JP2005026787A - 録画装置及び撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保存した映像を保護する操作が簡単で、かつ、保護解除用媒体を紛失しても再作成可能とし保存映像の再生を可能とする。
【解決手段】映像用記憶装置4に保存する映像ファイル4aの保護用情報を不揮発性メモリ5に設定プロテクト情報5bとして登録し、映像ファイル4aを保存する際にメモリカード6に保護解除用情報を保護データ6aとして記録し、映像ファイル4aを再生する際に、メモリカード6の保護データ6aと設定プロテクト情報5bとを照合して再生の可否を判定する。設定プロテクト情報5bに登録する再生許可条件として、メモリカード6の保護データ6aに、映像ファイル4aのファイル名、又は、映像ファイル4aの一部を切り取った分割映像ファイルが記録されていた場合、あるいは、保存時に装着されていたメモリカード6と同一の型番、メーカ名又はシリアル番号のメモリカード6が装着されていた場合のいずれかをユーザが選択可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、録画装置及び撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パスワードを用いずに機密文書画像の読み出し保護を行なう方法として、特許文献1に示す特開平7−93521号公報「画像ファイル装置の機密保護システム」に記載の技術がある。該特許文献1に記載の技術は、撮影するときには、装着したICカードに予め内蔵されている機密保護パターンを機密保護したい機密文書画像とデジタル的に画像合成することにより、該機密保護パターンを機密文書画像に埋め込んだ状態で保存し、一方、再生するときは、該ICカードを装着して、機密文書画像に埋め込まれた該機密保護パターンと照合することにより、機密文書画像の再生読み出しを保護するというものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−93521号公報(第3−第4頁、図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術は、再生する際に、埋め込まれた機密保護パターンとICカードに内蔵された機密保護パターンとを照合する処理を行なう必要があるため、再生処理が複雑化してしまう。また、機密保護のためのパターンとして別途用意されている機密性が高い機密保護パターンが内蔵されたICカードを紛失してしまった場合、その機密性の高さゆえに、撮影した機密文書画像を再生する術を完全に失ってしまう。
一方、例えば、個人用として使用するカメラにより撮影する映像のような場合であれば、第三者に見られたくない映像であったとしても、殆どの場合、撮影した映像の視聴に対して料金が発生することがないものであり、前記特許文献1のごとき厳重で確実な機密保護を施す必要性は低く、たとえ機密保護用のICカードを紛失したような場合であっても、何らかの救済措置を用意しておくべきである。
【0005】
また、大容量化が可能で、かつ、ノンリニアアクセスが可能な記憶装置(例えば、HDD、DVD)に撮影した映像を録画保存する録画機能一体型のカメラによって映像を撮影するような場合、記録媒体がテープメディアからなっている場合とは異なり、録画済みの映像ファイルを視聴する場合に記録媒体を巻き戻す必要がないため、第三者に見られたくない映像をカメラ撮影中において僅かの間でも席を外すようなことがあると、第三者に撮影済みの映像内容を簡単に見られてしまうことがあり得るし、しかも、第三者が視聴したという痕跡も残されていない状況を招いてしまう。
【0006】
本発明は、かくのごとき事情に鑑みてなされたものであり、録画保存した映像ファイルの機密保護状態を設定解除するためにメモリカードやICカードのような着脱自在な記録媒体を用いる場合に、該記録媒体を紛失することがあったとしても、機密保護されている映像ファイルを再生可能とすると共に、ノンリニアアクセス可能な映像用記憶装置に映像ファイルを録画保存するような録画装置及び撮影装置において、短い時間の間中座するような場合があっても、録画保存されている撮影済みの映像ファイルを第三者が容易には再生することができないように、映像ファイルを簡便に機密保護することを可能にする手段を提供することを目的としている。
なお、録画保存した映像ファイルを機密保護する方式として、パスワード入力方式を用いることとしても同様に保護することが可能ではあるが、かかるパスワード入力方式を適用した場合、当事者自らが撮影済みの録画映像を再生するときにも、パスワードを入力する手間がかかり、操作が煩雑化する。本発明は、実装が容易で、かつ、より簡単な操作で、録画映像に対する機密保護の設定及び解除を行なうことを可能とする録画装置及び撮影装置の実現を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の技術手段は、動画及び/又は静止画を録画保存することができる録画装置において、動画及び/又は静止画を映像ファイルとして録画保存する大容量の映像用記憶装置と、該映像用記憶装置に録画保存した映像ファイルの機密を保護するためのプロテクト情報を、ユーザの指示に基づいて設定プロテクト情報として設定登録するための設定プロテクト情報用記憶装置と、前記映像用記憶装置に録画保存する映像ファイルの機密保護状態を解除するために用いられる保護データを書き込む着脱自在な保護データ用記録媒体と、を備えている録画装置とすることを特徴とするものである。
【0008】
第2の技術手段は、前記第1の技術手段に記載の録画装置において、前記映像用記憶装置に機密保護対象となる映像ファイルを録画保存する際に装着されている前記保護データ用記録媒体に書き込む前記保護データとして、当該映像ファイルのファイル名と同一のファイル名を書き込み、録画保存する際に前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録される前記設定プロテクト情報として、前記映像用記憶装置の当該映像ファイルの再生を指示された際に装着された前記保護データ用記録媒体の前記保護データが、再生指示された当該映像ファイルと同一のファイル名であった場合に再生を許可することを示すプロテクト情報である録画装置とすることを特徴とするものである。
【0009】
第3の技術手段は、前記第2の技術手段に記載の録画装置において、前記保護データとして、再生指示された前記映像ファイルと同一のファイル名を有する、予め選択された特定パターンのデータからなるファイルを書き込み、前記設定プロテクト情報として、再生指示時に装着された前記保護データ用記録媒体の前記保護データが、再生指示された前記映像ファイルと同一のファイル名であり、かつ、前記特定パターンからなるファイルであった場合に再生を許可することを示す情報である録画装置とすることを特徴とするものである。
【0010】
第4の技術手段は、前記第1の技術手段に記載の録画装置において、録画保存する際に前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録される前記設定プロテクト情報として、前記映像用記憶装置の機密保護対象となる映像ファイルの再生を指示された際に装着された前記保護データ用記録媒体が、前記映像用記憶装置に当該映像ファイルを録画保存した際に装着されていた前記保護データ用記録媒体と同一の記録媒体であった場合に再生を許可することを示すプロテクト情報である録画装置とすることを特徴とするものである。
【0011】
第5の技術手段は、前記第4の技術手段に記載の録画装置において、前記保護データ用記録媒体と同一の記録媒体であるか否かを示す情報として、前記保護データ用記録媒体を一意に特定することができるシリアル番号、前記保護データ用記録媒体の製造元を示すメーカ名、前記保護データ用記録媒体の種類を示す型番のいずれか1乃至複数を用いる録画装置とすることを特徴とするものである。
【0012】
第6の技術手段は、前記第1の技術手段に記載の録画装置において、前記映像用記憶装置に機密保護対象となる映像ファイルを録画保存する際に装着されている前記保護データ用記録媒体に書き込む前記保護データとして、当該映像ファイルの一部を切り取った分割映像ファイルを、分割ファイル名を付与して書き込み、前記映像用記憶装置に録画保存される当該映像ファイルとして、前記分割映像ファイルが切り取られた残りの映像ファイルを録画保存し、録画保存する際に前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録される前記設定プロテクト情報として、前記映像用記憶装置の当該映像ファイルの再生を指示された際に装着された前記保護データ用記録媒体の前記保護データが、再生指示された当該映像ファイルと同一のファイル名の前記分割ファイル名であった場合に再生を許可し、前記保護データの前記分割映像ファイルと前記映像用記憶装置の当該映像ファイルとを合成して再生することを示すプロテクト情報である録画装置とすることを特徴とするものである。
【0013】
第7の技術手段は、前記第6の技術手段に記載の録画装置において、前記保護データとして、更に、前記分割映像ファイルのサイズを示す分割サイズ情報を合わせて書き込み、前記設定プロテクト情報として、前記分割ファイル名と同一のファイル名であり、かつ、再生を指示された際に装着された前記保護データ用記録媒体の前記保護データが、再生指示された前記映像ファイルと同一のファイル名の前記分割ファイル名であり、かつ、前記分割サイズ情報と同一のサイズであった場合に、再生を許可し、前記保護データの前記分割映像ファイルと前記映像用記憶装置の当該映像ファイルとを合成して再生することを示す情報である録画装置とすることを特徴とするものである。
【0014】
第8の技術手段は、前記第6又は第7の技術手段に記載の録画装置において、前記分割映像ファイルとして、前記映像ファイルの一部を切り取る部分が、予め選択された所定のサイズ分の大きさからなる前記映像ファイルの先頭部分である録画装置とすることを特徴とするものである。
【0015】
