JP2005026993A - Ip電話システム、ip電話装置、ip電話方法及びサーバ装置 - Google Patents

Ip電話システム、ip電話装置、ip電話方法及びサーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を短縮すること。
【解決手段】IP電話装置101は各々に固有の識別情報及び現在のソフトウェアデータの番号を登録要求メッセージに載せてサーバ装置102に送信する。サーバ装置102はソフトウェアデータの書き換えを行うか否かの判定処理を行い、必要があると判定した時には登録拒否メッセージをIP電話装置101に送信する。IP電話装置101は最適ソフトウェアデータの送信要求情報をソフト管理サーバ装置103に送信する。ソフト管理サーバ装置103は最適ソフトウェアデータをIP電話装置101に送信する。IP電話装置101はソフトウェアデータを最適ソフトウェアデータに書き換える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IP電話システム、IP電話装置、IP電話方法及びサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のIP電話装置とサーバ装置からなるIP電話システムにおいては、ITU−Tによって標準化されている呼制御プロトコルであるH.323あるいはSIPに基づいて情報の送受信が行われている。H.323及びSIPにはクライアントであるIP電話装置のソフトウェアの書き換えに関する規定がないため、IP電話装置の保守者あるいは利用者が個別にそれぞれのIP電話装置のソフトウェアの書き換えを行っていた(H.323規格書参照)。
【0003】
【非特許文献1】
H.323規格書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のIP電話システムにおいては、当該システムに接続されているIP電話装置のソフトウェアの書き換えは、保守者あるいは利用者が行っていたため、最適のソフトウェアをインストールしていないIP電話装置は、インストールされるまでの間、IP電話システムのサービスを利用できない問題があった。また、IP電話装置の総数が多いほど、保守者の工数が多くなり、すべてのIP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間が長期化するという運用上の問題もあった。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話システム、IP電話装置、IP電話方法及びサーバ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するとともに前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するサーバユニットとを具備し、前記IP電話装置は、前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を前記サーバユニットへ送信する送信手段と、前記サーバユニットが前記ソフトウェアデータの書き換えが必要と判断した時に送信する最適ソフトウェアデータを受信する受信手段と、前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備するIP電話システムである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様は、複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するとともに前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するサーバユニットとを具備し、前記IP電話装置は、前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を前記サーバユニットへ送信する送信手段と、前記サーバユニットが前記ソフトウェアデータの書き換えが必要と判断した時に送信する最適ソフトウェアデータを受信する受信手段と、前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備するIP電話システムである。
【0008】
本発明によれば、サーバユニットがIP電話装置のソフトウェアデータの書き換えの要否を判定し、必要と判定した時には最適ソフトウェアデータをIP電話装置へ送信するため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話システムを提供することができる。
【0009】
本発明の第2の態様は、複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するサーバ装置と、前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するソフト管理サーバ装置とを具備し、前記IP電話装置は、前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を前記サーバ装置へ送信する送信手段と、前記サーバ装置から前記ソフトウェアデータの書き換えの要否に関する書き換え要否情報と新たに書き換えるソフトウェアデータに関する最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを受信する受信手段と、前記書き換え要否情報が書き換えが必要であることを示す時には前記最適ソフトウェア情報に対応するソフトウェアデータを前記ソフト管理サーバ装置からダウンロードして前記IP電話装置に搭載の前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェア情報に対応するソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備するIP電話システムである。
【0010】
本発明によれば、サーバ装置からIP電話装置へ送信するソフトウェアデータの書き換えを促す情報により、IP電話装置がソフト管理サーバ装置から最適のソフトウェアデータをインストールするため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話システムを提供することができる。また、本発明によれば、サーバ装置とは別にソフト管理サーバ装置を設けたことにより、一体として配設する構成に比べて、各々のサーバ装置において処理負担の軽減を図ることができると共に、リスク分散が可能であるため、システムの信頼性の向上を図ることができる。
【0011】
本発明の第3の態様は、複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するサーバ装置と、前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するソフト管理サーバ装置とを具備し、前記サーバ装置は、前記IP電話装置から前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信する受信手段と、前記IP電話装置ごとの前記識別情報及び前記識別情報に対応した最適なソフトウェアを示す最適ソフトウェア情報を記憶する記憶手段と、前記受信したソフトウェア情報と前記最適ソフトウェア情報とを比較して書き換えの要否を判定し判定結果を生成する判定手段と、前記判定結果が書き換えが必要であることを示す時にこの書き換え要否情報と前記最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを送信する送信手段と、を具備し、前記IP電話装置は、前記サーバ装置から受け取る前記応答メッセージを受信する受信手段と、前記最適ソフトウェア情報に対応する最適ソフトウェアデータが記憶されているソフト管理サーバ装置に前記識別情報及び前記最適ソフトウェア情報を送信する送信手段と、前記ソフト管理サーバ装置から前記最適ソフトウェアデータを受信する他の受信手段と、記憶手段に記憶されているソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備し、前記ソフト管理サーバ装置は、前記IP電話装置から受け取る前記最適ソフトウェア情報に対応する前記最適ソフトウェアデータを前記IP電話装置に送信する送信手段を具備するIP電話システムである。
