not combined, the intended actions and effects cannot be enjoyed, and there is a demand for a trochanter clamp and diaphyseal clamp that can achieve the object with a simpler structure.
[0007]
An object of the present invention is to provide an external fixator and a clamp that have a simple structure.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The external fixator of the present invention is driven proximally of a fracture site, and is driven distally of the fracture site across the fracture site with a first shaft member having a proximal end exposed to the outside of the human body. An external fixator comprising: a second shaft-shaped member whose end is exposed to the outside of the human body; and a fixture for connecting and fixing the first shaft-shaped member and the second shaft-shaped member. A main body configured in a substantially U-shaped side surface provided with a pair of side portions opposed to each other and a connecting portion that connects between one ends of these side portions, and a column attached between the other ends of the pair of side portions. The first shaft-shaped member has a proximal end fixed to the connecting portion of the main body, and the second shaft-shaped member is attached to the column via a clamp that is pivotally and slidably attached to the column. It is characterized by being fixed to.
[0009]
Here, “proximal” and “distal” indicate a relative positional relationship with respect to the fracture site. When the external fixator of the present invention is used for a fracture of the femoral neck, the proximal portion of the fracture site where the first shaft-like member is driven is from the femoral head centered on the femoral neck to the trochanter. The range from the trochanter to the femoral shaft is the distal end of the fracture site where the second shaft-like member is driven.
[0010]
According to the present invention, the external fixator includes a fixing member including a main body having a substantially U-shaped side surface and a support column connecting a pair of side portions formed on the main body, and has a first shaft shape. The member is fixed to the connecting portion of the main body, and the second shaft-shaped member is structured to be attached to the support column via a clamp tool. For this reason, unlike the conventional external fixator, the holding member does not have a structure for supporting the other holding member, and the holding member and the other holding member are independently attached to the main body and the support column. The structure can be simplified. In addition, the clamp device that holds the second shaft-like member is attached to the support column so that it can be rotated and slid along the support column. Therefore, the clamp device can be rotated about the support column and slid along the support column. By moving it, even when the bone to be fixed is bent or deformed, the shaft-like member can be reliably inserted into the bone axis.
[0011]
In the present invention, a plurality of first shaft-shaped members are driven proximal to the fracture site, and at least one of the plurality of first shaft-shaped members is provided slidably with respect to the connecting portion. It is preferable to be fixed to the clamp part to be provided.
According to the present invention, since the plurality of first shaft-shaped members are driven in the vicinity of the fracture site, the fracture portion can be reliably fixed. Further, since at least one of the first shaft-like members is slidably provided, the insertion position of the first shaft-like member can be changed in accordance with the shape of the bone, the position of the fracture site, or the like.
[0012]
In the present invention, it is preferable that the slidable clamp portion maintains the first shaft-like member at a predetermined angle with respect to the bone axis.
According to the present invention, the distance between the first shaft-shaped member and the other first shaft-shaped member is maintained while maintaining the insertion angle of the first shaft-shaped member fixed to the clamp portion to the bone axis by sliding the clamp portion. Can be widened. Therefore, the first shaft-like member can be maintained according to the state of fracture or deformation, or the bone site into which the first shaft-like member is inserted.
[0013]
In the present invention, it is preferable that the other end of the side portion is formed with a through-hole through which the support column passes and a holding portion that reduces the diameter of the through-hole and holds the support column in the radial direction.
According to the present invention, the strut passes through the through-hole formed in the side portion of the main body, and is sandwiched by the sandwiching portion that reduces the diameter of the through-hole. The column can be removed. Therefore, it is possible to select and employ a strut that matches the size and shape of the bone to be fixed, and to improve the versatility of the external fixator.
[0014]
In this invention, it is preferable that the said support | pillar is formed with carbon.
According to the present invention, carbon hardly causes artifacts in MRI (magnetic resonance imaging) examination and MRA (magnetic resonance blood vessel imaging) examination, so that the influence of the strut on these examination results can be suppressed. Also, since carbon transmits X-rays, X-ray imaging with the external fixator of the present invention attached becomes possible. Furthermore, since the support | pillar formed with carbon is strong, the intensity | strength as a support | pillar which supports a 2nd shaft-shaped member is securable.
[0015]
In this invention, it is preferable that the said connection part is formed so that the centerline of the connection direction of the said connection part may incline with respect to the axis line of the said support | pillar.
In this case, it is preferable that the center line is inclined approximately 10 ° with respect to the axis of the support column.
According to the present invention, when the bone to which the external fixator is attached is bent, the first shaft-like member is inserted into the bone axis of one of the bones at both ends centering on the bent portion. Then, since the bone axis of the other bone and the axis of the support column are substantially parallel, the second shaft-like member can be inserted into the bone axis of the other bone. Here, in the case of fixing a long bone having a long length, when a column having a long length is employed by exchanging it or the like, the axis of the column becomes substantially parallel to the bone axis of the other bone. . Thereby, even if it attaches the clamp tool holding a 2nd axial member to the edge part of a support | pillar, a 2nd axial member can be reliably inserted in the bone axis of the other bone. Therefore, the first and second shaft-like members can be reliably inserted.
In particular, when an external fixator is used for fixing the femur, if the inclination angle between the center line of the connecting portion and the axis of the support column is approximately 10 °, the bone axis of the femoral neck and the bone of the femoral shaft It is substantially coincident with an inclination of about 10 ° with respect to the axis. That is, when the first axial member is inserted into the bone axis of the femoral neck, the struts are arranged substantially parallel to the bone axis of the femoral shaft. At this time, even when the length of the support is increased in accordance with the length of the femur, since the support is substantially parallel to the bone axis of the femoral shaft, the second axis held by the clamp attached to the support The shaped member can be inserted into the bone shaft of the femoral shaft. Accordingly, it is possible to reliably insert the first shaft-like member into the bone axis of the femoral neck and the second shaft-like member into the bone shaft of the femoral shaft in accordance with the curvature of the femur.
[0016]
The clamp device of the present invention is a clamp device that fixes a shaft-like member that is driven into a diaphysis and is exposed to the outside of the wound with respect to a post extending along the bone axis outside the wound, and is a plan view. The L-shaped inner portion is in contact with the support at the inner portion of the L-shape, and each of the L-shaped extending portions sandwiches the support and extends in the other direction in the extension direction of the support. A pair of substantially identically shaped clamping members that are arranged to face each other so that the protruding portions overlap each other, and the extending portions of the respective holding members are brought close to the distal ends of the one L-shaped extending portions. A fixing portion for fastening and fixing the column is formed, and a holding piece for holding the outer peripheral surface of the shaft-like member is projected from the other extending portion of the opposing surfaces of each holding member. Features.
[0017]
According to the present invention, the clamp tool is constituted by a pair of substantially L-shaped sandwiching members having substantially the same shape, sandwiching the support column from one extension portion, and sandwiching each other so that the other extension portions overlap each other. Since it is a structure where a member is arrange | positioned, the structure as a clamp tool can be simplified. That is, the shaft-shaped member is disposed on the surface of the other extension part from which the sandwiching piece for sandwiching the shaft-shaped member protrudes, and the respective sandwiching members are disposed so as to sandwich the column, and are fixed at the fixing portion. Since it is a structure, a structure can be simplified, ensuring the function as a clamp tool.
In addition, since the respective clamping members are arranged and fixed so as to sandwich the support column, other members are formed at both ends of the support column, so that it cannot be inserted from both ends of the support column along the axial direction of the support column. But you can attach the clamp. Therefore, the versatility of the holding member can be improved.
[0018]
In the present invention, it is preferable that a plurality of the holding pieces project from the inserted shaft-like member, and each holding piece is disposed at a position shifted in the extending direction of the shaft-like member.
