【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、さらに詳しくは、プロセス途中における電源遮断後の画像データ復元に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の画像形成装置において、異常発生時や正常動作状態時など、制御に必要な電源が安定に供給された状況下ではモード設定や画像データを登録・保持・復元したり、ユーザ毎にモード設定を記憶保持した上で復元するなどは公知の技術として存在する。また、無停電電源装置などによって、装置への電力の供給が断たれない構成にすることで、突然の停電などといった不意の電源断に備えていた。
特開２００２−１９６６２７公報には、通常の複写モードで使用中に異常が発生した場合、異常時からのリカバリを容易にして使い勝手を向上させる技術について開示されている。それによると、デジタル複写機で通常の画像形成モードで使用中に異常が発生した場合に、ＣＰＵは通常の画像形成モードを画像登録モードに切り換え、設定された複写モードを不揮発性ＲＡＭに登録し、読み取った画像データをＨＤＤに登録して保持する。電源をオフにして異常を解消した後、再び電源をオンにしたときに、不揮発性ＲＡＭとＨＤＤに登録した内容を呼び出して、異常が発生したときの続きから作業を行う技術について開示されている。
【特許文献１】特開２００２−１９６６２７公報
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、いずれの場合においても画像形成装置側から見ると、装置の制御に必要な電力が供給されていることが前提となっており、一連の動作が完了する以前にデジタル画像形成装置への電源が完全に断たれた場合には、電源が遮断する前の状態の復元・作業の継続は操作上不可能であった。また、無停電電源装置などを使用することによって、装置の複雑化やコストアップを招いていた。
一方、電源が遮断して再投入した場合、画像形成装置のモード設定は多岐にわたっているため、モードの再設定はユーザにとって非常に面倒な作業となる。また、例えば広幅機などの原稿移動型の画像形成装置では、原稿の再入力は、特に大サイズや長尺原稿の場合などでは労力を要し、且つ原稿を損傷させる可能性もあった。
また特許文献１は、使用中に異常が発生した場合に限って通常の画像形成モードを画像登録モードに切り換えて画像データを保存して、異常が解除されて記憶した画像データを復元するものである。従って、通常動作中に停電或いは間違って電源を遮断した場合は、画像データをバックアップすることができないといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、ハード構成に新たな追加をすることなく、突然に電源が遮断された場合でも、電源の再投入後に改めてモード設定や画像の入力動作などを行わなくとも、自動的に画像データの復元と作業の継続ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項１は、画像形成に関するモード設定及び画像データを記憶する不揮発性メモリを備え、電源再投入時に該不揮発性メモリの内容を読み出すことにより前記モード設定に基づく画像データを再出力する画像形成装置において、プロセスの実行に必要なプロセス情報及び画像データの管理情報である画像データ情報を、通常のプロセス動作が確定する毎に前記不揮発性メモリに格納することにより、プロセスあるいは画像出力の完了までのタイミングにおいて電源が遮断された場合、前記電源が再投入されると前記不揮発性メモリに格納されたプロセス情報に基づいて前記画像データ情報により管理される画像データのプロセスを実行するか否かを決定することを特徴とする。
本発明はプロセス情報および画像データ情報が確定する毎に、不揮発メモリへ情報を格納することによって、プロセスあるいは画像出力の完了までのいかなるタイミングにおいて電源が遮断されても、その時点の情報を復元し、以降の継続作業が行なえるようにする。これにより、例えば、停電や誤操作による電源の遮断、電源供給装置の物理的な破壊などといった、画像形成装置の制御において想定外の電源断によっても、ユーザによる再設定・再入力といった手間を省き、使い勝手を向上させることができる。
かかる発明によれば、不揮発性メモリに格納されたプロセス情報に基づいて画像データ情報により管理される画像データのプロセスを実行するか否かを決定するので、電源再投入時に画像データを可能な限り復元することができる。
請求項２は、前記電源が再投入された際、該電源が遮断される以前のプロセス情報及び画像データを復元させるか否かの選択画面を表示し、該選択画面により任意に選択可能とすることを特徴とする。
表示部に画像データの復元と継続を行なうかどうかを選択可能にすることによって、電源遮断後に異なるユーザが電源を再投入した場合や、同一ユーザが電源の再投入後に即座にモード設定や画像データを破棄したい場合などの使い勝手を向上させることができる。
かかる発明によれば、表示部に画像データの復元と継続を行なうかどうかを選択可能としたので、復元と継続を行なわない操作をしたい場合などでも、誤った動作を未然に防止することができる。
【０００５】
請求項３は、前記電源とは別の時計電源により駆動する内部時計を備え、前記電源が遮断された時点から前記電源が再投入されるまでの時間を前記内部時計により計時し、該計時時間が所定の時間を超過した場合は、前記プロセス情報及び画像データを復元して継続しないことを特徴とする。
内部に電池等で駆動する内部時計を備え、電源遮断後の経過時間を自動的に判断することによって、セキュリティ上、復元と継続を行なうことが望ましくない場合、復元と継続を行わないようにして使い勝手を向上させる。
かかる発明によれば、電源が遮断さたれていた時間間隔を自動的に判断し、一定時間以上の場合には復元と継続を行なわないので、操作者が完全にその場を離れたと想定される状況であっても、セキュリティを維持することができる。
請求項４は、前記プロセス情報が確定して前記不揮発性メモリに格納された後、前記画像データが記憶される間に前記電源が遮断された場合、該電源が再投入されると前記プロセス情報を復元しながら前記画像データの再入力を促す旨の表示を行うことを特徴とする。
プロセス情報が確定・記憶保持されてから、画像データが確定・記憶保持されるまでの間に電源断したような場合、モード設定は復元しつつ、画像の再入力のみを促す表示・動作を行なうことによって、使い勝手を向上させる。例えば、１原稿に対し１０出力を行なう条件で５枚出力完了直前に電源が遮断したような場合、残り６枚の出力を行なうか任意の枚数の出力を行なうか、選択・確認・入力を促す表示をすることによって使い勝手を向上させることができる。
