JP2005062977A - 制御装置付帯モジュールおよび制御情報転送システム - Google Patents

制御装置付帯モジュールおよび制御情報転送システム Download PDF

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一行 飯塚
Itsuki Takada
巖 高田
Nobukazu Kimura
信和 木村
Masaru Hitomi
賢 人見
Hiroatsu Oba
広敦 大場
Kazuhisa Ozawa
一久 小澤
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Abstract

【課題】自動機器のミドルウェア環境を容易に開発でき、かつ、プラグアンドプレイ機能の向上を図った制御装置付帯モジュールを提供する。
【解決手段】本発明は、電気コネクタの挿抜により制御装置に脱着可能であって、制御装置の制御演算プロセッサとともに、システムバスを共用して所定のメモリ領域を共有し、かつ、自動機器の制御処理に関する制御情報をバッファリングする共有メモリ手段と、外部装置と交信することにより、共有メモリ手段にバッファリングされた制御情報を転送情報に編成し、また、外部装置の転送情報から制御情報を解読して共有メモリ手段に渡す通信処理手段と、自動機器などに電力を供給する電力線と結線されて、通信処理手段が編成した転送情報を電力線に送出し、電力線から外部装置の転送情報を導入して通信処理手段に渡すとともに、電力線の電力とは電気的に隔絶されている電力線結合手段とを有している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御装置付帯モジュールおよび制御情報転送システムに関し、たとえば、自動機器のための制御情報を、屋内に敷設された電力線を通じて相互に交換するための制御装置付帯モジュールおよび制御情報転送システムに適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ホームオートメーションにおいて、Echonetなどの通信ネットワークを通じた電力線通信技術が知られている。このEchonet方式では、電力線用の通信モデム、または無線通信器などの宅内機器用ミドルウェアについて、その構成ソフトウェアの標準規格が規定されている。これにより、ホームオートメーションばかりか、宅内機器のためのセキュリティーサービスから在宅医療に至るまで広範囲の自動機器群を統合できるとともに、公共の電力線を通じることで、通信ネットワークのための配線工事が不要で、かつ、マルチベンダーに汎用的なオープンネットワークが構築できるとされる。
【0003】
たとえば、プログラマブル・ロジックシーケンサ(以下、シーケンサという。)などを制御装置として設計する場合に、その制御装置において、ラダー方式の制御ソフトウェアをプログラミングすることにより、自動機器の状態情報および指示情報を通信ネットワークの通信装置のために収集させるようにしている。さらに、通信装置自体のオペレーティングシステム(以下、OSという。)について、適切なプログラム開発言語により、電力線通信の接続手順に基づく付加機能をプログラミングしている。このようなプログラム開発言語には、たとえば、OSがWindows(登録商標)である場合に、統合環境下で視覚的なビジュアルベーシック、一般的なCコンパイラであるビジュアルC++など比較的に取り扱い易い言語が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したような従来技術においては、次のような課題があった。
(1)ホームオートメーションなどのアプリケーション設計に際しては、所望の自動機器に適した通信機能を制御装置に適用したい場合に、カスタム仕様の方式、設計上限られた時間内で、制御装置の制御ソフトウェアおよび通信装置を改造しなければならなかった。
(2)制御装置の情報収集について、ラダー方式の制御ソフトウェアを用いるが、通信ネットワークのOSには、この制御ソフトウェアとは異なる前記プログラム開発言語などにより、別途プログラミングする必要があるため、設計の手間とコストが二重にかかってしまい、アプリケーション開発の手順が煩雑となり、かつ、延べ設計時間が長期化していた。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、自動機器のミドルウェア環境を容易に開発でき、かつ、プラグアンドプレイ機能の向上を図った制御装置付帯モジュールおよび制御情報転送システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の制御装置付帯モジュールは、自動機器のための制御装置において、電気コネクタの挿抜により脱着可能とした制御装置付帯モジュールであって、
