JP2005050077A - 万引き防止システム及びそれに用いる共振タグ - Google Patents

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昌信 小南
Kiyoshi Inui
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Abstract

【課題】 信頼性に優れた万引き防止システム及びそれに用いる共振タグを提供することを課題とする。
【解決手段】 商品に貼付する共振タグ20に、インダクタンスLを有するコイル部と直列に配置されて同じ静電容量C1,C2を有する2つのコンデンサ部とでなる共振回路を設ける。この場合、共振回路の共振周波数fは、2つのコンデンサ部がいずれも機能を有しているときに周波数f0、また、いずれか1つのコンデンサ部の機能が失効しているときに周波数f1になるとする。また、共振周波数f0を有する共振タグ20を検知可能に、検知装置を設定する。そして、店舗内で商品を陳列中には、共振タグ20の共振周波数fを周波数f0にすると共に、客が商品を購入したときには、レジで短絡装置により2つのコンデンサ部を短絡させて共振回路を解消させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、万引き防止システム及びそれに用いる共振タグに関し、商品の不正持ち出しを防止するシステムの技術分野に属する。
近年、店舗における万引きを防止するシステムが数多く導入されており、その中でも、共振タグを用いたシステムの一例として、特許文献1に記載のものがある。この万引き防止システムでは、絶縁基材にコイル部とコンデンサ部とが形成されて共振回路を提供する共振タグが用いられており、該共振タグが貼付された商品が店舗内に陳列されている。そして、店舗には、不活性化手段と検知手段とが設けられており、客が購入する商品に貼付された共振タグが、レジにおいて、代金支払いと引き換えに不活性化手段によりそれまでの活性状態から不活性状態にされると、検知手段から電磁波を送信しても共振現象は起こらないため、検知手段において共振タグが検知されることなく、客は共振タグが貼付された商品を正当に持ち出すことができ、もって利便性に優れたシステムが実現されている。
一方、客がレジで代金を支払うことなく店舗から商品を持ち出そうとすると、商品に貼付された共振タグは活性状態のままであるから、検知手段で電磁波が送信されたとき共振現象が起こり、検知手段で共振タグは検知され、例えば警報が発せられて万引きが察知されることになる。
特開2002−288749号公報(第4頁)
ところで、上記特許文献1に記載のシステムでは、絶縁基材表面に切り欠きを形成した共振タグを用い、レジにおいて不活性化手段でコンデンサ部を短絡させることにより一旦不活性状態にした共振タグが、再び活性状態に復帰しないようにしているが、短絡は1箇所で起こるのが通例であるから、検知手段を通過するまで共振タグが貼付された商品を客が持ち歩いている間に、共振タグに振動や衝撃が作用することにより、短絡状態が解消されてコンデンサ部が機能を回復し、再び活性状態になるおそれは依然払拭されない。その場合には、共振タグが検知手段を通過するときに共振現象が起こり、客がレジを介して商品を正当に持ち出そうとしているにも拘わらず、商品が不正に持ち出されようとしていると誤って検知することになり、客に不愉快な思いをさせるという問題を生じる。さらに、システムの信頼性に疑問が持たれるようになり、店舗のイメージを損ないかねない。
そこで、本発明は、以上の現状に鑑み、信頼性に優れた万引き防止システム及びそれに用いる共振タグを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明は、商品に貼付される共振タグと、該共振タグを活性状態から不活性状態にする不活性化手段と、活性状態にある共振タグの所定の共振状態を検知する検知手段とが備えられた万引き防止システムに関するもので、上記共振タグには、コイル部と直列に配置された複数のコンデンサ部とでなる共振回路が設けられていると共に、上記不活性化手段は、複数のコンデンサ部の全てを短絡することにより共振タグを不活性状態にし、かつ、上記検知手段は、コンデンサ部が回復したときに、複数のコンデンサ部が機能を回復しなければ検知することができないように設定されていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の万引き防止システムにおいて、共振タグには、複数のコンデンサ部の全てが機能を有しているときの共振状態が検知手段の検知可能な状態に入らないようにするためにコンデンサ部が追加して設けられており、かつ、複数のコンデンサ部を残してコンデンサ部を短絡する予備短絡手段が備えられていることを特徴とする。
