JP2005064653A - 無線通信式データ入力端末とその無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】IEEE802.11を使用してコストを抑えながら、高速応答性と低消費電流を両立させた無線通信式データ入力端末とその無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信式データ入力装置は、IEEE802.11に準拠した無線通信式のデータ通信を行うための無線通信部RF−Mと、処理装置と、複数のキースイッチを含む入力部と、表示部とを備え、アクセスポイント装置APを介してホストコンピュータPCとの間で無線データ通信を行う。無線通信部RF−Mは、アクセスポイント装置APから定期的に送信されるビーコンを受信するために定期的に所定期間だけ送受信可能な動作状態になると共に、アクセスポイント装置APに対してデータ送信をし、その応答であるデータをアクセスポイント装置APから受信するまでの期間は送受信可能な動作状態を維持し、それ以外の期間は低消費電流モードである休眠状態になる。
【選択図】図5

Description

本発明は、バーコード読取端末のような無線通信式データ入力端末とそのホストコンピュータのプログラムである通信制御モジュールに関する。
この種の無線通信式データ入力端末として、例えば商品の在庫管理に使用されるバーコード読取端末(バーコードスキャナ付ハンディターミナル)がある。店舗や倉庫等の屋内において、1又は複数の無線通信式のバーコード読取(データ入力)端末が使用され、陳列棚や保管棚に載置された商品のバーコードが読み取られる。読み取られたバーコードのデータは固定局(親機)を介してホストコンピュータに送信される。
固定局(親機)とホストコンピュータはシリアルインターフェイス又はLAN(ローカルエリアネットワーク)で有線接続される。固定局(親機)と無線通信式データ入力端末(子機)は、無線通信によって接続される。このような構成により、無線通信式データ入力端末とホストコンピュータとの間で双方向のデータ通信が行われる。なお、店舗や倉庫等の屋内全域における無線通信を可能とするために、通常は複数台の固定局(親機)が適切な場所に分散するように配置される(例えば特許文献1参照)。1又は複数の無線通信式データ入力端末が使用され、それぞれの無線通信式データ入力端末(子機)は、近くの固定局(親機)と無線通信を行うことになる。
上記のような従来の無線通信システムでは、専用の無線通信モジュール(複数の集積回路を含む)が無線通信式データ入力端末(子機)及び親機の無線通信部に使用されていた。このことは、コスト低減にとって障害となっていた。また、ユーザが安価な市販製品を利用することの妨げとなっていた。
一方、近年のコンピュータネットワーク技術の進展に伴う無線LANの普及には目覚しいものがあり、IEEE802.11b、IEEE802.11a、IEEE802.11g等のIEEE802.11をはじめとする無線LANの規格に対応した各種製品が広く使用されるようになってきた。この無線LANを構築するための固定局(親機)であるアクセスポイント装置が比較的安価で市販されている。
このような安価なアクセスポイント装置を上記のような無線通信式データ入力端末(バーコードスキャナ付ハンディターミナル)の無線システムに流用することができれば、従来よりも安価にシステム全体を構築することができる。また、ユーザがアクセスポイント装置を購入して追加することが容易になり、その際のユーザのコスト負担が少なくて済む。
しかし、汎用の無線LAN規格であるIEEE802.11に準拠した市販のアクセスポイント装置は、もともと無線ハンディターミナル用に作られたものではないので、高速応答性と低消費電流を両立させることが困難であった。特に、子機(ハンディターミナル)と親機(アクセスポイント装置)との距離が長くなると急に応答速度が遅くなる問題があった。
特開平9−237310号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑み、汎用の無線LANの規格であるIEEE802.11を使用してコストを抑えながら、高速応答性と低消費電流を両立させた無線通信式データ入力端末とその無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明による無線通信式データ入力端末は、IEEE802.11b、IEEE802.11a、IEEE802.11g等のIEEE802.11に準拠した無線通信式のデータ通信を行うための無線通信部と、処理装置と、複数のキースイッチを含む入力部と、表示部とを備え、アクセスポイント装置を介してホストコンピュータとの間で無線データ通信を行う無線通信式データ入力装置であって、前記無線通信部は、前記アクセスポイント装置から定期的に送信されるビーコン(ビーコンパケット又はビーコンフレームともいう)を受信するために定期的に所定期間だけ送受信可能な動作状態になると共に、前記アクセスポイント装置に対してデータ送信をし、その応答であるデータを前記アクセスポイント装置から受信するまでの期間は送受信可能な動作状態を維持し、それ以外の期間は低消費電流モードである休眠状態になることを特徴とする。
