JP2005022229A - Pressure damper and method for manufacturing the same, and ink jet recorder - Google Patents

Pressure damper and method for manufacturing the same, and ink jet recorder Download PDF

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JP2005022229A
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JP
Japan
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ink
pressure buffer
ink jet
jet recording
pressure
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Application number
JP2003190037A
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Japanese (ja)
Inventor
Kazuyoshi Tominaga
和由 冨永
Toshiaki Watanabe
俊顕 渡邉
Shigeji Nishimura
茂治 西村
Katsuhisa Sakuma
勝久 佐久間
Zen Kubota
禅 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SII Printek Inc
Original Assignee
SII Printek Inc
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a pressure damper which can applied to several types of ink and can be mounted on an ink jet recorder either of a suction-filling type or of a pressure-filling type. <P>SOLUTION: A flexible membrane and a main body of the pressure damper is composed of a PBT resin. The flexible membrane is made of one layer, and a reinforcing plate which reinforces the flexible membrane is attached by a securing means. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、プリンタ、ファックスなどに適用され、ノズル開口から被記録媒体にインク滴を噴射して該記録媒体に印刷を行うインクジェット式記録ヘッドへのインク供給圧力変動を緩和する圧力緩衝器及びその製造方法、並びに該圧力緩衝器を具備するインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、インクを吐出する複数のノズルを有するインクジェット式記録ヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記録するインクジェット式記録装置が知られている。該インクジェット記録装置はインクを吐出するヘッドを有しており、ヘッド内の振動子(圧電素子)が振動することでインク滴を吐出することができる。しかし、インク滴は微小であり、しかも僅かな振動やヘッドへのインク供給圧力の大きな変動が生じた場合には吐出不良となることが多く、そのためにヘッドへのインク供給圧力を、極力、緩和するように圧力緩衝用の圧力緩衝器が設けられることが多く、例えば大判のポスター印刷に用いられるような大型のインクジェット式記録装置においては必須のものである。
【0003】
このような圧力緩衝器は圧力緩衝器本体に形成された凹部を可撓膜で塞ぐことによりチャンバを形成し、インクジェット式ヘッドにインクが流入する手前にそのチャンバを設けてその中にインクを貯留し、例えば印刷時のヘッド走査にともなってインク供給圧力の変動が加わったとき、この可撓膜が可変してインク供給圧力を緩和する構造となっている。
【0004】
なお、従来のチャンバを形成する可撓膜は2層タイプが主流であり、しかも圧力緩衝器本体はポリエチレン系樹脂により形成され、また可撓膜は内面が本体と同質のポリエチレン系フィルムにより形成されている。これは圧力緩衝器本体と可撓膜を同材質として熱溶着しやすくするためであるが、ポリエチレン1層ではガスバリア性がないため、このポリエチレン層の表面に更にナイロン層を設けた2層構成としている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
ところで、前記インクジェット式記録ヘッドにインクを充填するには前記ヘッドのノズル側から負圧により吸引しインクを充填する吸引充填方法と、インクタンク側から圧送ポンプで強制的に前記ヘッドにインクを送り込む加圧充填方法がある。この加圧充填方法の場合は前記ダンパの可撓膜が加圧時の圧力で破裂することもあった。
【0006】
また、前記ヘッドに使用するインクは主に、水性インク、油性インク、ソルベントインク、紫外線硬化インクなどがあるが、それぞれのインクは使用する材料によって耐性が異なる場合が多く、たとえば油性インクに対し使用できるプラスチック材料や、パッキンなどのゴム類は限定される。また、インクの蒸発や外気からの気体の侵入を防止するためのバリヤ性についての考慮も必要である。
【0007】
従って、圧力緩衝器も使用するインクごとに材料をインクに合わせ、耐性があるか事前に調査し、評価し材料を選定する必要があり、各種のインクに耐性があるプラスチック材料で可撓膜タイプに適するものは数少なく、材料が限定される。
【0008】
【特許文献1】
特開平2−150360号公報 (第2頁−第4頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、従来の圧力緩衝器では2層構成の可撓膜を一般に使用しているが、特殊な可撓膜構造となるためコストアップや製造工程が複雑となる等の問題がある。さらに、従来の圧力緩衝器は、フィルム状の可撓膜により構成されているためインクをヘッドに充填する際には過大な圧力を加えることは困難である。そのためにインクをヘッドに充填する場合は、圧力緩衝器自体の耐久性能上の制約から、主にインクジェットヘッドのノズル側から負圧を発生させインクを吸いだす吸引充填方法によるインク充填とならざるを得ない。
【0010】
