JP2005052008A

JP2005052008A - Frozen confectionery composition for pet, frozen confectionery for pet using the composition and method for producing the confectionery

Info

Publication number: JP2005052008A
Application number: JP2003205642A
Authority: JP
Inventors: Takashi Sugiyama; 隆杉山; Noriyuki Ito; 教行伊藤
Original assignee: INTERS HOLDINGS KK
Current assignee: INTERS HOLDINGS KK
Priority date: 2003-08-04
Filing date: 2003-08-04
Publication date: 2005-03-03

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a frozen confectionery composition for pets used as between-meal eating for a small animal such as a dog kept as a pet so as to simultaneously furnish nutrition when being lack of appetite in high-temperature time such as summer season and maintain body temperature regulation via properly cooling the throat of the pet, and frozen confectionery for pets using the composition; and to provide a method for producing the frozen confectionery for pets. <P>SOLUTION: The frozen confectionery composition for pets is powdery, consists mainly of a dairy component as a main component, and comprises a functional component. The composition is dissolved and frozen to be formed into sherbet-state frozen confectionery. The frozen confectionery for pets is obtained by solidifying the liquid composition produced by dissolving the frozen confectionery composition for pets into water, into sherbet-state. The method for producing the frozen confectionery for pets comprises dissolving the frozen confectionery composition in water of 15-25 times the frozen confectionery composition for pets to form the liquid composition, and freezing the liquid composition to obtain the sherbet-state frozen confectionery. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペット用冷菓組成物、それを用いたペット用冷菓およびペット用冷菓の製造方法（以下、単に「組成物」、「冷菓」および「製造方法」とも称する）に関し、詳しくは、夏季等の高温時においてペットの体温上昇の防止を図ることができ、かつ、間食として与えてもペットがカロリーの過剰摂取となることがなく、ペットの体調管理を適切に行うことのできるペット用冷菓組成物、それを用いたペット用冷菓およびペット用冷菓の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
現在製品化されているペットの間食用食品としては、ジャーキーやビスケット等のドライフーズが中心である。このようなドライフーズ類は比較的栄養価が高いものであることから、間食時にこれらを与えすぎることにより肥満や疾病等の弊害が発生するようになってきており、ペットの飼育における問題の一つとなっている。
【０００３】
また、最近のペット飼育における傾向として室内での放し飼い状況が多く見られることから、家庭における食事の際や子供の間食時等に人が自己の食物をペットに与えてしまう傾向があり、これもカロリーや塩分等の過剰摂取によるペットの肥満や内臓疾患等の原因となっている。特に、夏季等の高温時においては、家族が間食としてまたは風呂上りなどに氷菓子等を食べる際、ペットの要求に応じてこれを与えてしまう傾向が多く見られる。
【０００４】
一般に、夏季等の高温時において犬などの小動物等が体温調節を行う場合には、これら小動物は汗腺が少ないことから、発汗作用によるよりも呼吸による体温の放出および体内への冷気の取り込みが中心となる。この動作を補助するために、冷却パック等を利用して首筋の冷却を行うことが有効であることはよく知られており、喉内や咽喉部の冷却は小動物の体温調節のための有効な手段となる。従って、アイスクリームや氷菓等のように冷凍して摂取する食品等に関しては、その食品に含まれる糖分・塩分等が適切であれば、小動物の体温調節に有効な手段となり得ることが考えられる。
【０００５】