In the present invention, since the sandwiching pieces are arranged at positions shifted in the extending direction of the shaft-shaped member to be fixed, each of the sandwiching members has a large number of portions that sandwich the shaft-shaped member. Compared to the case of clamping, the shaft-like member can be securely held. Further, when the respective clamping members are arranged to face each other, the clamping piece formed on one clamping member does not overlap the clamping piece formed on the other clamping member, so that the thickness of the clamping tool can be reduced. it can. Therefore, the size of the clamp tool can be reduced.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[1. First Embodiment]
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, a first embodiment of the invention will be described with reference to the drawings.
The side view which shows arrangement | positioning with the external fixator which concerns on 1st Embodiment, and the bone fixed to this external fixator is shown by FIG.
As shown in FIG. 1, the external fixator 1 is used for fixing a long bone in the case of a fracture or the like, and particularly from the neck 81 of the femur 8 or its periphery, that is, from the femoral head. This is effective for fractures up to the trochanter. The external fixator 1 includes pins 61 and 62 that are a plurality of shaft-like members, and a femoral neck 81 when attached to the epiphysis and shaft of a long bone, that is, the femur 8. By holding and fixing the pins 61 and 62 inserted into the femoral shaft 82 with the external fixator 1, the long bone, particularly the femur 8, is fixed.
In the present embodiment, the case where the femoral neck 81 has a fracture site and the external fixator 1 is used to fix the femur 8 will be described. For example, a fracture of a long bone such as a humerus or a tibia The external fixator 1 may be used for this. In this case, the pins 61 and 62 are inserted into the epiphysis and diaphysis of the long bone, and the pins 61 and 62 are fixed by the external fixator 1. do it. In addition to fractures, for example, it may be used for deformation correction or bone extension in osteotomy.
[0020]
(1) Overall configuration
FIG. 2 shows a schematic perspective view of the external fixator 1.
As shown in FIG. 2, the external fixator 1 includes a fixture 11 including a main body 2 and a support 3. In the main body 2, holding members 41 and 42 as clamp portions for holding pins 61 as first shaft-like members inserted into the femoral neck portion 81, and in the support 3, the femoral shaft 82 is inserted into the femoral shaft 82. A clamp 5 for holding a pin 62 as a second shaft member is attached. In addition, the support | pillar 3 is a shaft-shaped member made of carbon having a substantially circular cross section, and has substantially the same length as the length in the longitudinal direction of the main body 2. The pins 61 and 62 are not shown in the figure, but in order to facilitate insertion into the femur 8 and to prevent the inserted pins 61 and 62 from coming out of the femur 8, Is formed with a spiral groove.
[0021]
(2) Body 2
The main body 2 is a substantially U-shaped duralumin member, and the main body 2 is arranged substantially in parallel with each other, and an upper surface portion 21 and a bottom surface portion 22 as side portions forming the upper surface and the bottom surface of the main body 2; A connecting portion 23 that connects one end of the upper surface portion 21 and the bottom surface portion 22 is integrally formed.
[0022]
A support column holding part 211 that holds and fixes the support column 3 is formed on the distal end side of the upper surface part 21. The support holder 211 is provided with a through hole 211A through which the support 3 is penetrated, a bolt 212 and a nut 213 for fixing the support 3, and reduces the diameter of the through hole 211A to hold the support 3 in the radial direction. The holding part 211B is included.
The through hole 211 </ b> A has a base end side of the upper surface portion 21 formed along the outer peripheral shape of the support column 3, and is formed in a substantially Ω-shape in plan view that opens toward the tip. In this through hole 211 </ b> A, the column 3 penetrates in a substantially orthogonal direction with respect to the upper surface 21 </ b> A of the upper surface portion 21 at the base end side portion. Nipping portions 211B are formed on both ends of the through hole 211A so as to sandwich the through hole 211A.
Although not shown in the drawings, the pinching portions 211B are formed with holes in the direction penetrating the pinching portions 211B. Bolts 212 for fixing the support columns 3 are inserted through these holes to narrow the interval between the holding portions 211B. A nut 213 is attached to the tip of the bolt 212. With such a configuration, by tightening the bolt 212 and the nut 213, the interval between the holding portions 211 </ b> B is narrowed, and the column 3 is tightened by reducing the diameter of the through hole 211 </ b> A, so the column 3 is fixed to the upper surface portion 21. .
In addition, also in the bottom face part 22, the support | pillar holding part 221 is formed similarly to the upper surface part 21, and the structure is also made substantially the same.
[0023]
The connecting portion 23 is a portion that connects the end portions of the top surface portion 21 and the bottom surface portion 22 as described above. The front surface 23 </ b> A of the connecting portion 23 corresponds to the front surface of the external fixator 1, and holding members 41 and 42 that hold the pins 61 inserted into the femoral neck portion 81 are attached thereto.
[0024]
FIG. 3 shows a cross-sectional view of the main body 2.
As shown in FIG. 3, a long hole 231 to which the holding member 41 is attached and two screw holes 232 and 233 to which the holding member 42 is attached are formed on the front surface 23 </ b> A of the connecting portion 23.
The long hole 231 is formed so that the width dimension and the vertical dimension are changed in two stages, and the small width part 231A opened on the front surface 23A of the connecting part 23 is greatly opened on the back surface 23B of the connecting part 23. Compared with the portion 231B, the vertical dimension and the width dimension are smaller. Further, the upper end of the large portion 231 </ b> B is connected to the upper surface portion 21 with a substantially rectangular opening 214.
A holding member 41 is attached to the front surface 23A side of the long hole 231 and an attachment member 43 is attached to the back surface 23B side. That is, the holding member 41 and the attachment member 43 are connected by the bolt 7 with the long hole 231 interposed therebetween. The structures of the holding member 41 and the attachment member 43 will be described in detail later.
[0025]
Two screw holes 232 and 233 are formed vertically on the lower portion of the front surface 23 </ b> A of the connecting portion 23. Among these screw holes 233, the screw hole 232 formed on the central side of the connecting portion 23 is formed so as to penetrate the connecting portion 23. Further, the screw hole 233 formed at the lower end of the connecting portion 23 is formed so as to sink into the bottom portion 22. Bolts 7 for attaching the holding member 42 to the front surface 23 </ b> A of the connecting portion 23 are attached to these screw holes 233, whereby the holding member 42 is attached to the connecting portion 23. The structure of the holding member 42 will be described in detail later.
[0026]
(3) Holding member 41
FIG. 4 shows a plan view of the holding member 41.
As shown in FIG. 4, the holding member 41 is a cylindrical body having a substantially oval shape when viewed from the front, and is attached to the front surface 23 </ b> A of the connecting portion 23 of the main body 2 and inserted into the femoral neck 81. This is a member that holds the pin 61. The holding member 41 is formed with two holes 411 and a groove 412 in which the pin 61 is disposed.
[0027]
The two holes 411 are holes through which the bolts 7 are inserted when the holding member 41 is attached to the front surface 23 </ b> A of the connecting portion 23 of the main body 2. These holes 411 are formed so that the inner diameter changes in two stages, and the inner diameter of the hole 411 decreases from the front to the back of the holding member 41, that is, according to the insertion direction of the bolt 7. The lower surface of the head 71 of the bolt 7 (FIG. 3) is in contact with the large diameter portion 411A having the large inner diameter, and the thread portion 72 (FIG. 3) of the bolt 7 is inserted into the small diameter portion 411B having the small inner diameter.
[0028]
The groove 412 is formed in a substantially X shape that opens on the back side of the holding member 41, and the pin 61 is disposed along the groove 412. The groove 412 is connected to openings 413 and 414 (FIG. 3) formed on the respective side surfaces of the holding member 41. Accordingly, the pin 61 is inserted into the holding member from any one of these openings 413 and 414, and the side surface of the pin 61 is brought into contact with the bottom of the groove 412. Here, the width of the groove 412 is substantially the same as the outer diameter of the pin 61, but the depth of the groove 412 is slightly smaller than the outer diameter of the pin 61, and the pin 61 is disposed in the groove 412. The side surface of the pin 61 is exposed from the back surface of the holding member 41.