かかる発明によれば、一連の処理の流れの中で、復元が行なえなかった部分については、ユーザにその旨を通知し復元できなかった部分からの継続を促すので、ユーザは必要最小限の再操作のみで復元と継続を行なうことができる。また、中断地点が曖昧と思われる場合には、ユーザに処理の継続方法を選択・確認するので、ユーザの求める処理結果を得ることができる。
【０００６】
請求項５は、前記プロセス情報及び画像データを復元して継続しないことを予め設定可能としたことを特徴とする。
ユーザが復元と継続の動作を行なわせるかどうかを予め設定できるようにすることによって、決して復元させたくない種類の画像形成がある場合でも、従来通りの使い勝手を失わないようにする。
かかる発明によれば、復元と継続の動作を行なわせるかどうか、予め設定しておくことができるので、決して復元や継続をさせたくないような守秘的な画像形成を行なう際も、電源の再投入時にも立ち会う必要がなく、安心して従来通りの使い勝手で使用することができる。
請求項６は、紙詰まりが発生することなく前記電源が遮断され、その後、前記電源が再投入された場合、機内に滞留している原稿若しくは転写紙を自動的に排出することを特徴とする。
紙詰まりが発生することなく電源が即時に遮断され、その後電源が再投入された場合、ユーザにジャム紙の処理をさせることなく自動的に排出することにより、使い勝手を向上させるものである。ただし、自動排出中に紙詰まりが発生した場合には、ユーザによるジャム紙処理が必要となる。
かかる発明によれば、電源が突然遮断された際、駆動が全停止してしまったことにより滞留してしまった原稿または転写紙を、電源再投入時に自動的に排出するので、電源断に起因したジャム紙のユーザによる処理の手間を省くことができる。
【０００７】
請求項７は、画像形成に関するモード設定及び画像データを記憶する不揮発性メモリを備え、電源再投入時に該不揮発性メモリの内容を読み出すことにより前記モード設定に基づく画像データを再出力する画像形成方法において、プロセスの実行に必要なプロセス情報及び画像データの管理情報である画像データ情報を、通常のプロセス動作が確定する毎に前記不揮発性メモリに格納することにより、プロセスあるいは画像出力の完了までのタイミングにおいて電源が遮断された場合、前記電源が再投入されると前記不揮発性メモリに格納されたプロセス情報に基づいて前記画像データ情報により管理される画像データのプロセスを実行するか否かを決定することを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項１と同様の作用効果を奏する。
請求項８は、前記電源が再投入された際、該電源が遮断される以前のプロセス情報及び画像データを復元させるか否かの選択画面を表示し、該選択画面により任意に選択可能とすることを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項２と同様の作用効果を奏する。
請求項９は、前記電源とは別の時計電源により駆動する内部時計を備え、前記電源が遮断された時点から前記電源が再投入されるまでの時間を前記内部時計により計時し、該計時時間が所定の時間を超過した場合は、前記プロセス情報及び画像データを復元して継続しないことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項３と同様の作用効果を奏する。
請求項１０は、前記プロセス情報が確定して前記不揮発性メモリに格納された後、前記画像データが記憶される間に前記電源が遮断された場合、該電源が再投入されると前記プロセス情報を復元しながら前記画像データの再入力を促す旨の表示を行うことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項４と同様の作用効果を奏する。
【０００８】
請求項１１は、前記プロセス情報及び画像データを復元して継続しないことを予め設定可能としたことを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項５と同様の作用効果を奏する。
請求項１２は、紙詰まりが発生することなく前記電源が遮断され、その後、前記電源が再投入された場合、機内に滞留している原稿若しくは転写紙を自動的に排出することを特徴とする。
かかる発明によれば、請求項６と同様の作用効果を奏する。
請求項１３は、請求項７乃至１２の何れか一項に記載の画像形成方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする。
かかる発明によれば、本発明の画像形成方法をコンピュータが制御可能なＯＳに従ってプログラミングすることにより、そのＯＳを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
請求項１４は、請求項１３に記載の画像形成プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
かかる発明によれば、画像形成プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【００１０】
図１は、本発明の一実施形態に係るデジタル複写機の概略構成図である。この構成は、画像処理装置としての複写機１００であり、この複写機１００の上面にはコンタクトガラス６が設けられている。また、複写機１００の上部には自動原稿送り装置（以下、単にＡＤＦという）１が設けられており、このＡＤＦ１はコンタクトガラス６を開閉するように複写機１００に図示しないヒンジ等を介して連結されている。このＡＤＦ１は、複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ２と、原稿トレイ２に載置された原稿束から原稿を１枚ずつ分離してコンタクトガラス６に向かって搬送する分離・搬送手段と、分離・搬送手段によってコンタクトガラス６に向かって搬送された原稿をコンタクトガラス６上の読取位置に搬送・停止させるとともに、コンタクトガラス６の下方に配設された複写機１００の読取手段（公知の露光ランプ５１、ミラー５２、５５、５６、レンズ５３、ＣＣＤ５４等）５０により読み取りが終了した原稿をコンタクトガラス６から搬出する。給紙モータはコントローラからの出力信号によって駆動されるようになっており、コントローラは複写機１００から給紙スタート信号が入力されると、給紙モータを正・逆転駆動するようになっている。給紙モータが正転駆動されると、給送ローラ３が時計方向に回転して原稿束から最上位に位置する原稿が給紙され、コンタクトガラス６に向かって搬送される。この原稿の先端が原稿セット検知センサ７によって検知されると、コントローラは原稿セット検知センサ７からの出力信号に基づいて給紙モータを逆転駆動させる。これにより、後続する原稿が進入するのを防止して分離されないようになっている。
