JP2005063655A - オーディオ信号のエンコード方法及びデコード方法 - Google Patents

オーディオ信号のエンコード方法及びデコード方法 Download PDF

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Yoshiaki Tanaka
美昭 田中
Shoji Ueno
昭治 植野
Norihiko Fuchigami
徳彦 渕上
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Abstract

【課題】 オーディオ信号を主として記録する場合にユーザにとって簡易に再生すること
ができて使い勝手がよく、また、実時間の管理を簡単にする。
【解決手段】 SAMG(シンプルオーディオマネージャ)と、AMGと、複数のオーデ
ィオオブジェクト(AOB)を含むオーディオタイトルセット(ATS)と、スチルピク
チャセット(SPS)とを有し、AOBはオーディオデータのみを含むものと、オーディ
オデータ及びリアル・タイム・インフォメーション・データ(RTIデータ)を含むもの
の2種類のAOTT−AOBにより構成されている。スチルピクチャセット(SPS)は
スチル・ピクチャ・データ(SPCTデータ)を含む。
【選択図】 図31

Description

本発明は、オーディオ信号のエンコード方法及びデコード方法に関する。
従来のオーディオ再生用光ディスクとしてはCD(コンパクトディスク)が知られてい
る。また、CDより高密度な光ディスクとしてDVD(デジタルビデオディスク)が知ら
れている。
しかしながら、DVD(以下、DVD−ビデオ)ではビデオ信号が主、オーディオ信号
が従として記録されるので、次のような問題点がある。
(1)オーディオ信号がビデオ信号と一体化されており、オーディオ信号の記録容量が少
ない。
(2)オーディオ信号の時間を管理することができない。
(3)曲名などの簡単な文字情報を取り出すことができない。
また、ビデオに比べて、オーディオのユーザは使い方の層が幅広いので、CDのように
TOC(テーブルオブコンテンツ)の領域を設けることにより簡易な再生方法が求められ
る。しかしながら、DVD−ビデオでは、ナビゲーションコントロールパック(CONT
パック)と複数のビデオ(V)パック及びオーディオ(A)パックによりビデオコンテン
ツブロックユニットを構成してV、Aパックの再生などをCONTパックにより制御する
ので、オーディオ信号を主として記録しようとしてもユーザにとって簡易に再生すること
ができず、使い勝手が悪いという問題点がある。
また、DVD−ビデオでは、時間管理をビデオフレーム単位でのみ行うので、オーディ
オ信号を主として記録しようとしても、ビデオに比べてオーディオ信号は連続性が重要で
あるので実時間の管理が困難であるという問題点がある。
そこで、本発明は、オーディオ信号を主として記録する場合にユーザにとって簡易に再
生することができて使い勝手がよく、また、実時間の管理を簡単にすることができるオーディオ信号のエンコード方法及びデコード方法を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、以下の1)及び2)の手段よりなる。
すなわち、
1)アナログオーディオ信号をA/D変換してオーディオデータを生成するステップと、
前記オーディオデータを有するオーディオパックからなるオーディオタイトルセット(ATS)と、前記オーディオデータに関するスチルピクチャデータを有するスチルピクチャパックからなるスチルピクチャセット(SPS)とを有し、前記オーディオパック内にUPC/EAN−ISRC番号とUPC/EAN−ISRCデータとを有するプライベートヘッダが配置され、前記スチルピクチャセット(SPS)は複数のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)と前記スチルピクチャオブジェクト(SPOB)を再生するためのスタートアドレスマップを有するスチルピクチャインフォメーション(SPSI;ASVSIともいう)とを含み、前記スチルピクチャオブジェクト(SPOB)は、スチルピクチャのボタン操作用ハイライトデータからなるハイライトパック及びボタン表示用サブピクチャデータからなるサブピクチャパックを実質的に有さず、スチルピクチャパックを有する第1のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)と、前記ハイライトパック及びサブピクチャパックとスチルピクチャパックを有する第2のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)の2種類で構成されており、前記スチルピクチャインフォメーション(SPSI)は前記第2のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)のサプピクチャデータをデコードするためのパレット情報(ASVOBSサブピクチャパレット)を有しており、
さらに、前記ATSが前記スチルピクチャデータをページ制御する制御情報であって前記スチルピクチャデータのディスプレイモード情報(ASV−DMOD)を含む制御情報(SPCIT)を含むオーディオタイトルセット・インフォメーション(ATSI)を有している、データ構造であって、前記サブピクチャパックがパックヘッダとサブピクチャパケットを有し、前記サブピクチャパケットがパケットヘッダとサブピクチャデータを有し、前記サブピクチャパックが前記スチルピクチャオブジェクト(SPOB)の最初のサブピクチャパックである場合に、その旨を示す情報がそのパックのパケットヘッダに収納されており、さらに、前記制御情報(SPCIT)には各スチルピクチャのスタート時のエフェクトモードとそのエフェクト期間をそれぞれ表すスタートエフェクトモードとスタートエフェクト期間を含むデータ構造にフォーマット化ステップと、
からなるオーディオ信号のエンコード方法。
2)請求項1に記載のオーディオ信号のエンコード方法で生成され記録された信号をデコードするためのデコード方法であって、
前記スチルピクチャインフォメーション(SPSI;ASVSIともいう)に配置される前記第2のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)のサプピクチャを復元するためのパレット情報(ASVOBSサブピクチャパレット)をデコードする第1のデコードのステップと、
前記第2のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)に配置されるハイライトパック及びサブピクチャパックとスチルピクチャパックからハイライトデータ、サブピクチャデータ及びスチルピクチャデータをデコードする第2のデコードのステップと、
前記制御情報(SPCIT)から前記スチルピクチャデータのディスプレイモード情報(ASV−DMOD)をデコードする第3のデコードのステップと、少なくとも前記第1のデコードのステップから取り出されたパレット情報(ASVOBSサブピクチャパレット)に基づいて、前記第2のデコードのステップで取り出されたサブピクチャデータを復元して、前記第3のデコードのステップで取り出されたディスプレイモード情報(ASV−DMOD)に基づいてハイライトデータとスチルピクチャデータと共に出力するステップと、からなるデコード方法。
以上説明したように本発明によれば、オーディオ信号を主として記録する場合にユーザ
にとって簡易に再生することができて使い勝手がよく、また、実時間の管理を簡単にする
ことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1はDVD−ビデオのフォー
マットと、本発明に適用されるDVD−オーディオのフォーマットの一実施形態を示す説
明図、図2は図1のオーディオマネージャ(AMG)のフォーマットを詳しく示す説明図
、図3は図1のオーディオタイトルセット(ATS)のフォーマットを詳しく示す説明図
、図4は図2のオーディオマネージャインフォメーション(AMGI)のフォーマットを
詳しく示す説明図、図5は図4のオーディオタイトルセット・アトリビュートテーブル(
ATS−ATRT)のフォーマットを詳しく示す説明図、図6は図5のオーディオタイト
ルセット・アトリビュートデータ(ATS−ATR)のフォーマットを詳しく示す説明図
、図7は図3のオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI)のフォーマッ
トを詳しく示す説明図、図8は図7のオーディオタイトルセットインフォメーション・マ
ネージメントテーブル(ATSI−MAT)のフォーマットを詳しく示す説明図、図9は
図8のオーディオタイトルセットメニュー・オーディオストリーム・アトリビュートデー
タ(ATSM−AST−ATR)を詳しく示す説明図、図10は図8のオーディオタイト
ルセット・オーディオストリーム・アトリビュートテーブル(ATS−AST−ATRT
)のフォーマットを詳しく示す説明図、図11は図10の各オーディオストリームのアト
リビュートデータ(ATS−AST−ATR)を詳しく示す説明図である。
また、図12は図1のオーディオコンテンツブロックユニット(ACBU)を示す説明
図、図13は図12のオーディオパックとビデオパックのフォーマットを詳しく示す説明
図、図14は図12のオーディオコントロール(A−CONT)パックのフォーマットを
詳しく示す説明図、図15は図14のオーディオキャラクタディスプレイ(ACD)エリ
アのフォーマットを詳しく示す説明図、図16は図15のネームスペース情報により表示
される例を示す説明図、図17は図14のオーディオサーチデータ(ASD)エリアのフ
ォーマットを詳しく示す説明図、図18は図1のオーディオコンテンツブロックユニット
の変形例を示す説明図である。
ここで、この説明のDVD−オーディオディスクには、CD世代からDVD−オーディ
オ世代に移行する際の過渡期に対応するように、オーディオ信号としてステレオ用2チャ
ネルと5/6/8チャネルのマルチチャネルの両方の信号が記録される。また、この過渡
期が経過したときには5/6/8チャネルのマルチチャネル信号のみが記録されるように
なると考えられる。また、マルチチャネル信号のみが記録された場合であっても、再生時
にはダウンミックスの係数によりマルチチャネル信号から2チャネル信号を生成すること
が可能である。この生成された2チャネル信号は簡易再生として位置づけられる。
図1(a)、(b)はそれぞれDVD−ビデオ、DVD−オーディオの各フォーマット
を示し、DVD−オーディオのフォーマットはエリアの名称が異なるがDVD−ビデオと
互換性を有する。まず、大別してDVD−ビデオのフォーマットは先頭のビデオマネージ
ャ(VMG)と、それに続く複数のビデオタイトルセット(VTS)の各エリアにより構
成され、他方、DVD−オーディオのフォーマットはこれに対応して図2に詳しく示すオ
ーディオマネージャ(AMG)と、図3に詳しく示すようにAMGに続く複数のオーディ
オタイトルセット(ATS)の各エリアにより構成されている。
VTSの各々は先頭のVTSインフォメーション(VTSI)と、それに続く1以上の
ビデオコンテンツブロックセット(VCBS)と最後のVTSIにより構成され、他方、
ATSの各々はこれに対応して先頭のATSインフォメーション(ATSI)と、それに
続く1以上のオーディオコンテンツブロックセット(ACBS)と最後のATSIにより
構成されている。ATSIには、ACBS内の各曲の演奏時間が実時間でセットされる。
本発明では、最初のACBSにはメニュー画面を表示するためのメニュー情報が記録さ
れる。これはDVDビデオと同様のものであり説明を省く。
VCBSの各々は複数のVCBにより構成され、他方、ACBSの各々は複数のACB
により構成されている。VCBの各々はビデオの1タイトル(Title)分であり、A
CBの各々はこれに対応してオーディオの1タイトル分である。VCBの各々(1タイト
ル)は複数のチャプタ(Chapter)により構成され、他方、ACBの各々(1タイ
トル)はこれに対応して複数のトラック(Track)により構成されている。チャプタ
はパートオブタイトル(PTT)を含み、トラックはパートオブタイトル(PTT)を含
む。
チャプタの各々は複数のセル(CELL)により構成され、他方、トラックの各々はこ
れに対応して複数のインデックス(Index)により構成されている。セルの各々は複
数のVCBユニット(VCBU)により構成され、他方、インデックスの各々はこれに対
応して複数のACBユニット(ACBU)により構成されている。VCBユニットとAC
Bユニットの各々は、複数のパックにより構成され、1パックは2048バイトで構成さ
れている。
VCBユニットの各々は、先頭のコントロールパック(以下、CONTパック)と、そ
れに続くオーディオ(A)パック、複数のビデオ(V)パック、及びサブピクチャ(SP
)パックにより構成され、他方、ACBユニットの各々は、これに対応して先頭のオーデ
ィオコントロールパック(以下、A−CONTパック)と、それに続く複数のAパックと
Vパックにより構成されている。
CONTパックには後続のVパックを制御する情報が配置され、A−CONTパックに
