JP2005023849A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動軸周囲に設けられる軸封部材やラジアル軸受へ積極的に潤滑油を供給して良好な潤滑を確保すること、軸封部材に供給される潤滑油の入れ替わりを促進させて、軸封部材の温度上昇によるオイル漏れを低減することを課題とする。
【解決手段】ハウジングの内壁面4aのスラスト軸受18と対峙する軸受面に下方へ向って延設された第1の案内溝31と、隔離空間30に連通すると共に軸封部材10の外周部からラジアル軸受11の外周部にかけてハウジングに形成された第2の案内溝32と、第1の案内溝31を介して導入された潤滑油を第2の案内溝32に供給するようハウジングに形成された連通孔33とを備える。ラジアル軸受11の下部を受ける軸受面とラジアル軸受11との間に、一端が収容空間30に連通し、他端がクランク室6に連通する第3の案内溝34を設ける。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、車両用空調装置などに用いられる圧縮機に関し、駆動軸周囲への潤滑油の供給を改善した圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持された駆動軸と、クランク室に配されて前記駆動軸の回転に同期して回転し、スラスト軸受を介してハウジングの内壁面に回転可能に支持された動力伝達部材と、動力伝達部材の回転に伴い、ハウジングに形成されたシリンダボア内でピストンを往復摺動させる駆動手段とを具備する圧縮機にあっては、ハウジングと駆動軸との間に、駆動軸を受けるラジアル軸受とクランク室内の流体漏洩を防止する軸封部材とが配されており、中でも駆動軸と軸封部材との摺接部は、焼き付きを防止するために良好な潤滑が要請されている。
【0003】
このため、従来においては、ハウジングの内壁面のスラスト軸受の軸受面にクランク室の潤滑油を導入する潤滑油導入溝を設け、この潤滑油導入溝を伝って導入される潤滑油をハウジングと回転軸との摺動部分へ潤滑油供給孔を介して導くようにした構成や(特許文献1参照)、ラジアル軸受と軸封部材(リップシールからなるシール部)とで区画形成された隔離空間を、ハウジングに設けた潤滑オイル通路を介してクランク室に連通させると共に、駆動軸に設けた平面部と滑り軸受との間の隙間を介してクランク室に連通させ、一方を介してクランク室内の潤滑油を隔離空間へ導入し、他方を介して隔離空間内の潤滑油をクランク室へ戻すようにした構成(特許文献2参照)などが考えられている。
また、クランク室に溜まっているオイルを、駆動軸にその軸と直角方向に突設された駆動棒によって掻き上げ、各摺動部にはねかけるようにした構成も考えられている(特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−284820号公報
【特許文献2】
特開2002−310067号公報
【特許文献3】
実開昭63−7289号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1及び2の構成においては、ハウジングの内周面を伝って降下する潤滑油は、潤滑油導入溝および潤滑油供給孔を介して、或いは、潤滑オイル通路を介して隔離空間へ導かれるものであるが、隔壁空間に導入された潤滑油は重力などに起因して成り行き任せに流れていたので、シール部やラジアル軸受への供給油量が偏ったり、シール部側の潤滑油が不足するなどの不都合が懸念されていた。
【0006】
特に、前者の構成によれば、隔離空間への潤滑油の供給は確保される構成であるが、隔離空間に導入された潤滑油を積極的に逃すような構成を有していないので、隔離空間において潤滑油の流動がなくなり、シール部材の温度が上昇して軸封機能が低下し、軸封部材と駆動軸との間から潤滑油が漏れるなどの不都合が懸念される。
【0007】
これに対し、後者の構成によれば、駆動軸の外周部に平面部が設けられているので、この平面部と滑り軸受との隙間とを介して潤滑油がクランク室へ戻されることになるが、このような構成においても、滑り軸受によって隔離空間の下部に潤滑油が溜まることが予想されので、前者と同様、シール部材の温度が上昇し、軸封機能の低下に伴い潤滑油漏れを起す不具合が懸念される。
【0008】
また、特許文献3の構成によれば、クランク室に溜められたオイルが単に駆動棒により掻き上げられるだけであるので、本来オイルを必要とする軸封部材や軸受に対して十分なオイルを供給できなかった。