また、夏季等の高温時においては、犬等の小動物についても、人間と同様に本来の主食の摂取量が下がって、比較的カロリーが高く塩分量等の多い間食が中心になってしまう傾向がある。これが高温時における小動物の体調維持に良くない影響を及ぼすことも、従前から獣医師等により指摘されている。獣医師等の指摘によれば、いわゆる「肥満犬」等に関する高温時の減量に関しては、乳製品を使用した冷菓等が有効であるとされている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、犬などの場合、乳製品の成分である乳糖に対する消化機能が弱いために、下痢等の症状を起こす個体があり、現状市販されている人間用乳製品では不都合があった。また、現在市販されている幼犬や老犬用の代用乳に関しては、この点の配慮はなされているものの、本来主食としての成分バランスで構成されているために、間食用としてはカロリー過多であり、肥満の防止等に関してやはり適当でないという問題があった。
【０００７】
そこで本発明の目的は、ペットとして飼育される犬等小動物の間食用に用いることができ、特に、夏季等の高温時における食欲減退時の栄養補給と、喉頭部を適度に冷却することによる体温調節の維持とを同時に行うことのできるペット用冷菓組成物、それを用いたペット用冷菓およびペット用冷菓の製造方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のペット用冷菓組成物は、乳成分を主成分とし、機能性成分を含有してなる粉末状のペット用冷菓組成物であって、溶解後、冷凍することによりシャーベット状の冷菓を形成することを特徴とするものである。
【０００９】
また、本発明のペット用冷菓は、前記ペット用冷菓組成物が水に溶解されてなる液状組成物が、シャーベット状に固化されてなることを特徴とするものである。
【００１０】
さらに、本発明のペット用冷菓の製造方法は、前記ペット用冷菓組成物を１５〜２５倍の水に溶解、希釈して液状組成物とし、該液状組成物を冷凍することにより前記シャーベット状の冷菓を得ることを特徴とするものである。
【００１１】
これにより、ペットが喜ぶ嗜好品である本発明の冷菓を摂取させることで、ペットの喉頭部の適当な冷却を促して、高温時におけるペットの急激な体温上昇を防止する効果が得られるとともに、添加された機能性成分によりペットの体調維持や健康管理にも寄与することができる。また、本発明の冷菓は、本発明の組成物および製造方法により一般家庭用冷蔵庫にて容易に製造可能であるため、ペットのための手軽な間食用食品として有用である。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について詳細に説明する。
本発明のペット用冷菓組成物は、乳成分を主成分とし、機能性成分を含有する粉末状組成物であって、具体的には、いわゆる代用乳をベースとし、これに適宜機能性成分等が配合されて構成される。これを水に溶解し、冷凍することにより、ペットの間食用食品としてのシャーベット状の冷菓を得ることができる。尚、本発明が適用できるペットとしては、犬、猫等の小動物が挙げられる。
【００１３】
本発明の組成物に用いる代用乳としては、栄養価や糖分・塩分・脂質等が間食用として過剰摂取とならない適当な範囲で含まれ、一般的な家庭用の冷凍冷蔵庫の冷凍室中で容易に凍結・凝固させることができるものであれば、特に成分内容は問わず、市販されているものを適宜使用することができる。乳または乳製品以外の乳成分としては、乳糖、乳清タンパク質消化物、カゼイン等が挙げられる。
特に、一部の犬や猫等については、これら成分のうち乳糖を腸内で分解・消化する機能が弱いため、代用乳として、乳糖の含有量を、好ましくは人間用乳製品対比３０％以下に調整したもの、または、乳糖を含有しないものを用いることが好適である。例えば、主成分となる乳成分として、ホエイから乳糖を除去して粉末状にしたタンパク質濃縮ホエイパウダーを用いたものが挙げられる。
【００１４】
機能性成分は、ペットの体調維持への寄与、または、組成物としての取り扱い性の向上等のために含有させるものであり、例えば、小麦グルテン酵素分解物、植物性油脂、軽質炭酸カルシウム、デキストラン発酵副産濃縮液、乾燥酵母細胞壁、全卵粉、カゼインフォスフォペプチドおよびＰＢＳ菌粉末などを挙げることができ、これらを１種または２種以上で用いることができる。ペットの体調維持のために重要である蛋白質、繊維質、ミネラル、カルシウム等をバランスよく配合させ、さらに、オリゴ糖分、ＰＢＳ菌、デキストラン発酵副産濃縮液等を適宜使用することにより、組成物の分散性の向上、栄養補助、有用菌の増殖促進、有害菌の増殖抑制、整腸、免疫強化等の諸効果を発揮させることができ、ペットの高温時の健康管理に寄与することができる。
【００１５】
上記機能性成分の中でも、特に、軽質炭酸カルシウムを始めとするカルシウム類を含有させることが、本発明においては好ましい。カルシウム類、特に軽質炭酸カルシウムは、ペットに必要なカルシウム分の補給源となるものであり、溶解性が良好であることから、配合成分の適正化による栄養補助の効果や、溶解・分散性の向上機能が得られる点で有用な成分である。
【００１６】
本発明の組成物には、かかるカルシウム類を、好ましくは５〜３０％程度、より好ましくは１５〜２５％程度含有させる。上記効果のみを得るためにはカルシウム類の含有量は少量であっても構わないが、含有量を増量することで、上記効果に加え、冷菓組成物中の脂質、タンパク質等の量を相対的に減量する効果をも得ることができる。これにより、特に冷菓の低カロリー化に大きく寄与することができるとともに、代用乳として乳糖の調整が行われていないものを用いた場合においても、乳糖の含有量の相対的減量化を図ることができる。この場合、カルシウム類を増量すればするほど低カロリー化や乳糖量の減量の観点からは好ましいが、あまり多すぎると味覚を損ない、溶解性が悪くなるので、上記範囲程度の量とすることが好適である。
【００１７】
また、本発明においては、カルシウム類の溶解性を補助するために、カルシウム類に対し１５：１〜２５：１、好適には１８：１〜２０：１程度の割合で、乳化剤を添加することが好ましい。乳化剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステルを好適に用いることができる。
【００１８】
