JP2005039386A - Control unit of transmission device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は制御監視装置からのコマンドにより制御および解除操作が実施される伝送装置に関する。
【0002】
近年いろいろな大規模な社会システムにおいて制御側と被制御側での通信断状態でも、サービスを停止させない工夫が求められつつある。本発明はこの思想に従い、遠隔制御不可能な状態に陥った場合でも、装置の自律的な動作により致命的なサービス停止に至らないセーフティ設計に関する。
【0003】
【従来の技術】
データの伝送装置たるネットワーク・エレメント(NE)と、NEを遠隔から監視及び制御する制御監視装置たるオペレーション・システム(OPS)とからなるネットワークシステムがある。
【0004】
図13に示すように、OPSとNEとは、遠隔制御監視線で接続される。OPSは、NEに対する様々なコマンドをNEに対して遠隔制御監視線を介して与える。NEは、ファームウェアとハードウェアとを備えており、ファームウェアは、OpSからのコマンドを解析しコマンドに応じた設定をハードウェアに施すことによって、NEの装置状態を設定する。また、OPSによるNEの監視/制御はSNMP(Simple Network Management Protocol)を用いて行われる。
【0005】
OPSによるNEの制御は、次のようにして行われる。即ち、図13に示すように、OPSは、或る制御操作をNEに対して行う場合には、制御状態の設定コマンドを遠隔制御監視線を介してNEに与える(図13の(1))。すると、NEは制御状態を設定コマンドに従って設定する(図13の(2))。その後、OPSは設定コマンドでNEに施した制御状態を解除する場合には、解除コマンドを遠隔制御監視線を介してNEに与える(図13の(3))。すると、NEは、設定コマンドに基づく制御状態を解除コマンドに従って解除する(図13の(4))。
【0006】
上述したシステムにおいて、OPSより制御操作を実施した状態でOPSとの接続断(接続状態異常)が発生した場合、接続復旧を待ってOPSより制御状態の解除操作を行っていた。即ち、図14に示すように、OPSからNEに対して制御状態の設定コマンド(例えば「切替禁止」の設定コマンド)が送信される場合、OPS−NE間の接続状態が正常であれば、設定コマンドはNEのファームウェアで受け取られる。すると、NEのファームウェアは、NEのハードウェアに対して設定コマンドに従った制御状態(切替禁止)を設定する。これにより、NEが設定コマンドに応じた制御状態(切替禁止状態)となる。NEのファームウェアは、設定が終了すると、OPSにコマンド応答を返す。
【0007】
その後、遠隔制御監視線の切断等により、OPS−NE間の接続断(接続状態の異常)が発生すると、OPSが先の設定(制御状態)の解除コマンド(この例では「切替禁止」の解除コマンド)をNEのファームウェアに与えようとしても、NEのファームウェアが当該解除コマンドを受け取ることができない状態となる。
【0008】
その後、OPS−NE間の接続断(接続状態の異常)が復旧すると、NEのファームウェアは、OPSからの解除コマンド(切替禁止解除コマンド)を受け取ることができるようになり、ファームウェアは、当該解除コマンドに従いハードウェアに施した設定を解除する。これによって、NEの設定コマンドに従った制御状態(切替禁止状態)が解除される。ファームウェアは、解除コマンドに従った設定が終了すると、コマンド応答を返す。
【0009】
以上のような手順では、OPS−NE間に接続状態の異常が発生すると、その異常状態から復旧するまでの間は、NEがOPSからのコマンドを受信不能な期間となる。従って、OPS−NE間の接続が復旧し、NEのファームウェアに解除コマンドが与えられるまで、NEのハードウェアは設定コマンドに基づく制御状態(図2であれば切替禁止状態)を維持する。
【0010】
なお、本願発明に関する先行技術文献としては、下記の特許文献1に開示された技術がある。
【特許文献1】
特開昭58−182358号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、NEは、一旦、設定コマンドに従って制御状態を設定すると、その制御状態の解除コマンドに基づいて当該制御状態を解除するまでその制御状態を維持する。
【0012】
しかしながら、OPSより実施される制御の設定内容、即ち制御状態の設定によるハードウェアの状態(NEの装置状態)には、データ伝送用の回線断の原因となるもの、または障害発生時の回線等の切替動作が禁止されるものが含まれている。
【0013】
従って、上述したようなOPS−NE間の接続復旧を待ってから状態を解除するような手順では、接続復旧に長時間を要すると、上述したような回線断や、障害発生に対してNEが適切な動作を行うことができない場合が生じ、回線断の復旧作業が必要となったり、障害発生時の救済に長時間を要したりするという問題が発生する可能性があった。
【0014】
このため、OPS−NE間の接続状態に異常が発生した場合には、作業員がNEの設置されている場所に赴き、架前にてNEに接続可能な制御装置を使用しNEの状態の解除操作を行っていた。この場合、NEの設置されている場所までわざわざ赴く必要があるので、場合によっては作業員がNEの設置場所に到達するまでに長時間を要する可能性がある。従って、OpSとの接続復旧を待つ場合と同様の問題が生じる可能性があった。
【0015】
本発明は、上述したような問題に鑑みなされたものであり、従来に比べて短い時間で伝送装置に設定された制御状態を解除可能な技術を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するため以下のようにした。すなわち、本発明の第1の態様は、伝送装置に搭載され、この伝送装置と接続される上位装置から受け取るコマンドに従って制御状態の設定、またはこの制御状態の解除を行う伝送装置の制御装置であって、
伝送装置と上位装置との間の接続状態の異常を検出する検出手段と、
前記検出手段によって接続状態の異常が検出された場合に、前記コマンドに従って設定された制御状態がある場合には、この制御状態を解除するためのコマンドを前記上位装置から受け取っていなくても当該制御状態に対する自律的な解除を行う自律解除手段と、を含む。
【0017】
本発明の第1の態様によると、検出手段が伝送装置と上位装置との接続状態の異常を検出した場合に、設定済みの制御状態がある場合には、自律解除手段が当該制御状態を自律的に解除する。これによって、当該制御状態が維持されることによる不具合を回避することができる。
【0018】
好ましくは、第1の態様は、前記検出手段によって接続状態の異常が検出された場合に、所定時間の計時を開始する計時手段をさらに含み、
前記自律解除手段は、前記所定時間が経過しても前記接続状態が回復しない場合に、前記自律的な解除を行う。このようにすれば、接続状態の異常検出から自律的な解除動作が行われるまでの間に所定時間だけ保護期間を設けて接続状態が回復するのを待つことができる。
【0019】
好ましくは、第1の態様は、前記自律解除手段は、前記所定時間が経過する前に前記接続状態が回復した場合には、前記自律的な解除を行わない。このようにすることで、異常状態から比較的早く復旧した場合には、上位装置からの解除のためのコマンドを受け取るのを待つようにすることができる。
【0020】
好ましくは、第1の態様は、前記自律解除手段が前記自律的な解除を行った後に前記接続状態の異常が回復した場合に、前記自律的な解除を行ったことを前記上位装置に通知する通知手段をさらに含む。
【0021】
このようにすれば、上位装置で管理されている伝送装置に対する制御状態の設定又は解除を示す情報を、実際の伝送状態における状態に一致させることができる。
【0022】
好ましくは、第1の態様は、前記上位装置からのコマンドにより、前記計時手段で計時される前記所定時間の長さを変更する時間変更手段をさらに含む。このようにすれば、上位装置から伝送装置で行われる自律的な解除が行われるまでの保護期間を調整することができる。
【0023】
好ましくは、第1の態様は、前記所定時間の長さを有限値又は無限値に設定することで、前記自律解除手段の動作の有効又は無効を制御する制御手段をさらに含む。このようにすれば、自律的な解除の有効/無効を制御することができる。
【0024】
本発明の第2の態様は、自装置と接続される上位装置から受け取るコマンドに従って制御状態の設定、またはこの制御状態の解除を行う伝送装置であって、
自装置と上位装置との間の接続状態の異常を検出する検出手段と、
前記検出手段によって接続状態の異常が検出された場合に、前記コマンドに従って設定された制御状態がある場合には、この制御状態を解除するためのコマンドを前記上位装置から受け取っていなくても当該制御状態に対する自律的な解除を行う自律解除手段と、を含む。
【0025】
本発明は、第3の態様として、第1の態様として特定される伝送装置の制御装置とほぼ同様の特徴を持つ制御状態の解除方法として特定することができる。
【0026】
また、本発明の第4の態様は、伝送装置に搭載され、この伝送装置と接続される上位装置から受け取るコマンドに従って制御状態の設定、又はこの制御状態の解除を行うコンピュータに、
伝送装置と上位装置との間の接続状態の異常を検出するステップと、
接続状態の異常が検出された場合に、前記コマンドに従って設定された制御状態がある場合には、この制御状態を解除するためのコマンドを前記上位装置から受け取っていなくても当該制御状態に対する自律的な解除を行うステップと、
を実行させるためのプログラムとして特定することもできる。
【0027】
さらに、本発明は、第4の態様として特定したプログラムを記録した記録媒体として特定することもできる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