【0009】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、駆動軸周囲に設けられる軸封部材やラジアル軸受へ積極的に潤滑油を供給することで良好な潤滑を確保すること、また、軸封部材に供給される潤滑油の入れ替わりを促進することで、軸封部材の温度上昇による軸封機能の低下を抑制し、オイル漏れを低減することを主たる課題としている。
また、クランク室底部に溜まったオイルを掻き上げて駆動軸周囲に設けられる軸封部材やラジアル軸受へ積極的に潤滑油を供給することで同様の課題を達成することをも課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、この発明にかかる圧縮機は、クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持された駆動軸と、前記クランク室に配されて前記駆動軸の回転に同期して回転し、スラスト軸受を介して前記ハウジングの内壁面に回転可能に支持された動力伝達部材と、前記動力伝達部材の回転に伴いピストンを前記ハウジングに形成されたシリンダボア内で往復摺動させる駆動手段とを有し、前記ハウジングと前記駆動軸との間に、ラジアル軸受とクランク室内部の流体の漏洩を防止する軸封部材とを収容し、これらラジアル軸受と軸封部材との間に隔離空間が画成されている構成において、前記ハウジングの内壁面の前記スラスト軸受と対峙する軸受面に下方へ向って延設された第1の案内溝と、前記隔離空間に連通し、前記軸封部材の外周部から前記ラジアル軸受の外周部にかけて前記ハウジングに形成された第2の案内溝と、前記第1の案内溝を介して導入された潤滑油を前記第2の案内溝に供給するよう前記ハウジングに形成された連通孔とを設けたことを特徴としている(請求項1)。
【0011】
したがって、ハウジングの内壁面に付着された潤滑油は、第1の案内溝を伝って下方へ降下すると、連通孔を介して第2の案内溝に導入される。第2の案内溝は、軸封部材の外周面からラジアル軸受の外周面にかけて形成されているので、ここに導入された潤滑油はこの溝を伝って軸封部材やラジアル軸受へ誘導されることとなり、潤滑油を軸封部材やラジアル軸受へ積極的に供給することが可能となる。
【0012】
ここで、第2の案内溝に導入された潤滑油は、スムーズな流れを確保するために、軸封部材とラジアル軸受との上方に形成されることが好ましい(請求項2)。
【0013】
さらに、連通孔の出口は、第2の案内溝の内部もしくは第2の案内溝にかかるように開口されていることが望ましい(請求項3)。また、第1の案内溝を、前記連通孔の内部もしくは前記連通孔にかかるように開口させるようにしてもよい。このような構成によれば、第1の案内溝を伝って降下する潤滑油の殆ど全てを連通孔を介して第2の案内溝へ導くことが可能となり、潤滑油の潤沢な供給が可能となる。
【0014】
また、本発明に係る圧縮機は、クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持された駆動軸と、前記クランク室に配されて前記駆動軸の回転に同期して回転し、スラスト軸受を介して前記ハウジングの内壁面に回転可能に支持された動力伝達部材と、前記動力伝達部材の回転に伴いピストンを前記ハウジングに形成されたシリンダボア内で往復摺動させる駆動手段とを有し、前記ハウジングと前記駆動軸との間に、ラジアル軸受とクランク室内部の流体の漏洩を防止する軸封部材とを収容し、これらラジアル軸受と軸封部材との間に隔離空間が画成されている構成において、前記ラジアル軸受の下部を受ける軸受面と前記ラジアル軸受との間に、一端が前記隔離空間に連通し、他端が前記クランク室に連通する第3の案内溝を設けるようにしてもよい(請求項4)。
【0015】
このような構成によれば、隔離空間に供給された潤滑油が第3の案内溝を介してクランク室へ確実に戻されることとなるので、隔離空間に供給された潤滑油の入れ替わりを促進し、軸封部材の温度上昇に伴う軸封機能の低下を避け、潤滑油が大気へ漏れる不都合を低減することが可能となる。
【0016】
ここで、第3の案内溝は、種々の構成のものが考えられるが、例えば、ハウジングのラジアル軸受の受け面に形成された溝によって構成するものであっても、ラジアル軸受を割りブッシュで形成した滑り軸受によって構成する場合であれば、割りブッシュの合わせ部の隙間によって構成するものであってもよい(請求項5,6)。また、第3の案内溝は、ラジアル軸受の外輪に形成された溝によって構成するものであってもよい(請求項7)。
