JP2005062292A - トレーニングシステム及びトレーニング方法 - Google Patents

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靖彦 伊藤
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裕司 近藤
Kazunori Horiuchi
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Abstract

【課題】 本発明は、コンピュータを利用して、適宜参考文献を参照しながら、多くの演習問題からユーザが問題を選択して演習を行い、効率的に演習を進めることができるトレーニングシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明によるトレーニングシステムは、複数の問題、解答を問題データベースに格納し、参考文献を参考文献データベースに格納し、問題データベースから演習目的に応じて適当な問題を抽出し、手順書を用いてトレーニング用演習問題を編集する。編集されたトレーニング用演習問題で演習を行い、演習後に解答と参考文献を参照する。トレーニング用演習問題に係るユーザの解答、アクセス記録、反応記録をテスト実施記録データベースに蓄積し、参考文献への参照記録を文献参照記録データベースに蓄積する。解答とこれらの蓄積情報を用いて分析評価する。また、個人適応型の演習も提供できる。
【選択図】 図2

Description

本発明はトレーニングシステム及びトレーニング方法に関する。詳しくは、通信ネットワークを介して、入学試験、入社試験、資格取得試験、学期末試験などの試験合格を目指すための問題、解答、参考文献などを提供し、これらを利用して演習を支援するトレーニングシステム及びトレーニング方法に関する。
従来、入学試験、入社試験、資格取得試験、学期末試験などの試験合格を目指すための問題集や参考文献は、主に書籍として、それぞれ別個に販売されてきた。これらはCD−ROMに収録され、ユーザ端末から見聞可能なものもあるが、書籍の2次出版物の形態が多い。
また、教育システムとして販売されているものは、専用のCD−ROM、ビデオなどにまとめられクローズしている。
一方、世の中には、多くの問題集や参考文献がある。さらに学校、塾、予備校などの教育機関や研修機関は、定期的に、或いは随時に問題を作成する必要があり、これらの機関からも問題集や参考文献が発行される。他方、学生、受験生や研修生は合格を目標として、自己の実力と勉強可能な時間に応じて、或いは自己の置かれた環境に応じて、問題集や参考文献を選択し、あるいは、塾や予備校などに問題集や参考文献を委ね、トレーニングに取り組むこととなる。
また、演習問題を作成する側では、過去の本試験問題、従来の問題集や参考文献を参照しながら、本試験の傾向を分析し、また、受験生のレベルを所定のレベルに想定して演習問題を作成していた。しかし、問題集を販売してしまえば、問題作成者と受験生とのつながりは途絶える。また、塾や研修機関では、受験生や研修生に対するフィードバックはあるが、講師の労力に限度があり、受験生等に個別にゆきとどいた指導を行うには限界があった。
他方、情報処理技術の発展は、コンピュータの高速化と記憶の大容量化を介して、デジタルコンテンツの種々の利用を可能とした。例えば、デジタルコンテンツへのアクセス記録、反応記録等を蓄積し、蓄積した記録の再利用することも可能になった(特許文献1参照)。そして、コンピュータ技術とネットワーク技術を利用して計画的、効率的にトレーニングを行えるトレーニングシステムを提供できる可能性、そして、アクセス記録、反応記録等をトレーニングシステムに応用できる可能性が開かれてきた。
特開2002−91955号公報(段落0031−0049、図1−図4)
上記多数の問題集や参考文献を紹介し、その中から学生、受験生や研修生が、問題集や参考文献を選択できるようなシステム、しかも、自分の実力や環境や目的に応じて、また学生や受験生の要求に合わせて問題や解説を提供し、効果的に演習を進めていけるようなシステムが望まれていた。
また、演習問題を提供する側にも、過去の本試験問題、既存や新刊の問題集や参考文献に基づいて、トレーニング用演習問題を編集しやすいシステム、受験生等のレベルや環境に応じて、効率よく適切なトレーニング用演習問題を提供でき、指導できるシステムが望まれていた。
本発明は、コンピュータを利用して、適宜参考文献を参照しながら、既存や新刊の多くの問題からユーザがトレーニングに用いる問題を選択して、効率的に演習を進めることができるトレーニングシステム及びトレーニング方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のトレーニングシステムは、例えば図2に示すように、複数の問題及び前記問題に係る解答を格納する問題データベース111と、前記問題に係る参考文献情報を格納する参考文献データベース121と、前記問題データベース111から演習目的に応じて適当な問題を抽出し、トレーニング用演習問題として編集する手段13と、前記編集されたトレーニング用演習問題を格納する手段131とを有する演習環境構築システム1と、演習時にトレーニング用演習問題を前記トレーニング用演習問題を格納する手段131(リンク先として問題DB111を含む場合あり)から抽出してディスプレイ5に表示させ、演習中又は演習後に当該トレーニング用演習問題に係る解答と参考文献情報とを、それぞれ前記問題データベース111と前記参考文献データベース121から抽出して前記ディスプレイ5に表示させる手段21と、少なくとも前記トレーニング用演習問題に係るユーザの解答を蓄積するテスト実施記録データベース211を有する実行制御システム2と、前記解答を分析評価する分析評価システム3とを備える。
ここにおいて、トレーニング用演習問題を格納する手段として、手順書データベース131に手順書と共にトレーニング用演習問題を格納する態様と、手順書データベース131にトレーニング用演習問題の格納場所すなわちリンク先を記録する手順書を格納し、リンク先である問題データベース111と共同してトレーニング用演習問題を格納する態様の2態様がある。また、「演習目的に応じて」とは、資格試験、入学試験などの対象、理解度確認用、記憶度確認用などの目的、その他ユーザの要望など種々の目的に応じての意味である。また、トレーニング用演習問題の抽出は典型的には手順書を選択することにより行われるが、手順書の選択は典型的にはパーソナルモードではユーザの選択により行われ、グループモードでは研修機関などのトレーニング用演習問題提供者の指定により行われる。また、解答と参考文献情報との抽出は、演習後に一括して行われる場合と、演習中でユーザの解答入力後随時行われる場合がある。
このように構成すると、コンピュータを利用して、適宜参考文献を参照しながら、多くの問題からユーザがトレーニングに用いる問題を選択して、効率的に演習を進めることができるトレーニングシステムを提供できる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のトレーニングシステムに関し、例えば図2、図5に示すように、前記演習環境構築システム1において、前記トレーニング用演習問題として編集する手段13は、個々のトレーニング用演習問題と前記問題データベース111に格納された問題とを対応付ける手順書を作成する機能を有し、前記トレーニング用演習問題を格納する手段は、少なくとも前記手順書を蓄積する手順書データベース131を有する。
このように構成すると、手順書を用いて問題データベースに格納された大量の問題から、適切な問題を抽出して、トレーニング用演習問題として編集することができ、また、手順書を用いて、計画的、効率的なトレーニング用演習問題を編集できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図7〜図9に示すように、前記手順書は、ユーザのトレーニングに必要な所要演習量を設定し、前記必要な所要演習量を満たすように作成できる。
このように構成すると、ユーザに必要な演習量を予め設定でき、ユーザ個人の目的や力量に応じたトレーニング用演習問題を編集できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図9に示すように、前記手順書は、前記所要演習量を、各問題に係る各属性に関して、計画的に配分するように編集できる。
ここにおいて、問題に係る属性には、テスト種別、テスト目的、テスト方法、重要度、リンクされる参考文献の領域、出題可能性指標などが含まれる。このように構成すると、問題の各属性を適宜配分してトレーニング用演習問題を編集できる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図7、図9に示すように、前記手順書は、前記所要演習量を、各問題に重要度又は得点を設定して積算できる。
このように構成すると、問題の重要度又は得点を考慮して、トレーニング用演習問題を編集できる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項3乃至請求項5に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図8、図9に示すように、前記手順書は、前記所要演習量を、前記トレーニング用演習問題に係る参考文献の各領域に計画的に配分するように編集できる;
このように構成すると、参考文献の各領域に関連する問題を希望量抽出してトレーニング用演習問題を編集できる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項2乃至請求項6に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図9に示すように、前記手順書は、各問題に出題可能性指標を設定して、前記問題の平均出題可能性指標が所定値を越えるように編集できる。
このように構成すると、入学試験などの志望校に適合するトレーニング用演習問題を編集できる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7に記載のトレーニングシステムに関し、例えば図2に示すように、前記実行制御システム2において、前記テスト実施記録データベース211は、ユーザのトレーニング用演習問題に対するアクセス情報又は反応情報、及び演習中におけるユーザの解答を蓄積し、前記分析評価システム3は、前記解答に加えて、前記トレーニング用演習問題に対するアクセス情報又は反応情報を参照して分析評価できる。
