JP2005034791A - Harmful substance removal apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、例えば窒素酸化物、硫黄酸化物及びアンモニア等の有害物質が含まれる気体中から有害物質を除去する有害物質の除去装置に関するものである。 The present invention relates to a harmful substance removing apparatus for removing harmful substances from a gas containing harmful substances such as nitrogen oxides, sulfur oxides and ammonia.
従来、窒素酸化物を含んだトンネル排ガスを清浄化するための方法として、窒素酸化物を吸着する吸着剤にトンネル排ガスを通す方法が知られている。この方法では、吸着剤による窒素酸化物の吸着能力を向上させるために、トンネル排ガスは除湿されてから吸着塔内へ送られる。また、吸着剤に吸着された窒素酸化物は、吸着剤の再生時に真空ポンプにより吸着剤から脱離される。脱離された窒素酸化物は、燃料(還元剤)及び空気が混合された後に、燃焼器内で燃焼されて分解無害化される。 Conventionally, as a method for cleaning tunnel exhaust gas containing nitrogen oxide, a method of passing tunnel exhaust gas through an adsorbent that adsorbs nitrogen oxide is known. In this method, in order to improve the adsorption ability of nitrogen oxides by the adsorbent, the tunnel exhaust gas is dehumidified before being sent into the adsorption tower. Further, the nitrogen oxides adsorbed on the adsorbent are desorbed from the adsorbent by a vacuum pump during regeneration of the adsorbent. The desorbed nitrogen oxides are mixed with fuel (reducing agent) and air and then burned in the combustor to be detoxified.
しかしながら、従来の窒素酸化物の除去装置では、除湿のための除湿器、及び燃料を貯蔵するタンク等が用いられているので、除湿器及び燃料貯蔵タンク等の設置スペースが必要になり装置全体が大形化してしまう。 However, in the conventional nitrogen oxide removing device, a dehumidifier for dehumidification and a tank for storing fuel are used. Therefore, installation space for the dehumidifier and the fuel storage tank is required, and the entire device is reduced. It will become large.
そこでこの発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするもので、全体を小形化することができる有害物質の除去装置を得ることを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a harmful substance removal apparatus that can be downsized as a whole.
この発明に係る有害物質の除去装置は、有害物質除去処理の対象となる気体中に含まれる有害物質及び水分を吸着する吸着剤を有し、気体から有害物質を吸着除去する除去装置本体、吸着剤を加熱して有害物質及び水分を吸着剤から脱離させることにより吸着剤を再生する加熱装置、及び吸着剤から脱離された水分を液化し、有害物質の水溶液を生成する水溶液生成装置を備えている。 The harmful substance removal apparatus according to the present invention includes an adsorbent that adsorbs and removes harmful substances contained in a gas that is subject to harmful substance removal treatment, and adsorbs and removes the harmful substances from the gas. A heating device that regenerates the adsorbent by heating the agent to desorb the harmful substances and moisture from the adsorbent, and an aqueous solution generator that liquefies the moisture desorbed from the adsorbent and generates an aqueous solution of the harmful substances I have.
以上の説明から明らかなように、この発明に係る有害物質の除去装置では、有害物質及び水分が吸着された吸着剤の再生時に、吸着剤から有害物質及び水分を加熱装置により脱離させ、水溶液生成装置により、脱離された水分が液化されて有害物質の水溶液が生成されるようになっているので、従来必要であった除湿器及び燃料貯蔵タンク等を不要とすることができ、装置を簡略化することができる。これにより、装置全体を小形化することができる。 As is apparent from the above description, in the harmful substance removal apparatus according to the present invention, the harmful substance and moisture are desorbed from the adsorbent by the heating device during regeneration of the adsorbent to which the harmful substance and moisture are adsorbed, and the aqueous solution Since the desorbed water is liquefied by the generator and an aqueous solution of harmful substances is generated, the dehumidifier and the fuel storage tank, which have been necessary in the past, can be dispensed with. It can be simplified. Thereby, the whole apparatus can be reduced in size.
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
実施の形態1.
実施の形態1による有害物質の除去装置は、例えば自動車、発電所、焼却炉等から排出される窒素酸化物NOx(例えばNO、NO2等)、硫黄酸化物(例えばSO2等)及びアンモニア等の有害物質を気体中から除去して気体を清浄化するものである。また、実施の形態1の除去装置によって清浄化される気体、即ち有害物質除去処理の対象となる気体(以下、「対象ガス」という)は、例えば家屋、ビルディング、駐車場、地下駐車場、トンネル及び工場等に存在する空気である。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
The harmful substance removal apparatus according to the first embodiment includes, for example, nitrogen oxides NOx (eg, NO, NO 2, etc.), sulfur oxides (eg, SO 2 ), ammonia, etc. discharged from automobiles, power plants, incinerators, etc. The harmful substances are removed from the gas to purify the gas. Further, the gas to be cleaned by the removal apparatus of the first embodiment, that is, the gas to be subjected to the harmful substance removal process (hereinafter referred to as “target gas”) is, for example, a house, building, parking lot, underground parking lot, tunnel And air present in factories and the like.
