JP2005062696A - データ処理装置およびデータ処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 不正なユーザが、電子透かしデータが検出されない加工パターンを特定することを効果的に抑制できるデータ処理装置を提供する。
【解決手段】 遅延部35が、判定部34から入力した判定データJDを、遅延時間設定部36によって設定された遅延時間DTだけ遅延して、WM検出部22の外部、すなわち図1に示す再生・記録部23に出力する。当該遅延時間DTは、遅延時間設定部36によってコンテンツデータCONT毎に変更される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子透かしデータなどのパターンデータが付加された被検データに関する処理を行うデータ処理装置およびそのデータ処理システムに関する。
従来、ビデオやオーディオなどのコンテンツデータの著作権を保護する技術として、電子透かし(ウォータマーク)がある。
この電子透かし技術は、コンテンツデータ(信号)の周波数成分などに予め決められた変更を加えることで、当該コンテンツデータに電子透かしデータを付加する。
一方、電子透かしデータの検出装置は、コンテンツデータと電子透かしのパターンとの間で検出した相関値を順に累積し、累積値が更新される度に当該累積値が所定のしきい値を超えたか否かを判定する。
当該検出装置は、上記累積値が所定のしきい値を超えたタイミングで直ちに、コンテンツデータに電子透かしデータが付加されていることを示す判定データを当該検出装置の外部に出力する。
特開2003−224833号公報
ところで、電子透かしデータが付加されたコンテンツデータに、角度変形あるいは拡大,圧縮などの加工を施し、電子透かしデータと同相成分を増やすと、上記累積値が所定のしきい値を超えるまでの時間が短くなる。すなわち、検出時間が短くなる。
一方、上記加工により電子透かしデータと逆相成分を増やすと、上記累積値が所定のしきい値を超えるまでの時間が長くなる。すなわち、検出時間が長くなる。
そのため、不正なユーザが、上記コンテンツデータに様々な加工を施し、その結果を上記検出装置に入力し、上記検出装置から上記判定データが出力されるまでの時間を監視することで、電子透かしデータの逆相成分を増やして検出装置によって電子透かしデータが検出されない加工パターンを特定することが可能になるという問題がある。
その結果、当該電子透かしデータの検出を基に規定された種々の再生および記録の制御が不能になり、著作権保護ができなくなる可能性がある。
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて成され、不正なユーザが、電子透かしデータが検出されない加工パターンを特定することを効果的に抑制できるデータ処理装置およびデータ処理システムを提供することを目的とする。
上述した従来技術の問題点を解決するために、第1の発明のデータ処理装置は、被検データに対して所定のパターンデータが付加されているか否かを判定するデータ処理装置であって、前記被検データと予め保持した前記パターンデータとの間で検出した相関を累積する演算手段と、前記演算手段が前記累積を行う度に、前記演算手段による前記累積の結果と所定のしきい値とを基に、前記被検データに対して前記パターンデータが付加されているか否かを判定した結果を示す判定データを生成する判定手段と、前記判定手段が生成した前記判定データを、設定された遅延時間だけ遅延させて前記データ処理装置の外部に出力する遅延手段と、前記遅延手段に前記設定された前記遅延時間を、所定の方法で変更する遅延時間変更手段とを有する。
第1の発明のデータ処理装置の作用は以下のようになる。
演算手段が、前記被検データと予め保持した前記パターンデータとの間で検出した相関を累積する。
次に、判定手段が、前記演算手段が前記累積を行う度に、前記演算手段による前記累積の結果と所定のしきい値とを基に、前記被検データに対して前記パターンデータが付加されているか否かを判定した結果を示す判定データを生成する。
次に、遅延手段が、前記判定手段が生成した前記判定データを、設定された遅延時間だけ遅延させて前記データ処理装置の外部に出力する。
このとき、遅延時間変更手段が、前記遅延手段に前記設定された前記遅延時間を、所定の方法で変更する。
第2の発明のデータ処理システムは、付加装置によって第1のパターンデータが付加されたコンテンツデータであるか否かを検出装置が判定するデータ処理システムであって、前記付加装置は、設定された第1の鍵データを基に、当該第1の鍵データに固有の第1のパターンデータを生成する第1の生成手段と、予め決められた複数の鍵データのなかから選択した鍵データを前記第1の鍵データとして前記第1の生成手段に設定する第1の設定手段と、前記第1の生成手段が生成した前記第1のパターンデータをコンテンツデータに対して付加する付加手段とを有し、前記検出装置は、設定された第2の鍵データを基に、当該第2の鍵データに固有の第2のパターンデータを生成する第2の生成手段と、前記複数の鍵データを順に選択して前記第2の鍵データとして前記第2の生成手段に設定する第2の設定手段と、被検データと、前記第2の設定手段が選択した前記複数の鍵データのそれぞれに対応して前記第2の生成手段が生成した複数の前記第2のパターンデータとの間で検出した相関を順に累積する演算手段と、前記演算手段が前記累積した結果と所定のしきい値とを基に、前記被検データが前記付加装置の前記付加手段によって前記第1のパターンデータが付加された前記コンテンツデータであるか否かを判定する判定手段とを有する。
第2の発明のデータ処理システムの作用は以下のようになる。
先ず、付加装置において、第1の設定手段が、予め決められた複数の鍵データのなかから選択した鍵データを前記第1の鍵データとして第1の生成手段に設定する。