そして、請求項3に記載の発明は、絶縁基材の両面に形成された配線パターンにより、コイル部と直列に配置された複数のコンデンサ部とでなる共振回路が設けられた共振タグに関するもので、上記コンデンサ部に短絡誘発部が設けられていると共に、請求項1または請求項2に記載の万引き防止システムに用いることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、共振タグを不活性状態にするとき、複数のコンデンサ部の全てを短絡すると共に、検知手段は、複数のコンデンサ部が機能を回復しなければ検知することができないように設定されているから、例えばレジでの短絡による不活性化行程後、商品を持ち歩いているときの振動や衝撃等が共振タグに作用してコンデンサ部が機能を回復しても、検知手段がその通過を検知する確率は低くなる。
例えば、1つのコンデンサ部が短絡することにより不活性状態になる構成の共振タグでは、共振タグが再び活性状態に復帰する確率、つまり1つのコンデンサ部が機能を回復する確率が1/1000であったとする。これに対して本発明のように、一例として、2つのコンデンサ部を有し、これら2つのコンデンサ部の全てが短絡することにより活性状態から不活性状態になる構成の共振タグを用いると共に、検知手段を、2つのコンデンサ部が機能を有しているときに共振タグを検知するように設定すると、検出手段で共振タグを検知するには、2つのコンデンサ部のいずれもが機能を回復する必要があり、その確率は1/10に激減することになる。
すなわち、従来の万引き防止システムでは、レジでの代金支払い後、検知手段を通過するまでに、共振タグが活性状態に復帰するおそれがあるが、本発明によれば、そのおそれはほぼ実質的に解消される。その結果、検知手段において、客が正当に持ち出そうとする商品つまり共振タグを誤って検知することがないため、客に不愉快な思いをさせることがなくなり、もって万引き防止システムの信頼性が向上すると共に、店舗の信頼性が維持されることになる。
なお、客がレジを介することなく商品を店舗から持ち出そうとすると、検知手段により活性状態の共振タグの通過を検知するから、商品の不正な持ち出しを察知可能であるのはもちろんである。
次に、例えば、店舗のレイアウト上の理由あるいは商品の緊急入荷等により、営業中に検知手段を通過して商品を店舗に搬入することがある。その場合、近年適用が拡大しているソースタギングのように、商品の製造時にすでに共振タグが商品に貼付あるいは内蔵されていると、この共振タグは、不正に持ち出される商品に貼付されたものではないから、店舗への商品の搬入時には検知手段により検知されず、一方、店舗内での陳列後には万引き防止のため、不活性化手段により全てのコンデンサ部が短絡するまでは検知手段により検知される必要がある。
その場合、請求項2に記載の発明によれば、一例として、上記請求項1で説明した共振タグの構成に、さらに1つのコンデンサ部が追加されて都合3つのコンデンサ部を有する共振タグを適用することにより、コンデンサ部が3つとなった共振タグの共振状態が、検知手段の検知可能な状態ではなくなるから、商品の搬入時には、検知手段により共振タグが検知されることはない。
そして、商品が店舗に搬入されると、予備短絡手段により、搬入前から機能を有している3つのコンデンサ部のうち2つのコンデンサ部を残して1つのコンデンサ部が短絡される。したがって、共振タグの残る2つのコンデンサ部が機能を有する状態で、つまり共振タグの共振状態が検知手段の検知可能な状態で、商品は店舗内に陳列されるから、そのままレジを介さずに商品を持ち出そうとすると、検知手段により共振タグが検知され、不正持ち出しが察知されることになる。
一方、代金支払い時にレジにおいて残る2つのコンデンサ部が不活性化手段により短絡されて、共振タグが活性状態から不活性状態になると、この共振タグは、例えば警報等の発生を伴うことなく検知手段を通過することができる。
その場合、不活性化手段により2つのコンデンサ部を短絡するから、上記請求項1の作用の項で説明したと同様の理由により、2つのコンデンサ部がいずれも機能を回復する確率は低く、したがって、検知手段で共振タグが検知される確率は低くなる。このように、ソースタギングにも柔軟に対応可能な万引き防止システムが実現される。
また、追加するコンデンサ部を2つにしてもよい。すなわち、この場合にも、2つのコンデンサ部を追加することにより、共振タグの共振状態が、検知手段の検知可能な状態に入らないようになり、商品の搬入時には、検知手段により共振タグが検知されることはない。