図1は、この発明の実施の形態1による有害物質の除去装置を示す説明図である。図において、除去装置本体である吸着塔1は、ステンレス鋼製の収納容器3と、収納容器3内に収納された吸着剤2とを有している。吸着剤2は、対象ガスに含まれる水分及び有害物質を吸着するようになっている。ここでは、吸着剤2はゼオライトである。ゼオライトの結晶構造は、フォージャサイト型(Y型)となっている。ゼオライトの結晶構造中の細孔径は7.4Å以上となっている。また、ゼオライトの組成物質であるSiO2とAl2O3との比(SiO2/Al2O3比)は、10〜30の範囲内となっている。
FIG. 1 is an explanatory view showing a hazardous substance removing apparatus according to
収納容器3には、対象ガスを収納容器3内へ導くガス供給管4が接続されている。また、収納容器3には、収納容器3内の対象ガスを外部へ導くガス放出管5が接続されている。ガス放出管5には、ブロワ6が設けられている。対象ガスは、ブロワ6の作動により、ガス供給管4を通じて収納容器3内へ送られ、吸着剤2を通過した後に収納容器3内からガス放出管5を通じて外部へ放出される。対象ガス中の水分及び有害物質は、吸着剤2を通過する際に吸着剤2に吸着される。なお、ガス供給管4には、対象ガスの収納容器3内への供給経路を開閉する供給開閉バルブ7が設けられている。また、ガス放出管5の収納容器3とブロワ6との間の部分には、対象ガスの放出経路を開閉する放出開閉バルブ8が設けられている。
A gas supply pipe 4 that guides the target gas into the
収納容器3の外表面には、通電により発熱する加熱装置である吸着塔ヒータ9が設けられている。水分及び有害物質は、吸着塔ヒータ9の吸着剤2への加熱により吸着剤2から脱離される。即ち、水分及び有害物質が吸着された吸着剤2は、吸着塔ヒータ9の加熱により再生される。
An
収納容器3には、吸着剤2から脱離された水分及び有害物質が含まれる気体(以下、「再生時対象ガス」という)を収納容器3内から取り出すためのステンレス鋼製の処理排出管10が接続されている。再生時対象ガスは、処理排出管10に設けられた排気装置11の作動により収納容器3内から処理排出管10内へ送られる。処理排出管10は、下方へ突出してU字状に曲げられた曲管部12を有している。曲管部12は、収納容器3と排気装置11との間に設けられている。
The
曲管部12には、曲管部12を冷却する冷却装置13が設けられている。再生時対象ガス中の水分は、冷却装置13の冷却により曲管部12内で結露(液化)される。再生時対象ガス中の有害物質は結露により生じた水に溶解し、有害物質の水溶液が曲管部12内に生成される。なお、処理排出管10の曲管部12と収納容器3との間の部分には、再生時対象ガスの移送経路を開閉する移送開閉バルブ14が設けられている。また、実施の形態1における水溶液生成装置は、曲管部12と冷却装置13とを有している。
The
処理排出管10の収納容器3から冷却装置13までの部分には、再生時対象ガス中の水分の結露を防止するためのパイプヒータ15が設けられている。また、曲管部12には、有害物質の水溶液を取り出すための水溶液抽出管16が接続されている。水溶液抽出管16には、有害物質の水溶液の抽出経路を開閉する抽出開閉バルブ17が設けられている。
A
次に、動作について説明する。
対象ガスの通常の浄化処理時には、供給開閉バルブ7及び放出開閉バルブ8が開状態にされ、移送開閉バルブ14及び抽出開閉バルブ17が閉状態にされる。この状態でブロワ6を作動させると、対象ガスは、ガス供給管4を通じて収納容器3内へ送られ吸着剤2に通される。このとき、対象ガス中に含まれる水分及び有害物質は吸着剤2に吸着される。吸着剤2を通過した対象ガスは、ガス放出管5を通じて外部へ放出される。
Next, the operation will be described.