制御装置の制御演算プロセッサとともに、システムバスを共用して所定のメモリ領域を共有し、かつ、自動機器の制御処理に関する制御情報をバッファリングする共有メモリ手段と、
外部装置と交信することにより、前記共有メモリ手段にバッファリングされた制御情報を転送情報に編成し、また、外部装置の転送情報から制御情報を解読して共有メモリ手段に渡す通信処理手段と、
自動機器などに電力を供給する電力線と結線されて、前記通信処理手段が編成した転送情報を電力線に送出し、電力線から外部装置の転送情報を導入して通信処理手段に渡すとともに、電力線の電力とは電気的に隔絶されている電力線結合手段とを有していることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明においては、制御演算プロセッサのプロセッサシステムにおいて、そのシステムバス上に設けた共有メモリ手段により、自動機器のための制御情報を当該制御演算プロセッサと共有させることができる。すなわち、制御演算プロセッサと通信処理手段とが、各アドレス空間上において、互いに独立して共有メモリ手段にアクセスでき、かつ、独立して各制御情報をバッファリングできる。また、電力線結合手段により、電力線の電気特性に適した結線がなされると、通信処理手段により、外部装置と所定手順の交信処理が行われて転送情報が交換される。これにより、自動機器の制御情報が電力線を通じて外部装置に送信され、また、外部装置の制御情報が通信処理手段に受信されて自動機器に提供される。したがって、アプリケーション設計の際には、制御装置の制御ソフトウェアにおいて、当該プロセッサシステムの言語を用い、制御演算プロセッサと共有メモリ手段の情報転送のための機能をプログラミングしておけばよい。また、電力線通信ネットワークにおいては、制御装置に本モジュールの電気コネクタを挿入することによって、自動機器が制御装置を通じて直ちに外部装置と接続できるようになる。このような制御情報として、自動機器と制御装置との各動作状態に関する状態情報、自動機器の制御内容に関して外部装置を通じた指示情報などが挙げられる。制御ソフトウェアにおいて、一般的な転送命令を発行することによって、自動機器から状態情報を収集させてもよく、共有メモリ手段を通じて外部装置の指示情報を取得させてもよい。また、電力線として、給電、無給電の各状態にかかわらず、一般の商用電源線、電灯線、動力線が含まれ得る。
【0008】
請求項2に記載の制御装置付帯モジュールは、請求項1に記載の発明において、前記外部装置は、別の制御装置付帯モジュールであって、一の制御装置の制御情報を、この別の制御装置付帯モジュールが装着された別の制御装置に転送させていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、一の制御装置と別の制御装置とにおいて各制御装置付帯モジュールどうしが交信することにより、電力線通信ネットワークを通じて各制御情報が交換できる。また、別の制御装置どうしの通信競合を通信処理手段に調停させれば、複数の外部装置と、または三つの装置間で交信することもできる。
【0010】
請求項3に記載の制御装置付帯モジュールは、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記共有メモリ手段は、制御情報を、定期に、随時に、または呼掛けに応じて、制御演算プロセッサにより入出力させていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明においては、制御演算プロセッサが、そのシステムサイクルにおいて任意のタイミングで共有メモリ手段にアクセスでき、処理負担が軽減される。
【0012】
請求項4に記載の制御装置付帯モジュールは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記通信処理手段は、制御情報を、定期に、随時に、または呼掛けに応じて共有メモリ手段に入出力していることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明においては、通信処理手段が、そのシステムサイクルにおいて任意のタイミングで共有メモリ手段にアクセスでき、処理負担が軽減される。
【0014】
請求項5に記載の制御装置付帯モジュールは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記電力線結合手段は、複数系統の電力線と結線され、少なくとも一系統の電力線に転送情報を送出し、または一系統の電力線から転送情報を導入していることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明においては、各系統の電力線が電気特性を異ならせると否とにかかわらず、また、転送情報の送出、導入が同時か、個別かにもかかわらず、電力線結合手段により、複数系統の電力線との結合処理が調停され得る。さらに、複数の制御装置付帯モジュールが併用されて、各モジュールの電力線結合手段を個別の電力線と結線させてもよい。