【0017】
また、本発明に係る圧縮機は、クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持された駆動軸と、前記クランク室に配されて前記駆動軸の回転に同期して回転し、スラスト軸受を介して前記ハウジングの内壁面に回転可能に支持された動力伝達部材と、前記動力伝達部材の回転に伴いピストンを前記ハウジングに形成されたシリンダボア内で往復摺動させる駆動手段とを有し、前記ハウジングと前記駆動軸との間に、ラジアル軸受とクランク室内部の流体の漏洩を防止する軸封部材とを収容し、これらラジアル軸受と軸封部材との間に隔離空間が画成されている構成において、前記ハウジングの内壁面の前記スラスト軸受と対峙する軸受面に下方へ向って延設された第1の案内溝と、前記隔離空間に連通し、前記軸封部材の外周部から前記ラジアル軸受の外周部にかけて前記ハウジングに形成された第2の案内溝と、前記第1の案内溝を介して導入された潤滑油を前記第2の案内溝に供給するよう前記ハウジングに形成された連通孔と、前記ラジアル軸受の受面と前記ラジアル軸受との間に形成され、一端が前記隔離空間に連通し、他端が前記クランク室に連通する第3の案内溝とを設けるようにしてもよい(請求項8)。
【0018】
このような構成によれば、上述した機能の他に、隔離空間へ供給される潤滑油とスラスト軸受に供給される潤滑油の経路とを別々に設ける必要がなくなり、隔離空間に供給される潤滑油をそのままスラスト軸受にも供給することが可能となり、潤沢な潤滑油を隔離空間とスラスト軸受とに供給することが可能となる。
【0019】
さらに、本発明に係る圧縮機は、クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持された駆動軸と、前記クランク室に配されて前記駆動軸の回転に同期して回転し、スラスト軸受を介して前記ハウジングの内壁面に回転可能に支持された動力伝達部材と、前記動力伝達部材の回転に伴いピストンを前記ハウジングに形成されたシリンダボア内で往復摺動させる駆動手段とを有し、前記ハウジングと前記駆動軸との間に、ラジアル軸受とクランク室内部の流体の漏洩を防止する軸封部材とが配設されている構成において、前記動力伝達部材の周縁部にカウンターウエイトを設けると共にこのカウンターウエイトの周方向の端部にオイル掻き上げ部を設け、このオイル掻き上げ部に、前記ハウジングの内壁面に対峙し、前記駆動軸と平行な面に対して傾斜する傾斜面を形成するようにしてもよい(請求項9)。
【0020】
このような構成によれば、駆動軸の回転に伴い動力伝達部材が回転すると、クランク室に溜まったオイルがカウンタウエイトのオイル掻き上げ部によって掻き上げられることになる。この際、オイル掻き上げ部の傾斜面は、ハウジングの内壁面と対峙するように傾斜しているので、オイルは、ハウジングの内壁面の向って掻き上げられ、スラスト軸受を介して駆動軸周囲のラジアル軸受や軸封部材へ供給されることとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。図1において、圧縮機の一例として冷凍サイクルに用いられるクラッチレスタイプの可変容量型斜板式圧縮機が示されている。この圧縮機は、シリンダブロック1と、このシリンダブロック1のリア側(図中、右側)にバルブプレート2を介して組み付けられたリアヘッド3と、シリンダブロック1のフロント側(図中、左側)を閉塞するように組み付けられたフロントヘッド4とを有して構成されている。これらフロントヘッド4、シリンダブロック1、バルブプレート2、及び、リアヘッド3は、締結ボルト5により軸方向に締結されており、圧縮機全体のハウジングを構成している。
【0022】
フロントヘッド4とシリンダブロック1とによって画設されるクランク室6には、一端がフロントヘッド4から突出する駆動軸7が収容されている。この駆動軸7のフロントヘッド4から突出した部分には、車両のエンジンにベルトを介して連結される図示しない駆動プーリが固定される。また、この駆動軸7の一端側は、フロントヘッド4との間に設けられた軸封部材10を介してフロントヘッド4との間が気密よく封じられ、駆動軸7に沿った冷媒漏洩を防止するようにしている。そして、駆動軸7の一端側は、フロントヘッド4の軸封部材10よりもクランク室側に収容されたラジアル軸受11にて回転自在に支持され、駆動軸7の他端側は、シリンダブロック1に収容されたラジアル軸受12にて回転自在に支持されている。