はCDのTOC情報のように後続のAパックのオーディオ信号を管理するための情報が配
置される。Aパックにはオーディオデータが配置され、Vパックにはビデオデータの他、
オーディオデータ以外の例えばクローズドキャプション(CC)データが配置される。
AMG(オーディオマネージャ)は図2に示すように、
・図4に詳しく示すオーディオマネージャインフォメーション(AMGI)と、・AMG
メニュー用のオーディオコンテンツブロックセット(AMGM−ACBS)と、
・バックアップ用のAMGI
を有する。AMGM−ACBSはコントロール情報として
・プレゼンテーションコントロールインフォメーション(PCI)と、
・データサーチインフォメーション(DSI)
を有する。
ATS(オーディオタイトルセット)は図3に示すように、
・図7に詳しく示すオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI)と、
・ATSメニュー用のオーディオコンテンツブロックセット(ATSM−ACBS)と、
・ATSタイトル用のオーディオコンテンツブロックセット(ATSA−ACBS)と、
・バックアップ用のATSI
を有する。ATSM−ACBSとATSA−ACBSは共に、前述(図2)したPCIと
DSIを有する。
AMGI(オーディオマネージャインフォメーション)は図4に詳しく示すように、
・AMGIのマネージメントテーブル(AMGI−MAT)と、
・タイトルのサーチポインタテーブル(T−SRPT)と、
・オーディオマネージャメニューPGCIユニットテーブル(AMGM−PGCI−UT
)と、
・ペアレンタルマネージメントインフォメーションテーブル(PTL−MAIT)と、
・図5に詳しくオーディオタイトルセット・アトリビュートテーブル(ATS−ATRT
)と、
・テキストデータマネージャ(TXTDT−MG)と、
・オーディオマネージャメニューセル(インデックス)アドレステーブル(AMGM−C
−ADT)と、
・オーディオマネージャメニュー・オーディオコンテンツブロックユニット・アドレスレ
スマップ(AMGM−ACBU−ADMAP)
を有する。
ATS−ATRT(オーディオタイトルセット・アトリビュートテーブル)は図5に詳
しく示すように、
・オーディオタイトルセットアトリビュートテーブルインフォメーション(ATS−AT
RTI)と、
・複数(n)個のATSの各々のオーディオタイトルセットアトリビュートサーチポイン
タ(ATS−ATR−SRP#1〜#n)と、
・図6に詳しく示すような複数(n)個のATSの各々のオーディオタイトルセット・ア
トリビュートデータ(ATS−ATR−#1〜#n)
を有する。
オーディオタイトルセット・アトリビュートデータ(ATS−ATR−#1〜#n)の
各々は、図6に詳しく示すように
・ATS−ATR−EA(エンドアドレス)と、
・ATS−CAT(カテゴリ)と、
・ATS−ATRI(インフォメーション)
を有する。
図3に示すATSI(ATSインフォメーション)は図7に詳しく示すように、
・図8に詳しく示すオーディオタイトルセットインフォメーション・マネージメントテー
ブル(ATSI−MAT)と、
・オーディオタイトルセット・パートオブタイトル・サーチポインタテーブル(ATS−
PTT−SRPT)と、
・オーディオタイトルセット・プログラムチェーンインフォメーションテーブル(ATS
−PGCIT)と、
・オーディオタイトルセットメニュー・PGCI・ユニットテーブル(ATSM−PGC
I−UT)と、
・オーディオタイトルセット・タイムマップテーブル(ATS−TMAPT)と、
・オーディオタイトルセットメニュー・セル・アドレステーブル(ATSM−C−ADT
)と、
・オーディオタイトルセットメニュー・オーディオコンテンツブロックユニット・アドレ
スマップ(ATSM−ACBU−ADMAP)と、
・オーディオタイトルセット・セル・アドレステーブル(ATS−C−ADT)と、
・オーディオタイトルセット・オーディオコンテンツブロックユニット・アドレスマップ
(ATS−ACBU−ADMAP)
を有する。
図7に示すATSI−MAT(オーディオタイトルセットインフォメーション・マネー
ジメントテーブル)は図8に詳しく示すように、
・ATS−ID(識別子)と、
・ATS−EA(エンドアドレス)と、
・ATSI−EAと、
・VERN(DVDオーディオスペックのバージョン番号)と、
・ATS−CAT(カテゴリ)と、
・ATSI−MAT−EAと、
・ATSM−ACBS−SA(スタートアドレス)と、
・ATSA−ACBS−SAと、
・ATS−PTT−SRPT−SAと、
・ATS−PGCIT−SAと、
・ATSM−PGCI−UT−SAと、
・ATS−TMAP−SAと、
・ATSM−C−ADT−SAと、
・ATSM−ACBU−ADMAP−SAと、
・図9に詳しく示すようなATSM−AST−ATR(ATSMのオーディオストリーム
・アトリビュート)と、
・ATS−AST−Ns(ATSのオーディオストリームの数)と、
・図10に詳しく示すようなATS−AST−ATRT(ATSのオーディオストリーム
・アトリビュートテーブル)
を有する。
ATSM−AST−ATRは図9に詳しく示すように8バイト(ビットb63〜b0)
により構成され、このディスクに記録されている符号化オーディオ信号の属性として次の
ようなデータ(1)〜(4)が配置される(他のビットは保留)。
(1)オーディオ符号化モード(3ビットb63〜b61)
000b:ドルビーAC−3
010b:MPEG−1又はMPEG−2(拡張ビットストリーム無し)
011b:MPEG−2(拡張ビットストリーム有り)
100b:リニヤPCMオーディオ
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
(2)量子化/DRC(ダイナミックレンジコントロール)情報(2ビットb55、b5
4)
・オーディオ符号化モードが「000b」の場合には「11b」
・オーディオ符号化モードが「010b」又は「011b」の場合、
00b:MPEGオーディオストリーム内にダイナミックレンジコントロールデータ
が存在しない
01b:MPEGオーディオストリーム内にダイナミックレンジコントロールデータ
が存在する
10b,11b:保留
・オーディオ符号化モードが「100b」、「101b」の場合、ステレオ2chに対し

00b:16ビット
01b:20ビット
10b:24ビット
11b:保留
(3)サンプリング周波数fs(2ビットb53、b52)
ステレオ2chに対して
00b:48kHz
01b:96kHz
10b:192kHz
(4)オーディオチャネル数(3ビットb50〜b48)
000b:1ch(モノラル)
001b:2ch(ステレオ)
010b:3ch
011b:4ch
100b:(ステレオ2ch+5ch)
101b:(ステレオ2ch+6ch)
110b:7ch
111b:(ステレオ2ch+8ch)
図10に示すATS−AST−ATRT(ATSのオーディオストリーム・アトリビュ
ートテーブル)は図11に詳しく示すように、オーディオストリーム#0〜#7毎のAT
S−AST−ATRを有し、ATS−AST−ATRの各々は8バイトで構成されている
(合計64バイト)。
1つのオーディオストリームのATS−AST−ATRは図11に示すように、図9に
示すオーディオタイトルセットメニュー・オーディオストリーム・アトリビュートデータ
(ATSM−AST−ATR)と同様な8バイト(ビットb63〜b0)で構成され、上
記属性データ(1)〜(4)の他に、
(5)マルチチャネル・イクステンション(1ビットb60)と、
(6)オーディオタイプ(2ビットb59、b58)と、
(7)オーディオアプリケーションモード(2ビットb57、b56)と、
(8)そのストリーム(AST)の間引き情報(2ビットb47、b46)と、(9)L
FE(Low Frequency Effect)1chのみの間引き情報(2ビットb45、b44)
の各データを有する。そして、このDVDオーディオディスクの(7)オーディオアプリ
ケーションモードには、
11b:2ch+サラウンドモード
が記録され、また、(8)そのストリームの間引き情報と、(9)LFE1chのみの間引
き情報には共に、帯域情報として
00b:フル(1/1)
01b:ハーフ(1/2)
10b:クオータ(1/4)
が記録される。
ただし、このATSM−AST−ATRにおける(4)オーディオチャネル数は、オー
ディオストリーム#0では必ず2chとなり、また、オーディオストリーム#1はフロント
の3chを含む。すなわち、例えば1つのタイトルのオーディオ信号を2+6chで記録する
場合、2chのステレオ信号をオーディオストリーム#0に割り当て、6chの内、3chのフ
ロント信号をオーディオストリーム#1に割り当て、2chのリヤ信号とLFE1ch信号を
オーディオストリーム#2に割り当てる。そして、図4に示すオーディオマネージャイン
フォメーション・マネージメントテーブル(AMGI−MAT)と図8に示すオーディオ
タイトルセットインフォメーション・マネージメントテーブル(ATSI−MAT)には
共に、ストリーム#0〜#2の利用データとして「3」が記録される。
また、この2+6chのアナログオーディオ信号を例えば次のようなサンプリング周波数
fsでサンプリングし、次のような量子化ビット数で量子化して記録する場合、
ステレオ2ch :48kHz、20ビット
フロント3ch :96kHz、16ビット
リヤ2ch、LFE1ch:48kHz、16ビット(間引きなし)
図9に示すオーディオタイトルセットメニュー・オーディオストリーム・アトリビュート
データ(ATSM−AST−ATR)にはステレオ2chの属性として
(1)オーディオ符号化モード
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
(2)量子化/DRC
01b:20ビット
(3)サンプリング周波数fs
00b:48kHz
(4)オーディオチャネル数
101b:(ステレオ2ch+6ch)
が記録される。
また、オーディオストリーム#0のATS−AST−ATRには
(1)オーディオ符号化モード
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
(2)量子化/DRC
01b:20ビット
(3)サンプリング周波数fs
00b:48kHz
(4)オーディオチャネル数
001b:2ch(ステレオ)
(7)オーディオアプリケーションモード
11b:2ch+サラウンドモード
(8)そのストリームの間引き情報
00b:フル(1/1)
(9)LFE1chのみ間引き情報
00b:フル(1/1)
が記録される。
また、オーディオストリーム#1のATS−AST−ATRには
(1)オーディオ符号化モード
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
(2)量子化/DRC
00b:16ビット
(3)サンプリング周波数fs
01b:96kHz
(4)オーディオチャネル数
010b:3ch
(7)オーディオアプリケーションモード
11b:2ch+サラウンドモード
(8)そのストリームの間引き情報
00b:フル(1/1)
(9)LFE1chのみ間引き情報
00b:フル(1/1)
が記録される。
また、オーディオストリーム#2のATS−AST−ATRには
(1)オーディオ符号化モード
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
(2)量子化/DRC
00b:16ビット
(3)サンプリング周波数fs
00b:48kHz
(4)オーディオチャネル数
010b:3ch
(7)オーディオアプリケーションモード
11b:2ch+サラウンドモード
(8)そのストリームの間引き情報
00b:フル(1/1)
(9)LFE1chのみ間引き情報
00b:フル(1/1)
が記録される。
次に、オーディオストリームが記録されるAパックとその制御パックについて説明する
。図12に示すようにVCBユニットは0.4〜1.0秒分の任意の数のパックにより構
成され、ACBユニットは0.5〜1.0秒分の任意の数のパックにより構成されている
。また、DVD−オーディオのACBユニットにおけるA−CONTパックは、DVD−
ビデオのVCBユニットにおける第3パックに配置される。
A−CONTパックは基本的にオーディオ時間の0.5秒単位に配置され、インデック
スの切れ目では0.5〜1.0秒の範囲で完結するように配置される。また、オーディオ
の時間(GOF:Group of Audio Frame単位)はA−CONTパックにより示され、その
データ位置はオーディオフレームナンバと、ファーストアクセスユニットポインタとフレ
ームヘッダの数により決まる。また、A−CONTパック直前のAパックは、オーディオ
時間の0.5秒単位でパディングすることを強制しない。
隣接するAパックは、オーディオ信号がお互いに関連するように配置され、例えばステ
レオの場合にはLチャネルパックとRチャネルパックが隣接して配置され、また、5/6
/8チャネルのマルチチャネルの場合にも同様に隣接して配置される。Vパックはオーデ
ィオ信号の再生時に映像を表示する場合にそのAパックに隣接して配置される。Aパック