【0029】
実施形態では、信頼性の低い(例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol))を使った制御監視装置(OPS)において、OPSからの制御が出来ない状態に陥った時に自立的に動作するモードをNEに用意し、回線切断等を救済する方式を実現する。また、接続状態復旧した場合に上位装置との装置状態不一致をなくする為の方式を実現する。
【0030】
図1は、本発明の実施形態に係る伝送装置の制御監視システムの構成例を示す図である。図1に示すように、制御監視システムは、制御監視対象としての伝送装置たるNE10と、遠隔からNE10を監視及び制御する制御監視装置たるOPS10とを含み、NE10とOPS20とは遠隔制御監視線Lを介して接続されている。
【0031】
NE10は、図13を用いて説明したように、OPS20から遠隔制御監視線Lを介して制御状態の設定コマンドや解除コマンドを受け取り、設定コマンドに従って制御状態の設定を行い、解除コマンドに基づいて設定された制御状態を解除する。
【0032】
NE10は、ファームウェア30と、ハードウェア40とを備えている。ファームウェア30は、CPU,ROMやRAM等のメモリ,入出力装置(I/O),ハードウェア40に対する様々なドライバ回路、メモリに格納されたプログラムやデータ等から構成され、プログラムをCPUが実行することによって、OPS20との通信に係る処理や、ハードウェア40に対する様々な制御種別毎の制御状態の設定又は設定解除を行う伝送装置の制御装置として機能する。伝送装置の制御装置は、ファームウェアによる実現の他、専用ハードウェア(専用回路チップ又はその組み合わせ)で実現することも可能である。
【0033】
ハードウェア40は、ファームウェア30によって制御される、NE10が伝送装置として機能するための様々なハードウェアであり、ユーザデータの伝送用の回線インタフェース回路や、回線の切替スイッチ等である。
【0034】
図2及び図3は、実施形態に係るNE10の動作説明図である。図2及び図3には、OPS20より実施されるNE10に対する様々な制御操作のうち、NE10による切替動作を禁止する「切替禁止設定」に係る動作が例示されている。
【0035】
図2において、OPS20は、NE10に対して切替禁止設定を実施する場合には、切替禁止設定コマンドをNE10へ送信する。NE10のファームウェア30は、切替禁止設定コマンドを受信すると、その設定コマンドに従ってハードウェア40に対し、切替動作禁止の設定を施し、コマンド応答をOPS20に返す。これによって、NE10は、切替禁止が設定された状態となる。切替禁止設定中は、回線障害救済の為の切替動作が禁止される。このため、回線障害が発生してもその障害を復旧させることができない。
【0036】
ところで、ファームウェア30は、OPSとの接続断(接続状態の異常発生)を監視しており、OPS20からの設定コマンドに従って切替禁止の設定を行った後にOPS−NE間の接続断を検出すると、その時点からタイマのカウントアップを開始する。
【0037】
タイマがタイムアウトするまでの間にOPS−NE間の接続が復旧しない場合、ファームウェア30は、ハードウェア40に対して「切替禁止解除」設定を施す。即ち、切替禁止状態を自律的に解除する。例えば、OPS20からの切替禁止解除コマンドに従った動作と同様の動作を行っても良い。タイマのタイムアウト時間として、あらかじめ設定された有限または無限の値を適用することができる。
【0038】
ここに、タイムアウト時間として無限の値を設定することで、NE10で実施される全ての制御種別について、自律的な解除動作を行うことを禁止することができる。言い換えれば、タイムアウト時間(タイマ値)の設定により、NE10に対し、全部又は一部の制御種別について、自律的な解除動作を行うモードと、自律的な解除動作を行わないモードとの一方を設定することができる。
【0039】
ファームウェア30が自律的に実施した「切替禁止解除」設定は、OPS−NE間の接続復旧をトリガに、状態変化通知としてNE10からOPS20に通知される。OPS20は、NE20からの状態変化通知を受け取ることで、自身が管理しているNE10の制御状態の合わせこみ(「切替禁止設定」状態→「切替禁止解除」状態)を実施することができる。
【0040】
一方、図3に示すように、タイマのカウントアップ中にOPS−NE間の接続が復旧した場合には、ファームウェア30はタイマのカウントアップを停止する。これによって、ファームウェア30は、自律的な制御状態(切替禁止)の解除動作を実施しない。その代わり、ファームウェア30は、OPS−NE間の接続が復旧した場合にOPS20から送信されてくる解除コマンドに従って、当該制御状態(切替禁止)の解除を行う。
【0041】
NE10が図2及び図3に示した動作を行うため、NE10のファームウェア30は、図1に示すように、OPS20からのコマンド受信とOPS20への通知とを行うOPSインタフェース部31(通知手段に相当)と、OPS−NE間の接続断の発生/回復(復旧)を監視するOPS接続監視部32(検出手段に相当)と、タイマの管理を行うタイマ管理部33(計時手段,時間変更手段,制御手段に相当)と、コマンド制御状態を管理しハードウェア40に対する設定を行う制御状態管理部34(自律解除手段に相当)と、装置状態(制御状態)のバックアップ部であるデータベース(DB)35とを実現するように構成される。
【0042】
制御状態管理部34には、図4に示すような、制御状態を保存する制御状態管理テーブル36と、OPS20への解除通知の要否を判断する通知フラグ(OFF=通知不要(デフォルト)/ON=通知要)37とが設けられる。
【0043】
制御状態管理テーブル36は、図4に示すように、インデックス(INDEX)に対応付けて、NE10の自律的な解除の対象となる制御の種別が「制御種別」として割り当てられ、各制御種別に対して夫々の実施有無を示すフラグ(OFF/ON)が「実施有無フラグ」として設けられたデータ構造を有している。
【0044】
この制御状態管理テーブル36にて制御種別が管理される制御が、異常の検出時において自律的に解除される対象となり、それ以外の制御種別(制御状態管理テーブル36にて管理されない制御種別)については、NEで異常が検出されても自律的な制御状態の解除は行われない。
【0045】
図5は、通常の制御操作の設定及び解除コマンドに基づくファームウェア30の動作の説明図である。ファームウェア30は、通常の制御(制御状態)の設定又は解除コマンドに対し、次の動作を行う。
【0046】
OPSインタフェース部31がOPS20から任意の制御の設定(または解除)コマンドを受信する(図5の(1))。すると、OPSインタフェース部31は、設定又は解除コマンドに対応する制御種別とその設定又は解除を示す情報とを含む設定/解除メッセージを制御状態管理部34に通知する(図5の(2))。
【0047】
制御状態管理部34は、制御種別をチェックし、制御状態管理テーブル36の制御種別に該当種別がある場合には、制御状態管理テーブル36の該当種別に対する実施有無フラグを制御する(図5の(3))。具体的には、制御状態管理部34は、OPSインターフェイス部31からの通知が「設定」である場合には、制御状態管理テーブル36の該当インデックスの実施有無フラグをオン(ON)にセットし、通知が「解除」であれば、制御状態管理テーブル36の該当インデックスの実施有無フラグをオフ(OFF)にセットする。
【0048】
その後、制御状態管理部34は、設定又は解除コマンドに基づく制御の設定又は設定解除をハードウェア40に対して実施する(図5の(4))。これによって、NE10の装置状態が設定コマンドに従った状態となったり、解除コマンドに従って設定コマンドによる状態が解除された状態となったりする。
【0049】
そして、制御状態管理部34は、DB35に制御状態管理テーブル36の内容(装置状態)を格納することで、装置状態のバックアップをとる(図5の(5))。即ち、DB35内には、制御状態管理テーブル36のバックアップ用のテーブル(以下、「制御状態管理テーブル36’」と表記する)が用意されており、この制御状態管理テーブル36’に対し、図5の(3)で行われた制御状態管理テーブル36における実施有無フラグの変更が反映される。
【0050】
このように、ファームウェア30は、OPSからの設定/解除コマンドに応じた制御の設定/設定解除をハードウェア40に対して実施する一方で、コマンドに基づく装置状態(コマンドに対応する制御種別の設定/解除)を管理する。
【0051】
図6は、OPS−NE間に接続断(接続状態の異常)が発生した場合におけるファームウェア30の動作の説明図である。ファームウェア30は、OPS−NE間が接続断した場合には、次の動作を行う。
【0052】
OPS接続監視部32がOPS−NE間の接続断を検出する(図6の(1))。すると、OPS接続監視部32は、タイマ管理部33に対し、タイマカウント開始要求メッセージを与える(図6の(2))。
【0053】
タイマ管理部33は、タイマカウント開始要求メッセージを受け取ると、タイマカウントを開始する(図6の(3))。その後、タイマがタイムアウトになると、タイマ管理部33は、制御状態管理部34へ制御状態解除要求メッセージを与える(図6の(4))。
【0054】
制御状態管理部34は、制御状態解除要求メッセージを受け取ると、制御状態管理テーブル36の各レコードをチェックし、実施有無フラグがオンの制御種別について、ハードウェアの設定状態を解除する(図6の(5))。
【0055】
続いて、制御状態管理部34は、設定状態を解除した制御種別に係る状態をDB35にバックアップする(図6の(6))。即ち、制御状態管理部34は、DB35にバックアップされている制御状態管理テーブル36’に対し、設定を解除した制御種別の実施有無フラグをオフにセットする。そして、制御状態管理部34は、通知フラグ37をオン(ON)に設定する(図6の(7))。
