JP2005033278A - Antenna and manufacturing method thereof - Google Patents

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JP2005033278A
JP2005033278A JP2003193128A JP2003193128A JP2005033278A JP 2005033278 A JP2005033278 A JP 2005033278A JP 2003193128 A JP2003193128 A JP 2003193128A JP 2003193128 A JP2003193128 A JP 2003193128A JP 2005033278 A JP2005033278 A JP 2005033278A
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antenna
coil
core
core portion
winding
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JP2003193128A
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Moichi Kawai
茂一 川合
Yutaka Saito
豊 斉藤
Masaharu Suzuki
雅晴 鈴木
Toshiharu Hayashi
俊春 林
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an antenna with excellent reception sensitivity and high productivity that has an excellent flexibility without losing the shape stability of a magnetic core part against deformations and to provide a manufacturing method of the antenna. <P>SOLUTION: The magnetic core 12 is formed by wrapping a thin film magnetic member 12B with a heat shrinkable tube 12A. A coil forming process implementing winding of an insulation coating conductor 1A can easily be carried out with high accuracy without losing the shape stability of the magnetic core part 12C, resulting that the antenna with high productivity can be realized even when the antenna is miniaturized. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナおよびその製造方法に関し、特に、受信効率に優れるとともに小型化を実現できるアンテナおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、定時報知信号等の時刻情報を含む電波を受信し、それにより時刻の修正を行う電波時計が知られている。電波時計の時刻修正には、通常、周波数が40Hz又は60Hzの電波(標準電波)が用いられている。近年、このような電波時計機能を有する腕時計が普及しつつあり、標準電波の受信性に優れ、かつ、腕時計のサイズに適用可能な小型のアンテナが要求されている。
【0003】
上記した電波時計機能を有する腕時計として、腕時計ケースの内側に沿って電波受信用のアンテナを収容したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
図5は、特許文献1に記載された腕時計の概略構成図である。
この腕時計20は、腕時計ケース21と、腕時計ケース21の内部に収容されるプリント回路基板22と、時針の配置および時間維持運動を行うステッピングモータ23と、長波伝達によって伝播される時間伝信を受信する受信回路24と、回路に電力を供給する電力貯蔵装置25と、積層コア26Aにコイル26Bを保持して形成される磁気アンテナ26とを有する。
【0005】
プリント回路基板22は、時計を駆動するためのプロセッサ22Aおよび図示しない複数の回路部品を搭載して形成されており、磁気アンテナ26のコイル26Bを収容するための自由空間22Cと、電力貯蔵装置25を収容するための凹部22Bとを有する。
【0006】
磁気アンテナ26は、受信感度を高めるものとして、シート状の軟鉄を積層した積層コア26Aを有しており、積層コア26Aは、腕時計ケース21の内壁に沿って設けられている。積層コア26Aおよびコイル26Bは、合成樹脂や接着剤をしみ込ませて硬化させることによって形成されており、プリント回路基板22の端部に接着される。
