JP2005026530A - Test piece holder moving mechanism, vacuum equipment, and charged particle beam equipment - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、試料ホルダ移動機構及び真空装置並びに荷電粒子ビーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
走査型電子顕微鏡等の荷電粒子ビーム装置において、試料室内に配置された試料に対して電圧等を印加するために、探針(プローブ)を有するマニピュレータを試料室内に設けたものがある。
【0003】
このような荷電粒子ビーム装置の一例を図13に示す。図13は、試料室内にマニピュレータを備えた荷電粒子ビーム装置を示す概略構成図であり、ここでは走査型電子顕微鏡の例を示してしる。
【0004】
同図において、101は電子銃(荷電粒子ビーム源)であり、電子銃101から放出されて加速された電子ビーム(荷電粒子ビーム)105は、電子光学系(照射系)119を介して試料108に照射される。
【0005】
ここで、電子光学系119は、集束レンズ102、走査コイル103、及び対物レンズ104から構成されている。そして、電子銃101から放出された電子ビーム105は、集束レンズ102及び対物レンズ104により試料108上において細く集束されて照射され、このとき走査コイル103によって試料108上の被観察領域を走査される。
【0006】
また、試料108は試料ホルダ109に収容されており、試料108を収容した試料ホルダ109は、試料室114内に配置された試料ステージ110に載置されている。なお、電子銃101及び電子光学系119は鏡筒113内に設けられている。
【0007】
電子ビーム105が照射された試料108からは、2次電子や反射電子等の被検出電子111が発生し、この発生した被検出電子111は検出器112によって検出される。検出器112は、被検出電子111の検出結果を検出データとして図示しない制御装置に送る。制御装置は、検出器112からの検出データを処理して画像データとし、CRTやLCD等の表示装置(図示せず)に画像として表示したり、記憶手段(図示せず)に当該画像データを適宜格納する。
【0008】
試料室114内には、マニピュレータ107が固定されて設けられている。このマニピュレータ107は、探針(プローブ)106と、先端部に探針106が配置された駆動体120と、駆動体120を試料室114内において保持するための固定ブロック121とから構成されている。そして、駆動体120の先端部に配置された探針106には、図示しない電圧印加用配線によって適宜電圧が印加される。また、駆動体120は圧電素子等からなり、駆動体120の伸縮等の駆動制御を行うために、駆動体120には図示しない駆動用配線が接続されている。なお、マニピュレータ107を構成する固定ブロック121は、試料室114の所定箇所に設けられた開口114aを貫通して固定プレート123に取付けられており、このベースプレート123は試料室114の外側面に固定されている。
【0009】
試料室114の外側面には、開閉バルブ122を介して試料室114の内部に連通可能とされた予備室115が設けられている。そして、予備室115には、その側壁115aを貫通する試料ホルダ移動用シャフト118が設けられている。
【0010】
この試料ホルダ移動用シャフト118は、所定の長さを有する棒状のシャフト部116と、当該シャフト部116の基端部116bに取付けられた握り玉117から構成されている。そして、シャフト部116の先端部116aには、試料108を収容する試料ホルダ109が保持可能となっている。
【0011】
なお、鏡筒113、試料室114、及び予備室115の各内部は、図示しない複数の真空ポンプにより、それぞれ独立して真空引きされるように構成されており、上述した電子ビーム105の試料108への照射による試料観察は、鏡筒113及び試料室114の内部が真空引きされた状態で行われる。このとき、開閉バルブ122が開かれた状態で試料観察が行われる場合には、予備室115の内部も真空引きされた状態となっている。
ここで、試料ホルダ109に収容された状態で試料室114内に配置された試料108の観察が行われているときには、試料ホルダ移動用シャフト118のシャフト部116の先端部116aは、試料ホルダ109を保持しない状態で予備室115内に位置して待機する。そして、試料108の観察工程の前後において、試料108の配置及び交換等のために、試料ホルダ109の試料室114からの出し入れを行う際には、開閉バルブ122が開いた状態でシャフト部116が手動にて動かされ、その先端部116aが予備室115と試料室114との間を往復移動する。
【0012】
試料室114内において、試料ステージ110に載置されている試料ホルダ109に収容された試料108の所定箇所には、必要に応じてマニピュレータ107の探針106が接触することとなり、これにより試料108には適宜電圧が印加される。そして、このように試料108に電圧が印加された状態で試料108の観察を行うことができるようになっている。
【0013】
上述のようなマニピュレータを備える荷電粒子ビーム装置においては、マニピュレータの使用の継続により、マニピュレータの探針が変形や摩耗により消耗するので、適宜探針をマニピュレータから取り外して新しい探針と交換する必要がある。
