JP2005046703A - Air cleaner and air-conditioning system using the same - Google Patents

Air cleaner and air-conditioning system using the same Download PDF

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JP2005046703A
JP2005046703A JP2003205057A JP2003205057A JP2005046703A JP 2005046703 A JP2005046703 A JP 2005046703A JP 2003205057 A JP2003205057 A JP 2003205057A JP 2003205057 A JP2003205057 A JP 2003205057A JP 2005046703 A JP2005046703 A JP 2005046703A
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air cleaning
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flange portion
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JP2003205057A
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Masaru Nakayama
賢 中山
Masaaki Kodama
雅昭 小玉
Keizo Furukawa
圭三 古川
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Japan Enviro Chemicals Ltd
Ina Research Inc
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Japan Enviro Chemicals Ltd
Ina Research Inc
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an air cleaner, which is made compact to require less installation area and is composed of a small number of components, thus costless. <P>SOLUTION: The air cleaner 10 is installed on an installation surface 10a, and comprises a first air cleaning means 40, in which air to be processed is introduced first and the introduced air is cleaned in an atmosphere containing waterdrops, and a second air cleaning means 70, in which an activated carbon is arranged to clean the air processed by the first air cleaning means 40. The first air cleaning means 40 is placed to be lower and closer to the installation surface 10a than the second air cleaning means 70 is. The second air cleaning means 70 is arranged above the first air cleaning means 40 apart from the installation surface 10a. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気清浄装置およびこの空気清浄装置を用いた空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
医薬品や化学品を製造する工場、または食品製造工場等から排出される排気には、悪臭防止法に指定されているガスや、それ以外の人体や環境に影響を及ぼすおそれのあるガスが含まれている場合がある。このようなガスが含まれる排気を排出する場合には、規制値以下まで濃度を下げる必要があり、図9に示すような空気清浄装置1が用いられる場合がある。
【0003】
この図9に示す空気清浄装置1では、水を用いて空気の清浄化を図るスクラバ本体部2と、スクラバ本体部2を通過した後の空気に対して、気体と水との分離を図るエリミネータ部3と、送風のためのファン4と、内部に活性炭を敷き詰めて、非水溶性のガスの除去を図る活性炭チャンバ部5とを具備している。
【0004】
また、スクラバ本体部2とエリミネータ部3との間、エリミネータ部3とファン4との間、およびファン4と活性炭チャンバ部5との間が、夫々ダクト6,7,8で連結されている。その他、エリミネータ部3等を点検するための架台(図示省略)が設けられている。この図9に示すように、現状の空気清浄装置1では、設置面に対して各構成要素が夫々独立した状態で設置されている。
【0005】
なお、活性炭チャンバ部5を備えないものの、各構成要素が夫々独立した状態で設置されている空気清浄装置の例としては、特開昭64−67226号公報(以下、特許文献1という。)に記載のものがある。かかる公報記載の構成では、複数のサイクロンと、冷却管を備える本体と、空気清浄器と、気水分離器と、が夫々独立した状態で設けられている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭64−67226号公報(第1図参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述の図9に示す空気清浄装置1では、活性炭チャンバ部5の内部に、粒状の活性炭が敷き詰められている。ここで、粒状の活性炭を用いた場合に、ガスの除去効率を良好にするためには、活性炭チャンバ部5を大きくして、その内部に多大な重量分の活性炭を敷き詰める必要がある。そのため、活性炭チャンバ部5を、スクラバ本体部2とは別体的に、平面的に並べて設置する必要がある。すなわち、図9に示すようなタイプの空気清浄装置1では、特許文献1記載の構成と同様に、各構成要素(特に、活性炭チャンバ部5)を、平面的に並べて設置しており、それによって設置面積が大きくなる、といった問題が生じている。
【0008】
ここで、上述の空気清浄装置1において、設置面積を小さくするために、空気清浄装置1の全体的なサイズを小さくした場合、または活性炭を通過する空気の圧力損失を小さくするように設計した場合には、該サイズダウンや圧力損失の低下に伴なって、例えば活性炭チャンバ部5の内部においては、敷き詰められる活性炭の量が少なくなる。このように、活性炭の量を少なくすると、その分だけ早く活性炭のガスの吸着限界に達する。そのため、活性炭の交換頻度が増加し、メンテナンスのためのコストが掛かる、といった問題が生じる。
【0009】
また、上述の図9に示す空気清浄装置1では、a)スクラバ本体部2、b)エリミネータ部3、c)ファン4、d)活性炭チャンバ部5、e)スクラバ本体部2とエリミネータ部3との間のダクト6、f)エリミネータ部3とファン4との間のダクト7、g)ファン4と活性炭チャンバ部5との間のダクト8、h)エリミネータ部等の点検用の架台、といった具合に、少なくとも8点の主要な構成要素を有している。しかも、これらの各構成要素を、特許文献1記載の構成と同様に、平面的に並べて設置している。そのため、空気清浄装置1の設置面積が大きくなる、といった問題を有している。
【0010】
また、上述のように、空気清浄装置1の部品点数が多くなり、各部品に夫々コストを要するため、空気清浄装置1の全体として、コストが高くなる、といった問題を有している。
【0011】
本発明は、上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、設置面積が少なくてコンパクトであると共に、部品点数が少なくコストが掛からない空気清浄装置およびこの空気清浄装置を用いた空気清浄システムを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、処理用の空気が導入されると共に、水滴を含む雰囲気内で処理用の空気の清浄化処理が図られる第1の空気清浄化手段と、活性炭を内部に備え、この活性炭によって第1の空気清浄化手段により処理が為された処理用の空気の清浄化が図られる第2の空気清浄化手段とを具備して設置面に設置される空気清浄装置において、第1の空気清浄化手段は、第2の空気清浄化手段よりも、設置面に近接する下方側に設けられると共に、第2の空気清浄化手段は、設置面から離間する第1の空気清浄化手段の上方側に配置されるものである。
【0013】
このように構成した場合には、処理用の空気は最初に第1の空気清浄化手段によって清浄化される。この場合、第1の空気清浄化手段では、水滴を含む雰囲気内での清浄化が為されるので、例えば塵埃、細菌および水溶性のガスが、この第1の空気清浄化手段によって除去される。次に第1の空気清浄化手段での処理が終了した処理用の空気は、活性炭を内部に備える第2の空気清浄化手段の内部に導入される。この場合、第2の空気清浄化手段では、活性炭に対して非水溶性のガスが吸着される。それにより、この第2の清浄化手段を通過した処理用の空気は、清浄化が為された清浄空気となる。
【0014】
また、空気清浄装置を上述のように構成することにより、例えば建物等の屋上や地面といった設置面から見て、第1の空気清浄化手段の上方側に第2の空気清浄化手段が設置される。このため、空気清浄装置の設置スペースを低減することができる。すなわち、現状では、例えばスクラバといった第1の空気清浄化手段と、例えば活性炭チャンバ部といった第2の空気清浄化手段とが、別個独立した状態で、夫々設置面に設置されている。しかしながら、上述のように構成した場合には、空気清浄装置の設置の際に要するスペースを低減することが可能となる。そのため、例えば建物の屋上といった、設置スペースが限られている場所においても、該空気清浄装置を十分に設置することが可能となる。また、このような限られたスペースにおいて、できるだけ多数の空気清浄装置を設置することが可能となる。
【0015】
また、上述の空気清浄装置においては、第2の空気清浄化手段において、温度低下によって内部で結露が発生し、該結露により水滴が落下しても、下方側の第1の空気清浄化手段側に落下する。このため、従来のように第2の空気清浄化手段側で結露が生じることで、水が溜まるといった不具合を防止することができる。
【0016】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、第1の空気清浄化手段と、第2の空気清浄化手段との間には、水滴を除去するための除滴手段が設けられているものである。
【0017】
このように構成することで、第1の空気清浄化手段を通過した処理用の空気中に含まれている水滴を除去することができる。それによって、第2の空気清浄化手段で、活性炭を用いた処理用の空気の清浄化処理をする前に、この処理用の空気中に含まれている一定の大きさ以上の水滴を除去することができる。このため、活性炭に一定以上の大きさの水滴が触れるのを防止することができ、活性炭表面への水の被覆による吸着性能の低下や、微生物の繁殖を防止することができる。そのため、活性炭を使用できる期間が長くなり、該活性炭の長寿命化を図ることができる。また、活性炭の交換といった、メンテナンスの頻度を低下させることも可能となる。
【0018】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、活性炭は、活性炭フィルタに存在していて、この活性炭フィルタは、少なくとも表面に活性炭が存在する母材と、母材を貫通すると共に、空気を導通させる多数の規則的な配置の通孔と、を有しているものである。
【0019】
このように、活性炭は、少なくとも母材の表面に存在している。また、母材を貫通するように、多数の通孔が設けられている。このため、活性炭を用いた処理用の空気の清浄化処理に際して、この処理用の空気が通孔を通る。このため、該処理用の空気の通気が良好となる。それにより、活性炭を用いた処理用の空気の清浄化処理に際して、該処理用の空気の通孔を通過する前後における圧力損失を低減することができる。また、処理用の空気が通孔を通ることにより、単位時間当たりに処理用の空気が活性炭フィルタを通過する導通量を、従来の粒状の活性炭を活性炭チャンバ部に詰め込んだ場合と比較して、多くすることができる。すなわち、圧力損失を低減することにより、活性炭フィルタを通過する処理用の空気の導通量を、多くすることができる。
【0020】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第2の空気清浄化手段は、第1の空気清浄化手段および除滴手段の少なくとも一方に対して、着脱自在に設けられているものである。このようにすることで、空気清浄装置において活性炭を用いた処理を必要としない場合には、第2の空気清浄化手段を取り外すことが可能となる。それにより、空気清浄装置の構成をコンパクトにすることが可能となる。また、第2の空気清浄化手段を取り外した場合には、活性炭が空気の導通の妨げとならないため、その分だけ処理用の空気の導通性が良好となり、単位時間当たりに処理用の空気を清浄化できる量が多くなる。
【0021】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の空気清浄化手段のうち、第2の空気清浄化手段と対向する上端部には、該第1の空気清浄化手段の外方に向かって突出する第1のフランジ部が設けられていると共に、除滴手段のうち、第1の空気清浄化手段と対向する下端部および第2の空気清浄化手段と対向する上端部にも、該除滴手段の外方に向かって突出する第2のフランジ部および第3のフランジ部が設けられていて、さらに第2の空気清浄化手段のうち、第1の空気清浄化手段と対向する下端部にも、該第2の空気清浄化手段の外方に向かって突出する第4のフランジ部が設けられていて、第1のフランジ部と、第2のフランジ部又は第4のフランジ部との間に、封止部材を介在させて突き合わせた状態で、連結手段によって連結することで、第1の空気清浄化手段と、第2の空気清浄化手段又は除滴手段とが連結されると共に、第3のフランジ部と、第4のフランジ部の間に、封止部材を介在させて突き合わせた状態で、連結手段によって連結することで、除滴手段と、第2の空気清浄化手段とが連結されるものである。
【0022】
このように構成した場合には、第1のフランジ部と、第2のフランジ部又は第4のフランジ部との間に、封止部材が介在する。また、第3のフランジ部と、第4のフランジ部との間にも、封止部材が介在する。このため、第1の空気清浄化手段に、除滴手段又は第2の空気清浄化手段を取り付ける場合には、第1のフランジ部と、第2のフランジ部又は第4のフランジ部と、封止部材とによって、第1の空気清浄化手段と、除滴手段又は第2の空気清浄化手段との間の境目を、密封することができる。また、除滴手段に第2の空気清浄化手段を取り付ける場合には、第3のフランジ部と、第4のフランジ部と、封止部材とによって、除滴手段と、第2の空気清浄化手段との間の境目を、密封することができる。それによって、この境目から外部に処理用の空気が漏れるのを防止することができる。
【0023】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の空気清浄化手段を、サイクロン式スクラバとしたものである。このようにした場合には、第1の空気清浄化手段の内部で、渦巻き状に流通している処理用の空気に対して、水滴を接触させることが可能となる。それにより、処理用の空気に含まれている、塵埃、細菌および水溶性のガスが、この第1の空気清浄化手段によって除去される。なお、サイクロン式のスクラバにおいては、かかる塵埃、細菌および水溶性のガスを、一層良好に除去することができる。
【0024】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の空気清浄化手段を、充填式スクラバとしたものである。このようにした場合には、第1の空気清浄化手段の内部には、フィルタ状の充填材が設けられる。そして、この充填材に対して、例えば噴射ノズルといった水を噴射する手段から水を噴射させることで、該充填材を濡らし、その状態で処理用の空気が充填材を通過すると、該処理用の空気中に含まれている塵埃、細菌および水溶性のガスが、この第1の空気清浄化手段によって除去される。
【0025】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の空気清浄化手段と、処理用の空気を該第1の空気清浄化手段に導入するための開口部との間の部位には、処理用の空気を吸引するファンが設けられているものである。
【0026】
このように構成した場合には、ファンによって処理用の空気を例えば施設内から吸引し、第1の空気清浄化手段の内部にこの処理用の空気が押し込まれ、その後この処理用の空気の清浄化処理が為される。このような構成とした場合には、例えば第1の空気清浄化手段を構成する外筒の内部に対して、この外筒の接線方向に向けて空気を強い勢いで送り込むことができる。それにより、特に、第1の空気清浄化手段がサイクロン式スクラバである場合に、適したものとなる。
【0027】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第2の空気清浄化手段と、該第2の空気清浄化手段により清浄化が為された清浄空気をこの第2の空気清浄化手段から排気するための排気口の間の部位には、清浄空気を排気するファンが設けられているものである。
【0028】
このように構成した場合には、ファンによって、第2の空気清浄化手段による清浄化が為された清浄空気が、排気口から外部に排気される。このように構成した場合には、ファンには清浄空気が導入され、種々のガスを含む処理用の空気は導入されない。このため、ファンが、例えば酸性およびアルカリ性といった性質を帯びるガスにより損傷することがなくなり、ファンの長寿命化を図ることが可能となる。
【0029】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第2の空気清浄化手段には、該第2の空気清浄化手段の内部と連なる開閉手段が設けられていて、この開閉手段を介して該第2の空気清浄化手段のメンテナンスおよび活性炭フィルタの交換が可能であると共に、活性炭フィルタは、その平面形状が正方形状に設けられていて、活性炭フィルタは、該活性炭フィルタの対角線と開閉手段の開口幅の方向とが垂直または水平を為す状態で、第2の空気清浄化手段の内部に、該活性体フィルタの平面方向に複数並べられて配置されると共に、平面形状が正方形状である前記活性炭フィルタの対角線の長さの合計の半分よりも、開閉手段の開口幅の長さが長い、こととしたものである。
【0030】
このように構成した場合には、活性炭フィルタは、その対角線が該活性炭フィルタの挿入方向と平行となる状態で、第2の空気清浄化手段の内部に配置される。そのため、作業者が開閉手段を開けて、活性炭フィルタの交換作業を行う場合、活性炭フィルタを取り出しやすくなる。
【0031】
すなわち、活性炭フィルタの側辺が、開閉手段の開口幅の方向と略水平又は略垂直となるように、開放手段側に向かって、例えば複数の活性炭フィルタを並べて構成される小ユニットを2つ配置した場合には、この小ユニットの挿入および搬出を容易にするためには、開閉手段が、2つの小ユニット分に対応した開口幅を有している必要がある。かかる対角線方向の配置とした場合には、1つの小ユニットの対角線方向の幅分だけ、開閉手段の開口幅があればよい。そのため、開閉手段の開口幅を狭くすることが可能となり、空気清浄装置の製作時におけるコストの削減を図ることが可能となる。また、作業者が第2の空気清浄化手段の内部の奥側まで、容易に入り込むことが可能となる。
【0032】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、活性炭フィルタは、設置面から離間する上下方向に沿って複数重ねられるものである。このように構成した場合には、処理用の空気がこの複数層の活性炭フィルタを通過することによって、より一層清浄化される。すなわち、活性炭により吸着される非水溶性のガスの量が多くなり、処理用の空気を高度に清浄化することが可能となる。
【0033】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、設置面から離間する上昇方向に向かい、その側面に点検用梯子と作業用架台が取り付けられているものである。このように構成した場合には、空気清浄装置のメンテナンスが容易となる。また、第2の空気清浄化手段の内部に設置されている活性炭フィルタの交換作業も、容易に行うことが可能となる。
【0034】
また、他の発明は、施設の内部に存在する処理用の空気を吸い込んで、この処理用の空気を空気清浄装置で清浄化処理する空気清浄装置を用いた空調システムであり、上述の各発明に係る空気清浄装置を用いると共に、この空気清浄装置を通過した後の清浄空気を、空気管路を介して施設内に戻すものである。
【0035】
このように構成した場合には、施設内から吸い込まれた処理用の空気は、第1の空気清浄化手段および第2の空気清浄化手段の内部で清浄化処理が為された後に、再び施設内に戻される。そして、施設の内部では、清浄化が為された清浄空気が供給される。また、一度清浄化が為された空気を、再び施設内から吸い込むことにより、空気清浄装置を用いて再び清浄化処理を行うことができる。それにより、一層施設内の空気の清浄化を図ることが可能となる。すなわち、施設内の雰囲気を、高度に清浄化することが可能となる。
【0036】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、施設の内部に存在する処理用の空気を吸い込んで、この処理用の空気を空気清浄装置で清浄化処理する空気清浄装置を用いた空調システムであり、上述の各発明に係る空気清浄装置を用いると共に、この空気清浄装置を通過した後の清浄空気を、外部に排気するものである。
【0037】
このように構成した場合には、施設内から吸い込まれた処理用の空気は、第1の空気清浄化手段および第2の空気清浄化手段の内部で清浄化処理が為された後に、外部に排気される。そして、施設の内部では、その後外部から新鮮な空気を取り入れることとなる。この場合には、施設内で発生したガスを再び施設内に戻すことなく、しかも空気清浄装置の内部で清浄化処理を行った後に、外部に排気している。このように構成すれば、施設内で発生したガスが、清浄化処理後でも微量含まれている場合に、再び施設内に戻すことがなく、該施設内を新鮮な外気で満たすことが可能となる。
【0038】
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、空気清浄装置は複数台存在すると共に、かかる複数台の空気清浄装置の中で、隣り合う空気清浄装置のうち、一方の空気清浄装置が具備するファンが、設置面に近接する下方側に設置されていると共に、隣り合う空調装置のうち、他方の空気清浄装置が具備するファンが、設置面から離間する上方側であると共に、一方の空気清浄装置が具備するファンの上方側に配置されるものである。
【0039】