このように構成すると、解答の入力時間又は時間間隔などのアクセス情報やユーザの希望・感想などの反応情報を反映した分析評価ができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図2に示すように、前記実行制御システム2は、文献参照記録データベース212に、ユーザの前記参考文献情報に対するアクセス情報又は反応情報を蓄積し、前記分析評価システム3は、前記参考文献情報に対するアクセス情報又は反応情報を参照して分析評価できる。
このように構成すると、参考文献の利用度、有用性などを評価できる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8又は請求項9に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図2に示すように、前記分析評価システム3は、前記ユーザの解答、前記ユーザのアクセス情報及び前記ユーザの反応情報からユーザ個人の特徴を抽出し、ユーザ個人に適する手順書の作成を支援する手段32と、ユーザの要望と前記ユーザ個人の特徴と、ユーザ個人に適する手順書の作成を支援するデータを蓄積する個人適応支援データベース321とを有し、前記ユーザの要望と前記ユーザ個人の特徴を参照して分析評価できる。
このように構成すると、ユーザ個人の特徴に応じて、ユーザ個人に適したアドバイスが可能になり、ユーザ個人に適した演習問題を提供できる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項3乃至請求項10に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図7に示すように、当該演習に関する分析評価の結果から、クリアされた問題に係る所要演習量を差し引いた新たな所要演習量を設定して、次回の演習に関する手順書を編集できる。
このように構成すると、トレーニングの進展に応じて、適量の演習問題を提供できる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図7、図8に示すように、クリアされた問題に係る所要演習量が所定の値に達するまで、引き続き、前記次回の演習に関する手順書を編集できる。
このように構成すると、一つの演習テーマに関し、ユーザが所定のレベルに達するまで、トレーニングを継続できる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1乃至請求項12に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図1、図14に示すように、通信ネットワークNWを介して他の複数のトレーニングシステム(PTr又はCTr)と通信可能な通信装置6を備え、前記他の複数のトレーニングシステムに、前記問題データベース111に格納された問題、前記参考文献データベース121に格納された参考文献及び、前記トレーニング用演習問題を格納する手段131に格納されたトレーニング用演習問題を送信可能である。
このように構成すると、トレーニングシステム間で情報の送受信ができ、ユーザは研修機関が提供する計画的なトレーニング用演習問題を自己のパーソナルトレーニングシステムに受信して、演習を受けられる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図1、図14に示すように、前記他の複数のトレーニングシステム(PTr又はCTr)からユーザの解答を受信し、前記ユーザの解答を分析評価して、分析評価結果を前記解答を受信した複数のトレーニングシステムに送信可能である。
このように構成すると、ユーザは研修機関の専門家により、また、多数の演習実施者の演習結果と比較された分析評価を受けて、トレーニングを進めることができる。
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図1、図14に示すように、前記他の複数のトレーニングシステム(PTr又はCTr)から、ユーザのトレーニング用演習問題に対するアクセス情報又は反応情報、及び演習中におけるユーザの解答を受信し、前記解答に加えて、前記トレーニング用演習問題に対するアクセス情報又は反応情報を参照して分析評価できる。
このように構成すると、ユーザは個人の特徴、要望を反映した分析評価を受けて、トレーニングを進めることができる。
また、請求項16に記載の発明は、請求項1乃至請求項14に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図14に示すように、前記実行制御システム2は、演習開始時間と演習終了時間を設定して演習を実施する手段21を有する。
このように構成すると、ユーザは予め時間を設定して演習を実施できる。複数人で同時に演習を行えるなどの利用ができる。
また、請求項17に記載の発明は、請求項1乃至請求項16に記載のトレーニングシステムにおいて、例えば図14に示すように、前記他のトレーニングシステムCTrと同一演習問題について、演習開始時間と演習終了時間を同期させて演習を実施する手段21を有する。
このように構成すると、多人数を対象とする模擬テスト型の演習を、時間的同期をとって一斉に実施できる。
また、請求項18に記載のトレーニング方法は、例えば図10〜図13に示すように、複数の問題及び前記問題に係る解答を問題データベースに格納する工程S004と、前記問題に係る参考文献情報を参考文献データベースに格納する工程S002と、前記問題データベースから演習目的に応じて適当な問題を抽出し、トレーニング用演習問題を編集する工程S005と、前記作成したトレーニング用演習問題を手順書データベースに格納する工程S006と、トレーニング用演習問題を前記トレーニング用演習問題を格納する手段から抽出してディスプレイに表示させる工程S202と、当該トレーニング用演習問題に係る解答と参考文献情報とを、それぞれ前記問題データベースと前記参考文献データベースから抽出して前記ディスプレイに表示させる工程(S203、S204)と、少なくとも前記トレーニング用演習問題に係るユーザの解答をテスト実施記録データベースに格納する工程S206と、前記解答を分析評価する工程S303とを備える。
本トレーニング方法は請求項1に記載のトレーニングシステムに対応するトレーニング方法である。
また、請求項19に記載の発明は、請求項18に記載のトレーニング方法をコンピュータに実行させるための、コンピュータ読み取り可能なプログラムである。
本発明によれば、コンピュータを利用して、適宜参考文献を参照しながら、多くの問題からユーザがトレーニングに用いる問題を選択して、効率的に演習を進めることができるトレーニングシステム及びトレーニング方法を提供できる。
以下に図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1に第1の実施の形態におけるトレーニングシステムのネットワーク接続構成例を示す。トレーニングサーバ(マスタートレーニングシステム)MTrが、通信ネットワークNWを介して、複数のパーソナルトレーニングシステムPTr1〜PTrmに接続され、相互に情報を交換し合う。トレーニングモードには、パーソナルモード、グループモードがある。パーソナルモードは個人でトレーニングを行う。グループモードでは、複数人に対して同一演習問題を提供し、グループトレーニングを行う。本実施の形態は、グループモードも可能であるが、むしろパーソナルモードに適した構成である。個人所有のパーソナルトレーニングシステムPTriを家庭内に1台設置するケースが主で、他に、学校やオフィスに設置するケースや、モバイルタイプのノートパソコンなど(家庭内、オフィス内、電車などでの移動中で実行可能)を用いるケースなどがあり、通信ネットワークNWを介してマスタートレーナー(トレーニングサーバ)と通信接続される。グループモードについては第2の実施の形態で説明する。
マスタートレーニングシステムMTrは、例えば、教育機関、研修機関、出版社などに設置される。多量の問題、参考文献を収集し、あるいはトレーニング用演習問題を編集・作成して、通信ネットワークNWを介してパーソナルトレーニングシステムPTriに問題、参考文献、トレーニング用演習問題を提供することができる。また、パーソナルトレーニングシステムPTriでの演習結果を回収して、全演習実行者を包括した視野で、専門家による分析、評価を行うことができる。演習(トレーニング)には、資格試験、入学試験、入社試験を目的とするものや学期末試験を目指すものなどがある。
また、パーソナルトレーニングシステムPTriは、例えばユーザが個人で所有し、マスタートレーニングシステムMTrから、ユーザが希望する問題、参考文献を選択収集でき、ユーザ自身の演習に利用する。演習結果を自己で分析・評価することも可能であるが、マスタートレーニングシステムMTrに送付すれば、全演習実行者を包括した視野で、専門的な分析、評価を受けられる。
このように、マスタートレーニングシステムMTrとパーソナルトレーニングシステムPTriとを通信ネットワークNWで接続することにより、ユーザは専門家が作成した演習計画に乗った演習プログラムを利用して、専門的な評価・指導を受けながら、効率的な演習を実行できる。演習結果を自己で分析・評価する場合も、コンピュータ機能を利用して、計画的な演習を進めることができる。
図2にトレーニングシステムの基本構成例を示す。マスタートレーニングシステムMTrとパーソナルトレーニングシステムPTriの基本構成はいずれも図2に示されるものである。図において、1は、演習問題、解答、参考文献等演習のための資料と環境を提供する演習環境構築システム、2は、ユーザが演習を実行するための入出力、画面操作その他の処理手順を制御し、解答やユーザが参照した文献などを記録する実行制御システム、3は、ユーザの解答結果を分析、評価する分析評価システム、4はキーボード、マウスコントローラ等の入力装置、5はディスプレイ、音声出力装置等の出力装置、6は通信ネットワークNWを介して他のトレーニングシステム等と通信するための通信装置である。