【００１１】
また、コントローラは原稿セット検知センサ７が原稿の後端を検知したとき、この検知時点からの搬送ベルトモータの回転パルスを計数し、回転パルスが所定値に達したときに、給送ベルト４の駆動を停止して給送ベルト４を停止することにより、原稿をコンタクトガラス６読取位置に停止させる。また、コントローラは原稿セット検知センサ７によって原稿の後端が検知された時点で、給紙モータを再び駆動し、後続する原稿を上述したように分離してコンタクトガラス６に向かって搬送し、この原稿が原稿セット検知センサ７によって検知された時点からの給紙モータのパルスが所定パルスに到達したときに、給紙モータを停止させて次原稿を先出し待機させる。そして、原稿がコンタクトガラス６の読取位置に停止したとき、複写機１００によって原稿の読み取りおよび露光が行なわれる。この読み取りおよび露光が終了すると、コントローラには複写機１００から信号が入力されるため、コントローラはこの信号が入力すると、搬送ベルトモータを正転駆動して、搬送ベルト１６によって原稿をコンタクトガラス６から排送ローラ５に搬出する。
【００１２】
上記のように、ＡＤＦ１にある原稿トレイ２に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、図示しない操作部上のプリントキーが押下されると、一番上の原稿からコンタクトガラス６上の所定の位置に給送される。給送された原稿は、読み取りユニット５０によってコンタクトガラス６上の原稿の画像データを読み取り後、給送ベルト４および反転駆動コロによって排出口Ａ（原稿反転排出時の排出口）に排出される。さらに、原稿トレイ２に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス６上に給送される。
また第１トレイ８、第２トレイ９、第３トレイ１０に積載された転写紙は、各々第１給紙ユニット１１、第２給紙ユニット１２、第３給紙ユニット１３によって給紙され、縦搬送ユニット１４によって感光体１５に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット５０にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット５７からのレーザによって感光体１５に書き込まれ、現像ユニット２７を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体１５の回転と等速で搬送ベルト１６によって搬送されながら、感光体１５上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット１７にて画像を定着させ、排紙ユニット１８に搬送される。排紙ユニット１８に搬送された転写紙は、ステープルモードを行わない場合は、排紙トレイ１９に排紙される。
【００１３】
図２はこのデジタル複写機１００の動作制御及び画像データの制御を行う制御部のブロック図である。この制御部はＣＰＵ７１と、ＣＰＵ７１を動作させるためのプログラムを格納するＲＯＭ７２と、ＣＰＵ７１のワークメモリであるＲＡＭ７３と、制御やタイミングなどの調整値及び登録した複写モード設定を格納し、電源を切ってもデータを保持しておくことができる不揮発性ＲＡＭ７４と、ＡＤＦ１によりコンタクトガラス上に供給された原稿の画像を読み取る読取部８０と、画像データにより感光体に画像を形成した後、記録用紙のタイミングに応じて書込みを行う書込み部８１と、読み取られた画像データは操作部で設定されたモードに応じてＭＴＦ補正や変倍処理及び画質補正等を行う画像処理部７７と、変倍処理及び画質補正等を行った後にＨＤＤ７９を制御するためのＨＤＤコントローラ７６と、画像データを蓄積するＨＤＤ７９とを備えて構成される。
【００１４】
次に図２を参照してデジタル複写機１００の概略動作について説明する。通常動作時において、必要とされる情報、画像データのすべてを常に不揮発メモリ（不揮発ＲＡＭ７４やＨＤＤ７９など）へ保存する。各種モード設定情報の一群であるプロセス情報と、入出力される画像データ情報をそれぞれ固有のＩＤ番号（プロセスＩＤおよび画像ＩＤ）をもって管理する。プロセス情報と画像データ情報は、不揮発メモリへ保存される。プロセス情報には、プロセスの実行に必要な情報群に加えて、プロセスＩＤ、プロセス未完了フラグ・使用画像工Ｄを含む。また画像データ情報には、画像データの管理情報に加えて、画像ＩＤ、画像データ未完了フラグを含む。そして画像データそのものは、ＨＤＤ７９などの不揮発記憶媒体へ記憶され、画像データ情報によって管理される。
またプロセス情報における未完了フラグは、プロセスの発行タイミング（各種モード設定が完成し、画像形成装置の各デバイスへスタート指示が発行されるタイミング）にてセットされ、該当プロセスの完了タイミング（スキャンプロセスであれば、モード設定に基づく画像読み取り開始後、不揮発メモリへの画像データの転送が完了したタイミングである。プリントプロセスであれば、モード設定に基づく画像データが転写・定着された転写紙が排出を完了したタイミング）にてリセットされる。またプロセス情報未完了フラグのセットは、該当プロセスが未完了であることを意味する。つまり、プロセス情報未完了フラグがセットの状態で電源再投入した場合は、そのプロセスを復元し再開・継続しなければならない。
また画像データ情報における未完了フラグは、該当画像ＩＤの画像データが入力開始されるタイミングにてセットされ、入力完了のタイミングにてリセットされる。画像データ未完了フラグのセットは、該当画像データが不完全であることを意味する。つまり、画像データ未完了フラグがセットの状態でなければ、電源再投入した場合にその画像を有効に使用することができる。例えば、コピーを行なう場合、スキャンプロセスとプリントプロセスが発行されるが、スキャンプロセスが完了しても、これに対するプリントプロセスが完了するまで、該当する画像を保持しなければならない。そのために、プロセス情報と画像データ情報を別個に管理する。不揮発メモリに保持されたプロセス情報の破棄は、セットされた未完了フラグのリセットにて、行なわれるものとする。不揮発メモリに保持された画像データ情報の破棄は、復元と継続の動作が完了した後、あるいは平常に動作が完了した後などの、モードクリアされるタイミング（画像を使用しなくなるタイミング）にて、行なわれるものとする。