【0012】
本発明によれば、サーバ装置からIP電話装置へ送信するソフトウェアデータの書き換えを促す情報により、IP電話装置がソフト管理サーバ装置から最適のソフトウェアデータをインストールするため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話システムを提供することができる。また、本発明によれば、サーバ装置とは別にソフト管理サーバ装置を設けたことにより、一体として配設する構成に比べて、各々のサーバ装置において処理負担の軽減を図ることができると共に、リスク分散が可能であるため、システムの信頼性の向上を図ることができる。
【0013】
本発明の第4の態様は、自装置を識別するための識別情報及び自装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報をサーバユニットへ送信する送信手段と、前記サーバユニットが前記ソフトウェアデータの書き換えが必要と判断した時に送信する最適ソフトウェアデータを受信する受信手段と、前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備するIP電話装置である。
【0014】
本発明によれば、サーバユニットがIP電話装置のソフトウェアデータの書き換えの要否を判断し、必要と判定した時には最適ソフトウェアデータをIP電話装置へ送信するため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話装置を提供することができる。
【0015】
本発明の第5の態様は、自装置を識別するための識別情報及び前記自装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、前記サーバ装置から前記ソフトウェアデータの書き換えの要否に関する書き換え要否情報と新たに書き換えるソフトウェアデータに関する最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを受信する受信手段と、前記書き換え要否情報が書き換えが必要であることを示す時には前記最適ソフトウェア情報に対応する最適ソフトウェアデータをソフト管理サーバ装置からダウンロードして前記IP電話装置に搭載の前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備するIP電話装置である。
【0016】
本発明によれば、サーバ装置からIP電話装置へ送信するソフトウェアデータの書き換えを促す情報により、IP電話装置がソフト管理サーバ装置から最適のソフトウェアデータをインストールするため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話装置を提供することができる。
【0017】
本発明の第6の態様は、自装置を識別するための識別情報及び自装置に記憶されているソフトウェアデータに関するソフトウェア情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、前記サーバ装置から前記ソフトウェアデータの書き換えの要否に関する書き換え要否情報と新たに書き換えるソフトウェアデータに関する最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを受信する受信手段と、前記最適ソフトウェア情報に対応する最適ソフトウェアデータが記憶されているソフト管理サーバ装置に前記識別情報及び前記最適ソフトウェア情報を含む送信要求情報を送信する他の送信手段と、前記ソフト管理サーバが前記送信要求情報に応答して送信する前記最適ソフトウェアデータを受信する他の受信手段と、前記IP電話装置に記憶されているソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備するIP電話装置である。
【0018】
本発明によれば、サーバ装置からIP電話装置へ送信するソフトウェアデータの書き換えを促す情報により、IP電話装置がソフト管理サーバ装置から最適のソフトウェアデータをインストールするため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話装置を提供することができる。
【0019】
本発明の第7の態様は、第4の態様のIP電話装置において、前記送信手段は、前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を制御メッセージに含めて前記サーバユニットへ送信するようにした。
【0020】
本発明によれば、第4の態様の効果に加えて、識別情報及びソフトウェア情報を制御メッセージの中にまとめて、サーバユニットへ送信するため、IP電話システム内のトラヒックの増加を防止すると共に、IP電話装置自体のデータ送信の頻度を抑制することができる。
【0021】
本発明の第8の態様は、第5の態様又は第6の態様のIP電話装置において、前記送信手段は、前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を制御メッセージに含めて前記サーバ装置へ送信するようにした。
【0022】
本発明によれば、第5の態様又は第6の態様の効果に加えて、識別情報及びソフトウェア情報を制御メッセージの中にまとめて、サーバ装置へ送信するため、IP電話システム内のトラヒックの増加を防止すると共に、IP電話装置自体のデータ送信の頻度を抑制することができる。
【0023】
本発明の第9の態様は、第7の態様又は第8の態様のIP電話装置において、前記制御メッセージはH.225のRRQメッセージであるようにした。
【0024】
本発明によれば、第7の態様又は第8の態様の効果に加えて、IP電話装置とサーバユニットとの間で用いられる標準プロトコルのメッセージ内の非標準データ領域を利用してソフトウェアデータの書き換えに必要な情報を送受信できるようにしたため、専用の特別なメッセージ体系を新たに設けることなくソフトウェアデータの書き換えを行うことができる。
【0025】
本発明の第10の態様は、第7の態様又は第8の態様のIP電話装置において、前記制御メッセージはSIPのREJISTERメッセージであるようにした。
【0026】
本発明によれば、第7の態様又は第8の態様の効果に加えて、IP電話装置とサーバユニットとの間で用いられる標準プロトコルのメッセージ内の非標準データ領域を利用してソフトウェアデータの書き換えに必要な情報を送受信できるようにしたため、専用の特別なメッセージ体系を新たに設けることなくソフトウェアデータの書き換えを行うことができる。
【0027】
本発明の第11の態様は、第4の態様又は第7の態様のIP電話装置において、前記送信手段は、電源投入時、電源投入後は所定の間隔で、又は、前記サーバユニットが記憶している前記IP電話装置ごとの各種情報を変更した時若しくは周期的に前記サーバユニットが送信する登録抹消要求の受信時に、前記種別情報及び前記ソフトウェア情報を前記サーバユニットに送信するようにした。
【0028】
本発明によれば、第4の態様又は第7の態様の効果に加えて、ユーザによるIP電話装置の使用を妨げることなく、ソフトウェアデータが書き換えられる。また、最適ソフトウェアデータを搭載していないことによるIP電話装置がIP電話システムを利用できない期間を長くともこの一定周期にすることができる。さらに、IP電話装置の機能を一定にすることができ、また、サーバユニットの資源を確保することができる。
【0029】
本発明の第12の態様は、第5の態様、第6の態様又は第8の態様のIP電話装置において、前記送信手段は、電源投入時、電源投入後は所定の間隔で、又は、前記サーバ装置が記憶している前記IP電話装置ごとの各種情報を変更した時若しくは周期的に前記サーバ装置が送信する登録抹消要求の受信時に、前記種別情報及び前記ソフトウェア情報を前記サーバ装置に送信するようにした。
【0030】
本発明によれば、第5の態様、第6の態様又は第8の態様の効果に加えて、ユーザによるIP電話装置の使用を妨げることなく、ソフトウェアデータが書き換えられる。また、最適ソフトウェアデータを搭載していないことによるIP電話装置がIP電話システムを利用できない期間を長くともこの一定周期にすることができる。さらに、IP電話装置の機能を一定にすることができ、また、サーバ装置の資源を確保することができる。
【0031】
