JP2005045353A - Image processing apparatus, image processing method, and image processing program - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換する画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、多階調の原画像データを擬似中間調の出力用画像データに変換する量子化処理の手法として、組織的ディザ法、ブルーノイズマスク法、誤差拡散法などが知られている。このなかでも、誤差拡散法は比較的高い画質を得ることができるため、高画質の画像を得るための用途に用いられることが多く、種々の改良がなされてきた。誤差拡散法の画質的な課題は、ノイズを増幅させずにアルゴリズム特有のテクスチャーをいかに低減させるかである。
【0003】
例えば、特許文献1では、複数の誤差拡散マトリクスを利用して均一性を確保しようと試みている。具体的には、2つのマトリクスを入力値に応じて切り替え、大きいマトリクスをハイライトやシャドー部で使用しウオームを防ぎ、小さいマトリクスを中域部で使用しノイズを抑えようとする。
【0004】
特許文献2では、ハイライトおよびシャドー領域でより均一な結果を生成するため、出力値に依存するしきい値を用いてしきい値を変更する。具体的には2値化出力が白か黒かで、入力に応じたしきい値変更を周囲画素に対して行い、それを繰り返し伝搬して用いる。その他にも、誤差拡散マトリクスのサイズ、係数を最適化する方法や、処理順序(走査方向)の変更などが行われてきた。これら手法からは一定の効果を得ることはできたが、十分と呼べるような効果を得ることはできなかった。
【0005】
一方、これらの誤差拡散法やその改良方法、ディザ法などとは異なる量子化処理の手法として、逆相関型のデジタルハーフトーニング法が提案されている(非特許文献1参照)。この方法は、画素毎にドットの出現情報を表す配列(以下、ドット出現パターンとする)、すなわち、注目画素を構成する階調数に実質的に比例した数だけドットの有無情報を配列させたもの、を設定し、その情報に基づきハーフトーニングする方法であって、注目画素についてのドット出現パターンの内容決定においては、注目画素の周辺画素について既に決定済みのドット出現パターンを用い、これらドット出現パターンを構成する要素の要素番号毎に、周辺画素にドットが出現する期待値(以下、ヒストグラムとする)を算出し、この期待値に基づき、ドット出現数の少ない要素番号にドット有り情報を優先的に設定し、ドット出現数の多い要素番号にドット無し情報を設定するよう、注目画素のドット出現パターンを決める方法である。
【0006】
以下、逆相関型のデジタルハーフトーニング法について、具体的な例を挙げて説明する。なお、以下の説明においては、左から右に向かう方向に注目画素を切り換えて処理を行うこととする。
図8に示すように、逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理においては、原画像データが入力される前に、予め0〜(n−1)の範囲内から無作為にランダム変数r(rは整数)を決定する(ステップT1)。なお、「n」は画素値gi,jの最大値である。画素値gi,jとは、i行j列目の画素における階調値のことであり、ここでは0〜nの範囲内の何れかの値である。
原画像データが入力されたら、原画像データ中からi行j列目の画素に関する画素値gi,jを取得する(ステップT2)。
【0007】
画素値gi,jを取得したら、その画素値gi,jに基づきi行j列目の画素のローカルフィルタPを生成する(ステップT3)。具体的には、始めに画素値gi,jを下記式(1)に代入してΔを求め、そのΔが図9中左欄のどの範囲に属するかを特定し、特定した範囲に対応するローカルフィルタPの情報を図9中右欄から特定する。なお、図中、例えば「Δ∈[0,13/255)」は、0≦Δ<13/255を示している。
Δ=|gi,j−n/2|/n … (1)
【0008】
例えば、画素値gi,jが120だとしたら、上記式(1)からΔ=|120−255/2|/255=7.5/255が導き出され、このΔ(=7.5/255)が、図9中左欄の最も上の欄に記載されたΔ∈[0,13/255)に属しているのを特定することができる。そしてΔ∈[0,13/255)が記載された特定済みの欄から、その右隣に配置された欄のR(K1,6,5)をローカルフィルタPの情報として特定することができる。
【0009】
次に、特定された情報を便宜的に一般化して「R(K,lk,ε(lk))」とした場合に、まず「K」を参照することにより、図10及び図11に示した6つの基礎フィルタK1〜K6の何れかを選択する。次に、「lk」を参照することにより、基礎フィルタK中の×印の画素、即ちi行j列目の画素から、上方向、左方向及び右方向に(lk−1)画素分の広がりを有するlk行×(2lk−1)列のサイズのフィルタを生成する。そして、「lk」及び「ε(lk)」を参照し、生成されたフィルタ中の1列目から(lk−ε(lk))列目までの各画素には基礎フィルタKの画素値をそのまま割り当て、かつ(lk−ε(lk))列目より先の列の各画素には0を割り当てることにより、ローカルフィルタPを生成する。
【0010】
例えば、ローカルフィルタPの情報がR(K6,4,−1)で表されるとしたら、以下のような手順でローカルフィルタPを生成する。すなわち、R(K6,4,−1)において、基礎フィルタKに対応するのが「K6」であるから、図11中の3つの基礎フィルタK4〜K6のなかから下段に図示された基礎フィルタK6を基礎フィルタKとして特定する。そしてR(K6,4,−1)において、lkに対応するのが「4」であり、ε(lk)に対応するのが「−1」であるから、まず始めに、図11中下段の基礎フィルタK6中で×印の画素から、上方向、左方向及び右方向に3(=lk−1)画素分の広がりを有する4行×7(=2×4−1)列のサイズのフィルタを生成し、その後、その生成した4行×7列のフィルタにおいて、1列目から5(=4−(−1))列目までの各画素には基礎フィルタK6の画素値をそのまま割り当て、5列目より先の列の各画素には0を割り当てる。このような手順で生成されたローカルフィルタPを図12に示す。
【0011】
ローカルフィルタPを生成したら、i行j列目の画素のヒストグラムHi,j[k]を算出する(ステップT4)。「ヒストグラムHi,j[k]」というのは、ローカルフィルタP中に×印で示される注目画素の周辺の画素の配置位置を(x,y)で表したときに、注目画素周辺の各画素のドット出現パターンCx,y[k]をローカルフィルタPの(x,y)の位置の値で重み付けし、要素kの値毎に加算した合計値である。ただし、「k」は0から(n−1)までの任意の整数値であって、ドット出現パターンCx,y[k]の要素kと同義である。また、「ドット出現パターンCi,j[k]」というのは、それぞれ0または1の値をとるCi,j[0]〜Ci,j[n−1]によって構成される数列である。このドット出現パターンCi,j[k]は、要素kに0から(n−1)の何れかの値を代入したときに「1」となればi行j列目の画素にドットを形成することを示し、「0」となればドットを形成しないことを示す。
【0012】
例えば、図12に示すローカルフィルタPを生成した場合に、ローカルフィルタP中の各画素の位置(x,y)、ローカルフィルタP中の各画素の画素値px,yが図13(a)、(b)のように設定されたとしたら、i行j列目の注目画素(図12,13中×印の画素)のヒストグラムHi,j[k]を、下記の式にしたがって要素kの値ごとに算出する。
Hi,j[0]=Cx1,y1[0]×px1,y1+Cx1,y2[0]×px1,y2+Cx1,y3[0]×px1,y3+ … +Cx4,y3[0]×px4,y3
Hi,j[1]=Cx1,y1[1]×px1,y1+Cx1,y2[1]×px1,y2+Cx1,y3[1]×px1,y3+ … +Cx4,y3[1]×px4,y3
Hi,j[2]=Cx1,y1[2]×px1,y1+Cx1,y2[2]×px1,y2+Cx1,y3[2]×px1,y3+ … +Cx4,y3[2]×px4,y3
…
…
Hi,j[n−1]=Cx1,y1[n−1]×px1,y1+Cx1,y2[n−1]×px1,y2+Cx1,y3[n−1]×px1,y3+ … +Cx4,y3[n−1]×px4,y3
【0013】
次に、各要素kについて算出されたヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]を値の小さい順に並べ替え、ヒストグラムHi,j[k]の要素番号列S[k]を算出する(ステップT5)。
【0014】
例えば、ヒストグラムHi,j[0]〜Hi,j[n−1]が、Hi,j[8]<Hi,j[3]<Hi,j[4]<Hi,j[1]<Hi,j[5]<…<Hi,j[n−1]のように並べ替えられたら、要素番号列S[k]は{8,3,4,1,5,…,(n−1)}のように算出される。なお、この要素番号列S[k]において、「8」は0番目の要素であり、「3」は1番目の要素である。
【0015】
要素番号列S[k]を算出したら、カウンタ値Countを0に設定し(ステップT6)、要素番号列S[k]の要素k’に、要素番号列S[k]中、カウンタ値Countの値に対応する順番の要素S[Count]の値を代入する(ステップT7)。すなわち、上記した要素番号列S[k](={8,3,4,1,5,…,(n−1)})を例にすると、カウンタ値Countが0であるから、k’に8(=S[0])を代入する。
【0016】
続いて、カウンタ値Countと画素値(gi,j−1)との大小関係を比較する(ステップT8)。
比較の結果、カウンタ値Countが画素値(gi,j−1)以下であれば、要素k’に対応するドット出現パターンCi,j[k’]を「1」に設定し(ステップT9)、大きければ「0」に設定する(ステップT10)。例えば、画素値gi,jが3で、かつ要素番号列S[k]が{8,3,4,1,5,…,(n−1)}であれば、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、まず要素Ci,j[8]を「1」に設定する。
【0017】
ステップT9又はステップT10の処理を終えたら、カウンタ値Countに1を加算し(ステップT11)、カウンタ値Count(=1)と(n−1)との大小関係を比較し(ステップT12)、カウンタ値Countが(n−1)と同じ値になるまでステップT7からステップT11までの処理を繰り返し行うことにより、ドット出現パターンCi,j[k]を決定する。これにより、以上のようにして要素Ci,j[8],Ci,j[3],Ci,j[4]に「1」が設定される。ドット出現パターンCi,j[k]が決定されたら、ドット出現パターンCi,j[k]のうち、上記ステップT1で決定したランダム変数rを要素番号とするCi,j[r]を、i行j列目の画素の出力値bi,jとして算出する(ステップT13)。なお、出力値bi,jは上記ステップT9又はステップT10の処理からもわかるように「0」又は「1」である。
【0018】
出力値bi,jを算出したら、入力された原画像データの全ての画素について出力値bを算出したか否かを判断し(ステップT14)、全ての画素の出力値bを未だ算出していないと判定したら、未処理の各画素について上記ステップT2からステップT13までの処理を繰り返し行う。全ての画素の出力値b、つまり出力用画像データを算出したと判定したら処理を終了する。
【0019】
以上の逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理によれば、1つの画素に着目した場合にはドットの出現頻度がその画素の画素値gi,jに比例し、近接する複数の画素に着目した場合には各画素でのドットの出現の仕方が周辺画素との逆相関を実質的に最大とすることとなるため、画像の記録時において記録媒体に形成されるドットの分散性が向上する。そのため、逆相関型のデジタルハーフトーニング法は、誤差拡散法に見られる特有のテクスチャーが少ないという特徴を有している。
なお、画像端部に関するドット出現パターンCi,j[k]の決定には、画像領域外の周辺画素に関するドット出現パターンが必要となるが、このための画像領域外の周辺画素に関してはランダム変数を用いる等してドット出現パターンを決めておく。具体的には、例えば次のように定義する。
Ci,j[k]= 1 ( rBR < nΔ のとき)、 0 ( それ以外のとき )
ここで、Δ=| gi,j − n/2 |/nであり、「gi,j」は注目画素の画素値である。また、「rBR」は{0,1,...(int)(n/2)}に含まれるランダムな整数であり、毎回異なる値とする。
【0020】
【特許文献1】
特開平4−328597号公報
【特許文献2】
特開平8−107500号公報
【非特許文献1】
ドミトリ・A・グゼフ(Dmitri A. Gusev)、”Anti−Correlation Digital Halftoning”、[online]、平成10年8月、インディアナ大学、[平成15年、7月1日検索]、インターネット<URLhttp://www.cs.indiana.edu/cgi−bin/techreports/TRNNN.cgi?trnum=TR513>
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、逆相関型のデジタルハーフトーニング法をカラー画像や、濃度の異なるレベル毎に分解された濃淡画像に対して適用すると、異なる色間でのドット配置に関して考慮がなされないため、色むらが発生しやすい。また、局所的な明度変化もランダムになり、ざらつき感も強くなる。
【0022】
本発明の課題は、色むらやざらつき感を低減し、明度の局所的な変動を抑えたカラー画像または濃淡画像を得ることができる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、相異なる複数の色のそれぞれに関する多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換するための演算処理部を有する画像処理装置であって、
前記演算処理部は、
前記複数の色のうち第1色に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行い、
その後、前記複数の色のうち前記第1色以外の第2色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行うことを特徴とする。
【0024】
ここで、複数色とは、明度、彩度及び色相のうち少なくとも1つが異なる複数の色ということである。
また、多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定するとは、多階調画像データのうち、注目画素に関するデータについてドット出現情報配列を決定することを意味する。
また、第1量子化によって決定された第1色のドット出現情報配列とは、前記注目画素について決定されたものでも良いし、前記注目画素とその周辺画素とのそれぞれについて決定されたものでも良い。
また、第1量子化によって決定された第1色のドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるような、前記第2色のドット出現情報配列を決定するとは、第1色のドット出現情報配列中、ドットの出現の期待値が大きい要素番号では第2色のドット出現の期待値を小さくし、かつ、第1色のドット出現情報配列中、ドットの出現の期待値が小さい要素番号では第2色のドット出現の期待値を大きくするように、第2色のドット出現情報配列を決定することを意味する。
また、第1色及び第2色とは、それぞれ1つの色に限定されるものではなく、複数の色でも良い。
【0025】
請求項1記載の発明によれば、第2量子化においては、先に第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように注目画素について第2色のドット出現情報配列を決定するので、異なる色のドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたカラー画像を得ることができる。
【0026】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置において、
前記第1量子化によって決定される、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列は、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きいことを特徴とする。
【0027】
請求項2記載の発明によれば、第1量子化によって決定される、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列は、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きいので、第1色のドットが確実に分散する。従って、予め第1色でのざらつき感を低減した上で異なる色のドット間で相関を調整することができるため、一層ざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を押さえたカラー画像を得ることができる。
【0028】
なお、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対し、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列の逆相関が大きいとは、周辺画素のドット出現情報配列中、ドットの出現の期待値が大きい要素番号では注目画素でのドット出現の期待値を小さく、かつ、周辺画素のドット出現情報配列中、ドットの出現の期待値が小さい要素番号では注目画素でのドットを出現の期待値を大きいことを意味する。
また、注目画素周辺の画素とは、注目画素以外の画素であって、注目画素を中心として必要な階調数を面積率で表現するために必要な範囲内の画素である。例えば、8ビットの多階調画像データを2値化する場合の周辺画素とは、理想的には注目画素に最も近接する256個の画素であるが、実際には反射率と視覚特性の非線形性とのため、256を数倍した個数の画素である。但し、画像処理における計算量との兼ね合い等から、256を数倍した個数の画素のうち、一部のみを周辺画素として扱うこととしても良い。
【0029】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像処理装置において、
前記演算処理部は、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することを特徴とする。
【0030】
請求項3記載の発明によれば、第1量子化において先に決定されたドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定するので、異なる色のドット間での相関を容易に調整することができる。
【0031】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の画像処理装置において、
前記演算処理部は、
前記第2量子化を行った後、前記複数の色のうち、前記第1色及び前記第2色以外の第3色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、前記第3色のドット出現情報配列を決定する第3量子化を行うことを特徴とする。