【００１５】
図３はプロセス情報と画像データ情報の動作について説明するフローチャートである。まずスキャン或いはプリントのプロセスコマンドが発行されると（Ｓ１）、プロセス情報を不揮発メモリに保存して（Ｓ２）、プロセス未完了フラグをセットする（Ｓ３）。プロセスの種類がスキャンプロセスか否（プリントプロセス）をチェックする（Ｓ４）。ステップＳ４でスキャンプロセスであれば（Ｓ４でＹＥＳのルート）、画像データ未完了フラグをセットして（Ｓ５）、画像データの入力を開始する（Ｓ６）。その動作が画像データの入力が完了するまで続けられ（Ｓ７）、完了すると画像データ未完了フラグをリセットして（Ｓ８）、そのプロセスが完了するまで継続され（Ｓ９）、完了すると（Ｓ９でＹＥＳのルート）、プロセス未完了フラグをリセットして（Ｓ１０）終了する。ステップＳ４でプリントプロセスの場合（Ｓ４でＮＯのルート）、ステップＳ９に進んでそのプロセスが完了するまで継続され（Ｓ９）、完了すると（Ｓ９でＹＥＳのルート）、プロセス未完了フラグをリセットして（Ｓ１０）終了する。
【００１６】
図４は、本発明のデジタル複写機１００の電源が再投入された場合の動作フローチャートである。まず、電源が再投入されると表示部により予めモード設定と画像データの復元させる機能設定されているか否かをチェックし（Ｓ１１）、機能設定されていれば（Ｓ１１でＹＥＳのルート）、プロセス未完了フラグがセットされているか否かをチェックし（Ｓ１２）、セットされていなければ終了し、セットされていれば機内に滞留紙があるか否かをチェックし（Ｓ１３）滞留紙があれば滞留紙を自動的に排出する（Ｓ１４）。ステップＳ１３で滞留紙がなければ、機内の内部時計が一定時間を超過しているか否かをチェックし（Ｓ１５）、超過していれば終了し、超過していなければ、電源遮断前のモード設定と画像データを復元させるか否かの選択画面を表示して（Ｓ１６）ユーザが復元させると判断した場合は、画像の再入力の必要があるか否かをチェックし（Ｓ１７）、必要であれば（Ｓ１７でＹＥＳのルート）、画像データを再入力し（Ｓ１８）プロセスの復元と継続を行い（Ｓ１９）終了する。ステップＳ１７で再入力が必要なければプロセスの復元と継続を行い（Ｓ１９）終了する。ステップＳ１１で機能設定がされていなければ（Ｓ１１でＮＯのルート）、未完了のプロセス情報を破棄し（Ｓ２０）更に対応する画像データ情報を破棄して（Ｓ２１）終了する。
【００１７】
以上のように、表示部に画像データの復元と継続を行なうかどうかを選択可能にすることによって、電源遮断後に異なるユーザが電源を再投入した場合や、同一ユーザが電源の再投入後に即座にモード設定や画像データを破棄したい場合などの使い勝手を向上させることができる。また内部に電池等で駆動する内部時計を備え、電源遮断後の経過時間を自動的に判断することによって、セキュリティ上、復元と継続を行なうことが望ましくない場合、復元と継続を行わないようにして使い勝手を向上させる。またプロセス情報が確定・記憶保持されてから、画像データが確定・記憶保持されるまでの間に電源断したような場合、モード設定は復元しつつ、画像の再入力のみを促す表示動作を行なうことによって、使い勝手を向上させる。例えば、１原稿に対し１０出力を行なう条件で５枚出力完了直前に電源が遮断したような場合、残り６枚の出力を行なうか任意の枚数の出力を行なうか、選択・確認・入力を促す表示をすることによって使い勝手を向上させることができる。またユーザが復元と継続の動作を行なわせるかどうかを予め設定できるようにすることによって、決して復元させたくない種類の画像形成がある場合でも、従来通りの使い勝手を失わないようにすることができる。
【００１８】
【発明の効果】
以上記載のごとく請求項１、７の発明によれば、不揮発性メモリに格納されたプロセス情報に基づいて画像データ情報により管理される画像データのプロセスを実行するか否かを決定するので、電源再投入時に画像データを可能な限り復元することができる。
また請求項２、８では、表示部に画像データの復元と継続を行なうかどうかを選択可能としたので、復元と継続を行なわない操作をしたい場合などでも、誤った動作を未然に防止することができる。
また請求項３、９では、電源が遮断さたれていた時間間隔を自動的に判断し、一定時間以上の場合には復元と継続を行なわないので、操作者が完全にその場を離れたと想定される状況であっても、セキュリティを維持することができる。
また請求項４、１０では、一連の処理の流れの中で、復元が行なえなかった部分については、ユーザにその旨を通知し復元できなかった部分からの継続を促すので、ユーザは必要最小限の再操作のみで復元と継続を行なうことができる。また、中断地点が曖昧と思われる場合には、ユーザに処理の継続方法を選択・確認するので、ユーザの求める処理結果を得ることができる。
また請求項５、１１では、復元と継続の動作を行なわせるかどうか、予め設定しておくことができるので、決して復元や継続をさせたくないような守秘的な画像形成を行なう際も、電源の再投入時にも立ち会う必要がなく、安心して従来通りの使い勝手で使用することができる。
また請求項６、１２では、電源が突然遮断された際、駆動が全停止してしまったことにより滞留してしまった原稿または転写紙を、電源再投入時に自動的に排出するので、電源断に起因したジャム紙のユーザによる処理の手間を省くことができる。
また請求項１３では、本発明の画像形成方法をコンピュータが制御可能なＯＳに従ってプログラミングすることにより、そのＯＳを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
また請求項１４では、画像形成プログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係るデジタル複写機の概略構成図である。
【図２】本発明のデジタル複写機１００の動作制御及び画像データの制御を行う制御部のブロック図である。
【図３】本発明のプロセス情報と画像データ情報の動作について説明するフローチャートである。
【図４】本発明のデジタル複写機１００の電源が再投入された場合の動作フローチャートである。
【符号の説明】
７１ ＣＰＵ、７２ ＲＯＭ、７３ ＲＡＭ、７４ 不揮発性ＲＡＭ、７６ ＨＤＤコントローラ、７７ 画像処理部、７９ ＨＤＤ、８０ 読取部、８１ 書込み部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus, and more particularly to image data restoration after power interruption in the middle of a process.