本発明の第13の態様は、IP電話装置から前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信する受信手段と、前記IP電話装置ごとの前記識別情報及び前記識別情報に対応した最適なソフトウェアを示す最適ソフトウェア情報と前記最適ソフトウェア情報に対応する最適ソフトウェアデータとを記憶する記憶手段と、前記ソフトウェア情報と前記最適ソフトウェア情報とを比較して書き換えの要否を判定し判定結果を生成する判定手段と、前記判定結果が書き換えが必要である場合に前記IP電話装置に前記最適ソフトウェアデータを送信する送信手段と、を具備するサーバユニットである。
【0032】
本発明によれば、サーバユニットがIP電話装置のソフトウェアデータの書き換えの要否を判定し、必要と判定した時には最適ソフトウェアデータをIP電話装置へ送信するため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができることができる。
【0033】
本発明の第14の態様は、IP電話装置から前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信する受信手段と、前記IP電話装置ごとの前記識別情報及び前記識別情報に対応した最適なソフトウェアを示す最適ソフトウェア情報を記憶する記憶手段と、前記ソフトウェア情報と前記最適ソフトウェア情報とを比較して書き換えの要否を判定し判定結果を生成する判定手段と、前記判定結果が書き換えが必要である場合に前記IP電話装置に前記書き換えの要否と前記最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを送信する送信手段と、を具備するサーバ装置である。
【0034】
本発明によれば、サーバ装置からIP電話装置へ送信するソフトウェアデータの書き換えを促す情報により、IP電話装置がソフト管理サーバ装置から最適のソフトウェアデータをインストールするため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができることができる。
【0035】
本発明の第15の態様は、第14の態様のサーバ装置において、前記書き換えの要否が書き換えの必要があることを示す時には前記応答メッセージがH.225のRRJメッセージであるようにした。
【0036】
本発明によれば、第14の態様の効果に加えて、IP電話装置とサーバユニットとの間で用いられる標準プロトコルのメッセージ内の非標準データ領域を利用してソフトウェアデータの書き換えに必要な情報を送受信できるようにしたため、専用の特別なメッセージ系を新たに設けることなくソフトウェアデータの書き換えを行うことができる。
【0037】
本発明の第16の態様は、第14の態様のサーバ装置において、前記書き換えの要否が書き換えの必要があることを示す時には前記応答メッセージがSIPの430メッセージであるようにした。
【0038】
本発明によれば、第14の態様の効果に加えて、IP電話装置とサーバユニットとの間で用いられる標準プロトコルのメッセージ内の非標準データ領域を利用してソフトウェアデータの書き換えに必要な情報を送受信できるようにしたため、専用の特別なメッセージ体系を新たに設けることなくソフトウェアデータの書き換えを行うことができる。
【0039】
本発明の第17の態様は、第13の態様のサーバユニットにおいて、前記送信手段は、記憶している前記IP電話装置ごとの各種情報を変更した時又は周期的にIP電話装置へ登録抹消要求を送信するようにした。
【0040】
本発明によれば、第13の態様に加えて、IP電話装置の機能を一定にすることができ、また、サーバユニットの資源を確保することができる。
【0041】
本発明の第18の態様は、第14の態様から第16の態様のいずれかのサーバ装置において、前記送信手段は、記憶している前記IP電話装置ごとの各種情報を変更した時又は周期的にIP電話装置へ登録抹消要求を送信するようにした。
【0042】
本発明によれば、第14の態様から第16の態様のいずれかの効果に加えて、IP電話装置の機能を一定にすることができ、また、サーバ装置の資源を確保することができる。
【0043】
本発明の第19の態様は、複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するとともに前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するサーバユニットとを具備するIP電話システムにおけるIP電話方法であって、前記IP電話装置が前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を前記サーバユニットへ送信するステップと、前記サーバユニットが前記ソフトウェアデータの書き換えが必要と判断した時に送信する最適ソフトウェアデータを受信するステップと、前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換えるステップと、を具備するIP電話方法である。
【0044】
本発明によれば、サーバユニットがIP電話装置のソフトウェアデータの書き換えの要否を判定し、必要と判定した時には最適ソフトウェアデータをIP電話装置へ送信するため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話方法を提供することができる。
【0045】
本発明の第20の態様は、複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するサーバ装置と、前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するソフト管理サーバ装置とを具備するIP電話システムにおけるIP電話方法であって、前記IP電話装置が前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を前記サーバ装置へ送信するステップと、前記サーバ装置から前記ソフトウェアデータの書き換えの要否に関する書き換え要否情報と新たに書き換えるソフトウェアデータに関する最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを受信するステップと、前記書き換え要否情報が書き換えが必要であることを示す時には、前記最適ソフトウェア情報に対応するソフトウェアデータを前記ソフト管理サーバ装置からダウンロードして前記IP電話装置に搭載の前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェア情報に対応するソフトウェアデータに書き換えるステップと、を具備するIP電話方法である。
【0046】
本発明によれば、サーバ装置からIP電話装置へ送信するソフトウェアデータの書き換えを促す情報により、IP電話装置がソフト管理サーバ装置から最適のソフトウェアデータをインストールするため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話方法を提供することができる。
【0047】
以下、本発明のIP電話装置、IP電話方法及びサーバ装置が適応されたIP電話システムの実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0048】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るIP電話システムの全体構成を示す図である。図1に示すIP電話システム100は、IP電話装置101−1〜101−Nと、サーバ装置102と、ソフト管理サーバ装置103と、インターネット網104と、から構成される。
【0049】
IP電話装置101−1〜101−Nと、サーバ装置102と、ソフト管理サーバ装置103とは、インターネット網104を介して互いに接続されている。なお、IP電話装置101−1〜101−N、サーバ装置102及びソフト管理サーバ装置103は、図1に示されているようにそれぞれ異なるLANに設置されていてもよく、また、どのような組み合わせで同一のLAN内に設置されていてもよい。
【0050】
また、IP電話システム100は、この構成に限られるものではなく、公衆回線網であるインターネット網104を介さずにIP電話装置101−1〜101−Nと、サーバ装置102と、ソフト管理サーバ装置103とを接続して、IP電話システム100全体がLANのような閉じられたエリアの中に存在するような構成としてもよい。