【0032】
請求項4記載の発明によれば、第3量子化においては、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、注目画素について前記第3色のドット出現情報配列を決定するので、第3色と、第1色または第2色とのドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたカラー画像を得ることができる。
【0033】
ここで、第1量子化及び第2量子化において決定された第1色及び第2色のドット出現情報配列とは、前記注目画素について決定されたものでも良いし、前記注目画素と前記周辺画素とのそれぞれについて決定されたものでも良い。
また、第3色とは、1つの色に限定されるものではなく、複数の色でも良い。
【0034】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の画像処理装置において、
前記第1色は、前記第2色よりも明度が低いことを特徴とする。
【0035】
請求項5記載の発明によれば、明度の低い順、つまり視認性の高い順にドット出現情報配列を決定するので、明度の高い順にドット出現情報配列を決定する場合と異なり、視認性の高い色のドットを確実に分散させることができる。従って、視覚的に色むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
【0036】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の画像処理装置において、
前記第1色はブルー、前記第2色はレッドまたはグリーンであることを特徴とする。
【0037】
請求項6記載の発明によれば、RGBに関する多階調画像データについて、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0038】
請求項7記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の画像処理装置において、
前記第1色はブラック、前記第2色はマゼンダまたはシアンであることを特徴とする。
【0039】
請求項7記載の発明によれば、YMCKに関する多階調画像データについて、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0040】
請求項8記載の発明は、相異なる複数の色のそれぞれに関する多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
前記複数の色のうち第1色に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行い、
その後、前記複数の色のうち前記第1色以外の第2色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行うことを特徴とする。
【0041】
請求項8記載の発明によれば、第2量子化においては、先に第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように注目画素について第2色のドット出現情報配列を決定することにより、異なる色のドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたカラー画像を得ることができる。
【0042】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の画像処理方法において、
前記第1量子化においては、前記注目画素周辺の、既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定することを特徴とする。
【0043】
請求項9記載の発明によれば、第1量子化においては、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定することにより、第1色のドットが確実に分散する。従って、予め第1色でのざらつき感を低減した上で異なる色のドット間で相関を調整することができるため、一層ざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を押さえたカラー画像を得ることができる。
【0044】
請求項10記載の発明は、請求項8または9記載の画像処理方法において、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって先に決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することを特徴とする。
【0045】
請求項10記載の発明によれば、第1量子化において先に決定されたドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することにより、異なる色のドット間での相関を容易に調整することができる。
【0046】
請求項11記載の発明は、請求項8〜10の何れか一項に記載の画像処理方法において、
前記第2量子化を行った後、前記複数の色のうち、前記第1色及び前記第2色以外の第3色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、前記第3色のドット出現情報配列を決定する第3量子化を行うことを特徴とする。
【0047】
請求項11記載の発明によれば、第3量子化においては、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、注目画素について前記第3色のドット出現情報配列を決定することにより、第3色と、第1色または第2色とのドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたカラー画像を得ることができる。
【0048】
請求項12記載の発明は、請求項8〜11の何れか一項に記載の画像処理方法において、
前記第1量子化においては、前記第1色として、前記第2色よりも明度が低い色を選択することを特徴とする。
【0049】
請求項12記載の発明によれば、明度の低い順、つまり視認性の高い順にドット出現情報配列が決定されるので、明度の高い順にドット出現情報配列が決定される場合と異なり、視認性の高い色のドットが確実に分散する。従って、視覚的に色むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
【0050】
請求項13記載の発明は、請求項8〜12の何れか一項に記載の画像処理方法において、
前記第1色としてブルーを選択し、
前記第2色としてレッドまたはグリーンを選択することを特徴とする。
【0051】
請求項13記載の発明によれば、RGBに関する多階調画像データについて、請求項8〜12の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0052】
請求項14記載の発明は、請求項8〜12の何れか一項に記載の画像処理方法において、
前記第1色としてブラックを選択し、
前記第2色としてマゼンダまたはシアンを選択することを特徴とする。
【0053】
請求項14記載の発明によれば、YMCKに関する多階調画像データについて、請求項8〜12の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0054】
請求項15記載の発明は、画像処理プログラムであって、
相異なる複数の色のそれぞれに関する多階調画像データを量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピューターに、
前記複数の色のうち第1色に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行う機能と、
その後、前記複数の色のうち前記第1色以外の第2色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行う機能とを実現させることを特徴とする。
【0055】
請求項15記載の発明によれば、第2量子化においては、第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように注目画素について第2色のドット出現情報配列が決定されるので、異なる色のドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたカラー画像を得ることができる。
【0056】
請求項16記載の発明は、請求項15記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記第1量子化においては、前記注目画素周辺の、既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定する機能を実現させることを特徴とする。
【0057】
請求項16記載の発明によれば、第1量子化においては、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列が決定されるので、第1色のドットが確実に分散する。従って、予め第1色でのざらつき感を低減した上で異なる色のドット間で相関を調整することができるため、一層ざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を押さえたカラー画像を得ることができる。
【0058】
請求項17記載の発明は、請求項15または16記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する機能を実現させることを特徴とする。
【0059】
請求項17記載の発明によれば、コンピューターは第1量子化において先に決定されたドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定するので、異なる色のドット間での相関を容易に調整することができる。
【0060】
請求項18記載の発明は、請求項15〜17の何れか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記第2量子化を行った後、前記複数の色のうち、前記第1色及び前記第2色以外の第3色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、前記第3色のドット出現情報配列を決定する第3量子化を行う機能を実現させることを特徴とする。
【0061】
請求項18記載の発明によれば、第3量子化においては、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、注目画素について前記第3色のドット出現情報配列が決定されるので、第3色と、第1色または第2色とのドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたカラー画像を得ることができる。
【0062】
請求項19記載の発明は、請求項15〜18の何れか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記第1量子化においては、前記第1色として、前記第2色よりも明度が低い色を選択する機能を実現させることを特徴とする。
【0063】
請求項19記載の発明によれば、明度の低い順、つまり視認性の高い順にドット出現情報配列が決定されるので、明度の高い順にドット出現情報配列が決定される場合と異なり、視認性の高い色のドットが確実に分散する。従って、視覚的に色むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
【0064】
請求項20記載の発明は、請求項15〜19の何れか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記第1色としてブルーを選択し、かつ前記第2色としてレッドまたはグリーンを選択する機能を実現させることを特徴とする。
【0065】
請求項20記載の発明によれば、RGBに関する多階調画像データについて、請求項15〜19の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0066】
請求項21記載の発明は、請求項15〜19の何れか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記第1色としてブラックを選択し、かつ前記第2色としてマゼンダまたはシアンを選択する機能を実現させることを特徴とする。
【0067】
請求項21記載の発明によれば、YMCKに関する多階調画像データについて、請求項15〜19の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0068】
請求項22記載の発明は、多階調の白黒画像データを、相異なる複数濃度の多階調画像データに分解した後、量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換する演算処理部を有する画像処理装置であって、
前記演算処理部は、
前記複数濃度のうち第1濃度に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行い、
その後、前記複数濃度のうち前記第1濃度以外の第2濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行うことを特徴とする。
【0069】
請求項22記載の発明によれば、第2量子化においては、第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように注目画素について第2濃度のドット出現情報配列を決定するので、異なる濃度のドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、濃度むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えた濃淡画像を得ることができる。
【0070】
請求項23記載の発明は、請求項22記載の画像処理装置において、
前記第1量子化によって決定される、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列は、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きいことを特徴とする。
【0071】
請求項23記載の発明によれば、第1量子化によって決定される、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列は、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きいので、第1濃度のドットが確実に分散する。従って、予め第1濃度でのざらつき感を低減した上で異なる濃度のドット間で相関を調整することができるため、一層ざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を押さえた濃淡画像を得ることができる。
【0072】
請求項24記載の発明は、請求項22または23記載の画像処理装置において、
前記演算処理部は、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することを特徴とする。
【0073】
請求項24記載の発明によれば、第1量子化において先に決定されたドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定するので、異なる濃度のドット間での相関を容易に調整することができる。
【0074】
請求項25記載の発明は、請求項22〜24の何れか一項に記載の画像処理装置において、
前記演算処理部は、
前記第2量子化を行った後、前記複数の濃度のうち、前記第1濃度及び前記第2濃度以外の第3濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、前記第3濃度のドット出現情報配列を決定する第3量子化を行うことを特徴とする。
【0075】
請求項25記載の発明によれば、第3量子化においては、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、注目画素について前記第3濃度のドット出現情報配列を決定するので、第3濃度と、第1濃度または第2濃度とのドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えた濃淡画像を得ることができる。
【0076】
請求項26記載の発明は、請求項22〜25の何れか一項に記載の画像処理装置において、
前記第1濃度は、前記第2濃度よりも明度が低いことを特徴とする。
【0077】
請求項26記載の発明によれば、明度の低い順、つまり視認性の高い順にドット出現情報配列を決定するので、明度の高い順にドット出現情報配列を決定する場合と異なり、視認性の高い濃度のドットを確実に分散させることができる。従って、視覚的に濃度むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
【0078】
請求項27記載の発明は、多階調の白黒画像データを、相異なる複数濃度の多階調画像データに分解した後、量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換する画像処理方法であって、
前記複数濃度のうち第1濃度に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行い、
その後、前記複数濃度のうち前記第1濃度以外の第2濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行うことを特徴とする。
【0079】
請求項27記載の発明によれば、第2量子化においては、第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように注目画素について第2濃度のドット出現情報配列を決定することにより、異なる濃度のドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、濃度むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えた濃淡画像を得ることができる。
【0080】
請求項28記載の発明は、請求項27記載の画像処理方法において、
前記第1量子化においては、前記注目画素周辺の、既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定することを特徴とする。
【0081】
請求項28記載の発明によれば、第1量子化においては、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定することにより、第1濃度のドットが確実に分散する。従って、予め第1濃度でのざらつき感を低減した上で異なる濃度のドット間で相関を調整することができるため、一層ざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を押さえた濃淡画像を得ることができる。
【0082】
請求項29記載の発明は、請求項27または28記載の画像処理方法において、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって先に決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することを特徴とする。