【0056】
このように、ファームウェア30は、OPS−NE間の接続状態を監視し、異常を検出すると、タイマの計時を開始し、タイマがタイムアウトになる前に接続状態が復旧しなかった場合には、その時点でハードウェア40に対して設定されている制御(装置状態)を解除するとともに、通知フラグ37をオンにすることで、自律的な設定の解除動作を行ったことを記憶する。
【0057】
図7は、OPS−NE間の接続断(接続状態の異常)が回復(復旧)した場合におけるファームウェア30の動作の説明図である。ファームウェア30は、OPS−NE間の接続異常が回復した場合には、次の動作を行う。
【0058】
OPS接続監視部32がOPS−NE間の接続異常の回復を検出する(図7の(1))。すると、OPS接続監視部32は、タイマ管理部33にタイマカウント停止要求メッセージを通知する(図7の(2))
【0059】
タイマ管理部33は、OPS接続監視部32からタイマカウント停止要求を受け取ると、タイマによる計時を停止し、制御状態管理部34へ状態変化通知要求を通知する(図7の(3))。
【0060】
制御状態管理部34は、タイマ管理部33から状態変化通知要求メッセージを受け取ると、通知フラグ37の状態をチェックし(図7の(4))、オンであれば、制御状態管理テーブル36の全インデックスの実施有無フラグをチェックし、フラグがオンにセットされている制御種別の解除通知要求メッセージをOPSインタフェース部31に通知する(図7の(5))。なお、制御状態管理テーブル36の全ての実施有無フラグがオフにセットされている場合には、以降の(6)及び(7)の処理は行われない。
【0061】
制御状態管理部34は、制御状態管理テーブル36に割り付けられたいずれかの制御種別に対する実施有無フラグがオンに設定されていた場合には、制御状態管理テーブル36及び通知フラグ37を設定処理を行う(図7の(6))。即ち、制御状態管理部34は、制御状態管理テーブル36の全てのインデックスの実施有無フラグをオフにセットするとともに、通知フラグ37の値をオフにセットする。
【0062】
OPSインタフェース部31は、解除通知要求メッセージを制御状態管理部34から受け取ると、対応する制御種別の状態変化通知(制御の設定状態の解除通知)をOPSへ送信する(図7の(7))。
【0063】
このように、ファームウェア30は、OPS−NE間の接続状態が回復した場合には、自律的に設定の解除を実施した制御種別があるか否かを判断し、該当する制御種別がある場合には、その制御種別についての状態変化通知(解除通知)をOPS20へ送信する。これによって、OPS20は、当該制御種別について自身が管理しているNE10の装置状態を更新する。これによって、NE10の装置状態(ハードウェア40の状態)とOPS20が管理しているNE10の装置状態とを一致させることができる。
【0064】
タイマ管理部33がOPS−NE間の接続状態の復旧を監視するために行うタイマの計時で使用されるタイマ値は、OPS20からの操作により任意の値に設定することができる。図9は、ファームウェア30のタイマ値の変更時における動作の説明図である。
【0065】
OPSインタフェース部31は、OPS20から送信されてくるタイマ設定コマンドを受信する(図8の(1))。すると、OPSインタフェース部31は、タイマ管理部33に対し、タイマ値変更メッセージを通知する(図8の(2))。タイマ値設定コマンド及びタイマ値変更メッセージには、OPS側で決定された変更後のタイマ値(設定タイマ値)を含んでいる。
【0066】
タイマ管理部33は、OPSインタフェース部31からタイマ値変更メッセージを受け取ると、このメッセージに含まれている設定タイマ値を、計時に用いるタイマ値としてセットする(タイマ値を変更する)するとともに、その設定タイマ値をDB35にバックアップする(図8の(3))。
【0067】
その後、タイマ管理部33からタイマ値の変更終了が通知され、OPSインタフェース部31がOPSにタイマ値変更を示すコマンド応答を返すように構成することもできる。
【0068】
図9は、OPSインタフェース部31が図5,7及び8に示した動作を行う場合に実行される処理を示すフローチャートである。図9に示すように、OPSインタフェース部31は、処理を開始すると、OPS20からのコマンド、又は制御状態管理部34からのメッセージの受信を待ち(ステップS1)、コマンド又はメッセージを受信すると、それがコマンドであるかメッセージであるかを判定する(ステップS2)。コマンドであれば、処理がステップS3に進み、メッセージであれば処理がステップS7に進む。
【0069】
ステップS3に処理が進んだ場合には、OPSインタフェース部31は、コマンド種別を判別し、コマンド種別がタイマ設定であれば処理がステップS4に進み、制御設定又は制御設定解除であれば処理がステップS6に進む。
【0070】
ステップS4に処理が進んだ場合には、OPSインタフェース部31は、タイマ管理部33に対し、タイマ値変更メッセージを通知する。その後、処理がステップS6に進み、OPSインタフェース部31は、再びコマンド又はメッセージの受信待ち状態となる。
【0071】
ステップS5に処理が進んだ場合には、OPSインタフェース部31は、制御状態管理部34に対し、コマンドに応じた制御種別と、その設定又は設定解除を示す情報を含むメッセージを送信する。その後、OPSインタフェース部31は、コマンド又はメッセージの受信待ち状態となる(ステップS6)。
【0072】
一方、受信対象が制御状態管理部34からのメッセージであり、ステップS7に処理が進んだ場合には、OPSインタフェース部31は、当該メッセージで指定される制御種別に対する解除通知(状態変更通知)をOPS20に送信する。その後、OPSインタフェース部31は、コマンド又はメッセージの受信待ち状態となる(ステップS6)。
【0073】
図10は、OPS接続状態監視部32が図6及び7の動作を行う場合に実行される処理を示すフローチャートである。OPS接続状態監視部32は、処理を開始すると、OPS20とNE10との接続状態を収集し(ステップS11)、接続状態を判定する(ステップS12)。
【0074】
ステップS11及びS12による接続状態の収集及び判定手法(接続異常の検出手法)としては、遠隔制御監視線からの信号の有無の判定、データリンクの接続確認、pingコマンドによる接続確認等の周知の様々な接続確認手法を適用することができる。
【0075】
このとき、OPS接続監視部32は、接続状態を「接続断発生(接続異常)」と判定した場合(接続異常を検出した場合)には、タイマ管理部33に対し、タイマカウント開始要求のメッセージを送信する(ステップS13)。その後、OPS接続監視部32は、OPSとの接続状態を収集し(ステップS15)、処理をステップS12に戻す。
【0076】
一方、ステップS12において、OPS接続監視部32は、接続状態を「接続断回復(接続復旧)」と判定した場合には、タイマ管理部33に対し、タイマカウント停止要求のメッセージを送信する(ステップS14)。その後、OPS接続監視部32は、OPSとの接続状態を収集し(ステップS15)、処理をステップS12に戻す。
【0077】
また、ステップS12において、OPS接続監視部32は、接続状態を「接続断継続又は正常」であると判定した場合には、処理をステップS15に進めた後、処理をステップS12に戻す。
【0078】
なお、上記フローチャートにおいて、一巡目のステップS12では、OPS接続監視部32は、現在の接続状態を用いて判定を行い、現在の接続状態が正常であれば、処理をステップS15に進め、異常であれば、処理をステップS13に進める。
【0079】
これに対し、二巡目以降のステップS12では、OPS接続監視部32は、前回の接続状態と今回(現在)の接続状態とを用いて判定を行う。即ち、前回の接続状態が正常であり、今回の接続状態が異常であれば、接続断発生と判断して処理をステップS13に進める。これに対し、前回の接続状態が異常であり、今回の接続状態が正常であれば、接続断回復と判断して処理をステップS14に進める。これに対し、前回及び今回の接続状態が共に正常又は異常であれば、「接続断継続又は正常」と判断して処理をステップS15に進める。
【0080】
図11は、タイマ管理部33が図6,7及び8に示した動作を行う場合に実行される処理を示すフローチャートである。タイマ管理部33は、処理を開始すると、メッセージの受信を待ち(ステップS21)、メッセージを受信すると、メッセージの送信元を判定する(ステップS22)。
【0081】
このとき、メッセージの送信元がOPS接続監視部32であれば処理がステップS23に進み、メッセージの送信元がOPSインタフェース部31であれば処理がステップS30に進む。
【0082】
ステップS23に処理が進んだ場合には、タイマ管理部33は、OPS接続監視部32からの要求を判別する。即ち、タイマ管理部33は、OPS接続監視部32からのメッセージ種別を判別し、メッセージがタイマカウント開始要求であれば、処理をステップS24に進め、タイマカウント停止要求であれば処理をステップS27に進める。
【0083】
ステップS24に処理が進んだ場合には、タイマ管理部33は、タイマのカウントアップ(タイマによる計時)を開始する。そして、タイマ管理部33は、タイマカウントアップ中において、メッセージを受信したか否かの判定(ステップS25)、及びタイマがタイムアウトしたか否かの判定(ステップS26)を繰り返し行う。
【0084】
このとき、タイマ管理部33は、メッセージを受信した場合(S25;YES)には、処理をステップS22に戻し、タイマがタイムアウトした場合(S26;YES)には、処理をステップS28に進める。
【0085】