その上で、商品の店舗への搬入後に、予備短絡手段により、搬入前から機能を有している4つのコンデンサ部のうち2つのコンデンサ部を残して2つのコンデンサ部を短絡するようにすれば、共振タグが商品の陳列中もしくはレジへの持ち運び中等に、短絡した2つのコンデンサ部がいずれも機能を回復し、共振タグの共振状態が搬入前の状態に復帰するような不具合が起こる確率は低くなる。
そして、請求項3に記載の発明によれば、不活性化手段あるいは予備短絡手段により共振タグのコンデンサ部を短絡する場合に、該コンデンサ部には短絡誘発部が設けられているから、例えば、共振タグの共振回路に対して電磁波を送信し、誘起された電圧により、該短絡誘発部を介して絶縁基材を容易に絶縁破壊させることができる。つまり、コンデンサ部を短絡して、その機能を容易に失効させることができる。
したがって、パンチ加工等によらず、非接触でコンデンサ部の機能を失効させることができるから、コンデンサ部の短絡行程が速やかに行われるようになる。
その上で、この共振タグを万引き防止システムに用いたから、上記請求項1または請求項2に記載の発明の作用と同様な作用の本発明においても得られるようになる。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る万引き防止システムについて説明する。
この万引き防止システムは図1に示す店舗Sに適用されている。すなわち、店舗S内には、多数の陳列棚10…10が配設されており、各陳列棚10には、それぞれ共振タグ20が貼付された多数の商品G…Gが陳列されている。また、店舗Sの出入り口近傍に、共振タグ20を不活性化するための短絡装置31を備えたレジ30が設けられている。そして、より出入り口近傍に、活性状態にある共振タグ20を検知するための送信側ゲート41と受信側ゲート42とでなる検知装置40が設けられている。
図2〜図4に示すように、共振タグ20には、ポリプロピレン樹脂製の絶縁基材21の各面に、アルミニウムでなる表側及び裏側配線パターン22,23が、周知の方法により形成されている。
図例上表側の表側配線パターン22は、絶縁基材21の中央寄りに配設された略正方形の表側接続部24aと、該表側接続部24aから図例上反時計回りに螺旋状に延びるコイル部24bと、該コイル部24bの一端部を形成する略矩形の第1表側電極部24cとを有する第1表側配線パターン24と、該第1表側配線パターン24とは独立して配設されて、三角形の表側接続部25aと略矩形の第2表側電極部25bとを有する第2表側配線パターン25とで構成されている。
図例上裏側の裏側配線パターン23は、上記表側接続部24aに対向して配置された略正方形の裏側接続部26aと、上記表側接続部25aに対向して配置された三角形の裏側接続部26bと、これらの裏側接続部26a,26bを連結する連結部26cとを有する第1裏側配線パターン26と、上記第1表側電極部24cに対向して配置された略矩形の第1裏側電極部27aと、上記第2表側電極部25bに対向して配置された略矩形の第2裏側電極部27bと、これらの第1及び第2裏側電極部27a,27bを連結する連結部27cとを有する第2裏側配線パターン27とで構成されている。
その場合、第1表側電極部24cと第1裏側電極部27aと絶縁基材21とで第1コンデンサ部28が、また、第2表側電極部25bと第2裏側電極部27bと絶縁基材21とで第2コンデンサ部29が、それぞれ形成されている。
また、各コンデンサ部28,29には、適宜方法により短絡誘発部としての凹部28′,29′が、第2裏側配線パターン27側に設けられている。
そして、表側接続部24aと裏側接続部26a、及び表側接続部25aと裏側接続部26bとは、それぞれカシメ加工されている。これにより、表側及び裏側配線パターン22,23が電気的に接続されて、この共振タグ20には、図5(a)に示すように、コイル部24bのインダクタンスLと、直列に配置された2つのコンデンサ部28,29の静電容量C1,C2とで、共振回路が構成されることになる。
短絡装置31は、対象とする共振タグ20の共振周波数に設定された強い電磁波を共振タグ20に送信し、共振タグ20のコイル部24bに大きな電圧を誘起させ、コンデンサ部28,29を短絡するものである。すなわち、第1コンデンサ部28の第1表側及び第1裏側電極部24c,27a間、あるいは第2コンデンサ部29の第2表側及び第2裏側電極部25b,27b間のいずれかに放電を生じさせて絶縁基材21を絶縁破壊させ、第1表側電極部24cと第1裏側電極部27a、あるいは第2表側電極部25bと第2裏側電極部27bとを連結させるものである。これにより、第1及び第2コンデンサ部28,29の機能が失効されることになる。その場合の短絡は、凹部28′,29′で生じ易くなる。