[0029]
Here, the crossing angle of the substantially X-shaped groove 412 is approximately 80 ° at the substantially central portion of the holding member 41. That is, when the pin 61 is inserted into the femoral neck 81 along the groove 412 from one of these openings 413 and 414, the external fixator 1 is connected to the femur 8 as shown in FIG. When arranged substantially parallel, the pin 61 is inserted into the femoral neck 81 at an angle of approximately 40 °.
[0030]
(4) Mounting member 43
FIG. 5 shows a schematic perspective view of the attachment member 43.
The attachment member 43 is a member for attaching the holding member 41 to the long hole 231 formed in the connecting portion 23 of the main body 2. As shown in FIG. 5, the mounting member 43 is arranged with a bottom 431 that is a substantially oval cylindrical body in plan view, and the bottom 431 having the same center as the bottom 431, and substantially the same shape as the bottom 431. It consists of a smaller upper part 432.
[0031]
Screw holes 4321 are formed at both longitudinal ends of the upper surface 432A of the upper portion 432 from the upper surface 432A to the bottom surface of the bottom portion 431, and bolts 7 for attaching the holding member 41 are screwed into the screw holes 4321. Here, the length dimension of the upper portion 432 in the longitudinal direction is smaller than the length dimension in the vertical direction of the narrow portion 231A of the long hole 231 formed in the connecting portion 23 of the main body 2, and the length direction of the upper portion 432 The length dimension orthogonal to the height dimension and the height dimension of the upper portion 432 are substantially the same as the width dimension and the depth dimension of the small width portion 231A. Furthermore, the length dimension orthogonal to the longitudinal direction of the bottom portion 431 is substantially the same as the width dimension of the large portion 231 </ b> B of the long hole 231.
[0032]
Here, attachment of the holding member 41 and the attachment member 43 to the long hole 231 and holding of the pin 61 by the holding member 41 will be described.
The pin 61 is inserted through one of the openings 413 and 414 formed in the holding member 41, and the pin 61 is disposed in the groove 412. Thereafter, the side surface of the pin 61 exposed from the back surface of the holding member 41 is brought into contact with the front surface 23 </ b> A of the connecting portion 23 of the main body 2. Further, the attachment member 43 is attached from the back side of the connecting portion 23 so that the side surface of the upper portion 432 of the attachment member 43 abuts on the inner side surface of the narrow portion 231A of the long hole 231. At this time, the upper surface of the bottom portion 431 of the attachment member 43 is in contact with the bottom portion of the large portion 231B of the long hole 231, and the attachment member 43 is slidable along the long hole 231. In this state, the bolt 7 is inserted into the two holes 411 formed in the holding member 41, and the screw thread portion 72 of the bolt 7 is screwed into the screw hole 4321 formed in the mounting member 43. As a result, the holding member 41 is attached to the attachment member 43 provided in the long hole 231 of the connecting portion 23 and is slidable along the long hole 231. When the bolt 7 is tightened, the pin 61 partially exposed from the back surface of the holding member 41 is sandwiched and held between the holding member 41 and the front surface 23A of the connecting portion 23, and the holding member 41 is fixed. The
[0033]
(5) Holding member 42
FIG. 6 shows a plan view of the holding member 42.
As shown in FIGS. 3 and 6, the holding member 42 has substantially the same shape as the holding member 41, and two holes 421 are formed on the front surface 42 </ b> A and substantially X-shaped on the back surface side. A groove 422 is formed.
[0034]
Two holes 421 formed in the front surface 42 </ b> A are holes through which bolts 7 for attaching the holding member 42 to the front surface 23 </ b> A of the connecting portion 23 of the main body 2 are inserted. These holes 421 are formed in substantially the same shape as the holes 411 formed in the holding member 41, and although not shown, a large diameter portion and a small diameter portion are formed.
The groove 422 is connected to openings 423 and 424 formed on the side surface of the holding member 42. The width dimension and depth dimension of the groove 422 are substantially the same as the groove 412 of the holding member 41, and when the pin 61 is arranged in the groove 422, a part of the side surface of the pin 61 is exposed from the back surface of the holding member 42. To do.
[0035]
Like the groove 412 formed in the holding member 41, the groove 422 is formed in a substantially X shape that intersects at the approximate center of the holding member 42. However, unlike the case of the holding member 41, the groove 422 has an angle of about 90 °. Intersect with each other. That is, the pin 61 inserted from one of the openings 423 and 424 is inserted at an angle of about 45 ° with respect to the femoral neck 81 when the external fixator 1 is arranged substantially parallel to the femur 8. Will be.
[0036]
The fixing of the holding member 42 and the holding of the pin 61 by the holding member 42 are performed as follows.
The pin 61 is inserted from any one of the openings 423 and 424 formed in the holding member 42, the side surface of the pin 61 is aligned with the groove 422, and the side surface of the pin 61 exposed from the back surface of the holding member 42 is changed to the main body 2. Are brought into contact with the front surface 23A of the connecting portion 23. In this state, the bolt 7 is inserted into each of the holes 421 of the holding member 42, and then screwed into the screw holes 232 and 233 formed in the connecting portion 23 and tightened. Accordingly, the holding member 42 is attached to the front surface 23A of the connecting portion 23, and the pin 61 held by the holding member 42 is held and fixed between the groove 422 of the holding member 42 and the front surface 23A of the connecting portion 23. .
[0037]
(6) Clamp tool 5
FIG. 7 shows a plan view of the clamp 5.
As shown in FIGS. 2 and 7, the clamp device 5 is attached to the support column 3, and holds and fixes a single pin 62 that is inserted into the femoral shaft in a direction substantially orthogonal to the axial direction of the support column 3. It is a letter-shaped metal member. The clamp tool 5 can be attached to the support column 3 even if it is turned upside down. For this reason, even when the direction of the pin 62 held by the clamp tool 5 is limited to one direction, the clamp tool 5 can be attached. By attaching the support 3 to the support 3 upside down, the pin 62 can be inserted into the bone axis of the femoral shaft 82 from two directions across the support 3. As shown in FIG. 7, the clamp tool 5 has a substantially same shape, and includes a first sandwiching member 51 and a second sandwiching member 52 that are opposed to each other, and a bolt 53 that is a fixing member that fixes them. Yes.
[0038]
FIG. 8 shows an exploded perspective view of the clamp tool 5.
As shown in FIG. 8, the first clamping member 51 and the second clamping member 52 have a substantially L shape, and support column fixing portions 51B and 52B that are in contact with the support column 3 at the L-shaped inner portion thereof. The column fixing portions 51B and 52B are substantially orthogonal to the column fixing portions 51B and 52B, and pin fixing portions 51A and 52A are provided as the other extending portions where the pins 62 are arranged. In addition, the first clamping member 51 and the second clamping member 52 are arranged to face each other so that the pin fixing portions 51A and 52A overlap each other and face each other.
[0039]
The first clamping member 51 is formed with a column abutting surface 511 on which the column 3 abuts, a mounting portion 512 as a fixing portion, and pin abutting portions 513 and 514 as pinching pieces for the pin 62. Yes.
The column contact surface 511 is formed at the approximate center of the first clamping member 51 from the pin fixing unit 51A to the column fixing unit 51B. This support | pillar contact surface 511 is formed according to the outer periphery shape of the support | pillar 3. As shown in FIG. More specifically, the support abutment surface 511 is formed so as to be approximately half of the outer peripheral shape of the support 3, and substantially half of the side surface portion of the support 3 is in contact with the support abutment surface 511. Note that the thickness dimension of the first clamping member 51 is from the base end side of the column abutting surface 511 toward the distal end of the first clamping member 51, that is, the mounting portion 512 formed at the distal end of the column fixing part 51B. It is formed to be large.