このように構成した場合には、一方の空気清浄装置が具備するファンと、他方の空気清浄装置が具備するファンの両方を、1つのファンを設置するためのスペースだけで設置することが可能となる。このため、2つの空気清浄装置を設置する場合に、一層スペース効率を良好にすることが可能となる。また、2つの空気清浄装置のみならず、より多数の空気清浄装置を設置する場合には、さらに多くのスペース低減効果が奏させることができる。それにより、限られたスペース内において、空気清浄装置をより多く設置することが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る空気清浄装置および空気清浄装置を用いた空調システムについて、図1から図6に基づいて説明する。図1は、空気清浄装置10の構成を示す側面図である。また、図2は、空気清浄装置10のうち、水タンク部20、スクラバ本体部40、エリミネータ部60、活性炭チャンバ部70、および排気口部90の内部の様子を示す側断面図である。さらに、図3は、空気清浄装置10のうち、活性炭チャンバ部70の内部の様子を示す平面図であり、端面図である。また、図4は、図1〜図3に示す空気清浄装置10を用いた空調システム11の全体構成の概略を示す図である。
【0041】
本発明で使用される活性炭(後述)としては、特に限定されず、例えば、活性炭原料粉末(例、木炭、石炭、コークス、ヤシ殻、おが屑、天然繊維(例、麻、綿等)、合成繊維(例、レーヨン、ポリエステル等)、合成樹脂(例、ポリアクリロニトリル、フェノール樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート樹脂など)、ピッチなどを、通常の方法で炭化し賦活する方法により製造することができる。さらに必要に応じて酸(例、塩酸、硫酸、硝酸等)、水などで洗浄しても良い。
【0042】
活性炭の形態は、粒状、繊維状、マカロニ状、円筒状、網目状、ハニカム状などのいずれであっても良い。これらのうち、特にハニカム状活性炭は、圧力損失が小さく、ガスとの接触面積が大きいので好ましい。
【0043】
本発明で使用される活性炭のBET比表面積は、通常、約200〜4000m/g、好ましくは約300〜3500m/g、特に好ましくは約400〜2500m/gである。
【0044】
上記活性炭は、炭素含量が約20〜100%のものであればよく、約40〜100%のものが好ましい。活性炭がハニカム状である場合、炭素含量が約30〜100%のものであればよいが、約40〜90%のものが好ましい。セル数は、約10〜1500個/inch、好ましくは約20〜1000個/inch、より好ましくは約50〜750個/inchである。このようなハニカム状活性炭を用いることによって、脱臭性能を低下させることなく通気抵抗を小さくすることができる。ハニカム状活性炭の開口率は、約40〜80%、好ましくは約50〜70%程度である。
【0045】
ハニカム状活性炭のセルが形成される面となる断面の形状は、四角形のものが一般的ではあるが、それ以外にも円形、三角形、八角形、およびこれらの形状を組み合わせたものでも良い。これらのセル開口部の最大外径は、1〜8mmの範囲のものが好ましい。また、セルの形状が正方形の場合には、セル開口部の一辺の長さは、0.7〜8mm、好ましくは0.8〜6mm、更に好ましくは、1〜5mmである。リブの厚さは、取り扱い性の点から、0.2〜5mmであることが好ましく、0.3〜3mmであることがさらに好ましい。
【0046】
上述の粒状活性炭、繊維状活性炭、マカロニ状活性炭、円筒状活性炭、網目状活性炭等の活性炭、および、ハニカム状活性炭は、自体公知の種々の方法で製造することができる。
【0047】
ハニカム状活性炭の製造方法の第一の方法は、活性炭原料粉末(木炭、石炭、コークス、ヤシ殻、おが屑、天然繊維、合成繊維、合成樹脂、ピッチなど)、結合剤、成型用助剤、必要により賦活剤(アルカリ金属塩等)を水と共に連合し、ハニカム状に成型した後、通常の方法で炭化し賦活する方法である。さらに必要に応じて酸(塩酸、硫酸、硝酸等)、水などで洗浄しても良い。
【0048】
上記方法における炭化は、自体公知の方法により行われるが、例えば、約50〜200℃の温度で乾燥し、不活性雰囲気下で約450〜800℃の温度で焼成することにより行われる。上記方法による賦活は、自体公知の方法により行われるが、例えば、約600〜1200℃の温度で水蒸気に暴露することにより行われる。
【0049】
第二の方法は、活性炭原料粉末、結合剤、成型用助剤を水と共に連合し、ハニカム状に成型した後、必要に応じて加熱・焼成することによりハニカム状活性炭を得る方法である。
【0050】
前記粉末状活性炭は、活性炭の原料(木炭、石炭、コークス、ヤシ殻、おが屑、合成繊維、合成樹脂など)を必要により結合剤、賦活剤を添加し、適当な形状に成型し、炭化して賦活し、必要に応じて酸、水などで洗浄し、微粉砕することによって得ることができる。使用する結合剤としては、合成樹脂(例、フェノール樹脂、フェノール・アルデヒド樹脂、メラミン樹脂)、タール、ピッチ等の有機系結合剤、木節粘土、活性白土などの無機系結合剤が挙げられる。これらの結合剤は単独でまたは2種類以上を組み合わせて使用することができる。また、使用する成型用助剤としては、代表的なものとしてセルロースエーテル誘導体(例、メチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース等)が挙げられる。
【0051】
上記方法における加熱・焼成は、自体公知の方法により行われるが、例えば、約50〜200℃の温度で乾燥し、不活性雰囲気下で約450〜1500℃の温度で焼成することにより行われる。
【0052】
第三の方法は、製紙可能な繊維(例、木材パルプ、麻、綿、レーヨン、ポリエステル等)から作られた紙や、樹脂(例、塩化ビニルやフェノール樹脂等)等から製造されたハニカム構造体の表面に上述したような粉末状活性炭コーティングする方法である。
【0053】
第四の方法は、活性炭を混抄した紙や活性炭素繊維をハニカム構造に加工する方法である。
【0054】
ハニカム状活性炭の製造方法は、これらの製造方法に限定されるものではなく、ハニカムを構成する成分に活性炭が含まれているものであれば、使用することができる。
【0055】
粒状活性炭、繊維状活性炭、マカロニ状活性炭、円筒状活性炭、網目状活性炭等の製造方法としては、活性炭原料をそれぞれの形状に成型し、炭化・賦活することにより、あるいは、活性炭原料の粉末を炭化・賦活し、得られた活性炭粉末をそれぞれの形状に成型することにより、製造することができる。炭化・賦活・薬品担持等の方法は、上記した方法と同様にして行われる。
【0056】
上述の活性炭は、必要に応じて薬品を担持させても良い。担持させる薬品として、例えば、リン酸・硫酸・硝酸等の無機酸、シュウ酸、マロン酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、グルタル酸などの有機酸、モルホリン、ピリジン等の芳香族窒素化合物、塩素、ヨウ素、臭素等のハロゲン化合物、I,NHI,LiI,NaI,NaIO,KI,KIO,RbI,CsI,CaI,SrI,BaI,MgI,CuI,CuI,ZnI,AgI,AlI,AlI,MnI等のヨウ素化合物、NHCl,LiCl,NaCl,KCl,KClO,CaCl,SrCl,BaCl,MgCl,CuCl,ZnCl,AgCl,MnCl等の塩素化合物、KCO,NaCO等の炭酸塩、CuSO,FeSO,ZnSO等の硫酸塩、NaHPO,KHPO等のリン酸塩、白金、イリジウム、パラジウム、オスミウム、ロジウム、ルテニウム、金、銀等の金属、硫黄等およびそれらの混合物が挙げられる。
【0057】
担持させる薬品は、これらに限定されるものではなく除去対象ガスの種類・組成に応じて選択することができる。また、これらの薬品は単独で又は二種類以上を組み合わせて担持しても良い。担持させる薬品の量は、除去対象ガスの種類や担持する薬品の種類によって調整することが可能であるが、通常、活性炭に対する薬品の重量比で示して、0.5〜30%、好ましくは0.7〜25%であり、さらに好ましくは1〜20%である。
【0058】
臭気成分を含む空気を活性炭に接触させる場合の空気の温度は、通常0〜50℃で、好ましくは10〜35℃である。また空気の線流速は、10〜500cm/秒、好ましくは30〜400cm/秒、さらに好ましくは、50〜250cm/秒である。空気の空間速度は、通常5,000〜500,000hr−1、好ましくは10,000〜400,000hr−1、更に好ましくは15,000〜300,000hr−1である。
【0059】
以下、空気清浄装置10の構成の詳細について、説明する。図1および図2に示すように、空気清浄装置10は、その最下部に水タンク部20を有している。水タンク部20は、後述するスクラバ本体部40の下方に位置するものであり、該スクラバ本体部40での空気の清浄の際に用いられる水を蓄えると共に、清浄後の水滴が落とし込まれる部分である。
【0060】
この水タンク部20は、図1〜図3に示すように、その平面形状が矩形であり、後述するスクラバ本体部40よりもその平面形状が大きい。そのため、この水タンク部20の上端面20aに、後述するスクラバ本体部40、およびポンプ32を良好に設置可能となっている。
【0061】
また、水タンク部20には、一定量の水が蓄えられる。そして、この水タンク部20には、供給管路21の一端側が接続されている。また、図4に示すように、供給管路21の他端側は、水供給源22に接続されている。それにより、水供給源22に存在する新たな水を、供給管路21を介して一定量ずつ水タンク部20の内部に供給可能となっている。
【0062】
供給管路21には、その流路の中途部分に、開閉バルブ23が設けられている。開閉バルブ23は、例えばモータまたはソレノイドといった駆動源23aを有している。また、図4に示すように、駆動源23aは、後述する制御盤110に電気的に接続されている。そして、制御盤110は、開閉バルブ23(駆動源22a)に対して、作動のための電気的な信号を送信可能としている。それにより、駆動源23aが駆動し、開閉バルブ23が開閉作動され、供給管路21の内部を流通する水の流量を制御可能となる。
【0063】
また、水タンク部20には、排出管路24の一端側が接続されている。この排出管路24により、水タンク部20に蓄えられている水が規定量に達した場合には、該蓄えられている水が、順次外部に排出されてゆく。なお、この排出管路24の流路の中途部分にも、開閉バルブ25が設けられていると共に、この開閉バルブ25も、例えばモータやソレノイドといった駆動源25aを有している。また、駆動源25aは、後述する制御盤110に電気的に接続されていて、該駆動源25aに対して、作動のための電気的な信号を送信可能としている。それにより、駆動源25aが駆動し、開閉バルブ25が開閉作動され、排出管路24の内部を流通する水の流量を制御可能となる。
【0064】
なお、図4に示すように、排出管路24の他端側は、本実施の形態では、廃液回収タンク26に接続されている。しかしながら、特に水タンク部20から排出される廃液が、環境基準値に達しない等の場合には、排出管路24の他端側を廃液回収タンク26に接続する構成とはせず、下水管等に直接廃液を排出するようにしても良い。
【0065】
また、図2に示すように、水タンク部20には、例えばその上端面20aに貫通孔27が存在していて、この貫通孔27には、揚水管路30が接続されている。揚水管路30は、該水タンク部20の内部の所定高さ位置まで到達していると共に、該水タンク部20の所定高さ位置において、水を吸い込むための開口31を有している。
【0066】
また、水タンク部20の上端面20aには、ポンプ32が設置されている。このポンプ32は、揚水管路30の流路の中途部分に設けられている。そのため、ポンプ32が作動すると、揚水管路30の開口31を介して、水タンク部20に蓄えられている水が汲み上げられ、該揚水管路30に取り付けられている、後述する多数の噴射ノズル33から水が噴射される。
【0067】
また、図1、図2および図4に示すように、水タンク部20の上部には、第1の空気清浄化手段としてのスクラバ本体部40が設けられている。スクラバ本体部40は、該スクラバ本体部40の全体を覆う筒状の外筒41を有している。外筒41には、図3に示すように、スクラバ開閉扉42が取り付けられている。このスクラバ開閉扉42は、スクラバ本体部40の内部点検等を行うためのものである。また、図2に示すように、外筒41の内部には、該外筒41よりも径の小さな内筒43が、図示されない支持手段によって支持された状態で設けられている。内筒43も、筒状に設けられている部材であるが、その内部側は、空気が導通する導通路44となっている。内筒43の上方には、空気をさらに上方に案内するための円錐状の拡径案内筒43aが設けられている。
【0068】
内筒43の外面には、上述の揚水管路30の一部が、上方に向かって延伸するように取り付けられている。すなわち、内筒43は、空気の導通路44としての機能の他に、揚水管路30を支持する機能をも備えている。かかる内筒43により支持される揚水管路30には、外筒41の内壁面に向かうように噴射ノズル33が取り付けられている。噴射ノズル33は、1つの揚水管路30に対して、所定の間隔で多数設けられている。また、揚水管路30は、内筒43の周方向において、所定の間隔で、複数取り付けられている。それによって、水は、外筒41の内壁面に向かって、その全周に亘って均等に吹き付けられる構成となっている。
【0069】
なお、図2に示すように、本実施の形態の空気清浄装置10においては、揚水管路30は、水を下方から上方に向かって汲み上げながら、外筒41の内壁面に向けて水を噴射するように構成されている。しかしながら、揚水管路30は、水を噴射しない状態で下方から上方に向かって汲み上げると共に、その中途部分において折れ曲がり、水が上方から下方に向かって下降しながら、外筒41の内壁面に向けて水を噴射するように構成しても良い。
【0070】
また、本実施の形態では、揚水管路30は、パイプ状部材30aから構成されていて、このパイプ状部材30aが、内筒43の外面に複数本取り付けられている。しかしながら、揚水管路30の態様は、これに限られるものではない。例えば内筒43を構成する壁面部材が2重構造であると共に、かかる2重構造の壁面部材の内部に、揚水管路30が埋め込まれている構成を採用しても良い。このように構成した場合も、水は外筒41の内壁面に対して、一層均等に噴射することが可能となる。
【0071】
また、スクラバ本体部40の上端部分には、外筒41の内壁面の接線方向に向かうように(図3参照)、工場等から排出される臭気ガス等のガスが含まれる空気を外筒41の内部に導入するためのガス取入口45が設けられている。ガス取入口45には、空気管路50の一端側が取り付けられる。この空気管路50は、ファン52の排出口52a側(図4参照)に接続されている。それにより、ファン52が作動した場合には、この空気管路50を介して、ガス取入口45から外筒41の内部にガスが含まれる等した、汚れた空気が導入される。
【0072】
なお、ファン52の吸入口52b側には、空気管路53の一端側が接続されている。この空気管路53の他端側は、例えば研究用ドラフトチャンバ、工場、動物実験施設、又は病院といった施設54の内部まで延伸すると共に、該施設54の内部では、この空気管路53の他端側は開放した開口部53aとなっている。それによって、施設54の内部の空気を、この開口部53aから吸い込むことを可能としている。
【0073】
また、外筒41の内部にガスが混入している空気が導入された場合には、ガス取入口45が、外筒41の内壁面の接線方向に向かうように設けられており、かつ導入された空気が直接上方に向かわないように、拡径案内筒43aが設けられている。このため、外筒41の内部で空気が渦巻状に回転しながら下方へ進行する。このとき、噴射ノズル33から噴射された水や外筒41の内壁面に衝突した後のミストによって、水溶性ガスが取り除かれる。水と悪臭ガスを含んだ空気との重量比は、通常、1:1〜1:10であり、水滴の大きさは、0.1〜20μmである。導入された空気に含まれる成分に応じて、水以外の薬液を使用することができる。例えば、NaOH,HSOが挙げられる。また、ガス取入口45の突出側の端部には、図1に示すような接続用フランジ部46が設けられており、空気管路50の一端部にも、管側フランジ部51が設けられている。
【0074】
これらフランジ部46,51の間には、パッキン47が挟持されている。すなわち、両フランジ部46,51の間にパッキン47を位置させる。その状態でこれら両フランジ部46,51を突き合わせる。その後、フランジ部46,51に形成されている挿通孔(不図示)に、ボルト等(不図示)を挿通させ、その後ナット等(不図示)によって両者を締結する。すると、ガス取入口45と空気管路50とが、処理用の空気を外部に漏らさずに密閉された状態で接続される。
【0075】
また、外筒41の上端側において、内筒43の上端部は拡径案内筒43aによって、徐々に拡径されながら、その上端が開放されている。このため、内筒43の導通路44を通過した空気は、該内筒43の上端部から噴出して、次に述べるエリミネータ部60に導入される。
【0076】
図1、図2および図4に示すように、スクラバ本体部40の上部には、除滴手段としてのエリミネータ部60が設けられている。図5(a)に示すように、このエリミネータ部60は、筒状の円筒部材61を備えていて、この円筒部材61の内部には、例えば金網や複数本所定間隔で並べられた金属棒から構成される支持部材62が設けられている。
【0077】
また、この支持部材62の上部には、除滴用フィルタ63が設置されている。除滴用フィルタ63は、例えば図5(b)に示すように、その平面形状が、円部材のうち、該円部材の中心を挟むと共に、この中心から等しい距離にある、平行な2つの線によって切り取った形状を為している。しかしながら、除滴用フィルタ63は、上述の図5(b)に示すものには限られず、例えば円筒部材61の内部の全体に亘る等、他の形態であっても良い。
【0078】
この除滴用フィルタ63は、微細な処理用の空気の流通路が縫うように形成されているものである。そして、処理用の空気が、この除滴用フィルタ63を通過することにより、空気中に含まれることとなった水滴が除去される。
【0079】
また、図5(b)に示すように、本実施の形態では、支持部材62のうち、除滴用フィルタ63が設けられている以外の部分には、閉塞板62aが取り付けられている。この閉塞部材62aの存在により、処理用の空気は、エリミネータ部60の内部において、除滴用フィルタ63のみを通過する。なお、この閉塞板62a,62aを除滴用フィルタ63に置き換え、3つの除滴用フィルタ63によって全体として円形状のフィルタ構造としても良い。
【0080】
なお、このエリミネータ部60を空気が通過した場合には、除滴用フィルタ63により一定以上の大きさの水滴(本実施の形態では、およそ、その直径が0.5μm以上の水滴)が除去されるが、その大きさ以下の水滴は除去されない。
【0081】
しかしながら、十分に細かな水滴を含んでいる空気が、他の部分に接触した場合、この空気は、その接触した部分を濡らすことがない、という性質を有している。それにより、後述する活性炭チャンバ部70に、エリミネータ部60を通過した空気が導入されても、そこに存在する活性炭を濡らすことがなく、活性炭表面への水の被覆による吸着性能の低下や、微生物の繁殖を防止することができる。
【0082】
また、図1に示すように、本実施の形態では、外筒41の上端側には、外径側に向かって突出する第1のフランジ部48が設けられている。また、円筒部材61の下端側にも、外径側に向かって突出する第2のフランジ部64が設けられている。また、これら第1のフランジ部48、および第2のフランジ部64の間には、パッキン49が挟持されている。すなわち、例えば第1のフランジ部48にパッキン49を載置し、その状態で、これら両フランジ部48,64を突き合わせる。
【0083】
その後、両フランジ部48,64に形成されている挿通孔(不図示)に、連結手段としてのボルト等(不図示)を挿通させ、その後ナット等(不図示)によって両者を締結する。すると、スクラバ本体部40とエリミネータ部60とが、処理用の空気を外部に漏らさずに密閉された状態で取付固定される。
【0084】
また、エリミネータ部60には、図1、図2および図5に示すように、エリミネータ開閉扉65が設けられている。このエリミネータ開閉扉65は、開放した状態で除滴用フィルタ63を取り出すことを可能としている。そのため、エリミネータ開閉扉65を開放した場合の開口部65aの幅は、除滴用フィルタ63の幅よりも広く形成されている。
【0085】
また、図1〜図4に示すように、エリミネータ部60の上部には、第2の空気清浄化手段としての活性炭チャンバ部70が設けられている。活性炭チャンバ部70は、内部が空洞の筒状部材71(本実施の形態では、円筒状部材)を有している。この筒状部材71のうち、その下方側(エリミネータ部60側)には、プレフィルタ72が設けられている(図2参照)。プレフィルタ72は、処理用の空気の流路のうち、後述する活性炭フィルタ74の上流側に位置するものである。このプレフィルタ72は、上述したエリミネータ部60を通過してきた水滴が、活性炭フィルタ74に入り込むのを防止している。
【0086】
なお、エリミネータ部60で水滴の除去が十分に為される場合には、プレフィルタ72を設けない構成としても良い。また逆に、プレフィルタ72を流路方向に並置することで、複数設ける構成としても良い。
【0087】
ここで、図1に示すように、上述の円筒部材61の上端側には、第3のフランジ部66が設けられている。また、筒状部材71の下端側にも、第4のフランジ部73が設けられている。そして、これら両フランジ部66,73の間に、封止部材としてのパッキン67を介在させた後に、両フランジ部66,73を突き合わせる。その状態で、該フランジ部66,73に設けられている挿通孔(不図示)に、例えばボルトといった連結手段(不図示)を挿通させる。そして、かかる挿通後に、ボルトに対してナット(不図示)を捻じ込むことにより、エリミネータ部60に対して活性炭チャンバ部70が取付固定される。
【0088】
図2および図3に示すように、筒状部材71の内部には、活性炭フィルタ74が設置されている。ここで、複数の活性炭フィルタ74により、後述する活性炭フィルタユニット75が構成される。この活性炭フィルタユニット75は、筒状部材71の内部に、空気清浄装置10の設置面10aに対して平行に設置されている、金網状の載置部材76(図2参照)の上部に設置される。
【0089】
なお、本実施の形態では、活性炭フィルタユニット75は、縦横2つずつの合計4つの小ユニット75aより構成されている。しかしながら、活性炭フィルタユニット75は、このように構成せず、活性炭チャンバ部70の内部において、どのような配置であっても良い。
【0090】
各活性炭フィルタ74は、ハニカム状活性炭77から構成される。ハニカム状活性炭には、吸着性能を有するリブ78と、空気を導通させるセル(開口部)79が存在する。すなわち、多数のセル79の存在により、活性炭フィルタ74では、空気が通り易くなっていて、粒状の活性炭と比較して圧力損失が低下し、またガスの接触面積が広くなっている。
【0091】
なお、セル79は、活性炭フィルタ74に対して規則的に配置されている。この規則的な配置としては、図6に示すように、平面形状が四角形状のセル79が、一定の間隔で隣り合うものがある。しかしながら、セル79の規則的な配置としては、どのようなものであっても良い。他の規則的な配置の例としては、平面形状が円形状、六角形状のセルが、一定の間隔で隣り合うようにしたものがある。また、隣り合うセルの平面形状が異なるようにして、かかる隣り合うセルを一組として、これが繰り返し配置されるようにしても良い。
【0092】
ここで、活性炭フィルタ74に使用されるハニカム状活性炭77として好適なものには、例えば、日本エンバイロケミカルズ株式会社によって製造されている、商標名「ハニカムカーボ白鷺」シリーズがある。ハニカムカーボ白鷺HNは、ヤシ殻活性炭を原料にして、製造されたものであり、炭素含量は60〜90%であり、薬品は担持していない。1枚のセルの大きさが縦150mm×横150mm×厚み30mmであり、正方形のセルによって構成されている。セル数は270〜300セル/inch、開口率は約65%、セル一辺の長さは約1.2mmであり、リブの厚みは約0.3mmである。比表面積は700〜900m/gである。
【0093】