During the normal purification process of the target gas, the supply opening /
吸着剤2に水分及び有害物質が多量に吸着し、吸着剤2の吸着能力が低下してくると、吸着剤2を再生させるための再生処理を行う。
吸着剤2の再生処理時には、まず、供給開閉バルブ7、放出開閉バルブ8及び抽出開閉バルブ17を閉状態にし、移送開閉バルブ14を開状態にする。次に、排気装置11を作動させ、吸着塔ヒータ9により80〜130℃の温度範囲内まで吸着剤2を加熱する。この後、0.5〜6時間程度、吸着剤2の温度を80〜130℃の範囲内に維持しておく。これにより、吸着剤2に吸着された水分の一部が吸着剤2から脱離され、処理排出管10を通じて外部へ排出される(第1脱離工程)。
When a large amount of moisture and harmful substances are adsorbed on the adsorbent 2 and the adsorbing capacity of the adsorbent 2 decreases, a regeneration process for regenerating the
During the regeneration process of the
第1脱離工程後、吸着塔ヒータ9により吸着剤2をさらに加熱し、吸着剤2の温度を130〜500℃の温度範囲内まで上昇させる。このとき、冷却装置13も作動させる。この後、0.5〜6時間程度、吸着剤2の温度を130〜500℃の範囲内に維持しておく。また、処理排出管10内の収納容器3から曲管部12までの部分も、パイプヒータ15により100〜550℃の範囲内の温度に維持しておく。これにより、吸着剤2に吸着されている残りの水分及び有害物質が吸着剤2から脱離され、吸着剤2は再生される(第2脱離工程)。
After the first desorption step, the
第2脱離工程では、吸着剤2から脱離された水分及び有害物質を含む気体が排気装置11の動力により再生時対象ガスとして収納容器3内から処理排出管10内へ送られる。再生時対象ガス中の水分は、冷却装置13により冷却された曲管部12を再生時対象ガスが通過する際に、結露(液化)される。このとき、再生時対象ガス中の有害物質は、結露により生じた水に溶解される。これにより、曲管部12内には、有害物質の水溶液が生成される。曲管部12内で生成された有害物質の水溶液は曲管部12内の下部に溜まる。有害物質及び水分が有害物質の水溶液として除去された後の再生時対象ガスは、排気装置11の動力により処理排出管10を通じて外部へ排出される。
In the second desorption step, a gas containing moisture and harmful substances desorbed from the
第2脱離工程後、抽出開閉バルブ17を開状態にして、曲管部12内の下部に溜まった有害物質の水溶液を取り出し、吸着剤2の再生処理は完了する。
この後、移送開閉バルブ14及び抽出開閉バルブ17を閉状態に、供給開閉バルブ7及び放出開閉バルブ8を開状態にし、排気装置11及び冷却装置13の作動、吸着塔ヒータ9及びパイプヒータ15への通電をそれぞれ停止することにより、通常の対象ガスの浄化処理が可能になる。
After the second desorption step, the extraction open /
Thereafter, the transfer opening / closing
このような構成の有害物質の除去装置では、対象ガスの有害物質及び水分が吸着剤2に吸着され、吸着剤2の再生処理時に、吸着剤2から脱離された水分が液化されて有害物質の水溶液が生成されるようになっているので、従来必要であった除湿器及び燃料貯蔵タンク等を不要とすることができ、装置を簡略化することができる。これにより、装置全体を小形化することができる。また、対象ガス中の有害物質を水溶液として取り出すことができるので、取り出された有害物質の取り扱いを容易にすることができる。
In the hazardous substance removing apparatus having such a configuration, the harmful substance and moisture of the target gas are adsorbed by the
また、対象ガス中の有害物質が窒素酸化物NOxである場合には、曲管部12内に硝酸水溶液が生成されるので、硝酸水溶液を資源として有効に活用することができる。また、有害物質が硫黄酸化物である場合にも硫酸水溶液が曲管部12内に生成されるので、硫酸水溶液を有効活用することができる。
Further, when the harmful substance in the target gas is nitrogen oxide NOx, an aqueous nitric acid solution is generated in the
また、第2脱離工程時に処理排出管10内の収納容器3から曲管部12までの部分がパイプヒータ15により100〜550℃の範囲内の温度に維持されているので、再生時対象ガス中の水分が途中で結露することなく、またステンレス鋼製の処理排出管10の触媒作用による有害物質の不要な分解を防止して、再生時対象ガスが水溶性のNO2ガス、亜硝酸ガス及び硝酸ガス等を含んだ状態のままで、再生時対象ガスを曲管部12に到達させることができ、曲管部12内で結露された水に有害物質を効率良く溶解させることができる。
Further, since the portion from the
なお、上記の例では、曲管部12はステンレス鋼製であるが、例えば硝酸水溶液あるいは硫酸水溶液等である有害物質の水溶液によって曲管部12が浸食されないように、曲管部12をガラスあるいはフッ素樹脂で作製してもよい。また、金属製の曲管部12の内面にガラスあるいはフッ素樹脂をライニング処理(被覆)してもよい。
In the above example, the
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による有害物質の除去装置を示す説明図である。図において、収納容器3には、処理排出管21が接続されている。処理排出管21には、真空ポンプ22が設けられている。処理排出管21の収納容器3と真空ポンプ22との間の部分には、ステンレス鋼製の減圧容器23が接続されている。収納容器3内及び減圧容器23内の圧力は、真空ポンプ22の作動により減圧される。なお、処理排出管21の収納容器3と減圧容器23との間の部分には、収納容器3内の気体の移送経路を開閉する移送開閉バルブ24が設けられている。また、処理排出管21の減圧容器23と真空ポンプ22との間の部分には、収納容器3側及び減圧容器23側から真空ポンプ22側への気体の移送経路を開閉する排出開閉バルブ25が設けられている。
FIG. 2 is an explanatory view showing a harmful substance removing apparatus according to
