JP2005039602A - Ip packet processor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、異なる伝送速度を有する上り回線および下り回線を介してIPパケットを含むフレーム信号をパケット交換ネットワークと送受信するIPパケット処理装置に関するものである。 The present invention relates to an IP packet processing apparatus that transmits and receives a frame signal including an IP packet to and from a packet switching network via an uplink and a downlink having different transmission rates.
ADSL回線(Asymmetric Digital Subscriber Line)等の非対称回線では、データの伝送方向により回線速度が非対称であり、この種の非対称回線では、交換局、ISP(Internet Service Provider)等のパケット交換網からユーザに向けたダウンリンク(下り回線)の回線速度が、ユーザからパケット交換網へ向けたアップリンク(上り回線)の回線速度に比べ速い特徴を持つ。 In an asymmetrical line such as an ADSL line (Asymmetric Digital Subscriber Line), the line speed is asymmetric depending on the data transmission direction. The downlink (downlink) line speed is faster than the uplink (uplink) line speed from the user to the packet switching network.
したがって、ADSL等の非対称な回線速度を提供する回線では、P2P(Point to Point)接続のような同期的な通信を実現することは困難である。そこで、このような同期的な通信を行う際には、従来、アップリンクおよびダウンリンクで対称な回線速度を提供するSDSL回線(Symmetric Digital Subscriber Line)等の対称回線が利用されてきた。 Therefore, it is difficult to realize synchronous communication such as P2P (Point to Point) connection on a line that provides an asymmetric line speed such as ADSL. Therefore, when performing such synchronous communication, a symmetric line such as an SDSL line (Symmetric Digital Subscriber Line) that provides a symmetric line speed in the uplink and the downlink has been conventionally used.
また、従来のパケット通信システムでは、スループットを向上させるために、データを圧縮して伝送されるデータ量を減らす処理が行われることもあった。このような圧縮処理を行うパケット通信装置に関連する先行技術として、例えば、特許文献1がある。
Further, in the conventional packet communication system, in order to improve the throughput, a process of reducing the amount of data transmitted by compressing the data may be performed. As a prior art related to a packet communication apparatus that performs such compression processing, for example, there is
この特許文献1においては、入力パケットが予め設定されたパケット長以上の場合には、入力パケットを圧縮・伸長部に渡して、パケットの宛先アドレスと、パケットの上位層のデータTYPEと、データ部分と、FCS(Frame Check Sequence)部分を圧縮し、入力パケットが予め設定されたパケット長に満たない場合には、圧縮・伸長部のエラー検出部のみを経由してパケットを直接、通信制御部に渡すようにしたスイッチングハブに関する発明が示されている。
In this
ADSLのような非対称回線では、回線速度が非対称でかつアップリンクの回線速度がダウンリンクより遅いという特徴をもっているので、ユーザー側から情報配信をおこなう場合は、SDSL回線等の双方向対称な回線速度を提供する回線を利用せざるをえない。 また、ADSLのような非対称回線において、ダウンリンクの速度がアップリンクの速度より速い場合では、ダウンリンク側が高負荷でなくてもアップリンク側においてバッファ溢れをおこす可能性がある。 Asymmetric lines such as ADSL have the characteristics that the line speed is asymmetric and the uplink line speed is slower than that of the downlink. Therefore, when distributing information from the user side, the bi-directional symmetrical line speed such as the SDSL line is used. You must use a line that provides the service. Also, in an asymmetric line such as ADSL, when the downlink speed is higher than the uplink speed, there is a possibility that the buffer overflows on the uplink side even if the downlink side is not heavily loaded.