小麦グルテン酵素分解物とは、小麦を酵素処理して水溶性を高めたものであり、栄養価が高く、消化性が良好である。従って、栄養補助機能とともに、組成物の溶解・分散性の向上も図ることができる。また、植物性油脂は、中鎖であるために脂肪酸として吸収されやすく、生体内で蓄積されずに効率よく利用されるという特性を有しており、調整脂肪分として用いることで栄養補助の機能を担うものである。例えば、パーム油、大豆油、サフラワー油、ヒマワリ油を用いることができる。
【００１９】
デキストラン発酵副産濃縮液は、耐酸性に優れたオリゴ糖を主成分とし、ビフィズス菌の増殖促進因子となる成分であり、有用菌の増殖促進、有害菌の増殖抑制、整腸および免疫強化の効果が得られる。また、乾燥酵母細胞壁は、マンナンオリゴ糖およびグルカンを主成分とし、乳酸菌の発育促進、有害菌の排除、下痢や肺炎の抑制効果を有し、有用菌の増殖促進、有害菌の増殖抑制、整腸および免疫強化に寄与する。さらに、全卵粉は、サルモレラ菌・ロタ菌、大腸菌による下痢の発生を抑制する機能を有し、有害菌の増殖抑制効果を発揮する。さらにまた、カゼインフォスフォペプチドは、カルシウムの利用性改善機能を有し、栄養補助効果を発揮する。さらにまた、ＰＢＳ菌粉末は、貧血の発生を予防するビタミンＢ１２を豊富に含むことから、栄養補助に加えて免疫強化の効果を与える。
【００２０】
また、本発明のペット用冷菓組成物を構成する材料として、乳糖分解酵素であるラクターゼを添加することも、ペット用の冷菓を作製する上で、非常に有効な手段となる。なんとなれば、実際に本発明の組成により、一般家庭においてペット用冷菓を作製する場合、粉乳内に存在する乳糖のバランスを、ペットが消化しうる濃度まで希釈する必要があるが、この乳糖分解酵素であるラクターゼを粉乳１００ｇに対して０．０２〜０．５ｇの割合で添加することにより、ペットの小腸内でラクターゼが有効に作用し、乳糖を消化分解することを可能となる。したがって、製品の設計上において、製品の希釈濃度を自由に設計でき、特定の栄養素、例えば、たんぱく質や脂質等の補充を目的とする機能性食品を、冷菓として与えることが可能となる。
【００２１】
乳成分内の乳糖は、Ｄ−ガラクトースとＤ−グルコースの１分子ずつが、β−１，４結合した二糖類である。この乳糖が小動物らの体内において消化管から吸収されるためには、その構成糖であるグルコースとガラクトースとのそれぞれに分解される必要がある。消化器管内でのラクトースの分解は、小腸粘膜上皮に存在するβ−ガラクトシーゼ（ラクターゼ）によってなされる。しかし、犬・猫らの小動物は、母乳を摂取する乳幼児期においてはラクターゼ活性が、ある程度高く見られるけれども、成長するに従ってラクターゼ活性が低下する。そのため、ラクターゼ活性が低下している小動物が、乳糖を含む食物を摂取すると、分解されなかったラクトースが消化管下部にたまり、腸内の浸透圧を高めたり、腸内細菌によって分解されたりして、腹痛・下痢・鼓腸などの不調を招く。それが故に、母乳摂取時期を過ぎた犬・猫等小動物らは、乳糖の調整を行っていない人間用食品としての牛乳を摂取すると、下痢等の症状を起こす場合が多く見られるのである。
【００２２】
これらの症状を防ぐためには、牛乳に予め乳糖消化酵素であるラクターゼを添加し、小腸内におけるラクターゼの活性を高めてやればよい。しかし、ラクターゼの活性には、特定の温度条件とｐＨの条件が必要であることが知られている。
一般に、ラクターゼの活性には、雰囲気温度３５〜５５℃、ｐＨ３．５前後の環境条件が必要である。そのため、例えば、人間の例を挙げると、冷蔵庫から出したばかりの５℃前後の約２００ｃｍ^３の牛乳を一気に飲み干してしまった場合、空腹時には所定のラクターゼ活性条件まで牛乳の温度上昇が見られぬまま、小腸に達してしまう場合がある。したがって、犬・猫等小動物らにラクターゼを添加した牛乳を与える場合にも、牛乳を予め３５〜５５℃に加熱することが必要であると想定された。
【００２３】
しかし、犬・猫等小動物らは、ラクターゼを添加した冷菓など液状の物質を凝固せしめた食品を摂取する場合、口内において噛み砕き、液状の状態として少しずつ呑み込む特長があることが分かった。このとき、一度に口内に取り込む量は、小型の猫等においては約２ｃｍ^３ほど、大型犬の場合でも約１０ｃｍ^３前後と少量になる。このようにして液化され少量ずつ摂取された冷菓は、咽頭部、食道、胃と通過する過程で体温（３８℃）と同等の温度まで昇温、保温される。その結果、胃部において胃液と混合撹拌され、小腸に達するときにはラクターゼの活性に最適な温度条件が得られる。
【００２４】
よって、本発明のペット用冷菓組成物では、冷菓にラクターゼを添加する際には、予熱させる必要はなく、冷蔵庫から出した状態の低い温度（−５〜−１０℃）でも十分に乳糖の分解が可能となっている。
【００２５】
組成物中にはその他、乳脂肪および植物性油脂以外の脂肪分、乳糖以外の糖、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等を適宜含有させることもできる。
【００２６】
また、冷菓にペットが好む味覚や香りを付与するために、組成物中には、フレーバーを含有させることが好ましい。特に、犬等に用いる場合には、嗜好性の高いミルクフレーバーを好適に使用することができる。
【００２７】
さらに、本発明においては、冷菓の低カロリー化を図るための別の方法として、植物繊維を多量に含む材料成分を含有させることも好ましい。例えば、豆腐の製造工程において生成する「おから」である。おからを高温で圧縮して粉末状に加工したおからの粉末は、植物繊維を多量に含み、低カロリーであるうえ、水分を吸収することによりゼリー状になるため、これを組成物中に配合することにより、低カロリーで植物繊維を多量に含む冷菓を得ることができる。特に、犬や猫等が植物繊維を摂取することにより、毛づくろいに伴って呑み込んだ体毛の集積物であるいわゆる毛玉の排出が促される効果があることが分かっており、この点においても有用である。かかるおからの粉末等のおから成分の配合量としては、好ましくは５〜３０％程度、より好ましくは１５〜２５％程度である。配合量があまり多すぎると味覚を損ない好ましくなく、また、少なすぎると低カロリー化等の効果が十分に得られない。
【００２８】
なお、単に水道水に食品用の色素や香料を加えて色や香りを付けただけのものを冷凍してペットに与えた場合でも、本発明に係る体温調節の補助機能は得られるが、特に、高温時における間食用食品としては、体調維持等に対する要素を含まないために好ましくない。