また、活性炭フィルタ74としては、特開平02−277545号公報や特開2002−301365号公報に記載の方法に基づいて製造したハニカム状活性炭も好適なものとして使用できる。これを用いた場合についても、上記ハニカムカーボ白鷺HNと同様の効果が奏されることが確認された。尚、特開2002−301365号公報に記載の方法に基づいて製造したハニカム状活性炭は、炭素含量がほぼ100%であり、セル数は270〜300セル/inch、開口率は約60〜65%、セル一辺の長さは約1.2mmであり、リブの厚みは約0.3mmである。比表面積は800〜900m/gである。
【0094】
なお、この種のハニカム構造の活性炭(活性炭フィルタ74)の場合、次のような性能を有する。すなわち、処理風量として、2470m/h、スクラバ断面積を1.13m、線風速を1.7m/s、交換頻度を1年に1回、ガス種とその濃度を、ノルマル酪酸0.0024ppm、ノルマル吉草酸0.0019ppm、イソ吉草酸0.0037ppm、1年後の除去目標値を、ノルマル酪酸0.001ppm、ノルマル吉草酸0.0009ppm、イソ吉草酸0.001ppmとし、温度25℃、湿度60%、運転時間24時間×365日とした場合、以下の通りとなる。必要量は、上述の活性炭フィルタ74(ハニカム式活性炭)では38kgとなる。
【0095】
また、充填容積は、ハニカム式活性炭(活性炭フィルタ74)は0.13mとなる。また、層の厚さも、ハニカム式活性炭(活性炭フィルタ74)は0.12mとなる。また、圧力損失は、ハニカム式活性炭(活性炭フィルタ74)は40Paとなる。
【0096】
このような活性炭フィルタ74が、本実施の形態では、縦横方向に複数個、具体的には16個(縦横各4個の計16個)配置されて、縦横各600mmの小ユニット75aが構成されると共に、厚さ方向にも複数個配置されている。また、複数の活性炭フィルタ74を有する小ユニット75aが並べられて(本実施の形態では縦横夫々2つずつの計4個)、1つの活性炭フィルタユニット75が構成されている。なお、活性炭フィルタ74は、例えば下方側が金網状となっている載置部材76に複数個載置されることで、活性炭フィルタユニット75が構成されている。
【0097】
また、本実施の形態では、活性炭フィルタユニット75の平面形状は、略矩形状となっている。しかも、この活性炭フィルタユニット75が、筒状部材71の内部において、縦横方向に夫々同じ個数ずつ配置された状態となっている。
【0098】
ここで、筒状部材71には、図1〜図3に示すような、開閉手段としての活性炭用開閉扉80が設けられている。この活性炭用開閉扉80を開放した場合、筒状部材71に形成されている開口部80aが出現する。この開口部80aは、その幅が、活性炭フィルタユニット75の対角線長さよりも大きい。そのため、この開口部80aを介して、該開口部80aの幅方向と、活性炭フィルタユニット75の対角線方向とが略平行となる状態で、該活性炭フィルタユニット75を筒状部材71の内部に容易に搬入することができる。
【0099】
また、本実施の形態では、夫々の小ユニット75a(活性炭フィルタ74)の一方の対角線方向は、開口部80aからの該小ユニット75aの搬入方向と平行になる状態で、配置されている。さらに、活性炭フィルタ74は、空気清浄装置10の高さ方向に対して、複数層重ねられていて、かかる幾層にも重ねられた状態で活性炭フィルタユニット75が構成されている。
【0100】
また、筒状部材71の内部において、活性炭フィルタユニット75と該筒状部材71の内壁面との間の隙間を埋めるために、封止板81が配置されている(図3参照)。この封止板81の存在により、エリミネータ部60を通過してきた処理用の空気が、活性炭フィルタユニット75に存在する夫々の活性炭フィルタ74を通過することになる。水溶性ガスや水滴が除去された処理用の空気は、ハニカム状活性炭77を有する活性炭フィルタ74を通過することで、非水溶性ガスや残留ガスが除去され、清浄空気となる。
【0101】
また、図1、図2および図4に示すように、活性炭チャンバ部70の上部には、排気口部90が設けられている。排気口部90は、活性炭チャンバ部70を通過して、清浄化された空気を外部に排気するための部分である。かかる排気口部90には、周囲複数箇所に、支柱91が設けられていて、この支柱91の周方向の各間隔が排気口92となっている。なお、支柱91の上方には、円錐状の屋根部93が設けられており、雨等がこの空気清浄装置10の内部に入り込むのを防止している。
【0102】
ここで、本実施の形態では、排気口92は、その外周面側の全体に渡って、空気清浄装置10の設置面10aに対して略平行な向きに空気を排気する構成となっている。しかも、排気口92は、本実施の形態では、例えば4つといった具合に、複数個設けられている。しかしながら、排気口92の態様はこれに限られるものではなく、例えば上方に向かって空気を排気する構成としても良い。
【0103】
また、設置面10aから、この排気口部90までの最低高さが、例えば6100mm、設置面10aから、排気口部90の最大高さが、例えば7100mmとなるように、空気清浄装置10は上方に向かって高く突出する構成となっている。
【0104】
なお、本実施の形態では、排気口部90は、活性炭チャンバ部70に対しても、着脱可能となっている。すなわち、排気口部90のうち、活性炭チャンバ部70と対向する下端側には、フランジ部94が設けられている。また、活性炭チャンバ部70のうち、排気口部90と対向する上方側にも、フランジ部82が設けられている。そして、両者を接続する場合には、例えばパッキン83といった封止するための部材を介して接続し、これらフランジ部82,94に形成されている挿通孔に、連結手段としてのボルト等を挿通させた後に、ナット等で固定する。それによって、排気口部90と、活性炭チャンバ部70とが連結される。
【0105】
また、図1〜図3に示すように、空気清浄装置10には、その側面部分に、高さ方向の全体に亘って点検用はしご100が取り付けられている。また、点検用はしご100を登った部分であって、上述のエリミネータ開閉扉65および活性炭用扉80が存在する部位の近傍には、作業用架台101が設けられている。それにより、点検用はしご100を登った作業者は、作業用架台101に立つことができ、この作業用架台101の上で、エリミネータ開閉扉65や活性炭用扉80を開けて、活性炭フィルタ74(小ユニット75a)や除滴用フィルタ63を定期的に取り替える等のメンテナンス、および点検作業を行うことが可能となる。
【0106】
以上のような、水タンク部20、スクラバ本体部40、エリミネータ部60、活性炭チャンバ部70、排気口部90が、設置面10aから上方に向かって、直列に連結されている(図1および図2参照)。
【0107】
また、図1〜図4に示すように、水タンク部20の側方には、空気清浄装置10の全体の作動を制御するための制御盤110が設けられている。この制御盤110には、例えばファン52、ポンプ32、および開閉バルブ23,25等の作動を制御するための制御手段であり、これらの作動をコントロールするための各コントロールスイッチ(不図示)が設けられている。
【0108】
かかるコントロールスイッチは、例えば回転ダイヤル式のスイッチであり、オフ側から離間するにつれて、各要素(ファン52、ポンプ32、供給管路21および場合によっては排出管路24等)の処理能力が増大するように、各要素(ファン52、ポンプ32、供給管路21および場合によっては排出管路24等)を作動させる。
【0109】
なお、制御盤110には、ファン52、ポンプ32、および開閉バブル23,25といった各要素に対応する個別のコントロールスイッチの他に、空気清浄装置10の全体の電源をオン/オフ操作するための電源スイッチ(不図示)が設けられている。また、例えば外気温、湿度、汚染状況等の各条件に応じて、この空気清浄装置10の全体を適切な処理能力で自動的に作動させるための、自動作動スイッチ(不図示)を設けるようにしても良い。
【0110】
また、これらの他に、空気清浄装置10の内部を流れている処理用の空気や清浄済み空気の風速、流量、水タンク部20の内部の水量、供給管路21による水の供給量、水温、噴射ノズル33からの水の噴射量、外気温、湿度、ポンプ32やファン52の負荷状況といった各値を検出するための検出計を設けるようにしても良い。
【0111】
また、図1〜図3に示すように、制御盤110に近接して、薬液タンク120および薬液ポンプ121が設けられている。これらのうち、薬液タンク120には、例えば水タンク部20へ混入するための薬液が蓄えられている。さらに、水タンク部20には、凍結防止ヒータ130が設けられている(図1、図2参照)。この凍結防止ヒータ130は、水タンク部20の内部において、冬季に水が凍結するのを防止するためのものである。
【0112】
また、本実施の形態では、スクラバ本体部40は、水タンク部20に対しても、着脱可能となっている。すなわち、図1に示すように、スクラバ本体部40のうち、水タンク部20と対向する下端側には、フランジ部55が設けられている。また、水タンク部20のうち、スクラバ本体部40と対向する上方側にも、フランジ部57が設けられている。そして、両者を接続する場合には、例えばパッキン56といった封止するための部材を介して接続し、これらフランジ部57,55に形成されている挿通孔に、連結手段としてのボルト等を挿通させた後に、ナット等で固定する。それによって、スクラバ本体部40と、水タンク部20とが連結される。
【0113】
以上のような構成を有する空気清浄装置10、およびこの空気清浄装置10を用いた空調システム11の作用(動作)について、以下に説明する。
【0114】
空気整除装置10の使用を開始するに当たっては、ユーザは、まず制御盤110の電源スイッチをオン状態とする。次に、ユーザは、空気清浄のための準備として、コントロールスイッチの操作により開閉バルブ23を開放し、供給管路21を介して水タンク部20の内部に一定量の水を蓄えるようにする。
【0115】
水タンク部20に十分な量の水が蓄えられた場合、ユーザは、続いてコントロールスイッチを操作し、ポンプ32を作動させる。このポンプ32の作動により、該水タンク部20に蓄えられている水が、揚水管路30の開口31から汲み上げられる。そして、汲み上げられた水は、揚水管路30に取り付けられている多数の噴射ノズル33から、噴射される。
【0116】
この場合、水は外筒41の内壁面側に向かって噴射される。そして、水が外筒41の内壁面に衝突することによって、微細なミスト状の水滴となり、処理用の空気中に含まれる塵埃や細菌を、吸着し易くなる。なお、微細なミスト状の水滴を形成し易くするために、外筒41の内壁面に、所定の凹凸形状を形成しても良い。
【0117】
このように、スクラバ本体部40の内部において、水を噴射する状態となると、空気清浄のための準備が整う。この状態で、ユーザは、コントロールスイッチを操作し、ファン52を作動させる。すると、施設54の内部に存在する開口部53aから、該施設54の内部の処理用の空気が吸い込まれる。そして、各種のガスを含む処理用の空気は、空気管路53、ファン52および空気管路50を通過して、ガス取入口45から外筒41(スクラバ本体部40)の内部に導入される。
【0118】
ここで、空気管路50(ガス取入口45)は、外筒41の接線方向に向かって延伸している。また、内筒43の開口は、外筒41の下方に配置されている。このため、ガス取入口45からスクラバ本体部40の内部に導入された処理用の空気は、外筒41の内壁面に沿って、渦巻き状に下方に向かって進行する。そして、この外筒41の内部における処理用の空気の進行の過程において、処理用の空気は微細なミスト状の水滴に接触する。それによって、処理用の空気に含まれている塵埃や細菌が、水に吸着される。また、処理用の空気に含まれている、水溶性のガス(例えば、アンモニア、酸性又はアルカリ性のガス、アルコールが蒸発した蒸気等)も、かかる接触によって、この水滴に吸収される。
【0119】
外筒41の下方側に達した処理用の空気は、続いて内筒43の内部側に存在する、空気の導通路44に導入される。そして、処理用の空気は、この導通路44に沿って上昇し、該内筒43の上端部から噴出して、エリミネータ部60に導入される。ここで、処理用の空気がエリミネータ部60に導入された場合、該処理用の空気はエリミネータ部60に存在する除滴用フィルタ63を通過する。そのため、この除滴用フィルタ63により、外筒41の通過により処理用の空気中に含まれることとなった、一定以上の大きさの水滴が除去される。
【0120】
また、除滴用フィルタ63で除去された水滴は、その後落下して水タンク部20に到達する。それにより、水タンク部20には、水滴に含まれている塵埃、細菌や水溶性ガスが回収されることとなる。なお、水タンク部20には、供給管路21によって新たな水が順次供給されると共に、排出管路24によって、規定量に達した水が、順次外部に排出されている。そのため、水タンク部20に回収された塵埃、細菌および水溶性ガスが、水に含まれた状態で、順次外部に排出される。
【0121】
エリミネータ部60を通過した処理用の空気は、さらに上昇し、続いて活性炭チャンバ部70に導入される。活性炭チャンバ部70に導入された処理用の空気は、まず最初にプレフィルタ72を通過する。このプレフィルタ72を処理用の空気が通過することにより、エリミネータ部60によっても除去されなかった水滴が、処理用の空気から除去される。
【0122】
プレフィルタ72を通過した処理用の空気は、続いて活性炭フィルタ74を通過する。ここで、活性炭チャンバ部70には、処理用の空気の流路を塞ぐように、多数の活性炭フィルタ74が設けられている。そのため、処理用の空気は、該活性炭フィルタ74を通過するが、この通過の際に、処理用の空気に含まれている非水溶性のガスや残留ガスの除去が図られる。すなわち、活性炭フィルタ74を処理用の空気が通過する際に、該活性炭フィルタ74に存在する活性炭に処理用の空気が接触する。この接触により、処理用の空気中のまだ除去されずに残っている非水溶性のガス(例えば、ノルマル酪酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸等)や残留ガスを良好に除去することが可能となる。
【0123】
また、処理用の空気は、従来の活性炭チャンバ部を通過する場合と比較して、この活性炭チャンバ部70を通過する場合、圧力損失が小さい状態で通過することとなる。すなわち、処理用の空気の風速は、従来の場合と比較して、さほど低下しない状態で、ハニカム状活性炭77を有する活性炭フィルタ74からなる活性炭フィルタユニット75を備える活性炭チャンバ部70を通過する。
【0124】
活性炭チャンバ部70を通過し、清浄化の処理が終了した清浄済み空気(以下、清浄空気という。)は、排気口部90に到達する。そして、この排気口部90に設けられている排気口92から、清浄空気は、外部に向かって順次排気される。なお、本実施の形態では、空気清浄装置10の設置面10aから、この排気口部90までの最低高さが、例えば6100mm、排気口部90までの最大高さ(屋根部93の頂きまでの高さ)が、例えば7100mmとなっている。したがって、清浄空気は、このような設置面10aから高い位置において外部に向かって排気される。この設置面10aからの高さは5m以上とすると、従来の設置に比べてかなり排気口が高くなり、環境への影響が少なくなる。また、8m以下とすると、強度を高くする必要が少なくなり、風対策に有効となる。
【0125】
以上のような動作を、空気清浄装置10は継続し、施設54の内部に存在する処理用の空気の清浄化を図る。なお、本実施の形態では、排気口92から清浄空気が外部に排気されている。しかしながら、排気口92にダクトの一端側が接続されると共に、該ダクトの他端側が施設54の内部まで延伸している構成を採用しても良い。かかる構成を採用した場合には、空気清浄装置10で清浄化された清浄空気が、施設54の内部に還流されることとなる。この場合には、外気を施設54の内部に導入する必要がなく、空気清浄装置10において繰り返し清浄化が為された、より高度の清浄空気が、施設54内に提供されることになる。
【0126】
また、空気清浄装置10においては、所定の期間毎に、例えば活性炭フィルタ74の交換、および除滴用フィルタ63の交換といったメンテナンス作業を行う必要がある。このメンテナンスに際しては、点検用はしご100が利用される。すなわち、メンテナンスの際には、作業者は点検用はしご100を登り、作業用架台101に立ち上がってエリミネータ開閉扉65や活性炭用開閉扉80を開放し、内部の活性炭フィルタ74や除滴用フィルタ63を取り替えたり、清掃する等の、メンテナンス作業を行うことができる。
【0127】
さらに、施設54で発生するガスの種類に応じて、薬液ポンプ121を作動させて、薬液タンク120に蓄えられている薬液を、水タンク部20の内部に供給するようにしても良い。このようにすれば、処理用の空気中に含まれる、種々のガスを適切に除去することが可能となる。
【0128】
このような構成の空気清浄装置10、およびこの空気清浄装置10を用いた空調システム11によれば、空気清浄装置10の設置のためのスペースを低減させることが可能となる。すなわち、スクラバ本体部40に対して、設置面10aから離間する上方側に、活性炭チャンバ部70が設置されているため、従来のように、夫々別個独立した状態で設置面10aに設置していた場合と比較して、設置のためのスペースを低減化することが可能となる。そのため、例えば工場、動物実験施設、および病院等の施設54の屋上といった、設置のためのスペースが限られている場所においても、この空気清浄装置10を十分に設置することが可能となる。
【0129】
また、設置のスペースの低減化を図ることが可能となるため、上述の施設54の屋上のような、限られたスペースにおいて、できるだけ多数の空気清浄装置10を設置することが可能となる。また、図3に示すような配置に加え、他の一台の空気清浄装置10を180度回転させて、作業用架台101を中心として180度対称な位置に配置することで、ファン52の飛び出た領域(ファン52や作業用架台101のためのスペース)を、2つのファン52、2つの作業用架台101が占めることとなり、省スペース化が一層達成される。
【0130】
さらに、この空気清浄装置10では、活性炭チャンバ部70の内部で、温度低下によって結露が発生した場合でも、この結露は、下方側のスクラバ本体部40に向かって落下する。このため、活性炭チャンバ部70の内部に、結露が生じた場合でも、この活性炭チャンバ部70に水が溜まるのを防止することができる。すなわち、従来の活性炭チャンバ部5の内部で生じていたような、結露の発生によって、該活性炭チャンバ部5の内部に水が溜まる、といった不具合を防止することができる。このような結露に関しては、エリミネータ部60、排気口部90でも、同様な効果を奏することができ、従来の構造と比較して有利となる。
【0131】
また、排気口部90が高い位置に存在するので、排気の規制の面で有利となる。すなわち、排気口部90が高いほど、排気される空気の汚れの規制は、現状では緩くなっているため、装置としての清浄力の余裕度を大きくすることができる。これと共に、さらなる小型化や低コスト化も可能となる。
【0132】
また、スクラバ本体部40と、活性炭チャンバ部70との間には、エリミネータ部60が設けられている。このため、スクラバ本体部40を通過した処理用の空気中に含まれている一定の大きさ以上の水滴を、このエリミネータ部60の通過によって、活性炭チャンバ部70での処理用の空気の清浄化処理をする前に、除去することができる。それによって、活性炭に一定以上の大きさの水滴が触れるのを防止することができ、活性炭表面への水の被覆による吸着性能の低下や、微生物の繁殖を防止することができる。
【0133】
また、かかる不具合の防止によって、活性炭を使用できる期間が長くなり、該活性炭の長寿命化を図ることができる。また、活性炭フィルタ74の交換といった、メンテナンスの頻度を低下させることも可能となる。
【0134】
さらに、多数のリブ78の夫々に空気を導通させるセル79が存在するハニカム状活性炭77として、活性炭フィルタ74が構成されている。このため、活性炭を用いた処理用の空気の清浄化処理に際して、処理用の空気がセル79を通過することが可能となり、該処理用の空気の通気が良好となる。それにより、活性炭を用いた処理用の空気の清浄化処理に際して、該処理用の空気の活性炭フィルタ74を通過する前後における圧力差(圧力損失)を低減することができる。
【0135】
また、処理用の空気がセル79を通過し、圧力損失が低減されることで、単位時間当たりに活性炭フィルタ74を通過する処理用の空気の導通量を、従来の粒状の活性炭を活性炭チャンバ部に詰め込んだ場合と比較して、多くすることができる。すなわち、圧力損失を低減することで、活性炭チャンバ部70に導入される処理用の空気の量を、多くすることができる。
【0136】
また、かかる活性炭フィルタ74を採用した場合には、従来の粒状の活性炭を用いた場合と比較して、単位体積当たりの外表面積を大きくすることが可能となる。そのため、非水溶性ガスとの接触効率が良好となる。また、活性炭フィルタ74の重量も、粒状の活性炭と同体積である場合と比較して、軽くすることが可能となる。そのため、該活性炭フィルタ74の交換といった、メンテナンスを行い易くなる。これと共に、スクラバ本体部40等、活性炭チャンバ部70の下に配置される部分の構造の軽量化を図ることができる。また、空気清浄装置10の全体を軽量化することができ、建築物の屋上への配置も安全かつ容易となる。
【0137】
また、活性炭チャンバ部70は、スクラバ本体部40およびエリミネータ部60に対して、着脱自在に設けられている。このため、空気清浄装置10において、活性炭を用いた処理を行わない場合には、活性炭チャンバ部70を取り外した構成にすることができる。このように、空気清浄装置10の構成を、選択的に変更することができ、処理用の空気中に含まれているガス等の種類に応じて、適切な清浄化処理を行うことが可能となる。
【0138】
また、活性炭チャンバ部70を取り外した場合には、空気清浄装置10の構成をコンパクトにすることが可能となる。また、かかる構成の場合、活性炭フィルタ74が空気の導通の妨げとならないため、その分だけ処理用の空気の導通性が良好となる。それによって、処理用の空気を清浄化できる単位時間当たりの量が多くなる。
【0139】
さらに、活性炭チャンバ部70とエリミネータ部60との境界部分には、第3のフランジ部66および第4のフランジ部73が設けられていて、これら両フランジ部66,73の間に、パッキン67が介在している。このため、活性炭チャンバ部70とエリミネータ部60との間の境目を、密封することができる。それによって、この境目から、外部に処理用の空気が漏れるのを防ぐことができる。
【0140】
同様に、スクラバ本体部40とエリミネータ部60との間の境界部分にも、フランジ部48,64が設けられ、これらフランジ部48,64の間に、パッキン49が介在している。そのため、かかるスクラバ本体部40とエリミネータ部60との間の境目を密封することができ、該境目から処理用の空気が外部に漏れるのを防ぐことができる。
【0141】
また、スクラバ本体部40、エリミネータ部60、および活性炭チャンバ部70に、夫々フランジ部48,64,66,73が設けられているので、これらスクラバ本体部40、エリミネータ部60、および活性炭チャンバ部70の間での着脱が一層自在なものとなる。このため、例えばエリミネータ部60や活性炭チャンバ部70を、スクラバ本体部40に対して随時追加して取り付けたり、取り外したり、交換することが容易となる。
【0142】
特に、当初はスクラバ本体部40のようなスクラバのみで汚れた空気の処理が可能であったため、スクラバのみを設置したが、その後、施設54で処理する対象が異なったり、規制が厳しくなった場合等に、活性炭チャンバ部70またはエリミネータ部60のいずれか一方または両者をスクラバ本体部40の上方に追加するのみで対応が可能となり、スペース、コストの面で極めて有利となる。
【0143】