処理排出管21の収納容器3から減圧容器23までの部分には、再生時対象ガス中の水分の結露を防止するためのパイプヒータ26が設けられている。減圧容器23の外表面は、減圧容器23内の温度が室温になるように露出されている。減圧容器23内では、再生時対象ガス中の水分が結露され、有害物質の水溶液が生成される。減圧容器23の下部には、有害物質の水溶液を抽出するための水溶液抽出管16が接続されている。水溶液抽出管16には、有害物質の水溶液の抽出経路を開閉する抽出開閉バルブ17が設けられている。なお、実施の形態2における水溶液生成装置は、減圧容器23を有している。また、他の構成は実施の形態1と同様である。
A
次に、動作について説明する。
吸着剤2の再生処理時には、まず、供給開閉バルブ7、放出開閉バルブ8及び抽出開閉バルブ17を閉状態にし、移送開閉バルブ24及び排出開閉バルブ25を開状態にする。次に、真空ポンプ22を作動させ、吸着塔ヒータ9により80〜130℃の温度範囲内まで吸着剤2を加熱し、実施の形態1と同様にして吸着剤2に吸着された水分の一部を外部へ排出する。このとき、処理排出管21内の温度をパイプヒータ26により100〜550℃の範囲内に維持する。また、収納容器3内及び減圧容器23内の圧力を真空ポンプ22により減圧する。収納容器3内の圧力は、1Torr(約133Pa)よりも低くすると水分だけでなく有害物質(窒素酸化物NOx)も吸着剤2から脱離されて外部へ排出される虞があるので、1〜250Torr(約133〜約23250Pa)の範囲内に維持しておく(第1脱離工程)。
Next, the operation will be described.
During the regeneration process of the
次に、収納容器3内及び減圧容器23内の圧力が1〜250Torrの範囲内に維持されている状態で排出開閉バルブ25を閉状態にする。この後、吸着塔ヒータ9により吸着剤2の温度が130〜500℃の温度範囲内になるまでさらに加熱する。吸着剤2の温度は、130〜500℃の範囲内で6〜12時間維持される。この加熱により、吸着剤2に吸着されている残りの水分及び有害物質が吸着剤2から脱離され吸着剤2は再生される(第2脱離工程)。
Next, the discharge opening / closing
第2脱離工程では、吸着剤2から脱離された水分及び有害物質を含む気体が収納容器3内だけでなく減圧容器23側へも再生時対象ガスとして拡散される。減圧容器23内では、再生時対象ガス中の水分が結露(液化)され、有害物質の水溶液が生成される。
In the second desorption step, the gas containing moisture and harmful substances desorbed from the
第2脱離工程後、吸着剤2の加熱を停止し、供給開閉バルブ7を開状態にして収納容器3内及び減圧容器23内の圧力を常圧に戻す。そして、抽出開閉バルブ17を開状態にすることにより減圧容器23内の下部に溜まった有害物質の水溶液を取り出す。このようにして、吸着剤2の再生処理は完了する。
この後、移送開閉バルブ24、排出開閉バルブ25及び抽出開閉バルブ17を閉状態に、供給開閉バルブ7及び放出開閉バルブ8を開状態にし、吸着塔ヒータ9及びパイプヒータ26への通電を停止してブロワ6を作動させることにより、通常の対象ガスの浄化処理が可能になる。
After the second desorption step, the heating of the
Thereafter, the transfer opening / closing
このように構成された有害物質の除去装置では、再生時対象ガス中の水分が、減圧された減圧容器23内で結露されるので、有害物質の水への溶解を妨げる再生時対象ガス中の分子の数が少なくなり、結露された水に有害物質を容易に溶解させることができる。このように、減圧された減圧容器23内で有害物質を拡散させることにより、再生時対象ガス中の有害物質の濃度を数〜数十%にまで高くすることができ、減圧容器23内に生成される有害物質の水溶液中の有害物質の濃度を高くすることができる。
In the harmful substance removal apparatus configured as described above, the moisture in the regeneration target gas is condensed in the decompressed
また、有害物質の水溶液を減圧容器23内で生成させる際に、有害物質は真空ポンプ22に接触しないので、真空ポンプ22の有害物質による浸食を防止することができる。さらに、有害物質の水溶液の生成の際に、真空ポンプ22により有害物質を誤って外部へ排出させることを防止することができる。
Further, when the aqueous solution of the harmful substance is generated in the
ここで、この発明の実施の形態2による有害物質の除去装置を用いた実験例について説明する。図3は、この発明の実施の形態2による実験に用いられた有害物質の除去装置を示す要部断面図である。図において、収納容器3内には、複数粒のフォージャサイト型の疎水性ゼオライトが吸着剤2として支持体27(フィルター)により支持されている。支持体27は、対象ガスが通過可能になっている。疎水性ゼオライトのSiO2/Al2O3比は14である。また、各粒の疎水性ゼオライトは、粘土バインダにより直径が1.6mmの円柱状に成形されている。
Here, an experimental example using the harmful substance removing apparatus according to the second embodiment of the present invention will be described. FIG. 3 is a cross-sectional view of a principal part showing a harmful substance removing apparatus used in an experiment according to
この実験例では、NO2ガスを模擬的な有害物質とし、NO2ガスの濃度が7ppmで相対湿度が70%程度である空気を模擬的な対象ガスとしている。
実験は、以下のようにして行った。まず、供給開閉バルブ7及び放出開閉バルブ8を開状態にし、移送開閉バルブ24、排出開閉バルブ25及び抽出開閉バルブ17を閉状態にした状態で、ブロワ6を作動させ、収納容器3内へ対象ガスを送った。この結果、吸着剤2には、対象ガスに含まれる約44gのNO2ガス及び約660gの水分が吸着していた。
In this experimental example, NO 2 gas is used as a simulated harmful substance, and air having a NO 2 gas concentration of 7 ppm and a relative humidity of about 70% is used as a simulated target gas.
