JP2005034295A

JP2005034295A - Golf club head

Info

Publication number: JP2005034295A
Application number: JP2003199047A
Authority: JP
Inventors: Minoru Yoneyama; 稔米山
Original assignee: Yonex KK
Current assignee: Yonex KK
Priority date: 2003-07-18
Filing date: 2003-07-18
Publication date: 2005-02-10

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a golf club head in which a crown member made of a resin increases a carry of a golf ball by increasing the repulsive force of the face portion. <P>SOLUTION: The golf club head is a hollow one made by providing a face portion 20 made of a high repulsion light metal in a front portion, and forming a side peripheral wall 4 continuously contacting the face portion of the light metal. A concave notch portion 5, the lower portion of which is curved from the upper end, the width (d) of the upper end of the concave notch portion is 55% to 80% of the width (D) of the upper end in the center of the side peripheral wall, the top face of the side peripheral wall is covered with the crown portion 31 of the crown member 30 formed of a resin reinforced with a fiber such as a carbon fiber. The concave notch portion 5 is covered with the rear bent portion 32 of the crown member, as the front edge of the crown portion 31 is joined in the position near the rear of the upper edge of the face portion 20. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッド本体の前面部にチタン合金などの軽量金属からなるフェース面部を設けてなる中空のゴルフクラブヘッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のドライバーまたはウッド用のゴルフクラブヘッドは、フェース面部、側周壁、ソール部を軽量金属であるチタン合金等のメタル材料から形成し、この側周壁で画成される上面開口部を透明な軽量樹脂などのプレートで被覆してなる中空のゴルフクラブヘッドが公知となっている。
【０００３】
このようなゴルフクラブヘッドは低重心構造によりボールの打ち出し角を高くし、ゴルフボールの飛距離を伸ばすことができるとされている。
【０００４】
【特許文献】特開平５−３１７４６５公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のゴルフクラブヘッドでは、メタル材料で形成された側周壁の上面開口部を透明な軽量樹脂などのプレートで単に被覆しているだけであるから、クラブヘッドの低重心化に寄与することはできるが、透明な軽量樹脂からなるプレートはフェース面部の反発力を強化することには寄与できず、飛距離の点で満足がいくものではなかった。
【０００６】
本発明は上記のような問題点に鑑み、その目的は、樹脂製のクラウン部材がフェース面部の反発力を高めてゴルフボールの飛距離を伸ばすことができるゴルフクラブヘッドを提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明では、前面部に高反発性の軽量金属からなるフェース面部を設け、該フェース面部に連接する側周壁を軽量金属から形成してなる中空のゴルフクラブヘッドにおいて、該側周壁の背面中央部を上端から下方部が湾曲した凹状に切欠し、この凹状切欠部の上端の横幅（ｄ）を該側周壁の中央部における上端の横幅（Ｄ）の５５％〜８０％とし、カーボン繊維等の繊維強化樹脂から形成してなるクラウン部材のクラウン部で該側周壁の上面を被覆すると共に該クラウン部材の背面ベント部で該凹状切欠部を被覆し、該クラウン部の前端縁を該フェース面部の上端縁後方に近接した位置にて接合してなるのである。
【０００８】
このゴルフクラブヘッドによりゴルフボールを打撃すると、フェース面板が後方に撓み、この撓みがフェース面部の上端縁後方に近接した位置に接合されたクラウン部から背面ベント部にも伝達される。一方、クラウン部は側壁本体の上面を被覆し、また背面ベント部は凹状切欠部を被覆しているため、クラウン部材はクラウン部と背面ベント部の境界部近傍を中心に外方（後方）に微視的に見ると膨出するように撓み変形し、この撓み変形が復元するときの反発力とフェース面板の反発力とが相俟ってボールに高反発力を加えボールの飛距離を伸ばすことができる。
【０００９】