第9の技術手段は、前記第6乃至第8の技術手段のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記分割映像ファイルに付与される前記分割ファイル名として、当該分割映像ファイルとして一部を切り取る前記映像ファイルのファイル名と同一のファイル名、該映像ファイルのファイル名から予め定められた特定の規則に従って変換された特定変換ファイル名、該映像ファイルのファイル名から乱数を用いてランダムに変換されたランダム変換ファイル名のいずれかを用いる録画装置とすることを特徴とするものである。
【0016】
第10の技術手段は、前記第1乃至第9の技術手段のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録すべき前記設定プロテクト情報をユーザが選択して設定することを可能とする案内用選択項目がメニュー形式で画面表示される録画装置とすることを特徴とするものである。
【0017】
第11の技術手段は、前記第1乃至第10の技術手段のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録された前記設定プロテクト情報によって機密保護された前記映像用記憶装置の映像ファイルは、当該設定プロテクト情報と同一の内容からなる前記保護データが記録されている前記保護データ用記録媒体、又は、前記設定プロテクト情報に設定登録されている前記保護データ用記録媒体と同一の記録媒体が装着されていない限り、前記映像用記憶装置に録画保存されている当該映像ファイルの再生読み出しが禁止される録画装置とすることを特徴とするものである。
【0018】
第12の技術手段は、前記第1乃至第11の技術手段のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記映像用記憶装置に映像ファイルを録画保存する際に前記保護データ用記録媒体が装着されていない場合、前記映像用記憶装置に録画保存された当該映像ファイルを再生する際、前記保護データ用記録媒体を装着することなく、当該映像ファイルの再生読み出しが許可される録画装置とすることを特徴とするものである。
【0019】
第13の技術手段は、前記第1乃至第12の技術手段のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録された前記設定プロテクト情報にアクセスして読み出し又は変更を行なう場合、事前にパスワードによる認証を必要とする録画装置とすることを特徴とするものである。
【0020】
第14の技術手段は、前記第1乃至第13の技術手段のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記保護データ用記録媒体が、メモリカード又はICカードからなっている録画装置とすることを特徴とするものである。
【0021】
第15の技術手段は、動画及び/又は静止画を撮影し、撮影した動画及び/又は静止画を映像ファイルとして録画保存することができる撮影装置において、映像ファイルを録画保存する録画装置として前記第1乃至第14の技術手段のいずれか1乃至複数に記載の録画装置が備えられている撮影装置とすることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る録画装置及び撮影装置の実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。
本発明に係る録画装置及び撮影装置は、ノンリニアアクセスが可能な大容量の映像用記憶装置(例えば、HDD、DVD)を備えた録画装置及び撮影装置において、該映像用記憶装置に保存される記憶内容、例えば、映像ファイルとして録画保存される動画及び/又は静止画を、着脱自在な保護データ用記録媒体例えば小型のメモリカード等を利用して機密保護するものである。ここで、着脱自在な保護データ用記録媒体例えばメモリカード(以下、メモリカードを例にとって説明することとし、「メモリカード」と記述する)には、映像用記憶装置に録画保存する映像ファイルの機密保護状態を解除するために用いられる保護データが書き込まれるが、該保護データによって機密保護する保護方法や保護レベルをユーザが任意に選択することができる。
【0023】
即ち、たとえ、機密保護を解除するための保護データが書き込まれたメモリカードを紛失したとしても、映像用記憶装置に録画保存された映像ファイルの再生が可能な保護レベルに始まり、一旦該メモリカードを紛失すると、録画保存された映像ファイルの再生が絶対に不可能になる保護レベルに至るまで、複数の保護レベルが予め用意されている。ユーザは、表示部にメニュー形式で画面表示された案内用選択項目を参照しながら、所望する任意の保護方法や保護レベルを選択して設定登録することができる。
【0024】
ここで、映像用記憶装置に録画保存された映像ファイルを保護する保護方法としては、以下のもののうちいずれかをユーザは選択することができる。
【0025】
(方法1):映像用記憶装置に録画保存した機密保護対象の映像ファイルを再生する際に、再生指示された映像用記憶装置の映像ファイルと同名のファイル名が、装着したメモリカードに記録されていないと、当該映像ファイルを再生することができないものとする保護方法である。当該保護方法においては、当該映像ファイルを録画保存した際に装着していたメモリカードを紛失したとしても、パーソナルコンピュータPC等を用いて再生しようとする映像用記憶装置の映像ファイルと同名のファイル名を記録したメモリカードを新たに作成すれば、当該映像ファイルの再生が可能である。
【0026】
(方法2):機密保護対象の映像ファイルとして映像用記憶装置に録画保存したときに装着していたメモリカードの製造番号を記憶しておき、製造番号が一致するメモリカード、即ち、録画保存した際に装着していたメモリカードと同一のメモリカードが装着されない限り、再生指示された映像用記憶装置の映像ファイルは再生することができないものとする保護方法である。当該保護方法においては、メモリカードの製造番号の選択如何によっては、たとえ、当該映像ファイルを録画保存する際に装着していたメモリカードを紛失したとしても、当該映像ファイルの再生が可能である。
【0027】
(方法3):映像用記憶装置に録画保存する際に、映像ファイルの一部を切り取って、分割映像ファイルとしてメモリカードに書き込み、切り取られた残りの映像ファイルを映像用記憶装置に録画保存し、再生時には、該メモリカードの分割映像ファイルと映像用記憶装置の残りの映像ファイルとを連続した一つの映像ファイルとして合成する。即ち、メモリカードに書き込まれた分割映像ファイルがない限り、映像用記憶装置に録画保存された残りの映像ファイルの内容を理解することができなく、再生することができないように、映像ファイルを2つに分割して、別々に録画保存することとする保護方法である。
【0028】
図1は、本発明に係る撮影装置の一実施例を示すブロック構成図であり、カメラ一体型VTRを例に取って示している。即ち、撮影した映像を映像ファイルとして映像用記憶装置に録画保存する場合における機密保護に関連する録画機能回路部を中心に示している。図1に示す撮影装置10は、動画及び/又は静止画を撮影する撮影部1と、撮影した動画及び/又は静止画や録画保存した映像ファイル(動画及び/又は静止画のファイル)を画面表示する表示部2と、ユーザの操作情報を入力する操作部3と、撮影した動画及び/又は静止画を映像ファイルとして録画保存する録画装置15とを備えている。
【0029】
録画装置15は、撮影した動画及び/又は静止画を映像ファイル4aとして録画保存する大容量の映像用記憶装置4と、録画保存する映像ファイル4a(被プロテクトファイル)の機密を保護するためのプロテクト情報(機密保護方法や機密保護用の保護レベル即ち設定データなど)をユーザが選択して設定するために、表示部2にメニュー形式で画面表示する案内用選択項目が格納されているプロテクト情報テーブル5aと、該プロテクト情報テーブル5aがメニュー形式で画面表示された案内用選択項目に基づいてユーザにより選択された機密保護方法や機密保護レベル用の設定データなどのプロテクト情報を設定登録する設定プロテクト情報5bと、を記憶する不揮発性の設定プロテクト情報用記憶装置即ち不揮発性メモリ5と、映像用記憶装置4に録画保存する映像ファイル4aに関する機密保護の設定を解除するための保護データ6a(プロテクト設定解除ファイル)が書き込まれる着脱自在な保護データ用記録媒体例えばメモリカード6と、映像用記憶装置4への映像ファイル4aの録画保存及び再生の際の機密保護を制御する録画再生制御部7(言い換えれば、設定プロテクト情報作成・再生判断部)とを備えている。
【0030】
即ち、録画再生制御部7は、機密保護対象の映像の撮影に先立って、ユーザが、操作部3を操作して、表示部2に画面表示させたプロテクト情報テーブル5aのメニュー形式の案内用選択項目に基づいて、今回撮影して映像用記憶装置4に録画保存しようとしている映像ファイル4aに関する機密保護方法を選択し、選択した機密保護方法における機密保護レベルを示す設定データなどを生成して、設定プロテクト情報5bに設定登録すると共に、撮影した動画及び/又は静止画を映像ファイル4aとして映像用記憶装置4に録画保存する際に装着されているメモリカード6に、該映像ファイル4aに設定されている機密保護状態を解除するために必要とする情報を保護データ6aとして書き込む一方、ユーザが、操作部3を操作して、映像用記憶装置4に録画保存している機密保護対象の映像ファイル4aの再生指示をした際に、装着されているメモリカード6の保護データ6aと設定プロテクト情報5bとを参照しながら、機密保護を解除する条件が成立しているか否かを判定して、映像ファイル4aの再生を行なうことを制御している。
【0031】
なお、図示していないが、本撮影装置10には、例えば、テレビ受像機やパーソナルコンピュータPCなどの外部装置と接続してデータの転送を行なうためのデータ転送部を備えていても良く、例えば、映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aをデータ転送部からテレビ受像機やPCなどの外部装置に送信したり、逆に、外部装置から映像を転送して映像用記憶装置4に録画保存したり、あるいは、プロテクト情報テーブル5aなどに設定する情報を転送して不揮発性メモリ5に書き込むことも可能であるが、以下では、説明を簡単にするために、かかるデータ転送部に関する記述は省略する。
【0032】