【0007】
また、磁気アンテナ26は、受信回路24と接続されており、プロセッサ22Aは、受信回路24を介して時間伝信を入力すると、時計の針によって表示される時刻との偏差を比較し、偏差に応じてステッピングモータ23を駆動して針を回転させることによって時間表示の修正を行わせる。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−64547号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1のアンテナによると、以下に示すような問題がある。
(1)磁心部に軟鉄のコアを用いているため、長波の受信感度が充分でなく、その結果、充分な感度を得るためのアンテナのサイズが必要となって小型機器への適用が難しいという問題がある。特に、女性用の電波時計のように腕時計ケースがより小さい場合には、上記した受信感度の低下がより顕著となる。
(2)シート状の軟鉄を積層して接着剤等で一体化することにより積層コアを形成しているため、アンテナの小型化を図ろうとすると積層コアを高密度で精度良く形成することが難しいという問題がある。また、積層コアの曲げ量が大になると、積層部分に剥がれが生じて磁心部の形状安定性が失われてしまうことから、機器の小型化に追従して搭載性を確保することが難しいという問題もある。
【0010】
従って、本発明の目的は、変形によって磁心部の形状安定性を損なうことなく優れた可撓性を有し、受信感度に優れ、生産性の良好なアンテナおよびその製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、第1の特徴として、導線をコイル状に巻き回すことによって形成されるアンテナにおいて、
高透磁性の磁性材料によって可撓性を有するように形成される芯部と、
前記芯部を包囲するように設けられる被覆部と、
前記被覆部上に所定のターン数で導線を巻回して形成されたコイル部とを有することを特徴とするアンテナを提供する。
【0012】
このような構成によれば、アンテナの受信感度を確保しながらコイル部と芯部とが可撓性を有するように構成される。
【0013】
芯部には、磁性材料の薄膜をアンテナに要求される受信特性や、構造上の制約等に応じた積層厚で積層した積層体を用いることができる。
【0014】
被覆部は、収縮温度以上で収縮する熱収縮チューブを用いることで、芯部の挿入を円滑に行える。また、熱収縮後は芯部を補強するとともにアンテナ部に可撓性を付与する。
【0015】
導線は、自己融着性を有する自己融着導線を用いることで、更にコイル部形成後の形状安定性が高められる。
【0016】
コイル部は、芯部の長さ方向に複数のコイル部を導線の無巻回部分を介して配置して設けることにより、多様な形状に応じた変形を可能にする。
【0017】
また、本発明は、上記目的を達成するため、第2の特徴として、高透磁性を有する薄膜状の磁性材料を積層して芯部を形成する第1の工程と、
前記芯部をチューブ状の被覆材料の内部に挿入する第2の工程と、
前記被覆材料を収縮させて前記芯部と一体化して磁心部を形成する第3の工程と、
前記磁心部を軸として前記被覆材料上に導線を巻回してコイル部を形成する第4の工程と
前記コイル部を形成する前記導線を固着させるとともに前記磁心部と一体化する第5の工程とを含むことを特徴とするアンテナの製造方法を提供する。
【0018】
このような製造方法によれば、可撓性を有した小型のアンテナを安定して容易に製造することを可能にする。
【0019】
第3の工程は、被覆材料を熱収縮させることで、芯部を保持するように均一な外力を発生し、芯部の変形に基づく磁性材料間のずれを防止して安定した電気的特性を付与できる。
【0020】
第5の工程は、自己融着性の被覆を有する導線を融着させてコイル状に一体化することで、電気的特性の安定化を図れる。また、導線への通電に基づいて巻回された導線をコイル状に融着させることで、導線のコイル形状が崩れることを抑制する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、第1の実施の形態に係るアンテナ部の部分断面図であり、(a)は全体図、(b)は一部を破断した部分拡大図である。
このアンテナ部1は、図1(a)に示すように、高透磁性を有する磁性材料の積層体および樹脂被覆からなる磁心部12と、磁心部12の周囲に受信する電波の周波数帯に応じたターン数で巻き回されたエナメル線等の絶縁被覆導線1Aによって形成されるコイル1Bとを有する。
【0023】
磁心部12は、(b)に示すように、所定の厚さの薄膜状磁性材12Bを積層してなる芯部12Cを熱収縮チューブ12Aで覆って一体的に形成されており、熱収縮チューブ12Aは、熱収縮に基づいて芯部12Cの周囲に密着することによって薄膜状磁性材12Bを密着させている。
【0024】