[0002]
[Prior art]
In conventional image forming devices, mode settings and image data can be registered, stored, restored, and mode settings for each user when power necessary for control is stably supplied, such as when an abnormality occurs or during normal operation. There is a well-known technique for storing and storing the data. In addition, an uninterruptible power supply device or the like has been configured to prevent the power supply to the device from being cut off, thereby preparing for unexpected power cuts such as a sudden power failure.
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-196627 discloses a technique for improving usability by facilitating recovery from an abnormality when an abnormality occurs during use in a normal copy mode. According to this, when an abnormality occurs during use in the normal image forming mode on the digital copying machine, the CPU switches the normal image forming mode to the image registration mode, and registers the set copy mode in the nonvolatile RAM. The read image data is registered and held in the HDD. Disclosed is a technology for calling up the contents registered in the non-volatile RAM and HDD when the power is turned on again after the power is turned off and resolving the abnormality, and then starting the work after the abnormality occurs. .
[Patent Document 1] JP 2002-196627 A
[Problems to be solved by the invention]
However, in any case, when viewed from the image forming apparatus side, it is assumed that the power necessary for controlling the apparatus is supplied, and the power supply to the digital image forming apparatus is completed before the series of operations is completed. In the case where is completely cut off, it was impossible to restore the state before the power was cut off and to continue the operation. In addition, the use of an uninterruptible power supply or the like has led to an increase in complexity and cost of the device.
On the other hand, when the power is turned off and then turned on again, the mode setting of the image forming apparatus is diversified, so that resetting the mode is very troublesome for the user. Further, for example, in a document movement type image forming apparatus such as a wide-width machine, re-input of a document requires labor, especially in the case of a large size or long document, and may damage the document.
Patent Document 1 restores stored image data after switching the normal image forming mode to the image registration mode and saving the image data only when an abnormality occurs during use. is there. Therefore, there is a problem that the image data cannot be backed up when a power failure or a power supply is cut off during normal operation.
In view of such a problem, the present invention is not required to newly add to the hardware configuration, and even when the power is suddenly shut down, it is not necessary to perform mode setting or image input operation again after the power is turned on again. An object of the present invention is to provide an image forming apparatus capable of restoring image data and continuing operations.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a nonvolatile memory for storing mode settings relating to image formation and image data, and reading the contents of the nonvolatile memory when power is turned on again. In the image forming apparatus that re-outputs the image data based on the above, the process information necessary for executing the process and the image data information that is the management information of the image data are stored in the nonvolatile memory every time the normal process operation is determined. Thus, when the power is cut off at the timing until the completion of the process or image output, the image managed by the image data information based on the process information stored in the nonvolatile memory when the power is turned on again It is characterized by determining whether or not to execute the data process.
The present invention stores the information in the nonvolatile memory each time the process information and the image data information are determined, thereby restoring the information at that time even if the power is shut off at any timing until the completion of the process or image output. , So that the subsequent continuation work can be performed. As a result, for example, even if the power supply is unexpectedly shut down in the control of the image forming apparatus, such as power interruption due to a power failure or erroneous operation, physical destruction of the power supply device, etc. Usability can be improved.
According to this invention, it is determined whether or not to execute the process of the image data managed by the image data information based on the process information stored in the non-volatile memory. Can be restored.
According to a second aspect of the present invention, when the power is turned on again, a selection screen as to whether or not to restore process information and image data before the power is turned off is displayed and can be arbitrarily selected on the selection screen. It is characterized by that.
By making it possible to select whether to restore and continue image data on the display unit, when a different user re-powers after power-off, or when the same user re-powers-on, mode setting and image data It is possible to improve usability when you want to discard.
According to this invention, since it is possible to select whether to restore and continue image data on the display unit, it is possible to prevent an erroneous operation even when an operation without performing restoration and continuation is desired. .