本発明では特に、前記凹状切欠部は、その上端の横幅（ｄ）が前記側周壁の中央部における上端の横幅（Ｄ）の５５％〜８０％と広幅に切欠形成されているので、ゴルフボールの打球時に撓み変形するクラウン部と背面ベント部の境界部近傍は広幅となって、撓み変形量を大きくすることができるから、ボールに対する反発力は大きくなる。
【００１０】
好ましくは、本発明では、前記凹状切欠部の上端の横幅（ｄ）部分より下方に存在する前記凹状切欠部の面積は該凹状切欠部より下方に存在する前記側周壁の金属部分の面積の３０％〜６０％の範囲内とすることで、これにより凹状切欠部内に存在するクラウン部材の背面ベント部の面積が大きくなるので、ゴルフボールの打球時に撓み変形するクラウン部と背面ベント部の境界部近傍を撓みやすくして、撓み変形量を大きくすることができるから、ボールに対する反発力は大きくなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適な実施例について、添付の図面を参照にして説明する。図１乃至図５は本発明の第１の好適な実施形態に係るゴルフクラブヘッドを示している。このゴルフクラブヘッドは図１から明らかなように側壁本体部１とフェース面板２０とカーボン繊維強化樹脂からなるクラウン部材３０とからなっている。
【００１２】
側壁本体部１は軽量金属であるチタン合金の鋳造または鍛造によって形成され、その前端壁２の中央部には開口部３が形成されている。側壁本体部１のトー側から背面部を経てヒール側に至る側周壁４は、ソール側に向けて縮径した斜面によって連続して形成される一方、その背面部には後述するような凹状切欠部５が形成されている。側周壁の下端部にはソールプレート６取り付けられている。側周壁の上記凹状切欠部５を除く他の部分の上端部には鍔部が形成され、トー側の鍔部４ａとヒール側の鍔部４ｂは細幅に形成されている。一方、前端壁２の上面にも水平方向後方に延出する広幅な鍔部２ａが形成されている。そして、ヒール側の鍔部４ｂと前端壁の鍔部２ａとの交差部分にはホーゼル用筒部７形成されている。
【００１３】
前端壁２の広幅の鍔部２ａには横方向に等間隔で５個の平面円形の透孔８が穿設されている。各透孔８には未硬化の熱硬化性樹脂を含浸したカーボン繊維束９が挿通されて図２に示すように背面側に向けてＵ字状に折り曲げられている。
【００１４】
上記凹状切欠部５は側周壁４の背面中央部を上端から下方に向けて湾曲した凹状に切欠して形成したもので、凹状切欠部５を画成する側周壁の端面には図３に示すように凹溝１０が形成されている。その凹状切欠部５の上端の横幅（ｄ）は側周壁４の中央部における上端の横幅（Ｄ）の約６５％となっている。そしてまた、凹状切欠部５の上端の横幅部分（ｄ）より下方の切欠部分の面積は、それより下方に存在する前記側周壁４の金属部分４ａの面積の約４５％となっている。
【００１５】
フェース面板２０は側壁本体とは異なる組成の高反発力を有するチタン合金から鍛造によって形成され、側壁本体１の前端壁２の開口部３に嵌着され、両者の周縁部が接着または溶接によって一体化されている。
【００１６】
クラウン部材３０は側壁本体部１の上面を覆うクラウン部３１と側壁本体１の後背面の凹状切欠部５を覆う背面ベント部３２とから一体的に形成され、クラウン部３１と背面ベント部３２との間は鋭角的に湾曲されている。
【００１７】
このクラウン部材３０は側壁本体部１の上端開口部及び凹状切欠部５を充分に覆うことができるように、好ましくは熱硬化成樹脂を含浸したカーボン繊維を織成したシート（プレプリグ）を複数層、好ましくは６〜８層、積層して形成される。そして、上記被覆にあたっては、この積層シートの半分を鍔部４ａ、４ｂ、２ａの内面に配設し、他の半分の積層シートをその外面に配設する。そして、凹状切欠部５においてはその背面ベント部３２の下端周縁部を凹状切欠部５の上端面に形成した凹溝１０内に挿入する。そして、これらをヘッド本体を形成する加圧金型内で硬化する。この金型内での加熱硬化の時に前端壁２の上面の広幅な鍔部２ａにおいては上記積層シートの上層及び下層が透孔内８内に挿通されたカーボン繊維束９と熱硬化性樹脂を介して一体化されて広幅な鍔部２ａに密着され、またクラウン部材３０の背面ベント部３２の下端部は凹状切欠部５の溝１０内に図５に示すように嵌合して一体化するので、成形後のクラウン部材３０と側壁本体１との接合は極めて強固で一体的なものとなる。
【００１８】
上記のように形成されたヘッド本体のホーゼル用筒部７にシャフトを挿入しその下端をソール部６の内面と溶接することによって内部を中空とした体積３００ｃｃ以上のゴルフクラブヘッドが形成される。
【００１９】
以上のような本発明のゴルフクラブヘッドにおいては、ゴルフボールを打撃したときのフェース面板２０の撓みがクラウン部材３０のクラウン部３１及び背面ベント部３２にも伝達される。一方、クラウン部材３０のクラウン部は側壁本体１の鍔部２ａ、４ａ、４ｂに強固に固着され、また背面ベント部は凹状切欠部５の凹溝１０内に嵌合して強固に固着されているため、クラウン部材３０はクラウン部３１と背面ベント部３２の境界部近傍を中心に外方（後方）に微視的に見ると膨出するように撓み変形し、この撓み変形が復元するときの反発力とフェース面板の反発力とが相俟ってボールに高反発力を加えボールの飛距離を伸ばすことができる。
【００２０】
また、カーボン繊維の比重はチタンの比重の約１／３であるから、従来使用していたクラウン部及び側壁の一部をチタンからカーボン繊維強化部材３０に変えることによってゴルフクラブ全体を低比重設計のゴルフクラブとすることができ、ボールの打ち出し角度が高く、低スピンとなり、ボールが吹き挙がることがなく飛ぶようになる。
【００２１】
以下に本発明のゴルフクラブヘッドと従来のゴルフクラブヘッドとのゴルフロボットによるテスト結果を表１に示す。
表１において従来品１は上記実施態様のゴルフクラブにおいてクラウン部材３０を取り除いたゴルフクラブヘッド、従来品２は本発明のクラウン部材３０の代わりに側壁部全体及びクラウン部を従来のチタン合金の鍛造で形成したゴルフクラブヘッドである。
【００２２】
【表１】