次に、第1の生成手段が、設定された第1の鍵データを基に、当該第1の鍵データに固有の第1のパターンデータを生成する。
次に、付加手段が、前記第1の生成手段が生成した前記第1のパターンデータをコンテンツデータに対して付加する。
そして、検出装置において、第2の設定手段が、前記複数の鍵データを順に選択して前記第2の鍵データとして前記第2の生成手段に設定する。
そして、第2の生成手段が、設定された第2の鍵データを基に、当該第2の鍵データに固有の第2のパターンデータを生成する。
そして、演算手段が、前記第2の設定手段が選択した前記複数の鍵データのそれぞれに対応して前記第2の生成手段が生成した複数の前記第2のパターンデータとの間で検出した相関を順に累積する。
そして、判定手段が、前記演算手段が前記累積した結果と所定のしきい値とを基に、前記被検データが前記付加装置の前記付加手段によって前記第1のパターンデータが付加された前記コンテンツデータであるか否かを判定する。
第3の発明のデータ処理装置は、設定された鍵データを基に当該鍵データに固有のパターンデータを生成する生成手段と、複数の鍵データを順に前記生成手段に設定する設定手段と、被検データと、前記設定手段が設定した前記複数の鍵データを基にそれぞれ生成された複数の前記パターンデータとの間で検出した相関を累積する演算手段と、前記演算手段が前記累積した結果と所定のしきい値とを基に、前記複数の鍵データのうち少なくとも一つの鍵データから得られる前記パターンデータが前記被検データに付加されているか否かを判定する判定手段とを有する。
第3の発明のデータ処理装置の作用は以下のようになる。
先ず、設定手段が、複数の鍵データを順に生成手段に設定する。
次に、前記生成手段が、設定された鍵データを基に当該鍵データに固有のパターンデータを生成する。
次に、演算手段が、被検データと、前記設定手段が設定した前記複数の鍵データを基にそれぞれ生成された複数の前記パターンデータとの間で検出した相関を累積する。
次に、判定手段が、前記演算手段が前記累積した結果と所定のしきい値とを基に、前記複数の鍵データのうち少なくとも一つの鍵データから得られる前記パターンデータが前記被検データに付加されているか否かを判定する。
第4の発明のデータ処理システムは、付加装置によって第1のパターンデータが付加されたコンテンツデータであるか否かを検出装置が判定するデータ処理システムであって、前記付加装置は、設定された第1の種データを基に擬似乱数を生成して第1のパターンデータを生成する第1の生成手段と、設定された第1の変形を、前記第1の生成手段が生成した前記第1のパターンデータに対して施す第1の変形手段と、予め決められた複数の種データのなかから選択した種データを前記第1の種データとして前記第1の生成手段に設定し、予め決められた複数の変形のなかから選択した変形を前記第1の変形として前記第1の変形手段に設定する第1の選択手段と、前記第1の変形手段で前記第1の変形が施された前記第1のパターンデータをコンテンツデータに対して付加する付加手段とを有し、前記検出装置は、設定された第2の種データを基に擬似乱数を生成して第2のパターンデータを生成する第2の生成手段と、設定された第2の変形を、前記第2の生成手段が生成した前記第2のパターンデータに対して施す第2の変形手段と、前記複数の種データを順に前記第2の種データとして前記第1の生成手段に設定し、前記複数の変形を順に前記第2の変形として前記第2の変形手段に設定する第2の選択手段と、被検データと、前記第2の変形手段により前記第2の変形が施された前記第2のパターンデータとの間で検出した相関を累積する演算手段と、前記演算手段が生成した前記累積の結果と所定のしきい値とを基に、前記被検データが前記付加装置によって前記第1のパターンデータが付加された前記コンテンツデータであるか否かを判定する判定手段とを有する。
本発明によれば、不正なユーザが、電子透かしデータが検出されない加工パターンを特定することを効果的に抑制できるデータ処理装置およびデータ処理システムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係わるデータ処理システムについて説明する。
<第1実施形態>
以下、図1〜図5を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
第1実施形態は、第1の発明に対応した実施形態である。
図1および図2に示すWM検出部22が第1の発明のデータ処理装置に対応している。 また、図2に示す相関検出部32および積分部33が第1の発明の演算手段に対応し、判定部34が第1の発明の判定手段に対応し、遅延部35が第1の発明の遅延手段に対応し、遅延時間設定部36が第1の発明の遅延時間変更手段に対応している。
図1は、本発明の第1実施形態に係わるデータ処理システム1の全体構成図である。
図1に示すように、データ処理システム1は、例えば、WM(Water Mark:電子透かし)
付加装置10およびWM検出装置20を有する。
データ処理システム1では、WM付加装置10が電子透かしデータWMを付加したコンテンツデータCONT2をディスクDISKに書き込む。
WM検出装置20は、ディスクDISKから読み出したコンテンツデータCONTに電子透かしデータWMが付加されているか否かを判定し、その判定結果を基にコンテンツデータCONTの再生および記録を制御する。
なお、以下に示す実施形態において、コンテンツデータは、イメージ、オーディオあるいはそれ以外のデータである。
〔WM付加装置10〕
WM付加装置10は、図1に示すように、例えば、WM生成部11、WM付加部12、ディスク製造部13および制御部14を有する。
WM生成部11は、電子透かしデータWMを生成し、これをWM付加部12に出力する。
WM付加部12は、コンテンツデータCONT1に電子透かしデータWMを付加してコンテンツデータCONT2を生成する。