ここで、タイマカウントアップ中にタイマ管理部33が受信するメッセージはOPS接続監視部32からのタイマカウント停止要求メッセージのみである。従って、タイマ管理部33は、ステップS25でYESと判定し、処理をステップS22に戻した場合には、処理をステップS23に進め、ここで要求がタイマカウント停止であると判定する。この場合、タイマ管理部33は、カウントアップ中のタイマを停止(リセット)し(ステップS27)、メッセージの受信待ち状態となる(ステップS32)。
【0086】
一方、タイマがタイムアウトした場合(S26;YES)には、タイマ管理部33は、タイマをリセットし(ステップS28)、制御状態管理部34へ、制御状態解除要求のメッセージを送信する(ステップS29)。その後、タイマ管理部33は、メッセージの受信待ち状態となる(ステップS32)。
【0087】
ところで、ステップS22において、メッセージの送信元がOPSインタフェース部31であると判定される場合(メッセージがタイマ値変更メッセージである場合)には、タイマ管理部33は、自身の内部記憶領域にタイマ値変更メッセージに含まれている設定タイマ値を保存(設定タイマ値でタイマがタイムアウトするタイマ値を更新(変更))する(ステップS30)。
【0088】
すると、タイマ管理部33は、タイマの変更値、即ち設定タイマ値をDB35に保存(バックアップ)し(ステップS31)、その後、メッセージ受信待ち状態になる(ステップS32)。
【0089】
図12は、制御状態管理部34が、図5,6及び7に示した動作を行う場合に実行する処理を示すフローチャートである。制御状態管理部34は、処理を開始すると、メッセージ受信待ち状態となり(ステップS41)、メッセージを受信すると、メッセージの送信元を判定する(ステップS42)。
【0090】
このとき、制御状態管理部34は、メッセージの送信元がOPSインタフェース部31であれば処理をステップS43に進め、タイマ管理部33であれば処理をステップS49に進める。
【0091】
ステップS43に処理が進む場合は、制御状態管理部34がOPSインタフェース部31から設定/解除メッセージを受信する場合である。この場合、制御状態管理テーブル36に、メッセージ中に含まれている制御種別(該当制御種別)があるか否かを判定する。このとき、該当制御種別があれば(S43;YES)、処理がステップS44に進み、そうでなければ(S43;NO)、処理がステップS47に進む。
【0092】
ステップS44に処理が進んだ場合には、制御状態管理部34は、メッセージが制御種別の設定であるか解除であるかを判定する。このとき、制御の設定であれば処理がステップS45に進み、設定の解除であれば処理がステップS46に進む。
【0093】
ステップS45に処理が進んだ場合には、制御状態管理部34は、制御状態管理テーブル36における、該当インデックス(該当制御種別が割り当てられているレコード)の実施有無フラグをオンにセットし、処理をステップS47に進める。
【0094】
これに対し、ステップS46に処理が進んだ場合には、制御状態管理部34は、制御状態管理テーブル36における該当インデックスの実施有無フラグをオフにセットし、処理をステップS47に進める。
【0095】
ステップS47に処理が進んだ場合には、制御状態管理部34は、該当制御種別について、ハードウェア40に対する制御状態の設定、又は制御状態の解除設定を実施する。
【0096】
その後、制御状態管理部34は、DB35に格納されているバックアップ用の制御状態管理テーブル36’に対し、ステップS45又はS46で行われた実施有無フラグのオン又はオフを反映する(ステップS48)。その後、制御状態管理部34は、メッセージの受信待ち状態となる(ステップS59)。
【0097】
ところで、制御状態管理部34がタイマ管理部33からメッセージを受信した場合には、ステップS42を経て処理がステップS49に進む。ステップS49では、制御状態管理部34は、メッセージの種別を判別する。このとき、メッセージが制御状態解除要求であれば、制御状態管理テーブル36の全てのインデックス(レコード:0〜N(Nは自然数))の夫々に対しステップS50〜S53の処理が行われ、状態変化通知要求であれば処理がステップS54に進む。
【0098】
制御状態管理テーブル36の各レコードに対するステップS50〜S53の処理は次の通りである。ステップS50では、制御状態管理部34は、処理対象のインデックスの実施有無フラグがオンか否かを判定する。このとき、実施有無フラグがオフであれば(S50;NO)、S50〜S53の処理が次のインデックスに移行する。但し、全てのインデックスに対するS50〜S53の処理が終了している場合には、処理がステップ59に進み、制御状態管理部34は、メッセージの受信待ち状態となる。
【0099】
これに対し、実施有無フラグがオンであれば(S50;YES)、制御状態管理部34は、そのインデックスの制御種別について、ハードウェア40に施されている設定を解除する(ステップS51)。
【0100】
続いて、制御状態管理部34は、DB35に解除した状態をバックアップする(ステップS52)。即ち、制御状態管理部34は、DB35に格納されている制御状態管理テーブル36’に対し、ステップS52で解除を行った制御種別の実施有無フラグをオフに設定する。
【0101】
続いて、制御状態管理部34は、通知フラグ37をオンにセットする(ステップS53)。なお、通知フラグ37が一旦オンに設定されれば、その後の他のインデックスに対するS50〜S53の処理において、S53の処理が省略されるように構成することが可能である。
【0102】
ステップS53の処理が終了した時点において、全てのインデックス(0〜N)に対する処理が終了していない場合には、次のインデックスに対するS50〜S53の処理が継続される。これに対し、全てのインデックスに対するS50〜S53の処理が終了している場合には、制御状態管理部34は、メッセージの受信待ち状態となる(ステップS59)。
【0103】
一方、ステップS49において、メッセージ種別が状態変化通知要求であると判定された場合には、制御状態管理部34は、通知フラグ37がオンか否かを判定する(ステップS54)。このとき、通知フラグ37がオフであれば(S54;NO)、制御状態管理部34は、メッセージの受信待ち状態となる(ステップS59)。
【0104】
これに対し、通知フラグ37がオンの場合には、制御状態管理テーブル36の全てのインデックス(0〜N)に対し、ステップS55〜S57の処理が行われる。即ち、ステップS55では、制御状態管理部34は、処理対象のインデックスの実施有無フラグがオンか否かを判定する。
【0105】
このとき、実施有無フラグがオンでなければ(S54;NO)、S55〜S57の処理が次のインデックスに移行する。但し、全てのインデックスに対するS55〜S57の処理が終了している場合には、処理がステップ59に進み、制御状態管理部34は、メッセージの受信待ち状態となる。
【0106】
これに対し、実施有無フラグがオンであれば(S54;YES)、制御状態管理部34は、OPSインタフェース部31に対し、処理対象のインデックスの制御種別に対する解除通知要求メッセージを送信する(ステップS56)。
【0107】
続いて、制御状態管理部34は、制御状態管理テーブル36の処理対象のインデックス(解除通知要求に対応する制御種別)に対する実施有無フラグをオフにセットする(ステップS57)。
【0108】
ステップS57の処理が終了した時点において、全てのインデックス(0〜N)に対する処理が終了していない場合には、次のインデックスに対するS55〜S57の処理が継続される。これに対し、全てのインデックスに対するS55〜S57の処理が終了している場合には、制御状態管理部34は、メッセージの受信待ち状態となる(ステップS59)。
【0109】
ところで、上述したように、DB35には、バックアップ用の制御状態テーブル36’と、設定タイマ値とが格納される。DB35の格納内容は次のように利用される。DB35は、不揮発性の記憶装置上に作成されており、NEの電源がオフとなったり、NEに対するリセット操作が行われたりした場合でも、その記憶内容は維持される。
【0110】
NE10の制御状態管理部34が自律的に設定の解除動作を行った後、未だ接続が復旧していない状態では、制御状態テーブル36の格納内容と、制御状態テーブル36’の格納内容とは異なる状態となっている。このとき、NE10の電源が一旦オフにされたりリセットが行われたりした場合(NE10の再起動が行われた場合)には、制御状態管理部34は、制御状態テーブル36の格納内容を、制御状態テーブル36’の格納内容に一致するように書き換える。これによって、実際のハードウェア40の状態(装置状態)と、制御状態テーブル36の格納内容とを一致させることができる。
【0111】
また、タイマのカウントアップ中にNEの再起動操作が行われた場合には、再起動時に、タイマ管理部33がDB35にバックアップされている設定タイマ値を参照して、タイマのカウントアップを再開することができる。
【0112】
以上のように遠隔制御されているNEに対して、遠隔制御不能となった場合にも早急に回線に影響を与えるような制御操作を解除することが可能となる。また、OpSとの接続復旧後にOpSに対して状態変化の通知を行うことで、OpSが保持する装置状態とNEの状態の合わせこみが行われ、状態の不一致を防止することが可能となる。
【0113】
更に本動作を起動するまでに任意の保護時間の設定を可能とすることで、意図的なOpSとの接続断発生時に意図しない状態変化の発生を抑止することが可能となる。
【0114】
〈その他〉
上記した実施形態は、次の発明を開示する。
【0115】
(付記1) 伝送装置に搭載され、この伝送装置と接続される上位装置から受け取るコマンドに従って制御状態の設定、またはこの制御状態の解除を行う制御装置であって、
伝送装置と上位装置との間の接続状態の異常を検出する検出手段と、
前記検出手段によって接続状態の異常が検出される場合に、前記コマンドに従って設定されている制御状態がある場合には、この制御状態を解除するためのコマンドを前記上位装置から受け取っていなくても当該制御状態に対する自律的な解除を行う自律解除手段と、