また、特許文献1では、パケットのデータ部分であるIEEE802.3フレームのPDU部分に対して圧縮処理を行っているため、IPヘッダの宛先、ソースアドレスによる発信先、宛先識別ができず、このため、IPアドレスによるフォワーディングが行えないという問題がある。
In
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、SDSLなどの双方向対称な伝送速度をADSLなどの非対称回線上で実現することができるIPパケット処理装置を得ることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to obtain an IP packet processing apparatus capable of realizing a bidirectionally symmetric transmission rate such as SDSL on an asymmetric line such as ADSL.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、IPパケット処理装置は、非対称回線を介してIPパケットを含むフレーム信号をパケット交換ネットワークと送受信するIPパケット処理装置において、上り回線および下り回線の伝送速度を測定する伝送速度測定手段と、フレーム信号の送信時、前記上り回線と前記下り回線の伝送速度の差が所定の閾値を超えた場合、IPパケットのIPペイロードを圧縮する圧縮手段とを備えることを特徴とする。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, the present invention provides an IP packet processing apparatus that transmits and receives a frame signal including an IP packet to and from a packet switching network via an asymmetric line. And transmission rate measuring means for measuring the transmission rate of the downlink, and compressing the IP payload of the IP packet when the difference between the uplink and downlink transmission rates exceeds a predetermined threshold during transmission of the frame signal And compression means.
この発明によれば、フレームの送信時、上り回線と下り回線の伝送速度の差が所定の閾値を超えた場合、IPパケットのIPペイロードを圧縮する。 According to the present invention, when a frame is transmitted, if the difference between the uplink and downlink transmission rates exceeds a predetermined threshold, the IP payload of the IP packet is compressed.
以上説明したとおり、この発明によれば、フレームの送信時、上り回線と下り回線の伝送速度の差が所定の閾値を超えた場合、IPパケットのIPペイロードを圧縮するようにしているので、伝送速度の遅い上り回線でのIPパケットのペイロードの実効スループットが向上し、ADSL回線のような非対称回線を用いても双方向対称な伝送速度を実現することができるようになる。したがって、ADSL回線を用いても、P2P接続のような同期的な通信を行うことができる。また、IPパケットのIPペイロード(PDU)を圧縮するため、IPアドレスによるフォワーディングを行うこともできる。 As described above, according to the present invention, when the transmission rate difference between the uplink and the downlink exceeds a predetermined threshold during frame transmission, the IP payload of the IP packet is compressed. The effective throughput of the payload of the IP packet in the uplink having a low speed is improved, and a bidirectionally symmetric transmission rate can be realized even if an asymmetric line such as an ADSL line is used. Therefore, even if an ADSL line is used, synchronous communication such as P2P connection can be performed. Further, since the IP payload (PDU) of the IP packet is compressed, forwarding based on the IP address can also be performed.
以下に、本発明にかかるIPパケット処理装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。 Embodiments of an IP packet processing apparatus according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. Note that the present invention is not limited to the embodiments.
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるIPパケット処理装置10をADSL回線20を介してパケット交換網100と接続したIPパケット通信システムを示す図である。パケット交換網100内には、パケット交換局、またはISP(Internet Service Provider)等が含まれている。ADSL回線20は、データの伝送方向によって伝送速度が異なる非対称の通信回線であって、パケット交換網100からIPパケット処理装置10に向けた下り回線(ダウンリンク)21のデータ伝送速度が、IPパケット処理装置10からパケット交換網100に向けた上り回線(アップリンク)22のデータ伝送速度に比較して速い。