ところが一般にこのような吸引充填方法によるインク充填においては廃棄せざるを得ないような無駄なインクが生じ易く、インク充填時、効率的な充填が困難である。一方、インクタンク側からの加圧充填によるインク供給は、吸引充填方法によるインク充填よりもインクの供給効率は良いが、加圧充填時の圧力で可撓膜が破裂するなどの問題を有している。
【0011】
また、使用するインクの種類(組成)によっては圧力緩衝器本体の膨潤、変形、クッラクなどといった影響を受け、圧力緩衝器としての性能を著しく劣化させるため、使用するインクの種類(組成)に応じて、その都度、圧力緩衝器の構成材料を選定しなければならず、例えば、現在主流となるインクとしては水性インク、油性インク、溶剤系インク、紫外線硬化インクなどが上市されているが、このようなインクごとに圧力緩衝器の構成材料を選定することは製造上も、また部品管理上も煩雑となっている。従って、各種のインクに対し、共通して使用できる材料を使用した圧力緩衝器の提供がユーザニ−ズとして望まれている。
【0012】
本発明はこのような事情に鑑み、インクの種類に拘らず共通して使用可能であり、しかも吸引充填方式のインクジェット式記録装置と加圧充填方式のインクジェット式記録装置に拘らず共通して搭載可能な圧力緩衝器であって、更には特に加圧充填のみで前記チャンバ内から気泡を完全に除去可能な構造を有する圧力緩衝器を提案して、これにより液滴噴射式記録装置の大型化とコスト増を抑制することを課題とする。また、加えて前記抑え板に、前記圧力緩衝器の外部から前記チャンバ内に光が侵入することを防止するとともに、チャンバ内の圧力変動時可撓膜の動きを制限しないように空気導入、排出用の溝を配設し、前記紫外線硬化型インクの硬化を防ぐことを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、インクジェット式記録装置のインク容器とインクジェット式記録ヘッドを接続するインク供給路の、該インクジェット式記録ヘッドの近傍または該インクジェット式記録ヘッドの内部に設置され、インクジェット式記録ヘッドへのインク供給圧力を緩和するための圧力緩衝器であって、以下のようなそれぞれの構成を巧みに組み合わせて構成した圧力緩衝器を提供することにより上記課題を解決するものである。
(1)構成した該圧力緩衝器の主要機能を果たすチャンバについては該圧力緩衝器本体に形成した凹部を1層の可撓膜により密閉して構成し、この可撓膜は水性インク、油性インク、溶剤系インク、及び紫外線硬化インクのいずれにも耐久性を有し、しかもガスバリア性を有する材質からなるものを採用して構成している。
(2)また、前記圧力緩衝器本体も可撓膜と同じ材質のものを採用して構成している。
(3)また、更には物理的固定手段により前記可撓膜を覆うように補強板をさらに設けている。
(4)しかも、この補強板は、紫外線を遮断可能とするように構成している。
【0014】
以上のような構成とすることにより、可撓膜と圧力緩衝器本体とが同じ材質で構成されているために、可撓膜を圧力緩衝器本体に熱溶着、超音波溶着、あるいは他の方法ではりつけることが容易になる。
【0015】
また、水性インク、油性インク、溶剤系インク、紫外線硬化タイプインクなどさまざまなインクに共通に使用できる圧力緩衝器を提供することが可能となる。
【0016】
また、可撓膜を押さえる補強板を取り付けることにより、インクを加圧充填する場合、可撓膜が加圧充填時の圧力により圧力緩衝器内部の圧力が上昇し、可撓膜を溶着した圧力緩衝器本体との境界部または可撓膜そのものが破裂する恐れもなくなる。
【0017】
通常、加圧充填は50kpa程度の圧力を繰り返し加えるので、繰り返し加重により補強板が外れたりしないように強固に固定する固定手段を設けることにより、加圧充填が可能になり、ノズル列から負圧によりインクを吸引充填する充填装置を省くことができ、前記液滴噴射式記録装置の大型化とコスト増を抑制することが可能となる。
【0018】
さらに、圧力緩衝器本体や、補強板に遮光性(紫外線遮光)を持たせるように着色することで紫外線インクなどにも使用可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の圧力緩衝器を使用したインクジェット式記録装置の形態を示す。ヘッド100にインクを吸い出すためのキャップ101を密着しチューブ102に接続したポンプ103を動作し、負圧を発生しインクタンク104に貯留したインクをチューブ105を通してヘッド100に充填する。チューブ105とヘッド100間に接続されている圧力緩衝器106はインクチューブ105の振動や、シャトルタイプのインクジェット式記録装置の場合に発生するチューブ内の圧力変動を緩和する目的で装着されている。
【0021】
本発明の圧力緩衝器の基本動作について図2で説明する。チューブ105を通じて圧力緩衝器106に入る。圧力緩衝器106は可撓膜13でチャンバ109が形成されている。インク110はチャンバ109に貯留し、ある程度溜まると出口側のチューブ111から流出しヘッドに流れ込む。インク圧力が変動すると可撓膜13が図の状態では上下方向に稼動しインクの圧力変動を緩和することができる。
【0022】
図1に示すインク供給方法ではキャップ101で負圧を発生させインクを吸引する方法であるが、このような吸引方式ではキャップやポンプなどの装置構成が複雑になる。キャップ101の材質やヘッドとキャップの接触具合によってはリークしたりして吸引できないこともあるため、他の充填方法として図3に示すような加圧充填方法がある。これはヘッド110にインクを供給するときポンプ103を駆動しヘッド110に強制的に充填する方法で、ヘッドへのインク充填効率が良い。しかしこのとき圧力緩衝器106には吸引方式と異なり大きな圧力が加わるので、従来の吸引方式の圧力緩衝器では可撓膜が破裂してしまうこともあった。これに対し、本発明の圧力緩衝器は、加圧充填方式にも、また吸引方式にも適用可能である。
【0023】
図4に示すように本実施例では熱溶着を例に説明する。可撓膜13は1層タイプとし、圧力緩衝器本体10と同材質である。両者を同材質とする目的は異種材料同士では互いの融点が異なるため他方が溶融しても、相手側が溶融しないので固着できないためである。圧力緩衝器本体10を溶着治具20にセットする。さらに可撓膜13を圧力緩衝器本体10上にセットする。この状態で圧着治具のヒータ14で圧着するとヒータ14は可撓膜13の融点以上の温度に加熱しているので可撓膜13が溶け、ヒータ14に付着してしまう。
【0024】
そこで可撓膜13上に熱伝導性シート15やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)シート16などをセットし可撓膜13が溶融してもヒータ14に付着しないようにすることが望ましい。本実施例では図示しないが凹部を形成する圧力緩衝器本体外周平面12には、圧力緩衝器本体10の凹部を形成する平面上に0.1mm〜1mm程度の断面形状が三角形状、半円形あるいは台形状の突起を凹部を囲むように全集に形成し、可撓膜と超音波溶着などで張り合わせることも可能である。