【００２３】
以上の結果から、本発明品は従来品に比べてボール初速、打ち出し角が大きく、スピン量が少なくて吹き上げることがなく、飛距離もキャリーで大きく伸びた。
【００２４】
尚、上記の実施形態ではｄ／Ｄの比率を約６５％としたが、この比率は５５％〜８０％の範囲内で変更可能である。この比率が５５％未満ではクラウン部材３０のクラウン部３１と背面ベント部３２の境界部近傍の撓み変形量を大きくすることができず、クラウン部材３０の反発力が弱くゴルフボールの飛距離の増加があまり望めない。また、この比率が８０％を超えるとヘッド本体の強度低下の問題が生じる。
【００２５】
また、上記の実施形態では、凹状切欠部５の上端の横幅部分（ｄ）より下方の切欠部５の面積は、それより下方に存在する前記側周壁４の金属部分４ａの面積の約４５％となっているが、この比率は３０％〜６０％の範囲内で変更することができる。この比率が３０％未満だとクラウン部材３０のクラウン部３１と背面ベント部３２の境界部近傍の撓み変形量を大きくすることができず、反発力が弱くゴルフボールの飛距離の増加があまり望めない。また、この比率が６０％を超えると、ヘッド本体の強度低下の問題が生じる。
【００２６】
図６は本発明の第２に実施態様に係るゴルフクラブヘッドの側壁本体１ａのみを示し、クラウン部材およびフェース面板は第１実施形態と同様なので省略した。この第２実施態様では、第１実施形態で側壁本体の前端壁２の上面の鍔部２ａに形成した透孔８の代わりに上下に貫通するスリット１２を形成し、このスリット１２内に前記カーボン繊維帯片１３を挿入して図２の場合と同様にＵ字形に折り曲げ、クラウン部材３０の前端部が前記鍔部２ａを上下から挾み付けるように取り付けられる際に、クラウン部材３０がその補強繊維帯片１３によって鍔部２ａを挾んで一体化される。この第２実施形態の方が第１実施形態の場合よりも補強繊維帯片１３とクラウン部材３０との接触面積が大きくなるので、クラウン部材３０と側壁本体１との接合が更に一層強化される。
【００２７】
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、例えば補強繊維としてはカーボン以外にガラス繊維、アラミド繊維等を使用することができる。
【００２８】
また、クラウン部材を除くヘッド本体の金属部分は種々に分割して形成可能であり、例えばヘッド本体の金属部分のうち鍔部２ａを含む前端壁２側をその他の側壁本体部分と垂直断面によって２分割とし、前端壁側はその他の側壁本体とは異なる高反発性を有する金属材料からフェース面板と一体的に形成してもよい。
【００２９】
【発明の効果】
以上のように本発明のゴルフクラブヘッドではゴルフボールを打撃すると、フェース面板が後方に撓み、この撓みがフェース面部の上端縁後方に近接した位置に接合されたクラウン部から背面ベント部にも伝達され、クラウン部材はクラウン部と背面ベント部の境界部近傍を中心に外方（後方）に微視的に見ると膨出するように撓み変形し、この撓み変形が復元するときの反発力とフェース面板の反発力とが相俟ってボールに高反発力を加えボールの飛距離を伸ばすことができる。
【００３０】
また、前記凹状切欠部は、その上端の横幅（ｄ）が前記側周壁の中央部における上端の横幅（Ｄ）の５５％〜８０％と広幅に切欠形成されているので、ゴルフボールの打球時に撓み変形するクラウン部と背面ベント部の境界部近傍は広幅となって、撓み変形量を大きくすることができるから、ボールに対する反発力は大きくなる。
【００３１】
また、カーボン繊維等からなるクラウン部材の比重はチタンの比重より小さいから、ゴルフクラブヘッド全体を低比重設計とすることができ、ボールの打ち出し角度が高く、低スピンとなり、ボールが吹き上がることがなく飛ぶようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態に係るゴルフクラブヘッドを分解して示す平面図。
【図２】図１のＩＩ―ＩＩ線に沿った断面図。
【図３】本発明の第１の実施形態に係るゴルフクラブヘッドのクラウン部材を分解した状態で示す背面図。
【図４】本発明の第１の実施形態に係るゴルフクラブヘッドのクラウン部材を取り付けた状態における背面図。
【図５】本発明の第１の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの凹状切欠部の端縁部の部分断面図。
【図６】本発明の第２の実施形態に係るゴルフクラブヘッドの側壁本体を示す平面図。
【符号の説明】
１側壁本体部
２前端壁
２ａ鍔部
３開口部
４側周壁
４ａ、４ｂ鍔部
５凹状切欠部
６ソールプレート
２０フェース面板
３０クラウン部材
３１クラウン部
３２背面ベント部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hollow golf club head in which a face surface portion made of a lightweight metal such as a titanium alloy is provided on a front surface portion of a head body.
[0002]
[Prior art]
Conventional driver or wood golf club heads are made of a metal material such as a titanium alloy, which is a lightweight metal, with a face surface portion, a side peripheral wall, and a sole portion, and a transparent and lightweight upper surface opening defined by the side peripheral wall. Hollow golf club heads that are covered with a plate made of resin or the like are known.
[0003]
Such a golf club head is said to be capable of increasing the launch angle of the ball and extending the flight distance of the golf ball by a low center of gravity structure.
[0004]
[Patent Document] JP-A-5-317465
[Problems to be solved by the invention]
However, in this conventional golf club head, the upper surface opening of the side wall formed of a metal material is simply covered with a plate such as a transparent lightweight resin, which contributes to lowering the center of gravity of the club head. However, a plate made of a transparent lightweight resin could not contribute to enhancing the repulsive force of the face surface portion, and was not satisfactory in terms of flight distance.