FIG. 1 is a diagram showing an IP packet communication system in which an IP
IPパケット処理装置10は、ユーザ端末に接続されるものであり、後述するように、データ圧縮処理などの各種IPパケット処理を実行する。図2は、IPパケット処理装置10の内部構成を示すものである。
The IP
IPパケット処理装置10は、上位レイヤ処理ユニット11、IPパケット処理ユニット12、ペイロード長監視ユニット13,伝送速度監視ユニット14,圧縮ユニット15およびレイヤ2処理ユニット16を備えている。
The IP
上位レイヤ処理ユニット11は、IPCompアソシエーション確立処理(IPCA確立処理)と、レイヤ2より上位のレイヤ処理すなわちレイヤ3およびレイヤ4のレイヤ処理を実行する。IPComp(IPペイロード圧縮、IP Payload Compression Protocol)は、OSI(Open System Interconnection)基本参照モデルにおけるネットワーク層に相当するIPv4(Internet Protocol version 4),IPv6(Internet Protocol version 6)と、RFC(Request for Comments)に規定されているIPパケットのPDU(Protocol Data Unit)部分、すなわちIPペイロードに対しての圧縮処理を規定するためのプロトコルである。IPCAは、圧縮パラメータインデックス、動作モード、使用される圧縮アルゴリズム、選択された圧縮アルゴリズムに必要なあらゆるパラメータなどのIPCompの動作に必要な情報をすべて含むものであり、上位レイヤ処理ユニット11は、通信の相手ノードとIPCA確立処理を実行する。
The upper
IPパケット処理ユニット12は、OSI基本参照モデルにおけるネットワーク層に相当するIP(Internet Protocol)に対してIPヘッダの構築、IPパケットの構築、圧縮処理後の圧縮PDUとIPCompヘッダを足した値(図3(c)参照)と所定の閾値(長さ閾値)との比較判定、ならびにIPパケットの受信速度と送信速度の情報収集をおこなう。長さ閾値は、任意の固定値に定めるようにしてもよいし、最適解を求めるための適宜のアルゴリズムを用いて自動的に設定できるようにしてもよい。
The IP
ペイロード長監視ユニット13は、IPパケット処理ユニット12に内蔵されているかまたは、独立して存在する。ペイロード長監視ユニット13は、IPパケット処理ユニット12から通知されたペイロード長すなわちIPデータグラムでのPDUの長さ(図3(b)の斜線部)と、所定の閾値との比較判定をおこない、PDUの長さが所定の閾値(PDU閾値)より大きければ、圧縮判定通知を伝送速度監視ユニット14へ送り、そうでなければ非圧縮通知をIPパケット処理ユニット12へ送る。PDU閾値は、圧縮アルゴリズム毎にあらかじめ固定値に定めるようにしてもよいし、圧縮率の最適値を求めるための適宜のアルゴリズムを用いて自動的に設定するようにしてもよい。
The payload
伝送速度監視ユニット14は、ペイロード長監視ユニット13からの圧縮判定通知を受け取ると、レイヤ2処理ユニット16若しくはIPパケット処理ユニット12で計測した受信速度および送信速度を用いて比較判定をおこなう。すなわち、受信速度と送信速度との差がある所定の閾値(速度閾値)以上となるならば、IPパケット処理ユニット12へ圧縮通知を送り、そうでなければ非圧縮通知をIPパケット処理ユニット12へ送る。
When the transmission
圧縮ユニット15は、IPパケットのPDU部分に対して圧縮処理をおこなう機能を有し、伝送速度監視ユニット14からの圧縮通知を契機として、該当するIPパケットのPDU部分に対し、IPCompアソシエーションで決定した圧縮アルゴリズムを用いて圧縮処理を施す。圧縮前のPDUはIPパケット処理ユニット12から圧縮ユニット15に付与され、圧縮ユニット15は圧縮後のPDUをIPパケット処理ユニット12に与える。IPCompアソシエーションで決定された圧縮アルゴリズムは、IPパケット処理ユニット12によって圧縮ユニット15に指示される。
The
レイヤ2処理ユニット16は、OSI基本参照モデルにおけるデータリンク層に相当するフレーム構築・解析処理をおこなう。すなわち、下り回線21からの受信フレーム(図3(a))からIPパケット(図3(b))を取り出し、IPパケットを上位レイヤ処理ユニット11およびIPパケット処理ユニット12へ送るとともに、IPパケット処理ユニット12からの送信IPパケット(図3(b))を用いて送信フレーム(図3(a))を形成し、形成したフレームを上り回線22に送出する。また、レイヤ2処理ユニット16は、レイヤ2のフレームの受信速度情報と送信速度情報を収集する。
The
図3(a)は、IEEE802.3フレームを示すものであり、このフレームは、クロック同期のためのプリアンブルと、フレームの開始を示すフィールドであるフレーム開始部(Start Frame Delimiter)と、送信先MACアドレス部、送信元MACアドレスおよびデータ長部などを含むイーサネット(登録商標)ヘッダと、IEEE802.3フレームのペイロードとしてのPDU(すなわちIPパケット)と、フレームチェック部(Frame Check Sequence)とを備えている。 FIG. 3A shows an IEEE 802.3 frame. This frame includes a preamble for clock synchronization, a frame start section (Start Frame Delimiter) which is a field indicating the start of the frame, and a destination MAC. An Ethernet (registered trademark) header including an address part, a source MAC address and a data length part, a PDU (that is, an IP packet) as a payload of an IEEE 802.3 frame, and a frame check sequence (Frame Check Sequence) Yes.