また、スクラバ本体部40は、サイクロン式スクラバを採用している。このため、外筒41の内部には、処理用の空気が渦巻き状に導入され、かかる渦巻き状に流通している処理用の空気に対して水滴を接触させた清浄化処理を行うことが可能となる。それにより、処理用の空気に含まれている、塵埃、細菌および水溶性のガスが、スクラバ本体部40において良好に除去される。特に、スクラバ本体部40は、サイクロン式スクラバであるため、塵埃、細菌および水溶性のガスを、一層良好に除去することができる。
【0144】
さらに、スクラバ本体部40と、処理用の空気を施設54からスクラバ本体部40に導入するための開口部53aとの間の部位には、処理用の空気を吸引するファン52が設けられている。このため、例えば施設54内から吸引された処理用の空気は、外筒41の内部に、ファン52によって外筒41の接線方向に向けて強い勢いで送り込むことができる。それにより、特に、スクラバ本体部40がサイクロン式スクラバである場合には、適切な構成となる。
【0145】
また、活性炭フィルタ74は、その平面形状が正方形状に設けられていると共に、筒状部材71に設けられている活性炭用開閉扉80を開放した場合、開口部80aの幅が、活性炭フィルタユニット75を構成する小ユニット75aの平面形状の対角線長さ(活性炭フィルタユニット75の対角線の半分の長さ)よりも大きい。そのため、活性炭用開閉扉80を開放させると、開口部80aを介して、活性炭チャンバ部70の内部のメンテナンスを容易に行うことができる。また、活性炭チャンバ部70の内部に対して、小ユニット75aごとに容易に搬入・搬出することが可能となり、活性炭フィルタ74の交換を容易に行うことが可能となる。
【0146】
また、活性炭フィルタユニット75を構成する夫々の小ユニット75aの一方の対角線方向が、開口部80aからの該小ユニット75aの搬入方向と平行になる状態で、配置されている。このようにすると、開口部80aの開口幅を、狭くすることが可能となる。
【0147】
なお、図3に示す配置とは異なる配置、例えば、小ユニット75aの側辺が、開口部80aの開口幅の方向と略水平又は略垂直となる状態で、縦横方向に同じ個数ずつ配置し、しかも活性炭フィルタ74を、縦横2つの合計4つの小ユニット75aにより構成した場合、小ユニット75aの挿入および搬出を容易にするためには、開口部80aが、2つの小ユニット75aの合計の横幅分に対応した開口幅を有している必要がある。そのため、筒状部材71に形成する開口部80aの幅が大きくなる。
【0148】
しかしながら、図3に示すように、活性炭フィルタユニット75の全体の対角線方向が、開口部80aからの該活性炭フィルタユニット75の搬入方向と平行になる状態で、例えば縦横に夫々2つずつ小ユニット75aを配置した場合には、1つの小ユニット75aの対角線方向の幅分だけ、開口部80aの開口幅があれば、全ての小ユニット75aを、活性炭チャンバ部70に対して容易に搬入・搬出させることができる。
【0149】
すなわち、取り出す場合には、開口部80aに近い1つの小ユニット75aをまず取り出す。次に、その取り出された位置へ、他の小ユニット75aを動かし、その後、開口部80aから取り出す。このようにして、4つの小ユニット75aを開口部80aから全て取り出すことができる。そのため、開口部80aの開口幅を狭くすることが可能となり、空気清浄装置10の製作時におけるコストの削減を図ることが可能となると共に、エリミネータ部60、活性炭チャンバ部70の強度を向上させることができる。
【0150】
また、開口部80aに近接する小ユニット75aの隅部が、開口部80aに非常に近接するため、その小ユニット75aの取り出しや設置が容易となる。これと共に、奥側以外の側方の他の2つの小ユニット75aも、その1つの隅部が開口部80aに近接しているため、取り出しや設置が容易となる。
【0151】
また、図3に示すような、活性炭フィルタユニット75の配置では、活性炭フィルタ74(小ユニット75a)の隅各部が、開口部80aの幅方向の中央部分に位置している。このため、開口部80aが活性炭フィルタ74の側辺部と平行となる場合と比較して、開口部80aに近接する位置に、活性炭フィルタ74が存在しないスペースが設けられる。このため、作業者が活性炭チャンバ部70の奥側まで、容易に入り込むことが可能となる。
【0152】
さらに、活性炭フィルタ74が設置面10aから離間する上下方向に沿って複数重ねられている。このため、処理用の空気がこの複数層の活性炭フィルタ74を通過することによって、より一層清浄化される。すなわち、複数重ねられた活性炭フィルタ74を通過することで、この活性炭フィルタ74が有する活性炭により吸着される非水溶性のガスや残留ガスの量が多くなり、処理用の空気を高度に清浄化することが可能となる。
【0153】
また、空気清浄装置10の側面には、設置面10aから離間する上昇方向に向かい、点検用はしご100や作業用架台101が取り付けられている。このため、この点検用はしご100や点検用架台101を利用して、作業者がメンテナンスを容易に行うことができる。また、活性炭チャンバ部70の内部に設けられている活性炭フィルタ74の交換作業も、容易に行うことが可能となる。
【0154】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能である。以下、それについて説明する。
【0155】
上述の実施の形態では、第1の空気清浄化手段であるスクラバ本体部40がサイクロン式スクラバである場合について説明しているが、スクラバ本体部40は、サイクロン式スクラバには限られない。例えば、図7に示すように、スクラバ本体部40を充填式スクラバとしても良い。スクラバ本体部40が充填式スクラバである場合、外筒41の内部には、フィルタ状の充填材140が設けられる。そして、この充填材140に対して、噴射ノズル33から水を噴射させることで、該充填材140を濡らす。そして、かかる濡れた状態で、処理用の空気が充填材140を通過すると、該処理用の空気中に含まれている塵埃、細菌および水溶性のガスが、この充填材140の通過によって除去される。
【0156】
なお、充填式スクラバと類似する構成としては、スクラバ本体部40をバブリング式スクラバとしたものがある。
【0157】
また、上述の実施の形態では、ファン52は、施設54内まで延伸している空気管路53に接続されていて、さらにスクラバ本体部40に対して処理用の空気を送り込むための空気管路50に接続されている。すなわち、スクラバ本体部40に対して、処理用の空気を押し込む構成を採用している。しかしながら、ファン52は、スクラバ本体部40で処理された後の処理用の空気、または活性炭チャンバ部70で処理された後の清浄空気を引き込むように、スクラバ本体部40とエリミネータ部60との間、エリミネータ部60と活性炭チャンバ部70との間、または活性炭チャンバ部70の後等、該空気清浄装置10の排出側に接続される構成を採用しても良い。
【0158】
かかる構成を採用した場合には、ファン52には、塵埃や細菌等が除去された空気や清浄空気が導入され、施設54内で発生する種々のガスを含む処理用の空気は導入されない。このため、ファン52が、例えば酸性およびアルカリ性といった性質を帯びるガスにより損傷することが少なくなり、ファン52の長寿命化を図ることが可能となる。
【0159】
また、上述の実施の形態では、空調システム11としては、1つの空気清浄装置10が設置面10aに設置されている場合について説明している。しかしながら、空調システム11として、空気清浄装置10を、複数台並べて設置するようにしても良い。
【0160】
図8に、その一例として2台の空気清浄装置10を並べて設置した場合の空調システム11について説明する。この空調システム11では、2台の空気清浄装置10は、近接した状態で配置されている。しかも、一方の空気清浄装置10においては、ファン52は設置面10aに設置されているが、他方の空気清浄装置10においては、ファン52は一方の空気清浄装置10のファン52の上方側に位置している。すなわち、ファン52の上方でファン52を設置するために、他方の空気清浄装置10には、外筒41の外方の所定高さ位置でファン52を支持するためのファン支持部材(不図示)が設けられている。
【0161】
このように構成した場合には、1つのファン設置のためのスペースで、2つのファン52を設置することが可能となる。そのため、例えば施設の屋上といった限られたスペースに、空気清浄装置10を2台設置する場合、スペース効率が一層良好なものとなる。
【0162】
なお、かかる構成を採用する場合、活性炭用開閉扉80および点検用架台100が取り付けられている位置をずらし、例えば図8において正面側に活性炭用扉80、点検用はしご100および作業用架台101を取り付けるようにしても良い。また、ファン52が設けられている側とは反対側の部位に、活性炭用開閉扉80、点検用はしご100および作業用架台101を設けるようにしても良い。
【0163】
また、この空調システム101では、施設54内の汚れた空気を2つの空気清浄装置10,10を協働させることで、清浄空気としている。すなわち、図8の右側に配置される空気清浄装置10によって、一定の浄化を行った清浄空気を、その排気口部90からもう一方のファン52に取り入れている。そして、図8の左側の空気清浄装置10で、さらに清浄化した後に、その排気口部90から外部に排気している。
【0164】
なお、図8に示す構成では、1台の空気清浄装置10につき、1台のファン52が設けられているが、例えば2台の空気清浄装置10につき、1台のファン52を設けるといった場合の如く、複数台の空気清浄装置10に対して、1台のファン52を設置する構成を採用しても良い。また、各空気清浄装置10,10の接続関係を外し、夫々異なる施設54の汚れた空気を浄化するように構成しても良い。
【0165】
また、上述の実施の形態では、エリミネータ部60が設けられている構成について述べている。しかしながら、特に必要がない場合には、このエリミネータ部60を設けずに、省略する構成としても良い。また、処理用の空気としては、水溶性ガス、非水溶性ガス、粒体等が空気に混じった複合排気ガスとなっているが、どのような空気に対応することができる。これと共に、空気以外の気体、例えば窒素ガス等にも対応することができる。
【0166】
さらに、上述の実施の形態では、活性炭フィルタ74として、ハニカム状活性炭77を用いたものについて説明している。しかしながら、活性炭フィルタ74は、ハニカム状活性炭77を用いたものには限られない。活性炭フィルタ74に使用される活性炭としては、特に限定されず、例えば、木炭、コークス、ヤシ殻、天然繊維、合成繊維、合成樹脂、ピッチなどを原料として通常の方法で得られる活性炭などが挙げられる。またハニカム状活性炭以外の活性炭の形状としては、従来の粒状活性炭や繊維状活性炭の他にマカロニ状、網目状等がある。網目状や円形状の通孔を具備する構造体を複数層重ね、かかる網目状等の構造体の活性炭部材としたり、網目状の構造体に活性炭を付着させても良い。一定の除去性能と一定の通気性が得られるものであれば、活性炭の原料、組成、形状については、特に限定されない。
【0167】
また、上述の実施の形態では、スクラバ本体部40に対して、エリミネータ部60および活性炭チャンバ部70が、着脱自在である構成について説明している。しかしながら、エリミネータ部60および活性炭チャンバ部70は、スクラバ本体部40に対して固定的に設けられる構成であっても良い。
【0168】
また、上述の実施の形態では、スクラバ本体部40には第1のフランジ部48、エリミネータ部60には、第2及び第3のフランジ部64,66、および活性炭チャンバ部70には、第4のフランジ部73が設けられている場合について説明している。しかしながら、これら第1〜第4のフランジ部48,64,66,73を設けずに、省略する構成としても良い。
【0169】
さらに、上述の実施の形態では、活性炭チャンバ部70の内部における、活性炭フィルタ74の配置が、該活性炭フィルタ74の対角線方向に対して、開口部80aの幅方向が略平行又は垂直となるように配置されている。しかしながら、活性炭フィルタ74の活性炭チャンバ部70の内部における配置は、これに限られるものではなく、活性炭チャンバ部70に対して、活性炭フィルタ74を良好に搬入・搬出可能であれば、どのような配置であっても良い。
【0170】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、設置面積が少なくてコンパクトな空気清浄装置にすることができる。また、空気清浄装置の部品点数を少なくすることができ、コストを削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る空気清浄装置の構成を示す側面図である。
【図2】図1の空気清浄装置のうち、水タンク部、スクラバ本体部、エリミネータ部、活性炭チャンバ部、および排気口部の内部の様子を示す側断面図である。
【図3】図1の空気清浄装置の構成を示す平面方向から見た端面図であり、活性炭チャンバ部の内部における、活性炭フィルタの配置の様子を示す図である。
【図4】図1の空気清浄装置を用いた一定の形態に係る空調システムの全体の概略を示す概要図である。
【図5】図1の空気清浄装置のエリミネータ部の内部における、除滴用フィルタの配置の様子を示す平面図であり、(a)は支持部材を示し、(b)は除滴用フィルタを示すものである。
【図6】図1の空気清浄装置に用いられる、活性炭フィルタの構成を示すと共に、その中央部分を省略して示す平面図と、その一部を拡大して示す一部拡大図である。
【図7】本発明の変形例に係り、充填式スクラバを用いた空気清浄装置の構成の概略を示す側断面図である。
【図8】本発明の変形例に係り、図1の空気清浄装置を用いた他の例の空調システムの全体の概略を示す概要図である。
【図9】従来の空気清浄装置の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
10…空気清浄装置
11…空気清浄装置を用いた空調システム
20…水タンク部
23…開閉バルブ
30…揚水管路
32…ポンプ
33…噴射ノズル
40…スクラバ本体部(第1の空気清浄化手段)
41…外筒
42…スクラバ開閉扉
43…内筒
44…導通路
45…ガス取入口
48…第1のフランジ部
50,53…空気管路
52…ファン
54…施設
60…エリミネータ部(除滴手段)
61…円筒部材
63…除滴用フィルタ
64…第2のフランジ部
66…第3のフランジ部
70…活性炭チャンバ部(第2の空気清浄化手段)
71…筒状部材
72…プレフィルタ
73…第4のフランジ部
74…活性炭フィルタ
75…活性炭フィルタユニット
76…載置部材
77…ハニカム状活性炭
78…リブ
79…セル
80…活性炭用開閉扉(開閉手段)
81…封止板
90…排気口部
91…支柱
92…排気口
100…点検用はしご
101…作業用架台
110…制御盤
120…薬液タンク
121…薬液ポンプ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air cleaning device and an air conditioning system using the air cleaning device.
[0002]
[Prior art]
Exhaust gas discharged from factories that manufacture pharmaceuticals and chemicals, food manufacturing factories, etc. includes gases that are specified in the Odor Control Law and other gases that may affect the human body and the environment. There may be. In the case of discharging exhaust gas containing such gas, it is necessary to reduce the concentration to a regulation value or less, and an air cleaning device 1 as shown in FIG. 9 may be used.
[0003]
In the air purifying apparatus 1 shown in FIG. 9, a scrubber body 2 that cleans air using water, and an eliminator that separates gas and water from the air that has passed through the scrubber body 2. A part 3, a fan 4 for blowing air, and an activated carbon chamber part 5 in which activated carbon is spread inside to remove water-insoluble gas.
[0004]
Further, the scrubber body 2 and the eliminator 3, the eliminator 3 and the fan 4, and the fan 4 and the activated carbon chamber 5 are connected by ducts 6, 7, and 8, respectively. In addition, a stand (not shown) for inspecting the eliminator unit 3 and the like is provided. As shown in FIG. 9, in the current air cleaning device 1, each component is installed in an independent state with respect to the installation surface.
[0005]
An example of an air cleaning device that does not include the activated carbon chamber 5 but is provided in a state where each component is independent of each other is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 64-67226 (hereinafter referred to as Patent Document 1). There is a description. In the configuration described in the publication, a plurality of cyclones, a main body including a cooling pipe, an air purifier, and a steam separator are provided in an independent state.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Unexamined Patent Publication No. 64-67226 (see FIG. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the air cleaning device 1 shown in FIG. 9 described above, granular activated carbon is spread inside the activated carbon chamber 5. Here, when granular activated carbon is used, in order to improve gas removal efficiency, it is necessary to enlarge the activated carbon chamber portion 5 and to spread a large amount of activated carbon inside thereof. Therefore, it is necessary to install the activated carbon chamber unit 5 separately from the scrubber body unit 2 and in a plane. That is, in the type of air purifying apparatus 1 as shown in FIG. 9, each component (particularly, the activated carbon chamber portion 5) is arranged side by side in the same manner as the configuration described in Patent Document 1, thereby There is a problem that the installation area becomes large.
[0008]
Here, in the above-described air purifying apparatus 1, when the overall size of the air purifying apparatus 1 is reduced or the pressure loss of the air passing through the activated carbon is designed to be small in order to reduce the installation area. As the size is reduced and the pressure loss is reduced, for example, the amount of activated carbon spread in the activated carbon chamber 5 is reduced. Thus, when the amount of activated carbon is reduced, the adsorption limit of the activated carbon gas is reached faster. Therefore, the problem that the replacement frequency of activated carbon increases and the cost for maintenance arises arises.
[0009]
Further, in the air purifying apparatus 1 shown in FIG. 9 described above, a) scrubber body 2, b) eliminator 3, c) fan 4, d) activated carbon chamber 5, e) scrubber body 2 and eliminator 3 F) a duct 6 between the eliminator section 3 and the fan 4, g) a duct 8 between the fan 4 and the activated carbon chamber section 5, h) a frame for inspection of the eliminator section, etc. And at least eight major components. Moreover, these components are arranged side by side in the same manner as the configuration described in Patent Document 1. Therefore, there exists a problem that the installation area of the air purifying apparatus 1 becomes large.