とVパックは、図13に示すように2034バイトのユーザデータ(Aデータ、Vデータ
)に対して4バイトのパックスタート情報と、6バイトのSCR(System Clock Referen
ce:システム時刻基準参照値)情報と、3バイトのMux レート(rate)情報と1バイトの
スタッフィングの合計14バイトのパックヘッダが付加されて構成されている(1パック
=合計2048バイト)。この場合、タイムスタンプであるSCR情報を、ACBユニッ
ト内の先頭パックでは「1」として同一タイトル内で連続とすることにより同一タイトル
内のAパックの時間を管理することができる。
これに対し、A−CONTパックは図14に示すように、14バイトのパックヘッダと
、24バイトのシステムヘッダと、1003バイトのACD(オーディオキャラクタディ
スプレイ)パケットと、1007バイトのASD(オーディオサーチデータ)パケットに
より構成されている。また、ACDパケットは6バイトのパケットヘッダと、1バイトの
サブストリームIDと、図15に詳しく示すような636バイトのACD(オーディオキ
ャラクタディスプレイ)情報と、360バイトの保留エリアにより構成されている。AS
Dパケットは同じく6バイトのパケットヘッダ及び1バイトのサブストリームIDと、図
17に詳しく示すような1000バイトのASD(オーディオサーチデータ)により構成
されている。
636バイトのACD情報エリアは、図15に詳しく示すように48バイトのジェネラ
ル情報エリアと、第1の言語の文字「1」及び第2の言語の文字「2」毎に294バイト
のエリアを有し、この各エリアは93バイトのネームスペースエリア、各々93バイトの
2つのフリースペースエリアと15バイトのデータポインタエリアにより構成されている
。第1の言語の文字「1」と第2の言語の文字「2」の一方のネームスペースエリアには
例えば図16に示すように楽曲名を日本語で表示するためのデータが配置され、他方のネ
ームスペースエリアには英語で表示するためのデータが配置される。なお、この表示言語
はディスク発行元が決定してよい。
48バイトのジェネラル情報は、例えば16バイトのサービスレベル情報と、12バイ
トの言語コード情報と、6バイトの文字セットコード情報と、6バイトの表示アイテム情
報と、2バイトの「前のACD情報との相違」情報と、6バイトの保留情報により構成さ
れる。16バイトのサービスレベル情報は、表示サイズ、表示の種類、オーディオ/ビデ
オ/SPの区別、ストリームなどを示し、また、文字はマンダトリー(必須)、ビットマ
ップはオプション(随意)である。12バイトの言語コード情報はビデオファイルと同様
に文字「1」「2」の言語をそれぞれ2バイトで示し、1ファイル中最大8言語分を示す
。英語はマンダトリーである。
6バイトの文字セットコード情報は、言語コードに対応した文字コードを最大15個持
つことが可能であり、文字「1」「2」の言語の有無と種類を1バイトで示す。コード例
を以下に示す。
1.ISO646
2.ISO8859−1
3.MS−JIS
6バイトの表示アイテム情報は、図15に示すフリースペース「1」「2」、データポ
インタの有無、IDを示す。ネームスペースはマンダトリーであり、タイトルネーム、ミ
ュージックネーム、アーティストネームは必ず記述する。
1000バイトのASD(オーディオサーチデータ)は、図17に詳しく示すように1
6バイトのジェネラル情報と、8バイトの現在の番号(No.)情報と、16バイトの現
在時刻情報と、8バイトのタイトルセットサーチ情報と、8バイトのタイトルサーチ情報
と、404バイトのトラックサーチ情報と、408バイトのインデックスサーチ情報と、
80バイトのハイライトサーチ情報と、52バイトの保留エリアにより構成されている。
8バイトの現在の番号情報は、タイトルセットの現在のタイトル番号(2バイト:BC
D)と、タイトルセットの現在のトラック番号(2バイト:BCD)と、トラックの現在
のインデックス番号(2バイト:BCD)と保留領域(2バイト)により構成されている
。16バイトの現在時刻情報は、トラックのプレイバック時間(4バイト:BCD)と、
トラックの残りのプレイバック時間(4バイト:BCD)と、タイトルの絶対時間(4バ
イト:BCD)とタイトルの残りの絶対時間(4バイト:BCD)により構成されている
8バイトのタイトルセットサーチ情報は、タイトルセットの最初のセクタ番号(4バイ
ト)と、タイトルセットの最後のセクタ番号(4バイト)により構成されている。8バイ
トのタイトルサーチ情報は、タイトルの最初のセクタ番号(4バイト)と、タイトルの最
後のセクタ番号(4バイト)により構成されている。404バイトのトラックサーチ情報
は、タイトルのトラック及びセクタ番号(4バイト×99)と、タイトルの最初のトラッ
ク番号(4バイト)とタイトルの最後のトラック番号(4バイト)により構成されている
408バイトのインデックスサーチ情報は、トラックのインデックス及びセクタ番号(
4バイト×100)と、トラックの最初のインデックス番号(4バイト)とトラックの最
後のインデックス番号(4バイト)により構成されている。80バイトのハイライトサー
チ情報は、トラックのインセクタ番号(4バイト×10)とトラックのアウトセクタ番号
(4バイト×10)により構成されている。
このようなフォーマットによれば、複数のAパックの先頭に、CDのTOC情報のよう
に後続のAパックのオーディオ信号を管理するためのA−CONTパックが配置されるの
で、オーディオデータはビデオデータなどとは一体化されず、記録容量を多くすることが
できる。また、A−CONTパックによりオーディオ時間を管理することができ、また、
A−CONTパックによりオーディオデータに関する曲名などの簡単な文字情報を取り出
すことができる。
また、A−CONTパック内にタイトル、スタートアドレス、演奏時間などのTOC情
報を配置するので、オーディオ再生中であってもユーザの操作に応じた情報をA−CON
Tパックから取り出して再生を開始することができる。また、オーディオマネージャイン
フォメーション(AMGI)とオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI
)内にTOC情報を配置することにより、必要なTOC情報を再生装置内のメモリに記憶
させて、ユーザの操作に応じた情報をメモリから即座に読み出して再生を開始することが
できる。また、DVD−ビデオにおけるプログラムチェーンインフォメーション(PGC
I)のような大きな容量の情報を記憶する必要がないので、ディスクを効率的に管理する
ことができる。
さらに、
1.コンテンツ内に画像(V)データがない場合、
(1)タイトル、曲、インデックスの3階層に対するサーチ、ランダムアクセスが可能に
なる。
(2)GOF(オーディオフレーム)単位の頭出し、タイムサーチ、ランダムアクセスが
可能になる。
(3)タイトル、曲、インデックスの時間を実時間で管理することができる。
また、
2.コンテンツ内に画像(V)データがある場合、
オーディオデータに関しては、
上記(1)〜(3)の他に、
(4)タイトル、曲中の現在時間、残り時間を実時間で表示、管理することができる。
ビデオデータに関しては、
(1)タイトル、PTT、セルの3階層に対するサーチ、ランダムアクセスが可能になる

(2)ビデオフレーム単位の頭出し、タイムサーチ、ランダムアクセスが可能になる。
(3)タイトル、PTT、セルの時間を実時間で管理することができる。
(4)PTT又はタイトル中の現在時間、残り時間をビデオフレーム単位時間で表示、管
理することができる。
なお、図1(b)のACBUは、A−CONTパックとCONTパックを含んでいるが
、図18に示すようにVパックとCONTパックは含まないように構成してもよい。この
場合にはビデオ信号は記録されないが、オーディオ信号の記録容量が割り増しになる特徴
があり、ディスクサイズを小型化することができ、また、再生機能を簡略化することがで
きるのでポータブル用の再生装置に適するものを提供することができる。
図19は第2の実施形態におけるオーディオマネージャインフォメーション(AMGI
)のフォーマットを詳しく示す説明図、図20は図19のTOC情報を詳しく示す説明図
、図21は第3の実施形態におけるオーディオタイトルセットインフォメーション(AT
SI)のフォーマットを詳しく示す説明図である。
次に、TOC(Table Of Contents)情報を用いた第2の実施形態について説明する。
図19に示すように、AMGI(オーディオマネージャインフォメーション)の空きエリ
アに対して、図20に詳しく示すようなTOCを追加して記録し、再生装置はこのTOC
情報にアクセスして曲の頭出しを行う。図20は一例として、CDのリードインエリアに
記録されている一般的なTOC情報を示し、同じ情報が3回繰り返して記録されている。
なお、本発明のDVDオーディオディスク1に記録する場合にはこのように繰り返しても
よく、また、繰り返さなくてもよい。
ここで、CDにおいて用いられているTOC情報では、ポイント=00〜99のときに
その数字で示される各楽章が始まる絶対時間が分(PMIN)、秒(PSEC)及びフレ
ーム(PFRAME)で表される。また、ポイント=A0のときにPMINが最初の楽章
を示し、PSEC=PFRAME=0となる。ポイント=A1のときにはPMINが最後
の楽章を示し、PSEC=PFRAME=0となる。ポイント=A2のときにはリードア
ウトエリアが始まる絶対時間が分(PMIN)、秒(PSEC)及びフレーム(PFRA
ME)で表される。したがって、図20に示すTOC情報はDVDオーディオディスク1
に対して6曲(又は6楽章)分が記録されていることを示している(ポイント=01〜0
6)。なお、このTOC情報はAMGIの代わりに、図21に示すようにATSI(オー
ディオタイトルセットインフォメーション)の空きエリアに記録するようにしてもよく、
また、図14に示すA−CONTパックのACDパケット内の保留エリア(360バイト
分)に記録するようにしてもよい。
次に、第4の実施形態について説明する。図22は本発明に適用されるDVDオーディ
オディスクの第4の実施形態のフォーマットを示し、図24ないし図26に示すようなV
TSは含まず、ATSのみにより構成されている。そして、このATS(ディレクトリ)
は、SAMG(Structure of Simple Audio Manager)と、図1(b)に示すオーディオ
マネージャ(AMG)と、ビデオ及びオーディオのオーディオマネージャメニュー(AM
GM)と、AMG内のAMGIにより管理されるATS<1>及びATS<2>により構
成され、また、ATS<1>及びATS<2>は図23に示すように、A−CONTパッ
クを含まず、AパックとRTIパックにより構成されている。また、このRTIパックは
Aパックに対して多く配置されず、0.5秒毎に1パック程度が配置される。また、静止
画パックが所定の位置に配置される。SAMGはATS<1>及びATS<2>の頭出し
のためのSAPPテーブル(TOC)が繰り返し8回記述される領域である。この領域は
1つの独立したファイルとして定義できる。
ここで、参考までに、図24はDVD−Van(ビデオ+オーディオナビゲーション)
ディスクのフォーマットを示し、このフォーマットは概略的にはDVD−ビデオデータと
してビデオタイトルセット(VTS)と、オーディオナビ(ナビゲーション)データとし
てANVタイトルセット(ANV−TS)により構成されている。また、詳しくは、VT
Sは図1(a)及び後述する図25に示すDVDビデオディスクと同じ構成であり、他方
、ANV−TSは図1(b)に示すオーディオマネージャ(AMG)と、VTS側のVT
S<1>及びVTS<2>とそれぞれ対を成してAMG内のAMGIにより管理されるA
TS<1>及びATS<2>により構成されている。
また、DVDビデオディスクのフォーマットは図25及び図1(a)に示すようにAT
SやANV−TSを含まず、VTSのみにより構成されている。
また、図26はDVD−Avd(オーディオ+AVデータ)ディスクのフォーマットを
示し、このフォーマットは概略的にDVD−ビデオデータとしてビデオタイトルセット(
VTS)と、DVD−オーディオデータとしてオーディオタイトルセット(ATS)によ
り構成されている。また、詳しくは、VTSは図1(a)に示すビデオマネージャ(VM
G)と、ビデオ及びオーディオのビデオマネージャメニュー(VMGM)と、VMG内の
VMGIにより管理されるVTS<1>により構成されている。
他方、ATSはSAMGと、図1(b)に示すオーディオマネージャ(AMG)と、ビ
デオ及びオーディオのオーディオマネージャメニュー(AMGM)と、VTS側のVTS
<1>内のオーディオデータと対を成し、かつAMG内のAMGIにより管理されるAT
S<1>と、VTS側とは対をなさず、同じくAMG内のAMGIにより管理されるAT
S<2>により構成されている。また、このATS<2>は図23に示すように、A−C
ONTパックを含まず、AパックとRTIパックにより構成されている。
図27は第4の実施形態のディスクのオーディオデータの内容を示す属性データとして
ディスクに記録されるオーディオ・オンリ・タイトル・オーディオ・オブジェクト・アト
リビュート(AOTT−AOB−ATR)を示している。この属性データは8バイト(6