演習環境構築システム1は、多数の問題を格納する問題データベース111(以下、データベースをDBと称する。なお図面においては、マスタートレーニングシステムMTrのDBをMDBと表示する。)、問題DB111への入出力、検索、ソート等のアクセスを管理する問題管理システム11、多数の参考文献情報を格納する参考文献DB121、参考文献DB121へのアクセスを管理する参考文献管理システム12、手順書DB131へのアクセスを管理すると共に、手順書を用いて問題DB111からトレーニング用演習問題を抽出し、トレーニング用演習問題として作成・編集できる手順書管理システム13、及び手順書を格納する手順書DB131を有する。
なお、問題管理システム11で問題の作成・編集が可能であり、参考文献管理システム12で参考文献情報の作成・編集が可能であり、手順書管理システム13でトレーニング用演習問題の作成が可能であれば、システムの機能が増え好ましい。
トレーニング用演習問題の格納については、手順書DB131に手順書と共にトレーニング用演習問題を格納するケースと、トレーニング用演習問題の格納場所すなわちリンク先を示すデータを記録した手順書を手順書DB131に格納し、リンク先である問題DB111と共同してトレーニング用演習問題を格納するケースの2ケースがあり、本実施の形態では後者のケースを説明するが、同じシステム構成で前者のケースも可能である。
手順書は個々のトレーニング用演習問題と問題DB111に格納された問題とを対応付ける手段である。手順書に関し、マスタートレーニングシステムMTrで作成・編集する手順書を出題手順書、パーソナルトレーニングシステムPTriで作成・編集する手順書を問題手順書と称して区別することもある。
実行制御システム2は、トレーニング用演習問題に係るユーザの解答を含み、トレーニング用演習の実施記録を蓄積するテスト実施記録DB211、ユーザがトレーニング用演習の際に参照した文献の参照情報を蓄積する文献参照記録DB212、ユーザが演習を実行するための入出力、画面操作その他の処理手順を制御し、演習実施記録や文献参照記録をそれぞれテスト実施記録DB211、文献参照記録DB212に取り込み、演習後にトレーニング用演習問題に係る解答と参考文献情報とを、それぞれ問題DB111と参考文献DB121から抽出してディスプレイ5に表示させるトレーニングコントローラ21を有する。
分析評価システム3は、解答を分析、評価した結果を蓄積する分析評価DB311、解答を分析、評価し、その結果を分析評価DB311に取り込む分析評価システム31、ユーザ個人の特徴や要望、これらの特徴や要望を反映させた分析評価結果を蓄積する個人適応支援DB321、分析、評価した結果を、ユーザ個人の特徴や要望に適合するようにアレンジする個人適応環境構築支援システム32を有する。
トレーニングシステムを起動すると、動作モード選択画面が表示され、演習環境構築モード、演習(トレーニング)モード、分析評価モードから所望のモードを選択できる。演習環境構築モードでは、問題、参考書や手順書を自己のDBに取り込む。演習モードでは演習を実行する。分析評価モードでは演習結果に対する分析・評価を行う。
演習環境の構築は演習環境構築モードで行う。演習環境構築モードは演習環境構築システム1で制御・管理される。演習の環境を整えるには、問題を問題DB111に、参考文献を参考文献DB121に収集する必要がある。マスタートレーニングシステムMTrの場合は、過去の資格試験問題集、入学試験問題集、模擬試験問題集などを電子化し、また、独自に問題を作成して、問題DB111に登録・保存している。また、各問題に対応してテキストや参考書を準備し、参考文献DB121に登録・保存している。また、各問題集に基づき、手順書を用いてトレーニング用演習問題を抽出・編集し、編集したトレーニング用演習問題を手順書DB131に保存している。
パーソナルトレーニングシステムPTriの場合は、通常はマスタートレーニングシステムMTrから問題集や参考文献を取得するが、問題集や参考文献を収録したCD−ROMから取得しても良い。手順書で編集したトレーニング用演習問題も通常はマスタートレーニングシステムMTrから取得するが、パーソナルトレーニングシステムPTriの演習環境構築システム1の手順書作成編集機能を用いて自分で編集しても良い。
マスタートレーニングシステムMTrからパーソナルトレーニングシステムPTriへの、問題集、参考文献、手順書の配信は、会員を対象におこなうプッシュ型の配信と、ユーザが自主的にダウンロードするプル型の配信がある。いずれも典型的には問題集、参考文献、手順書をセットで配信するが、ユーザが配信対象を取捨選択することも可能である。
演習は演習モードで行う。演習モードは実行制御システム2のトレーニングコントローラ21で制御・管理される。ユーザがパーソナルトレーニングシステムPTriで演習モードを選択すると、トレーニングコントローラ21がディスプレイ5に演習用の画面を表示し、ユーザが演習用の画面を見ながら、トレーニング用演習問題を選択し、解答を入力し、正解を参照し、演習中又は演習前後に必要に応じて、問題や解答に関連する参考文献を参照して、演習を進める。ユーザの解答や参照文献情報は、それぞれテスト実施記録DB211や文献参照記録DB212に記録される。また、得点や正解率をディスプレイ5に表示すると共に、テスト実施記録DB211に記録しても良い。なお、得点や正解率の演算や表示はトレーニングコントローラ21で行っても良く、分析評価システム3で行っても良い。
また、テスト実施記録DB211や文献参照記録DB212に記録された演習結果や関連データがパーソナルトレーニングシステムPTriからマスタートレーニングシステムMTrに送付されると、全演習実行者を包括する視野で、専門的な分析・評価を受けられる。マスタートレーニングシステムMTrでも演習の実行が可能であるが、通常は、マスタートレーニングシステムMTrでは、自体で作成したトレーニング用演習問題について、配信前に演習を試験的に実行するのに用いられる。
分析・評価は分析・評価モードで行われる。分析・評価モードは分析評価システムで制御・管理される。パーソナルトレーニングシステムPTriにおいて、ユーザが分析・評価モードを選択すると、演習結果の分析が行われ、分析・評価結果が表示される。また、ユーザ個人の特徴や要望を予め個人適応支援DB321に記録しておくと、分析・評価結果に反映される。マスタートレーニングシステムMTrでも個別の演習結果の分析・評価も可能であるが、通常は多数のパーソナルトレーニングシステムPTriから受信した演習結果を全演習実行者を対象に包括的、統計的に処理して、さらに専門のアドバイザによる分析・評価が行なわれる。また、個人適応環境構築支援システム32は、ユーザの解答、ユーザのアクセス情報及びユーザの反応情報からユーザ個人の特徴を抽出し、ユーザ個人に適する手順書の作成を支援する機能を有し、個人適応支援DB321は、ユーザの要望と前記ユーザ個人の特徴と、ユーザ個人に適する手順書の作成を支援するデータを蓄積する機能を有する。
トレーニング用演習問題は、トレーニング用テスト問題も含む概念であるが、本実施の形態において以降は、説明の簡単のため、トレーニング用テスト問題の場合について説明する。
図3に問題DB111の構成例を示す。通番1はテスト毎に付与される番号(オープン番号)、通番2は同一テスト内の通し番号(クローズド番号)である。テストには本試験に限らず、模擬テスト、領域を限って行う領域テストや授業中に行う学業テスト等がある。製作者1は当該問題の主たる製作者、製作者2以下は協著者である。属性分類11は大分類で、例えば当該問題が資格試験の問題か、入学試験の問題か、入社試験の問題か、学業問題か等を区分する。属性分類12は、細分類で、例えば資格試験であれば、医療、福祉、環境、工学、サービス、コンピュータ等の区別、入学試験であれば、大学、高校、中学、小学等を区分する。
また、属性分類21は、テスト目的として、理解度確認用か、記憶度確認用か、認知度確認用か、応用力確認用か、読解力確認用等かを区分し、属性分類22は、テスト方法として、正誤問題か、選択問題か、当てはめ問題か等を記録する。属性分類23,属性分類24に各問題についての重要度(得点としても良い)と出題可能性指標が記録される。重要度は例えば、重要度大を3点、中を2点、小を1点とし、アドバイザが評価し点数を付与する。
出題可能性指標は、例えば大学毎に(属性分類25で区分される)出題される可能性を%で表し、アドバイザが付与する。重要度は問題自体の重要性を反映したものである。出題可能性指標は、各大学の過去の出題頻度と出題傾向から判断される指標で、大学毎に異なる指標が付され、年度と共に変化する。出題可能性指標は、過去の類似問題の出題数/過去の全出題数 を基準として、これに環境的因子を乗算して求める。例えば前回出題された問題の環境的因子は低いが、周期的に類似の問題が出題され、次回がその周期にあたる場合には環境的因子は高くなる。
属性分類25は、入学試験であれば具体的な大学などを表し、属性分類26は、試験年度または時期、第何回目等具体的なテストを識別する項目が示される。属性分類11及び25、26により出典が特定されることになる。
問題テキストリンク1は問題文章が格納されたリンク先(メモリアドレス等)を、問題テキストリンク2は問題文が音声で格納されたリンク先を、問題テキストリンク3は問題に係る図表等が格納されたリンク先を、問題テキストリンク4は解答データが格納されたリンク先を示す。問題テキストリンク2は問題が音声朗読される場合に使用される。出題手順書リンク1〜nは、出題用の問題割付けを登録している手順書の手順書番号1〜nを示す。トレーニング用演習問題の選択の際や編集の際に、手順書番号を指定することにより、リンク先の手順書にアクセスでき、具体的な演習問題がディスプレイ画面に表示される。(図5参照)。参考文献リンク1〜nは、それぞれ解答データに関連する参考文献の書籍ID(識別コード)、章番号、段落番号、文番号、単語番号を示し、参考文献の該当文などにリンクされる。結果履歴1は正解数(全ての解答者についての合計)を、結果履歴2は誤解数(全ての解答者についての合計)を示す。
図4に参照文献と問題番号とのリンク表の例を示す。これは、参考文献側から見たもので、参考文献DB121に記録される。まず、書籍ID番号が表示され、書籍の内容が、章、段落、文章、単語に区分され、章、段落、文章、単語と問題とをリンクさせることができる。それぞれについて、リンクされた問題番号が列挙される。この時、例えば、下位(段落、文章、単語)は上位(章)に内包されるので、上位(章)から、下位(段落、文章、単語)のリンク先へのリンクは可能であるが、下位から上位へのリンクは不可である。段落と文章等、他の上下関係についても同様の関係が成立する。