【0016】
請求項6に記載の制御装置付帯モジュールは、自動機器のための制御装置において、電気コネクタの挿抜により脱着可能とした制御装置付帯モジュールであって、
制御装置の制御演算プロセッサとともに、システムバスを共用して所定のメモリ領域を共有し、かつ、自動機器の制御処理に関する制御情報をバッファリングする共有メモリ手段と、
外部装置と交信することにより、前記共有メモリ手段にバッファリングされた制御情報を転送情報に編成し、また、外部装置の転送情報から制御情報を解読して共有メモリ手段に渡す通信処理手段と、
この通信処理手段が編成した転送情報を無線信号として送信し、外部装置の転送情報を無線信号により導入して通信処理手段に渡す無線信号手段とを有していることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の発明においては、制御演算プロセッサのプロセッサシステムにおいて、そのシステムバス上に設けた共有メモリ手段により、自動機器のための制御情報を当該制御演算プロセッサと共有させることができる。すなわち、制御演算プロセッサと通信処理手段とが、各アドレス空間上において、互いに独立して共有メモリ手段にアクセスでき、かつ、独立して各制御情報をバッファリングできる。また、通信処理手段により、外部装置と所定手順の交信処理が行われて、無線信号手段により転送情報が交換される。これにより、自動機器の制御情報が 無線信号として、外部装置に送信され、また、外部装置の制御情報が通信処理手段に受信されて自動機器に提供される。したがって、アプリケーション設計の際には、制御装置の制御ソフトウェアにおいて、当該プロセッサシステムの言語を用い、制御演算プロセッサと共有メモリ手段の情報転送のための機能をプログラミングしておけばよい。また、無線通信ネットワークにおいては、制御装置に本モジュールの電気コネクタを挿入することによって、自動機器が制御装置を通じて直ちに外部装置と接続できるようになる。このような制御情報として、自動機器と制御装置との各動作状態に関する状態情報、自動機器の制御内容に関して外部装置を通じた指示情報などが挙げられる。制御ソフトウェアにおいて、一般的な転送命令を発行することによって、自動機器から状態情報を収集させてもよく、共有メモリ手段を通じて外部装置の指示情報を取得させてもよい。また、無線信号として、電波信号、赤外線信号などが含まれ得る。
【0018】
請求項7に記載の制御装置付帯モジュールは、請求項6に記載の発明において、前記外部装置は、別の制御装置付帯モジュールであって、一の制御装置の制御情報を、この別の制御装置付帯モジュールが装着された別の制御装置に転送させていることを特徴とする。
【0019】
請求項7に記載の発明においては、一の制御装置と別の制御装置とにおいて各制御装置付帯モジュールどうしが交信することにより、無線通信ネットワークを通じて各制御情報が交換できる。また、別の制御装置どうしの通信競合を通信処理手段に調停させれば、複数の外部装置と、または三つの装置間で交信することもできる。
【0020】
請求項8に記載の制御装置付帯モジュールは、請求項6または請求項7に記載の発明において、前記共有メモリ手段は、制御情報を、定期に、随時に、または呼掛けに応じて、制御演算プロセッサにより入出力させていることを特徴とする。
【0021】
請求項8に記載の発明においては、制御演算プロセッサが、そのシステムサイクルにおいて任意のタイミングで共有メモリ手段にアクセスでき、処理負担が軽減される。
【0022】
請求項9に記載の制御装置付帯モジュールは、請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の発明において、前記通信処理手段は、制御情報を、定期に、随時に、または呼掛けに応じて共有メモリ手段に入出力していることを特徴とする。
【0023】
請求項9に記載の発明においては、制御演算プロセッサが、そのシステムサイクルにおいて任意のタイミングで共有メモリ手段にアクセスでき、処理負担が軽減される。
【0024】
請求項10に記載の制御装置付帯モジュールは、請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の発明において、前記無線信号手段は、複数系統の無線信号を用いることによって、少なくとも一系統の無線信号として転送情報を送出し、または一系統の無線信号により転送情報を導入していることを特徴とする
【0025】
請求項10に記載の発明においては、各系統の無線信号が電気特性を異ならせると否とにかかわらず、また、転送情報の送出、導入が同時か、個別かにもかかわらず、無線信号手段により、複数系統の無線信号による接続が調停され得る。さらに、複数の制御装置付帯モジュールが併用されて、各モジュールの無線信号手段を個別の無線信号により接続させてもよい。
【0026】