【0025】
また本発明では、圧力緩衝器の内部に加圧によってインクを送り込む加圧充填方式にも対応するため可撓膜13が破裂しないように補強板17を可撓膜13が均一に抑えられるように取り付けられている。補強板17は金属またはプラスチックなどの剛体で形成し、ダンパ本体10と強固に結合するための固定手段を有している。
【0026】
この固定する方法として、本発明では図5に示すような螺子18とナット19で固定する方法や、図6に示すように補強板に固定用のボス20を射出成型で形成しておき、圧力緩衝器本体10の貫通穴に通し、プッシュナット21などで固定する方法がある。また、補強板は紫外線などの光を遮光する材料か、着色遮光するような処理が施されている。
【0027】
また、圧力緩衝器本体の材料をPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂とした。PBT樹脂は成型材料としても、可撓膜としても市販されており入手性が良い。さらにPBT樹脂は1層でもガスバリア姓に優れており、従来のように2層にしてガスバリア姓を確保する必要も無い。さらに熱溶融点が240℃前後であり熱溶着性も良い。PBT樹脂は水性インク、油性インク、溶剤系インク、紫外線硬化タイプインクに耐性があり、従来のようにインクごとに使用材料を分ける必要が無い。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、従来の2層式の可撓膜を1層にすることが可能となる。また補強板を取り付けることで加圧充填も可能となった。さらにPBT樹脂を使用することで水性インク、油性インク、溶剤系インク、紫外線硬化タイプインクなど1種類のダンパで対応できるようにすることができ、生産コスト、製造管理上のメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧力緩衝器を使用したインクジェット式記録装置の主要構成図。
【図2】本発明に係る圧力緩衝器の基本動作を説明するための模式図。
【図3】本発明に係る圧力緩衝器を使用した他のインクジェット式記録装置の主要構成図。
【図4】本発明の圧力緩衝器を熱溶着方法により製造する工程を説明する模式図。
【図5】本発明の補強板の取り付け構造図。
【図6】本発明の補強板の他の取り付け構造図。
【符号の説明】
10 圧力緩衝器本体
11 弾性部材
12 圧力緩衝器本体平面部
13 可撓膜
14 ヒータ
15 熱伝導シート
16 PTFEシート
17 補強板
18 螺子
19 ナット
20 ボス
21 プッシュナット
100 ヘッド
101 キャップ
102、105 チューブ
103 ポンプ
104 インクタンク
106 圧力緩衝器
109 チャンバ
110 インク
111 チューブ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is applied to, for example, a printer, a fax machine, and the like, and a pressure buffer that relaxes fluctuations in ink supply pressure to an ink jet recording head that ejects ink droplets from a nozzle opening onto a recording medium and performs printing on the recording medium. The present invention also relates to a manufacturing method thereof, and an ink jet recording apparatus including the pressure buffer.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, an ink jet recording apparatus that records characters and images on a recording medium using an ink jet recording head having a plurality of nozzles that eject ink is known. The ink jet recording apparatus has a head for ejecting ink, and ink droplets can be ejected by vibrating a vibrator (piezoelectric element) in the head. However, the ink droplets are very small, and if there are slight vibrations or large fluctuations in the ink supply pressure to the head, there are many cases of ejection failure, and therefore the ink supply pressure to the head is reduced as much as possible. Thus, in many cases, a pressure buffer for pressure buffering is provided, which is indispensable in a large-sized ink jet recording apparatus used for, for example, a large poster printing.
[0003]
Such a pressure buffer forms a chamber by closing a recess formed in the main body of the pressure buffer with a flexible film, and provides the chamber before ink flows into the ink jet head to store the ink therein. For example, when the ink supply pressure fluctuates as the head scans during printing, the flexible film changes to reduce the ink supply pressure.
[0004]