【0014】
この場合、図13に示した走査型電子顕微鏡の例では、マニピュレータ107が試料室114内において固定されているので、試料108の観察の終了後、試料室114を一旦大気圧に戻してからマニピュレータ107の探針106の交換を行う。
【0015】
すなわち、まず、試料室114内が真空引きされた状態で、その内部に配置された試料108に対して行われた試料観察が終了した後、試料ホルダ移動用シャフト118の手動による操作により、試料108を収容している試料ホルダ109を試料室114内から予備室115内へ移動する。この後、開閉バルブ122を閉じて試料室114内を大気圧に復帰させる。
そして、固定プレート123を試料室114の外側面から取り外す。このとき、マニピュレータ107は固定プレート123に取付けられているので、当該マニピュレータ107が上記開口114aを試料室114内から外側へ通り抜けて、試料室114外に取り出される。
【0016】
この後、固定プレート123に取付けられた状態で、試料室114の外側に取り出されたマニピュレータ114の探針106の交換作業が行われる。この交換作業の終了後、固定プレート123に取付けられた状態で、新しい探針106が取付けられたマニピュレータ107を上記開口114aを試料室114の外側からその内部に挿通させ、固定プレート123を試料室114の所定の外側面に取付ける。その後、試料室114内を真空引きして次の試料108を試料室114内に導入し、次の観察を行う。
【0017】
なお、マニピュレータの探針の交換を効率良く行える装置として、真空バルブを介して真空チャンバ(試料室)に接続されたエアロック室の内部に探針を有するプローブホルダを備える構成のものもある(例えば、特許文献1参照)。
【0018】
【特許文献1】
特開2000−146780号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
上述した図13に示した構成の装置においては、マニピュレータ107を試料室114内から外側へ取り出すのに手間がかかり、探針106の交換作業に時間がかかっていた。
【0020】
また、マニピュレータ107の探針106の交換のために、試料室114内を大気圧に戻し、交換作業終了後に試料室114内を改めて真空引きすることとなるので、装置の稼働率を低下させることとなっていた。
【0021】
さらに、マニピュレータ107を使用しない試料の観察時においても、試料室114内にマニピュレータ107が固定されて配置されているので、試料室14内の試料ステージ110の可動範囲に制約を加えることとなっていた。
【0022】
なお、上述した特許文献1に示された装置においては、真空チャンバ(試料室)に接続されたエアロック室の内部に探針を有するプローブホルダを備える構成とされているので、装置の稼働率の低下の問題はある程度解消されることとなるが、プローブホルダ専用のエアロック室を装置に追加するかたちで別途設けなくてはならず、装置の構造が複雑になるとともにコストアップとなることとなる。
【0023】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであって、簡易な装置構成により、マニピュレータの探針の交換作業を効率良く行うことができるとともに、装置の稼働率の低下を防止し、さらに試料室内の試料ステージの可動範囲に制約を加えることのない試料ホルダ移動機構及び真空装置並びに荷電粒子ビーム装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決する手段】
本発明に基づく試料ホルダ移動機構は、先端部に試料ホルダを保持した状態で、試料室と当該試料室に連通する予備室との間でその先端部が移動可能とされた試料ホルダ移動機構であって、当該先端部にマニピュレータが保持可能となっており、当該マニピュレータを駆動するための駆動用配線を備えることを特徴とする。
【0025】
また、本発明に基づく真空装置は、内部が真空引き可能とされた試料室と、試料室に連通する予備室と、先端部に試料ホルダを保持した状態で、試料室と予備室との間でその先端部が移動可能とされた試料ホルダ移動機構とを有する真空装置であって、前記試料ホルダ移動機構が、当該先端部にマニピュレータを保持可能となっており、当該マニピュレータを駆動するための駆動用配線を備えることを特徴とする。
【0026】
さらに、本発明に基づく荷電粒子ビーム装置は、荷電粒子ビーム源と、荷電粒子ビーム源から放出された荷電粒子ビームを制御して試料に照射するための照射系レンズと、内部が真空引き可能とされ、試料を収容した試料ホルダが当該内部に配置される試料室と、試料室に連通する予備室と、先端部に試料ホルダを保持した状態で、試料室と予備室との間でその先端部が移動可能とされた試料ホルダ移動機構とを有する荷電粒子ビーム装置であって、前記試料ホルダ移動機構が、当該先端部にマニピュレータを保持可能となっており、当該マニピュレータを駆動するための駆動用配線を備えることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0028】
図1は本発明における荷電粒子ビーム装置(真空装置)である走査型電子顕微鏡を示す概略構成図である。同図において、1は電子銃(荷電粒子ビーム源)であり、電子銃1から放出されて加速された電子ビーム(荷電粒子ビーム)5は、電子光学系(照射系)19により制御されて試料8に照射される。