請求項11に記載の制御情報転送システムは、請求項1乃至請求項5、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の制御装置付帯モジュールを一の制御装置に複数併設させ、制御装置付帯モジュールごとに、異なる複数系統の電力線と結合させ、または、複数系統の無線信号を用いたことを特徴とする。
【0027】
請求項11に記載の発明においては、電力線の切り換えまたは併用がなされ、もしくは無線信号の切り換えまたは併用がなされる。
【0028】
請求項12に記載の制御情報転送システムは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の制御装置付帯モジュールと、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の制御装置付帯モジュールとを一の制御装置に併設させたことを特徴とする。
【0029】
請求項12に記載の発明においては、請求項6に記載の制御装置付帯モジュールにより無線信号として制御情報を収集し、これを請求項1に記載の制御装置付帯モジュールにより電力線を通じて転送することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の実施の形態に係る制御装置付帯モジュールの概略構成例を説明するための図であって、図1に搭載状態の一例を、また図2に機能ブロックの一例を示してある。
本モジュール10aは、電力線通信機能をモジュラー化してホームオートメーションなどに適用され、電気コネクタを一端部に設けることにより、宅内機器(自動機器)20用のシーケンサ(制御装置)30aにおいて、当該電気コネクタを空きスロットなどに嵌合させて搭載可能なモジュールである。電力線通信に用いられる電力線40は、一般商用の交流電源線である。宅内機器20として、住宅の空調装置など家庭電化製品、窓シャッターなど住宅機器、火災報知器などホームセーフティ機器、玄関ドア電気錠などホームセキュリティ機器その他の多様な機器が挙げられる。これらの機器を、タワー型、壁面設置型などのモニター装置50、図示しない携帯電話機、個人情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)などにより管理可能に統合化させている。
【0031】
シーケンサ30aは、図2に示すように、制御演算プロセッサ(マイクロコントローラなど)(以下、プロセッサという。)31を含むプロセッサシステムを構成しており、そのシステムバス32および図示しない各制御線などが複数の空スロット33に配線されてユーザーの用途のために開放されている。本モジュール10aは、電気部品が所定のプリント基板上に実装されたものであって、シーケンサ30aのシステムバス32を電気コネクタ11を通じて共用可能にした共有RAM(共有メモリ手段)12と、この共有RAM12にアクセスでき、かつ、別のシーケンサ30bを通じて、前記モニター装置50などと交信する通信制御部(通信処理手段)13と、電力線40と結合させ、かつ、交流電力の影響を排除する結合部(電力線結合手段)14とを有している。
【0032】
すなわち、本モジュール10aが独立した電力線通信機能を有しているので、同様に構成した別の制御装置付帯モジュール10aを別のシーケンサ30bなどに搭載することにより、電力線40を通じて両モジュール10a,10aどうしに交信させるプラグアンドプレイ構成も容易に実現できる。結合部14は、電力線40に重畳し得る電気ノイズを遮断するノイズリミッタ(簡易には、通信周波帯域のバンドパスフィルター)と、電力線40と結線でき、かつ、その交流電力から内部回路を電気的に隔離して保護するカプラー(簡易には、耐交流電力の絶縁トランスフォーマー)とを有している。
【0033】
共有RAM12は、プロセッサ31のシステムメモリ34において、その拡張アドレス空間を当該プロセッサ31と共有すべく、所定のアドレス領域がアロケーションされている。したがって、所望の宅内機器20のためのアプリケーション設計の際に、システムメモリ34をアクセスするための一般転送命令を用いて、宅内機器20からの状態情報Ssおよびモニター装置(別の宅内機器を含む)50などからの指示情報Rcにつき、これら制御情報のバッファリングの機能を同時にプログラミングすることができる。35は、これらの情報を含めて宅内機器20の各搭載機能と通信する入出力インターフェイスである。
【0034】
通信制御部13は、独立して共有RAM12にアクセスするためのアクセス制御機能と、制御情報を転送情報に編成し、また、転送情報を制御情報に解読する編成解読機能と、モニター装置50などと接続して交信する接続交信機能とを有している。簡易には、プロセッサ31の制御下で、所定コマンドまたはプロセスにより、通信制御部13の各処理を実行させればよいが、通信制御部13自体に自律した機能群を備えさせる構成にしてもよい。
【0035】