【００２９】
また、本発明のペット用冷菓は、本発明の上記ペット用冷菓組成物を水に溶解して液状組成物とし、これを冷凍してシャーベット状に固化されてなるものである。具体的には、まず、上記組成物を、いったん約３０〜５０℃程度の温水（ぬるま湯程度）にて溶かし、これを常温の水で希釈して、１５〜２５倍程度の水に溶解させた液状組成物を得る。この際、溶かす水をあまり高温にすると組成物の内容成分が変性する可能性があるため好ましくなく、一方、あまり低温にすると溶解しにくくなるため好ましくない。また、上記範囲内の希釈率とすることで、冷菓とした際にペットの喜ぶ適度の風味を得ることができる。次いで、この液状組成物を、家庭内の冷凍冷蔵庫の冷凍庫または製氷機において、製氷器などを用いて冷凍することにより、ペットが摂取しやすい一口大のシャーベット状の冷菓を得ることができる。
【００３０】
本発明の冷菓は、上述のように、粉末状の組成物を用いて家庭で容易に製造することができるため、例えば、製氷器（１マス３０〜４０ｃｃ程度）の数マス分を一回分としてかかる組成物を包装すれば、必要な時に必要な分だけ使い切りで使用することができ、取扱い性も良いものとなる。一回に与える量の目安としては、前記希釈率で製造した冷菓（３０〜４０ｃｃ程度）の場合、例えば、小型犬で１個、中型犬で２〜３個、大型犬で３〜４個程度である。
【００３１】
本発明の冷菓は前述のようにペットの手軽な間食として好適に使用することができるものであるが、特に夏季等の高温時において体温が上昇した状態のペットに与えることにより、その喉頭部を適切に冷却することができ、急激な体温上昇の防止効果を得ることができる。また、間食用に栄養成分を調整されたシャーベット状の菓子であるため、栄養過多や脂肪分、糖分、塩分等の過剰摂取を引き起こすことなく、添加された機能性成分によりペットの体調維持や健康管理にも寄与することができるという利点を有している。
【００３２】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。
実施例１
代用乳をベースとして各種機能性成分を添加することにより作製された粉末状のペット用冷菓組成物９ｇを、約４０℃の湯大さじ２杯に溶かして、水道水で１８０ｃｃに希釈した。この組成物の原料成分構成は下記の表１に示すとおりであった。
【００３３】
【表１】

＊ペット用代用乳として乳糖が調整されたもの
【００３４】
得られた液状組成物を製氷器（１マスに３０〜４０ｃｃ入るもの）に注いで、家庭用冷凍冷蔵庫の冷凍庫（約−１８℃）に入れ、冷凍して凍らせ、シャーベット状の冷菓を得た。
【００３５】
実施例１の冷菓につき体温調節効果を確認した。
体重約２５ｋｇの中型犬に、３０℃の雰囲気温度下において、上記冷菓を２個、約８０ｃｃ与えたところ、咽頭部内の温度を約３℃冷却させることが可能となった。また、中型犬の冷菓に対する反応は極めて良好であり、食欲等も非常に良好であった。従って犬等のペットに対する嗜好性にも優れていることが確認できた。
【００３６】
実施例２
実施例１記載のペット用冷菓組成物にフルーツフレーバー２重量％を加えた以外は実施例１と同様にして、シャーベット状の冷菓を得た。
【００３７】
実施例３
実施例２と同様の粉末１００ｇあたりにラクターゼ粉末０．０３ｇを添加したもの９ｇを４５ｃｃの水に溶解せしめた以外は実施例２と同様にして、シャーベット状の冷菓を得た。
【００３８】
犬１５匹（１〜７歳）にそれぞれ以下の条件下で実施例２および３の冷菓を供し、夫々の冷菓につき軟便や下痢の症状の有無を確認した。
【００３９】
犬１５匹の内、小型犬５匹には冷菓３０ｇ、中型犬５匹には９０ｇ、大型犬５匹には１２０ｇを供した結果、下記の結果が得られた。
【００４０】
実施例２の冷菓に関しては、小型犬５匹のうち１匹は冷菓を食さなかったが、他１４匹に関しては全量食し、下痢等の症状を示す犬は見られなかった。
【００４１】
ペット用冷菓組成物の濃度を大幅に高めた実施例３の冷菓に関しても、軟便や下痢等の症状を起こした犬はいなかった。また、全犬とも全量の冷菓を食し、犬の食いつきは実施例２の冷菓よりも圧倒的に良好であった。
【００４２】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、ペットとして飼育される犬等小動物の間食用として用いることで、特に、夏季等の高温時における体温調節の維持および食欲減退時の栄養補給を同時に図ることのできる好適なペット用冷菓組成物、それを用いたペット用冷菓およびペット用冷菓の製造方法を提供することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a frozen confectionery composition for pets, a frozen confectionery for pets using the same, and a method for producing a frozen confectionery for pets (hereinafter, also simply referred to as “composition”, “frozen confectionery”, and “production method”). A frozen dessert for pets that can prevent an increase in the body temperature of the pet at high temperatures, etc., and can manage the physical condition of the pet properly without giving the pet an excessive intake of calories even if it is given as a snack The present invention relates to a composition, a frozen dessert for pets using the composition, and a method for producing a frozen dessert for pets.