The experiment was performed as follows. First, the supply opening /
この後、供給開閉バルブ7、放出開閉バルブ8及び抽出開閉バルブ17を閉状態に、移送開閉バルブ24及び排出開閉バルブ25を開状態にし、真空ポンプ22を作動させて収納容器3内及び減圧容器23内の圧力を30Torr(約3990Pa)まで減圧した。次に、吸着剤2の温度が130℃程度になるまで吸着剤2を吸着塔ヒータ9により加熱し、吸着剤2の温度が130℃程度である状態を6時間持続させた。これにより、吸着剤2に吸着された水分の一部が脱離された(第1脱離工程)。
Thereafter, the supply opening /
この後、収納容器3内及び減圧容器23内の圧力を30Torr程度に維持したまま排出開閉バルブ25を閉状態にし、吸着剤2の温度を吸着塔ヒータ9により450℃程度にまで上昇させた。450℃程度の温度を7時間維持したところ、収納容器3内及び減圧容器23内の圧力が80Torr(約10640Pa)にまで上昇した。この圧力上昇は、水分及びNO2ガスの吸着剤2からの脱離により再生時対象ガスが発生したことによるものである。このとき、減圧容器23内の下部の温度は、常温とほぼ同一の25℃程度であった。この温度は、再生時対象ガス中の水分が結露可能な温度である。
Thereafter, the discharge open /
この後、吸着剤2への加熱を停止し、吸着剤2を8時間自然冷却(放置)した。この間に、減圧容器23内では、結露された水にNO2ガスが溶解されて硝酸水溶液が生成される。8時間の放置後、供給開閉バルブ7を開状態にすることにより収納容器3内及び減圧容器23内を常圧にした。この後、抽出開閉バルブ17を開状態にして、減圧容器23内で生成された硝酸水溶液を取り出した。
Thereafter, heating to the
取り出された硝酸水溶液の量は340ccであった。また、硝酸水溶液中の硝酸濃度は6.5%であった。取り出された硝酸水溶液中の硝酸をNO2ガスに換算すると約22.1gとなり、吸着剤2から約半分のNO2ガスが脱離されて回収されたことになる。
The amount of the aqueous nitric acid solution taken out was 340 cc. The nitric acid concentration in the aqueous nitric acid solution was 6.5%. When the nitric acid in the extracted aqueous nitric acid solution is converted to NO 2 gas, it is about 22.1 g, and about half of the NO 2 gas is desorbed from the
なお、上記の例では、減圧容器23がステンレス鋼製となっているが、例えば硝酸水溶液あるいは硫酸水溶液等である有害物質の水溶液によって減圧容器23が浸食されないように、減圧容器23をガラスあるいはフッ素樹脂で作製してもよい。また、金属製の減圧容器23の内面にガラスあるいはフッ素樹脂をライニング処理(被覆)してもよい。
In the above example, the
また、図4に示すように、減圧容器23には、有害物質を溶解させるための水(例えば、水道水)を減圧容器23内へ補助的に供給する給水装置28を接続してもよい。この場合、給水装置28は、水溶液抽出管16を介して減圧容器23に接続される。また、給水装置28と減圧容器23との間には、給水経路を開閉する給水開閉バルブ29が設けられる。
給水装置28からの給水は、減圧容器23内の圧力が常圧よりも低い状態で行われるので、給水開閉バルブ29を開状態にするだけで、給水装置28から減圧容器23内へ自然に給水される。
In addition, as shown in FIG. 4, a
Since the water supply from the
このようにすれば、例えば対象ガス中の相対湿度が低くて、減圧容器23内で結露される水の量が有害物質を溶解するために必要な量に満たない場合でも、給水装置28により減圧容器23内へ適切な量の水を供給することができ、減圧容器23内の水が有害物質で飽和することなく、減圧容器23内の水に再生時対象ガス中の有害物質をより確実に溶解させることができる。また、給水開閉バルブ29を開状態にするだけで、給水装置28から減圧容器23内へ自然に給水されるので、給水装置28は給水のための動力を必要とせず、給水装置28を例えば貯水タンクのような簡単な構造にすることができる。
In this way, for example, even when the relative humidity in the target gas is low and the amount of water condensed in the
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3による有害物質の除去装置を示す説明図である。図において、減圧容器23の外表面には、減圧容器ヒータ31が設けられている。減圧容器23内は、減圧容器ヒータ31への通電により加熱される。減圧容器23の下部には、冷却装置32が設けられている。減圧容器23内の再生時対象ガスは、減圧容器23内の上部で減圧容器ヒータ31により加熱され、減圧容器23内の下部で冷却装置32により冷却される。なお、実施の形態3における水溶液生成装置は、減圧容器23と冷却装置32とを有している。また、他の構成は実施の形態2と同様である。
FIG. 5 is an explanatory view showing a harmful substance removing apparatus according to
次に、動作について説明する。
吸着剤2の再生処理時には、まず、実施の形態2の第1脱離工程と同様な手順により吸着剤2から水分の一部が脱離される。第1脱離工程では、減圧容器23内の温度は、減圧容器ヒータ31への通電によりパイプヒータ26とほぼ同一温度、即ち100〜550℃の範囲内に維持される。
Next, the operation will be described.