また、本実施の形態では、コイル1Bによる絶縁被覆導線1Aの総量を一定として、コイル1Bの巻回部分長Lと、コイル1Bの両側にそれぞれ形成される無巻回部分長LおよびLとの比、L:L:Lが8:1:1から2:4:4のサイズ比の範囲で形成しても、良好な受信感度が得られることを確認している。なお、磁心部12の一端から他端にかけて無巻回部分を形成せずにコイル1Bを形成する構成としても良い。
【0025】
図2は、アンテナ部の製造工程を概略的に示す斜視図である。以下、各製造工程について説明する。
【0026】
(a)芯部形成工程[図2(a)]
まず、厚さ15μmのアモルファス系金属からなる薄膜状磁性材12Bを所定の積層厚に積層して芯部12Cを形成する。
【0027】
(b)樹脂被覆挿入工程[図2(b)]
次に、熱収縮チューブ12Aの内部に(a)で作成した芯部12Cを挿入する。この熱収縮チューブ12Aは、芯部12Cの長さより大なる長さを有し、芯部12Cを内部に挿入したとき芯部12Cの両端部に余分長が生じるようにしておく。
【0028】
(c)樹脂被覆一体化工程[図2(c)]
次に、加熱機に芯部12Cを挿入された熱収縮チューブ12Aを収容し、熱収縮チューブ12Aの収縮温度以上に加熱して熱収縮チューブ12Aを収縮させて磁心部12を形成する。
【0029】
(d)コイル形成工程
次に、磁心部12の所定の位置に絶縁被覆導線1Aを隙間が生じないように密に所定のターン数で巻回してコイル1Bを形成する。このコイル1Bの巻回は機械巻きのほかに手作業によって行うことも可能である。絶縁被覆導線1Aは、巻き始め部分と巻き終わり部分を接着材等でコイル1Bに固定される。
【0030】
図3は、アンテナ部を弧状に変形させた状態を示す全体図である。
本実施の形態のアンテナ部1は、適用対象の機器に応じた形状に変形させることが可能である。
【0031】
このようにアンテナ部1を変形させるには、アンテナ部1および磁心部12を加熱機内で加熱して熱収縮チューブ12Aを軟化させた後、所望の形状に変形させる。変形後、アンテナ部1を冷却する。このことによって熱収縮チューブ12Aが再び硬化することにより磁心部12が所望の形状に保持される。また、熱収縮チューブ12Aと絶縁被覆導線1Aとの馴染みが向上して巻き付け状態も安定する。
【0032】
上記した第1の実施の形態によると、以下の効果が得られる。
(1)磁心部12の表面を覆う熱収縮チューブ12Aによって芯部12Cを一体化しているので、芯部が保持されて形状安定性を確保できるとともに優れた可撓性が得られる。このことによって適用対象の機器に応じた任意の形状にアンテナ部1を変形させることができる。また、磁心部12に対して絶縁被覆導線1Aの巻回に基づくコイル形成工程を精度良く容易に行うことができ、小型であっても生産性に優れる。
(2)薄膜状磁性材12Bとして初透磁率の高いアモルファス系金属を用いているので、標準電波の受信感度に優れる。このことにより磁心部12に軟鉄等の他の材質からなる磁性材を用いるものと比べてサイズを小にでき、機器の小型化に追従して搭載性を確保することができる。
(3)薄膜状磁性材12Bの積層数および絶縁被覆導線1Aのターン数を変更することで受信回路とのマッチングを容易に取ることができ、受信回路で感度の調整を行う手間を排除して回路構成全体の簡素化を図ることが可能になる。
【0033】
なお、上記した第1の実施の形態では、巻線としてエナメル線等の絶縁被覆導線1Aを用いた構成を説明したが、これに代えてエナメル線の上層にポリアミド系、ブチラール系、エポキシ系等の主成分からなる融着層を設けた自己融着導線を用いるようにしても良い。
【0034】
この場合には、上記したコイル形成工程でコイル1Bを形成した後、アンテナ部1および磁心部12を加熱機内で加熱して融着層を熱融着させるとともに、融着層を熱収縮チューブ12Aに融着させることによって磁心部12と一体化させる。この融着層の融着には、上記した加熱処理に基づくものの他に、アルコール等の溶剤を用いた溶剤処理によって行うことも可能である。
【0035】
また、自己融着導線の融着層は、その材質に応じて有機溶剤への浸漬、吹き付け等の溶剤処理に基づく融着を行うようにしても良い。また、加熱処理と溶剤処理を併用するものや、自己融着導線に通電することに基づく加熱処理を併用しても良い。また、アンテナ部1の変形後に絶縁性樹脂を付着させて固着状態を補強するようにしても良い。
【0036】
図4(a)は、第2の実施の形態に係るアンテナ部の全体図である。
このアンテナ部1は、磁心部12に2つのコイル1Bを設けたものであり、2つのコイル1Bの間には絶縁被覆導線1Aの無巻回部1Cが設けられている。このように無巻回部1Cを介して複数のコイル1Bを設けるようにしても良好な受信感度が得られる。
【0037】
図4(b)は、アンテナ部の収容状態を示す概略構成図である。