参照文献と問題番号とのリンク表は、テキスト解析を経て作成されており、段落番号、文番号、単語番号を指摘して参考文献を読み出すよう指示すると、ディスプレイ5に当該参考文献が、段落の先頭位置、文の先頭位置、単語の先頭位置がカーソルなどでわかるように表示される。これにより、問題とリンクされた参考文献の位置を直接見ることができる。
また、テキスト(教材)も参考文献に含まれる。通常は、少なくともテキストについて参照文献と問題番号とのリンク表を作成しておけば充分であろう。他の参考文献については、参照個所だけについて参照文献と問題番号とのリンク表を作成しておけば、実用に供する上で充分と思われる。
図5に出題手順書テーブルの構成例を示す。出題手順書テーブルは手順書DB131に登録される。問題番号QTnの一連の問題を編集する場合に、著作者は出題手順書テーブルを用いて編集する。手順書は手順書番号QTnで識別される。手順書番号は、また、大中小区分からなる区分番号と通番で表示される。図3における手順書番号は大中小区分からなる区分番号と通番で表示される番号である。
手順書番号は、模擬テストか、領域テストかに大別される(大区分)。模擬テストは本番のテストと同じスタイルで行われ、出題範囲の全領域から出題されるのに対して、領域テストでは選択された特定の領域に絞って出題される。ここに領域とは、例えばテキストの単元や章等に相当する。領域テストの場合は中区分に領域区分(領域1〜領域n)が付加される(模擬テストの場合は中区分がない)。
小区分は、手順書作成の手法に関し、アドバイザ主導A、パラメータ選択B、その他Cに区分される。アドバイザ主導Aは、アドバイザがマニュアルで問題を抽出し、編集するもの、パラメータ選択Bは、手順書がプログラムとリンクされ、与えられた条件(パラメータ)に従い自動的に問題を抽出し、編集するもの、その他Cは、A、B以外の手法で、例えば個人のテスト履歴等から、その個人に適した問題(例えば、誤りを犯した問題、確信度の低い問題を優先する)を抽出するものであり、専門のアドバイザが行うことが好ましい。
このような出題手順書テーブルを用いてテスト問題が作成される。演習問題識別番号リンク欄には、問題1〜問題nまでのn個の問題を問題DBから抽出して、抽出された問題の問題識別番号が列挙される。さらにアドバイザ主導Aについては、著作権の適用を考慮して著作者が記載され、補足コメントに、問題選択実行時の参考としてアドバイザのコメント等が記載される。
図6に、出題手順書と問題とのリンク表の例を示す。右側に問題DBの内容が示されており、問題群Ga〜Gnが登録され、問題群Gaには問題Ga01〜Gakl、…、問題群Gkには問題Gk01〜Gkmn、…、問題群Gnには問題Gn01〜Gnxyが登録されている。左側に出題手順書(テストスケジュール)DBの内容が示されており、手順書QT1〜QTnが登録され、手順書QT1には設問番号1〜kに対応して、手順書QT1にリンクされる問題の問題番号Ga01〜Gnxy、…、手順書QTnには設問番号1〜kに対応して、手順書QTnにリンクされる問題の問題番号Gabc〜Gxyzが登録されている。これにより、手順書QT1〜QTnで指定されるトレーニング用演習問題の内容が問題DBとリンクされて一意的に定まる。リンクされる問題は、その時々に応じて選定されるので、手順書毎に異なり、また、テストの対象全領域の任意の問題が選定対象となりうる。また、同一手順書内では抽出される問題相互の重複は許されないが、異なる手順書間では同じ問題が重複して抽出されても良い。
図7に、単元xを出題範囲とする演習問題の重要度マップと所要演習量との関係表の例を示す。本実施の形態は個人適応化フェーズ(図5のノンA・Bの1態様)を適用した例で、この関係表は個人適応支援DB321に登録される。例えば、図5の出題手順書テーブルを用いて、トレーニング用演習問題として、問題番号x01〜x25が選択された例である。各演習問題に対して初期設定値欄に、問題データの構成例(図3参照)に設定された重要度が自動表示される。数値3は重要度大、2は重要度中、1は重要度小、0は問題がクリアされたことを示す。さらに所要演習量(重要度の合計)、重要度大数(重要度3の問題数)、クリア問数(正解された問題数、初期値は0)、残問数(%)(未クリア問題数/設定問題数)が自動表示される。
なお、手順書で演習問題を編集するにあたり、後述するように計画票(図9参照)で重要度について、所要演習量(重要度の合計)、重要度大数(重要度3の問題数)を予め設定するので、この設定値を参照して問題を抽出する。結果として、設定値に合わせて所要演習量50、重要度大数7、クリア問数0になるようスケジュールされている。
個人適応化状況欄のフェーズ1〜3には、第1〜第3回目のテスト後の重要度が示される。このうち、テストでクリアされたもの(正解されたもの)は0が表示される。所要演習量、重要度大数、クリア問数、残問数(%)も自動表示される。
図7では、アドバイザの初期設定により(ユーザが自分で設定しても良い)、重要度大が7、重要度中が11、重要度小が7で、全数値の合計、すなわち所要演習量が50がとなるようにスケジュールされており、初期設定条件が満たされている。初回の演習で、所要演習量の25(50%)が進展し、重要度大の4問を含む12問がクリアされたとする。その結果、フェーズ1欄で、クリアされた問題番号に0が表示され、進展状況を知ることができる。所要演習量25、重要度大数3、クリア問数12、残問数(%)52となる。なお、個人適応化フェーズが適用された場合には、アドバイザは個人適応支援DB321に登録された個人の特徴や要望を参照し、正解であるが自信がなかったものをクリアされなかったとみなすことも可能である。
2回目のテストでは、クリアされなかった問題について再度演習を行う。2回目のテストでは、所要演習量25、重要度大数3、クリア問数12が設定される。重要度の内訳は、重要度大が3、重要度中が6、重要度小が4、合計(所要演習量)が25となる。2回目のテストで、所要演習量が初期から38(76%)が進展し、重要度大の2問を含む6問(累計18問)がクリアされたとする。その結果、フェーズ2欄で進展状況を知ることができる。所要演習量13、重要度大数1、クリア問数18、残問数(%)28となる。
3回目のテストでは、クリアされなかった問題について再度演習を行う。3回目のテストでは、所要演習量13、重要度大数1、クリア問数18が設定される。重要度の内訳は、重要度大が1、重要度中が4、重要度小が2で、合計(所要演習量)が13となる。3回目のテストで、所要演習量が初期から45(90%)が進展し、重要度大の1問を含む3問(累計21問)がクリアされたとする。その結果、フェーズ3欄で進展状況を知ることができる。所要演習量6、重要度大数0、クリア問数21、残問数(%)16となる。
4回目のテストでは、クリアされなかった問題について再度演習を行う。4回目の演習では、所要演習量6、重要度大数0、クリア問数21が設定される。重要度の内訳は、重要度大が0、重要度中が2、重要度小が2で、合計(所要演習量)が6となる。以下同様にして、目標とするクリア問数に到達するまで上記手順が繰り返される。
図8に参考文献から見た重要度と所要演習量との関係表の例を示す。単元概要インデックスが、大単元、中単元、小単元に区分されている。この例では、大単元として、1.労働基本法、…、n.健康保険法 が設定され、それぞれ、単元Noとして、100、…、n00が割り当てられている。中単元として、1.労働基本法の中に、1)総則、2)賃金 が、n.健康保険法の中に、1)総則、2)被保険者及び保険者 が設定され、それぞれ、単元Noとして、1−1、1−2、…、n−1、n−2、… が割り当てられている。小単元として、1)総則 等の中に、それぞれ、i…、ii…、…が設定され、それぞれ、単元Noとして、1−1−1、1−1−2、…等が割り当てられている。なお、重要度が大きい小単元を色表示すると、重要部分が分り易い。
各単元No毎に所要演習ポイントが配分される。初回、2回目、3回目、…とテストの度にスケジュールされるが、この例では、初期、途中経過時、現時点の3回のスケジュールが代表的に表示されている。なお、大単元、中単元、小単元毎に所要演習ポイントが割り当てられる。なお、中単元には小単元の合計値が、大単元には中単元の合計値が示される。例えば、単元No100において、所要演習ポイントは、初期200、途中経過点100、現時点50と進展に合わせて減少している。また、単元Non00において、所要演習ポイントは、初期100、途中経過点50、現時点30と進展に合わせて減少している。中単元、小単元についても、同様に進展に合わせて減少している。合計についても、所要演習ポイントは、初期1000、途中経過点600、現時点300と進展に合わせて減少している。さらに、編集状況欄に次回演習用の手順書で編集中の所要演習ポイントが各単元No毎に表示される。この所要演習ポイントが各単元No毎に現時点の値と大略比例するように手順書を編集すれば良い。編集状況欄の所要演習ポイントと現時点での所要演習ポイントにアンバランスが生じた場合には、バランスするように再度編集し直す。ただし、アドバイザの裁量によりある程度のアンバランスを許容することは可能である。また、記事欄には、アドバイザによるコメントが単元No毎に記載可能である。この関係表は、単元概要インデックスまでを含む部分が参考文献DB121に登録され、所要演習ポイントも含む全体が個人適応支援DB321に登録される。
図9に手順書作成時に用いる計画票の例を示す。計画票は手順書DB131に登録される。計画票の(a)票に手順書番号が記載されている。アドバイザなどの手順書作成者は手順書作成に当たり、計画票の(b)票の計画欄に予め、属性分類21、属性分類22、重要度(属性分類23)、出題可能性指標(属性分類24)、参考文献リンク1について配分を決めておく。すなわち、計画欄に、属性分類21について、理解度確認問題数、記憶度確認問題数、認知度確認問題数、応用力確認問題数、読解力確認問題数などを記入し、属性分類22について、正誤問題数、選択問題数、当てはめ問題数などを記入し、重要度(属性分類23)について、各重要度(例えば1〜3)の問題数および合計(所要演習量に該当する)を記入し、出題可能性指標(属性分類24)について、所定のレベルに入る問題数および目標平均値を記入し、参考文献リンク1について、例えば第1章から最終章(本例では第10章)までの問題数を章毎に記入する。複数の参考文献リンクを計画票に記載しても良いが、ここでは参考文献リンク1のみの場合を代表的に示す。