During the regeneration process of the
第1脱離工程後、減圧容器ヒータ31及びパイプヒータ26への通電を維持したまま、排出開閉バルブ25を閉状態にし、冷却装置32を作動させる。これにより、冷却装置32により冷却された減圧容器23内の下部では、再生時対象ガス中の水分が結露され、有害物質の水溶液が生成される。
この後、実施の形態2と同様にして有害物質の水溶液を取り出し、吸着剤2の再生処理が完了する。
After the first detachment step, the discharge opening / closing
Thereafter, the aqueous solution of harmful substances is taken out in the same manner as in the second embodiment, and the regeneration process of the
このような構成の有害物質の除去装置では、吸着剤2から脱離された水分を結露させるための冷却装置32が減圧容器23の下部に設けられているので、有害物質の水溶液を減圧容器23内の下部に生成させることができ、減圧容器23内の有害物質の水溶液をより確実に回収することができる。
In the harmful substance removing apparatus having such a configuration, the
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4による有害物質の除去装置を示す説明図である。図において、水溶液抽出管16には、送液ポンプ41が接続されている。送液ポンプ41には、通電により発熱する電熱器(図示せず)を有する気化装置42が接続されている。減圧容器23内から水溶液抽出管16内へ取り出された有害物質の水溶液は、送液ポンプ41の動力により気化装置42へ送られ、気化装置42の電熱器の加熱により気化される。
Embodiment 4 FIG.
FIG. 6 is an explanatory view showing a harmful substance removing apparatus according to Embodiment 4 of the present invention. In the figure, a
気化装置42には、高電圧のマイクロ波により放電プラズマを発生させる放電プラズマ室(図示せず)を有する熱プラズマ分解装置43が接続されている。熱プラズマ分解装置43には、再生時ブロワ44が接続されている。気化装置42で得られた気体は、再生時ブロワ44の作動により熱プラズマ分解装置43の放電プラズマ室内を通され、気体中の有害物質が分解無害化される。
ここで、熱プラズマ分解装置43は、放電プラズマ室内に気体を通すことにより気体中の有害物質(例えば、硝酸、NO2あるいはNO等)を分解無害化する装置であり、液体中の有害物質を分解することはできないので、有害物質の水溶液は、気化装置42により気化された後、熱プラズマ分解装置43へ送られる。
Connected to the
Here, the thermal
再生時ブロワ44には、気体中の有害物質の分解が完全でない場合に気体中に残留する有害物質を吸着するための再生時吸着塔45が接続されている。熱プラズマ分解装置43を通された気体は、再生時ブロワ44を介して再生時吸着塔45へ送り込まれる。有害物質が気体中に残留している場合には、再生時吸着塔45内で有害物質が気体中から除去される。再生時吸着塔45内の吸着剤は、定期的に収納容器23内に入れられて再生される。他の構成は実施の形態3と同様である。
The
次に、動作について説明する。
吸着剤2の再生処理時には、実施の形態3と同様にして減圧容器23内に有害物質の水溶液を生成する。この後、送液ポンプ41、気化装置42、熱プラズマ分解装置43及び再生時ブロワ44を作動させる。このとき、気化装置42内の温度は電熱器により有害物質の水溶液の沸点以上の適当な温度(有害物質の水溶液が硝酸水溶液であれば、83〜450℃の範囲内)に維持しておく。次に、抽出開閉バルブ17を開状態にする。このときの減圧容器23内の圧力状態は、減圧状態、あるいは常圧状態のどちらでもよい。
Next, the operation will be described.