具体的には、WM付加部12は、例えば、電子透かしデータWMを基に、コンテンツデータ(信号)CONT1の所定の周波数成分に変更を加えることで、電子透かしデータWMをコンテンツデータCONT1に付加する。
ディスク製造部13は、WM付加部12が生成したコンテンツデータCONT2を、光ディスクDISKなどの記録媒体に書き込む。
なお、本実施形態において、WM付加部12が生成したコンテンツデータCONT2を、ネットワークや放送などにより、WM検出装置20に送信してもよい。
制御部14は、WM付加装置10の各構成要素を統括的に制御する。
〔WM検出装置20〕
WM検出装置20は、例えば、ディスク読取部21、WM検出部22、再生・記録部23および制御部24を有する。
ディスク読取部21は、ディスクDISKからコンテンツデータCONT(CONT2)を読み出してWM検出部22および再生・記録部23に出力する。
なお、WM検出装置20は、ディスク読取部21の代わりに、ネットワークや放送により、コンテンツデータCONTを受信する受信部を設けてもよい。
WM検出部22は、ディスク読取部21が読み出したコンテンツデータCONTに電子透かしデータWMが付加されているか否かを判定し、その判定データJDを再生・記録部23に出力する。
WM検出部22の構成について後に詳細に説明する。
再生・記録部23は、ディスク読取部21から読み出したコンテンツデータCONTを再生する。
また、再生・記録部23は、コンテンツデータCONTを所定の記録媒体に記録する。
再生・記録部23は、電子透かしデータWMが付加されている旨の判定データJDをWM検出部22から入力すると、当該判定データJDを基に、再生制御および記録制御を行う。
制御部24は、WM検出装置20の各構成要素を統括的に制御する。
以下、図1に示すWM検出部22について詳細に説明する。
図2は、図1に示すWM検出部22の構成図である。
図2に示すように、WM検出部22は、例えば、WMパターン出力部31、相関検出部32、積分部33、判定部34、遅延部35および遅延時間設定部36を有する。
WMパターン出力部31は、例えば、図1に示すWM生成部11が生成した電子透かしデータWMと同じ電子透かしデータWMを予め保持し、電子透かしデータWMを相関検出部32に出力する。
相関検出部32は、ディスク読取部21から入力したコンテンツデータCONTと、WMパターン出力部31から入力した電子透かしデータWMとの相関を検出し、その相関値を示す相関データS32を積分部33に出力する。
積分部33は、相関検出部32から入力した相関データS32が示す相関値を積分(累積)し、その積分値を示す積分データS33を判定部34に出力する。
また、積分部33は、判定部34からのリセット信号RESETを基に、図3に示すように、積分データS33が示す積分値を「0」(初期値)にリセットする。
判定部34は、例えば、積分データS33が更新される度に、図3および図4に示す積分部33から入力した積分データS33と所定のしきい値THとを比較し、積分データS33が示す積分値がしきい値THを超えると、電子透かしデータWMが付加されていることを示す判定データJDを遅延部35に出力する。
図4において、AはコンテンツデータCONTに電子透かしデータWMが付加されている場合の積分データS33の時間変化を示し、BはコンテンツデータCONTに電子透かしデータWMが付加されていない場合の積分データS33の時間変化を示している。
図4に示すように、コンテンツデータCONTに電子透かしデータWMが付加されている場合には、積分部33において積分(累積)を行う度に(時間が経つに従って)積分データS33が増加し、所定の時間で、しきい値THを超える。
遅延部35は、判定部34から入力した判定データJDを、遅延時間設定部36によって設定された遅延時間DTだけ遅延して、WM検出部22の外部、すなわち図1に示す再生・記録部23に出力する。
遅延時間設定部36は、例えば、所定の方法(アルゴリズム)で、遅延部35に設定された遅延時間DTを変更する。当該所定の方法は、例えば、遅延時間DTを不規則(ランダム)に変更するものであることが望ましい。
遅延時間設定部36は、例えば、コンテンツデータCONT毎に、遅延時間DTを変更する。
また、遅延時間設定部36は、例えば、コンテンツデータCONTのチャプター(モジュールデータ)、ディスクDISK(記録媒体)、あるいは所定の時間間隔毎に遅延時間DTを変更してもよい。
なお、遅延時間設定部36による遅延時間DTの変更は、予め用意した複数の遅延時間DTのなかから所定の順番あるいはランダムに単数の遅延時間DTを選択して行ってもよい。
以下、図2に示すWM検出部22の動作例を説明する。
WMパターン出力部31が、電子透かしデータWMを相関検出部32に出力する。
次に、相関検出部32が、ディスク読取部21から入力したコンテンツデータCONTと、WMパターン出力部31から入力した電子透かしデータWMとの相関を検出し、その相関値を示す相関データS32を積分部33に出力する。
次に、積分部33が、相関検出部32から入力した相関データS32が示す相関値を積分(累積)し、その積分値を示す積分データS33を判定部34に出力する。
次に、判定部34が、積分データS33が更新される度に、積分部33から入力した積分データS33と所定のしきい値とを比較し、積分データS33が示す積分値が図3および図4に示す所定のしきい値THを超えたタイミングで、電子透かしデータWMが付加されていることを示す判定データJDを遅延部35に出力する。
次に、遅延部35が、判定部34から入力した判定データJDを、遅延時間設定部36によって設定された遅延時間DTだけ遅延して、WM検出部22の外部、すなわち図1に示す再生・記録部23に出力する。
当該遅延時間DTは、遅延時間設定部36によって上述した所定の方法(アルゴリズム)で変更される。
すなわち、複数のコンテンツデータCONTに対して同じ電子透かしデータWMが付加されている場合でも、遅延部35に設定される遅延時間DTが異なる。