【0051】
図1に示すIP電話システム100は、サーバ装置102からインターネット網104を介してIP電話装置101へ送られるソフトウェアデータの書き換えを促す情報により、IP電話装置101がソフト管理サーバ装置103から最適のソフトウェアデータをインストールするため、自動的なソフトウェアデータの書き換えを可能とする。また、IP電話装置は、音声通信のほか映像通信も可能である。
【0052】
図2は、IP電話装置101の構成を示すブロック図である。図2のIP電話装置101は、送信部201と、受信部202と、書き換え制御部203と、記憶部204と、から構成される。
【0053】
送信部201は、記憶部204から識別情報及びソフトウェア番号を受け取り登録要求メッセージに載せて、サーバ装置102に送信する。受信部202は、サーバ装置102が送信する登録応答メッセージ又は登録拒否メッセージを受信して、書き換え制御部203に与える。なお、この登録要求メッセージの送信において、H.323の時にはRRQのnonStandardData型NonStandardParameterデータ領域が利用され、また、SIPの時にはSIP REGISTERのUser Agentのデータラインが利用される。また、この登録拒否メッセージの送信において、H.323の時にはRRJのnonStandardData型NonStandardParameterデータ領域が利用され、また、SIPの時にはSIP 430のUser Agentのデータラインが利用される。
【0054】
書き換え制御部203は、受信部202から書き換え要否情報及び最適ソフトウェア番号を受け取ると、送信要求情報をソフト管理サーバ装置103のアドレスと共に送信部201に与える。送信部201は、受け取った送信要求情報をソフト管理サーバ装置103のアドレスに宛てて送信する。受信部202は、ソフト管理サーバ装置103から送信される最適ソフトウェアデータを受信する。書き換え制御部203は、受信部202から最適ソフトウェアデータを受け取り、記憶部204に記憶されているソフトウェアデータを最適ソフトウェアデータに書き換えると共に加入者管理情報テーブル(図8(1))で管理している現在のソフトウェア番号も最適ソフトウェア番号に書き換える。
【0055】
ここで、最適ソフトウェアデータとは、IP電話装置において、例えば、その使用時期において最適な機能を付与するソフトウェアデータを意味する。また、最適ソフトウェア番号とは、最適のソフトウェアデータを識別するための番号である。
【0056】
図3は、サーバ装置102の構成を示すブロック図である。図3のサーバ装置102は、受信部301と、判定部302と、記憶部303と、制御部304と、送信部305と、から構成される。
【0057】
受信部301は、IP電話装置101から登録要求メッセージを受信する。記憶部303は、加入者管理情報テーブル(図8(1))及び端末管理情報テーブル(図8(2))を記憶している。判定部302は、受信部301から識別情報及びソフトウェア番号を受け取り、加入者管理情報テーブルを参照して、ソフトウェアの書き換えを行う設定になっているかを判定する。書き換えを行う設定の時には、判定部302は、その識別情報をキーとして記憶部303から最適ソフトウェア番号を読み取って、ソフトウェア番号と最適ソフトウェア番号との比較を行い、ソフトウェア番号と最適ソフトウェア番号とが異なる時には、識別情報と書き換え要否情報(ここでは、書き換えが必要であることを示す内容を持っている。)と最適ソフトウェア番号とを制御部304に与える。
【0058】
制御部304は、判定部302からその書き換え要否情報を受け取った時には、記憶部303からソフト管理サーバ103のアドレス及びIP電話装置101のIPアドレスを読み取る。さらに、制御部304は、登録拒否メッセージ及び識別情報並びにIP電話装置101のIPアドレスを送信部305に与える。送信部305は、制御部304から受け取る登録拒否メッセージを識別情報及びIPアドレスにより特定されるIP電話装置101に送信する。
【0059】
図4は、ソフト管理サーバ装置103の構成を示すブロック図である。図4のソフト管理サーバ103は、受信部401と、データ管理制御部402と、記憶部403と、送信部404と、から構成される。
【0060】
受信部401は、IP電話装置101から送信要求情報を受信する。データ管理制御部402は、受信部401から送信要求情報を受け取り、それに対応した最適ソフトウェアデータを記憶部403から読みとる。さらに、データ管理制御部402は、その最適ソフトウェアデータ及び送信要求情報に含まれる識別情報を送信部404に与える。送信部404は、その最適ソフトウェアデータを識別情報により特定されるIP電話装置101に送信する。
【0061】
次に図5及び図6を参照しつつ、IP電話システム100の全体の流れについて説明する。ただし、ここではサーバ装置102が管理していないIP電話装置からのアクセスについては考えないものとする。なお、以下説明するIP電話システム100の全体の流れにおいて、登録要求メッセージの送信においては、H.323の時にはRRQのnonStandardData型NonStandardParameterデータ領域が利用され、また、SIPの時にはSIP REGISTERのUser Agentのデータラインが利用される。また、登録拒否メッセージの送信においては、H.323の時にはRRJのnonStandardData型NonStandardParameterデータ領域が利用され、また、SIPの時にはSIP 430のUser Agentのデータラインが利用される。
【0062】
図5は、IP電話装置101に搭載のソフトウェアデータの書き換えが不要の場合のシーケンス図である。
【0063】
IP電話装置101の送信部201は、所定の時期(詳細は後述する。)に、記憶部204に記憶されたIP電話装置101各々に固有の識別情報及び現在搭載しているソフトウェアデータのソフトウェア番号を登録要求メッセージに載せて、サーバ装置102に送信する(ST501)。サーバ装置102は、登録要求メッセージを受信して、ソフトウェアデータの書き換えを行うか否かの判定処理(図7参照)を行う(ST502)。ここでは書き換えが必要ないと判定し、サーバ装置102の送信部305は、登録応答OKの登録応答メッセージをIP電話装置101の受信部202に向けて送信する(ST503)。
【0064】
図6は、IP電話装置101に搭載のソフトウェアデータの書き換えが必要の場合のシーケンス図である。
【0065】
IP電話装置101の送信部201は、所定の時期に(詳細は後述する。)、記憶部204に記憶されたIP電話装置101各々に固有の識別情報及び現在搭載しているソフトウェアデータのソフトウェア番号を登録要求メッセージに載せて、サーバ装置102に送信する(ST501)。サーバ装置102は、登録要求メッセージを受信して、ソフトウェアデータの書き換えを行うか否かの判定処理(図7参照)を行う(ST502)。ここでは書き換えの必要があると判定し、サーバ装置102の送信部305は、制御部304から受け取る登録拒否メッセージを識別情報及びIPアドレスにより特定されるIP電話装置101の受信部202に向けて送信する(ST601)。
【0066】
IP電話装置101の書き換え制御部203は、受信部202から書き換え要否情報及び最適ソフトウェア番号を受け取ると書き換えが必要であると判断し、識別情報及び最適ソフトウェア番号を内部に含む送信要求情報を生成して、ソフト管理サーバ装置103のアドレスと共に送信部201に与える。IP電話装置101の送信部201は、送信要求情報をソフト管理サーバ装置103のアドレスに宛てて送信する(ST602)。
【0067】
ソフト管理サーバ装置103の受信部401は、IP電話装置101から送信要求情報を受信する。データ管理制御部402は、受信部401から送信要求情報を受け取り、その送信要求情報の中に含まれる最適ソフトウェア番号をキーとして記憶部403に記憶された最適ソフトウェアデータを読み取る。ここで、記憶部403は、最適ソフトウェアデータを最適ソフトウェア番号と関連させて記憶しており、例えば、データファイル名を最適ソフトウェア番号とする。なお、ソフト管理サーバ装置103は、FTPサーバ装置、HTTPサーバ装置及び同様の効果が得られる他の装置のいずれであってもよい。
【0068】