When the
抽出開閉バルブ17を開状態にすることにより、有害物質の水溶液は、減圧容器23内から水溶液抽出管16及び送液ポンプ41を通じて気化装置42へ送られる。有害物質の水溶液は気化装置42内で気化される。気化装置42により生成された気体は、再生時ブロワ44の動力により熱プラズマ分解装置43へ送られる。この気体は、熱プラズマ分解装置43の放電プラズマ室内を通され、気体中の有害物質が分解無害化される。熱プラズマ分解装置43内を通された気体は、再生時吸着塔45内を通された後、外部に排出される。
By opening the extraction open /
このような構成の有害物質の除去装置では、有害物質の水溶液が気化装置42により気化され、気化装置42により得られた気体中の有害物質が熱プラズマ分解装置により分解無害化されるので、水溶液中の有害物質を分解無害化することができる。しかも、高濃度で少量の有害物質の水溶液を減圧容器23内から取り出すことができるので、気化装置42により得られる気体の体積を小さくすることができ、水溶液中の有害物質を無害化するための装置を小形にすることができる。従って、有害物質の除去装置全体を小形化することができる。
In the harmful substance removal apparatus having such a configuration, the aqueous solution of the harmful substance is vaporized by the
なお、上記の例では、気化装置42の熱源は電熱器であるが、熱プラズマ分解装置43の余剰熱を気化装置42の熱源にしてもよい。
In the above example, the heat source of the
また、上記の例では、送液ポンプ41、気化装置42、熱プラズマ分解装置43、再生時ブロワ44及び再生時吸着塔45を有する水溶液中の有害物質を無害化するための装置は実施の形態3による有害物質の除去装置に適用されているが、実施の形態1あるいは実施の形態2による有害物質の除去装置にこのような装置を適用してもよい。
In the above example, the apparatus for detoxifying harmful substances in the aqueous solution having the
実施の形態5.
図7は、この発明の実施の形態5による有害物質の除去装置を示す説明図である。図において、水溶液抽出管16に接続された送液ポンプ41には、有害物質の水溶液を霧状体とするネブライザ(噴霧器)51が接続されている。ネブライザ51には、アルゴン、ネオンあるいはヘリウム等の希ガスをネブライザ51へ供給する希ガス供給装置52が接続されている。希ガスは、有害物質の水溶液を霧状体とするための搬送ガスとして用いられる。送液ポンプ41によりネブライザ51へ送られた有害物質の水溶液は、ネブライザ51内で希ガスにより霧状体とされる。
FIG. 7 is an explanatory view showing a harmful substance removing apparatus according to
ネブライザ51には、熱プラズマ分解装置43が接続されている。熱プラズマ分解装置43には、再生時吸着塔45が接続されている。ネブライザ51により霧状化された霧状体は、熱プラズマ分解装置43で霧状体中の有害物質が分解無害化された後、再生時吸着塔45へ送られる。霧状体は、有害物質が霧状体中に残留している場合には、再生時吸着塔45内で有害物質が除去された後、外部へ排出される。他の構成は実施の形態3と同様である。
A thermal
このような構成の有害物質の除去装置では、ネブライザ51により有害物質の水溶液が霧状体とされ、熱プラズマ分解装置43により霧状体中の有害物質が分解無害化されるようになっているので、水溶液中の有害物質を分解無害化することができる。しかも、高濃度で少量の有害物質の水溶液を減圧容器23内から取り出すことができるので、ネブライザ51により得られる霧状体の体積を小さくすることができ、水溶液中の有害物質を無害化するための装置を小形にすることができる。従って、有害物質の除去装置全体を小形化することができる。
In the harmful substance removal apparatus having such a configuration, the aqueous solution of the harmful substance is made into a mist by the
なお、上記の例では、ネブライザ51の搬送ガスとして希ガスが用いられているが、有害物質を還元する還元ガス(例えばメタン等の炭化水素系ガス)を搬送ガスとして用いてもよい。また、希ガスと還元ガスとを混合して得られたガスを搬送ガスとして用いてもよい。還元ガスを含んだガスを搬送ガスとして用いた場合、熱プラズマ分解装置43内において、特に窒素酸化物NOxを分解無害化しやすくすることができる。
In the above example, a rare gas is used as the carrier gas of the
また、上記の例では、送液ポンプ41、ネブライザ51、希ガス供給装置52、熱プラズマ分解装置43及び再生時吸着塔45を有する水溶液中の有害物質を無害化するための装置は実施の形態3による有害物質の除去装置に適用されているが、実施の形態1あるいは実施の形態2による有害物質の除去装置にこのような装置を適用してもよい。
In the above example, the apparatus for detoxifying harmful substances in the aqueous solution having the
また、各上記実施の形態では、吸着剤2はゼオライトとなっているが、例えば多孔質アルミナあるいは活性炭を吸着剤2として用いてもよい。
Further, in each of the above embodiments, the
また、各上記実施の形態では、ゼオライトの結晶構造がフォージャサイト型となっているが、モルデナイト型あるいはMFI型であってもよい。
ここで、同一結晶構造の型のゼオライトでは、SiO2/Al2O3比が小さいほど水分を多く吸着する。即ち、一般的に、SiO2/Al2O3比が1〜2のゼオライトは、水分を多く吸着する親水性ゼオライトである。親水性ゼオライトは、水分の吸着剤2への吸着により有害物質の吸着剤2への吸着が阻害されやすく、対象ガスの浄化処理能力が低下しやすい。従って、対象ガスの浄化処理能力を大幅に低下させることなく、曲管部12内あるいは減圧容器23内に結露された水に吸着剤2から脱離された有害物質を効率良く溶解させるために、SiO2/Al2O3比が5〜2000の範囲内に設定された疎水性ゼオライトを吸着剤2に用いるとよい。SiO2/Al2O3比の設定比は、フォージャサイト型のゼオライトの場合で10〜30の範囲内、MFI型のゼオライトの場合で40〜300の範囲内とするのが好ましい。
In each of the above embodiments, the crystal structure of zeolite is a faujasite type, but it may be a mordenite type or an MFI type.