4ビットb63〜b0)により構成され、MSB側から順に詳しく説明すると
・4ビット(b63〜b60)のオーディオ符号化モードと、
・1ビット(b59)のダウンミックス(D−M)モードと、
・3ビット(b58〜b56)のマルチチャネル構造と、
・4ビット(b55〜b52)のチャネルグループ1の量子化ビット数Q1と、・4ビッ
ト(b51〜b48)のチャネルグループ2の量子化ビット数Q2と、・4ビット(b4
7〜b44)のチャネルグループ1のサンプリング周波数fs1と、
・4ビット(b43〜b40)のチャネルグループ2のサンプリング周波数fs2と、
・3ビット(b39〜b37)の保留領域と、
・5ビット(b36〜b32)のチャネル割り当てと、
・残り32ビット(b31〜b0)の保留領域により構成されている。なお、残りの32
ビット(b31〜b0)は各チャネルの属性データ用として用いられる。
上記データを以下に更に詳しく説明する。
(1)オーディオ符号化モード(b63〜b60)
0000b:リニアPCMモード
0001b:圧縮オーディオ(ドルビーデジタル)用に保留
0010b:圧縮オーディオ(MPEG2拡張無し)用に保留
0011b:圧縮オーディオ(MPEG2拡張有り)用に保留
0100b:圧縮オーディオ(DTS)用に保留
0101b:圧縮オーディオ(SDDS)用に保留
その他 :その他の符号化モード用に保留
(2)ダウンミックスモード(b59)
0b:ダウンミックスステレオ出力許可
1b:ダウンミックスステレオ出力禁止
(3)マルチチャネル構造のタイプ(b58〜b56)
000b:タイプ1
その他 :保留
(4)チャネルグループ1の量子化ビット数Q(b55〜b52)
0000b:16ビット
0001b:20ビット
0010b:24ビット
その他 :保留
(5)チャネルグループ2の量子化ビット数Q(b51〜b48)
・チャネルグループ1の量子化ビット数Qが「0000b」の場合には「0000b」
・チャネルグループ1の量子化ビット数Qが「0001b」の場合には「0000b」
又は「0001b」
・チャネルグループ1の量子化ビット数Qが「0010b」の場合には「0000b」
、「0001b」又は「0010b」
ただし、0000b:16ビット
0001b:20ビット
0010b:24ビット
その他 :保留
(6)チャネルグループ1のサンプリング周波数fs1(b47〜b44)
0000b:48kHz
0001b:96kHz
0010b:192kHz
1000b:44.1kHz
1001b:88.2kHz
1010b:176.4kHz
その他 :保留
(7)チャネルグループ2のサンプリング周波数fs2(b43〜b40)
・チャネルグループ1のサンプリング周波数fs1が「0000b」の場合には「00
00b」
・チャネルグループ1のサンプリング周波数fs1が「0001b」の場合には「00
00b」又は「0001b」
・チャネルグループ1のサンプリング周波数fs1が「0010b」の場合には「00
00b」、「0001b」又は「0010b」
・チャネルグループ1のサンプリング周波数fs1が「1000b」の場合には「10
00b」
・チャネルグループ1のサンプリング周波数fs1が「1001b」の場合には「10
00b」又は「1001b」
・チャネルグループ1のサンプリング周波数fs1が「1010b」の場合には「10
00b」、「1001b」又は「1010b」
この第4の実施形態のディスクではリニアPCMモードが使用される。リニアPCMの
プライベートヘッダは、図28に示すように
・8ビットのサブストリームIDと、
・4ビットの保留領域と、
・4ビットのISRC番号と、
・8ビットのISRCデータと、
・8ビットのプライベートヘッダ長と、
・16ビットの第1アクセスユニットポインタと、
・1ビットのオーディオ・エンファシス・フラグF1と、
・1ビットのオーディオ・エンファシス・フラグF2などにより構成されている。
図29、図30はエンコード装置を示す。図29は本発明に適用されるオーディオ信号
のエンコード装置の一実施形態を示すブロック図、図30は図29の信号処理回路を詳細
に示すブロック図である。
図29においてアナログオーディオ信号AはA/Dコンバータ31により十分高いサン
プリング周波数(サンプリング周期Δt)、例えば192kHzでサンプリングされて、
例えば24ビットの高分解能のPCM信号に変換され、高分解能の曲線αに対応するデー
タ列
xb1,x1 ,xa1,x2,xb2,x3,xa2,
・・・,xbi,x2i-1,xai,x2i,・・・
に変換される。このデータ列(xbi,x2i-1,xai,x2i)は図30に詳しく示す信号処
理回路32及びメモリ33によりエンコードされ、次いでDVDオーディオフォーマット
化部34に印加される。
図30を参照して信号処理回路32の構成を詳しく説明する。まず、1/2の帯域を通
過させるローパスフィルタ36、例えばFIRフィルタにより、高分解能の曲線αに対応
するデータ列(xbi,x2i-1,xai,x2i)から、帯域制限された低分解能の曲線βに対
応するデータ列
xc1,*,*,*,xc2,*,*,*,xc3,*,*,*,・・・,xci,*,*,
*,・・・
を得、次にこのデータ列の内、データ「*」を間引き回路37により間引くことによりデ
ータ列
xc1,xc2,xc3,・・・,xci,・・・
を生成する。ここで、データ列xciはA/Dコンバータ31によりA/D変換されたデジ
タルデータを帯域制限してサンプリング周波数を1/4に低減したデータ列となっている
また、データ列(xbi,x2i-1,xai,x2i)の内、データxi を間引き回路38によ
り間引くことによりデータ列
xb1,xa1,xb2,xa2,・・・,xbi,xai,・・・
を生成する。
そして、これらのデータ列xci、xbi、xaiに基づいて、差分計算器として作用する加
算器39により差分
xbi−xci=Δ1i
xai−xci=Δ2i
を演算する。ここで、差分データΔ1i、Δ2iは、例えば24ビット又はそれ以下であり、
また、ビット数は固定でも可変でもよい。
アロケーション回路40はデータ列xci及び差分データΔ1i、Δ2iをユーザデータ(図
13参照)にパッキングし(1パケット=2034バイト)、そのユーザデータをDVD
フォーマット化部34に出力する。
また、ビデオ信号VはA/D変換器31Vによりデジタル信号に変換され、次いでこの
デジタルビデオ信号がVエンコーダ32VによりMPEGフォーマットにエンコードされ
、次いで図13に示すユーザデータにパッキングされてDVDフォーマット化部34に印
加される。そしてDVDフォーマット化部34は、例えば図1〜図18に示すようなフォ
ーマットにパッキングする。このDVDフォーマット化部34によりフォーマット化され
たデータは、変調回路35によりディスクに応じた変調方式で変調され、この変調データ
に基づいてディスクが製造される。
次に図31〜図90を参照して第5の実施形態のDVD−オーディオディスクについて
説明する。まず、図31(A)に示すようにこの第5の実施形態のデータ構造は、概略的
にSAMGと、AMG(オーディオマネージャ)と、SPS(スチルピクチャセット)と
複数のATS(オーディオ・タイトルセット)を有する。なお、SPS(スチルピクチャ
セット)は、サブピクチャ(SP)との混同を避けるために、以下の説明ではASVS(
オーディオ・スチル・ビデオ・セット)とも言う。
ATSは、先頭から順に
・ATSI(ATSインフォメーション)と、
・図32〜図37に詳しく示すオーディオ・オンリ・タイトル用のオーディオ・オブジェ
クト・セット(AOTT−AOBS)と
・バックアップ用のATSIにより構成されている。ATSIは先頭から順に
・図39〜図44に詳しく示すATSI−MAT(ATSIマネージメント・テーブル)

・図45〜図57に詳しく示すATS−PGCIT(ATSプログラム・チェーン・イン
フォメーション・テーブル)により構成されている。
AOTT−AOBSは図32に詳しく示すように、複数のオーディオ・オンリ・タイト
ル用のオーディオ・オブジェクト(AOTT−AOB)により構成されている。AOTT
−AOBの各々は複数のプログラム(PG)により構成され、プログラムの各々は複数の
セル(ATS−C)により構成されている。
AOTT−AOBは、図32(1)に詳しく示すようにオーディオデータのみを含むも
のと、図32(2)に詳しく示すようにオーディオデータ及びリアル・タイム・インフォ
メーション・データ(RTIデータ)を含むものの2種類のAOTT−AOBにより構成
されている。そして、1枚のディスク中や1曲中に1種類以上のAOTT−AOBが配置
される。
オーディオデータのみを含む第1のAOTT−AOBの各プログラムは複数のオーディ
オセル(ATS−C)により構成され、このオーディオセルは複数のオーディオパックの
みにより構成されている。オーディオデータ及びRTIデータを含む第2のAOTT−A
OBの各プログラムは複数のオーディオセル(ATS−C)により構成され、このオーデ
ィオセルは2番目のパック位置に配置されたRTIパックと、他のパック位置に配置され
たオーディオパックにより構成されている。
リニアPCMのAパックは2048バイト以下で構成され、その内訳は図33に示すよ
うに14バイトのパックヘッダとAパケットにより構成されている。Aパケットは17、
9又は14バイトのパケットヘッダと、図34に詳しく示すプライベートヘッダと、1な
いし2011バイトのオーディオPCMデータにより構成されている。
プライベートヘッダは、図34に示すように
・8ビットのサブストリームIDと、
・3ビットの保留領域と、
・5ビットのUPC/EAN−ISRC(ユニバーサル・プロダクト・コード:Universa
l Product Code/ヨーロピアン・アーティクル・ナンバー・インターナショナル・スタン
ダード・レコーディング・コード:European Article Number-International Standard R
ecording Code)番号と、
・8ビットのUPC/EAN−ISRCデータと、
・8ビットのプライベートヘッダ長と、
・16ビットの第1アクセスユニットポインタと、
・8バイトのオーディオデータインフォメーション(ADI)と
・0〜8バイトのスタッフィングバイト
により構成されている。
ADIは
・1ビットのオーディオ・エンファシス・フラグと、
・1ビットの保留領域と、
・1ビットのダウンミックスモードと、
・1ビットのダウンミックスコード有効性と、
・4ビットのダウンミックスコードと、
・4ビットのグループ「1」の量子化ワード長「1」と、
・4ビットのグループ「2」の量子化ワード長「2」と、
・4ビットのグループ「1」のオーディオ・サンプリング周波数fs1と、
・4ビットのグループ「2」のオーディオ・サンプリング周波数fs2と、
・4ビットの保留領域と、
・4ビットのマルチチャネルタイプと、
・3ビットのチャネルグループ「2」のビットシフトデータ(図36参照)と
・5ビットのチャネル割り当て情報(図42参照)と、
・8ビットのダイナミックレンジ制御情報
・8×2ビットの保留領域
により構成されている。
8ビット(b7〜b0)のUPC/EAN−ISRCデータエリアには、図35に示す
ようにUPC/EAN−ISRC番号に応じて異なるデータが配置される。すなわち、
(1)UPC/EAN−ISRC番号=1の場合
上位2ビットb7、b6:保留
下位6ビットb5〜b0:カントリコード(ISRC#1)
(2)UPC/EAN−ISRC番号=2の場合
上位2ビットb7、b6:保留
下位6ビットb5〜b0:カントリコード(ISRC#2)
(3)UPC/EAN−ISRC番号=3の場合
上位2ビットb7、b6:保留
下位6ビットb5〜b0:コピーライトホルダコード(ISRC#3)
(4)UPC/EAN−ISRC番号=4の場合
上位2ビットb7、b6:保留
下位6ビットb5〜b0:コピーライトホルダコード(ISRC#4)
(5)UPC/EAN−ISRC番号=5の場合
上位2ビットb7、b6:保留
下位6ビットb5〜b0:コピーライトホルダコード(ISRC#5)
(6)UPC/EAN−ISRC番号=6の場合
上位4ビットb7〜b4:保留
下位4ビットb3〜b0:レコーディングイヤー(ISRC#6)
(7)UPC/EAN−ISRC番号=7の場合
上位4ビットb7〜b4:保留
下位4ビットb3〜b0:レコーディングイヤー(ISRC#7)
Aパック内の実データであるリニヤPCMデータのエリアには、S/N比の向上とビッ
ト削減のためにグループ「2」の各チャネルのデータのビットが削減されて配置される。
図36(a)は一例として6チャネル(グループ「1」=Ch1〜Ch3、グループ「2
」=Ch4〜Ch6)のPCMデータを示し、レベル範囲がMAX=0dB〜MIN=−
144dB(24ビット)であって、各チャネルChの値が以下の通りである。
Lmax2>Lmax1=Lmax3>Lmax4>Lmax5>Lmax6
そして、グループ「1」のCh1〜Ch3のワード長はそのままにして、この例ではC
h2の値が最も大きいので、グループ「2」のCh4〜Ch6の各レベルを(0−Lmax2
)dBだけアップシフトしてLSB側0〜4ビットを削減する。なお、図36に示す例で