データ管理制御部402は、送信応答OKメッセージを生成し、送信要求情報の中に含まれる識別情報と共に送信部404に与え、送信部404は、送信応答OKメッセージを識別情報により特定されるIP電話装置101に送信する(ST603)。これにより、ソフト管理サーバ装置103とIP電話装置101との間に通信セッションが張られた状態であるので、データ管理制御部402は、その最適ソフトウェアデータ及び送信要求情報の中に含まれる識別情報を送信部404に与えて、送信部404は、その最適ソフトウェアデータを識別情報により特定されるIP電話装置101に送信する(ST604)。
【0069】
IP電話装置101の受信部202は、ソフト管理サーバ装置103から送信される最適ソフトウェアデータを受信する。書き換え制御部203は、受信部202から最適ソフトウェアデータを受け取り、記憶部204に記憶されているソフトウェアデータを最適ソフトウェアデータに書き換えると共に加入者管理情報テーブル(図8(1))で管理している現在のソフトウェア番号も最適ソフトウェア番号に書き換える。(ST605)。
【0070】
次に、前掲のST502の判定処理について、図7を参照して説明する。なお、サーバ装置102の記憶部303が記憶する情報については、図8のテーブルを用いて説明する。
【0071】
サーバ装置102の受信部301は、IP電話装置101からIP電話装置101各々に固有の識別情報及び現在搭載しているソフトウェアデータのソフトウェア番号を含む登録要求メッセージを受信する(ST701)。判定部302は、受信部301から識別情報及びソフトウェア番号を受け取る(ST702)。判定部302は、その識別情報をキーとして、記憶部303に記憶されている加入者管理情報テーブル(図8(1))のソフトウェア更新要求の設定が「する」となっているか判定する(ST703)。ソフトウェア更新要求の設定が「する」と設定されている時には、判定部302は、その識別情報をキーとして、記憶部303の端末管理情報テーブル(図8(2))から最適ソフトウェア番号を読み取る(ST704)。ST703において、ソフトウェア更新要求の設定が「しない」と設定されている時には、ST707に移行する。
【0072】
判定部302は、ソフトウェア番号と最適ソフトウェア番号との比較を行う(ST705)。比較の結果、ソフトウェア番号と最適ソフトウェア番号とが異なる時には、判定部302は、ソフトウェアの書き換えが必要だと判断し、識別情報と書き換え要否情報(ここでは、書き換えが必要であることを示す内容を持っている。)と最適ソフトウェア番号とを制御部304に与える。制御部304は、判定部302から書き換えが必要である旨の書き換え要否情報を受け取った時には、一緒に受け取る識別情報及び最適ソフトウェア番号をキーとして、端末管理情報テーブルからその最適ソフトウェアデータを管理しているソフト管理サーバ103のアドレス及び加入者管理情報テーブルからIP電話装置101のIPアドレスを読み取る。そして、制御部304は、書き換え要否情報と最適ソフトウェア番号とソフト管理サーバ103のアドレスとを中に含む登録拒否メッセージを生成する(ST706)。ST705の比較の結果、ソフトウェア番号と最適ソフトウェア番号とが同じ時には、ST707に移行する。
【0073】
管理サーバ装置10の制御部304は、ST703またはST705において、判定部302から書き換えが不要である旨の書き換え要否情報を受け取った時には、通常のIP電話装置の端末登録(RAS登録)処理を行う(ST707)。そして、制御部304は、加入者管理情報テーブルから一緒に受け取る識別情報をキーとして、IP電話装置101のIPアドレスを読み取り、書き換え要否情報(書き換えが不要である旨を示す。)を中に含む登録応答メッセージを生成する。
【0074】
図8(1)は、サーバ装置102の記憶部303に記憶されている加入者管理情報テーブルであり、図8(2)は、同じく端末管理情報テーブルである。端末管理情報テーブルにおいて、識別情報と最適ソフトウェア番号と最適ソフトウェアデータを管理しているソフト管理サーバ104のアドレスとを関連させて記憶している(図8(2)参照)。また、図8(1)に示すように、加入者管理情報テーブルにおいて、加入者番号、エイリアスアドレス、IPアドレス、識別情報、ソフトウェア番号、ソフトウェア更新要求及び各種サービス定義を関連させて記憶している。図8(1)の加入者管理情報テーブルは、IP電話システムの電源投入時に作成され、必要に応じて更新されていくものである。
【0075】
ここで、図8(1)中の加入者番号とは、加入者を一意に識別するための識別番号である。エイリアスアドレスとは、電話番号に相当するものである。IPアドレスとは、IP電話装置101のアドレスである。識別情報とは、IP電話装置101の各々に固有の番号である。ソフトウェア番号とは、IP電話装置101に搭載されているソフトウェアの番号である。これは、IP電話装置のソフトウェアの書き換えが行われた場合に最適ソフトエア番号に置換される。ソフトウェア更新要求とは、IP電話装置がソフトウェアデータの書き換えの要求をサーバ装置102に行うか否かを設定するものであり、後から変更することもできる。
【0076】
前掲の所定の時期、すなわち、送信部201が記憶部204に記憶されたIP電話装置101各々に固有の識別情報及び現在搭載しているソフトウェアデータのソフトウェア番号を登録要求信号に載せて、サーバ装置102に送信する所定の時期は、次のようなタイミングがあり、図9(1)から図9(4)にそれぞれ図示している。
【0077】
第1は、IP電話装置101の電源投入時である(図9(1))。第2は、IP電話装置101から一定間隔で周期的に行うものである(図9(2))。第3は、サーバ装置102における設定を変更した時、又は、周期的に、サーバ装置102からIP電話装置101に送信される登録抹消要求メッセージを契機として再登録を行う時である(図9(3))。第4は、IP電話装置101の電源投入時にサーバ装置102のアドレスが分からない場合、マルチキャスト又はブロードキャストとしてサーバ装置発見要求メッセージを送信することとなり、そのメッセージに対してサーバ装置102からのサーバ発見応答を受信した時である(図9(4))。
【0078】
なお、特に上記タイミングに限定する必要はないが、上記タイミングにすることには、次のような意味がある。第1のタイミングでは、ユーザによるIP電話装置101の使用を妨げることなく、ソフトウェアデータが書き換えられる。第2のタイミングでは、最適ソフトウェアデータを搭載していないことによるIP電話装置101がIP電話システム100を利用できない期間を長くともこの周期にすることができる。第3のタイミングでは、サーバ装置102が登録抹消要求メッセージを、設定を変更した時にIP電話装置101に送信するのは、IP電話装置101の機能を一定にするためであり、また、周期的にIP電話装置101に送信するのは、サーバ装置102の資源を確保するためである。第4のタイミングでは、ユーザによるIP電話装置101の使用を妨げることなく、ソフトウェアデータが書き換えられる。
【0079】
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、サーバ装置からIP電話装置へ送信するソフトウェアデータの書き換えを促す情報により、IP電話装置がソフト管理サーバ装置から最適のソフトウェアデータをインストールするため、自動的なソフトウェアデータの書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話システムを提供することができる。
【0080】
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係るIP電話システム1000の全体構成を示す図である。図10に示すIP電話システム1000は、IP電話装置1001−1〜1001−Nと、サーバユニット1002と、インターネット網1003と、から構成される。
【0081】
IP電話装置1001−1〜1001−Nと、サーバユニット1002とは、インターネット網1003を介して接続されている。なお、IP電話装置1001−1〜1001−N及びサーバユニット1002は、図10に示すようにそれぞれ異なるLANに設置されていてもよく、また、どのような組み合わせで同一のLAN内に設置されていてもよい。
【0082】