好ましい実施形態において、無線通信式データ入力端末は前記処理装置に実行させるユーザアプリケーション(プログラム)が使用可能な関数として無線送信命令を備え、前記ユーザアプリケーションにおいて前記無線送信命令を実行することにより、前記無線通信部が前記アクセスポイント装置に対してデータ送信をすると共に、その応答であるデータを前記アクセスポイント装置から受信するまでの期間は前記無線通信部が送受信可能な動作状態に維持される。
また、上記のような無線通信式データ入力装置と、前記アクセスポイント装置と、ホストコンピュータとを有する本発明の無線通信システムは、前記アクセスポイント装置から定期的に送信されるビーコンに対する無線無線通信式データ入力装置側の受信間隔を通常より長い500ms程度に設定したことを特徴とする。
好ましい実施形態において、本発明の無線通信システムは、通信速度を通常より遅い2Mbps又は1Mbpsに設定したことを特徴とする。更に好ましい実施形態において、本発明の無線通信システムを構成する無線通信式データ入力装置が無線通信式のバーコードスキャナ付ハンディターミナルである。
上記のような構成の無線通信式データ入力装置によれば、汎用の無線LANの規格であるIEEE802.11b、IEEE802.11a、IEEE802.11g等のIEEE802.11を使用してコストを抑えながら、高速応答性と低消費電流を両立させることが可能になる。つまり、IEEE802.11b、IEEE802.11a、IEEE802.11g等のIEEE802.11で定められたビーコンを定期的に受信するための期間とアクセスポイント装置に対するデータ送信からデータ受信までの期間以外の期間は無線通信部が休眠状態になることによって低消費電流が実現される。しかも、無線通信部がデータ送信を行った後、その応答としてのデータ受信があるまでの期間は送受信可能な動作状態を維持することによって高速応答が実現される。これにより、複数の無線通信式データ入力装置が同時に使用される環境でも高速応答によって作業効率の低下が防止され、かつ、小容量のバッテリーでも長時間の連続使用が可能となる。
また、無線通信式データ入力端末の処理装置に実行させるユーザアプリケーションが使用可能な関数として無線送信命令が備えられ、ユーザアプリケーションにおいて無線送信命令を実行するだけで、無線通信部がデータ送信をした後、その応答を受信するまでの期間、送受信可能な動作状態に維持されるので、ユーザアプリケーション(プログラム)の開発に際して低消費電流を特に意識したプログラミングを行わなくても低消費電力が容易に実現される。
また、このような無線通信式データ入力装置とアクセスポイント装置を含む無線通信システムにおいて、アクセスポイント装置から定期的に送信されるビーコンに対する無線通信式データ入力装置側の受信間隔を通常(100ms程度)より長い500ms程度に設定することにより、一層の低消費電流化を実現することができる。通常のLANの場合と異なり、バーコードスキャナ付ハンディターミナルのような無線通信式データ入力装置の無線通信システムの場合は、無線通信式データ入力装置側からデータ送信を開始する場合がほとんどであるので、アクセスポイント装置から送信されるビーコンに対する無線通信式データ入力装置側の受信間隔を長くしても支障がない。それによってビーコンを定期的に受信するために無線通信部が送受信可能な動作状態になる期間の割合が小さくなるので、平均消費電流が低減する。
また、そのような無線通信システムの通信速度を通常(11Mbps)より遅い2Mbps又は1Mbpsに設定することによっても、一層の低消費電流を実現することができる。通常のLANにおいて大量のデータストリームを転送する場合は、通信速度(データ転送速度)が高いほど短時間で転送が完了するので好ましい。しかし、バーコードスキャナ付ハンディターミナルのような無線通信式データ入力装置の無線通信システムの場合は、大量のデータを一度に送信することはまれである。例えば、バーコードの読取データを含む1回分の送信データは高々数百バイトである。むしろ、無線通信式データ入力装置から送信したデータがアクセスポイント装置を介してホストコンピュータに受信され、その応答がホストコンピュータからアクセスポイント装置を介して無線通信式データ入力装置に返されるまでの応答時間が短いことが重要である。そこで、通信速度を通常より遅い2Mbps又は1Mbpsに設定することによって、通信速度とトレードオフの関係にある通信可能距離を長くする。