はCh4〜Ch6の各レベルが最大ビット数=4だけアップシフトされて20ビットに削
減されたことを示している。
次に図37を参照してRTIパックの構成を詳しく説明する。このパックは14バイト
のパックヘッダとRTIパケットにより構成され、RTIパケットは17又は14バイト
のパケットヘッダと、プライベートヘッダと、1ないし2015バイトのRTIデータに
より構成されている。RTIデータはオーディオデータに関する文字情報や再生制御情報
である。
RTIパケットのプライベートヘッダは、
・1バイトのサブストリームIDと、
・2バイトのUPC/EAN−ISRC番号及びデータ(図ではこれらを単にISRCと
表記)と、
・1バイトのプライベートヘッダ長と、
・1バイトのRTI情報IDと、
・0〜7バイトのスタッフィングバイト
により構成されている。
上記UPC/EAN−ISRC番号及びデータは、SPCTパックに収められるスチル
ピクチャの著作権に関するUPC/EAN−ISRC番号及びデータである。
ちなみに、図31に示すスチルピクチャセット(オーディオ・スチル・ビデオ・セット
)にはSPCTパックが配置され、このSPCTパックは図38に詳しく示すように、1
4バイトのパックヘッダとSPCTパケットにより構成され、SPCTパケットは22又
は19又は9バイトのパケットヘッダと2025バイト以下のSPCTデータにより構成
されている。ここで、1枚の静止画はMPEG1又はMPEG2方式で圧縮されてIピク
チャとイントラ・コーデッド・ピクチャにより構成され、1つのピクチャセル内で分割さ
れてSPCTパックのSPCTデータとして配置される。なお、SPCTパックのパケッ
トヘッダ内にも同様に、RTIパックで説明したようにスチルピクチャの著作権に関する
UPC/EAN−ISRC番号及びデータを含めてもよい。
図31(A)に示したATSI−MATは、図39に詳しく示すように2048バイト
(リラティブ・バイト・ポジションRBP0〜2047)で構成され、先頭から順に
・12バイト(RBP0〜11)のATS識別子(ATS−ID)と、
・4バイト(RBP12〜15)のATSのエンドアドレス(ATS−EA)と、
・12バイト(RBP16〜27)の保留領域と、
・4バイト(RBP28〜31)のATSIのエンドアドレス(ATSI−EA)と、
・2バイト(RBP32〜33)のバージョン番号(VERN)と、
・94バイト(RBP34〜127)の保留領域と、
・4バイト(RBP128〜131)のATSI−MATのエンドアドレスと、・60バ
イト(RBP132〜191)の保留領域と、
・4バイト(RBP192〜195)のAOTT用のVTSのスタートアドレスと、
・4バイト(RBP196〜199)のAOTT用のAOBSのスタートアドレス又はA
OTT用のVOBSのスタートアドレスと、
・4バイト(RBP200〜203)の保留領域と、
・4バイト(RBP204〜207)のATS−PGCITのスタートアドレスと、
・48バイト(RBP208〜255)の保留領域と、
・128(16×8)バイト(RBP256〜383)のAOTT用のAOBのアトリビ
ュート(AOTT−AOB−ATR)又はAOTT用のVOBのオーディオストリームの
アトリビュート(AOTT−VOB−AST−ATR)と、
・288(18×8)バイト(RBP384〜661)の、マルチチャネルオーディオデ
ータを2チャネルにダウンミックスするための係数(ATS−DM−COEFT#0〜#
15)と、
・32バイト(RBP672〜703)の保留領域と、
・2バイト(RBP704〜705)の、AOTT用のAOBSにおけるスチルピクチャ
データのアトリビュート(ATS−SPCT−ATR)と、
・1342バイト(RBP706〜2047)の保留領域により構成されている。
128(16×8)バイト(RBP256〜383)のエリアには、このATSがAO
TT用のAOBSを有する場合には、図40に詳しく示すAOTT−AOB−ATRが記
述される。このAOTT−AOB−ATR(b127〜b0)は、MSB側から順に
・8ビット(b127〜b120)のオーディオ符号化モードと、
・8ビット(b119〜b112)の保留領域と、
・4ビット(b111〜b108)のチャネルグループ「1」の量子化ビット数Q1と、
・4ビット(b107〜b104)のチャネルグループ「2」の量子化ビット数Q2と、
・4ビット(b103〜b100)のチャネルグループ「1」のサンプリング周波数fs
1と、
・4ビット(b99〜b96)のチャネルグループ「2」のサンプリング周波数fs2と

・3ビット(b95〜b93)のマルチチャネル構造のタイプと、
・5ビット(b92〜b88)のチャネル割り当てと、
・8ビット×11(b87〜b0)の保留領域により構成されている。
これに対し、このATSがAOTT用のAOBSを有しない場合には、図41に示すA
OTT−VOB−AST−ATRが記述される。このAOTT−VOB−AST−ATR
(b127〜b0)は、MSB側から順に
・8ビット(b127〜b120)のオーディオ符号化モードと、
・8ビット(b119〜b112)の保留領域と、
・4ビット(b111〜b108)の量子化ビット数Qと、
・4ビット(b107〜b104)の保留領域と、
・4ビット(b103〜b100)のサンプリング周波数fsと、
・4ビット(b99〜b96)の保留領域と、
・3ビット(b95〜b93)のマルチチャネル構造のタイプと、
・5ビット(b92〜b88)のチャネル割り当てと、
・3ビット(b87〜b85)のデコーディング・オーディオ・ストリーム数と、
・5ビット(b84〜b80)の保留領域と、
・2ビット(b79、b78)のMPEGオーディオ用DRCと、
・2ビット(b77、b76)の保留領域と、
・4ビット(b75〜b72)の圧縮オーディオチャネル数と、
・8ビット×9(b71〜b0)の保留領域により構成されている。
上記データを以下に詳しく示す。ただし、量子化ビット数、サンプリング周波数、マル
チチャネルタイプは図27と同じであるので説明を省略する。
(1)オーディオ符号化モード(b127〜b120)
00000000b:リニアPCMモード
00000001b:圧縮オーディオ(ドルビーデジタル)用に保留
00000010b:圧縮オーディオ(MPEG2拡張無し)用に保留
00000011b:圧縮オーディオ(MPEG2拡張有り)用に保留
00000100b:圧縮オーディオ(DTS)用に保留
00000101b:圧縮オーディオ(SDDS)用に保留
その他 :その他の符号化モード用に保留
(8)チャネル割り当て(b92〜b88)
図42は1チャネル(モノラル)から6チャネルまでのグループ「1」、「2」のチャ
ネル割当情報を示している。ちなみに、図に示す記号を以下に説明する。
C(mono):モノラル
L,R :2チャネルステレオ
Lf :マルチチャネルのレフトフロント
Rf :マルチチャネルのライトフロント
C :マルチチャネルのセンター
LFE :マルチチャネルのLow Frequency Effect
S :マルチチャネルのサラウンド
Ls :マルチチャネルのレフトサラウンド
Rs :マルチチャネルのライトサラウンド
(9)デコーディング・オーディオ・ストリーム数(b87〜b85)の
「0」又は「1」
(10)MPEGオーディオ用DRC(b79、b78)
00b:MPEGオーディオストリーム内にDRCデータが存在しない。
01b:MPEGオーディオストリーム内にDRCデータが存在する。
(11)圧縮オーディオチャネル数(b75〜b72)
オーディオ符号化モードがリニヤPCMオーディオの場合には「1111b」 000
0b:1ch(モノ)
0001b:2ch(ステレオ)
0010b:3ch
0011b:4ch
0100b:5ch
0101b:6ch
0110b:7ch
0111b:8ch
その他 :保留
図39に示した288(18×16)バイトのエリア(RBP384〜671)には、
マルチチャネルオーディオデータを2チャネルにダウンミックスするために図43に示す
ようにテーブル番号「0」〜「15」の各ダウンミックス係数(ATS−DM−COEF
T#0〜#15)が18ビットで記述される。
図39に示した2バイト(RBP704、705)のエリアは、AOTT用のAOBS
におけるスチルピクチャデータのアトリビュート(ATS−SPCT−ATR)を記述す
るために、図44に詳しく示すようにMSB側から順に
・2ビット(b15、b14)のビデオ圧縮モードと、
・2ビット(b13、b12)のTVシステムと、
・2ビット(b11、b10)のアスペクト比と、
・2ビット(b9、b8)のディスプレイモードと、
・2ビット(b7、b6)の保留領域と、
・3ビット(b5〜b3)のソースピクチャの解像度と、
・3ビット(b2〜b0)の保留領域により構成されている。
上記ATS−SPCT−ATRの内容を以下に詳しく示す。
(1)ビデオ圧縮モード(b15、b14)
00b:MPEG1対応
01b:MPEG2対応
その他:保留
(2)TVシステム(b13、b12)
00b:525/60
01b:625/60
その他:保留
(3)アスペクト比(b11、b10)
00b:4:3
11b:16:9
その他:保留
(4)ディスプレイモード(b9、b8)
00b:保留
01b:保留
10b:レターボックスのみ許可
11b:記述しない。
(5)ソースピクチャの解像度(b5〜b3)
000b:720×480(525/60システム)
720×576(625/60システム)
その他:保留
図31(A)に示したATS−PGCIT(ATSプログラム・チェーン・インフォメ
ーション・テーブル)は、図45に詳しく示すように先頭から順に
・図46に詳しく示すオーディオ・タイトルセットPGCIテーブル・インフォメーショ
ン(ATS−PGCITI)と、
・図47、図48に詳しく示すn個のオーディオ・タイトルセットPGCIサーチポイン
タ(ATS−PGCI−SRP#1〜#n)と
・図49に詳しく示す複数のオーディオ・タイトルセットPGCIにより構成されている
ATS−PGCITIは図46に詳しく示すように8バイトで構成され、先頭から順に
・2バイトのATS−PGCI−SRP#1〜#nの数と、
・2バイトの保留領域と、
・4バイトのATS−PGCITのエンドアドレスにより構成されている。ATS−PG
CI−SRP#1〜#nの各々は、図47に詳しく示すように8バイトで構成され、先頭
から順に
・図48に詳しく示す4バイトのATS−PGCのカテゴリ(ATS−PGC−CAT)

・4バイトのATS−PGCIのエンドアドレスにより構成されている。
上記の4バイト(b31〜b0)のATS−PGCのカテゴリは、図48に詳しく示す
ように先頭から順に
・1ビット(b31)のエントリータイプと、
・7ビット(b30〜b24)のATSオーディオタイトル数(ATS−TTN)と、
・2ビット(b23、b22)のブロックモードと、
・2ビット(b21、b20)のブロックタイプと、
・4ビット(b19〜b16)のオーディオチャネル数と、
・8ビット(b15〜b8)のオーディオ符号化モードと、
・8ビット(b7〜b0)の保留領域により構成されている。
上記カテゴリ(ATS−PGC−CAT)の内容を以下に詳しく示す。
(1)エントリータイプ(b31)
0b:エントリーPGCでない
1b:エントリーPGC
(2)ATSオーディオタイトル数(b30〜b24)
このATSのオーディオタイトル数を「1」〜「99」の範囲で記述する。
(3)ブロックモード(b23、b22)
00b:ATS−PGCブロックのATS−PGCでない
01b:ATS−PGCブロックの最初のATS−PGC
10b:保留
11b:ATS−PGCブロックの最後のATS−PGC
(4)ブロックタイプ(b21、b20)
00b:このブロックの一部でない
01b:オーディオコーディングモードのみの差分のブロック
10b:オーディオチャネルのみの差分のブロック
11b:オーディオコーディングモードとオーディオチャネルの両方の差分のブロック
(5)オーディオチャネル数(b19〜b16)
0000b:2チャネル以下
0001b:2チャネルを超える
図45に示したオーディオ・タイトルセットPGCI(ATS−PGCI)の各々は、
図49に詳しく示すように先頭から順に
・図50、図51に詳しく示すATS−PGCジェネラル・インフォメーション(ATS
−PGC−GI)と、
・図52〜図56に詳しく示すATSプログラム・インフォメーション・テーブル(AT
S−PGIT)と
・図55〜図57に詳しく示すATSセル・プレイバック・インフォメーション・テーブ
ル(ATS−C−PBIT)により構成されている。
ATS−PGC−GIは図50に詳しく示すように16バイト(RBP0〜15)で構
成され、先頭から順に
・図51に詳しく示す4バイト(RBP0〜3)のATS−PGCコンテンツ(ATS−
PGC−CNT)と、
・4バイト(RBP4〜7)のATS−PGCプレイバック・タイム(ATS−PGC−
PB−TM)と、
・2バイト(RBP8、9)の保留領域と、
・2バイト(RBP10、11)のATS−PGITのスタートアドレスと、
・2バイト(RBP12、13)のATS−C−PBITのスタートアドレスと、
・2バイト(RBP14、15)の保留領域により構成されている。