また、IP電話システム1000は、この構成に限られるものではなく、公衆回線網であるインターネット網1003を介さずにIP電話装置1001−1〜1001−Nと、サーバユニット1002とを接続して、IP電話システム1000全体がLANのような閉じられたエリアの中に存在するような構成としてもよい。
【0083】
図10に示すIP電話システム1000は、サーバユニット1002がIP電話装置1001のソフトウェアデータの書き換えの要否を判断し、必要と判定した時には最適ソフトウェアデータをIP電話装置1001へ送信するため、自動的なソフトウェアデータの書き換えを可能とする。また、IP電話装置1001は、音声通信のほか映像通信も可能である。
【0084】
図11は、IP電話装置1001の構成を示すブロック図である。なお、IP電話装置1001−1からIP電話装置1001−Nは、同一の構成を原則として採っている。
【0085】
IP電話装置1001は、送信部1101と、受信部1102と、書き換え制御部1103と、記憶部1104と、から構成される。
【0086】
送信部1101は、記憶部1104から識別情報及びソフトウェア番号を受け取り登録要求メッセージに載せて、サーバユニット1002に送信する。なお、この登録要求メッセージの送信においては、H.323の時にはRRQのnonStandardData型NonStandardParameterデータ領域が利用され、また、SIPの時にはSIP REGISTERのUser Agentのデータラインが利用される。
【0087】
受信部1102は、サーバユニット1002が送信する登録応答メッセージ、又は、IP電話装置1001とサーバユニット1002との間のセッションを張るための登録応答メッセージ及び最適ソフトウェアデータを受信して、書き換え制御部1103に与える。ここで、最適ソフトウェアデータとは、IP電話装置において、例えば、その使用時期において最適な機能を付与するソフトウェアデータを意味する。また、最適ソフトウェア番号とは、最適のソフトウェアデータを識別するための番号である。
【0088】
書き換え制御部1103は、受信部1102からセッションを張るための登録応答メッセージ中に含まれる書き換え要否情報(ここでは、書き換えを必要とする旨を示す。)及び最適ソフトウェアデータを受け取ると、記憶部1104に記憶されているソフトウェアデータを最適ソフトウェアデータに書き換えると共に加入者管理情報テーブル(図8(1))で管理している現在のソフトウェア番号も最適ソフトウェア番号に書き換える。
【0089】
図12は、サーバユニット1002の構成を示すブロック図である。図12のサーバユニット1002は、受信部1201と、判定部1202と、記憶部1203と、制御部1204と、送信部1205と、から構成される。
【0090】
受信部1201は、IP電話装置1001から登録要求メッセージを受信する。記憶部1203は、加入者管理情報テーブル並びに端末管理情報テーブル及び最適ソフトウェアデータを記憶している。なお、この実施の形態2における端末管理情報テーブルは、図8(2)に示す本発明の実施の形態1の端末管理情報テーブルにおけるソフト管理サーバアドレスをなくしたものである。この実施の形態2における加入者管理情報テーブルは、図8(1)に示す実施の形態1の加入者管理情報テーブルと同様のものである。
【0091】
判定部1202は、受信部1201から識別情報及びソフトウェア番号を受け取る。判定部1202は、その識別情報をキーとして、加入者管理情報テーブルのソフトウェア更新要求の欄の設定がソフトウェアの書き換えを行う設定になっているかを判定する。判定の結果、書き換えを行う設定の時には、判定部1202は、その識別情報をキーとして、記憶部1203の端末管理情報テーブルから最適ソフトウェア番号を読み取って、ソフトウェア番号と最適ソフトウェア番号との比較を行う。比較の結果、ソフトウェア番号と最適ソフトウェア番号とが異なる時には、判定部1202は、識別情報と書き換え要否情報(ここでは、書き換えが必要であることを示す内容を持っている。)と最適ソフトウェア番号とを制御部1204に与える。
【0092】
制御部1204は、判定部1202からその書き換えが必要である旨の書き換え要否情報を受け取った時には、記憶部1203から識別情報をキーとして、加入者管理情報テーブルにおけるIP電話装置101のIPアドレス及び端末管理情報テーブルにおける最適ソフトウェアデータを読み取る。また、制御部1204は、サーバユニット1002とIP電話装置1001との間のセッションを張るための登録応答メッセージを生成し、送信部1205に与える。
【0093】
送信部1205は、識別情報及びIPアドレスから特定されるIP電話装置1001へそのセッションを張るための登録応答メッセージを送信する。これにより、サーバユニット1002とIP電話装置1001との間のセッションが張られることになる。そして、制御部1204は、最適ソフトウェアデータ及び書き換え要否情報(ここでは、書き換えが必要であることを示す内容を持っている。)を送信部1205に与え、送信部1205は識別情報及びIPアドレスから特定されるIP電話装置1001へ送信する。
【0094】
次に、IP電話システム1000の全体の流れについて説明する。ここでは、特に、IP電話装置1001のソフトウェアデータの書き換えが必要である場合について説明する。なお、以下説明するIP電話システム1000の全体の流れにおける登録要求メッセージの送信においては、H.323の時にはRRQのnonStandardData型NonStandardParameterデータ領域が利用され、また、SIPの時にはSIP REGISTERのUser Agentのデータラインが利用される。
【0095】
IP電話装置1001の送信部1101は、所定の時期に(詳細は前述のとおり。)、記憶部1104に記憶されたIP電話装置1001各々に固有の識別情報及び現在搭載しているソフトウェアデータのソフトウェア番号を登録要求メッセージに載せて、サーバユニット1002に送信する。
【0096】
サーバユニット1002は、登録要求メッセージを受信して、ソフトウェアデータの書き換えを行うか否かの判定処理(図13参照)を行う。ここでは書き換えの必要があると判定し、サーバユニット1002の送信部1205は、制御部1204から受け取るサーバユニット1002とIP電話装置1001との間のセッションを張るための登録応答メッセージをIP電話装置1001の受信部1102に向けて送信する。これにより、サーバユニット1002とIP電話装置1001との間のセッションが張られることになる。
【0097】
制御部1204は、最適ソフトウェアデータ及び書き換え要否情報(ここでは、書き換えが必要であることを示す内容を持っている。)を送信部1205に与え、送信部1205は制御部1204より与えられる識別情報及びIPアドレスから特定されるIP電話装置1001へ送信する。
【0098】
IP電話装置1001の受信部1102は、サーバユニット1002が送信する最適ソフトウェアデータを受信して、書き換え制御部1103に与える。書き換え制御部1103は、受信部1102から書き換え要否情報(ここでは、書き換えを必要とする旨を示す。)及び最適ソフトウェアデータを受け取ると、記憶部1104に記憶されているソフトウェアデータを最適ソフトウェアデータに書き換えると共に加入者管理情報テーブル(図8(1))で管理している現在のソフトウェア番号も最適ソフトウェア番号に書き換える。
【0099】
次に、サーバユニット1002が行う判定処理について、図13を参照して説明する。
【0100】
サーバユニット1002の受信部1201は、IP電話装置1001から送信されるIP電話装置1001各々に固有の識別情報及び現在搭載しているソフトウェアデータのソフトウェア番号を含む登録要求メッセージを受信する(ST1301)。判定部1202は、受信部1201から識別情報及びソフトウェア番号を受け取る(ST1302)。
【0101】
判定部1202は、その識別情報をキーとして、記憶部1203の加入者管理情報テーブルに記憶されているソフトウェア更新要求の設定が「する」となっているか判定する(ST1303)。ソフトウェア更新要求の設定が「する」と設定されている時には、判定部1202は、その識別情報をキーとして、記憶部1203の端末管理情報テーブルから最適ソフトウェア番号を読み取る(ST1304)。ST1303において、ソフトウェア更新要求の設定が「しない」と設定されている時には、ST1307に移行する。