こうすることにより、通信エラーが生じたときの再送信の回数を低減し、結果的に平均消費電流を低減することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例に係る無線通信式データ入力端末の一種であるバーコードスキャナ付ハンディターミナルを用いたシステムのブロック図である。本システムの基本構成は、1台のホストコンピュータ1、複数台のアクセスポイント装置2、及び複数台のハンディターミナル3からなる。ホストコンピュータ1は、イーサネット(登録商標)を用いたLAN(ローカルエリアネットワーク)4を介して複数のアクセスポイント装置2に接続されている。本システムではアクセスポイント装置2が無線通信の固定局(親局)に相当し、ハンディターミナル3が移動局(子局)に相当する。
ホストコンピュータ1はCRT(陰極線管)やLCD(液晶ディスプレイ)のような表示装置11、キーボードやマウス等の入力装置12を備え、これらがユーザインターフェイス13を介して内部バス14に接続されている。内部バス14には、MPU(マイクロプロセッサ)15、記憶装置(主メモリ、補助記憶装置を含む)16、LAN制御部17等も接続されている。このようなホストコンピュータ1として、通常はパーソナルコンピュータが用いられる。また、LAN4には通常、1又は複数の他のコンピュータ1’も接続され、相互にデータファイルの交換等を行うことができる。
アクセスポイント装置2は、LAN制御部21を備え、LAN4を介してホストコンピュータ1に接続されている。また、無線通信部22を備え、無線通信によって複数のハンディターミナル3との通信を行う。これにより、各ハンディターミナル3はアクセスポイント装置2を介してホストコンピュータ1とデータ通信を行うことができる。
なお、図1のシステム構成の他に、ホストコンピュータ1とアクセスポイント装置2との接続をシリアル通信(USB等)を用いて行うシステム構成もある。また、無線通信のプロトコルとしてIEEE802.11bに準拠した汎用の無線LANの方式を採用しており、アクセスポイント装置2には、市販されている無線LAN用アクセスポイント装置を使用することができる。
ホストコンピュータ1とハンディターミナル3との通信が店舗や倉庫等の所定範囲内で支障無く行われるように、通常は複数のアクセスポイント装置2が設置される。また、無線通信にとって障害物となり得るパーティションや棚、机等の位置を考慮に入れて、適切な場所に分散させて複数のアクセスポイント装置2を設置する。
ハンディターミナル3は、アクセスポイント装置2を介してホストコンピュータ1との間で無線通信を行うための無線通信部31、マイクロプロセッサ(MPU、処理装置に相当する)32、プログラム格納用のメモリであるROM33、データ格納用のメモリであるRAM34、及びユーザインターフェイス35を備え、これらがバス36で相互に接続されている。ユーザインターフェイス35には、バーコード入力部(データ入力部)やキー入力部を含む入力部37と液晶表示器(LCD、表示部に相当する)38が接続されている。
図2に、ハンディターミナル3の外観を示す。ハンディターミナル3はアクセスポイント装置2との無線通信に使用されるアンテナ(図示せず)を内蔵している。ハンディターミナル3の先端側にはバーコードを読み取るためのバーコードスキャナが内蔵され、読み取り光の照射及び反射光の受光のための窓部40が設けられている。略中央上面にはLCD38の表示画面が設けられている。また、LCD38の上側にはハンディターミナル3の動作状態を示すLEDインジケータ41が設けられている。
LCD38の下側には電源スイッチ42、ファンクションスイッチ43等が設けられ、その下にはバーコードスキャナの起動スイッチ(バーコード読取用スイッチ)45が設けられている。これらのスイッチに加えて、テンキーと種々のファンクションキーを含むキー入力部44が設けられている。
上記のような構成の無線通信システムにおいて、前述のように、システムが設置され使用される場所(部屋)に応じてアクセスポイント装置2の設置台数及び設置場所を適切に決める必要がある。例えば、部屋の広さや電波障害物の有無等を考慮に入れて、複数のアクセスポイント装置2を適切な場所に分散させて配置し、部屋の全域でハンディターミナル3が障害なく使用できるようにする必要がある。
使用環境によっては、電波障害物となる壁や棚等の影響でハンディターミナル3とアクセスポイント装置2との通信ができなくなるエリアが発生する場合がある。あるいは、通信できてもスループットが極端に悪い場合がある。このような通信障害を回避するために、複数のアクセスポイント装置2を適切な場所に分散させて配置する必要がある。