上記の4バイト(b31〜b0)のATS−PGCコンテンツは図51に詳しく示すよ
うに先頭から順に
・17ビット(b31〜b15)の保留領域と、
・7ビット(b14〜b8)のプログラム数と
・8ビット(b7〜b0)のセル数により構成されている。プログラム数は「1」〜「9
9」の範囲であり、セル数は「1」〜「255」の範囲である。
図49に示したATSプログラム・インフォメーション・テーブル(ATS−PGIT
)は、図52に詳しく示すようにn個のATSプログラム・インフォメーション(ATS
−PGI)#1〜#nにより構成されている。ATS−PGI#1〜#nの各々は図53
に詳しく示すように20バイト(RBP0〜19)で構成され、先頭から順に
・図54に詳しく示す4バイト(RBP0〜3)のATS−PGコンテンツ(ATS−P
G−CNT)と、
・1バイト(RBP4)のATS−PGのエントリセル番号と、
・1バイト(RBP5)の保留領域と、
・4バイト(RBP6〜9)のATS−PGの最初のオーディオセルのスタート・プレゼ
ンテーション・タイム(FAC−S−PTM)と、
・4バイト(RBP10〜13)のATS−PGプレイバック・タイムと、
・4バイト(RBP14〜17)のATS−PGポーズ・タイムと、
・1バイト(RBP18)の保留領域(著作権管理データCMI用)と、
・1バイト(RBP19)の保留領域
により構成されている。
上記2バイト(b31〜0)のATS−PGコンテンツは、図54に詳しく示すように
先頭から順に
・1ビット(b31)の、前回と今回のPGの関係(R/A)と、
・1ビット(b30)のSTC不連続性フラグ(STC−F)と、
・3ビット(b29〜b27)のアトリビュート数(ATRN)と、
・3ビット(b26〜b24)のチャネルグループ(ChGr)「2」のビットシフトデ
ータと、
・2ビット(b23、b22)の保留領域と、
・1ビット(b21)のダウンミックスモード(D−M)と、
・1ビット(b20)のダウンミックス係数の有効性(図示※)と、
・4ビット(b19〜b16)のダウンミックス係数テーブル番号(DM−COEFTN
)と、
・各々が1ビット、合計16ビット(b15〜b0)のRTIフラグF15〜F0により
構成されている。
図49に示したATSセル・プレイバック・インフォメーション・テーブル(ATS−
C−PBIT)は、図55に詳しく示すようにn個のATSセル・プレイバック・インフ
ォメーション(ATS−C−PBI)#1〜#nにより構成されている。ATS−C−P
BI#1〜#nの各々は、図56に詳しく示すように12バイト(RBP0〜11)によ
り構成され、先頭から順に
・1バイト(RBP0)のATS−Cのインデックス番号と、
・図57に詳しく示す1バイト(RBP1)のATS−Cタイプ(ATS−C−TY)と

・2バイト(RBP2、3)の保留領域と、
・4バイト(RBP4〜7)のATS−Cのスタートアドレスと、
・4バイト(RBP8〜11)のATS−Cのエンドアドレスにより構成されている。
1バイト(b7〜b0)のATS−Cタイプは、図57に詳しく示すように先頭から順

・2ビット(b7、b6)のATSセル要素(ATS−C−COMP)と、
・2ビット(b5、b4)の保留領域と
・4ビット(b3〜b0)のATSセル用途(ATS−C−Usage)により構成されてい
る。
上記データの内容を以下に詳しく示す。
(1)ATSセル要素(b7、b6)
00b:オーディオデータのみから成るオーディオセル
01b:オーディオデータとリアルタイムインフォメーションから成るオーディオセル
10b:サイレンス用のオーディオデータのみから成るサイレンスセル
11b:スチルピクチャのみから成るピクチャセル
(2)ATSセル用途(b3〜b0)
0000b:記述無し
0001b:スポットライトパート
その他 :保留
次の第5の実施形態のエンコード装置について説明する。図58、図59はそれぞれエ
ンコード装置の構成と処理を示している。アナログオーディオ信号AはA/Dコンバータ
31により十分高いサンプリング周波数(サンプリング周期Δt)、例えば192kHz
でサンプリングされて、例えば24ビットの高分解能のPCM信号に変換される。続くビ
ットシフト/信号処理回路32では、圧縮を行わない場合には、A/Dコンバータ31に
より変換されたPCMデータがそのままDVDフォーマット化部34に印加される。これ
に対し、圧縮を行う場合には、A/Dコンバータ31により変換されたPCMデータがそ
の符号化モードに応じてビットシフト/信号処理回路32により圧縮され、次いでDVD
フォーマット化部34に印加される(ステップS5、S6)。ビットシフト/信号処理回
路32ではまた、グループ「2」の各チャネルがビットシフトされる。
また、ビデオ信号VはA/D変換器31Vによりデジタル信号に変換され、次いでこの
デジタルビデオ信号がVエンコーダ32VによりMPEGフォーマットにエンコードされ
、DVDフォーマット化部34に印加される(ステップS1、S2)。また、静止画信号
SPはA/D変換器31SPによりデジタル信号に変換され、次いでこのデジタル静止画
信号SPが圧縮エンコーダ32SPによりMPEGフォーマットにエンコードされ、DV
Dフォーマット化部34に印加される(ステップS3、S4)。また、著作権情報とリア
ルタイムテキスト情報(RTI)がインタフェース(I/F)40を介して(ステップS
7、S8)、また、文字情報とディスク識別子EXがDVDフォーマット化部34に印加
される(ステップS9、S10)。
そしてDVDフォーマット化部34は、前述したようなフォーマットにパッキングする
(ステップS11)。このDVDフォーマット化部34によりフォーマット化されたデー
タは、変調回路35によりディスクに応じた変調方式で変調されてこの変調データに基づ
いてディスクが製造されたり、記録部38にいったん記録されたり、通信I/F39を介
して伝送される(ステップS12)。
図60は第5の実施形態のデコード装置の具体的構成を示し、図61は図60の構成を
機能的に示している。また、図62はその処理を示している。図60、図61において、
まず、操作部18やリモコン装置19により曲目選択、再生、早送り、停止操作が行われ
ると、制御部23はその操作に応じてドライブ装置2と再生装置17を制御し、再生時に
はDVDオーディオディスク1に記録されたピットデータがドライブ装置2により読み取
られた後、EFM復調される。
再生装置17では、この信号が静止画及びVパック検出部3とA及びRTIパック検出
部9に送られる。静止画パック、Vパックがディスク1に記録されている場合には、静止
画及びVパック検出部3はこの再生データ中の静止画パック、Vパックを検出して制御パ
ラメータをパラメータ部8に設定するとともに静止画パック、Vパックを静止画及びVパ
ックバッファ4に順次書き込む。静止画及びVパックバッファ4に書き込まれた静止画パ
ック、Vパック内のユーザデータ(ビデオ信号、静止画情報)は、バッファ取り出し部5
により静止画パック、Vパック内のSCR(図13参照)に基づいてパック順に、また、
出力時刻順に取り出され、次いで伸長及び画像変換部6、D/A変換部7、ビデオ出力端
子15、15’を介してアナログビデオ信号として出力される。
また、A及びRTIパック検出部9は再生データ中のAパックとRTIパックを検出し
て制御パラメータをパラメータ部14に設定するとともに、AパックとRTIパックをA
及びRTIパックバッファ10に順次書き込む。A及びRTIパックバッファ10に書き
込まれたAパック、RTIパック内のユーザデータ(オーディオ信号、リアルタイム・イ
ンフォメーション)は、バッファ取り出し部11によりパック順に、また、出力時刻順に
取り出される。そして、オーディオ信号はPCM変換及びビットシフト/信号処理部12
、D/A変換部13、オーディオ出力端子16を介してアナログオーディオ信号として出
力される。また、リアルタイム・インフォメーションは表示信号生成部20に送られて表
示信号が生成され、この表示信号は表示信号出力端子22を介して出力されたり、内蔵の
文字表示部21に出力される。
図62を参照してこのデコード装置の処理を説明する。まず、ディスク1にアクセスし
て記録データを読み出し(ステップS20)、次いで各分離ステップS21〜S29にお
いてビデオ信号と、静止画信号と、オーディオ信号と、著作権情報及びリアルタイム情報
(RTI)と、文字情報及びディスク識別子(EX)が分離される。次いで各デコードス
テップS22〜S30においてそれぞれ各分離データがデコードされ、次いで同期再生さ
れる(ステップS31、S32)。
ここで、静止画SPを再生する処理には次の3通りがある。
1)静止画SPが得られると、オーディオ信号Aの再生を中断してミュートする。
2)静止画SPが得られると、時間制御信号に基づいてオーディオ信号Aと共に再生する
。これをスライドショーと呼ぶ。
3)静止画SPが得られると、ユーザに指示されたページめくりコマンドに基づいてペー
ジめくり再生する。このときオーディオ信号Aはそのまま再生する。これをブラウザブル
と呼ぶ。
静止画を音声に同期させる必要がある場合は、リアルタイムの同期のための時間制御信
号は、図31(B)のATSIに追加して設けるスチルピクチャ・コントロール・インフ
ォメーション・テーブル(SPCIT)の下のタイム・コントロール・データ・インフォ
メーション(SPCIT−TCDI)に置くようにする。
また、さらにページめくりコマンドを収めたスチルピクチャ・ページ制御コマンド・イ
ンフォメーション(SPPI)をSPCITの下に置くようにする。このようにSPCI
Tは、一般情報のSPCITジェネラル・インフォメーション(SPCIT−GI)と、
タイム・コントロール・データ・インフォメーション(SPCIT−TCDI)と、スチ
ルピクチャ・ページ制御コマンド・インフォメーション(SPPI)とから構成される。
また、ここで、図38のSPCTパックのスチル・ピクチャ・データの中に、スチルピ
クチャのページ制御するためのサイド情報を含むようにすることができる。このサイド情
報により規定されたページ制御データをSPPIを参照しながら解釈して行うようにする
。なお、スチル・ピクチャ・データに収めるには容量に余裕がない場合は、RTIパック
のRTIデータの中に、上記したスチルピクチャのページ制御するためのサイド情報を含
むようにすることも許容できる。
次に、上記のようにフォーマット化されたデジタルオーディオ信号を通信回線を介して
伝送する実施例について説明する。まず、図63〜図67を参照して送信側であるパッキ
ング装置について説明する。パッキング装置は図63に示すようにパッキング処理部30
と、バッファメモリ30Bと、コントロール回路29と、操作部27とディスプレイ28
を有する。そして、図64〜図67において、まず、ビデオ信号Vと、静止画信号SPと
、オーディオ信号Aとリアルタイム情報RTIとディスク識別子(EX)が入力すると、
ステップS100では図65に詳しく示すようにオーディオパックを生成し(ステップS
101)、次いでビデオパックを生成し(ステップS102)、次いで静止画パックを生
成し(ステップS103)、次いでリアルタイムテキストを生成する(ステップS104
)。
次いでセル(ATS−C)を管理し(ステップS200)、次いでPTT(パートオブ
タイトル)を管理し(ステップS300)、次いでタイトル(AOTT−AOB)を管理
し(ステップS400)、次いでタイトルセット(AOTT−AOBSを管理する(ステ
ップS500)。続くステップS600ではATSを生成するために、図66に詳しく示
すようにタイトルセットを生成し(ステップS601)、次いでメニューを生成する(ス
テップS602)。次いでATS−PGCIのカテゴリを記載し(ステップS603)、
次いでビットシフトを含むPGコンテンツから成るPGITを生成してPGCIを生成す
ることによりATS−PGCITを生成する(ステップS604)。次いで属性、係数の
MATを生成することによりATSIを生成する(ステップS605)。次いでAMGを
生成し(ステップS700)、最後にTOCを生成する(ステップS800)。
次に、上記のようにフォーマット化されたデジタルオーディオ信号を通信回線を介して
伝送する場合には、図67に示すように、送信バッファに蓄えられている送信データを所
定長に分割してパケット化し(ステップS41)、次いでパケットの先頭には宛て先アド
レスを含むヘッダを付与し(ステップS42)、次いでこれをネットワーク上に出力する
(ステップS43)。
次に図68〜図72を参照してデータ受信側について説明する。図68に示すようにデ
ータ受信側のアンパッキング装置は、アンパッキング処理部60と、バッファメモリ60
Bと、パラメータメモリ56と、コントロール回路59と、操作部57とディスプレイ5
8を有する。まず、図69に示すように、ネットワークから受信したパケットからヘッダ
を除去し(ステップS51)、次いで受信データを復元し(ステップS52)、次いでこ
れをメモリに転送する(ステップS53)。
次に図70〜図72に示すように、まず、AMGをデコードしてATSを検出し(ステ
ップS1100)、続くステップS1200では目的のATSのATSIをデコードする
ために、図71に詳しく示すようにATS−PGCIのカテゴリをデコードし(ステップ