【0102】
判定部1202は、ソフトウェア番号と最適ソフトウェア番号との比較を行う(ST1305)。比較の結果、ソフトウェア番号と最適ソフトウェア番号とが異なる時には、判定部1202は、ソフトウェアの書き換えが必要だと判断し、識別情報と書き換え要否情報(ここでは、書き換えが必要であることを示す内容を持っている。)と最適ソフトウェア番号とを制御部1204に与える。
【0103】
制御部1204は、判定部1202から書き換えが必要である旨の書き換え要否情報を受け取った時には、一緒に受け取る識別情報及び最適ソフトウェア番号をキーとして、IP電話装置101のIPアドレス及び最適ソフトウェアデータを読み取る。制御部1204は、サーバユニット1002とIP電話装置1001との間のセッションを張るための登録応答メッセージを生成する(ST1306)。
【0104】
サーバユニット1002の制御部1204は、判定部1202から書き換えが不要である旨の書き換え要否情報を受け取った時には、一緒に受け取る識別情報をキーとして、記憶部1203の加入者管理情報テーブルからIP電話装置1001のIPアドレスを読み取る。また、制御部1204は、書き換え要否情報(書き換えが不要である旨を示す。)を中に含む登録応答メッセージを生成する(ST1307)。
【0105】
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、サーバユニットがIP電話装置のソフトウェアデータの書き換えの要否を判定し、必要と判定した時には最適ソフトウェアデータをIP電話装置へ送信するため、自動的なソフトウェアデータが書き換えが可能となるので、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話システムを提供することができる。また、実施の形態2によれば、実施の形態1に係るIP電話システムにおける2つのサーバ装置を1つにまとめたため、IP電話システム構築の低コスト化を図ることができる。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、IP電話装置に最適のソフトウェアがインストールされるまでの期間を短くし、IP電話システムを利用できない期間を非常に短縮することができるIP電話システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るIP電話システムの全体構成を示す図
【図2】実施の形態1に係るIP電話装置の構成を示すブロック図
【図3】実施の形態1に係るサーバ装置の構成を示すブロック図
【図4】実施の形態1に係るソフト管理サーバ装置の構成を示すブロック図
【図5】実施の形態1に係るIP電話装置のソフトウェアデータの書き換えが不要の場合のシーケンス図
【図6】実施の形態1に係るIP電話装置のソフトウェアデータの書き換えが必要な場合のシーケンス図
【図7】実施の形態1に係るサーバ装置の判定処理についてのフロー図
【図8】実施の形態1に係るサーバ装置に記憶されているテーブルのイメージ図
(1) 実施の形態1に係るサーバ装置に記憶されている加入者管理情報テーブル
(2) 実施の形態1に係るサーバ装置に記憶されている端末管理情報テーブル
【図9】実施の形態1に係るIP電話装置からサーバ装置へソフトウェアデータの書き換えのために登録要求メッセージを出すタイミングを説明するための図
(1) 登録要求のトリガーシーケンス プログラム起動
(2) 登録要求のトリガーシーケンス 周期登録
(3) 登録要求のトリガーシーケンス 登録抹消要求
(4) 登録要求のトリガーシーケンス コールサーバ発見
【図10】本発明の実施の形態2に係るIP電話システムの全体構成を示す図
【図11】実施の形態2に係るIP電話装置の構成を示すブロック図
【図12】実施の形態2に係るサーバユニットの構成を示すブロック図
【図13】実施の形態2に係るサーバユニットの判定処理についてのフロー図
【符号の説明】
100、1000 IP電話システム
101、1001 IP電話装置
102 サーバ装置
103 ソフト管理サーバ装置
104、1003 インターネット網
201、305、404、1101、1205 送信部
202、301、401、1102、1201 受信部
203、1103 書き換え制御部
204、303、403、1104、1203 記憶部
302、1202 判定部
304、1204 制御部
402 データ管理制御部
1002 サーバユニット

Claims (20)

  1. 複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するとともに前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するサーバユニットとを具備し、前記IP電話装置は、前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を前記サーバユニットへ送信する送信手段と、前記サーバユニットが前記ソフトウェアデータの書き換えが必要と判断した時に送信する最適ソフトウェアデータを受信する受信手段と、前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備することを特徴とするIP電話システム。
  2. 複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するサーバ装置と、前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するソフト管理サーバ装置とを具備し、前記IP電話装置は、前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を前記サーバ装置へ送信する送信手段と、前記サーバ装置から前記ソフトウェアデータの書き換えの要否に関する書き換え要否情報と新たに書き換えるソフトウェアデータに関する最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを受信する受信手段と、前記書き換え要否情報が書き換えが必要であることを示す時には前記最適ソフトウェア情報に対応するソフトウェアデータを前記ソフト管理サーバ装置からダウンロードして前記IP電話装置に搭載の前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェア情報に対応するソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備することを特徴とするIP電話システム。
  3. 複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するサーバ装置と、前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するソフト管理サーバ装置とを具備し、前記サーバ装置は、前記IP電話装置から前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信する受信手段と、前記IP電話装置ごとの前記識別情報及び前記識別情報に対応した最適なソフトウェアを示す最適ソフトウェア情報を記憶する記憶手段と、前記受信したソフトウェア情報と前記最適ソフトウェア情報とを比較して書き換えの要否を判定し判定結果を生成する判定手段と、前記判定結果が書き換えが必要であることを示す時にこの書き換え要否情報と前記最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを送信する送信手段と、を具備し、前記IP電話装置は、前記サーバ装置から受け取る前記応答メッセージを受信する受信手段と、前記最適ソフトウェア情報に対応する最適ソフトウェアデータが記憶されているソフト管理サーバ装置に前記識別情報及び前記最適ソフトウェア情報を送信する送信手段と、前記ソフト管理サーバ装置から前記最適ソフトウェアデータを受信する他の受信手段と、記憶手段に記憶されているソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備し、前記ソフト管理サーバ装置は、前記IP電話装置から受け取る前記最適ソフトウェア情報に対応する前記最適ソフトウェアデータを前記IP電話装置に送信する送信手段を具備することを特徴とするIP電話システム。