前述のように、本実施例の無線通信システムでは無線通信のプロトコルとしてIEEE802.11bに準拠した汎用の無線LANの方式を採用している。これによって、アクセスポイント装置2には、市販されている比較的安価な無線LAN用アクセスポイント装置を使用することができる。しかし、単に汎用の無線LAN用アクセスポイント装置を使用して無線通信システムを構築したのでは、バーコードスキャナ付ハンディターミナル(無線通信式データ入力端末)3に最適の無線システムとはならない。このような用途では、ハンディターミナル3を用いてバーコード読取作業を行う際の高速応答性が重要である。また、充電式のバッテリーを電源として動作するハンディターミナルにあっては、消費電力(消費電流)が少なく、一回の充電で長時間使用できることも重要である。本発明の無線通信式データ入力端末及びその無線通信システムでは、以下に説明するような工夫により、高速応答性と低消費電流の両立を実現している。
図3は、第1比較例に係る無線通信システムのシーケンス図である。この図に基づいて、IEEE802.11bに準拠した汎用の無線LANをそのまま無線通信システムに適用した場合の問題点について説明を加える。この際、ハンディターミナル3等の一般的な動作について補足説明を行いながら、最後に問題点の説明を行う。
図3において、上端に並べられた記号HT、AP及びPCはそれぞれハンディターミナル3、アクセスポイント装置2及びホストコンピュータ1を表している。また、記号APIはハンディターミナル(HT)3のアプリケーション・プログラム・インターフェイスを表し、RF−Mはハンディターミナル(HT)3の無線通信部31を表している。それぞれの記号から下方に延びる直線は時間軸を表す。但し、一定の時間間隔ではなく適宜スケールを変更している。また、無線通信部(RF−M)31の電流の変化が太線のグラフで示されている。このグラフにおけるIopは送受信時の電流を示している。アプリケーション・プログラム・インターフェイス(API)は、ユーザアプリケーション(プログラム)が使用可能なインターフェイスモジュールであり、例えばC言語の関数で提供される。
図3において、それぞれの記号で示された各部の間に延びる横方向(斜め方向)矢印線は各部間でやりとりされるデータ等を示している。ハンディターミナル(HT)3のAPIとRF−Mとのやりとりはハンディターミナル3の内部におけるMPU32と無線通信部31との信号の授受に相当する。ハンディターミナル(HT)3のRF−Mとアクセスポイント装置(AP)2とのやりとりは、IEEE802.11bに準拠した無線通信によって行われ、アクセスポイント装置(AP)2とホストコンピュータ(PC)1とのやりとりは有線通信によって行われる。ハンディターミナル(HT)3、アクセスポイント装置(AP)2及びホストコンピュータ(PC)1の無線及び有線による通信は、いずれもTCP/IPプロトコルによって行われる。
ユーザアプリケーションが起動すると、各種の初期化が行われる。その中にはRF初期化(ステップ#101)が含まれる。RF初期化では、無線通信部(RF−M)31がアクセスポイント装置(AP)2との間で認証処理(Authentication)及び接続処理(Association)を実行し(ステップ#102)、これによってハンディターミナル(HT)3とアクセスポイント装置(AP)2との無線通信が可能になる。
RF初期化を含む各種初期化が完了すると、ハンディターミナル3はユーザアプリケーションによってLCD38に初期画面を表示し、ユーザによるバーコード読取を待つ状態になる。バーコードが読み取られると、ユーザアプリケーションはSEND関数を使用して、読み取ったバーコードのデータ(バーコードデータ)を無線通信部(RF−M)31に渡し(ステップ#103)、無線通信によってアクセスポイント装置(AP)2へ送信する。
アクセスポイント装置(AP)2を介してバーコードデータを受信した(ステップ#104)ホストコンピュータ(PC)1は、取得したバーコードデータに基づく所定の処理を実行する。例えば、棚卸処理の場合は、台帳に相当するデータベースに、チェックマークに相当する論理値を書き込む。その後、ハンディターミナル3のLCD38に表示させる画面のデータを作成し、ACK(acknowledge、肯定応答)信号と共にアクセスポイント装置(AP)2を介してハンディターミナル3へ送信(返信)する(ステップ#105)。
返信データ及びACK信号を受信したハンディターミナル3の無線通信部(RF−M)31は、TCP/IPプロトコルにしたがってACK信号をアクセスポイント装置(AP)2に返す(ステップ#106)。また、RECV関数の実行によって返信データがユーザアプリケーションに渡される(ステップ#107)。なお、データ送信のためのSEND関数とデータ受信のためのRECV関数を一つの関数RECV−SENDにまとめてもよい。この場合は、読み取ったバーコードデータをユーザアプリケーションが引数に渡し、受信した画面用のデータが戻り値としてユーザアプリケーションに返されることになる。返信データ(画面用のデータ)を受け取ったユーザアプリケーションは、そのデータにしたがってLCD38の表示画面を更新し、再びユーザによるバーコード読取を待つ状態になる。