【0029】
ここで、電子光学系19は、集束レンズ2、走査コイル3、及び対物レンズ4から構成されている。そして、電子銃1から放出された電子ビーム5は、集束レンズ2及び対物レンズ4により試料8上において細く集束されて照射され、このとき走査コイル3によって試料8上の被観察領域を走査される。
【0030】
また、試料8は試料ホルダ9に収容されており、試料8を収容した試料ホルダ9は、試料室14内に配置された試料ステージ10に載置されている。なお、電子銃1及び電子光学系19は鏡筒13内に設けられている。
【0031】
電子ビーム5が照射された試料8からは、2次電子や反射電子等の被検出電子11が発生し、この発生した被検出電子11は検出器12によって検出される。検出器12は、被検出電子11の検出結果を検出データとして図示しない制御装置に送る。制御装置は、検出器12からの検出データを処理して画像データとし、CRTやLCD等の表示装置(図示せず)に画像として表示したり、記憶手段(図示せず)に当該画像データを適宜格納する。
【0032】
試料室14の外側面には、開閉バルブ22を介して試料室14の内部に連通可能とされた予備室15が設けられている。そして、予備室15には、その側壁15aを貫通する試料ホルダ移動機構18が設けられている。
【0033】
この試料ホルダ移動用機構18は、所定の長さを有する棒状のシャフト部(棒状部材)16と、当該シャフト部16の基端部16bに取付けられた握り玉17とを有する。そして、シャフト部16の先端部16aには、試料8を収容する試料ホルダ9が保持可能となっているとともに、後述するようにマニピュレータも保持可能となっている。
【0034】
なお、鏡筒13、試料室14、及び予備室15の各内部は、図示しない複数の真空ポンプにより、それぞれ独立して真空引きされるように構成されており、上述した電子ビーム5の試料8への照射による試料観察は、鏡筒13及び試料室14の内部が真空引きされた状態で行われる。このとき、開閉バルブ22が開かれた状態で試料観察が行われる場合には、予備室15の内部も真空引きされた状態となっている。
ここで、試料ホルダ9に収容された状態で試料室14内に配置された試料8の観察が行われているときには、試料ホルダ移動機構18のシャフト部16の先端部16aは、試料ホルダ9を保持しない状態で予備室15内に位置して待機する。そして、試料8の観察工程の前後において、試料8の配置及び交換等のために、試料ホルダ9の試料室14からの出し入れを行う際には、開閉バルブ22が開けられた状態でシャフト部16が手動にて動かされ、その先端部16aが予備室15と試料室14との間を往復移動する。
【0035】
さらに図2に、図1に示した走査型電子顕微鏡の要部を拡大した断面図を示す。同図に示すごとく、試料室14と予備室15とは、試料室14に形成された開口部14aを介して連通されている。そして、試料室14と予備室の間には、当該開口部14aの開閉を行うための開閉バルブ22が設けられている。
【0036】
試料ホルダ移動機構18を構成するシャフト部16の先端部16aには、雄ネジ16cが設けられている。そして、試料ホルダ9をシャフト部16の先端部16aに保持する際には、雄ネジ16cを試料ホルダ9の雌ネジ(図示せず)に螺入させて取付ける。このとき、オペレータは手動により試料ホルダ移動機構18の握り玉17を回し、これによりシャフト部16がその中心軸を中心として回転する。
【0037】
また、シャフト部16の基端部16bには、シャフト部16の当該回転(その中心軸を中心とする回転)を制動するための制動手段(制動機構)31が配置されている。この制動手段31は、レバー32を有しており、当該制動手段31の動作については後述する。なお、予備室15の側壁15aには、レバー32を係止するための係止部33aを有する係止部材33が設けられている。
【0038】
さらに、試料ホルダ移動機構18には、駆動用電源接続手段41が備えられている。この駆動用電源接続手段41は、シャフト部16と平行に配置された筒状部材44(図2では、シャフト部16と重なっているため、図示せず)と、筒状部材44の基端部をシャフト部16に固定するための基端固定部材43と、筒状部材44の先端部をシャフト部16に固定するための先端固定部材42とを有し、これにより筒状部材44は、シャフト部16に平行となるように固定されて配置される。
【0039】
なお、試料室14内に配置された試料ステージ10の上面には、台座10b及びストッパ10aが設けられている。そして、試料ホルダ9の試料ステージ10への載置の際には、台座10b及びストッパ10aによって試料ステージ10上において試料ホルダ9の位置決めが行われる。
【0040】
ここで、図2におけるA−A断面図を図3に示す。同図に示すように、駆動電源接続手段41を構成する筒状部材44は、シャフト部16と平行に配置されており、上述のごとく、その基端部及び先端部は、それぞれ基端固定部材43及び先端固定部材42によってシャフト部16に固定されている。
【0041】
筒状部材44は、内部が中空とされたパイプ状に構成されており、当該内部には、後述するマニピュレータを駆動するための2本の駆動用配線45が備えられている。そして、筒状部材44の先端部を固定する先端固定部材42の先端面42aには、駆動用配線45に接続されたコネクタ46が支持部材47を介して設けられている。
【0042】