図1において、撮影部1により撮影された動画及び/又は静止画は、ユーザにより予め選択されて設定登録された設定プロテクト情報5bを参照しながら動作する録画再生制御部7の制御に基づいて、例えば、機密保護対象となる被プロテクトファイルの映像ファイル4aとして、ノンリニアアクセス可能な大容量の映像用記憶装置4(例えば、HDD)に録画保存される。ここで、ユーザは、撮影を先立って、操作部3を操作して、不揮発性メモリ5に記憶されているプロテクト情報テーブル5aの案内用選択項目を表示部2に画面表示させて、所望の機密保護方法を選択して予め不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bに設定登録している。
【0033】
従って、映像用記憶装置4に被プロテクトファイルの映像ファイル4aを録画保存する際には、録画再生制御部7は、設定プロテクト情報5bに予め設定登録されている機密保護方法に基づいて機密保護用の制御を行ない、場合によっては、メモリカード6にアクセスして当該メモリカード6の製造番号を読み出したりすることにより、録画保存する映像ファイル4aに関する機密保護用のプロテクト情報を抽出生成して、不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bに設定登録すると同時に、メモリカード6にプロテクト設定解除用の保護データ6a(例えば、映像ファイル4aのファイル名など)を書き込むと共に、被プロテクトファイルの映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存させる。
【0034】
また、ユーザが、操作部3を操作して、映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aを読み出して例えば表示部2に表示する際には、録画再生制御部7は、再生読み出しの対象としている映像ファイル4aに関して、設定プロテクト情報5bに予め設定されている機密保護方法に基づいて機密保護用の制御を行ない、メモリカード6にアクセスしてプロテクト設定解除ファイルとして書き込まれている保護データ6a(例えば、映像ファイル4aのファイル名など)やメモリカード6の製造番号を読み出すと共に、設定プロテクト情報5bに設定登録されている機密保護用のプロテクト情報(例えば、映像ファイル4aのファイル名やメモリカード6の製造番号など)を読み出して、メモリカード6からの保護データ6aやメモリカード6の製造番号との照合を行ない、機密保護を解除すべき条件が成立していた場合には、読み出した映像ファイル4aを表示部2に画面表示させる。
【0035】
ユーザは、前述のように、操作部3を操作して、表示部2にメニュー表示された案内用選択項目に従って、これから撮影する映像をどの保護方式によってプロテクトするのかを予め選択して不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bに設定登録することができる。図2は、ユーザが設定プロテクト情報5bに機密保護方法や機密保護レベルを選択設定するために順次メニュー表示される案内用選択項目の一例を示す概念図である。図2に示すように、ユーザが、撮影に先立って、まず、操作部3を操作して、表示部2に設定項目保護20と保護方法30とを表示させる。ここで、保護方法30としては、同名ファイル31と製造番号32とファイル分割33との各選択項目が同時に表示されており、ユーザは、操作部3を操作して、いずれかの選択項目を選択することができる。
【0036】
同名ファイル31とは、前述した保護方法の(方法1)に相当するものであり、映像用記憶装置4に録画保存した映像ファイル4aと同一のファイル名が保護データ6aとして書き込まれているメモリカード6を装着することによって、当該映像ファイル4aの再生を許可する機密保護方法を選択するものである。製造番号32とは、前述した保護方法の(方法2)に相当するものであり、装着されたメモリカード6が映像用記憶装置4に映像ファイル4aを録画保存した際に装着されていたメモリカード6と同一のメモリカード、即ち、装着されていたメモリカード6の製造番号と同一の製造番号であった場合に、当該映像ファイル4aの再生を許可する機密保護方法を選択するものである。また、ファイル分割33とは、前述した保護方法の(方法3)に相当するものであり、映像用記憶装置4に録画保存すべき映像ファイル4aの一部が切り取られた状態で録画保存される一方、切り取られた一部の映像ファイルは分割映像ファイルとしてメモリカード6に書き込まれて、再生する際に、メモリカード6の分割映像ファイルと合成して初めて映像ファイル4aが正しく再生されるという機密保護方法を選択するものである。
【0037】
更に、機密保護レベルを変更させる必要がある場合には、図2に示す破線のような選択項目をユーザに更に選択させることも可能である。例えば、ユーザが、操作部3を操作して、「同名ファイル31」を選択した場合、更に、ダミーパターン31aと特定パターン31bとを表示部2に表示し、ユーザが特定パターン31bを選択して、特定のパターン(特定文字列)を設定プロテクト情報5bに予め設定登録することが可能である。ユーザが特定パターンを設定プロテクト情報5bとして設定登録した場合は、メモリカード6に保護データ6aとして書き込むべきプロテクト設定解除ファイルとして、映像ファイル4aのファイル名のみならず、設定プロテクト情報5bに設定登録されている特定パターンからなるファイルも書き込まれているメモリカード6が装着されない限り、映像ファイル4aの再生読み出しを行なうことができない状態に設定することとするものであり、機密保護レベルを変更して設定することが可能である。
【0038】
なお、「同名ファイル31」を選択した場合はいずれの場合であっても、映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存する際に装着していたメモリカード6を紛失したとしても、録画保存されている映像ファイル4aのファイル名を、場合によっては特定パターンをも含めて、ユーザが記憶している限り、改めて、かかる情報を書き込んだ代替のメモリカードを作成しさえすれば、録画保存されている映像ファイル4aを読み出して再生することが可能である。
【0039】
また、ユーザが、操作部3を操作して、「製造番号32」を選択した場合、更に、同一のメモリカードであるか否かを識別するためのメモリカード6の製造番号として、例えば、メーカ名(メーカID)32aと、メモリカード6の種類を示す型番32bと、シリアル番号32cとを表示部2に表示し、メーカ名32a、型番32b、シリアル番号32cのいずれか1乃至複数を選択して設定プロテクト情報5bに予め設定登録することが可能であり、設定プロテクト情報5bに予め設定登録されている情報と同一の製造番号のメモリカード6が装着されない限り、映像ファイル4aの再生読み出しを行なうことができない状態に設定することとするものであり、機密保護レベルを変更して設定することが可能である。
【0040】
ここで、例えば、メモリカード6の製造番号として、メモリカード6を一意に特定することができるシリアル番号32cを含む情報を選択した場合、映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存する際に装着していたメモリカード6を紛失した場合には、二度と録画保存した映像ファイル4aを読み出して再生することができなくなってしまう。
【0041】
一方、メモリカード6の製造番号として、シリアル番号32cを含まずに、メモリカード6の製造元を示すメーカ名32aとメモリカード6の種類を示す型番32bとを含む情報を選択した場合、ユーザは、同一製造メーカ製の同一種類のメモリカード6を複数枚購入して用意しておけば、たとえ、映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存する際に装着していたメモリカード6を紛失したとしても、代替のメモリカード6を装着することにより、録画保存されている映像ファイル4aを読み出して再生することが可能である。更には、メモリカード6の製造番号として、シリアル番号32cを含まずに、製造メーカを示すメーカ名(メーカID)32aのみの情報を選択した場合、機密保護レベルを更に緩和する場合であり、型番や記憶容量が異なるメモリカードであっても、同一製造メーカのメモリカードを用意して装着することにより、録画保存されている映像ファイル4aを読み出して再生することが可能である。
【0042】
なお、「製造番号32」を選択した場合に、選択する案内用選択項目として、メーカ名32a、型番32b、シリアル番号32cを表示する場合について示したが、かかる場合のみに限ることなく、例えば、メモリカード6の記憶容量など異なる情報を追加あるいは入れ替えて用いることとしても良い。また、前述のように、機密保護対象の映像ファイルを録画保存する都度、案内用選択項目を表示させて、メーカ名32a、型番32b、シリアル番号32cなどのいずれか1乃至複数をユーザが選択して指定することも可能であるが、撮影装置10に予めデフォルト値として、例えば、製造番号としてシリアル番号32cを用いる状態に設定しておき、ユーザが必要に応じて設定内容を変更するようにしても構わない。
【0043】
また、ユーザが、操作部3を操作して、「ファイル分割33」を選択した場合、更に、分割ファイル名33aとサイズ確認33bとを表示部2に表示し、メモリカード6に保護データ6aとして書き込むべきプロテクト設定解除ファイルとして、分割して書き込む分割映像ファイルのファイル名即ち分割ファイル名33aのみならず、場合によっては、分割して書き込む分割映像ファイルのサイズ即ち分割サイズ情報を確認することを指示するサイズ確認33bを設定プロテクト情報5bに予め設定登録することが可能であり、設定プロテクト情報5bに予め設定登録されているプロテクト情報(即ち、分割ファイル名、更に、場合によっては、分割映像ファイルのサイズを示す分割サイズ情報)と同一の分割ファイル名やファイルサイズからなる分割映像ファイルの保護データ6aが書き込まれているメモリカード6が装着されない限り、映像ファイル4aの再生読み出しを行なうことができない状態に設定することとするものであり、機密保護レベルを変更して設定することが可能である。
【0044】