新たなバーコードが読み取られると、再び上記のようなSEND関数及びRECV関数の実行が繰り返される。ユーザによって電源オフの操作が行われると、繰り返し処理のループを抜けて終了(クローズ)処理が実行される(ステップ#108)。これに伴ってハンディターミナル3の無線通信部(RF−M)31とアクセスポイント装置(AP)2との間で終了処理が完了すると、両者間の無線通信経路は遮断される。再度無線通信を開始するにはステップ#101のRF初期化(ステップ#102の認証処理及び接続処理)からやり直す必要がある。
図3において、RF−Mの電流のグラフが示すように、無線通信部(RF−M)31の電流は、RF初期化に伴って0から送受信時の電流Iopに変化し、終了処理が完了するまでその電流を維持している。つまり、初期化から終了処理までの間は無線通信部(RF−M)3が常に送受信可能な動作状態となっている。したがって、高速通信には適しているが、消費電流は多い。つまり、IEEE802.11bに準拠した汎用の無線LANをそのままハンディターミナル3の無線通信システムに適用した場合の問題点は、ハンディターミナル3の消費電流が多いことである。換言すれば、充電式のバッテリーを電源として動作するハンディターミナル3にあって、一回の充電で使用できる時間が短いことが欠点である。
なお、IEEE802.11bに準拠した汎用の無線LANでは、親機であるアクセスポイント装置2はビーコン(Beacon、ビーコンパケット又はビーコンフレーム)と呼称される目印の電波信号を一定間隔で発信する。子機であるハンディターミナル3は、このビーコンを定期的に受信することにより、通信可能なアクセスポイント装置2が存在し、論理的な通信経路が確保されていることを認識する。ビーコンを所定期間受信できなかった場合は、ハンディターミナル3は通信可能なアクセスポイント装置2が存在しなくなったと判断し、その旨をAPIを通してユーザアプリケーションに通知する。あるいは、別の周波数チャンネルをサーチする動作に移行する。
図3に示した例では、ビーコンの送信間隔が通常の100ミリ秒に設定されているが、この送信間隔を変えてもハンディターミナル3(の無線通信部31)の消費電流は変化しない。つまり、後述する本発明の構成のようにビーコンの送信間隔を長くすることによって消費電流を低減する効果は図3の構成では得ることができない。
また、前述のように、無線通信及び有線通信にTCP/IPプロトコルを使用しているので、ホストコンピュータ(PC)1からアクセスポイント装置(AP)2を介して返信データを受信したハンディターミナル3の無線通信部(RF−M)31は、アクセスポイント装置(AP)2に対してACK信号を返す。このようなACK信号は論理的には省略することができるが、TCP/IPプロトコルを使用している限りは、それにしたがってACK信号を返す必要がある。このような無用のACK送信が増えると、それによって無線パケットが増加し、その結果、消費電流の増加につながる再送が増加する可能性が高くなる。
図4は、第2比較例に係る無線通信システムのシーケンス図である。この例は、IEEE802.11bで規定されているパワーセーブ機能を使用した場合を示している。パワーセーブ機能は、ドーズ(Doze)モードと呼称される低消費電流モードに移行することによって実現する。このドーズモードにおいて、ハンディターミナル3の無線通信部(RF−M)31は、アクセスポイント装置(AP)2から一定間隔で飛来するビーコンを上位モジュールからの指令無しで自動的に受信すると共に、他の期間はいわば休眠(Doze)状態に入って消費電流を節約する。このドーズモードでは、定期的にビーコンを受信することによって論理的な通信経路が維持されるので、前述のRF初期化(認証処理及び接続処理)を実行しなくても直ちにデータ送信を行うことができる。
図4において、無線通信部(RF−M)31の電流の変化が太線のグラフで示されている。このグラフにおけるIopは、図3の場合と同様に、送受信時の電流を示している。また、Idozeがドーズモードにおけるパワーセーブ時の電流を示している。
図4のシーケンス図において、ステップ#201からステップ#205に至る処理は図3におけるステップ#101からステップ#105に至る処理と同様である。但し、無線通信部(RF−M)31の電流の変化を示すグラフから分かるように、ステップ#202の認証及び接続が完了すれば無線通信部(RF−M)31は送受信可能な動作状態から休眠(Doze)状態に移行する。また、ステップ#203の処理にしたがって無線通信部(RF−M)31からアクセスポイント装置(AP)2への無線送信が行われるときは、無線通信部(RF−M)31は休眠状態から送受信可能な動作状態に移行し、無線送信の完了に伴って休眠状態に戻る。
