JP2005023834A - Multiple hydraulic gear pump - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種産業機械、液圧装置等に広く利用される多連液圧歯車ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多連液圧歯車ポンプは、互いに噛合する一対のドライブギヤ及びドリブンギヤからなる歯車対を軸心方向に連設し、相隣接する歯車対に付帯するドライブギヤ軸間を一体回転可能に接続することによって構成される。
【0003】
図4に2連液圧歯車ポンプPを例示する。このものは、外部動力と接続される第1ポンプAに、第2ポンプBが一体回転可能に連設されている。
【0004】
第1ポンプA、第2ポンプBは、第1ユニットA0、第2ユニットB0及びリヤカバーA7を組付けることによって構築される。第1ユニットA0は、本体A1とフロントカバーA2からなり、本体A1にはドライブギヤA4とドリブンギヤA6を噛合させた歯車対が嵌入してある。第2ユニットB0は、本体B1とフロントカバーB7からなり、本体B1にはドライブギヤB4とドリブンギヤB6を噛合させた歯車対が嵌入してある。フロントカバーB7は実際にはアダプタB2の一部に形成され、当該アダプタB2の他の一部が第1ポンプAのリヤカバーA7をなしている。リヤカバーCは単体で第2ユニットの後端部に配置される。そして、当該リヤカバーCから前記第1ユニットA0のフロントカバーA2までの間を、本体A1、アダプタB2および本体B1を挟み付けるように図示しないボルトで締結することによって、フロントカバーA2、本体A1及びリヤカバーA7からなる第1ポンプA、及び、フロントカバーB7、本体B1及びリヤカバーCからなる第2ポンプBをそれぞれ作動可能状態にしている。
【0005】
そして、隣接するドライブギヤ軸A3、B3間において、第1段側ドライブギヤ軸A3の後端部に形成した雌スプラインA31に、第2段側ドライブギヤ軸B3の前端部に形成した雄スプラインB31を挿入し係合させることによって、これらドライブギヤ軸A3、B3同士の連結をアダプタ内部B2にて実現している。
【0006】
また、他の連結構造を採用した多連歯車ポンプとして、特許文献1に記載されるものを挙げることができる。このものは、第1ユニットのドライブギヤ軸の後端部を延長させて形成した雄スプラインと、第2ユニットのドライブギヤ軸の前端部を延長させて形成した雄スプラインとを、中空円筒状をなし内周に雌スプラインを有したカップリングの片半部づつに係合させ、これによってカップリング内部でそれら両ドライブギヤ軸を一体回転可能に連結している。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−161870公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば前者を例にとれば、第1ユニットA0のドリブンギヤ軸A5と、第2ユニットB0のドライブギヤ軸B3及びドリブンギヤ軸B5とは、部品点数等の観点からすれば同一形状の軸部材で構成されることがこの種のポンプにおいて望ましいのは言うまでもない。しかしながら、叙述したように、第2ユニットB0のドライブギヤ軸B3に、連結のための雄スプラインB31を形成しなければならないため、少なくともこのドライブギヤ軸B3には、第1ユニットA0のドリブンギヤ軸A5や第2ユニットB0のドリブンギヤ軸B5と同様の軸部材を用いることはできない。このため、軸部材の共用化によるコスト削減を図る上で支障となっている。
【0009】
後者のものも、第1ユニットのドライブギヤ軸や第2ユニットのドライブギヤ軸に雄スプラインを形成する関係上、これらにドリブンギヤ軸と共通の軸部材を用いることができない同様の事情がある。しかも、このものは、ドライブギヤ軸にカップリングを外嵌させることによって当該ドライブギヤ軸同士を連結するものであるため、カップリングを収容するためのスペースがアダプタ内部に必要となり、多連歯車ポンプの大型化やコスト増加に繋がる欠点がある。