問題を抽出して計画票の(a)票に、抽出した問題の問題番号を記入していくと、その出典(属性分類13、25、26)、属性分類21、属性分類22、重要度(属性分類23)、出題可能性指標(属性分類24)、参考文献リンク1が図3の構成表から自動的に書き込まれ、(b)票の状況欄には問題番号が書き込まれた時点までの合計や平均が表示される。手順書作成者は、この(b)票の編集状況欄の値と計画欄に記載した目標値(設定値)を比較しながら、順次問題を抽出し、問題番号を記入していく。なお、出題手順書テーブル(図5参照)の演習問題識別番号リンク欄又は出題手順書(図6参照)の問題リンク欄に問題番号を記入すれば、計画票の問題番号に自動的に書き込まれる。また、計画票の問題番号欄に問題番号を記入すれば、出題手順書テーブルの演習問題識別番号リンク欄及び出題手順書(図6参照)の問題リンク欄に問題番号が自動的に書き込まれる。出題数が目標の問題数(例えば50題)に到達したところで記入を終了する。出典は手順書の源の妥当性を見る上で有用な情報となる。また、参考文献リンク1は通常、テキストとリンクされる。この時点で編集状況欄を計画欄と比較し、差異が生じた場合には、再度問題を選択しなおし、差異をなくする。差異がなくなったところで手順書作成の作業が終了となる。なお、差異が小さい場合はアドバイザの裁量により許容可能である。この結果、計画票に基づいた問題の配分が可能となる。
テストがシリーズもの、例えば月毎に問題を提供するような場合には、当該月の計画票の他に、シリーズ全体の計画票を使用し、予め、シリーズ全体での属性分類、重要度、出題可能性指標、参考文献リンク1等について配分を決めておくことが好ましい。各月ごとの問題を作成する際に、シリーズ全体の計画票も参照し、全体のバランスを調整しながら手順書の作成を進めることができる。
なお、コンピュータの自動プログラムにより、コンピュータがこの計画票に合致する問題の束を抽出し、アドバイザやユーザに問題の束をいくつか候補として示し、アドバイザやユーザがこれらの候補の中から、最適と思われる問題の束を抽出して、これを手順書に採用しても良い。このように、コンピュータの支援機能を利用することにより、効率的に手順書の作成を進めることができる。
図10に、演習環境構築システム1による演習環境構築の処理フロー例を示す。演習環境に必要な情報は、参考文献情報、問題情報、問題手順書情報であり、トレーニング機関(予備校、塾、研修学校等)がこれらの情報を提供する場合には、会員のみに配布する会員サービス型(プッシュ型とプル型が存在)、非会員にも配布する非会員型(プル型)があり、参考文献、問題、問題手順書を一括配布する方法と、個別配布する方法がある。演習環境構築は、通常、マスタートレーニングシステムMTrで行われる。
まず、既存の参考文献を収集するか、新たな参考文献を作成する等、参考文献を準備する(ステップS001)。参考文献としては、テキスト、法令集、辞典、データ集、基本書等がある。次いで、収集した参考文献に書籍ID番号を付し、参考文献と問題番号リンク表(図4参照)を作成し、参考文献を章、段落、文章、単語に分解して番号を付与し、各章、段落、文章、単語毎にリンクされる問題の問題番号を列挙する。これにより、問題データの構成表(図3参照)の参考文献リンク欄にリンク先の章、段落、文章、単語の番号が自動記録され、演習中又は演習前後に参考文献の参照が可能になる。また、問題データの構成表にリンク先の章、段落、文章、単語の番号を記入した場合には、参考文献と問題番号リンク表にリンクされる問題番号が自動記録される。また、参考文献から見た重要度と所要演習量表(図8参照)を作成し、単元Noと単元概要インデックスを記入する。これにより参考文献の各領域から問題を適当に配分するように手順書を作成できるようになる。なお、テキスト以外の参考文献については、リンク部分のみについてこれらの表を作成しても良い。次に、参考文献と共にこれらの表を参考文献DB121に登録する(ステップS002)。
また、既存の問題集(解答を含む)を収集するか、新たな問題集(解答を含む)を作成する等問題を準備する(ステップS003)。問題集としては、過去の本試験の問題集、本試験を模した模擬試験問題集、その他、領域別の問題集等がある。次いで、収集した問題集について、演習問題データの構成表を作成し(図3参照)、テスト別の識別番号(通番1)、テスト内問題毎の識別番号(通番2)を付与し、製作者、属性分類、問題テキストリンク、参考文献リンク等を記入する。参考文献リンクを記入すると、参考文献と問題番号リンク表(図4参照)に問題番号が自動記録され、参考文献と問題番号がリンクされる。なお、参照文献と問題番号リンク表に問題番号を記入した場合も、演習問題データの構成表に参考文献リンクが自動記録され、参考文献と問題番号がリンクされる。問題集と共に参考文献と問題番号リンク表を問題DB111に登録する(ステップS004)。
参考文献と問題が整備されたら、出題手順書を作成する(ステップS005)。出題手順書は、本実施の形態に係る演習で提供するトレーニング用演習問題に、問題DB111に登録された問題から、具体的にどの問題を抽出し、適用するかを記述するものである。問題番号毎に出題手順書(テストスケジュール)(図6参照)と出題手順書テーブル(図5参照)を作成する。出題手順書の問題リンク欄に問題番号を記入すると、出題手順書テーブルの演習問題識別番号リンク欄の問題1〜問題nに問題番号が自動記録される。なお、出題手順書テーブルの演習問題識別番号リンク欄の問題1〜問題nに問題番号を記入すると、出題手順書の問題リンク欄に問題番号が自動記録される。これにより、出題手順書と問題がリンクされる。
本実施の形態においては、出題手順書を計画的に作成する。次に計画的に作成するための手法について説明する。
アドバイザやユーザがテスト問題を編集するに当たって、初回テストの所要演習量及び重要度大数を予め設定しておく。出題手順書の問題リンク欄又は出題手順書テーブルの演習問題別番号リンク欄に問題番号を記入すると、演習問題データ構成表(図3参照)に記載の重要度が、演習問題の重要度マップ(図7参照)に自動的に表示される。また編集時点での所要演習量(重要度合計)、重要度大数、クリア問数、残問率(%)も自動表示される。アドバイザやユーザは編集時点での所要演習量及び重要度大数(これらは演習問題の重要度マップ(図7参照)の初期設定値欄及び計画票(図9参照)の編集状況欄に共に表示される)を所要演習量及び重要度大数の設定値(計画票の計画欄)と比較しながら編集を進めることができる。問題番号の記入が進み、テストに予定される全ての問題番号が記入されると、全問題の重要度を合計した所要演習量及び全問題中の重要度大数が重要度マップの初期設定値欄及び計画票の編集状況欄に表示される。この所要演習量及び重要度大数が設定値に合致しない場合、ユーザの要望に合致しない場合など、妥当でないと判断される場合には、出題手順書又は出題手順書テーブルで問題の再配分を行う。
一連のテストが次々に行われると、演習問題の重要度マップと所要演習量表(図7参照)のフェーズ1〜3欄に、第1〜第3回目のテスト終了時点でのクリアされた問題(重要度マップの数値が0になる)により定まる所要演習量、重要度大数が自動表示され、この値が次回テストに係る所要演習量、重要度大数の設定値となる。
次に、問題を参考文献の各領域に適切に配分する手法を説明する。アドバイザやユーザがテスト問題を編集するに当たって、まず、参考文献から見た重要度と所要演習量表(図8参照)の所要演習量の初期欄に、単元No毎に初期の所要演習ポイントを記入し、手順書DB131に登録する。他方、手順書作成中には編集状況欄に単元No毎に、編集時点での演習ポイントが表示される。したがって、手順書を作成するアドバイザやユーザは初期欄の所要演習ポイントと編集状況欄の演習ポイントとを比較しながら編集を進めることができる。
出題手順書の問題リンク欄又は出題手順書テーブルの演習問題別番号リンク欄に問題番号を記入すると、演習問題データ構成表(図3参照)の参考文献リンク欄の記載に合致する単元について、参考文献から見た重要度と所要演習量表(図8参照)の編集状況欄の当該単元Noの演習ポイントに、演習問題データ構成表に記載の重要度が加算される。問題番号の記入の進展に応じて、編集状況欄のいずれかの演習ポイントが増加する。このようにして、手順書を作成するアドバイザやユーザは初期欄の所要演習ポイントと編集状況欄の演習ポイントとを比較しながら各単元に問題をバランス良く配分するように編集を進めることができ、参考文献の各領域に適切に配分されたトレーニング用テスト問題を作成できる。なお、重要度と所要演習量表の単元No毎に、リンクされた全問題の合計演習ポイントが表示されるとトレーニング用演習問題を編集する上に便宜である。
この参考文献に係る一連のテストが次々に行われ、次回のテスト問題を編集する場合には、参考文献から見た重要度と所要演習量表の現時点欄に次回のテスト問題に必要な所要演習ポイントが表示されるので、アドバイザやユーザは現時点欄の所要演習ポイントと編集状況欄の演習ポイントとを比較しながら編集を進めれば良い。
次に、問題の属性分類を適切に配分する手法を説明する。アドバイザやユーザがテスト問題を編集するに当たって、まず計画票(図9参照)の(b)票の計画欄に属性分類21(理解度確認問題等)、属性分類22(正誤問題等)、重要度(属性分類23)、出題可能性指標(属性分類24)、参考文献リンク1(書籍と章で区分)の配分数を予め設定しておく。出題手順書の問題リンク欄又は出題手順書テーブルの演習問題別番号リンク欄に問題番号を記入すると、あるいは、手順書計画票の(a)票の問題番号欄に問題番号を記入すると、演習問題データ構成表(図3参照)の記録に基づいて、(a)票の属性分類21(理解度確認問題等)、属性分類22(正誤問題等)、重要度(属性分類23)、出題可能性指標(属性分類24)、参考文献リンク1が一覧表示され、これらの各項目に関する編集の状況を把握できる。また、計画票の(b)票の編集状況欄に編集時点でのこれらの項目の値が表示される。また、重要度については編集時点での合計が表示され、出題可能性指標については編集時点での平均値が表示される。全問題番号が記入された時点で、出題可能性指標については編集状況欄の平均値が設定値(計画欄の平均値)を越えるように、他の属性分類及び参考文献リンク1については編集状況欄の値が設定値(計画欄の値)と合致するように編集する。