さらに、筒状部材44は、予備室15の側壁15aを貫通しており、シャフト部16と連動してそれぞれの先端部(筒状部材44の先端部及びシャフト部16の先端部16a)は予備室15内と試料室14内との間で移動可能とされている。なお、予備室15の側壁15aは、蝶番(ヒンジ)15cによって予備室本体15bに支持されており、さらにネジ15dによって予備室本体15bに固定されている。
【0043】
また、上述したシャフト部16の回転を制動するための制動手段31は、制動軸34と、制動軸34の基端部に取付けられたレバー32と、制動軸34の先端部に取付けられた制動ブロック36と、制動軸34の周囲を取り囲むように配置されたコイルスプリング35と、コイルスプリング35の外側を覆うケーシング37とを備えている。そして、オペレータの手動によりレバー32が操作されることにより、制動軸34がその軸方向に移動し、これによって制動ブロック36がシャフト部16と接触してシャフト部16の回転が制動される。
【0044】
さらに詳述すると、例えば図3の状態では、レバー32の長手方向は、同図の紙面での左方向に沿った方向でケーシング37の第1の溝部37aに嵌入され、このとき、制動軸34の先端部に配置された制動ブロック36とシャフト部16との間には間隙が設けられている。この状態では、制動ブロック36とシャフト部16とは接触していないので、シャフト部16は回転可能となっており、オペレータの手動により握り玉17を回すことによってシャフト部16は回転され、その先端部16aへの試料ホルダ9の着脱が可能となる。
【0045】
図3に示した状態から、レバー32を、オペレータの操作により、同図紙面の垂直方向下側(同図中の矢印Z方向)に押し下げると、レバー32は制動軸34の軸を中心に回り、レバー32の長手方向は当該矢印Z方向に沿う方向となる。このとき、レバー32は、ケーシング37の第2の溝部(図示せず)に嵌入されることとなるが、ケーシング37において上記の第1の溝部37aと当該第2の溝部とでは、シャフト16との離間距離が異なり、第2の溝部の方がシャフト部16に近い位置に設けられている。
【0046】
このため、上述のようにレバー32が操作されて、レバー32がケーシング37の第2の溝部に嵌入されると、レバー32の位置が、第1の溝部に嵌入されていたときよりもシャフト部16に近づく。そして、これに伴い、制動軸34もシャフト部16に近づくこととなり、制動軸34の先端部に設けられた制動ブロック36がシャフト部16に接近して接触する。このとき、コイルスプリング35により、制動ブロック36にはシャフト部16側に外力が加わることとなり、制動ブロック36とシャフト部16とが当該外力によって確実に係合し、シャフト部16の回転が制動される。
【0047】
次に、試料ホルダ9を、予備室15を介して試料室14内の試料ステージ10に移載する手順について説明する。
【0048】
まず、図3における開閉バルブ22を閉じ、試料室14と予備室15との連通を遮断し、予備室15内を大気圧の状態とする。ここで、試料室14内は、観察時と同様に、真空引きされた状態となっている。なお、図3では、試料室14内において試料ホルダ9に収容された試料8を観察する際の状態を示しているので、試料室14内に試料ホルダ9及び試料8が配置されているが、ここでは、説明上、試料ホルダ9及び試料8は試料室15内には配置されていないものとする。
【0049】
予備室15内が大気圧の状態となったら、ネジ15dを取り外し、予備室15の側壁15aが蝶番15cのみによって予備室本体15bに支持されている状態とし、蝶番15cの軸を回転軸として側壁15aを動かして、図4に示すように予備室本体15bの内部を開放する。そして、同図に示すごとく、シャフト部16の先端部16aに試料ホルダ9を取付ける。ここで、試料ホルダ9は観察対象となっている試料8を収容している。
【0050】
試料ホルダ9をシャフト部16の先端部16aに取付ける際には、握り棒17を回すことによりシャフト部16を回転させ、その先端部16aに位置する雄ネジ16cを試料ホルダ9に設けられた雌ネジ(図示せず)に螺入させる。これにより、試料ホルダ9がシャフト部16の先端部16aに保持される。
【0051】
次に、予備室15の側壁15aを、蝶番15cの軸を回転軸として上記とは逆方向に動かして、図5に示すように予備室本体15bの内部を閉じる。そして、同図に示すごとく、ネジ15dによって側壁15aを予備室本体15bに固定する。
【0052】
ここで、図5におけるB−B断面図を図6に示す。このように、シャフト部16の先端部16aに試料ホルダ9が保持された状態で、試料ホルダ9が予備室15内に配置されることとなる。この状態で、予備室15の内部を真空引きする。そして、予備室15の内部が所定の真空度に達したら、開閉バルブ22を開けて、開口部14aを介して予備室15と試料室14とを連通させる。
この後、図7に示すように、オペレータの手動によりシャフト部16を動かして、シャフト部16の先端部16aを予備室15内から試料室14内へ移動させる。これにより当該先端部16aに保持されている試料ホルダ9が、試料室14内の試料ステージ10の台座10b上に移載される。
【0053】
このように、試料ホルダ9を試料ステージ10上に移載した後、オペレータが握り玉17を上記とは逆方向に回し、シャフト部16の先端部16aに設けられた雄ネジ16cと試料ホルダ9の雌ネジとの螺入状態を解除し、握り玉17を引いてシャフト部16を引き戻すと図2及び図3に示す状態となり、試料8への観察を行うこともできる。なお、当該観察を行う際において、開閉バルブ22は開放もしくは遮断いずれの状態であっても良い。