In addition, the flexible film forming the conventional chamber is mainly a two-layer type, and the pressure buffer body is formed of a polyethylene resin, and the flexible film is formed of a polyethylene film whose inner surface is the same as the body. ing. This is because the pressure shock absorber body and the flexible membrane are made of the same material to facilitate heat welding. However, since the polyethylene 1 layer does not have gas barrier properties, it has a two-layer structure in which a nylon layer is further provided on the surface of the polyethylene layer. (For example, refer to Patent Document 1).
[0005]
By the way, in order to fill the ink jet recording head with ink, a suction filling method in which the ink is sucked from the nozzle side of the head with negative pressure to fill the ink, and the ink is forcibly sent from the ink tank side to the head by a pressure feed pump. There is a pressure filling method. In the case of this pressure filling method, the flexible film of the damper may be ruptured by the pressure at the time of pressurization.
[0006]
The ink used for the head mainly includes water-based ink, oil-based ink, solvent ink, and UV curable ink, but each ink often has different resistance depending on the material used. For example, it is used for oil-based ink. Available plastic materials and rubbers such as packing are limited. It is also necessary to consider barrier properties for preventing ink evaporation and gas intrusion from outside air.
[0007]
Therefore, it is necessary to match the material with the ink for each ink to be used for the pressure buffer, and investigate in advance whether it is resistant, evaluate the material, and select the material. There are few things that are suitable for, and the materials are limited.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-2-150360 (Page 2-4)
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, a conventional pressure buffer generally uses a flexible film having a two-layer structure. However, since the structure is a special flexible film, there are problems such as an increase in cost and a complicated manufacturing process. Furthermore, since the conventional pressure buffer is composed of a film-like flexible film, it is difficult to apply an excessive pressure when filling the head with ink. For this reason, when filling the head with ink, due to restrictions on the durability performance of the pressure buffer itself, it is necessary to fill the ink mainly by the suction filling method in which negative pressure is generated from the nozzle side of the inkjet head and the ink is sucked out. I don't get it.
[0010]
However, in general, wasteful ink that must be discarded is easily generated in ink filling by such a suction filling method, and efficient filling is difficult at the time of ink filling. On the other hand, ink supply by pressure filling from the ink tank side has better ink supply efficiency than ink filling by the suction filling method, but has the problem that the flexible film is ruptured by the pressure at the time of pressure filling. ing.