を含む伝送装置の制御装置。
【0116】
(付記2) 前記検出手段によって接続状態の異常が検出される場合に、所定時間の計時を開始する計時手段をさらに含み、
前記自律解除手段は、前記所定時間が経過しても前記接続状態の異常が回復しない場合に、前記自律的な解除を行う
付記1記載の伝送装置の制御装置。
【0117】
(付記3) 前記自律解除手段が前記自律的な解除を行った後に前記接続状態が回復した場合に、前記自律的な解除を行ったことを前記上位装置に通知する通知手段をさらに含む
付記1又は2記載の伝送装置の制御装置。
【0118】
(付記4) 前記上位装置からのコマンドにより、前記計時手段で計時される前記所定時間の長さを変更する時間変更手段をさらに含む
付記2又は3記載の伝送装置の制御装置。
【0119】
(付記5) 自装置と接続される上位装置から受け取るコマンドに従って制御状態の設定、またはこの制御状態の解除を行う伝送装置であって、
自装置と上位装置との間の接続状態の異常を検出する検出手段と、
前記検出手段によって接続状態の異常が検出される場合に、前記コマンドに従って設定されている制御状態がある場合には、この制御状態を解除するためのコマンドを前記上位装置から受け取っていなくても当該制御状態に対する自律的な解除を行う自律解除手段と、
を含む伝送装置。
【0120】
(付記6) 伝送装置に搭載され、この伝送装置と接続される上位装置から受け取るコマンドに従って制御状態の設定、またはこの制御状態の解除を行う伝送装置の制御装置が、
伝送装置と上位装置との間の接続状態の異常を検出し、
接続状態の異常が検出される場合に、前記コマンドに従って設定されている制御状態がある場合には、この制御状態を解除するためのコマンドを前記上位装置から受け取っていなくても当該制御状態に対する自律的な解除を行う、
ことを含む伝送装置の制御装置による制御状態の解除方法。
【0121】
【発明の効果】
本発明によれば、従来に比べて短い時間で伝送時間に設定された制御状態を解除することができる。これによって、制御状態が維持されることを原因として発生する不具合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態におけるNEとOPSとの間で実施される制御状態の設定/解除手順を示すシーケンス図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態におけるNEとOPSとの間で実施される制御状態の設定/解除手順を示すシーケンス図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態におけるNEとOPSとの間で実施される制御状態の設定/解除手順を示すシーケンス図である。
【図4】図4は、図1に示した制御状態管理部で管理される制御状態管理テーブル及び通知フラグの例を示す図である。
【図5】図5は、図1に示したNEのファームウェアの動作説明図である。
【図6】図6は、図1に示したNEのファームウェアの動作説明図である。
【図7】図7は、図1に示したNEのファームウェアの動作説明図である。
【図8】図8は、図1に示したNEのファームウェアの動作説明図である。
【図9】図9は、図1に示したOPSインタフェース部による処理を示すフローチャートである。
【図10】図10は、図1に示したOPS接続監視部による処理を示すフローチャートである。
【図11】図11は、図1に示したタイマ管理部による処理を示すフローチャートである。
【図12】図12は、図1に示した制御状態管理部による処理を示すフローチャートである。
【図13】図13は、本発明に係るNE−OPSシステムの説明図である。
【図14】図14は、従来における制御状態の設定及び解除手順を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
L 遠隔監視制御線
10 NE(伝送装置)
20 OPS(上位装置)
30 ファームウェア(伝送装置の制御装置)
31 OPSインタフェース部(通知手段)
32 OPS接続監視部(検出手段)
33 タイマ管理部(計時手段)
34 制御状態管理部(自律解除手段)
35 データベース
40 ハードウェア[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a transmission apparatus in which control and release operations are performed by commands from a control monitoring apparatus.
[0002]
In recent years, in various large-scale social systems, there has been a demand for a device that does not stop a service even when communication between the control side and the controlled side is interrupted. In accordance with this concept, the present invention relates to a safety design that does not cause a fatal service stop due to an autonomous operation of the apparatus even when the remote control is impossible.
[0003]
[Prior art]
There is a network system including a network element (NE) that is a data transmission device and an operation system (OPS) that is a control monitoring device that remotely monitors and controls the NE.
[0004]
As shown in FIG. 13, OPS and NE are connected by a remote control monitoring line. The OPS gives various commands to the NE via the remote control monitoring line. The NE includes firmware and hardware. The firmware analyzes the command from the OpS and sets the device state of the NE by setting the hardware according to the command. Further, monitoring / control of the NE by the OPS is performed using SNMP (Simple Network Management Protocol).
[0005]
The NE control by the OPS is performed as follows. That is, as shown in FIG. 13, when performing a certain control operation on the NE, the OPS gives a control state setting command to the NE via the remote control monitoring line ((1) in FIG. 13). . Then, the NE sets the control state according to the setting command ((2) in FIG. 13). Thereafter, when canceling the control state applied to the NE by the setting command, the OPS gives the cancel command to the NE via the remote control monitoring line ((3) in FIG. 13). Then, the NE cancels the control state based on the setting command according to the cancel command ((4) in FIG. 13).
[0006]
In the above-described system, when a disconnection with the OPS (connection state abnormality) occurs while the control operation is performed from the OPS, the control state is released from the OPS after the connection is restored. That is, as shown in FIG. 14, when a control state setting command (for example, a “switch prohibition” setting command) is transmitted from the OPS to the NE, the setting is made if the connection state between the OPS and the NE is normal. The command is received by the NE firmware. Then, the NE firmware sets a control state (switching prohibition) according to the setting command to the NE hardware. As a result, the NE enters a control state (switching prohibited state) according to the setting command. When the setting is completed, the NE firmware returns a command response to the OPS.
