JP2005036768A - 潤滑油の冷却装置 - Google Patents

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【課題】 潤滑油の冷却装置を海水オイルクーラーと清水オイルクーラーとから構成して、冷却装置の効率を向上させる。
【解決手段】 エンジン本体を冷却した冷却水を海水により冷却する清水クーラーと、潤滑油を冷却する清水オイルクーラー2を備えた舶用エンジンにおいて、前記清水オイルクーラー2と並列に海水オイルクーラーを設け、潤滑油経路における、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3への送油経路の分岐後の、海水オイルクーラー3上流側にバイパス弁20を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、舶用エンジンに備えられる潤滑油の冷却装置の構成に関する。
従来から、船舶などに搭載されるエンジンには、エンジン本体を冷却した冷却水を海水を用いて冷却する清水クーラーや、潤滑油を冷却するオイルクーラー等の冷却装置が備えられている。
この潤滑油を冷却するオイルクーラーとしては、多管式で構成された海水オイルクーラーや多板式で構成された清水オイルクーラーが用いられている。一般的には、海水オイルクーラーが具備される場合が多く、該海水オイルクーラーは冷却ケース内に多数の管を配設し、これらの管を流れる海水と冷却ケース内を流れる潤滑油との間で熱交換を行って潤滑油を冷却するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平08−210133号公報
しかし、オイルクーラーとして海水オイルクーラーを用いた場合、温度の低い海水で潤滑油を冷却することになるため、無負荷及び低負荷時には潤滑油の温度がなかなか上がらず暖機に時間がかかり、つまり定格運転に至るまでに時間がかかり、メカニカルロスにより燃費が悪化したりする等の不具合があった。
また、多板式で構成された清水オイルクーラーを用いた場合、構造上潤滑油の圧力損失が大きくなっていた。そして、該圧力損失を防ぐためにバイパス弁を設けた場合には、冷却装置の効率が低下してしまうという問題が生じていた。
さらに、海水オイルクーラー、或いは清水オイルクーラーのどちらのオイルクーラーを用いた場合でも、エンジンに備えられるオイルクーラーは一つだけであるので、大型化する傾向にあった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、エンジン本体を冷却した冷却水を海水により冷却する清水クーラーと、潤滑油を冷却する清水オイルクーラーを備えた舶用エンジンにおいて、前記清水オイルクーラーと並列に海水オイルクーラーを設けたものである。
請求項2においては、前記清水オイルクーラーと海水オイルクーラーへの送油経路の分岐後の、海水オイルクーラー上流側にバイパス弁を設けたものである。
請求項3においては、前記バイパス弁をバネと弁体により差圧式の弁としたものである。
請求項4においては、前記バイパス弁を電磁バルブで構成し、該電磁バルブのソレノイドと温度センサをコントローラと接続し、設定温度以上になると開くようにしたものである。
請求項5においては、前記バイパス弁を電磁バルブで構成し、該電磁バルブのソレノイドと圧力センサをコントローラと接続し、設定圧力以上になると開くようにしたものである。
請求項6においては、前記バイパス弁をオイルフィルタの取付ブロックに配置したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、清水オイルクーラーと海水オイルクーラーにより潤滑油を冷却できるので、清水オイルクーラーと海水オイルクーラーのそれぞれを小型化でき、配置の自由度が増す。また、エンジン冷却用(清水クーラー用)の海水をオイル冷却用に有効に利用できる。
さらに、清水オイルクーラーと海水オイルクーラーの使用が選択可能となり、必要なときに潤滑油を冷却できる。
請求項2においては、低負荷時には比較的容量の小さい清水オイルクーラーのみで冷却するため、過冷却することなく潤滑油を比較的高温に保つことができる。そのため、暖機に要する時間が短くなるとともに、メカニカルロスを低減することができる。また、低温時にはバイパス弁を閉じて清水オイルクーラーのみで潤滑油を冷却し、高温時にはバイパス弁を開いて清水オイルクーラーと海水オイルクーラーの両方で冷却することができる。
さらに、清水オイルクーラーを多板式で構成した場合、潤滑油の圧力が高くなると、バイパス弁を開いて、海水オイルクーラーに逃がすことができるため、清水オイルクーラーの破損を防止できる。また、エンジン出力に応じたクーラー容量設定を容易にできる。
請求項3においては、潤滑油の圧力損失を低減することができる。また、バネと弁体とからなる簡単な構成で弁を構成することができるため、コストの低減化を図ることができる。さらに、バイパス弁を小型化できるため、配置位置の自由度が高まる。
請求項4においては、潤滑油の温度上昇を抑えることができる。よって、潤滑油を適当な温度に保つことができ、燃費の向上を図ることができる。
請求項5においては、清水オイルクーラーを多板式で構成した場合、潤滑油の圧力が高くなると、バイパス弁を開いて、海水オイルクーラーに逃がすことができるため、清水オイルクーラーを保護できる。また、潤滑油の圧力損失を低減することができる。