[0005]
According to a third aspect of the present invention, an internal clock is driven by a clock power source different from the power source, the time from when the power source is turned off until the power source is turned on again is measured by the internal clock, and the time measured When the predetermined time has passed, the process information and the image data are restored and not continued.
If it is not desirable to restore and continue for security reasons, an internal clock that is powered by a battery etc. is automatically provided to determine the elapsed time after the power is turned off. Improve usability.
According to this invention, the time interval during which the power supply is shut off is automatically determined, and if it is longer than a certain time, the restoration and continuation are not performed. Therefore, it is assumed that the operator has left the place completely. Security can be maintained even in situations.
According to a fourth aspect of the present invention, when the power is shut off while the image data is stored after the process information is confirmed and stored in the nonvolatile memory, the process information is detected when the power is turned on again. A display to prompt the re-input of the image data is performed while restoring the image.
If the power is turned off after the process information is confirmed / stored and held until the image data is confirmed / stored, the mode setting is restored and a display / operation that prompts only re-input of the image is performed. To improve usability. For example, if the power is cut off immediately before the completion of outputting 5 sheets under the condition of 10 outputs per document, the user is prompted to select / confirm / input whether to output the remaining 6 sheets or to output any number of sheets. Usability can be improved by displaying.
According to such an invention, in the part of the series of processing flows, the user is notified of the fact that the part that could not be restored and the continuation from the part that could not be restored. Restoration and continuation can be performed only by operation. In addition, when the interruption point seems ambiguous, the user selects and confirms the process continuation method, so that the process result requested by the user can be obtained.
[0006]
According to a fifth aspect of the present invention, it is possible to set in advance that the process information and the image data are not restored and continued.
By allowing the user to set in advance whether or not to perform restoration and continuation operations, even when there is a type of image formation that is never desired to be restored, the conventional usability is not lost.
According to such an invention, whether or not to perform restoration and continuation operations can be set in advance. Therefore, even when performing a confidential image formation in which restoration and continuation are not desired, the power supply can be restored. There is no need to be present at the time of launch, and it can be used with ease of use as before.
According to a sixth aspect of the present invention, when the power is shut off without causing a paper jam and then the power is turned on again, the document or transfer paper staying in the machine is automatically discharged. .
When the power is turned off immediately without causing a paper jam and then turned on again, the user automatically discharges the paper without processing the jammed paper, thereby improving usability. However, if a paper jam occurs during automatic ejection, jammed paper processing by the user is required.
According to this invention, when the power supply is suddenly cut off, the document or the transfer paper that has stayed because the drive has been completely stopped is automatically discharged when the power is turned on again. It is possible to save the trouble of processing the jammed paper user.
[0007]
7. An image forming method comprising: a non-volatile memory for storing mode settings relating to image formation and image data; and re-outputting image data based on the mode settings by reading the contents of the non-volatile memory when power is turned on again In this case, the process information necessary for the execution of the process and the image data information which is the management information of the image data are stored in the non-volatile memory every time the normal process operation is determined, so that the process or image output is completed. When the power is cut off at the timing, when the power is turned on again, it is determined whether to execute the process of the image data managed by the image data information based on the process information stored in the nonvolatile memory It is characterized by doing.
According to this invention, there exists an effect similar to Claim 1.
Claim 8 displays a selection screen as to whether or not to restore the process information and the image data before the power is turned off when the power is turned on again, and can be arbitrarily selected by the selection screen. It is characterized by that.
According to this invention, there exists an effect similar to Claim 2.
A ninth aspect of the present invention includes an internal clock driven by a clock power source different from the power source, and measures the time from when the power source is turned off until the power source is turned on again by the internal clock. When the predetermined time has passed, the process information and the image data are restored and not continued.
According to this invention, there exists an effect similar to Claim 3.
10. The method of claim 10, wherein after the process information is confirmed and stored in the non-volatile memory, the process information is detected when the power is turned off when the power is turned off while the image data is stored. A display to prompt the re-input of the image data is performed while restoring the image.
According to this invention, there exists an effect similar to Claim 4.
[0008]
The eleventh aspect is characterized in that it is possible to set in advance that the process information and the image data are not restored and continued.
According to this invention, there exists an effect similar to Claim 5.
According to a twelfth aspect of the present invention, when the power is shut off without causing a paper jam and then the power is turned on again, the document or transfer paper staying in the machine is automatically discharged. .
According to this invention, there exists an effect similar to Claim 6.
A thirteenth aspect is characterized in that the image forming method according to any one of the seventh to twelfth aspects is programmed so as to be controlled by a computer.
According to this invention, by programming the image forming method of the present invention in accordance with an OS that can be controlled by the computer, any computer equipped with the OS can be controlled by the same processing method.
A fourteenth aspect is characterized in that the image forming program according to the thirteenth aspect is recorded in a computer-readable format.
According to this invention, the image forming program is recorded on the recording medium in a computer-readable format, and the program can be operated anywhere by carrying the recording medium.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to embodiments shown in the drawings. However, the components, types, combinations, shapes, relative arrangements, and the like described in this embodiment are merely illustrative examples and not intended to limit the scope of the present invention only unless otherwise specified. .