第2の実施の形態に係るアンテナ部1は、図示するひし形状の腕時計ケース21のように鋭角部を有する形状についても良好な搭載性を有するとともに、標準電波の優れた受信感度が得られる。なお、上記したひし形以外の他の形状の腕時計ケース21についても搭載が可能であり、腕時計以外の小型機器への適用についても有効である。また、アンテナ部1はS字状や「く」の字に変形させることも可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明のアンテナおよびその製造方法によると、高透磁性を有した磁性材料の芯部と被覆部との一体化された磁心部を設け、その外周にコイル部を設けたため、変形によって磁心部の形状安定性を損なうことなく優れた可撓性を有し、受信感度に優れ、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ部の部分断面図であり、(a)は全体図、(b)は一部を破断した部分拡大図である。
【図2】アンテナ部の製造工程を概略的に示す斜視図である。
【図3】アンテナ部を弧状に変形させた状態を示す全体図である。
【図4】(a)は、第2の実施の形態に係るアンテナ部の全体図である。
(b)は、アンテナ部の収容状態を示す概略構成図である。
【図5】特許文献1に記載された腕時計の概略構成図である。
【符号の説明】
1、アンテナ部 1A、絶縁被覆導線 1B、コイル 1C、無巻回部
12、磁心部 12A、熱収縮チューブ 12B、薄膜状磁性材
12C、芯部 20、腕時計 21、腕時計ケース 22、プリント回路基板
22A、プロセッサ 22B、凹部 22C、自由空間
23、ステッピングモータ 24、受信回路 25、電力貯蔵装置
26、磁気アンテナ 26A、積層コア 26B、コイル
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an antenna and a method for manufacturing the antenna, and more particularly to an antenna that has excellent reception efficiency and can be miniaturized, and a method for manufacturing the antenna.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a radio timepiece that receives a radio wave including time information such as a scheduled notification signal and corrects the time by using the radio wave is known. In order to correct the time of a radio clock, a radio wave (standard radio wave) having a frequency of 40 Hz or 60 Hz is usually used. In recent years, wristwatches having such a radio timepiece function are becoming widespread, and there is a demand for a small antenna that is excellent in standard radio wave reception and applicable to the size of a wristwatch.
[0003]
As a wristwatch having the above-described radio timepiece function, there is a wristwatch that accommodates a radio wave receiving antenna along the inside of a wristwatch case (see, for example, Patent Document 1).
[0004]
FIG. 5 is a schematic configuration diagram of a wristwatch described in Patent Document 1.
The wristwatch 20 receives a wristwatch case 21, a printed circuit board 22 accommodated in the wristwatch case 21, a stepping motor 23 for arranging the hour hand and maintaining time, and a time transmission propagated by long wave transmission. Receiving circuit 24, power storage device 25 for supplying power to the circuit, and magnetic antenna 26 formed by holding coil 26B on laminated core 26A.