[0006]
In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a golf club head in which a resin crown member can enhance the repulsive force of a face surface portion and extend the flight distance of a golf ball.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a hollow golf club head in which a face surface portion made of a light metal having high resilience is provided on a front surface portion, and a side peripheral wall connected to the face surface portion is formed from a light metal. The rear central portion of the side peripheral wall is cut into a concave shape with the lower portion curved from the upper end, and the lateral width (d) of the upper end of the concave notch is 55% to the lateral width (D) of the upper end of the central portion of the side peripheral wall. 80%, and the crown part of the crown member formed of fiber reinforced resin such as carbon fiber covers the upper surface of the side peripheral wall, and the concave notch part is covered with the back vent part of the crown member, Are joined at a position close to the rear of the upper edge of the face surface portion.
[0008]
When a golf ball is struck by this golf club head, the face face plate is deflected rearward, and this bend is transmitted to the rear vent part from the crown part joined at a position close to the rear of the upper edge of the face part. On the other hand, the crown portion covers the upper surface of the side wall body and the back vent portion covers the concave notch, so that the crown member is outward (rear) centering around the boundary between the crown portion and the back vent portion. Microscopically, it bends and deforms so that it bulges, and the repulsive force when this deformation is restored and the repulsive force of the face face plate combine to add a high repulsive force to the ball and extend the flight distance of the ball. be able to.
[0009]
In the present invention, in particular, the concave notch is formed so as to have a wide notch with a width (d) of the upper end of 55% to 80% of the width (D) of the upper end at the center of the side peripheral wall. Since the vicinity of the boundary between the crown portion and the rear vent portion that is bent and deformed at the time of hitting the ball is wide and the amount of bending deformation can be increased, the repulsive force against the ball is increased.
[0010]
Preferably, in the present invention, the area of the concave notch existing below the width (d) portion of the upper end of the concave notch is 30 times the area of the metal portion of the side peripheral wall present below the concave notch. Since the area of the back vent part of the crown member existing in the concave notch is increased by the range of% to 60%, the boundary part between the crown part and the back vent part that is bent and deformed when the golf ball is hit Since the vicinity can be easily bent and the amount of bending deformation can be increased, the repulsive force against the ball is increased.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. 1 to 5 show a golf club head according to a first preferred embodiment of the present invention. As is apparent from FIG. 1, the golf club head is composed of a side wall main body 1, a face face plate 20, and a crown member 30 made of carbon fiber reinforced resin.