【0054】
次に、上述のように試料室14内に試料ホルダ9が配置された状態において、マニピュレータの探針を用いて試料に電圧を印加して、試料観察を行う際の手順について説明する。
【0055】
図3に示すように、試料8を収容する試料ホルダ9が試料室14内に配置された状態において、開閉バルブ22を閉じ、試料室14と予備室15との連通を遮断し、予備室15内を大気圧に復帰する。なお、このときも、試料室14内は真空引きされた状態となっている。
【0056】
予備室15内が大気圧の状態となったら、ネジ15dを取り外し、予備室15の側壁15aが蝶番15cのみによって予備室本体15bに支持されている状態とし、蝶番15cの軸を回転軸として側壁15aを動かして、図8に示すように予備室本体15bの内部を開放する。そして、同図に示すごとく、シャフト部16の先端部16aにマニピュレータ50を取付けて保持する。
【0057】
このマニピュレータ50は、圧電素子等からなる駆動本体51と、駆動本体51の基端部に設けられた雌ネジ55と、駆動本体51の先端部51aに設けられた探針52と、一端が駆動本体51及び探針52に分離して接続された複数の配線を有する配線部53と、この配線部53の他端に接続されたプラグ54とを備えている。
【0058】
ここで、マニピュレータ50をシャフト部16の先端部16aに取付ける際には、握り棒17を回すことによりシャフト部16を回転させ、その先端部16aに位置する雄ネジ16cを駆動本体51の基端部に設けられた雌ネジ55に螺入させる。これにより、まず、マニピュレータ50の駆動本体51が、シャフト部16の先端部16aに保持される。
【0059】
次に、駆動本体51につながる配線部53に接続されたプラグ54を、駆動用電源接続手段41のコネクタ46に取付ける。これにより、マニピュレータ50の駆動本体51は、配線部53、プラグ54、及びコネクタ46を介して、駆動用電源接続手段41の筒状部材44内に設けられた駆動用配線45に電気的に接続される。
【0060】
ここで、この駆動用配線45の端部は、図示しない駆動用電源に接続されており、当該駆動用電源の駆動制御によりマニピュレータ50の駆動本体51に駆動用電圧が印加されて、マニピュレータ50が駆動される。なお、図示していないが、筒状部材44の内部には、試料8へ印加される試料印加用電圧をマニピュレータ50の探針52へ供給するための電圧印加用配線も設けられている。そして、マニピュレータ50の探針52には、配線部53、プラグ54、コネクタ46、及び電圧印加用配線を介して、試料印加用電圧源(図示せず)により試料印加用電圧が供給される。
【0061】
次に、予備室15の側壁15aを、蝶番15cの軸を回転軸として上記とは逆方向に動かして、図9に示すように予備室本体15bの内部を閉じる。そして、同図に示すごとく、ネジ15dによって側壁15aを予備室本体15bに固定する。さらに、制動手段31のレバー32を、同図に示す矢印Z方向に押し下げ、これによりシャフト部16の回転を制動状態としておく。
【0062】
ここで、図9におけるC−C断面図を図10に示す。このように、シャフト部16の先端部16aにマニピュレータ50が保持された状態で、マニピュレータ50が予備室15内に配置されることとなる。なお、制動手段31のレバー32は矢印Z方向に押し下げられており、上述のごとくシャフト部16の回転は制動状態とされている。この状態で、予備室15の内部を真空引きする。そして、予備室15の内部が所定の真空度に達したら、開閉バルブ22を開けて、開口部14aを介して予備室15と試料室14とを連通させる。
【0063】
この後、図11に示すように、オペレータの手動によりシャフト部16を動かして、シャフト部16の先端部16aを予備室15内から試料室14内へ移動させ、これによりマニピュレータ50を試料室14内に移動させる。この際に、駆動用電源接続手段41も同時に動くこととなり、筒状部材44の先端部側に配置されたコネクタ46が予備室15内から試料室14内へ移動する。
【0064】
このとき、制動手段31のレバー32が、予備室15の側壁15aに設けられた係止部材33の係止部33aに係合して係止される。これにより、シャフト部16の移動が制動され、位置固定される。
【0065】
この状態において、試料ステージ10の位置を適宜制御するとともに、マニピュレータ50の駆動本体51を適宜駆動して、試料ステージ10に載置された試料ホルダ9に収容されている試料8に、マニピュレータ50の探針52を接触させる。これにより、マニピュレータ50の探針52によって試料8に所定の試料印加用電圧が印加された状態での試料観察を行うことができる。
【0066】
ここで、図11におけるD−D断面図を図12に示す。同図に示すように、筒状部材44の先端部側に配置されたコネクタ46と、コネクタ46に取付けられたプラグ54と、配線部53とが、駆動本体51及び探針52とともに予備室15内から試料室14内へ移動している。
【0067】
さらに、上述の手順を経て、マニピュレータ50の探針52により試料8に試料印加用電圧が印加された状態での試料観察が相当回数行われ、探針52が変形や摩耗により消耗した際に、探針52を新しい探針と交換する手順について以下に説明する。
【0068】