[0040]
The attachment portion 512 is a portion to which a bolt 53 (FIG. 7) is attached to connect the first clamping member 51 and the second clamping member 52, and the clamp tool 5 is held by the column 3 by the attachment of the bolt 53. It is a fixed part. The tip of the mounting portion 512 has a substantially semicircular shape when viewed from the side. Further, a hole 512A is formed in a side surface of the mounting portion 512 in a direction substantially orthogonal to the axial direction of the support column 3, and a bolt 53 is inserted into the hole 512A.
[0041]
The pin contact portions 513 and 514 are formed in the pin fixing portion 51A at positions shifted along the extending direction of the pin fixing portion 51A, that is, alternately and opposed to each other. Specifically, the pin abutting portion 513 is formed on the opposite side of the column fixing portion 51B at the base end portion of the pin fixing portion 51A connected to the column fixing portion 51B. Moreover, the pin contact part 514 is formed in the front-end | tip part of 51 A of pin fixing parts at the support | pillar fixing part 51B side. The distance between the pin contact portions 513 and 514 is assumed to be larger than the outer diameter of the pin 62.
[0042]
Of the side surfaces of the pin contact portions 513 and 514, the pin contact surfaces 513A and 514A, which are axial member contact surfaces that face each other and are formed along the extending direction of the pin fixing portion 51A, The side surface of the pin 62 is brought into contact with the pin contact surfaces 513A and 514A.
[0043]
Similar to the first clamping member 51, the second clamping member 52 is formed in a substantially L shape from a pin fixing portion 52A and a column fixing portion 52B substantially orthogonal to the pin fixing portion 52A. , A mounting portion 522 and pin contact portions 523 and 524 are formed. In addition, since the structure of the support | pillar contact surface 521 and the pin contact part 523,524 is substantially the same structure as the support | pillar contact surface 511 and the pin contact part 513,514 formed in the above-mentioned 1st clamping member, Description is omitted.
[0044]
The mounting portion 522 is formed in substantially the same shape as the mounting portion 512 of the first clamping member 51, but on the side surface of the mounting portion 522 corresponding to the hole 512A formed in the mounting portion 512 of the first clamping member 51, It differs from the 1st clamping member 51 by the point in which 522A of screw holes are formed. The screw hole 522A is formed from one side surface of the mounting portion 522 to the other side surface, and the bolt 53 is screwed into the screw hole 522A.
[0045]
Here, the fixation of the column 3 and the pin 62 by the clamp 5 will be described.
FIG. 9 is a plan view showing the clamp 5 in the temporarily fixed state.
The clamp 5 is arranged in the first holding member 51 and the second holding member 52 so that the column contact surfaces 511 and 521 formed on the first holding member 51 and the second holding member 52 face each other. In the clamp 5, a bolt 53 that is inserted through a hole 512 </ b> A formed in the attachment portion 512 of the first holding member 51 and screwed into the screw hole 522 </ b> A formed in the attachment portion 522 of the second holding member 52 is attached. ing. The support 3 is in contact with the clamp 5 at a support contact surface 511 formed on the first holding member 51 and a support contact surface 521 formed on the second holding member 52. Further, the pin 62 is formed on the pin contact surfaces 513A and 514A formed on the pin contact portions 513 and 514 of the first holding member 51 and on the pin contact portions 523 and 524 of the second holding member 52. It is in contact with the non-contact surface. In this state, when the bolt 53 is rotated in the tightening direction, the first clamping member 51 is pushed in by the lower surface of the bolt 53 head, and the mounting portion 512 of the first clamping member 51 and the mounting portion 522 of the second clamping member 52 Is close. Accordingly, the first holding member 51 rotates relative to the second holding member 52 in the direction of arrow A about the axis of the column 3 as the rotation center, and contacts the column 3 with the column abutment surface 511. The clamp 3 is tightened together with the support abutment surface 521, and the clamp 5 holds and fixes the support 3 from a direction substantially orthogonal to the axial direction of the support 3. Further, the rotation of the first clamping member 51 causes the pin abutting portion 513 of the first clamping member 51 that has been in contact with the pin 62 to approach the pin abutting portion 524 of the second clamping member 52 (arrow). B direction), the pin contact portion 514 of the first clamping member 51 moves in a direction (arrow C direction) close to the pin contact portion 523 of the second clamping member 52, and thus each pin contact portion 513. 514, 523, and 524 press the pin 62 and pinch the pin 62. Thereby, the pin 62 is held and fixed from a direction substantially orthogonal to the axial direction of the pin 62. Therefore, by tightening the bolt 53, the clamp tool 5 is held by the support column 3 and holds and fixes the pin 62.
[0046]
On the other hand, when the bolt 53 is rotated in a direction in which the mounting portions 512 and 522 are separated in a state where the clamp tool 5 is fixed to the support column 3 and the pin 62 is held and fixed, the fixing of the clamp tool 5 described above is performed. The clamp 5 is released from the reverse movement. That is, as the bolt 53 rotates, the first clamping member 51 rotates in the direction opposite to the arrow A, and the attachment portions 512 and 522 are separated. As a result, the column 3 is tightened loosely by the column contact surfaces 511 and 521, and the holding of the column 3 is released. Similarly, since the pin 62 is tightened by the pin contact portions 513, 514, 523, and 524, the pin 62 is also released from holding and fixing.
[0047]
Here, the holding of the pin 62 by the clamp 5 and the attachment to the column 3 will be described.
The pin 62 is inserted from between the first pin contact portion 513 and the second pin contact portion 514 formed in the pin fixing portion 51A of the first clamping member 51, or the first pin contact portion 513 and the first pin contact portion 513 The pin 62 is inserted from the side of the 2-pin contact portion 514, and the side surface of the pin 62 is brought into contact with the first pin contact surface 513A and the second pin contact surface 514A. Further, the side surface of the column 3 is brought into contact with the column contact surface 511 of the first clamping member 51 and the column contact surface 521 of the second clamping member 52. Thereafter, the first clamping member 51 and the second clamping member 52 are arranged to face each other. In this state, the bolt 53 is inserted into the hole 512A formed in the mounting portion 512 of the first clamping member 51 and screwed into the screw hole 522A formed in the mounting portion 522 of the second clamping member 52. Tighten 53 and temporarily fix. At this time, the second pinching member 52 is arranged such that pin contact surfaces (not shown) of the first pin contact portion 523 and the second pin contact portion 524 of the second holding member 52 are in contact with the side surfaces of the pins 62. Place. Thereafter, if necessary, the clamp 5 is slid along the support column 3 and rotated around the axis of the support column 3 to insert the pin 62 into the insertion position. If the bolt 53 is tightened after the pin 62 is inserted, the clamp tool 5 in the temporarily fixed state is fixed to the support column 3, and the pin 62 is held and fixed.
[0048]
(7) Effects of the first embodiment
The first embodiment of the present invention has the following effects.
(7-1) The external fixator 1 includes a main body 2 and a fixture 11 including a support 3 that connects the upper surface portion 21 and the bottom surface portion 22 formed on the main body 2. Further, the holding members 41 and 42 for holding the pin 61 inserted into the femoral neck 81 are attached, and the clamp device 5 for holding the pin 62 inserted into the femoral shaft 82 is attached to the support 3. . According to this, since the holding members 41 and 42 and the clamp tool 5 are independently attached to the main body 2 and the support column 3, the structure can be simplified as compared with the conventional external fixator.