[0012]
The side wall main body 1 is formed by casting or forging a titanium alloy, which is a lightweight metal, and an opening 3 is formed at the center of the front end wall 2 thereof. The side peripheral wall 4 extending from the toe side of the side wall main body 1 to the heel side through the back side is continuously formed by an inclined surface having a diameter reduced toward the sole side, and a concave notch as described later is formed on the back side. Part 5 is formed. A sole plate 6 is attached to the lower end of the side peripheral wall. A flange portion is formed at the upper end portion of the side peripheral wall other than the concave cutout portion 5, and the toe side flange portion 4a and the heel side flange portion 4b are formed narrow. On the other hand, a wide flange 2a extending rearward in the horizontal direction is also formed on the upper surface of the front end wall 2. A hosel cylinder portion 7 is formed at the intersection of the heel side flange portion 4b and the front end wall flange portion 2a.
[0013]
Five flat circular through holes 8 are formed in the wide flange portion 2a of the front end wall 2 at equal intervals in the lateral direction. A carbon fiber bundle 9 impregnated with an uncured thermosetting resin is inserted into each through hole 8 and is bent in a U shape toward the back side as shown in FIG.
[0014]
The concave notch 5 is formed by cutting the center of the back surface of the side peripheral wall 4 into a concave shape curved downward from the upper end, and the end surface of the side peripheral wall defining the concave notch 5 is shown in FIG. A concave groove 10 is formed as described above. The lateral width (d) of the upper end of the concave notch 5 is about 65% of the lateral width (D) of the upper end at the center of the side peripheral wall 4. And the area of the notch part below the width part (d) of the upper end of the concave notch part 5 is about 45% of the area of the metal part 4a of the said side peripheral wall 4 which exists below it.
[0015]
The face face plate 20 is formed by forging from a titanium alloy having a high repulsive force with a composition different from that of the side wall main body, and is fitted into the opening 3 of the front end wall 2 of the side wall main body 1, and the peripheral portions of both are integrally bonded or welded. It has become.
[0016]
The crown member 30 is integrally formed from a crown portion 31 that covers the upper surface of the side wall main body portion 1 and a back vent portion 32 that covers the concave notch portion 5 on the rear and rear surface of the side wall main body 1. Between, it is curved acutely.
[0017]
The crown member 30 preferably has a plurality of layers (sheets of prepreg) woven with carbon fibers impregnated with thermosetting resin so that the upper end opening of the side wall main body 1 and the concave notch 5 can be sufficiently covered. Preferably, 6 to 8 layers are laminated. And in the said coating | covering, half of this laminated sheet is arrange | positioned on the inner surface of the