【0010】
本発明は、このような問題点に鑑みて、ギヤ軸に使用する軸部材の共通化を有効に図ることができ、ポンプ全体の大型化も回避できるようにした多連液圧歯車ポンプを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の多連液圧ポンプは、互いに噛合する一対のドライブギヤ及びドリブンギヤからなる歯車対を軸心方向に連設し、相隣接する歯車対に付帯するドライブギヤ軸間を一体回転可能に接続するに際して、前段側歯車対に付帯するドライブギヤ軸の少なくとも後端部に雌スプラインを形成し、後段側歯車対に付帯するドライブギヤ軸の前後端部に雌スプラインを形成するとともに、これら前後段のドライブギヤ軸間に両端部に雄スプラインを有する連結部材を介在させ、その連結部材の雄スプラインを各々対応するドライブギヤ軸の雌スプラインに係合させることによって、ドライブギヤ軸同士を一体回転可能に連結するようにしたものである。
【0012】
このような構成は、特に同一歯形形状を有する歯車ポンプのドライブギヤ軸同士を一体回転可能に連結する際に実効を伴うものである。
【0013】
第1段の歯車対と第2段の歯車対の関係を除き、それよりも後方において前後に隣接する歯車対の関係に着目すれば、後段側のドライブギヤ軸のみならず前段側のドライブギヤ軸に対しても、その前後端部に雌スプラインが形成されることとなる。
【0014】
多連液圧歯車ポンプをこのように構成し、前後の歯車対のドリブンギヤにそれぞれ両端部に雌スプラインを有する軸部材を採用すれば、第1段歯車対のドライブギヤ軸を除く全てのドライブギヤ軸、及び全てのドリブンギヤ軸に、共通の軸部材を用いることができるようになる。このため、部品の共用化による大幅なコスト削減を図ることが可能となる。また、連結部材は前後のドライブギヤ軸の内部に収容されるため、多連液圧歯車ポンプ全体が大型化することも有効に回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0016】
図1及び図2は、本発明の多連液圧歯車ポンプX1の概略図であり、3連式のものを示している。この多連液圧歯車ポンプX1は、外部動力或いは外部負荷と接続される第1ポンプP1と、この第1ポンプP1にドライブギヤ軸1b、2bを介して一体回転可能に連結される第2ポンプP2と、この第2ポンプP2にドライブギヤ軸2b、3bを介して一体回転可能に連結される第3ポンプP3とで構成される。これら第1ポンプP1、第2ポンプP2及び第3ポンプP3は、組み立て前には、第1ポンプP1に略対応する第1ユニット1、第2ポンプP2に略対応する第2ユニット2、第3ポンプP3に略対応する第3ユニット3、及びリヤカバー4に分かれている。
【0017】
第1ユニット1は、本体1aとフロントカバー1fとからなる。本体1aは、めがね状のドライブギヤ1c及びドリブンギヤ1eのギヤ外径よりも若干大きな内径を有した歯車嵌入穴1a1、1a1を略水平に貫通させたものである。そして、ボルトを通して前記フロントカバー1fを取り付けるための貫通孔1a2を4箇所に形成している。前記歯車嵌入穴1a1、1a1には、ドライブギヤ軸1bに一体に形成されたドライブギヤ1cとドリブンギヤ軸1dに一体に形成されたドリブンギヤ1eとを噛合させた歯車対が嵌入してある。前記ドライブギヤ軸1bの非連結端部に対しては、前記フロントカバー1fを貫通させた位置で外部動力或いは外部負荷と接続可能な適宜の加工が施されている。このドライブギヤ軸1bの連結端部には、第2ユニット2のドライブギヤ軸2bとの連結のために、当該連結端部からドライブギヤ1cの側端面までの寸法の4分の3程度の領域に亘り雌スプライン1b1が形成してある。また、前記ドリブンギヤ軸1dにも、ドライブギヤ軸1bの連結端部におけると同様の雌スプライン1d1をその両端部に形成している。
【0018】
フロントカバー1fは、前記ドライブギヤ軸1bの対応位置に軸穴1f1を貫通させ、また、前記ドリブンギヤ軸1dの対応位置に軸穴1f2を形成したものである。そして、これら軸穴1f1、1f2の内周に円筒状のブッシュ1f3、1f3を嵌め込み、これらブッシュ1f3、1f3を介してドライブギヤ軸1b及びドリブンギヤ軸1dを軸承可能としている。このフロントカバー1fには、本体1aの貫通孔1a2の対応4箇所にナット孔又はメネジ(図示省略)が設けてある。