[0002]
[Prior art]
As foods for pets currently commercialized, driquids such as jerky and biscuits are mainly used. Since these droughts are relatively high in nutritional value, overuse of these during snacking has caused adverse effects such as obesity and disease, which is one of the problems in pet breeding. It has become one.
[0003]
In addition, as a recent trend of pet breeding, there are many cases of indoor free-range keeping, so there is a tendency for people to give their food to their pets when eating at home or snacking between children, etc. It is a cause of pet obesity and visceral diseases due to excessive intake of calories and salt. In particular, at high temperatures such as in summer, when a family eats ice confectionery as a snack or after taking a bath, there is a tendency to give it according to the pet's request.
[0004]
In general, when small animals such as dogs adjust body temperature at high temperatures such as in summer, these small animals have less sweat glands, and therefore, the release of body temperature by breathing and the intake of cold air into the body are more important than the sweating action. It becomes. It is well known that it is effective to cool the neck by using a cooling pack or the like to assist in this operation, and cooling of the throat and throat is effective for temperature control of small animals. It becomes a means. Therefore, regarding foods that are frozen and ingested, such as ice cream and ice confections, if the sugar content, salt content, etc. contained in the food products are appropriate, it may be an effective means for regulating the body temperature of small animals.
[0005]
In addition, at high temperatures such as in summer, even for small animals such as dogs, as with humans, the intake of original staple foods tends to decrease, and snacks that are relatively high in calories and high in salinity tend to be the mainstay. is there. It has been pointed out by veterinarians and the like that this adversely affects the physical condition of small animals at high temperatures. According to indications from veterinarians and the like, frozen desserts using dairy products are effective for weight loss at high temperatures for so-called “obese dogs” and the like.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of dogs and the like, there are individuals that cause symptoms such as diarrhea because the digestive function of lactose, which is a component of dairy products, is weak. Although this point is taken into consideration for milk substitutes for young dogs and old dogs that are currently on the market, they are composed of a balance of ingredients as a staple food. There was a problem that it was not appropriate for the prevention of obesity.
[0007]
Therefore, the object of the present invention can be used for snacking small animals such as dogs kept as pets, and in particular, nutritional supplementation at the time of loss of appetite at high temperatures such as in summer and body temperature by appropriately cooling the larynx. It is an object of the present invention to provide a frozen dessert composition for pets capable of simultaneously maintaining the adjustment, a frozen dessert for pets using the same, and a method for producing a frozen dessert for pets.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the frozen confectionery composition for pets of the present invention is a powdered frozen confectionery composition comprising a milk component as a main component and a functional component, which is frozen after being dissolved. Thus, a sorbet-like frozen dessert is formed.
[0009]
Moreover, the frozen dessert for pets of the present invention is characterized in that a liquid composition obtained by dissolving the frozen dessert composition for pets in water is solidified in a sherbet shape.
[0010]
Furthermore, in the method for producing a frozen dessert for pets of the present invention, the frozen dessert composition for pets is dissolved and diluted in water 15 to 25 times to form a liquid composition, and the sherbet-like composition is frozen by freezing the liquid composition. It is characterized by obtaining frozen desserts.
[0011]
Thus, by ingesting the frozen dessert of the present invention, which is a favorite item that pets are pleased with, it is possible to promote appropriate cooling of the pet's larynx and to prevent the rapid increase in temperature of the pet at high temperatures, The added functional ingredients can contribute to maintaining the physical condition and health management of the pet. Moreover, since the frozen dessert of this invention can be easily manufactured with a household refrigerator with the composition and manufacturing method of this invention, it is useful as an easy snack food for pets.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described in detail.