[0007]
After that, when the connection between OPS and NE (connection state abnormality) occurs due to disconnection of the remote control monitoring line, etc., OPS cancels the previous setting (control state) release command (in this example, “switching prohibition” is released). Command) to the NE firmware, the NE firmware cannot receive the release command.
[0008]
Thereafter, when the disconnection between OPS and NE (abnormal connection state) is recovered, the NE firmware can receive a release command (switch prohibition release command) from the OPS, and the firmware can receive the release command. Follow the steps below to cancel the hardware settings. As a result, the control state (switching prohibited state) according to the NE setting command is released. When the setting according to the release command is completed, the firmware returns a command response.
[0009]
In the procedure as described above, when a connection state abnormality occurs between the OPS and the NE, the NE cannot receive a command from the OPS until the recovery from the abnormal state. Therefore, until the connection between the OPS and the NE is restored and a release command is given to the NE firmware, the NE hardware maintains the control state based on the setting command (switching prohibited state in FIG. 2).
[0010]
In addition, as a prior art document regarding this invention, there exists a technique disclosed by the following
[Patent Document 1]
JP 58-182358 A
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, once the NE sets the control state according to the setting command, the NE maintains the control state until the control state is released based on the control state release command.
[0012]
However, the control settings implemented by the OPS, that is, the hardware state (NE device state) by setting the control state, may cause a line break for data transmission, or the line when a failure occurs, etc. The switch operation is prohibited.
[0013]
Therefore, in the procedure for releasing the state after waiting for the OPS-NE connection recovery as described above, if a long time is required for the connection recovery, the NE will respond to the line disconnection or failure occurrence as described above. There is a possibility that proper operation cannot be performed, and there is a possibility that restoration work for a line disconnection is required, or that a long time is required for relief when a failure occurs.
[0014]
For this reason, when an abnormality occurs in the connection state between the OPS and the NE, an operator goes to the place where the NE is installed and uses a control device that can be connected to the NE before the installation. The release operation was performed. In this case, since it is necessary to bother to the place where the NE is installed, it may take a long time for the worker to reach the place where the NE is installed. Therefore, there is a possibility that the same problem as in the case of waiting for connection recovery with OpS may occur.
[0015]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a technique capable of canceling a control state set in a transmission apparatus in a shorter time than conventional.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made as follows in order to solve the above-described problems. That is, the first aspect of the present invention is a control apparatus for a transmission apparatus that is mounted on a transmission apparatus and sets or cancels the control state in accordance with a command received from a host apparatus connected to the transmission apparatus. And
Detecting means for detecting an abnormality in a connection state between the transmission device and the host device;
If an abnormality in the connection state is detected by the detection means, and there is a control state set according to the command, the control is performed even if a command for canceling the control state is not received from the host device. And autonomous release means for autonomously releasing the state.
