JP2005030750A - 木板カット手法通気グリル - Google Patents

Abstract

【目的】 本発明は、一枚の木製の板の表面に溝を切り込み、裏側から穴をあけて、表面の溝と、裏面の穴が重なった部分を通気穴として、簡単に木製化粧グリルを製作する事が出来、安価で情緒性豊かな木製グリルを供給することを目的とする。
【構成】 木製の板に表面から溝を切り込み、裏から穴をあけて双方の溝と穴が板の中程でクロスした部分に空いた孔を、通気孔とする構成となっている。
【選択図】図１

Description

本発明は、通気を促す開口部の木製化粧グリルに関するものである。

既成の化粧グリルは樹脂製が殆どであった。又、木製の化粧グリルは組み込み式であった。本発明は特許文献１の技術の問題点を解決する過程で発明されたものである。

特開２０００−３４６３９５

樹脂製の化粧グリルは情緒性を保つことが難しかった。又、廃棄の際もダイオキシン問題を引き起こす可能性がある。組み込み式の木製化粧グリルは、価格が高くなり普及出来なかった。特許文献１は、反りや強度を保つため、開口有効面積を極めて制限させる問題があった。

この発明は、自然素材の木製の板１の表面に何本もの横溝２を切り込む。溝の形状はＶ型、Ｕ型、角型のいずれでもよい。同じ板の裏側より、丸型、角型、三角型の穴３を切り込む。表面からの横溝２と裏面からの穴３は、その深さを加減することで、木製の板１の厚さの中程で、ともに重なった空隙の孔４が空く事になり、そこから通気が出来るような構造となっている。

本発明は以上に述べた構造となっている。したがって木製の板そのものが化粧グリルに変身する。

本発明の木板カット手法通気グリルは、一枚の木製の板の表面に横溝を切り込み、裏側から穴をあけて、表面の溝と、裏面の穴が重なった部分を通気穴として構成される。

集成材の板を使用した本発明の実施例。

溝の配列を変えたり、塗装をして見た目を変化させた本発明の実施例。

端部に留め金を取り付けたり、取り付け枠を組み込んだ本発明の実施例。

裏側の穴に開閉式の板を取り付け有効開口穴を調整出来るようにした本発明の実施例。

製作が簡単で、自然素材の木製グリルの量産が可能なため、安価に供給出来る。

ゴミになりやすい木材の端材を活用出来る。

自然素材の木製で作るため、廃棄した際、土に戻る。

木製の優しさや柔らかさを表現でき、情緒性の伴った化粧グリルが出来る。

和室たけではなく、塗装によってどんな場所にも合わせる事が出来る。

本発明の表面斜視図 本発明の正面図 本発明の断面図

符号の説明

１．木製の板
２．横溝
３．裏穴

Claims (1)

1. 木製の板１の表面に何本もの横溝２を切り込む。同じ板の裏側より、横溝２の深さより深い裏穴３をあけ、深さの調整で、木製の板１の厚さの中程で、ともに横溝２と裏穴３の重なった部分に空隙が空くように造った、木板カット手法通気グリル。

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