図3(b)は、IPパケットを示しており、IPパケットは、送信先IPアドレス部、送信元IPアドレスおよびデータ長部などを含むIPヘッダと、IPパケットのペイロードとしてのPDUとを備えている。IPCompによる圧縮適用範囲が斜線部分で表されている。すなわち、IPCompによる圧縮部分は、IPパケットのペイロード部分のみであり、IPパケットのIPヘッダ部はIPCompによる圧縮適用範囲から除外されている。 FIG. 3B shows an IP packet. The IP packet includes an IP header including a destination IP address part, a source IP address, a data length part, and the like, and a PDU as a payload of the IP packet. Yes. The range of compression applied by IPComp is indicated by the shaded area. In other words, the compressed portion by IPComp is only the payload portion of the IP packet, and the IP header portion of the IP packet is excluded from the compression application range by IPComp.
図3(c)は、IPパケットをIPCompにより圧縮した後のIPパケットを示しており、圧縮後のIPパケットは、IPヘッダと、IPcompヘッダと、圧縮後のPDU部分を備えている。 FIG. 3C shows an IP packet after the IP packet is compressed by IPComp, and the compressed IP packet includes an IP header, an IPcomp header, and a PDU portion after compression.
図4(a)は圧縮前のIPパケットのPDU部分を示しており、図4(b),(c)に圧縮後のIPパケットのPDU部分を示している。図4(b)では、圧縮した効果が大きく、圧縮前のPDUと比較してデータ量が所定の閾値(長さ閾値)以下になった圧縮成功時のIPCompヘッダを付加した圧縮PDUを示している。図4(c)には、圧縮した効果が小さかったためにデータ量が多くなった圧縮失敗時のIPCompヘッダを付加した圧縮PDUを示している。 4A shows the PDU portion of the IP packet before compression, and FIGS. 4B and 4C show the PDU portion of the IP packet after compression. FIG. 4 (b) shows a compressed PDU to which an IPComp header is added at the time of successful compression when the compression effect is large and the data amount is below a predetermined threshold (length threshold) compared to the PDU before compression. Yes. FIG. 4 (c) shows a compressed PDU to which an IPComp header is added at the time of compression failure when the amount of data increases because the compression effect is small.