検知装置40の送信側ゲート41には、所定周波数の電磁波を送信するための図示しない送信装置と送信アンテナとが内蔵されている。一方、受信側ゲート42には、電磁波を受信するための図示しない受信アンテナと受信装置とが内蔵されている。そして、送信側ゲート41が所定周波数の電磁波を送信すると、受信側ゲート42が該電磁波を受信し、その電磁波に共振する共振タグ20の通過による受信電磁波の変化を検知することにより、図示しない警報ランプが点灯したり、あるいは警報ブザーが作動し、商品Gの不正な持ち出しが察知される。
次に、この万引き防止システムの作用を説明する。
店舗S内の陳列棚10…10に陳列された商品G…Gに貼付された各共振タグ20は、2つのコンデンサ部28,29がいずれも機能を有する活性状態とされている。すなわち、共振タグ20の共振回路は図5(a)に示すものとなり、この場合の合成静電容量Cは、第1及び第2コンデンサ部28,29の静電容量C1,C2に基いて数1で表される。なお、実質的にはこれら2つの静電容量C1,C2は同じとされている。
Figure 2005050077
そして、この共振回路の共振周波数fは、上記合成静電容量CとインダクタンスLとに基いて数2で表される。
Figure 2005050077
なお、第1及び第2コンデンサ部28,29がいずれも機能を有しているときの共振周波数fを周波数f0とする。仮に第2コンデンサ部29の機能が失効すると、数1において共振回路の合成静電容量Cは増大する。その結果、このときの共振周波数fを周波数f1とすると、該共振周波数f1は、上記共振周波数f0に比較して小さくなる。そして、さらに残る第1コンデンサ部28の機能が失効すると、共振回路は解消される。
これにより、検知装置40の検知周波数範囲を上記共振周波数f0を中心として図5に示すような所定範囲に設定すると、レジ30を介さず、つまり、共振周波数fが周波数f0とされた活性状態の共振タグ20が貼付された商品Gが検知装置40を通過すると、該共振タグ20は検知されて、商品Gの不正持ち出しが察知されるようになる。
一方、客がレジ30を介して商品Gを持ち出す場合には、代金支払いと引き換えに共振タグ20は、短絡装置31により2つのコンデンサ部28,29が短絡し、それまでの活性状態から不活性状態にされる。その場合、短絡装置31の作動により共振周波数f0の強い電磁波が送信されて、まず、同じ静電容量C1,C2の2つのコンデンサ部28,29のうちのいずれかが短絡する結果、共振回路の共振周波数fは周波数f1に変更される。次いで、短絡装置31により、共振周波数f1の強い電磁波が送信されて、残る1つのコンデンサ部28,29が短絡する。
すなわち、共振タグ20に形成された共振回路は、図5(b)に示すように、静電容量C1,C2を有する第1及び第2コンデンサ部28,29の機能が失効するため共振回路ではなくなり、もはや共振現象を起こさないものとなる。したがって、この場合の商品Gに貼付された共振タグ20は、検知装置40を通過しても検知されることはなく、客は購入した商品Gを店舗Sから正当に持ち出すことができるようになる。
その場合、短絡装置31により共振タグ20の第1及び第2コンデンサ部28,29を短絡するに際し、該コンデンサ部28,29には凹部28′,29′が設けられているから、例えば、共振タグ20の共振回路に対して強い電磁波を送信し、誘起された電圧により、凹部28′,29′を介して絶縁基材21を容易に絶縁破壊させることができる。つまり、コンデンサ部28,29の機能を容易に失効させることができる。
したがって、パンチ加工等によらず、非接触でコンデンサ部28,29の機能を失効させることができるから、コンデンサ部28,29の短絡行程つまり共振タグ20の不活性化行程が速やかに行われるようになる。
そして何よりも、2つのコンデンサ部28,29の全てを短絡して機能を失効させると共に、検知装置40は、2つのコンデンサ部28,29が機能を有するときの共振周波数f0を検知可能に設定されているから、例えばレジ30での不活性化行程後、商品Gを持ち歩いているときの振動や衝撃等が共振タグ20に作用してコンデンサ部28,29が機能を回復したとしても、検知装置40がその通過を検知する確率は低くなる。
例えば、1つのコンデンサ部が短絡することにより不活性状態になる構成の共振タグでは、共振タグが再び活性状態に復帰する確率、つまり1つのコンデンサ部が機能を回復する確率が1/1000であったとする。これに対して本実施の形態におけるように、2つのコンデンサ部28,29の全てが短絡することにより活性状態から不活性状態になる構成の共振タグ20を用いると共に、検知装置40を、2つのコンデンサ部28,29が機能を有するときの共振タグ20つまり共振周波数f0を検知するように設定すると、検知装置40で共振タグ20を検知するには、短絡した2つのコンデンサ部28,29がいずれも機能を回復する必要があり、その確率は1/10に激減することになる。