[0010]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a digital copying machine according to an embodiment of the present invention. This configuration is a copying machine 100 as an image processing apparatus, and a contact glass 6 is provided on the upper surface of the copying machine 100. Further, an automatic document feeder (hereinafter simply referred to as ADF) 1 is provided at the upper part of the copying machine 100, and this ADF 1 is connected to the copying machine 100 via a hinge or the like (not shown) so as to open and close the contact glass 6. Has been. The ADF 1 separates documents one by one from a document tray 2 as a document placement table on which a document bundle composed of a plurality of documents can be placed, and the document bundle placed on the document tray 2 toward the contact glass 6. The separation / conveying means that conveys the original and the original conveyed toward the contact glass 6 by the separation / conveying means are conveyed / stopped to the reading position on the contact glass 6 and the copy disposed below the contact glass 6. The document that has been read by the reading means 50 (known exposure lamp 51, mirrors 52, 55, 56, lens 53, CCD 54, etc.) of the machine 100 is carried out from the contact glass 6. The paper feed motor is driven by an output signal from the controller, and when the paper feed start signal is input from the copying machine 100, the controller drives the paper feed motor forward / reversely. When the paper feed motor is driven to rotate forward, the feed roller 3 rotates in the clockwise direction so that the uppermost original is fed from the original bundle and conveyed toward the contact glass 6. When the leading edge of the document is detected by the document set detection sensor 7, the controller rotates the paper feed motor in reverse based on the output signal from the document set detection sensor 7. This prevents subsequent documents from entering and prevents separation.
[0011]
Further, when the document set detection sensor 7 detects the trailing edge of the document, the controller counts the rotation pulse of the conveyor belt motor from this detection point, and when the rotation pulse reaches a predetermined value, the controller By stopping the driving and the feeding belt 4, the document is stopped at the reading position of the contact glass 6. Further, when the trailing edge of the original is detected by the original set detection sensor 7, the controller drives the paper feed motor again, separates the subsequent original as described above, and conveys the original toward the contact glass 6. When the pulse of the paper feed motor from the time when the original is detected by the original set detection sensor 7 reaches a predetermined pulse, the paper feed motor is stopped and the next original is put on standby. When the original stops at the reading position on the contact glass 6, the copying machine 100 reads and exposes the original. When the reading and exposure are completed, a signal is input to the controller from the copying machine 100. When this signal is input to the controller, the controller drives the conveyor belt motor to rotate forward so that the document is transferred from the contact glass 6 by the conveyor belt 16. It is carried out to the discharge roller 5.
[0012]
As described above, a document bundle placed on the document tray 2 in the ADF 1 with the image surface of the document facing upward is pressed from the top document to the contact glass 6 when a print key on the operation unit (not shown) is pressed. It is fed to a predetermined position above. The fed original is read by the reading unit 50 on the image data of the original on the contact glass 6 and then discharged to the discharge port A (discharge port at the time of reverse document discharge) by the feeding belt 4 and the reverse driving roller. Further, when it is detected that there is a next document on the document tray 2, it is fed onto the contact glass 6 in the same manner as the previous document.
The transfer sheets stacked on the first tray 8, the second tray 9, and the third tray 10 are fed by the first sheet feeding unit 11, the second sheet feeding unit 12, and the third sheet feeding unit 13, respectively. It is conveyed to a position where it abuts on the photoreceptor 15 by the conveyance unit 14. The image data read by the reading unit 50 is written on the photoconductor 15 by the laser from the writing unit 57 and passes through the developing unit 27 to form a toner image. Then, the toner image on the photoconductor 15 is transferred while the transfer paper is conveyed by the conveyance belt 16 at the same speed as the rotation of the photoconductor 15. Thereafter, the image is fixed by the fixing unit 17 and conveyed to the paper discharge unit 18. The transfer paper conveyed to the paper discharge unit 18 is discharged to the paper discharge tray 19 when the staple mode is not performed.
[0013]
FIG. 2 is a block diagram of a control unit for controlling the operation of the digital copying machine 100 and controlling image data. This control unit stores a CPU 71, a ROM 72 that stores a program for operating the CPU 71, a RAM 73 that is a work memory of the CPU 71, adjustment values such as control and timing, and registered copy mode settings, and the power is turned off. The non-volatile RAM 74 that can hold the data, the reading unit 80 that reads the image of the document supplied on the contact glass by the ADF 1, and the timing of the recording paper after the image is formed on the photosensitive member by the image data A writing unit 81 that performs writing according to the image data, an image processing unit 77 that performs MTF correction, scaling processing, image quality correction, and the like on the read image data in accordance with a mode set by the operation unit, and scaling processing and image quality. HDD controller 76 for controlling HDD 79 after performing correction and the like, and HDD for storing image data Constituted by a 9.
[0014]
Next, the schematic operation of the digital copying machine 100 will be described with reference to FIG. During normal operation, all necessary information and image data are always stored in a non-volatile memory (non-volatile RAM 74, HDD 79, etc.). Process information that is a group of various mode setting information and input / output image data information are managed with unique ID numbers (process ID and image ID). Process information and image data information are stored in a nonvolatile memory. The process information includes a process ID, a process incomplete flag, and a used image processor D in addition to a group of information necessary for executing the process. In addition to the image data management information, the image data information includes an image ID and an image data incomplete flag. The image data itself is stored in a non-volatile storage medium such as the HDD 79, and managed by image data information.
The incomplete flag in the process information is set at a process issuance timing (when various mode settings are completed and a start instruction is issued to each device of the image forming apparatus). If it is, it is the timing when transfer of the image data to the non-volatile memory is completed after the start of image reading based on the mode setting, and if it is a printing process, the transfer paper on which the image data based on the mode setting is transferred and fixed is ejected. At the completion timing). Further, the setting of the process information incomplete flag means that the corresponding process is incomplete. That is, when the process information incomplete flag is set and the power is turned on again, the process must be restored and resumed / continued.