そのため、WM検出部22において、図3および図4に示す時間「0」の検出開始タイミングから積分データS33がしきい値THを超えるまでの時間、すなわち判定部34から判定データJDが出力されるまでの時間が同じでも、遅延部35による遅延の効果で、上記複数のコンテンツデータCONT間でWM検出部22から判定データJDが出力されるまでの時間(タイミング)が異なる。
データ処理システム1では、例えば、不正なユーザが、図5に示すようにディスク読取部21とWM検出部22との間に不正加工部40を挿入し、コンテンツデータCONTを加工してWM検出部22に出力し、WM検出部22から判定データJDが出力されるまでの時間を基にWM検出部22による電子透かしデータWMの検出を不能にする加工パターンを特定しようとした場合に、それを効果的に阻止できる。
すなわち、上述したように図1に示すWM検出部22に図2に示すように遅延時間設定部36を設けたことで、判定部34において判定データJDが生成されるタイミングと、WM検出部22から判定データJDが外部に出力されるタイミングとは異なり、しかも遅延時間設定部36の設定によりそのタイミングは不規則に変わるため、不正なユーザは、WM検出部22から判定データJDが出力されるタイミングを監視しても、WM検出部22による電子透かしデータWMの検出を不能にする加工パターンを特定できない。
これにより、WM検出部22および再生・記録部23による著作権防止機能を適切に作用させることができ、電子透かしデータWMが付加されたコンテンツデータCONTが不正に利用されることを効果的に防止できる。
<第2実施形態>
以下、図6および図7を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、第2の発明および第3の発明に対応した実施形態である。
図6に示すデータ処理システム101が第2の発明のデータ処理システムに対応していう。
また、図6に示すWM付加装置50が第2の発明の付加装置に対応し、WM検出装置60が第2の発明の検出装置に対応している。
また、図6に示すWM生成部52が第2の発明の第1の生成手段に対応し、種データ設定・変更部51が第2の発明の第1の設定手段に対応し、WM付加部53が第2の発明の付加手段に対応している。
また、図6および図7に示すWM検出部62が第2の発明の検出装置および第3の発明のデータ処理装置に対応している。
また、図7に示すWM生成部69が第2の発明の第2の生成手段または第3の発明の生成手段に対応している。
また、図7に示す種データ設定・変更部68が第2の発明の第2の設定手段または第3の発明の設定手段に対応している。
また、図7に示す相関検出部71および積分部72が、第2の発明の演算手段または第3の発明の演算手段に対応している。
また、図7に示す判定部73が第2の発明または第3の発明の判定手段に対応している。
図6は、本発明の第2実施形態に係わるデータ処理システム101の全体構成図である。
図6に示すように、データ処理システム101は、例えば、WM付加装置50およびWM検出装置60を有する。
データ処理システム101では、WM付加装置50が電子透かしデータWMnを付加したコンテンツデータCONT12をディスクDISKに書き込む。
WM検出装置60は、ディスクDISKから読み出したコンテンツデータCONTに電子透かしデータWMが付加されているか否かを判定し、その判定結果を基にコンテンツデータCONTの再生および記録を制御する。
〔WM付加装置50〕
WM付加装置50は、図6に示すように、例えば、種データ設定・変更部51、WM生成部52、WM付加部53、ディスク製造部54および制御部55を有する。
種データ設定・変更部51は、複数の種データSEED1〜SEEDNを保持し、これらのうち選択した種データSEEDnをWM生成部52に出力する。
種データ設定・変更部51は、例えば、コンテンツデータCONT11毎に、異なる種データSEEDnを選択する。
また、種データ設定・変更部51は、例えば、コンテンツデータCONT11のチャプター(モジュールデータ)、所定の時間間隔毎に異なる種データSEEDnを選択する。
WM生成部52は、種データ設定・変更部51から入力した種データSEEDnを基に擬似乱数を生成し、これを電子透かしデータWMnとしてWM付加部53に出力する。
WM付加部53は、コンテンツデータCONT11に電子透かしデータWMnを付加してコンテンツデータCONT12を生成する。
具体的には、WM付加部52は、例えば、電子透かしデータWMnを基に、コンテンツデータ(信号)CONT11の所定の周波数成分に変更を加えることで、電子透かしデータWMnをコンテンツデータCONT11に付加する。
ディスク製造部54は、WM付加部53が生成したコンテンツデータCONT12を、光ディスクDISKなどの記録媒体に書き込む。
なお、WM付加装置50は、ディスク製造部54の代わりに、コンテンツデータCONT12を、ネットワークや放送により送信する送信部を設けてもよい。
制御部55は、WM付加装置50の各構成要素を統括的に制御する。
〔WM検出装置60〕
WM検出装置60は、例えば、ディスク読取部61、WM検出部62、再生・記録部63および制御部64を有する。
ディスク読取部61は、ディスクDISKからコンテンツデータCONT(CONT12)を読み出してWM検出部62および再生・記録部63に出力する。
なお、WM検出装置60は、ディスク読取部61の代わりに、コンテンツデータCONTを受信する受信部を設けてもよい。
WM検出部62は、ディスク読取部61が読み出したコンテンツデータCONTに電子透かしデータWMnが付加されているか否かを判定し、その判定データJD1を再生・記録部63に出力する。
再生・記録部63は、ディスク読取部61から読み出したコンテンツデータCONTを再生する。