このように、従来の万引き防止システムでは、レジでの代金支払い後、検知装置を通過するまでに、共振タグが活性状態に復帰するおそれがあるが、本実施の形態に係る引き防止システムによれば、そのおそれはほぼ実質的に解消される。その結果、検知装置40において、客が正当に持ち出そうとする商品Gを誤って検知することがないため、客に不愉快な思いをさせることがなくなり、もって万引き防止システムの信頼性が向上すると共に、店舗Sの信頼性が維持されることになる。
また、図5(c)に示すように、短絡した2つのコンデンサ部28,29のうち、仮に静電容量C1を有する第1コンデンサ部28の機能が回復したとすると、その場合のインダクタンスLと静電容量C1とでなる共振回路の共振周波数fは周波数f1となる。これに対し、検知装置40は、2つのコンデンサ部28,29が機能を有するときの共振周波数f0を検知するように設定されているから、共振周波数f1の共振タグ20を検知することはない。
なお、客がレジ30を介することなく商品Gを店舗Sから持ち出そうとすると、検知装置40により活性状態の共振タグ20の通過を検知するから、商品Gの不正な持ち出しを察知可能であるのはもちろんである。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る万引き防止システムについて説明する。なお、前述した第1の実施の形態と共通する構成要素に対しては、特に混乱を招かない限り、同一符号を用いることにする。
図6(a)に示すように、このシステムに用いる共振タグ50は、第1の実施の形態の共振タグ20にさらに1つのコンデンサ部を追加したもので、図示しないコイル部と都合3つのコンデンサ部とを有しており、該共振タグ50に形成された共振回路は、インダクタンスLと直列に配置された3つの静電容量C1,C2,C3とで構成されている。この場合の合成静電容量Cは、3つのコンデンサ部の静電容量C1,C2,C3に基いて数3で表される。なお、実質的にはこれら3つの静電容量C1,C2,C3は同じとされている。
Figure 2005050077
そして、この共振回路の共振周波数fは、上記合成静電容量CとインダクタンスLとに基いて前述した数2で表される。
なお、3つのコンデンサ部がいずれも機能を有するときの共振周波数fを周波数f0とする。仮に静電容量C3を有するコンデンサ部の機能が失効し、このときの共振周波数fを周波数f1とすると、該共振周波数f1は上記共振周波数f0に比較して小さくなり、さらに、静電容量C2を有するコンデンサ部の機能が失効し、このときの共振周波数fを周波数f2とすると、該共振周波数f2は上記共振周波数f1に比較して小さくなり、そして、さらに、静電容量C1を有するコンデンサ部の機能が失効すると、共振回路は解消される。
これにより、検知装置40の検知周波数範囲を、2つのコンデンサ部が機能を有するときの共振周波数f1を中心として図例のような所定範囲に設定すると、共振周波数fが周波数f1とされた共振タグ50が貼付された商品Gが検知装置40を通過すると、該共振タグ50は検知装置40により検知されるようになる。
例えば、店舗Sのレイアウト上の理由あるいは商品Gの緊急入荷等により、営業中に検知装置40を通過して商品Gを店舗Sに搬入することがある。その場合、近年適用が拡大しているソースタギングのように、商品Gの製造時にすでに共振タグが商品Gに貼付あるいは内蔵されていると、この共振タグは、不正に持ち出される商品Gに貼付されたものではないから、店舗Sへの商品Gの搬入時には検知装置40により検知されず、一方、店舗S内での陳列後には万引き防止のため、短絡装置31により全てのコンデンサ部が短絡するまでは検知装置40により検知される必要がある。
その場合の共振タグに、本実施の形態に係る共振タグ50を適用することができる。すなわち、共振タグ50の2つのコンデンサ部が機能を有するときに検知するように、検知装置40の検知周波数範囲を設定する。つまり、図6(a)に示すように、検知装置40は、共振周波数f1を検知可能に設定される。
そして、この万引き防止システムでは、短絡装置31は、都合3つのコンデンサ部のうち2つのコンデンサ部を残すように1つのコンデンサ部を短絡する予備短絡手段としても用いられ、店舗Sへの搬入後に、該短絡装置31により1つのコンデンサ部を短絡する。つまり、図6(b)に示すように、仮に静電容量C3を有するコンデンサ部の機能が失効し、共振タグ50の共振周波数fが検知装置40により検知可能な周波数f1になったとする。