【0083】
請求項29記載の発明によれば、第1量子化において先に決定されたドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することにより、異なる濃度のドット間での相関を容易に調整することができる。
【0084】
請求項30記載の発明は、請求項27〜29の何れか一項に記載の画像処理方法において、
前記第2量子化を行った後、前記複数の濃度のうち、前記第1濃度及び前記第2濃度以外の第3濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、前記第3濃度のドット出現情報配列を決定する第3量子化を行うことを特徴とする。
【0085】
請求項30記載の発明によれば、第3量子化においては、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、注目画素について前記第3濃度のドット出現情報配列を決定することにより、第3濃度と、第1濃度または第2濃度とのドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えた濃淡画像を得ることができる。
【0086】
請求項31記載の発明は、請求項27〜30の何れか一項に記載の画像処理方法において、
前記第1量子化においては、前記第1濃度として、前記第2濃度よりも明度が低い濃度を選択することを特徴とする。
【0087】
請求項31記載の発明によれば、明度の低い順、つまり視認性の高い順にドット出現情報配列が決定されるので、明度の高い順にドット出現情報配列が決定される場合と異なり、視認性の高い濃度のドットが確実に分散する。従って、視覚的に濃度むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
【0088】
請求項32記載の発明は、画像処理プログラムであって、
多階調の白黒画像データを、相異なる複数濃度の多階調画像データに分解した後、量子化して擬似中間調の出力用画像データに変換するためのコンピューターに、
前記複数濃度のうち第1濃度に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行う機能と、
その後、前記複数濃度のうち前記第1濃度以外の第2濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行う機能とを実現させることを特徴とする。
【0089】
請求項32記載の発明によれば、第2量子化においては、第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように注目画素について第2濃度のドット出現情報配列が決定されるので、異なる濃度のドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、濃度むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えた濃淡画像を得ることができる。
【0090】
請求項33記載の発明は、請求項32記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記第1量子化においては、前記注目画素周辺の、既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定する機能を実現させることを特徴とする。
【0091】
請求項33記載の発明によれば、コンピューターは第1量子化においては、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定するので、第1濃度のドットが確実に分散する。従って、予め第1濃度でのざらつき感を低減した上で異なる濃度のドット間で相関を調整することができるため、一層ざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を押さえた濃淡画像を得ることができる。
【0092】
請求項34記載の発明は、請求項32または33記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって先に決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する機能を実現させることを特徴とする。
【0093】
請求項34記載の発明によれば、コンピューターは第1量子化において先に決定されたドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定するので、異なる濃度のドット間での相関を容易に調整することができる。
【0094】
請求項35記載の発明は、請求項32〜34の何れか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記コンピューターに、
前記第2量子化を行った後、前記複数の濃度のうち、前記第1濃度及び前記第2濃度以外の第3濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、前記第3濃度のドット出現情報配列を決定する第3量子化を行う機能を実現させることを特徴とする。
【0095】
請求項35記載の発明によれば、第3量子化においては、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、注目画素について前記第3濃度のドット出現情報配列が決定されるので、第3濃度と、第1濃度または第2濃度とのドット間で相関が調整される。従って、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えた濃淡画像を得ることができる。
【0096】
請求項36記載の発明は、請求項32〜35の何れか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
前記第1量子化においては、前記第1濃度として、前記第2濃度よりも明度が低い濃度を選択する機能を実現させることを特徴とする。
【0097】
請求項36記載の発明によれば、明度の低い順、つまり視認性の高い順にドット出現情報配列が決定されるので、明度の高い順にドット出現情報配列が決定される場合と異なり、視認性の高い濃度のドットが確実に分散する。従って、視覚的に濃度むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
【0098】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
まず、本発明に係る画像処理装置について説明する。
図1は、画像処理装置1の概略構成を示すブロック図である。この図に示すように、画像処理装置1は、入力される多階調画像データを擬似中間調の出力用画像データに変換して出力するための演算処理部2を備えている。なお、この画像処理装置1は、インクジェットプリンタ等の周知の出力装置に搭載可能となっている。また、本実施の形態においては、多階調画像データを、図2(a)に示すように、R(レッド),G(グリーン)及びB(ブルー)のそれぞれの階調値が0からn(n≧2)に変化するグラデーション画像に関するデータとして説明する。
【0099】
演算処理部(コンピューター)2は、互いに接続されたROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4及びCPU(Central Processing Unit)5を備えている。
ROM3には、本発明に係る画像処理プログラムが格納されている。この画像処理プログラムは、多階調画像データに対する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を演算処理部2に実行させるためのものである。
RAM4には、CPU5による作業領域が備えられている。
CPU5は、ROM3に格納されている画像処理プログラムをRAM4内の作業領域に展開し、多階調画像データから出力用画像データを生成するようになっている。
【0100】
次に、本発明に係る画像処理方法について、図3,4を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、画像処理装置1は、左から右に向かう方向に注目画素を切り換えて処理を行うこととするが、所定数の画素からなる行を切り換えた後の処理方向については、再び左から右に向かう方向としても良いし、反転させて右から左に向かう方向としても良いし、左右方向の何れかをランダムに選択することとしても良い。好ましくは、画像処理装置1は、全体として蛇行するような順序で処理を行うべく、1行毎または複数行毎に処理方向を反転させるようになっている。
【0101】
図3は、画像処理装置1の演算処理部2が前記画像処理プログラムに基づいてレッド,グリーン及びブルーのうち、何れか1色、本実施の形態においてはブルーの出力用画像データを生成するために実行する逆相関型のデジタルハーフトーニング(第1量子化)処理を経時的に示したフローチャートである。
この図に示すように、演算処理部2は、従来のステップT1と同様に、多階調画像データが入力される前に、予めランダム変数rを決定する(ステップS1)。
多階調画像データが入力されたら、演算処理部2はブルーの多階調画像データ中からi行j列目の画素に関する画素値gi,jを取得し(ステップS2)、従来のステップT3と同様に、この画素値gi,jに基づきi行j列目の画素のローカルフィルタPを生成する(ステップS3)。
【0102】
ローカルフィルタPを生成したら、演算処理部2は、従来のステップT4と同様にi行j列目の画素のヒストグラムH(B)i,j[k]を算出する(ステップS4)。なお、「H」に付された添え字の括弧内の文字は、色(ここではブルー)を表している。
【0103】
次に、演算処理部2は、従来のステップT5〜T14と同様に、要素番号列S[k]及びドット出現パターン(ドット出現情報配列)C(B)i,j[k]を決定し、全ての画素についての出力値b、つまり出力用画像データを算出する(ステップS5〜S14)。これにより、1つの画素に着目した場合にはドットの出現頻度がその画素の画素値gi,jに比例し、近接する複数の画素に着目した場合には各画素でのドットの出現の仕方が周辺画素との逆相関を実質的に最大とすることとなるため、画像の記録時において記録媒体に形成されるドットの分散性が向上する。
【0104】
ブルーについての出力用画像データを算出したと判定したら、演算処理部2は、グリーン及びレッドの出力用画像データを生成するための逆相関型のデジタルハーフトーニング(第2量子化)処理を行う。
【0105】
図4は画像処理装置1の演算処理部2が前記画像処理プログラムに基づいて、2色目以降の色の出力用画像データを生成するために実行する逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。なお、本実施の形態においては、演算処理部2はブルーの後に、グリーン、レッドの順で逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を行うこととして説明する。
【0106】
この図4に示すように、演算処理部2は、上記ステップS2〜S4と同様の処理を行い、i行j列目の画素についてのグリーンの画素値gi,jを取得し、ローカルフィルタPを生成し、ヒストグラムH(G)i,j[k]を算出する(ステップS20〜S22)。
【0107】
グリーンについてのヒストグラムH(G)i,j[k]を算出したら、演算処理部2は、下記のC言語表記の式に示すように、このヒストグラムH(G)i,j[k]に対し、i行j列目の画素に関して上記ステップS7〜S11によって決定された、ブルーについてのドット出現パターンC(B)i,j[k]を所定の重みW(R)i,jで加算する(ステップS23)。つまりヒストグラムH(G)i,j[0]〜H(G)i,j[n−1]に対し、C(B)i,j[0]〜C(B)i,j[n−1]を所定の重みWで加算する。
H(G)i,j[k]+=W(B)i,j*C(B)i,j[k]
これにより、ブルーのドットとグリーンのドットとの間で相関が調整されることとなる。ここで、「所定の重み」とは、先に処理された色と現在処理中の色との関係、即ちブルーとグリーンとの関係に基づいて設定されている。この重みW(B)i,jの量が大きい場合にはブルーのドットとグリーンのドットとが互いに重なり難くなり、0に近い場合には従来と同様にブルーのドットとグリーンのドットとが互いにランダムに分散し、負の値である場合にはブルーのドットとグリーンのドットとが互いに重なりやすくなる。本実施の形態では、先に示したローカルフィルタの係数値の大きさも併せて考慮し、この重みW(B)i,jの量を64(倍)としている。なお、図4中の添え字「col」は、処理済みの色(ここではブルー)を表している。
【0108】
次に、演算処理部2は上記ステップS5〜S14と同様に要素番号列S[k]を算出し、ドット出現パターンC(G)i,j[k]を決定し、全ての画素について出力値bを算出し、グリーンの出力用画像データの生成を終了する(ステップS24〜S33)。
【0109】
次に、演算処理部2は、上記ステップS2〜S4と同様の処理を行い、i行j列目の画素についてのレッドの画素値gi,jを取得し、ローカルフィルタPを生成し、ヒストグラムH(R)i,j[k]を算出する(ステップS40〜S42)。
【0110】
レッドについてのヒストグラムH(R)i,j[k]を算出したら、演算処理部2は、下記のC言語表記の式に示すように、このヒストグラムH(R)i,j[k]に対し、i行j列目の画素に関して上記ステップS7〜S11によって決定された、ブルーについてのドット出現パターンC(B)i,j[k]と、上記ステップS26〜S30によって決定されたグリーンについてのドット出現パターンC(G)i,j[k]とをそれぞれ所定の重みW(B)i,j、W(G)i,jで加算する(ステップS43)。これにより、ブルー及びグリーンのドットとレッドのドットとの間で相関が調整されることとなる。なお、本実施の形態では、重みW(G)i,jの量も64(倍)としている。
H(R)i,j[k]+=W(B)i,j*C(B)i,j[k]+W(G)i,j*C(G)i,j[k]
ここで、計算を単純化したい場合には、必ずしも決定された全てのドット出現パターンC(B)i,j[k]、C(G)i,j[k]を用いなくても良く、例えばブルーのドット出現パターンC(B)i,j[k]のみを用い、
H(R)i,j[k]+=W(B)i,j*C(B)i,j[k]
としても、従来のドット配置と比較して良好な結果を得ることができる。
【0111】
次に、演算処理部2は上記ステップS5〜S14と同様に要素番号列S[k]を算出し、ドット出現パターンC(R)i,j[k]を決定し、全ての画素について出力値bを算出し、レッドの出力用画像データの生成を終了する(ステップS44〜S53)。
【0112】
以上の画像処理方法による出力画像を図2(b)に、対照として従来の画像処理方法による出力画像を図2(c)に示す。なお、図2(b),(c)では、出力画像の優劣を分かりやすく表示するため、RGBの何れかのドットが出力されている場合にはその画素を白で、ドットが全く出力されていない場合にはその画素を黒で表現している。
これらの図に示されるように、上記の画像処理方法による出力画像は、従来の出力画像と異なり、各色のドットが均一に分散しており、その結果、重なり部分や色抜け部分が少なくなっている。
【0113】
このように、上記画像処理方法によれば、注目画素のドット出現パターンを決定するためのヒストグラムの計算において、現在処理対象の色に関する注目画素周辺のドット出現パターンだけでなく、処理済みの色に関する注目画素のドット出現パターンも考慮することで、異なる色のドット間で相関が調整されるので、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたRGB画像を得ることができる。
すなわち、i行j列目の画素について先に決定されたブルーのドット出現パターンC(B)i,j[k]に基づいて、グリーン及びレッドのドット出現パターンC(G )i,j[k],C(R)i,j[k]を決定するので、異なる色のドット間で相関を確実に調整することができる。
【0114】
[第1の実施の形態の変形例(1)]
続いて、画像処理装置1の変形例について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0115】
本変形例における画像処理装置1は、上記第1の実施の形態で説明した画像処理装置1と同様の構成を有しているが、出力用画像データの生成を面順次方式ではなく線順次方式で行うようになっている。即ち、この画像処理装置1は、上記ステップS14(S33)において、行を構成する全ての画素についてブルー(グリーン)の出力値bを算出したらブルー(グリーン)についての逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を終了し、グリーン(レッド)についての逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を開始するようになっている。
【0116】
このような画像処理装置1によっても、2色目以降のドット出現パターンの決定において、他の色について既に決定されたドット出現パターンを用いるので、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0117】
[第1の実施の形態の変形例(2)]
続いて、画像処理装置1の他の変形例について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0118】
本変形例における画像処理装置1は、上記第1の実施の形態で説明した画像処理装置1と同様の構成を有しているが、出力用画像データの生成を面順次方式ではなく点順次方式で行うようになっている。即ち、この画像処理装置1は、上記ステップS14(S33)において、1つの画素についてブルー(グリーン)の出力値bを算出したらブルー(グリーン)についての逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を終了し、グリーン(レッド)についての逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を開始するようになっている。
【0119】
このような画像処理装置1によっても、2色目以降のドット出現パターンの決定において、他の色について既に決定されたドット出現パターンを用いるので、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0120】
なお、上記第1の実施の形態及びその変形例では、ブルーの出力値bi,jを算出してからグリーンについての逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を開始することとして説明したが、ブルーのドット出現パターンC(B)i,j[k]を決定した後であれば、出力値bi,jを算出する前に開始することとしても良い。
【0121】
また、ランダム変数rを上記ステップS1において決定することとして説明したが、0〜(n−1)の範囲内の固定値を予め決定しておくこととしても良いし、全ての画像のドット出現パターンが決定された後にランダム値rを決定することとしても良い。