請求項6においては、潤滑油の流路を短くでき、清水オイルクーラーと海水オイルクーラーとの配管を短くできる。また、バイパス弁のメンテナンスを容易に行うことができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の潤滑油冷却装置の構成を示す図、図2は潤滑油冷却装置における潤滑油経路の構成を示す図である。
舶用エンジンにおいて、エンジン上部を構成するシリンダヘッド側部の一側に清水クーラーが配置され、該清水クーラーはエンジン本体を冷却した冷却水を海水により冷却するようにしている。そして、シリンダヘッドの他側に潤滑油を冷却する冷却装置1が配置されている。図1及び図2に示すように、該潤滑油冷却装置1は、清水を用いて潤滑油を冷却する清水オイルクーラー2と、海水を用いて潤滑油を冷却する海水オイルクーラー3とから構成されている。図2において、潤滑油ポンプ23には安全弁24が接続されて、規定圧以上の圧油はドレンするようにしている。該潤滑油ポンプ23の吐出側には清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3が並列に接続され、海水オイルクーラー3の上流側(入口側)にはバイパス弁20が直列に接続されている。該清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3の出口にはオイルフィルタ9が接続され、該オイルフィルタ9の出口には調圧弁25が接続され、規定圧以上の圧油はドレンするようにしている。該調圧弁25の二次側にエンジン各部の潤滑箇所(ギャラリ等)26に送油するための油路が接続されている。
前記清水オイルクーラー2は多板式で構成されており、油路ケース8に固設された冷却ケース6と、複数の板7a・7a・・・を平行に連接して中空部を構成した冷却板7とからなり、該冷却板7が冷却ケース6内に配設されている。これにより、板7aの枚数を増減することによりクーラー容量を容易に変更することが可能であり、エンジン出力に応じて、クーラー容量設定を容易にできるのである。
前記冷却ケース6の両側部には、それぞれ冷却水入口6aと冷却水出口6bが設けられている。前記冷却水入口6aには図示しないホース等を介してエンジンのジャケットと清水ポンプとに接続され、該清水ポンプにより清水をエンジンのジャケットに圧送してエンジンを冷却し、更に清水を板7a・7a・・・の間隙へ送ることができるようにしている。また、冷却水出口6bはホース等を連通して潤滑油を冷却した後の清水を清水クーラーに送水するようにしている。
また、冷却ケース6の冷却水出口6b側(本実施例では右下部)に潤滑油入口6cが設けられ、冷却ケース6の冷却水入口6a側(本実施例では左下部)に潤滑油出口6dが設けられている。前記油路ケース8には図1において左右に油路8a・8bが形成され、前記潤滑油入口6cは、油路ケース8の一側に形成された油路8aの第一出口8cと接続され、該油路8aの入口8dは潤滑油ポンプ23の吐出口に接続されている。前記潤滑油出口6dは、油路ケース8の他側に形成された油路8bの第一入口8fと接続され、油路8bの出口8gはオイルフィルタ9と接続されている。該オイルフィルタ9は、取付ブロック10を介して油路ケース8に取り付けられ、清水オイルクーラー2と反対側に取り付けられる。取付ブロック10にはオイルフィルタ9の入口側の油路10aと出口側の油路10bとバイパス用の油路10cが形成され、該油路10aは出口8gを介して前記油路8bと接続されて、オイルフィルタ9と清水オイルクーラー2とが連通されている。前記油路10bはオイルフィルタ9で濾過した後のオイルをエンジンのギャラリ等各部へ送油するように連通し、油路10cには後述するバイパス弁20が配設され、海水オイルクーラー3と前記油路8aとを連通可能としている。
このような構成において、エンジンのオイルパン12に貯溜されている潤滑油は潤滑油ポンプ23により吸入されて吐出され、油路8aを介して清水オイルクーラー2に送られ、潤滑油入口6cから冷却板7内に導入される。該冷却版7の各板7a内を流れる潤滑油は熱交換されて冷却されて潤滑油出口6dから排出され、油路8b・10aを介してオイルフィルタ9へ送られた後、油路10bよりエンジン各部に供給される。また、清水が清水ポンプによりくみ上げられて冷却水入口6aに送られ、該冷却水入口6aから冷却ケース6内に導入され、冷却水出口6bから排出される。これにより、潤滑油が冷却板7内を流れる間に、潤滑油と冷却ケース6内を流れる清水との間で熱交換が行われ、潤滑油が冷却される。
また、海水オイルクーラー3は多管式で構成されており、該冷却ケース13内に多数の冷却管14・14・・・と、該冷却管14・14・・・の両側を支持する支持板15・15とが配設されている。なお、本実施例では、海水オイルクーラー3を多管式とし、前記清水オイルクーラー2と多板式として構成としているが、これは特に限定するものではなく、例えば海水オイルクーラーを多板式として構成してもよいし、清水オイルクーラーを多管式として構成してもよい。
前記冷却ケース13の両側部にはそれぞれ冷却水入口13aと冷却水出口13bが設けられている。該冷却水入口13aは図示しないホース等を連通して清水クーラー用の海水を冷却管14・14・・・へ送水できるようにしている。冷却水出口13bはホース等を連通して冷却後の海水を機外へ排出できるようにしている。