[0011]
In addition, depending on the type (composition) of the ink used, the pressure buffer body is affected by swelling, deformation, cracking, etc., and the performance as a pressure buffer is significantly degraded. In each case, the constituent material of the pressure buffer must be selected. For example, water-based inks, oil-based inks, solvent-based inks, UV-curable inks, etc. are currently marketed as mainstream inks. Selecting the constituent material of the pressure buffer for each ink is troublesome in terms of manufacturing and parts management. Accordingly, it is desired as a user need to provide a pressure buffer using a material that can be commonly used for various inks.
[0012]
In view of such circumstances, the present invention can be used in common regardless of the type of ink, and is mounted in common regardless of the suction filling type ink jet recording apparatus and the pressure filling type ink jet recording apparatus. Proposed pressure buffer, and more particularly, a pressure buffer having a structure capable of completely removing bubbles from the chamber only by pressure filling, thereby increasing the size of the droplet jet recording apparatus. It is an issue to suppress the increase in cost. In addition, air is prevented from entering the chamber from the outside of the pressure buffer to the holding plate, and air is introduced and discharged so as not to restrict the movement of the flexible membrane when the pressure in the chamber fluctuates. It is an object to provide a groove for preventing the curing of the ultraviolet curable ink.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides an ink supply path for connecting an ink container of an ink jet recording apparatus and an ink jet recording head, in the vicinity of the ink jet recording head or inside the ink jet recording head, and for supplying ink to the ink jet recording head. The above-described problem is solved by providing a pressure buffer for reducing the supply pressure, which is configured by skillfully combining the following configurations.
(1) About the chamber which fulfill | performs the main function of this comprised pressure buffer, the recessed part formed in this pressure buffer main body is sealed with 1 layer of flexible films, and this flexible film is water-based ink, oil-based ink. The solvent-based ink and the ultraviolet curable ink are both made of a material having durability and a gas barrier property.
(2) Further, the pressure buffer body is also made of the same material as the flexible membrane.
(3) Further, a reinforcing plate is further provided so as to cover the flexible film by a physical fixing means.
(4) Moreover, the reinforcing plate is configured to be able to block ultraviolet rays.
[0014]
With the above configuration, since the flexible membrane and the pressure buffer body are made of the same material, the flexible membrane is thermally welded to the pressure buffer body, ultrasonic welding, or other methods. It becomes easy to stick.
[0015]
In addition, it is possible to provide a pressure buffer that can be used in common for various inks such as water-based ink, oil-based ink, solvent-based ink, and ultraviolet curable ink.
[0016]
In addition, when ink is pressurized and filled by attaching a reinforcing plate that holds the flexible membrane, the pressure inside the pressure buffer increases due to the pressure when the flexible membrane is pressurized and filled, and the pressure at which the flexible membrane is welded There is no risk of the boundary between the shock absorber body or the flexible membrane itself rupturing.
[0017]
Normally, pressure filling is repeatedly applied with a pressure of about 50 kpa. Therefore, by providing a fixing means for firmly fixing the reinforcing plate so that it does not come off due to repeated loading, pressure filling becomes possible, and negative pressure is generated from the nozzle row. Thus, a filling device for sucking and filling ink can be omitted, and an increase in the size and cost of the droplet jet recording apparatus can be suppressed.
[0018]
Furthermore, the pressure buffer body and the reinforcing plate can be used for ultraviolet ink by coloring the reinforcing plate so as to have a light shielding property (ultraviolet light shielding).
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments of the present invention.
[0020]
FIG. 1 shows an embodiment of an ink jet recording apparatus using the pressure buffer of the present invention. The pump 103 connected to the tube 102 is in close contact with the cap 101 for sucking out the ink to the head 100, and the head 100 is filled with ink stored in the ink tank 104 by generating negative pressure through the tube 105. A pressure buffer 106 connected between the tube 105 and the head 100 is mounted for the purpose of alleviating vibration of the ink tube 105 and pressure fluctuation in the tube that occurs in the case of a shuttle type ink jet recording apparatus.
[0021]
The basic operation of the pressure shock absorber according to the present invention will be described with reference to FIG. The pressure buffer 106 is entered through the tube 105. The pressure buffer 106 has a chamber 109 formed of a flexible film 13. The ink 110 is stored in the chamber 109, and when it accumulates to some extent, it flows out of the tube 111 on the outlet side and flows into the head. When the ink pressure fluctuates, the flexible film 13 operates in the vertical direction in the state shown in the figure, and the ink pressure fluctuation can be reduced.