また、要素番号列S[k]を算出する際にヒストグラムHi,j[k]を小さい順に並べることとして説明したが、出現するドット間で分散性を損なわない限りにおいて、他の順番に並べることとしても良い。また、要素番号列S[k]を算出する際には、ヒストグラムHi,j[k]を用いる代わりに、注目画素周辺のドットの分布に関する評価関数を設定し、これを用いても良い。このような評価関数は、注目画素の周辺画素についてのドット出現パターンを用いて設定することができる。
【0122】
また、重みW(B)i,j、W(G)i,jの量を64(倍)として説明したが、−32(倍)や128(倍)など、他の量としても良い。−32(倍)とした場合には、異なる色のドット間の分散性を低下させ、ほぼ全ての色のドットを重ね合わせることも可能である。また、128(倍)とした場合には図2(d)に示すように、各色のドットをより均一に分散させ、その結果、重なり部分や色抜け部分をいっそう少なくすることができる。
【0123】
また、i行j列目の画素に関するレッドのヒストグラムH(R)i,j[k]に対し、この画素に関するブルー、グリーンのドット出現パターンC(B)i,j[k],C(G)i,j[k]を重みW(B)i,j,W(G)i,jで加算することとして説明したが、以下の式に示すように、この画素の周辺画素に関するブルー,グリーンのドット出現パターンC(B)i+δ,j[k],C(G)i+δ,j[k]も所定の重みW(B)i+δ,j,W(G)i+δ,jでそれぞれ加算することとしても良い。なお、この式中、右辺の総和記号「Σ」は、処理済みの色の全てについて総和をとることを意味している。また、「δ」は「−1」または「+1」であり、画像記録装置1の処理方向に応じ、処理済みの行のインデクスを示している。ただし、「δ」の値はこれに限定されるものではない。
【数1】
具体例として、W(col)i,j=64、W(col)i+δ,j=32としたときの出力結果を図2(e)に示す。この図から分かるように、周辺画素のドット出現パターンを加算する場合には、ブルーのドットとグリーンのドットとの間で相関をより確実に調整し、色むらやざらつき感を低減するとともに、各色のドット位置に適度のランダム性を付与することができる。
【0124】
また、画像処理装置1は、RGBに関する複数色の多階調画像データを処理するものとして説明したが、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)などの3色の多階調画像データや、Y,M,C,K(ブラック)の4色の多階調画像データなどを処理するものとしても良い。
この場合には、明度の低い色、つまり視認性の高い色の多階調画像データから逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を行うことが好ましい。これにより、明度の高い順に出力用画像データを生成する場合に比べて、視認性の高い色のドットを確実に分散させることができるため、視覚的に色むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
さらに、例えばCMYの順で注目画素の処理を行う場合には、最も明度が高く視認性の低いイエローのドットは他の色のドットと重なっても視覚的に影響が少ないため、イエローのヒストグラムH(Y)i,j[k]にシアン、マゼンタのドット出現パターンC(C)i,j[k],C(M)i,j[k]をそれぞれ加算する際の重みWの量を小さくしても良い。このように、先にドット出現パターンC(col)i,j[k]が決定される色と、現在ドット出現パターンC(col)i,j[k]を決定中の色との関係に基づいて重みWの量を設定することにより、視認性の異なる複数色のドットを適切に分散させて配置することができる。なお、上記の添え字「(col)」は何れかの色を表すものである。
【0125】
また、図10及び図11に示した6つの基礎フィルタK1〜K6の各画素の画素値は変更可能であり、必ずしも図10及び図11に示した通りの画素値である必要はない。また、ローカルフィルタPの生成には、必ずしも図9を用いる必要はない。更に、ローカルフィルタPは、基礎フィルタK1〜K6から計算しなくても良く、例えば入力画素値に応じたローカルフィルタPを予め記憶したテーブルを用いることとしても良い。
【0126】
[第2の実施の形態]
続いて、第2の実施の形態における画像処理装置1について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0127】
本実施の形態における画像処理装置1は、上記第1の実施の形態で説明した画像処理装置1と同様の構成を有しているが、複数の濃淡色に関する多階調の白黒画像データを量子化処理し、擬似中間調の出力用画像データを生成するようになっている。
具体的には、この画像処理装置1は、例えば図5に示すように、濃淡分解テーブルを用いて256階調、つまり8ビットの白黒画像データを濃色画像データと淡色画像データとに濃淡分解した後、まず濃色画像データについて逆相関型のデジタルハーフトーニング(第1量子化)処理を施し、続いて濃ドットのドット出現パターンを下記の式のように用いて淡色画像データについて逆相関型のデジタルハーフトーニング(第2量子化)処理を施すことにより、3値化された出力用画像データを生成するようになっている。
H(light)i,j[k]+=W*C(dark)i,j[k]
なお、濃淡分解テーブルとしては、例えば図6に示すものがある。また、上記の式中、「H(light)i,j[k]」は淡ドットのドット出現パターン算出のためのヒストグラムであり、「C(dark)i,j[k]」は濃ドットのドット出現パターンである。また、「W」は正の定数である。
【0128】
ここで、重みWの量は、i行j列目の画素に関して先に処理された濃色画像データの画素値に応じて調整することが好ましい。具体的には、濃色画像データの画素値が小さい場合には、重みWの量を0に近づけることによって濃ドットと淡ドットとをランダムに重ならせ、画素値が大きい場合には、重みWの量を大きくすることによって濃ドットと淡ドットとのランダムな重なりを低減することが好ましい。
【0129】
この画像処理装置1によれば、濃淡のドットの出現をそれぞれ独立に決める場合に比べ、濃ドットと淡ドットとの分散が良くなり、ランダムな重なりが低減されるため、濃淡ドットの混じり方のむらや、ざらつき感を低減することができる。
【0130】
なお、上記第2の実施の形態においては、逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を施す前に白黒画像データを濃色画像データと淡色画像データとの2つの画像データに濃淡分解することとして説明したが、3つ以上の画像データに濃淡分解することとしても良い。この場合には、明度が低い順に、つまり濃度が高い順に画像データを逆相関型のデジタルハーフトーニング処理し、明度の高い画像データについての逆相関型のデジタルハーフトーニング処理においては、明度が低い色のドット出現パターンC(dark)i,j[k]ほど重みWの量を大きくしてドット出現パターンC(light)i,j[k]の算出に用いることが好ましい。これにより、明度が低く、視認性の高いドットほど分散性を向上させることができるため、視覚的に色むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
【0131】
[第3の実施の形態]
続いて、第3の実施の形態における画像処理装置1について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0132】
本実施の形態における画像処理装置1は、上記第1の実施の形態で説明した画像処理装置1と同様の構成を有しているが、カラーの多階調画像データを処理し、色毎に多値化されたカラーの出力用画像データを生成するようになっている。具体的には、この画像処理装置1は、例えば図7に示すように、YMCKの色毎に256階調を有する画像データから、濃色のブラック、シアン、マゼンタ、イエローのデータと、淡色のブラック、シアン、マゼンタのデータとを生成した後、何れか1色のデータについて逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を施し、続いて、既に決定されたドット出現パターンを用いて2色目以降のデータについて逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を施すことにより、イエローについて2値化され、ブラック、シアン、マゼンタについて3値化された出力用画像データを生成するようになっている。なお、逆相関型のデジタルハーフトーニング処理する順番としては、各色の明度に応じて濃色のブラック、濃色のシアン、濃色のマゼンタ、淡色のブラック、淡色のシアン、淡色のマゼンタ、濃色のイエローの順としても良いし、同系統の色同士でドットの分散性を良くするべく、濃色のブラック、淡色のブラック、濃色のシアン、淡色のシアン、濃色のマゼンタ、淡色のマゼンタ、濃色のイエローの順に出力用画像データを生成しても良い。また、各色の画像データの濃淡分解には、4次元のルックアップテーブルと補間演算との組み合わせや、前記濃淡分解テーブル等を用いることができる。
【0133】
この画像処理装置1によれば、異なる色及び濃度のドット間で相関が調整されるので、従来と異なり、色むらや濃度むら、ざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたYMCK画像を得ることができる。
【0134】
【発明の効果】
請求項1,8,15記載の発明によれば、従来と異なり、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたカラー画像を得ることができる。
【0135】
請求項2,9,16記載の発明によれば、請求項1,8,15記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、一層ざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を押さえたカラー画像を得ることができる。
【0136】
請求項3,10,17記載の発明によれば、請求項1,2,8,9,15,16記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、異なる色のドット間での相関を容易に調整することができる。
請求項4,11,18記載の発明によれば、請求項1〜3,8〜10,15〜17の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、色むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えたカラー画像を得ることができる。
【0137】
請求項5,12,19記載の発明によれば、請求項1〜4,8〜11,15〜18の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、視覚的に色むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
【0138】
請求項6,13,20記載の発明によれば、RGBに関する多階調画像データについて、請求項1〜5,8〜12,15〜19の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0139】
請求項7,14,21記載の発明によれば、YMCKに関する多階調画像データについて、請求項1〜5,8〜12,15〜19の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0140】
請求項22,27,32記載の発明によれば、従来と異なり、濃度むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えた濃淡画像を得ることができる。
【0141】
請求項23,28,33記載の発明によれば、請求項22,27,32記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、一層ざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を押さえた濃淡画像を得ることができる。
【0142】
請求項24,29,34記載の発明によれば、請求項22,23,27,28,32,33記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、異なる濃度のドット間での相関を容易に調整することができる。
請求項25,30,35記載の発明によれば、請求項22〜24,27〜29,32〜34記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、濃度むらやざらつき感を低減し、かつ明度の局所的な変動を抑えた濃淡画像を得ることができる。
【0143】
請求項26,31,36記載の発明によれば、請求項22〜25,27〜30,32〜35の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、視覚的に濃度むらやざらつき感の少ない画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は多階調画像データの出力画像を示す図であり、(b),(d),(e)は本発明に係る画像処理方法を用いた場合の出力画像を示す図であり、(c)従来の画像処理方法を用いた場合の出力画像を示す図である。
【図3】画像処理装置の演算処理部が実行する1色目の逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。
【図4】画像処理装置の演算処理部が実行する2色目以降の逆相関型のデジタルハーフトーニング処理を経時的に示したフローチャートである。
【図5】白黒画像データから、3値化された出力画像データを生成する手順を示す図である。
【図6】濃淡分解テーブルを示す図である。
【図7】カラーの多階調画像データから、各色について3値化された出力画像データを生成する手順を示す図である。
【図8】従来の逆相関型のデジタルハーフトーニング法による画像処理を経時的に示したフローチャートである。
【図9】画素値に基づく値ΔとローカルフィルタPの情報とを対応づけた表である。
【図10】基礎フィルタK1〜K3を示す図面である。
【図11】基礎フィルタK4〜K6を示す図面である。
【図12】ローカルフィルタP(=R(K6,4,−1)を示す図面である。
【図13】ヒストグラムHi,j[k]の生成を説明するための図面である。
【符号の説明】
1 画像処理装置
2 演算処理部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image processing apparatus, an image processing method, and an image processing program that quantize multi-tone image data and convert the image data into pseudo-halftone output image data.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a systematic dither method, a blue noise mask method, an error diffusion method, and the like are known as quantization processing methods for converting multi-tone original image data into pseudo-halftone output image data. Among these, since the error diffusion method can obtain a relatively high image quality, it is often used for an application for obtaining a high-quality image, and various improvements have been made. The problem of the image quality of the error diffusion method is how to reduce the texture peculiar to the algorithm without amplifying the noise.
[0003]
For example,
[0004]
In
[0005]
On the other hand, an inverse correlation type digital halftoning method has been proposed as a quantization processing method different from the error diffusion method, its improved method, dither method, and the like (see Non-Patent Document 1). In this method, dot presence information for each pixel is arranged (hereinafter referred to as a dot appearance pattern), that is, dot presence / absence information is arranged in a number substantially proportional to the number of gradations constituting the target pixel. This is a method of halftoning based on the information, and in determining the content of the dot appearance pattern for the target pixel, the dot appearance pattern already determined for the peripheral pixels of the target pixel is used. For each element number of the elements that make up the pattern, the expected value (hereinafter referred to as a histogram) that dots appear in the surrounding pixels is calculated. Based on this expected value, priority is given to dot presence information for element numbers with a small number of dot appearances. This is a method of determining the dot appearance pattern of the target pixel so that no-dot information is set for element numbers with a large number of dot appearances. .