The incomplete flag in the image data information is set at the timing when the input of the image data of the corresponding image ID is started, and is reset at the timing when the input is completed. Setting the image data incomplete flag means that the corresponding image data is incomplete. That is, if the image data incomplete flag is not set, the image can be used effectively when the power is turned on again. For example, when copying, a scan process and a print process are issued. Even when the scan process is completed, the corresponding image must be held until the print process for the scan process is completed. For this purpose, process information and image data information are managed separately. It is assumed that the process information held in the nonvolatile memory is discarded by resetting the set incomplete flag. Discarding the image data information stored in the non-volatile memory is when the mode is cleared (timing when the image is not used), such as after the restoration and continuation operations are completed or after normal operations are completed. Shall be done.
[0015]
FIG. 3 is a flowchart for explaining the operation of the process information and the image data information. First, when a scan or print process command is issued (S1), process information is stored in a nonvolatile memory (S2), and a process incomplete flag is set (S3). It is checked whether the process type is a scan process (print process) (S4). If it is a scanning process in step S4 (YES route in S4), an image data incomplete flag is set (S5), and input of image data is started (S6). The operation is continued until the input of the image data is completed (S7). When the input is completed, the image data incomplete flag is reset (S8), is continued until the process is completed (S9), and is completed (YES in S9). And the process incomplete flag is reset (S10), and the process ends. In the case of the print process in step S4 (NO route in S4), the process proceeds to step S9 and continues until the process is completed (S9). When completed (YES route in S9), the process incomplete flag is reset. (S10) The process ends.
[0016]
FIG. 4 is an operation flowchart when the power of the digital copying machine 100 of the present invention is turned on again. First, when the power is turned on again, it is checked whether or not the function for restoring the mode setting and the image data is set in advance by the display unit (S11). If the function is set (YES route in S11), the process is performed. It is checked whether or not an incomplete flag is set (S12). If it is not set, the process ends. If it is set, whether or not there is stagnant paper is checked (S13). The staying paper is automatically discharged (S14). If there is no stagnant paper in step S13, it is checked whether or not the internal clock has exceeded a certain time (S15), and if it has exceeded, the process is terminated. And a screen for selecting whether or not to restore the image data (S16), if the user determines that the image data is to be restored, it is checked whether or not it is necessary to re-input the image (S17). If YES (YES in S17), the image data is re-input (S18), the process is restored and continued (S19), and the process ends. If re-input is not required in step S17, the process is restored and continued (S19), and the process ends. If the function is not set in step S11 (NO route in S11), the incomplete process information is discarded (S20), the corresponding image data information is discarded (S21), and the process ends.
[0017]
As described above, by making it possible to select whether to restore and continue image data on the display unit, when a different user re-powers after power-off, or immediately after the same user re-powers Usability can be improved when mode setting or image data is to be discarded. It also has an internal clock that is driven by a battery, etc., and automatically determines the elapsed time after the power is turned off, so that if it is not desirable to restore and continue for security reasons, it should not be restored or continued. To improve usability. In addition, when the power is turned off after the process information is confirmed / stored and held until the image data is confirmed / stored, the mode setting is restored and a display operation that prompts only the re-input of the image is performed. To improve usability. For example, if the power is cut off immediately before the completion of outputting 5 sheets under the condition of 10 outputs per document, the user is prompted to select / confirm / input whether to output the remaining 6 sheets or to output any number of sheets. Usability can be improved by displaying. Also, by allowing the user to set in advance whether or not to perform restoration and continuation operations, even when there is a type of image formation that is never desired to be restored, the conventional usability can be prevented from being lost. .
[0018]
【The invention's effect】
As described above, according to the inventions of claims 1 and 7, it is determined whether or not to execute the process of the image data managed by the image data information based on the process information stored in the nonvolatile memory. Image data can be restored as much as possible at the time of re-input.
In the second and eighth aspects, since it is possible to select whether or not to restore and continue the image data on the display unit, it is possible to prevent an erroneous operation in advance even when an operation that does not perform restoration and continuation is desired. Can do.
Further, in claims 3 and 9, since the time interval when the power is cut off is automatically determined, and the restoration and continuation are not performed when the power is over a certain time, it is assumed that the operator has left the place completely. Security can be maintained even in situations where
Further, in the fourth and tenth aspects, the part that cannot be restored in the series of processing flows is notified to the user and the continuation from the part that cannot be restored is urged. Restoration and continuation can be performed only by re-operation. In addition, when the interruption point seems ambiguous, the user selects and confirms the process continuation method, so that the process result requested by the user can be obtained.
Further, according to the fifth and eleventh aspects, whether or not to perform the restoration and continuation operations can be set in advance. There is no need to be present at the time of re-introduction, and it can be used with ease of use as before.
Further, in the sixth and twelfth aspects, when the power supply is suddenly cut off, the document or the transfer paper that has stayed because the drive is completely stopped is automatically discharged when the power is turned on again. Therefore, it is possible to save the trouble of processing the jammed paper by the user.
According to a thirteenth aspect of the present invention, the image forming method of the present invention is programmed according to an OS that can be controlled by a computer, so that any computer equipped with the OS can be controlled by the same processing method.
According to a fourteenth aspect of the present invention, an image forming program is recorded on a recording medium in a computer-readable format, and the program can be operated anywhere by carrying the recording medium.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a digital copying machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a control unit that performs operation control and image data control of the digital copying machine 100 of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart illustrating operations of process information and image data information according to the present invention.
FIG. 4 is an operation flowchart when the power of the digital copying machine 100 of the present invention is turned on again.
[Explanation of symbols]
71 CPU, 72 ROM, 73 RAM, 74 Nonvolatile RAM, 76 HDD controller, 77 Image processing section, 79 HDD, 80 Reading section, 81 Writing section