The frozen dessert composition for pets of the present invention is a powdery composition containing a milk component as a main component and a functional component, specifically, based on so-called milk substitute, and functional components as appropriate. Is formulated. By dissolving this in water and freezing it, a sherbet-like frozen dessert as a pet snack food can be obtained. Note that pets to which the present invention can be applied include small animals such as dogs and cats.
[0013]
The milk replacer used in the composition of the present invention includes nutritional value, sugar, salt, lipid, etc. in an appropriate range that does not cause excessive intake for snacking, and is easy in a freezer of a general household refrigerator-freezer Any commercially available product can be used as long as it can be frozen and solidified. Examples of milk components other than milk or dairy products include lactose, whey protein digest, and casein.
In particular, some dogs and cats have a weak function of degrading and digesting lactose in the intestine among these components. Therefore, as a substitute milk, the lactose content is preferably 30% or less compared to human dairy products. It is preferable to use one prepared in the above manner or one not containing lactose. For example, as a milk component as a main component, one using protein concentrated whey powder obtained by removing lactose from whey to form a powder can be mentioned.
[0014]
The functional ingredient is contained for the purpose of contributing to maintaining the physical condition of the pet or improving the handleability as a composition, such as wheat gluten degradation product, vegetable oil, light calcium carbonate, dextran. A fermentation by-product concentrate, dry yeast cell wall, whole egg powder, caseinfophosphopeptide, PBS bacterial powder, and the like can be used, and these can be used alone or in combination of two or more. Mixing proteins, fibers, minerals, calcium, etc. that are important for maintaining the physical condition of pets in a well-balanced manner, and further using oligosaccharides, PBS bacteria, dextran fermentation by-product concentrates, etc. Various effects such as improvement of dispersibility, nutritional support, promotion of growth of useful bacteria, suppression of growth of harmful bacteria, intestinal regulation, immunity enhancement, etc. can be exerted, which can contribute to health management of pets at high temperatures.
[0015]
Among the above functional components, it is particularly preferable in the present invention to contain calcium such as light calcium carbonate. Calcium, especially light calcium carbonate, is a supplemental source of calcium necessary for pets and has good solubility. It is a useful component in that an improvement function can be obtained.
[0016]
The composition of the present invention contains such calciums preferably in an amount of about 5 to 30%, more preferably about 15 to 25%. In order to obtain only the above effects, the calcium content may be small, but by increasing the content, in addition to the above effects, the amount of lipid, protein, etc. in the frozen confectionery composition The effect of reducing the weight can also be obtained. This can greatly contribute to the reduction of calories in frozen desserts in particular, and it is possible to achieve a relative reduction in the lactose content even when milk lactose is not adjusted as a substitute milk. it can. In this case, as the amount of calcium is increased, it is preferable from the viewpoint of reducing calorie and reducing the amount of lactose, but if it is too much, the taste is impaired and the solubility is deteriorated. Is preferred.
[0017]
In the present invention, an emulsifier is added at a ratio of about 15: 1 to 25: 1, preferably about 18: 1 to 20: 1 with respect to calcium in order to assist the solubility of calcium. Is preferred. As the emulsifier, for example, glycerin fatty acid ester can be preferably used.
[0018]
Wheat gluten enzyme degradation product is a product obtained by enzymatically treating wheat to increase water solubility, has high nutritional value, and good digestibility. Therefore, it is possible to improve the solubility and dispersibility of the composition as well as the nutritional support function. In addition, vegetable oils and fats are easily absorbed as fatty acids because they are medium chains, and have the property of being efficiently used without being accumulated in the body. Is responsible for. For example, palm oil, soybean oil, safflower oil, sunflower oil can be used.
[0019]
Dextran fermentation by-product concentrate is composed mainly of oligosaccharides with excellent acid resistance, and is a component that promotes the growth of bifidobacteria. It promotes the growth of useful bacteria, suppresses the growth of harmful bacteria, and regulates intestinal and immune enhancement. An effect is obtained. The dry yeast cell wall is mainly composed of mannan oligosaccharide and glucan, and has the effect of promoting the growth of lactic acid bacteria, eliminating harmful bacteria, and suppressing diarrhea and pneumonia. Contributes to intestinal and immune enhancement. Further, the whole egg powder has a function of suppressing the occurrence of diarrhea caused by Salmorella, rota, and Escherichia coli, and exhibits the effect of inhibiting the growth of harmful bacteria. Furthermore, the caseinfophosphopeptide has a function of improving the availability of calcium and exhibits a nutritional support effect. Furthermore, since the PBS bacteria powder contains abundant vitamin B12 that prevents the occurrence of anemia, it provides an effect of enhancing immunity in addition to nutritional support.
[0020]
In addition, addition of lactase, which is a lactose-degrading enzyme, as a material constituting the pet confectionery composition of the present invention is also a very effective means for producing a pet confectionery. When actually making frozen desserts for pets in general households with the composition of the present invention, it is necessary to dilute the balance of lactose present in the milk powder to a concentration that can be digested by the pet. By adding lactase, which is an enzyme, at a ratio of 0.02 to 0.5 g with respect to 100 g of powdered milk, lactase acts effectively in the pet's small intestine, and lactose can be digested and decomposed. Therefore, in the design of the product, the dilution concentration of the product can be freely designed, and a functional food intended for supplementation with a specific nutrient such as protein or lipid can be provided as a frozen dessert.