[0006]
The inverse correlation type digital halftoning method will be described below with a specific example. In the following description, the process is performed by switching the target pixel in the direction from left to right.
As shown in FIG. 8, in the image processing by the inverse half-correlation type digital halftoning method, the random variable r () is randomly selected from the range of 0 to (n−1) in advance before the original image data is input. r is an integer) (step T1). “N” is the pixel value gi, jIs the maximum value. Pixel value gi, jIs a gradation value in the pixel in the i-th row and the j-th column, and here is any value in the range of 0 to n.
When the original image data is input, the pixel value g regarding the pixel in the i-th row and j-th column from the original image datai, jIs acquired (step T2).
[0007]
Pixel value gi, jIs obtained, its pixel value gi, jBased on the above, a local filter P of the pixel in the i-th row and j-th column is generated (step T3). Specifically, first, the
Δ = | gi, j−n / 2 | / n (1)
[0008]
For example, the
[0009]
Next, when the specified information is generalized for convenience to be “R (K, lk, ε (lk))”, it is shown in FIG. 10 and FIG. 11 by referring to “K” first. 6 basic filters K1~ K6Select either of these. Next, by referring to “lk”, (lk−1) pixels are spread in the upward direction, the left direction, and the right direction from the pixel marked with X in the basic filter K, that is, the pixel in the i-th row and j-th column. Produces a filter of size lk rows × (2lk−1) columns. Then, referring to “lk” and “ε (lk)”, the pixel values of the basic filter K are used as they are for the pixels from the first column to the (lk−ε (lk)) column in the generated filter. The local filter P is generated by allocating and assigning 0 to each pixel in the column earlier than the (lk−ε (lk)) column.
[0010]
For example, the information of the local filter P is R (K6, 4, -1), the local filter P is generated by the following procedure. That is, R (K6, 4, -1) corresponds to the basic filter K "K6Therefore, the three basic filters K in FIG.4~ K6Basic filter K shown in the lower row6Is specified as the basic filter K. And R (K6, 4, -1) is “4” corresponding to lk and “−1” corresponding to ε (lk). First, the basic filter K in the lower stage in FIG.6A filter having a size of 4 rows × 7 (= 2 × 4-1) columns having a spread of 3 (= lk−1) pixels in the upward direction, the left direction, and the right direction is generated from the pixels marked with “×”. After that, in the generated 4 × 7 column filter, each pixel from the first column to the fifth (= (4-(− 1))) column has a basic filter K.6Are assigned as they are, and 0 is assigned to each pixel in the columns beyond the fifth column. FIG. 12 shows the local filter P generated by such a procedure.
[0011]
When the local filter P is generated, the histogram H of the pixel in the i-th row and j-th columni, j[K] is calculated (step T4). "Histogram Hi, j“[K]” means that the dot appearance pattern C of each pixel around the pixel of interest is represented by (x, y) when the arrangement position of the pixel around the pixel of interest shown by the x mark in the local filter P is expressed.x, y[K] is a total value obtained by weighting the value of the position (x, y) of the local filter P and adding each value of the element k. However, “k” is an arbitrary integer value from 0 to (n−1), and the dot appearance pattern Cx, yIt is synonymous with the element k of [k]. In addition, “dot appearance pattern Ci, j“[K]” means C or 0 or 1 respectively.i, j[0] to Ci, jIt is a numerical sequence composed of [n−1]. This dot appearance pattern Ci, j[K] indicates that if any value from 0 to (n−1) is assigned to the element k and becomes “1”, a dot is formed in the pixel in the i-th row and j-th column, and “0”. Indicates that no dots are formed.
[0012]
For example, when the local filter P shown in FIG. 12 is generated, the position (x, y) of each pixel in the local filter P, the pixel value p of each pixel in the local filter Px, yIs set as shown in FIGS. 13A and 13B, the histogram H of the pixel of interest (the pixel marked with x in FIGS. 12 and 13) in the i-th row and j-th column.i, j[K] is calculated for each value of the element k according to the following equation.
Hi, j[0] = Cx1, y1[0] × px1, y1+ Cx1, y2[0] × px1, y2+ Cx1, y3[0] × px1, y3+… + Cx4, y3[0] × px4, y3
Hi, j[1] = Cx1, y1[1] × px1, y1+ Cx1, y2[1] × px1, y2+ Cx1, y3[1] x px1, y3+… + Cx4, y3[1] × px4, y3
Hi, j[2] = Cx1, y1[2] x px1, y1+ Cx1, y2[2] x px1, y2+ Cx1, y3[2] x px1, y3+… + Cx4, y3[2] x px4, y3
...
...
Hi, j[N-1] = Cx1, y1[N-1] × px1, y1+ Cx1, y2[N-1] × px1, y2+ Cx1, y3[N-1] × px1, y3+… + Cx4, y3[N-1] × px4, y3
[0013]
Next, the histogram H calculated for each element ki, j[0] to Hi, jRearrange [n−1] in ascending order of values, and histogram Hi, jThe element number sequence S [k] of [k] is calculated (step T5).
[0014]
For example, the histogram Hi, j[0] to Hi, j[N-1] is Hi, j[8] <Hi, j[3] <Hi, j[4] <Hi, j[1] <Hi, j[5] <... <Hi, jWhen rearranged as [n−1], the element number sequence S [k] is calculated as {8, 3, 4, 1, 5,..., (N−1)}. In the element number sequence S [k], “8” is the 0th element and “3” is the 1st element.
[0015]
After calculating the element number sequence S [k], the counter value Count is set to 0 (step T6), and the element k ′ of the element number sequence S [k] is set to the counter value Count in the element number sequence S [k]. The value of the element S [Count] in the order corresponding to the value is substituted (step T7). That is, taking the element number sequence S [k] (= {8, 3, 4, 1, 5,..., (N−1)}) as an example, the counter value Count is 0. 8 (= S [0]) is substituted.
[0016]
Subsequently, the counter value Count and the pixel value (gi, j-1) is compared (step T8).
As a result of the comparison, the counter value Count becomes the pixel value (gi, j-1) If it is less than or equal to the dot appearance pattern C corresponding to the element k 'i, j[K ′] is set to “1” (step T9), and if it is larger, it is set to “0” (step T10). For example, the pixel value gi, jIs 3 and the element number sequence S [k] is {8, 3, 4, 1, 5,..., (N−1)}, the dot appearance pattern Ci, jFirst, among elements [k], element Ci, j[8] is set to “1”.
[0017]
When the processing of step T9 or step T10 is completed, 1 is added to the counter value Count (step T11), the magnitude relationship between the counter values Count (= 1) and (n−1) is compared (step T12), and the counter By repeating the processes from step T7 to step T11 until the value Count becomes the same value as (n−1), the dot appearance pattern Ci, j[K] is determined. Thereby, the element C is processed as described above.i, j[8], Ci, j[3], Ci, j“1” is set in [4]. Dot appearance pattern Ci, jWhen [k] is determined, the dot appearance pattern Ci, jAmong [k], the random variable r determined in step T1 is C.i, j[R] is the output value b of the pixel in the i-th row and j-th column.i, j(Step T13). Output value bi, jIs “0” or “1”, as can be seen from the processing in step T9 or step T10.
[0018]
Output value bi, jIs calculated, it is determined whether or not the output value b has been calculated for all the pixels of the input original image data (step T14). The processing from step T2 to step T13 is repeated for each pixel of processing. If it is determined that the output value b of all the pixels, that is, the output image data has been calculated, the process is terminated.
[0019]
According to the image processing by the inverse correlation type digital halftoning method described above, when attention is paid to one pixel, the appearance frequency of the dot is the pixel value g of the pixel.i, jIn the case of paying attention to a plurality of adjacent pixels, the appearance of dots in each pixel substantially maximizes the inverse correlation with the surrounding pixels. The dispersibility of the dots formed in this is improved. For this reason, the inverse correlation type digital halftoning method has a characteristic that there are few peculiar textures found in the error diffusion method.
It should be noted that the dot appearance pattern C related to the edge of the imagei, jThe determination of [k] requires a dot appearance pattern for peripheral pixels outside the image area. For the peripheral pixels outside the image area for this purpose, the dot appearance pattern is determined by using a random variable or the like. Specifically, for example, the definition is as follows.
Ci, j[K] = 1 (when rBR <nΔ), 0 (otherwise)
Where Δ = | gi, j −n / 2 | / n and “gi, j"Is the pixel value of the target pixel. “RBR” is {0, 1,. . . It is a random integer included in (int) (n / 2)}, which is a different value each time.
[0020]
[Patent Document 1]
JP-A-4-328597
[Patent Document 2]
JP-A-8-107500
[Non-Patent Document 1]
Dmitri A. Gusev, “Anti-Correlation Digital Halftoning”, [online], August 1998, Indiana University, [2003, July 1 search], Internet <URLhttp: // / Www. cs. indiana. edu / cgi-bin / techreports / TRNNN. cgi? trnum = TR513>
[0021]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the inverse-correlation type digital halftoning method is applied to a color image or a grayscale image decomposed at different levels of density, no consideration is given to dot arrangement between different colors, resulting in color unevenness. It's easy to do. Moreover, the local brightness change is also random, and the feeling of roughness becomes strong.
[0022]
An object of the present invention is to provide an image processing apparatus, an image processing method, and an image processing program capable of obtaining a color image or grayscale image with reduced color unevenness and rough feeling and suppressing local variations in brightness. is there.
[0023]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
The arithmetic processing unit includes:
Performing a first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data relating to a first color among the plurality of colors;
Thereafter, for the target pixel of the multi-gradation image data related to the second color other than the first color among the plurality of colors, the inverse correlation increases with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. The second quantization for determining the dot appearance information array is performed.
[0024]
Here, the plurality of colors means a plurality of colors having at least one of brightness, saturation and hue.
Further, determining the dot appearance information array for the target pixel of the multi-tone image data means determining the dot appearance information array for the data regarding the target pixel in the multi-tone image data.
The first color dot appearance information array determined by the first quantization may be determined for the target pixel or may be determined for each of the target pixel and its surrounding pixels. .
Further, determining the second color dot appearance information array so that the inverse correlation becomes larger with respect to the first color dot appearance information array determined by the first quantization means that the first color dot appearance information is determined. In an element number where the expected value of the appearance of a dot is large in the array, the expected value of the appearance of the second color dot is decreased, and in the element number of the first color dot appearance information array, the expected value of the appearance of the dot is small This means that the second color dot appearance information array is determined so as to increase the expected value of the second color dot appearance.
Further, the first color and the second color are not limited to one color, but may be a plurality of colors.
[0025]
According to the first aspect of the present invention, in the second quantization, the second color dot appears for the target pixel so that the inverse correlation becomes larger with respect to the dot appearance information array previously determined by the first quantization. Since the information arrangement is determined, the correlation is adjusted between dots of different colors. Therefore, unlike the prior art, it is possible to obtain a color image in which the color unevenness and the rough feeling are reduced and the local variation in brightness is suppressed.
[0026]
The invention according to
The dot information appearance information array for the pixel of interest determined by the first quantization has a substantial inverse correlation with the dot appearance information array for the pixel already subjected to the first quantization around the pixel of interest. It is characterized by being the largest.
[0027]
According to the second aspect of the present invention, the dot information appearance information array for the target pixel determined by the first quantization is a dot appearance for a pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. Since the inverse correlation is substantially the largest with respect to the information array, the dots of the first color are surely dispersed. Therefore, since the correlation between dots of different colors can be adjusted in advance after reducing the feeling of roughness in the first color, a color image that further reduces the feeling of roughness and suppresses local fluctuations in lightness can be obtained. Obtainable.
[0028]
Note that the inverse correlation of the dot information appearance information array for the pixel of interest with respect to the dot appearance information array for the pixel that has already been subjected to the first quantization around the pixel of interest indicates that the dot appearance information of the peripheral pixels is large. In the array, an element number with a large expected value of dot appearance reduces the expected value of the dot appearance at the target pixel, and in the dot appearance information array of surrounding pixels, an element number with a small expected value of dot appearance is the target pixel. It means that the expected value of the appearance of a dot at is large.
The pixels around the pixel of interest are pixels other than the pixel of interest, and are pixels within a range necessary for expressing the number of gradations necessary for the pixel of interest as an area ratio. For example, the peripheral pixels when binarizing 8-bit multi-gradation image data are ideally 256 pixels closest to the target pixel, but in practice, the reflectance and visual characteristics are nonlinear. Therefore, the number of pixels is 256 times the number of pixels. However, only a part of the number of pixels obtained by multiplying 256 by a number may be treated as a peripheral pixel in consideration of the amount of calculation in image processing.
[0029]
The invention according to
The arithmetic processing unit includes:
In the second quantization, a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization is used with a predetermined weight. And
[0030]
According to the third aspect of the present invention, since the dot appearance information array that has a large inverse correlation is determined with respect to the dot appearance information array previously determined in the first quantization and used with a predetermined weight, The correlation between the dots of different colors can be easily adjusted.