【0019】
そして、本体1aの非連結側端面に前記フロントカバー1fを嵌合させ、本体1a側より前記貫通孔1a2に締め付けボルト1a4を挿入して、この挿入した締め付けボルト1a4をフロントカバー1fに形成したナット孔又はメネジ(図示省略)に締め込むことによって、本体1aとフロントカバー1fとを一体化して第1ユニット1としている。この状態で、前記ドライブギヤ軸1b及びドリブンギヤ軸1dは前記ブッシュ1f3、1f3の内周に支持された状態となる。
【0020】
また、第2ユニット2および第3ユニット3は、第1ユニット1に略対応したもので、第2ユニットは本体2a及びアダプタ2fを一体化し、第3ユニット3は本体3a及びアダプタ3fを一体化して構成されている。
【0021】
本体2a、3aは、前記本体1aと同様、めがね状のドライブギヤ2c、3c及びドリブンギヤ2e、3eのギヤ外径よりも若干大きな内径を有した歯車嵌入穴2a1、3a1を略水平に貫通させたものである。そして、前記アダプタ2f、3fを取り付けるための貫通孔(図示せず)を前記貫通孔1a2の対応位置に形成している。前記歯車嵌入穴2a1、3a1には、ドライブギヤ軸2b、3bに一体に形成されたドライブギヤ2c、3cとドリブンギヤ軸2d、3dに一体に形成されたドリブンギヤ2e、3eとを噛合させた歯車対がそれぞれ嵌入してある。
【0022】
アダプタ2fは、第1ポンプP1のポンプ室及び第2ポンプP2のポンプ室を閉成するリヤカバー1g及びフロントカバー2f1として機能するとともに、その一部に、第1ユニット1のドライブギヤ軸1bおよびドリブンギヤ軸1d、並びに第2ユニット2のドライブギヤ軸2bおよびドリブンギヤ軸2dを軸承するための軸穴2f2を対応位置に開口させ、当該軸穴2f2にブッシュ1f3、2f3を内設している。また、アダプタ3fは、第2ポンプP2のポンプ室及び第3ポンプP3のポンプ室を閉成するリヤカバー2g及びフロントカバー3f1として機能するとともに、その一部に、第2ユニット2のドライブギヤ軸2bおよびドリブンギヤ軸2d、並びに第3ユニット3のドライブギヤ軸3bおよびドリブンギヤ軸3dを軸承するための軸穴3f2を対応位置に開口させ、当該軸穴3f2にブッシュ2f3、3f3を内設している。
【0023】
そして、ドライブギヤ2c、3cに付帯するドライブギヤ軸2b、3bには、前記ドライブギヤ軸1bの連結端部に設けられていると同様の雌スプライン2b1、3b1がその両端部に形成してあり、またドリブンギヤ軸2d、3dにも、全く同様の形状を有する雌スプライン2d1、3d1がその両端部に形成してある。
【0024】
本体2a(3a)とアダプタ2f(3f)との連結は、本体1aとフロントカバー1fとの連結に準じて行なわれる。
【0025】
リヤカバー4は、第3ユニット3に付帯するドライブギヤ軸3b及びドリブンギヤ軸3dの対応位置に、挿入穴4aを有しており、該挿入穴4aは、ドライブギヤ軸3b及びドリブンギヤ軸3dの長手寸法よりも若干深い深さを有している。前記挿入穴4aの内周には、円筒状のブッシュ3f3、3f3が嵌め込んであり、該ブッシュ3f3、3f3を介して前記ドライブギヤ軸3b及びドリブンギヤ軸3dを回転可能に支持し得るようにしている。
【0026】
そして、上記組立て過程において、前後段のドライブギヤ軸1b−2b間および2b−3b間に、両端部に雄スプライン5a、5aを有する連結部材5を介在させ、その連結部材5の雄スプライン5a、5aを各々対応するドライブギヤ軸1b、2bの雌スプライン1b1、2b1、ドライブギヤ軸2b、3bの雌スプライン2b1、3b1に係合させることによって、ドライブギヤ軸1b、2b同士、ドライブギヤ軸2b、3b同士を一体回転可能に連結している。
【0027】
雄スプライン5aは、前記雌スプライン1b1、2b1、3b1よりも若干短い長さ寸法に設定してある。両端の雄スプライン5a、5aの中間に位置する繋ぎ部5bは、雄スプライン5aと同一の外径を有し、雄スプライン5aの約4分の1程度の長さ寸法がとってある。