また、再生・記録部63は、コンテンツデータCONTを所定の記録媒体に記録する。
再生・記録部63は、電子透かしデータWMnが付加されている旨の判定データJD1をWM検出部62から入力すると、当該判定データJDnを基に、再生制御および記録制御を行う。
制御部64は、WM検出装置60の構成要素を統括的に制御する。
以下、図6に示すWM検出部62について詳細に説明する。
図7は、図6に示すWM検出部62の構成図である。
図7に示すように、WM検出部62は、例えば、種データ設定・変更部68、WM生成部69、相関検出部71、積分部72、判定部73、遅延部74および遅延時間設定部75を有する。
種データ設定・変更部68は、上記複数の種データSEED1〜SEEDNを保持し、これらのうち単数の種データSEEDkを順に選択してWM生成部69に出力する。
WM生成部69は、種データ設定・変更部68から入力した種データSEEDkを基に擬似乱数を生成し、これを電子透かしデータWMkとして相関検出部71に出力する。
WM生成部69は、種データ設定・変更部68から入力した種データSEED1〜SEEDNの全てに対して電子透かしデータWMkを生成し、これを順に相関検出部71に出力する。
相関検出部71は、ディスク読取部61から入力したコンテンツデータCONTと、WM生成部69から入力した電子透かしデータWMkとの相関を検出し、その相関値を示す相関データS71を積分部72に出力する。
相関検出部71は、WM生成部69が種データSEED1〜SEEDNの全てに対して生成した電子透かしデータWMkについて順に、コンテンツデータCONTとの間の相関を検出する。
積分部72は、相関検出部71から入力した相関データS71が示す相関値を積分(累積)し、その積分値を示す積分データS72を判定部73に出力する。
また、積分部72は、判定部73からのリセット信号RESETを基に、積分データS72が示す積分値を「0」(初期値)にリセットする。
判定部73は、積分部72から入力した積分データS72が更新される度に、積分データS72と所定のしきい値とを比較し、積分データS72が示す積分値が所定のしきい値TH1を超えたタイミングで、電子透かしデータWMnが付加されていることを示す判定データJD1を遅延部74に出力する。
遅延部74は、判定部73から入力した判定データJD1を、遅延時間設定部75によって設定された遅延時間DT1だけ遅延して、WM検出部62の外部、すなわち図6に示す再生・記録部63に出力する。
遅延時間設定部75は、例えば、所定の方法(アルゴリズム)で、遅延部74に設定された遅延時間DT1を変更する。
遅延時間設定部75は、例えば、コンテンツデータCONT毎に、遅延時間DT1を変更する。
また、遅延時間設定部75は、例えば、コンテンツデータCONTのチャプター(モジュールデータ)、ディスクDISK(記録媒体)、あるいは所定の時間間隔毎に遅延時間DT1を変更してもよい。
なお、遅延時間設定部75による遅延時間DT1の変更は、予め用意した複数の遅延時間DT1のなかから所定の順番あるいはランダムに単数の遅延時間DT1を選択して行ってもよい。
以下、図7に示すWM検出部62の動作例を説明する。
種データ設定・変更部68が、複数の種データSEED1〜SEEDNのうち単数の種データSEEDkを順に選択してWM生成部69に出力する。
次に、WM生成部69が、種データ設定・変更部68から入力した種データSEED1〜SEEDNの全てに対して電子透かしデータWMkを生成し、これを順に相関検出部71に出力する。
相関検出部71が、種データSEED1〜SEEDNの全てに対してWM生成部69が生成した電子透かしデータWMkについて順に、コンテンツデータCONTとの間の相関を検出し、その相関値を示す相関データS71を積分部72に出力する。
そして、積分部72が、相関検出部71から入力した相関データS71が示す相関値を積分(累積)し、その積分値を示す積分データS72を判定部73に出力する。
判定部73は、積分部72から入力した積分データS72が更新される度に、積分データS72と所定のしきい値とを比較し、積分データS72が示す積分値が所定のしきい値TH1を超えると、電子透かしデータWMnが付加されていることを示す判定データJD1を遅延部74に出力する。
次に、遅延部74が、判定部73から入力した判定データJD1を、遅延時間設定部75によって設定された遅延時間DT1だけ遅延して、WM検出部62の外部、すなわち図6に示す再生・記録部63に出力する。
上記遅延時間DT1は、遅延時間設定部75によって、上述した所定の方法(アルゴリズム)で変更される。
データ処理システム101によれば、図6に示すように、種データ設定・変更部51において所定の方法で選択した種データSEEDnを基に電子透かしデータWMnが生成され、これがコンテンツデータCONT11に付加される。
そのため、不正なユーザは、複数の異なるコンテンツデータCONT11について図5を用いて説明した手法でコンテンツデータCONTに加工を施しても、個々のコンテンツデータCONT11に付加された電子透かしデータWMnが異なる場合があり、WM検出部62が電子透かしデータWMを検出できないようなコンテンツデータCONTへの加工パターンを特定することが困難になる。
一方、WM検出装置60のWM検出部62は、図7に示す相関検出部71においてWM生成部69が種データSEED1〜SEEDNの全てに対して生成した電子透かしデータWMkについて順に、コンテンツデータCONTとの間の相関を検出し、その相関データS71を基に積分部72および判定部73の処理を行うことから、種データSEED1〜SEEDNの何れか一つを基に生成された電子透かしデータWMnがコンテンツデータCONTに付加されていれば、十分に高い相関値を得ることができ、そのことを判定部73において適切に判定できる。
また、WM検出部62は、遅延部74および遅延時間設定部75を備えたことで、第1実施形態と同様の効果もさらに得られる。