S1201)、次いでビットシフトを含むPGコンテンツから成るPGITをデコードし
(ステップS1202)、次いでMATの属性、係数をデコードし(ステップS1203
)、次いでこれらのデコードした各パラメータをパラメータメモリ56に設定する(ステ
ップS1204)。
次いで再生が開始されると、パックを識別し(ステップS1300)、続くステップS
1400ではパックをデコードするために、図72に詳しく示すようにオーディオパック
をデコードし(ステップS1401)、次いでビデオパックをデコードし(ステップS1
402)、次いで静止画パックをデコードし(ステップS1403)、次いでリアルタイ
ムテキストをデコードする(ステップS1404)。そしてこれらの各パックからデコー
ドしたオーディオ信号と、ビデオ信号と、静止画信号とリアルタイムテキスト信号を出力
し(ステップS1500)、再生中にはステップS1300〜ステップS1500の処理
を繰り返す。
次に図31に示したSPS(スチルピクチャセット)すなわちASVS(オーディオ・
スチル・ビデオ・セット)について図73〜図80を参照して詳しく説明する。ここで、
以下に示すスチル・ピクチャ・オブジェクト・セット(SPOBS)についても、サブピ
クチャ(SP)との混同を避けるためにオーディオ・スチル・ビデオ・オブジェクト・セ
ット(ASVOBS)とも言う。図73に示すようにASVS(オーディオ・スチル・ビ
デオ・セット)は、図74、図75に詳しく示すASVSインフォメーション(ASVS
I)と、図76に詳しく示すオーディオ・スチル・ビデオ・オブジェクト・セット(AS
VOBS)とバックアップASVSIにより構成されている。
ASVSインフォメーション(ASVSI)は、図74に詳しく示すオーディオ・スチ
ル・ビデオ・ユニット・インフォメーション(ASVUI)と、図75に詳しく示すAS
Vアドレスマップ(ASV−ADMAP)とスタッフィングエリア(00h)により構成
されている。
ASVUI(合計888バイト)は図74に示すように
・12バイトのASVS−IDと、
・2バイトのASVUの数と、
・2バイトの保留エリアと、
・4バイトのASVOBSスタートアドレスと、
・4バイトのASVOBSエンドアドレスと、
・2バイト×4のASVUアトリビュート#0〜#3と、
・4バイト×16のASVOBSサブピクチャパレット#0〜#15と、
・8バイト×99のASVU#1〜#99一般情報
により構成されている。
図73に示したASVアドレスマップ(ASV−ADMAP)は、図75に詳しく示す
ようにm(≦99)個のASVU#1〜#mにより構成され、ASVU#1〜#mの各々
はASVU#1〜#99のスタートアドレスにより構成されている。
次に図73に示したオーディオ・スチル・ビデオ・オブジェクト・セット(ASVOB
S)について説明する。オーディオ・スチル・ビデオ・オブジェクト(ASVOB)は1
つのオーディオ・スチル・ビデオ(ASV)のプレゼンテーションデータであって、ボタ
ン用のハイライト(HLT)インフォメーションデータと、同じくボタン用のサブピクチ
ャ(SP)データとスチルピクチャ(SPCT)データを含む。ただし、
・1つのASVOB内には1つのスチルピクチャ(SPCT)データのみが含まれる。
・1つのASVOB内には1つのハイライト(HLT)インフォメーションデータのみを
含むことができる。ハイライトインフォメーションはスチルピクチャのボタンを操作する
ために用いられる。
・1つのASVOB内にはスチルピクチャモードに応じて1ないし3のサブピクチャ(S
P)データを含むことができる。SPデータはスチルピクチャのボタンを表示するために
用いられる。
図73に示したオーディオ・スチル・ビデオ・オブジェクト・セット(ASVOBS)
は図76に示すように上記のASVOBの集合体である。ASVOBは図76(a)に示
すように、ハイライト(HLT)パックを先頭に配置するもののハイライト情報を含まな
い空のパックとしてHLTパックとして機能させないために、実質的にスチルピクチャ(
SPCT)パックのみを含むものと、図76(b)に示すようにハイライト(HLT)パ
ックと、サブピクチャ(SP)パックとスチルピクチャ(SPCT)パックを含むものの
2種類がある。
ハイライト(HLT)パックは図77(a)に示すように、14バイトのパックヘッダ
と、システムヘッダと2013バイトのハイライト情報パケットにより構成されている。
ハイライト情報パケットは6バイトのパケットヘッダと、1バイトのサブストリームID
と694バイトのハイライト情報(ASV−HLI)により構成されている。システムヘ
ッダは4バイトのシステムスタートコードと、2バイトのヘッダ長と、3バイトのレート
バウンドと、2バイトのオーディオバウンドと、1バイトの制限フラグと、9バイトのス
トリームIDの各エリアにより構成されている。
ハイライト情報(ASV−HLI)は図78に示すように、ASVハイライト一般情報
(22バイト)と、ASVボタンカラー情報テーブル(8バイト×3)と、ASVボタン
情報テーブル(18バイト×36)から構成される。ASVボタン情報テーブルはASV
ボタン情報#1〜#nから成り、各ASVボタン情報#iはピクチャ制御コマンドである
ASVボタンコマンドを含む。このASVボタンコマンドには図81に示すボタンが操作
されたときのナビコマンドが記述される。
これに対し、SPCTパックとSPパックは図77(b)に示すように、14バイトの
パックヘッダと2025バイトのスチルピクチャパケット又はサブピクチャパケットによ
り構成され、パックヘッダは4バイトのパックスタートコードと、6バイトのSCRと、
3バイトのプログラムmuxレートと、9又は22バイトのスタッフィング長により構成さ
れている。
スチルピクチャ(SPCT)パケットは図79に詳しく示すようにSPCTパケットヘ
ッダとスチルピクチャ用のビデオデータを含む。このSPCTパケットヘッダは、先頭に
おいて必ず設けられる9バイトのSPCTパケット情報と、静止画の最初のSPCTパケ
ットの場合にのみ設けられる5+5バイトのSPCTパケット情報と、ASVOBの最初
のSPCTパケットの場合にのみ設けられる3バイトのSPCTパケット情報を含む。
サブピクチャ(SP)パケットは図80に詳しく示すようにSPパケットヘッダとサブ
ピクチャデータを含む。このSPパケットヘッダは、先頭において必ず設けられる9バイ
トのSPパケット情報と、SPユニットの最初のSPパケットの場合にのみ設けられる5
バイトのSPパケット情報と、ASVOBの最初のSPパケットの場合にのみ設けられる
3バイトのSPパケット情報を含む。そして、このようなデータ構造に基づいてデコーダ
側では、図81に示すようにメインピクチャと、サブピクチャとハイライト情報が合成さ
れて表示される。
次に図82以下を参照して第5の実施形態の変形例のデータ構造について説明する。こ
こで、図31(B)に示したデータ構造では、スチルピクチャ・コントロール・インフォ
メーション・テーブル(SPCIT)がATS内においてATSI−MAT及びATS−
PGCITとは独立して設けられているが、この変形例では図82に示すようにATS−
PGCIT内に設けられている。なお、以下の説明ではサブピクチャ(SP)との混同を
避けるために、SPCITをATS−ASV−PBIT(ATSオーディオスチルビデオ
・プレイバックインフォメーションテーブル)と言う。
このATS−ASV−PBITは図83に詳しく示すように、図49に示したATS−
PBITにおいて追加して設けられ、図84、図85に詳しく示すm個のプログラム#1
〜#mの各ATS−ASV−プレイバックインフォメーション・サーチポインタ(ATS
−PG−ASV−PBI−SRP#1〜#m)と、図86〜図90に詳しく示すn個のA
TS−ASV−PBI#1〜#nを有する(n≦m≦99)。このSRP#1〜#mの各
々は、図84に示すように
・1バイトのASVU番号と、
・1バイトのASVディスプレイモード(ASV−DMOD)と、
・2バイトのATS−ASV−PBIスタートアドレスと、
・2バイトのATS−ASV−PBIエンドアドレスと
により構成されている。
ASVU番号は「1」から「99」の範囲の値である。ASVディスプレイモードは、
図85に詳しく示すように
・4ビット(b7〜b4)の保留エリアと、
・2ビット(b3、b2)のディスプレイタイミングモードと、
・2ビット(b1、b0)のディスプレイオーダモードと
により構成されている。上記データを以下に詳しく示す。
(1)ディスプレイタイミングモード
00b:スライドショー
01b:ブラウザブル
その他:保留
(2)ディスプレイオーダモード
00b:シーケンシャル
01b:ランダム
11b:シャッフル
その他:保留
ATS−ASV−PBI#1〜#nの各々は、図86に示すように10バイト×k個(
k≦99)のASVディスプレイリストを含む。図87はディスプレイタイミングモード
(b3、b2)がスライドショー(00b)であって、ディスプレイオーダモード(b1
、b0)がシーケンシャル(00b)の場合のASVディスプレイリストを示し、このリ
ストは
・8ビット(b79〜b72)のASV番号と、
・8ビット(b71〜b64)の保留領域と、
・8ビット(b63〜b56)の、ASVのスタート時に強制的に選択されるボタン番号
(FOSL−BTNN)と、
・8ビット(b55〜b48)の、ASVのスタート時にプレーバックされるプログラム
番号と、
・8ビット×4(b47〜b16)のディスプレイスタートタイミング(31〜0)と、
・4ビット(b15〜b12)のスタートエフェクトモードと、
・4ビット(b11〜b8)のスタートエフェクト期間と、
・4ビット(b7〜b4)のエンドエフェクトモードと、
・4ビット(b3〜b0)のエンドエフェクト期間と
により構成されている。
上記データの内容を以下に詳しく示す。
(1)ディスプレイスタートタイミング(31〜0)は、スタートPTSからのディスプ
レイのスタートタイミングを示し、31〜0/90000(秒)を表す。
(2)スタートエフェクトモード(b15〜b12)
0000b:カットイン
0001b:フェードイン
0010b:ディゾルブ
0011b:ワイプ・フロム・トップ
0100b:ワイプ・フロム・ボトム
0101b:ワイプ・フロム・レフト
0110b:ワイプ・フロム・ライト
0111b:ワイプ・ダイアゴナル・レフト
1000b:ワイプ・ダイアゴナル・ライト
その他 :保留
(3)エンドエフェクトモード(b7〜b4)
0000b:カットアウト
0001b:フェードアウト
その他 :(2)スタートエフェクトモード(b15〜b12)と同じ
図88は図85のディスプレイモードにおいてディスプレイタイミングモード(b3、
b2)がスライドショー(00b)であって、ディスプレイオーダモード(b1、b0)
がランダム(01b)の場合のASVディスプレイリストを示し、このリストでは8ビッ
ト(b79〜b72)が保留となる他は図87に示すリストと同一となる。図89は図8
5のディスプレイモードにおいてディスプレイタイミングモード(b3、b2)がブラウ
ザブル(01b)であって、ディスプレイオーダモード(b1、b0)がシーケンシャル
(00b)の場合のASVディスプレイリストを示し、このリストでは8ビット(b55
〜b48)が保留となる他は図97に示すリストと同一となる。図90は図85のディス
プレイモードにおいてディスプレイタイミングモード(b3、b2)がブラウザブル(0
1b)であって、ディスプレイオーダモード(b1、b0)がランダム(01b)の場合
のASVディスプレイリストを示し、このリストでは8ビット(b79〜b72)と8ビ
ット(b55〜b48)が保留となる他は図87に示すリストと同一となる。
上記エンコード装置及びデコード装置は、上記エンコード方法及びデコード方法をコン
ピュータプログラムとしてROMなどのICチップに記憶しておき、このプログラムによ
りコンピュータのCPU(中央演算処理装置)を作動させることによっても実現できる。
本発明はまた、DVDなどの記録媒体を介して伝送するのみならず、インターネットやカ
ラオケ通信回線などの通信回線を介して伝送して再生側ではハードウエアやPC上のアプ
リケーションにより処理する場合にも適用することができる。