本実施の形態の変形例として、別の結合部を通じて複数系統の電力線と結線された制御装置付帯モジュールがある。このような別の結合部は、電力線の電気特性に応じて、周波数特性が異なる複数のノイズリミッタ、および耐交流電力特性が異なる複数のカプラーを有している。また、通信制御部により、少なくとも一系統の電力線に転送情報を送出させ、または一系統の電力線から転送情報を導入させている。したがって、一つのモジュールを用いるのみで、複数系統の電力線を用途に応じて使い分け、または併用できる。
【0036】
次に、本発明の実施の形態に係る制御情報転送方法の一例を説明する。先ず、状態情報の転送処理について、図3に示すフローチャートの一例、図2に示すブロック図、図1に示す構成図を参照しつつ説明する。
シーケンサ30aが、宅内機器20の動作状態を確認するコマンドを検出すると、宅内機器20の動作状態に関する状態情報Ssを、図示しない各搭載機能からプロセッサ31が収集し(ステップST11)、この状態情報Ssを共有RAM12の所定アドレスに書き込む(ステップST12)。以上は前準備であって、一つのスレッドにおいて実行できるが、別のスレッドまたは新たなコマンドと組み合わせてもよく、また、シーケンサ30aの制御プログラムにおいてプログラミング可能である。以下、同様にして実行させ、また、プログラミングさせることができる。
【0037】
続いて、シーケンサ30aが、共有RAM12の状態情報Ssを送信するコマンドを検出すると、通信制御部13が、共有RAMの前記所定アドレスから状態情報Ssを読み取って(ステップST13)、電力線通信のための転送情報に編成する(ステップST14)。そして、ノイズリミッタ14およびカプラー15を通じて、この転送情報を電力線40に送出する(ステップST15)。このときに、状態情報Ssを、あらかじめ宅内機器20を特定可能な情報に構成しておく。また、別の制御装置付帯モジュール10aの識別符号を転送情報に付与させるか、簡易には、モニター装置50などと対向通信の転送モードをとらせてもよい。以下、同様にして宅内機器20の特定、識別符号の付与、簡易な対向通信ができるものとする
【0038】
次に、宅内機器に対する指示情報の取得処理について、図4に示すフローチャートの一例などを参照しつつ説明する。
シーケンサ30aが、その制御内容を共有RAM12に受信するコマンドを検出すると、通信制御部13が、電力線40からカプラー15などを通じて転送情報を導入する(ステップST21)。そして、この転送情報から指示情報Rcを解読して(ステップST22)、これを共有RAMの所定アドレスに書き込む(上書きする)(ステップST23)。また、シーケンサ30aが、制御内容を要求するコマンドを検出すると、プロセッサ31が共有RAM12の前記所定アドレスから指示情報Rcを読み取って(ステップST24)、この指示情報Rcを宅内機器20の各機能に配送する(ステップST25)。
【0039】
別のシーケンサ30bにおいて、別の制御装置付帯モジュール10aを搭載したときには、当該モジュール10aにより、状態情報Ssについて取得処理、また、指示情報について転送処理が、それぞれ同様にして実行され得る。このように共有RAM12および通信制御部13が、シーケンサ30aの独立した階層レベルにおいて、互いに自律した機能処理が行える構成が可能である。したがって、双方が、定期に、随時に、また、互いの呼掛けに応じて機能でき、また、制御プログラムにおいて、シーケンサの言語により、これらをまとめてプログラミングすることができる。
【0040】
本発明の別の実施の形態を図面を参照して説明する。
図5は、本発明の別の実施の形態に係る制御装置付帯モジュールの概略構成例を説明するための図であって、搭載状態の一例を示してある。
別の実施の形態に係る本モジュール10bは、電力線通信機能に代えて、無線通信機能をモジュラー化したものであって、前記実施形態例と同様に電気コネクタの嵌合により、シーケンサ30bの空きスロットなどに搭載可能なモジュールである。また、電力線通信のための結合部に代えて、図示しない公知の無線送受信部(無線信号手段)を有している。このようなリモートコントローラ60を用いて、無線信号により遠隔操作するためのものである。
【0041】
無線信号は、特定小電力、微弱電波、ジグビーまたは無線LANの通信様式、また、いわゆるブルートゥースに基づく無線通信回線などによるが、家庭用オーディオ・ビデオ機器などの赤外線信号であってもよい。このようなモジュール10bをシーケンサ30bに併設し、かつ、このシーケンサ30bを、遠隔地の集中管理室に備えれば、より広域での電力線通信の用途に適用でき、かつ、シーケンサ30bと離隔したところから指示して宅内機器20を遠隔操作し得る。また、単に、複数の本モジュール10bを併用することにより、複数系統の無線信号を用途に応じて使い分け、または併用できる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の制御装置付帯モジュールによれば、シーケンサのシステムバス上において、共有メモリ手段を通じて制御情報の電力線通信(無線通信)を行わせるので、当該シーケンサのプログラム言語を用いたアプリケーション設計が可能になる。また、電気コネクタの挿入によって、直ちに制御装置に搭載できる。したがって、自動機器のミドルウェア環境を容易に開発でき、かつ、プラグアンドプレイ機能の向上を図ったモジュールを提供できる。