[0022]
The ink supply method shown in FIG. 1 is a method in which a negative pressure is generated by the cap 101 to suck ink, but such a suction method complicates the device configuration such as a cap and a pump. Depending on the material of the cap 101 and the contact condition between the head and the cap, there is a case where the liquid cannot leak and cannot be sucked. Therefore, as another filling method, there is a pressure filling method as shown in FIG. This is a method in which when the ink is supplied to the head 110, the pump 103 is driven to forcibly fill the head 110, and the ink filling efficiency to the head is good. However, since a large pressure is applied to the pressure buffer 106 at this time, unlike the suction method, the flexible membrane sometimes ruptures in the pressure buffer of the conventional suction method. On the other hand, the pressure buffer of the present invention can be applied to a pressure filling method and a suction method.
[0023]
As shown in FIG. 4, this embodiment will be described by taking heat welding as an example. The flexible membrane 13 is a single layer type and is made of the same material as the pressure buffer body 10. The purpose of making both the same material is that different materials have different melting points, so that even if the other is melted, the other side does not melt and cannot be fixed. The pressure shock absorber body 10 is set on the welding jig 20. Further, the flexible membrane 13 is set on the pressure buffer body 10. In this state, when the crimping is performed by the heater 14 of the crimping jig, the heater 14 is heated to a temperature equal to or higher than the melting point of the flexible film 13, so that the flexible film 13 melts and adheres to the heater 14.
[0024]
Therefore, it is desirable to set a heat conductive sheet 15 or a PTFE (polytetrafluoroethylene) sheet 16 on the flexible film 13 so that it does not adhere to the heater 14 even if the flexible film 13 melts. Although not shown in the present embodiment, the pressure shock absorber main body outer peripheral surface 12 that forms the concave portion has a triangular, semicircular, or semicircular cross-section of about 0.1 mm to 1 mm on the flat surface that forms the concave portion of the pressure shock absorber main body 10 It is also possible to form trapezoidal projections in a whole collection so as to surround the recesses, and to bond them together with a flexible film by ultrasonic welding or the like.
[0025]
Further, in the present invention, since it corresponds to a pressure filling method in which ink is fed into the pressure buffer by pressurization, the reinforcing plate 17 can be uniformly suppressed so that the flexible film 13 does not rupture. It is attached. The reinforcing plate 17 is formed of a rigid body such as metal or plastic, and has a fixing means for firmly connecting to the damper main body 10.
[0026]
As the fixing method, in the present invention, a method of fixing with a screw 18 and a nut 19 as shown in FIG. 5, or a fixing boss 20 is formed on a reinforcing plate by injection molding as shown in FIG. There is a method of passing through the through hole of the shock absorber body 10 and fixing with the push nut 21 or the like. In addition, the reinforcing plate is made of a material that blocks light such as ultraviolet rays or a process that blocks colored light.
[0027]
The material of the pressure buffer body was PBT (polybutylene terephthalate) resin. PBT resin is commercially available both as a molding material and as a flexible membrane, and has good availability. Furthermore, even if one layer of PBT resin is used, the gas barrier surname is excellent, and there is no need to secure the gas barrier surname by using two layers as in the conventional case. Furthermore, the heat melting point is around 240 ° C. and the heat weldability is good. The PBT resin is resistant to water-based inks, oil-based inks, solvent-based inks, and ultraviolet curable inks, and there is no need to use different materials for each ink as in the conventional case.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, the conventional two-layer flexible film can be made into one layer. In addition, pressure filling is possible by attaching a reinforcing plate. Further, by using PBT resin, it is possible to cope with one kind of damper such as water-based ink, oil-based ink, solvent-based ink, ultraviolet curable ink, and there are advantages in production cost and manufacturing management.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a main configuration diagram of an ink jet recording apparatus using a pressure buffer according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram for explaining the basic operation of the pressure shock absorber according to the present invention.
FIG. 3 is a main configuration diagram of another ink jet recording apparatus using the pressure buffer according to the present invention.
FIG. 4 is a schematic diagram illustrating a process for manufacturing the pressure buffer according to the present invention by a heat welding method.
FIG. 5 is a structural view of a reinforcing plate according to the present invention.