したがって、手順書を作成するアドバイザやユーザはこれらの各項目について計画欄の件数と編集状況欄の件数とを比較しながら編集を進めることができ、結果として、属性分類が適切に配分されたトレーニング用テスト問題を編集できる。属性分類の配分が適切でない場合、ユーザの要望に合致しない場合など、妥当でないと判断される場合には、出題手順書で問題の再配分を行う。ただし、少しの差異はアドバイザやユーザの裁量で許容可能である。なお、出題手順書の問題リンク欄、出題手順書テーブルの演習問題別番号リンク欄、手順書計画票の(a)票の問題番号欄のいずれかに問題番号を記入すると、他にも自動記録される。このようにして、作成された手順書を手順書DB131に登録する(ステップS006)。
次に、生成した環境情報の機能を実行制御システム2を用いて試験的に確認し(ステップS007)、ユーザにトレーニング環境情報(問題集、参考文献、手順書で編集したトレーニング用演習問題及び解答)を配信する(ステップS008)。トレーニング環境情報は、会員ユーザ、購入希望ユーザの要求に応じて、各個人の(会員端末、教室端末)のトレーニングシステムに配信される。なお、配信はユーザのダウンロードによりなされても良い。
図11にパーソナルトレーニングシステムPTrでの環境情報整備の処理フローの例を示す。
ユーザは、自分が欲する参考文献を調達する(ステップS101)。会員制のサービスにより、プロバイダーから通信ネットワークNWを介して配信を受けても良く、ウェブ検索でマスタートレーニングシステムMTrの参考文献DB121にアクセスして、自分が欲する参考文献を自己のパーソナルトレーニングシステムPTrにダウンロードしても良い。典型的には、問題及び問題手順書とセットで調達する。次にユーザが調達した参考文献を参考文献DB121に登録する(ステップS102)。
ユーザは、自分が欲する問題を調達する(ステップS103)。会員制のサービスにより、プロバイダーから通信ネットワークNWを介して配信を受けても良く、ウェブ検索でマスタートレーニングシステムMTrの問題DB111にアクセスして、自分が欲する問題を探し、自己のパーソナルトレーニングシステムPTrにダウンロードしても良い。典型的には、参考文献及び問題手順書とセットで調達する。次にユーザが調達した問題を問題DB111に登録する(ステップS104)。なお、問題の調達は参考文献の調達より前に行っても良い。
ユーザは次に、自分が欲する問題手順書を調達する(ステップS105)。会員制のサービスにより、プロバイダーから通信ネットワークNWを介して配信を受けても良く、ウェブ検索でマスタートレーニングシステムMTrの手順書DB131にアクセスして、自分が欲する問題手順書を自己のパーソナルトレーニングシステムPTrにダウンロードしても良い。典型的には、問題及び参考文献とセットで調達する。次にユーザが調達した問題手順書を手順書DB131に登録する(ステップS106)。
参考文献、問題、問題手順書が整ったら、トレーニング(演習)が可能である。ユーザは実行制御システム2を用い、自らが収集した環境情報を用いて演習(トレーニング)を実施する(ステップS107)。さらに、実施結果をテスト実施記録DB211に登録する(ステップS108)。
図12に演習実行フローの例を示す。演習はパーソナルトレーニングシステムPTrのトレーニングコントローラ21の制御により行われる。ユーザはトレーニング用演習問題、すなわち、問題手順書を選択する(ステップS201)。演習対象の問題手順書には、例えば、属性分類に応じて、科目別、単元別(大中小単元別)等の区分があり、また、手順書番号に応じて、模擬テスト形式、領域テスト形式、アドバイザ主導、パラメータ選択、その他(個人適応演習等)の区分がある。トレーニングコントローラ21は、まずユーザに区分を選択させ、次に、手順書DB131からトレーニング用演習問題リストを抽出して、ディスプレイ5に表示する。ユーザは問題手順書リストから、適切と思われる問題手順書を選択する。トレーニングコントローラ21は、手順書DB131から選択された問題手順書を抽出して、ディスプレイ5にトレーニング用演習問題を表示する。
演習の実施(ステップS202)はトレーニングコントローラ21主導で進められる。まず、問題と解答欄がパーソナルトレーニングシステムPTrのディスプレイ5に表示される(音声出力の場合もある)。ユーザは、問題の解答欄に解答を記入する。場合により確信度や感想等の反応についても記入する。解答や反応を記入すると、トレーニングコントローラ21は解答を受付け、解答や反応をテスト実施記録DB211に登録する。
テスト実施記録DB211には、テストの解答の他に、種々の記録がされる。テストの日時の他に、例えば、各問題について解答が記入された時刻が記録され、また、修正された時刻が記録される。これらの記録は、全問題を解答するまでに要した時間、各問題に取り組んだ時間(解答記入時刻間隔から推定する)と正誤の関連性、テストの開始時から終了時の間における、序盤、中盤、終盤と正誤の関連性の分析などに使用される。また、試験後に、演習実施者の予測点を記録しても良い。予測点は演習実施者の自信や確信度を示す良いバロメータになる。この予測点と演習結果とを比較し、演習実施者個人の分析・評価に利用できる。
トレーニングコントローラ21はディスプレイ5に結果表示(解答の正誤、正解等を表示)を行い、ユーザは演習結果を確認できる(ステップS203)が、ユーザは結果表示を随時行うか、一括して行うか選択できる。ユーザが随時を選択した場合には、解答毎に、或いは解答を適宜まとめて結果表示がされる。一括を選択した場合には、所定のブロックの終了後又はテスト終了後に、所定のブロック又はテスト全体の問題に対して一括して結果表示がされる。模擬テスト形式の場合には、テスト終了後に、一括して結果表示がされる。
解答の確認に際してユーザは参考文献の参照が可能である(ステップS204)。ユーザが参考文献の参照を要求すると、トレーニングコントローラ21は問題にリンクされた参考文献をディスプレイ5に表示する。例えば、まず参考文献リスト(単元No毎)を表示し、参考文献を選択すると、その内容が表示される。結果表示を随時行う場合には、順次参考文献を参照した後、再度問題の画面に戻り、次の解答を行う。全ての解答が終了し、演習結果の確認が終了すると、演習結果情報の登録がされる(ステップS205)。すなわち、問題表示、解答受付、結果表示の履歴がテスト実施記録DB211に登録され、参考文献参照の履歴が文献参照履歴DB212に登録される。
ユーザが希望する場合には、登録された演習結果情報がマスタートレーニングシステムMTrに送信される(ステップS206)。なお、模擬テストや教室などでのグループテストの場合は、演習結果を必ずマスタートレーニングシステムMTrに送信するが、個人の演習では、マスタートレーニングシステムMTrへの送信は必ずしも必要ではなく、送信するか否かはユーザの判断による。
図13に分析評価の処理フローの例を示す。
分析評価の処理は分析評価システム3で行われる。分析評価管理システム31は、まず、テスト実施記録DB211に記録された演習結果(解答及び実施記録データ)、文献参照記録DB212に記録された文献参照データを抽出する(ステップS301)。次に、これらのデータを用いて分析評価を行う(ステップS302)。
解答に基づき、演習問題の重要度マップ(図7参照)の演習後の所要演習量、重要度大数、クリア問数、残問率(%)が自動カウントされる。ここで、例えば、所要演習量が25、重要度大数が3、クリア問数が12であれば、次回(第2回目)のトレーニング用テスト問題はこれらの値を基準にしたものとなる。また、参考文献から見た重要度と所要演習量(図8参照)について、次回の所要演習量欄に、単元No毎に、初期の所要演習ポイントからクリアされた問題の演習ポイント(重要度)を差し引いた所要演習ポイントが計算され、自動表示される。次回の演習問題は、これを参照して作成されることになる。
また、演習問題の重要度マップ(図7参照)又は参考文献から見た重要度と所要演習量表(図8参照)に基づき、ユーザ個人の演習結果について、初期から現時点に至るまでの所要演習工数の進展状況をグラフ表示できる。また、マスタートレーニングシステムMTrの分析評価システム3では、ユーザ個人の成績を全演習実行者の成績と比較し、どのレベルにいるかを表示でき、さらに入学試験や資格試験ならば過去の本試験データ等を参照して推定合格率を表示できる。学業試験ならば過去の関連テストの成績などを参照することにより推定得点情報をフィードバックできる可能性もある。
また、アドバイザは、実施記録DB211に登録された演習結果情報(確信度サインを含む)、結果表示の履歴、トレーニング用テスト問題へのアクセス履歴や反応履歴、文献参照履歴DB212に登録された参考文献参照の履歴を参照して、演習結果について評価を行い、評価結果(アドバイス等を含む)を評価カルテに記載し、上記諸分析データと共に分析評価DB321に登録する(ステップS303)。ユーザは登録された分析データと評価結果をディスプレイ5に表示して見ることができる(ステップS304)。また、これらの分析データと評価結果は、次回のトレーニング用演習問題を編集する手順書に反映される(ステップS305)。
個人適応環境構築支援システム32は、上記評価結果に、アドバイザが分析したユーザ個人の特徴とユーザ個人の要望などの個人情報を加味して、評価結果を再構成する。再構成した評価結果は個人適応支援DB321に登録される。個人別のトレーニング履歴、アドバイス履歴などの実績履歴を残せるので、トレーニング効果の有無などを評価でき、迅速にトレーニング方針へのフィードバックをかけられる。
また、演習問題の重要度マップ(図7参照)及び参考文献から見た重要度と所要演習量(図8参照)を第2回目のトレーニング用に再構成する。演習問題の重要度マップの所要演習量を基準とし、参考文献から見た重要度と所要演習量を参照して、また計画票(図9参照)を参照して、出題手順書を用いて第2回目のトレーニング用演習問題を作成する。作成した演習問題について、所要演習量が設定値と一致しない場合や、単元No毎の参考文献から見た所要演習量の配分にアンバランスが生じた場合や、計画票の属性分類の配分にアンバランスが生じた場合等には、トレーニング用演習問題を編集し直す。
以上の工程を繰り返すことにより、3回目のトレーニング用演習問題、4回目のトレーニング用演習問題、・・・を作成でき、所要演習量が目標のレベルに到達した時点で、当該演習工程を終了する。演習問題の重要度マップ及び参考文献から見た重要度と所要演習量表は、個人適応支援に用いると好適であるが、通常の演習実施の手法として用いても良い。この場合、クリアされない問題を続けて出題する代わりに、類似の問題をトレーニング用演習問題に採用しても良い。