【0023】
シリンダブロック1には、前記ラジアル軸受12が収容される支持孔13と、この支持孔13を中心とする円周上に等間隔に配された複数のシリンダボア15とが形成されており、それぞれのシリンダボア15には、片頭ピストン16が往復摺動可能に挿入されている。この片頭ピストン16は、シリンダボア15内に挿入される頭部16aと、クランク室6に突出する係合部16bとを軸方向に接合して中空に形成されている。
【0024】
前記駆動軸7には、クランク室6内において、該駆動軸7と一体に回転するスラストフランジ17が固定されている。このスラストフランジ17は、駆動軸7に対して略垂直に形成されたフロントヘッド4の内壁面4aに対してスラスト軸受18を介して回転自在に支持されている。このスラストフランジ17によって動力伝達部材が構成されており、このスラストフランジ17は、リンク部材19を介して斜板20が連結されている。
【0025】
斜板20は、駆動軸7上に摺動自在に設けられたヒンジボール21を中心に傾動可能に取り付けられているもので、リンク機構19を介してスラストフランジ17の回転に同期して一体に回転するようになっている。そして、斜板20は、その周縁部分が前後に配された一対のシュー22を介して片頭ピストン16の係合部16bに係留されている。
【0026】
したがって、駆動軸7が回転すると、これに伴って斜板20が回転し、この斜板20の回転運動がシュー22を介して片頭ピストン16の往復直線運動に変換され、シリンダボア内において片頭ピストン16とバルブプレート2との間に形成される圧縮室23の容積が変更されるようになっている。
【0027】
尚、24は、リアヘッド3に形成された吸入室25と圧縮室23とを図示しない吸入弁を介して連通するバルブプレート2に形成された吸入孔であり、26は、リアヘッド3に形成された吐出室27と圧縮室23とを図示しない吐出弁を介して連通するバルブプレート2に形成された吐出孔である。また、28は、吐出室27とクランク室6との連通状態を制御し、クランク室圧を調整して斜板20の傾動角度を調節する圧力制御弁である。
【0028】
ところで、前記軸封部材10とラジアル軸受11は軸方向に間隔を開けて配設され、フロントヘッド4と駆動軸7との間に軸封部材10とラジアル軸受11とで区画形成された環状の隔離空間30が形成されている。また、フロントヘッド4には、図2にも示されるように、駆動軸7の上方に位置する内壁面4aのスラスト軸受18を受ける軸受面、より具体的には、図示するようにスラスト軸受18をニードルローラ18aとこれを保持するスラストレース18bとによって構成する場合には、フロントヘッド4のスラストレース18bを受ける部分に潤滑油を導く第1の案内溝31が下方に向って延設されている。さらに、フロントヘッド4の隔離空間30に臨む部位には、軸封部材10の外周部からラジアル軸受11の外周部にかけて軸方向に延びる第2の案内溝32が形成されている。
【0029】
そして、第1の案内溝31と第2の案内溝32とは、軸方向に対して所定の角度でフロントヘッド4に穿設された連通孔33によって接続されており、第1の案内溝31に導入された潤滑油を、連通孔33を介して第2の案内溝32に供給するようにしている。ここで、連通孔33は、第1の案内溝31を伝って降下する潤滑油を受け止めることができるよう、第1の案内溝31の直下に開口されており、第1の案内溝31を伝って降下する潤滑油の殆ど全てを導入できるようにしている。
【0030】
また、フロントヘッド4には、ラジアル軸受11の下部を受ける軸受面とラジアル軸受11との間に、一端が隔離空間30に連通し、他端がクランク室6に連通する第3の案内溝34が形成されている。この例において、第3の案内溝34は、フロントヘッド4のラジアル軸受11の下端を受ける受面、より具体的には、図示するようにラジアル軸受11をニードルローラ11aとこれを保持するラジアルレース11bとによって構成する場合には、ラジアルレース11bの下方を受けるフロントヘッド4の部分に、図3にも示されるように、軸方向に延びる溝を形成することで構成されている。ここで、第3の案内溝34は、スラスト軸受18の内側(駆動軸側)においてフロントヘッド4の内壁面17aに開口しており、この第3の案内溝34から流出した潤滑油をスラスト軸受18の隙間を通過させてクランク室6に戻すようにしている。
【0031】