つぎに、図5を用いて、図2に示すパケット処理装置の受信時の動作について説明する。レイヤ2処理ユニット16は、下り回線21を介してIEEE802.3フレームを受信し、受信したIEEE802.3フレームについてのレイヤ2の処理を行うとともに、受信したIEEE802.3フレームのPDU部分(図3(a))を抽出し、抽出したPDU部分を受信IPパケットとしてIPパケット処理ユニット12に渡す。IPパケット処理ユニット12は、受信IPパケットについてのレイヤ3の処理を行うとともに、受信IPパケットのPDU部分(図3(b))を抽出し、抽出したPDU部分を受信データとして上位レイヤ処理ユニット11に渡す。上位レイヤ処理ユニット11は、受信データに対して上位レイヤの処理を行う。
Next, the operation at the time of reception of the packet processing apparatus shown in FIG. 2 will be described with reference to FIG. The
このような受信処理の際、レイヤ2処理ユニット16及び/又はIPパケット処理ユニット12は、受信側の回線速度を測定している(図5ステップST100)。すなわち、レイヤ2処理ユニット16は、IEEE802.3フレームの受信速度を計測し、計測したフレーム受信速度を伝送速度監視ユニット14に通知する。また、IPパケット処理ユニット12は、IPパケットの受信速度を計測し、計測したIPパケット受信速度を伝送速度監視ユニット14に通知する。
During such reception processing, the
つぎに、図6を用いて、図2に示すパケット処理装置の送信時の動作について説明する。送信側処理においては、まず、レイヤ2処理ユニット16及び/又はIPパケット処理ユニット12は、受信側の回線速度を測定する(ステップST00)。すなわち、レイヤ2処理ユニット16は、IEEE802.3フレームの受信速度を計測し、計測したフレーム受信速度を伝送速度監視ユニット14に通知する。また、IPパケット処理ユニット12は、IPパケットの受信速度を計測し、計測したIPパケット受信速度を伝送速度監視ユニット14に通知する。
Next, the operation at the time of transmission of the packet processing device shown in FIG. 2 will be described with reference to FIG. In the transmission side processing, first, the
つぎに、IPパケット処理ユニット12は、相手側通信装置との間でIPCompアソシエーションが確立できたか否かを判断し(ステップST01)、IPCompアソシエーションが確立できた場合のみ圧縮処理を行い、IPCompアソシエーションが確立できなければ圧縮処理はおこなわない。
Next, the IP
つぎに、IPパケット処理ユニット12は、上位レイヤ処理ユニット11からIPパケット処理ユニット12へ送信されるPDUがIPでカプセル化されるか否かを判定し、IPでカプセル化されるのであれば、手順をステップST03へ移行させ、IPでカプセル化されないのであれば、PDUをレイヤ2処理ユニット16へ送って、その後ステップST12の処理を実行させる。
Next, the IP
つぎに、IPパケット処理ユニット12は、IPパケットのPDUの長さ(図3(b)斜線部)を測定し、測定したPDUの長さ(ペイロード長)をペイロード長監視ユニット13に報告する(ステップST03)。
Next, the IP
ペイロード長監視ユニット13は、IPパケット処理ユニット12から通知されたペイロード長(図3(b)斜線部)と、所定のPDU閾値とを比較し、ペイロード長がPDU閾値以上であれば、伝送速度監視ユニット14へ圧縮判定通知をおこない、そうでなければ非圧縮通知をIPパケット処理ユニット12へ送る(ステップST04)。IPパケットのPDUの長さ(ペイロード長)と、所定の閾値(PDU閾値)との間で比較をおこなっているのは、短いPDUでは圧縮効率が悪いからである。
The payload