また、アクセスポイント装置(AP)2から一定間隔で飛来するビーコンを受信する際に、無線通信部(RF−M)31は、内部クロックにしたがって休眠状態から送受信可能な動作状態に移行し、所定期間経過後に休眠状態に戻る。なお、一定間隔でビーコンを送信するためのアクセスポイント装置(AP)2の内蔵クロックと、そのビーコンの飛来の直前に送受信可能な動作状態に移行するための無線通信部(RF−M)31(ハンディターミナル3)の内部クロックとの間で、定期的に時刻合わせが行われる。
無線通信部(RF−M)31が休眠(Doze)状態のときは無線電波を受信することができないので、アクセスポイント装置(AP)2は、ビーコンを送信するときに送信データを付加して送信する。したがって、図4において、アクセスポイント装置(AP)2がホストコンピュータ(PC)1から受信した返信データ(ステップ#205)は、一旦アクセスポイント装置(AP)2に保存され、次のビーコン送信の際にビーコンに返信データを付加したものがハンディターミナル3の無線通信部(RF−M)31に送信される(ステップ#206)。この後、RECV関数の実行(コール)によって返信データがユーザアプリケーションに渡される(ステップ#207)。
したがって、返信データがホストコンピュータ(PC)1からハンディターミナル3に受信されるまでの時間が長くなり、結果としてハンディターミナル3のユーザアプリケーションによるSEND関数の実行からRECV関数の実行までに相当する応答時間が長くなる。図4の例ではビーコンに対する無線通信式データ入力装置側の受信間隔が通常の100ミリ秒に設定されており、応答時間は最大100ミリ秒近くまでなる可能性がある。100ミリ秒より長いビーコンの送信間隔を設定した場合は、それに応じて応答時間の最大値も長くなる。前述のように、ハンディターミナル3の無線システムにおいては応答時間ができるだけ短いことが要求される。
すなわち、IEEE802.11bに準拠した汎用の無線LANをハンディターミナル3の無線通信システムに適用し、パワーセーブ機能を使用することによって低消費電流化を図る場合の問題点は、応答時間が長くなることである。応答時間が長くなれば、バーコードの読取作業の効率が低下すると共に、ユーザが感じるストレスが大きくなる。
なお、図4においても、無線通信及び有線通信にTCP/IPプロトコルが使用されている。したがって、ホストコンピュータ(PC)1からアクセスポイント装置(AP)2を介して返信データを受信した(ステップ#206)ハンディターミナル3の無線通信部(RF−M)31は、アクセスポイント装置(AP)2に対してACK信号を返す必要がある。また、ステップ#208からステップ#209に至る終了処理は、図3におけるステップ#108からステップ#109に至る終了処理と同様である。
図5は、本発明の実施例に係る無線通信システムのシーケンス図である。この実施例では、汎用の無線LANの規格であるIEEE802.11bをそのまま使用するのではなく改変して使用することにより、システム構築のコストを抑えながら、高速応答性と低消費電流を両立させている。
図5において、図3及び図4と同様に、無線通信部(RF−M)31の電流の変化が太線のグラフで示されている。このグラフにおけるIopは送受信時の電流を示し、Idozeはドーズモードにおけるパワーセーブ時の電流を示している。この実施例の特徴の一つは、図4の比較例と同様にドーズモードを使用して低消費電流化を図りながら、その問題点である応答時間を短縮するために、無線通信部(RF−M)31がデータ送信の後に、その応答である返信データをアクセスポイント装置(AP)2から受信するまでの期間は送受信可能な動作状態を維持するようにしたことにある。
また、図5において、アプリケーション・プログラム・インターフェイス(API)は、図3及び図4と異なり、具体的な関数名を記載している。例えば、図3のステップ#101又は図4におけるステップ#201のRF初期化に相当する関数としてbtRfOpenが実行される(ステップ#301)。ステップ#302の認証処理及び接続処理については、図4のステップ#202で説明した内容と同様である。
ステップ#303では、図3及び図4の関数SENDに相当する関数btRfSndDataが実行される。これにより、読み取ったバーコードデータが無線通信部(RF−M)31に渡され、アクセスポイント装置(AP)2を介してホストコンピュータ(PC)1に送信される(ステップ#304)。ホストコンピュータ(PC)1は、前述のように、取得したバーコードデータに基づく所定の処理を実行し、生成した返信データをACK信号と共にアクセスポイント装置(AP)2を介してハンディターミナル3へ送信(返信)する(ステップ#305)。