以上の構成において、フロントヘッド4の内壁面に付着された潤滑油が第1の案内溝31を伝って下方へ降下すると、その殆ど全部が連通孔33に導入され、この連通孔33を伝って第2の案内溝32に導かれる。第2の案内溝32は、軸封部材10の外周部からラジアル軸受11の外周部にかけて軸方向に形成されているので、第2の案内溝32に導入された潤滑油は、この案内溝を伝って軸封部材10やラジアル軸受11へ導かれ、軸封部材10やラジアル軸受11へ積極的に供給されつつ隔離空間30に導入される。
【0032】
このため、第1の案内溝31を伝って降下した潤滑油の殆ど全てが第2の案内溝32に供給されることから潤滑油の潤沢な供給が可能となり、また、第2の案内溝32により潤滑油を積極的に軸封部材10やラジアル軸受11へ供給することができるので、軸封部材10やラジアル軸受11の良好な潤滑を保証することが可能となる。よって、軸封部材10と駆動軸7との焼き付きを無くすことが可能になり、また、ラジアル軸受11の寿命を延ばすことが可能となる。
【0033】
そして、隔離空間30に供給された潤滑油は、この隔離空間30に淀むことなく、第3の案内溝34を介してクランク室6へ確実に戻されることとなるので、隔離空間内の潤滑油の入れ替わりが促進され、軸封部材10の温度が上昇して軸封機能が低下する不都合を避けることができ、潤滑油が外部へ漏洩することを避けることが可能となる。尚、第3の案内溝34が大きすぎると、隔離空間に供給された潤滑油が十分に潤滑に活用されないうちに流れだしてしまうため、第3の案内溝34の溝面積は連通路33の通路面積より小さくすることが望ましい。
【0034】
さらに、上述の構成においては、隔離空間30へ供給される潤滑油とスラスト軸受18に供給される潤滑油の経路とが共通しているので、隔離空間30に供給される潤滑油をそのままスラスト軸受18にも供給することが可能となり、潤沢な潤滑油をスラスト軸受18にも供給することが可能となる。
【0035】
尚、上述の構成においては、第3の案内溝34をフロントヘッド4のラジアル軸受11の軸受面に形成した構成例を示したが、図4に示されるように、ラジアル軸受11が割りブッシュ11cで形成された滑り軸受によって構成される場合には、前記第3の案内溝34は、前記割りブッシュ11cの合わせ部の隙間によって構成するようにしてもよい。また、ラジアル軸受11の外輪11dの厚みが厚い場合には、図5に示されるように、第3の案内溝34は、ラジアル軸受11の外輪11dに形成された溝によって構成するようにしてもよい。
【0036】
図6において、前記スラストフランジ17が示されており、このスラストフランジ17には、中央に駆動軸を挿着する通孔40が形成され、リンク機構19の一部を構成する連結部17aと、回転中心となる通孔40に対して前記連結部17aと反対側に配されたカウンタウエイト部17bとが一体に設けられている。このカウンタウエイト部17bは、回転中心に対して所定の円周角を有する扇状に形成されており、この例においては、回転中心から周縁までの距離が均一に形成され、スラストフランジ17の回転に伴い、クランク室6の底部に溜まったオイルに浸るようになっている。
【0037】
そして、カウンタウエイト部17bの円周方向の両端部には、オイル掻き上げ部41が設けられている。このオイル掻き上げ部41は、カウンタウエイト部17bの円周方向の両端部に周方向へ突設するように形成されているもので、フロントヘッド4の内壁面4aと対峙する側には、この内壁面4aと対峙し、駆動軸7と平行な面に対して傾斜する傾斜面41aが形成されている。即ち、傾斜面41aは、フロントヘッド4の内壁面4aから徐々に遠ざかるように傾斜しているもので、この例においては、カウンタウエイト部17bの周縁から回転中心に向って末広がりとなる形状に形成されている。
【0038】
したがって、駆動軸が回転してカウンタウエイト部17bが回転すると、カウンタウエイト部17bが一回転する毎にオイル掻き上げ部41がクランク室6の底部の溜まったオイルに入り、回転方向の先端側の掻き上げ部41がオイルから出る際にオイルを上方へ掻き上げる。その際、掻き上げ部41には、内壁面4aから遠ざかる方向に向って徐々に傾斜している傾斜面41aが形成されているので、掻き上げられたオイルは、フロントヘッド側、即ち、内壁面側へ向って飛散することとなる。このため、内壁面側へ向って飛散したオイルは、スラスト軸受18の隙間を通ってラジアル軸受11や軸封部材10へ供給されることとなり、これらの箇所へ潤沢なオイルを供給し、ラジアル軸受11や軸封部材10の冷却を促進すると共に良好な潤滑を確保することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、ハウジングの内壁面のスラスト軸受と対峙する軸受面に下方へ向って延設された第1の案内溝と、隔離空間に連通し、軸封部材の外周部からラジアル軸受の外周部にかけてハウジングに形成された第2の案内溝と、これら第1の案内溝と第2の案内溝とを連通する連通孔とを設けてクランク室内に潤滑油を第2の案内溝に導くようにしたので、第2の案内溝に導入された潤滑油をこの案内溝を介して軸封部材やラジアル軸受へ積極的へ供給することが可能となる。