冷却ケース13内の両側に所定の間隔をあけて平行に支持板15・15が設けられて三つの空間が形成され、該支持板15・15間に前記冷却管14・14・・・が平行に横架して配置されている。該冷却管14・14・・・の両端部が支持板15・15に開口された複数の支持孔に挿入されて支持板15・15の部分で固定されている。こうして、支持板15・15に支持された各冷却管14の一側が冷却水入口13aが位置する空間に連通され、他側が冷却水出口13bが位置する空間に連通されている。
また、冷却ケース13の冷却水出口13b側(本実施例では右上部)に潤滑油入口13cが設けられ、冷却ケース11の冷却水入口13a側(本実施例では左上部)に潤滑油出口13dが設けられて、それぞれ冷却ケース13の中央に形成される空間に連通されている。該潤滑油入口13cは、油路16を介して前記取付ブロック10に配置されたバイパス弁20の二次側ポート10dに連通され、前記油路ケース8の油路8aを介して潤滑油ポンプ23に接続されている。潤滑油出口13dは、油路17を介して油路ケース8に形成した油路8bの前記第一入口8f近傍に設けた第二入口8hと連通され、油路8bよりオイルフィルタ9と接続されている。
このような構成において、潤滑油ポンプ23から吐出された潤滑油は、油圧が上昇してパイパス弁20が開いたときには、入口8dより分岐して清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3に送油される。油路ケース8に形成した油路8aの第二出口8eから油路10c・16を介して送られた潤滑油は海水オイルクーラー2に至り、潤滑油入口13cから冷却ケース13内の支持板15・15間の空間に導入される。一方、清水クーラー用の海水が冷却水入口13aに送られて、該冷却水入口13aから冷却管14・14・・・内に導入され、冷却水出口13bから排出される。これにより、前記支持板15・15間の空間を流れる間に熱交換されて冷却され、潤滑油は潤滑油出口13dから油路17・8b・10aを介してオイルフィルタ9へ送られた後、油路10bよりエンジン各部に供給される。
そして、以上のように構成された清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3とが並列に設けられて、潤滑油の冷却装置1が構成されている。つまり、潤滑油冷却装置1は、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3のオイル通路の一側を潤滑油ポンプ23の吐出側に並列に接続し、該清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3のオイル通路の他側をオイルフィルタ9に接続することで、オイルパン12内に貯溜される潤滑油を潤滑油ポンプ23より吐出して清水オイルクーラー2又は海水オイルクーラー3に送り、該清水オイルクーラー2又は海水オイルクーラー3により冷却可能としているのである。したがって、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3により潤滑油を冷却できるので、一つの海水又は清水オイルクーラーのみで潤滑油を冷却するため容量が大きくなる傾向にあった従来のオイルクーラーに比べて、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3を小型化でき、配置の自由度が増す。また、清水クーラー用の海水をオイル冷却用に有効に利用できる。さらに、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3にバルブを接続することで、その使用が選択可能となり、必要なときに潤滑油を冷却できる。
このような構成の潤滑油冷却装置1において、前記清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3への送油経路の分岐後の、海水オイルクーラー3上流側にバイパス弁20が設けられている。つまり、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3へ分岐する油路8aの海水オイルクーラー3側と、海水オイルクーラー3の潤滑油入口13cに連通される油路16とを接続する取付ブロック10の油路10cにバイパス弁20が設けられている。このように、バイパス弁20をオイルフィルタ9の取付ブロック10に配置することで、潤滑油の流路を短くでき、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3との配管を短くしている。また、バイパス弁20のメンテナンスを容易なものとしている。
前記バイパス弁20は、バネ21と弁体22とにより差圧式の弁として構成されている。すなわち、バイパス弁20は、取付ブロック10に設けられた孔、即ち油路10cに摺動自在に挿入された弁体22がバネ21により閉側に付勢されてなり、エンジン始動時等では該弁体22により油路10cと二次側ポート10dの間を閉じている。また、油路10aと油路10c内に収納された弁体22の背室との間には連通油路10eが連通されている。そして、エンジンの回転数が増加して、清水オイルクーラー2側の油路8aにおける油流量が増加して油路10eの圧力よりも高くなると、この油圧によりバネ力に抗して弁体22が押し付けられ、弁体22が開くように構成されている。よって、該バイパス弁20により潤滑油の圧力損失を低減することができる。また、バイパス弁20を差圧式の弁とすることで、簡単な構成で弁を構成することができるので、コストの低減化を図ることができる。さらに、この場合バイパス弁は小型化できるため、配置位置の自由度も高まる。