ステップ#303における関数btRfSndDataの実行は、無線通信部(RF−M)31がデータ送信を行った後、その応答である返信データをアクセスポイント装置(AP)2から受信するまでの期間は無線通信部(RF−M)31を送受信可能な動作状態に維持するための命令を兼ねている。したがって、アクセスポイント装置(AP)2は、図4の第2比較例と異なり、ホストコンピュータ(PC)1から返信データ(及びACK信号)を受信したら直ぐに無線通信によってそのデータをハンディターミナル3へ送信する(ステップ#306)。したがって、図4の第2比較例の場合のように返信データがハンディターミナル3の無線通信部(RF−M)31によって受信されるまでに大きな遅延時間が発生することは無く、図3の第1比較例と同様に短い応答時間が確保される。
返信データを受信した無線通信部(RF−M)31は、APIを介してユーザアプリケーションにデータを受信したことの通知(データ受信通知)を行う(ステップ#307)。そして、ユーザアプリケーションが関数btRfRcvDataを実行(コール)することによって(ステップ#308)、APIから受信データ取出要求が無線通信部(RF−M)31に渡る。その結果、受信データが無線通信部(RF−M)31からAPIを介してユーザアプリケーションに渡される(ステップ#309)。
したがって、ユーザアプリケーションは、APIで2つの関数btRfSndData及びbtRfRcvDataをコールするだけで高速応答と低消費電流が実現される。つまり、ユーザアプリケーションの開発において、プログラミング上特別な工夫をすることなく、高速応答と低消費電流を実現することができる。
例えば、従来のようにIEEE802.11に準拠しない専用の無線通信モジュールを用いた場合は、無線通信部(RF−M)31の動作状態と非動作状態を切り替えるコマンドをAPIとして提供し、ユーザアプリケーションの開発者がそれをきめ細かく実行することによって待機時の消費電力を抑えることが可能である。しかし、そのようなハードウェア動作に関係するプログラミング上の工夫を通常のソフトウェア技術者に要求することは困難な場合が多い。
また、図3の第1比較例において、RF初期化と終了処理をきめ細かく行うことによって待機時の消費電力を抑えることも考えられる。しかし、この場合はRF初期化と終了処理に時間がかかるので、やはり高速応答の実現が難しくなる。これは、処理ループの中にRF初期化、SEND、RECV、及び終了処理をすべて含める必要が生じるからである。一般に、IEEE802.11bのような汎用の規格では初期化に多くの処理が必要であり、その分だけ長い処理時間を要する。
なお、図5に示した実施例では、ハンディターミナル(HT)3、アクセスポイント装置(AP)2及びホストコンピュータ(PC)1の無線及び有線による通信は、いずれもUDPプロトコルによって行われる。UDPプロトコルはTCP/IPプロトコルに比べて手続が簡略化されており、図5のステップ#306でアクセスポイント装置(AP)2から返信データを受信した無線通信部(RF−M)31が、アクセスポイント装置(AP)2に対してACK信号を返す必要は無い。したがって、無用のACK送信がなくなるので無線パケットの増加が抑えられ、その結果、消費電流の増加につながる再送の増加が抑えられる。また、ステップ#310からステップ#311に至る終了処理は、図4におけるステップ#208からステップ#209に至る終了処理と同様である。
図5の実施例では、有効なビーコン受信間隔、つまり、アクセスポイント装置から送信されるビーコンに対する無線通信式データ入力装置側の受信間隔が512ミリ秒に設定されている。より詳細には、図5に図示する512ミリ秒間隔の受信タイミングの間には、図示しない約100ミリ秒間隔で4つのビーコンがアクセスポイント装置側から送信されているものの、無線通信式データ入力装置側の受信間隔が512ミリ秒、つまりアクセスポイント装置側からのビーコン送信を5回に1回受信するようなタイミング:512ミリ秒に設定されている。このため、図3及び図4の比較例における約100ミリ秒間隔に比べ、実質的に、無線通信式データ入力装置側の受信間隔が長くなっている。この有効なビーコン受信間隔(無線通信式データ入力装置側の受信間隔)をDTIM周期と呼ぶ。IEEE802.11bにおいて、標準的なDTIMは100ミリ秒程度であるが、市販のアクセスポイント装置2の中にはDTIM周期が可変であるものがある。この場合、本実施例のように有効なビーコン受信間隔が長くなるように設定することにより、一層の低消費電流化を実現することができる。これは、図5から分かるように、ビーコンを定期的に受信するために無線通信部(RF−M)31が送受信可能な動作状態になる期間の割合が小さくなる(間隔が長くなる)ので、平均消費電流が低減するからである。