【0028】
以下は、この多連液歯車ポンプX1の組み立て手順である。まず、第1ユニット1の雌スプライン1b1に連結部材5の前端部に位置する雄スプライン5aを係合させ、連結部材5の後端部に位置する雄スプライン5aに第2ユニット2の雌スプライン2b1を係合させる。これにより、隣接する第1ユニット1のドライブギヤ軸1bの軸心方向に第2ユニット2が連接される。さらに前記と同様に第2ユニット2の雌スプライ2b1に連結部材5の前端部に位置する雄スプライン5aを係合させ、連結部材5の後端部に位置する雄スプライン5aに第3ユニット3の雌スプライン3b1を係合させる。これにより、隣接する第2ユニット2に第3ユニット3が連接される。さらに、第3ユニット3にリヤカバー4を嵌め込み、第1ユニット1、第2ユニット2及び第3ユニット3に連通させて形成した連結用貫通孔1a等に前記リヤカバー4の外方から連結用ボルト(図示省略)を挿入して、フロントカバー1fに形成したナット孔又はメネジ(図示省略)にて締結することで、ポンプP1、P2、P3がドライブギヤの軸心方向に連設形成されて、多連液圧歯車ポンプX1の組み立てが完了する。
【0029】
以上のように、本実施形態の多連液圧歯車ポンプX1は、ドライブギヤ1c、2c、3cとドリブンギヤ1e、2e、3eとが噛合した歯車対を軸心方向に複数個連設し、順次隣接するドライブギヤ軸1b、2b、3b同士を一体回転するようにしたものである。そして、その連結構造として、相隣接する歯車対に付帯するドライブギヤ軸1b、2b、3bに雌スプライン1b1、2b1、3b1を形成し、これら雌スプライン1b1、2b1、3b1間に、両端部に雄スプライン5aを有する連結部材5を介在させ、この連結部材5の雄スプライン5aを各々対応する雌スプライン1b1、2b1、3b1に係合させることによって、ドライブギヤ軸1b、2b、3bを順次一体回転可能に連結している。また、ポンプ1、2、3のドリブンギヤ軸1d、2d、3dにも、全く同様の雌スプライン1d1、2d1、3d1を形成したものを用いている。
【0030】
このため、第1ポンプP1の歯車対に付帯するドライブギヤ軸1bを除く全てのドライブギヤ軸2b、3b及び全てのドリブンギヤ軸1d、2d、3dに、共通の軸部材を用いることができるようになり、従来に比べて部品の共用化による大幅なコスト削減を有効に図ることが可能となる。また、連結部材5は各ドライブギヤ軸1b、2b、3bの内部に収容されるだけであるため、連結部分が大径化することを防ぎ、多連液圧歯車ポンプ全体の大型化を有効に回避することも可能となる。
【0031】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態に限られるものではない。以下の説明において、特に説明を付していない場合は、上述の実施形態と同一の符号を用いる。
【0032】
図3は、本発明の他の実施形態に係る多連液圧ギヤポンプX10を示している。このポンプX10は、上述した実施形態と同様のドライブギヤ1cを有し、中空のドリブンギヤ軸10eの中央部に雌スプライン10d1を貫通させて形成した第1ユニット10と、ドリブンギヤ軸10eと同一形状のドライブギヤ軸20b、30b及びドリブンギヤ軸20d、30dを具備する第2ユニット20、第3ユニット30とで構成される。そして、これら一体的に構成された第1ユニット10、第2ユニット20及び第3ユニット30を隣接させた状態で、ドライブギヤ軸20b、30bを連通して各雌スプライン1b1、2b1、3b1に係合する長さの雄スプライン50aを有する連結部材50によってこれらドライブギヤ軸1c、20b、30b間を連結し、第1ユニット10のフロントカバー1fとリヤカバー4とで締結する。このように連接された各ユニット10、20、30は、フロントカバー1f、第1ユニット10およびアダプタ2fのリヤカバー1gによって第1ポンプP10を構成し、アダプタ2fのフロントカバー2f1、第2ユニット20およびアダプタ3fのリヤカバー2gによって第2ポンプP20を構成し、アダプタ3fのフロントカバー3f1、第3ユニット30およびリヤカバー4によって第3ポンプP30を構成する。