[0005]
The printed circuit board 22 is formed by mounting a processor 22A for driving a timepiece and a plurality of circuit components (not shown), and includes a free space 22C for housing the coil 26B of the magnetic antenna 26, and a power storage device 25. And a concave portion 22B for accommodating the.
[0006]
The magnetic antenna 26 has a laminated core 26 </ b> A in which sheet-like soft iron is laminated to enhance reception sensitivity, and the laminated core 26 </ b> A is provided along the inner wall of the watch case 21. The laminated core 26 </ b> A and the coil 26 </ b> B are formed by soaking and curing a synthetic resin or an adhesive, and are bonded to the end portion of the printed circuit board 22.
[0007]
Further, the magnetic antenna 26 is connected to the receiving circuit 24, and when the processor 22A inputs time transmission via the receiving circuit 24, it compares the deviation with the time displayed by the hands of the clock, and calculates the deviation. In response, the time display is corrected by driving the stepping motor 23 to rotate the hands.
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-64547
[Problems to be solved by the invention]
However, the antenna disclosed in Patent Document 1 has the following problems.
(1) Since a soft iron core is used for the magnetic core, long-wave reception sensitivity is not sufficient, and as a result, it is difficult to apply to small devices because the antenna size is required to obtain sufficient sensitivity. There's a problem. In particular, when the wristwatch case is smaller like a radio timepiece for women, the above-described decrease in reception sensitivity becomes more remarkable.
(2) Since a laminated core is formed by laminating sheet-shaped soft iron and integrating with an adhesive or the like, it is difficult to form the laminated core with high density and accuracy when attempting to reduce the size of the antenna. There is a problem. Also, if the amount of bending of the laminated core becomes large, peeling will occur in the laminated part and the shape stability of the magnetic core part will be lost, so it is difficult to ensure mountability following the miniaturization of the equipment There is also a problem.
[0010]
Therefore, an object of the present invention is to provide an antenna having excellent flexibility without impairing the shape stability of the magnetic core portion due to deformation, excellent reception sensitivity, and good productivity, and a method for manufacturing the same. .
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides, as a first feature, an antenna formed by winding a conducting wire in a coil shape.
A core formed to have flexibility by a highly permeable magnetic material;
A covering portion provided so as to surround the core portion;
There is provided an antenna having a coil portion formed by winding a conductive wire with a predetermined number of turns on the covering portion.
[0012]
According to such a configuration, the coil portion and the core portion are configured to have flexibility while ensuring the reception sensitivity of the antenna.
[0013]
For the core portion, a laminated body in which thin films of magnetic material are laminated with a lamination thickness in accordance with reception characteristics required for an antenna, structural restrictions, and the like can be used.
[0014]
The covering portion can be smoothly inserted into the core portion by using a heat shrinkable tube that shrinks at a shrinkage temperature or higher. Further, after the heat shrinkage, the core portion is reinforced and the antenna portion is given flexibility.
[0015]
By using a self-bonding conductive wire having self-bonding property, the shape stability after forming the coil portion is further enhanced.
[0016]
A coil part enables the deformation | transformation according to various shapes by arrange | positioning and providing several coil parts through the non-winding part of conducting wire in the length direction of a core part.
[0017]
In order to achieve the above object, the present invention has, as a second feature, a first step of laminating a thin magnetic material having high permeability to form a core part,
A second step of inserting the core into a tube-shaped coating material;
A third step of shrinking the coating material to form a magnetic core portion integrated with the core portion;
A fourth step of forming a coil portion by winding a conductive wire on the covering material with the magnetic core portion as an axis, and a fifth step of fixing the conductive wire forming the coil portion and integrating with the magnetic core portion; The manufacturing method of the antenna characterized by including is provided.
[0018]
According to such a manufacturing method, it is possible to stably and easily manufacture a small antenna having flexibility.
[0019]
In the third step, the coating material is thermally shrunk to generate a uniform external force so as to hold the core part, and to prevent the deviation between the magnetic materials due to the deformation of the core part, thereby providing stable electrical characteristics. Can be granted.