伝送速度監視ユニット14は、IPパケット処理ユニット12またはレイヤ2処理ユニット16から取得した送信側の回線速度と受信側との回線速度とを比較し、受信側の回線速度と送信側の回線速度との速度差がある所定の閾値(速度閾値)以上となるならば、IPパケット処理ユニット12へ圧縮通知を送り、そうでなければ非圧縮通知をIPパケット処理ユニット12へ送る(ステップST05)。上記比較処理で用いる送受信回線速度は、ステップST00、ステップST11でIPパケット処理ユニット12が測定したもの、あるいはステップST00、ステップST13でレイヤ2処理ユニット16が測定したもののいずれを用いてもよい。
The transmission
ステップST06では、IPパケット処理ユニット12は、ペイロード長監視ユニット13および伝送速度監視ユニット14からの通知内容は圧縮通知であるかあるいは非圧縮通知であるかを判定し、圧縮通知である場合は、圧縮通知を圧縮前のPDUおよび圧縮アルゴリズムの選択指定信号とともに圧縮ユニット15に送信する。
In step ST06, the IP
圧縮通知、圧縮前のPDUおよび圧縮アルゴリズムの選択指定信号がIPパケット処理ユニット12から受信すると、圧縮ユニット15は、IPパケット処理ユニット12から送られた圧縮前のPDUとIPCompアソシエーションで決定された圧縮アルゴリズムに従いPDUの圧縮処理をおこない、圧縮処理が終了すると、圧縮処理をされた圧縮PDUをIPパケット処理ユニット12へ渡す(ステップST07)。
When the compression notification, the pre-compression PDU, and the compression algorithm selection designation signal are received from the IP
IPパケット処理ユニット12は、圧縮後のPDUとIPCompヘッダとを加算した長さ(図3(c)からIPヘッダ部分を除いた長さ)と、圧縮前のPDUの長さ(図3(b)斜線部)とを比較し、これらの差が所定の閾値以上あるか、あるいは所定の閾値以上の圧縮率が得られた場合は、図4(b)のように圧縮成功とみなし、前記の条件が成立しない場合は圧縮失敗とみなす(ステップST08)。
The IP
非圧縮通知された場合、あるいは圧縮失敗の場合、IPパケット処理ユニット12は、適切な値のIPヘッダを圧縮処理がおこなわれていないPDUへ付加するIPパケット構築処理をおこなう(ステップST09)。構築した送信IPパケットはレイヤ2処理ユニット16に出力される。この際、IPパケット処理ユニット12は、IPパケットの送信速度を測定する(ステップST11)。
When notified of non-compression or when compression fails, the IP
圧縮成功の場合、IPパケット処理ユニット12は、適切な値のIPヘッダならびにIPCompヘッダを圧縮処理が施されたPDUへ付加するIPパケット構築処理をおこなう。構築した送信IPパケットはレイヤ2処理ユニット16に出力される。この際、IPパケット処理ユニット12は、IPパケットの送信速度を測定する(ステップST11)。
When the compression is successful, the IP
レイヤ2処理ユニット16は、IPパケット処理ユニット12から入力された送信IPパケットを用いてIEEE802.3フレーム(図3(a))を作成し(ステップST12)、作成したIEEE802.3フレームを上り回線22上に送出する。この際、レイヤ2処理ユニット16は、IEEE802.3フレームの送信速度を測定する(ステップST13)。
The
このように実施の形態1によれば、伝送速度の遅い上り回線22へのIPパケットの送信時、IPパケットのPDU部分の長さが所定の長さ以上に長く、かつ下り回線21の回線速度と上り回線22の回線速度の速度差が大きい場合に、IPパケットのPDU部分を圧縮して送信するようにしているので、伝送速度の遅い上り回線でのIPパケットのペイロードの実効スループットが向上し、ADSL回線のような非対称回線を用いても双方向対称な伝送速度を実現することができる。したがって、ADSL回線を用いても、P2P接続のような同期的な通信を行うことができる。また、IPパケットのPDUを圧縮するため、IPアドレスによるフォワーディングを行うこともできる。
As described above, according to the first embodiment, when an IP packet is transmitted to the
実施の形態2.