collar parts

4a, 4b, 2a, and the other half laminated sheet is arrange | positioned on the outer surface. And in the concave notch part 5, the lower-end peripheral part of the back surface vent part 32 is inserted in the concave groove 10 formed in the upper end surface of the concave notch part 5. FIG. These are then cured in a pressure mold that forms the head body. In the wide flange portion 2a on the upper surface of the front end wall 2 at the time of heat curing in the mold, the upper and lower layers of the laminated sheet are inserted with the carbon fiber bundle 9 and the thermosetting resin. And the lower end portion of the back vent portion 32 of the crown member 30 is fitted and integrated into the groove 10 of the concave notch portion 5 as shown in FIG. Therefore, the joint between the molded crown member 30 and the side wall body 1 is extremely strong and integral.
[0018]
A golf club head having a volume of 300 cc or more with a hollow interior is formed by inserting a shaft into the hosel cylinder portion 7 of the head body formed as described above and welding the lower end thereof to the inner surface of the sole portion 6.
[0019]
In the golf club head of the present invention as described above, the deflection of the face face plate 20 when the golf ball is hit is also transmitted to the crown portion 31 and the back vent portion 32 of the crown member 30. On the other hand, the crown portion of the crown member 30 is firmly fixed to the

flange portions

2a, 4a, 4b of the side wall body 1, and the back vent portion is firmly fixed by being fitted into the concave groove 10 of the concave notch portion 5. Therefore, the crown member 30 is bent and deformed so as to bulge out when viewed microscopically outward (rearward) around the boundary between the crown portion 31 and the back vent portion 32, and when this bending deformation is restored. The repulsive force of the face and the repulsive force of the face face plate can add a high repulsive force to the ball and extend the flight distance of the ball.
[0020]
The specific gravity of the carbon fiber is about 1/3 of the specific gravity of titanium. Therefore, the golf club as a whole is designed to have a low specific gravity by changing some of the conventionally used crown and side walls from titanium to the carbon fiber reinforced member 30. The golf club has a high ball launch angle, a low spin, and the ball will fly without blowing up.
[0021]
Table 1 shows test results of golf club heads of the present invention and conventional golf club heads using golf robots.
In Table 1, the conventional product 1 is a golf club head from which the crown member 30 is removed from the golf club of the above embodiment, and the conventional product 2 is a forging of a conventional titanium alloy with the entire side wall portion and crown portion instead of the crown member 30 of the present invention. Is a golf club head formed by
[0022]
[Table 1]