[0020]
In the fifth step, the electrical characteristics can be stabilized by fusing the conductive wires having a self-fusing coating and integrating them in a coil shape. Moreover, the coil shape of a conducting wire is prevented from collapsing by fusing the conducting wire wound based on the energization to the conducting wire into a coil shape.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0022]
1A and 1B are partial cross-sectional views of an antenna unit according to the first embodiment. FIG. 1A is an overall view, and FIG. 1B is a partially enlarged view with a part broken away.
As shown in FIG. 1A, the antenna unit 1 has a magnetic core 12 made of a laminate of magnetic material having high permeability and a resin coating, and a frequency band of radio waves received around the magnetic core 12. And a coil 1B formed by an insulation coated conductor 1A such as an enameled wire wound with a number of turns.
[0023]
As shown in (b), the magnetic core portion 12 is integrally formed by covering a core portion 12C formed by laminating a thin film magnetic material 12B having a predetermined thickness with a heat shrinkable tube 12A. 12A adheres the thin-film magnetic material 12B to the periphery of the core portion 12C based on thermal contraction.
[0024]
Further, in the present embodiment, a constant the total amount of insulation coated conductive wire 1A by the coil 1B, the winding part length L 1 of the coil 1B, no wound portions are formed on both sides of the coil 1B length L 2 and L Even when the ratio L 1 : L 2 : L 3 is in the range of the size ratio of 8: 1: 1 to 2: 4: 4, it has been confirmed that good reception sensitivity can be obtained. In addition, it is good also as a structure which forms the coil 1B, without forming a non-winding part from one end of the magnetic core part 12 to the other end.
[0025]
FIG. 2 is a perspective view schematically showing a manufacturing process of the antenna portion. Hereinafter, each manufacturing process will be described.
[0026]
(A) Core part forming step [FIG. 2 (a)]
First, the core portion 12C is formed by laminating a thin film magnetic material 12B made of an amorphous metal having a thickness of 15 μm to a predetermined lamination thickness.
[0027]
(B) Resin coating insertion step [FIG. 2 (b)]
Next, the core portion 12C created in (a) is inserted into the heat shrinkable tube 12A. The heat-shrinkable tube 12A has a length that is greater than the length of the core portion 12C, and an extra length is generated at both ends of the core portion 12C when the core portion 12C is inserted therein.
[0028]
(C) Resin coating integration process [FIG. 2 (c)]
Next, the heat shrinkable tube 12A in which the core portion 12C is inserted is accommodated in a heating machine, and the heat shrinkable tube 12A is contracted by heating to a temperature equal to or higher than the heat shrinkable tube 12A to form the magnetic core portion 12.
[0029]
(D) Coil forming step Next, the insulation coated conductor 1A is densely wound at a predetermined number of turns so as not to generate a gap at a predetermined position of the magnetic core portion 12 to form a coil 1B. The winding of the coil 1B can be performed manually in addition to mechanical winding. The insulation coated conductor 1A is fixed to the coil 1B with an adhesive or the like at the winding start portion and winding end portion.
[0030]
FIG. 3 is an overall view showing a state where the antenna portion is deformed in an arc shape.
The antenna unit 1 according to the present embodiment can be deformed into a shape corresponding to a target device.
[0031]
In order to deform the antenna unit 1 in this manner, the antenna unit 1 and the magnetic core unit 12 are heated in a heater to soften the heat-shrinkable tube 12A and then deformed into a desired shape. After the deformation, the antenna unit 1 is cooled. As a result, the heat-shrinkable tube 12A is hardened again, whereby the magnetic core 12 is held in a desired shape. Further, the familiarity between the heat-shrinkable tube 12A and the insulating coated conductor 1A is improved, and the winding state is also stabilized.
[0032]
According to the first embodiment described above, the following effects are obtained.