[0017]
According to the first aspect of the present invention, when the detection unit detects an abnormality in the connection state between the transmission device and the higher-level device, if there is a set control state, the autonomous release unit autonomously determines the control state. Release it. Thereby, it is possible to avoid problems caused by maintaining the control state.
[0018]
Preferably, the first aspect further includes timing means for starting timing of a predetermined time when an abnormality in the connection state is detected by the detection means,
The autonomous cancellation means performs the autonomous cancellation when the connection state is not recovered even after the predetermined time has elapsed. In this way, it is possible to wait for the connection state to recover by providing a protection period for a predetermined time between the detection of the connection state abnormality and the autonomous release operation.
[0019]
Preferably, in the first aspect, the autonomous release unit does not perform the autonomous release when the connection state is recovered before the predetermined time elapses. By doing so, it is possible to wait to receive a release command from the host device when recovering from an abnormal state relatively quickly.
[0020]
Preferably, the first aspect notifies the host device that the autonomous release has been performed when the abnormality in the connection state is recovered after the autonomous release unit performs the autonomous release. It further includes a notification means.
[0021]
In this way, the information indicating the setting or release of the control state for the transmission device managed by the host device can be matched with the state in the actual transmission state.
[0022]
Preferably, the first aspect further includes time changing means for changing the length of the predetermined time measured by the time measuring means in response to a command from the host device. In this way, it is possible to adjust the protection period until the autonomous release performed by the transmission apparatus from the host apparatus is performed.
[0023]
Preferably, the first aspect further includes control means for controlling validity or invalidity of the operation of the autonomous cancellation means by setting the length of the predetermined time to a finite value or an infinite value. In this way, the validity / invalidity of autonomous release can be controlled.
[0024]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a transmission device that sets a control state or cancels the control state in accordance with a command received from a host device connected to the device.
Detecting means for detecting an abnormality in a connection state between the own device and the host device;
If an abnormality in the connection state is detected by the detection means, and there is a control state set according to the command, the control is performed even if a command for canceling the control state is not received from the host device. And autonomous release means for autonomously releasing the state.
[0025]
As a third aspect, the present invention can be specified as a control state canceling method having substantially the same characteristics as the control apparatus of the transmission apparatus specified as the first aspect.
[0026]
Further, a fourth aspect of the present invention is a computer mounted on a transmission device and configured to set a control state or release this control state in accordance with a command received from a host device connected to the transmission device.
Detecting a connection state abnormality between the transmission device and the host device;
When a connection state abnormality is detected and there is a control state set in accordance with the command, the control state is autonomous even if a command for canceling the control state is not received from the host device. The steps to perform
It can also be specified as a program for executing.
[0027]
Furthermore, the present invention can be specified as a recording medium on which the program specified as the fourth aspect is recorded.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The configuration of the embodiment is an exemplification, and the present invention is not limited to the configuration of the embodiment.
[0029]
In the embodiment, in a control monitoring device (OPS) using low reliability (for example, SNMP (Simple Network Management Protocol)), a mode that operates autonomously when falling into a state in which control from the OPS cannot be performed is NE. Prepared to realize a method for relieving line disconnection and the like. In addition, a system for eliminating the device state mismatch with the host device when the connection state is restored is realized.
[0030]
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of a control monitoring system for a transmission apparatus according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the control monitoring system includes an
[0031]
As described with reference to FIG. 13, the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
2 and 3 are explanatory diagrams of the operation of the
[0035]
In FIG. 2, the
[0036]
By the way, the
[0037]
If the connection between the OPS and the NE is not restored before the timer times out, the
[0038]
Here, by setting an infinite value as the timeout time, it is possible to prohibit the autonomous release operation from being performed for all control types implemented by the
[0039]
The “switch prohibition cancellation” setting autonomously performed by the
[0040]
On the other hand, as shown in FIG. 3, when the connection between the OPS and the NE is restored during the timer count-up, the
[0041]
Since the
[0042]
As shown in FIG. 4, the control
[0043]
As shown in FIG. 4, the control state management table 36 is associated with an index (INDEX), and a control type to be autonomously released by the
[0044]
The control whose control type is managed in this control state management table 36 is subject to autonomous release when an abnormality is detected, and other control types (control types not managed in the control state management table 36) Even if an abnormality is detected in the NE, the autonomous control state is not released.
[0045]
FIG. 5 is an explanatory diagram of the operation of the
[0046]
The
[0047]
The control
[0048]
Thereafter, the control
[0049]
Then, the control
[0050]
As described above, the
[0051]
FIG. 6 is an explanatory diagram of the operation of the
[0052]
The OPS
[0053]
When receiving the timer count start request message, the
[0054]
Upon receiving the control state release request message, the control
[0055]
Subsequently, the control
[0056]
As described above, the
[0057]
FIG. 7 is an explanatory diagram of the operation of the
[0058]
The OPS
[0059]
When receiving the timer count stop request from the OPS
[0060]
Upon receiving the state change notification request message from the
[0061]
The control
[0062]
When the
[0063]
As described above, when the connection state between the OPS and the NE is restored, the
[0064]
The timer value used when the
[0065]
The
[0066]
When the
[0067]
Thereafter, the
[0068]
FIG. 9 is a flowchart showing processing executed when the
[0069]
If the process proceeds to step S3, the
[0070]
When the process proceeds to step S4, the
[0071]
When the process proceeds to step S5, the
[0072]
On the other hand, when the reception target is a message from the control
[0073]
FIG. 10 is a flowchart showing processing executed when the OPS connection
[0074]
As connection state collection and determination methods (connection abnormality detection methods) in steps S11 and S12, various known methods such as determination of presence / absence of a signal from a remote control monitoring line, data link connection confirmation, connection confirmation by a ping command, etc. A simple connection confirmation method can be applied.
[0075]
At this time, if the connection state is determined as “connection disconnection (connection abnormality)” (when a connection abnormality is detected), the OPS
[0076]
On the other hand, if the connection state is determined to be “connection recovery (connection recovery)” in step S12, the OPS
[0077]
In step S12, if the OPS
[0078]
In the above flowchart, in step S12 of the first round, the OPS
[0079]
On the other hand, in step S12 after the second round, the OPS
[0080]
FIG. 11 is a flowchart showing processing executed when the
[0081]
At this time, if the message transmission source is the OPS
[0082]
When the process proceeds to step S23, the
[0083]
When the process proceeds to step S24, the
[0084]
At this time, when the message is received (S25; YES), the
[0085]
Here, the message received by the
[0086]
On the other hand, when the timer has timed out (S26; YES), the
[0087]
By the way, when it is determined in step S22 that the message is transmitted from the OPS interface unit 31 (when the message is a timer value change message), the
[0088]
Then, the
[0089]
FIG. 12 is a flowchart showing processing executed when the control
[0090]
At this time, if the source of the message is the
[0091]
The process proceeds to step S43 when the control
[0092]
When the process proceeds to step S44, the control
[0093]
When the process proceeds to step S45, the control
[0094]
On the other hand, when the process proceeds to step S46, the control
[0095]
When the process proceeds to step S47, the control
[0096]
After that, the control
[0097]
By the way, when the control
[0098]
The processing in steps S50 to S53 for each record in the control state management table 36 is as follows. In step S50, the control
[0099]
On the other hand, if the execution presence / absence flag is ON (S50; YES), the control
[0100]
Subsequently, the control
[0101]
Subsequently, the control
[0102]
When the processing for all indexes (0 to N) is not completed at the time when the processing of step S53 is completed, the processing of S50 to S53 for the next index is continued. On the other hand, when the processing of S50 to S53 for all the indexes has been completed, the control
[0103]
On the other hand, if it is determined in step S49 that the message type is a state change notification request, the control
[0104]
On the other hand, when the
[0105]
At this time, if the execution presence / absence flag is not on (S54; NO), the processing of S55 to S57 proceeds to the next index. However, if the processes in S55 to S57 for all indexes have been completed, the process proceeds to step 59, and the control
[0106]
On the other hand, if the execution presence / absence flag is ON (S54; YES), the control
[0107]
Subsequently, the control
[0108]
When the processing for all indexes (0 to N) is not completed at the time when the processing of step S57 is completed, the processing of S55 to S57 for the next index is continued. On the other hand, when the processes of S55 to S57 for all indexes have been completed, the control
[0109]
As described above, the
[0110]
After the control
[0111]
If the NE is restarted while the timer is counting up, the
[0112]
As described above, it is possible to immediately cancel the control operation that affects the line even when the remotely controlled NE is disabled. Further, by notifying the OpS of the state change after the connection with the OpS is restored, the apparatus state held by the OpS and the NE state are matched, and it is possible to prevent a state mismatch.