<第3実施形態>
以下、図8および図9を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
第3実施形態は、第3の発明および第4の発明に対応した実施形態である。
図8に示すデータ処理システム101*が第3の発明のデータ処理システムに対応している。
また、図8に示すWM付加装置50*が第4の発明の付加装置に対応し、WM検出装置60*が第4の発明の検出装置に対応している。
また、図8に示すWM生成部52が第4の発明の第1の生成手段に対応し、種データ設定・変更部51および変形角度選択部82が第4の発明の第1の設定手段に対応し、角度変形部81が第4の発明の第1の変形手段に対応し、WM付加部53が第4の発明の付加手段に対応している。
また、図8および図9に示すWM検出部62*が第3の発明のデータ処理装置または第4の発明の検出装置に対応している。
また、図9に示すWM生成部69が第4の発明の生成手段に対応し、種データ設定・変更部68および変形角度選択部82が第4の発明の第2の設定手段に対応し、相関検出部71および積分部72が第4の発明の演算手段に対応し、判定部73が第4の発明の判定手段に対応し、角度変形部81が第4の発明の第2の変形手段に対応している。
図8は、本発明の第3実施形態に係わるデータ処理システム101*の全体構成図である。
図8に示すように、データ処理システム101*は、例えば、WM付加装置50*およびWM検出装置60*を有する。
〔WM付加装置50*〕
WM付加装置50*は、図8に示すように、例えば、種データ設定・変更部51、WM生成部52、WM付加部53、ディスク製造部54、制御部55、角度変形部81および変形角度選択部82を有する。
図8において、図6と同じ符号を付した構成要素は、第2実施形態で説明したものと同じである。
図8に示すように、WM付加装置50*は、図6に示すWM付加装置50に角度変形部81および変形角度選択部82を加えた構成を有している。
角度変形部81は、WM生成部52から入力した電子透かしデータWMnに、変形角度選択部82によって設定された単数の変形角度ANGsの角度変形を施して電子透かしデータWMn*を生成し、これをWM付加部53に出力する。
すなわち、WM付加部53は、角度変形後の電子透かしデータWMn*をコンテンツデータCONT11に付加する。
変形角度選択部82は、複数の変形角度ANG1〜ANGSを保持し、これらのうち選択した変形角度ANGsを角度変形部81に設定する。
変形角度選択部82は、例えば、コンテンツデータCONT11毎に、異なる変形角度ANGsを選択する。
また、変形角度選択部82は、例えば、コンテンツデータCONT11のチャプター(モジュールデータ)、所定の時間間隔毎に異なる変形角度ANGsを選択する。
〔WM検出装置60*〕
WM検出装置60*は、図8に示すように、例えば、ディスク読取部61、WM検出部62*、再生・記録部63および制御部64を有する。
以下、図68に示すWM検出部62*について詳細に説明する。
図9は、図8に示すWM検出部62*の構成図である。
図9に示すように、WM検出部62*は、例えば、種データ設定・変更部68、WM生成部69、相関検出部71、積分部72、判定部73、遅延部74、遅延時間設定部75、角度変形部91および変形角度選択部92を有する。
図9に示すように、WM検出部62*は、図7に示すWM検出部62に、角度変形部91および変形角度選択部92を加えた構成を有している。
角度変形部91は、WM生成部69から入力した電子透かしデータWMkに、変形角度選択部92によって順に設定された複数の変形角度ANG1〜ANGSの角度変形を施して電子透かしデータWMk*を生成し、これを相関検出部71に出力する。
すなわち、相関検出部71は、変形角度ANG1〜ANGSの角度変形が順に施された電子透かしデータWMk*の相関を検出する。
変形角度選択部92は、複数の変形角度ANG1〜ANGSを保持し、これらを順に選択して角度変形部91に設定する。
例えば、図8に変形角度選択部82が選択した変形角度をXとし、図5に示す不正加工部40において不正なユーザにより加えられた変形角度をYとし、変形角度選択部92において選択された単数の変形角度をZとした場合に、検出ずれDは図10に示すように「D=X+Y−Z」によって規定される。従って、データ処理システム101*による不正対策強化の程度、並びに不正態様の経験に基づいて、例えば、図10を参考に変形角度選択部82および変形角度選択部92で採用する変形角度ANG1〜ANGSの数および値を決定する。
データ処理システム101*によれば、図8に示すように、角度変形部81において所定の方法で選択した角度変形ANGsを基に角度変形した電子透かしデータWMn*をコンテンツデータCONT11に付加する。
そのため、不正なユーザは、複数の異なるコンテンツデータCONT11について図5を用いて説明した手法でコンテンツデータCONTに加工を施しても、個々のコンテンツデータCONT11に付加された電子透かしデータWMn*の角度変形を適切に把握しないと、WM検出部62*が電子透かしデータWMを検出できないようなコンテンツデータCONTへの加工パターンを特定することが困難になる。
一方、WM検出装置60*のWM検出部62*は、図9に示す相関検出部71において、角度変形部91が全ての変形角度ANG1〜ANGSに対して生成した電子透かしデータWMk*について順に、コンテンツデータCONTとの間の相関を検出し、その相関データS71を基に積分部72および判定部73の処理を行うことから、変形角度ANG1〜ANGSの何れか一つを基に生成された電子透かしデータWMn*がコンテンツデータCONTに付加されていれば、十分に高い相関値を得ることができ、そのことを判定部73において適切に判定できる。