メモリカード6に保護データ6aとして分割して書き込む分割映像ファイルのファイル名を指定するための分割ファイル名33aとしては、同一ファイル名33a、特定変換ファイル名33a、ランダム変換ファイル名33aのいずれかを選択することが可能である。同一ファイル名33aは、当該分割映像ファイルとして一部が切り取られた状態で映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aのファイル名と同一のファイル名を付与することを指定する場合である。特定変換ファイル名33aは、録画保存する映像ファイル4aのファイル名を予め定められた特定の規則に従って変換して生成したファイル名を付与することを指定する場合であり、映像用記憶装置4に録画保存する映像ファイル4aのファイル名からは類推され難いファイル名を付与することができる。また、ランダム変換ファイル名33aは、録画保存する映像ファイル4aのファイル名を乱数を用いてランダムに変換して生成したファイル名を付与することを指定する場合であり、特定変換ファイル名33aの場合よりも更に類推され難いファイル名を付与することができ、機密性がより高くなる。
【0045】
また、サイズ確認33bのONを選択して、分割映像ファイルのファイルサイズ(分割サイズ情報)を設定プロテクト情報5bに設定登録するように指定した場合は、前述のように、設定プロテクト情報5bに分割映像ファイルのファイルサイズが分割サイズ情報として設定登録されて、再生する際に、メモリカード6に保護データ6aとして記録されている分割映像ファイルのファイル名のみならず、分割サイズ情報も合わせて確認されることにより、分割映像ファイルをメモリカード6上に別途作成することがより困難になり、映像用記憶装置4に録画保存する映像ファイル4aの機密性をより高めることができる。
【0046】
なお、映像ファイル4aから分割してメモリカード6に書き込む分割映像ファイルとしては、例えば、映像ファイル4aの先頭部分(ユーザにより予め選択された所定のサイズ分の大きさからなる先頭部分)を切り取って分割したものを用いることとし、映像用記憶装置4に録画保存される映像ファイル4aは、先頭部分が切り取られた状態で録画保存される状態としても良い。かくのごとく、映像ファイル4aの先頭部分を切り取ることとする理由は、映像用記憶装置4に録画保存される先頭部分がない映像ファイル4aは、該映像ファイル4a単独では全く再生することができない映像ファイルとすることができるためである。例えば、MPEGフォーマットなどに準拠する映像ファイルの場合、途中や最終の一部分が存在していなくても、その存在しなくなる部分までの映像は正しく再生することができるが、先頭部分がない状態にあっては、その映像ファイルの先頭から全く再生することができなくなる。即ち、映像ファイル4aを分割して一部例えば先頭部分を削除することにより、単独では全く再生することができない映像ファイル4aとして映像用記憶装置4に録画保存することとし、メモリカード6に保護データ6aとして書き込まれた分割映像ファイルと合成して初めて再生することが可能となる。
【0047】
一方、設定項目保護20としては、ONとOFFとの選択項目が合わせて表示されており、例えば、ONを選択すると、保護方法30の選択及び設定結果として設定プロテクト情報5bに設定登録されているプロテクト情報をも保護する状態に設定することが可能であり、例えば、事前にパスワードによる認証を必要とすることとして、予め登録されている正しいパスワードを入力しない限り、設定プロテクト情報5bへのアクセス(読み出しや変更書き込み)が一切禁止される状態に設定され、機密保護レベルを更に高く設定することが可能である。
【0048】
図3には、図2に示すメニュー表示の案内用選択項目に従って、ユーザが、不揮発性メモリ5に設定登録した設定プロテクト情報5bの登録例を示している。図3の設定プロテクト情報5bに示す番号5bと、保護方法5bとは、それぞれ、映像用記憶装置4に録画保存される各映像ファイル4aを識別する番号と、各映像ファイル4a毎の機密保護方法とを示すものである。
【0049】
また、設定データ5bと、設定サイズ5bとは、それぞれの映像ファイル4aに対する機密保護用のプロテクト情報(機密保護レベルを設定している情報)を示すものであり、設定データ5bは、例えば、保護方法30として同名ファイル31を選択した場合には、メモリカード6に書き込まれる特定パターン(特定の文字列)やダミーパターンの旨を示す情報を、又は、保護方法30として製造番号32を選択した場合には、装着されていたメモリカード6の製造番号を、又は、保護方法30としてファイル分割33を選択した場合には、メモリカード6に書き込まれた分割映像ファイルのファイル名である分割ファイル名などを設定登録し、設定サイズ5bは、保護方法30としてファイル分割33を選択した場合に、分割してメモリカード6に保護データ6aとして書き込んだ分割映像ファイルのファイルサイズを示す分割サイズ情報を設定登録している。
更に、図3の設定プロテクト情報5bに示すメモリカード装着情報5bは、映像ファイルを録画保存する際に、機密保護用としてメモリカード6が撮影装置10に装着されているか否かを示す情報であり、“0”は装着されていない場合を示し、“1”は装着されている場合を示している。
【0050】
即ち、図3に示す登録例においては、番号5bの番号1に示す映像ファイル4aは、保護方法5bとして(方法1)の同名ファイル31により保護され、かつ、特定パターン31bではなく、任意のダミーパターン31aによるダミーファイルを保護データ6aとしてメモリカード6に作成することが設定されている状態にあり、番号2及び3に示す映像ファイル4aは、共に、保護方法5bとして(方法2)の製造番号32により保護され、メモリカード6を特定する製造番号32としてシリアル番号32cが選択され、それぞれのシリアル番号32cとして「10026349」及び「10026584」のメモリカード6であることが設定登録されている状態にある。
【0051】
また、番号4及び5に示す映像ファイル4aは、共に、保護方法5bとして(方法3)のファイル分割33により保護され、メモリカード6に保護データ6aとして書き込まれた分割映像ファイルのファイル名である分割ファイル名が、映像用記憶装置4に録画保存された各映像ファイル4aのファイル名と同一のファイル名、即ち、それぞれの同一ファイル33aが、「MOVX0001.AVI」及び「MOVX0002.AVI」であり、かつ、共に、サイズ確認33bがONであり、分割されて保護データ6aとしてメモリカード6に書き込まれた分割映像ファイルのファイルサイズが「256KB」であることの確認を必要としていることが登録されている状態にある。
【0052】
なお、図3の登録例においては、メモリカード装着情報5bに示すように、番号5bの番号1乃至5の各映像ファイル4aは、機密保護するためにメモリカード6が装着された状態で録画保存されている機密保護対象の映像ファイルである場合を示し、再生する際には、各映像ファイルの設定プロテクト情報と同一内容からなる保護データ6aが記録されているメモリカード6、あるいは、各映像ファイルの設定プロテクト情報により指定されている同一の製造番号のメモリカード6を装着しない限り、映像ファイルを再生することができないことを示している。一方、番号6の映像ファイル4aは、機密保護が不要な映像ファイル4aとしてメモリカード6が装着されていない状態で録画保存された機密保護対象外の映像ファイルである場合を示し、再生する際に、メモリカード6の装着をすることもなく、当該映像ファイルを再生することが可能であることを示している。
【0053】
かくのごとく、撮影部1により映像(即ち、動画及び/又は静止画)を撮影した際に、録画再生制御部7は、機密保護用のメモリカード6が装着されている場合には、撮影された映像ファイル4aを作成して映像用記憶装置4に機密保護対象として録画保存すると共に、図3に示すような映像ファイル4aに関する機密保護用のプロテクト情報(即ち、予め選択されている機密保護方法に応じて如何なる情報により保護するかを示す情報)を生成して不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bに設定登録し、メモリカード6にもプロテクト解除用の情報を保護データ6aとして書き込む。更に、ファイル分割33による保護方法が選択されている場合には、同時に、機密保護用の分割映像ファイルを、映像用記憶装置4の映像ファイル4aから切り取って着脱可能なメモリカード6に記録する。
【0054】
一方、ユーザが操作部3を操作して、映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aを再生する指示をした場合は、録画再生制御部7は、まず、例えば図3のように不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bに設定登録されている当該映像ファイル4aに関する保護方法を参照する。次いで、参照された当該映像ファイル4aに関する保護方法に基づいて、再生のために必要とされる保護データ6aが書き込まれたメモリカード6が装着されているか否かが確認される。装着されたメモリカード6に、再生のために必要とされるプロテクト解除用の保護データ6aが存在していない場合は、指定された映像ファイル4aへのアクセスを禁止し、再生読み出し動作を抑止して、機密保護を図る。
【0055】
次に、各映像の撮影に先立って実施されて、不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bに、図3に示すような機密保護方法が予め設定登録されている場合を前提にして、撮影した映像を映像ファイル4aとして映像用記憶装置4に録画保存する場合と、映像用記憶装置4に録画保存された映像ファイル4aの再生指示がなされた場合とにおける映像ファイル4aの機密保護方法について、本発明に係る撮影装置の一例として図1に示す撮影装置10即ちカメラ一体型VTRを例に取って図4乃至図10のフローチャートを用いて更に詳細に説明する。
【0056】
まず、撮影した映像を映像ファイル4aとして映像用記憶装置4に録画保存する場合における映像ファイル4aの機密保護方法について、図4乃至図6のフローチャートを用いて説明する。ここに、図4は、本発明に係る撮影装置10の撮影時における動作の一例を示すフローチャートであり、前述した(方法1)による映像ファイル4aの機密保護方法を説明するためのフローチャートである。また、図5は、本発明に係る撮影装置10の撮影時における動作の異なる例を示すフローチャートであり、前述した(方法2)による映像ファイル4aの機密保護方法を説明するためのフローチャートである。また、図6は、本発明に係る撮影装置10の撮影時における動作の更に異なる例を示すフローチャートであり、前述した(方法3)による映像ファイル4aの機密保護方法を説明するためのフローチャートである。