Moreover, since the clamp tool 5 is each attached to the support | pillar 3, it is not a structure where a holding member supports another holding member like the conventional external fixator. Therefore, the structure of the external fixator 1 is stabilized and high strength can be obtained.
[0049]
(7-2) The clamp 5 that holds the pin 62 inserted into the femoral shaft 82 is slidable along the column 3. According to this, the insertion position of the pin matched with the fixed position of the femur 8 can be set finely by sliding the clamp tool 5 along the support | pillar. Further, since the clamp tool 5 is rotatable about the support column 3, even when the femur 8 to be fixed is bent or deformed, the clamp tool 5 is rotated and necessary. If it exists, it can slide along the support | pillar 3, and the pin 62 can be reliably inserted in a bone axis.
[0050]
(7-3) The holding member 41 is slidable along the connecting portion 23 of the main body 2. According to this, the pin 61 inserted into the femoral neck 81 can be easily positioned. In addition, when the bone other than the femur 8 is fixed, or the insertion position of the pin 61 can be changed according to the size of the femoral neck 81, the fracture location, or the like. Therefore, the pin 61 can be stably inserted into the femoral neck 81.
[0051]
(7-4) The pins 61 inserted into the femoral neck 81 are held by the holding members 41 and 42 at angles of approximately 40 ° and 45 °, respectively. Here, when the pin 61 is inserted at approximately 45 °, the femoral neck 81 and the femoral shaft 82 are connected with an inclination of approximately 135 °, so that the pin 61 held by the holding member 42 is connected to the thigh. The shaft-like member can be inserted in accordance with the inclination of the femoral neck 81 by being inserted into the bone neck 81 at approximately 45 °. Further, since the pin 61 held by the holding member 41 is inserted into the femoral neck 81 at approximately 40 °, the pin 61 is inserted from two insertion directions of approximately 45 ° and approximately 40 °. It is possible to make it difficult to remove the external fixator 1 from the bone neck portion 81. Therefore, the mounting stability of the external fixator 1 can be improved. Furthermore, since the pin 61 can be inserted into the femoral neck 81 within a range of approximately 45 ° or less depending on the mounting position of the external fixator 1, the pin 61 can be inserted in accordance with the shape of the bone to be fixed.
[0052]
(7-5) The support column 3 is held by a support column holding part 211 including a through hole 211A and a holding part 211B formed in the upper surface part 21 and the bottom surface part 22 of the main body 2. According to this, the support | pillar 3 can be removed from 211 A of through-holes by cancelling | pinching the support | pillar 3 by the clamping part 211B. Therefore, the support | pillar 3 can be replaced | exchanged and the support | pillar 3 matched with the dimension and shape of the bone to fix can be selected and employ | adopted. Therefore, the versatility of the external fixator 1 can be improved. For example, even if the fracture site is more distal, such as a subtrochanteric fracture, it can be dealt with.
[0053]
(7-6) The column 3 to which the clamp 5 that holds the pin 62 is attached is formed of carbon. According to this, carbon can make it difficult to produce artifacts in MRI inspection and MRA inspection. Further, since carbon transmits X-rays, it is possible to suppress X-ray imaging of the wearer's bone while suppressing the influence of wearing the external fixator 1. Therefore, the influence of the external fixator 1 on these inspection results can be suppressed. Moreover, since the support | pillar 3 formed with carbon is strong, the intensity | strength required for the support | pillar 3 is securable.
[0054]
(7-7) The clamp tool 5 is composed of a first clamping member 51 and a second clamping member 52 having substantially the same shape, and the clamp tool 5 is attached to the support column 3 independently. According to this, in the case where a plurality of the clamp tools 5 are provided on the support column 3, the clamp tools 5 are respectively attached to the support columns, so that the structure of the clamp tool 5 can be simplified. Moreover, since the 1st clamping member 51 and the 2nd clamping member 52 are substantially the same shape, since the components formed by processing each clamping member can be made common at the time of component manufacture, a clamp tool 5 can be simplified and the manufacturing cost can be reduced.
Furthermore, the 1st clamping member 51 and the 2nd clamping member 52 which comprise the clamp tool 5 are attached so that the support | pillar 3 may be pinched | interposed. According to this, even if it is a case where the clamp tool 5 cannot be inserted from the both ends of the support | pillar 3, the clamp tool 5 can be attached to the support | pillar 3 so that it may pinch | interpose with the 1st clamping member 51 and the 2nd clamping member 52. it can. Therefore, the versatility of the clamp tool 5 can be improved.
[0055]
(7-8) Since the pin contact portions 513, 514, 523, and 524 formed on the first holding member 51 and the second holding member 52 are formed so as to be shifted in the extending direction of the pin 62, respectively. When the first clamping member 51 and the second clamping member 52 are arranged to face each other, the pin abutting portions 513 and 514 of the first clamping member 51 sandwich the pin 62 and the pin abutting portions 523 of the second clamping member 52, It will face 524. Accordingly, the pin 62 can be securely clamped, and when the first clamping member 51 and the second clamping member 52 are arranged to face each other, the pin contact portions 513, 514, 523, and 524 do not overlap. The clamp 5 can be formed thin.
[0056]
(7-9) Two clamp tools 5 for holding the pin 62 inserted into the femoral shaft 82 are provided on the support column 3. The clamp 5 can be attached to the support column 3 upside down. In this case, the pin 62 is inserted into the bone axis of the femoral shaft 82 from two insertion directions. According to this, since each pin 62 can be inserted into the bone axis with an open angle, the external fixator 1 can be made difficult to come off the diaphysis. Therefore, the attachment stability of the external fixator 1 to the femur 8 can be improved.
[0057]
(7-10) When the support 3 and the pin 62 are held and fixed by the clamp 5, the mounting portions 512 and 522 formed on the first clamping member 51 and the second clamping member 52 are close to each other. The bolt 53 is attached. According to this, with the attachment of the bolt 53, the first clamping member 51 rotates about the support column 3 as an axis. By this rotation, the pin contact portions 513 and 514 formed on the first holding member 51 are close to the pin contact portions 523 and 524 formed on the second holding member 52 with the pin 62 interposed therebetween. Move and hold the pin 62. Therefore, each of the pin contact portions 513, 514, 523, and 524 formed on the first holding member 51 and the second holding member 52 presses the pin 62, and the pin 62 can be held. Here, the pin 62 is sandwiched between two portions, a portion where the pin contact portions 513 and 524 face each other and a portion where the pin contact portions 514 and 523 face each other. . Therefore, the pin 62 can be securely clamped.
[0058]
(7-11) The main body 2 includes an upper surface portion 21 and a bottom surface portion 22 and a connecting portion 23 that connects these end portions, and thereby has a substantially U-shape. According to this, when the external fixator 1 is attached to the femur 8 and the femur 8 is viewed from the side, that is, when the femur 8 is viewed with the femoral neck 81 as the back side, the external fixator 1 Is arranged with the substantially U-shape formed from the upper surface portion 21, the bottom surface portion 22 and the connecting portion 23 as the front surface. Accordingly, the X-ray can be prevented while the external fixator 1 is worn since the external fixator 1 can be prevented from irradiating the femur 8 with X-rays during X-ray imaging from the side of the femur 8. Shooting can be performed.
[0059]
(7-12) The main body 2 and the support column 3 of the external fixator 1 are made of duralumin. Here, the characteristics of duralumin include excellent mechanical properties such as high strength and easy processing, and light weight. Therefore, the external fixator 1 can be easily processed and manufactured, and the strength as the external fixator 1 can be secured. Moreover, since the external fixator 1 becomes lightweight, the burden on the wearer can be reduced.