[0021]
Lactose in the milk component is a disaccharide in which one molecule each of D-galactose and D-glucose is linked by β-1,4. In order for this lactose to be absorbed from the digestive tract in the bodies of small animals, it must be broken down into its constituent sugars glucose and galactose, respectively. Degradation of lactose in the digestive tract is performed by β-galactose (lactase) present in the small intestinal mucosal epithelium. However, although small animals such as dogs and cats show lactase activity to a certain degree during infancy when breastfeeding, lactase activity decreases as they grow. Therefore, when a small animal with reduced lactase activity consumes food containing lactose, lactose that has not been decomposed accumulates in the lower digestive tract, increasing the osmotic pressure in the intestine or being decomposed by intestinal bacteria. , Leading to problems such as abdominal pain, diarrhea, flatulence. For this reason, small animals such as dogs and cats that have passed the breastfeeding period often experience symptoms such as diarrhea when they consume milk as a human food that is not adjusted for lactose.
[0022]
In order to prevent these symptoms, lactase, which is a lactose digestive enzyme, may be added to milk in advance to increase the lactase activity in the small intestine. However, it is known that lactase activity requires specific temperature and pH conditions.
In general, the lactase activity requires environmental conditions of an ambient temperature of 35 to 55 ° C. and a pH of around 3.5. Therefore, for example, in the case of human beings, when about 200 cm ³ of milk just around 5 ° C. just taken out of the refrigerator is drunk up at a stretch, the temperature of the milk does not increase to the predetermined lactase activity condition on an empty stomach. , May reach the small intestine. Therefore, it was assumed that it was necessary to heat the milk to 35 to 55 ° C. in advance even when giving lactose-added milk to small animals such as dogs and cats.
[0023]
However, it has been found that small animals such as dogs and cats have the advantage that when they eat foods that have solidified liquid substances such as frozen desserts with lactase added, they are bitten in the mouth and swallowed little by little. At this time, the amount taken into the mouth at a time is about 2 cm ^{3 for} a small cat or the like and about 10 cm ^{3 for} a large dog. In this way, the frozen dessert that is liquefied and ingested in small amounts is heated to a temperature equivalent to the body temperature (38 ° C.) and kept warm in the process of passing through the pharynx, esophagus, and stomach. As a result, when the gastric juice is mixed and stirred in the stomach and reaches the small intestine, the optimum temperature condition for the activity of lactase is obtained.
[0024]
Therefore, in the frozen confectionery composition of the present invention, when lactase is added to the frozen confectionery, it is not necessary to preheat, and the lactose is sufficiently decomposed even at a low temperature (−5 to −10 ° C.) from the refrigerator. Is possible.
[0025]
In addition, fats other than milk fat and vegetable fats and oils, sugars other than lactose, vitamins, minerals, amino acids, and the like can be appropriately contained in the composition.
[0026]
Moreover, in order to give the taste and aroma which a pet likes to frozen dessert, it is preferable to contain a flavor in a composition. In particular, when used for a dog or the like, a milk flavor with high palatability can be suitably used.
[0027]
Furthermore, in the present invention, as another method for reducing the calorie content of the frozen dessert, it is also preferable to contain a material component containing a large amount of plant fiber. For example, “okara” generated in the manufacturing process of tofu. Okara powder, which is compressed from okara at a high temperature and processed into powder, contains a large amount of plant fiber, is low in calories, and becomes jelly-like by absorbing moisture. By blending, it is possible to obtain a frozen dessert that is low in calories and contains a large amount of plant fiber. In particular, it has been found that the ingestion of plant fiber by dogs and cats has the effect of promoting the discharge of so-called hairballs, which are a collection of body hair swallowed with grooming. Useful. The amount of okara components such as okara powder is preferably about 5 to 30%, more preferably about 15 to 25%. If the blending amount is too large, the taste is impaired, which is not preferable. If the blending amount is too small, effects such as a reduction in calories cannot be obtained sufficiently.
[0028]
In addition, even when the food color or fragrance is simply added to the tap water to give a color or fragrance to the pet after freezing it, the auxiliary function of body temperature regulation according to the present invention is obtained. As a food for snacks at high temperatures, it is not preferable because it does not contain factors for maintaining the physical condition.
[0029]
Moreover, the frozen confectionery for pets of the present invention is obtained by dissolving the above frozen confectionery composition for pets of the present invention in water to obtain a liquid composition, which is frozen and solidified into a sherbet. Specifically, first, the above composition was once dissolved in about 30-50 ° C. warm water (about lukewarm water), diluted with room temperature water, and dissolved in about 15-25 times water. A liquid composition is obtained. At this time, it is not preferable if the water to be dissolved is too high, since the content components of the composition may be denatured. In addition, by setting the dilution rate within the above range, it is possible to obtain an appropriate flavor that a pet is pleased with when making a frozen dessert. Next, the liquid composition is frozen using an ice maker or the like in a freezer or ice maker of a domestic refrigerator-freezer, whereby a bite-sized sherbet-like frozen dessert that can be easily taken by a pet can be obtained.