上記の図11及び図12に示す状態にて試料観察を相当回数行った後、オペレータが握り玉17を引いてシャフト部16を引き戻し、図9及び図10に示すようにシャフト部16の先端部16aに取付けられたマニピュレータ50を予備室15内に戻す。さらに開閉バルブ22を閉じて、予備室15内を大気圧に復帰させる。
【0069】
その後、ネジ15dを取り外し、予備室15の側壁15aを、蝶番15cの軸を回転軸として動かして、図8に示すように予備室本体15bの内部を開放する。そして、この状態でマニピュレータ50をシャフト部16の先端部16aから取り外す。
【0070】
このときには、まず、プラグ54をコネクタ46から取り外す。そして、制動手段31のレバー32を操作して、シャフト部16の回転制動を解除し、握り玉17を回すことによりシャフト部16を回転させ、シャフト部16の雄ネジ16cとマニピュレータ50の雌ネジ55との螺入を解除する。これにより、マニピュレータ50とシャフト部16とは分離される。
【0071】
シャフト部16から分離されたマニピュレータ50の探針52をオペレータの手作業により新しい探針と交換する。新しい探針が取付けられたマニピュレータ50は、以降、上述の手順によりシャフト部16の先端部16aに取付けられ、当該先端部16aに保持された状態で試料室15内に導入されて再度試料観察が行われる。
【0072】
このような、試料ホルダ移載機構を備える荷電粒子ビーム装置においては、簡単にマニピュレータ50を試料室14内から外側へ取り出すことができるので、探針52の交換作業に時間がかからない。
【0073】
また、マニピュレータ50の探針52の交換のために、試料室14内を大気圧に戻す必要がないので、交換作業終了後に試料室14を改めて真空引きする必要がなく、装置の稼働率を低下することがない。
【0074】
さらに、マニピュレータ50を使用しない試料観察を行う際には、マニピュレータ50が試料室14内に配置されないので、試料室14内の試料ステージ10の可動範囲に制約が加わることがない。
【0075】
そして、試料ホルダ移動機構18にマニピュレータ50を保持できる構成となっているので、マニピュレータ50を保持するためのプローブホルダ及び当該プローブホルダ専用のエアロック室を別途装置に付加する必要がないので、装置の構図が簡易であり、コストアップとならない。
【0076】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されることはなく、例えば、試料ホルダ移動機構18のシャフト部16を、内部が中空とされたパイプ状に構成し、シャフト部16の内部に駆動用配線45を設け、当該駆動用配線45に接続されたコネクタをシャフト部16の先端部16aに配置するようにしても良い。この場合、上記の筒状部材44を設ける必要がないので、装置構成をさらに簡易なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における走査電子顕微鏡(荷電粒子ビーム装置)を示す概略構成図である。
【図2】図1の要部を拡大した断面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】予備室本体の内部を開放した状態を示す図である。
【図5】予備室本体の内部を閉じた状態を示す図である。
【図6】図5におけるB−B断面図である。
【図7】試料ホルダを試料室内に移動した状態を示す図である。
【図8】予備室本体の内部を開放した状態を示す図である。
【図9】予備室本体の内部を閉じた状態を示す図である。
【図10】図9におけるC−C断面図である。
【図11】マニピュレータを試料室内に移動した状態を示す図である。
【図12】図11におけるD−D断面図である。
【図13】従来技術における走査電子顕微鏡(荷電粒子ビーム装置)を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…電子銃(荷電粒子ビーム源),2…集束レンズ,3…走査コイル,4…対物レンズ,5…電子ビーム(荷電粒子ビーム),8…試料,9…試料ホルダ,10…試料ステージ,14…試料室,15…予備室,16…シャフト部,16a…先端部,16b…基端部,18…試料ホルダ移動機構,45…駆動用配線,50…マニピュレータ,51…駆動本体,52…探針[0001]
[Field of the Invention]
The present invention relates to a sample holder moving mechanism, a vacuum apparatus, and a charged particle beam apparatus.
[0002]
[Prior art]
In some charged particle beam apparatuses such as a scanning electron microscope, a manipulator having a probe (probe) is provided in a sample chamber in order to apply a voltage or the like to a sample arranged in the sample chamber.
[0003]