[0060]
[2. Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. External fixator 1A of 2nd Embodiment has a different point in the shape of a main body compared with external fixator 1 shown in 1st Embodiment. In the following description, parts that are the same as or substantially the same as those already described are assigned the same reference numerals and description thereof is omitted. Although the external fixator 1A of the second embodiment is described as being attached to the femur 8, the external fixator 1A is not limited to the femur 8, but may be used for other long bones such as the tibia.
[0061]
FIG. 10 shows an external fixator 1A according to the second embodiment.
As shown in FIG. 10, the external fixator 1 </ b> A includes a fixing device 1 </ b> A <b> 1 having a main body 2 </ b> A and a column 3, and the main shaft 2 </ b> A has a first shaft-like member inserted into the femoral neck 81. The holding members 41 and 42 as the clamp portions for holding the pins 61 are attached. The support 3 is attached with a clamp 5 that holds a pin 62 as a second shaft-like member inserted into the femoral shaft 82.
[0062]
FIG. 11 shows a side view of the main body 2A.
As shown in FIG. 11, the main body 2A has a top surface portion 2A1 and a bottom surface portion 2A2 as side portions arranged substantially in parallel, and a connecting portion 2A3 that connects one end of the top surface portion 2A1 and the bottom surface portion 2A2. It is integrally formed.
Here, unlike the case of the main body 2 of the external fixator 1 described above, the connecting portion 2A3 is formed to be inclined with respect to the top surface portion 2A1 and the bottom surface portion 2A2. That is, in the main body 2A, the crossing angle between the alternate long and short dash line M1 indicating the extending direction of the upper surface portion 2A1 and the alternate long and short dash line L2 indicating the orthogonal direction to the center line L1 connecting the upper surface portion 2A1 and the bottom surface portion 2A2 in the connecting portion 2A3 It is formed to be 10 °. The same can be said for the bottom surface portion 2A2 and the connecting portion 2A3, and the intersection angle between the alternate long and short dash line M2 indicating the extending direction of the bottom surface portion 2A2 and the alternate long and short dashed line L3 indicating the direction perpendicular to the center line L1 of the connecting portion 2A3 is It is formed to be approximately 10 °. Here, the support columns 3 attached to the end portions of the top surface portion 2A1 and the bottom surface portion 2A2 are attached so as to be substantially orthogonal to the extending direction of the top surface portion 2A1 and the bottom surface portion 2A2, thereby connecting the connection portion 2A3 and the connection portion. The pin 61 held by the holding members 41 and 42 attached to the portion 2A3 has an inclination angle of about 10 ° with respect to the axis N of the support column 3.
The other configurations of the upper surface portion 2A1, the bottom surface portion 2A2, and the connecting portion 2A3 formed on the main body 2A are substantially the same as the configurations of the upper surface portion 21, the bottom surface portion 22 and the connecting portion 23 formed on the main body 2 described above. Since there is, description is abbreviate | omitted.
[0063]
Below, attachment of the external fixator 1A to the femur 8 will be described.
As shown in FIG. 10, the femoral neck 81 and the femoral shaft 82 are inclined so that the angle between the bone axis S1 of the femoral neck 81 and the bone axis S2 of the femoral shaft 82 is approximately 10 °. Is formed.
Here, the external fixator 1A is connected to the holding members 41 and 42 attached to the connecting portion 2A3 with the axis of the pin 61 (not shown in FIG. 10 because it overlaps the bone axis S1 of the femoral neck 81). When the pin 61 is inserted into the femoral neck 81 in accordance with the bone axis S1 of the femoral neck 81, the axis N of the column 3 of the external fixator 1A is substantially the same as the bone axis S2 of the femoral shaft 82. Arranged in parallel. This is because the inclination angle between the femoral neck 81 and the femoral shaft 82 and the inclination angle between the connecting portion 2A3 of the main body 2A and the support column 3 are substantially the same.
Accordingly, the pin 61 held by the holding members 41 and 42 attached to the connecting portion 2A3 of the main body 2A is inserted into the bone axis S1 of the femoral neck 81 and held by the clamp 5 attached to the support column 3. The pin 62 is inserted into the bone axis S <b> 2 of the femoral shaft 82.
[0064]
Here, the external fixator 1 </ b> A can fix almost all the long bones by changing the length of the support 3. For example, the femur 8 described above is the longest long bone in the human body and reaches an average length of about 40 cm in an adult. For this reason, depending on the strength of the femur 8, the position of the fracture site, etc., the length dimension of the column 3 of the external fixator 1A is made longer than the length between the end portions of the upper surface portion 2A1 and the bottom surface portion 2A2 of the main body 2A. It is necessary to insert the pin 62 into the femoral shaft 82 by attaching the clamp 5 to the end of the support column 3 away from the femoral neck 81. Also in this case, the axis N of the support column 3 is substantially parallel to the bone axis S2 of the femoral shaft 82, and the pin 62 is inserted into the bone axis S2 of the femoral shaft 82.
[0065]
Therefore, according to the second embodiment of the present invention, substantially the same effects as the above (7-1) to (7-12) can be obtained, and the following effects can be obtained.
The connecting portion 2A3 formed on the main body 2A of the external fixator 1A is such that a center line L1 connecting the upper surface portion 2A1 and the bottom surface portion 2A2 of the connecting portion 2A3 is inclined by approximately 10 ° with respect to the axis N of the support column 3. Is formed. According to this, when fixing the femoral neck 81 in a fracture or the like, the pin 61 can be inserted into the bone axis S1 of the femoral neck 81 if the connecting portion 2A3 is disposed along the bone axis S1 of the femoral neck 81. At the same time, since the axis N of the support 3 is substantially parallel to the bone axis S2 of the femoral shaft 82, the pin 62 can be inserted into the bone axis S2 of the femoral shaft 82. Therefore, the femur 8 can be securely fixed by inserting the pins 61 and 62 into the bone axis of the femur 8 in accordance with the curvature of the bone to be fixed.
[0066]
In particular, since the strut 3 is disposed substantially parallel to the bone axis S2 of the femoral shaft 82, the femur 8 can be reliably secured even to a long bone having a relatively long length, such as the femur 8. The pin 62 can be inserted into the diaphysis 82. That is, even if the column 3 is replaced with a column 3 having a long length, the axis N of the column 3 is substantially parallel to the bone axis S2 of the femoral shaft 82. Therefore, even if the clamp 5 is attached to the portion of the column 3 that is not the portion sandwiched between the upper surface 2A1 and the bottom 2A2 of the main body 2A, the pin 62 held by the clamp 5 is securely attached to the bone of the femoral shaft 82. It can be inserted into the axis S2.
[0067]
[3. Modification of Embodiment]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and includes other configurations and the like that can achieve the object of the present invention, and includes the following modifications and the like.
In each said embodiment, although the pin 61 inserted in the femoral neck part 81 was the holding members 41 and 42 attached to the main body of the external fixator 1, the number of these holding members is restricted to two. It is not a thing. That is, the number of pins 61 inserted into the femoral neck 81 may be one or more, and the number of holding members that hold these pins 61 is the number corresponding to the pins 61. That's fine. Similarly, the number of pins 62 inserted into the femoral shaft 82 is two in this embodiment, but may be one or more. When the number of pins 61 and 62 inserted into the femoral neck 81 and the femoral shaft 82 is one, the external fixator 1 is easily detached from the femur 8, and many pins 61 and 62 are provided. Insertion of the device is a burden on the wearer of the external fixator 1. For this reason, as shown in the present embodiment, about two pins 61 are suitable for the pin 61 inserted into the femoral neck 81.
[0068]
In each of the above-described embodiments, the holding member 42 is fixed to the connecting portions 23 and 2A3 of the main bodies 2 and 2A. However, the present invention is not limited to this, and similarly to the holding member 41, the holding member 42 is slidable. You may comprise as follows. In this case, a long hole is formed from the upper end to the lower end of the front surface 23A of the connecting portion 23, and a holding member 41 and a new attachment member are provided in the long hole, and the holding member 42 is slid along the long hole. The holding member 42 may be attached freely. If the end of the bone is considered as the position of the bone to be attached, only the holding member 41 may be slidable along the long hole. In this case, the structure can be simplified.