また、データ処理システム101*によれば、第2実施形態のデータ処理システム101と同様に、種データ設定・変更部51,68を用いているため、第2実施形態の効果がさらに得られる。
また、データ処理システム101*によれば、WM検出部62*は、遅延部74および遅延時間設定部75を備えたことで、第1実施形態と同様の効果もさらに得られる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した第2実施形態では、本発明の鍵データ(パラメータ)として、疑似乱数を生成させる種データを例示したが、本発明の鍵データとして画像の角度変形や拡大縮小、非定型の部分的変形などのその他の加工を行うための鍵データを用いてもよい。この場合、WM生成部52において、予め保持した画像などのパターンに角度変形や拡大縮小、非定型の部分的変形などの加工を施して電子透かしデータWMnを生成する。
また、上述した実施形態のWM検出部は、例えば、電子透かしデータを検出した後に、ディスクDISKをディスク読取部61からイジェクトしたり、その再生コマンドを所定時間受け付けないようにしてもよい。
また、上述したWM検出部は、電子透かしデータWMの検出と再生の繰り返しの制限をしてもよい。
また、上述したWM検出部は、電子透かしデータを検出した後、ディスクDISKをイジェクトし、同じディスクDISKに関する処理を受け付けないようにしてもよい。
また、WM検出部は、電子透かしデータを検出したディスクDISKのアドレスを記憶し、以後、当該ディスクDISKに関しては当該記憶したアドレス部分に電子透かしデータがあると強制的に判定してもよい。
上述した機能をWM検出部にさらに付与することで、電子透かしデータの機能をさらに高い信頼性で発揮させることができる。
なお、電子透かしを用いて記録制限(電子透かしが検出されたら録画を停止、あるいは複製をの回数制限の情報を書き込む)を行う場合、この制限を無効化する方法が考えられる。再生器と記録器を外部自動制御(あるいは手動により制御)して電子透かしが検出されなかった部分をつなぎ合わせて切れ目のない複製を作る場合である。これに対する対抗策として、第一の方法は、電子透かしが記録器で検出されたら、その直前のバッファメモリに溜まっているコンテンツを繰り返し自動的に複数回記録してしまう。第二の方法としては電子透かしが検出されたら、そこから前の一定時間分、消去してしまう方法がある。
本発明は、電子透かしデータなどのパターンデータが付加された被検データに関する処理を行うシステムに適用可能である。
図1は、本発明の第1実施形態に係わるデータ処理システムの全体構成図である。 図2は、図1に示すWM検出部の構成図である。 図3は、図2に示す積分部および判定部の処理を説明するための図である。 図4は、図2に示す積分部および判定部の処理を説明するための図である。 図5は、図1に示すデータ処理システムにおいて、コンテンツデータに対して行われる不正な加工の形態を説明するための図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係わるデータ処理システムの全体構成図である。 図7は、図6に示すWM検出部の構成図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係わるデータ処理システムの全体構成図である。 図9は、図8に示すWM検出部の構成図である。 図10は、図9に示す変形角度選択部による変形角度の選択方法を説明するための図である。
符号の説明
1,101,101*…データ処理システム、10…WM付加装置、11…WM生成部、12…WM付加部、13…ディスク製造部、14…制御部、20…WM検出装置、21…ディスク読取部、22…WM検出部、23…再生・記録部、24…制御部、31…WMパターン出力部、32…相関検出部、33…積分部、34…判定部、35…遅延部、36…遅延時間設定部、50…WM付加装置、51…種データ設定・変更部、52…WM生成部、53…WM付加部、54…ディスク製造部、60…WM検出装置、61…ディスク読取部、62…WM検出部、63…再生・記録部、64…制御部、68…種データ設定・変更部、69…WM生成部、71…相関検出部、72…積分部、73…判定部、74…遅延部、75…遅延時間設定部、91…角度変形部、92…変形角度選択部


Claims (14)

  1. 被検データに対して所定のパターンデータが付加されているか否かを判定するデータ処理装置であって、
    前記被検データと予め保持した前記パターンデータとの間で検出した相関を累積する演算手段と、
    前記演算手段が前記累積を行う度に、前記演算手段による前記累積の結果と所定のしきい値とを基に、前記被検データに対して前記パターンデータが付加されているか否かを判定した結果を示す判定データを生成する判定手段と、
    前記判定手段が生成した前記判定データを、設定された遅延時間だけ遅延させて前記データ処理装置の外部に出力する遅延手段と、
    前記遅延手段に前記設定された前記遅延時間を、所定の方法で変更する遅延時間変更手段と
    を有するデータ処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記演算手段による前記累積の結果が前記しきい値を超えると、前記被検データに対して前記パターンデータが付加されていることを示す前記判定データを前記データ処理装置の外部に出力する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記変更手段は、前記遅延手段に設定された前記遅延時間をランダムに変更する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記変更手段は、前記遅延手段に設定された前記遅延時間を前記被検データ毎に変更する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 付加装置によって第1のパターンデータが付加されたコンテンツデータであるか否かを検出装置が判定するデータ処理システムであって、