【0043】
請求項2に記載の制御装置付帯モジュールによれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、複数の制御装置間で電力線通信ネットワークを形成できる。
【0044】
請求項3に記載の制御装置付帯モジュールによれば、請求項1または請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、制御演算プロセッサの処理負担を軽減できる。
【0045】
請求項4に記載の制御装置付帯モジュールによれば、請求項1乃至請求項3に記載の発明のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、通信処理手段の処理負担を軽減できる。
【0046】
請求項5に記載の制御装置付帯モジュールによれば、請求項1乃至請求項4に記載の発明のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、複数系統の電力線を切り換えつつ通信できる。
【0047】
請求項6に記載の制御装置付帯モジュールによれば、シーケンサのシステムバス上において、共有メモリ手段を通じて制御情報の無線通信を行わせるので、当該シーケンサのプログラム言語を用いたアプリケーション設計が可能になる。また、電気コネクタの挿入によって、直ちに制御装置に搭載できる。したがって、自動機器のミドルウェア環境を容易に開発でき、かつ、プラグアンドプレイ機能の向上を図ったモジュールを提供できる。
【0048】
請求項7に記載の制御装置付帯モジュールによれば、請求項6に記載の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、複数の制御装置間で電力線通信ネットワークを形成できる。
【0049】
請求項8に記載の制御装置付帯モジュールによれば、請求項6または請求項7に記載の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、制御演算プロセッサの処理負担を軽減できる。
【0050】
請求項9に記載の制御装置付帯モジュールによれば、請求項6乃至請求項8に記載の発明のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、通信処理手段の処理負担を軽減できる。
【0051】
請求項10に記載の制御装置付帯モジュールによれば、請求項6乃至9に記載の発明のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、複数系統の電力線を切り換えつつ通信できる。
【0052】
請求項11に記載の制御情報転送システムによれば、請求項1乃至請求項5、請求項6乃至請求項10に記載の発明のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、複数系統の電力線を用途に応じて使い分け、または併用でき、もしくは複数系統の無線信号を用途に応じて使い分け、または併用できる。
【0053】
請求項12に記載の制御情報転送システムによれば、請求項1乃至請求項5に記載の発明のいずれかと同様の効果を得ることができ、かつ、請求項6乃至請求項10に記載の発明のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、電力線通信と無線通信のメリットを相補わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る制御装置付帯モジュールの概略構成例を説明する図である。
【図2】同、機能の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る制御情報転送方法の工程例を示すもので、状態情報の転送処理について、その工程の一例を示すフローチャートである。
【図4】同、指示情報の取得処理について、その工程の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の別の実施の形態に係る制御装置付帯モジュールの概略構成例を説明する図である。
【符号の説明】
10a、10b 制御装置付帯モジュール
11 電気コネクタ
12 共有RAM(共有メモリ手段)
13 通信制御部(通信処理手段)
14 結合部(電力線結合手段)
20 宅内機器(自動機器)
30a、30b プログラマブル・ロジックシーケンサ(制御装置)
31 制御演算プロセッサ