(1) Since the core portion 12C is integrated by the heat shrinkable tube 12A covering the surface of the magnetic core portion 12, the core portion is held and shape stability can be ensured and excellent flexibility is obtained. Thus, the antenna unit 1 can be deformed into an arbitrary shape according to the target device. In addition, the coil forming process based on the winding of the insulation coated conductor 1 </ b> A can be easily performed with high accuracy on the magnetic core portion 12, and the productivity is excellent even if the size is small.
(2) Since the amorphous metal having a high initial permeability is used as the thin-film magnetic material 12B, the standard radio wave reception sensitivity is excellent. As a result, the size can be reduced as compared with the magnetic core portion 12 using a magnetic material made of other materials such as soft iron, and the mountability can be secured following the downsizing of the device.
(3) By changing the number of layers of the thin-film magnetic material 12B and the number of turns of the insulation coated conductor 1A, matching with the receiving circuit can be easily taken, and the trouble of adjusting the sensitivity in the receiving circuit is eliminated. It becomes possible to simplify the entire circuit configuration.
[0033]
In the first embodiment described above, the configuration using the insulation coated conductor 1A such as enameled wire as the winding has been described, but instead of this, the upper layer of the enameled wire is polyamide-based, butyral-based, epoxy-based or the like. A self-bonding conductive wire provided with a fusion layer composed of the main component may be used.
[0034]
In this case, after forming the coil 1B in the coil forming step described above, the antenna portion 1 and the magnetic core portion 12 are heated in a heater to heat-fuse the fusion layer, and the fusion layer is heat-shrinkable tube 12A. It is made to unite with magnetic core part 12 by making it fuse. The fusion layer can be fused by solvent treatment using a solvent such as alcohol in addition to the heat treatment described above.
[0035]
Further, the fused layer of the self-bonding lead may be fused based on a solvent treatment such as immersion in an organic solvent or spraying depending on the material. Further, a combination of heat treatment and solvent treatment, or heat treatment based on energizing the self-bonding conductor may be used in combination. Further, after the antenna portion 1 is deformed, an insulating resin may be attached to reinforce the adhering state.
[0036]
FIG. 4A is an overall view of the antenna unit according to the second embodiment.
This antenna unit 1 is provided with two coils 1B on a magnetic core part 12, and an unwrapped portion 1C of an insulation coated conductor 1A is provided between the two coils 1B. In this way, even if a plurality of coils 1B are provided via the unwinding portion 1C, good reception sensitivity can be obtained.
[0037]
FIG. 4B is a schematic configuration diagram illustrating a housing state of the antenna unit.
The antenna unit 1 according to the second embodiment has good mountability even for a shape having an acute angle portion such as the rhombus-shaped wristwatch case 21 shown in the figure, and an excellent reception sensitivity of standard radio waves is obtained. Note that the watch case 21 having a shape other than the rhombus can be mounted, and is effective for application to a small device other than the watch. The antenna unit 1 can also be deformed into an S shape or a “<” shape.
[0038]
【The invention's effect】
As described above, according to the antenna of the present invention and the manufacturing method thereof, since the magnetic core portion integrated with the core portion and the covering portion of the magnetic material having high permeability is provided, and the coil portion is provided on the outer periphery thereof, It has excellent flexibility without impairing the shape stability of the magnetic core portion due to deformation, has excellent reception sensitivity, and can improve productivity.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B are partial cross-sectional views of an antenna unit according to a first embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is an overall view and FIG.
FIG. 2 is a perspective view schematically showing a manufacturing process of the antenna portion.
FIG. 3 is an overall view showing a state where an antenna portion is deformed in an arc shape.
FIG. 4A is an overall view of an antenna unit according to a second embodiment.
(B) is a schematic block diagram which shows the accommodation state of an antenna part.