[0010]
In addition, as described above, the number of parts of the air cleaning device 1 increases, and each component requires a cost. Therefore, the air cleaning device 1 as a whole has a problem that the cost increases.
[0011]
The present invention has been made on the basis of the above circumstances, and the object of the present invention is to use an air purifier that has a small installation area, is compact, has a small number of parts, and does not cost, and this air purifier. It is intended to provide an air purification system.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a first air cleaning means for introducing a processing air into the atmosphere containing water droplets and a processing for cleaning the processing air in an atmosphere containing water droplets, and activated carbon. An air purifier installed on the installation surface, provided with a second air purifying unit provided inside and having a second air purifying unit for purifying the processing air processed by the first air purifying unit with the activated carbon. In the apparatus, the first air cleaning means is provided on a lower side closer to the installation surface than the second air cleaning means, and the second air cleaning means is separated from the installation surface. It is arrange | positioned above the air purifying means.
[0013]
In such a configuration, the processing air is first cleaned by the first air cleaning means. In this case, in the first air cleaning means, cleaning is performed in an atmosphere containing water droplets, and thus, for example, dust, bacteria and water-soluble gas are removed by the first air cleaning means. . Next, the processing air that has been processed by the first air cleaning unit is introduced into the second air cleaning unit that includes activated carbon therein. In this case, the water-insoluble gas is adsorbed to the activated carbon by the second air cleaning means. Thereby, the processing air that has passed through the second cleaning means becomes purified air that has been cleaned.
[0014]
Further, by configuring the air cleaning device as described above, the second air cleaning means is installed above the first air cleaning means when viewed from the installation surface such as the roof of the building or the ground. The For this reason, the installation space of an air purifying apparatus can be reduced. That is, at present, a first air cleaning means such as a scrubber and a second air cleaning means such as an activated carbon chamber are installed on the installation surface separately and independently. However, when configured as described above, it is possible to reduce the space required when installing the air purifier. Therefore, the air cleaning device can be sufficiently installed even in a place where the installation space is limited, such as the rooftop of a building. In addition, it is possible to install as many air cleaning devices as possible in such a limited space.
[0015]
Further, in the above-described air cleaning device, in the second air cleaning unit, even if condensation occurs inside due to a temperature drop and a water droplet falls due to the condensation, the lower side of the first air cleaning unit Fall into. For this reason, it is possible to prevent a problem that water is accumulated due to the occurrence of condensation on the second air cleaning means side as in the prior art.
[0016]
In another invention, in addition to the above-described invention, a droplet removing means for removing water droplets is further provided between the first air cleaning means and the second air cleaning means. It is what.
[0017]
By comprising in this way, the water droplet contained in the process air which passed the 1st air cleaning means can be removed. As a result, before the processing air cleaning process using activated carbon is performed by the second air cleaning means, water droplets of a certain size or more contained in the processing air are removed. be able to. For this reason, it is possible to prevent the activated carbon from being touched by water droplets of a certain size or more, and it is possible to prevent the adsorption performance from being reduced by the water coating on the activated carbon surface and the growth of microorganisms. Therefore, the period in which the activated carbon can be used becomes longer, and the life of the activated carbon can be extended. In addition, it is possible to reduce the frequency of maintenance such as replacement of activated carbon.
[0018]
Furthermore, in addition to each of the above-described inventions, activated carbon is present in the activated carbon filter, and the activated carbon filter penetrates through the matrix, the matrix having activated carbon on the surface, and the activated carbon filter. A plurality of regularly arranged through holes for conducting air.
[0019]
Thus, activated carbon exists at least on the surface of the base material. A large number of through holes are provided so as to penetrate the base material. For this reason, at the time of the purification process of the process air using activated carbon, this process air passes through a through-hole. For this reason, ventilation of the air for processing becomes good. As a result, when the treatment air is cleaned using activated carbon, pressure loss before and after passing through the treatment air passage can be reduced. In addition, the amount of conduction through which the processing air passes through the activated carbon filter per unit time by passing the processing air through the through hole, compared with the case where the conventional activated carbon is packed in the activated carbon chamber, Can do a lot. That is, by reducing the pressure loss, it is possible to increase the conduction amount of the processing air that passes through the activated carbon filter.
[0020]
According to another invention, in addition to the above-described inventions, the second air cleaning means is detachably provided to at least one of the first air cleaning means and the droplet removing means. Is. By doing in this way, when the process using activated carbon is not required in the air purifier, the second air purifying means can be removed. Thereby, the configuration of the air cleaning device can be made compact. In addition, when the second air cleaning means is removed, the activated carbon does not hinder the air conduction, so that the treatment air has a good conductivity, and the treatment air is reduced per unit time. The amount that can be cleaned increases.
[0021]
Furthermore, in addition to the above-described inventions, the other invention is further characterized in that, among the first air cleaning means, the upper end portion of the first air cleaning means facing the second air cleaning means has the first air cleaning means. A first flange portion projecting outward is provided, and among the droplet removing means, a lower end portion facing the first air cleaning means and an upper end portion facing the second air cleaning means Further, a second flange portion and a third flange portion projecting outward from the droplet removing means are provided, and of the second air cleaning means, the first air cleaning means A fourth flange portion that protrudes outward from the second air cleaning means is also provided at the lower end portion that faces the first flange portion, and the second flange portion or the fourth flange portion. With a sealing member interposed between the flange part of the Are connected to each other, and the first air cleaning means and the second air cleaning means or the drip removal means are connected, and a seal is provided between the third flange portion and the fourth flange portion. In the state where the stop member is interposed and connected, the connecting means is connected to connect the droplet removing means and the second air cleaning means.
[0022]
In such a configuration, the sealing member is interposed between the first flange portion and the second flange portion or the fourth flange portion. A sealing member is also interposed between the third flange portion and the fourth flange portion. For this reason, when the droplet removing means or the second air cleaning means is attached to the first air cleaning means, the first flange portion, the second flange portion or the fourth flange portion, The boundary between the first air cleaning means and the droplet removing means or the second air cleaning means can be sealed by the stop member. When the second air cleaning means is attached to the droplet removing means, the third flange portion, the fourth flange portion, and the sealing member are used to remove the droplet removing means and the second air cleaning means. The boundary between the means can be sealed. Thereby, it is possible to prevent the processing air from leaking outside from this boundary.
[0023]
Further, in another invention, in addition to the above-described inventions, the first air cleaning means is a cyclonic scrubber. In such a case, it becomes possible to make water droplets contact with the processing air circulating in a spiral within the first air cleaning means. Thereby, dust, bacteria, and water-soluble gas contained in the processing air are removed by the first air cleaning means. In the cyclone type scrubber, such dust, bacteria and water-soluble gas can be removed more satisfactorily.
[0024]
Furthermore, in another invention, in addition to the above-described inventions, the first air cleaning means is a filling scrubber. In such a case, a filter-like filler is provided inside the first air cleaning means. Then, the filler is wetted by spraying water from a means for jetting water, such as an injection nozzle, and when the processing air passes through the filler in this state, Dust, bacteria and water-soluble gas contained in the air are removed by the first air cleaning means.
[0025]
In addition to the above-described inventions, another invention further includes a portion between the first air cleaning means and an opening for introducing processing air into the first air cleaning means. Is provided with a fan for sucking processing air.
[0026]
In such a configuration, the processing air is sucked from the facility by the fan, for example, and the processing air is pushed into the first air cleaning means, and then the processing air is cleaned. Processing is performed. In the case of such a configuration, for example, air can be sent with a strong momentum toward the tangential direction of the outer cylinder that constitutes the first air cleaning means. This is particularly suitable when the first air cleaning means is a cyclonic scrubber.
[0027]
Furthermore, in addition to the above-described inventions, another invention further includes a second air cleaning means, and purified air that has been cleaned by the second air cleaning means. A fan for exhausting clean air is provided at a position between the exhaust ports for exhausting air from the means.
[0028]
In such a configuration, the clean air that has been cleaned by the second air cleaning means is exhausted from the exhaust port to the outside by the fan. In such a configuration, clean air is introduced into the fan, and processing air containing various gases is not introduced. For this reason, the fan is not damaged by gas having properties such as acidity and alkalinity, and the life of the fan can be extended.
[0029]
According to another aspect of the invention, in addition to the above-described inventions, the second air cleaning means is further provided with opening / closing means connected to the inside of the second air cleaning means. The second air cleaning means can be maintained and the activated carbon filter can be replaced, and the activated carbon filter has a square planar shape, and the activated carbon filter opens and closes the diagonal line of the activated carbon filter. In a state where the direction of the opening width of the means is vertical or horizontal, a plurality of them are arranged in the plane direction of the active filter inside the second air cleaning means, and the planar shape is square. The opening width of the opening / closing means is longer than half of the total diagonal length of the activated carbon filter.
[0030]
When configured in this way, the activated carbon filter is arranged inside the second air cleaning means in a state where the diagonal line thereof is parallel to the insertion direction of the activated carbon filter. Therefore, when the operator opens the opening / closing means and performs the replacement work of the activated carbon filter, the activated carbon filter is easily taken out.
[0031]
That is, for example, two small units configured by arranging a plurality of activated carbon filters are arranged toward the opening means side so that the side of the activated carbon filter is substantially horizontal or substantially perpendicular to the opening width direction of the opening / closing means. In this case, in order to facilitate the insertion and removal of the small unit, the opening / closing means needs to have an opening width corresponding to two small units. In the case of such an arrangement in the diagonal direction, the opening width of the opening / closing means may be as much as the width in the diagonal direction of one small unit. Therefore, the opening width of the opening / closing means can be narrowed, and the cost for manufacturing the air cleaning device can be reduced. In addition, the operator can easily enter the back side of the inside of the second air cleaning means.
[0032]
Furthermore, in another invention, in addition to each of the above-described inventions, a plurality of activated carbon filters are stacked along the vertical direction that is separated from the installation surface. In such a configuration, the processing air passes through the multi-layered activated carbon filter, thereby further purifying. That is, the amount of water-insoluble gas adsorbed by the activated carbon increases, and the processing air can be highly purified.
[0033]
In addition to the above-described inventions, another invention is directed to a rising direction that is spaced apart from the installation surface, and an inspection ladder and a work platform are attached to the side surfaces thereof. When configured in this way, maintenance of the air purifier becomes easy. Moreover, the replacement | exchange operation | work of the activated carbon filter installed in the inside of a 2nd air purification means can also be performed easily.
[0034]
In addition, another invention is an air conditioning system using an air cleaning device that sucks processing air existing in the facility and cleans the processing air with an air cleaning device. In addition to using the air purifier according to the present invention, the clean air that has passed through the air purifier is returned to the facility through the air pipe.
[0035]
In such a configuration, the processing air sucked from the facility is cleaned again inside the first air cleaning means and the second air cleaning means, and then again in the facility. Returned in. Then, clean air that has been cleaned is supplied inside the facility. Moreover, once the air once cleaned is sucked from the facility again, the cleaning process can be performed again using the air cleaning device. Thereby, it becomes possible to further purify the air in the facility. That is, the atmosphere in the facility can be highly purified.
[0036]
Furthermore, in addition to the above-described inventions, another invention uses an air cleaning device that sucks processing air existing inside the facility and cleans the processing air with an air cleaning device. The air-conditioning system uses the air purifier according to each of the above-described inventions, and exhausts clean air after passing through the air purifier to the outside.
[0037]
In such a configuration, the processing air sucked from the facility is cleaned outside in the first air cleaning means and the second air cleaning means, and then is discharged to the outside. Exhausted. And inside the facility, fresh air is taken in from the outside. In this case, the gas generated in the facility is not returned to the facility again, and after being cleaned inside the air purifier, it is exhausted to the outside. With this configuration, when a small amount of gas generated in the facility is contained even after the cleaning process, the facility can be filled with fresh outside air without returning to the facility again. Become.
[0038]
In addition to the above-described inventions, there are a plurality of air purifiers, and among the plurality of air purifiers, one of the adjacent air purifiers is another air purifier. Is installed on the lower side close to the installation surface, and among the adjacent air conditioners, the fan included in the other air purification device is on the upper side away from the installation surface, It is arrange | positioned above the fan with which this air purifying apparatus comprises.
[0039]
When configured in this way, it is possible to install both the fan of one air purifier and the fan of the other air purifier in a space for installing one fan. Become. For this reason, when installing two air purifying apparatuses, it becomes possible to make space efficiency still more favorable. Moreover, when not only two air cleaning apparatuses but also a larger number of air cleaning apparatuses are installed, more space reduction effects can be achieved. Thereby, it becomes possible to install more air purifiers in the limited space.
[0040]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an air cleaning apparatus and an air conditioning system using the air cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a side view showing the configuration of the air cleaning device 10. FIG. 2 is a side sectional view showing the inside of the water tank unit 20, the scrubber body unit 40, the eliminator unit 60, the activated carbon chamber unit 70, and the exhaust port unit 90 in the air cleaning device 10. Further, FIG. 3 is a plan view showing the inside of the activated carbon chamber section 70 in the air cleaning device 10, and is an end view. Moreover, FIG. 4 is a figure which shows the outline of the whole structure of the air conditioning system 11 using the air purifying apparatus 10 shown in FIGS. 1-3.
[0041]
The activated carbon (described later) used in the present invention is not particularly limited. For example, activated carbon raw material powder (eg, charcoal, coal, coke, coconut shell, sawdust, natural fiber (eg, hemp, cotton, etc.), synthetic fiber (Eg, rayon, polyester, etc.), synthetic resin (eg, polyacrylonitrile, phenol resin, polyvinylidene chloride, polycarbonate resin, etc.), pitch, etc. can be produced by a method of carbonizing and activating by a conventional method. You may wash | clean with an acid (for example, hydrochloric acid, a sulfuric acid, nitric acid etc.), water, etc. as needed.
[0042]
The form of the activated carbon may be any of granular, fibrous, macaroni, cylindrical, mesh, honeycomb and the like. Among these, honeycomb-like activated carbon is particularly preferable because it has a small pressure loss and a large contact area with the gas.
[0043]
The BET specific surface area of the activated carbon used in the present invention is usually about 200 to 4000 m. 2 / G, preferably about 300-3500 m 2 / G, particularly preferably about 400 to 2500 m 2 / G.
[0044]
The activated carbon may have a carbon content of about 20 to 100%, and preferably about 40 to 100%. When the activated carbon has a honeycomb shape, the carbon content may be about 30 to 100%, but about 40 to 90% is preferable. The number of cells is about 10 to 1500 / inch 2 , Preferably about 20 to 1000 / inch 2 , More preferably about 50-750 pieces / inch 2 It is. By using such a honeycomb-like activated carbon, it is possible to reduce the ventilation resistance without deteriorating the deodorizing performance. The aperture ratio of the honeycomb-like activated carbon is about 40 to 80%, preferably about 50 to 70%.
[0045]
The shape of the cross section serving as the surface on which the cells of the honeycomb-like activated carbon are formed is generally rectangular, but other than that, a circle, a triangle, an octagon, and a combination of these shapes may be used. The maximum outer diameter of these cell openings is preferably in the range of 1 to 8 mm. When the cell shape is square, the length of one side of the cell opening is 0.7 to 8 mm, preferably 0.8 to 6 mm, and more preferably 1 to 5 mm. The thickness of the rib is preferably 0.2 to 5 mm, and more preferably 0.3 to 3 mm, from the viewpoint of handleability.
[0046]
The above-mentioned granular activated carbon, fibrous activated carbon, macaroni-like activated carbon, cylindrical activated carbon, reticulated activated carbon and other activated carbon, and honeycomb-like activated carbon can be produced by various methods known per se.
[0047]
The first method of manufacturing honeycomb activated carbon is activated carbon raw material powder (charcoal, coal, coke, coconut shell, sawdust, natural fiber, synthetic fiber, synthetic resin, pitch, etc.), binder, molding aid, necessary In this method, an activator (alkali metal salt or the like) is combined with water and formed into a honeycomb shape, and then carbonized and activated by a normal method. Further, it may be washed with an acid (hydrochloric acid, sulfuric acid, nitric acid, etc.), water or the like as necessary.
[0048]
The carbonization in the above method is performed by a method known per se, for example, by drying at a temperature of about 50 to 200 ° C. and baking at a temperature of about 450 to 800 ° C. in an inert atmosphere. The activation by the above method is performed by a method known per se, for example, by exposure to water vapor at a temperature of about 600 to 1200 ° C.
[0049]
The second method is a method in which activated carbon raw material powder, a binder, and a molding aid are combined with water, molded into a honeycomb shape, and then heated and fired as necessary to obtain a honeycomb-shaped activated carbon.
[0050]
The activated carbon powder is activated carbon (charcoal, coal, coke, coconut husk, sawdust, synthetic fiber, synthetic resin, etc.), if necessary, added with a binder and activator, molded into an appropriate shape, and carbonized. It can be obtained by activating, washing with acid, water, etc., if necessary, and pulverizing. Examples of the binder used include synthetic resins (eg, phenol resins, phenol / aldehyde resins, melamine resins), organic binders such as tar and pitch, and inorganic binders such as Kibushi clay and activated clay. These binders can be used alone or in combination of two or more. Moreover, as a molding aid to be used, cellulose ether derivatives (eg, methylcellulose, ethylhydroxyethylcellulose, etc.) can be cited as representative examples.
[0051]
The heating / firing in the above method is carried out by a method known per se, for example, by drying at a temperature of about 50 to 200 ° C. and firing at a temperature of about 450 to 1500 ° C. in an inert atmosphere.
[0052]
The third method is a honeycomb structure manufactured from paper made from paper-making fibers (eg, wood pulp, hemp, cotton, rayon, polyester, etc.), resin (eg, vinyl chloride, phenol resin, etc.), etc. This is a method of coating the surface of the body with powdered activated carbon as described above.
[0053]
The fourth method is a method of processing paper or activated carbon fiber mixed with activated carbon into a honeycomb structure.
[0054]
The manufacturing method of the honeycomb-shaped activated carbon is not limited to these manufacturing methods, and any active carbon can be used as long as the components constituting the honeycomb include activated carbon.
[0055]
For the production method of granular activated carbon, fibrous activated carbon, macaroni-like activated carbon, cylindrical activated carbon, mesh-like activated carbon, etc., the activated carbon raw material is molded into each shape, carbonized and activated, or the activated carbon raw material powder is carbonized -It can produce by activating and shape | molding the obtained activated carbon powder in each shape. Methods such as carbonization, activation, and chemical loading are performed in the same manner as described above.
[0056]
The above-mentioned activated carbon may carry a chemical as required. Examples of chemicals to be supported include inorganic acids such as phosphoric acid, sulfuric acid and nitric acid, organic acids such as oxalic acid, malonic acid, tartaric acid, succinic acid, citric acid, malic acid and glutaric acid, and aromatic nitrogen such as morpholine and pyridine. Compounds, halogen compounds such as chlorine, iodine and bromine, I 2 O 5 , NH 4 I, LiI, NaI, NaIO 3 , KI, KIO 3 , RbI, CsI, CaI 2 , SrI 2 , BaI 2 , MgI 2 , CuI, CuI 2 , ZnI 2 , AgI 2 , AlI 2 , AlI 3 , MnI 2 Iodine compounds such as NH 4 Cl, LiCl, NaCl, KCl, KClO 3 , CaCl 2 , SrCl 2 , BaCl 2 , MgCl 2 , CuCl 2 , ZnCl 2 , AgCl 2 , MnCl 2 Chlorine compounds such as K 2 CO 3 , Na 2 CO 3 Carbonates such as CuSO 4 , FeSO 4 , ZnSO 4 Sulphate such as NaH 2 PO 4 , KH 2 PO 4 And phosphates such as platinum, iridium, palladium, osmium, rhodium, ruthenium, gold and silver, sulfur and the like, and mixtures thereof.
[0057]
The chemical | medical agent to carry | support is not limited to these, It can select according to the kind and composition of removal object gas. These chemicals may be carried alone or in combination of two or more. The amount of the chemical to be supported can be adjusted according to the type of the gas to be removed and the type of the chemical to be supported. Usually, it is expressed as a weight ratio of the chemical to the activated carbon, and is 0.5 to 30%, preferably 0. 0.7 to 25%, more preferably 1 to 20%.
[0058]
The temperature of the air when the air containing an odor component is brought into contact with the activated carbon is usually 0 to 50 ° C, preferably 10 to 35 ° C. The linear flow velocity of air is 10 to 500 cm / second, preferably 30 to 400 cm / second, and more preferably 50 to 250 cm / second. The space velocity of air is usually 5,000 to 500,000 hr. -1 , Preferably 10,000 to 400,000 hr -1 More preferably, 15,000-300,000 hr -1 It is.