    前記付加装置は、
    設定された第1の鍵データを基に、当該第1の鍵データに固有の第1のパターンデータを生成する第1の生成手段と、
    予め決められた複数の鍵データのなかから選択した鍵データを前記第1の鍵データとして前記第1の生成手段に設定する第1の設定手段と、
    前記第1の生成手段が生成した前記第1のパターンデータをコンテンツデータに対して付加する付加手段と
    を有し、
    前記検出装置は、
    設定された第2の鍵データを基に、当該第2の鍵データに固有の第2のパターンデータを生成する第2の生成手段と、
    前記複数の鍵データを順に選択して前記第2の鍵データとして前記第2の生成手段に設定する第2の設定手段と、
    被検データと、前記第2の設定手段が選択した前記複数の鍵データのそれぞれに対応して前記第2の生成手段が生成した複数の前記第2のパターンデータとの間で検出した相関を順に累積する演算手段と、
    前記演算手段が前記累積した結果と所定のしきい値とを基に、前記被検データが前記付加装置の前記付加手段によって前記第1のパターンデータが付加された前記コンテンツデータであるか否かを判定する判定手段と
    を有する
    データ処理システム。
  6. 前記複数の鍵データの各々は、疑似乱数生成用の種データ、あるいはパターン変形用の鍵データであり、
    前記第1の生成手段は、設定された前記第1の鍵データを基に、当該第1の鍵データに固有の擬似乱数を生成、あるいは所定のパターンデータに変形を施して前記第1のパターンデータを生成し、
    前記第2の生成手段は、設定された前記第2の鍵データを基に、当該第2の鍵データに固有の擬似乱数を生成、あるいは前記所定のパターンデータに変形を施して前記第2のパターンデータを生成する
    請求項5に記載のデータ処理システム。
  7. 前記変形は、角度変形、拡大,縮小および非定型の部分変形の少なくとも一つである
    請求項6に記載のデータ処理システム。
  8. 設定された鍵データを基に当該鍵データに固有のパターンデータを生成する生成手段と、
    複数の鍵データを順に前記生成手段に設定する設定手段と、
    被検データと、前記設定手段が設定した前記複数の鍵データを基にそれぞれ生成された複数の前記パターンデータとの間で検出した相関を累積する演算手段と、
    前記演算手段が前記累積した結果と所定のしきい値とを基に、前記複数の鍵データのうち少なくとも一つの鍵データから得られる前記パターンデータが前記被検データに付加されているか否かを判定する判定手段と
    を有するデータ処理装置。
  9. 前記生成手段は、設定された前記鍵データを種データとして用いて擬似乱数を、前記パターンデータとして生成する
    請求項8に記載のデータ処理装置。
  10. 前記生成手段が生成した前記パターンデータに対して予め決められた複数の変形を順に施す変形手段
    をさらに有し、
    前記判定手段は、前記変形手段が施す前記複数の変形のそれぞれに対応して前記演算手段が順に生成した前記累積の結果と所定のしきい値とを基に、前記判定を行う
    請求項8に記載のデータ処理装置。
  11. 前記変形は、角度変形、拡大,縮小および非定型の部分変形の少なくとも一つである
    請求項10に記載のデータ処理システム。
  12. 前記判定手段が生成した前記判定データを、設定された遅延時間だけ遅延させて前記データ処理装置の外部に出力する遅延手段と、
    前記遅延手段に前記設定された前記遅延時間を、所定の方法で変更する遅延時間変更手段と
    をさらに有する請求項8に記載のデータ処理装置。
  13. 付加装置によって第1のパターンデータが付加されたコンテンツデータであるか否かを検出装置が判定するデータ処理システムであって、
    前記付加装置は、
    設定された第1の種データを基に擬似乱数を生成して第1のパターンデータを生成する第1の生成手段と、
    設定された第1の変形を、前記第1の生成手段が生成した前記第1のパターンデータに対して施す第1の変形手段と、
    予め決められた複数の種データのなかから選択した種データを前記第1の種データとして前記第1の生成手段に設定し、予め決められた複数の変形のなかから選択した変形を前記第1の変形として前記第1の変形手段に設定する第1の選択手段と、
    前記第1の変形手段で前記第1の変形が施された前記第1のパターンデータをコンテンツデータに対して付加する付加手段と
    を有し、
    前記検出装置は、
    設定された第2の種データを基に擬似乱数を生成して第2のパターンデータを生成する第2の生成手段と、
    設定された第2の変形を、前記第2の生成手段が生成した前記第2のパターンデータに対して施す第2の変形手段と、
    前記複数の種データを順に前記第2の種データとして前記第1の生成手段に設定し、前記複数の変形を順に前記第2の変形として前記第2の変形手段に設定する第2の選択手段と、
    被検データと、前記第2の変形手段により前記第2の変形が施された前記第2のパターンデータとの間で検出した相関を累積する演算手段と、
    前記演算手段が生成した前記累積の結果と所定のしきい値とを基に、前記被検データが前記付加装置によって前記第1のパターンデータが付加された前記コンテンツデータであるか否かを判定する判定手段と
    を有する
    データ処理システム。
  14. 前記変形は、角度変形、拡大・縮小および非定型の部分変形の少なくとも一つである
    請求項13に記載のデータ処理システム。


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