FIG. 6 is another attachment structure diagram of the reinforcing plate of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Pressure buffer main body 11 Elastic member 12 Pressure buffer main body plane part 13 Flexible film 14 Heater 15 Heat conduction sheet 16 PTFE sheet 17 Reinforcement board 18 Screw 19 Nut 20 Boss 21 Push nut 100 Head 101 Cap 102, 105 Tube 103 Pump 104 Ink tank 106 Pressure buffer 109 Chamber 110 Ink 111 Tube

Claims (7)

インクジェット式記録装置のインク容器とインクジェット式記録ヘッドを接続するインク供給路の、該インクジェット式記録ヘッドの近傍または該インクジェット式記録ヘッドの内部に設置され、その本体は少なくとも一面に凹部を有し、可撓膜を貼り付けることで該凹部を密閉してチャンバを形成する圧力緩衝器において、
前記可撓膜は、1層のフィルムからなり、水性インク、油性インク、溶剤系インク、または紫外線硬化タイプインクのいずれのインクにも耐久性を有する材質であり、熱溶着または超音波溶着のいずれかにより前記本体に貼り付けるように形成されていることを特徴とする圧力緩衝器。
The ink supply path connecting the ink container of the ink jet recording apparatus and the ink jet recording head is installed in the vicinity of the ink jet recording head or inside the ink jet recording head, and the main body has a recess on at least one surface, In a pressure buffer that forms a chamber by sealing the recess by attaching a flexible film,
The flexible film is made of a single layer film, and is a material that is durable to any of water-based ink, oil-based ink, solvent-based ink, and ultraviolet curable ink, and is either heat-welded or ultrasonic-welded. A pressure buffer characterized by being attached to the main body.
前記本体の材質と前記可撓膜の材質は同じであることを特徴とする請求項1に記載の圧力緩衝器。The pressure buffer according to claim 1, wherein the material of the main body and the material of the flexible film are the same. 前記材質は、PBT樹脂であり、前記可撓膜はPBTフィルムとし、前記本体はPBT成型体とすることを特徴とする請求項2に記載の圧力緩衝器。The pressure buffer according to claim 2, wherein the material is PBT resin, the flexible film is a PBT film, and the main body is a PBT molded body. 更に、前記可撓膜の外側表面を覆うように補強板を設けることを特徴とする請求項3に記載の圧力緩衝器。The pressure buffer according to claim 3, further comprising a reinforcing plate so as to cover an outer surface of the flexible membrane. 前記補強板は、射出成型により形成して該補強板に固定して取り付けたボスを、前記本体と前記可撓膜とを貫通する貫通穴に通してプッシュナットにより固定する固定手段を用いて固定されていることを特徴とする請求項4に記載の圧力緩衝器。The reinforcing plate is fixed using fixing means for fixing a boss formed by injection molding and fixed to the reinforcing plate through a through-hole penetrating the main body and the flexible membrane with a push nut. The pressure buffer according to claim 4, wherein the pressure buffer is provided. 請求項1〜5のいずれかの圧力緩衝器を具備することを特徴とするインクジェット式記録装置。An ink jet recording apparatus comprising the pressure buffer according to claim 1. インクジェット式記録装置のインク容器とインクジェット式記録ヘッドを接続するインク供給路の、該インクジェット式記録ヘッドの近傍または該インクジェット式記録ヘッドの内部に設置され、その本体は少なくとも一面に凹部を有し、可撓膜を貼り付けることで該凹部を熱蒸着により密閉してチャンバを形成する圧力緩衝器の製造方法において、
前記本体と前記可撓膜とを熱蒸着により密閉する際に、前記可撓膜と熱蒸着用のヒータとの間に熱伝導性シートまたはPTFEシートを敷設して前記本体と前記可撓膜とを熱蒸着することを特徴とする圧力緩衝器の製造方法。
The ink supply path connecting the ink container of the ink jet recording apparatus and the ink jet recording head is installed in the vicinity of the ink jet recording head or inside the ink jet recording head, and the main body has a recess on at least one surface, In the manufacturing method of the pressure buffer in which the concave portion is sealed by thermal evaporation to form a chamber by attaching a flexible film,
When sealing the main body and the flexible film by thermal vapor deposition, a thermal conductive sheet or PTFE sheet is laid between the flexible film and the heater for thermal vapor deposition, and the main body and the flexible film are A method of manufacturing a pressure buffer, characterized by thermally depositing.
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