【0040】
また、ラジアル軸受の下部を受ける軸受面とラジアル軸受との間に、一端が隔離空間に連通し、他端がクランク室に連通する第3の案内溝を設けることで、隔離空間の潤滑油を第3の案内溝を介してクランク室へ確実に戻すことが可能となり、隔離空間に供給された潤滑油の入れ替わりを促進させることが可能となる。このため、軸封部材の温度上昇に伴う軸封機能の低下を避けることができ、潤滑油が大気へ漏れる不都合を低減することが可能となる。
【0041】
さらに、上述した構成を組み合わせることで、上述した効果に加え、隔離空間へ供給される潤滑油とスラスト軸受に供給される潤滑油の経路とを共通にできるので、隔離空間に供給される潤滑油をそのままスラスト軸受にも供給することが可能となり、潤滑油がスラスト軸受と隔離空間とに分割して供給されることがなくなる。このため、潤沢な潤滑油を隔離空間とスラスト軸受との両方に供給することが可能になるので、軸封部材やラジアル軸受けの良好な潤滑を保証することができ、また、隔離空間内の冷却が促進されて潤滑油の外部への漏洩を抑えることが可能となる。
【0042】
さらにまた、動力伝達部材の周縁部にカウンターウエイトを設けると共にこのカウンターウエイトの周方向の端部にオイル掻き上げ部を設け、このオイル掻き上げ部に、ハウジングの内壁面に対峙し、駆動軸と平行な面に対して傾斜する傾斜面を形成するようにすれば、クランク室に溜まったオイルがオイル掻き上げ部の傾斜面によりハウジングの内壁面に向って掻き上げられるので、スラスト軸受を介して駆動軸周囲のラジアル軸受や軸封部材に潤沢なオイルを供給することが可能となり、良好な潤滑を確保できると共に、軸封機能の低下の抑制、オイル漏れの低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施の形態に係る圧縮機の断面図である。
【図2】図2は、図1の圧縮機のフロントヘッドの一部を拡大した断面図である。
【図3】図3は、第3の案内溝をラジアル軸受の下方においてハウジング(フロントヘッド4)に溝を形成して構成した例を示す概略構成図である。
【図4】図4は、ラジアル軸受を割りブッシュで形成し、第3の案内溝を割りブッシュの合わせ部の隙間によって構成した例を示す概略構成図である。
【図5】図5は、第3の案内溝をラジアル軸受11の外輪に形成された溝によって構成した例を示す概略構成図である。
【図6】図6は、スラストフランジを示す図であり、図6(a)は、駆動軸に固定されたスラストフランジの断面図であり、図6(b)は、図6(a)を紙面右方から見た図であり、図6(c)は、スラストフランジに設けられたオイル掻き上げ部の付近を示す斜視図である。
【符号の説明】
4 フロントヘッド
4a 内壁面
6 クランク室
7 駆動軸
10 軸封部材
11 ラジアル軸受
15 シリンダボア
16 ピストン
17 スラストフランジ
17b カウンタウエイト部
18 スラスト軸受
30 隔離空間
31 第1の案内溝
32 第2の案内溝
33 連通孔
34 第3の案内溝
41 オイル掻き上げ部
41a 傾斜面

Claims (9)

  1. クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持された駆動軸と、前記クランク室に配されて前記駆動軸の回転に同期して回転し、スラスト軸受を介して前記ハウジングの内壁面に回転可能に支持された動力伝達部材と、前記動力伝達部材の回転に伴いピストンを前記ハウジングに形成されたシリンダボア内で往復摺動させる駆動手段とを有し、前記ハウジングと前記駆動軸との間に、ラジアル軸受とクランク室内部の流体の漏洩を防止する軸封部材とを収容し、これらラジアル軸受と軸封部材との間に隔離空間が画成されている圧縮機において、
    前記ハウジングの内壁面の前記スラスト軸受と対峙する軸受面に下方へ向って延設された第1の案内溝と、