[0031]
Invention of
The arithmetic processing unit includes:
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the first color and the third color other than the second color among the plurality of colors, the first quantization and the The third quantization for determining the dot appearance information array of the third color is performed so that the inverse correlation becomes larger with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the second quantization. .
[0032]
According to the fourth aspect of the present invention, in the third quantization, the inverse correlation is increased with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the first quantization and the second quantization. Since the dot appearance information arrangement of the third color is determined for the target pixel, the correlation is adjusted between the dots of the third color and the first color or the second color. Therefore, unlike the prior art, it is possible to obtain a color image in which the color unevenness and the rough feeling are reduced and the local variation in brightness is suppressed.
[0033]
Here, the dot appearance information array of the first color and the second color determined in the first quantization and the second quantization may be determined for the target pixel, and the target pixel and the peripheral pixel It may be determined for each.
The third color is not limited to one color, and may be a plurality of colors.
[0034]
Invention of
The first color is lighter than the second color.
[0035]
According to the invention described in
[0036]
Invention of
The first color is blue, and the second color is red or green.
[0037]
According to the invention described in
[0038]
The invention according to
The first color is black, and the second color is magenta or cyan.
[0039]
According to the seventh aspect of the present invention, the same effect as that of any one of the first to fifth aspects can be obtained for the multi-tone image data relating to YMCK.
[0040]
The invention according to
Performing a first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data relating to a first color among the plurality of colors;
Thereafter, for the target pixel of the multi-gradation image data related to the second color other than the first color among the plurality of colors, the inverse correlation increases with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. The second quantization for determining the dot appearance information array is performed.
[0041]
According to the invention described in
[0042]
The invention according to
In the first quantization, for the target pixel, the inverse correlation is substantially maximized with respect to the dot appearance information array for the pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. The dot information appearance information array is determined.
[0043]
According to the ninth aspect of the present invention, in the first quantization, the inverse correlation is substantially the largest with respect to the dot appearance information array for the pixels already subjected to the first quantization around the target pixel. Thus, by determining the dot information appearance information array for the pixel of interest, the dots of the first color are reliably dispersed. Therefore, since the correlation between dots of different colors can be adjusted in advance after reducing the feeling of roughness in the first color, a color image that further reduces the feeling of roughness and suppresses local fluctuations in lightness can be obtained. Obtainable.
[0044]
The invention according to
In the second quantization, a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array previously determined by the first quantization is used with a predetermined weight. It is characterized by.
[0045]
According to the tenth aspect of the present invention, a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array previously determined in the first quantization is used with a predetermined weight. Thus, the correlation between dots of different colors can be easily adjusted.
[0046]
The invention according to
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the first color and the third color other than the second color among the plurality of colors, the first quantization and the The third quantization for determining the dot appearance information array of the third color is performed so that the inverse correlation becomes larger with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the second quantization. .
[0047]
According to the invention of
[0048]
The invention according to
In the first quantization, a color having lightness lower than that of the second color is selected as the first color.
[0049]
According to the twelfth aspect of the invention, since the dot appearance information array is determined in the order of low lightness, that is, in the order of high visibility, unlike the case where the dot appearance information array is determined in the order of high lightness, High color dots are surely dispersed. Therefore, it is possible to obtain an image with little color unevenness and roughness.
[0050]
The invention according to
Select blue as the first color,
Red or green is selected as the second color.
[0051]
According to the thirteenth aspect of the present invention, the same effect as that of any of the eighth to twelfth aspects of the present invention can be obtained for multi-tone image data relating to RGB.
[0052]
The invention according to
Select black as the first color,
Magenta or cyan is selected as the second color.
[0053]
According to the invention of the fourteenth aspect, the same effect as that of the invention described in any one of the eighth to twelfth aspects can be obtained for the multi-tone image data related to YMCK.
[0054]
The invention according to
A computer that quantizes multi-tone image data for each of a plurality of different colors and converts them into pseudo-halftone output image data.
A function of performing first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data relating to a first color among the plurality of colors;
Thereafter, for the target pixel of the multi-gradation image data related to the second color other than the first color among the plurality of colors, the inverse correlation increases with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. The second quantization function for determining the dot appearance information arrangement is realized.
[0055]
According to the fifteenth aspect of the present invention, in the second quantization, the dot appearance information array of the second color for the pixel of interest so that the inverse correlation becomes larger with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. Therefore, the correlation is adjusted between dots of different colors. Therefore, unlike the prior art, it is possible to obtain a color image in which the color unevenness and the rough feeling are reduced and the local variation in brightness is suppressed.
[0056]
The invention described in
On the computer,
In the first quantization, for the target pixel, the inverse correlation is substantially maximized with respect to the dot appearance information array for the pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. A function for determining the dot information appearance information array is realized.
[0057]
According to the sixteenth aspect of the present invention, in the first quantization, the inverse correlation is substantially maximized with respect to the dot appearance information array for the pixels that have already been subjected to the first quantization around the pixel of interest. As described above, since the dot information appearance information array for the target pixel is determined, the dots of the first color are surely dispersed. Therefore, since the correlation between dots of different colors can be adjusted in advance after reducing the feeling of roughness in the first color, a color image that further reduces the feeling of roughness and suppresses local fluctuations in lightness can be obtained. Obtainable.
[0058]
The invention according to claim 17 is the image processing program according to claim 15 or 16,
On the computer,
In the second quantization, a function for determining a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the one using the dot appearance information array determined by the first quantization with a predetermined weight is realized. It is characterized by making it.
[0059]
According to the seventeenth aspect of the invention, the computer determines a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the one using the dot appearance information array previously determined in the first quantization with a predetermined weight. Therefore, the correlation between dots of different colors can be easily adjusted.
[0060]
The invention according to
On the computer,
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the first color and the third color other than the second color among the plurality of colors, the first quantization and the Realizing a function of performing the third quantization for determining the dot appearance information arrangement of the third color so that the inverse correlation becomes larger with respect to the dot appearance information arrangement determined by at least one of the second quantization. It is characterized by.
[0061]
According to the invention of
[0062]
The invention according to claim 19 is the image processing program according to any one of
On the computer,
In the first quantization, a function of selecting a color having lightness lower than that of the second color as the first color is realized.
[0063]
According to the nineteenth aspect of the invention, since the dot appearance information array is determined in the order of low lightness, that is, in order of high visibility, unlike the case where the dot appearance information array is determined in order of high lightness, High color dots are surely dispersed. Therefore, it is possible to obtain an image with little color unevenness and roughness.
[0064]
The invention according to
On the computer,
A function of selecting blue as the first color and selecting red or green as the second color is realized.
[0065]
According to the twentieth aspect, the same effect as that of the fifteenth aspect of the present invention can be obtained for RGB multi-tone image data.
[0066]
The invention according to
On the computer,
The function of selecting black as the first color and selecting magenta or cyan as the second color is realized.
[0067]
According to the twenty-first aspect of the invention, the same effect as that of any of the fifteenth to nineteenth aspects of the present invention can be obtained for multi-tone image data relating to YMCK.
[0068]
According to a twenty-second aspect of the present invention, there is provided an arithmetic processing unit that decomposes multi-tone black-and-white image data into multi-tone image data having a plurality of different densities and then quantizes them to convert them into pseudo-halftone output image data. An image processing apparatus comprising:
The arithmetic processing unit includes:
Performing first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data related to a first density among the plurality of densities;
Thereafter, the inverse correlation is increased with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization for the target pixel of the multi-tone image data regarding the second density other than the first density among the plurality of densities. The second quantization for determining a proper dot appearance information array is performed.
[0069]
According to the invention of claim 22, in the second quantization, the dot appearance information array of the second density for the target pixel so that the inverse correlation becomes larger with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. Therefore, the correlation is adjusted between dots of different densities. Therefore, unlike the prior art, it is possible to obtain a grayscale image with reduced density unevenness and roughness and with reduced local variations in brightness.
[0070]
The invention described in
The dot information appearance information array for the pixel of interest determined by the first quantization has a substantial inverse correlation with the dot appearance information array for the pixel already subjected to the first quantization around the pixel of interest. It is characterized by being the largest.
[0071]
According to a twenty-third aspect of the present invention, the dot information appearance information array for the target pixel determined by the first quantization is a dot appearance for a pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. Since the inverse correlation is substantially the largest with respect to the information array, the dots of the first density are surely dispersed. Therefore, since the correlation between dots having different densities can be adjusted in advance after reducing the feeling of roughness at the first density, a grayscale image that further reduces the feeling of roughness and suppresses local fluctuations in lightness can be obtained. Obtainable.
[0072]
The invention according to
The arithmetic processing unit includes:
In the second quantization, a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization is used with a predetermined weight. And
[0073]
According to the twenty-fourth aspect of the present invention, since the dot appearance information array that has a large inverse correlation is determined with respect to the dot appearance information array previously determined in the first quantization and used with a predetermined weight, The correlation between dots of different densities can be easily adjusted.
[0074]
The invention described in
The arithmetic processing unit includes:
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the third density other than the first density and the second density among the plurality of densities, the first quantization and the The third quantization for determining the dot appearance information array of the third density is performed so that the inverse correlation becomes large with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the second quantization. .
[0075]
According to the invention of
[0076]
The invention according to
The first density is lower in brightness than the second density.
[0077]
According to the twenty-sixth aspect of the present invention, since the dot appearance information array is determined in descending order of lightness, that is, in order of high visibility, unlike the case of determining the dot appearance information array in order of high lightness, the density with high visibility. Can be reliably dispersed. Therefore, it is possible to obtain an image with less visual unevenness in density and roughness.
[0078]
The invention according to claim 27 is an image processing method for decomposing multi-tone black-and-white image data into multi-tone image data having a plurality of different densities and then quantizing them to convert them into pseudo-halftone output image data. There,
Performing first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data related to a first density among the plurality of densities;
Thereafter, the inverse correlation is increased with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization for the target pixel of the multi-tone image data regarding the second density other than the first density among the plurality of densities. The second quantization for determining a proper dot appearance information array is performed.
[0079]
According to the twenty-seventh aspect of the present invention, in the second quantization, the dot appearance information array of the second density with respect to the pixel of interest so that the inverse correlation becomes larger with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. , The correlation is adjusted between dots of different densities. Therefore, unlike the prior art, it is possible to obtain a grayscale image with reduced density unevenness and roughness and with reduced local variations in brightness.
[0080]
The invention according to
In the first quantization, for the target pixel, the inverse correlation is substantially maximized with respect to the dot appearance information array for the pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. The dot information appearance information array is determined.
[0081]
According to the invention described in
[0082]
The invention according to
In the second quantization, a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array previously determined by the first quantization is used with a predetermined weight. It is characterized by.
[0083]
According to the twenty-ninth aspect of the present invention, the dot appearance information array having a large inverse correlation is determined with respect to the dot appearance information array previously determined in the first quantization and used with a predetermined weight. Thus, the correlation between dots having different densities can be easily adjusted.
[0084]
The invention according to
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the third density other than the first density and the second density among the plurality of densities, the first quantization and the The third quantization for determining the dot appearance information array of the third density is performed so that the inverse correlation becomes large with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the second quantization. .
[0085]
According to the invention of
[0086]
The invention described in
In the first quantization, a density having lightness lower than that of the second density is selected as the first density.
[0087]
According to the invention of
[0088]
The invention according to
After separating the multi-tone black and white image data into multi-tone image data of different densities, it is quantized and converted into pseudo halftone output image data.
A function of performing first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data relating to a first density among the plurality of densities;
Thereafter, the inverse correlation is increased with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization for the target pixel of the multi-tone image data regarding the second density other than the first density among the plurality of densities. And a second quantization function for determining a proper dot appearance information arrangement.
[0089]
According to the thirty-second aspect of the present invention, in the second quantization, the dot appearance information array of the second density for the target pixel is set so that the inverse correlation becomes larger with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. Therefore, the correlation is adjusted between dots of different densities. Therefore, unlike the prior art, it is possible to obtain a grayscale image with reduced density unevenness and roughness and with reduced local variations in brightness.
[0090]
According to a thirty-third aspect of the present invention, in the image processing program according to the thirty-second aspect,
On the computer,
In the first quantization, for the target pixel, the inverse correlation is substantially maximized with respect to the dot appearance information array for the pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. A function for determining the dot information appearance information array is realized.
[0091]
According to the invention of
[0092]
The invention according to
On the computer,
In the second quantization, a function for determining a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array previously determined by the first quantization using a predetermined weight. It is characterized by realizing.
[0093]
According to the thirty-fourth aspect of the invention, the computer determines a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array previously determined in the first quantization with a predetermined weight. Therefore, the correlation between dots having different densities can be easily adjusted.
[0094]
The invention according to claim 35 is the image processing program according to any one of
On the computer,
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the third density other than the first density and the second density among the plurality of densities, the first quantization and the Realizing a function of performing the third quantization for determining the dot appearance information array of the third density so that the inverse correlation becomes large with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the second quantization. It is characterized by.
[0095]
According to the invention of claim 35, in the third quantization, the inverse correlation is increased with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the first quantization and the second quantization. Since the dot appearance information array of the third density is determined for the target pixel, the correlation is adjusted between the dots of the third density and the first density or the second density. Therefore, unlike the prior art, it is possible to obtain a grayscale image with reduced color unevenness and roughness and with reduced local variations in brightness.
[0096]
The invention according to claim 36 is the image processing program according to any one of
In the first quantization, a function of selecting a density having lightness lower than the second density as the first density is realized.
[0097]
According to the thirty-sixth aspect of the invention, since the dot appearance information array is determined in the order of low lightness, that is, in the order of high visibility, unlike the case where the dot appearance information array is determined in the order of high lightness, High density dots are reliably dispersed. Therefore, it is possible to obtain an image with less visual unevenness in density and roughness.
[0098]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
First, an image processing apparatus according to the present invention will be described.
FIG. 1 is a block diagram illustrating a schematic configuration of the
[0099]
The arithmetic processing unit (computer) 2 includes a ROM (Read Only Memory) 3, a RAM (Random Access Memory) 4, and a CPU (Central Processing Unit) 5 connected to each other.
The
The
The
[0100]
Next, an image processing method according to the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description, the
[0101]
FIG. 3 shows that the
As shown in this figure, the
When the multi-gradation image data is input, the
[0102]
When the local filter P is generated, the
[0103]
Next, the
[0104]
If it is determined that the output image data for blue is calculated, the
[0105]
FIG. 4 shows the time-dependent inverse correlation type digital halftoning process executed by the
[0106]
As shown in FIG. 4, the
[0107]
Histogram H about green(G) i, jAfter calculating [k], the
H(G) i, j[K] + = W(B) i, j* C(B) i, j[K]
As a result, the correlation is adjusted between the blue dots and the green dots. Here, the “predetermined weight” is set based on the relationship between the previously processed color and the currently processed color, that is, the relationship between blue and green. This weight W(B) i, jWhen the amount is large, the blue dots and the green dots are difficult to overlap each other, and when close to 0, the blue dots and the green dots are randomly dispersed as in the conventional case, and are negative values. In some cases, blue dots and green dots tend to overlap each other. In the present embodiment, the weight W is taken into account in consideration of the coefficient value of the local filter described above.(B) i, jIs 64 (times). The subscript “col” in FIG. 4 represents a processed color (in this case, blue).
[0108]
Next, the
[0109]
Next, the
[0110]
Histogram H for red(R) i, jAfter calculating [k], the
H(R) i, j[K] + = W(B) i, j* C(B) i, j[K] + W(G) i, j* C(G) i, j[K]
Here, when it is desired to simplify the calculation, not all the determined dot appearance patterns C(B) i, j[K], C(G) i, j[K] may not be used, for example, a blue dot appearance pattern C(B) i, jOnly [k] is used,
H(R) i, j[K] + = W(B) i, j* C(B) i, j[K]
However, better results can be obtained compared to the conventional dot arrangement.
[0111]
Next, the
[0112]
FIG. 2B shows an output image obtained by the above image processing method, and FIG. 2C shows an output image obtained by the conventional image processing method as a control. 2B and 2C, in order to display the superiority or inferiority of the output image in an easy-to-understand manner, when any dot of RGB is output, the pixel is white and the dot is not output at all. If not, the pixel is expressed in black.
As shown in these figures, the output image obtained by the above image processing method is different from the conventional output image in that the dots of each color are uniformly distributed, and as a result, there are fewer overlapping portions and missing colors. Yes.
[0113]
As described above, according to the image processing method, in the calculation of the histogram for determining the dot appearance pattern of the target pixel, not only the dot appearance pattern around the target pixel relating to the current processing target color but also the processed color. By taking into account the dot appearance pattern of the pixel of interest, the correlation between the dots of different colors is adjusted, and unlike conventional images, the RGB image reduces color unevenness and roughness and suppresses local fluctuations in brightness. Can be obtained.
That is, the blue dot appearance pattern C previously determined for the pixel in i row and j column(B) i, jBased on [k], green and red dot appearance pattern C(G I, j[K], C(R) i, jSince [k] is determined, the correlation can be reliably adjusted between dots of different colors.
[0114]
[Modification (1) of the first embodiment]
Subsequently, a modification of the
[0115]
The
[0116]
Even with such an
[0117]
[Modification (2) of the first embodiment]
Subsequently, another modification of the
[0118]
The
[0119]
Even with such an
[0120]
In the first embodiment and its modification, the blue output value bi, jAs described above, the inverse-correlation type digital halftoning process for green is started after calculation of the blue dot appearance pattern C.(B) i, jAfter determining [k], the output value bi, jIt is good also as starting before calculating.
[0121]
In addition, the random variable r has been described as being determined in step S1, but a fixed value in the range of 0 to (n-1) may be determined in advance, or dot appearance patterns of all images. It is also possible to determine the random value r after the determination is made.
Further, when calculating the element number sequence S [k], the histogram Hi, jAlthough it has been described that [k] are arranged in ascending order, they may be arranged in another order as long as the dispersibility is not impaired between the appearing dots. When calculating the element number sequence S [k], the histogram Hi, jInstead of using [k], an evaluation function related to the distribution of dots around the target pixel may be set and used. Such an evaluation function can be set using a dot appearance pattern for the peripheral pixels of the target pixel.
[0122]
Also, the weight W(B) i, j, W(G) i, jHowever, it is also possible to use other amounts such as -32 (times) and 128 (times). In the case of −32 (times), it is possible to reduce the dispersibility between dots of different colors and to superimpose dots of almost all colors. Further, when it is 128 (times), as shown in FIG. 2D, the dots of each color are more evenly distributed, and as a result, the overlapping portion and the missing color portion can be further reduced.
[0123]
Also, a red histogram H relating to the pixel in the i-th row and the j-th column(R) i, jFor [k], the blue and green dot appearance pattern C for this pixel(B) i, j[K], C(G) i, j[K] is weight W(B) i, j, W(G) i, jHowever, as shown in the following formula, the blue and green dot appearance pattern C related to the peripheral pixels of this pixel is shown.(B) i +δ, J[K], C(G) i +δ, J[K] is also a predetermined weight W(B) i +δ, J, W(G) i +δ, JIt is good also as adding each by. In this equation, the summation symbol “Σ” on the right side means that the summation is performed for all processed colors. Further, “δ” is “−1” or “+1”, and indicates the index of the processed row according to the processing direction of the
[Expression 1]
As a specific example, W(Col) i, j= 64, W(Col) i +δ, JThe output result when = 32 is shown in FIG. As can be seen from this figure, when adding the dot appearance patterns of the surrounding pixels, the correlation between the blue dots and the green dots is more reliably adjusted to reduce color unevenness and roughness, and each color Appropriate randomness can be imparted to the dot positions.
[0124]
Further, the
In this case, it is preferable to perform an inverse correlation type digital halftoning process from multi-tone image data of a low brightness color, that is, a highly visible color. This makes it possible to reliably disperse dots with high visibility compared to the case of generating output image data in order of increasing lightness, so that it is possible to obtain an image that is visually less uneven and rough. Can do.
Further, for example, when processing the target pixel in the order of CMY, the yellow dot with the highest brightness and the low visibility has little visual effect even if it overlaps with other color dots.(Y) i, j[K] is cyan and magenta dot appearance pattern C(C) i, j[K], C(M) i, jThe amount of weight W for adding [k] may be reduced. Thus, the dot appearance pattern C first(Col) i, jThe color for which [k] is determined and the current dot appearance pattern C(Col) i, jBy setting the amount of weight W based on the relationship between [k] and the color being determined, it is possible to disperse and arrange dots of a plurality of colors with different visibility. Note that the subscript “(col)” represents one of the colors.
[0125]
Further, the six basic filters K shown in FIGS.1~ K6The pixel values of the respective pixels can be changed, and are not necessarily the pixel values as shown in FIGS. Further, FIG. 9 is not necessarily used for generating the local filter P. Furthermore, the local filter P is a basic filter K.1~ K6For example, a table in which local filters P corresponding to input pixel values are stored in advance may be used.
[0126]
[Second Embodiment]
Next, the
[0127]
The
Specifically, as shown in FIG. 5, for example, the
H(Light) i, j[K] + = W * C(Dark) i, j[K]
An example of the density separation table is shown in FIG. In the above formula, “H(Light) i, j“[K]” is a histogram for calculating the dot appearance pattern of light dots.(Dark) i, j[K] ”is a dark dot appearance pattern. “W” is a positive constant.
[0128]
Here, it is preferable that the amount of the weight W is adjusted according to the pixel value of the dark color image data previously processed for the pixel in the i-th row and j-th column. Specifically, when the pixel value of the dark color image data is small, the dark dot and the light dot are randomly overlapped by bringing the weight W amount close to 0, and when the pixel value is large, the weight is It is preferable to reduce random overlap between dark dots and light dots by increasing the amount of W.
[0129]
According to this
[0130]
In the second embodiment, the black-and-white image data is divided into two image data of dark color image data and light color image data before performing inverse correlation type digital halftoning processing. However, it is also possible to perform light / dark separation into three or more image data. In this case, image data is inversely correlated with digital halftoning in the order of increasing lightness, that is, in descending order of density. In inversely correlated digital halftoning with respect to image data with high lightness, colors with low lightness are used. Dot appearance pattern C(Dark) i, jAs the amount of the weight W increases as [k], the dot appearance pattern C(Light) i, jIt is preferably used for calculating [k]. As a result, the lower the lightness and the higher the visibility of the dots, the more the dispersibility can be improved. Therefore, it is possible to obtain an image that is visually less uneven in color and rough.
[0131]
[Third Embodiment]
Next, the
[0132]
The
[0133]
According to this
[0134]
【The invention's effect】
According to the first, eighth, and fifteenth aspects of the present invention, unlike conventional ones, it is possible to obtain a color image that reduces color unevenness and roughness and suppresses local variations in brightness.
[0135]
According to the inventions of
[0136]
According to the third, tenth, and seventeenth aspects of the invention, the same effects as those of the first, second, eighth, ninth, fifteenth, and sixteenth aspects can be obtained. The correlation can be easily adjusted.
According to the inventions of
[0137]
According to the fifth, twelfth, and nineteenth inventions, it is possible to obtain the same effect as that of any one of the first to fourth, eighth to eleventh, and fifteenth to eighteenth inventions. Therefore, it is possible to obtain an image with little color unevenness and roughness.
[0138]
According to the sixth, thirteenth and twentieth inventions, the same effects as those of any one of the first to fifth, eighth to twelfth and fifteenth to nineteenth aspects can be obtained for multi-tone image data relating to RGB. Obtainable.
[0139]
According to the invention of
[0140]
According to the invention described in
[0141]
According to the inventions of
[0142]
According to the inventions of
According to the inventions of
[0143]
According to the inventions of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of an image processing apparatus according to the present invention.
2A is a diagram showing an output image of multi-tone image data, and FIGS. 2B, 2D, and 2E show output images when the image processing method according to the present invention is used. It is a figure, and (c) is a figure showing an output picture at the time of using a conventional image processing method.
FIG. 3 is a flowchart showing, over time, a first-color inverse correlation digital halftoning process executed by an arithmetic processing unit of the image processing apparatus;
FIG. 4 is a flowchart showing, over time, an inverse correlation type digital halftoning process for the second and subsequent colors executed by an arithmetic processing unit of the image processing apparatus;
FIG. 5 is a diagram illustrating a procedure for generating ternary output image data from black-and-white image data.
FIG. 6 is a diagram showing a density separation table.
FIG. 7 is a diagram showing a procedure for generating output image data ternarized for each color from color multi-tone image data.
FIG. 8 is a flowchart showing image processing over time according to a conventional inverse correlation type digital halftoning method;
FIG. 9 is a table in which a value Δ based on a pixel value is associated with information on a local filter P.
FIG. 10 is a diagram showing basic filters K1 to K3.
FIG. 11 is a diagram showing basic filters K4 to K6.
FIG. 12 is a diagram showing a local filter P (= R (K6, 4, −1)).
FIG. 13 Histogram Hi, jIt is drawing for demonstrating the production | generation of [k].
[Explanation of symbols]
1 Image processing device
2 Arithmetic processing part
Claims (36)
前記演算処理部は、
前記複数の色のうち第1色に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行い、
その後、前記複数の色のうち前記第1色以外の第2色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行うことを特徴とする画像処理装置。An image processing apparatus having an arithmetic processing unit for quantizing multi-tone image data for each of a plurality of different colors and converting the image data into pseudo-halftone output image data,
The arithmetic processing unit includes:
Performing a first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data relating to a first color among the plurality of colors;
Thereafter, for the target pixel of the multi-gradation image data related to the second color other than the first color among the plurality of colors, the inverse correlation increases with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. An image processing apparatus that performs second quantization for determining such a dot appearance information array.
前記第1量子化によって決定される、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列は、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きいことを特徴とする画像処理装置。The image processing apparatus according to claim 1.
The dot information appearance information array for the pixel of interest determined by the first quantization has a substantial inverse correlation with the dot appearance information array for the pixel already subjected to the first quantization around the pixel of interest. Image processing apparatus characterized by being the largest in size.
前記演算処理部は、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することを特徴とする画像処理装置。The image processing apparatus according to claim 1 or 2,
The arithmetic processing unit includes:
In the second quantization, a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization is used with a predetermined weight. An image processing apparatus.
前記演算処理部は、
前記第2量子化を行った後、前記複数の色のうち、前記第1色及び前記第2色以外の第3色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、ドット出現情報配列を決定する第3量子化を行うことを特徴とする画像処理装置。In the image processing device according to any one of claims 1 to 3,
The arithmetic processing unit includes:
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the first color and the third color other than the second color among the plurality of colors, the first quantization and the An image processing apparatus that performs third quantization for determining a dot appearance information array so that an inverse correlation becomes larger with respect to a dot appearance information array determined by at least one of the second quantization.
前記第1色は、前記第2色よりも明度が低いことを特徴とする画像処理装置。In the image processing device according to any one of claims 1 to 4,
The image processing apparatus according to claim 1, wherein the first color has lightness lower than that of the second color.
前記第1色はブルー、前記第2色はレッドまたはグリーンであることを特徴とする画像処理装置。In the image processing apparatus according to any one of claims 1 to 5,
The image processing apparatus according to claim 1, wherein the first color is blue, and the second color is red or green.
前記第1色はブラック、前記第2色はマゼンダまたはシアンであることを特徴とする画像処理装置。In the image processing apparatus according to any one of claims 1 to 5,
The image processing apparatus according to claim 1, wherein the first color is black, and the second color is magenta or cyan.
前記複数の色のうち第1色に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行い、
その後、前記複数の色のうち前記第1色以外の第2色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行うことを特徴とする画像処理方法。An image processing method for quantizing multi-tone image data for each of a plurality of different colors and converting it into pseudo-halftone output image data,
Performing a first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data relating to a first color among the plurality of colors;
Thereafter, for the target pixel of the multi-gradation image data related to the second color other than the first color among the plurality of colors, the inverse correlation increases with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. An image processing method comprising performing second quantization for determining such a dot appearance information array.
前記第1量子化においては、前記注目画素周辺の、既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定することを特徴とする画像処理方法。The image processing method according to claim 8.
In the first quantization, for the target pixel, the inverse correlation is substantially maximized with respect to the dot appearance information array for the pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. An image processing method characterized by determining a dot information appearance information array.
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって先に決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することを特徴とする画像処理方法。The image processing method according to claim 8 or 9,
In the second quantization, a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array previously determined by the first quantization is used with a predetermined weight. An image processing method characterized by the above.
前記第2量子化を行った後、前記複数の色のうち、前記第1色及び前記第2色以外の第3色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、ドット出現情報配列を決定する第3量子化を行うことを特徴とする画像処理方法。In the image processing method as described in any one of Claims 8-10,
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-tone image data related to the first color and a third color other than the second color among the plurality of colors, the first quantization and the An image processing method comprising: performing third quantization for determining a dot appearance information array so that an inverse correlation becomes large with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the second quantization.
前記第1量子化においては、前記第1色として、前記第2色よりも明度が低い色を選択することを特徴とする画像処理方法。In the image processing method according to any one of claims 8 to 11,
In the first quantization, an image processing method, wherein a color having a lightness lower than that of the second color is selected as the first color.
前記第1色としてブルーを選択し、
前記第2色としてレッドまたはグリーンを選択することを特徴とする画像処理方法。In the image processing method according to any one of claims 8 to 12,
Select blue as the first color,
An image processing method, wherein red or green is selected as the second color.
前記第1色としてブラックを選択し、
前記第2色としてマゼンダまたはシアンを選択することを特徴とする画像処理方法。In the image processing method according to any one of claims 8 to 12,
Select black as the first color,
An image processing method, wherein magenta or cyan is selected as the second color.
前記複数の色のうち第1色に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行う機能と、
その後、前記複数の色のうち前記第1色以外の第2色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行う機能とを実現させるための画像処理プログラム。A computer that quantizes multi-tone image data for each of a plurality of different colors and converts them into pseudo-halftone output image data.
A function of performing first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data relating to a first color among the plurality of colors;
Thereafter, for the target pixel of the multi-gradation image data related to the second color other than the first color among the plurality of colors, the inverse correlation increases with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization. An image processing program for realizing a second quantization function for determining such dot appearance information arrangement.
前記コンピューターに、
前記第1量子化においては、前記注目画素周辺の、既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定する機能を実現させるための画像処理プログラム。The image processing program according to claim 15,
On the computer,
In the first quantization, for the target pixel, the inverse correlation is substantially maximized with respect to the dot appearance information array for the pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. An image processing program for realizing a function of determining dot information appearance information arrangement.
前記コンピューターに、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する機能を実現させるための画像処理プログラム。The image processing program according to claim 15 or 16,
On the computer,
In the second quantization, a function for determining a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization using a predetermined weight is realized. An image processing program for making
前記コンピューターに、
前記第2量子化を行った後、前記複数の色のうち、前記第1色及び前記第2色以外の第3色に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、ドット出現情報配列を決定する第3量子化を行う機能を実現させるための画像処理プログラム。In the image processing program as described in any one of Claims 15-17,
On the computer,
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the first color and the third color other than the second color among the plurality of colors, the first quantization and the An image processing program for realizing a function of performing third quantization for determining a dot appearance information array so that an inverse correlation becomes large with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the second quantization.
前記コンピューターに、
前記第1量子化においては、前記第1色として、前記第2色よりも明度が低い色を選択する機能を実現させるための画像処理プログラム。In the image processing program as described in any one of Claims 15-18,
On the computer,
In the first quantization, an image processing program for realizing a function of selecting a color having lightness lower than that of the second color as the first color.
前記コンピューターに、
前記第1色としてブルーを選択し、かつ前記第2色としてレッドまたはグリーンを選択する機能を実現させるための画像処理プログラム。In the image processing program as described in any one of Claims 15-19,
On the computer,
An image processing program for realizing a function of selecting blue as the first color and selecting red or green as the second color.
前記コンピューターに、
前記第1色としてブラックを選択し、かつ前記第2色としてマゼンダまたはシアンを選択する機能を実現させるための画像処理プログラム。In the image processing program as described in any one of Claims 15-19,
On the computer,
An image processing program for realizing a function of selecting black as the first color and selecting magenta or cyan as the second color.
前記演算処理部は、
前記複数濃度のうち第1濃度に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行い、
その後、前記複数濃度のうち前記第1濃度以外の第2濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行うことを特徴とする画像処理装置。An image processing apparatus having an arithmetic processing unit that decomposes multi-tone black-and-white image data into multi-tone image data having a plurality of different densities and then quantizes the converted data into pseudo-halftone output image data,
The arithmetic processing unit includes:
Performing first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data related to a first density among the plurality of densities;
Thereafter, the inverse correlation is increased with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization for the target pixel of the multi-tone image data regarding the second density other than the first density among the plurality of densities. An image processing apparatus that performs second quantization for determining a proper dot appearance information array.
前記第1量子化によって決定される、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列は、前記注目画素周辺の既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きいことを特徴とする画像処理装置。The image processing apparatus according to claim 22, wherein
The dot information appearance information array for the pixel of interest determined by the first quantization has a substantial inverse correlation with the dot appearance information array for the pixel already subjected to the first quantization around the pixel of interest. Image processing apparatus characterized by being the largest in size.
前記演算処理部は、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することを特徴とする画像処理装置。The image processing apparatus according to claim 22 or 23.
The arithmetic processing unit includes:
In the second quantization, a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization is used with a predetermined weight. An image processing apparatus.
前記演算処理部は、
前記第2量子化を行った後、前記複数の濃度のうち、前記第1濃度及び前記第2濃度以外の第3濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、ドット出現情報配列を決定する第3量子化を行うことを特徴とする画像処理装置。The image processing apparatus according to any one of claims 22 to 24,
The arithmetic processing unit includes:
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the third density other than the first density and the second density among the plurality of densities, the first quantization and the An image processing apparatus for performing a third quantization for determining a dot appearance information array so that an inverse correlation becomes large with respect to a dot appearance information array determined by at least one of the second quantization.
前記第1濃度は、前記第2濃度よりも明度が低いことを特徴とする画像処理装置。In the image processing device according to any one of claims 22 to 25,
The image processing apparatus according to claim 1, wherein the first density is lighter than the second density.
前記複数濃度のうち第1濃度に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行い、
その後、前記複数濃度のうち前記第1濃度以外の第2濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行うことを特徴とする画像処理方法。An image processing method for decomposing multi-tone black-and-white image data into multi-tone image data of different multiple densities, and then quantizing and converting to pseudo-halftone output image data,
Performing first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data related to a first density among the plurality of densities;
Thereafter, the inverse correlation is increased with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization for the target pixel of the multi-tone image data regarding the second density other than the first density among the plurality of densities An image processing method comprising performing second quantization for determining a proper dot appearance information array.
前記第1量子化においては、前記注目画素周辺の、既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定することを特徴とする画像処理方法。The image processing method according to claim 27, wherein
In the first quantization, for the target pixel, the inverse correlation is substantially maximized with respect to the dot appearance information array for the pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. An image processing method characterized by determining a dot information appearance information array.
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって先に決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定することを特徴とする画像処理方法。The image processing method according to claim 27 or 28, wherein:
In the second quantization, a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array previously determined by the first quantization is used with a predetermined weight. An image processing method characterized by the above.
前記第2量子化を行った後、前記複数の濃度のうち、前記第1濃度及び前記第2濃度以外の第3濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、ドット出現情報配列を決定する第3量子化を行うことを特徴とする画像処理方法。The image processing method according to any one of claims 27 to 29,
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the third density other than the first density and the second density among the plurality of densities, the first quantization and the An image processing method comprising: performing third quantization for determining a dot appearance information array so that an inverse correlation becomes large with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the second quantization.
前記第1量子化においては、前記第1濃度として、前記第2濃度よりも明度が低い濃度を選択することを特徴とする画像処理方法。The image processing method according to any one of claims 27 to 30, wherein
In the first quantization, an image processing method, wherein a density having lightness lower than the second density is selected as the first density.
前記複数濃度のうち第1濃度に関する多階調画像データの注目画素についてドット出現情報配列を決定する第1量子化を行う機能と、
その後、前記複数濃度のうち前記第1濃度以外の第2濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する第2量子化を行う機能とを実現させるための画像処理プログラム。After separating the multi-tone black and white image data into multi-tone image data of different densities, it is quantized and converted into pseudo halftone output image data.
A function of performing first quantization for determining a dot appearance information array for a target pixel of multi-tone image data relating to a first density among the plurality of densities;
Thereafter, the inverse correlation is increased with respect to the dot appearance information array determined by the first quantization for the target pixel of the multi-tone image data regarding the second density other than the first density among the plurality of densities. Image processing program for realizing a second quantization function for determining a proper dot appearance information array.
前記コンピューターに、
前記第1量子化においては、前記注目画素周辺の、既に第1量子化が行われた画素についてのドット出現情報配列に対して逆相関が実質的に最も大きくなるように、前記注目画素についてのドット情報出現情報配列を決定する機能を実現させるための画像処理プログラム。The image processing program according to claim 32,
On the computer,
In the first quantization, for the target pixel, the inverse correlation is substantially maximized with respect to the dot appearance information array for the pixel that has already been subjected to the first quantization around the target pixel. An image processing program for realizing a function of determining dot information appearance information arrangement.
前記コンピューターに、
前記第2量子化においては、前記第1量子化によって先に決定された前記ドット出現情報配列を所定の重み付けで用いたものに対し、逆相関が大きくなるようなドット出現情報配列を決定する機能を実現させるための画像処理プログラム。The image processing program according to claim 32 or 33,
On the computer,
In the second quantization, a function for determining a dot appearance information array that has a large inverse correlation with respect to the dot appearance information array previously determined by the first quantization using a predetermined weight. An image processing program for realizing
前記コンピューターに、
前記第2量子化を行った後、前記複数の濃度のうち、前記第1濃度及び前記第2濃度以外の第3濃度に関する多階調画像データの前記注目画素について、前記第1量子化と前記第2量子化との少なくとも一方によって決定されたドット出現情報配列に対して逆相関が大きくなるように、ドット出現情報配列を決定する第3量子化を行う機能を実現させるための画像処理プログラム。In the image processing program as described in any one of Claims 32-34,
On the computer,
After performing the second quantization, for the target pixel of the multi-gradation image data regarding the third density other than the first density and the second density among the plurality of densities, the first quantization and the An image processing program for realizing a function of performing third quantization for determining a dot appearance information array so that an inverse correlation becomes large with respect to the dot appearance information array determined by at least one of the second quantization.
前記第1量子化においては、前記第1濃度として、前記第2濃度よりも明度が低い濃度を選択する機能を実現させるための画像処理プログラム。In the image processing program according to any one of claims 32 to 35,
In the first quantization, an image processing program for realizing a function of selecting a density having lightness lower than the second density as the first density.
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