An example of such a charged particle beam apparatus is shown in FIG. FIG. 13 is a schematic configuration diagram showing a charged particle beam apparatus provided with a manipulator in a sample chamber. Here, an example of a scanning electron microscope is shown.
[0004]
In the figure,
[0005]
Here, the electron optical system 119 includes a focusing
[0006]
The
[0007]
From the
[0008]
A
[0009]
A
[0010]
The sample
[0011]
The interiors of the
Here, when the
[0012]
In the
[0013]
In the charged particle beam apparatus equipped with the manipulator as described above, the probe of the manipulator is consumed due to deformation or wear due to continued use of the manipulator, so it is necessary to appropriately remove the probe from the manipulator and replace it with a new probe. is there.
[0014]
In this case, since the
[0015]
That is, first, after the sample observation performed on the
Then, the fixing plate 123 is removed from the outer surface of the
[0016]
Thereafter, the
[0017]
An apparatus that can efficiently replace the probe of the manipulator includes a probe holder having a probe inside an air lock chamber connected to a vacuum chamber (sample chamber) via a vacuum valve ( For example, see Patent Document 1).
[0018]
[Patent Document 1]
JP 2000-146780 A
[0019]
[Problems to be solved by the invention]
In the apparatus having the configuration shown in FIG. 13 described above, it takes time to take out the
[0020]
Further, in order to replace the
[0021]
Furthermore, even when observing a sample that does not use the
[0022]
In addition, in the apparatus shown in
[0023]
The present invention has been made in view of the above points, and with a simple device configuration, the manipulator probe can be replaced efficiently, and a reduction in the operating rate of the device can be prevented. It is an object of the present invention to provide a sample holder moving mechanism, a vacuum device, and a charged particle beam device that do not restrict the movable range of the sample stage in the sample chamber.
[0024]
[Means for solving the problems]
The sample holder moving mechanism according to the present invention is a sample holder moving mechanism in which the tip is movable between the sample chamber and a spare chamber communicating with the sample chamber in a state where the sample holder is held at the tip. In addition, a manipulator can be held at the distal end portion, and a driving wiring for driving the manipulator is provided.