[0030]
As described above, since the frozen dessert of the present invention can be easily manufactured at home using a powdered composition, for example, several servings of an ice maker (one serving of about 30 to 40 cc) are taken as one serving. If such a composition is packaged, it can be used up as much as necessary when needed, and the handleability is also good. As an indication of the amount to be given at one time, in the case of the frozen dessert (about 30 to 40 cc) manufactured at the above-mentioned dilution rate, for example, one for a small dog, two to three for a medium dog, and about 3 to 4 for a large dog It is.
[0031]
As described above, the frozen dessert of the present invention can be suitably used as a simple snack for pets, but when given to a pet whose body temperature has risen particularly at high temperatures such as in summer, the larynx can be Cooling can be performed appropriately, and an effect of preventing a rapid rise in body temperature can be obtained. In addition, because it is a sherbet-like confectionery with nutritional components adjusted for snacks, the added functional components do not cause over-nutrition or excessive intake of fat, sugar, salt, etc. It has the advantage that it can also contribute to management.
[0032]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
Example 1
9 g of a powdered frozen dessert composition prepared by adding various functional ingredients based on milk replacer was dissolved in 2 tablespoons of hot water at about 40 ° C. and diluted to 180 cc with tap water. The composition of the raw material components of this composition was as shown in Table 1 below.
[0033]
[Table 1]

* Lactose adjusted as milk substitute for pets [0034]
Pour the obtained liquid composition into an ice maker (30-40 cc into one cell), put it in a freezer (about -18 ° C) in a domestic refrigerator-freezer, freeze and freeze to obtain a sorbet-like frozen dessert It was.
[0035]
The body temperature regulation effect was confirmed for the frozen dessert of Example 1.
When about 80 cc of the above-mentioned frozen dessert was given to a medium-sized dog weighing about 25 kg at an ambient temperature of 30 ° C., it became possible to cool the temperature in the pharynx about 3 ° C. Moreover, the reaction of medium-sized dogs to frozen confectionery was extremely good, and appetite was also very good. Accordingly, it was confirmed that the palatability for pets such as dogs was also excellent.
[0036]
Example 2
A sherbet-shaped frozen dessert was obtained in the same manner as in Example 1 except that 2% by weight of fruit flavor was added to the frozen dessert composition for pet described in Example 1.
[0037]
Example 3
A sherbet-like frozen dessert was obtained in the same manner as in Example 2 except that 9 g of lactase powder added in 0.03 g per 100 g of the same powder as in Example 2 was dissolved in 45 cc of water.
[0038]
Fifteen dogs (1 to 7 years old) were provided with the frozen desserts of Examples 2 and 3 under the following conditions, respectively, and the presence or absence of symptoms of loose stool and diarrhea was confirmed for each frozen dessert.
[0039]
Of 15 dogs, 5 small dogs were provided with 30 g of frozen dessert, 5 medium-sized dogs were provided with 90 g, and 5 large dogs were provided with 120 g. The following results were obtained.
[0040]
Regarding the frozen dessert of Example 2, one of the five small dogs did not eat the frozen dessert, but the other 14 animals ate the entire amount, and no dogs showing symptoms such as diarrhea were found.
[0041]
Regarding the frozen confectionery of Example 3 in which the concentration of the frozen confectionery composition for pets was significantly increased, there was no dog that caused symptoms such as loose stool and diarrhea. In addition, all dogs ate the entire amount of frozen dessert, and the dog bite was overwhelmingly better than the frozen dessert of Example 2.
[0042]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by using as a snack for small animals such as dogs kept as pets, maintenance of body temperature regulation at high temperatures such as in summer and nutritional supplementation at the time of appetite decline can be performed simultaneously. A suitable frozen dessert composition for pet that can be achieved, a frozen dessert for pet using the same, and a method for producing a frozen dessert for pet can be provided.

Claims

A pet frozen dessert composition comprising a milk component as a main component and a functional ingredient, wherein the frozen dessert composition for pets is formed by freezing after melting to form a sherbet-like frozen dessert. object.

The frozen dessert composition for pets according to claim 1, which contains okara components.

The functional ingredient is selected from the group consisting of wheat gluten enzyme degradation product, vegetable oils and fats, light calcium carbonate, dextran fermentation by-product concentrate, dry yeast cell wall, whole egg powder, caseinfophosphopeptide, and PBS fungal powder. The frozen dessert composition for pets according to claim 1 or 2, wherein the composition is one kind or two or more kinds.

The frozen dessert composition for pets according to any one of claims 1 to 3, comprising lactase.

The frozen dessert composition for pets as described in any one of Claims 1-4 containing a milk flavor.

A pet confectionery, wherein a liquid composition obtained by dissolving the pet confectionery composition according to any one of claims 1 to 5 in water is solidified in a sherbet shape.

The frozen dessert composition for pets according to any one of claims 1 to 5 is dissolved and diluted in 15 to 25 times water to form a liquid composition, and the liquid composition is frozen to obtain the sherbet-like frozen dessert. A method for producing a frozen dessert for pets.