  4. 自装置を識別するための識別情報及び自装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報をサーバユニットへ送信する送信手段と、前記サーバユニットが前記ソフトウェアデータの書き換えが必要と判断した時に送信する最適ソフトウェアデータを受信する受信手段と、前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備することを特徴とするIP電話装置。
  5. 自装置を識別するための識別情報及び前記自装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、前記サーバ装置から前記ソフトウェアデータの書き換えの要否に関する書き換え要否情報と新たに書き換えるソフトウェアデータに関する最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを受信する受信手段と、前記書き換え要否情報が書き換えが必要であることを示す時には前記最適ソフトウェア情報に対応する最適ソフトウェアデータをソフト管理サーバ装置からダウンロードして前記IP電話装置に搭載の前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備することを特徴とするIP電話装置。
  6. 自装置を識別するための識別情報及び自装置に記憶されているソフトウェアデータに関するソフトウェア情報をサーバ装置へ送信する送信手段と、前記サーバ装置から前記ソフトウェアデータの書き換えの要否に関する書き換え要否情報と新たに書き換えるソフトウェアデータに関する最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを受信する受信手段と、前記最適ソフトウェア情報に対応する最適ソフトウェアデータが記憶されているソフト管理サーバ装置に前記識別情報及び前記最適ソフトウェア情報を含む送信要求情報を送信する他の送信手段と、前記ソフト管理サーバが前記送信要求情報に応答して送信する前記最適ソフトウェアデータを受信する他の受信手段と、前記IP電話装置に記憶されているソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換える書き換え手段と、を具備することを特徴とするIP電話装置。
  7. 前記送信手段は、前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を制御メッセージに含めて前記サーバユニットへ送信することを特徴とする請求項4に記載のIP電話装置。
  8. 前記送信手段は、前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を制御メッセージに含めて前記サーバ装置へ送信することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のIP電話装置。
  9. 前記制御メッセージはH.225のRRQメッセージであることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のIP電話装置。
  10. 前記制御メッセージはSIPのREJISTERメッセージであることを特徴とする請求項7又は請求項8記載のIP電話装置。
  11. 前記送信手段は、電源投入時、電源投入後は所定の間隔で、又は、前記サーバユニットが記憶している前記IP電話装置ごとの各種情報を変更した時若しくは周期的に前記サーバユニットが送信する登録抹消要求の受信時に、前記種別情報及び前記ソフトウェア情報を前記サーバユニットに送信することを特徴とする請求項4又は請求項7に記載のIP電話装置。
  12. 前記送信手段は、電源投入時、電源投入後は所定の間隔で、又は、前記サーバ装置が記憶している前記IP電話装置ごとの各種情報を変更した時若しくは周期的に前記サーバ装置が送信する登録抹消要求の受信時に、前記種別情報及び前記ソフトウェア情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする請求項5、請求項6又は請求項8に記載のIP電話装置。
  13. IP電話装置から前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信する受信手段と、前記IP電話装置ごとの前記識別情報及び前記識別情報に対応した最適なソフトウェアを示す最適ソフトウェア情報と前記最適ソフトウェア情報に対応する最適ソフトウェアデータとを記憶する記憶手段と、前記ソフトウェア情報と前記最適ソフトウェア情報とを比較して書き換えの要否を判定し判定結果を生成する判定手段と、前記判定結果が書き換えが必要である場合に前記IP電話装置に前記最適ソフトウェアデータを送信する送信手段と、を具備することを特徴とするサーバユニット。
  14. IP電話装置から前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信する受信手段と、前記IP電話装置ごとの前記識別情報及び前記識別情報に対応した最適なソフトウェアを示す最適ソフトウェア情報を記憶する記憶手段と、前記ソフトウェア情報と前記最適ソフトウェア情報とを比較して書き換えの要否を判定し判定結果を生成する判定手段と、前記判定結果が書き換えが必要である場合に前記IP電話装置に前記書き換えの要否と前記最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを送信する送信手段と、を具備することを特徴とするサーバ装置。
  15. 前記書き換えの要否が書き換えの必要があることを示す時には前記応答メッセージがH.225のRRJメッセージであることを特徴とする請求項14記載のサーバ装置。
  16. 前記書き換えの要否が書き換えの必要があることを示す時には前記応答メッセージがSIPの430メッセージであることを特徴とする請求項14記載のサーバ装置。
  17. 前記送信手段は、記憶している前記IP電話装置ごとの各種情報を変更した時又は周期的にIP電話装置へ登録抹消要求を送信することを特徴とする請求項13記載のサーバユニット。
  18. 前記送信手段は、記憶している前記IP電話装置ごとの各種情報を変更した時又は周期的にIP電話装置へ登録抹消要求を送信することを特徴とする請求項14から請求項16のいずれかに記載のサーバ装置。
  19. 複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するとともに前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するサーバユニットとを具備するIP電話システムにおけるIP電話方法であって、前記IP電話装置が前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を前記サーバユニットへ送信するステップと、前記サーバユニットが前記ソフトウェアデータの書き換えが必要と判断した時に送信する最適ソフトウェアデータを受信するステップと、前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェアデータに書き換えるステップと、を具備することを特徴とするIP電話方法。
  20. 複数のIP電話装置と、前記IP電話装置を管理するサーバ装置と、前記IP電話装置において用いるソフトウェアデータを管理するソフト管理サーバ装置とを具備するIP電話システムにおけるIP電話方法であって、前記IP電話装置が前記IP電話装置を識別するための識別情報及び前記IP電話装置に搭載のソフトウェアデータに関するソフトウェア情報を前記サーバ装置へ送信するステップと、前記サーバ装置から前記ソフトウェアデータの書き換えの要否に関する書き換え要否情報と新たに書き換えるソフトウェアデータに関する最適ソフトウェア情報とを含む応答メッセージを受信するステップと、前記書き換え要否情報が書き換えが必要であることを示す時には、前記最適ソフトウェア情報に対応するソフトウェアデータを前記ソフト管理サーバ装置からダウンロードして前記IP電話装置に搭載の前記ソフトウェアデータを前記最適ソフトウェア情報に対応するソフトウェアデータに書き換えるステップと、を具備することを特徴とするIP電話方法。
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