【0057】
まず、図4に示すフローチャートに基づいて、図3に示す不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bの番号1の映像ファイル4aに示すように、保護方法5bとして(方法1)により機密保護した状態で映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存する場合の動作について説明する。
撮影部1により映像を撮影すると(ステップS11)、録画再生制御部7は撮影した映像ファイル4aにファイル名(例えば、「ファイル名1」)を付与した後(ステップS12)、機密保護用としてメモリカード6が装着されているか否かを判定する(ステップS13)。メモリカード6が装着されていない場合(ステップS13のNO)、撮影した映像ファイル4a「ファイル名1」は機密保護の対象外である旨を示す情報“0”を不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bのメモリカード装着情報5bに設定登録して(ステップS14)、撮影した映像ファイル4aを「ファイル名1」として映像用記憶装置4に録画保存するために、ステップS17に移行する。
【0058】
一方、メモリカード6が装着されていた場合(ステップS13のYES)、メモリカード6に対して、まず、ファイル名として、映像ファイル4aのファイル名と同一の「ファイル名1」を保護データ6aとして書き込むと共に、図3に示す設定プロテクト情報5bの番号1の映像ファイル4aにおいては、任意のダミーパターンを書き込むことによりダミーファイルを作成することが設定登録されているので、「ファイル名1」のダミーファイルを保護データ6aとしてメモリカード6上に作成する(ステップS15)。次いで、撮影した映像ファイル4a「ファイル名1」は、(方法1)による機密保護の対象である旨を示す情報“1”を不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bのメモリカード装着情報5bに設定登録した後(ステップS16)、撮影した映像ファイル4aを「ファイル名1」として映像用記憶装置4に録画保存する(ステップS17)。
【0059】
なお、前述したように、(方法1)即ち「同名ファイル」により機密保護を行なう場合、再生指示がなされた際に、メモリカード6に保護データ6aとして書き込まれたファイル内容のチェック方法としては、メモリカード6のファイルの中身は全くチェックせずにファイル名のみで判断する方法や、メモリカード6のファイル内に設定登録されている特定パターン(特定の文字列)が書き込まれており、該特定パターンが、設定プロテクト情報5bの設定データ5bに設定登録されている特定パターンと一致しない限り、映像ファイル4aのプロテクトを解除しない方法や、メモリカード6の空き容量の節約のために無意味なダミーパターンを用いたダミーファイルを書き込み、該ダミーファイルのファイル名のみで判断する方法などを用いることができるが、図4に示すフローチャートにおいては、ダミーファイルを作成する場合を示している。
【0060】
次に、図5に示すフローチャートに基づいて、図3に示す不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bの番号2の映像ファイル4aに示すように、保護方法5bとして(方法2)により機密保護した状態で映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存する場合の動作について説明する。
撮影部1により映像を撮影すると(ステップS21)、録画再生制御部7は、機密保護用としてメモリカード6が装着されているか否かを判定する(ステップS22)。メモリカード6が装着されていない場合(ステップS22のNO)、撮影した映像ファイル4aは機密保護の対象外である旨を示す情報“0”を不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bのメモリカード装着情報5bに設定登録して(ステップS23)、撮影した映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存するために、ステップS27に移行する。
【0061】
一方、メモリカード6が装着されていた場合(ステップS22のYES)、設定プロテクト情報5bの設定データ5bに設定登録されている製造番号種別情報(図3に示す設定プロジェクト情報5bの番号2ではシリアル番号を指定している)を参照して、装着されているメモリカード6の製造番号として予め記録されているシリアル番号(製造番号の一つ)を読み出して取得して(ステップS24)、図3に示す設定プロテクト情報5bの番号2の映像ファイル4aに対応する設定データ5bとして、取得したメモリカード6の製造番号を設定登録する(ステップS25)。次いで、撮影した映像ファイル4aは、(方法2)による機密保護の対象である旨を示す情報“1”を不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bのメモリカード装着情報5bに設定登録した後(ステップS26)、撮影した映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存する(ステップS27)。
【0062】
なお、前述したように、(方法2)即ち「メモリカード6の製造番号」により機密保護を行なう場合、保護データ6aの一つとして用いるメモリカード6の製造番号としては、装着されているメモリカード6を一意に特定可能な図3に示すようなシリアル番号(製造番号1)を予め設定プロテクト情報5bとして設定登録する場合のみに限るものではなく、例えば、装着されているメモリカード6の製造元を示すメーカ名とメモリカード6の種類を示す型番とに関する情報(製造番号2)を、更に、装着されているメモリカード6のメーカ名のみに関する情報(製造番号3)を予め設定プロテクト情報5bとして設定登録したりすることも可能であり、図5に示したようにシリアル番号即ち製造番号1を設定登録している場合は、録画保存の際に装着していたメモリカード6を紛失すると、録画保存した映像ファイル4aは二度と再生できなくなってしまうが、製造番号2や製造番号3を設定登録している場合は、代替のメモリカード6を用意して装着すれば、録画保存した映像ファイル4aを再生することができる。
【0063】
次に、図6に示すフローチャートに基づいて、図3に示す不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bの番号4の映像ファイル4aに示すように、保護方法5bとして(方法3)により機密保護した状態で映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存する場合の動作について説明する。
撮影部1により映像を撮影すると(ステップS31)、録画再生制御部7は、機密保護用としてメモリカード6が装着されているか否かを判定する(ステップS32)。メモリカード6が装着されていない場合(ステップS32のNO)、撮影した映像ファイル4aは機密保護の対象外である旨を示す情報“0”を不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bのメモリカード装着情報5bに設定登録して(ステップS33)、撮影した映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存するために、ステップS40に移行する。
【0064】
一方、メモリカード6が装着されていた場合(ステップS32のYES)、まず、撮影された映像ファイル4aの一部例えば先頭部分(ユーザにより予め選択された所定のサイズ分の先頭部分)を切り取って、装着されているメモリカード6に保護データ6aとして分割して書き込むべき分割映像ファイルを生成する(ステップS34)。次いで、メモリカード6に書き込む分割映像ファイルのファイル名即ち分割ファイル名として、映像用記憶装置に録画保存する先頭部分がない映像ファイル4aのファイル名と同一のファイル名を設定するか否かを図3に示す設定プロテクト情報5bの番号4の映像ファイル4aに対応する設定データ5bに基づいて判定する(ステップS35)。
【0065】
同一のファイル名を設定する指定がなされていた場合は(ステップS35のYES)、ステップS37に直ちに移行するが、同一のファイル名を設定しない指定がなされていた場合(ステップS35のNO)、設定プロテクト情報5bの番号4の映像ファイル4aに対応する設定データ5bに基づく変換方法(即ち、予め定められた特定の規則に従って変換する特定変換ファイル名、乱数を用いてランダムに変換するランダム変換ファイル名のいずれかの変換方法)によって、映像ファイル4aのファイル名を変換して、分割映像ファイルのファイル名即ち分割ファイル名を生成する(ステップS36)。次いで、分割映像ファイルに付与すべき分割ファイル名を不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bの設定データ5bに設定登録した後(ステップS37)、メモリカード6に保護データ6aとして該分割ファイル名を付して分割映像ファイル(即ち、映像ファイル4aから分割した映像ファイル)を書き込む(ステップS38)。
【0066】
次いで、撮影した映像ファイル4aは、(方法3)による機密保護の対象である旨を示す情報“1”を不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bのメモリカード装着情報5bに設定登録した後(ステップS39)、撮影した映像ファイル4aのうち一部例えば先頭部分がない残りの映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存する。一方、ステップS33から移行してきた場合は、撮影した映像ファイル4aそのものを映像用記憶装置4に録画保存する(ステップS40)。
【0067】