なお、本実施の形態のネットワーク構成でも、複数のユーザが相互に連絡をとって、同じトレーニング用演習問題について、時間的な同期をとって演習を行うことも可能である。
[第2の実施の形態]
図14に第2の実施の形態におけるトレーニングシステムのネットワーク接続構成例を示す。トレーニングサーバ(マスタートレーニングシステム)MTrが、通信ネットワークNWを介して、例えば、学校、塾、予備校などの教室(演習室、自習室)に設置された複数の共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmに接続されている。本実施の形態はグループモードに適する構成である。グループモードでは、複数人に対して同一演習問題を提供し、同時にグループテストなどのグループトレーニングを行う。グループの同期機能があり、例えば、トレーニング用テストの演習開始時間と演習終了時間を同じにする。また、演習結果の分析評価は共用トレーニングシステムCTr1〜CTrm側では行わず、マスタートレーニングシステムMTrで行う。
図15にグループモード演習におけるマスタートレーニングシステムMTrと共用トレーニングシステムCTr1〜CTrm間の処理フローの例を示す。
ここでは、完全同期型のテストを行う例について説明する。まず、マスタートレーニングシステムMTrで、参考文献及び問題集を収集して、それぞれ参考文献DB121及び問題DB111に格納し、手順書を作成して、手順書DB131に格納する(ステップS401)。次にマスタートレーニングシステムMTrから複数の共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmに同一の参考文献、問題集、及び手順書を送信し(ステップS402)、共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmで受信する(ステップS403)。これで同一のテスト問題を各共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmで実行可能となる。
次に、複数のユーザが各共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmを用いての同一のテスト問題の演習を実行する(ステップS404)。実行に際して、テストの開始時間と終了時間を合わせるために、例えば各共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmのトレーニングコントローラ21は、テストの開始時間と終了時間を同時刻に設定し、その間のみテスト問題にアクセスできるようにする。あるいは、マスタートレーニングシステムMTrから複数の各共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmに同時に開始信号を、また同時に終了信号を送信し、各共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmのトレーニングコントローラ21は、その間のみテスト問題にアクセスできるようにする。すなわち、トレーニングコントローラ21は、演習開始時間と演習終了時間を設定して演習を実施する手段として、また、他のトレーニングシステムと同一演習問題について、演習開始時間と演習終了時間を同期させて演習を実施する手段として機能する。
トレーニング用テストの実行中に、各演習実行者の解答、及び解答記入時刻などのアクセス情報、確信度や感想などの反応情報を含む演習実施情報はテスト実施記録MDB211に記録される(ステップS405)。文献を参照して良いテストでは参照文献へのアクセス情報、参考文献に対する感想などの反応情報は文献参照記録DB212に記録される。テスト後のアクセス情報、反応情報もこれらのDBに記録される(参考文献に対してはテスト前のアクセス情報、反応情報もあり得る)。テスト終了後、複数の各共用トレーニングシステムCTrmは、それぞれの演習実施情報と文献参照情報などの関連データをマスタートレーニングシステムMTrに送信し(ステップS406)、マスタートレーニングシステムMTrで受信する(ステップS407)。
マスタートレーニングシステムMTrでは、分析・評価システム3で、全演習実行者を包括する統計的な分析・評価が行われる(ステップS408)。また、マスタートレーニングシステムMTrでは専門のアドバイザによる分析・評価が行われる。マスタートレーニングシステムMTrから分析評価結果が共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmに送信され(ステップS409)、共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmで受信される(ステップS410)。共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmでは、演習実行者によって、分析評価結果が確認される(ステップS411)。
この後、講師により、問題と解答及び分析・評価結果について解説がなされ、演習実行者からの質疑がされ、講師が応答する。なお、これらの解説、質疑応答は、共用トレーニングシステムCTr1〜CTrmに共通の画面を表示してなされても良い。これらの質疑応答をマスタートレーニングシステムMTrの分析評価DB311に記録し、次のテスト問題作成の参考にできる。
これまで、完全同期型のテストを行う場合を説明したが、本実施の形態のネットワーク構成は、全員参加の授業の中で、随時1問1答型で確認しながら進める演習も可能である。また、授業の中で、適当な時間に研修生が自由に問題を選んで演習を行う準同期的な演習も可能である。また時間と場所を共有するだけで自習でトレーニングテーマの選択を自由とする自主選択型の演習も可能である。
授業の中で質疑応答をボタン操作で応答するやり方を採用すれば、間違った本人は、自分で誤りを認識でき、しかも他人に知られず、恥をかかずにすむというプライバシー保護面でのメリットもある。
なお、講義前の15分でテストを行うことにより、学生や研修生のレベルをチェックしたり、これまでの講義に対する理解度や記憶度をチェックしたりすることもでき、また、講義後の15分にテストを行うことにより、学生や研修生の当該講義に対する理解度をチェックすることもでき、講義のやりかたの反省材料、ビルドアップのツールとしても用いることもできる。また、講師の評価にも利用できる。
[第3の実施の形態]
図16に第3の実施の形態におけるトレーニングシステムのネットワーク接続構成例を示す。複数のマスタートレーニングシステムMTr1〜MTrnが、通信ネットワークNWを介して、複数のパーソナルトレーニングシステムPTr1〜PTrmに接続され、相互に情報を交換し合う構成である。複数のマスタートレーニングシステムMTr1〜MTrnは、それぞれ固有の問題集、参考書、手順書を有し、ユーザは自分に適すると思う問題集、参考書、手順書を保有するマスタートレーニングシステムMTrから、問題を選択可能である。異なるマスタートレーニングシステムMTrからも取得可能である。複数のマスタートレーニングシステムMTr1〜MTrnは、例えば、出版社や研修機関毎に設置されたり、ジャンル別(法律、理工学、英語など)に設置されたりする。また、同じ研修機関のマスタートレーニングシステムMTrであっても、ジャンル別や地域別に設置され、さらに、ジャンル別や地域別のマスタートレーニングシステムMTrの上位に全体をまとめるマスタートレーニングシステムMTrが設置されても良い。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態におけるトレーニングシステムは、パーソナルトレーニングシステムPTrをスタンドアローンで使用する場合である。トレーニングシステムの構成は図2に示すものと同様であるが、通信ネットワークNWから切り離してスタンドアローンで使用できる。この場合、問題集、参考書、手順書はCD−ROMやDVDなどから取得し、自己のパーソナルトレーニングシステムPTrの機能により、トレーニング環境の構築、トレーニングの実行及び分析・評価を行う。自主トレーニングに向いているが、個人でもトレーニング経過から、自分の強弱点、補強点などが解る。
なお、本発明は第1乃至第4の実施の形態で説明した演習方法について、当該演習方法を実施するためのプログラムの発明としても実現可能である。プログラムは各トレーニングシステムの演習環境システム、実行制御システム、分析評価システムの内蔵ROMに記録しても良く、外付けの記憶装置に記録しても良く、CD−ROMに記録しても良く、あるいは、マスタートレーニングシステム等から内蔵RAMにダウンロードして用いても良い。
以上、本発明による実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、実施の形態に適宜変更を加え得ることは明白である。
例えば、グループモードでの使用を第2の実施の形態のネットワーク構成を用いて説明したが、共用トレーニングシステムを教室内にまとめて設置する代わりに、複数箇所に分散してもよい。また、第1の実施の形態のネットワーク構成でもグループモードが可能である。即ち、パーソナルトレーニングシステムを各ユーザの自宅に設置して、同一のトレーニング用演習問題をマスタートレーニングシステムから各ユーザのパーソナルトレーニングシステムに送信し、各ユーザは自己のパーソナルトレーニングシステムで受信して、同時に演習を進めることも可能である。
また、パーソナルトレーニングシステムをモバイルタイプにして、電車中など移動中に演習を行うことも可能である。また、マスタートレーニングシステムで演習を行うことも可能である。また、各トレーニングシステムのデータベースはトレーニングシステムに内蔵しても良く、外付けでも良く、また、必ずしもトレーニングシステムの近傍にデータベースを設置する必要はなく、記憶装置の使用領域を分ければ、他のトレーニングシステムと記憶装置を共用することも可能である。例えば、問題データベースと参考文献データベースを別個の記憶装置に構築しても良い。また、各データベースは分散されても良く、併合されても良く、本願明細書とは異なる名称で用いても良い。例えば、参考文献データベースから、法令データベースや翻訳データベースを分離しても良い。