【0033】
前記多連液圧歯車ポンプX10の組み立ては、一体的に構成された第1ユニット10の連結側のドライブギヤ軸1b及びドリブンギヤ軸10cを第2ユニット20のアダプタ2fに回転可能に支持するように挿入する。さらに第2ユニット20の連結側のドライブギヤ軸20b及びドリブンギヤ軸20eを第3ユニット30のアダプタ3fに同様に挿入する。そして、前記連結部材50を第3ユニット30の本体3a側より挿入し、雌スプライン20b1、30b1及び1b1にて噛合させて係合させる。最後に、上述した実施形態と同様、第1ポンプ10のフロントカバー1fとリヤカバー4との間を締結することにより組み立て作業を完了する。
【0034】
このような多連液圧歯車ポンプX10においても、連結部材50がドライブギヤ軸1b、20b、30bの内部にて噛合することにより各ユニット10、20、30を連接するするため、カップリング等で連結するものに比べ多連液圧歯車ポンプX10全体のコンパクト化が図れる。また、ドライブギヤ軸20b、30b、ドリブンギヤ軸10e、20e、30eとを同一形状として構成しているため、部品の共通化を図ることが可能となり大幅なコストの削減にも繋がる。
【0035】
なお、本実施形態では、3連式の多連液圧歯車ポンプを構成しているが、ポンプの連設数はこれらに限られたものではなく、必要用途に応じて前記ポンプを増減することが可能である。その際にも共通の部品で構成される各ユニットを形成し、これら各ユニットを着脱するだけで簡単に作業を行なうことが可能となる。
【0036】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成であるから、ギヤ軸に使用する軸部材の共通化を有効に図ることができ、ポンプ全体の大型化も回避できるようにした多連液圧歯車ポンプを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る多連液圧歯車ポンプの概略縦断面図。
【図2】図1におけるA−A矢視図。
【図3】本発明の変形例に係る多連歯車液圧ポンプの概略図。
【図4】従来の多連液圧歯車ポンプの概略図。
【符号の説明】
1、10…第1ポンプ
1b、2b、20b、3b、30b・・・ドライブギヤ軸
1b1、2b1、20b1、3b1、30b1・・・雌スプライン
1c、2c、3c・・・ドライブギヤ
1d、10d、2d、20d、3d、30d・・・ドリブンギヤ軸
1e、10e、2e、20e、3e30e・・・ドリブンギヤ
2、20・・・第2ポンプ
5、50・・・連結部材
5a、50a・・・雄スプライン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a multiple hydraulic gear pump widely used in various industrial machines, hydraulic devices, and the like.
[0002]
[Prior art]
In a multi-hydraulic gear pump, a pair of drive gears and driven gears that mesh with each other are connected in the axial direction, and the drive gear shafts attached to adjacent gear pairs are connected so as to be integrally rotatable. Consists of.
[0003]
FIG. 4 illustrates a dual hydraulic gear pump P. In this device, a second pump B is connected to a first pump A connected to external power so as to be integrally rotatable.