DVD−ビデオのフォーマットと、本発明に適用されるDVD−オーディオのフォーマットの第1実施形態を示す説明図である。 図1のオーディオマネージャ(AMG)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 図1のオーディオタイトルセット(ATS)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 図2のオーディオマネージャインフォメーション(AMGI)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 図4のオーディオタイトルセット・アトリビュートテーブル(ATS−ATRT)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 図5のオーディオタイトルセット・アトリビュートデータ(ATS−ATR)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 図3のオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 図7のオーディオタイトルセットインフォメーション・マネージメントテーブル(ATSI−MAT)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 図8のオーディオタイトルセットメニュー・オーディオストリーム・アトリビュートデータ(ATSM−AST−ATR)を詳しく示す説明図である。 図8のオーディオタイトルセット・オーディオストリーム・アトリビュートテーブル(ATS−AST−ATRT)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 図10の各オーディオストリームのアトリビュートデータ(ATS−AST−ATR)を詳しく示す説明図である。 図1のオーディオコンテンツブロックユニット(ACBU)を示す説明図である。 図12のオーディオパックとビデオパックのフォーマットを詳しく示す説明図である。 図12のオーディオコントロール(A−CONT)パックのフォーマットを詳しく示す説明図である。 図14のオーディオキャラクタディスプレイ(ACD)エリアのフォーマットを詳しく示す説明図である。 図15のネームスペース情報により表示される例を示す説明図である。 図14のオーディオサーチデータ(ASD)エリアのフォーマットを詳しく示す説明図である。 図1のオーディオコンテンツブロックユニットの変形例を示す説明図である。 第2の実施形態におけるオーディオマネージャインフォメーション(AMGI)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 図19のTOC情報を詳しく示す説明図である。 第3の実施形態のオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI)のフォーマットを詳しく示す説明図である。 第4の実施形態のDVD−オーディオディスクの基本フォーマットを示す説明図である。 図22のDVD−オーディオディスクのオーディオデータ構造を示す説明図である。 DVD−Vanディスクの基本フォーマットを示す説明図である。 DVDビデオディスクの基本フォーマットを示す説明図である。 DVD−Avdディスクの基本フォーマットを示す説明図である。 第4の実施形態のDVD−オーディオディスクにおけるAOTT−AOB−ATRを示す説明図である。 第4の実施形態のDVD−AvdディスクにおけるリニアPCMのプライベートヘッダを示す説明図である。 本発明に適用されるオーディオ信号のエンコード装置の一実施形態を示すブロック図である。 図29の信号処理回路を詳細に示すブロック図である。 第5の実施形態のデータ構造を示す説明図である。 図31のオーディオ・オンリ・タイトル用オーディオ・オブジェクト・セット(AOTT−AOBS)を詳しく示す説明図である。 図32のオーディオパックの一例を詳しく示す説明図である。 図33のプライベートヘッダを詳しく示す説明図である。 図34のUPC/EAN−ISRCデータを詳しく示す説明図である。 図33のオーディオデータのビットシフトを示す説明図である。 図32のリアルタイム・インフォメーション(RTI)パックを詳しく示す説明図である。 スチルピクチャ(SPCT)パックを詳しく示す説明図である。 図31のオーディオ・タイトルセット・インフォメーション・マネージメント・テーブル(ATSI−MAT))を詳しく示す説明図である。 図39のオーディオ・オンリ・タイトル用オーディオ・オブジェクト・アトリビュート(AOTT−AOB−ATR)を詳しく示す説明図である。 図39のオーディオ・オンリ・タイトル用ビデオ・オブジェクト・オーディオストリーム・アトリビュート(AOTT−VOB−AST−ATR)を詳しく示す説明図である。 図40及び図41のチャネル割当情報を詳しく示す説明図である。 図39のダウンミックス係数(ATS−DM−COEFT)を詳しく示す説明図である。 図39のスチルピクチャ・データ・アトリビュート(ATS−SPCT−ATR)を詳しく示す説明図である。 図31のオーディオ・タイトルセット・プログラム・チェーン・インフォメーション・テーブル(ATS−PGCIT)を詳しく示す説明図である。 図45のATS−PGCITインフォメーション(ATS−PGCITI)を詳しく示す説明図である。 図45のATS−PGCIサーチポインタ(ATS−PGCI−SRP)を詳しく示す説明図である。 図47のATS−PGCカテゴリ(ATS−PGCI−CAT)を詳しく示す説明図である。 図45のオーディオ・タイトルセット・プログラム・チェーン・インフォメーション(ATS−PGCI)を詳しく示す説明図である。 図49のATS−PGCジェネラル・インフォメーション(ATS−PGC−GI)を詳しく示す説明図である。 図50のATS−PGCコンテンツ(ATS−PGC−CNT)を詳しく示す説明図である。 図49のATSプログラム・インフォメーション・テーブル(ATS−PGIT)を詳しく示す説明図である。 図52のATSプログラム・インフォメーション(ATS−PGI)を詳しく示す説明図である。 図53のATS−PGコンテンツ(ATS−PG−CNT)を詳しく示す説明図である。 図52のATSセル・プレイバック・インフォメーション・テーブル(ATS−C−PBIT)を詳しく示す説明図である。 図55のATSセル・プレイバック・インフォメーション(ATS−C−PBI)を詳しく示す説明図である。 図56のATS−Cタイプ(ATS−C−TY)を詳しく示す説明図である。 第5の実施形態のエンコード装置を示すブロック図である。 図58のエンコード装置の処理を示すフローチャートである。 第5の実施形態のデコード装置を示すブロック図である。 図60のデコード装置を機能的に示すブロック図である。 図60、図61のデコード装置の処理を示すフローチャートである。 第5の実施形態のオーディオ信号を伝送する場合のパッキング装置を示すブロック図である。 図63のパッキング装置のパッキング処理を示すフローチャートである。 図64のパック生成処理を詳しく示すフローチャートである。 図64のATS生成処理を詳しく示すフローチャートである。 図63のパッキング装置の送信処理を示すフローチャートである。 第5の実施形態のオーディオ信号を伝送する場合のアンパッキング装置を示すブロック図である。 図68のアンパッキング装置の受信処理を示すフローチャートである。 図68のアンパッキング装置のアンパッキング処理を示すフローチャートである。 図70のATSIデコード処理を詳しく示すフローチャートである。 図70のパックデコード処理を詳しく示すフローチャートである。 図31のSPS(スチルピクチャセット)すなわちASVS(オーディオ・スチル・ビデオ・セット)を詳しく示す説明図である。 図73のASVUI(オーディオ・スチル・ビデオ・ユニット・インフォメーション)を詳しく示す説明図である。 図73のASV−ADMAP(オーディオ・スチル・ビデオ・アドレスマップ)を詳しく示す説明図である。 図73のASVOBS(オーディオ・スチル・ビデオ・オブジェクト・セット)を詳しく示す説明図である。 図76のハイライト情報パック、スチルピクチャパック及びサブピクチャパックを詳しく示す説明図である。 図77のハイライト情報を詳しく示す説明図である。 図77のスチルピクチャパケットを詳しく示す説明図である。 図77のサブピクチャパケットを詳しく示す説明図である。 図78のハイライト情報パック、スチルピクチャパック及びサブピクチャパックによる表示画面を示す説明図である。 図31のデータ構造の変形例を示す説明図である。 図82のスチルピクチャ・コントロール・インフォメーション・テーブル(SPCIT)すなわちATS−ASV−PBIT(ATSオーディオスチルビデオ・プレイバックインフォメーションテーブル)を詳しく示す説明図である。 図83のATS−ASV−プレイバックインフォメーション・サーチポインタ(ATS−PG−ASV−PBIT−SRP#1〜#m)を詳しく示す説明図である。 図84のASVディスプレイモードを詳しく示す説明図である。 図83のATS−ASV−PBI(ATSオーディオスチルビデオ・プレイバックインフォメーション)を詳しく示す説明図である。 図86のASVディスプレイリストを詳しく示す説明図である。 図86の他のASVディスプレイリストを詳しく示す説明図である。 図86の他のASVディスプレイリストを詳しく示す説明図である。 図86の他のASVディスプレイリストを詳しく示す説明図である。
符号の説明
Aパック 第1のパック
AOB オーディオオブジェクト
AOBS オーディオオブジェクトセット
ATSI オーディオタイトルセット・インフォメーション
ATSI−MAT オーディオタイトルセット・インフォメーション・マネージメント
・テーブル
RTIパック 第2のパック
SPS スチルピクチャセット
ASVS オーディオ・スチル・ビデオ・セット
SPCTパック 第3のパック

Claims (2)

  1. アナログオーディオ信号をA/D変換してオーディオデータを生成するステップと、
    前記オーディオデータを有するオーディオパックからなるオーディオタイトルセット(ATS)と、前記オーディオデータに関するスチルピクチャデータを有するスチルピクチャパックからなるスチルピクチャセット(SPS)とを有し、前記オーディオパック内にUPC/EAN−ISRC番号とUPC/EAN−ISRCデータとを有するプライベートヘッダが配置され、前記スチルピクチャセット(SPS)は複数のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)と前記スチルピクチャオブジェクト(SPOB)を再生するためのスタートアドレスマップを有するスチルピクチャインフォメーション(SPSI;ASVSIともいう)とを含み、前記スチルピクチャオブジェクト(SPOB)は、スチルピクチャのボタン操作用ハイライトデータからなるハイライトパック及びボタン表示用サブピクチャデータからなるサブピクチャパックを実質的に有さず、スチルピクチャパックを有する第1のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)と、前記ハイライトパック及びサブピクチャパックとスチルピクチャパックを有する第2のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)の2種類で構成されており、前記スチルピクチャインフォメーション(SPSI)は前記第2のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)のサプピクチャデータをデコードするためのパレット情報(ASVOBSサブピクチャパレット)を有しており、
    さらに、前記ATSが前記スチルピクチャデータをページ制御する制御情報であって前記スチルピクチャデータのディスプレイモード情報(ASV−DMOD)を含む制御情報(SPCIT)を含むオーディオタイトルセット・インフォメーション(ATSI)を有している、データ構造であって、前記サブピクチャパックがパックヘッダとサブピクチャパケットを有し、前記サブピクチャパケットがパケットヘッダとサブピクチャデータを有し、前記サブピクチャパックが前記スチルピクチャオブジェクト(SPOB)の最初のサブピクチャパックである場合に、その旨を示す情報がそのパックのパケットヘッダに収納されており、さらに、前記制御情報(SPCIT)には各スチルピクチャのスタート時のエフェクトモードとそのエフェクト期間をそれぞれ表すスタートエフェクトモードとスタートエフェクト期間を含むデータ構造にフォーマット化ステップと、
    からなるオーディオ信号のエンコード方法。
  2. 請求項1に記載のオーディオ信号のエンコード方法で生成され記録された信号をデコードするためのデコード方法であって、
    前記スチルピクチャインフォメーション(SPSI;ASVSIともいう)に配置される前記第2のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)のサプピクチャを復元するためのパレット情報(ASVOBSサブピクチャパレット)をデコードする第1のデコードのステップと、
    前記第2のスチルピクチャオブジェクト(SPOB)に配置されるハイライトパック及びサブピクチャパックとスチルピクチャパックからハイライトデータ、サブピクチャデータ及びスチルピクチャデータをデコードする第2のデコードのステップと、
    前記制御情報(SPCIT)から前記スチルピクチャデータのディスプレイモード情報(ASV−DMOD)をデコードする第3のデコードのステップと、少なくとも前記第1のデコードのステップから取り出されたパレット情報(ASVOBSサブピクチャパレット)に基づいて、前記第2のデコードのステップで取り出されたサブピクチャデータを復元して、前記第3のデコードのステップで取り出されたディスプレイモード情報(ASV−DMOD)に基づいてハイライトデータとスチルピクチャデータと共に出力するステップと、からなるデコード方法。
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