Here, the zeolite having the same crystal structure adsorbs more moisture as the SiO 2 / Al 2 O 3 ratio is smaller. That is, in general, zeolite having a SiO 2 / Al 2 O 3 ratio of 1 to 2 is a hydrophilic zeolite that adsorbs a large amount of moisture. Hydrophilic zeolite is likely to inhibit the adsorption of harmful substances to the
また、各上記実施の形態では、収納容器3はステンレス鋼製であるが、水分及び有害物質による腐食をさらに防止するためのガラスライニングを収納容器3の内面に施してもよい。
In each of the above embodiments, the
また、各上記実施の形態では、第2脱離工程の吸着剤2の温度が130〜500℃の範囲内に維持されているが、130〜500℃の範囲内に限らず吸着剤2から有害物質及び水分が脱離される温度(例えば100〜700℃の範囲内)であればよい。有害物質が硫黄酸化物SO2である場合には600〜700℃の範囲内とし、有害物質が窒素酸化物NOxである場合には450〜500℃の範囲内とすると、吸着剤2に吸着された有害物質をさらに効果的に脱離させることができる。
In each of the above embodiments, the temperature of the adsorbent 2 in the second desorption step is maintained within the range of 130 to 500 ° C., but is not limited to the range of 130 to 500 ° C. and is harmful from the
また、各上記実施の形態では、空気が対象ガスとされているが、空気に限定されず、特定の気体、例えば自動車の排出ガス等を対象ガスとしてもよい。 Moreover, in each said embodiment, although air is made into object gas, it is not limited to air, It is good also considering specific gas, for example, exhaust gas of a motor vehicle, etc. as object gas.
1 吸着塔(除去装置本体)、2 吸着剤、9 吸着塔ヒータ(加熱装置)、12 曲管部(水溶液生成装置)、13 冷却装置(水溶液生成装置)、23 減圧容器(水溶液生成装置)、32 冷却装置(水溶液生成装置)、42 気化装置、43 熱プラズマ分解装置、51 ネブライザ(噴霧器)。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
上記吸着剤を加熱して上記有害物質及び上記水分を上記吸着剤から脱離させることにより上記吸着剤を再生する加熱装置、及び
上記吸着剤から脱離された上記水分を液化し、上記有害物質の水溶液を生成する水溶液生成装置
を備えていることを特徴とする有害物質の除去装置。 A removal apparatus main body having an adsorbent that adsorbs harmful substances and moisture contained in a gas to be subjected to harmful substance removal treatment, and adsorbs and removes the harmful substances from the gas,
A heating device for regenerating the adsorbent by heating the adsorbent to desorb the harmful substances and moisture from the adsorbent, and liquefying the moisture desorbed from the adsorbent, An apparatus for removing harmful substances, comprising an aqueous solution generator for generating an aqueous solution of
上記水分は、減圧された上記減圧容器内で結露されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の有害物質の除去装置。 The aqueous solution generation device has a decompression container in which the harmful substances and the moisture respectively desorbed from the adsorbent are stored,
The harmful substance removing apparatus according to claim 1, wherein the moisture is condensed in the decompressed decompression container.
上記気化装置により得られた気体中の上記有害物質を熱プラズマにより無害化する熱プラズマ分解装置
をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の有害物質の除去装置。 A vaporizer for vaporizing the aqueous solution of the harmful substance, and a thermal plasma decomposition apparatus for detoxifying the harmful substance in the gas obtained by the vaporizer with thermal plasma. The harmful substance removal apparatus according to claim 4.
上記霧状体中の上記有害物質を熱プラズマにより分解する熱プラズマ分解装置
をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の有害物質の除去装置。 A sprayer that uses the aqueous solution of the harmful substance as a mist with at least one of a rare gas and a reducing gas, and a thermal plasma decomposition apparatus that decomposes the toxic substance in the mist with thermal plasma. The harmful substance removing apparatus according to claim 1, wherein:
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JP2013123669A (en) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Daifuku Co Ltd | Concentration recovery method for concentration recovery object component in treated gas or moisture in treated gas, and concentration recovery apparatus for concentration recovery object component in treated gas or moisture in treated gas using the same |
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