5 is a schematic configuration diagram of a wristwatch described in Patent Document 1. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1, Antenna part 1A, Insulation-coated conductor 1B, Coil 1C, Unwinding part 12, Magnetic core part 12A, Heat shrinkable tube 12B, Thin film magnetic material 12C, Core part 20, Wristwatch 21, Watchcase 22, Printed circuit board 22A , Processor 22B, recess 22C, free space 23, stepping motor 24, receiving circuit 25, power storage device 26, magnetic antenna 26A, laminated core 26B, coil

Claims (9)

導線をコイル状に巻き回すことによって形成されるアンテナにおいて、
高透磁性の磁性材料によって可撓性を有するように形成される芯部と、
前記芯部を包囲するように設けられる被覆部と、
前記被覆部上に所定のターン数で導線を巻回して形成されたコイル部とを有することを特徴とするアンテナ。
In an antenna formed by winding a conducting wire in a coil shape,
A core formed to have flexibility by a highly permeable magnetic material;
A covering portion provided so as to surround the core portion;
An antenna comprising: a coil portion formed by winding a conducting wire at a predetermined number of turns on the covering portion.
前記芯部は、前記磁性材料の薄膜を積層して形成された積層体からなることを特徴とする請求項1記載のアンテナ。The antenna according to claim 1, wherein the core portion is formed of a laminated body formed by laminating thin films of the magnetic material. 前記被覆部は、収縮温度以上で収縮する熱収縮チューブからなることを特徴とする請求項1記載のアンテナ。The antenna according to claim 1, wherein the covering portion is formed of a heat shrinkable tube that shrinks at a shrinkage temperature or higher. 前記導線は、自己融着性を有する自己融着導線からなることを特徴とする請求項1記載のアンテナ。The antenna according to claim 1, wherein the conductive wire is a self-bonding conductive wire having self-bonding properties. 前記コイル部は、前記芯部の長さ方向に複数のコイル部を前記導線の無巻回部分を介して配置して設けられることを特徴とする請求項1記載のアンテナ。2. The antenna according to claim 1, wherein the coil portion is provided by arranging a plurality of coil portions in a length direction of the core portion via a non-winding portion of the conducting wire. 高透磁性を有する薄膜状の磁性材料を積層して芯部を形成する第1の工程と、
前記磁心部をチューブ状の被覆材料の内部に挿入する第2の工程と、
前記被覆材料を収縮させて前記芯部と一体化して磁心部を形成する第3の工程と、
前記芯部を軸として前記被覆材料上に導線を巻回してコイル部を形成する第4の工程と
前記コイル部を形成する前記導線を固着させるとともに前記磁心部と一体化する第5の工程とを含むことを特徴とするアンテナの製造方法。
A first step of laminating a thin magnetic material having high permeability to form a core;
A second step of inserting the magnetic core into a tube-shaped coating material;
A third step of shrinking the coating material to form a magnetic core portion integrated with the core portion;
A fourth step of forming a coil portion by winding a conductive wire on the covering material with the core portion as an axis, and a fifth step of fixing the conductive wire forming the coil portion and integrating with the magnetic core portion; The manufacturing method of the antenna characterized by including.
前記第3の工程は、前記被覆材料を熱収縮させることによって行われることを特徴とする請求項第6項記載のアンテナの製造方法。The antenna manufacturing method according to claim 6, wherein the third step is performed by thermally shrinking the coating material. 前記第5の工程は、自己融着性の被覆を有する前記導線を融着させることによりコイル状に一体化させることを特徴とする請求項第6項記載のアンテナの製造方法。7. The method for manufacturing an antenna according to claim 6, wherein in the fifth step, the conductive wires having a self-bonding coating are fused to form a coil shape. 前記第5の工程は、前記導線への通電に基づいて巻回された前記導線をコイル状に融着させることを特徴とする請求項第6項記載のアンテナの製造方法。7. The method of manufacturing an antenna according to claim 6, wherein the fifth step fuses the conductive wire wound based on energization to the conductive wire in a coil shape.
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