なお、ホストコンピュータ(PC)1からアクセスポイント装置(AP)2を介してハンディターミナル3へデータを送信する場合は、無線通信部(RF−M)31が送受信可能な動作状態にあるときに送信する必要がある。つまり、ハンディターミナル3がホストコンピュータ(PC)1からの返信データを待っている期間以外は、図4の第2比較例のように、ビーコンにデータを付加して送信する必要がある。しかし、ハンディターミナル3の無線通信システムにあっては、ハンディターミナル3からデータ送信を開始する場合がほとんどであり、ホストコンピュータ1からデータ送信を開始する場合はまれであるので、上記のように有効なビーコン受信間隔(無線通信式データ入力装置側の受信間隔)を長くしても特に支障は無い。
また、IEEE802.11bの標準的な通信速度は11Mbps(最大速度)であるが、本実施例では、通信速度を遅い2Mbps又は1Mbpsに設定する。これにより、一層の低消費電流を実現することができる。通常の無線LANのように大量のデータストリームを転送する場合は、通信速度(データ転送速度)が高いほど短時間で転送が完了するので好ましい。しかし、本実施例のハンディターミナル3を用いた無線通信システムの場合は、大量のデータを一度に送信することはまれである。例えば、バーコードデータを含む1回分の送信データは高々数百バイトである。むしろ、前述のように、ハンディターミナル3から送信したデータがアクセスポイント装置2を介してホストコンピュータ1に受信され、その応答がホストコンピュータ1からアクセスポイント装置2を介してハンディターミナル3に返されるまでの応答時間が短いことが重要である。そこで、通信速度を通常より遅い2Mbps又は1Mbpsに設定することによって、通信可能距離を長くする。こうすることにより、通信エラーが生じたときの再送信の回数を低減し、結果的に平均消費電流を低減することができる。
なお、通信速度と通信可能距離はトレードオフの関係にある。例えば、一実施例で使用した市販のアクセスポイント装置2は、通信速度を11Mbps、5.5Mbps、2Mbps及び1Mbpsの4段階に切り替えて設定することができ、それぞれの通信速度における通信可能範囲の例は約10m、10m〜数10m、数10m〜100m、及び100m以上となっている。
以上、本発明の実施例として、バーコードスキャナ付ハンディターミナルを用いたシステムについて説明したが、本発明はこの実施例に限らず、バーコードスキャナ付ハンディターミナル以外の無線通信式データ入力端末を用いたシステムにも適用することができる。
本発明の実施例に係る無線通信式データ入力端末の一種であるバーコードスキャナ付ハンディターミナルを用いたシステムのブロック図である。 ハンディターミナルの外観を示す図である。 第1比較例に係る無線通信システムのシーケンス図である。 第2比較例に係る無線通信システムのシーケンス図である。 本発明の実施例に係る無線通信システムのシーケンス図である
符号の説明
1 ホストコンピュータ
2 アクセスポイント装置
3 ハンディターミナル(無線通信式データ入力装置)
31 無線通信部
32 マイクロプロセッサ(処理装置)
37 入力部
38 LCD(表示部)

Claims (5)

  1. IEEE802.11に準拠した無線通信式のデータ通信を行うための無線通信部と、処理装置と、複数のキースイッチを含む入力部と、表示部とを備え、アクセスポイント装置を介してホストコンピュータとの間で無線データ通信を行う無線通信式データ入力装置であって、
    前記無線通信部は、前記アクセスポイント装置から定期的に送信されるビーコンを受信するために定期的に所定期間だけ送受信可能な動作状態になると共に、前記アクセスポイント装置に対してデータ送信をし、その応答であるデータを前記アクセスポイント装置から受信するまでの期間は送受信可能な動作状態を維持し、それ以外の期間は低消費電流モードである休眠状態になることを特徴とする無線通信式データ入力装置。
  2. 前記処理装置に実行させるユーザアプリケーションが使用可能な関数として無線送信命令を備え、前記ユーザアプリケーションにおいて前記無線送信命令を実行することにより、前記無線通信部が前記アクセスポイント装置に対してデータ送信をすると共に、その応答であるデータを前記アクセスポイント装置から受信するまでの期間は前記無線通信部が送受信可能な動作状態に維持されることを特徴とする
    請求項1記載の無線通信式データ入力装置。
  3. 請求項1又は2記載の無線通信式データ入力装置と、前記アクセスポイント装置と、ホストコンピュータとを有する無線通信システムであって、
    前記アクセスポイント装置から定期的に送信されるビーコンに対する無線通信式データ入力装置側の受信間隔を通常より長い500ms程度に設定したことを特徴とする無線通信システム。
  4. 通信速度を通常より遅い2Mbps又は1Mbpsに設定したことを特徴とする
    請求項3記載の無線通信システム。
  5. 前記無線通信式データ入力装置が無線通信式のバーコードスキャナ付ハンディターミナルであることを特徴とする
    請求項3又は4記載の無線通信システム。
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