なお、(方法3)即ち「ファイル分割」により機密保護を行なう場合、メモリカード6に保護データ6aとして分割して書き込む分割映像ファイルのファイル名即ち分割ファイル名として、図6のフローチャートに示すように、映像用記憶装置4に録画保存する映像ファイル4aと同一のファイル名を付与することも可能であるし、映像ファイル4aのファイル名を予め定められた特定の規則に従って変換したり、乱数を用いてランダムに変換したりすることにより、分割ファイル名に対する機密性をより向上させることが可能である。
更には、図6のフローチャートには示していないが、分割映像ファイルのファイルサイズを分割サイズ情報として設定プロテクト情報5bの設定サイズ5bに設定登録することも可能であり、メモリカード6に書き込む分割映像ファイルを別途作成してメモリカード6に書き込んで装着したとしても、設定サイズ5bに設定登録した分割サイズ情報と完全に一致しない限り、映像用記憶装置4に録画保存した映像ファイル4aを再生することができない状態に設定して、機密性を更に向上させることも可能である。
【0068】
ここで、前述のように、例えば、MPEGフォーマットに準拠している場合、撮影した映像ファイル4aから切り取る部分を該映像ファイル4aの先頭部分とし、残りの映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存することにより、たとえ、映像用記憶装置4に録画保存した映像ファイル4aを再生する操作が行なわれたとしても、先頭部分がない残りの映像ファイル4a単独では全く再生することはできなく、メモリカード6に保護データ6aの分割映像ファイルとして書き込まれている該映像ファイル4aの先頭部分と合成して、初めて再生することが可能となる。なお、メモリカード6の残り容量を節約するために、メモリカード6に書き込む分割映像ファイルは、残りの映像ファイル4a単独では再生不可能となる最小の容量に抑えることが望ましい。
【0069】
次に、映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aを再生する場合における映像ファイル4aの機密保護方法について、図7乃至図10のフローチャートを用いて説明する。ここに、図7は、本発明に係る撮影装置10の再生時における動作の概略を示すフローチャートであり、ユーザが操作部3を操作して映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aの再生指示を行なった場合の動作の概略を説明するためのフローチャートである。また、図8は、本発明に係る撮影装置10の再生時における動作の一例を示すフローチャートであり、前述した(方法1)による映像ファイル4aの機密保護方法を説明するためのフローチャートである。また、図9は、本発明に係る撮影装置10の再生時における動作の異なる例を示すフローチャートであり、前述した(方法2)による映像ファイル4aの機密保護方法を説明するためのフローチャートである。また、図10は、本発明に係る撮影装置10の再生時における動作の更に異なる例を示すフローチャートであり、前述した(方法3)による映像ファイル4aの機密保護方法を説明するためのフローチャートである。
【0070】
まず、図7に示すフローチャートに基づいて、ユーザが操作部3を操作して映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aの再生指示がなされた場合に、図3に示す不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bに基づいて再生を行なう動作についてその概略動作を説明する。
まず、ユーザが、操作部3を操作して、ファイル名、又は、設定プロテクト情報5bの番号5bに示すような、再生すべき映像ファイル2aを識別可能な情報を指定することにより、録画保存されている映像用記憶装置4の映像ファイル4aを指定して再生指示を行なうと(ステップS51)、設定プロテクト情報5bのメモリカード装着情報5bを参照して、該映像ファイル4aが保護されている対象の映像ファイルであるか否かを判定する(ステップS52)。設定プロテクト情報5bのメモリカード装着情報5bが“0”であり、機密保護が設定されていない映像ファイル4aの場合(ステップS52のNO)、映像用記憶装置4から指定されている映像ファイル4aが直ちに読み出されて、例えば表示部2への画面表示が開始される(ステップS53)。
【0071】
一方、設定プロテクト情報5bのメモリカード装着情報5bが“1”であり、機密保護が設定されている映像ファイル4aの場合(ステップS52のYES)、機密保護の設定解除用の保護データ6a(プロテクト設定解除ファイル)が書き込まれているメモリカード6が装着されているか否かを判定する(ステップS54)。メモリカード6が装着されていない場合(ステップS54のNO)、指定された映像ファイル4aの再生を行なうことができないものとして再生を禁止する(ステップS55)。
【0072】
一方、メモリカード6が装着されていた場合(ステップS54のYES)、指定されている映像ファイル4aに関する設定プロテクト情報5bの保護方法5bを参照して、当該映像ファイル4aがどの保護方法によって機密保護されているか判定する(ステップS56)。当該映像ファイル4aが前述した(方法1)の「同名ファイル」により保護されている場合、同名ファイルに基づく再生処理(ステップS57)に移行して、図8に示す再生処理用のフローチャートが起動され、当該映像ファイル4aが前述した(方法2)のメモリカード6の「製造番号」により保護されている場合、メモリカード6の製造番号に基づく再生処理(ステップS58)に移行して、図9に示す再生処理用のフローチャートが起動され、当該映像ファイル4aが前述した(方法3)の「ファイル分割」により保護されている場合、ファイル分割に基づく再生処理(ステップS59)に移行して、図10に示す再生処理用のフローチャートが起動される。
【0073】
次に、図7で説明したステップS57により起動される図8に示すフローチャートに基づいて、図3に示す不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bの番号1の映像ファイル4aに示すように、保護方法5bとして(方法1)により機密保護した状態で映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aを再生する場合の動作について説明する。
まず、装着されているメモリカード6に保護データ6aとして書き込まれているプロテクト設定解除ファイルを、映像用記憶装置4の当該映像ファイル4aのファイル名に基づいて検索する(ステップS61)。
【0074】
映像用記憶装置4の当該映像ファイル4aのファイル名と同一のファイル名がメモリカード6の保護データ6aとして書き込まれているか否かを判定し(ステップS62)、同一のファイル名が書き込まれていない場合(ステップS62のNO)、指定された当該映像ファイル4aの再生を行なうことができないものとして再生を禁止する(ステップS63)。
一方、メモリカード6の保護データ6aとして同一のファイル名が書き込まれていた場合(ステップS62のYES)、メモリカード6にはファイルの中身のチェックが不要なダミーファイルが書き込まれている旨が設定プロテクト情報5bに設定登録されているので、当該映像ファイル4aのプロテクトを解除するための条件が成立したものと判断して、映像用記憶装置4から指定されている当該映像ファイル4aが直ちに読み出されて、例えば表示部2への画面表示が開始される(ステップS64)。
【0075】
なお、(方法1)即ち「同名ファイル」により機密保護を行なう場合、再生指示がなされた際に、図8のフローチャートに示すように、メモリカード6のファイルの中身は全くチェックせずにファイル名のみで判断する方法を用いることも可能であるが、設定プロテクト情報5bの設定データ5bに設定登録されている特定パターン(特定の文字列)からなるファイルが保護データ6aとしてメモリカード6に書き込まれており、メモリカード6のファイル名のみでなく、該特定パターンが、設定プロテクト情報5bの設定データ5bに設定登録されている特定パターンと一致しない限り、映像ファイル4aのプロテクトを解除しない方法を用いることもできる。
しかし、いずれの方法を用いる場合であっても、録画保存の際に装着されていたメモリカード6を紛失していた場合でも、代替のメモリカード6に同一の保護データ6a(ファイル名や特定パターン)を書き込み直すことによって、映像ファイル4aを再生することが可能である。
【0076】
次に、図7で説明したステップS58により起動される図9に示すフローチャートに基づいて、図3に示す不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bの番号2の映像ファイル4aに示すように、保護方法5bとして(方法2)により機密保護した状態で映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aを再生する場合の動作について説明する。
まず、不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bの設定データ5bに設定登録されているメモリカード6の製造番号種別情報(図3に示す設定プロテクト情報5bの番号2ではシリアル番号を指定している)を参照して、装着されているメモリカード6の製造番号として記録されているシリアル番号(製造番号の一つ)を読み出して取得する(ステップS71)。
【0077】
次いで、当該映像ファイル4aに関して、設定プロテクト情報5bの設定データ5bに設定登録されているメモリカード6のシリアル番号(即ち、当該映像ファイル4aを映像用記憶装置4に録画保存する際に装着されていたメモリカード6のシリアル番号)と同一のシリアル番号のメモリカード6であるか否かを判定し(ステップS72)、同一のシリアル番号のメモリカード6ではない場合(ステップS72のNO)、指定された当該映像ファイル4aの再生を行なうことができないものとして再生を禁止する(ステップS73)。
一方、同一のシリアル番号のメモリカード6であった場合(ステップS72のYES)、当該映像ファイル4aのプロテクトを解除する条件が成立したものと判断して、映像用記憶装置4から指定されている当該映像ファイル4aが直ちに読み出されて、例えば表示部2への画面表示が開始される(ステップS74)。
【0078】