このように構成することにより、エンジンに掛かる負荷が低いとき、弁体22の前後の差圧はバネ力よりも小さく、バイパス弁20は閉じた状態となる。そのため、潤滑油ポンプ23より吐出される潤滑油は、清水オイルクーラー2にのみ流れて冷却される。
一方、エンジンに掛かる負荷が高いとき、清水オイルクーラー2上流側の油圧流量が増加し、弁体22の前後の差圧がバネ力より大きくなって、つまり背圧よりも大きくなって、バイバス弁20が開くこととなる。そのため、循環油ポンプ13により吐出される潤滑油は、清水オイルクーラー2に流れるとともに、海水オイルクーラー3にも流れ、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3とにより冷却される。
したがって、エンジン始動直後やアイドリング時等の低負荷時においては、潤滑油を比較的容量の小さい清水オイルクーラーのみで冷却することとなり、過冷却することなく潤滑油を比較的高温に保つことができる。よって、暖機に要する時間が短くて済み、メカニカルロスを低減できる。また、低温時には、清水オイルクーラー2で潤滑油を冷却し、高温時にはバイパス弁22を開いて、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3の両方で冷却できるようになるので、潤滑油を適当な温度に保ち易くなる。
さらに、バイパス弁20を開いて潤滑油を海水オイルクーラー3側に流すことで、清水オイルクーラー2にかかる圧力を低減できるため、圧力による清水オイルクーラー2の破損を防止することができる。
また、前記バイパス弁20は電磁バルブで構成することもできる。この場合、電磁バルブを構成するソレノイドをコントローラに接続するとともに、該コントローラに冷却ケースに付設された温度センサを接続し、温度センサにより検知した潤滑油の温度が設定温度以上になるとバイパス弁を開くように構成する。これにより、潤滑油の温度が設定温度以上となると、電磁バルブのソレノイドが作動されて、バイパス弁が開き清水オイルクーラー2にのみ流れていた潤滑油が海水オイルクーラー3にも流れるようになり、清水オイルクーラー2と海水オイルクーラー3とにより潤滑油を冷却することができるので、潤滑油の温度上昇を抑えることができる。また、潤滑油を適当な温度に維持してエンジン各部に供給できるので、燃費の向上を図ることができる。
さらに、温度センサの変わりに圧力センサをコントローラに接続し、圧力センサにより検知した潤滑油の圧力が設定圧力以上になるとバイパス弁を開くように構成することもできる。これにより、潤滑油の圧力損失を低減することができる。また、潤滑油の圧力が設定圧力以上になると電磁バルブのソレノイドが作動されて、バイパス弁を開いて海水オイルクーラー3に逃がすことができるため、多板式で構成した清水オイルクーラー2に過大な圧力が掛かるのを防止して、清水オイルクーラー2を保護することができる。
本発明の潤滑油冷却装置の構成を示す図。 潤滑油冷却装置における潤滑油経路の構成を示す図。
符号の説明
1 潤滑油冷却装置
2 清水オイルクーラー
3 海水オイルクーラー
9 オイルフィルタ
10 取付ブロック
20 バイパス弁
21 バネ
22 弁体

Claims (6)

  1. エンジン本体を冷却した冷却水を海水により冷却する清水クーラーと、潤滑油を冷却する清水オイルクーラーを備えた舶用エンジンにおいて、前記清水オイルクーラーと並列に海水オイルクーラーを設けたことを特徴とする潤滑油の冷却装置。
  2. 前記清水オイルクーラーと海水オイルクーラーへの送油経路の分岐後の、海水オイルクーラー上流側にバイパス弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の潤滑油の冷却装置。
  3. 前記バイパス弁をバネと弁体により差圧式の弁としたことを特徴とする請求項1記載の潤滑油の冷却装置。
  4. 前記バイパス弁を電磁バルブで構成し、該電磁バルブのソレノイドと温度センサをコントローラと接続し、設定温度以上になると開くようにしたことを特徴とする請求項1記載の潤滑油の冷却装置。
  5. 前記バイパス弁を電磁バルブで構成し、該電磁バルブのソレノイドと圧力センサをコントローラと接続し、設定圧力以上になると開くようにしたことを特徴とする請求項1記載の潤滑油の冷却装置。
  6. 前記バイパス弁をオイルフィルタの取付ブロックに配置したことを特徴とする請求項1記載の潤滑油の冷却装置。
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WO2023201949A1 (zh) * 2022-04-20 2023-10-26 中船动力研究院有限公司 柴油机系统

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