[0059]
Hereinafter, the detail of a structure of the air purifying apparatus 10 is demonstrated. As shown in FIGS. 1 and 2, the air cleaning device 10 has a water tank portion 20 at the bottom. The water tank part 20 is located below the scrubber body part 40, which will be described later, and stores water used for cleaning the air in the scrubber body part 40 and a portion into which water drops after cleaning are dropped. It is.
[0060]
As shown in FIGS. 1 to 3, the water tank portion 20 has a rectangular planar shape, and has a larger planar shape than a scrubber body portion 40 described later. Therefore, the scrubber body 40 and the pump 32 described later can be satisfactorily installed on the upper end surface 20a of the water tank unit 20.
[0061]
In addition, a certain amount of water is stored in the water tank unit 20. The water tank 20 is connected to one end side of a supply pipe 21. As shown in FIG. 4, the other end side of the supply pipeline 21 is connected to a water supply source 22. Thereby, new water existing in the water supply source 22 can be supplied to the inside of the water tank unit 20 by a certain amount via the supply pipe 21.
[0062]
The supply pipe 21 is provided with an opening / closing valve 23 in the middle of the flow path. The on-off valve 23 has a drive source 23a such as a motor or a solenoid. Further, as shown in FIG. 4, the drive source 23a is electrically connected to a control panel 110 described later. The control panel 110 can transmit an electrical signal for operation to the open / close valve 23 (drive source 22a). As a result, the drive source 23 a is driven, the open / close valve 23 is opened / closed, and the flow rate of water flowing through the supply pipe 21 can be controlled.
[0063]
Further, one end side of the discharge pipe 24 is connected to the water tank unit 20. When the water stored in the water tank unit 20 reaches a specified amount by the discharge pipe 24, the stored water is sequentially discharged to the outside. An opening / closing valve 25 is also provided in the middle of the flow path of the discharge pipe 24, and the opening / closing valve 25 also has a drive source 25a such as a motor or a solenoid. The drive source 25a is electrically connected to a control panel 110, which will be described later, and can transmit an electrical signal for operation to the drive source 25a. As a result, the drive source 25a is driven, the open / close valve 25 is opened / closed, and the flow rate of the water flowing through the discharge pipe 24 can be controlled.
[0064]
In addition, as shown in FIG. 4, the other end side of the discharge conduit 24 is connected to a waste liquid recovery tank 26 in the present embodiment. However, in particular, when the waste liquid discharged from the water tank section 20 does not reach the environmental standard value, the other end of the discharge pipe 24 is not connected to the waste liquid recovery tank 26, and the sewage pipe For example, the waste liquid may be directly discharged.
[0065]
Further, as shown in FIG. 2, the water tank portion 20 has a through hole 27 on the upper end surface 20 a, for example, and a pumping pipe 30 is connected to the through hole 27. The pumping pipe 30 reaches a predetermined height position inside the water tank section 20 and has an opening 31 for sucking water at the predetermined height position of the water tank section 20.
[0066]
A pump 32 is installed on the upper end surface 20 a of the water tank unit 20. This pump 32 is provided in the middle of the flow path of the pumping pipe 30. Therefore, when the pump 32 is operated, the water stored in the water tank unit 20 is pumped through the opening 31 of the pumping pipe 30 and attached to the pumping pipe 30. Water is jetted from 33.
[0067]
As shown in FIGS. 1, 2, and 4, a scrubber body 40 as a first air cleaning means is provided on the upper portion of the water tank 20. The scrubber body 40 has a cylindrical outer cylinder 41 that covers the entire scrubber body 40. As shown in FIG. 3, a scrubber opening / closing door 42 is attached to the outer cylinder 41. The scrubber opening / closing door 42 is for performing an internal inspection of the scrubber body 40 and the like. As shown in FIG. 2, an inner cylinder 43 having a diameter smaller than that of the outer cylinder 41 is provided inside the outer cylinder 41 in a state of being supported by support means (not shown). The inner cylinder 43 is also a member provided in a cylindrical shape, but the inner side is a conduction path 44 through which air is conducted. Above the inner cylinder 43, a conical diameter-expanding guide cylinder 43a for guiding the air further upward is provided.
[0068]
A part of the above-described pumping pipe 30 is attached to the outer surface of the inner cylinder 43 so as to extend upward. That is, the inner cylinder 43 has a function of supporting the pumping pipe 30 in addition to the function as the air conduction path 44. An injection nozzle 33 is attached to the pumping pipe line 30 supported by the inner cylinder 43 so as to face the inner wall surface of the outer cylinder 41. Many injection nozzles 33 are provided at a predetermined interval with respect to one pumping pipe 30. A plurality of pumping pipes 30 are attached at predetermined intervals in the circumferential direction of the inner cylinder 43. Accordingly, the water is uniformly sprayed over the entire circumference toward the inner wall surface of the outer cylinder 41.
[0069]
As shown in FIG. 2, in the air cleaning device 10 of the present embodiment, the pumping pipe 30 injects water toward the inner wall surface of the outer cylinder 41 while pumping water upward from below. Is configured to do. However, the pumping line 30 is pumped upward from below without injecting water, is bent in the middle thereof, and the water descends downward from above, toward the inner wall surface of the outer cylinder 41. You may comprise so that water may be injected.
[0070]
In the present embodiment, the pumping pipe 30 is composed of a pipe-shaped member 30 a, and a plurality of the pipe-shaped members 30 a are attached to the outer surface of the inner cylinder 43. However, the aspect of the pumping pipe 30 is not limited to this. For example, a structure in which the wall surface member constituting the inner cylinder 43 has a double structure and the pumping pipe 30 is embedded in the wall surface member of the double structure may be adopted. Even when configured in this manner, water can be more evenly sprayed onto the inner wall surface of the outer cylinder 41.
[0071]
In addition, air containing gas such as odor gas discharged from a factory or the like is supplied to the upper end portion of the scrubber body 40 so as to go in the tangential direction of the inner wall surface of the outer tube 41 (see FIG. 3). A gas inlet 45 is provided for introduction into the interior. One end side of the air pipe 50 is attached to the gas inlet 45. The air duct 50 is connected to the discharge port 52a side of the fan 52 (see FIG. 4). Thus, when the fan 52 is activated, dirty air such as gas contained in the outer cylinder 41 is introduced from the gas inlet 45 through the air duct 50.
[0072]
Note that one end side of the air duct 53 is connected to the suction port 52 b side of the fan 52. The other end side of the air duct 53 extends to the inside of a facility 54 such as a research draft chamber, a factory, an animal experiment facility, or a hospital, and the other end of the air duct 53 is disposed inside the facility 54. The side is an open opening 53a. Thereby, the air inside the facility 54 can be sucked from the opening 53a.
[0073]
Further, when air mixed with gas is introduced into the outer cylinder 41, the gas intake 45 is provided so as to be directed in the tangential direction of the inner wall surface of the outer cylinder 41. A diameter-expanding guide cylinder 43a is provided so that the air does not go directly upward. For this reason, the air travels downward while rotating spirally inside the outer cylinder 41. At this time, water-soluble gas is removed by water sprayed from the spray nozzle 33 or mist after colliding with the inner wall surface of the outer cylinder 41. The weight ratio of water to air containing malodorous gas is usually 1: 1 to 1:10, and the size of water droplets is 0.1 to 20 μm. Depending on the components contained in the introduced air, a chemical solution other than water can be used. For example, NaOH, H 2 SO 4 Is mentioned. Further, a connecting flange portion 46 as shown in FIG. 1 is provided at the projecting end of the gas inlet 45, and a pipe side flange portion 51 is also provided at one end portion of the air pipe 50. ing.
[0074]
A packing 47 is sandwiched between the flange portions 46 and 51. That is, the packing 47 is positioned between the flange portions 46 and 51. In this state, both the flange portions 46 and 51 are brought into contact with each other. Thereafter, a bolt or the like (not shown) is inserted into an insertion hole (not shown) formed in the flange portions 46 and 51, and then both are fastened by a nut or the like (not shown). Then, the gas intake 45 and the air pipe 50 are connected in a sealed state without leaking processing air to the outside.
[0075]
In addition, on the upper end side of the outer cylinder 41, the upper end of the inner cylinder 43 is opened gradually while the diameter is gradually increased by the enlarged diameter guide cylinder 43a. For this reason, the air that has passed through the conduction path 44 of the inner cylinder 43 is ejected from the upper end portion of the inner cylinder 43 and introduced into the eliminator section 60 described below.
[0076]
As shown in FIGS. 1, 2, and 4, an eliminator 60 as a droplet removing unit is provided on the upper part of the scrubber body 40. As shown in FIG. 5 (a), the eliminator section 60 includes a cylindrical cylindrical member 61. Inside the cylindrical member 61, for example, a metal mesh or a plurality of metal bars arranged at a predetermined interval is used. A configured support member 62 is provided.
[0077]
In addition, a drop removal filter 63 is installed on the support member 62. For example, as shown in FIG. 5B, the droplet removal filter 63 has two parallel lines whose planar shape sandwiches the center of the circular member among the circular members and is at an equal distance from the center. The shape cut out by is made. However, the filter 63 for removing droplets is not limited to that shown in FIG. 5B described above, and may take other forms, for example, the entire inside of the cylindrical member 61.
[0078]
The droplet removal filter 63 is formed so that a fine processing air flow passage is sewn. Then, the processing air passes through the droplet removal filter 63, whereby the water droplets contained in the air are removed.
[0079]
As shown in FIG. 5B, in the present embodiment, a blocking plate 62a is attached to a portion of the support member 62 other than the droplet removal filter 63. Due to the presence of the blocking member 62 a, the processing air passes only through the droplet removal filter 63 inside the eliminator unit 60. The blocking plates 62a and 62a may be replaced with a droplet removal filter 63 to form a circular filter structure as a whole with the three droplet removal filters 63.
[0080]
When air passes through the eliminator section 60, water droplets of a certain size or larger (water droplets having a diameter of about 0.5 μm or more in this embodiment) are removed by the filter 63 for removing droplets. However, water droplets smaller than that size are not removed.
[0081]
However, when air containing sufficiently fine water droplets comes into contact with other parts, this air has the property that it does not wet those parts that come into contact. As a result, even if air that has passed through the eliminator 60 is introduced into the activated carbon chamber 70 described later, the activated carbon present therein is not wetted, and the adsorption performance is reduced due to the coating of water on the activated carbon surface, and microorganisms Can be prevented from breeding.
[0082]
As shown in FIG. 1, in the present embodiment, a first flange portion 48 that protrudes toward the outer diameter side is provided on the upper end side of the outer cylinder 41. A second flange portion 64 that protrudes toward the outer diameter side is also provided on the lower end side of the cylindrical member 61. A packing 49 is sandwiched between the first flange portion 48 and the second flange portion 64. That is, for example, the packing 49 is placed on the first flange portion 48, and in this state, both the flange portions 48 and 64 are abutted.
[0083]
Thereafter, a bolt or the like (not shown) as a connecting means is inserted through an insertion hole (not shown) formed in both flange portions 48 and 64, and then both are fastened by a nut or the like (not shown). Then, the scrubber body 40 and the eliminator 60 are mounted and fixed in a sealed state without leaking processing air to the outside.
[0084]
Further, the eliminator section 60 is provided with an eliminator opening / closing door 65 as shown in FIGS. The eliminator opening / closing door 65 allows the droplet removal filter 63 to be taken out in an open state. Therefore, the width of the opening 65 a when the eliminator opening / closing door 65 is opened is formed wider than the width of the droplet removal filter 63.
[0085]
Moreover, as shown in FIGS. 1-4, the activated carbon chamber part 70 as a 2nd air purification means is provided in the upper part of the eliminator part 60. As shown in FIG. The activated carbon chamber section 70 has a cylindrical member 71 (in this embodiment, a cylindrical member) having a hollow inside. A prefilter 72 is provided on the lower side (eliminator 60 side) of the cylindrical member 71 (see FIG. 2). The prefilter 72 is located upstream of the activated carbon filter 74 described later in the processing air flow path. The prefilter 72 prevents water droplets that have passed through the eliminator 60 described above from entering the activated carbon filter 74.
[0086]
In the case where water droplets are sufficiently removed by the eliminator unit 60, the prefilter 72 may be omitted. Conversely, a plurality of prefilters 72 may be arranged in parallel in the flow path direction.
[0087]
Here, as shown in FIG. 1, a third flange portion 66 is provided on the upper end side of the cylindrical member 61 described above. A fourth flange portion 73 is also provided on the lower end side of the cylindrical member 71. And after inserting packing 67 as a sealing member between these both flange parts 66 and 73, both flange parts 66 and 73 are faced | matched. In this state, a connecting means (not shown) such as a bolt is inserted through an insertion hole (not shown) provided in the flange portions 66 and 73. After the insertion, the activated carbon chamber part 70 is attached and fixed to the eliminator part 60 by screwing a nut (not shown) with respect to the bolt.
[0088]
As shown in FIGS. 2 and 3, an activated carbon filter 74 is installed inside the cylindrical member 71. Here, the activated carbon filter unit 75 described later is constituted by the plurality of activated carbon filters 74. The activated carbon filter unit 75 is installed inside the cylindrical member 71 and above the wire mesh-like mounting member 76 (see FIG. 2) that is installed in parallel to the installation surface 10 a of the air cleaning device 10. The
[0089]
In the present embodiment, the activated carbon filter unit 75 is composed of a total of four small units 75a, two vertically and two horizontally. However, the activated carbon filter unit 75 is not configured in this way, and may be arranged in any manner inside the activated carbon chamber unit 70.
[0090]
Each activated carbon filter 74 is composed of honeycomb activated carbon 77. The honeycomb-like activated carbon includes a rib 78 having adsorption performance and a cell (opening) 79 for conducting air. In other words, due to the presence of a large number of cells 79, air can easily pass through the activated carbon filter 74, pressure loss is reduced, and the gas contact area is wide as compared with granular activated carbon.
[0091]
The cells 79 are regularly arranged with respect to the activated carbon filter 74. As this regular arrangement, as shown in FIG. 6, there are cells in which the cells 79 having a square planar shape are adjacent to each other at regular intervals. However, any regular arrangement of cells 79 may be used. As another example of the regular arrangement, there is one in which cells having a planar shape and a hexagonal shape are adjacent to each other at regular intervals. Alternatively, the neighboring cells may be arranged repeatedly by making the neighboring cells different from each other in plan view.
[0092]
Here, as a suitable honeycomb activated carbon 77 used for the activated carbon filter 74, for example, there is a brand name “Honeycomb Carbo Hakuho” series manufactured by Nippon Envirochemicals Corporation. Honeycomb carbon birch HN is manufactured using coconut shell activated carbon as a raw material, has a carbon content of 60 to 90%, and does not carry a chemical. The size of one cell is 150 mm long × 150 mm wide × 30 mm thick, and is composed of square cells. The number of cells is 270 to 300 cells / inch 2 The aperture ratio is about 65%, the length of one side of the cell is about 1.2 mm, and the thickness of the rib is about 0.3 mm. Specific surface area is 700-900m 2 / G.
[0093]
Further, as the activated carbon filter 74, a honeycomb activated carbon manufactured based on the method described in Japanese Patent Laid-Open Nos. 02-277545 and 2002-301365 can also be suitably used. Also in the case of using this, it was confirmed that the same effect as that of the above-mentioned honeycomb carbon birch HN was exhibited. In addition, the honeycomb activated carbon manufactured based on the method of Unexamined-Japanese-Patent No. 2002-301365 has a carbon content of almost 100%, and the number of cells is 270-300 cells / inch. 2 The opening ratio is about 60 to 65%, the length of one side of the cell is about 1.2 mm, and the thickness of the rib is about 0.3 mm. Specific surface area is 800-900m 2 / G.
[0094]
Note that this type of activated carbon having a honeycomb structure (activated carbon filter 74) has the following performance. That is, as the processing air volume, 2470 m 3 / H, the cross-sectional area of the scrubber is 1.13m 2 The linear wind speed is 1.7 m / s, the exchange frequency is once a year, the gas species and its concentration are 0.0024 ppm normal butyric acid, 0.0019 ppm normal valeric acid, 0.0037 ppm isovaleric acid, one year later. The removal target values are as follows when normal butyric acid 0.001 ppm, normal valeric acid 0.0009 ppm, isovaleric acid 0.001 ppm, temperature 25 ° C., humidity 60%, operation time 24 hours × 365 days. . The required amount is 38 kg in the above-mentioned activated carbon filter 74 (honeycomb activated carbon).
[0095]
The filling volume is 0.13 m for honeycomb activated carbon (activated carbon filter 74). 3 It becomes. The layer thickness of the honeycomb activated carbon (activated carbon filter 74) is also 0.12 m. The pressure loss is 40 Pa for the honeycomb activated carbon (activated carbon filter 74).
[0096]
In the present embodiment, a plurality of such activated carbon filters 74 are arranged in the vertical and horizontal directions, specifically 16 pieces (a total of 16 pieces of 4 pieces in each of the vertical and horizontal directions) to form a small unit 75a of 600 mm in the vertical and horizontal directions. In addition, a plurality of them are also arranged in the thickness direction. Further, small units 75a each having a plurality of activated carbon filters 74 are arranged (in the present embodiment, a total of four in each of the vertical and horizontal directions), thereby forming one activated carbon filter unit 75. The activated carbon filter unit 75 is configured by placing a plurality of activated carbon filters 74 on, for example, a mounting member 76 having a wire mesh shape on the lower side.
[0097]
In the present embodiment, the planar shape of the activated carbon filter unit 75 is substantially rectangular. Moreover, the same number of the activated carbon filter units 75 are arranged in the vertical and horizontal directions inside the cylindrical member 71.
[0098]
Here, the cylindrical member 71 is provided with an activated carbon open / close door 80 as an open / close means as shown in FIGS. 1 to 3. When the activated carbon door 80 is opened, an opening 80a formed in the tubular member 71 appears. The width of the opening 80 a is larger than the diagonal length of the activated carbon filter unit 75. Therefore, the activated carbon filter unit 75 can be easily placed inside the cylindrical member 71 through the opening 80a in a state where the width direction of the opening 80a and the diagonal direction of the activated carbon filter unit 75 are substantially parallel. Can be brought in.
[0099]
In the present embodiment, one diagonal direction of each small unit 75a (activated carbon filter 74) is arranged in a state parallel to the carrying-in direction of the small unit 75a from the opening 80a. Further, the activated carbon filter 74 is stacked in a plurality of layers with respect to the height direction of the air cleaning device 10, and the activated carbon filter unit 75 is configured in a state of being stacked in such a number of layers.
[0100]
In addition, a sealing plate 81 is disposed inside the cylindrical member 71 in order to fill a gap between the activated carbon filter unit 75 and the inner wall surface of the cylindrical member 71 (see FIG. 3). Due to the presence of the sealing plate 81, the processing air that has passed through the eliminator section 60 passes through each activated carbon filter 74 present in the activated carbon filter unit 75. The processing air from which the water-soluble gas and water droplets have been removed passes through the activated carbon filter 74 having the honeycomb-shaped activated carbon 77, so that the water-insoluble gas and the residual gas are removed and clean air is obtained.
[0101]
As shown in FIGS. 1, 2, and 4, an exhaust port 90 is provided in the upper part of the activated carbon chamber 70. The exhaust port part 90 is a part for passing the activated carbon chamber part 70 and exhausting the cleaned air to the outside. The exhaust port portion 90 is provided with support columns 91 at a plurality of locations around the exhaust port portion 90, and the intervals in the circumferential direction of the support columns 91 are exhaust ports 92. Note that a conical roof portion 93 is provided above the support column 91 to prevent rain or the like from entering the air cleaning device 10.
[0102]
Here, in the present embodiment, the exhaust port 92 is configured to exhaust air in a direction substantially parallel to the installation surface 10a of the air cleaning device 10 over the entire outer peripheral surface side. Moreover, in the present embodiment, a plurality of exhaust ports 92 are provided, for example, four. However, the aspect of the exhaust port 92 is not limited to this, and may be configured to exhaust air upward, for example.
[0103]
In addition, the air cleaning device 10 is positioned so that the minimum height from the installation surface 10a to the exhaust port 90 is, for example, 6100 mm, and the maximum height of the exhaust port 90 from the installation surface 10a is, for example, 7100 mm. It is the structure which protrudes high toward.