[0004]
The first pump A and the second pump B are constructed by assembling the first unit A0, the second unit B0, and the rear cover A7. The first unit A0 includes a main body A1 and a front cover A2, and a gear pair in which a drive gear A4 and a driven gear A6 are engaged is fitted into the main body A1. The second unit B0 includes a main body B1 and a front cover B7, and a gear pair in which a drive gear B4 and a driven gear B6 are engaged is fitted in the main body B1. The front cover B7 is actually formed on a part of the adapter B2, and the other part of the adapter B2 forms the rear cover A7 of the first pump A. The rear cover C is disposed alone at the rear end of the second unit. And between the rear cover C and the front cover A2 of the first unit A0, the front cover A2, the main body A1, and the rear cover are fastened with bolts (not shown) so as to sandwich the main body A1, the adapter B2, and the main body B1. The first pump A made of A7 and the second pump B made of the front cover B7, the main body B1 and the rear cover C are made operable.
[0005]
Then, between adjacent drive gear shafts A3 and B3, a male spline B31 formed at the front end portion of the second stage side drive gear shaft B3 is connected to a female spline A31 formed at the rear end portion of the first stage side drive gear shaft A3. The drive gear shafts A3 and B3 are connected to each other at the adapter internal B2 by inserting and engaging the shaft.
[0006]
Moreover, what is described in patent document 1 can be mentioned as a multiple gear pump which employ | adopted another connection structure. In this, a male spline formed by extending the rear end portion of the drive gear shaft of the first unit and a male spline formed by extending the front end portion of the drive gear shaft of the second unit are formed into a hollow cylindrical shape. None of the drive gear shafts are engaged with each other by one half of the coupling having a female spline on the inner periphery, so that the two drive gear shafts can be integrally rotated within the coupling.
[0007]
[Patent Document 1]
JP 2002-161870 A
[Problems to be solved by the invention]
For example, taking the former as an example, the driven gear shaft A5 of the first unit A0 and the drive gear shaft B3 and the driven gear shaft B5 of the second unit B0 are shaft members having the same shape from the viewpoint of the number of parts. It goes without saying that it is desirable for this type of pump to be constructed. However, as described above, since the male spline B31 for connection must be formed on the drive gear shaft B3 of the second unit B0, at least the drive gear shaft B3 has the driven gear shaft A5 of the first unit A0. In addition, a shaft member similar to the driven gear shaft B5 of the second unit B0 cannot be used. For this reason, it becomes a hindrance in aiming at the cost reduction by sharing a shaft member.
[0009]
The latter also has a similar situation in which a male spline is formed on the drive gear shaft of the first unit and the drive gear shaft of the second unit, and a shaft member common to the driven gear shaft cannot be used for these. Moreover, since the drive gear shafts are connected to each other by fitting the couplings to the drive gear shafts, a space for accommodating the coupling is required inside the adapter. There is a drawback that leads to an increase in size and cost.
[0010]
In view of such problems, the present invention provides a multiple hydraulic gear pump that can effectively share a shaft member used for a gear shaft and avoid an increase in the size of the entire pump. The purpose is to do.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, a multiple hydraulic pump according to the present invention includes a pair of drive gears and a pair of drive gears engaged with each other in the axial direction, and drive gears attached to adjacent gear pairs. When connecting the shafts so as to be integrally rotatable, a female spline is formed at least at the rear end of the drive gear shaft attached to the front gear pair, and a female spline is provided at the front and rear ends of the drive gear shaft attached to the rear gear pair. And by interposing a connecting member having male splines at both ends between the front and rear drive gear shafts, and engaging the male splines of the connecting members with the female splines of the corresponding drive gear shafts, The drive gear shafts are connected so as to be integrally rotatable.
[0012]
Such a configuration is particularly effective when the drive gear shafts of gear pumps having the same tooth profile are connected so as to be integrally rotatable.
[0013]
Except for the relationship between the first-stage gear pair and the second-stage gear pair, if attention is paid to the relationship between the gear pairs adjacent to the front and rear in the rear of the pair, not only the drive gear shaft on the rear stage side but also the drive gear on the front stage side. A female spline is also formed at the front and rear ends of the shaft.