[0113]
Furthermore, by setting an arbitrary protection time before starting this operation, it is possible to suppress the occurrence of an unintended state change when an intentional disconnection with OpS occurs.
[0114]
<Others>
The above-described embodiment discloses the following invention.
[0115]
(Supplementary note 1) A control device that is mounted on a transmission device and sets a control state or cancels the control state in accordance with a command received from a host device connected to the transmission device.
Detecting means for detecting an abnormality in a connection state between the transmission device and the host device;
When an abnormality in the connection state is detected by the detection means, and there is a control state set in accordance with the command, the command for canceling the control state is not received even from the host device. An autonomous release means for autonomously releasing the control state;
Control device for transmission apparatus including
[0116]
(Additional remark 2) When the abnormality of a connection state is detected by the said detection means, it further contains the time measuring means which starts time measurement of predetermined time,
The autonomous cancellation means performs the autonomous cancellation when the connection state abnormality does not recover even after the predetermined time has elapsed.
The transmission apparatus control apparatus according to
[0117]
(Additional remark 3) When the said connection cancellation | release state recovers after the said autonomous cancellation | release means performs the said autonomous cancellation | release, it further contains the notification means which notifies the said high-order apparatus that the said autonomous cancellation | release was performed
The control apparatus of the transmission apparatus according to
[0118]
(Additional remark 4) It further contains the time change means which changes the length of the said predetermined time time-measured by the said time measuring means by the command from the said high-order apparatus.
The control apparatus of the transmission apparatus according to
[0119]
(Supplementary Note 5) A transmission device that sets a control state or cancels this control state according to a command received from a host device connected to the own device,
Detecting means for detecting an abnormality in a connection state between the own device and the host device;
When an abnormality in the connection state is detected by the detection means, and there is a control state set in accordance with the command, the command for canceling the control state is not received even from the host device. An autonomous release means for autonomously releasing the control state;
Including transmission equipment.
[0120]
(Additional remark 6) The control apparatus of the transmission apparatus which is mounted in a transmission apparatus and performs the setting of a control state according to the command received from the high-order apparatus connected with this transmission apparatus, or cancellation | release of this control state,
Detects abnormal connection status between the transmission device and the host device,
If a connection state abnormality is detected and there is a control state set according to the command, the autonomous state for the control state can be obtained even if a command for canceling the control state is not received from the host device. Release
A method for releasing the control state by the control device of the transmission apparatus.
[0121]
【The invention's effect】
According to the present invention, the control state set for the transmission time can be canceled in a shorter time than in the past. As a result, it is possible to avoid problems that occur due to the maintenance of the control state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sequence diagram illustrating a control state setting / releasing procedure performed between an NE and an OPS according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sequence diagram illustrating a control state setting / canceling procedure performed between the NE and the OPS in the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a sequence diagram illustrating a control state setting / releasing procedure performed between the NE and the OPS in the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a control state management table and a notification flag managed by the control state management unit illustrated in FIG. 1;
FIG. 5 is an operation explanatory diagram of the firmware of the NE shown in FIG. 1;
6 is an operation explanatory diagram of the firmware of the NE shown in FIG. 1. FIG.
7 is a diagram for explaining the operation of the firmware of the NE shown in FIG. 1. FIG.
8 is an operation explanatory diagram of the firmware of the NE shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 9 is a flowchart illustrating processing performed by the OPS interface unit illustrated in FIG. 1;
FIG. 10 is a flowchart illustrating a process performed by an OPS connection monitoring unit illustrated in FIG. 1;
FIG. 11 is a flowchart illustrating processing by the timer management unit illustrated in FIG. 1;
FIG. 12 is a flowchart showing processing by the control state management unit shown in FIG. 1;
FIG. 13 is an explanatory diagram of a NE-OPS system according to the present invention.
FIG. 14 is a sequence diagram illustrating a conventional control state setting and canceling procedure.
[Explanation of symbols]
L Remote monitoring control line
10 NE (Transmission equipment)
20 OPS (host device)
30 Firmware (Transmission Device Control Device)
31 OPS interface (notification means)
32 OPS connection monitoring unit (detection means)
33 Timer manager (timer)
34 Control state management part (autonomous release means)
35 database
40 hardware
Claims (3)
伝送装置と上位装置との間の接続状態の異常を検出する検出手段と、
前記検出手段によって接続状態の異常が検出された場合に、前記コマンドに従って設定された制御状態がある場合には、この制御状態を解除するためのコマンドを前記上位装置から受け取っていなくても当該制御状態に対する自律的な解除を行う自律解除手段と、
を含む伝送装置の制御装置。A control device that is installed in a transmission device and sets a control state or cancels the control state according to a command received from a host device connected to the transmission device,
Detecting means for detecting an abnormality in a connection state between the transmission device and the host device;
If an abnormality in the connection state is detected by the detection means, and there is a control state set according to the command, the control is performed even if a command for canceling the control state is not received from the host device. An autonomous release means for autonomously releasing the state;
Control device for transmission apparatus including
伝送装置と上位装置との間の接続状態の異常を検出し、
接続状態の異常が検出された場合に、前記コマンドに従って設定された制御状態がある場合には、この制御状態を解除するためのコマンドを前記上位装置から受け取っていなくても当該制御状態に対する自律的な解除を行う、
ことを含む伝送装置の制御装置による制御状態の解除方法。A control device that is mounted on the transmission device and sets the control state according to a command received from the host device connected to the transmission device, or releases the control state.
Detects abnormal connection status between the transmission device and the host device,
When a connection state abnormality is detected and there is a control state set in accordance with the command, the control state is autonomous even if a command for canceling the control state is not received from the host device. Cancel,
A method for releasing the control state by the control device of the transmission apparatus.
伝送装置と上位装置との間の接続状態の異常を検出するステップと、
接続状態の異常が検出された場合に、前記コマンドに従って設定された制御状態がある場合には、この制御状態を解除するためのコマンドを前記上位装置から受け取っていなくても当該制御状態に対する自律的な解除を行うステップと、
を実行させるためのプログラム。A computer that is mounted on a transmission device and sets a control state according to a command received from a host device connected to the transmission device, or releases the control state.
Detecting a connection state abnormality between the transmission device and the host device;
When a connection state abnormality is detected and there is a control state set in accordance with the command, the control state is autonomous even if a command for canceling the control state is not received from the host device. The steps to perform
A program for running
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JP2010057063A (en) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Ntt Docomo Inc | Wireless base station equipment and monitoring control method |
-
2003
- 2003-07-16 JP JP2003198050A patent/JP2005039386A/en active Pending
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