[0104]
In the present embodiment, the exhaust port 90 is also detachable from the activated carbon chamber 70. That is, a flange portion 94 is provided on the lower end side of the exhaust port portion 90 facing the activated carbon chamber portion 70. A flange portion 82 is also provided on the upper side of the activated carbon chamber 70 facing the exhaust port 90. And when connecting both, it connects through the member for sealing, such as packing 83, for example, and the volt | bolt etc. as a connection means are inserted in the insertion hole formed in these flange parts 82 and 94. After that, fix it with nuts. As a result, the exhaust port 90 and the activated carbon chamber 70 are connected.
[0105]
Moreover, as shown in FIGS. 1-3, the ladder 100 for inspection is attached to the side part of the air purifier 10 over the whole height direction. Further, a work platform 101 is provided in a portion where the inspection ladder 100 is climbed and in the vicinity of the portion where the eliminator door 65 and the activated carbon door 80 are present. As a result, the worker who has climbed the inspection ladder 100 can stand on the work platform 101. On the work platform 101, the eliminator opening / closing door 65 and the activated carbon door 80 are opened, and the activated carbon filter 74 ( Maintenance and inspection work such as periodically replacing the small unit 75a) and the filter 63 for removing the droplets can be performed.
[0106]
As described above, the water tank unit 20, the scrubber body unit 40, the eliminator unit 60, the activated carbon chamber unit 70, and the exhaust port unit 90 are connected in series upward from the installation surface 10a (FIG. 1 and FIG. 2).
[0107]
Moreover, as shown in FIGS. 1-4, the control panel 110 for controlling the operation | movement of the whole air purifying apparatus 10 is provided in the side of the water tank part 20. As shown in FIG. The control panel 110 is a control means for controlling the operation of the fan 52, the pump 32, the open / close valves 23 and 25, and the like, and each control switch (not shown) for controlling these operations is provided. It has been.
[0108]
Such a control switch is, for example, a rotary dial type switch, and the processing capacity of each element (the fan 52, the pump 32, the supply line 21, and in some cases, the discharge line 24, etc.) increases as the switch is separated from the OFF side. Thus, each element (the fan 52, the pump 32, the supply line 21, and in some cases, the discharge line 24, etc.) is operated.
[0109]
In addition to the individual control switches corresponding to the elements such as the fan 52, the pump 32, and the open / close bubbles 23, 25, the control panel 110 is used to turn on / off the entire power supply of the air cleaning device 10. A power switch (not shown) is provided. Further, for example, an automatic operation switch (not shown) is provided for automatically operating the entire air cleaning device 10 with an appropriate processing capacity in accordance with each condition such as outside air temperature, humidity, and contamination status. May be.
[0110]
In addition to these, the wind speed and flow rate of processing air and purified air flowing inside the air purifier 10, the amount of water inside the water tank unit 20, the amount of water supplied through the supply line 21, the water temperature A detector for detecting values such as the amount of water injected from the injection nozzle 33, the outside air temperature, humidity, and the load status of the pump 32 and the fan 52 may be provided.
[0111]
As shown in FIGS. 1 to 3, a chemical tank 120 and a chemical pump 121 are provided in the vicinity of the control panel 110. Among these, the chemical liquid tank 120 stores, for example, a chemical liquid to be mixed into the water tank unit 20. Further, the water tank unit 20 is provided with a freeze prevention heater 130 (see FIGS. 1 and 2). The anti-freezing heater 130 is for preventing the water from freezing in the winter in the water tank section 20.
[0112]
Moreover, in this Embodiment, the scrubber main-body part 40 can also be attached or detached also with respect to the water tank part 20. FIG. That is, as shown in FIG. 1, a flange portion 55 is provided on the lower end side of the scrubber main body portion 40 facing the water tank portion 20. Further, a flange portion 57 is also provided on the upper side of the water tank portion 20 facing the scrubber body portion 40. And when connecting both, it connects via the member for sealing, such as packing 56, for example, The volt | bolt etc. as a connection means are inserted in the insertion hole formed in these flange parts 57 and 55. After that, fix it with nuts. As a result, the scrubber body 40 and the water tank 20 are connected.
[0113]
The operation (operation) of the air cleaning device 10 having the above configuration and the air conditioning system 11 using the air cleaning device 10 will be described below.
[0114]
In starting the use of the air reducing device 10, the user first turns on the power switch of the control panel 110. Next, as preparation for air purification, the user opens the opening / closing valve 23 by operating the control switch, and stores a certain amount of water in the water tank unit 20 through the supply pipe 21.
[0115]
When a sufficient amount of water is stored in the water tank unit 20, the user subsequently operates the control switch to activate the pump 32. By the operation of the pump 32, the water stored in the water tank unit 20 is pumped up from the opening 31 of the pumping pipe 30. The pumped water is jetted from a number of jet nozzles 33 attached to the pumping pipe 30.
[0116]
In this case, water is jetted toward the inner wall surface side of the outer cylinder 41. And when water collides with the inner wall surface of the outer cylinder 41, it becomes a fine mist-like water droplet, and it becomes easy to adsorb | suck the dust and bacteria which are contained in the process air. In order to easily form fine mist-like water droplets, a predetermined uneven shape may be formed on the inner wall surface of the outer cylinder 41.
[0117]
Thus, when it will be in the state which injects water in the inside of the scrubber main-body part 40, the preparation for air purification will be ready. In this state, the user operates the control switch to activate the fan 52. Then, the processing air inside the facility 54 is sucked from the opening 53 a existing inside the facility 54. The processing air containing various gases passes through the air duct 53, the fan 52, and the air duct 50, and is introduced into the outer cylinder 41 (scrubber body 40) from the gas inlet 45. .
[0118]
Here, the air duct 50 (the gas intake 45) extends in the tangential direction of the outer cylinder 41. The opening of the inner cylinder 43 is disposed below the outer cylinder 41. For this reason, the processing air introduced into the scrubber body 40 from the gas inlet 45 advances downward along the inner wall surface of the outer cylinder 41 in a spiral shape. In the course of the progress of the processing air inside the outer cylinder 41, the processing air comes into contact with fine mist-like water droplets. Thereby, dust and bacteria contained in the processing air are adsorbed by water. Further, water-soluble gas (for example, ammonia, acidic or alkaline gas, vapor obtained by evaporating alcohol, etc.) contained in the processing air is also absorbed by the water droplets by such contact.
[0119]
The processing air that has reached the lower side of the outer cylinder 41 is then introduced into an air conduction path 44 that exists on the inner side of the inner cylinder 43. Then, the processing air rises along the conduction path 44, is ejected from the upper end portion of the inner cylinder 43, and is introduced into the eliminator unit 60. Here, when the processing air is introduced into the eliminator unit 60, the processing air passes through the droplet removal filter 63 present in the eliminator unit 60. For this reason, the droplet removing filter 63 removes water droplets of a certain size or larger that are contained in the processing air by the passage of the outer cylinder 41.
[0120]
Further, the water drops removed by the filter 63 for dropping are then dropped and reach the water tank unit 20. Thereby, dust, bacteria, and water-soluble gas contained in the water droplets are collected in the water tank unit 20. In addition, new water is sequentially supplied to the water tank unit 20 through the supply pipe 21, and water that has reached the specified amount is sequentially discharged to the outside through the discharge pipe 24. Therefore, the dust, bacteria, and water-soluble gas collected in the water tank unit 20 are sequentially discharged to the outside while being contained in the water.
[0121]
The processing air that has passed through the eliminator 60 further rises, and is subsequently introduced into the activated carbon chamber 70. The processing air introduced into the activated carbon chamber section 70 first passes through the prefilter 72. When the processing air passes through the pre-filter 72, water droplets that have not been removed by the eliminator 60 are also removed from the processing air.
[0122]
The processing air that has passed through the prefilter 72 subsequently passes through the activated carbon filter 74. Here, the activated carbon chamber section 70 is provided with a large number of activated carbon filters 74 so as to block the flow path of the processing air. For this reason, the processing air passes through the activated carbon filter 74, and the water-insoluble gas and residual gas contained in the processing air are removed during the passage. That is, when the processing air passes through the activated carbon filter 74, the processing air contacts the activated carbon present in the activated carbon filter 74. By this contact, it is possible to satisfactorily remove non-water-soluble gases (for example, normal butyric acid, normal valeric acid, isovaleric acid, etc.) and residual gases remaining in the processing air that have not yet been removed. Become.
[0123]
Further, when the processing air passes through the activated carbon chamber part 70 as compared with the case where it passes through the conventional activated carbon chamber part, it passes in a state where the pressure loss is small. In other words, the wind speed of the processing air passes through the activated carbon chamber unit 70 including the activated carbon filter unit 75 including the activated carbon filter 74 having the honeycomb-like activated carbon 77 in a state where it does not decrease much compared to the conventional case.
[0124]
The cleaned air that has passed through the activated carbon chamber part 70 and has undergone the cleaning process (hereinafter referred to as “clean air”) reaches the exhaust port part 90. Then, the clean air is sequentially exhausted from the exhaust port 92 provided in the exhaust port portion 90 toward the outside. In the present embodiment, the minimum height from the installation surface 10a of the air cleaning device 10 to the exhaust port 90 is, for example, 6100 mm, the maximum height to the exhaust port 90 (up to the top of the roof 93). The height is, for example, 7100 mm. Accordingly, the clean air is exhausted from the installation surface 10a toward the outside at a high position. When the height from the installation surface 10a is 5 m or more, the exhaust port is considerably higher than in the conventional installation, and the influence on the environment is reduced. Moreover, when it is 8 m or less, it is less necessary to increase the strength, which is effective for wind countermeasures.
[0125]
The air cleaning apparatus 10 continues the operation as described above to clean the processing air existing inside the facility 54. In the present embodiment, clean air is exhausted from the exhaust port 92 to the outside. However, a configuration in which one end side of the duct is connected to the exhaust port 92 and the other end side of the duct extends to the inside of the facility 54 may be adopted. When such a configuration is adopted, the clean air cleaned by the air cleaning device 10 is returned to the inside of the facility 54. In this case, it is not necessary to introduce outside air into the facility 54, and higher-grade clean air that has been repeatedly cleaned in the air cleaning device 10 is provided in the facility 54.
[0126]
Further, in the air cleaning device 10, it is necessary to perform maintenance work such as replacement of the activated carbon filter 74 and replacement of the droplet removal filter 63 every predetermined period. For this maintenance, an inspection ladder 100 is used. That is, during maintenance, the operator climbs the inspection ladder 100, stands up on the work platform 101, opens the eliminator opening / closing door 65 and the activated carbon opening / closing door 80, and the activated carbon filter 74 and the drop removal filter 63 inside. Maintenance work such as replacement or cleaning can be performed.
[0127]
Furthermore, the chemical liquid pump 121 may be operated in accordance with the type of gas generated in the facility 54 to supply the chemical liquid stored in the chemical liquid tank 120 to the inside of the water tank unit 20. If it does in this way, it will become possible to remove various gas contained in processing air appropriately.
[0128]
According to the air cleaning device 10 having such a configuration and the air conditioning system 11 using the air cleaning device 10, a space for installing the air cleaning device 10 can be reduced. That is, since the activated carbon chamber unit 70 is installed on the upper side away from the installation surface 10a with respect to the scrubber body unit 40, it is installed on the installation surface 10a in a separate and independent state as in the prior art. Compared to the case, the space for installation can be reduced. Therefore, the air cleaning device 10 can be sufficiently installed even in places where installation space is limited, such as a factory, an animal experiment facility, and a rooftop of a facility 54 such as a hospital.
[0129]
In addition, since it is possible to reduce the installation space, it is possible to install as many air purification apparatuses 10 as possible in a limited space such as the roof of the facility 54 described above. Further, in addition to the arrangement as shown in FIG. 3, the other air purifier 10 is rotated 180 degrees and arranged at a position 180 degrees symmetrical about the work base 101, so that the fan 52 jumps out. The space (space for the fan 52 and the work base 101) is occupied by the two fans 52 and the two work bases 101, and space saving is further achieved.
[0130]
Furthermore, in the air cleaning device 10, even when condensation occurs due to a temperature drop inside the activated carbon chamber 70, the condensation falls toward the scrubber body 40 on the lower side. For this reason, even when dew condensation occurs inside the activated carbon chamber part 70, it is possible to prevent water from accumulating in the activated carbon chamber part 70. That is, it is possible to prevent the problem that water has accumulated inside the activated carbon chamber 5 due to the occurrence of condensation, which has occurred inside the conventional activated carbon chamber 5. Regarding such dew condensation, the eliminator unit 60 and the exhaust port unit 90 can achieve the same effect, which is advantageous compared to the conventional structure.
[0131]
Further, since the exhaust port portion 90 exists at a high position, it is advantageous in terms of exhaust restriction. That is, as the exhaust port 90 is higher, the restriction of dirt on the exhausted air is loosened at present, so that the margin of cleaning power as a device can be increased. At the same time, further downsizing and cost reduction are possible.
[0132]
Further, an eliminator 60 is provided between the scrubber body 40 and the activated carbon chamber 70. For this reason, water droplets of a certain size or more contained in the processing air that has passed through the scrubber body 40 are passed through the eliminator unit 60 to purify the processing air in the activated carbon chamber unit 70. It can be removed before processing. Thereby, it is possible to prevent the activated carbon from being touched by water droplets of a certain size or more, and it is possible to prevent the adsorption performance from being reduced by the water coating on the activated carbon surface and the growth of microorganisms.
[0133]
Further, by preventing such a problem, the period in which the activated carbon can be used becomes longer, and the life of the activated carbon can be extended. In addition, the frequency of maintenance such as replacement of the activated carbon filter 74 can be reduced.
[0134]
Further, an activated carbon filter 74 is configured as a honeycomb-shaped activated carbon 77 in which cells 79 that allow air to pass through each of the large number of ribs 78 exist. For this reason, in the process of cleaning the processing air using activated carbon, the processing air can pass through the cell 79, and the ventilation of the processing air is improved. Thereby, in the process of cleaning the processing air using activated carbon, the pressure difference (pressure loss) before and after the processing air passes through the activated carbon filter 74 can be reduced.
[0135]
Further, since the processing air passes through the cell 79 and the pressure loss is reduced, the conduction amount of the processing air passing through the activated carbon filter 74 per unit time is changed from the conventional granular activated carbon to the activated carbon chamber section. Compared to the case where it is packed, it can be increased. In other words, by reducing the pressure loss, the amount of processing air introduced into the activated carbon chamber 70 can be increased.
[0136]
Moreover, when this activated carbon filter 74 is employ | adopted, compared with the case where the conventional granular activated carbon is used, it becomes possible to enlarge the outer surface area per unit volume. Therefore, the contact efficiency with the water-insoluble gas becomes good. Also, the weight of the activated carbon filter 74 can be reduced as compared with the case where the weight is the same as that of the granular activated carbon. Therefore, maintenance such as replacement of the activated carbon filter 74 is facilitated. At the same time, it is possible to reduce the weight of the structure of the scrubber body 40 and other parts disposed under the activated carbon chamber 70. Moreover, the whole air purification apparatus 10 can be reduced in weight, and the arrangement | positioning on the roof of a building becomes safe and easy.
[0137]
The activated carbon chamber unit 70 is detachably provided to the scrubber body unit 40 and the eliminator unit 60. For this reason, in the air purifier 10, when the process using activated carbon is not performed, the activated carbon chamber part 70 can be removed. In this way, the configuration of the air cleaning device 10 can be selectively changed, and an appropriate cleaning process can be performed according to the type of gas or the like contained in the processing air. Become.
[0138]
Moreover, when the activated carbon chamber part 70 is removed, the structure of the air cleaning apparatus 10 can be made compact. Further, in the case of such a configuration, the activated carbon filter 74 does not hinder the air conduction, so that the treatment air conduction is improved accordingly. Thereby, the amount per unit time that the processing air can be cleaned increases.
[0139]
Further, a third flange portion 66 and a fourth flange portion 73 are provided at a boundary portion between the activated carbon chamber portion 70 and the eliminator portion 60, and a packing 67 is provided between both the flange portions 66 and 73. Intervene. For this reason, the boundary between the activated carbon chamber part 70 and the eliminator part 60 can be sealed. Thereby, it is possible to prevent the processing air from leaking outside from this boundary.
[0140]
Similarly, flange portions 48 and 64 are provided at a boundary portion between the scrubber main body portion 40 and the eliminator portion 60, and a packing 49 is interposed between the flange portions 48 and 64. Therefore, the boundary between the scrubber body 40 and the eliminator 60 can be sealed, and the processing air can be prevented from leaking from the boundary.
[0141]
Further, since the scrubber body 40, the eliminator section 60, and the activated carbon chamber section 70 are provided with flange sections 48, 64, 66, 73, respectively, the scrubber body section 40, the eliminator section 60, and the activated carbon chamber section 70 are provided. The attachment and detachment between them becomes even more flexible. For this reason, for example, it becomes easy to add, remove, or replace the eliminator unit 60 and the activated carbon chamber unit 70 with respect to the scrubber body unit 40 as needed.
[0142]
In particular, since only the scrubber such as the scrubber main body 40 was able to handle dirty air at the beginning, only the scrubber was installed, but after that the object to be processed at the facility 54 is different or the regulations become strict. For example, it is possible to cope with this by simply adding one or both of the activated carbon chamber part 70 and the eliminator part 60 above the scrubber body part 40, which is extremely advantageous in terms of space and cost.
[0143]
The scrubber body 40 employs a cyclonic scrubber. Therefore, it is possible to perform a cleaning process in which processing air is spirally introduced into the outer cylinder 41 and water droplets are brought into contact with the processing air circulating in the spiral. It becomes. As a result, dust, bacteria, and water-soluble gas contained in the processing air are satisfactorily removed in the scrubber body 40. In particular, since the scrubber body 40 is a cyclonic scrubber, dust, bacteria, and water-soluble gas can be removed more satisfactorily.
[0144]
Further, a fan 52 that sucks the processing air is provided at a portion between the scrubber main body 40 and the opening 53 a for introducing processing air from the facility 54 to the scrubber main body 40. . For this reason, for example, the processing air sucked from the facility 54 can be sent into the outer cylinder 41 with a strong force toward the tangential direction of the outer cylinder 41 by the fan 52. Thereby, especially when the scrubber main-body part 40 is a cyclone-type scrubber, it becomes an appropriate structure.
[0145]
Further, the activated carbon filter 74 is provided with a square planar shape, and when the activated carbon open / close door 80 provided in the tubular member 71 is opened, the width of the opening 80a is set to be equal to the activated carbon filter unit 75. Is longer than the diagonal length of the planar shape of the small unit 75a (half the diagonal length of the activated carbon filter unit 75). Therefore, when the activated carbon open / close door 80 is opened, maintenance inside the activated carbon chamber section 70 can be easily performed through the opening 80a. Further, it becomes possible to easily carry in / out the small unit 75a with respect to the inside of the activated carbon chamber unit 70, and it is possible to easily replace the activated carbon filter 74.
[0146]
Further, one small diagonal direction of each small unit 75a constituting the activated carbon filter unit 75 is arranged in a state parallel to the loading direction of the small unit 75a from the opening 80a. If it does in this way, it will become possible to narrow the opening width of the opening part 80a.
[0147]
In addition, the arrangement different from the arrangement shown in FIG. 3, for example, the same number is arranged in the vertical and horizontal directions in a state where the side of the small unit 75a is substantially horizontal or substantially perpendicular to the opening width direction of the opening 80a. In addition, when the activated carbon filter 74 is constituted by a total of four small units 75a in two vertical and horizontal directions, in order to facilitate insertion and unloading of the small units 75a, the opening 80a has a total horizontal width of the two small units 75a. It is necessary to have an opening width corresponding to. Therefore, the width of the opening 80a formed in the cylindrical member 71 is increased.
[0148]
However, as shown in FIG. 3, in the state where the entire diagonal direction of the activated carbon filter unit 75 is parallel to the loading direction of the activated carbon filter unit 75 from the opening 80a, for example, two small units 75a each vertically and horizontally. If the opening width of the opening 80a is as much as the diagonal width of one small unit 75a, all the small units 75a can be easily carried in / out of the activated carbon chamber 70. be able to.
[0149]
That is, when taking out, the small unit 75a close to the opening 80a is first taken out. Next, the other small unit 75a is moved to the removed position, and then removed from the opening 80a. In this way, all the four small units 75a can be taken out from the opening 80a. Therefore, the opening width of the opening 80a can be narrowed, the cost for manufacturing the air cleaning device 10 can be reduced, and the strength of the eliminator 60 and the activated carbon chamber 70 can be improved. Can do.