その場合、短絡装置31により共振タグ50のコンデンサ部を短絡するに際し、該コンデンサ部に短絡誘発部としての凹部を設けることができるから、例えば、共振タグ50の共振回路に対して強い電磁波を送信し、誘起された電圧により、凹部を介して絶縁基材を容易に絶縁破壊させることができる。つまり、コンデンサ部の機能を容易に失効させることができる。
したがって、パンチ加工等によらず、非接触でコンデンサ部の機能を失効させることができるから、コンデンサ部の短絡行程が速やかに行われるようになる。
次いで、図6(c)に示すように、代金支払い時にレジ30において、短絡装置31により静電容量C1,C2を有する残る2つのコンデンサ部を短絡して共振回路を解消させ、共振タグ50を活性状態から不活性状態にする。
このように、商品Gの搬入時には、共振タグ50の共振周波数f0は検知装置40の検知周波数範囲外であるから、検知装置40により共振タグ50が検知されることはない。そして、商品Gが搬入されると、短絡装置31により1つのコンデンサ部が短絡し、共振周波数fが検知装置40による検知が可能な共振周波数f1にされたのち、商品Gは店舗S内に陳列されるから、そのままレジ30を介さずに商品Gを持ち出そうとすると、検知装置40により共振タグ50が検知され、不正持ち出しが察知されることになる。
一方、レジ30において残る2つのコンデンサ部が短絡装置31により短絡し、共振タグ50が活性状態から不活性状態になると、この共振タグ50は、警報等の発生を伴うことなく検知装置40を通過することができる。
その場合、短絡装置31により2つのコンデンサ部を短絡するから、前述した第1の実施の形態におけると同様の理由により、2つのコンデンサ部がいずれも機能を回復する確率は低く、したがって、検知装置40で共振タグ20が検知される確率は低くなる。このように、ソースタギングにも柔軟に対応可能な万引き防止システムが実現される。
また、図6(d)に示すように、短絡した3つのコンデンサ部のうち、仮に静電容量C1を有するコンデンサ部の機能が回復したとすると、その場合のインダクタンスLと静電容量C1とでなる共振回路の共振周波数fは周波数f2となる。これに対し、検知装置40は共振周波数f1を検知するように設定されているから、共振周波数f2の共振タグ50を検知することはない。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る万引き防止システムについて説明する。なお、この場合にも、前述した第1の実施の形態と共通する構成要素に対しては、特に混乱を招かない限り、同一符号を用いることにする。
図7(a)に示すように、このシステムに用いる共振タグ60は、第1の実施の形態の共振タグ20にさらに2つのコンデンサ部を追加したもので、コイル部と都合4つのコンデンサ部とを有しており、該共振タグ60に形成された共振回路は、インダクタンスLと直列に配置された4つの静電容量C1,C2,C3,C4とで構成されている。この場合の合成静電容量Cは、4つのコンデンサ部の静電容量C1,C2,C3,C4に基いて数4で表される。なお、実質的にはこれら4つの静電容量C1,C2,C3,C4は同じとされている。
Figure 2005050077
そして、この共振回路の共振周波数fは、上記合成静電容量CとインダクタンスLとに基いて前述した数2で表される。
なお、4つのコンデンサ部がいずれも機能を有するときの共振周波数fを周波数f0とする。仮に静電容量C4を有するコンデンサ部の機能が失効し、このときの共振周波数fを周波数f1とすると、該共振周波数f1は上記共振周波数f0に比較して小さくなり、さらに、静電容量C3を有するコンデンサ部の機能が失効し、このときの共振周波数fを周波数f2とすると、該共振周波数f2は上記共振周波数f1に比較して小さくなり、さらに、静電容量C2を有するコンデンサ部の機能が失効し、このときの共振周波数fを周波数f3とすると、該共振周波数f3は上記共振周波数f2に比較して小さくなり、そして、さらに、静電容量C1を有するコンデンサ部の機能が失効すると、共振回路は解消される。
このような共振タグ60の構成例を図8〜図10に示す。前述した第1の実施の形態における共振タグ20に類似した構成のため、詳細な説明は省略する。