    前記隔離空間に連通し、前記軸封部材の外周部から前記ラジアル軸受の外周部にかけて前記ハウジングに形成された第2の案内溝と、
    前記第1の案内溝を介して導入された潤滑油を前記第2の案内溝に供給するよう前記ハウジングに形成された連通孔と
    を設けたことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記第2の案内溝は、前記軸封部材と前記ラジアル軸受との上方に形成されていることを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
  3. 前記連通孔の出口が、前記第2の案内溝の内部もしくは第2の案内溝にかかるように開口されていることを特徴とする請求項1又は2記載の圧縮機。
  4. クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持された駆動軸と、前記クランク室に配されて前記駆動軸の回転に同期して回転し、スラスト軸受を介して前記ハウジングの内壁面に回転可能に支持された動力伝達部材と、前記動力伝達部材の回転に伴いピストンを前記ハウジングに形成されたシリンダボア内で往復摺動させる駆動手段とを有し、前記ハウジングと前記駆動軸との間に、ラジアル軸受とクランク室内部の流体の漏洩を防止する軸封部材とを収容し、これらラジアル軸受と軸封部材との間に隔離空間が画成されている圧縮機において、
    前記ラジアル軸受の下部を受ける軸受面と前記ラジアル軸受との間に、一端が前記隔離空間に連通し、他端が前記クランク室に連通する第3の案内溝を設けたことを特徴とする圧縮機。
  5. 前記第3の案内溝は、前記ハウジングの前記ラジアル軸受と対峙する軸受面に形成された溝によって構成されることを特徴とする請求項4記載の圧縮機。
  6. 前記ラジアル軸受は、割りブッシュで形成された滑り軸受によって構成され、前記第3の案内溝は、前記割りブッシュの合わせ部の隙間によって構成されることを特徴とする請求項4記載の圧縮機。
  7. 前記第3の案内溝は、前記ラジアル軸受の外輪に形成された溝によって構成されることを特徴とする請求項4記載の圧縮機。
  8. クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持された駆動軸と、前記クランク室に配されて前記駆動軸の回転に同期して回転し、スラスト軸受を介して前記ハウジングの内壁面に回転可能に支持された動力伝達部材と、前記動力伝達部材の回転に伴いピストンを前記ハウジングに形成されたシリンダボア内で往復摺動させる駆動手段とを有し、前記ハウジングと前記駆動軸との間に、ラジアル軸受とクランク室内部の流体の漏洩を防止する軸封部材とを収容し、これらラジアル軸受と軸封部材との間に隔離空間が画成されている圧縮機において、
    前記ハウジングの内壁面の前記スラスト軸受と対峙する軸受面に下方へ向って延設された第1の案内溝と、
    前記隔離空間に連通し、前記軸封部材の外周部から前記ラジアル軸受の外周部にかけて前記ハウジングに形成された第2の案内溝と、
    前記第1の案内溝を介して導入された潤滑油を前記第2の案内溝に供給するよう前記ハウジングに形成された連通孔と、
    前記ラジアル軸受の受面と前記ラジアル軸受との間に形成され、一端が前記隔離空間に連通し、他端が前記クランク室に連通する第3の案内溝と
    を設けたことを特徴とする圧縮機。
  9. クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持された駆動軸と、前記クランク室に配されて前記駆動軸の回転に同期して回転し、スラスト軸受を介して前記ハウジングの内壁面に回転可能に支持された動力伝達部材と、前記動力伝達部材の回転に伴いピストンを前記ハウジングに形成されたシリンダボア内で往復摺動させる駆動手段とを有し、前記ハウジングと前記駆動軸との間に、ラジアル軸受とクランク室内部の流体の漏洩を防止する軸封部材とが配設されている圧縮機において、
    前記動力伝達部材の周縁部にカウンターウエイトを設けると共にこのカウンターウエイトの周方向の端部にオイル掻き上げ部を設け、このオイル掻き上げ部に、前記ハウジングの内壁面に対峙し、前記駆動軸と平行な面に対して傾斜する傾斜面を形成したことを特徴とする圧縮機。
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