[0025]
In addition, the vacuum apparatus according to the present invention includes a sample chamber in which the inside can be evacuated, a spare chamber communicating with the sample chamber, and a sample holder between the sample chamber and the spare chamber while holding the sample holder at the tip. And a sample holder moving mechanism whose tip is movable, wherein the sample holder moving mechanism can hold a manipulator at the tip and drive the manipulator A drive wiring is provided.
[0026]
Furthermore, the charged particle beam apparatus according to the present invention has a charged particle beam source, an irradiation system lens for irradiating the sample by controlling the charged particle beam emitted from the charged particle beam source, and the inside can be evacuated. The sample holder containing the sample is disposed inside the sample chamber, the spare chamber communicating with the sample chamber, and the tip between the sample chamber and the spare chamber with the sample holder held at the tip. A charged particle beam device having a sample holder moving mechanism in which a part is movable, wherein the sample holder moving mechanism is capable of holding a manipulator at the tip, and driving for driving the manipulator It is characterized by comprising a wiring for use.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0028]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a scanning electron microscope which is a charged particle beam apparatus (vacuum apparatus) according to the present invention. In the figure,
[0029]
Here, the electron
[0030]
Further, the
[0031]
From the
[0032]
On the outer surface of the
[0033]
The sample
[0034]
The interiors of the
Here, when the
[0035]
Further, FIG. 2 shows an enlarged cross-sectional view of a main part of the scanning electron microscope shown in FIG. As shown in the figure, the
[0036]
A
[0037]
A braking means (braking mechanism) 31 for braking the rotation of the shaft portion 16 (rotation around its central axis) is disposed at the
[0038]
Further, the sample
[0039]
A
[0040]
Here, FIG. 3 shows an AA cross-sectional view in FIG. As shown in the figure, the
[0041]
The
[0042]
Further, the
[0043]
The braking means 31 for braking the rotation of the
[0044]
More specifically, for example, in the state of FIG. 3, the longitudinal direction of the
[0045]
From the state shown in FIG. 3, when the
[0046]
Therefore, when the
[0047]
Next, a procedure for transferring the
[0048]
First, the on-off
[0049]
When the inside of the
[0050]
When attaching the
[0051]
Next, the
[0052]
Here, a BB cross-sectional view in FIG. 5 is shown in FIG. As described above, the
Thereafter, as shown in FIG. 7, the
[0053]
As described above, after the
[0054]
Next, a procedure for performing sample observation by applying a voltage to the sample using the probe of the manipulator in a state where the
[0055]
As shown in FIG. 3, in a state where the
[0056]
When the inside of the
[0057]
The
[0058]
Here, when the
[0059]
Next, the
[0060]
Here, the end of the
[0061]
Next, the
[0062]
Here, FIG. 10 shows a CC cross-sectional view in FIG. As described above, the
[0063]
Thereafter, as shown in FIG. 11, the
[0064]
At this time, the
[0065]
In this state, the position of the
[0066]
Here, a DD cross-sectional view in FIG. 11 is shown in FIG. As shown in the figure, the
[0067]
Further, through the above procedure, when the sample observation is performed a number of times in a state where the sample application voltage is applied to the
[0068]
11 and 12, after the sample observation is performed a considerable number of times, the operator pulls the
[0069]
Thereafter, the
[0070]
At this time, the
[0071]
The
[0072]
In such a charged particle beam apparatus equipped with a sample holder transfer mechanism, the
[0073]
Further, since it is not necessary to return the inside of the
[0074]
Furthermore, when performing sample observation without using the
[0075]
Since the sample
[0076]
The present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a scanning electron microscope (charged particle beam apparatus) according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of a main part of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 4 is a diagram showing a state in which the inside of a spare chamber main body is opened.
FIG. 5 is a diagram showing a state in which the inside of a spare chamber main body is closed.
6 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 7 is a diagram showing a state in which a sample holder is moved into a sample chamber.
FIG. 8 is a diagram showing a state in which the inside of the spare chamber main body is opened.
FIG. 9 is a diagram showing a state in which the inside of the spare chamber main body is closed.
10 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG.
FIG. 11 is a diagram showing a state where a manipulator is moved into a sample chamber.
12 is a cross-sectional view taken along the line DD in FIG. 11. FIG.
FIG. 13 is a schematic configuration diagram showing a scanning electron microscope (charged particle beam apparatus) in the prior art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (12)
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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