また、問題がクリアされたか否かを属性に加え、手順書編集の際に参照し、クリアされた問題を次回から抽出しないようにしても良く、さらに、1度クリアされた問題を再確認のために抽出し、再確認されたか否かも属性に加え、手順書編集の際に参照しても良い。また、問題データベースに格納された問題のうち、クリアされた問題に実質的に同じ問題があり得る。したがって、1つの問題がクリアされた場合には、実質的に同じ問題については、実質的にクリアされた旨を属性に加えても良い。また、実質的に同じ問題については、手順書で抽出できる問題をアドバイザの判断で1つのみに限定しても良い。
問題にリンクする参考文献は原則として少なくとも1つあれば良いが、複数でも良い。このとき、リンクはアドバイザなどの専門家が行うのがベターである。また、章、段落、文章などの区分けや採番はコンピュータで行うことができる。また、参考文献が法令集の場合の区分けや採番は、条文で行うのが適当である。また、参考文献の単元と問題との対応を見る場合に、各単元に所属する問題数を参考表示しても良い。なお、研修機関はテキストを含め参考文献を更新していく可能性が高い。したがって、問題を必ずしも新旧全ての参考文献にリンクさせる必要はなく、包括的な参考文献があれば、内容がこれに含まれる参考文献へのリンクを省略しても良い。
手順書の作成もアドバイザなどの専門家が行うのがベターであるが、コンピュータで所要演習量、参考文献の領域毎の所要演習ポイントの配分、問題の属性の配分などの条件を満たす演習問題の組み合わせを検索し、いくつかの組み合わせを候補としてアドバイザやユーザに示すことは可能である。また、手順書の区分も図5のように限定されず、例えば入学試験を目指す場合は、大学別、科目別に構成しても良い。
また、重要度は1〜3に限られず、5,10(計算問題など)などがあっても良い。重要度の代わりに得点を用いて問題の重み付けを行っても良い。この場合は例えば1〜100の細かい重み付けが可能になる。
また、同時に送信する演習開始時間と演習終了時間の信号を、いずれかの共用トレーニングシステムから他の共用トレーニングシステムCTrに送信しても良い。
各種研修のためのトレーニングシステムとして利用される。
第1の実施の形態におけるトレーニングシステムのネットワーク接続構成例を示す図である。 トレーニングシステムの基本構成を示す図である。 問題DBの構成例を示す図である。 参照文献と問題番号とのリンク表の例を示す図である。 出題手順書テーブルの構成例を示す図である。 出題手順書と問題とのリンク表の例を示す図である。 演習問題の重要度マップと所要演習量との関係表の例を示す図である。 参考文献から見た重要度と所要演習量との関係表の例を示す図である。 手順書作成時に用いる計画票の例を示す図である。 演習環境構築システムによる演習環境構築の処理フロー例を示す図である。 パーソナルトレーニングシステムでの環境情報整備の処理フロー例を示す図である。 演習実行フローの例を示す図である。 分析評価の処理フローの例を示す図である。 第2の実施の形態におけるトレーニングシステムのネットワーク接続構成例を示す図である。 グループモード演習におけるマスタートレーニングシステムと共用トレーニングシステム間の処理フローの例を示す図である。 第3の実施の形態におけるトレーニングシステムのネットワーク接続構成例を示す図である。
符号の説明
1 演習環境構築システム
2 実行制御システム
3 分析評価システム
4 入力装置
5 出力装置
6 通信装置
11 問題管理システム
111 問題DB
12 参考文献管理システム
121 参考文献DB
13 手順書管理システム
131 手順書DB
21 トレーニングコントローラ
211 テスト実施記録DB
212 文献参照記録DB
31 分析評価管理システム
311 分析評価DB
32 個人適応環境構築支援システム
321 個人適応支援DB
CTr 共用トレーニングシステム
MTr マスタートレーニングシステム
PTr パーソナルトレーニングシステム
NW 通信ネットワーク

Claims (19)

  1. 複数の問題及び前記問題に係る解答を格納する問題データベースと、前記問題に係る参考文献情報を格納する参考文献データベースと、前記問題データベースから演習目的に応じて適当な問題を抽出し、トレーニング用演習問題として編集する手段と、前記編集されたトレーニング用演習問題を格納する手段とを有する演習環境構築システムと;
    演習時にトレーニング用演習問題を前記トレーニング用演習問題を格納する手段から抽出してディスプレイに表示させ、演習中又は演習後に当該トレーニング用演習問題に係る解答と参考文献情報とを、それぞれ前記問題データベースと前記参考文献データベースから抽出して前記ディスプレイに表示させる手段と、少なくとも前記トレーニング用演習問題に係るユーザの解答を蓄積するテスト実施記録データベースを有する実行制御システムと;
    前記解答を分析評価する分析評価システムとを備える;
    トレーニングシステム。
  2. 前記演習環境構築システムにおいて、前記トレーニング用演習問題を編集する手段は、個々のトレーニング用演習問題と前記問題データベースに格納された問題とを対応付ける手順書を作成する機能を有し;
    前記トレーニング用演習問題を格納する手段は、少なくとも前記手順書を蓄積する手順書データベースを有する;
    請求項1に記載のトレーニングシステム。
  3. 前記手順書は、ユーザのトレーニングに必要な所要演習量を設定し、前記必要な所要演習量を満たすように編集できる;
    請求項2に記載のトレーニングシステム。
  4. 前記手順書は、前記所要演習量を、各問題に係る各属性に関して、計画的に配分するように編集できる;
    請求項3に記載のトレーニングシステム。
  5. 前記手順書は、前記所要演習量を、各問題に重要度又は得点を設定して積算できる;
    請求項3又は請求項4に記載のトレーニングシステム。
  6. 前記手順書は、前記所要演習量を、前記トレーニング用演習問題に係る参考文献の各領域に計画的に配分するように編集できる;
    請求項3乃至請求項5に記載のトレーニングシステム。
  7. 前記手順書は、各問題に出題可能性指標を設定して、前記問題の平均出題可能性指標が所定値を越えるように編集できる;
    請求項2乃至請求項6に記載のトレーニングシステム。
  8. 前記実行制御システムにおいて、前記テスト実施記録データベースは、ユーザのトレーニング用演習問題に対するアクセス情報又は反応情報、及び演習中におけるユーザの解答を蓄積し、前記分析評価システムは、前記解答に加えて、前記トレーニング用演習問題に対するアクセス情報又は反応情報を参照して分析評価できる;
    請求項1乃至請求項7に記載のトレーニングシステム。
  9. 前記実行制御システムは、文献参照記録データベースに、ユーザの前記参考文献情報に対するアクセス情報又は反応情報を蓄積し、前記分析評価システムは、前記参考文献情報に対するアクセス情報又は反応情報を参照して分析評価できる;
    請求項1乃至請求項8に記載のトレーニングシステム。
  10. 前記分析評価システムは、前記ユーザの解答、前記ユーザのアクセス情報及び前記ユーザの反応情報からユーザ個人の特徴を抽出し、ユーザ個人に適する手順書の作成を支援する手段と、ユーザの要望と前記ユーザ個人の特徴と、ユーザ個人に適する手順書の作成を支援するデータを蓄積する個人適応支援データベースとを有し、前記ユーザの要望と前記ユーザ個人の特徴を参照して分析評価できる;
    請求項8又は請求項9に記載のトレーニングシステム。
  11. 当該演習に関する分析評価の結果から、クリアされた問題に係る所要演習量を差し引いた新たな所要演習量を設定して、次回の演習に関する手順書を編集できる;
    請求項3乃至請求項10に記載のトレーニングシステム。
  12. クリアされた問題に係る所要演習量が所定の値に達するまで、引き続き、前記次回の演習に関する手順書を編集できる;
    請求項11に記載のトレーニングシステム。
  13. 通信ネットワークを介して他の複数のトレーニングシステムと通信可能な通信装置を備え、前記他の複数のトレーニングシステムに、前記問題データベースに格納された問題、前記参考文献データベースに格納された参考文献及び、前記トレーニング用演習問題を編集する手段に格納されたトレーニング用演習問題を送信可能である;
    請求項1乃至請求項12に記載のトレーニングシステム。
  14. 前記他の複数のトレーニングシステムからユーザの解答を受信し、前記ユーザの解答を分析評価して、分析評価結果を前記解答を受信した複数のトレーニングシステムに送信可能である;
    請求項13に記載のトレーニングシステム。
  15. 前記他の複数のトレーニングシステムから、ユーザのトレーニング用演習問題に対するアクセス情報又は反応情報、及び演習中におけるユーザの解答を受信し、前記解答に加えて、前記トレーニング用演習問題に対するアクセス情報又は反応情報を参照して分析評価できる;
    請求項14に記載のトレーニングシステム。
  16. 前記実行制御システムは、演習開始時間と演習終了時間を設定して演習を実施する手段を有する;
    請求項1乃至請求項14に記載のトレーニングシステム。
  17. 前記他のトレーニングシステムと同一演習問題について、演習開始時間と演習終了時間を同期させて演習を実施する手段を有する;
    請求項1乃至請求項15に記載のトレーニングシステム。
  18. 複数の問題及び前記問題に係る解答を問題データベースに格納する工程と;
    前記問題に係る参考文献情報を参考文献データベースに格納する工程と;
    前記問題データベースから演習目的に応じて適当な問題を抽出し、トレーニング用演習問題を編集する工程と;
    前記作成したトレーニング用演習問題を手順書データベースに格納する工程と;
    トレーニング用演習問題を前記トレーニング用演習問題を格納する手段から抽出してディスプレイに表示させる工程と;
    当該トレーニング用演習問題に係る解答と参考文献情報とを、それぞれ前記問題データベースと前記参考文献データベースから抽出して前記ディスプレイに表示させる工程と;
    少なくとも前記トレーニング用演習問題に係るユーザの解答をテスト実施記録データベースに格納する工程と;
    前記解答を分析評価する工程とを備える;
    トレーニング方法。
  19. 請求項18に記載のトレーニング方法をコンピュータに実行させるための、コンピュータ読み取り可能なプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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