32 システムバス
33 空スロット
34 システムメモリ
35 入出力インターフェイス
40 電力線
50 モニター装置
60 リモートコントローラ
Rc 指示情報
Ss 制御情報

Claims (12)

  1. 自動機器のための制御装置において、電気コネクタの挿抜により脱着可能とした制御装置付帯モジュールであって、
    制御装置の制御演算プロセッサとともに、システムバスを共用して所定のメモリ領域を共有し、かつ、自動機器の制御処理に関する制御情報をバッファリングする共有メモリ手段と、
    外部装置と交信することにより、前記共有メモリ手段にバッファリングされた制御情報を転送情報に編成し、また、外部装置の転送情報から制御情報を解読して共有メモリ手段に渡す通信処理手段と、
    自動機器などに電力を供給する電力線と結線されて、前記通信処理手段が編成した転送情報を電力線に送出し、電力線から外部装置の転送情報を導入して通信処理手段に渡すとともに、電力線の電力とは電気的に隔絶されている電力線結合手段とを有していることを特徴とする制御装置付帯モジュール。
  2. 前記外部装置は、別の制御装置付帯モジュールであって、一の制御装置の制御情報を、この別の制御装置付帯モジュールが装着された別の制御装置に転送させていることを特徴とする請求項1に記載の制御装置付帯モジュール。
  3. 前記共有メモリ手段は、制御情報を、定期に、随時に、または呼掛けに応じて、制御演算プロセッサにより入出力させていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御装置付帯モジュール。
  4. 前記通信処理手段は、制御情報を、定期に、随時に、または呼掛けに応じて共有メモリ手段に入出力していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の制御装置付帯モジュール。
  5. 前記電力線結合手段は、複数系統の電力線と結線され、少なくとも一系統の電力線に転送情報を送出し、または一系統の電力線から転送情報を導入していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の制御装置付帯モジュール。
  6. 自動機器のための制御装置において、電気コネクタの挿抜により脱着可能とした制御装置付帯モジュールであって、
    制御装置の制御演算プロセッサとともに、システムバスを共用して所定のメモリ領域を共有し、かつ、自動機器の制御処理に関する制御情報をバッファリングする共有メモリ手段と、
    外部装置と交信することにより、前記共有メモリ手段にバッファリングされた制御情報を転送情報に編成し、また、外部装置の転送情報から制御情報を解読して共有メモリ手段に渡す通信処理手段と、
    この通信処理手段が編成した転送情報を無線信号として送信し、外部装置の転送情報を無線信号により導入して通信処理手段に渡す無線信号手段とを有していることを特徴とする制御装置付帯モジュール。
  7. 前記外部装置は、別の制御装置付帯モジュールであって、一の制御装置の制御情報を、この別の制御装置付帯モジュールが装着された別の制御装置に転送させていることを特徴とする請求項6に記載の制御装置付帯モジュール。
  8. 前記共有メモリ手段は、制御情報を、定期に、随時に、または呼掛けに応じて、制御演算プロセッサにより入出力させていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の制御装置付帯モジュール。
  9. 前記通信処理手段は、制御情報を、定期に、随時に、または呼掛けに応じて共有メモリ手段に入出力していることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の制御装置付帯モジュール。
  10. 前記無線信号手段は、複数系統の無線信号を用いることによって、少なくとも一系統の無線信号として転送情報を送出し、または一系統の無線信号により転送情報を導入していることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の制御装置付帯モジュール。
  11. 請求項1乃至請求項5、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の制御装置付帯モジュールを一の制御装置に複数併設させ、制御装置付帯モジュールごとに、異なる複数系統の電力線と結合させ、または、異なる複数系統の無線信号を用いたことを特徴とする制御情報転送システム。
  12. 請求項1乃至5請求項のいずれかに記載の制御装置付帯モジュールと、請求項6乃至請求項10のいずれかに記載の制御装置付帯モジュールとを一の制御装置に併設させたことを特徴とする制御情報転送システム。
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