なお、(方法2)即ち「メモリカード6の製造番号」により機密保護を行なう場合、メモリカード6の製造番号としては、図9のフローチャートに示すような、装着されているメモリカード6を一意に特定可能なシリアル番号(製造番号1)を予め設定プロテクト情報5bとして設定登録する場合のみに限るものではなく、例えば、装着されているメモリカード6の製造メーカを示すメーカ名とメモリカード6の種類を示す型番とに関する情報(製造番号2)を、更に、装着されているメモリカード6のメーカ名のみに関する情報(製造番号3)を予め設定プロテクト情報5bとして設定登録したりすることも可能であり、製造番号2や製造番号3を設定登録している場合には、録画保存する際に装着されていたメモリカード6に代わるメモリカード6を装着して録画保存した映像ファイル4aを再生することができる。
【0079】
次に、図7で説明したステップS59により起動される図10に示すフローチャートに基づいて、図3に示す不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bの番号4の映像ファイル4aに示すように、保護方法5bとして(方法3)により機密保護した状態で映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aを再生する場合の動作について説明する。
まず、指定されている映像ファイル4aに関して、不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bの設定データ5bからメモリカード6に書き込まれた分割映像ファイルのファイル名即ち分割ファイル名として設定登録されている情報を読み出して取得する(ステップS81)。
【0080】
次いで、装着されているメモリカード6に書き込まれている分割映像ファイルのファイル名即ち分割ファイル名を読み出して、設定データ5bに設定登録されていたファイル名と同一のファイル名であるか否かを判定し(ステップS82)、同一のファイル名ではない場合(ステップS82のNO)、指定された当該映像ファイル4aの再生を行なうことができないものとして再生を禁止する(ステップS83)。
一方、同一のファイル名であった場合(ステップS82のYES)、当該映像ファイル4aのプロテクトを解除する条件が成立し、メモリカード6内の分割映像ファイルと映像用記憶装置4に録画保存されている当該映像ファイル4aとが連続した一つの映像ファイルであるものとみなして、メモリカード6内の分割映像ファイルと映像用記憶装置4内の映像ファイル4aとが合成されて、例えば表示部2への画面表示が開始される(ステップS84)。
【0081】
なお、前述の図10及び図6のフローチャートにおいては、映像用記憶装置4に録画保存する映像ファイル4aと同一のファイル名の場合についても、設定プロテクト情報5bの設定データ5bに分割映像ファイルのファイル名即ち分割ファイル名が設定登録される場合について説明したが、かかる場合にあっては、設定プロテクト情報5bの設定データ5bには分割ファイル名そのものではなく、分割映像ファイルは映像ファイル4aと同一ファイル名である旨の情報のみを設定登録し、図8及び図4の場合と同様に、映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aのファイル名を読み出してそのまま用いることとしても勿論構わない。
【0082】
更には、図10には示していないが、(方法3)即ち「ファイル分割」においては、前述のように、分割映像ファイルのファイルサイズを分割サイズ情報として設定プロテクト情報5bの設定サイズ5bに設定登録しておき、再生の際に照合して再生の可否を判定することにより、機密性を更に向上させることも可能である。
また、前述のように、(方法3)即ち「ファイル分割」においては、撮影した映像ファイル4aから該映像ファイル4aの一部例えば先頭部分が切り取られた残りの部分を映像用記憶装置4に録画保存しており、一部例えば先頭部分が切り取られた残りの映像ファイル4aのみを単独では全く再生することはできなく、メモリカード6に保護データ6aとして書き込まれている分割映像ファイル(即ち、当該映像ファイル4aから切り取った一部例えば先頭部分の映像ファイル)と合成して連続的に再生することにより、初めて再生することが可能となるものであり、メモリカード6に書き込むべき分割映像ファイルは、切り取られた残りの映像ファイル4a単独では再生不可能となる最小の容量に抑えるように構成される。
【0083】
以上の図4乃至図10のフローチャートに示したように、本発明に係る録画装置及び撮影装置においては、映像用記憶装置4に録画保存する際に、不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bに機密保護用のプロテクト情報として保護方法5b(即ち、(方法1)、(方法2)、(方法3))や、設定データ5b(即ち、(方法1)の場合の特定パターン、(方法2)の場合のシリアル番号や製造メーカ名や型番など、(方法3)の場合の分割映像ファイルの分割ファイル名など)や、設定サイズ5b(即ち、(方法3)の場合の分割映像ファイルのファイルサイズを示す分割サイズ情報など)を設定登録すると共に、装着されているメモリカード6にプロテクトの設定解除条件となる保護データ6a(即ち、(方法1)の場合のファイル名を含むダミーパターンファイルや特定パターンファイル、(方法2)の場合のシリアル番号や製造メーカ名や型番など、(方法3)の場合の分割ファイル名、更に、場合によっては、分割サイズ情報を含む分割映像ファイル)を書き込むことにより、映像ファイルの再生の際に、装着されるメモリカード6の保護データ6aと不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bとを用いて、ユーザが予め選択した機密保護方法や機密保護レベルに応じて、機密保護の設定を解除するか否かを判定することを可能としている。
【0084】
もって、(方法1)や(方法2)を選択した場合においては、たとえ、録画保存の際に装着していたメモリカード6を紛失するような事態が発生したとしても、代わりのメモリカード6を用いて、保護データ6aを作成し直すことにより、録画保存されている機密保護対象の映像ファイル4aを再生することも可能であり、操作が簡単で、かつ、実装も容易であり、コストメリットも高く、家庭用、業務用いずれの用途であっても、録画保存した映像ファイルに対する機密性を確保可能な録画装置及び撮影装置を実現することができる。
【0085】
なお、図2に示した設定項目保護20を用いて、不揮発性メモリ5の設定プロテクト情報5bに設定登録されている情報を参照したり、書き換えたりする際には、パスワードによる認証を事前に行なうこととすれば、設定プロテクト情報5bに対する機密性も高まり、映像ファイル4aに対する機密性がより向上する。
即ち、設定プロテクト情報5bをパスワードにより保護して、正しいパスワードを知らない限りアクセス不可能な状態に設定することにより、第三者が撮影装置10の映像用記憶装置4に録画保存されている映像ファイル4aを見ようとして、例えばパーソナルコンピュータPCのような作成装置を用いて、たとえ、映像ファイル4aの機密保護を解除するために用いる保護データ6aを作成しようとしても、映像ファイル4aに対するプロテクト情報を特定することができる(即ち機密保護を解除することができる)保護データ6aを作成するまでには長時間が必要となる。
【0086】
また、設定プロテクト情報5bをパスワードにより保護して、アクセス不可能な状態に設定することにより、パスワードを知らない第三者によって設定プロテクト情報5bを変更されて、機密保護がなされていない状態、あるいは、メモリカード6に書き込まれている保護データ6aにより機密保護が解除されるような状態に書き換えられてしまうことも防止可能であり、映像用記憶装置4内に録画保存されている映像ファイル4aが第三者に見られてしまう事態をより確実に防ぐことができる。
【0087】
更には、前述の実施例においては、保護データ6aを書き込む着脱自在な保護データ用記録媒体として、メモリカード6を用いる場合を示しているが、メモリカード6の代わりに、例えば、ICカードを用いても良い。ICカードを用いる場合、着脱自在な保護データ用記録媒体に書き込まれている保護データ6aそのものに関する機密性を更に向上させることも可能であり、例えば、第三者のパーソナルコンピュータPCのような装置にICカードを装着しても保護データ6aそのものを読み取ることができないように暗号化するようにしても良い。
【0088】
なお、以上の実施例においては、本発明に係る録画装置及び撮影装置として、映像ファイルを録画保存する録画装置15が備えられた撮影装置10即ちカメラ一体型VTRを例に取って説明したが、以上の説明からも明らかなように、本発明に係る録画装置及び撮影装置はかかる場合に限るものではなく、例えば、カメラとは一体化されていない録画装置単体であっても良く、映像用記憶装置4としてノンリニアアクセス可能なHDDを用いた据え置き型の録画装置であっても有効である。また、例えば、本発明に係る録画装置及び撮影装置を家族で共用して使用するような場合であっても、撮影した映像ファイル2を録画保存する際に、各人が自分専用のメモリカード6を装着し、録画保存が終了した際に装着していたメモリカード6を装置本体から離脱することにより、各人それぞれが録画保存した映像ファイル4aを他の人に見られてしまうことを防ぐことができる。
【0089】
【発明の効果】
本発明に係る録画装置及び撮影装置によれば、例えばカメラで機密性が高い映像を撮影している最中に中座したとしても、機密保護状態の設定解除を行なうための保護データを書き込んでいるメモリカードを装置本体から離脱するだけで、録画保存した映像の機密保護を行なうことができ、第三者に撮影した映像を見られてしまうことはなく、復帰した際にメモリカードを装置本体に装着し直すだけで機密保護状態を解除することができる。
【0090】