[0069]
In each said embodiment, although the clamp tool 5 was arrange | positioned between the upper surface part 21 formed in the main body 2, and the bottom face part 22, if it attaches to the support | pillar 3, the attachment position of the clamp tool 5 will not be ask | required. That is, you may attach to the substantially U-shaped exterior of the main body 2, and you may determine the attachment position with respect to the support | pillar 3 of the clamp tool 5 suitably.
[0070]
In each of the above-described embodiments, the number of pin contact portions formed on the first and second clamping members 51 and 52 forming the clamp 5 is two, but a larger number of pin contact portions is used. It may be formed. In this case, pin contact portions are formed alternately facing the first and second sandwiching members 51 and 52, respectively, and when the first and second sandwiching members 51 and 52 are disposed to face each other, Any structure may be used as long as it is in contact with the side surface and holds and fixes the pin 62 by tightening the bolt 53. If two pin contact portions are provided, the pin 62 can be reliably held, and the minimum number of pin contact portions for that purpose is provided, so that the structure of the clamp tool 5 can be simplified.
[0071]
In each said embodiment, although the 1st and 2nd clamping members 51 and 52 were fixed with the volt | bolt 53 in the clamp tool 5, they may be fixed with another structure. For example, a hook-shaped holding member is provided in a portion corresponding to the attachment portion of the first and second holding members, and the holding member engages with a portion corresponding to the other attachment portion, whereby the first and first 2 The structure which fixes a clamping member is mentioned. In this case, the fixing may be facilitated by using an elastic member such as a spring. Alternatively, a substantially U-shaped member may be attached to the attachment portions 512 and 522 to fix them. In addition, if it is set as the structure which forms the screw hole in at least one of the attaching parts 512 and 522, and fixes the 1st and 2nd clamping members 51 and 52 using the volt | bolt 53 screwed together in this screw hole, it will be surely The first and second holding members 51 and 52 can be fixed, and the attachment to the support column 3 and the holding and fixing of the pin 62 can be easily performed.
[0072]
In each of the embodiments described above, the support column 3 has a length dimension substantially the same as the length dimension of the main body 2 in the longitudinal direction. However, the present invention is not limited to this, and has a dimension longer than the length dimension of the main body 2. A support may be used. That is, the length dimension, shape, and thickness of the support column 3 may be appropriately determined according to the fracture site.
[0073]
In each of the above embodiments, the external fixators 1 and 1A are attached to the femur 8; however, the present invention is not limited to this and may be adopted for other long bones. For example, the external fixator 1, 1A of the present invention may be attached to the humerus or tibia. In this case, as in the case of the external fixator 1A, the inclination angle of the center line of the connecting portion of the main body with respect to the axis of the support may be appropriately set according to the shape of the bone. Here, in fixing the femur 8, as described above, if the inclination angle of the center line of the connecting portion with respect to the axis of the support column is about 10 °, the bone axis S 1 of the femoral neck 81 and the bone of the femoral shaft 82 Since the angle of inclination substantially coincides with the axis S2, the pins 61 and 62 can be reliably inserted into the bone axis S1 of the femoral neck 81 and the bone axis S2 of the femoral shaft 82.
[0074]
In each said embodiment, although the pin 61 inserted in the femoral neck part 81 is inserted in the fracture part, this invention does not limit the insertion position of the pins 61 and 62. FIG. That is, the insertion positions of the pins 61 and 62 are not limited as long as the pins 61 and 62 are inserted proximally and distally of the fracture site and the bone to be fixed can be fixed.
[0075]
In each of the above-described embodiments, the external fixators 1 and 1A are attached to the bone 8 for the purpose of fixing at the time of fracture. However, the present invention is not limited to this, and external fixation is performed for the purpose of deformation correction, bone extension, and the like. Units 1 and 1A may be employed. In the case of deformation correction, the angle of the pin 62 with respect to the support 3 may be changed at regular intervals, and in the case of bone extension, the pins 61 and 62 are slid along the main body 2 and the support 3, What is necessary is just to widen the space | interval of the insertion position of 61 and 62 for every fixed period.
[0076]
In each of the above-described embodiments, the external fixators 1 and 1A are members that fix the bone 8 alone. However, the present invention is not limited thereto, and may be configured in combination with other members. For example, when fixing a bone across a joint, the support post 3 is connected to another member, and the external fixator 1, 1A of the present invention is used to fix one bone straddling the joint. Such a configuration may be used.
[0077]
In each of the above embodiments, the upper surface portions 21 and 2A1, the bottom surface portions 22 and 2A2 and the connecting portion 23 and the connecting portion 2A3 formed on the main bodies 2 and 2A are integrally formed. However, the main body 2 or 2A may be configured by forming them as separate members and connecting them. Here, when the upper surface portion, the bottom surface portion, and the connecting portion are configured as separate members, each of the upper surface portion and the bottom surface portion may be configured to be rotatable with respect to the connecting portion. . In this case, it is possible to freely set the inclination angle between the axis of the column attached to the end of the top surface and the bottom surface and the center line of the connecting portion, thereby ensuring the bone axis of the bone to be fixed. Pins 61 and 62 can be inserted into the.
[0078]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the external fixator and clamp tool with a simple structure can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an external fixator according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an external fixator in the embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a main body, a holding member, and an attachment member of the external fixator in the embodiment.
FIG. 4 is a plan view showing a holding member in the embodiment.
FIG. 5 is a perspective view showing a mounting member in the embodiment.
FIG. 6 is a plan view showing a holding member in the embodiment.
FIG. 7 is a plan view showing a clamp device in the embodiment.
FIG. 8 is an exploded perspective view showing the clamp device in the embodiment.
FIG. 9 is a plan view showing a clamp device in a temporarily fixed state in the embodiment.
FIG. 10 is a side view showing an external fixator according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a side view showing the main body of the external fixator of the embodiment.
FIG. 12 is an exploded perspective view showing a conventional external fixator and a holding member.