[0150]
Further, since the corner of the small unit 75a close to the opening 80a is very close to the opening 80a, the small unit 75a can be easily taken out and installed. At the same time, the other two small units 75a on the side other than the back side also have one corner portion close to the opening 80a, so that they can be easily taken out and installed.
[0151]
Further, in the arrangement of the activated carbon filter unit 75 as shown in FIG. 3, each corner portion of the activated carbon filter 74 (small unit 75a) is located in the center portion in the width direction of the opening 80a. For this reason, compared with the case where the opening part 80a becomes parallel with the side part of the activated carbon filter 74, the space where the activated carbon filter 74 does not exist is provided in the position close to the opening part 80a. For this reason, the operator can easily enter the back side of the activated carbon chamber 70.
[0152]
Further, a plurality of activated carbon filters 74 are stacked along the vertical direction that is separated from the installation surface 10a. For this reason, the processing air passes through the multiple layers of the activated carbon filter 74, thereby further purifying. That is, by passing through a plurality of activated carbon filters 74, the amount of water-insoluble gas and residual gas adsorbed by the activated carbon of the activated carbon filter 74 increases, and the processing air is highly purified. It becomes possible.
[0153]
In addition, an inspection ladder 100 and a work platform 101 are attached to the side surface of the air cleaning device 10 in the upward direction away from the installation surface 10a. For this reason, the operator can easily perform maintenance using the inspection ladder 100 and the inspection platform 101. Moreover, the replacement | exchange operation | work of the activated carbon filter 74 provided in the inside of the activated carbon chamber part 70 can also be performed easily.
[0154]
Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention can be variously modified in addition to this. This will be described below.
[0155]
In the above-described embodiment, the case where the scrubber main body 40 that is the first air cleaning means is a cyclonic scrubber has been described. However, the scrubber main body 40 is not limited to the cyclonic scrubber. For example, as shown in FIG. 7, the scrubber body 40 may be a filling scrubber. When the scrubber body 40 is a filling scrubber, a filter-like filler 140 is provided inside the outer cylinder 41. The filler 140 is wetted by jetting water from the jet nozzle 33 to the filler 140. When the processing air passes through the filler 140 in such a wet state, dust, bacteria, and water-soluble gas contained in the processing air are removed by the passage of the filler 140. The
[0156]
In addition, as a structure similar to a filling-type scrubber, there exists what used the scrubber main-body part 40 as the bubbling-type scrubber.
[0157]
Further, in the above-described embodiment, the fan 52 is connected to the air conduit 53 extending to the inside of the facility 54, and further, an air conduit for sending processing air to the scrubber body 40. 50. That is, the structure which pushes in the process air with respect to the scrubber main-body part 40 is employ | adopted. However, the fan 52 is disposed between the scrubber body 40 and the eliminator 60 so as to draw in the processing air after being processed in the scrubber body 40 or the clean air after being processed in the activated carbon chamber 70. A configuration may be adopted in which the air purifier 10 is connected to the discharge side of the air cleaning device 10 such as between the eliminator 60 and the activated carbon chamber 70 or after the activated carbon chamber 70.
[0158]
When such a configuration is adopted, air from which dust or bacteria have been removed or clean air is introduced into the fan 52, and processing air containing various gases generated in the facility 54 is not introduced. For this reason, the fan 52 is less likely to be damaged by gas having properties such as acidity and alkalinity, and the life of the fan 52 can be extended.
[0159]
Moreover, in the above-mentioned embodiment, the case where the one air purifying apparatus 10 is installed in the installation surface 10a as the air-conditioning system 11 is demonstrated. However, as the air conditioning system 11, a plurality of air purification devices 10 may be installed side by side.
[0160]
FIG. 8 illustrates an air conditioning system 11 when two air purifying apparatuses 10 are installed side by side as an example. In the air conditioning system 11, the two air cleaning devices 10 are arranged in close proximity. Moreover, in one air cleaning device 10, the fan 52 is installed on the installation surface 10 a, but in the other air cleaning device 10, the fan 52 is positioned above the fan 52 of the one air cleaning device 10. is doing. That is, in order to install the fan 52 above the fan 52, the other air cleaning device 10 has a fan support member (not shown) for supporting the fan 52 at a predetermined height position outside the outer cylinder 41. Is provided.
[0161]
When configured in this manner, two fans 52 can be installed in a space for installing one fan. Therefore, for example, when two air cleaning devices 10 are installed in a limited space such as a rooftop of a facility, the space efficiency is further improved.
[0162]
When such a configuration is adopted, the positions where the activated carbon door 80 and the inspection platform 100 are attached are shifted. For example, the activated carbon door 80, the inspection ladder 100, and the work platform 101 are placed on the front side in FIG. You may make it attach. In addition, the activated carbon door 80, the inspection ladder 100, and the work platform 101 may be provided on the side opposite to the side where the fan 52 is provided.
[0163]
Further, in this air conditioning system 101, dirty air in the facility 54 is made clean air by causing the two air cleaning devices 10 and 10 to cooperate. That is, clean air that has been subjected to constant purification is taken into the other fan 52 from the exhaust port portion 90 by the air purifier 10 arranged on the right side of FIG. Then, after further purification by the air purifying device 10 on the left side of FIG. 8, the air is exhausted from the exhaust port 90 to the outside.
[0164]
In the configuration shown in FIG. 8, one fan 52 is provided for each air purifying device 10, but for example, one fan 52 is provided for two air purifying devices 10. As described above, a configuration in which one fan 52 is installed for a plurality of air purification apparatuses 10 may be adopted. Further, the connection relationship between the air cleaning apparatuses 10 and 10 may be removed, and the dirty air in different facilities 54 may be purified.
[0165]
In the above-described embodiment, the configuration in which the eliminator unit 60 is provided is described. However, if not particularly necessary, the eliminator 60 may be omitted without providing the eliminator unit 60. The processing air is a composite exhaust gas in which water-soluble gas, water-insoluble gas, particles and the like are mixed in the air, but any air can be used. At the same time, it is possible to deal with gases other than air, such as nitrogen gas.
[0166]
Further, in the above-described embodiment, the activated carbon filter 74 using the honeycomb activated carbon 77 is described. However, the activated carbon filter 74 is not limited to the one using the honeycomb-like activated carbon 77. The activated carbon used for the activated carbon filter 74 is not particularly limited, and examples thereof include activated carbon obtained by a normal method using charcoal, coke, coconut shell, natural fiber, synthetic fiber, synthetic resin, pitch, and the like as raw materials. . In addition to the conventional granular activated carbon and fibrous activated carbon, the activated carbon other than the honeycomb activated carbon includes macaroni, mesh, and the like. A plurality of structures having mesh-like or circular through-holes may be stacked to form an activated carbon member of such a mesh-like structure, or activated carbon may be attached to the mesh-like structure. The raw material, composition, and shape of the activated carbon are not particularly limited as long as a certain removal performance and a certain air permeability can be obtained.
[0167]
Moreover, in the above-mentioned embodiment, the structure where the eliminator part 60 and the activated carbon chamber part 70 are detachable with respect to the scrubber main-body part 40 is demonstrated. However, the eliminator unit 60 and the activated carbon chamber unit 70 may be configured to be fixed to the scrubber body unit 40.
[0168]
In the above-described embodiment, the scrubber body 40 has the first flange 48, the eliminator 60 has the second and third flanges 64 and 66, and the activated carbon chamber 70 has the fourth. The case where the flange part 73 is provided is described. However, the first to fourth flange portions 48, 64, 66, 73 may be omitted without providing them.
[0169]
Furthermore, in the above-described embodiment, the arrangement of the activated carbon filter 74 inside the activated carbon chamber unit 70 is such that the width direction of the opening 80a is substantially parallel or perpendicular to the diagonal direction of the activated carbon filter 74. Has been placed. However, the arrangement of the activated carbon filter 74 inside the activated carbon chamber section 70 is not limited to this, and any arrangement as long as the activated carbon filter 74 can be satisfactorily carried in / out of the activated carbon chamber section 70 is possible. It may be.
[0170]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a compact air purifier with a small installation area can be provided. Further, the number of parts of the air cleaning device can be reduced, and the cost can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a configuration of an air cleaning device according to an embodiment of the present invention.
2 is a side cross-sectional view showing the inside of a water tank part, a scrubber body part, an eliminator part, an activated carbon chamber part, and an exhaust port part in the air purifying apparatus of FIG. 1;
3 is an end view seen from the plane direction showing the configuration of the air cleaning device of FIG. 1, and is a view showing a state of arrangement of the activated carbon filter inside the activated carbon chamber section.
4 is a schematic diagram showing an overall outline of an air conditioning system according to a certain form using the air cleaning device of FIG. 1;
FIGS. 5A and 5B are plan views showing a state of arrangement of a drop removal filter inside the eliminator section of the air cleaning apparatus of FIG. 1, wherein FIG. 5A shows a support member, and FIG. 5B shows a drop removal filter; It is shown.
6 is a plan view showing the configuration of the activated carbon filter used in the air purifying apparatus of FIG. 1, with its central portion omitted, and a partially enlarged view showing a part thereof enlarged. FIG.
FIG. 7 is a side sectional view showing an outline of a configuration of an air cleaning device using a filling scrubber according to a modification of the present invention.
FIG. 8 is a schematic diagram showing an outline of an entire air conditioning system of another example using the air cleaning device of FIG. 1 according to a modification of the present invention.
FIG. 9 is a side view showing a configuration of a conventional air cleaning device.
[Explanation of symbols]
10 ... Air purifier
11 ... Air conditioning system using air purifier
20 ... Water tank
23 ... Open / close valve
30 ... Pumping pipeline
32 ... Pump
33 ... Injection nozzle
40. Scrubber body (first air cleaning means)
41 ... outer cylinder
42 ... Scrubber door
43 ... Inner cylinder
44 ... Conduction path
45 ... Gas intake
48 ... 1st flange part
50, 53 ... Air pipeline
52 ... Fan
54 ... Facility
60 ... Eliminator (droplet removal means)
61 ... Cylindrical member
63 ... Drip removal filter
64 ... Second flange portion
66. Third flange portion
70 ... Activated carbon chamber (second air cleaning means)
71 ... cylindrical member
72 ... Pre-filter
73 ... Fourth flange portion
74 ... Activated carbon filter
75 ... Activated carbon filter unit
76: Mounting member
77 ... Honeycomb activated carbon
78 ... Ribs
79 ... Cell
80 ... Open / close door for activated carbon (opening / closing means)
81 ... Sealing plate
90 ... exhaust port
91 ... post
92 ... Exhaust port
100 ... Ladder for inspection
101 ... Working platform
110 ... Control panel
120 ... Chemical tank
121 ... Chemical pump

Claims (15)

処理用の空気が導入されると共に、水滴を含む雰囲気内で処理用の空気の清浄化処理が図られる第1の空気清浄化手段と、活性炭を内部に備え、この活性炭によって上記第1の空気清浄化手段により処理が為された処理用の空気の清浄化が図られる第2の空気清浄化手段とを具備して設置面に設置される空気清浄装置において、
上記第1の空気清浄化手段は、上記第2の空気清浄化手段よりも、上記設置面に近接する下方側に設けられると共に、
上記第2の空気清浄化手段は、上記設置面から離間する上記第1の空気清浄化手段の上方側に配置されることを特徴とする空気清浄装置。
A first air cleaning means for introducing a treatment air into the atmosphere containing water droplets and a treatment for purifying the treatment air in an atmosphere containing water droplets, and activated carbon are provided therein. In the air cleaning apparatus installed on the installation surface, comprising the second air cleaning means for cleaning the processing air that has been processed by the cleaning means,
The first air cleaning means is provided on a lower side closer to the installation surface than the second air cleaning means, and
The air purifying device according to claim 1, wherein the second air purifying unit is disposed above the first air purifying unit spaced from the installation surface.
前記第1の空気清浄化手段と、前記第2の空気清浄化手段との間には、水滴を除去するための除滴手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の空気清浄装置。The air purifier according to claim 1, wherein a droplet removing means for removing water droplets is provided between the first air purifying means and the second air purifying means. apparatus. 前記活性炭は、活性炭フィルタに存在していて、この活性炭フィルタは、
少なくとも表面に前記活性炭が存在する母材と、
上記母材を貫通すると共に、空気を導通させる多数の規則的な配置の通孔と、
を有していることを特徴とする請求項1または2記載の空気清浄装置。
The activated carbon is present in the activated carbon filter, and this activated carbon filter is
A base material on which at least the activated carbon is present on the surface;
A number of regularly arranged through holes that pass through the base material and allow air to pass therethrough,
The air purifier according to claim 1, wherein the air purifier is provided.
前記第2の空気清浄化手段は、前記第1の空気清浄化手段および前記除滴手段の少なくとも一方に対して、着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気清浄装置。The said 2nd air purification means is detachably provided with respect to at least one of the said 1st air purification means and the said droplet removal means, The any one of Claim 1 to 3 characterized by the above-mentioned. The air purifier according to claim 1. 前記第1の空気清浄化手段のうち、前記第2の空気清浄化手段と対向する上端部には、該第1の空気清浄化手段の外方に向かって突出する第1のフランジ部が設けられていると共に、
前記除滴手段のうち、前記第1の空気清浄化手段と対向する下端部および前記第2の空気清浄化手段と対向する上端部にも、該除滴手段の外方に向かって突出する第2のフランジ部および第3のフランジ部が設けられていて、
さらに前記第2の空気清浄化手段のうち、前記第1の空気清浄化手段と対向する下端部にも、該第2の空気清浄化手段の外方に向かって突出する第4のフランジ部が設けられていて、
上記第1のフランジ部と、上記第2のフランジ部又は上記第4のフランジ部との間に、封止部材を介在させて突き合わせた状態で、連結手段によって連結することで、前記第1の空気清浄化手段と、前記第2の空気清浄化手段又は前記除滴手段とが連結されると共に、
上記第3のフランジ部と、上記第4のフランジ部の間に、封止部材を介在させて突き合わせた状態で、連結手段によって連結することで、前記除滴手段と、前記第2の空気清浄化手段とが連結されることを特徴とする請求項4記載の空気清浄装置。
Of the first air cleaning means, a first flange portion that protrudes outward from the first air cleaning means is provided at the upper end portion facing the second air cleaning means. As well as
Of the droplet removing means, a lower end portion facing the first air cleaning means and an upper end portion facing the second air cleaning means also protrude outwardly from the droplet removing means. Two flange portions and a third flange portion are provided,
Further, among the second air cleaning means, a fourth flange portion that protrudes outward from the second air cleaning means is also provided at a lower end portion facing the first air cleaning means. Provided,
The first flange portion and the second flange portion or the fourth flange portion are connected to each other by a connecting means in a state where the sealing member is interposed between the first flange portion and the fourth flange portion. An air cleaning means and the second air cleaning means or the droplet removing means are connected,
By connecting the third flange portion and the fourth flange portion with a sealing member between the third flange portion and the fourth flange portion, the connecting means is used to connect the droplet removing means and the second air purifier. The air purifier according to claim 4, wherein the air purifier is connected to the air purifier.
前記第1の空気清浄化手段は、サイクロン式スクラバであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の空気清浄装置。The air cleaning device according to any one of claims 1 to 5, wherein the first air cleaning means is a cyclonic scrubber. 前記第1の空気清浄化手段は、充填式スクラバであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の空気清浄装置。The air cleaning device according to any one of claims 1 to 5, wherein the first air cleaning means is a filling scrubber. 前記第1の空気清浄化手段と、前記処理用の空気を該第1の空気清浄化手段に導入するための開口部との間の部位には、前記処理用の空気を吸引するファンが設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の空気清浄装置。A fan for sucking the processing air is provided at a portion between the first air cleaning unit and the opening for introducing the processing air into the first air cleaning unit. The air purifier according to any one of claims 1 to 7, wherein the air purifier is provided. 前記第2の空気清浄化手段と、該第2の空気清浄化手段により清浄化が為された清浄空気をこの第2の空気清浄化手段から排気するための排気口の間の部位には、該清浄空気を排気するファンが設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の空気清浄装置。In the portion between the second air cleaning means and the exhaust port for exhausting the purified air cleaned by the second air cleaning means from the second air cleaning means, The air purifier according to any one of claims 1 to 7, wherein a fan for exhausting the clean air is provided. 前記第2の空気清浄化手段には、該第2の空気清浄化手段の内部と連なる開閉手段が設けられていて、この開閉手段を介して該第2の空気清浄化手段のメンテナンスおよび前記活性炭フィルタの交換が可能であると共に、
前記活性炭フィルタは、その平面形状が正方形状に設けられていて、
前記活性炭フィルタは、該活性炭フィルタの対角線と上記開閉手段の開口幅の方向とが垂直または水平を為す状態で、前記第2の空気清浄化手段の内部に、該活性体フィルタの平面方向に複数並べられて配置されると共に、
平面形状が正方形状である前記活性炭フィルタの対角線の長さの合計の半分よりも、上記開閉手段の開口幅の長さが長い、
ことを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載の空気清浄装置。
The second air cleaning means is provided with opening / closing means connected to the inside of the second air cleaning means, through which the maintenance of the second air cleaning means and the activated carbon are performed. The filter can be replaced,
The activated carbon filter is provided with a square planar shape,
The activated carbon filter includes a plurality of activated carbon filters in the plane direction of the active filter in the second air cleaning means in a state where the diagonal line of the activated carbon filter and the direction of the opening width of the opening / closing means are vertical or horizontal. Arranged side by side,
The length of the opening width of the opening / closing means is longer than half of the total length of diagonal lines of the activated carbon filter whose planar shape is a square shape,
The air purifier according to any one of claims 3 to 9, wherein
前記活性炭フィルタは、前記設置面から離間する上下方向に沿って複数重ねられることを特徴とする請求項10記載の空気清浄装置。The air purifier according to claim 10, wherein a plurality of the activated carbon filters are stacked along a vertical direction separated from the installation surface. 前記設置面から離間する上昇方向に向かい、その側面に点検用梯子と作業用架台が取り付けられていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の空気清浄装置。The air purifier according to any one of claims 1 to 11, wherein an inspection ladder and a work platform are attached to a side surface in a rising direction away from the installation surface. 施設の内部に存在する処理用の空気を吸い込んで、この処理用の空気を空気清浄装置で清浄化処理する空気清浄装置を用いた空調システムにおいて、
上記空気清浄装置は、請求項1から12のいずれか1項に記載の空気清浄装置であると共に、この空気清浄装置を通過した後の清浄空気を、空気管路を介して上記施設内に戻すことを特徴とする空気清浄装置を用いた空調システム。
In an air conditioning system using an air cleaning device that sucks processing air existing inside the facility and cleans the processing air with an air cleaning device,
The air purifier is the air purifier according to any one of claims 1 to 12, and the clean air after passing through the air purifier is returned to the facility through an air pipe. An air conditioning system using an air purifier characterized by that.
施設の内部に存在する処理用の空気を吸い込んで、この処理用の空気を空気清浄装置で清浄化処理する空気清浄装置を用いた空調システムにおいて、
上記空気清浄装置は、請求項1から12のいずれか1項に記載の空気清浄装置であると共に、この空気清浄装置を通過した後の清浄空気を、設置面から5m以上の高さであって、8m以内の高さから外部に排気することを特徴とする空気清浄装置を用いた空調システム。
In an air conditioning system using an air cleaning device that sucks processing air existing inside the facility and cleans the processing air with an air cleaning device,
The air purifier is the air purifier according to any one of claims 1 to 12, and the clean air after passing through the air purifier is at a height of 5 m or more from the installation surface. An air conditioning system using an air purifier that exhausts to the outside from a height of 8 m or less.
前記空気清浄装置は複数台存在すると共に、
かかる複数台の前記空気清浄装置の中で、隣り合う前記空気清浄装置のうち、一方の前記空気清浄装置が具備する前記ファンが、前記設置面に近接する下方側に設置されていると共に、
隣り合う前記空調装置のうち、他方の前記空気清浄装置が具備する前記ファンが、前記設置面から離間する上方側であると共に、上記一方の前記空気清浄装置が具備する前記ファンの上方側に配置されることを特徴とする請求項13又は14記載の空気清浄装置を用いた空調システム。
There are a plurality of the air cleaning devices,
Among the plurality of air purifiers, among the adjacent air purifiers, the fan included in one of the air purifiers is installed on the lower side close to the installation surface,
Among the adjacent air conditioners, the fan included in the other air purifier is located on the upper side away from the installation surface, and disposed above the fan included in the one air purifier. An air conditioning system using the air purifier according to claim 13 or 14.
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