この共振タグ60には、ポリプロピレン樹脂製の絶縁基材61と、該絶縁基材61の各面に形成されたアルミニウムでなる表側及び裏側配線パターン62,63とにより、コイル部64bと静電容量C1〜C4を有する第1〜第4コンデンサ部68〜71が形成されると共に、表側及び裏側配線パターン62,63が、所定箇所でカシメ加工されることにより電気的に接続されて、図7(a)に示す共振回路が形成されている。また、各コンデンサ部68〜71には、適宜方法により短絡誘発部としての凹部68′〜71′が設けられている。
これにより、検知装置40の検知周波数範囲を、2つあるいは3つのコンデンサ部68〜71が機能を有するときの共振周波数f1,f2を中心として図7に示すような所定範囲に設定すると、共振周波数fが周波数f1,f2とされた共振タグ60が貼付された商品Gが検知装置40を通過すると、該共振タグ60は検知装置40により検知されるようになる。
本実施の形態に係る共振タグ60を、第2の実施の形態で説明した共振タグ50に代えて用いることができる。すなわち、店舗Sへの搬入後に、短絡装置31により都合4つのコンデンサ部68〜71のうち2つのコンデンサ部68〜71を残して2つのコンデンサ部68〜71を短絡する。つまり、図7(b)に示すように、短絡により仮に静電容量C3,C4を有する第3及び第4コンデンサ部70,71の機能が失効し、共振タグ60の共振周波数fが検知装置40により検知可能な周波数f2になったとする。
その場合にも、第1〜第4コンデンサ部68〜71には短絡誘発部としての凹部68′〜71′が設けられているから、パンチ加工等によらず、非接触でコンデンサ部68〜71の機能を失効させることができ、コンデンサ部68〜71の短絡行程が速やかに行われるようになる。
次いで、図7(c)に示すように、代金支払い時にレジ30において、短絡装置31により静電容量C1,C2を有する残る2つの第1及び第2コンデンサ部68,69を短絡して共振回路を解消させ、共振タグ60を活性状態から不活性状態にする。
このように、商品Gの搬入時には、共振タグ60の共振周波数f0は検知装置40の検知周波数範囲外であるから、検知装置40により共振タグ60が検知されることはない。そして、商品Gが搬入されると、短絡装置31により2つのコンデンサ部70,71が短絡し、そのときの共振周波数f2が検知装置40の検知周波数範囲内にされたのち、商品Gは店舗S内に陳列されるから、そのままレジ30を介さずに商品Gを持ち出そうとすると、検知装置40により共振タグ60が検知されて、不正持ち出しが察知されることになる。
一方、レジ30において残る2つのコンデンサ部70,71が短絡装置31により短絡し、共振タグ60が活性状態から不活性状態になると、この共振タグ60は、警報等の発生を伴うことなく検知装置40を通過することができる。
その場合、短絡装置31により2つのコンデンサ部68,69を短絡するから、前述した第1及び第2の実施の形態におけると同様の理由により、検知装置40で共振タグ60が検知される確率は低い。このように、ソースタギングにも柔軟に対応可能な万引き防止システムが実現される。
また、図7(d)に示すように、短絡した4つのコンデンサ部68〜71のうち、仮に静電容量C1を有する第1コンデンサ部68の機能が回復したとすると、その場合のインダクタンスLと静電容量C1とでなる共振回路の共振周波数fは周波数f3となる。これに対し、検知装置40は共振周波数f1,f2を検知するように設定されているから、共振周波数f3の共振タグ60を検知することはない。
その上で、第2の実施の形態における万引き防止システムをさらに強化することができる。すなわち、この万引き防止システムに比較すると、商品Gの搬入時に、短絡装置31により1つではなく2つのコンデンサ部70,71を短絡するから、共振タグ60が商品Sの陳列中もしくはレジ30への持ち運び中等に、短絡した2つのコンデンサ部70,71がいずれも機能を回復して、共振タグ60の共振周波数fが周波数f0に復帰するような不具合が生じる確率は低い。仮にこの不具合が生じると、レジ30を介することなく商品Gが持ち出されても、検知装置40は共振タグ60を検知しない。
なお、本発明に係る共振タグは、上記第1、第2、あるいは第3の実施の形態で示した2つのコンデンサ部28,29、3つのコンデンサ部、あるいは4つのコンデンサ部68〜71を有する構成のものに限定されることはなく、対象とするシステムや製造コスト等に応じてコンデンサ部の数は適宜設定される。