[Explanation of symbols]
1, 1A ... external fixator
2, 2A ... Body
3 ... post
5 ... Clamping tool
8 ... Femur (bone)
11, 1A1 ... Fixing tool
21, 2 A 1 ... upper surface part (side part)
22, 2A2 ... Bottom (side)
23, 2A3 ... connection part
41, 42 ... Holding member (clamp part)
51 ... 1st clamping member (clamping member)
52 ... 2nd clamping member (clamping member)
53 ... Bolt (fixing member)
61... Pin (first shaft member)
62 ... Pin (second shaft-shaped member)
81 ... Neck (bone end)
82 ... bone
211A ... through hole
211B ... clamping part
51A, 52A ... Pin fixing part (other extension part)
51B, 52B ... Prop fixing part (extension part)
512, 522 ... Mounting part (fixed part)
513, 514, 523, 524 ... Pin contact part (clamping piece)

Claims (9)

骨折部位の近位に打ち込まれ、基端が人体外に露出する第１軸状部材と、前記骨折部位を挟んで前記骨折部位の遠位に打ち込まれ、基端が人体外に露出する第２軸状部材と、これら第１軸状部材および第２軸状部材を連結固定する固定具とを備えた創外固定器であって、
前記固定具は、互いに対向配置される一対の側部及びこれら側部の一端間を連結する連結部を備えた側面略コ字状に構成される本体と、前記一対の側部の他端間に取り付けられる支柱とを備え、
前記第１軸状部材は、その基端が前記本体の連結部に固定され、
前記第２軸状部材は、前記支柱に回動かつ摺動自在に取り付けられるクランプ具を介して前記支柱に固定されることを特徴とする創外固定器。A first shaft-like member that is driven proximally of the fracture site and whose proximal end is exposed to the outside of the human body, and a second shaft that is driven distally of the fracture site across the fracture site and the proximal end is exposed to the outside of the human body. An external fixator comprising a shaft-shaped member and a fixture for connecting and fixing the first shaft-shaped member and the second shaft-shaped member,
The fixing device includes a pair of side portions disposed opposite to each other and a main body configured in a substantially U-shaped side surface including a connecting portion that connects between one ends of the side portions and the other end of the pair of side portions. And a support post attached to the
The base end of the first shaft-shaped member is fixed to the connecting portion of the main body,
The external fixator, wherein the second shaft-like member is fixed to the support post via a clamp that is rotatably and slidably attached to the support post. 請求項１に記載の創外固定器において、
前記骨折部位の近位には、複数本の第１軸状部材が打ち込まれ、
これら複数の第１軸状部材の少なくとも１つは、前記連結部に対して摺動自在に設けられるクランプ部に固定されていることを特徴とする創外固定器。The external fixator according to claim 1,
Proximal to the fracture site, a plurality of first shaft members are driven,
An external fixator, wherein at least one of the plurality of first shaft-like members is fixed to a clamp portion that is slidable with respect to the connecting portion. 請求項２に記載の創外固定器において、
前記摺動自在なクランプ部は、前記第１軸状部材を骨軸に対して所定の角度に維持することを特徴とする創外固定器。The external fixator according to claim 2,
The external fixator, wherein the slidable clamp portion maintains the first shaft-like member at a predetermined angle with respect to the bone axis. 請求項１〜請求項３のいずれかに記載の創外固定器において、
前記側部の他端には、前記支柱が貫通する貫通孔と、この貫通孔を縮径させ、該支柱を径方向に挟持する挟持部とが形成されていることを特徴とする創外固定器。The external fixator according to any one of claims 1 to 3,
An external fixation characterized in that, at the other end of the side portion, a through-hole through which the support column penetrates and a holding portion that reduces the diameter of the through-hole and clamps the support column in the radial direction are formed. vessel. 請求項１〜請求項４のいずれかに記載の創外固定器において、
前記支柱は、カーボンにより形成されていることを特徴とする創外固定器。The external fixator according to any one of claims 1 to 4,
The external fixator, wherein the support column is made of carbon. 請求項１〜請求項５のいずれかに記載の創外固定器において、
前記連結部は、前記連結部の連結方向の中心線が、前記支柱の軸線に対して傾斜するように形成されていることを特徴とする創外固定器。The external fixator according to any one of claims 1 to 5,
The external fixator, wherein the connecting portion is formed such that a center line in a connecting direction of the connecting portion is inclined with respect to an axis of the support column. 請求項６に記載の創外固定器において、
前記中心線は、前記支柱の軸線に対しては略１０°傾斜していることを特徴とする創外固定器。The external fixator according to claim 6,
The external fixator, wherein the center line is inclined approximately 10 ° with respect to the axis of the support column. 創外で骨軸に沿って延びる支柱に対して、骨幹に打ち込まれ、基端が創外に露出する軸状部材を固定するクランプ具であって、
平面視で略Ｌ字状に構成され、Ｌ字の内側部分で前記支柱と当接し、互いに前記支柱の延出方向に、それぞれの一方のＬ字の延出部が、前記支柱を挟み、他方の延出部が互いに重なるようにして対向配置される一対の略同形状の挟持部材を備え、
前記一方のＬ字の延出部先端には、各狭持部材の延出部同士を接近させて前記支柱を締め付け固定する固定部が形成され、
各狭持部材の互いに対向する面の他方の延出部には、前記軸状部材の外周面を挟持する狭持片が突設されていることを特徴とするクランプ具。A clamp device for fixing a shaft-like member that is driven into a diaphysis with a proximal end exposed to the outside of the wound with respect to a strut extending along the bone axis outside the wound,
It is configured in a substantially L shape in a plan view, abuts against the support column at the inner part of the L shape, and one L-shaped extending portion sandwiches the support column in the extension direction of the support column, while the other Provided with a pair of substantially identical sandwiching members that are arranged to face each other such that their extending portions overlap each other,
At the tip of the one L-shaped extension part, a fixing part is formed that brings the extension parts of the holding members closer to each other and fastens and fixes the column.
A clamping device, wherein a holding piece for holding the outer peripheral surface of the shaft-like member protrudes from the other extending portion of the opposing surfaces of each holding member. 請求項８に記載のクランプ具において、
前記狭持片は、挿入される軸状部材を挟んで複数突設され、各狭持片が該軸状部材の延出方向にずれた位置に配置されることを特徴とするクランプ具。The clamp device according to claim 8,
The clamping tool is characterized in that a plurality of the clamping pieces are provided so as to sandwich the inserted shaft-like member, and each clamping piece is arranged at a position shifted in the extending direction of the shaft-like member.
JP2003209370A 2003-08-28 2003-08-28 External fixator Expired - Fee Related JP4208663B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003209370A JP4208663B2 (en) 2003-08-28 2003-08-28 External fixator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003209370A JP4208663B2 (en) 2003-08-28 2003-08-28 External fixator

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005065763A true JP2005065763A (en) 2005-03-17
JP4208663B2 JP4208663B2 (en) 2009-01-14

Family

ID=34402336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003209370A Expired - Fee Related JP4208663B2 (en) 2003-08-28 2003-08-28 External fixator

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4208663B2 (en)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047524A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-24 Shu Nakamura Fracture fixator for femoral trochanteric fracture

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047524A1 (en) * 2006-10-17 2008-04-24 Shu Nakamura Fracture fixator for femoral trochanteric fracture
JP2008100020A (en) * 2006-10-17 2008-05-01 Shu Nakamura Internal fracture fixation tool for femoral trochanteric fracture
US8137350B2 (en) 2006-10-17 2012-03-20 Shu Nakamura Fracture fixator for femoral trochanteric fracture

Also Published As

Publication number Publication date
JP4208663B2 (en) 2009-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2253202T3 (en) PLATE FOR OSTEOSYNTHESIS.
CA2823579C (en) Clamp for temporary or definitive external orthopaedic fixation, and external fixation system comprising said clamp
AU762786B2 (en) Monolateral orthopaedic device with external fixing
US9173690B2 (en) Orthopedic plate assembly for a distal radius having re-contouring features and method for using same
US7857838B2 (en) Anatomical distal radius fracture fixation plate
US5095919A (en) Arcuate element and external fixation device
JP5785638B2 (en) External fixator ring
ES2224606T3 (en) PLATE FOR OSTEOSYNTHESIS.
US8147491B2 (en) Multi-angle clamp
KR101144067B1 (en) Anatomical distal radius fracture fixation plate and methods of using the same
JP2001309923A (en) System supporting spinal rod and connection parts to be used therefor
JPH03501343A (en) Short tubular osteosynthesis distraction device
JP2007507285A (en) Intramedullary implant for fracture fixation
JP2003529414A (en) Palmar fixing device
US10258378B2 (en) External bone fixation system
US8262657B2 (en) External fixation apparatus with adjustable pin clamping means and convergent bone pins
US20220249129A1 (en) External bone fixation system
JP4208663B2 (en) External fixator
US20100076434A1 (en) External fixator for distal radius fracture
JP4110208B2 (en) External fixator
RU2352284C1 (en) Device for treatment of difficult fractures of radial bone
KR20220040287A (en) Fixing device for calcaneus fractures
KR0181253B1 (en) Dermoskeleton straightening machine
JP4190331B2 (en) External fixator
JP3179481U (en) Elbow joint ulna component trial

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080226

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4208663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141031

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees