JP2005042787A - Oil level adjusting method of automatic transmission - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機を搭載した自動車の保守点検に関し、特に、自動変速機のオイルレベルの保守点検に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車には、変速機として自動変速機(AT:Automatic Transmission)を使用したものが多い。自動変速機は、トルクコンバータおよび歯車式変速機構(無段変速機であってもよく、その場合、歯車式変速機構ではなく、たとえばベルト式無段変速機構)により構成され、このトルクコンバータおよび歯車式変速機構にはオイル(AT作動油)が充填される。オイルの量が規定量より少ないと、低温時、コーナリング走行時あるいは登坂時等にオイルポンプがオイルを吸入できずに空気を吸入してしまい、駆動力の伝達が良好でなくなり、駆動力が低下する場合がある。
【0003】
一方、オイルの量が規定量より多過ぎると、高温時等、膨張によりオイルレベルが上がったときに歯車式変速機構のクラッチドラムなどの回転部材によってオイルが攪拌され、機械的な損失が増加する上に、油温をさらに上昇させ、自動変速機の耐久性を低下させるとともに、ブリーザからのオイル吹きにもつながることにもなる。したがって、オイルの量は常に適正に保つ必要がある。
【0004】
このようなオイルは、その温度によって粘度が変わり、また膨張してオイルレベルも変わるものであることから、適正な量に調整する場合には、その油温条件を適切に設定する必要がある。通常、自動車の一般的走行で達しやすく、オイルの循環が安定しやすい温度域の70〜80℃程度に対応したレベルで管理している場合が多い。また、自動車の製造工場では、工数上、前記のような温度まで油温上昇させることが難しいため、検査工程後の測定により得た油温に応じたチェックレベルを別に設定し管理をしている。
【0005】
このように、製造工場においては工数はかかるもののオイルレベルの管理を徹底することができるが、オイルは経年劣化するものであることから、長期に渡って自動車を使用するときには、ディーラー等においてもオイルの交換を行なうことになる。この場合には、オイル温度を的確にコントロールする手段がないので、たとえば自動車を実際に走行させ、自動変速機の内部温度が上昇する(油温も上昇)のを待ってオイルレベルを管理していた。
【0006】
より具体的には、自動車を所定の条件で走行させた後、たとえば時速60kmで30分間走行させた後にオイル量のチェックするというようにしていた。自動車をこの条件で走行させれば、変速機の内部温度が70〜80℃程度に安定するから、オイルを実際に使用するときの条件に合わせて適正なオイル量を注入できることになる。
【0007】
このように自動車を実際に走行させてからオイルの注入を行うのは、時間がかかること、作業が煩雑となること、さらにディーラー等ではそれを行なうコースを持たないために不可能である等の問題があった。特開平11−325235号公報(特許文献1)は、このような問題に鑑み、実際に自動車を走行させないでもよい、自動変速機のオイルレベル検出表示方法を開示する。この自動変速機のオイルレベル検出表示方法は、ATコントローラに故障診断システムを搭載した自動車において、少なくともエンジンがアイドリング回転数で回転していること、車両が停車中であることおよび変速セレクトレバーの位置がNレンジあるいはPレンジであることという自動変速機のオイルレベル検出条件が成立しているか否か判断するステップと、ATコントローラに自動変速機のオイルレベル検出条件が成立していることを表示する出力ステップとを含む。
【0008】
この自動変速機のオイルレベル検出表示方法によると、エンジンがアイドリング回転数で回転していること、車両が停車中であることおよび変速セレクトレバーの位置がNレンジあるいはPレンジであることが揃った場合に、オイルレベル検出作業を行なえることが作業者に表示される。油温の条件が満足するようにすればオイルレベルの検出作業を行なうことができる。このため、従来行なわれていたように、マニュアル通りのパターンで走行せずに、オイルレベルの検出作業を行なうことができる。したがって、実際に走行させるコースを持たないディーラー等においてAT用のオイルを交換するときにも、適切な量のオイル注入ができることになる。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−325235号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された自動変速機のオイルレベル検出表示方法においては、故障診断システムとしてダイアグノーシス機能を搭載し、ATコントローラのダイアグノーシス端子を短絡して、自動変速機のオイルレベルを検出してよい場合とオイルレベルを検出するのに適切でない場合とで異なった表示が行なわれる。具体的には、故障診断システムとして車両に搭載されたダイアグノーシス機能により診断された故障診断結果や各種センサにより検知された車両の状態を表示するために、自動車の外部のモニタリング装置(たとえば液晶表示部を有するダイアグモニタ)に接続するためのダイアグモニタカプラが設けられている。このダイアグモニタカプラの複数の端子の中の特定の端子(ダイアグノーシス端子)を短絡することにより、ダイアグモニタを用いないで、通常のモードから故障診断モードに移行して、その診断された故障内容に応じて、自動車のメータパネルのランプを予め定められたパターン等で点滅させる。
【0011】
ディーラ等において作業者がこのようなダイアグノーシス端子を短絡すると、通常のモードから故障診断モードに移行して、たとえばエンジンECU(Electronic Control Unit)が実行するISC(Idle Speed Control system)制御(エンジンのアイドル回転数を目標アイドル回転数に安定させるための自動制御システム)が停止する。このため、エンジンがアイドリング回転数で安定回転することができない。そのため、オイルは必要なところに行きわたって安定していない場合が発生し得る。このような状態では、自動変速機のオイル量を適切に調整することができない。
【0012】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、自動変速機の作動油の油量を正確に点検することができる、自動変速機のオイルレベル調整方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係るオイルレベル調整方法は、自己診断機能を備えた車両に搭載された自動変速機のオイルレベル調整方法である。このオイルレベル調整方法は、自己診断機能の結果を車両外部に出力するための出力部を操作して、通常モードから自己診断モードに移行する診断モード移行ステップと、オイルレベル調整モードに移行するために予め定められた操作を行なう調整モード移行ステップと、オイルレベル調整モードに移行した後に、出力部を操作して、自己診断モードから通常モードに移行する通常モード移行ステップと、車両の状態が予め定められた状態であると、オイルレベルの調整が可能であることを作業者に報知する報知ステップとを含む。
【0014】
第1の発明によると、診断モード移行ステップにて、ダイアグモニタに情報を出力する出力部であるダイアグモニタカプラの特定の端子を短絡させる等の操作を一旦行なった上で、調整モード移行ステップにて、予め定められた操作を行ない、オイルレベル調整モードに移行する。その後、通常モード移行ステップにて、ダイアグモニタカプラの特定の端子を短絡を解除する等の操作を行なって、エンジンの制御状態を通常の状態にする。これにより、ISCが正常に機能して、エンジン回転数が目標アイドル回転数になるようにフィードバック制御される。この状態で、すなわちエンジンがアイドル回転で安定して回転しているときに、報知ステップにて、車両の状態が予め定められた状態であると、オイルレベルの調整が可能であることを作業者に報知される。これにより、オイルレベルの調整を行なう際には、ISCが機能してエンジンの回転数が安定化する。その結果、自動変速機の作動油の油量を正確に点検することができる、自動変速機のオイルレベル検出方法を提供することができる。
【0015】
第2の発明に係るオイルレベル調整方法は、第1の発明の構成に加えて、自己診断モードにおいて、エンジンのアイドル回転数制御を実行しないで、通常モードにおいて、エンジンのアイドル回転数制御を実行するエンジンコントロールが実行される車両におけるオイルレベル調整方法である。
【0016】
第2の発明によると、エンジンコントロールにより、自己診断モードにおいて、エンジンのアイドル回転数制御が実行されないで、通常モードにおいて、エンジンのアイドル回転数制御が実行される。これにより、オイルレベルの調整を行なう際には、ISCが機能してエンジンの回転数が安定化する。その結果、自動変速機の作動油の油量を正確に点検することができる、自動変速機のオイルレベル検出方法を提供することができる。
【0017】
第3の発明に係るオイルレベル調整方法においては、第2の発明の構成に加えて、エンジンコントロールは、アイドルスピードコントロールのフィードバック制御を実行するものである。
【0018】
第3の発明によると、エンジンコントロールにより、自己診断モードにおいて、エンジンのアイドル回転数制御が実行されないで、通常モードにおいて、エンジンのアイドル回転数制御が実行される。これにより、オイルレベルの調整を行なう際には、アイドルスピードコントロールのフィードバック制御が機能してエンジンの回転数が安定化する。その結果、自動変速機の作動油の油量を正確に点検することができる、自動変速機のオイルレベル検出方法を提供することができる。
【0019】
第4の発明に係るオイルレベル調整方法においては、第2の発明の構成に加えて、エンジンコントロールは、アイドル回転数を強制的に目標回転数に収束させる制御を実行するものである。
【0020】
第4の発明によると、エンジンコントロールにより、自己診断モードにおいて、エンジンのアイドル回転数制御が実行されないで、通常モードにおいて、エンジンのアイドル回転数制御が実行される。これにより、オイルレベルの調整を行なう際には、アイドル回転数を強制的に目標回転数に収束させる制御が機能してエンジンの回転数が安定化する。その結果、自動変速機の作動油の油量を正確に点検することができる、自動変速機のオイルレベル検出方法を提供することができる。
【0021】
第5の発明に係るオイルレベル調整方法においては、第1〜4のいずれかの発明の構成に加えて、予め定められた状態は、車両のエンジン回転数が所定の範囲の回転数であること、車両の車速が所定の範囲であることおよび変速機のシフトポジションがニュートラルポジションであるかパーキングポジションであることを満足する状態であるものである。
【0022】
第5の発明によると、車両のエンジン回転数が所定の範囲の回転数であること、車両の車速が所定の範囲であることおよび変速機のシフトポジションがニュートラルポジションであるかパーキングポジションであると、オイルレベルの調整に適した状態であるので、これらの状態であることに基づいて、オイルレベルの調整が可能であることが作業者に報知される。
【0023】
第6の発明に係るオイルレベル調整方法においては、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、報知ステップは、オイルの温度に基づいて、オイルレベルの調整が可能であること、オイルレベルの調整が可能でないことを区別して、作業者に報知するステップを含む。
【0024】
第6の発明によると、オイルの温度が適正な温度でないと、オイルレベルを正確に調整できないので、オイルの温度が予め定められた範囲の温度である場合のみオイルレベルの調整が可能であることを、オイルレベルの調整が可能でないことを区別して、作業者に報知することができる。
【0025】
第7の発明に係るオイルレベル調整方法においては、第6の発明の構成に加えて、報知ステップは、オイルの温度が所定の範囲よりも高いためにオイルレベルの調整が可能でないことを、作業者に報知するステップを含む。
【0026】
第7の発明によると、外気温によっては、エンジンのアイドル回転数でもオイルの温度がオイルレベル調整のために最適な温度範囲を越えて高くなる場合がある。このような場合には一旦エンジンを停止させて放置して、オイルの温度を低下させる必要がある。報知ステップにて、オイルの温度が所定の範囲よりも高いためにオイルレベルの調整が可能でないことが作業者に報知されるので、作業者は、この報知に基づいて、オイルの温度を下げるべく、エンジンを停止させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る制御装置を含む車両のパワートレーンについて説明する。本実施の形態に係るオイルレベル調整方法は、図1に示すECU1000により実行されるプログラムにより実現される。本実施の形態では、自動変速機を、流体継手としてトルクコンバータを備えた、遊星歯車式変速機構を有する自動変速機として説明する。なお、本発明は、遊星歯車式変速機構を有する自動変速機に限定されるものではなく、たとえばベルト式無段変速機などの無段変速機であってもよい。
【0028】
図1を参照して、本実施の形態に係る制御装置を含む車両のパワートレーンについて説明する。本実施の形態に係る制御装置は、詳しくは、図1に示すECT(Electronic Controlled Automatic Transmission)_ECU1020により実現される。
【0029】
図1に示すように、この車両のパワートレーンは、エンジン100と、トルクコンバータ200と、自動変速機300と、ECU1000とから構成される。
【0030】
エンジン100の出力軸は、トルクコンバータ200の入力軸に接続される。エンジン100とトルクコンバータ200とは回転軸により連結されている。したがって、エンジン回転数センサ400により検知されるエンジン100の出力軸回転数NE(エンジン回転数NE)とトルクコンバータ200の入力軸回転数(ポンプ回転数)とは同じである。
【0031】
トルクコンバータ200は、入力軸と出力軸とを直結状態にするロックアップクラッチと、入力軸側のポンプ羽根車と、出力軸側のタービン羽根車と、ワンウェイクラッチを有しトルク増幅機能を発現するステータとから構成される。トルクコンバータ200と自動変速機300とは、回転軸により接続される。トルクコンバータ200の出力軸回転数NT(タービン回転数NT)は、タービン回転数センサにより検知される。自動変速機300の出力軸回転数NOUTは、出力軸回転数センサ420により検知される。
【0032】
このような自動変速機300は、その内部に複数の摩擦要素であるクラッチやブレーキを備える。予め定められた作動表に基づいて、摩擦要素であるクラッチ要素(たとえばクラッチC1〜C4)や、ブレーキ要素(たとえばブレーキB1〜B4)、ワンウェイクラッチ要素(たとえばワンウェイクラッチF0〜F3)が、要求された各ギヤ段に対応して、係合および解放されるように油圧回路が制御される。自動変速機300の変速ポジション(シフトポジション)には、パーキング(P)ポジション、後進走行(R)ポジション、ニュートラル(N)、前進走行(D)ポジションがある。
【0033】
これらのパワートレーンを制御するECU1000は、エンジン100を制御するエンジンECU1010と、自動変速機300を制御するECT_ECU1020とを含む。
【0034】
ECT_ECU1020には、自動変速機300の作動油の油温を表わすAT作動油油温信号や、出力軸回転数センサ420にて検知された出力軸回転数NOUTを表わす信号が入力される。また、ECT_ECU1020には、エンジンECU1010から、エンジン回転数センサ400にて検知されたエンジン回転数NEを表わすエンジン回転数信号が入力される。
【0035】
これら回転数センサは、トルクコンバータ200の入力軸、トルクコンバータ200の出力軸および自動変速機300の出力軸に取り付けられた回転検出用ギヤの歯に対向して設けられている。これらの回転数センサは、トルクコンバータ200の入力軸、トルクコンバータ200の出力軸および自動変速機300の出力軸の僅かな回転の検出も可能なセンサであり、たとえば、一般的に半導体式センサと称される磁気抵抗素子を使用したセンサである。
【0036】
さらに、エンジンECU1010およびECT_ECU1020は、ダイアグモニタカプラ1040が接続されている。このダイアグモニタカプラ1040は、複数の端子を有するコネクタであって、車両の外部のダイアグモニタに各種情報を表示するためのデータを送受信するためのものである。このダイアグモニタカプラの複数の端子の中の特定の端子(TC端子1050)を短絡することにより、ダイアグモニタを用いないで、通常のモードから故障診断モードに移行して、その診断された故障内容に応じて、自動車のメータパネルのランプを予め定められたパターン等で点滅させることができる。
【0037】
さらに、ECT_ECU1020は、シフトポジションインジケータ1030に接続され、ECT_ECU1020からシフトポジションインジケータ1030に、現在の自動変速機300のポジションを表わす信号が出力される。このポジションには、少なくとも、パーキング(P)ポジション、後進走行(R)ポジション、ニュートラル(N)、前進走行(D)ポジションがあり、シフトポジションインジケータ1030は、それぞれのポジションに対応する表示部を有する。
【0038】
図2を参照して、本実施の形態に係るECU1000のECT_ECU1020で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
【0039】
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、ECT_ECU1020は、ダイアグモニタカプラ1040のTC端子1050の短絡を検知したか否かを判断する。ダイアグモニタカプラ1040のTC端子1050の短絡を検知すると(S100にてYES)、処理はS110へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS100へ戻され、ダイアグモニタカプラ1040のTC端子1050の短絡を検知するまで待つ。
【0040】
S110にて、ECT_ECU1020は、特殊操作を検知する。このとき、たとえば、ECT_ECU1020に入力されるシフトポジション信号などに基づいて、予め定められた時間内に、シフトレバーのニュートラル(N)ポジションと前進走行(D)ポジションとの往復操作が予め定められた回数以上が行なわれたことを検知する。この他にも、特殊操作として、ブレーキランプスイッチのオンオフの繰返しや、エアコンディショナスイッチのオンオフの繰返しの繰返しや、ウインカーレバーやワイパースイッチまたはライトスイッチのオンオフの繰返しなどの、通常の操作ではない操作を用いるようにすればよい。なお、この特殊操作を行なわないでもかまわない。たとえば、予め定められた時間が経過すると、S120に処理が移されるようにしてもよい。
【0041】
S120にて、ECT_ECU1020は、オイルレベル調整モードを開始させる。
【0042】
S130にて、ECT_ECU1020は、ダイアグモニタカプラ1040のTC端子1050の短絡が解除されたことを検知したか否かを判断する。ダイアグモニタカプラ1040のTC端子1050の短絡が解除されたことを検知すると(S130にてYES)、処理はS140へ移される。もしそうでないと(S130にてNO)、処理はS130へ戻され、ダイアグモニタカプラ1040のTC端子1050の短絡が解除されたことを検知するまで待つ。
【0043】
S140にて、ECT_ECU1020は、シフトポジションがニュートラル(N)ポジションかパーキング(P)ポジションのいずれかであるか否かを判断する。シフトポジションがニュートラル(N)ポジションかパーキング(P)ポジションのいずれかであると(S140にてYES)、処理はS160へ移される。もしそうでないと(S140にてNO)、処理はS200へ移される。
【0044】
S150にて、ECT_ECU1020は、AT作動油温を検知する。この処理は、ECT_ECU1020に自動変速機300から入力されるAT作動油温信号に基づいて行なわれる。
【0045】
S160にて、ECT_ECU1020は、油温が所定範囲内であるか否かを判断する。この所定範囲とは、たとえば35〜45℃などである。油温が所定範囲内であると(S160にてYES)、処理はS170へ移される。
【0046】
もしそうでないと(S160にてNO)、処理はS180へ移される。
S170にて、ECT_ECU1020は、オイルレベル調整可と判断して、シフトポジションインジケータ1030のたとえば前進走行(D)ポジションランプを点灯するような制御信号を、シフトポジションインジケータ1030に出力する。
【0047】
S180にて、ECT_ECU1020は、油温が所定範囲以上であるか否か判断する。油温が所定範囲以上であると(S180にてYES)、処理はS190へ移される。もしそうでないと(S180にてNO)、処理はS200へ移される。
【0048】
S190にて、ECT_ECU1020は、シフトポジションインジケータ1030に、たとえば前進走行(D)ポジションのインジケータを点滅させるような制御信号を出力する。S200にて、ECT_ECU1020は、シフトポジションインジケータ1030に、たとえば前進走行(D)ポジションのインジケータを消灯するように制御信号を出力する。
【0049】
図3を参照して、本実施の形態に係るECU1000のECT_ECU1020で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、この図3に示すフローチャートは、オイルレベル調整モードを終了させるためのプログラムである。
【0050】
S300にて、ECT_ECU1020は、オイルレベル調整モードが開始されているか否かを判断する。オイルレベル調整モードの開始処理は、図2のS120における処理に対応する。オイルレベル調整モードが開始されていると(S300にてYES)、処理はS310へ移される。もしそうでないと(S300にてNO)、処理はS300へ戻され、オイルレベル調整モードが開始されるまで(S120の処理が実行されるまで)待つ。
【0051】
S310にて、ECT_ECU1020は、エンジン回転数NEを検知する。このとき、ECT_ECU1020は、エンジンECU1010から受信したエンジン回転数信号に基づいてエンジン回転数NEを検知する。S320にて、ECT_ECU1020は車速を検知する。このとき、ECT_ECU1020は、自動変速機300から受信した出力軸回転数信号NOUTに基づいて車速を検知する。
【0052】
S330にて、ECT_ECU1020は、エンジン回転数NEがエンジン回転数しきい値よりも大きくかつ車速が車速しきい値よりも小さいか否かを判断する。エンジン回転数NEがエンジン回転数しきい値よりも大きくかつ車速が車速しきい値より小さい場合には(S330にてYES)、処理はS310へ戻される。その後、エンジン回転数NEと車速とを検知して、S330の処理を繰返し行なう。もしそうでないと(S330にてNO)、処理はS340へ移される。すなわちS330において「NO」となる場合とは、エンジン回転数NEがエンジン回転数しきい値(たとえば0に近い値)以下であって、エンジン100が回転していない場合であったり、車速が車速しきい値以上で車両が走行し始めた場合などである。このような場合にはオイルレベル調整モードを終了させる。
【0053】
S340にて、ECT_ECU1020は、シフトポジションインジケータ1030に、たとえば前進走行(D)ポジションのインジケータを消灯するような制御信号を出力する。
【0054】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る車両のオイルレベル調整方法について説明する。
【0055】
ディーラーなどに車両が持込まれてダイアグモニタカプラ1040のTC端子1050を作業者が短絡させる(S100にてYES)。予め定められた短い時間の間にシフトレバーを前進走行(D)ポジションとニュートラル(N)ポジションとの間で繰返し操作すると(S110)、オイルレベル調整モードが開始される(S120)。
【0056】
作業者がダイアグモニタカプラ1040のTC端子1050の短絡を解除すると(S130にてYES)、エンジン100がエンジンECU1010のISC機能により予め定められた目標アイドルエンジン回転数になるように制御されてエンジン100が安定的なアイドル状態になる。
【0057】
シフトポジションがニュートラル(N)ポジションかパーキング(P)ポジションであると(S140にてYES)、AT作動油温が検知され(S150)、油温が所定範囲内であると(S160にてYES)、オイルレベルの調整が可能であると判断される(S170)。
【0058】
このとき、シフトポジションインジケータ1030の、たとえば前進走行(D)ポジションのインジケータが点灯する。このシフトポジションインジケータ1030の前進走行(D)ポジションのインジケータが点灯すると、作業者はオーバーフロープラグを開いて、オイルが漏れてくれば、その漏れが収まったところが適量と判断し、オーバーフロープラグからオイルが漏れてこなかった場合には、オイルが漏れてくるまでエンジン100を回転させたままオイルを注ぎ足すようにして自動変速機300のオイルレベルを調整する。
【0059】
シフトポジションがニュートラル(N)ポジションかパーキング(P)ポジションであっても(S140にてYES)、検知されたAT作動油温が所定範囲内でなく(S160にてNO)、油温が所定の範囲以上の温度であると(S180にてYES)、シフトポジションインジケータ1030の、たとえば前進走行(D)ポジションのインジケータが点滅する(S190)。
【0060】
この場合、作業者は、外気温などが高い場合であって、エンジン100をアイドル状態にしておくだけで、自動変速機300のオイルの油温がオイルレベル調整時の適温領域よりも上昇したと判断する。したがって、作業者は、オイルの油温が適温を超えていると判断してエンジン100の回転を止めて車両を停止したまま放置する。このようにすることにより、自動変速機300のオイルの油温は次第に低下し、自動変速機300のオイルレベル調整に適した油温まで下がることになる。
【0061】
一方、シフトポジションがニュートラル(N)ポジションでもなく、パーキング(P)ポジションでもない(S140にてNO)場合、またはAT作動油温が所定範囲未満の低い温度である場合(S180にてNO)、シフトポジションインジケータ1030の、たとえば前進走行(D)ポジションのインジケータが消灯する(S200)。このとき、作業者は自動変速機300のオイルレベルの調整が不可能な時期と判断することができ、オイルレベルの調整作業を行なわない。
【0062】
一方、オイルレベルの調整モードが開始されると(S300にてYES)、エンジン回転数NEが検知され(S310)、車速が検知される(S320)。エンジン回転数NEがエンジン回転数しきい値よりも大きくかつ車速が車速しきい値よりも小さい状態が継続する場合には(S330にてYES)、図2に示すS120のオイルレベル調整モードが開始された状態が継続する。一方、検知されたエンジン回転数NEがエンジン回転数しきい値以下であったり、または検知された車速が車速しきい値以上であったりすると(S330にてNO)、インジケータが消灯される(S340)。このとき、オイルレベル調整モードが終了したということである。インジケータが消灯するので(S340)、作業者は、自動変速機300のオイルレベルの調整作業を行なわない。
【0063】
以上のようにして、本実施の形態に係るオイルレベル調整方法によると、ダイアグモニタカプラの特定の端子(TC端子)を短絡させて特殊な操作を行なうことにより、オイルレベル調整モードを開始させてからTC端子の短絡を解除させてISC機能によりエンジンのアイドル回転を安定化させる。このような状態で、シフトポジションの状態と油温の状態により、オイルレベルの調整が可能であると判断すると、シフトポジションインジケータの、たとえば前進走行(D)ポジションインジケータを点灯させる。油温が所定範囲内でなく所定範囲以上であるとそのインジケータを点滅させる。シフトポジションがニュートラル(N)ポジションでもパーキング(P)ポジションでもない場合や、油温が所定範囲未満である場合にはそのインジケータが消灯された状態になる。また、エンジン回転数がエンジン回転数しきい値以下であったり、車速が車速しきい値以上であったりするとインジケータが消灯する。作業者は、インジケータの表示に基づいて、オイルレベルの調整が可能であるか不可能であるかを判断することができる。オイルレベルの調整が不可能であると判断する場合において、インジケータが点滅している場合には、油温が上昇しすぎているため、エンジンを停止させて車両をそのまま放置しオイルの油温を下げるようにすることができる。
【0064】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャート(その1)である。
【図3】本発明の実施の形態に係るECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャート(その2)である。
【符号の説明】
100 エンジン、200 トルクコンバータ、300 自動変速機、400エンジン回転数センサ、420 出力軸回転数センサ、1000 ECU、1010 エンジンECU、1020 ECT_ECU、1030 シフトポジションインジケータ、1040 ダイアグモニタカプラ、1050 TC端子。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to maintenance and inspection of an automobile equipped with an automatic transmission, and more particularly to maintenance and inspection of an oil level of an automatic transmission.
[0002]
[Prior art]
Many automobiles use an automatic transmission (AT) as a transmission. The automatic transmission is constituted by a torque converter and a gear-type transmission mechanism (which may be a continuously variable transmission, in which case, for example, a belt-type continuously variable transmission mechanism, not a gear-type transmission mechanism). The type transmission mechanism is filled with oil (AT hydraulic oil). If the amount of oil is less than the specified amount, the oil pump will not be able to inhale the oil at low temperatures, cornering or climbing, and the air will be sucked in, resulting in poor transmission of driving force and reduced driving force. There is a case.
[0003]
On the other hand, if the amount of oil is more than the specified amount, the oil is agitated by a rotating member such as a clutch drum of the gear type transmission mechanism when the oil level rises due to expansion, such as at high temperatures, and mechanical loss increases. In addition, the oil temperature is further raised, the durability of the automatic transmission is lowered, and the oil blowing from the breather is also led. Therefore, the amount of oil must always be kept appropriate.
[0004]
Such oil has a viscosity that changes depending on its temperature, and also expands to change its oil level. Therefore, when adjusting to an appropriate amount, it is necessary to appropriately set the oil temperature condition. Usually, it is often managed at a level corresponding to a temperature range of about 70 to 80 ° C., which is easily reached by general driving of an automobile and in which the oil circulation is easily stabilized. In addition, because it is difficult to raise the oil temperature to the above-mentioned temperature in the manufacturing factory of automobiles, a check level corresponding to the oil temperature obtained by measurement after the inspection process is separately set and managed. .
[0005]
In this way, although it takes a lot of man-hours at the manufacturing plant, it is possible to thoroughly manage the oil level. However, since oil deteriorates over time, it is also necessary for dealers to use oil for long periods of time. Will be exchanged. In this case, since there is no means for accurately controlling the oil temperature, for example, the vehicle is actually driven and the oil level is controlled after the internal temperature of the automatic transmission rises (the oil temperature also rises). It was.
[0006]
More specifically, after the vehicle is driven under a predetermined condition, for example, the oil amount is checked after running for 30 minutes at 60 km / h. If the automobile is run under these conditions, the internal temperature of the transmission is stabilized at about 70 to 80 ° C., so that an appropriate amount of oil can be injected in accordance with the conditions when oil is actually used.
[0007]
Injecting oil after actually driving the vehicle in this way is time consuming, cumbersome work, and is impossible because dealers do not have a course to do so. There was a problem. Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-325235 (Patent Document 1) discloses an oil level detection and display method for an automatic transmission that does not require the vehicle to actually travel in view of such problems. This automatic transmission oil level detection display method is based on the fact that, in an automobile equipped with a failure diagnosis system in an AT controller, at least the engine is rotating at idling speed, the vehicle is stopped, and the position of the shift select lever A step of determining whether or not an automatic transmission oil level detection condition that the engine is in the N range or P range is satisfied, and displays on the AT controller that the automatic transmission oil level detection condition is satisfied Output step.
[0008]
According to this automatic transmission oil level detection display method, the engine is rotating at idling speed, the vehicle is stopped, and the position of the shift select lever is in the N range or P range. In this case, the operator is informed that the oil level detection operation can be performed. If the condition of the oil temperature is satisfied, the oil level can be detected. For this reason, the oil level detection operation can be performed without traveling in a manual pattern as conventionally performed. Therefore, an appropriate amount of oil can be injected even when the AT oil is exchanged at a dealer or the like that does not actually have a course to travel.
[0009]
[Patent Document 1]
JP 11-325235 A
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, the automatic transmission oil level detection and display method disclosed in Patent Document 1 is equipped with a diagnosis function as a failure diagnosis system, and the diagnosis terminal of the AT controller is short-circuited to reduce the oil level of the automatic transmission. Different indications are displayed depending on whether the oil level may be detected or not suitable for detecting the oil level. Specifically, in order to display a failure diagnosis result diagnosed by a diagnosis function mounted on a vehicle as a failure diagnosis system and a vehicle state detected by various sensors, a monitoring device (for example, a liquid crystal display) outside the automobile is displayed. A diagnostic monitor coupler for connecting to a diagnostic monitor having a section is provided. By short-circuiting a specific terminal (diagnostic terminal) among the multiple terminals of this diagnostic monitor coupler, the diagnostic function is shifted from the normal mode to the fault diagnosis mode without using the diagnostic monitor, and the diagnosed fault details In response, the lamp on the meter panel of the automobile blinks in a predetermined pattern or the like.
[0011]
When an operator in a dealer or the like short-circuits such a diagnosis terminal, the mode shifts from the normal mode to the failure diagnosis mode, for example, ISC (Idle Speed Control system) control (engine speed control) executed by an engine ECU (Electronic Control Unit). The automatic control system for stabilizing the idle speed at the target idle speed stops. For this reason, the engine cannot rotate stably at idling speed. As a result, the oil may reach the required location and not be stable. In such a state, the oil amount of the automatic transmission cannot be adjusted appropriately.
[0012]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide an automatic transmission oil level adjustment method capable of accurately checking the amount of hydraulic oil in an automatic transmission. Is to provide.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
An oil level adjustment method according to a first aspect of the invention is an oil level adjustment method for an automatic transmission mounted on a vehicle having a self-diagnosis function. In this oil level adjustment method, a diagnostic mode transition step for shifting from the normal mode to the self-diagnosis mode by operating the output unit for outputting the result of the self-diagnosis function to the outside of the vehicle, and for shifting to the oil level adjustment mode An adjustment mode transition step for performing a predetermined operation at a predetermined time, a normal mode transition step for shifting from the self-diagnosis mode to the normal mode by operating the output unit after shifting to the oil level adjustment mode, and a state of the vehicle in advance In the predetermined state, a notification step of notifying the operator that the oil level can be adjusted is included.
[0014]
According to the first invention, in the diagnostic mode transition step, after once performing an operation such as short-circuiting a specific terminal of a diagnostic monitor coupler which is an output unit for outputting information to the diagnostic monitor, the adjustment mode transition step is entered. Then, a predetermined operation is performed to shift to the oil level adjustment mode. Thereafter, in a normal mode transition step, an operation such as releasing a short circuit from a specific terminal of the diagnostic monitor coupler is performed to bring the engine control state into a normal state. Thus, feedback control is performed so that the ISC functions normally and the engine speed becomes the target idle speed. In this state, that is, when the engine is rotating stably at idle rotation, if the vehicle state is a predetermined state in the notification step, the operator can adjust the oil level. To be notified. As a result, when the oil level is adjusted, the ISC functions to stabilize the engine speed. As a result, it is possible to provide an oil level detection method for an automatic transmission that can accurately check the amount of hydraulic oil in the automatic transmission.
[0015]
In addition to the configuration of the first invention, the oil level adjusting method according to the second invention executes engine idle speed control in the normal mode without executing engine idle speed control in the self-diagnosis mode. An oil level adjustment method for a vehicle in which engine control is performed.
[0016]
According to the second aspect of the invention, engine idle speed control is executed in the normal mode without engine idle speed control being executed in the self-diagnosis mode by engine control. As a result, when the oil level is adjusted, the ISC functions to stabilize the engine speed. As a result, it is possible to provide an oil level detection method for an automatic transmission that can accurately check the amount of hydraulic oil in the automatic transmission.
[0017]
In the oil level adjusting method according to the third aspect of the invention, in addition to the configuration of the second aspect of the invention, the engine control performs feedback control of idle speed control.
[0018]
According to the third aspect of the invention, engine idle speed control is executed in the normal mode without engine idle speed control being executed in the self-diagnosis mode by engine control. Thereby, when the oil level is adjusted, the feedback control of the idle speed control functions to stabilize the engine speed. As a result, it is possible to provide an oil level detection method for an automatic transmission that can accurately check the amount of hydraulic oil in the automatic transmission.
[0019]
In the oil level adjusting method according to the fourth aspect of the invention, in addition to the configuration of the second aspect of the invention, the engine control executes control for forcibly converging the idle speed to the target speed.
[0020]
According to the fourth aspect of the invention, engine idle speed control is executed in the normal mode without engine idle speed control being executed in the self-diagnosis mode by engine control. As a result, when the oil level is adjusted, the control for forcibly converging the idling engine speed to the target engine speed functions to stabilize the engine engine speed. As a result, it is possible to provide an oil level detection method for an automatic transmission that can accurately check the amount of hydraulic oil in the automatic transmission.
[0021]
In the oil level adjustment method according to the fifth aspect of the invention, in addition to the configuration of any one of the first to fourth aspects, the predetermined state is that the engine speed of the vehicle is within a predetermined range. In this state, the vehicle speed is in a predetermined range and the shift position of the transmission is in the neutral position or the parking position.
[0022]
According to the fifth aspect of the present invention, the vehicle engine speed is within a predetermined range, the vehicle speed is within a predetermined range, and the transmission shift position is a neutral position or a parking position. Since the oil level is suitable for the adjustment of the oil level, the operator is informed that the oil level can be adjusted based on these states.
[0023]
In the oil level adjustment method according to the sixth aspect of the invention, in addition to the configuration of any one of the first to fifth aspects, the notification step is capable of adjusting the oil level based on the temperature of the oil, A step of discriminating that the level cannot be adjusted and notifying the operator is included.
[0024]
According to the sixth aspect of the invention, the oil level cannot be accurately adjusted unless the oil temperature is an appropriate temperature. Therefore, the oil level can be adjusted only when the oil temperature is within a predetermined range. The operator can be notified that the oil level cannot be adjusted.
[0025]
In the oil level adjustment method according to the seventh aspect of the invention, in addition to the configuration of the sixth aspect of the invention, the notifying step indicates that the oil level cannot be adjusted because the oil temperature is higher than a predetermined range. A step of notifying a person.
[0026]
According to the seventh invention, depending on the outside air temperature, the oil temperature may become higher than the optimum temperature range for adjusting the oil level even at the engine idling speed. In such a case, it is necessary to stop the engine and leave it to decrease the temperature of the oil. In the notification step, the operator is informed that the oil level cannot be adjusted because the oil temperature is higher than the predetermined range. Therefore, the operator should reduce the oil temperature based on the notification. The engine can be stopped.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a power train of a vehicle including a control device according to an embodiment of the present invention will be described. The oil level adjustment method according to the present embodiment is realized by a program executed by
[0028]
With reference to FIG. 1, a power train of a vehicle including a control device according to the present embodiment will be described. Specifically, the control apparatus according to the present embodiment is realized by an ECT (Electronic Controlled Automatic Transmission)
[0029]
As shown in FIG. 1, the power train of this vehicle includes an
[0030]
The output shaft of
[0031]
The
[0032]
Such an
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
These rotation speed sensors are provided to face the teeth of the rotation detection gear attached to the input shaft of
[0036]
Further, a
[0037]
Further,
[0038]
With reference to FIG. 2, a control structure of a program executed by
[0039]
In step (hereinafter step is abbreviated as S) 100,
[0040]
In S110,
[0041]
In S120,
[0042]
In S130,
[0043]
At S140,
[0044]
At S150,
[0045]
In S160,
[0046]
If not (NO in S160), the process proceeds to S180.
In S170,
[0047]
In S180,
[0048]
At S190,
[0049]
With reference to FIG. 3, a control structure of a program executed by
[0050]
In S300,
[0051]
At S310,
[0052]
In S330,
[0053]
In S340,
[0054]
A vehicle oil level adjustment method according to the present embodiment based on the above-described structure and flowchart will be described.
[0055]
The vehicle is brought into a dealer or the like, and the operator short-circuits the
[0056]
When the operator cancels the short circuit of
[0057]
If the shift position is the neutral (N) position or the parking (P) position (YES at S140), the AT hydraulic oil temperature is detected (S150), and if the oil temperature is within the predetermined range (YES at S160). It is determined that the oil level can be adjusted (S170).
[0058]
At this time, for example, the forward travel (D) position indicator of the
[0059]
Even if the shift position is the neutral (N) position or the parking (P) position (YES in S140), the detected AT hydraulic oil temperature is not within the predetermined range (NO in S160), and the oil temperature is predetermined. If the temperature is equal to or higher than the range (YES in S180), for example, the forward travel (D) position indicator of
[0060]
In this case, the operator is in a case where the outside air temperature is high and the oil temperature of the
[0061]
On the other hand, if the shift position is neither the neutral (N) position nor the parking (P) position (NO in S140), or if the AT hydraulic fluid temperature is a low temperature below a predetermined range (NO in S180), For example, the forward travel (D) position indicator of the
[0062]
On the other hand, when the oil level adjustment mode is started (YES in S300), engine speed NE is detected (S310), and the vehicle speed is detected (S320). When engine speed NE is greater than engine speed threshold and vehicle speed is lower than vehicle speed threshold (YES in S330), the oil level adjustment mode in S120 shown in FIG. 2 is started. Continued state continues. On the other hand, if the detected engine speed NE is equal to or lower than the engine speed threshold value or the detected vehicle speed is equal to or higher than the vehicle speed threshold value (NO in S330), the indicator is turned off (S340). ). At this time, the oil level adjustment mode has ended. Since the indicator is turned off (S340), the operator does not adjust the oil level of the
[0063]
As described above, according to the oil level adjustment method according to the present embodiment, the oil level adjustment mode is started by performing a special operation by short-circuiting a specific terminal (TC terminal) of the diagnostic monitor coupler. Then, the short circuit of the TC terminal is released, and the idle rotation of the engine is stabilized by the ISC function. In such a state, if it is determined that the oil level can be adjusted according to the shift position state and the oil temperature state, for example, the forward running (D) position indicator of the shift position indicator is turned on. When the oil temperature is not within the predetermined range but above the predetermined range, the indicator blinks. When the shift position is neither the neutral (N) position nor the parking (P) position, or when the oil temperature is below a predetermined range, the indicator is turned off. Further, the indicator is turned off when the engine speed is equal to or lower than the engine speed threshold or the vehicle speed is equal to or higher than the vehicle speed threshold. The worker can determine whether or not the oil level can be adjusted based on the display of the indicator. If it is determined that the oil level cannot be adjusted, and the indicator is flashing, the oil temperature has risen too much, so the engine is stopped and the vehicle is left as it is to reduce the oil temperature. Can be lowered.
[0064]
The embodiment disclosed this time should be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a control block diagram of an automatic transmission according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart (No. 1) showing a control structure of a program executed by the ECU according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart (No. 2) showing a control structure of a program executed by the ECU according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
100 engine, 200 torque converter, 300 automatic transmission, 400 engine speed sensor, 420 output shaft speed sensor, 1000 ECU, 1010 engine ECU, 1020 ECT_ECU, 1030 shift position indicator, 1040 diagnostic monitor coupler, 1050 TC terminal.
Claims (7)
自己診断機能の結果を車両外部に出力するための出力部を操作して、通常モードから自己診断モードに移行する診断モード移行ステップと、
オイルレベル調整モードに移行するために予め定められた操作を行なう調整モード移行ステップと、
オイルレベル調整モードに移行した後に、前記出力部を操作して、自己診断モードから通常モードに移行する通常モード移行ステップと、
車両の状態が予め定められた状態であると、オイルレベルの調整が可能であることを作業者に報知する報知ステップとを含む、自動変速機のオイルレベル調整方法。An oil level adjustment method for an automatic transmission mounted on a vehicle having a self-diagnosis function,
A diagnostic mode transition step of operating the output unit for outputting the result of the self-diagnosis function to the outside of the vehicle and shifting from the normal mode to the self-diagnosis mode;
An adjustment mode transition step for performing a predetermined operation to shift to the oil level adjustment mode;
After shifting to the oil level adjustment mode, operating the output unit to shift from the self-diagnosis mode to the normal mode,
An oil level adjustment method for an automatic transmission including a notification step of notifying an operator that the oil level can be adjusted when the vehicle is in a predetermined state.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003201881A JP2005042787A (en) | 2003-07-25 | 2003-07-25 | Oil level adjusting method of automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2005042787A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006336831A (en) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | Oil quantity adjusting method and device for automatic transmission |
US7548811B2 (en) | 2004-08-04 | 2009-06-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus of vehicle incorporating automatic transmission |
WO2014125351A1 (en) * | 2013-02-12 | 2014-08-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device |
JP2016142306A (en) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | ダイハツ工業株式会社 | Control device for vehicle |
-
2003
- 2003-07-25 JP JP2003201881A patent/JP2005042787A/en active Pending
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