また、上記第1の実施の形態で説明した共振タグ20は、ソースタギングに転用可能である。すなわち、検知装置40の検知周波数範囲を、1つのコンデンサ部28,29が機能を有するときの共振周波数f1を中心として所定範囲に設定すると共に、店舗Sへの搬入時に、短絡装置31により1つのコンデンサ部28,29を短絡して当初の共振周波数f0を共振周波数f1に変更し、かつ、代金支払い時に、短絡装置31により残る1つのコンデンサ部28,29を短絡して共振回路を解消させるようにする。これにより、商品Gに貼付された共振タグ20は、店舗Sへの商品Gの搬入時には検知装置40により検知されることはなく、また、店舗S内に陳列後、不正に商品Gが持ち出されようとすると検知装置40により検知され、そして、商品Gがレジ30を介して正当に持ち出される場合には検知装置40により検知されないようになる。
以上説明したように、本発明によれば、信頼性に優れた万引き防止システム及びそれに用いる共振タグが提供される。すなわち、本発明は、商品の不正持ち出しを防止するシステムの技術分野に広く好適である。
本発明の第1の実施の形態に係る万引き防止システムを適用した店舗の平面図である。 共振タグの平面図である。 一部を破断した共振タグの平面図である。 図2のA−A線による断面図である。 万引き防止システムにおける検知例を説明するための図であって、(a)は商品が店舗内に陳列されている場合、(b)は商品がレジを経由した場合、そして、(c)はレジを経由したことにより短絡した2つのコンデンサ部のうち1つのコンデンサ部が機能を回復した場合の、共振回路と共振周波数とを示す。 本発明の第2の実施の形態に係る万引き防止システムを説明するための図5に相当する図であって、(a)は商品が搬入前の場合、(b)は商品が店舗内に陳列されている場合、(c)は商品がレジを経由した場合、そして、(d)はレジを経由したことにより短絡した2つのコンデンサ部のうち1つのコンデンサ部が機能を回復した場合の、共振回路と共振周波数とを示す。 本発明の第3の実施の形態に係る万引き防止システムを説明するための図6に相当する図であって、(a)は商品が搬入前の場合、(b)は商品が店舗内に陳列されている場合、(c)は商品がレジを経由した場合、そして、(d)はレジを経由したことにより短絡した2つのコンデンサ部のうち1つのコンデンサ部が機能を回復した場合の、共振回路と共振周波数とを示す。 共振タグの平面図である。 一部を破断した共振タグの平面図である。 図8のB−B線による断面図である。
符号の説明
20,50,60 共振タグ
21,61 絶縁基材
22,62 表側配線パターン(配線パターン)
23,63 裏側配線パターン(配線パターン)
24b,64b コイル部
28,29,68〜71 コンデンサ部
28′,29′,68′〜71′ 凹部(短絡誘発部)
31 短絡装置(不活性化手段、予備短絡手段)
40 検知装置(検知手段)
G 商品

Claims (3)

  1. 商品に貼付される共振タグと、該共振タグを活性状態から不活性状態にする不活性化手段と、活性状態にある共振タグの所定の共振状態を検知する検知手段とが備えられた万引き防止システムであって、上記共振タグには、コイル部と直列に配置された複数のコンデンサ部とでなる共振回路が設けられていると共に、上記不活性化手段は、複数のコンデンサ部の全てを短絡することにより共振タグを不活性状態にし、かつ、上記検知手段は、コンデンサ部が回復したときに、複数のコンデンサ部が機能を回復しなければ検知することができないように設定されていることを特徴とする万引き防止システム。
  2. 共振タグには、複数のコンデンサ部の全てが機能を有しているときの共振状態が検知手段の検知可能な状態に入らないようにするためにコンデンサ部が追加して設けられており、かつ、複数のコンデンサ部を残してコンデンサ部を短絡する予備短絡手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の万引き防止システム。
  3. 絶縁基材の両面に形成された配線パターンにより、コイル部と直列に配置された複数のコンデンサ部とでなる共振回路が設けられた共振タグであって、上記コンデンサ部に短絡誘発部が設けられていると共に、請求項1または請求項2に記載の万引き防止システムに用いることを特徴とする共振タグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006221620A (ja) * 2005-01-17 2006-08-24 Canon Inc 共振タグ、共振回路の共振特性の可逆的変更方法及び容量性素子
JP2010530099A (ja) * 2007-06-08 2010-09-02 センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション 適応可能な閾値を有する検出フィルタを用いる無効化されたラベルの検出を抑制するためのシステムおよび方法

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