[0023]
From the above results, the product according to the present invention had a larger initial ball velocity and launch angle than the conventional product, and the spin rate was small and the ball was not blown up.
[0024]
In the above embodiment, the ratio of d / D is about 65%, but this ratio can be changed within the range of 55% to 80%. If this ratio is less than 55%, the amount of bending deformation in the vicinity of the boundary between the crown portion 31 and the back vent portion 32 of the crown member 30 cannot be increased, and the repulsive force of the crown member 30 is weak and the flight distance of the golf ball is increased. I can't expect much. On the other hand, if this ratio exceeds 80%, there is a problem that the strength of the head body is lowered.
[0025]
Further, in the above embodiment, the area of the notch 5 below the lateral width portion (d) at the upper end of the concave notch 5 is about 45% of the area of the metal portion 4a of the side peripheral wall 4 existing below it. However, this ratio can be changed within a range of 30% to 60%. If this ratio is less than 30%, the amount of bending deformation in the vicinity of the boundary portion between the crown portion 31 and the back vent portion 32 of the crown member 30 cannot be increased, and the repulsive force is weak and the flying distance of the golf ball can be expected to be increased. Absent. On the other hand, if this ratio exceeds 60%, there is a problem that the strength of the head body is lowered.
[0026]
FIG. 6 shows only the side wall body 1a of the golf club head according to the second embodiment of the present invention, and the crown member and the face face plate are omitted because they are the same as those in the first embodiment. In this second embodiment, a slit 12 penetrating vertically is formed instead of the through-hole 8 formed in the flange portion 2a on the upper surface of the front end wall 2 of the side wall body in the first embodiment, and the carbon When the fiber strip 13 is inserted and bent into a U-shape as in FIG. 2, the crown member 30 is reinforced when the front end portion of the crown member 30 is attached so as to hold the flange portion 2a from above and below. The fiber strip 13 is integrated with the collar 2a sandwiched. Since the contact area between the reinforcing fiber strip 13 and the crown member 30 is larger in the second embodiment than in the first embodiment, the bonding between the crown member 30 and the side wall body 1 is further strengthened. .
[0027]
The present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, glass fibers, aramid fibers, or the like can be used as the reinforcing fibers in addition to carbon.
[0028]
Further, the metal portion of the head main body excluding the crown member can be formed by being divided in various ways. For example, the front end wall 2 side including the flange portion 2a of the metal portion of the head main body is separated from the other side wall main body portions by a vertical cross section. The front end wall may be formed integrally with the face face plate from a metal material having high resilience different from that of the other side wall main bodies.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, in the golf club head of the present invention, when a golf ball is hit, the face face plate bends backward, and this bend is transmitted to the back vent part from the crown part joined to the position close to the rear of the upper end edge of the face face part. The crown member bends and deforms so as to bulge out when viewed microscopically outward (rearward) around the boundary between the crown portion and the back vent portion, and the repulsive force when the deformation is restored. Combined with the repulsive force of the face face plate, a high repulsive force can be applied to the ball to extend the flight distance of the ball.
[0030]
In addition, the concave notch portion is formed with a wide notch at 55% to 80% of the upper end width (D) at the upper end width (D) at the center of the side wall. Since the vicinity of the boundary between the crown portion and the back vent portion that is flexibly deformed is wide and the amount of flexure deformation can be increased, the repulsive force against the ball is increased.
[0031]
In addition, since the specific gravity of the crown member made of carbon fiber or the like is smaller than that of titanium, the entire golf club head can be designed to have a low specific gravity, the ball launch angle is high, the spin is low, and the ball is blown up. It will fly without.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded plan view showing a golf club head according to a first embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a rear view showing the golf club head crown member according to the first embodiment of the present invention in an exploded state.
FIG. 4 is a rear view of the golf club head according to the first embodiment of the present invention with a crown member attached.
FIG. 5 is a partial cross-sectional view of the edge portion of the concave notch portion of the golf club head according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing a side wall body of a golf club head according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Side wall main-body part 2 Front end wall 2a Eave part 3 Opening part 4 Side

peripheral wall

4a, 4b Eave part 5 Recessed notch part 6 Sole plate 20 Face face plate 30 Crown member 31 Crown part 32 Back side vent part

Claims

A hollow golf club head in which a face surface portion made of a light metal having high resilience is provided on the front surface portion, and a side peripheral wall connected to the face surface portion is formed from a light metal. The width of the upper end of the concave notch is 55% to 80% of the width of the upper end (D) at the central portion of the side wall, and is made of a fiber reinforced resin such as carbon fiber. The crown part of the formed crown member covers the upper surface of the side peripheral wall and the back vent part of the crown member covers the concave notch, and the front edge of the crown part is behind the upper edge of the face surface part. A golf club head characterized by being joined at close positions.

The area of the concave notch existing below the width (d) portion of the upper end of the concave notch is within a range of 30% to 60% of the area of the metal portion of the side peripheral wall existing below the concave notch. The golf club head according to claim 1, wherein:

3. A concave groove is formed along an inner edge of the concave notch, and a rear end edge of the back vent portion of the crown member is fitted and coupled into the concave groove. Golf club head.

A flange portion extending horizontally rearward is formed at the upper end of the face surface portion, a through hole is formed in the flange portion, a reinforcing fiber is inserted into the through hole, and a front end portion of the crown portion is the reinforcing fiber. 4. The golf club head according to claim 1, wherein the golf club head is integrated with the reinforcing fiber so as to be sandwiched from above and below and joined to the flange portion.

5. The golf club head according to claim 4, wherein the through hole comprises a plurality of through holes, and the reinforcing fibers inserted into the through holes comprise a reinforcing fiber bundle.

5. The golf club head according to claim 4, wherein the through hole is formed of a slit, and the reinforcing fiber inserted into the slit is formed of a reinforcing fiber strip.