また、録画保存の際に装着していたメモリカードを紛失するような事態が発生した場合であっても、ユーザ設定により機密保護方法や機密保護レベルとして代替のメモリカードを使用可能な機密保護方法や機密保護レベルに予め設定登録しておくことが可能であり、例えばパーソナルコンピュータPCにより代替のメモリカード上に機密保護状態を解除するための保護データを作成し直して装着すれば、録画保存した映像ファイルを再生することが可能となり、操作が簡単で、かつ、実装も容易であり、コストメリットも高く、家庭用、業務用いずれの用途であっても、録画保存した映像ファイルに対する機密性を確保可能な録画装置及び撮影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮影装置の一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】ユーザが設定プロテクト情報に機密保護方法や機密保護レベルを選択設定するために順次メニュー表示される案内用選択項目の一例を示す概念図である。
【図3】図2に示すメニュー表示の案内用選択項目に従って、ユーザが不揮発性メモリに設定登録した設定プロテクト情報の登録例を示すメモリ構成図である。
【図4】本発明に係る撮影装置の撮影時における動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る撮影装置の撮影時における動作の異なる例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る撮影装置の撮影時における動作の更に異なる例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る撮影装置の再生時における動作の概略を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る撮影装置の再生時における動作の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る撮影装置の再生時における動作の異なる例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る撮影装置の再生時における動作の更に異なる例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…撮影部、2…表示部、3…操作部、4…映像用記憶装置、4a…映像ファイル(被プロテクトファイル)、5…不揮発性メモリ(設定プロテクト情報用記憶装置)、5a…プロテクト情報テーブル、5b…設定プロテクト情報、5b…番号、5b…保護方法、5b…設定データ、5b…設定サイズ、5b…メモリカード装着情報、6…メモリカード(保護データ用記録媒体)、6a…保護データ(プロテクト設定解除ファイル)、7…録画再生制御部(設定プロテクト情報作成・再生判断部)、10…撮影装置、15…録画装置、20…設定項目保護、30…保護方法、31…同名ファイル、31a…ダミーパターン、31b…特定パターン、32…製造番号、32a…メーカ名、32b…型番、32c…シリアル番号、33…ファイル分割、33a…分割ファイル名、33a…同一ファイル名、33a…特定変換ファイル名、33a…ランダム変換ファイル名、33b…サイズ確認。

Claims (15)

  1. 動画及び/又は静止画を録画保存することができる録画装置において、動画及び/又は静止画を映像ファイルとして録画保存する大容量の映像用記憶装置と、該映像用記憶装置に録画保存した映像ファイルの機密を保護するためのプロテクト情報を、ユーザの指示に基づいて設定プロテクト情報として設定登録するための設定プロテクト情報用記憶装置と、前記映像用記憶装置に録画保存する映像ファイルの機密保護状態を解除するために用いられる保護データを書き込む着脱自在な保護データ用記録媒体と、を備えていることを特徴とする録画装置。
  2. 請求項1に記載の録画装置において、前記映像用記憶装置に機密保護対象となる映像ファイルを録画保存する際に装着されている前記保護データ用記録媒体に書き込む前記保護データとして、当該映像ファイルのファイル名と同一のファイル名を書き込み、録画保存する際に前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録される前記設定プロテクト情報として、前記映像用記憶装置の当該映像ファイルの再生を指示された際に装着された前記保護データ用記録媒体の前記保護データが、再生指示された当該映像ファイルと同一のファイル名であった場合に再生を許可することを示すプロテクト情報であることを特徴とする録画装置。
  3. 請求項2に記載の録画装置において、前記保護データとして、再生指示された前記映像ファイルと同一のファイル名を有する、予め選択された特定パターンのデータからなるファイルを書き込み、前記設定プロテクト情報として、再生指示時に装着された前記保護データ用記録媒体の前記保護データが、再生指示された前記映像ファイルと同一のファイル名であり、かつ、前記特定パターンからなるファイルであった場合に再生を許可することを示す情報であることを特徴とする録画装置。
  4. 請求項1に記載の録画装置において、録画保存する際に前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録される前記設定プロテクト情報として、前記映像用記憶装置の機密保護対象となる映像ファイルの再生を指示された際に装着された前記保護データ用記録媒体が、前記映像用記録装置に当該映像ファイルを録画保存した際に装着されていた前記保護データ用記録媒体と同一の記録媒体であった場合に再生を許可することを示すプロテクト情報であることを特徴とする録画装置。
  5. 請求項4に記載の録画装置において、前記保護データ用記録媒体と同一の記録媒体であるか否かを示す情報として、前記保護データ用記録媒体を一意に特定することができるシリアル番号、前記保護データ用記録媒体の製造元を示すメーカ名、前記保護データ用記録媒体の種類を示す型番のいずれか1乃至複数を用いることを特徴とする録画装置。
  6. 請求項1に記載の録画装置において、前記映像用記憶装置に機密保護対象となる映像ファイルを録画保存する際に装着されている前記保護データ用記録媒体に書き込む前記保護データとして、当該映像ファイルの一部を切り取った分割映像ファイルを、分割ファイル名を付与して書き込み、前記映像用記憶装置に録画保存される当該映像ファイルとして、前記分割映像ファイルが切り取られた残りの映像ファイルを録画保存し、録画保存する際に前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録される前記設定プロテクト情報として、前記映像用記憶装置の当該映像ファイルの再生を指示された際に装着された前記保護データ用記録媒体の前記保護データが、再生指示された当該映像ファイルと同一のファイル名の前記分割ファイル名であった場合に再生を許可し、前記保護データの前記分割映像ファイルと前記映像用記憶装置の当該映像ファイルとを合成して再生することを示すプロテクト情報であることを特徴とする録画装置。
  7. 請求項6に記載の録画装置において、前記保護データとして、更に、前記分割映像ファイルのサイズを示す分割サイズ情報を合わせて書き込み、前記設定プロテクト情報として、前記分割ファイル名と同一のファイル名であり、かつ、再生を指示された際に装着された前記保護データ用記録媒体の前記保護データが、再生指示された前記映像ファイルと同一のファイル名の前記分割ファイル名であり、かつ、前記分割サイズ情報と同一のサイズであった場合に、再生を許可し、前記保護データの前記分割映像ファイルと前記映像用記憶装置の当該映像ファイルとを合成して再生することを示す情報であることを特徴とする録画装置。
  8. 請求項6又は7に記載の録画装置において、前記分割映像ファイルとして、前記映像ファイルの一部を切り取る部分が、予め選択された所定のサイズ分の大きさからなる前記映像ファイルの先頭部分であることを特徴とする録画装置。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記分割映像ファイルに付与される前記分割ファイル名として、当該分割映像ファイルとして一部を切り取る前記映像ファイルのファイル名と同一のファイル名、該映像ファイルのファイル名から予め定められた特定の規則に従って変換された特定変換ファイル名、該映像ファイルのファイル名から乱数を用いてランダムに変換されたランダム変換ファイル名のいずれかを用いることを特徴とする録画装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録すべき前記設定プロテクト情報をユーザが選択して設定することを可能とする案内用選択項目がメニュー形式で画面表示されることを特徴とする録画装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録された前記設定プロテクト情報によって機密保護された前記映像用記憶装置の映像ファイルは、当該設定プロテクト情報と同一の内容からなる前記保護データが記録されている前記保護データ用記録媒体、又は、前記設定プロテクト情報に設定登録されている前記保護データ用記録媒体と同一の記録媒体が装着されていない限り、前記映像用記憶装置に録画保存されている当該映像ファイルの再生読み出しが禁止されることを特徴とする録画装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記映像用記憶装置に映像ファイルを録画保存する際に前記保護データ用記録媒体が装着されていない場合、前記映像用記憶装置に録画保存された当該映像ファイルを再生する際、前記保護データ用記録媒体を装着することなく、当該映像ファイルの再生読み出しが許可されることを特徴とする録画装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記設定プロテクト情報用記憶装置に設定登録された前記設定プロテクト情報にアクセスして読み出し又は変更を行なう場合、事前にパスワードによる認証を必要とすることを特徴とする録画装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1乃至複数に記載の録画装置において、前記保護データ用記録媒体が、メモリカード又はICカードからなっていることを特徴とする録画装置。
  15. 動画及び/又は静止画を撮影し、撮影した動画及び/又は静止画を映像ファイルとして録画保存することができる撮影装置において、映像ファイルを録画保存する録画装置として請求項1乃至14のいずれか1乃至複数に記載の録画装置が備えられていることを特徴とする撮影装置。
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