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態2においては、先の実施の形態1の構成に加えて、送信バッファ17およびバッファ監視ユニット18を追加している。この実施の形態2においては、実施の形態1と同様、IPパケットの送信時、IPパケットのPDU部分の長さが所定の長さ以上に長く、かつ下り回線21の回線速度と上り回線22の回線速度の速度差が大きい場合に、IPパケットのPDU部分を圧縮して送信するとともに、送信バッファ17へのデータ蓄積量が所定の圧縮閾値を越えた場合、IPパケットのPDU部分を圧縮して送信するようにしている。
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the second embodiment, in addition to the configuration of the first embodiment, a
図7は実施の形態2のIPパケット処理装置の構成を示すものである。この実施の形態2のIPパケット処理装置は、上位レイヤ処理ユニット11、IPパケット処理ユニット12、ペイロード長監視ユニット13,伝送速度監視ユニット14,圧縮ユニット15およびレイヤ2処理ユニット16の他に、送信バッファ17およびバッファ監視ユニット18を備えている。
FIG. 7 shows the configuration of the IP packet processing apparatus according to the second embodiment. The IP packet processing apparatus according to the second embodiment includes a transmission in addition to the upper
送信バッファ17は、送信するIPパケットを格納するものであり、バッファ監視ユニット18に現在のデータ蓄積量を通知する。
The
バッファ監視ユニット18は、送信バッファ17から通知された現在のデータ蓄積量を所定の閾値(圧縮閾値、廃棄閾値)と比較し、その比較結果に応じて上位レイヤ処理ユニット11に圧縮通知、非圧縮通知、オーバーフロー通知を出力する。
The
図8は、バッファ監視ユニット18での送信バッファ17のデータ蓄積量と所定の閾値との比較に基づく各ユニットでの処理を示したもので、実施の形態1と共通する圧縮処理については省略している。
FIG. 8 shows processing in each unit based on a comparison between the data accumulation amount of the
バッファ監視ユニット18は、送信バッファ17から通知される現在のデータ蓄積量と廃棄閾値とを比較し、データ蓄積量が廃棄閾値を越えた場合は、上位レイヤ処理ユニット11に対しバッファオーバーフロー通知をおこなう(ステップST201)。
The
また、上記比較の結果、データ蓄積量が廃棄閾値を越えていない場合、バッファ監視ユニット18は、送信バッファ17から通知される現在のデータ蓄積量を圧縮閾値(ただし圧縮閾値<廃棄閾値)と比較し、現在のデータ蓄積量が圧縮閾値を越えた場合は、上位レイヤ処理ユニット11に対し圧縮通知を送り、そうでなければ非圧縮通知を上位レイヤ処理ユニット11に送る(ステップST202)。
If the data accumulation amount does not exceed the discard threshold as a result of the comparison, the
ステップST203では、上位レイヤ処理ユニット11は、バッファ監視ユニット18からの通知を判定し、判定結果に応じてつぎのような処理を実行する。すなわち、圧縮通知であれば、圧縮ユニット15へ、送信するPDUとIPCompアソシエーションで決定された圧縮アルゴリズムとを通知し、非圧縮通知であればIPパケット処理ユニット12へ送信するPDUを送り、バッファオーバーフロー通知であれば、ある所定の時間後にステップST201に手順を復帰させるか、あるいは送信するPDUを廃棄する。
In step ST203, the upper
圧縮ユニット15は、上位レイヤ処理ユニット11からのPDUおよびIPCompアソシエーションで決定された圧縮アルゴリズムを受信すると、通知された圧縮アルゴリズムにもとづいてIPパケットのPDU部分(図3(b)斜線部分)に対して圧縮処理を施し、圧縮処理を終了すると、IPパケット処理ユニット12へ圧縮PDUを送る(ステップST204)。
When the
IPパケット処理ユニット12は、圧縮後のPDUとIPCompヘッダとを加算した長さ(図3(c)からIPヘッダ部分を除いた長さ)と、圧縮前のPDUの長さ(図3(b)斜線部)とを比較し、これらの差が所定の閾値以上あるか、あるいは所定の閾値以上の圧縮率が得られた場合は、図4(b)のように圧縮成功とみなし、前記の条件が成立しない場合は圧縮失敗とみなす(ステップST205)。
The IP
上位レイヤ処理ユニット11からの非圧縮通知を受信した場合、あるいは圧縮失敗の場合は、IPパケット処理ユニット12は、適切な値のIPヘッダを圧縮処理がおこなわれていないPDUへ付加するIPパケット構築処理をおこなう(ステップST206)。構築した送信IPパケットは送信バッファ17に蓄積された後(ステップST208)、レイヤ2処理ユニット16に出力される。
When an uncompressed notification is received from the upper
一方、圧縮成功の場合、IPパケット処理ユニット12は、適切な値のIPヘッダならびにIPCompヘッダを圧縮処理が施されたPDUへ付加するIPパケット構築処理をおこなう。構築した送信IPパケットは送信バッファ17に蓄積された後(ステップST208)、レイヤ2処理ユニット16に出力される。
On the other hand, if the compression is successful, the IP
レイヤ2処理ユニット16は、IPパケット処理ユニット12から入力された送信IPパケットを用いてIEEE802.3フレーム(図3(a))を作成し(ステップST209)、作成したIEEE802.3フレームを上り回線22上に送出する。
The
このように実施の形態2によれば、送信バッファ内のデータ蓄積量が所定の閾値を越えると、IPパケットのPDUを圧縮するようにしているので、先の実施の形態1の効果に加え、送信時のバッファ溢れを低減させることができる。 As described above, according to the second embodiment, when the data accumulation amount in the transmission buffer exceeds a predetermined threshold, the PDU of the IP packet is compressed. In addition to the effects of the first embodiment, Buffer overflow during transmission can be reduced.