[0014]
If the multiple hydraulic gear pump is configured in this way and shaft members having female splines at both ends are adopted for the driven gears of the front and rear gear pairs, all drive gears except the drive gear shaft of the first stage gear pair are used. A common shaft member can be used for the shaft and all the driven gear shafts. For this reason, it becomes possible to achieve a significant cost reduction by sharing parts. Further, since the connecting member is accommodated in the front and rear drive gear shafts, it is possible to effectively avoid the enlargement of the entire multiple hydraulic gear pump.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0016]
1 and 2 are schematic views of a multiple hydraulic gear pump X1 according to the present invention, showing a triple type. The multiple hydraulic gear pump X1 includes a first pump P1 connected to external power or an external load, and a second pump connected to the first pump P1 via a
[0017]
The first unit 1 includes a
[0018]
The
[0019]
Then, the
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The adapter 2f functions as a rear cover 1g and a front cover 2f1 that close the pump chamber of the first pump P1 and the pump chamber of the second pump P2, and also includes a
[0023]
The
[0024]
The connection between the
[0025]
The rear cover 4 has an
[0026]
In the assembly process, between the front and rear
[0027]
The
[0028]
The following is a procedure for assembling the multiple liquid gear pump X1. First, the
[0029]
As described above, the multiple fluid pressure gear pump X1 of the present embodiment has a plurality of gear pairs in which the drive gears 1c, 2c, 3c and the driven
[0030]
Therefore, a common shaft member can be used for all the
[0031]
The specific configuration of each unit is not limited to the above-described embodiment. In the following description, the same reference numerals as those in the above embodiment are used unless otherwise specified.
[0032]
FIG. 3 shows a multiple hydraulic gear pump X10 according to another embodiment of the present invention. This pump X10 has the same drive gear 1c as in the above-described embodiment, and has the same shape as the driven gear shaft 10e, the
[0033]
The multiple hydraulic gear pump X10 is assembled such that the
[0034]
Also in such a multiple hydraulic gear pump X10, the
[0035]
In this embodiment, a triple-type multi-hydraulic hydraulic gear pump is configured. However, the number of continuous pumps is not limited to these, and the number of pumps may be increased or decreased according to the required application. Is possible. Even in this case, it is possible to easily perform the operation by forming each unit composed of common parts and attaching and detaching these units.
[0036]
In addition, the specific configuration of each part is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0037]
【The invention's effect】
Since the present invention has the above-described configuration, it is possible to effectively use a shaft member used for a gear shaft, and to provide a multiple hydraulic gear pump that can avoid an increase in the size of the entire pump. It becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic longitudinal sectional view of a multiple hydraulic gear pump according to an embodiment of the present invention.
2 is an AA arrow view in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a schematic view of a multiple gear hydraulic pump according to a modification of the present invention.
FIG. 4 is a schematic view of a conventional multiple hydraulic gear pump.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前段側歯車対に付帯するドライブギヤ軸の少なくとも後端部に雌スプラインを形成し、後段側歯車対に付帯するドライブギヤ軸の前後端部に雌スプラインを形成するとともに、これら前後段のドライブギヤ軸間に両端部に雄スプラインを有する連結部材を介在させ、その連結部材の雄スプラインを各々対応するドライブギヤ軸の雌スプラインに係合させることによって、ドライブギヤ軸同士を一体回転可能に連結してなることを特徴とする多連液圧歯車ポンプ。A gear pair consisting of a pair of drive gears and driven gears meshing with each other is connected in the axial direction, and drive gear shafts attached to adjacent gear pairs are connected so as to be integrally rotatable,
A female spline is formed at least at the rear end of the drive gear shaft attached to the front gear pair, and a female spline is formed at the front and rear ends of the drive gear shaft attached to the rear gear pair. The drive gear shafts are connected so that they can rotate together by interposing a connecting member having male splines at both ends between the shafts and engaging the male splines of the connecting members with the female splines of the corresponding drive gear shafts. A multi-hydraulic gear pump characterized by comprising
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