以上のように、本発明にかかるパケット処理装置は、ADSLのような上り回線および下り回線が異なる伝送速度を有する非対称回線に接続される場合に有用である。 As described above, the packet processing apparatus according to the present invention is useful when the uplink and downlink such as ADSL are connected to asymmetric lines having different transmission rates.
10 パケット処理装置
11 上位レイヤ処理ユニット
12 IPパケット処理ユニット
13 ペイロード長監視ユニット
14 伝送速度監視ユニット
15 圧縮ユニット
16 レイヤ2処理ユニット
17 送信バッファ
18 バッファ監視ユニット
20 ADSL回線
21 下り回線
22 上り回線
100 パケット交換網
DESCRIPTION OF
Claims (3)
上り回線および下り回線の伝送速度を測定する伝送速度測定手段と、
フレーム信号の送信時、前記上り回線と下り回線の伝送速度の差が所定の閾値を超えた場合、IPパケットのIPペイロードを圧縮する圧縮手段と、
を備えることを特徴とするIPパケット処理装置。 In an IP packet processing apparatus that transmits and receives a frame signal including an IP packet to and from a packet switching network via an asymmetric line,
A transmission rate measuring means for measuring the transmission rate of the uplink and downlink,
A compression means for compressing an IP payload of an IP packet when a transmission rate difference between the uplink and the downlink exceeds a predetermined threshold when transmitting a frame signal;
An IP packet processing apparatus comprising:
前記圧縮手段は、送信バッファへの送信IPパケットの蓄積量が所定の閾値を越えた場合、IPパケットのIPペイロードを圧縮することを特徴とする請求項1または2に記載のIPパケット処理装置。
A transmission buffer for storing transmission IP packets;
3. The IP packet processing apparatus according to claim 1, wherein the compression unit compresses an IP payload of an IP packet when an accumulation amount of the transmission IP packet in the transmission buffer exceeds a predetermined threshold.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003275388A JP2005039602A (en) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | Ip packet processor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003275388A JP2005039602A (en) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | Ip packet processor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005039602A true JP2005039602A (en) | 2005-02-10 |
Family
ID=34212052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003275388A Pending JP2005039602A (en) | 2003-07-16 | 2003-07-16 | Ip packet processor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005039602A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009130677A (en) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | Packet transmitter and packet transmission program |
JP2014007712A (en) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Remote control system, remote controller, remote control method and program |
-
2003
- 2003-07-16 JP JP2003275388A patent/JP2005039602A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009130677A (en) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | Packet transmitter and packet transmission program |
JP2014007712A (en) * | 2012-06-27 | 2014-01-16 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Remote control system, remote controller, remote control method and program |
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